JPH1097700A - 情報提供装置 - Google Patents

情報提供装置

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Publication number
JPH1097700A
JPH1097700A JP8271443A JP27144396A JPH1097700A JP H1097700 A JPH1097700 A JP H1097700A JP 8271443 A JP8271443 A JP 8271443A JP 27144396 A JP27144396 A JP 27144396A JP H1097700 A JPH1097700 A JP H1097700A
Authority
JP
Japan
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vehicle
road
information
virtual
contour
Prior art date
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Pending
Application number
JP8271443A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Fujii
明宏 藤井
Akitoshi Tsukamoto
明利 塚本
Koji Matsumoto
浩司 松本
Naohiro Amamoto
直弘 天本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication of JPH1097700A publication Critical patent/JPH1097700A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両等を運転する運転者が、雨や霧等により
視界が悪いために、前方にある障害物等が目視で確認で
きず、その結果、車両等が発生する警報や起動する自動
操舵が意図することを理解できないので、それらの警報
や自動操舵に沿って、障害物等に対処することができな
くなってしまうという事態を回避する。 【解決手段】 道路輪郭座標算出手段105、他車座標
算出手段106、道路情報座標算出手段107が、視点
位置検出手段100によって検出された視点の位置、自
車位置獲得手段101によって獲得された自車の位置、
他車位置獲得手段102よって獲得された他車の位置、
道路情報送信手段110と道路情報受信手段103から
得られた出来事の位置とその内容、地図情報記憶部10
4から取り出された道路に関する位置の情報等を使っ
て、仮想座標における、道路の輪郭、他車の位置、出来
事の位置を算出する。そして、仮想画像作成手段108
が、それらの位置を元にして、他車、出来事、道路の輪
郭等が描画された仮想画像を生成し、画像表示手段10
9が、その仮想画像を運転者に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の運転者
に、他車、障害物等の道路に関する情報を提供する情報
提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、車両輸送が一段と増加するに伴
い、車両事故も増加する傾向にある。このような事情を
背景として、車両事故の中でも特に発生数が多い衝突事
故を防止するべく、高度道路交通システム(ITS:In
telligent Transport System)として、車両の前面に取
り付けたCCDカメラやレーザセンサ等を使って、車両
の前方にある障害物を捕捉することにより、運転者に注
意の喚起を警報したり、自動操舵で衝突を回避したりす
るという技術が採用されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、雨や霧
等により視界が悪いときには、前方にある障害物が視認
できないために、運転者は、上述の警報や自動操舵が何
を意図しているのかを理解できないという事態が起こっ
てしまう虞れがある。従って、運転者は、それらの警報
や自動操舵に沿って的確に行動することが困難であると
いう問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明に係る情報提供装置では、自車の位
置・進行方向、他車の位置、交通事故や交通渋滞等の出
来事が発生した場所の位置・内容等の情報を獲得し、そ
れら獲得された情報と、予め記憶しておく道路に関する
情報とを使って、自車の運転者が視認できる範囲内で、
自車、他車、出来事が発生した場所、道路の輪郭等の位
置関係や距離等を表す仮想画像を生成し、その仮想画像
を表示するようにしている。このような手段を講じるこ
とにより、仮想画面上で、他車、道路、障害物等を認識
できるので、たとえ、悪天候等により視界が妨げられる
場合であっても、視界不良に起因する車両事故を防止す
ることができることとなる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の情報提供装置について、
実施の形態に沿って説明する。実施の形態としては、具
体例1と具体例2とを挙げる。具体例1の主な特徴点
は、自車の位置、他車の位置、出来事の位置、道路の地
形に関する情報等を用いて、他車、出来事、道路等が描
画された仮想画像を生成することであり、具体例2の主
な特徴点は、さらに、自車の位置並びに他車の位置を、
道路に沿って設置された、車両の位置を検出する手段に
よって検出することである。
【0006】〈具体例1の構成〉まず、具体例1の情報
提供装置について説明する。図1は、具体例1の情報提
供装置の構成を示す図である。この情報提供装置の構成
部のほとんどは、車両に搭載されている。車両に搭載さ
れている構成部は、視点位置検出手段100、自車位置
獲得手段101、他車位置獲得手段102、道路情報受
信手段103、道路輪郭座標算出手段105、他車座標
算出手段106、道路情報座標算出手段107、仮想画
像作成手段108、画像表示手段109であり、一方、
道路に設置されている構成部は、道路情報送信手段11
0である。
【0007】図2は、自車の位置と視点・他車の位置と
の関係を示す図であり、図3は、自車の絶対位置を示す
図であり、図4は、出来事の絶対位置を示す図であり、
図5は、道路の仮想画像を示す図であり、図6は、他
車、出来事、道路の仮想画像を示す図であり、図7は、
画像表示手段の位置を示す図である。以下、これらの図
を用いて、各手段の機能について説明する。視点位置検
出手段100は、図2に示すように、自車の位置(中心
点center)を原点とする3次元座標(s′−t′
−u′)(但し、s′軸、t′軸、u′軸は、それぞれ
車両の横幅方向、進行方向、高さ方向と定義する)にお
ける、運転者の視点eyeの位置(S、T、U)を検出
する。自車位置獲得手段101は、図3に示すように、
3次元絶対座標(x−y−z)(但し、x軸、y軸、z
軸は、それぞれ経度、緯度、高度と定義する)におけ
る、自車の絶対位置(x0、y0、z0)と進行方向と
を獲得する。ここで、進行方向とは、北を0とした水平
方向左回りの角度θhと、水平面を0とした垂直方向上
回りの角度θvとである。これら自車の位置と進行方向
とは、GPS(衛星測位システム)や車内センサ等を使
うことにより獲得される。
【0008】他車位置獲得手段102は、図2に示すよ
うに、前方に位置する車両を捕らえることにより、前述
した3次元座標(s′−t′−u′)における、他車
(n)の位置(s′(n)、t′(n)、u′(n))
(但し、nは負でない任意に整数)を検出する。なお、
この他車の位置は、自車の前方に取り付けられたレーダ
等により獲得される。道路情報受信手段103は、図4
に示すように、事故や渋滞等の出来事に関し、3次元絶
対座標(x−y−z)における、その出来事の位置(m
x、my、mz)と、出来事の内容とを受信する。この
出来事の位置と内容とは、道路沿いに設置されている道
路情報送信手段110から無線通信等を使って送信され
る。
【0009】地図情報記憶部104は、道路の地形に関
する情報(以下、「道路地形情報」という。)road
を、3次元絶対座標(x−y−z)における位置データ
として記憶している。そして、外部からの出力命令に従
って、道路地形情報roadを出力する。道路輪郭座標
算出手段105は、図5に示すように、道路の輪郭に関
し、運転者の視点eyeから見た仮想画像を生成するべ
く、3次元座標(s′−t′−u′)上での運転者の視
点eyeの位置(S、T、U)と、3次元絶対座標上で
の自車centerの絶対位置(x0、y0、z0)
と、道路地形情報roadとを、仮想画像の座標上に展
開する。
【0010】他車座標算出手段106は、道路輪郭座標
算出手段105と同様に、他車の位置に関し、運転車の
視点eyeから見た仮想画像を生成するべく、運転者の
視点eyeの位置(S、T、U)と、自車の絶対位置
(x0、y0、z0)と、他車の位置(s′(n)、
t′(n)、u′(n))とを仮想画像の座標上に展開
する。道路情報座標算出手段107は、道路輪郭座標算
出手段105や他車座標算出手段106と同様にして、
出来事の位置に関し、運転車の視点eyeから見た仮想
画像を生成するべく、運転者の視点eyeの位置(S、
T、U)と、自車の位置(x0、y0、z0)と、出来
事の位置(mx、my、mz)とを仮想画像の座標上に
展開する。
【0011】仮想画像作成手段108は、仮想座標上で
の道路の輪郭の座標と、仮想画像上での他車の位置の座
標と、仮想画像上での出来事の位置の座標とを元にし
て、図6に示すように、道路の輪郭を表す仮想画像、他
車を表す仮想画像、出来事を表す仮想画像とを重ね合わ
せることにより、合成された仮想画像を生成する。画像
表示手段109は、図7に示すように、運転席の近く、
例えば、フロントガラス等に設置されており、その生成
された仮想画像を運転者に対し表示する。
【0012】〈具体例の動作〉次に、具体例1の情報提
供装置の動作について説明する。図8は、具体例1の情
報提供装置の動作を示す動作フローチャートであり、図
9は、座席の位置と視点の位置との関係を示す図であ
り、図10は、位置を変換するための式を示す図であ
り、図11は、道路の各地点の位置を示す図であり、図
12は、運転者が視認できる範囲を示す図であり、図1
3は、仮想画像の大きさを示す図である。以下、これら
の図に沿って、動作を説明する。
【0013】ステップS100: 視点位置検出手段1
00は、運転者の視点eyeの位置(S、T、U)を検
出する。そして、その検出された視点eyeの位置
(S、T、U)を、道路輪郭座標算出手段105、他車
座標算出手段106、道路情報座標算出手段107へ出
力する。
【0014】ここで、図9に示すように、運転者の足下
footの位置(アクセルやブレーキ等がある位置)を
原点とした座標上において、座席の横の位置をsew、
座席の縦の位置をseh、座席の角度をserとする。
すると、この座標上において、運転者の視点eyeの位
置(T0、U0)は、図10の式(1)(2)によって
算出される。そして、この座標上における原点(運転者
の足下foot)が、図2の3次元座標上(s′−t′
−u′)において(SES、SET、SEU)に位置付
けられるとすると、運転者の視点eyeの位置(S、
T、U)は、式(3)を用いて算出される。なお、運転
者の座席を基準とせずに、運転席の上部に設置したカメ
ラを使って運転者の頭や眼を検出することにより、視点
eyeの位置(S、T、U)を決定することもできる。
【0015】ステップS110: 自車位置獲得手段1
01は、自車の絶対位置(x0、y0、z0)を獲得す
る。そして、その獲得した自車の絶対位置(x0、y
0、z0)を、道路輪郭座標算出手段105、他車座標
算出手段106、道路情報座標算出手段107へ出力す
る。同様にして、他車位置獲得手段102は、他車の位
置(s′(n)、t′(n)、u′(n))を獲得す
る。そして、その獲得した他車の位置(s′(n)、
t′(n)、u′(n))を、他車座標算出手段106
へ出力する。
【0016】ステップS120: 道路情報送信手段1
10は、出来事の位置(mx、my、mz)と出来事の
内容とを収集する。そして、その収集した出来事の位置
(mx、my、mz)とその内容とを道路情報受信手段
103を介して道路情報座標算出手段107へ出力す
る。
【0017】ステップS130: 道路輪郭座標算出手
段105は、自車の絶対位置(x0、y0、z0)、即
ち、現在走行している地点を基準として、仮想画像を作
成するのに必要な道路地形情報を、地図情報記憶部10
4から取り出す。そして、取り出された道路地形情報、
より具体的には、道路の各地点の絶対位置を仮想座標上
に展開する。
【0018】ここで、図11に示すように、道路上の各
地点を、自車に近い地点から0地点、1地点、……n地
点とし、さらに、各地点での道路の両端の絶対位置をそ
れぞれ、a(0、0)とa(1、0)、a(0、1)と
a(1、1)、a(0、2)とa(1、2)……、a
(0、n)とa(1、n)と表すことにする。すると、
例えば、道路上のある地点a(1〜n)のある端(0ま
たは1)(以下、「例示端A」という。)の絶対位置
(x、y、z)を仮想座標上に展開することは、以下の
手順に従って、その絶対位置(x、y、z)を、運転者
の視点eyeの位置(S、T、U)から見た仮想座標
(p−q)上の位置(p、q)に変換することにより実
現される。
【0019】ステップS130a: 式(4)を使っ
て、自車の絶対位置(x0、y0、z0)を基準とした
座標における、運転者の視点eyeの位置(S、T、
U)を、絶対座標(x−y−z)上の位置(x1、y
1、z1)に変換する。 ステップS130b: 背景の画像を作成する範囲を定
める。この範囲は、図12に示すように、運転者の視点
eyeの位置を原点とした3次元極座標(s−t−u)
(但し、s軸、t軸、u軸は、それぞれ、進行方向θh
に垂直な軸、進行方向の軸、地面の傾斜θvに垂直な
軸)における、最小奥行きDmin、最大奥行きDma
x、最大水平方向角+/−Φh、最大垂直方向角+/−
Φvとする。さらに、仮想画像の大きさも定める。図1
3に示すように、この仮想画像の大きさは、仮想座標
(p−q)において、横方向の長さ2×W、縦方向の長
さ2×Hとする。
【0020】次に、以上の定数及び変数を用いて、例示
端Aの絶対位置(x、y、z)を仮想座標(p−q)に
展開する。 ステップS130c: 式(5)を使って、例示端Aの
絶対位置(x、y、z)と運転者の視点eyeの絶対位
置(x1、y1、z1)との距離dを求める。そして、
距離dが、式(6)を満足する場合には、運転者の視点
eyeを原点とした3次元極座標(s−t−u)におけ
る、例示端Aの絶対位置(x、y、z)の水平方向角φ
hと垂直方向角φvとを、式(7)(8)を使って算出
する。さらに、算出された水平方向角φhと垂直方向角
φvとが、式(9)を満足する場合には、仮想座標(p
−q)における例示端Aの位置を、式(10)(11)
を使って算出する。
【0021】なお、距離dが式(6)を満足しない場
合、あるいは、水平方向角φh、垂直方向角φvが式
(9)を満足しない場合には、例示端Aの絶対位置
(x、y、z)は、仮想画像が作成される範囲内に位置
しないことになるので、それぞれ、それ以後の処理を実
行しない。
【0022】ステップS140: 他車座標算出手段1
06は、他車の位置(s′(n)、t′(n)、u′
(n))を、仮想座標(p−q)における位置に変換す
る。この変換は、上述した式(5)〜(11)を用いる
ことにより実現される。より具体的には、x−x1を
s′(n)−Sに置き換え、y−y1をt′(n)−T
に置き換え、z−z1をu′(n)−Uに置き換えて、
式(5)〜(11)を適用する。このようにして、仮想
画像を作成する範囲内に位置する他車について、仮想座
標(p−q)上での他車の位置と、その他車と自車との
距離を出力する。
【0023】ステップS150: 道路情報座標算出手
段107は、他車座標算出手段106の動作と同様に式
(5)〜(11)を用いることにより、入力された出来
事の位置(mx、my、mz)のうち、仮想画像を作成
する範囲内に位置するものについて、仮想座標(p−
q)上の位置を算出する。そして、仮想座標(p−q)
における、その出来事と自車との距離と、出来事の内容
とを出力する。
【0024】ステップS160: 仮想画像作成手段1
08は、上述したステップおいて求められた、仮想座標
(p−q)における道路の輪郭の位置と、他車の位置と
自車の位置との距離と、出来事と自車との距離及びその
内容とを入力される。そして、図6に示すように、それ
ぞれ指定された位置に、道路の輪郭、他車、出来事を描
くことにより、仮想画像を生成する。ここで、道路の輪
郭の詳細な位置については、各隣接する点同士の間を線
形近似等で補間することにより算出する。なお、併せ
て、自車との距離の情報等を付加する。この距離は、数
字を使って正確に付加しても良いし、また、色を使って
一見して理解できる形で付加しても良い。さらには、自
車との距離が余りに短い場合には、警報やフラッシュ光
等を使って注意を促すようにすることが望ましい。
【0025】ステップS170: 画像表示手段109
は、仮想画像作成手段108から仮想画像を受け渡され
ると、その仮想画像を運転者に対し表示する。このよう
にして、運転者は、仮想画像を見ることができる。以
下、上述した動作を繰り返す。
【0026】〈具体例1の効果〉上述したように、具体
例1の情報提供装置では、雨や霧等で視界が悪い場合で
も、運転者の視点に立って、仮想画面上で道路、他車、
障害物等の対象物を認識でき、かつ、自車からそれらの
対象物までの距離の把握することができる。従って、視
界不良を原因とする車両事故を回避することが可能とな
る。また、そのように視界が悪い場合に、自動操舵をで
きる車両から発せられる警報や自動操舵の指示の内容を
運転者が理解できないときでも、そのような仮想画像を
運転者に提供することができるので、運転者に安心感を
与えることができると共に、さらには、運転者自身が、
その仮想画像を元に、自車に対し指示を与えることによ
り、車両事故等をより確実に防止することが可能とな
る。
【0027】〈具体例2の構成〉次に、具体例2の情報
提供装置について説明する。図14は、具体例2の情報
提供装置の構成を示す図である。この情報提供装置の構
成は、概ね具体例1の構成と同一である。主な相違点
は、自車位置受信手段201、他車位置受信手段20
2、他車座標算出手段203、道路位置送信手段20
4、通過車両検知手段205、車両位置送信手段206
等が追加されていることである。
【0028】自車位置受信手段201は、道路沿いに設
置されている道路位置送信手段204から送信される、
3次元絶対座標における自車の位置に関する情報を元
に、自車の絶対位置(x0、y0、z0)と進行方向と
を得る。そして、その自車の絶対位置(x0、y0、z
0)と進行方向とを出力する。他車位置受信手段202
は、自車位置受信手段201と同様にして、道路沿いに
設置されている車両位置送信手段206から送信され
る、3次元絶対座標における他車の位置に関する情報を
元に、他車(n)の絶対位置(x(n)、y(n)、z
(n))を得る。
【0029】他車座標算出手段203は、他車座標算出
手段106と同様に、他車に関し、運転者の視点eye
から見た仮想画像を生成するべく、運転者の視点eye
の位置(S、T、U)と、他車の絶対位置(x(n)、
y(n)、z(n))と、自車の絶対位置(x0、y
0、z0)とを仮想画像の座標上に展開する。図15
は、道路位置送信手段の位置を示す図である。この図1
5に示されるように、道路位置送信手段204は、道路
下に埋められている磁気マーカやICタグ等で構成され
ており、その上を通過している車両に対し磁気データや
電波等を発することにより、車両の位置を知らせる。
【0030】通過車両検知手段205は、主に、道路上
に設置されるセンサから構成され、車両が通過する際に
通過した旨を示す情報を出力する。図16は、車両位置
送信手段の位置を示す図である。この図16に示される
ように、車両位置送信手段206は、道路上に設置され
る、電波、赤外線等を送出する無線装置である。そし
て、一定の範囲内にある複数の通過車両検知手段205
から、車両が通過した旨を示す情報を収集し、どの位置
に車両があるか否かという情報を絶対座標上に展開した
後、所定のエリア内にある車両へ伝える。
【0031】〈具体例2の動作〉次に、具体例2の情報
提供装置の動作について説明する。道路位置送信手段2
04は、その上を自車が通過する毎に、自車の現在の絶
対座標上での位置(x0、y0、z0)を自車位置受信
手段201へ送信する。
【0032】自車位置受信手段201は、常に、現時点
よりも一つ前の時点に受信した絶対座標上での位置(x
0′、y0′、z0′)を保持している。そして、現時
点における位置と、一つ前の時点における位置とから、
式(12)、(13)を使って、水平方向角θhと垂直
方向角θvとを算出する。算出した後、自車位置受信手
段201は、その水平方向角θhと垂直方向角θv、並
び現在の自車の絶対位置(x0、y0、z0)を道路輪
郭座標算出手段105、他車座標算出手段203、道路
情報座標算出手段107へ出力する。
【0033】また、通過車両検知手段205は、車両が
通知したことを検知すると、その旨を車両位置送信手段
206へ通知する。そして、図16に示すように、車両
位置送信手段206は、送信すべき範囲内にある各車両
へ、その検知された車両の絶対位置を送出する。
【0034】一方、車内の他車位置受信手段202は、
車両位置送信手段206から他車の絶対位置を受信する
と、その受信した他車の絶対位置(x(n)、y
(n)、z(n))を他車座標算出手段203へ出力す
る。他車座標算出手段203は、その入力された他車の
絶対位置(x(n)、y(n)、z(n))を、具体例
1の情報提供装置での道路輪郭座標算出手段105や道
路情報座標算出手段107での変換方法と同様にして、
仮想座標上の位置へ変換する。そして、最後に、仮想画
像作成手段108が合成された仮想画像を生成し、画像
表示手段109がその生成された仮想画像を表示する。
【0035】〈具体例2の効果〉上述したように、自車
の位置を道路に設置されたセンサ等により得ることによ
り、具体例1の情報提供装置によりも高い精度で自車の
位置を得ることが可能となる。その結果、より高い精度
で、仮想画像を作成することが可能となり、かつ、他車
や障害物等の対象物に対する距離を算出することが可能
となる。また、道路にセンサ等を設置することにより、
自車のセンサでは感知できないような遠方にある車両ま
でをも表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1の情報提供装置の構成を示す図であ
る。
【図2】自車の位置と視点・他車の位置との関係を示す
図である。
【図3】自車の絶対位置と進行方向を示す図である。
【図4】出来事の絶対位置を示す図である。
【図5】道路の仮想画像を示す図である。
【図6】他車、出来事、道路の仮想画像を示す図であ
る。
【図7】画像表示手段の位置を示す図である。
【図8】具体例1の情報提供装置の動作フローチャート
である。
【図9】座席の位置と視点の位置との関係を示す図であ
る。
【図10】位置を変換するための式を示す図である。
【図11】道路の各地点の位置を示す図である。
【図12】運転者が視認できる範囲を示す図である。
【図13】仮想画像の大きさを示す図である。
【図14】具体例2の情報提供装置の構成を示す図であ
る。
【図15】道路位置送信手段の位置を示す図である。
【図16】車両位置送信手段の位置を示す図である。
【符号の説明】
100 視点位置検出手段 101 自車位置獲得手段 102 他車位置獲得手段 103 道路情報受信手段 104 地図情報記憶部 105 道路輪郭座標算出手段 106 他車座標算出手段 107 道路情報座標算出手段 108 仮想画像作成手段 109 画像表示手段 110 道路情報送信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // G06T 1/00 G09G 5/36 510Z G09G 5/36 510 G06F 15/62 380 (72)発明者 天本 直弘 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車の位置と自車の進行方向とを獲得す
    る自車位置獲得手段と、 他車の位置を獲得する他車位置獲得手段と、 道路の位置に関する情報を記憶する地図情報記憶手段
    と、 自車の位置と自車の進行方向とに基づき、自車の運転者
    が視認できる範囲内にある道路の輪郭の位置に関する情
    報を地図情報記憶手段から取り出し、その取り出された
    道路の輪郭の位置に関する情報を元に、前記道路の輪郭
    の位置を仮想座標上の位置に変換する道路輪郭座標算出
    手段と、 自車の位置と、自車の進行方向と、他車の位置とを元
    に、前記範囲内にある他車の位置を前記仮想座標上の位
    置に変換する他車座標算出手段と、 前記仮想座標上における道路の輪郭の位置と、前記仮想
    座標上における他車の位置とを使って、前記範囲につい
    ての仮想画像を生成する仮想画像生成手段と、 前記仮想画像を表示する画像表示手段とからなることを
    特徴とする情報提供装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 他車座標算出手段が、自車の位置と他車の位置との距離
    を算出し、 画像表示手段が、その算出された距離を表示することを
    特徴とする情報提供装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 道路沿いに設置された複数の他車位置獲得手段によっ
    て、他車の位置を獲得することを特徴とする情報提供装
    置。
  4. 【請求項4】 自車の位置と自車の進行方向とを獲得す
    る自車位置獲得手段と、 出来事が発生した場所の位置と内容とを獲得する道路情
    報獲得手段と、 道路の位置に関する情報を記憶する地図情報記憶手段
    と、 自車の位置と自車の進行方向とに基づき、自車の運転者
    が視認できる範囲内にある道路の輪郭の位置に関する情
    報を地図情報記憶手段から取り出し、その取り出された
    道路の輪郭の位置に関する情報を元に、前記道路の輪郭
    の位置を仮想座標上の位置に変換する道路輪郭座標算出
    手段と、 自車の位置と、自車の進行方向と、出来事が発生した場
    所の位置とを元に、前記範囲内にある、出来事が発生し
    た場所の位置を前記仮想座標上の位置に変換する道路情
    報座標算出手段と、 前記仮想座標上における道路の輪郭の位置と、前記仮想
    座標上における出来事が発生した場所の位置とを使っ
    て、前記範囲についての仮想画像を生成する仮想画像生
    成手段と、 前記仮想画像を表示する画像表示手段とからなることを
    特徴とする情報提供装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 道路情報座標算出手段が、自車の位置と出来事が発生し
    た場所の位置との距離を算出し、 画像表示手段が、その算出された距離を表示することを
    特徴とする情報提供装置。
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