JPH1097435A - 資源割当てシステム - Google Patents

資源割当てシステム

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JPH1097435A
JPH1097435A JP8271862A JP27186296A JPH1097435A JP H1097435 A JPH1097435 A JP H1097435A JP 8271862 A JP8271862 A JP 8271862A JP 27186296 A JP27186296 A JP 27186296A JP H1097435 A JPH1097435 A JP H1097435A
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JP8271862A
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Hidehiro Ishii
秀浩 石井
Yosuke Takano
陽介 高野
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】空き資源の不足時に、早いもの順ではなく重要
な使用者に優先的に資源を割当て、また遊休資源を有効
に使い回す資源割当てシステムの提供。 【解決手段】空き資源不足検出手段11が空き資源の不
足を検出すると、優先度記憶手段42が提供する資源使
用者の優先度情報に基づいて犠牲決定手段41が犠牲と
なるべき資源使用者を選択し、資源使用者管理手段13
は、該資源使用者を強制終了するか、または該資源使用
者に対して資源の解放を依頼する。資源使用者は資源の
解放を依頼されると、自らが使用している資源の一部ま
たは全部を解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、資源割当てシステ
ムに関し、特に、資源の回収を能動的に行なう資源割当
てシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】計算機及び通信装置等の情報処理システ
ムにおけるこの種の従来の資源割当てシステムは、プロ
セス等の資源使用者からの要求に従って記憶領域等の資
源を割り当てを行うために用いられている。この従来の
資源割当てシステムの構成の一例を図16に示す。
【0003】図16を参照すると、従来の資源割当てシ
ステムは、資源使用者3が資源割当て要求を資源管理手
段2に送ると、資源管理手段2は要求に合致する空き資
源を探す。この際、資源使用者3からの要求に資源の大
きさなどの性質(特性)が指定されていれば、その性質
に合致した資源の割当てを行わなければならない。そし
て、このような空き資源が存在すれば、資源管理手段2
は、この空き資源を資源使用者3に割り当てる。一方、
要求に合致する空き資源がなければ、資源管理手段2
は、資源割当て要求を単純に拒否する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の資源割
当システムは、下記記載の問題点を有している。
【0005】(1)第1の問題点は、上記従来の方式に
おいては、空き資源が不足している時、比較的重要でな
い資源使用者が既に資源を使っている場合であっても、
この資源使用者の既に獲得済みの資源の使用権は守ら
れ、それよりも重要とされる他の資源使用者の新たな資
源要求が拒否されてしまい、後者の重要な資源使用者
は、(a)他の資源使用者が資源の使用を終了して資源
を解放するまで、待たなくてはならないか、(b)資源
の不足のために十分な性能または機能を発揮できない
か、あるいは(c)異常終了してしまう、ことになる。
【0006】(2)第2の問題点は、上記従来の方式に
おいては、ガベージ・コレクション(Gabage Collectio
n)を行うべきタイミングを資源使用者が知ることが困
難である、ということである。
【0007】確保はしているものの現在使用していない
資源を、自主的に、間欠的に、探索して解放するという
動作、すなわちガベージ・コレクション、を行なう資源
使用者がある。ガベージ・コレクションには、ある程度
のCPU時間等のコストを要し、ガベージ・コレクショ
ンの後に、資源の使用量が増えて、再び、資源を新たに
獲得すると、さらにCPU時間等のコストがかかる。
【0008】また空き資源が十分ある時には、必ずしも
ガベージ・コレクションを行う必要はない。このため、
不要な時のガベージ・コレクションの実行を抑制すれ
ば、そのコストを適切に抑えることができる。
【0009】したがって、本発明は、上記事情に鑑みて
なされたものであって、その目的は、重要な資源使用者
が正常かつ適切な動作を続けられるように、資源使用者
の重要性に従って、資源を適切に配分する、システムを
提供することにある。
【0010】本発明の別の目的は、ガベージ・コレクシ
ョンを行なえる資源使用者に適切なタイミングを知らし
めて、必要な時には資源の回収を行なうと共に、必ずし
もガベージ・コレクションを行う必要がない時には余計
なコストをかけることを回避するようにしたシステムを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の第1の資源割当てシステムは、優先度の低
い資源使用者を判定し、この資源使用者から優先的に資
源を回収する、ことを特徴とするものであり、空き資源
が不足した時、重要性の低い資源使用者を強制終了する
ものである。より具体的には、優先度等に基づいて犠牲
となる資源使用者を決定する犠牲選択手段(図1の1
2)と、資源使用者を強制終了する資源使用者管理手段
(図1の13)と、を有する。
【0012】また、本発明の第2の資源割当てシステム
は、空き資源が不足した時、いずれかの資源使用者に資
源解放を依頼し、可能な場合に、当該資源使用者が資源
を解放することによって、資源を回収する、ことを特徴
とする。この発明の構成は第1の資源割当てシステムと
ほぼ同様である。ただし、資源使用者管理手段は、資源
使用者を強制終了するのでなく、資源使用者に資源解放
を依頼する。
【0013】本発明の第3の資源割当てシステムは、空
き資源が不足した時、用途の重要性の比較的低い資源を
強制解放する。より具体的には、解放資源選択手段(図
5の16)と、資源を強制解放する資源割当て手段(図
5の14)と、を有する。
【0014】犠牲選択手段は、資源使用者が生き残る相
対的な重要性を、資源使用者の種類ごとに設定してある
値や、資源使用者自身が指定する値、資源使用者相互の
依存関係、各資源使用者における資源の必要量から考え
た使用資源量の贅沢さ、等から決定する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態をについて図
面を参照して説明する。
【0016】
【第1の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、
本発明の第1の実施の形態は、資源割当てシステム1
と、記憶領域等の資源21〜2mと、プロセス等の資源
使用者31〜3nと、を備えて構成されている。なお、
資源の数(=m)と資源使用者の個数(=n)はそれぞ
れ任意の数とされる。
【0017】資源割当てシステム1は、データ処理装置
上に実現される。図1を参照して、資源割当てシステム
1は、空き資源の不足を検出する空き資源不足検出手段
11と、犠牲にすべき資源使用者を選択する犠牲選択手
段12と、資源使用者を管理する資源使用者管理手段1
3と、資源割当て手段14と、を備えて構成される。
【0018】資源使用者管理手段13は、犠牲選択手段
12によって指定された犠牲にすべき資源使用者を強制
終了する。
【0019】資源割当て手段14は、資源使用者から資
源割当ての要求を受けて資源を割り当てる。
【0020】また図1を参照して、犠牲選択手段12
は、犠牲決定手段41と、資源使用者の優先度を記憶
し、犠牲決定手段41に提供する優先度記憶手段42
と、を備えて構成される。
【0021】図2は、本発明の第1の実施の形態の動作
を説明するためのフローチャートである。次に、図1及
び図2を参照して、本発明の実施の形態の動作について
説明する。
【0022】資源使用者は、資源割当て手段14に資源
割当ての要求を発行する。資源割当て手段14は、資源
使用者からの割当て要求を受けると、空き資源から要求
されただけの資源を割り当てる。また資源使用者は、不
要になった資源について資源割当て手段14に資源解放
を申告し、資源割当て手段14は該資源を回収する。
【0023】空き資源不足検出手段11は、資源の割当
てと資源の回収のたびに、空き資源の量を計算し、空き
資源がなくなった時、いずれかの資源使用者が資源割当
て要求を出したが、この要求を満足させるだけの空き資
源が残っていない時、あるいは、まだ足りてはいるが残
りの空き資源が既定値よりも少なくなった時などに、空
き資源の不足を、犠牲選択手段12に通知する(ステッ
プS1)。例えば資源が記憶領域であって、資源使用者
が例えば32キロバイトの記憶領域の割当てを要求した
が、空き状態の記憶領域が16キロバイトしかない場
合、空き資源の不足が犠牲選択手段12に通知される。
【0024】資源使用者は、固定された生き残り優先度
(以下単に「優先度」と略器する)を持っており、資源
使用者の優先度は優先度記憶手段42に予め記憶されて
いる。資源使用者が例えばデータ処理装置上でプログラ
ムを実行するプロセスである場合、例えばそのプログラ
ムの種類ごとに優先度を規定しておくことができる。
【0025】一例として、(a)システムが継続して動
作するのに不可欠なサーバ・プロセスの優先度を
「5」、(b)終了してしまうと他の重要なプロセスを
道連れにしてしまう危険が大きいウィンドウ・システム
のウィンドウ・サーバの優先度を「4」、(c)異常終
了するとデータの破壊または損失を起こしやすいエディ
タの優先度を「3」、(d)異常終了しても再実行すれ
ばすむコンパイラやファイル操作プログラムの優先度を
「2」、(e)異常終了しても困らない時計表示プログ
ラムの優先度を「1」、としておく。なお、上記優先度
は、その値が大きい程高いものとする。
【0026】犠牲決定手段41は、空き資源の不足の通
知を受けると、優先度記憶手段42に対して最低優先度
の資源使用者を問い合わせ、これを犠牲とすべき資源使
用者として選択する(ステップS2)。例えば優先度
「1」のプロセスが時計表示プログラム1つだけであれ
ば、この時計表示プログラムが犠牲者として選択され
る。
【0027】また最低優先度のプロセスが複数存在して
いる場合には、犠牲選択手段12は、それらの中から犠
牲者を選択する。例えば、最低優先度の複数のプロセス
の中からランダムに犠牲者を選択する。
【0028】資源使用者管理手段13は、犠牲選択手段
12から犠牲とすべき資源使用者を通知され、当該資源
使用者を強制終了する(ステップS7)。そして空き資
源不足検出の処理に戻る。
【0029】この第1の実施の形態には、下記記載の各
種変形例が実装可能である。
【0030】この第1の実施の形態の第1の変形例にお
いては、犠牲者として選択された資源使用者が資源割当
てを要求している最中のものであった場合、これを強制
終了するのではなく、資源割り当て手段4によって、単
に資源割当ての要求を拒否して(ステップS3)、処理
を終了し、さらに空き資源不足検出の処理に戻る。
【0031】またこの第1の実施の形態の第2の変形例
においては、選択された資源使用者を強制終了する前
に、資源使用者管理手段13は、該資源使用者に対して
警告を送出し(ステップS4)、該資源使用者は強制終
了の前に、データの保存などの正常な終了処理を行なっ
て、正常終了することができる(ステップS6)。そし
て、もし、ある程度の猶予期間のあともなお該資源使用
者が終了していなかったら、該資源使用者を強制終了す
る(ステップS7)。
【0032】さらにこの第1の実施の形態の第3の変形
例では、上記の第2の変形例と同様であるが、資源使用
者は、警告に先だって、あるいは警告を受けた時に、希
望する猶予期間の長さを申告する(ステップS5)。
【0033】そして資源使用者管理手段13は、可能で
あれば、申告された時間分待った後、可能でなければ待
たずに、該資源使用者を強制終了する。
【0034】以上の結果、強制終了された資源使用者が
使用していた資源が解放され、空き資源が増える。
【0035】次に、本発明の第1の実施の形態の作用効
果を説明する。
【0036】本発明の第1の実施の形態においては、資
源が不足した時に、後から資源を要求した資源使用者を
必ずしも犠牲にするのではなく、生き残る必要性の最も
低い資源使用者を犠牲にして、相対的に重要な他の資源
使用者に正常動作を続けさせることができる。
【0037】より具体的には、例えばウィンドウ・サー
バが資源の要求に失敗して異常終了してしまうと、その
端末で動作していた多くのプログラムが道連れになって
しまうことになるが、本発明の第1の実施の形態におい
ては、重要なウィンドウ・サーバではなく、重要性の低
いプロセス、例えば時計表示プログラムだけを犠牲にす
ることで、ウィンドウ・サーバとその端末で動作してい
るその他のプロセスを守ることができる。
【0038】また、上記第1の変形例では、資源不足時
に資源使用者が自らの資源割当て要求によって自らを強
制終了されてしまうことを防げ、単なる資源割当てのエ
ラーとして処理できる。
【0039】また、上記第2の変形例では、強制終了の
前に、犠牲として選ばれた資源使用者に警告を送って猶
予を与えるため、選ばれた資源使用者も、データの保存
などの終了処理を行なって正常終了することができる。
【0040】さらに、上記第3の変形例では、資源使用
者の希望に応じて猶予期間を与えるので、終了処理に特
に長い時間を必要とする資源使用者も正常終了しやす
い。
【0041】
【実施例】上記した本発明の第1の実施の形態について
更に詳細に説明すべく一実施例の動作を説明する。
【0042】例えば電子計算機上に、ウィンドウ・サー
バ、ウィンドウ・システムのターミナル・エミュレー
タ、シェル、時計表示プロセスの4つのプロセスと、そ
のほかのいくつかのプロセスが動作しているものとす
る。ここで、ウィンドウ・サーバとは、ウィンドウ・シ
ステムにおいて、各アプリケーション・プロセスからの
要求に応じて画面への表示制御等を行なうプログラムで
ある。
【0043】またウィンドウ・システムのターミナル・
エミュレータとは、ウィンドウ・システムにおいて、例
えば画面上の矩形領域内で文字端末をエミュレートする
アプリケーションである。
【0044】さらにシェルとは、ユーザからコマンドを
受け付け・解釈して該コマンドの要求に応じてアプリケ
ーションの起動などを行なうプログラムである。
【0045】初めの4つのプロセスの各プログラムの実
行ファイルにはそれぞれ4、3、2、1の優先度が設定
されていて、残りのすべてのプロセスには5以上の優先
度が設定されているものとする。
【0046】今、ウィンドウ・サーバが記憶領域の割当
てを要求し、その際、空き記憶領域がその要求量に満た
なかったとする。空き資源不足検出手段11は、空き領
域の不足を検出し、犠牲選択手段に空き資源の不足を通
知する(図2のステップS1)。
【0047】すると、犠牲選択手段12は、優先度が最
低である時計表示プロセスを犠牲として選択する(ステ
ップS2)。資源使用者管理手段13は、この通知を受
け、該時計表示プロセスを強制終了する(ステップS
7)。
【0048】この強制終了により、該時計表示プロセス
が占有使用していた記憶領域が解放される。ここで解放
された記憶領域と元々空いていた記憶領域とを合わせて
ウィンドウ・サーバの要求を満たすに十分であれば、ウ
ィンドウ・サーバの要求は満たされ、ウィンドウ・サー
バは処理を続行できる。
【0049】一方、十分でなければ、さらに空き資源不
足検出手段11が空き資源の不足を検出した後、犠牲選
択などの処理が続行され、最終的に、ウィンドウ・サー
バの要求が満たされる。
【0050】
【第2の実施の形態】次に、本発明の第2の実施の形態
を図面を参照して説明する。この実施の形態の構成自体
は、図1に示した上記第1の実施の形態と、基本的に
は、同じとされているが、資源使用者管理手段13が、
当該資源使用者に対して、資源の解放を依頼する、点
が、上記第1の実施の形態と相違している。
【0051】この第2の実施の形態の動作を、図面を参
照して説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態の
動作を説明するためのフローチャートである。
【0052】ステップS1及びステップS2は、図2に
示した上記第1の実施の形態と基本的に同じであるが、
この実施の形態においては、ステップS2の犠牲選択手
段12における犠牲選択の方法は、上記第1の実施の形
態の場合とは異なる方法が有効である。
【0053】すなわち、例えばすべての資源使用者を順
番に選択する。より具体的には例えば、初めて選択する
時は、資源使用者の識別番号(例えばプロセス番号)が
最小である資源使用者を選択し、次に選択する時には、
前回選択した識別番号に次いで小さい識別番号の資源使
用者を選択し、という具合とし、前回選択した番号より
も大きい識別番号を有する資源使用者がいなくなれば、
初めに戻って、最小の識別番号の資源使用者を選択す
る。
【0054】そして、資源使用者管理手段13は、犠牲
者の選択結果を通知されると、該資源使用者に資源の解
放を依頼する(ステップS8)。
【0055】解放を依頼された該資源使用者は、資源解
放が可能な場合(解放依頼に応える機能があって、余剰
資源を持っている場合等)、自らが保有している資源の
一部または全部を解放する(ステップS9)。例えば、
資源使用者が過去に獲得して一時は使ったが、既に不要
になっている資源は、解放できる場合がある。また例え
ば、資源使用者が資源を利用してデータのキャッシュを
行なっている場合、このキャッシュを縮小または廃止し
て該資源を解放することができる場合がある。
【0056】そして、資源の解放が済むと、空き資源不
足検出の処理(ステップS1)に戻る。その際、依頼か
ら十分な時間を待って、空き資源不足検出の処理(ステ
ップS1)に戻るようにしてもよい。
【0057】また資源使用者に対する資源解放の依頼に
よっても十分な量の資源が回収できる見込みがなけれ
ば、資源の解放を待たずに、ステップS1に戻って処理
を繰り返す。すなわち、例えば該資源使用者が解放依頼
に答える機能を有しない場合、あるいは該資源使用者が
使用している資源の総量が資源の不足量に満たない場合
には、この見込みがない、と判断する。
【0058】この第2の実施の形態の変形例において
は、該資源使用者は、解放依頼を受けると、解放する予
定の資源の量、または解放を実行するかしないかを解放
の実行の前に、空き資源不足検出手段11に通知する。
解放依頼によって十分な量の資源が解放されないことが
分かった場合には、解放の実行を待たずに、犠牲者選択
の処理(ステップS1)に戻る。
【0059】次に、本発明の第2の実施の形態の作用効
果について説明する。
【0060】この第2の実施の形態においては、資源の
不足時に、資源割当ての要求を拒否して失敗させるので
はなく、資源の余裕のある資源使用者に資源を譲っても
らって、これを使い回す。すなわち、解放依頼に応えて
くれる資源使用者がいなくならない間は、資源が不足し
た時においても、いずれの資源使用者も、正常動作を継
続することができる。さらに、その結果として、限られ
た資源を使ってより多くの仕事を並行して行なうことが
できる。
【0061】また上記変形例では、犠牲として選んだ資
源使用者への依頼によって資源が回収できるか否か、ま
たどれだけの資源が回収できるかの判断を容易化し、次
の犠牲選択に移る前に、一定時間を待つ必要もないた
め、必要なだけの資源を素早く回収することができる。
【0062】
【実施例】上記した本発明の第2の実施の形態を更に具
体的に例示すべく一実施例を説明する。図4は、上記第
2の実施の形態を例示するための一実施例を説明するた
めの図である。
【0063】図4及び図1を参照して、例えばキャッシ
ュを持つプロセス33が動作しており、別のプロセス3
1が資源割当て手段14に記憶領域の割当てを要求した
とする。この時、空いている記憶領域の量がこの要求を
満たすに十分でないと、資源割当てシステム1の空き資
源不足検出手段11は、資源の不足を犠牲選択手段12
に通知する。
【0064】これを受けて犠牲選択手段12は、プロセ
ス番号が最小であるプロセス32を選択して資源使用者
管理手段13に伝える。
【0065】資源使用者管理手段13は、プロセス32
に対し資源解放を依頼する。プロセス32が余剰資源を
持っていなかったとすると、空き資源の不足は解消され
ないので、さらに犠牲選択手段12は、次にプロセス番
号が小さいプロセス33を選択して資源使用者管理手段
13に通知する。
【0066】資源使用者管理手段13は、これを受けて
プロセス33に資源解放を依頼する。プロセス33は、
記憶領域を使ってキャッシュを運用しており、資源の解
放が可能であることから、キャッシュに使っている資源
の一部または全部を解放する。以上によりプロセス31
の要求が満たされる。
【0067】
【第3の実施の形態】次に、本発明の第3の実施の形態
を、図面を参照して説明する。図5は、本発明の第3の
形態の構成を示すブロック図である。
【0068】図5を参照すると、本発明の第3の実施の
形態は、資源割当てシステム1が、犠牲選択手段12に
代えて、解放資源選択手段16を具備している点が、前
記第1の実施の形態の構成と相違している。
【0069】図5を参照して、解放資源選択手段16
は、解放資源決定手段61、資源最新参照時刻順序記録
手段62、及び犠牲選択手段12を備えて構成されてい
る。
【0070】解放資源選択手段16は、解放すべき資源
を選択する。資源最新参照時刻順序記録手段62は、各
資源について最も最近参照した時刻に従い資源を並べた
順番を記録する。解放資源決定手段61は、資源最新参
照時刻順序記録手段62と犠牲選択手段12が提供する
情報を使い、解放すべき資源を決定する。
【0071】また、資源使用者管理手段13は、解放し
ようとする資源を参照している資源使用者に対して、必
要に応じて資源の解放を通知する。
【0072】資源割当手段14は、資源使用者から資源
割当の要求を受け付け資源を割り当てることに加え、資
源の強制解放も行なう。
【0073】図6は、本発明の第3の実施の形態の動作
を説明するためのフローチャートである。この第3の実
施の形態の動作を以下に説明する。
【0074】図5及び図6を参照して、空き資源不足検
出手段11が、空き資源の不足を解放資源選択手段16
に通知すると(ステップS1)、解放資源選択手段16
は解放すべき資源を選択する(ステップS10)。その
際、解放すべき資源は、例えば、まず上記第1の実施の
形態と同様に、犠牲選択手段12が犠牲となる資源使用
者を選択し、該資源使用者が参照している資源のうち最
新参照時刻が最も古い資源を資源最新参照時刻順序記録
手段62が提供する情報から知り、解放資源決定手段6
1が、該資源を選択する。
【0075】資源割当て手段14は、解放すべき資源の
選択結果を受け取り、該資源を強制解放する(ステップ
S13)。そして、空き資源不足検出(ステップS1)
の処理に戻る。
【0076】この第3の実施の形態の第1の変形例にお
いては、解放資源選択手段16が解放資源選択後、この
選択結果を、資源使用者管理手段13が受け取り、該資
源を参照している資源使用者に強制解放の警告を送り
(ステップS11)、可能であれば、該資源使用者は、
資源の強制解放に対応した適切な措置を取る(ステップ
S12)。ここで、適切な措置としては、例えば強制解
放によるデータの紛失を防ぐためにデータを保存するこ
と、あるいは終了処理を行なうことなど、があげられ
る。
【0077】また第3の実施の形態の第2の変形例にお
いては、資源割当て手段14が資源を強制解放すると同
時に、または、強制解放した後に、該資源を参照してい
る資源使用者に対して資源使用者管理手段13が強制解
放の通知を送り(ステップS14)、該資源使用者は、
これを受けて、可能であれば、資源の強制解放に対応し
た適切な措置をとる(ステップS15)。その際、適切
な措置としては、上記した第1の変形例と同様とされ
る。
【0078】次に、本発明の第3の実施の形態の作用効
果を説明する。
【0079】上記第1の実施の形態および上記第2の実
施の形態と相違して、この第3の実施の形態において
は、資源使用者まるごとではなく、資源単位に解放する
ように構成したことにより、該資源を使用している資源
使用者も、該資源をアクセスするまでは正常動作を継続
することが可能とされている。そして、資源使用者は該
資源をアクセスしなければ、最後まで支障なく、処理を
行なうことも可能である。
【0080】
【実施例】上記した本発明の第3の実施の形態を更に具
体的に例示すべく一実施例を説明する。図7は、上記第
3の実施の形態を例示するための一実施例を説明するた
めの図である。
【0081】図6及び図7を参照すると、まず資源使用
者であるプロセス31が資源割当手段14に記憶領域割
当ての要求を行ない、資源割当て手段14が記憶領域を
割り当てた結果、残りの空き領域がわずかになったとす
る。
【0082】空き資源不足検出手段11が、空き領域が
わずかになった時に不足と判断するように設定してある
とすると、この時点で、空き領域の不足が、解放資源選
択手段16に通知される(ステップS1)。プロセス3
2の優先度が最低であって、プロセス32が参照してい
る記憶領域の中で記憶領域21の最終参照時刻がもっと
も古いとすると、資源割当て手段14は、記憶領域21
を強制解放する(ステップS13)。
【0083】この結果、空き記憶領域が増加する。
【0084】また上記第3の実施の形態の第1の変形例
においては、強制解放に先んじて、資源使用者管理手段
13がプロセス32に強制解放の警告を送り(ステップ
S9)、プロセス32は例えばデータの保存を行なう
(ステップS12)。
【0085】さらに上記第3の実施の形態の第2の変形
例では、記憶領域21の強制解放後、資源管理手段13
はプロセス32に強制解放の通知を送り(ステップS1
4)、プロセス32は例えば正常終了の処理を行なう
(ステップS15)。
【0086】
【第4の実施の形態】次に本発明の第4の実施の形態を
説明する。
【0087】上記第1および第2の各実施の形態におい
て、犠牲選択手段12における犠牲とすべき資源使用者
の選択方法には、各種変形(バリエーション)がある。
本発明の第4の実施の形態及びこれに続く実施の形態に
おいては、犠牲選択手段12における犠牲選択方法のバ
リエーションが説明される。
【0088】図8は、本発明の第4の実施の形態の構成
を示すブロック図である。図8を参照すると、本発明の
第4の実施の形態において、犠牲選択手段12は、デフ
ォルト優先度記憶手段43と、現優先度管理手段44
と、犠牲決定手段41と、を備えて構成されている。こ
のうち、デフォルト優先度記憶手段43は、各資源使用
者のデフォルトの優先度を、資源使用者の種類毎に予め
記憶している。例えばシェルの優先度は「3」、ウィン
ドウ・サーバの優先度は「5」、という具合である。
【0089】現優先度管理手段44は、現存している各
資源使用者の現在の優先度を記憶する。優先度の初期値
は、デフォルト優先度記憶手段43から得、また資源使
用者等からの優先度変更の申告があると、優先度をその
申告の値に変更・記憶する。
【0090】犠牲決定手段12は、現優先度管理手段4
4が記憶している各資源使用者の優先度を参照し、優先
度が最低である資源使用者を犠牲として選択する。
【0091】次に、この第4の実施の形態の動作につい
て説明する。
【0092】デフォルト優先度記憶手段43には、資源
使用者ごとのデフォルトの優先度を予め記憶しておく。
資源使用者がプロセスである場合、例えばそのプログラ
ムごとにデフォルトの優先度を設定しておく。
【0093】例えばウィンドウ・サーバ、ウィンドウ・
システムのターミナル・エミュレータ、エディタ、シェ
ル、コンパイラ、ディレクトリをリストするコマンド、
時計表示プログラム、の各プログラムに適切な優先度を
考える。
【0094】時計表示プログラムは、いわば飾りのよう
なものであり、資源枯渇時にエラーして終了してしまっ
ても、さほど困らない(致命的でない)。またコンパイ
ラやディレクトリをリストする等のコマンド等は、エラ
ーして終了してしまっても再実行すればすむ。
【0095】これに対して、エディタは、異常終了する
と、ファイルの喪失等に繋がりやすいので、なるべく異
常終了して欲しくない。
【0096】さらにウィンドウ・システムの使用時は、
ウィンドウ・サーバが終了してしまうと、その末端に接
続しているほとんどのプロセスが道連れになって終了し
てしまうので、ウィンドウ・サーバはなるべく終了して
欲しくない。
【0097】またシェルは、対話的に動作している時
は、これが終了するとその子孫として動作中の他のプロ
セスの世話ができなくなるので比較的エラーして欲しく
ないが、シェル・スクリプトのインタプリタとして動作
している時は、他の一般のコマンドと同程度の優先度で
良い。すなわち、シェルは、対話的な動作時と、シェル
・スクリプトのインタプリタとしての動作時と、でその
優先度を可変させたい。
【0098】そこで、この第4の実施の形態において
は、例えば、ウィンドウ・サーバ、ウィンドウ・システ
ムのターミナル・エミュレータ、エディタ、シェル、コ
ンパイラ、ディレクトリをリストするコマンド、時計表
示プログラム、の各プログラムのデフォルトの優先度を
それぞれ、「5」、「4」、「3」、「3」、「2」、
「2」、「1」と、デフォルト優先度記憶手段43に予
め記憶しておく。
【0099】そしてシェルについては、対話的に動作す
る時は優先度の変更を申告せず、シェル・スクリプトの
インタプリタとして動作する時は、現優先度管理手段4
4に、コンパイラ等と同じ優先度「2」を申告する。
【0100】ウィンドウ・サーバ、ウィンドウ・システ
ムのターミナル・エミュレータ、エディタ、対話型のシ
ェル、シェル・スクリプトのインタプリタとしてのシェ
ルがそれぞれ資源使用者として動作している時、それぞ
れの優先度は、「5」、「4」、「3」、「3」、
「2」であるので、この時には、犠牲決定手段41は優
先度が最低の「2」であるシェル・スクリプトのインタ
プリタとして働いているシェルを犠牲として選ぶ。
【0101】次に、本発明の第4の実施の形態の作用効
果について説明する。
【0102】この第4の実施の形態においては、資源使
用者の優先度を動的に変更できるため、プログラム毎の
ような固定的な判断基準に加えて、その利用の形態や状
況に応じたきめ細かな制御を行なうことができる。
【0103】
【第5の実施の形態】次に、本発明の第5の実施の形態
を説明する。この第5の実施の形態は、犠牲選択手段1
2における犠牲選択方法の変形に関する。
【0104】図9は、本発明の第5の実施の形態の構成
を示すブロック図である。図9を参照すると、この第5
の実施の形態において、犠牲選択手段12は、依存関係
管理手段45と、犠牲決定手段41と、を備えて構成さ
れている。
【0105】依存関係管理手段45は、資源使用者から
の申告により、資源使用者間の依存関係を記憶する。こ
こで、「依存関係」とは、次のような意味である。すな
わち、ある資源利用者が、別の資源利用者が正常動作を
続けていないと処理を実行できなくなるか、あるいは自
らの目的を達成できなくなる場合、前記ある資源利用者
は、前記別の資源利用者に依存している、ということと
する。より具体的には、例えばサーバ・クライアント型
のシステムにおいて、クライアント・プロセスはサーバ
・プロセスに「依存」している。
【0106】犠牲決定手段41は、依存関係管理手段4
5が記憶している依存関係情報に基づき、ある資源使用
者に依存されている他の資源使用者の優先度は、前者の
資源使用者の優先度より低くないという規則をもって、
資源使用者の相対的な優先度を決定し、犠牲者を決定す
る。
【0107】この第5の実施の形態の第1の変形例にお
いては、図10に示すように、資源使用者監視手段46
が付加されている。
【0108】資源使用者監視手段46は、通信等、依存
関係を示す資源使用者の動作を監視する。依存関係管理
手段45は、ここでは、資源使用者監視手段46が提供
する情報に基づいて、資源使用者間の依存関係を推測・
記憶する。
【0109】図11は、この第5の実施の形態の第2の
変形例の構成を示すブロック図である。
【0110】図11を参照すると、第2の変形例におい
て、犠牲選択手段12は、資源使用者監視手段46、依
存関係管理手段45、固有優先度記憶手段47、実効優
先度管理手段48、及び犠牲決定手段41を備えて構成
されている。なお、資源使用者監視手段46を廃し、依
存関係管理手段45が、資源使用者からの申告に基づい
て資源使用者間の依存関係を記憶するように構成しても
良い。
【0111】固有優先度記憶手段47は、各資源使用者
固有の優先度を記憶する。実効優先度管理手段48は、
各資源使用者の依存関係と固有優先度から、各資源使用
者の実効優先度を決定する。犠牲決定手段41は、犠牲
となる資源使用者を実効優先度から決定する。
【0112】次に、本発明の第5の実施の形態の動作を
説明する。
【0113】各資源使用者は、自らが他のどの資源使用
者に依存しているかを依存関係管理手段45に申告し、
依存関係管理手段45は、申告された依存関係の情報を
記録する。
【0114】例えば、資源使用者33が資源使用者32
に依存していると申告し、資源使用者32が資源使用者
31に依存していると申告し、資源使用者34も資源使
用者31に依存していると申告すると、依存関係管理手
段45は、これを順次記録する。この時、図12に示す
ような依存関係があることになる。
【0115】すると犠牲決定手段41は、この情報を受
け、どの資源使用者からも依存されていない資源使用者
を犠牲として選択する。
【0116】図12に示す依存関係の例では、資源使用
者33または資源使用者34のどちらかを犠牲者として
選ぶ。依存されていない資源使用者が複数ある場合に、
これらのうちからどれを選ぶかの基準は各種考えられる
が、例えばランダムに選ぶことができる。
【0117】申告を記録した結果、どの資源使用者も他
のいずれかの資源使用者から依存されていることが分か
った場合には、例えば該資源使用者に依存している資源
使用者の数が最小のものを犠牲として選ぶ。その際、最
小のものが複数ある場合において、これらのうちのどれ
を犠牲者として選ぶかの方法は、依存されていない資源
使用者が複数ある場合における上記した選択方法と同様
である。
【0118】また、資源使用者間に、親子関係が定義で
きる場合、親が子の面倒を見ることがあるので、申告の
代わりに、あるいは申告に加えて、子は親に依存してい
るとする方法もある。
【0119】また上記第1の変形例では、図10に示す
ように資源使用者監視手段46を設け、資源使用者監視
手段46が各資源使用者の動作(他の資源使用者との通
信など)を監視し、これに基づいて依存関係を推測し
て、依存関係管理手段に申告する。
【0120】例えば、資源使用者監視手段46が、オペ
レーティングシステムのプロセス間通信サブシステムを
監視して、資源使用者31が資源使用者32に対して通
信路を張った時、資源使用者監視手段46は、これを依
存関係管理手段45に通知し、依存関係管理手段45、
は資源使用者31が資源使用者32に依存していると記
録する。こうすると、資源使用者同士がクライアントと
サーバの関係にある時は、通常、クライアント側からサ
ーバに対して通信路が張られるので、クライアントであ
る資源使用者は、そのサーバである資源使用者に依存し
ている、ということを検出できる。
【0121】また上記第2の変形例では、上記第1の実
施例または第4の実施例のようにして、各資源使用者の
固有の優先度を決定する。すなわち、固有優先度記憶手
段47は、上記第4の実施例における、デフォルト優先
度記憶手段43と現優先度管理手段44の組み合わせ、
あるいは上記第1の実施例における、優先度記憶手段4
2に相当し、これらと同様に動作する。
【0122】依存関係管理手段45は、上記第5の実施
の形態またはその第1の変形例と同様に、資源使用者間
の依存関係を記憶する。
【0123】また実効優先度管理手段48は、固有優先
度と資源使用者間の依存関係を基にして、各資源使用者
の実効優先度を決定する。例えば、どの資源使用者にも
依存されていない資源使用者の実効優先度は自分の固有
優先度に等しいものとし、いずれかの資源使用者に依存
されている資源使用者の実効優先度は、自分に依存して
いる他の資源使用者の各実効優先度と自分の固有優先度
の中の最大値とする。
【0124】図13は、実効優先度の計算例を示す図で
ある。図13では、資源使用者33が、資源使用者32
と資源使用者34に、資源使用者32が資源使用者31
に、資源使用者35が資源使用者34に、資源使用者3
4が資源使用者31に、それぞれ依存している。資源使
用者31、32、33、34、及び35の固有優先度が
それぞれ「2」、「2」、「3」、「2」、及び「1」
であるとすると、資源使用者31、32、33、34、
35の実効優先度は、それぞれ「3」、「3」、
「3」、「3」、「1」となる。
【0125】次に、本発明の第5の実施の形態の作用効
果を説明する。
【0126】ある資源使用者を犠牲にしてこれがエラー
したり終了してしまうと、この資源使用者に依存してい
る他の資源使用者も、エラーしたり、又は異常終了して
しまう、ことになり易い。
【0127】本発明の第5の実施の形態においては、資
源使用者間の依存関係を基にして、他に依存されていな
い資源使用者を犠牲とするため、このような「道連れ」
が発生しない。
【0128】また、この第5の実施の形態の上記第1の
変形例では、依存関係を自動的に検出するため、資源使
用者が依存関係を申告するというような、各資源使用者
のプログラム上の複雑さを抑制することができる。
【0129】さらにこの第5の実施の形態の上記第2の
変形例では、各資源使用者の固有優先度と依存関係の両
方から各資源使用者の実効優先度を決定するため、重要
な資源使用者ほど犠牲にならず、しかも前述のような道
連れも発生しない。
【0130】
【第6の実施の形態】次に、本発明の第6の実施の形態
を説明する。図14は、本発明の第6の実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【0131】図14を参照すると、本発明の第6の実施
の形態は、上記第4の実施の形態または上記第5の実施
の形態における、優先度の表現形式と比較手段を表す。
【0132】この実施の形態においては、資源使用者の
優先度を複数の数の組で表すことにする。以降では各部
分を「桁」と呼ぶ。
【0133】すなわち、この第6の実施の形態は、桁比
較手段71〜7nと、優先度比較決定手段81と、を備
えて構成される。桁比較手段71〜7nは、資源使用者
の優先度の各桁を比較する。優先度比較決定手段81
は、桁比較手段71〜7nの比較結果を参照し、資源使
用者の優先度の大小を判断する。
【0134】次に、この第6の実施の形態の動作につい
て説明する。
【0135】上位の桁が異なる資源使用者同士では、上
位の桁の大きい方の優先度が高いと定義し、上位の桁が
同じである資源使用者同士では、下位の桁が大きい方の
優先度が高いと定義する。
【0136】すなわち、資源使用者xの優先度をPxと
表し、優先度がn桁で構成され、資源使用者xの優先度
の第c桁(最下位から第0桁、第1桁、…とする)をP
x(c)と表すと、優先度の順番は、
【0137】
【数1】
【0138】となる。
【0139】本発明の第6の実施の形態においては、大
雑把な優先度を上の桁で指定し、同じくらいの優先度の
資源使用者同士の相対的な優先度を下の桁で指定すると
いうことを可能とする、という作用効果を有する。
【0140】
【実施例】上記した本発明の第3の実施の形態を更に具
体的に例示すべく一実施例を説明する。例えば、優先度
を2桁で表すこととし、プログラムの種類や実効の形態
に応じて予め定義された値に上位桁を用いる。例えばシ
ェルの優先度の上位桁を「3」とし、下位桁のデフォル
トを「0」とする。システム管理者のシェルは、資源不
足時には、一般利用者のシェルよりも優先して正常に動
作することが望まれるので、一般利用者のシェルはこの
優先度のまま実行し、システム管理者のシェルは下位桁
を例えば「10」に変更する。すると、システム管理者
のシェルは一般利用者のシェルより優先して正常に動作
する。
【0141】
【第7の実施の形態】次に、本発明の第7の実施の形態
を説明する。図15は、本発明の第7の実施の形態の構
成を示すブロック図である。この実施の形態は、前記第
1の実施の形態および前記第2の実施の形態にて説明し
た犠牲選択手段12の犠牲選択方法に関するものであ
り、特に上記第2の実施の形態への適用が有効である。
【0142】図15に示すように、この第7の実施の形
態において、犠牲選択手段12は、標準使用量記憶手段
49、使用量検出手段50、及び犠牲決定手段41を備
えて構成されている。
【0143】標準使用量記憶手段49は、各資源使用者
の標準的な資源使用量(以下「標準使用量」という)を
記憶する。「標準使用量」とは、該資源使用者がその程
度の資源を利用すれば一応動作可能であり、ぎりぎりよ
りも多く、且つ贅沢であるほどよりも少ない量をいう。
【0144】使用量検出手段50は、各資源使用者が実
際に使用している資源の量を検出する。
【0145】犠牲決定手段41は、前記2手段の情報を
元に、標準使用量を超えて資源を使用している資源使用
者を犠牲として選択する。
【0146】次に、この第7の実施の形態の動作を説明
する。
【0147】標準使用量記憶手段49は、各資源使用者
の標準使用量を記憶する。例えば資源使用者が、標準使
用量記憶手段49に申告する。あるいは、資源使用者ご
との優先使用量の表を、予め標準使用量記憶手段49内
に格納しておく。
【0148】使用量検出手段50は、資源割当て手段1
4から各資源使用者の資源使用量を教えてもらう。犠牲
決定手段41は、各資源使用者について、その標準使用
量に対する実際の使用量の相対値が大きいものを犠牲者
として選択する。
【0149】標準使用量に対する実際の使用量の相対値
の定義方法はいくつか考えられる。標準使用量をs、実
際の使用量をp、相対値をrとした時、例えば次のよう
な定義方法がある。
【0150】r=p/s、 または r=p・s
【0151】この第7の実施の形態の変形例では、相対
値が大きいものほど高い頻度で犠牲とする。例えば、資
源使用者pを犠牲とする割合をv(p)、資源使用者p
の相対値をr(p)として、全資源使用者の相対値の和
をΣr(q)して、次式の割合になるように犠牲を選
ぶ。
【0152】v(a)=(1/r(p))×Σr(q)
【0153】次に、本発明の第7の実施の形態の効果に
ついて説明する。
【0154】この第7の実施の形態においては、標準資
源使用量の導入により、贅沢に資源を使っている資源使
用者から積極的に資源を回収し、そうでない資源使用者
からはなるべく資源を回収しないようにするので、資源
の配分が適切に行なわれる。
【0155】
【実施例】次に、上記した本発明の第7の実施の形態を
更に具体的に例示すべく一実施例を説明する。
【0156】例えば、標準使用量記憶手段49に、1i
spインタプリタのプロセスが自らの標準量を2メガバ
イトと申告し、シェルが500キロバイトと申告したと
する。ある時の実際の使用量がそれぞれ4メガバイト、
400キロバイトだとする。
【0157】使用量検出手段50は、この実際の使用量
を犠牲決定手段41に伝える。標準使用量に対する実際
の使用量の相対値を、 r−p/s と定義したとすると、犠牲決定手段41は、1ispイ
ンタプリタの相対値を「2」、シェルの相対値を「0.
8」と計算し、相対値が高い1ispインタプリタを犠
牲として選ぶ。
【0158】以上、資源不足時に空き資源を増やすため
の3通りの方法、すなわち資源使用者の強制終了、資源
使用者への資源解放依頼、資源の強制解放を示したが、
これらを組み合わせることも有効である。
【0159】例えば、資源の不足時には、まず資源の解
放依頼を行ない、これでまだ資源が不足している時は
に、資源使用者の強制終了または資源の強制解放を行な
う。
【0160】あるいは、空き資源が残り少ない時には解
放依頼だけを行ない、資源の割当て要求があって、これ
を満たすだけの空き資源がない時には、強制終了または
強制解放も行なうようにしてもよい。
【0161】また、以上で示した犠牲選択手段は様々な
組合せが可能であり、上記実施の形態で説明した組合せ
は本発明を限定するものではない。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0163】(1)本発明の第1の効果は、資源の不足
時に、後から資源割当てを要求した資源使用者を必ずし
も犠牲にするのではなく、重要度が低くない資源使用者
には正常動作を続けさせることができる、ということで
ある。
【0164】その理由は、本発明においては、犠牲選択
手段が、各資源使用者を生き残りの重要度で比較し、重
要度の低いものから資源を回収する、ように構成された
ことによる。
【0165】(2)本発明の第2の効果は、余剰の資源
を持っている資源使用者から資源を回収し、これを使い
回せる、ということである。
【0166】その理由は、本発明においては、犠牲選択
手段が余剰資源を持っている資源使用者を推測し、この
推測をベースとして資源使用者管理手段が適切な資源使
用者に資源解放を依頼する、ように構成したことによ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態を具体的に説明する
ための実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の第3の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態を具体的に説明する
ための実施例を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態の第1の変形例の
構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態の第2の変形例の
構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態の動作における資
源使用者間の依存関係の例を示す図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態の第2の変形例の
動作における資源使用者間の依存関係と優先度の例を示
す図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図15】本発明の第7の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図16】従来の資源割当てシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 資源割当てシステム 21〜2m 資源 31〜3n 資源使用者 11 空き資源不足検出手段 12 犠牲選択手段 13 資源使用者管理手段 14 資源割当て手段 16 解放資源選択手段 41 犠牲決定手段 42 優先度記憶手段 43 デフォルト優先度記憶手段 44 現優先度管理手段 45 依存関係管理手段 46 資源使用者監視手段 47 固有優先度記憶手段 48 実効優先度管理手段 49 標準使用量記憶手段 50 使用量検出手段 61 解放資源決定手段 62 資源最新参照時刻順序記憶手段 71〜7n 桁比較手段 81 優先度比較決定手段

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】優先度の低い資源使用者を判定し、この資
    源使用者から優先的に資源を回収する、ことを特徴とす
    る資源割当てシステム。
  2. 【請求項2】要求された資源割当量に対して資源不足が
    検出された場合に、資源を確保している資源使用者の中
    から、該資源使用者と資源割当要求を発したものの優先
    度情報に基づき、犠牲となるべき資源使用者を選択し、
    該選択された資源使用者から資源の回収を行い、該回収
    された資源を利用して前記資源割当要求に対して資源の
    割当てを行う、ことを特徴とする資源割当てシステム。
  3. 【請求項3】前記優先度の低い資源使用者を強制終了す
    ることによって、資源を回収することを特徴とする、請
    求項1記載の資源割当てシステム。
  4. 【請求項4】前記優先度の低い資源使用者の少なくとも
    一部の資源を強制解放することによって、資源を回収す
    ることを特徴とする、請求項3記載の資源割当てシステ
    ム。
  5. 【請求項5】資源使用者に資源の解放を依頼し、可能な
    場合に、当該資源使用者が資源を解放することによっ
    て、資源を回収する、ことを特徴とする資源割当てシス
    テム。
  6. 【請求項6】優先度の低い資源使用者を判定し、この資
    源使用者に資源の解放を依頼することを特徴とする、請
    求項5記載の資源割当てシステム。
  7. 【請求項7】空き資源の不足時に、資源回収を行なうこ
    とを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一に記載の資
    源割当てシステム。
  8. 【請求項8】資源割当て要求時に、該要求を満たすだけ
    の空き資源がないことが検知された際に、空き資源の不
    足とする、ことを特徴とする請求項7記載の資源割当て
    システム。
  9. 【請求項9】前記空き資源が、ある程度少なくなったこ
    とが検知された際に、空き資源の不足とする、ことを特
    徴とする請求項7記載の資源割当てシステム。
  10. 【請求項10】資源回収の相手が、資源割当ての要求中
    であった場合には、その要求を拒否することを特徴とす
    る、請求項1〜9のいずれか一に記載の資源割当てシス
    テム。
  11. 【請求項11】資源回収の前に、資源回収の相手に警告
    を送ることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一
    に記載の資源割当てシステム。
  12. 【請求項12】資源回収の警告から、実際の資源回収ま
    での猶予期間の希望を資源使用者が申告することを特徴
    とする、請求項11記載の資源割当てシステム。
  13. 【請求項13】資源使用者の優先度を記憶しておく手段
    を備えたことを特徴とする、請求項1〜12のいずれか
    一に記載の資源割当てシステム。
  14. 【請求項14】すべての資源使用者に、順に、資源解放
    を依頼することを特徴とする、請求項5〜13のいずれ
    か一に記載の資源割当てシステム。
  15. 【請求項15】優先度の低い資源使用者が保有している
    資源の中で、最新の参照時刻が最も古い資源を、強制解
    放することを特徴とする、請求項4、及び7〜13のい
    ずれか一に記載の資源割当てシステム。
  16. 【請求項16】各資源使用者のデフォルトの優先度を設
    け、動的に優先度を変更できることを特徴とする、請求
    項1〜4、6〜13、及び15のいずれか一に記載の資
    源割当てシステム。
  17. 【請求項17】ある資源使用者に依存されている資源使
    用者の優先度は、前者の資源使用者の優先度よりも低く
    ないという規則に従い資源使用者間の相対的な優先度を
    決定することを特徴とする、請求項1〜4、6〜13、
    15、及び16のいずれか一に記載の資源割当てシステ
    ム。
  18. 【請求項18】ある資源使用者に依存されている資源使
    用者の優先度は、前者の資源使用者の優先度より高いと
    いう規則に従い資源使用者間の相対的な優先度を決定す
    ることを特徴とする、請求項1〜4、6〜13、15、
    及び16のいずれか一に記載の資源割当てシステム。
  19. 【請求項19】前記資源使用者から依存関係の申告を受
    けて記憶することを特徴とする、請求項17または18
    記載の資源割当てシステム。
  20. 【請求項20】前記資源使用者の動作を監視することに
    よって資源利用者間の依存関係を判断する、請求項17
    または18記載の資源割当てシステム。
  21. 【請求項21】前記資源使用者の通信を監視することに
    よって資源利用者間の依存関係を判断する、ことを特徴
    とする請求項20記載の資源割当てシステム。
  22. 【請求項22】前記資源使用者間の通信路の確立を監視
    し、ある資源使用者が別の資源使用者に通信路を張る
    と、前者の資源使用者が後者の資源使用者に依存してい
    ると判断する、ことを特徴とする請求項21記載の資源
    割当てシステム。
  23. 【請求項23】どの資源使用者にも依存されていない資
    源使用者の実効優先度を自分の固有の優先度に等しいも
    のと定義し、いずれかの資源使用者に依存されている資
    源使用者の実効優先度は、自分に依存している他の資源
    使用者の各実効優先度と自分の固有の優先度の中の最大
    値と定義し、実効優先度によって資源使用者間の優先性
    を判断することを特徴とする、資源割当てシステム。
  24. 【請求項24】優先度を複数の桁で表し、上位の桁が異
    なる資源使用者同士では、上位の桁の大きい方の優先度
    が高いと定義し、上位の桁が同じである資源使用者同士
    では、下位の桁が大きい方の優先度が高いと定義する、
    請求項1〜4、6〜23のいずれか一に記載の資源割当
    てシステム。
  25. 【請求項25】空き資源の不足を検出する手段と、 優先度記憶手段に記憶される資源使用者の優先度情報に
    基づいて、現在資源を使用している資源使用者のうち犠
    牲となるべき資源使用者を選択する特性選択手段と、 前記選択手段にて選択された該資源使用者を、可能な場
    合に、強制終了するか、あるいは該資源使用者に対して
    資源の解放を依頼し、該資源使用者は資源の解放が依頼
    されると自らが使用している資源の一部または全部を解
    放し、 このようにして回収された資源を用いて資源割当て要求
    者に対して資源の割り当てを行う、ことを特徴とする資
    源割当てシステム。
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