JP4663528B2 - 計算機割当システム - Google Patents

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Description

本発明は、リモートディスクトップ等、ネットワークを介してリモートのコンピュータにアクセスするコンピュータシステムの管理に関するものである。
現在個々のユーザが利用しているパーソナルコンピュータ(PC)のディスクに記憶しているデータやアプリケーションをブレード化して集約し、ユーザに割り当てる技術が存在する。ブレード化したPCを、ブレードPCと呼ぶ。ユーザの手元のPCには、ブレードPCにアクセスし、ブレードPC側で処理した結果をディスプレイに表示するための最小限のアプリケーションのみが保持される。ユーザは、手元のPCからブレードPCにアクセスし、各種の処理を行う。
さらに、データ領域や起動ディスク領域をブレードPCから切り離し、ストレージ装置に格納するシステム形態が存在する(例えば、非特許文献1参照。)。データ領域や起動ディスク領域を分離してストレージ装置に格納するシステムの場合、各ブレードPCを固定的にユーザに割り当てる必要がないため、アクセスしてきたユーザに空いているブレードPCを割り当てることができる。すなわち、ブレードPCを共有できる。ブレードPCの共有により、利用しているユーザ数より、ブレードPCの数を減らすことができ、物理リソースを軽減しかつ、リソースの利用率を高めることができる。
ブレードPCの数が、ブレードPCの利用が許可されている全ユーザ数よりも少ない環境では、ブレードPCの数以上のユーザが同時に利用しようとするときには、利用できないユーザが出てくる。このような場合は、接続はしているものの実際にはブレードPCを利用していないユーザを特定し、そのユーザの接続を切り離し、新規に利用したいユーザを割り当てる処理が必要である。
例えば、サーバクライアントシステムであって、サーバへのログイン数が限られているシステムにおいて、最大ログイン数に達している場合にアクセスしてきたユーザをログインさせるため、ログイン中のクライアントを強制的に開放する技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−198622号公報 日経コミュニケーション2005年2月1日号,72頁〜73頁
特許文献1に記載の技術では、設定時間以上アクセスがないクライアントをログアウトさせ、新たなログイン要求を受け付ける。しかし、上記のようなユーザのPC環境のほとんどがブレードPC側に保持されるシステムでは、ユーザのアプリケーションそのものがブレードPC上で稼動している。このため、ユーザがブレードPCにアクセスしていなくとも、ブレードPC側でユーザが指示したアプリケーションが稼動中の可能性がある。
このようなシステムでは、ブレードPCへのアクセス状況だけでは、接続を解除可能なユーザと判断することはできない。すなわち、リソースであるブレードPC数が限られているような環境において、ブレードPC数以上のユーザからアクセスがあった場合に、未活用のブレードPCを適切に抽出することができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、クライアントブレードシステムのように運用管理者が提供するブレードPCリソースが、ユーザ数より少ない場合、限られたリソースを効率的に活用することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、リソースを管理する管理システムが未活用のリソースを判断できるよう、リソースの利用状況を収集する手段と、収集した利用状況から活用状態を判断する条件を保持する手段を備える。
具体的には、複数の異なる計算機の中の1の計算機を、利用を要求してきたユーザに割り当てる計算機割当システムであって、ユーザが利用を要求してきた場合に、いずれのユーザにも割り当てられていない計算機を当該ユーザに割り当てる割当手段と、前記割当手段によって割り当てられている前記計算機の利用状態を監視する利用状態監視手段と、全ての計算機が割り当てられている時に新たなユーザから利用の要求があった場合に、前記利用状態監視手段が監視する前記計算機の利用状態と、利用されていない状態を判断するための解除条件と、に従って、利用されていないと判断する計算機の中から割り当てを解除する計算機を決定し、割り当てを解除する割当解除手段と、前記計算機に割り当て可能な各ユーザの属性を保持するユーザ属性保持手段と、各計算機の属性を保持する計算機属性保持手段と、前記割当手段によって割り当てられた前記計算機の利用状態を監視する利用状態監視手段とを備え、前記割当手段は、全ての計算機が割り当てられている時に新たなユーザから利用の要求があった場合に、前記割当解除手段が解除した計算機を前記利用の要求があったユーザに割り当て、前記解除条件は、前記ユーザの属性と、前記計算機の属性と、前記利用状態とを用いて記述されており、前記解除条件には、他のユーザへの計算機の割り当てを解除してでも計算機の割り当てを必要とするか否かについて、前記利用を要求してきたユーザに問い合わせるか否かを記述した開始条件が含まれており、前記割当解除手段は、他のユーザへの計算機の割り当てを解除してでも計算機の割り当てを必要とするか否かについて、前記利用を要求してきたユーザに問い合わせることが前記開始条件に記述されている場合に、前記利用を要求してきたユーザにその旨を問い合わせ、当該ユーザから利用の有無に関する回答と共に、利用時間の指示を受け付けることを特徴とすることを特徴とする計算機割当システムを提供する。
本発明によれば、クライアントブレードシステムのように運用管理者が提供するブレードPCリソースが、ユーザ数より少ない場合、限られたリソースを効率的に活用できる。
<<第一の実施形態>>
以下、本発明を適用した実施形態について図面を用いて説明する。まず、第一の実施形態を図1から図12を用いて説明する。
図1は、本実施形態のブレードPCをリモートから利用するブレードPCシステムのシステム構成図である。本システムは、ユーザが利用するPCに相当する構成を備えるブレードPCである管理対象装置20、管理対象装置20が利用するディスク情報を保持するストレージ装置30、ユーザがリモートから管理対象装置20にアクセスするためのインタフェースとなるクライアント端末40、ストレージ装置30を管理するストレージ管理装置60、およびシステム全体を管理するシステム管理装置10で構成される。システム管理装置10と、管理対象装置20と、ストレージ装置30と、ストレージ管理装置60とは、管理用通信網1で接続される。また、クライアント端末40は、管理用通信網1とネットワーク2を介して接続される。なお、本システム内の管理対象装置20の数は、利用を許可されているユーザ数よりも少ない数である。
管理対象装置20は、ストレージ装置30内の各ユーザに割り当てられているユーザ領域31にアクセスするためにシステム管理装置10と通信を行う通信制御装置A21、アプリケーションを実行するためのワークメモリ22、処理を実行する中央処理装置(CPU)23、クライアント端末40からのコマンドを受信し、画面情報を送信するための通信制御装置B24を備える。本実施形態では、システム管理装置10やストレージ装置30との通信を行う通信制御装置A21とクライアント端末40と通信を行う通信制御装置B24とを別々のものとしたが、これらを一つの通信制御装置で構成しても良い。
ストレージ装置30内には、個々のユーザ毎にユーザ領域31が確保される。各ユーザ領域31には、管理対象装置20のハードディスクの役割りを果たし、状態監視プログラム32、ユーザのデータやアプリケーション、オペレーティングシステム等が個別に格納される。状態監視プログラム32は、管理対象装置20において実行され、当該管理対象装置20の状態を監視し、システム管理装置10に通知する。詳細は後述する。
クライアント端末40は、管理対象装置31との通信やネットワーク2を介してシステム管理装置10との通信を行う通信制御装置41、プログラム情報を格納するプログラムメモリ42、プログラムを実行するためのワークメモリ43、プログラムを実行する中央処理装置(CPU)44、管理対象装置31から受信した画面情報を表示する出力装置であるディスプレイ(CRT)45、ユーザデータを加工するためのデータの入力を受け付ける入力装置であるキーボード46およびマウス47、前記入出力装置を制御するための入出力制御装置48を備える。
クライアント端末40上のプログラムメモリ42には、システム管理装置10と情報を交換するためのコンソールプログラム49、入力装置46、47を介して受け付けた入力データを管理対象装置31に送信し、管理対象装置31から送信された画面情報を受信する画面制御プログラム50が含まれる。
システム管理装置10は、ユーザが利用しているクライアント端末40、ストレージ管理装置60,管理対象装置20と通信するための通信制御装置11と、プログラム処理のための演算領域および結果の格納領域として使用するワークメモリ15と、ユーザ情報や管理対象装置20の構成情報などのデータベースおよび各種処理に必要なデータを格納する記憶部13と、管理に関するプログラムを格納するプログラムメモリ12と、プログラムメモリ12に格納されたプログラムの実行、プログラムメモリ12および記憶部13のアクセスを制御する中央処理装置(CPU)14と、管理対象装置20の利用状況などの管理情報を表示する出力装置であるディスプレイ(CRT)16と、管理者からの情報の入力を受け付ける入力装置であるキーボード17およびマウス18と、前記入出力装置を制御する入出力制御装置19と、を備える。
プログラムメモリ12には、アクセスしてきたユーザに対して管理対象装置20を割り当てる管理対象割当制御プログラム121が保持される。CPU14は、管理対象割当制御プログラム121を実行することにより、クライアント端末40を介してのユーザからの要求を受け付けて処理を行う要求受付処理部122と、全ての管理対象装置20がユーザに割り当てられている場合、管理対象装置20から割当解除可能な管理対象装置20を選択する割込制御処理部123と、を実現する。
要求受付処理部122がクライアント端末40を介してユーザから受け付ける要求には、管理対象装置20を割り当てて起動させること要求する割当要求と、割り当てられている管理対象装置20を停止し割り当てを解除することを要求する解除要求とがある。要求受付処理部122は、割当要求を受け付けると、割当要求を送信してきたユーザに対して管理対象装置20を割り当て、割り当てた管理対象装置20を起動させる。また、解除要求を受け付けると、当該要求を送信してきたユーザ(クライアント端末40)に割り当てられている管理対象装置20を停止させ、割当を解除する。
ストレージ管理装置60は、ストレージ装置30内に各ユーザに割り当てるユーザ領域31を作成し、作成した各ユーザ領域31を管理対象装置20が利用できるように設定する。
次に、記憶部13内に格納される情報について説明する。記憶部13には、本システムを利用するユーザの情報であるユーザ情報を格納したユーザ情報テーブル210と、管理対象装置20に関する情報を格納した管理対象装置テーブル220と、の2種のデータベースを備える。また、管理者等によって予め設定される割込制御ポリシーファイル500と、状態監視プログラム32により取得されるデータが格納される内部テーブル800と、割込制御処理部123によって再割当処理が行われた際に生成される割込情報テーブル1000と、再割当処理時にユーザへの問い合わせに用いる通知画面900データと、確認画面1100データとが格納される。以下、それぞれの詳細を説明する。
図2は、記憶部13内に格納されている各データベースの一部を示すものであり、図2(a)は、ユーザ情報テーブル210を、図2(b)は、管理対象装置テーブル220を示す。
ユーザ情報テーブル210には、本実施形態のシステムにおいて、管理対象装置20に利用が許可されている全ユーザについて、ユーザ毎に、ユーザID211と、ユーザ名212と、所属213と、役職214と優先フラッグ215と、割当回数216とが登録される。
ユーザID211は、各ユーザに予め割り当てられているユーザを一意に特定するための識別情報であり、本実施形態では番号が用いられる。ユーザ名212は、ユーザの実際の氏名である。所属213は、ユーザが会社内に所属している部署である。役職214は、ユーザの役職である。本実施形態では、役職214には、各役職を数字で表したデータが登録される。役職を示す数字は、「部署員」を1「係長」を2「課長」を3のように、役職が上位になるに従って値が大きくなるよう設定される。優先フラッグ215は、割込み可能なユーザを特定する情報である。本実施形態では、割込み可能なユーザには1が、割込み不可能なユーザには0が登録される。割込み回数216は、過去の一定期間内に実行された割込み回数が格納される。これは、優先フラッグ215に1が登録されているユーザに関してのみ登録される。
ここで、割り込みが可能と登録されているユーザの場合、全ての管理対象装置20がユーザに割り当てられている場合であっても、解除可能なユーザがある限り、当該ユーザに割り当てられている管理対象装置20が解放され、解放された管理対象装置20が割り当てられ、割り当てられた管理対象装置20上でPC環境を起動することができる。一方、割込みが不可能と登録されているユーザの場合、全ての管理対象装置20がユーザに割り当てられている時は、常に当人のPC環境を起動できない。
管理対象装置テーブル220には、管理対象装置20毎に、装置ID221と、配置場所222と、利用状態223と、利用ユーザID224とが登録される。
装置ID221は、各管理対象装置20を一意に識別するための情報である。配置場所222は、各管理対象装置20が配されている位置を特定する情報である。たとえば、管理対象装置20がブレードからなるブレードシステムの場合、どのシャーシのどのスロットのブレードであるかを示す情報が登録される。利用状態223は、最新の管理対象装置20の利用状態を示す情報である。利用状態223には、「割当済」、「未割当」が登録される。「割当済」が登録されている管理対象装置20は、既にユーザが割り当てられていることを示し、「未割当」が登録されている管理対象装置20は、ユーザに割り当てられていないことを示す。利用ユーザID224は、当該管理対象装置20に割り当てられているユーザのユーザIDである。利用ユーザID224に登録されているユーザIDは、ユーザ情報テーブル210のユーザID211のいずれかが登録される。利用ユーザID224にユーザIDが登録されるのは、利用状態223が「割当済」のもののみである。利用状態223が「未割当」のものに登録されている利用ユーザID224は無意味である。
次に、割込制御ポリシーファイル500について説明する。割込制御ポリシーファイル500は、クライアント端末40を介してユーザから割当要求があった際、管理対象装置20を割り当てるルールを記述したものである。ここには、全ての管理対象装置20に対してユーザが割り当てられている場合に、再割当処理の対象とする管理対象装置20を抽出するための条件が記述される。なお、再割当処理とは、全ての管理対象装置20がユーザに割り当てられている時に、割当要求が行われた場合、既に割り当てられている管理対象装置20の割り当てを解除し、割当要求を行ってきたユーザに当該管理対象装置20を割り当てる割込み処理である。
図3は、本実施形態の割込制御ポリシーファイル500の一例を示したものである。
割込制御ポリシーファイル500は、割当要求を行ってきたユーザの中で、再割当処理を実行可能なユーザを限定する優先条件510と、管理対象装置20の中で、再割当処理を行う管理対象装置20の範囲を限定する割込対象条件520と、再割当処理を実行する条件を示す実行条件530と、管理対象装置20が使用されているか否かを判断する条件を規定する状態監視条件540とを備える。
優先条件510には、再割当処理を実行するユーザの条件が指定される。すなわち、優先条件510に指定された条件を満足したユーザに対して再割当処理が実行される。条件は、ユーザ情報テーブル210に登録されている情報を用いて記述される。
具体的には、優先条件510は、<priority_condition>と</priority_condition>との間に記述される。<attribute>と</attribute>との間には、ユーザ情報テーブル210内のキー(項目名)が記述される。<value logic=‘more_than’>と</value>との間には、当該キーが満たすべき値が記述される。また、<value logic=‘more_than’>のlogic以下の記述は、値として記述されたものと割当要求をかけるユーザの該当するキーの値との比較方法を示す。‘more_than’の場合には、値以上を示し、‘equal’は同じ値を示し、‘less_than’の場合には、値以下を示す。図3の例では、条件511は、割当要求を行ったユーザの「役職」が1以上である場合、再割当処理を実行することを示す。また、条件512は、割当要求を行ったユーザの「優先フラッグ」が1である場合、再割当処理を実行することを示す。
なお、優先条件510は、複数指定することができる。<priority_condition>と</priority_condition>とにより囲まれた範囲内に記述された条件はAND条件、すなわち、この間に記述された全ての条件を満たす場合に再割当処理が実施され、<priority_condition>と</priority_condition>とにより囲まれた条件が複数記載されている場合、それぞれはOR条件、すなわち、いずれかの条件を満たす場合に再割当処理が実行される。図3の例では、「役職」が1以上であり、かつ、「優先フラッグ」が1である場合、再割当処理を実行することを示す。
割込対象条件520には、再割当処理を実行する対象を特定する条件が指定される。割込対象条件520は、<area_condition>と</area_condition>との間に記述される。割込対象条件520には、<area_table>と</area_table>との間に記述される対象テーブルを指定する条件と、<area_attribute>と</area_attribute>との間に記述される対象テーブルの項目を指定する条件と、<area_value>と</area_value>との間に記述される、満たすべき値を指定する条件とがある。
なお、<area_attribute>タグ内には、logicとして、比較方法が記述される。また、<area_condition></area_condition>間の情報は、<priority_condition></priority_condition>間の情報と同じで、<area_condition></area_condition>内に複数の条件が存在する場合は、全ての条件を満足するものが条件であり、<area_condition></area_condition>が複数存在する場合は、それぞれの条件のどちらかが満足したものが対象になる。すなわち、<area_condition>と</area_condition>との間には、AND条件が記述される。<area_condition>と</area_condition>とにより記述される条件同士は、OR条件である。
図3の例では、条件522は、管理対象装置テーブル220の、配置場所222に、シャーシ1と登録されている装置を、再割当処理を実行する対象と指定する。ここでは、<area_attribute logic =‘include’>の中のlogicは、値として設定されたものと対象範囲の管理情報に対して検索をかけるための属性の値との比較方法を示しており、‘include’は、後述の<area_value></area_value>間で指定される値を含んでいるかを判断するものである。
また、条件523は、ユーザテーブル210の、所属213が、割当要求をしてきたユーザの所属213として登録されているものを含むユーザが割当要求をしている管理対象装置20を、再割当処理を実行する対象と指定する。ここでは、<area_attribute logic=‘include’ value=‘request’>の中にvalueが存在する。この値が「request」の場合には、比較のための条件は、割当要求をかけたユーザの属性を基に判断される。すなわち、ユーザ情報テーブル210の所属213属性が割当要求のユーザの所属213属性の値を含んだユーザ情報を持つユーザが、管理対象装置を起動している場合に、その管理対象装置20が再割当処理の対象となる。図3の例では、2つの条件522と523のどちらかを満足する管理対象装置20が再割当処理の対象となる。
実行条件530は、<exchange_logic>と</exchange_logic>との間に記述される。実行条件530には、再割当を開始する条件(開始条件)と、再割当処理時に対象となる管理対象装置20を決定する条件(決定条件)とが設定される。
<search_logic>と</search_logic>との間には、開始条件が記述される。開始条件には、割当要求があり再割当が必要な場合、処理開始前に割当要求をかけたユーザに対して問合せを行う方式と、問合せを行うことなく処理を開始する方式とがある。前者の場合、<search_logic>と</search_logic>との間に「問合せ」を示す値を記述し、後者の場合「自動」を示す値を記述する。図3の例では、条件531は、問合せを行う場合を示す。
<definition_logic>と</definition_logic>の間には、決定条件が記述される。決定条件には、再割当処理時に、利用中のユーザの意向を問合せながら再割当処理の対象となるユーザおよび/または管理対象装置20を決定する方式と、ユーザに問い合わせることなく再割当処理を行う方式とがある。前者の場合「問合せ」を、後者の場合、「自動」を記述する。図3の条件532は、問い合わせを行う方式を指定したことを示す。
状態監視条件540は、<check_condition>と</check_condition>との間に記述される。状態を監視する対象は、特定のアプリケーションの使用状態と、管理対象装置20への非アクセス時間とがある。
<check_application>と<check_application>との間には、ユーザの利用状態を判断するための監視対象であるアプリケーションの種類が記述される。<ap_list>と</ap_list>との間に記述されたアプリケーションが動作している場合、後述する内部テーブル800にその旨記録される。図3の条件541では、AP1、AP2、AP3の3つのアプリケーションのいずれかが管理対象装置20上で動作している場合、各アプリケーションの利用状態が内部テーブル800に記録される。
<time_duration>と</time_duration>との間には、管理対象装置20が未使用と判定される時間が分単位で設定される。判定に用いられる時間は、当該管理対象装置20に割り当てられているユーザから、クライアント端末40を介して当該管理対象装置20へのアクセスがない時間である。図3の条件542では、100分以上非アクセスの状態が継続している場合、当該管理対象装置20は、未使用と判定される。
以上、割込制御ポリシーファイル500を説明した。
次に、内部テーブル800について説明する。内部テーブル800には、各管理対象装置20上で稼動する状態監視プログラム32により収集され、システム管理装置10に送信された、各管理対象装置20上の状態が格納される。図4は、内部テーブル800を説明するための図である。
本図に示すように、内部テーブル800には、管理対象装置20ごとに、当該管理対象装置の装置ID801と、利用ユーザ802と、セッション状態803と、未利用時間804と、所定のアプリケーションの利用状態であるAP状態805と、ユーザプロセス806とが登録される。
利用ユーザ802として、当該管理対象装置20に割り当てられているユーザのユーザIDが登録される。クライアント端末40と当該管理対象装置20との接続状態が状態監視プログラム32により取得され、セッション状態803として取得された状態に応じて接続または未接続が登録される。未利用時間804としては、セッション状態803が接続のものに関し、前回のキーインからの時間が状態監視プログラム32によりカウントされ、登録される。なお、セッション状態803が未接続のものについては、未利用時間804は無意味であるため、−1が登録される。
次に、AP状態805として、割込制御ポリシーファイル500の状態監視条件540に指定されている監視対象のアプリケーションそれぞれの利用状態が登録される。登録される利用状態は、アプリケーションが起動している場合、管理対象装置20のCPU14を該当アプリケーションが未利用である時間である。本情報も状態監視プログラム32によりカウントされる。なお、アプリケーションが起動していない場合は、−1が登録される。アプリケーションの起動、未起動情報も、状態監視プログラム32により取得される。ユーザプロセス806には、管理対象装置20上で、ユーザがクライアント端末40から起動したプロセス数が登録される。
次に、割込情報テーブル1000について説明する。割込情報テーブル1000には、再割当処理を行った際、割当要求をしたユーザおよび管理対象装置20への割り当てを解除されたユーザに関する情報が割込制御処理部123により記録される。
図5は、割込情報テーブル1000の一例を示す図である。本図に示すように、割込情報テーブル1000には、管理対象装置20ごとに、当該管理対象装置20を特定する装置ID1001と、管理対象装置20への割り当てを解除されたユーザの識別子である強制停止ユーザID1002と、再割当を受けたユーザの識別子である割込みユーザID1003と、割り当てを解除されたユーザが割り当てを解除されている予定時間である停止予定時間1004とが登録される。停止予定時間1004に登録される時間は、後述する通知画面900を通じて割当要求の送信元ユーザから入力された利用予定時間である。以後、再割当処理により、割り当てを解除されたユーザのことを、強制停止ユーザと呼ぶ。
割込情報テーブル1000は、要求受付処理部122が、ユーザから解除要求を受け付けた際、解放された管理対象装置20を強制停止ユーザに割り当てる時に利用する。本テーブルは、割り込まれた時間順にデータが並んでいるものとし、強制停止ユーザの強制停止が解除された場合、すなわち、割り当てが復帰した場合、該当するデータは削除される。
次に、通知画面900データについて説明する。通知画面900データは、割込制御ポリシーファイル500の実行条件530の開始条件に「問合せ」が記述されている場合、再割当処理開始時に割当要求の送信元のユーザのクライアント端末40に送信される。クライアント端末40のコンソールプログラム49は、通知画面900データを受け取ると、画面制御プログラム50に通知する。画面制御プログラム50は、通知画面900データを処理し、表示装置45に表示させる。表示装置45に表示される画面例を図6に示す。
本図に示すように、通知画面900データにより表示される通知画面は問い合わせ内容を表示する内容表示部904と、起動希望の意思を受け付ける利用要求ボタン902と、起動を希望しない意思を受け付ける終了ボタン903と、起動希望の場合、利用時間の入力を受け付ける利用時間入力欄901とを備える。利用時間は、割当要求を送信したユーザが、管理対象装置20を使用する予定の時間であり、後述するように、再割当処理の対象となる管理対象装置20が複数ある場合、その中から1つを抽出するために利用される。
次に、確認画面1100について説明する。確認画面1100データは、割込制御ポリシーファイル500の実行条件530の決定条件に「問合せ」が記述されている場合、停止候補の管理対象装置20のユーザのクライアント端末40に送信される。クライアント端末40の表示装置45に表示される画面例を図7に示す。
本図に示すように、確認画面1100は、内容を表示する内容表示部1104と、停止を許可する意思を受け付ける許可ボタン1102と、停止を許可しない意思を受け付ける不許可ボタン1103と、再割当されるユーザの利用予定時間を表示する利用時間表示欄1101とを備える。利用時間表示欄1101には、問合せ画面900で、割当要求の送信元のユーザが利用時間入力欄901に入力した時間が表示される。
次に、本実施形態における、各装置間での情報の授受の概要を説明する。図8は、上記各装置間での情報の授受の概要を説明するための図である。
ユーザがPC環境を管理対象装置20上で利用したいとき、ユーザを特定する情報とともにクライアント端末40のコンソールプログラム49を用いてシステム管理装置10に対して起動を要求する。すなわち、クライアント端末40は、ユーザから指示を受け付けると、コンソールプログラム49により、システム管理装置10に対して管理対象装置20の割り当ておよび起動を要求する割当要求を送信する(ステップ301)。
システム管理装置10は、クライアント端末40を介してユーザから割当要求を受信すると、当該ユーザに対して割り当て可能な管理対象装置20を決定し、ユーザを特定する情報とともにストレージ管理装置60に通知する(ステップ302)。ストレージ管理装置60は、通知を受けた管理対象装置20と当該ユーザに割り当てられているユーザ領域31を割り当てる(ステップ303)。
この後、システム管理装置10は、割り当てた管理対象装置20を起動させ(ステップ304)、その結果を、割当要求を送信してきたクライアント端末40上のコンソールプログラム49に通知する(ステップ305)。
コンソールプログラム49は、ユーザに割り当てられた管理対象装置20の情報を画面制御プログラム50に通知する。そして、画面制御プログラム50は、割り当てられた管理対象装置20に接続し(ステップ306)、該当する管理対象装置20の画面情報を受信し、その結果をCRT45に表示する。ユーザは表示された画面情報を見ながらマウス47やキーボード46を用いて管理対象装置20にログインし、管理対象装置20上でアプリケーションを起動してユーザデータを加工する。
ユーザは、所望の処理を終了すると、解除要求を送信し、使用していた管理対象装置20を停止し、処理を終える。本実施形態では、管理対象装置20の停止方法は2種ある。すなわち、クライアント端末40から管理対象装置20に直接停止を要求をする解除要求を送信する方法、および、クライアント端末40上のコンソールプログラム49を介して解除要求をシステム管理装置10に行う(ステップ307)の2種である。
クライアント端末40から管理対象装置20に直接解除要求を送信した場合は、システム管理装置10は管理対象装置20で稼動する状態監視プログラム32から解除要求を受信し(ステップ308)、ユーザ情報テーブル210、管理対象装置テーブル220などの内部データを更新する。一方、クライアント端末40のコンソールプログラム49から解除要求を受信した場合、システム管理装置10は、該当する管理対象装置20を停止する処理を行う(ステップ309)。
次に、システム管理装置10の管理対象割当制御プログラム121の動作概要について説明する。図9は、本実施形態の管理対象割当制御プログラム121の処理の概要を示すフローチャートである。
管理対象割当制御プログラム121は、システム管理装置10が起動すると、要求受付処理部122を実行する。
要求受付処理部122は、まず、割込制御ポリシーファイル500を読み取る(ステップ401)。
要求受付処理部122は、読み込んだ割込制御ポリシーファイル500を解析してワークメモリ15に解析結果を保持する。その後、クライアント端末40および管理対象装置20からのデータの受信待ちの状態となる(ステップ402)。
要求受付処理部122は、データを受信すると、受信したデータの内容を解析する(ステップ403、405)。受信したデータが、クライアント端末40からの割当要求である場合(ステップ403)、後述する利用要求処理を実行する(ステップ404)。受信したデータが、クライアント端末40または管理対象装置20からの解除要求である場合(ステップ405)、後述する終了要求処理を実行する(ステップ406)。
受信したデータの内容がいずれでもない場合、利用要求処理が終了した場合、および、終了要求処理が終了した場合、要求受付処理部122は、ステップ402に戻り、受信待ちの状態となる。
次に、ステップ404の利用要求処理の詳細について説明する。図10は、利用要求処理のフローチャートである。
要求受付処理部122は、利用要求処理開始の指示を受けると、割り当て可能な管理対象装置20が存在するか否かを判断する(ステップ601)。すなわち、未使用の管理対象装置20(空き管理対象装置20)の存在の有無を判断する。これは、管理対象装置テーブル220の利用状態223により判断する。未使用の管理対象装置20が存在する場合、その中から抽出した1の管理対象装置20を割当要求の送信元のユーザに割り当てる。
具体的には、要求受付処理部122は、まず、ストレージ管理装置30に対して、割当要求を送信してきたユーザのユーザ領域31を抽出した管理対象装置20への割り当てを要求する(ステップ602)。ステップ602の処理が終了すると、その管理対象装置20を起動させる(ステップ603)。そして、ユーザ領域31内に保持され、割り当てた管理対象装置20上で実行される状態監視プログラム32に、割込制御ポリシーファイル500の状態監視条件540内で指定された、状態監視対象のアプリケーションを監視アプリケーションリストとして通知する(ステップ604)。
要求受付処理部122は、以上の処理を終えると、割当要求の送信元のクライアント端末40に対して割り当てた管理対象装置20を特定する情報を通知する(ステップ605)。そして、管理対象装置情報テーブル220の利用状態223、利用ユーザID224を割り当て後の情報に更新する(ステップ606)。
なお、管理対象装置20では、起動後、状態監視プログラム32を用いて、指示された監視アプリケーションリスト上のアプリケーションの起動の有無、ユーザからのログオンの有無、ユーザからのキーボードやマウス操作の有無を常に監視し、システム管理装置10に状態情報として送信する。
一方、ステップ601において、未使用の管理対象装置20が存在しない場合、要求受付処理部122は、割込制御処理部123に、再割当処理を行わせる(ステップ607)。
再割当処理の詳細を以下に説明する。図11は、本実施形態の再割当処理のフローチャートである。割込制御処理部123は、基本的に、割当要求が割込制御ポリシーファイル500に記述された各条件を満たすか否かを順次判断し、処理を進める。
割込制御処理部123は、割当要求を送信してきたユーザが、割り込みを許されているユーザであるか判別する(ステップ701)。具体的には、割当要求に付加されている割当要求送信元のユーザのユーザIDに対応づけてユーザ情報テーブル210に登録されている情報が、割込制御ポリシーファイル500の優先条件510を満たすか否か判別し、満たす場合、割り込み可能なユーザ、すなわち、再割当可能なユーザと判別する。割込制御ポリシーファイル500が図3に示すものの場合、割当要求送信元のユーザの役職214および優先フラッグ215の情報が、優先条件510を満たした場合、割り込み可能なユーザと判断する。
割り込み可能なユーザでなければ、利用できる環境が存在しないこと、すなわち、割当可能な管理対象装置20がないため起動ができないことをクライアント端末に対して通知し(ステップ702)、処理を終了する。
割り込み可能なユーザであれば、割込制御処理部123は、次に、割り込み可能な管理対象装置20の有無を判断する(ステップ703、704)。具体的には、まず、割込制御ポリシーファイル500の割込条件520に合致する管理対象装置20が存在するか否かを判別する。そして、その中で、状態監視条件540に設定されている条件を満たす管理対象装置20が存在するか否かを判別する。
割込制御ポリシーファイル500が図3に示すものの場合、管理対象装置テーブル220に、配置場所222がシャーシ1と登録されている管理対象装置20、または、ユーザ情報テーブル210と管理対象装置テーブル220とを参照し、割当要求の送信元のユーザと同じ所属213のユーザに割り当てられている管理対象装置20を、停止候補となる管理対象装置20として検索する。
そして、内部テーブル800を参照し、上記検索した停止候補となる管理対象装置20の中から、所定の条件を満足する管理対象装置20を抽出する(ステップ703)。
本実施形態では、例えば以下の条件(選択条件)のいずれかを満足する管理対象装置20を停止候補として抽出するものとする。これらの条件は、以下に限られない。
(1)セッション状態803が未接続であり、ユーザプロセス806が0である管理対象装置20。
(2)セッション状態803が未接続であり、AP状態805が全て未起動である管理対象装置20。
(3)セッション状態803が接続で、AP状態805が全て未起動であり、かつ、未利用時間804が割込制御ポリシーファイル500の状態監視条件540内に指定されている未使用と判定される時間を越えている管理対象装置20。
(4)セッション状態803が接続で、AP状態805の一部が起動中ではあるものの、未利用時間804が割込制御ポリシーファイル500の状態監視条件540内に指定されている未使用と判定される時間を越えている管理対象装置20。
ステップ703において、停止候補となる管理対象装置20を抽出できた場合、割込条件520に合致する管理対象装置20が存在するものと判断する(ステップ704)。
ステップ704において、停止候補となる管理対象装置20がない場合は、割当要求送信元のユーザに起動不可であることを通知し(ステップ702)、処理を終了する。
停止候補となる管理対象装置20が検索された場合、割込制御処理部123は、次に、実行条件530の開始条件を判別する(ステップ705)。開始条件に、合致する管理対象装置20があれば、再割当処理を実行する「自動」が設定されている場合は、そのまま再割当処理を実行する(ステップ708)。
一方、実行条件530の開始条件に「問合せ」が設定されている場合は、ユーザに起動希望の有無を問い合わせる(ステップ706)。
ステップ706の問い合せに応じて、ユーザから起動を希望しないとの意思を受け付けた場合は、処理を終了する。一方、ユーザから起動を希望する旨の意思を受け付けた場合は、再割当処理を実行する(ステップ708)。
再割当処理の実行にあたり、割込制御処理部123は、実行条件530の、決定条件を判別する(ステップ708)。決定条件に「自動」が設定されている場合は、停止候補となる管理対象装置20として検索したものの中から停止対象となる管理対象装置20を決定し(ステップ709)、当該管理対象装置20のユーザに停止通知を送信する(ステップ710)。停止候補となる管理対象装置20が複数ある場合は、本実施形態では、以下の方法により、その中から1の管理対象装置20を停止対象として選択する。
まず、停止候補となる管理対象装置20を、上述の(1)〜(4)の選択条件を満たすもの毎に優先度を付与する。選択条件の番号が小さいものほど選択の優先度は高いものとする。同じ優先度の候補が複数存在する場合、選択条件(1)、(2)の場合は、ユーザ情報テーブル210を参照し、割込回数216の最も少ないユーザに割り当てられている管理対象装置20を抽出し、(3)、(4)の場合は、未利用時間804が最も短いものを抽出する。これらが複数ある場合は、その中から任意に選択する。なお、選択基準は、これに限られない。予め設定し、記憶部13に登録しておけばよい。
割込制御処理部123は、選択した管理対象装置20のユーザが使用しているクライアント端末40に、停止する旨を通知する停止通知を送信し(ステップ710)、当該管理対象装置20を停止する(ステップ711)。
一方、ステップ708の判別において、決定条件に「問合せ」が設定されている場合は、全ての停止候補となる管理対象装置20として検索、抽出したものに割り当てられているユーザが利用しているクライアント端末40に、確認画面1100データを送信する(ステップ715)。
割込制御処理部123は、ユーザからの返答を受信すると、返答に応じて停止対象とする管理対象装置20を選択する(ステップ716)。複数の管理対象装置20から許可の意思を受け取った場合、予め管理者等により定められ記憶部13に登録されている選択のルールに従って決定する。選択のルールは、例えば、未利用時間804が最も長いものを選択する、所定時間返答がないユーザに割り当てられている管理対象装置20を選択する、などが考えられる。もちろん、これに限られない。また、全ての返答が、不許可、すなわち、継続使用希望である場合は、上述の決定条件が「自動」である場合の選択方法により選択する。
ステップ715において、確認画面1100データを送信した全クライアント端末40に、結果を送信する(ステップ717)。ここでは、ステップ716において、停止対象として選択された管理対象装置20のユーザのクライアント端末40には、停止通知を、他のクライアント端末40には、停止対象とならなかった旨を通知する。そして、選択された管理対象装置20を停止する(ステップ711)。
次に、割込制御処理部123は、割当要求を送信してきたユーザに、選択された管理対象装置20を割り当てる。すなわち、割当要求を送信してきたユーザに割り当てられているユーザ領域31を、ステップ711において停止した管理対象装置20に割り当て、状態監視プログラム32に、監視アプリケーションリストを通知し(ステップ712)、割当要求の送信元のユーザに割り当てが完了したことを通知する(ステップ713)。そして、割込制御処理部123は、割込情報テーブル1000に登録し(ステップ714)、処理を終了する。
次に、ユーザが、割り当てられている管理対象装置20の利用を終了し、割り当てを解除する要求である解除要求を送信した際、当該解除要求を受信したシステム管理装置10の処理について説明する。
図12は、解除要求を受信した際の、要求受付処理部122の処理のフローチャートである。
解除要求を受け取ると、要求受付処理部122は、送信元のユーザに割り当てられている管理対象装置20に対し、電源切断処理(停止処理)を実行する(ステップ1201)。その管理対象装置20が電源停止状態となると、割り込まれたユーザの有無を判別する(ステップ1202)。具体的には、割込情報テーブル1000を参照し、その管理対象装置20の装置IDに対応づけて強制停止ユーザIDが登録されている場合、割り込まれたユーザがあるものと判断する。
ステップ1202において、有りと判断された場合、要求受付処理部122は、強制停止ユーザIDに登録されているユーザを復帰ユーザと特定する。復帰ユーザとは、割り当てが解除された管理対象装置20を割り当てるユーザである。そして、ステップ1201において電源停止状態とした管理対象装置20を起動する(ステップ1203)。ここでは、復帰ユーザに割り当てられているユーザ領域31を、電源停止状態とした管理対象装置20に割り当て、当該管理対象装置20を起動する。さらに、割込情報テーブル1000から、起動状態に戻した管理対象装置20に関するデータを削除する。
一方、ステップ1202において、無しと判断された場合、要求受付処理部122は、割込情報テーブル1000を参照し、他に強制停止ユーザとして登録されているものがあるか否かを判別する(ステップ1205)。他に強制停止ユーザが登録されている場合、当該ユーザの中で、最も長く停止させられているユーザ(割情報テーブル1000に登録されているデータの中の最も古いデータに該当するユーザ)を抽出し、復帰ユーザとし、ステップ1201において電源停止状態とした管理対象装置20を起動し、復帰ユーザに割り当てる(ステップ1203)。そして、復帰ユーザのデータを、割込情報テーブル1000から削除する。
割り当てが確認された後、復帰ユーザに対し、管理対象装置20が再度割り当てられたことを通知し(ステップ1204)、処理を終了する。
ステップ1205で無しと判別された場合、要求受付処理部122は、そのまま処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、管理対象装置20を利用することを許可されたユーザ数が管理対象装置20の台数より少ない環境で、全ての管理対象装置20が所定のユーザに割り当てられている状態のとき、新たに利用したいユーザが発生した場合、既割り当てのユーザの中で、実際に使用している可能性の低いユーザを抽出して、割り当てを解除することができる。すなわち、未活用の管理対象装置20を適切に抽出することができる。従って、本実施形態によれば、限られたリソースである管理対象装置20を有効に活用することが可能となる。
<<第二実施形態>>
次に、本発明を適用した第二の実施形態について説明する。本実施形態では、再割当処理において、停止対象となった管理対象装置20を停止させる際、システムハイバネーション処理を行う。すなわち、停止直前の管理対象装置20のワークメモリ22の内容をそのまま退避させる処理を行う。
図13は、本実施形態のシステム構成図である。本実施形態のシステム構成は、基本的に第一の実施形態のシステム構成と同様である。ただし、本実施形態の管理対象装置20は、それぞれ、データ格納領域1301を備える。データ格納領域1301は、システムハイバネーション時のデータ(ワークメモリ22の内容)を退避する領域である。
また、本実施形態の割込情報テーブル1400の一例を図14に示す。本実施形態の割込情報テーブル1400は、第一の実施形態の割込情報テーブル1000と同様に、管理対象装置20ごとに、当該管理対象装置20を特定する装置ID1001と、管理対象装置20への割り当てを解除されたユーザの識別子である強制停止ユーザID1002と、再割当を受けたユーザの識別子である割込みユーザID1003と、割り当てを解除されたユーザが割り当てを解除されている予定時間である停止予定時間1004とが登録される。本実施形態の割込み情報テーブル1400には、さらに、システムハイバネーションを行って停止したものであるか否かを示すハイバネ1401が登録される。システムハイバネーションを行って停止したものの場合、ハイバネ1401として、「True」が登録され、そうでない場合は、「False」が登録される。
次に、本実施形態における再割当処理について、第一の実施形態と異なる処理のみ説明する。第一の実施形態と異なる部分は、停止対象の管理装置を停止する際の処理および割込情報テーブル1400への登録処理である。図11のフローチャートでいえば、ステップ711および714の処理である。
まず、本実施形態の停止時の処理(ステップ711)の、第一の実施形態と異なる点を説明する。本実施形態では、割込制御処理部123は、停止対象として所定の管理対象装置20が選択されると、内部テーブル800を参照し、当該管理対象装置20の、割り当てられたユーザによる利用状態を確認する。
このとき、セッション状態803が未接続であり、かつ、ユーザプロセス806が0の場合は、当該管理対象装置20上では、実質的に何の作業も行われていないため、そのまま停止させる。
それ以外の場合は、割込制御処理部123は、当該管理対象装置20を停止させる前に、当該管理対象装置20にシステムハイバネーションを行わせる。システムハイバネーションにおいては、管理対象装置20は、その時点での作業環境を、データ格納領域1301に退避させる。システムハイバネーションを終えた後、割込制御処理部123は、当該管理対象装置20を停止させる。
なお、本実施形態において、停止対象の管理対象装置20が特定された後、内部テーブル800を参照して当該管理対象装置20の状態を確認するステップ無しで、常にシステムハイバネーションを行わせて停止させるよう構成してもよい。
本実施形態の割込情報テーブル1000への登録処理(ステップ714)について第一の実施形態と異なる点は、本実施形態では、割込制御処理部123は、第一の実施形態で登録する情報に加え、システムハイバネーションをして停止したか否かを、ハイバネ1401に登録することである。
次に、解除要求を受信した際の要求受付処理部122の処理について、第一の実施形態と本実施形態と異なる点について説明する。第一の実施形態と異なる点は、停止した管理対象装置20に対応づけて強制停止ユーザが登録されていない場合の処理および復帰ユーザの起動状態に戻す際の処理である。図12で言えば、ステップ1205および1203の処理である。
ステップ1205の処理において、要求受付処理部122が、割込情報テーブル1400を参照し、他に強制停止ユーザとして登録されたものがあるか否かを判別する。本実施形態においては、このとき、ハイバネ1401において、「false」が登録されている強制停止ユーザがある場合のみ、有りと判断する。本実施形態では、システムハイバネーション処理を行って停止させた管理対象装置20については、元のユーザのみ復旧に意味があるからである。強制停止ユーザがいても、当該ユーザのハイバネ1401に「false」が登録されていない場合は、強制停止ユーザはいないものとして処理を終了する。
ステップ1202において、有りと判断された場合、要求受付処理部122は、管理対象装置20を起動する際、管理対象装置20にシステムハイバネーションからの復帰であることを通知する。管理対象装置20は、その通知を受け、データ格納領域1301に退避したデータをワークメモリ22に展開することにより、元のユーザの稼動状態で起動させる。なお、この時、システムハイバネーションからの復帰、すなわち、元の稼動状態での復帰の可否をユーザに尋ねるよう構成してもよい。この場合は、ユーザから元の稼動状態での復帰の指示を受けた場合のみ、データ格納領域1301に退避したデータをワークメモリ22に展開して起動させる。そうでない場合は、初期状態で起動させる。
一方、ステップ1205において、「false」が登録されている他の強制停止ユーザが有ると判断された場合、ステップ1203に進む。この場合、要求受付処理部122は、管理対象装置20にシステムハイバネーションからの復帰であることを通知せず、第一の実施形態と同様に管理対象装置20を起動させる。
以上、本実施形態によれば、第一の実施形態のように、限られたリソースを有効活用できることに加え、再割当を行う際、元のユーザの作業環境を保持して停止させるため、復帰時に停止前の状態に戻すことができる。
<<第三の実施形態>>
次に、本発明を適用した第三の実施形態について説明する。第二の実施形態では、再割当処理後の復帰において、システムハイバネーション処理を有効に活用できるのは、元の管理対象装置20で復帰する場合に限られているが、本実施形態では、いずれの管理対象装置20で復帰する場合も、停止前の作業環境で復帰ができる。
図15は、本実施形態のシステム構成図である。本実施形態のシステム構成は、基本的に第一の実施形態のシステム構成と同様である。ただし、本実施形態の各管理対象装置20は、プログラムメモリ1501を備え、プログラムメモリ1501内にデータ転送プログラム1502を備える。
データ転送プログラム1502は、CPU23により実行されることにより、当該管理対象装置20においてシステムハイバネーション処理を行った際に退避すべきデータを、その時点で割り当てられているユーザ領域31に転送する退避データ転送機能を実現する。
本実施形態の動作概要は、基本的に第一の実施形態と同様である。ただし、再割当処理において、停止対象の管理対象装置を停止させる処理と割込情報テーブル1000への登録処理、すなわち、図11のステップ711と714との処理、および、停止処理時の強制停止ユーザの復帰処理、すなわち、図12のステップ1203の処理が異なる。
以下、本実施形態の第一の実施形態と異なる点のみ説明する。本実施形態では、割込制御処理部123は、停止対象として所定の管理対象装置20が選択されると、内部テーブル800を参照し、当該管理対象装置20の、割り当てられたユーザによる利用状態を確認する。
このとき、セッション状態803が未接続であり、かつ、ユーザプロセス806が0の場合は、当該管理対象装置20上では、実質的に何の作業も行われていないため、そのまま、停止させる。
それ以外の場合は、割込制御処理部123は、当該管理対象装置20を停止させる前に、当該管理対象装置20にシステムハイバネーションを行わせる。このとき、システムハイバネーションを行うよう指示を受けた管理対象装置20では、退避データ転送機能に、その時点での作業環境に関するデータ(ワークメモリ22の内容)を、データ領域31に転送させる。システムハイバネーションを終えた後、割込制御処理部123は、当該管理対象装置20を停止させる。
なお、本実施形態においても、第二の実施形態同様、停止対象の管理対象装置20が特定された後、内部テーブル800を参照して当該管理対象装置20の状態を確認するステップ無しで、常にハイバネーションを行わせて停止させるよう構成してもよい。
また、本実施形態においては、第二の実施形態同様、割込情報テーブル1000への登録処理(ステップ714)においては、第一の実施形態で登録する情報に加え、システムハイバネーションをして停止したか否かをハイバネ1401として登録する。登録内容は、第二の実施形態と同様であるため、ここでは説明しない。
次に、解除要求を受信した再の要求受付処理部122の処理について、第一の実施形態と本実施形態との違いについて説明する。
本実施形態では、復帰ユーザとして特定されたユーザの起動時の処理が異なる。図12のステップ1203の処理である。本実施形態では、復帰ユーザが特定されると、要求受付処理部122は、割込情報テーブル1000を参照し、復帰ユーザとして特定されたユーザがシステムハイバネーションを行って停止したものであるかどうか判別する。具体的には、ハイバネ1401が「True」であるか否かを判別する。「True」である場合は、システムハイバネーション処理を行っていることを、管理対象装置20へ通知する。
管理対象装置20は、その通知を受け付けると、割り当てられたデータ領域31から退避されているデータの転送を受け、当該データをワークメモリ22に展開することにより、復帰ユーザとして特定されたユーザの元の稼動状態で起動させる。本実施形態においても、復帰時に、元の稼動状態で起動させるか否かを、ユーザに問い合わせ、その応答に応じて起動させるよう構成してもよい。
以上、本実施形態によれば、元のユーザの作業環境をストレージ装置30側の、各ユーザに割り当てられたユーザ領域31に退避するため、強制停止前に当該管理対象装置20を使用していたユーザに限らず、強制停止後の復帰時にユーザの元の作業環境で復帰することができる。すなわち、強制停止されたユーザは、どの管理対象装置20であっても、空きができた際に、停止前の状態で復帰することができる。
第一の実施形態のシステム構成図である。 第一の実施形態の記憶部内に格納されている各データベースの一例を示す図である。 第一の実施形態の割込制御ポリシーファイルの一例を示す図である。 第一の実施形態の内部テーブルの一例を示す図である。 第一の実施形態の割込情報テーブルの一例を示す図である。 第一の実施形態の通知画面の画面例を示す図である。 第一の実施形態の確認画面の画面例を示す図である。 第一の実施形態の各装置間での情報の授受の概要を説明するための図である。 第一の実施形態の管理対象割当制御プログラムの処理のフローチャートである。 第一の実施形態の割当要求受信時の利用要求処理のフローチャートである。 第一の実施形態の再割当処理のフローチャートである。 第一の実施形態の解除要求受信時の処理のフローチャートである。 第二の実施形態のシステム構成図である。 第二の実施形態の割込情報テーブルの一例を示す図である。 第三の実施形態のシステム構成図である。
符号の説明
1:管理用通信網、2:ネットワーク、10:システム管理装置、11:通信制御装置、12:プログラムメモリ、121:管理対象割当制御プログラム、122:要求受付処理部、123:割込み制御処理部、13:記憶部、14:CPU、15:ワークメモリ、16:CRT、17:キーボード、18:マウス、20:管理対象装置、21:通信制御装置A、22:通信制御装置B、23:CPU、24:ワークメモリ、30:ストレージ装置、31:ユーザ領域、32:状態監視プログラム、40:クライアント端末、41:通信制御装置、42:プログラムメモリ、43:ワークメモリ、44:CPU、45:CRT、46:キーボード、47:マウス、48:入出力装置、49:コンソールプログラム、50:画面制御プログラム、60:ストレージ管理装置

Claims (10)

  1. 複数の異なる計算機の中の1の計算機を、利用を要求してきたユーザに割り当てる計算機割当システムであって、
    ユーザが利用を要求してきた場合に、いずれのユーザにも割り当てられていない計算機を当該ユーザに割り当てる割当手段と、
    前記割当手段によって割り当てられている前記計算機の利用状態を監視する利用状態監視手段と、
    全ての計算機が割り当てられている時に新たなユーザから利用の要求があった場合に、前記利用状態監視手段が監視する前記計算機の利用状態と、利用されていない状態を判断するための解除条件と、に従って、利用されていないと判断する計算機の中から割り当てを解除する計算機を決定し、割り当てを解除する割当解除手段と
    前記計算機に割り当て可能な各ユーザの属性を保持するユーザ属性保持手段と、
    各計算機の属性を保持する計算機属性保持手段と、
    前記割当手段によって割り当てられた前記計算機の利用状態を監視する利用状態監視手段と
    を備え、
    前記割当手段は、
    全ての計算機が割り当てられている時に新たなユーザから利用の要求があった場合に、前記割当解除手段が解除した計算機を前記利用の要求があったユーザに割り当て
    前記解除条件は、
    前記ユーザの属性と、前記計算機の属性と、前記利用状態とを用いて記述されており、
    前記解除条件には、
    他のユーザへの計算機の割り当てを解除してでも計算機の割り当てを必要とするか否かについて、前記利用を要求してきたユーザに問い合わせるか否かを記述した開始条件が含まれており、
    前記割当解除手段は、
    他のユーザへの計算機の割り当てを解除してでも計算機の割り当てを必要とするか否かについて、前記利用を要求してきたユーザに問い合わせることが前記開始条件に記述されている場合に、前記利用を要求してきたユーザにその旨を問い合わせ、当該ユーザから利用の有無に関する回答と共に、利用時間の指示を受け付けることを特徴とする計算機割当システム。
  2. 請求項に記載の計算機割当システムであって、
    前記解除条件には、
    計算機の割り当てを解除する候補となったユーザに、当該解除の可否を問い合わせるか否かを記述した決定条件がさらに含まれ、
    前記割当解除手段は、
    計算機の割り当てを解除する候補となったユーザに当該解除の可否を問い合わせることが前記決定条件に記述されている場合に、前記開始条件に従った問い合わせに対する応答で前記利用を要求してきたユーザから受け付けた利用時間を、割り当て解除の可否の問い合わせ時に提示することを特徴とする計算機割当システム。
  3. 請求項1または2に記載の計算機割当システムであって、
    前記解除条件には、
    計算機の割り当てを解除する候補となったユーザに、解除の可否を問い合わせるか否かを記述した決定条件が含まれることを特徴とする計算機割当システム。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の計算機割当システムであって、
    前記割当解除手段によって解除された計算機を、前記割当手段が、前記利用を要求してきたユーザに割り当てた場合に、当該計算機と、新規に割り当てたユーザと、割り当てを解除されたユーザとを対応付けて管理する割込情報管理手段をさらに備えることを特徴とする計算機割当システム。
  5. 請求項に記載の計算機割当システムであって、
    前記割当手段は、
    ユーザが計算機の利用を終えた際に、当該利用を終えたユーザが、前記割込情報管理手段に新規に割り当てたユーザとして登録されている場合には、当該ユーザに対応付けて登録されている割り当てを解除されたユーザに、前記利用を終えた計算機を再度割り当て、
    ユーザが計算機の利用を終えた際に、当該利用を終えたユーザが、前記割込情報管理手段に新規に割り当てたユーザとして登録されていない場合には、前記割込情報管理手段に割り当てを解除されたユーザとして登録されているユーザがあれば、当該ユーザの中の1のユーザに、前記利用を終えた計算機を割り当てることを特徴とする計算機割当システム。
  6. 請求項に記載の計算機割当システムであって、
    前記割当手段は、
    前記割当解除手段によって割り当てを解除する計算機が決定された場合に、当該計算機を前記利用を要求してきたユーザに割り当てる前に、その時点の当該計算機の動作状態を当該計算機内に保持させ、
    ユーザが計算機の利用を終えた際に、当該利用を終えたユーザが、前記割込情報管理手段に新規に割り当てたユーザとして登録されている場合には、当該計算機に保持されている情報を用いて、割り当て解除前の動作状態で当該計算機を起動させた上で、当該ユーザに対応付けて登録されている割り当てを解除されたユーザに、前記利用を終えた計算機を再度割り当てることを特徴とする計算機割当システム。
  7. 請求項に記載の計算機割当システムであって、
    計算機を利用するために必要なデータ領域を、各ユーザ毎に割り当てて保持するストレージ手段をさらに備え、
    前記割当手段は、
    前記割当解除手段によって割り当てを解除する計算機が決定された場合に、当該計算機を前記利用を要求してきたユーザに割り当てる前に、その時点の当該計算機の動作状態を前記ストレージ手段内の、解除前に利用していたユーザに割り当られているデータ領域に保持させ、
    ユーザが計算機の利用を終えた際に、当該利用を終えたユーザが、前記割込情報管理手段に新規に割り当てたユーザとして登録されている場合には、前記ストレージ手段内において解除前に利用していたユーザのデータ領域に保持されている情報を用いて、割り当て解除前の動作状態で当該計算機を起動させた上で、当該ユーザに対応付けて登録されている割り当てを解除されたユーザに、当該計算機を再度割り当て、
    ユーザが計算機の利用を終えた際に、当該利用を終えたユーザが、前記割込情報管理手段に新規に割り当てたユーザとして登録されていない場合には、前記割込情報管理手段に割り当てを解除されたユーザとして登録されているユーザがあれば、前記ストレージ手段内の当該ユーザのデータ領域に保持されている情報を用いて、割り当て解除前の動作状態で当該計算機を起動させた上で、当該割り当てを解除されたユーザに、当該計算機を割り当てることを特徴とする計算機割当システム。
  8. 請求項1からのいずれか一項に記載の計算機割当システムであって、
    前記解除条件には、下記の(1)から(4)が記述されており、
    前記割当解除手段は、
    下記の(1)から(4)の少なくともいずれかを満たす計算機を、割り当てを解除する計算機として決定することを特徴とする計算機割当システム。
    (1)ユーザの端末とのセッションが未接続状態であり、かつ、ユーザの端末から起動したプロセス数が0
    (2)ユーザの端末とのセッションが未接続状態であり、かつ、監視対象のアプリケーションがいずれも起動していない
    (3)ユーザの端末とのセッションが接続状態であり、かつ、監視対象のアプリケーションがいずれも起動しておらず、かつ、前回のキーインからの経過時間が予め定められた値を超えている
    (4)ユーザの端末とのセッションが接続状態であり、かつ、監視対象のアプリケーションの一部が起動しており、かつ、前回のキーインからの経過時間が予め定められた値を超えている
  9. 複数のコンピュータリソースの中の1のコンピュータリソースを、利用を要求してきたユーザに割り当てるコンピュータリソース割当システムであって、
    ユーザが利用を要求してきた場合に、いずれのユーザにも割り当てられていないコンピュータリソースを当該ユーザに割り当てる割当手段と、
    全てのコンピュータリソースが割り当てられている時に新たなユーザから利用の要求があった場合に、ユーザが利用していない状態を判断する解除条件に従って、割り当てを解除する前記コンピュータリソースを決定し、割り当てを解除する割当解除手段と、
    前記コンピュータリソースに割り当て可能な各ユーザの属性を保持するユーザ属性保持手段と、
    各コンピュータリソースの属性を保持するコンピュータリソース属性保持手段と、
    前記割当手段によって割り当てられた前記コンピュータリソースの利用状態を監視する利用状態監視手段と
    を備え、
    前記割当手段は、
    全てのコンピュータリソースが割り当てられている時に新たなユーザから利用の要求があった場合に、前記割当解除手段が解除したコンピュータリソースを前記利用の要求があったユーザに割り当て、
    前記解除条件は、
    前記ユーザの属性と、前記コンピュータリソースの属性と、前記利用状態とを用いて記述されており、
    前記解除条件には、
    全てのコンピュータリソースが割り当てられている時に、既に他のユーザに割り当てられているコンピュータリソースの解除を行う前に前記利用を要求してきたユーザに問い合わせるか否かを記述した開始条件が含まれ、
    前記割当解除手段は、
    問い合わせることが前記開始条件に記述されている場合に、前記利用を要求してきたユーザに問い合わせ、当該ユーザから利用の有無に関する回答に加え、利用時間の指示を受け付けることを特徴とするコンピュータリソース割当システム。
  10. 請求項に記載のコンピュータリソース割当システムであって、
    前記解除条件には、
    全てのコンピュータリソースが割り当てられている時に、割り当てを解除する候補となったコンピュータリソースのユーザに、割り当て解除の可否を問い合わせるか否かを記述した決定条件がされに含まれ、
    前記割当解除手段は、
    問い合わせることが前記決定条件に記述されている場合に、前記開始条件に従った問い合わせに対する応答で前記利用を要求してきたユーザから受け付けた利用時間を、割り当て解除の可否の問い合わせ時に提示することを特徴とするコンピュータリソース割当システム。
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