JPH1097372A - 文字入力装置及びその方法 - Google Patents

文字入力装置及びその方法

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JPH1097372A
JPH1097372A JP24993096A JP24993096A JPH1097372A JP H1097372 A JPH1097372 A JP H1097372A JP 24993096 A JP24993096 A JP 24993096A JP 24993096 A JP24993096 A JP 24993096A JP H1097372 A JPH1097372 A JP H1097372A
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character
input
stroke
stroke group
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JP24993096A
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Hiroto Yoshii
裕人 吉井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字入力板を用いて文字を入力し認識する文
字入力装置において、文字入力板に文字を入力し認識す
る操作を容易に行うことができ、ユーザに使い勝手の良
い文字入力装置及びその方法を提供する。 【解決手段】 文字を構成するストローク群をデジタイ
ザ201aへペン201bを用いて入力する。入力され
たストローク群をペン201bで指定し、その指定され
たストローク群の方向をCPU203が判定する。判定
結果に基づいて、文字入力板上の文字入力領域を構成
し、構成された文字入力領域を有する文字入力板をデジ
タイザ201a上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字入力板を用い
て文字を入力し認識する文字入力装置及びその方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オンライン手書き文字入力を用い
た文字入力装置における文字入力方法は、文字入力板と
その文字入力板に所望の文字を入力するペンを用いて文
字を入力していた。また、この文字入力板は、いわゆる
“横書き”の文字を入力する文字入力領域(横マス)を
有する文字入力板しか存在しなかった。なぜなら、文字
入力板自体が、入力された文字の書かれる方向(以降、
書き方と呼ぶ)等の体裁を考慮せずにFEP(Fron
t End Processor)の機能を果たしてい
たためである。
【0003】例えば、図10の(a)によれば、ユーザ
は、まず、デジタイザ上のテキストフィールドをタップ
する。これによって、例えば、Iビーム状をしたテキス
トカーソルが表示され、文字入力装置は文字の入力待ち
状態となる。続いて、文字入力板を表示するための文字
入力板起動ジェスチャーを行うと、文字入力板が表示さ
れ、その表示された文字入力板上の文字入力領域(横マ
ス)へユーザは文字をペンで入力することが可能とな
る。
【0004】ここで、上述のいずれかの手順で、図10
の(a)に示すような手書き文字「あいう」を表現する
ストロークを入力したとする。そして、入力されたスト
ロークを認識し対応するテキストパターンを確定する。
その後、文字入力板上に配置されるOKボタンを押すこ
とによって、図10の(b)に示すような確定されたテ
キストパターンが所定のテキストフィールドに入力され
る。
【0005】しかしながら、上述のような文字入力方法
では、文字入力板上の文字入力領域をはみでることなく
文字を入力しなければならないので、ユーザによっては
操作上不便であることがあった。そのため、文字入力板
を表示する表示領域を含む入力領域に入力したい文字を
その大きさに制限されずに入力した後、文字入力板起動
ジェスチャーを行うことでその入力された文字を文字入
力板の文字入力領域に配置することができるように構成
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の文字入力装置では、上述のように、文字入力板を
表示する表示領域を含む入力領域に文字を入力した後、
文字入力板起動ジェスチャーを行うことでその入力され
た文字を文字入力板の文字入力領域に配置する場合、そ
の配置は、その入力された文字の書き方が考慮されるこ
となくその入力順に従って文字入力板上の文字入力領域
(横マス)に入力された文字を配置していた。そのた
め、例えば、縦書きで入力した文字列も、横書きで入力
した文字列として文字入力板上の文字入力領域(横マ
ス)に配置されてしまい、以降、縦書きで文字を入力し
たい場合でも横書きで入力しなければならず、ユーザの
使い勝手に大きな問題があった。
【0007】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、文字入力板を用いて文字を入力し認識する文
字入力装置において、文字入力板に文字を入力し認識す
る操作を容易に行うことができ、ユーザに使い勝手の良
い文字入力装置及びその方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による文字入力装置は以下の構成を備える。
即ち、文字入力板を用いて文字を入力し認識する文字入
力装置であって、文字を構成するストローク群を入力す
る入力手段と、前記入力手段で入力されたストローク群
を指定する指定手段と、前記指定手段で指定されたスト
ローク群の方向を判定する判定手段と、前記判定手段の
判定結果に基づいて、文字入力板上の文字入力領域を構
成する構成手段と、前記構成手段で構成された文字入力
領域を有する文字入力板を表示する表示手段とを備える
ことを特徴とする文字入力装置。
【0009】また、好ましくは、前記文字入力領域は、
複数のマスからなり、前記構成手段は、前記判定手段で
判定された方向と同じ方向の前記複数のマスを文字入力
板上に構成する。判定された方向と同じ方向の複数のマ
スを文字入力板上に構成することで、ユーザが所望とす
る方向で文字を入力することができるからである。
【0010】また、好ましくは、前記判定手段は、前記
指定手段で指定されたストローク群の各ストロークの代
表点を抽出する抽出手段と、前記入力手段による入力順
に従って前記抽出手段で抽出されたストロークの代表点
の移動方向を解析する解析手段とを備え、前記解析手段
で解析される移動方向に基づいて、前記指定手段で指定
されたストローク群の方向を判定する。
【0011】また、好ましくは、前記代表点は、少なく
ともストロークの始点、中点、終点、重心点のいずれか
を含む。また、好ましくは、前記判定手段は、前記指定
手段で指定されたストローク群を文字単位で切り出す切
り出し手段と、前記切り出し手段で切り出された各文字
の代表点を抽出する抽出手段と、前記入力手段による入
力順に従って前記抽出手段で抽出された文字の代表点の
移動方向を決定する決定手段とを備え、前記決定手段で
決定される移動方向に基づいて、前記指定手段で指定さ
れたストローク群の方向を判定する。
【0012】また、好ましくは、前記代表点は、前記切
り出し手段で切り出された文字に外接する矩形の中心点
である。また、好ましくは、前記構成手段は、前記切り
出し手段で切り出される文字の配置に基づいて、文字入
力板上の文字入力領域を構成する。上記の目的を達成す
るための本発明による文字入力方法は以下の構成を備え
る。即ち、文字入力板を用いて文字を入力し認識する文
字入力方法であって、文字を構成するストローク群を入
力する入力工程と、前記入力工程で入力されたストロー
ク群を指定する指定工程と、前記指定工程で指定された
ストローク群の方向を判定する判定工程と、前記判定工
程の判定結果に基づいて、文字入力板上の文字入力領域
を構成する構成工程と、前記構成工程で構成された文字
入力領域を有する文字入力板を表示する表示工程とを備
えることを特徴とする文字入力方法。
【0013】また、好ましくは、前記文字入力領域は、
複数のマスからなり、前記構成工程は、前記判定工程で
判定された方向と同じ方向の前記複数のマスを文字入力
板上に構成する。また、好ましくは、前記判定工程は、
前記指定工程で指定されたストローク群の各ストローク
の代表点を抽出する抽出工程と、前記入力工程による入
力順に従って前記抽出工程で抽出されたストロークの代
表点の移動方向を解析する解析工程とを備え、前記解析
工程で解析される移動方向に基づいて、前記指定工程で
指定されたストローク群の方向を判定する。
【0014】また、好ましくは、前記代表点は、少なく
ともストロークの始点、中点、終点、重心点のいずれか
を含む。また、好ましくは、前記判定工程は、前記指定
工程で指定されたストローク群を文字単位で切り出す切
り出し工程と、前記切り出し工程で切り出された各文字
の代表点を抽出する抽出工程と、前記入力工程による入
力順に従って前記抽出工程で抽出された文字の代表点の
移動方向を決定する決定工程とを備え、前記決定工程で
決定される移動方向に基づいて、前記指定工程で指定さ
れたストローク群の方向を判定する。
【0015】また、好ましくは、前記代表点は、前記切
り出し工程で切り出された文字に外接する矩形の中心点
である。また、好ましくは、前記構成工程は、前記切り
出し工程で切り出される文字の配置に基づいて、文字入
力板上の文字入力領域を構成する。上記の目的を達成す
るための本発明による文字入力装置は以下の構成を備え
る。即ち、文字入力処理のプログラムコードが格納され
たコンピュータ可読メモリであって、文字を構成するス
トローク群を入力する入力工程のプログラムコードと、
前記入力工程で入力されたストローク群を指定する指定
工程のプログラムコードと、前記指定工程で指定された
ストローク群の方向を判定する判定工程のプログラムコ
ードと、前記判定工程の判定結果に基づいて、文字入力
板上の文字入力領域を構成する構成工程のプログラムコ
ードと、前記構成工程で構成された文字入力領域を有す
る文字入力板を表示する表示工程のプログラムコードと
を備えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を詳細に説明する。 <実施形態1>図1は実施形態1のオンライン手書き文
字入力を行う文字入力装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0017】201は座標入力部であり、デジタイザ2
01aとペン201bで構成される。ペン201bによ
ってデジタイザ201a上に文字や図形の座標データを
入力することができる。また、入力された座標データは
CPU203の制御により表示部202で表示すること
ができる。202は表示部であり、CRT等のディスプ
レイからなり、座標入力部201で入力された文字や図
形の座標データやCPU203の制御によってメモリ2
04等から読み込まれる文字データを表示する。
【0018】尚、実施形態1の文字入力装置における文
字認識は、デジタイザ201aにユーザがペン201b
を用いて文字を入力した後、その文字を認識するための
文字入力板を起動するコマンドである文字入力板起動コ
マンドを入力する。そして、その文字入力板起動コマン
ドの入力によって、入力された文字に対応した文字入力
板をデジタイザ201a上に表示し、文字入力板上に入
力されている文字の認識を実行する。ここで、文字入力
板起動コマンドの入力は、文字入力板起動ジェスチャー
(例えば、入力された文字を選択した上でタップする)
を行ったり、例えば、デジタイザ201aに構成される
文字入力板起動ボタンをタップしたり、文字入力板起動
メニューから選択することで行う。
【0019】205はFDD(フロッピーディスクドラ
イブ)であり、FDを装着しデータの読み書きが可能で
ある。また、装着されたFD(不図示)に後述する処理
フロー(図2)のプログラムを書き込み、該プログラム
を本装置のRAM204bに読み込むことで処理を実行
させることもできる。尚、本実施形態1では、該プログ
ラムをROM204aに記憶させておき、CPU203
の制御により後述する処理フロー(図2)を実行してい
る。
【0020】206はHDD(ハードディスクドライ
ブ)であり、デジタイザ201aより入力された文字の
認識を行うための認識用辞書206aを内蔵している。
尚、認識用辞書206aは大容量のデータを記憶できる
HD(ハードディスク)等の記憶媒体に記憶されてい
る。203はCPUであり、入力された文字の認識を行
なったり、各種制御を行う。204はメモリであり、R
OM204a、RAM204bで構成される。ROM2
04aは、CPU203が文字認識に用いる認識プログ
ラムや各種制御プログラムを記憶している。また、文字
のフォント情報や文字コード等を記憶している。RAM
204bは、HDD206に内蔵されるHD(不図示)
に記憶される辞書より読み込んだデータや入力された座
標データ、認識プログラムが使用する変数等のデータを
一時的に格納する領域あるいは各種データの作業領域で
ある。
【0021】次に実施形態1の文字入力装置における処
理について、図2のフローチャートを用いて説明する。
図2は実施形態1の文字入力装置における処理を示すフ
ローチャートである。まず、ユーザは自由な形態で文字
を構成するストロークをペン201bを用いてデジタイ
ザ201aに入力する(ステップ101)。次に、ユー
ザが範囲指定または、個々のストロークを直接指定する
ことによって入力されたストローク群を選択する(ステ
ップ102)。そこで、ユーザが文字入力板起動ジェス
チャーを行ったり、ボタンをタップする、メニューから
選択する等の動作を通じて文字入力板起動コマンドをユ
ーザが入力した場合、選択されたストローク群の書かれ
ている方向である書き方を判断する(ステップ10
3)。尚、実施形態1では、説明を簡単にするために、
入力されたストロークの書き方が横向きであるか縦向き
であるかのいずれかを判断するように構成されているも
のとする。
【0022】そして、その判断結果に基づいて、選択さ
れたストローク群の書き方に対応する好適な文字入力板
をデジタイザ201a上に表示する(ステップ10
4)。次に実施形態1の図2のフローチャートのステッ
プS103の詳細な処理について、図3、4を用いて説
明する。図3は実施形態1の図2のフローチャートのス
テップS103の詳細な処理を説明するための図であ
り、図4は実施形態1のフローチャートのステップS1
03の詳細な処理を示すフローチャートである。
【0023】まず、デジタイザ201a上に入力された
ストロークの代表点を決定する(ステップS401)。
図3の(a)は、「あいう」という3文字を入力した例
であり、図に示す矢印x方向(この方向で書かれる文字
を横書きとする、また、x方向と垂直な方向、図の矢印
y方向で書かれる文字を縦書きとする。)で入力した例
であり、ここでは始点を代表点としている。尚、代表点
は始点に限らず、中点、終点、重心点等の他の点を代表
点として用いても構わない。また、あるストロークの1
つ前のストロークの終点と該ストロークの始点をもって
代表点のペアとしてもよい。(この場合、いわゆる“飛
びベクトル”と呼ばれるストロークとストロークの間を
埋めるベクトルになる。
【0024】次に、各ストロークの代表点を結んだベク
トルを平均したベクトルである平均ベクトルを算出する
(ステップS402)。図3の(b)は、図3の(a)
で決定された各ストロークの代表点によって算出された
平均ベクトルである。ここで、平均ベクトルのx方向成
分の変化量をdx、y方向成分の変化量をdyと定義す
る。
【0025】続いて、算出された平均ベクトルの書き方
を判断する(ステップS403)。書き方を判断する方
法としては、例えば、dx>(dy×定数)ならば横書
きで、dy>(dx×定数)ならば縦書きとする。また
は、これ以外にも、dx>(しきい値1)かつdy>
(しきい値2)ならば横書きで、dy>(しきい値1)
かつdx>(しきい値2)ならば縦書きと判断しても良
い。更に、(dx−dy)>(しきい値)ならば横書
き、(dy−dx)>(しきい値)ならば縦書きと判断
しても良い。いずれにしても、dxとdyを用いて横書
きと縦書きのいずれかを判断できる方法であれば、どの
ようなものでも良い。
【0026】尚、上述の判断において、もし縦書きでも
なく横書きでもないと判断されるようなストローク群が
選択された場合は、デフォルト(例えば、横書き)の書
き方と判断する。次に実施形態1の文字入力装置におけ
る処理の具体例について、図5を用いて説明する。
【0027】図5は実施形態1の文字入力装置における
処理の具体例を示す図である。図5の(a)は、デジタ
イザ201a上に横書きで文字列を入力した例を示す図
である。この文字列を、例えば、波線で囲みタップする
と、図5の(b)のような横書きの文字を入力するのに
好適な構成からなる文字入力板がデジタイザ201a上
に表示される。一方、図5の(c)に示すように、デジ
タイザ201a上に縦書きで文字列を入力し、この文字
列を波線で囲みタップすると、図5の(d)のような縦
書きの文字を入力するのに好適な構成(縦マス)からな
る文字入力板がデジタイザ201a上に表示される。
【0028】以上説明したように、実施形態1によれ
ば、デジタイザ201a上に入力された文字列の書き方
を判断し、その判断結果に基づいて、文字列の書き方に
対応する好適な文字入力板をデジタイザ201a上に表
示することができ、ユーザにとって使い勝手の良い文字
入力装置を提供できる。また、文字の書き方に制約がな
くなるので、作業効率を向上することができる。
【0029】<実施形態2>図2のフローチャートのス
テップS103の詳細な処理を、以下に示すような処理
で実行しても良い。以下、実施形態2として図6、7を
用いて説明する。図6は実施形態2の図2のフローチャ
ートのステップS103の詳細な処理を説明するための
図であり、図7は実施形態2のフローチャートのステッ
プS103の詳細な処理を示すフローチャートである。
【0030】まず、デジタイザ201a上に入力された
ストロークを文字単位で文字切りする(ステップS70
1)。尚、文字切りの方法としては、周知の方法を用い
れば良く、例えば、あるストロークの1つ前のストロー
クの終点と当該ストロークの始点を結ぶベクトル(いわ
ゆる“飛びベクトル”)を算出する。そして、(飛びベ
クトルの距離)>(しきい値1)、かつ(ペンアップの
時間)>(しきい値2)の場合、1つの文字の入力が終
了したと判断し、それを1文字として文字切りを行う。
図6の(a)は、「あいう」という3文字を入力した例
であり、図では、「あ」、「い」、「う」の各文字に文
字切りが実行されている。
【0031】次に、文字切り後、各文字の代表点を決定
する(ステップS702)。図6のの(b)は、各文字
の外接矩形の中心を代表点としている例であるが、1文
字を構成する全ストロークの重心点等の他の点を代表点
として用いても構わない。次に、実施形態1と同様に、
各文字の代表点を結んだベクトルを平均してベクトルで
ある平均ベクトルを算出する(ステップS703)。図
6の(c)は、図6の(b)で決定された各文字の代表
点によって算出された平均ベクトルである。
【0032】続いて、算出された平均ベクトルの書き方
を判断する(ステップS704)。書き方を判断する方
法としては、例えば、dx>(dy×定数)ならば横書
きで、dy>(dx×定数)ならば縦書きとする。また
は、これ以外にも、dx>(しきい値1)かつdy>
(しきい値2)ならば横書きで、dy>(しきい値1)
かつdx>(しきい値2)ならば縦書きと判断しても良
い。更に、(dx−dy)>(しきい値)ならば横書
き、(dy−dx)>(しきい値)ならば縦書きと判断
しても良い。いずれにしても、dxとdyを用いて横書
きと縦書きのいずれかを判断できる方法であれば、どの
ようなものでも良い。
【0033】尚、上述の判断において、もし縦書きでも
なく横書きでもないと判断されるようなストローク群が
選択された場合は、デフォルト(例えば、横書き)の書
き方と判断する。以上説明したように、実施形態2によ
れば、文字切り後に、入力されたストロークの平均ベク
トルを算出するので、実施形態1で得られる効果に加え
て、より正確な書き方の判断を行える。 <実施形態3>上述の実施形態1、2では、入力された
ストロークの書き方の判断は横書きか縦書きのどちらか
として判断していた。実施形態3では、この書き方の判
断により自由度を持たせることができる文字入力装置を
提供する。以下、実施形態3の文字入力装置における処
理の具体例について、図8を用いて説明する。
【0034】図8は実施形態3の文字入力装置における
処理の具体例を示す図である。図8の(a)は、デジタ
イザ201a上に横書きで文字列を入力した例を示す図
である。この文字列を、例えば、波線で囲みタップする
と、図8の(b)のような右下方向の文字を入力するの
に好適な構成(斜めマス)からなる文字入力板がデジタ
イザ201a上に表示される。
【0035】このように、実施形態3では、算出された
平均ベクトルの方向を入力されたストロークの方向と見
なし、その方向の文字を入力するのに好適な構成からな
る文字入力板をデジタイザ201a上に表示する。以上
説明したように、実施形態3によれば、算出された平均
ベクトルの方向を反映した文字入力板をデジタイザ20
1a上に表示するので、実施形態1、2に比べてより使
い勝手の良い文字入力装置を提供できる。 <実施形態4>上述の実施形態3では、算出された平均
ベクトルの方向を入力されたストロークの方向と判断し
ていた。実施形態4では、実施形態3に比べてこの書き
方の判断により自由度を持たせることができる文字入力
装置を提供する。以下、実施形態3の文字入力装置にお
ける処理の具体例について、図9を用いて説明する。
【0036】図9は実施形態4の文字入力装置における
処理の具体例を示す図である。図9の(a)は、デジタ
イザ201a上に横書きで文字列を入力した例を示す図
である。この文字列を、例えば、波線で囲みタップする
と、図9の(b)のような各文字の配置を反映した構成
からなる文字入力板がデジタイザ201a上に表示され
る。
【0037】このように、実施形態4では、各文字の配
置を反映した構成からなる文字入力板をデジタイザ20
1a上に表示する。以上説明したように、実施形態4に
よれば、各文字の配置を反映した構成からなる文字入力
板をデジタイザ201a上に表示するので、書き方を一
定方向にかくような注意を払うことなく、ユーザはスト
ロークを自由な書き方で入力することができる。
【0038】尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
等)に適用してもよい。また、本発明の目的は、前述し
た実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム
コードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に
供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(ま
たはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラ
ムコードを読出し実行することによっても、達成される
ことは言うまでもない。
【0039】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディ
スク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモ
リカード、ROMなどを用いることができる。
【0040】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0041】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0042】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図11のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくと
も「入力モジュール」、「指定モジュール」、「判定モ
ジュール」、「構成モジュール」および「表示モジュー
ル」の各モジュールのプログラムコードを記憶媒体に格
納すればよい。
【0043】尚、「入力モジュール」は、文字を構成す
るストローク群を入力する。「指定モジュール」は、入
力されたストローク群を指定する。「判定モジュール」
は、指定されたストローク群の方向を判定する。「構成
モジュール」は、判定結果に基づいて、文字入力板上の
文字入力領域を構成する。「表示モジュール」は、構成
された文字入力領域を有する文字入力板を表示する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
文字入力板を用いて文字を入力し認識する文字入力装置
において、文字入力板に文字を入力し認識する操作を容
易に行うことができ、ユーザに使い勝手の良い文字入力
装置及びその方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のオンライン手書き文字入力を行う
文字入力装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態1の文字入力装置における処理を示す
フローチャートである。
【図3】実施形態1の図2のフローチャートのステップ
S103の詳細な処理を説明するための図である。
【図4】実施形態1のフローチャートのステップS10
3の詳細な処理を示すフローチャートである。
【図5】実施形態1の文字入力装置における処理の具体
例を示す図である。
【図6】実施形態2の図2のフローチャートのステップ
S103の詳細な処理を説明するための図である。
【図7】実施形態2のフローチャートのステップS10
3の詳細な処理を示すフローチャートである。
【図8】実施形態3の文字入力装置における処理の具体
例を示す図である。
【図9】実施形態4の文字入力装置における処理の具体
例を示す図である。
【図10】従来の文字入力装置における処理の具体例を
示す図である。
【図11】本発明の実施形態を実現するプログラムコー
ドを格納した記憶媒体のメモリマップの構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
201 座標入力部 202 表示部 203 CPU 204 メモリ 204a ROM 204b RAM 205 FDD 206 HDD 206a 認識用辞書

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字入力板を用いて文字を入力し認識す
    る文字入力装置であって、 文字を構成するストローク群を入力する入力手段と、 前記入力手段で入力されたストローク群を指定する指定
    手段と、 前記指定手段で指定されたストローク群の方向を判定す
    る判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、文字入力板上の文
    字入力領域を構成する構成手段と、 前記構成手段で構成された文字入力領域を有する文字入
    力板を表示する表示手段とを備えることを特徴とする文
    字入力装置。
  2. 【請求項2】 前記文字入力領域は、複数のマスからな
    り、 前記構成手段は、前記判定手段で判定された方向と同じ
    方向の前記複数のマスを文字入力板上に構成することを
    特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記指定手段で指定さ
    れたストローク群の各ストロークの代表点を抽出する抽
    出手段と、 前記入力手段による入力順に従って前記抽出手段で抽出
    されたストロークの代表点の移動方向を解析する解析手
    段とを備え、 前記解析手段で解析される移動方向に基づいて、前記指
    定手段で指定されたストローク群の方向を判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。
  4. 【請求項4】 前記代表点は、少なくともストロークの
    始点、中点、終点、重心点のいずれかを含むことを特徴
    とする請求項3に記載の文字入力装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、前記指定手段で指定さ
    れたストローク群を文字単位で切り出す切り出し手段
    と、 前記切り出し手段で切り出された各文字の代表点を抽出
    する抽出手段と、 前記入力手段による入力順に従って前記抽出手段で抽出
    された文字の代表点の移動方向を決定する決定手段とを
    備え、 前記決定手段で決定される移動方向に基づいて、前記指
    定手段で指定されたストローク群の方向を判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。
  6. 【請求項6】 前記代表点は、前記切り出し手段で切り
    出された文字に外接する矩形の中心点であることを特徴
    とする請求項5に記載の文字入力装置。
  7. 【請求項7】 前記構成手段は、前記切り出し手段で切
    り出される文字の配置に基づいて、文字入力板上の文字
    入力領域を構成することを特徴とする請求項5に記載の
    文字入力装置。
  8. 【請求項8】 文字入力板を用いて文字を入力し認識す
    る文字入力方法であって、 文字を構成するストローク群を入力する入力工程と、 前記入力工程で入力されたストローク群を指定する指定
    工程と、 前記指定工程で指定されたストローク群の方向を判定す
    る判定工程と、 前記判定工程の判定結果に基づいて、文字入力板上の文
    字入力領域を構成する構成工程と、 前記構成工程で構成された文字入力領域を有する文字入
    力板を表示する表示工程とを備えることを特徴とする文
    字入力方法。
  9. 【請求項9】 前記文字入力領域は、複数のマスからな
    り、 前記構成工程は、前記判定工程で判定された方向と同じ
    方向の前記複数のマスを文字入力板上に構成することを
    特徴とする請求項8に記載の文字入力方法。
  10. 【請求項10】 前記判定工程は、前記指定工程で指定
    されたストローク群の各ストロークの代表点を抽出する
    抽出工程と、 前記入力工程による入力順に従って前記抽出工程で抽出
    されたストロークの代表点の移動方向を解析する解析工
    程とを備え、 前記解析工程で解析される移動方向に基づいて、前記指
    定工程で指定されたストローク群の方向を判定すること
    を特徴とする請求項8に記載の文字入力方法。
  11. 【請求項11】 前記代表点は、少なくともストローク
    の始点、中点、終点、重心点のいずれかを含むことを特
    徴とする請求項10に記載の文字入力方法。
  12. 【請求項12】 前記判定工程は、前記指定工程で指定
    されたストローク群を文字単位で切り出す切り出し工程
    と、 前記切り出し工程で切り出された各文字の代表点を抽出
    する抽出工程と、 前記入力工程による入力順に従って前記抽出工程で抽出
    された文字の代表点の移動方向を決定する決定工程とを
    備え、 前記決定工程で決定される移動方向に基づいて、前記指
    定工程で指定されたストローク群の方向を判定すること
    を特徴とする請求項8に記載の文字入力方法。
  13. 【請求項13】 前記代表点は、前記切り出し工程で切
    り出された文字に外接する矩形の中心点であることを特
    徴とする請求項12に記載の文字入力方法。
  14. 【請求項14】 前記構成工程は、前記切り出し工程で
    切り出される文字の配置に基づいて、文字入力板上の文
    字入力領域を構成することを特徴とする請求項12に記
    載の文字入力方法。
  15. 【請求項15】 文字入力処理のプログラムコードが格
    納されたコンピュータ可読メモリであって、 文字を構成するストローク群を入力する入力工程のプロ
    グラムコードと、 前記入力工程で入力されたストローク群を指定する指定
    工程のプログラムコードと、 前記指定工程で指定されたストローク群の方向を判定す
    る判定工程のプログラムコードと、 前記判定工程の判定結果に基づいて、文字入力板上の文
    字入力領域を構成する構成工程のプログラムコードと、 前記構成工程で構成された文字入力領域を有する文字入
    力板を表示する表示工程のプログラムコードとを備える
    ことを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5284523B1 (ja) * 2012-09-05 2013-09-11 株式会社東芝 情報処理システム、プログラムおよび情報処理システムの処理方法
JP2015225526A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 株式会社東芝 電子機器及び方法

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