JPH1096782A - 放射線の放射源を検出しその位置を特定する装置及びその製造方法 - Google Patents

放射線の放射源を検出しその位置を特定する装置及びその製造方法

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JPH1096782A
JPH1096782A JP9173171A JP17317197A JPH1096782A JP H1096782 A JPH1096782 A JP H1096782A JP 9173171 A JP9173171 A JP 9173171A JP 17317197 A JP17317197 A JP 17317197A JP H1096782 A JPH1096782 A JP H1096782A
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detector
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Karl W Olson
カール・ダブリュ・オールソン
Marlin O Thurston
マーリン・オー・サーストン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体液の侵入を防止しつつプローブに於いて必
要なスイッチ操作を可能にする。 【解決手段】 スイッチ駆動面48、50を備えた一体
的なハウジング40を有する外科手術用プローブ14。
ハウジング内に設けられた細長いスイッチ受け入れ通路
70内に配置された圧電スイッチ82を有する。プロー
ブの前端は結晶129を含む検出器組立体46を支持し
ており、そのリード線はスイッチ受け入れ通路より隔置
され且つ該通路よりシールド壁112により保護された
検出器信号通路106内に延在している。スイッチの圧
電素子は二つの楔88、89を含むスイッチ支持組立体
86によりスイッチ駆動面に隣接してプレロードが与え
られた状態にて保持されている。細長いケーブル22が
シール及び応力解放用の部品144を使用してハウジン
グの後端に永久的に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体内の組織より放
射される放射線の放射源を検出しその位置を特定する装
置に係り、更に詳細にはかかる装置の手持ち式のプロー
ブ及びその製造方法に係る。
【0002】
【発明の背景】結腸癌や直腸癌の治療のための現在及び
これまでの方法は、腫瘍の拡がりの成り行き、従って医
者による手術をするかしないかの選択に基づいている。
手術の選択が行われると、一般に腫瘍の物理的位置が検
出され腫瘍が外科的に切除される。外科医がかかる外科
手術の一部として腫瘍性組織を検出しその位置を特定す
ることを補助する目的で、当技術分野に於ては従来より
種々の方法が開発されている(「腫瘍性組織」は癌組織
と指称されることが多いが、当技術分野に於て使用され
る用語には悪性腫瘍や悪性腫瘍細胞という用語も見られ
る。「腫瘍性組織」なる用語はこれらの全てを包含する
ものである)。外科医が腫瘍性組織の位置を特定するこ
とを補助する目的で従来より行われている種々の努力
は、放射性標識された抗体を使用することに関するもの
である。例えば一つの方法は比較的高いエネルギ、例え
131Iにて標識された抗体が注射された患者をシンチ
レーションスキャニングすることを含んでいる。かかる
フォトスキャニングやシンチレーションスキャニングに
よれば、血液プールのバックグラウンド放射能に起因し
て判読することが困難なシンチグラムしか得られない。
また画像を向上させる目的で放射能を有する血液プール
物質をコンピュータによって減算除去したり二種類の標
識された抗体(一方は腫瘍に特異的であり他方は腫瘍に
特異的ではない)を使用する方法が従来より試みられて
いる。しかしこれらの方法はCATスキャン、磁気共鳴
画像法等の従来の方法に比してあるとしても殆ど有用な
情報を外科医に与えることができない。
【0003】一般に外科医は、手術現場に於て観察する
ことにより、特に触診、即ち正常な組織の感触との対比
に於ける腫瘍の感触判断により、大きい腫瘍の位置を容
易に特定することができる。しかし手術を成功させるた
めには、外科医は潜在性の腫瘍、即ち観察や触診という
従来の外科法によっては発見することが困難な腫瘍の位
置をなんとかして特定する必要がある。かかる潜在性の
腫瘍の位置を特定したり除去することができなければ、
患者の体内に於て癌が成長し、再発性の癌と誤って判断
されることが多い状態になる。一般に従来のガンマ線カ
メラ等を使用する方法の如き従来の診断法によっては潜
在性の腫瘍を発見したりその位置を特定したりすること
ができない。腫瘍部分の大きさが小さければ小さいほ
ど、ある与えられた腫瘍部分に於ける放射性核種の濃度
は、画像形成の観点からすると、患者の体内に於て血液
プールの放射線が必ず存在するバックグラウンド中に埋
没し易くなる。
【0004】1984年にMartin(医学博士)及びThur
ston(物理学博士)は、腫瘍の位置を特定し腫瘍を識別
し除去するための遥かに改善された方法を開発した。こ
の方法に於ては、放射性標識された抗体及び放射能の部
位を検出するために手術中に外科医によって使用される
携帯型の放射線検出プローブが使用される。検出プロー
ブを標識された抗体に近付けることができるので、潜在
性の腫瘍部分に於て腫瘍性組織より放射される僅かな放
射線も例えば一部には放射線伝播の逆二乗則が適用され
ることによって検出可能になる。この方法は放射標識免
疫案内外科(Radioimmunoguided Surgery )(RIG
S)(「RIGS」はアメリカ合衆国オハイオ州、ダブ
リン所在のNeoprobe Corporationの登録商標である)と
して知られている。循環する放射性標識された抗体の血
液プールのバックグラウンドが人体よりクリアされてし
まうまで腫瘍の検出が遅延されなければならないことが
認識されているので、この外科用のRIGSシステムは
有効なものである。従ってプローブが小さい腫瘍に近付
けられれば、周囲の組織に比して小さい腫瘍により放射
される光子や放射線も検出可能になる。偶然にも放射性
標識された抗体は放射性標識が抗体に結合した状態のま
ま長期間に亘り腫瘍性組織に結合し又はこれに対応する
状態を維持することができる。更に腫瘍部分に於ける放
射能が時間の経過と共に低下するとしても、腫瘍の部分
に比して血液プールのバックグラウンド及び周囲の組織
の放射能は遥かに急激に低下するので、検査される組織
に間近に近接して配置される手持ち式のプローブを使用
して放射能を有する部位を容易に判定することができ
る。RIGS法に関する特許は1988年11月8日付
にて発行され本願出願人に譲渡された米国特許第4,7
82,840号である。
【0005】放射標識免疫案内外科により達成される重
要な利点が従来より報告されている。この点に関し以下
の出版物を参照されたい。
【0006】(1) "Radioimmunoguided Surgery sys
tem improves survival for patients with recurrent
colorectal cancer" Bertsch 等、「Surgery」、199
5年、第118号、第634頁乃至第639頁 (2) "Radioimmunoguided surgery in Primary Colo
rectal Carcinoma: AnIntraoperative Prognostic Tool
and Adjuvant to Traditional Staging" Arnold等、
「American J. Surg.」、1995年、第179号、第
315頁乃至第318頁 (3) "The Significance of Intraoperative Peripo
rtal Lymph Node Metastasis Identification in Patie
nts with Colorectal Carcinoma" Schneebaum等、「Can
cer」、1995年、第75号、第2809頁乃至第2
817頁 (4) "Identification of Occult Micrometastases
in Pericolic Lymph Nodes of Dukes’B Colorectal Ca
ncer Patients Using Monoclonal Antibodiesagainst C
ytokeratin and CC49" Greenson等、「Cancer」、19
94年、第73号、第563頁乃至第569頁 (5) "Intraoperative Detection of Occult Colon
Cancer Micrometastases Using 125I-Radiolabeled Mon
oclonal Antibody CC49" Cote等、「Cancer」1996
年、第77号、第613頁乃至第620頁
【0007】放射標識免疫案内外科システムは一般に二
つの基本的な構成要素、即ち制御装置と上述の如き手持
ち式のプローブとよりなっており、プローブは可撓性を
有するケーブルを介して制御装置と電気通信接続されて
いる。制御装置は殺菌された領域外にて手術室施設内に
配置されるが、手持ち式のプローブ及びそれに対応する
ケーブルの前方部分は殺菌された領域内に配置される。
手持ち式の放射線検出プローブは比較的小さく、テルル
化カドミウム亜鉛結晶検出器と共働する。かかる検出プ
ローブが例えば1991年12月10日付にて発行され
本願出願人に譲渡された米国特許第5,070,878
号に記載されている。
【0008】幾分か離れた位置に配置される制御装置は
指にて駆動される一連のスイッチと共に比較的大きいデ
ィスプレイを有する。従来のオンスイッチやオフスイッ
チ及びパラメータ調節スイッチに加えて、駆動されると
所定の時間に亘り収集された放射線カウントの読みを与
えるリセットカウントスイッチが設けられている。所定
の時間は一般に2秒程度である。更に制御装置は統計学
的重要性のレベルを選定するためのスイッチ、即ちレン
ジスイッチを含み、このスイッチは従来より「スケル
チ」スイッチと呼ばれている。このスケルチスイッチは
上述のリセットカウントスイッチと共働し、スケルチス
イッチが駆動された後にリセットカウントスイッチが駆
動される。これら二つのスイッチの駆動が所定の時間内
に行われると、制御装置は例えば5秒の如き所定の時間
に亘り統計学的計数率評価を行い、これによりシステム
が検査されている組織に於けるバックグラウンド放射線
に対し調整される。
【0009】一般に手持ち式のプローブにより検出され
る放射線はまず適当なエネルギレベルについて評価され
確認される。次いで標識より放射された放射線を示す確
認されたカウントが計数率について統計学的に評価され
る。計数率が統計学的に意味のある計数率である場合に
は、システムは音の形態の出力として表示される聴覚音
モードにて作動し、これにより計数率が予め設定された
統計学的閾値を越えたことを示す警報が外科医に発せら
れる。この統計学的閾値はシステムにより演算され、ス
ケルチ閾値計数率値と呼ばれる。閾値計数率を求めるた
めの基本計数率は、プローブの結晶面を組織の所望の領
域に向けた状態を維持することにより発生される。例え
は外科手術の開始時にプローブは5秒間に亘り心臓の領
域に保持され、これにより血液プール(バックグラウン
ド)の放射線を示す平均計数率を発生する。次いで制御
装置のソフトウエアアルゴリズムがその動作モードに応
じて基本計数率よりも高い三つの標準偏差(3シグマ)
のレベルにて腫瘍の存在についての値を設定する。この
アルゴリズムは1989年12月26日付にて発行され
本願出願人に譲渡された米国特許第4,889,991
号に記載されている。
【0010】手持ち式のプローブ及び制御装置は黒色腫
や乳癌に関する手術にも従来より使用されている。特に
かかる手術に於いては、ある与えられた病巣に関連する
所属リンパ系内の前哨リンパ節の同定が行われる。この
手術に於いては、放射性薬品が病巣の領域に注射され、
一つ又はそれ以上のリンパ管を経て所属リンパ節ベイス
ンへ移動せしめられる。かくして移動する放射性薬品が
最初に遭遇する一つのリンパ節、場合によっては二つの
リンパ節が前哨リンパ節と特定される。このリンパ節は
転移の有無について研究室での評価が行われるよう切除
される。RIGSのプローブは放射性薬品を導くリンパ
管を追跡し、プローブを患者の皮膚に配置した状態にて
前哨リンパ節より放射される放射線を検出することによ
って前哨リンパ節の位置を特定するために使用される。
上述の二つのスイッチによるスケルチング法を使用する
ことにより、僅かな切開にてプローブを使用することが
でき、音発生領域の円が放射線を放射しているリンパ節
の位置を特定し得る程度の小さな範囲になるまでシステ
ムの音発生応答を徐々に小さくする一連のスケルチ工程
を行うことができる。この工程はリンパ節の分析に必要
な外科手術の程度を低減し、また癌の転移についての従
来の評価の面倒さや複雑さを低減する。
【0011】コロレクタル(colorectal)に基づく手術
にて行われる放射標識免疫案内外科を担当する医者によ
り、制御装置に設けられたスイッチング機能に加えて手
持ち式のプローブ自体に幾つかのスイッチング機能を設
けることが好ましいことが従来より示されている。かか
る構成によれば、外科医は殺菌された領域外に配置され
た制御装置に於いてスイッチングを行うよう外科アシス
タントに口頭にて指示するのではなく、プローブを保持
する手を用いてRIGS工程を行うことができる。しか
しスイッチがプローブに設けられる場合には、スイッチ
はプローブの内部に体液が全く侵入しないよう構成され
なければならない。プローブが体腔内に於いて使用され
る場合には、破損した機械的接合部や開いた状態又は不
完全に形成された接合部が存在すると、プローブ内に体
液が侵入してしまう。スイッチングシステムは弾性変形
したりプローブの外面より内部までシールされた状態に
て延在する孔を有するスイッチ領域に於いて手により操
作される必要があるので、特定の問題が生じる。プロー
ブ及びそのケーブルはオートクレーブによる殺菌工程の
高温度に耐えるよう強固な構造のものでなければならな
いので、薄膜にて覆われたスイッチ等を使用することに
よっては望ましい解決は得られない。ハウジングやケー
ブル及びスイッチは外科的な使用中に体液が実質的に侵
入しないよう構成されなければならない。
【0012】
【発明の概要】本発明は、改良されたプローブ、その製
造方法、プローブがそれより離れた位置に配置された制
御組立体、即ち制御装置との組合せにて使用されるシス
テムに係る。殺菌された現場に於ける手術中に体液の侵
入を防止しつつプローブに於いて機能の切換えを行うこ
とができる。
【0013】プローブは好ましくは指により駆動される
二つのスイッチを支持する一つの一体的なハウジングに
て構成される。スイッチの機能はハウジングに連続的で
孔のない構造を乱すことなく達成される。特にハウジン
グは前端及び後端に設けられた孔形のキャビティの間に
延在するスイッチ受け入れ通路が内部に形成された円筒
体として準備される。スイッチ受け入れ通路は外方に位
置するスイッチ接触面とこれに対向しこれより平行に隔
置された荷重担持面とを有するよう形成される。内部に
設けられたスイッチ接触面と平行であり且つその上方に
窪みの形態にて設けられた平坦なスイッチ駆動面が形成
されるようハウジングの外面が加工され、スイッチ接触
面とスイッチ駆動面との間に所定のスイッチ壁厚さが確
保される。例えば二つのスイッチ素子を有する薄い平坦
な圧電スイッチが、その圧力応答面がスイッチ受け入れ
通路のスイッチ接触面と当接した状態に配置されるよ
う、スイッチ受け入れ通路内に配置される。次いで圧電
スイッチは互いに共働する二つの楔を用いてスイッチ接
触面に対し押圧するプレロードが与えられる。かくして
構成されると、外科医はハウジングの外面に於いてスイ
ッチの位置を触覚により容易に特定することができる。
スイッチ駆動面が押圧されても殆ど弾性変形は発生しな
いが、十分な応力が圧電スイッチ素子に伝達され、これ
によりスイッチ電圧が発生される。結晶検出器を有する
検出器組立体が対応する前置増幅器と共にハウジングの
前端に取り付けられる。このことはスイッチ受け入れ通
路に隣接してハウジング内に延在する検出器信号通路を
設けることによって達成される。前置増幅器及びその導
線は検出器信号通路内へ延在するよう配設される。検出
器信号通路はスイッチング機能による干渉より前置増幅
器及びその導線を保護するシールド壁を郭定するようス
イッチ受け入れ通路より隔置される。
【0014】圧電スイッチ素子は各スイッチ素子のため
の小さい回路基板に取り付けられた電流発生回路と共働
し、その回路基板もスイッチ受け入れ通路内に配置され
る。三つの導線が圧電スイッチ素子より電流発生回路基
板まで延在し、回路基板は二つの出力リード線を有し、
それらのリード線はハウジング内に設けられた後側のキ
ャビティに於いて前置増幅器の4リード線出力端子に接
続される。4線出力を達成するためのこれらの導線の対
応するケーブルへの接続は、後側のキャビティ内に於い
て接続回路基板により適宜に達成される。
【0015】これら四つの導線を含むケーブルは、取り
外し可能なコネクタ端子によりハウジングに接続される
のではなく、医療品質のシリコーンゴムにて形成された
円錐形の応力解放部材を用いて永久的に固定される。
【0016】プローブ、特にそのスイッチ素子は容易に
組み立てられる。例えば圧電スイッチ及びプレロードを
与えるために使用される二つの楔のうちの上側の楔より
なるサブ組立体が形成される。サブ組立体は更に圧電ス
イッチに接続された電流発生回路基板と該基板より延在
する二つのリード線とを含んでいる。このサブ組立体は
スイッチ受け入れ通路内に挿入され、単純なジグを使用
して、例えば上側の楔の前端に設けられた二つの整合孔
を使用して、圧電スイッチ素子がハウジングのスイッチ
駆動面と整合される。次いで下側の楔がエポキシ接着剤
の如き緩硬化接着剤を使用してスイッチ受け入れ通路内
に配置される。接着剤が未硬化の状態にある状況に於い
て、スイッチ組立体が試験され、必要な調整が行われ
る。予め取り付けられた前置増幅器及び四つのリード線
を有する前方に配置された検出器組立体は、好ましくは
溶接又はろう合金を使用するろう付けによりハウジング
の前端に取り付けられる。次いでハウジングの後端に設
けられたキャビティ内に於いて後方へ延在するリード線
の接続が行われ、また伝送ケーブル及びシールが永久的
に取り付けられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本
発明を実施形態について詳細に説明する。
【0018】図1に於いて、放射標識免疫案内外科シス
テム(RIGS)が符号10にて全体的に示されてい
る。システム10は今では幾分か旧式のものとなった従
来の制御装置12を含み、制御装置12には符号14に
て全体的に示されたプローブが接続されている。制御装
置12は例えば1989年1月31日付にて発行され本
願出願人に譲渡された米国特許第4,801,803号
に記載されている。制御装置12の前面16には可撓性
を有するケーブル22を含む符号20にて全体的に示さ
れた伝送組立体を経てプローブ14と電気信号を通信し
プローブへ電力を供給するカップリング、即ちコネクタ
18が設けられている。更に制御装置12の前面16に
は比較的大型のLCDディスプレイ24と、、二色LE
Dディスプレイ26と、符号28にて全体的に示された
一連の指にて操作されるスイッチとを有している。
【0019】スイッチ列28、即ちキーボードにより、
マイクロプロセッサにて駆動される制御装置12は医者
と指令対話、即ちユーザーフレンドリーな対話を行うこ
とができる。それぞれ符号30及び31にて示された従
来のオンスイッチ及びオフスイッチに加えて、前面16
に設けられたスイッチはカウントモードスイッチ32、
サウンドスイッチ33、リセットカウントスイッチ3
4、統計学的重要性レベル選択スイッチ、即ちレンジ設
定スイッチ(スケルチスイッチ)35、キャリブレーシ
ョンスイッチ36、スイッチにて設定されるモードの範
囲内にて調節を行うための増大スイッチ37及び低減ス
イッチ38の如き機能選択スイッチを含んでいる。スイ
ッチ列28のスイッチのうちリセットカウントスイッチ
34及びスケルチスイッチ35が医者による使用中に比
較的頻繁に操作される。リセットカウントスイッチ34
の機能は所定の時間、例えば2秒間に亘りカウント値を
求めることである。またスケルチスイッチ35は測定さ
れたバックグラウンド計数率に基づき統計学的計数率値
を求めるべくリセットカウントスイッチ34との関連で
使用される。例えばRIGS工程に於いては、まずプロ
ーブ14が血液プールのバックグラウンド計数率を求め
るべく心臓又は大動脈の近傍に配置される。バックグラ
ウンド計数率が求められる時間は例えば5秒である。次
いで制御装置12のマイクロプロセッサに基づく制御シ
ステムが統計学的に意義のある値、例えば基本となるバ
ックグラウンド計数率の所定の数の標準偏差を演算し、
これにより統計学的に意義のある放射線計数率の閾値レ
ベルを求める。この閾値は例えば基本計数率を越える三
つの標準偏差(3シグマ)のレベルである。レンジ設定
工程は外科医により「スケルチング」と呼ばれる。シス
テム10はかかる閾値レベルとの関連で動作していると
きには、腫瘍の可能性が高い部位がプローブ14の前端
窓の位置に間近に近接した位置にあることを示す聴覚音
を外科医に発する。またこのスケルチ工程は乳癌や黒色
腫の手術との関連で前哨リンパ節を検索したり位置を特
定する際に使用される。一般にスケルチ工程に於いては
スイッチ列28の二つのスイッチを操作する必要があ
る。最初にスケルチスイッチ35が操作され、しかる後
所定の時間以内に、例えば7秒以内にリセットカウント
スイッチ34が操作される。一般に、制御装置12は手
術室の滅菌領域外に配置されるが、プローブ14は滅菌
領域内にて外科医の手に配置される。プローブ14に設
けられたスイッチを操作することによりスイッチ34及
び35の機能を果たす機会を外科医に与えることが非常
に有益であることが判っている。
【0020】プローブ14は体液の侵入を防止しつつス
イッチ34及び35により与えられる機能をエミュレー
トするスイッチの機能を果たす。図2はプローブ14が
前端42と後端44との間に延在する手により把持可能
な面を有する一体的なハウジング40を有するよう構成
されていることを示している。「一体的な」とは、スイ
ッチの機能を持たせるための接続部や連結部が存在しな
いことを意味する。符号46にて全体的に示された検出
器組立体がハウジング40の前端42に接続されてお
り、伝送組立体20はハウジング40の後端44に接続
されている。符号48及び50にて示されている如く、
二つの平坦なスイッチ駆動面がハウジング40に一体的
に形成されている。更に図3に示されている如く、スイ
ッチ駆動面48及び50はそれぞれ符号52及び54に
て示された前側傾斜面及び後側傾斜面を有するようハウ
ジング40に形成されており、これらの傾斜面はスイッ
チ駆動面48及び50と共働してスイッチ領域60を郭
定している。スイッチ駆動面48と50との間には平坦
な上向き面58を有する傾斜リブ56が郭定されてお
り、上向き面58はハウジング40の外周面よりも低い
リブ高さを有している。かくして形成されたスイッチ領
域60は外科医により触覚にて容易に同定可能であるの
で、外科医はリセットカウントスイッチ34の機能を果
たすスイッチ駆動面48を傾斜リブ56及び傾斜面52
との関連で容易に判定することができる。同様に、外科
医は傾斜リブ56及び傾斜面54の位置によりスイッチ
駆動面50を触覚にて容易に同定することができる。外
科医によりスイッチ駆動面50が駆動されると、スケル
チスイッチ35の駆動及びその後のリセットカウントス
イッチ34の駆動に対応するエミュレートされた切換え
シーケンスが実行される。従って制御装置12に於いて
は二つのスイッチの操作が必要であるのに対し、一回の
スイッチ操作にてシステム10は基本計数率及びその計
数率よりも高い閾値を再設定することができる。
【0021】図2及び図3は一体的なハウジング40が
内部にスイッチ受け入れ通路70を有するよう構成さ
れ、通路70はハウジング40の後端に於いて開口し、
円筒孔の形態にて形成されたキャビティ72を経てハウ
ジングの後端よりアクセス可能であり、また長さの短い
円筒孔として前端に形成されたキャビティ74よりアク
セス可能であることを示している。通路70は例えばワ
イヤ式の放電加工(EDM)を使用して正確に成形され
る。この方法によれば上方に位置するスイッチ接触面7
6及びこれと平行に対向する平坦な荷重担持面78を非
常に正確に形成することができる。各面76及び78は
平坦であり、面76はスイッチ駆動面48及び50と平
行であり、また指の圧力によるスイッチ駆動面48及び
50の弾性変形が触覚によっては検出することができな
いほど僅かであるよう選定された厚さのスイッチ壁79
を郭定する所定の距離だけスイッチ駆動面48及び50
より隔置されている。アルミニウム製の好ましいハウジ
ング40の場合には、この厚さは約15〜20mil
(0.38〜0.51mm)であり、スイッチの駆動時に
スイッチ駆動面48及び50より与えられる弾性変形量
はマイクロインチ(1inch=25.4mm)の範囲であ
り、従ってオペレータは実質的に材料の歪みを発生させ
ることなく手により発生した応力を伝達することができ
る。従ってスイッチ領域60に割れを発生し体液がプロ
ーブ14の内部領域へ侵入することを許す疲労を惹起す
ことなく、ハウジング40の一体構造によりシールが達
成される。
【0022】二つの素子よりなる薄い圧電スイッチ82
の圧力応答面80がスイッチ接触面76に当接して配置
されている。圧電スイッチ82の圧力応答面80は例え
ばFR4材料にて形成された剛固な基体上に支持されて
いる。この材料の下面は平坦な逆向きに配置された支持
面84であり、図には示されていない三つの端子を有し
ている。一方のスイッチ素子はスイッチ駆動面48の直
下に配置され、他方のスイッチ素子はスイッチ駆動面5
0の直下に配置される。圧電スイッチ82の如きスイッ
チはアメリカ合衆国ウイスコンシン州ウォーソー所在の
Wilson-Hurd, Inc. より販売されており、1989年8
月15日付にて発行された米国第4,857,887号
公報に記載されている。これらのスイッチはそれらの性
能を向上させるべく圧縮状態のプレロードが与えられる
ことが好ましい。
【0023】スイッチ82をスイッチ接触面76に対し
押し付けた状態にて保持すべく、符号86にて全体的に
示されたスイッチ支持組立体が設けられている。組立体
86はアルミニウムにて形成され例えば符号90及び9
1にて示された互いに対応する傾斜面を有する二つの相
補的な楔88及び89にて形成されおり、楔88及び8
9はそれぞれ符号92及び93にて示された互いに逆向
きで平行な外面を有している。楔89の外面93はスイ
ッチ受け入れ通路70の荷重担持面78に当接してい
る。楔89を前方へ移動させ楔88を静止状態に維持す
ることにより、圧電スイッチ82に対し圧縮荷重が与え
られ、楔は圧電スイッチを所定の位置に保持し、所望の
プレロードを与える。従って互いに平行な外面92及び
93は互いに当接する傾斜面90及び91の間の相対位
置により決定される装填距離だけ互いに隔置される。こ
の支持構造は更に外科医の指の圧力によりスイッチ駆動
面48及び50より与えられる歪みの大きさを制限す
る。
【0024】圧電スイッチ82の二つの互いに隔置され
たスイッチ素子は電圧により分類される切換え信号を発
生する。従ってプローブを接地接続するリード線に加え
て二つのスイッチ素子のそれぞれに対しリード線が設け
られており、これらのリード線は上述の端子に接続され
ている。これら三つのリード線(そのうちの一つが符号
96にて示されている)は回路基板98に設けられた二
つのスイッチ検出回路に接続され、これらのリード線及
び回路基板は互いに共働して電気信号伝送手段を構成し
ている。回路基板98はスイッチ82の各スイッチ素子
に対し一つずつの割合で二つの電流発生回路を支持して
いる。回路基板98に設けられたこれらの回路は、4リ
ード線ケーブル22よりプローブ14に与えられる+1
2Vの供給電圧入力に足し合わされた電流値を発生す
る。かかる電流信号はリード線群100の二つの導線の
一方を経てキャビティ72を横切って取り付けられた接
続回路基板102へ供給される。
【0025】スイッチ受け入れ通路70に近接してこれ
と同一の範囲に亘り延在する検出器信号通路106が、
キャビティ72と74との間にオープンアクセスの関係
にて延在し、前置増幅回路を支持するプリント回路基板
108を受け入れるよう構成されている。回路基板10
8に設けられた前置増幅回路は4リード線群110との
関連で機能し、4リード線群110は図2に於いては回
路基板102に接続されるよう後方へ延在している。回
路基板102に於いては、+12Vのリード線及び接地
電位のリード線が2リード線群100と接続されてお
り、リード線群110の4つのリード線がケーブル22
を経て制御装置12まで延在している。通路70及び1
06はそれらの間にシールド壁112を与えるよう構成
されている。従って回路基板108に設けられた前置増
幅回路により発生される重要な信号及び4リード線群1
10により伝送される信号は、圧電スイッチ82の二つ
のスイッチ素子及び回路基板98に設けられた対応する
スイッチロジック回路により発生される干渉より遮閉さ
れる。
【0026】プローブ14の前置増幅回路を支持する回
路基板108は検出器組立体46により支持されてい
る。検出器組立体46はハウジング40の中心軸線62
に垂直な平面に対し15°の角度にて傾斜する前端42
及び対応する15°の傾斜角をなす短いコネクタチュー
ブ116が一体的に接続されることにより、ハウジング
40の前端42より外方へ延在している。コネクタチュ
ーブ116は溶接により前端42に於いてハウジング4
0に接続されており、円筒形をなし、軸線62に対し3
0°の角度にて傾斜し、環状の端部118にて開口して
いる。またチューブ116は、それがエンドキャップ1
22を受け入れ得るよう端部118より内方の位置まで
縮径されており、エンドキャップ122の円形の前面
(窓124)は使用される放射線に対し透過性を有する
材料にて形成されている。チューブ116の縮径部11
8に於けるエンドキャップ122の接続は、例えば誘導
加熱により溶融されると合金化してろう付け材料を形成
し所要の接続を行う二つの成分を使用するろう付け式の
工程により行われることが好ましい。かかる材料は溶融
後には各成分の融点よりも高く且つオートクレーブによ
る殺菌温度よりも十分に高い再溶融温度を有するように
なる。例えばかかる材料としてインジウム及び金の組合
せがある。
【0027】チューブ116には実質的に円筒形をなす
検出器マウント126が取り付けられており、マウント
126の内部には結晶検出器129を受ける円筒カップ
形のキャビティ128が形成されている。一般にマウン
ト126は放射線を減衰させる鉛の如き材料にて形成さ
れ、キャビティ128の側面はキャビティ128内に配
置された結晶検出器の前面のみが窓124を通過して衝
突する放射線を受けるよう前方へ延在している。一般に
この目的でテルル化カドミウム亜鉛結晶検出器が使用さ
れる。この種の検出器は窓124に間近に隣接する前面
に於いて接地接続され、反対側の面、即ち内向きの面に
於いてバイアス入力が与えられる必要がある。かかるバ
イアスは回路基板108に設けられた前置増幅器よりキ
ャビティ128に連通する円筒形の通路130に沿って
延在するリード線を介して与えられる。図2は更に前置
増幅回路を支持する回路基板108が外方へ延在する円
筒形のスタッド132にて検出器マウント126に取り
付けられていることを示している。スタッド132は通
路130と連通し、通路130は符号134にて示され
ている如く円錐形、即ちロート形の内面形状を有するよ
う開口している。回路基板108はそれが片持梁の形態
にて検出器信号通路106内へ後方へ延在するよう、ス
タッド132に形成されたろう付け部により溝に固定さ
れる。キャビティ128内に検出器を取り付けるための
一つの好ましい方法及び結晶検出器にバイアス及び接地
電位を与える方法が前述の米国特許第5,070,87
8号公報に記載されている。
【0028】次に伝送組立体20について見ると、一体
的なハウジング40の後端44は円筒形のリヤキャップ
142の小径の円筒部140に接続されている。小径の
円筒部140とハウジング40との間の接続は、キャッ
プ122と検出器組立体46の小径の円筒部120との
間の接続部に使用される二成分ろう付け法により行われ
ることが好ましい。リヤキャップ142は、医療品質の
シリコーンゴムにて形成されケーブル22を囲繞し且つ
これに対しシールする細長い円錐形の応力解放部材14
4と密に連結される。ネオプレンの如き材料はオートク
レーブによる殺菌処理が可能であり、伝送組立体20の
如き組立体は例えばアメリカ合衆国オレゴン州、ポート
ランド所在のPrecision Interconnect Division of AM
P, Inc.より販売されている。
【0029】プローブ14の組み立ては、スイッチ受け
入れ通路70にスイッチ支持組立体86を使用すること
によって容易に行われる。このことはハウジング40が
上述の如く一体的な構造である場合にも達成される。ま
た組み立ては後方に位置する円筒孔形のキャビティ72
及び前方に位置する円筒孔形のキャビティ74が存在す
ることによっても容易にされる。図4には組み立て工程
の一部が図示されている。組み立てはリード線96及び
回路基板98に設けられた回路よりなる電気通信部品を
圧電スイッチ82の下面に配置された端子に接続するこ
とより開始される。更にスイッチ信号処理回路を支持す
る回路基板98に設けられた回路より延在する電気リー
ド線が取り付けられる。これら二つのリード線が図2に
於いてリード線群100として図示されている。リード
線はそれらがハウジング40の後端44を越えて延在す
るような長さを有している。回路基板98に取り付けら
れた比較的薄い表面固定電子部品は図2及び図4に図示
されていない。
【0030】楔88に圧電スイッチ82を接着固定する
ことにより予備的なサブ組立体が形成される。一般にス
イッチ82の下側の支持面84は紙又はプラスチックの
取り外し可能なカバーシートにより保護された接着剤に
て被覆されている。まずカバーが除去され、スイッチが
楔88の外面92に取り付けられる。図2及び図4に示
されている如く、スイッチ82はそれが楔88の薄い側
の端部にオーバラップし厚い側の端部、即ち前端部が露
呈されるよう配置される。検出器組立体46が図2及び
図4に示された30°の角度にて傾斜している場合に
は、次いでコネクタチューブ116が溶接又は前述のろ
う付け法を使用してハウジング40の前端42に連結さ
れる。かかる取り付けにより寸法のばらつきが生じるの
で、上側の楔88はハウジング40の後端44に対し機
械的に位置決めされることが好ましい。一般に楔88が
取り付けられた圧電スイッチ82(取り付け前に楔88
の外面92が清浄にされることが好ましい)と回路基板
98及びその回路やリード線96とを含む電気通信部品
とよりなるサブ組立体は、円筒孔形のキャビティ72及
びスイッチ受け入れ通路70の後側の開口を経て挿入さ
れる。
【0031】かかる位置決めを容易にする固定装置やジ
グが使用されてよい。しかし図示の構成の場合には、楔
88の配置及びその固定は図4に於いて符号150にて
全体的に示された二つの部分よりなるジグ型の構造体、
即ち固定装置により行われる。ジグ150は貫通孔15
4を有する円筒形のキャップ152を含んでいる。キャ
ップ152の小径の円筒部156がコネクタチューブ1
16の円筒形の内面内に挿入され、その外方へ延在する
フランジ部158がコネクタチューブ116の端部に当
接せしめられる。当接面164及び上面166を有する
幾何学的ジグ部品162の丸棒部分160が貫通孔15
4に摺動によって挿入され、上面166より垂直上方へ
延在する二つのピン(そのうちの一つが符号168にて
示されている)が楔88の厚い側の端部に設けられた対
応する孔に係合せしめられる。かくして組み立てられる
と、サブ組立体は二つの圧電素子を有する圧電スイッチ
82がスイッチ駆動面48及び50の下方に位置決めさ
れるよう適正に配置される。ジグ150が二つの部分よ
りなる構造であることによりハウジング40及びチュー
ブ116の30°の傾斜角が受け入れられる。
【0032】次いで下側の楔89がキャビティ72及び
スイッチ受け入れ通路70の後側の開口を経て図4に示
された要領にて挿入される。この挿入は8時間以上の硬
化時間を有するエポキシ接着剤の如き緩硬化接着剤を使
用して行われることが好ましい。矢印170により示さ
れている如く、楔89はその傾斜面91が楔88の対応
する傾斜面90に摺接するまで前方へ移動される。この
場合楔88はジグ150により所定の位置に保持され
る。楔89は傾斜面90と91とが摺接により当接する
よう矢印170の方向へ移動される。楔89が楔88と
密に係合した状態になると、ばね付勢されたタンパーに
より軽く叩かれ或いはキャリブレーションされた衝撃が
与えられ、これにより圧電スイッチ82に所要のプレロ
ードが与えられると共にスイッチ82がその動作位置に
固定される。楔88に対する楔89の最終的な位置関係
が図2に示されている。組み立て工程のこの時点に於い
てスイッチ機能が試験される。緩硬化接着剤を使用する
ことにより、サブ組立体の位置が適正になるまでサブ組
立体の位置が調節される。硬化時間が経過した後、まず
キャップ152が取り外され、次いで幾何学的ジグ部品
162が取り外されることによってジグ150が除去さ
れる。
【0033】次いで検出器組立体46が図2に示された
要領にてコネクタチューブ116に取り付けられる。検
出器組立体46を含むサブ組立体は4リード線群110
が予め取り付けられた図2に示された前置増幅器の回路
基板108を含み、4リード線群110及びプリント回
路基板108に設けられた前置増幅回路を含む部品が検
出器信号通路106内に図2に示されている如く配設さ
れる。4つのリード線は上述の如く符号100にて示さ
れた二つのリード線に接続されるよう接続回路基板10
2まで延在している。次いでケーブル22の四つのリー
ド線も接続され、これにより回路基板102の組み立て
が完了する。
【0034】一般に楔88及び89は同一の形状を有す
ることが好ましく、スイッチ82に所要のプレロードを
与えるためには傾斜面90及び91の傾斜角が2°であ
ることが好ましいことが判っている。回路基板98の表
面に固定された素子は回路基板より下方へ突出している
ので、楔88及び89の寸法は、楔89が前方へ移動さ
れる際に楔89の傾斜面91と表面に固定された素子と
が接触しないような寸法でなければならない。
【0035】楔88及び89の製造に於いては、それら
の外面92及び93が常に平行な状態を確保するために
は、互いに共働する傾斜面の傾斜角が同一であることが
重要である。このことによりスイッチ82の各圧電素子
が実質的に同一のプレロードを受け実質的に同一の状態
にて固定される。更に各楔の傾斜角は長手方向の軸線に
沿ってのみ設けられ横方向の軸線に沿う方向には設けら
れないことが重要である。四つの楔を形成するに十分な
幅を有する一つのアルミニウム片を使用して楔の許容し
得る製造が行われた。各アルミニウム片がフライス盤に
固定され、一方の面について仕上げ加工が行われる。次
いでアルミニウム片が上下逆転され、フライス盤のテー
ブルに固定される。次いで一つの軸線に沿う傾斜角が約
2°でありその軸線に垂直な軸線に沿う方向の傾斜角が
実質的に0になるよう表面がフライス加工される。次い
でフライス加工された一つのアルミニウム片より四つの
楔がスリッティング法を使用して長手方向に切り出され
る。この方法を使用して形成される各対の楔の外面は測
定可能な範囲内に於いて厳密に互いに平行である。フラ
イス加工により形成された各対の楔は互いに一対の状態
に維持され、他のフライス加工により形成された楔と混
合されてはならない。
【0036】キャビティ72内に接続回路基板102を
挿入する前に回路基板108に設けられた前置増幅回路
を含む検出器組立体46について再度試験が行われてよ
い。キャップ142が接続されケーブル22及び応力解
放部材144が適宜に連結されると、組み立てが完了す
る。
【0037】図5及び図6にはシステム10に使用され
る回路のブロック線図が図示されている。図5及び図6
はこれらの図に示されている通り互いに隣接して並べら
れた状態にて見られなければならない。図5に於て、検
出器マウント126内に取り付けられるに適したテルル
化カドミウム亜鉛結晶の如き結晶が符号129にて示さ
れており、導線182により接地接続された一方の面を
有し、他方のバイアスされた面は導線184及び186
によりブロック188にて示されたバイアスフィルタに
接続されている。バイアスフィルタ188への入力は符
号22にて先に説明したケーブル内に延在する導線19
0に与えられ、符号22は図5に於ても使用されてい
る。このバイアス入力は導線192にて示されている如
く図6に於てブロック194にて示されたマルチ出力電
源より出力される。これらの種々の出力は図6に於て矢
印196により総括的に示されている。
【0038】図5に於て、検出器129に衝突する放射
線に対応する検出器出力を伝達する検出器129よりの
導線184はブロック198にて示された積分段まで延
在している。この積分段198は回路基板108に設け
られた前置増幅機能の一部を構成している。検出された
放射線の積分値は導線200を経てブロック202にて
示された駆動増幅回路網へ導かれる。ブロック198及
び202よりなる一つの好ましい前置増幅回路が、例え
ば1995年8月15日付にて発行され本願出願人に譲
渡された米国特許第5,441,050号に記載されて
いる。図6に於てブロック194にて示された電源及び
矢印196より前置増幅回路に直流電流が供給される。
この直流電流は導線204にて示されている如くブロッ
ク206にて示されたプローブ電流回路網へ供給され
る。電流回路網206は導線208にて示されている如
くマイクロコンピュータの制御下にてプローブ14が制
御装置12に適正に接続されたか否かを判定するための
信号を出力する。前置増幅回路への直流電流の供給は導
線210及び212により行われる。導線212はケー
ブル22の一部を構成している。
【0039】導線212には導線214にて示されてい
る如く圧電スイッチ82及び回路基板98にて示された
対応する回路の出力端子の一方の導線が接続されてい
る。導線群100の第二の導線が符号216にて示され
ており、導線216は導線218にて接地接続されてい
る。接地電位はブロック194にて示された電源及び矢
印196(図6参照)より発生され、導線218及び2
20により示されている。プローブのスイッチ及びコー
ド化回路が図5に於いてブロック222にて示されてい
る。一般に、圧電スイッチ82の何れか一方のスイッチ
素子が駆動されると、スイッチ電圧信号が発生され、該
電圧信号は導線214により電源入力導線212に接続
された出力端子を有する電流出力電圧比較回路へ導かれ
る。圧電スイッチにより発生され比較回路と共働するス
イッチ電圧信号は、導線212に所定の振幅の電流信号
を発生するよう機能し、該電流信号はブロック224に
て示されたプローブスイッチ論理回路により検出され
る。論理回路224は監視導線226及び228により
示されている如く導線210に存在する電流変動を監視
する。ブロック224にて示された論理回路は、何れか
のスイッチ駆動面48又は50(図1参照)に指の圧力
が与えられることにより行われる圧電スイッチ82の何
れか一方のスイッチ素子が駆動されることに対応する機
能入力信号を発生する監視用増幅段及びレベル比較回路
を含んでいる。これらの機能入力信号はそれぞれ導線2
30及び232に与えられる。図示の実施形態に於いて
は、導線230に於ける出力はリセットカウントスイッ
チの駆動を示し、導線232に於ける出力はスケルチス
イッチの駆動を示す。プローブ14に於いてスイッチ駆
動面50のスケルチスイッチが駆動されると、ブロック
224内の論理回路は導線232に信号を出力し、次い
で短時間の遅延後に導線230に信号を出力するシーケ
ンスを発生する。ブロック222にて示されたプローブ
スイッチ及びブロック224にて示された論理回路が設
けられているので、可撓性を有するケーブル22の既存
の電源導線を使用することができ、システム10のプロ
ーブスイッチのための追加の導線は不要である。このこ
とは、ケーブル22ができるだけ小径であり且つ可撓性
に優れていることが重要であるので有利である。
【0040】前置増幅段(198、202)はカウント
出力を発生し、このカウント出力はケーブル22内の導
線234及び導線236を経て制御装置12へ供給され
る。導線236は図6に於いて符号238にて全体的に
示されたエネルギ検出窓回路網の入力端まで延在してい
る。更に図6に於いてエネルギ検出窓回路網238はブ
ロック240にて示された上限値比較器及びブロック2
42にて示された下限閾値比較器を含んでいる。導線2
36のカウント出力信号、即ち光子カウント信号は導線
244にて示されている如く各比較器240及び242
へ同時に供給される。これに対応して上限値比較器24
0の比較値、即ち上限値は図5に於いてブロック246
にて示されたデジタル−アナログ変換器(DAC)より
供給される。変換器246はブロック248にて示され
たマイクロプロセッサ回路網により制御され、変換器2
46に対するデジタル制御信号は導線250を経て供給
される。かくして比較器240の上限値は変換器246
より導線252を経て供給される。同様に下限閾値比較
器242の下限閾値は変換器246より導線254を経
て供給される。
【0041】また導線250にて示されている如くマイ
クロプロセッサ回路網248は瞬時パルスレートに対応
するアナログ信号を変換器246へ出力する。この情報
は導線256を経てブロック258にて示されたパルス
レート増幅回路網へ伝達される。パルスレート増幅回路
網258の出力は導線260を経て制御装置12の後方
部へ供給される。またブロック258にて示された増幅
回路網はシステムの下流側の構成部分を試験するための
較正パルスを発生するために使用される。かくしてマイ
クロプロセッサ回路網248は所定のパルスレベルをデ
ジタル−アナログ変換回路網246を経てブロック25
8にて示された増幅回路網へ供給する。この回路網の導
線262に於ける出力はパルス幅を設定するようブロッ
ク264にて示されている如く選択的に切換えられる。
ブロック264にて示された切換え回路網はマイクロプ
ロセッサ回路網248より導線266を経て制御され、
切換え回路網264よりのパルス幅設定信号は導線26
8を経て導線236へ供給される。
【0042】また導線236の信号は導線270を経て
ブロック272にて示されたパルス取得回路網へ供給さ
れる。回路網272はマイクロプロセッサ回路網248
により駆動されると導線236に於ける最も高いパルス
振幅の値を取得する。この情報は導線274を経て定期
的にマイクロプロセッサ回路網248へ伝達される。ピ
ーク検出器の形態をなす回路網272は「スナップショ
ット回路」と呼ばれることがある。導線270の信号は
導線276及びブロック278にて示されている如くバ
ッファ増幅器にも供給される。バッファ増幅器は受けた
パルスを示す出力を導線280へ出力し、その出力は従
来の放射線検査の目的で制御装置12の後方部分に於い
て利用可能な状態にされる。
【0043】図示の構成によれば、プローブ14は結晶
129に衝突する光子放射線に応答してカウント出力を
発生する。このカウント出力信号は光子放射線の問題に
しているエネルギに対応する振幅を有する。更にこの信
号は宇宙線等の如きスプリアス現象をも示している。従
ってカウント出力のエネルギ、即ちその振幅は図6に示
されたエネルギ検出窓回路網238に於いて評価され
る。下限閾値比較回路網242は、それに与えられる信
号が閾値に等しい値又はそれよりも高い値の振幅を示す
ときには、記号Lにて示された所定の一定の継続時間の
パルスを導線282へ出力する。この場合の閾値は前述
の如く導線254より供給される。同様に導線244よ
りのカウント出力信号は上限値比較回路網240により
評価され、カウント出力信号が導線252より供給され
る上限値よりも高い値の振幅を示すときには、記号Hに
て示された所定の一定の継続時間のパルスが導線284
に出力される。導線282及び284の出力はブロック
286にて示された非同期シーケンスの基本モードの弁
別回路の入力端子へ供給される。弁別回路286はシー
ケンス回路であるので、クロック信号には同期しない。
弁別回路286の如き弁別回路は例えば1995年12
月12日付にて発行され本願出願人に譲渡された米国特
許第5,475,219号に記載されている。この弁別
回路286は問題にしているエネルギ範囲の観点から有
効な光子放射線を示すカウント出力信号が導線236に
発生すると、導線288に細かいパルスの形態にて光子
検出出力、即ちカウント対応信号を発生する。導線28
8のこれらのパルスはブロック290にて示されたカウ
ンタ回路網によりカウントされ、前述の入力回路網によ
り評価されるカウントデータは統計学的に分析されるよ
う導線292を経てマイクロプロセッサ回路網248へ
供給される。カウンタ回路網290の機能は前述の米国
特許第4,889,991号に記載されている如くソフ
トウエアにより達成される。
【0044】マイクロプロセッサ回路網248は使用者
が制御装置12に設けられたファンクションスイッチ2
8に対し入力を与えることに応じて種々の動作モードに
て動作する。一般にマイクロプロセッサ回路網248は
二つの出力成分、即ちスピーカより発生される聴覚出力
とディスプレイ24に表示される視覚的出力の両方を発
生する。一般に所定の周波数変動にて現われる聴覚音信
号はまず導線294を経てブロック296にて示された
音量制御回路網へ供給され、該回路網に於いて音量調節
された信号は導線298を経てブロック300にて示さ
れたオーディオ増幅回路へ供給される。オーディオ増幅
回路300は導線302を介してスピーカ304を駆動
する。上述の如く構成された聴覚音構造によれば、スピ
ーカ304よりの周波数出力は、システム10により判
定される平均計数率がバックグラウンド計数率に比して
統計学的に意味のある予め設定された閾値レベルを越え
ると、20Hz より1200Hz まで指数関数的に増大
する。この聴覚音モードは制御装置12に於いてスケル
チスイッチ35を駆動し次いでリセットカウントスイッ
チ34を駆動することにより、或いはプローブ14のス
イッチ駆動面50に指の圧力を与えることにより使用者
によってアクセスされる。
【0045】前哨リンパ節の同定に於いては、この聴覚
音モードは外科医がプローブ14を移動し、次いでスイ
ッチ駆動面50を押圧し、放射線源に基づく前哨リンパ
節の検索に於けるプローブの移動範囲が極めて小さくな
るまでこの操作を繰り返すことによってスケルチ工程を
行うよう外科医に指示するために使用される。移動範囲
が極めて小さくなった位置に於いては、音発生範囲の円
は窓124が前哨リンパ節に近接し、計数率のピーク値
に応答している状態になるので有効である。この聴覚音
モードの動作は前述の米国特許第4,889,991号
に詳細に記載されている。RIGSの一般的な工程に於
いては、スイッチ35及び34が順次駆動された後に、
プローブ14のカウント出力が5秒間評価されることに
よって基本計数率が求められる。次いで計数率のレベル
が所定の統計学的に意味のあるレベルになるまでスピー
カ304よりの聴覚出力が発生されないよう、マイクロ
プロセッサ回路網248のプログラムが基本計数率より
も高い所定の統計学的に意味のある閾値計数率を設定す
る。
【0046】かくして例えば前哨リンパ節の位置の外縁
に於いてこの工程を行い、次いで出力がスケルチの位置
に於ける無音の状態より音発生の状態になり更に無音の
状態になるまで、即ち低周波数の出力になるまでプロー
ブ14の移動を継続することにより、プローブが前哨リ
ンパ節が存在する組織の領域に於いて移動される際に、
その前哨リンパ節の位置が横断方向及び深さ方向の両方
向について特定される。特に深さ方向については、放射
線源を有するリンパ節よりの放射線のカウント可能な放
射量は、プローブ14の検出器129が前哨リンパ節に
近付くにつれて放射線伝播の逆二乗則に従って増大す
る。
【0047】スケルチにより決定され漸次減少するスキ
ャン範囲を設定することにより前哨リンパ節の位置を特
定するこの方法を図7のグラフを参照して説明する。図
7に於いては、例えば前哨リンパ節を含む所属リンパ節
領域をスキャンする際に於ける計数率値が、プローブが
その領域をスキャンする際に移動される距離を横軸にと
って示されている。ある濃度の放射性物質を含む前哨リ
ンパ節の位置が、組織内の位置であってスキャン時に得
られた計数率値の最も高い点に特定される。計数率値が
最も高いこの中央点は図7に於いて点310に設定され
ており、計数率値は曲線312により示されている。こ
の工程に於いては、従来のスケルチ動作、即ちスイッチ
駆動面50(図1参照)を押圧駆動することは、この領
域の外縁に於いて、例えば点314又は314′に於い
て行われる。プローブはこれらの点の間の中央に於いて
前哨リンパ節上を通過する。従ってプローブは点315
及び315′の如き二つの点の何れか一方より内方へ移
動され、スケルチスイッチ駆動面50が押圧され、スケ
ルチ閾値が高められることによって音出力が消去され
る。この段階に於いてはスキャン範囲は狭くなってお
り、プローブはそれが中央点310を通過する際に前哨
リンパ節を上に位置しこれを指し示す。
【0048】外科医は再度例えば点316又は316′
の位置までプローブを移動し、スケルチ工程を再度実行
する。これら二つの点の間に於けるスキャンは狭い範囲
のスキャンであり、前哨リンパ節の位置である中央点3
10を含んでいる。例えば点317と317′との間を
スキャンするよう、最後のスケルチ点より内方へプロー
ブを移動させることによって再度スケルチ工程が行われ
てもよい。かかるスキャンにより非常に狭い音発生範囲
の円が示される。この段階に於いては、プローブの移動
を完了するために必要なプローブの移動量はごく僅かで
あり、前哨リンパ節の位置が容易に判定される。次いで
これと同一の工程が切開部を経て前哨リンパ節へ向けて
三次元的な移動について行われる。
【0049】図6に於いて、マイクロプロセッサ回路網
248はブロック320及び双頭の矢印322にて示さ
れている如く入出力回路網と従来の要領にて共働する。
この入出力回路網は矢印324にて示されている如くキ
ーボード、即ちスイッチ28を適宜にスキャンする。こ
れらのスイッチ入力はブロック320に接続されたプロ
ーブスイッチの論理出力導線230及び232により示
されている如く圧電スイッチ82の二つのスイッチ素子
によりエミュレートされる。また出力ポートは矢印32
6により示されている如くディスプレイ24を駆動す
る。カウント工程中にはマイクロプロセッサ回路網24
8はブロック330にて示された発光ダイオード(LE
D)駆動回路網まで延在する導線328を経てLED駆
動回路網を制御する。駆動回路網330は導線332を
経て図1に於いて符号26にて示され図6に於いても同
一の符号が付されたブロックにて示された二色LEDデ
ィスプレイへ出力を供給する。ディスプレイ26はγ線
が検出されると赤色の光を発し、カウント工程中には緑
色の光を発する。ブロック334及び矢印336により
示されている如く、非揮発性メモリを有するリアルタイ
ムクロック及びカレンダもマイクロプロセッサ回路網2
48との関連で設けられている。更にマイクロプロセッ
サ回路網248はブロック194にて示された電源の性
能を監視するためにも使用される。かかる監視はマイク
ロプロセッサ回路網248がブロック338にて示され
たアナログ−デジタル変換器及び矢印340、342に
て示された導線と共働することにより達成される。変換
器338はマイクロプロセッサ回路網248へ供給され
る電源194に於けるアナログ値をデジタル化する。ま
たマイクロプロセッサ回路網は導線344を経てブロッ
ク346にて示されたシリアルポート及び双頭の矢印3
48にて示された導線と共働する。
【0050】図8に於いて、電流レベル信号が圧電スイ
ッチ82の何れかのスイッチ素子よりケーブル22の電
源導線を経て伝達される回路が符号360にて全体的に
示されている。図示の実施形態に於いては、二つのかか
る回路360が図2及び図4との関連で上述したプリン
ト回路基板98に設けられている。一方のかかる回路は
リセットカウントスイッチ34(図1)の駆動をエミュ
レートする電流レベルを発生し、他方の回路はリセット
カウントスイッチ34の駆動後にスケルチスイッチ35
が駆動されることをエミュレートする他の電流レベルを
発生する。スイッチ82の圧電素子が符号362にて示
されており、その一方の側面は導線364を経て接地接
続され、その他方の側面は演算増幅器368のマイナス
端子に接続された導線366に接続されている。プロー
ブ14が落とされたり他の理由によりプローブに物理的
衝撃が与えられた場合に発生する比較的高い電圧より回
路を保護すべく、抵抗器R1 が導線366内にて圧電素
子362と直列に接続されている。この抵抗器R1 は例
えば約10万Ωの抵抗値を有していてよい。導線372
と接地電位との間にて導線370に接続されたツェナー
ダイオードD1 もかかるサージに対する保護機能を果た
す。導線372と接地電位との間にて導線374に接続
された他の一つの抵抗器R2 が直流バイアス電流のため
の経路を与えている。また抵抗器R2 は例えば50MΩ
の如き比較的高い値を有し、圧電素子362のキャパシ
タンスと共働して比較的長い時定数を発生する。
【0051】特にスイッチ28が駆動されると、曲線3
76により示された電圧が発生される。圧電素子362
は例えば約6vの如き電圧を発生する。演算増幅器36
8の出力は導線214に与えられる。導線214は制御
装置12より比較的長いケーブル22を経てプローブ1
4へ供給される+12vの電源に接続されている。ケー
ブル22は例えば12〜15フィート(3.7〜4.6
m)の長さを有していてよい。演算増幅器368は比較
器として構成されており、従ってそのプラスの端子は導
線378に接続された抵抗器R3 及びR4 を含む分圧回
路に接続されている。これらの抵抗器R3 とR4 との間
の接続部は導線380により演算増幅器のプラスの端子
に接続されている。導線380は演算増幅器368の出
力側に於いて二つの抵抗器R5 とR6 との間の接続点に
接続された導線378を経て導線214まで延在してい
る。抵抗器R5 及びR6 の抵抗値の比は例えば1:5で
あり、ある程度のヒステリシスを与えて動作のふらつき
の結果として生じるスプリアス変調を防止すべくフィー
ドバック構造が形成される。一般に曲線376にて示さ
れる電圧が圧電式に発生されるので、符号382にて示
されている如きマイナスの方向へ向かう曲線が発生さ
れ、この曲線は短い時間の間に+12vより約0vへ変
化し、これによりプローブ14内の前置増幅回路網によ
り一般に必要とされる約16mAよりも高い電流パルス
を電源導線に発生する。前述の如く、符号360にて示
された回路と実質的に同一の回路がもう一つの圧電素子
との関連で使用される。一般にリセットカウントスイッ
チの機能に対応する回路360はリセットカウント駆動
信号を示す約1.5mAの電流を発生するよう構成され
るが、スケルチスイッチの機能に対応する回路は1.5
mAよりも3〜4倍高い電流パルスを発生する。これら
のパルス、即ち12vの電源導線内を流れる電流の急激
な上昇は制御装置12に於いて補助回路により検出され
る。
【0052】図9には前述のリセットカウントスイッチ
及びスケルチスイッチの機能をエミュレートする信号を
発生する回路390のブロック図が図示されている。回
路390は制御装置12のプローブ電流回路網206内
の電流を監視する。特に前述の導線226及び228が
電源導線210内の抵抗器R7 に於いて発生される電圧
を監視する。導線226及び228はブロック392に
て示された差動増幅回路網まで延在している。導線39
4に出力される差動増幅回路網の増幅された出力はブロ
ック396にて示されたフィルタ回路網へ供給される。
スイッチング入力を示すパルス幅設定信号とは対照的に
前置増幅回路網へ供給される電流を示す直流成分を除去
すべく、フィルタ回路網396内には比較的長い時定数
を有するRC回路が使用されている。またフィルタ回路
網396内には、プローブ14内にて圧電結晶が衝突す
ることにより発生されるノイズを防止するためのRC回
路構造のフィルタが設けられている。かかるノイズの遮
断が行われなければ、回路390のレベル比較機能が損
なわれる。
【0053】導線398にて示されている如く、電圧に
基づくパルスはフィルタ回路網396よりレベル1〜レ
ベル3なる表示が付されそれぞれブロック400〜40
2にて示された三つの比較器へ同時に供給される。特に
導線398がレベル1比較器400にアドレスし、これ
と同時にレベル2比較器401は導線398、404、
406よりアドレスされる。レベル3比較器402は導
線398及び404よりアドレスされる。比較器400
への閾値入力は導線408より与えられる。この閾値は
最も低いレベルに設定され、スイッチ駆動面48に於け
るリセットカウント入力を示す圧電スイッチ82の圧電
素子の出力を示すに十分な振幅のパルスが比較器を駆動
して記号Lが付された出力を導線410へ出力する。同
様に、レベル2比較器401への閾値入力は導線412
より与えられる。導線412より与えられるこの上限値
は導線408より与えられる閾値よりも高いレベルに選
定され、従って比較器401はスケルチ用のスイッチ駆
動面50の駆動状態が存在する場合にパルスを発生す
る。少なくともかかる上限振幅の電圧パルスが存在する
状況に於いて記号Hが付された出力が導線414に与え
られる。レベル1比較器400はリセットカウント用の
スイッチ駆動面48の駆動状態が存在すると共にスケル
チ用のスイッチ駆動面50の駆動状態が存在する場合に
は、導線410へL出力を与える。レベル3比較器40
2は導線416より上限値入力を受け、その上限値入力
は導線412より与えられる上限値入力よりも遥かに高
い。比較器402は制御装置12がオン状態にある状況
にてプローブ14が最初に制御装置12に接続される場
合にプローブに急激に流れる電流を許容する。このレベ
ル3比較器402の出力は導線418に与えられ、禁止
機能を果たす。
【0054】それぞれ導線410及び414に与えられ
るレベル1及びレベル2比較器の出力はブロック420
にて示された弁別回路の入力端子へ供給される。弁別回
路420はスイッチ駆動面48又は50の何れかが駆動
された場合に発生する導線410のL信号に応答し、ま
たスケルチ用のスイッチ駆動面50が駆動された場合に
導線414に与えられるH信号に応答する。次いで弁別
回路420はプローブに設けられた何れのスイッチが駆
動されたかを判定し、スイッチ駆動面48の圧電素子が
駆動された場合には導線422に出力を与え、スイッチ
駆動面50の圧電素子が駆動された場合には導線424
に出力を与える。弁別回路420は非同期シーケンスの
基本モードの弁別回路として設けられることが好まし
い。弁別回路420はシーケンス回路であるので、クロ
ック信号には同期しない。この種の回路のうち基本モー
ドの回路はレベル入力及びクロック制御されないメモリ
素子を有する回路として定義される。かかる弁別回路
は、例えば1975年にアメリカ合衆国ニュージャージ
ー州、イーグルウッド・クリフ所在のPrentice-Hall, I
nc. より出版された「An Introduction to Computer Lo
gic 」(Nagle, Jr.他著)に記載されている如く、タイ
プ4回路と呼ばれる。
【0055】弁別回路420は好ましい実施形態に於い
ては、図11との関連で説明する状態の間の変化に基づ
いて出力が決定されるMealy モデルに基づくものであ
る。弁別回路はそれ以上の構成がなければ、継続時間が
短い出力を導線422及び424に与える。従って弁別
回路420は例えばRC回路網として組み込まれるパル
ス幅延長素子を含んでいる。これらの回路網は約1μse
c の時定数を有し、従って弁別回路420により導線4
22及び424に与えられる出力パルスは実質的に1μ
sec 秒の継続時間に対応する幅を有する。
【0056】導線422及び424の出力はそれぞれブ
ロック426及び428にて示された一層継続時間の長
い(100msec)パルス幅延長回路網へ供給される。
「単安定RC」のパルス幅延長ブロック426にてパル
ス幅延長されたパルスは導線430を経てOR回路43
2へ供給される。OR回路432はリセットカウントス
イッチ34の駆動をエミュレートする出力を上述の導線
230へ出力する。また「単安定S」のパルス幅延長ブ
ロック428の出力は前述の導線232に与えられる。
導線232に与えられるこの出力はスケルチスイッチ3
5の駆動をエミュレートするものである。また導線23
2の出力は、導線434を経て「単安定NO.1」なる
表示が付されブロック436にて示された単安定マルチ
バイブレータの入力端子へ供給される。マルチバイブレ
ータ436は遅延の機能を果たし、遅延後の出力が導線
438を経て「単安定NO.2」なる表示が付されブロ
ック440にて示された単安定マルチバイブレータへ供
給される。このマルチバイブレータ440は導線430
に与えられるパルスの幅に等しい幅のパルスを発生し、
そのパルスは導線442を経てOR回路432へ供給さ
れる。従って制御装置12はスケルチスイッチ35のエ
ミュレート駆動に応答し、次いでリセットカウントスイ
ッチ34のエミュレート駆動に応答し、これによりシス
テムを聴覚音モードに切換え、例えば5秒間の如き或る
時間に於ける基本カウントを行い、その基本カウントに
より示される計数率よりも高い統計学的に意味のある計
数率閾値が設定される。
【0057】レベル2比較器401に設定される上限値
よりも十分に高い非常に高振幅のパルスを受けるレベル
3比較器402の説明に戻ると、かかる高振幅のパルス
の継続時間に亘り継続するよう予め設定された継続時間
の間禁止信号が導線418に与えられる。この禁止信号
は導線418及び444により示されている如く単安定
マルチバイブレータ436及び440の動作を禁止す
る。更に単安定マルチバイブレータ426及び428に
より行われるパルス幅延長機能も導線418、446、
448により示されている如く禁止される。
【0058】図10には回路390の性能を示す信号線
図、即ちパルス出力図が図示されている。図10に於い
て、リセットカウントスイッチ34の駆動に対応する導
線422のパルス出力が符号450にて示されている。
制御装置12内にて導線230より導かれる対応するパ
ルスがパルス452として示されており、このパルスは
パルス幅延長ブロック426へ供給される。スケルチス
イッチ35の駆動により導線424にパルスが発生さ
れ、このパルスは符号454にて示されている。このパ
ルスはスケルチスイッチ35の駆動をエミュレートする
対応するパルスを導線232に発生し、このパルスはパ
ルス456として示されている。パルス456の立ち下
がり端はブロック436にて示された単安定マルチバイ
ブレータNO.1を駆動し、パルス458として示され
た遅延時間を発生する。パルス458の立ち下がり端は
ブロック440にて示された単安定マルチバイブレータ
NO.2を駆動し、これにより一定の既知の継続時間の
パルス468を発生し、このパルスはOR回路432へ
導かれ、これによりパルス462として示されたリセッ
トカウントスイッチエミュレーションと同一のパルスを
発生し、これにより制御装置12は基本カウント及び計
数率閾値設定作動モードに切換えられる。
【0059】図8に示されたブロック420との関連で
上述した非同期シーケンスの基本モードの弁別回路を状
態図との関連で説明する。尚下記の説明に於いて、「o
b」はその前の記号にオーバーバーがあることを意味す
る。図示の特定の適用例に於いては、この回路には四つ
の状態a〜dが付されるが、この回路の状態がその四つ
の状態のうちの一つの状態になることはなく、従ってそ
の状態は後の状態図に於いては使用されない。かかる状
態図が三つの安定な状態a〜cについて図11に図示さ
れており、導線410の信号を示す記号L及び導線41
4の信号を示すHが使用されている。これらの信号はそ
れらが存在する場合には論理1により示され、それらが
存在しない場合には論理0により示される。前述の如
く、L信号はスイッチ駆動面48のリセットカウントス
イッチ又はスイッチ駆動面50のスケルチスイッチの何
れかが駆動されることにより発生され、H信号はプロー
ブに設けられスイッチ駆動面50に対応するスケルチス
イッチが駆動された場合にのみ発生される。
【0060】この状態図により定義されている如く、あ
る状態変化中にのみ二つのMealy 出力が存在する。図1
1に於いて、三つの安定な状態a〜cはそれぞれ符号4
70〜472が付された円にて示されている。円470
の安定な状態は比較器400又は401の何れかよりの
パルス信号が存在しない場合の状態であり、LobHob/
00状態を示しており、信号が存在しない場合には変化
ループ474にて示されている如くその安定な状態が維
持される。しかし例えば下限閾値比較器400に於いて
パルスが発生されると、変化円弧線476により示され
ている如く状態が円471にて示された状態bに変化す
る。状態LHob/00は継続又は戻りが生じても変化ル
ープ478により示されている如く状態bを維持する。
しかしレベル2比較器401よりの出力信号が存在しな
い状態にて比較器400よりパルスが出力されると、そ
のパルスの立ち下がり端に於いて変化円弧線480によ
り示される変化が生じ、弁別回路よりの対応する出力は
1,0になる。この状態は変化円弧線480に示されて
いる如くLobHob/10として示される。その場合回路
は円470にて示された安定な状態aに戻り、出力は
0,0に変化する。評価されている信号が比較器400
の下限閾値及び比較器401の上限値の両方を横切る場
合には、変化円弧線482により示されている如く状態
LH/00が変化する。変化ループ484により示され
ている如く、状態は安定な状態cになる。評価されてい
るパルスは立ち下がり端を示すので、状態LHob/00
及びLobH/00についてそれぞれ変化ループ486及
び488にて示された状態が存在する。しかし状態Lob
Hob/01が存在すると、変化円弧線490により示さ
れた変化が生じ、状態は円470にて示された安定な状
態aになる。
【0061】図11の状態図は更に他の起こり得る論理
事象及びその結果を示している。例えば状態aとの関連
で状態LobH/00が存在すると変化円弧線492によ
り示された変化が生じ、これにより状態は状態cに変化
する。同様に状態aに於いて状態LH/00が生じる
と、変化円弧線494にて示されている如く状態が状態
cに変化する。以上に基づき弁別回路420の構成は設
計者の好みに応じて種々の形態をなしていてよい。例え
ば状態図はアメリカ合衆国カリフォルニア州、サン・ジ
ョゼ所在のAltera Corporationより販売されているタイ
プEPM5130 の如き電子的にプログラム可能な論理デバイ
ス(EPLD)との組合せにてプログラミングすること
により組み込まれてよい。或いは従来の半導体論理デバ
イスを使用してより一層単純な回路が採用されてもよ
い。弁別回路420との組合せにて開発された回路の更
なる解析が、1995年10月13日付にて出願され本
願出願人に譲渡された米国特許出願第543,032号
に記載されている。
【0062】図9の回路に通ずる状態動作の更なる解析
が、例えばL及びHに対し状態を割り当てる修正された
基本フローチャート、フローチャートの状態がなくなっ
たか否かを判定する含意テーブル、縮小されたフローチ
ャート、測定可能な変量が不定の状態a、b、cに対し
割り当てられる割り当てマップを使用して行われる。か
かるマップを使用して、変量Q0 及びQ1 はそれらが上
述の状態に割り当てられることによって定義される。次
いでユニークな二次状態q1 、q0 を用いて励起テーブ
ルが形成される。特に変量Q0 は変化が生じた後に於い
てのみq0 に等しくなり、このことはQ1 及びq1 につ
いても同様である。この情報はカーナウ図表に変換する
ことができ、従ってブール論理方程式が求められる。例
えば図示の回路ロジックについて下記の四つの方程式が
求められる。
【0063】
【数1】Q1 =H+(L・q1 )
【数2】リセットカウント=Q0dQ1ob LobHob
【数3】Q0 =LHobq1ob
【数4】スケルチ=Q1dQOob LobHob
【0064】以上の各方程式に於いて、Q0d及びQ1dは
それぞれ図13との関連で説明するインバータ段566
及び560の出力端子のパルス幅延長された信号を表し
ている。
【0065】図12乃至図15には図9に示された回路
の結線図が示されている。尚これらの図はそれらに記載
されている通りに並べられた状態にて見られなければな
らない。図9及び図12乃至図15に於いて適当である
場合には共通の符号が採用されている。
【0066】図12にはブロック392及び396とし
て上述した増幅回路及びフィルタ回路が図示されてい
る。導線226及び228は上述の抵抗器R7 を横切っ
て接続されており、それぞれ抵抗器R10及びR11を介し
て差動増幅器500のマイナスの入力端子及びプラスの
入力端子に接続されている。導線226、228及び増
幅器500は抵抗器R10〜R13と共働して供給される直
流信号の分圧を行うと共に約2.5のゲインを与えるよ
うになっている。増幅器500は例えばタイプTL072 で
あってよく、導線502に出力を与える。この回路構成
の一つの利点は、導線226及び228に与えられる通
常12vの共通モード電圧が増幅器500の二つの入力
端子に於いて該増幅器により受け入れ可能な約9vに低
下されることである。導線226及び228を経て供給
される信号の直流成分はプローブ14内の前置増幅回路
の電流ドローを表しているので、コンデンサC1 及び抵
抗器R14を含むRC回路網504が、例えば4.7秒の
如き非常に長い時定数を使用することによって上述の直
流成分を除去するために設けられている。かかる長い時
定数により比較器に有害な影響を与えるアンダシュート
現象が防止される。抵抗器R15及びコンデンサC2 より
なる他の一つのRC回路506がRC回路504と直列
に接続されている。RC回路506は例えば0.01秒
の如き遥かに短い時定数を有し、プローブ14内のテル
ル化カドミウム結晶129が衝突等によって衝撃を受け
た場合に発生することがある高周波のスプリアス信号を
除去する。結晶129は圧電素子であるので、かかるス
プリアス信号が発生することがあり、かかる信号が除去
されなければ下流側の回路が駆動されてしまう。またR
C回路506は極端なノイズを効果的に除去する。
【0067】出力導線502がRC回路506より増幅
器508含む従来の非逆変換増幅回路のプラスの端子ま
で延在している。タイプTL072 であってよい増幅器50
8は抵抗器R16及びR17と共働して出力導線510に2
8のゲインを与え、該ゲインは圧電スイッチ82の何れ
かの圧電素子が駆動されるとマイナス方向へ変化するパ
ルスとして与えられる。
【0068】図13に於いて、導線510は上述のマイ
ナス方向へ向かうパルス信号をレベル1比較回路400
及びレベル2比較回路401へ導く。特に導線510は
比較器512のマイナスの入力端子に接続された結合コ
ンデンサC5 を含んでいる。導線410に出力を与える
比較器512は、減結合コンデンサC6 及びC7 が接続
されたタイプLF311 であってよく、抵抗器R16及びR17
を含むプラスの入力端子へのフィードバック経路を含
み、これにより回路400にヒステリシス特性を与え
る。プルアップ抵抗器R18が出力導線410とVccとの
間に接続されている。この比較回路400の閾値応答
は、導線514を介して入力導線510に接続された一
定の抵抗器R19〜R21により設定される。特に抵抗器R
19及びR20は+12Vと接地電位との間に接続されてい
る。他の一つの構成として、抵抗器R22及び手動的に調
節可能なポテンシオメータ516との組合せが抵抗器R
19及びR20に置き換えられてもよい。抵抗器R21は抵抗
器R19及びR20により形成されるバイアス電圧を比較器
512のマイナスの端子に導く。結合コンデンサC5 及
び抵抗器R21の時定数はある値になる。導線410の逆
変換された信号はプラスの方向へ変化する記号Lが付さ
れたパルスである。
【0069】また導線510の信号は導線518及び5
20を経て比較回路401にも同時に供給される。比較
回路401は比較器522を含み、比較器522にはコ
ンデンサC10、C11及びフィードバック経路524内の
ヒステリシス抵抗器R23、R24が接続されている。プル
アップ抵抗器R25が出力導線414とVccとの間に接続
されている。導線510よりのマイナス方向へ向かう入
力パルスはコンデンサC9 を経て比較器522のマイナ
スの入力端子に供給される。比較回路401の閾値レベ
ル、即ち上限値は抵抗器R26〜R28又は一定の抵抗器R
29及び手動的に調節可能なポテンシオメータ526と共
働する抵抗器R28により設定される。更に抵抗器R26及
びR27は抵抗器R29及びポテンシオメータ526と同様
+12vと接地電位との間に接続されている。
【0070】それぞれ導線410及び414に与えられ
る出力L及びHは弁別回路420へ供給される。弁別回
路420は上述の四つの方程式との関連で説明したブー
ル論理演算を行う。特に導線410が導線532を介し
てインバータ530に接続されているので、Lobが導線
528に発生される。同様にHobがインバータ538の
入力端子に接続された導線414より導線534及び5
36に発生される。導線536より変量Hobを受けると
共にNAND回路546の出力導線544の出力を受け
るOR回路542の出力である変量Q1 は導線540に
発生され、NAND回路546の入力端子は導線410
より変量Lを受けると共に導線548を経て導線540
の出力を受ける。導線540の変量Q1 はインバータ5
50に於いて逆変換され、これにより導線552に変量
Q1ob が与えられる。変量Q0obはNAND回路556
の出力として導線554に発生され、NAND回路55
6の入力は導線536の変量Hob、導線552に発生さ
れる入力Q1 ob、導線410よりの変量Lである。
【0071】例えばMealy過渡出力に起因して導線42
2及び424(図9参照)の信号の継続時間が短くなる
ことを回避すべく、導線552及び554に約1ミリ秒
の遅延が発生される。特に抵抗器R30及びコンデンサC
12にて形成されたRC回路558が導線552に設けら
れており、遅延された信号はインバータ560に於いて
逆変換され、これにより導線562に信号Q1dが与えら
れる。同様に抵抗器R31及びコンデンサC13よりなるR
C回路564が導線554に設けられている。遅延され
た信号はインバータ566に於いて逆変換され、これに
より導線568に信号Q0dが与えられる。これらのパル
ス幅延長遅延は基本モードの弁別回路420を与えるフ
ィードバックループ(導線548)外にて行われるの
で、その動的性能は犠牲にならない。上述の如く、これ
らのパルスはブロック426及び428との関連で図9
に示された100msecのパルス幅延長回路網のためのト
リガとして作用する。弁別回路420の素子に関する上
述の構成に於いて、インバータ530、538、55
0、560、566はタイプ74HC14であってよく、NA
ND回路546及び556はタイプ74HC10であってよ
い。インバータ560及び566にタイプ74HC14のシュ
ミットトリガインバータを選定することにより、導線5
62及び568に於ける立ち上がり及び立ち下がり時間
を速くすることができる。
【0072】図14に於いて、導線568は信号Q0dを
伝達し、信号Q0dは出力が前述の導線422であるNA
ND回路570の一つの入力端子へ供給される。導線5
68の信号に加えて、NAND回路570への他の入力
が記号Hob、Q1ob 、Lobにて示されている。NAND
回路570は方程式(2)として示されたブール論理方
程式との関連で上述したリセットカウント出力を与え
る。同様にNAND回路572はその入力端子に記号Q
1d、Lob、Q0ob 、Hobにて示された信号が与えられる
ことに応答してプローブ14のスイッチ駆動面50にて
スケルチスイッチが駆動されたことを示す出力を導線4
24に与える。NAND回路570及び572はタイプ
74HC20であってよい。
【0073】リセットカウントスイッチ用のスイッチ駆
動面48が駆動されると発生する導線422の出力は、
「単安定RC」にて表示されたブロック426との関連
で上述した単安定デバイス574のトリガ入力端子へ供
給される。デバイス574は内部に発生される閾値と共
働するタイプICM7556 のタイミングデバイスであってよ
い。特にこのデバイス574は、そのトリガ端子が出力
導線422に接続され、その閾値端子がコンデンサC14
及びVccと接地電位との間に接続された抵抗器R32より
なるRC回路に接続されるよう構成されている。デバイ
ス574の放電端子は、抵抗器R32及びコンデンサC14
よりなるCR回路と放電関係をなす抵抗器R33及び阻止
ダイオードD5 を含む導線576に接続されている。先
に放電したコンデンサC14は導線422よりトリガパル
スを受けると抵抗器R32を介して充電し、これにより例
えば100msecの如き一定の継続時間のパルスを導線4
30に発生し、該パルスは抵抗器R34及びR35よりなる
抵抗OR回路を介してNPNトランジスタ578のベー
スへ伝達される。トランジスタ578は制御装置12内
のリセットカウントスイッチを横切って接続されてお
り、エミッタが接地電位に接続されていることにより、
スイッチが駆動されることによる動作をエミュレートす
る。導線430のスイッチング信号の電圧はトランジス
タ578をオン状態に設定するVccであるが、抵抗器R
35及び導線442に於ける対応する電圧は0である。
【0074】単安定回路428はデバイス574と同様
に構成されたデバイス580を含んでいる。例えば導線
424のスケルチ信号はデバイス580のトリガ入力端
子へ供給され、デバイス580の閾値端子はコンデンサ
C15及び抵抗器R36を含むRC回路に接続されている。
このRC回路はデバイス580の閾値端子に接続されて
おり、抵抗器R37及びダイオードD6 を含む導線582
より放電される。デバイス580の出力は例えば100
msecの如き一定の所定の継続時間を有するパルスとして
導線584に与えられ、該パルスはベース抵抗器R38を
経てNPNトランジスタ586のベースへ供給される。
トランジスタ586のオープンコレクタは制御装置12
のスケルチスイッチを横切って接続されている。特にト
ランジスタ586のコレクタは導線232に接続され、
そのエミッタは接地電位に接続されている。
【0075】また導線584は導線588によりデバイ
ス574と同一のデバイス590を含む単安定回路43
6のトリガ入力端子に接続されている。単安定NO.1
(426)により発生される出力パルスの継続時間は単
安定回路426及び428に於いて発生されるパルスの
約2倍である。導線584よりのパルス信号は導線58
8及びコンデンサC16を経てデバイス590のトリガ入
力端子へ供給される。しかし導線588はプルアップ抵
抗器R39を介してVccに接続されており、抵抗器R39に
はこれを迂回する保護ダイオードD7 が接続されてい
る。従ってデバイス590は図10について符号458
にて上述した要領にて導線588より与えられるパルス
の立ち下がり端に於いて起動される。単安定回路436
は導線584にスケルチエミュレート信号が発生する時
点と導線442にリセットカウントエミュレート信号が
発生する時点との間にパルス遅延を与える。従ってデバ
イス590の閾値端子は抵抗器R40及びコンデンサC17
を含むRC回路に接続されている。このRC回路は導線
592、抵抗器R41、コンデンサC17、ダイオードD8
を含みデバイス590の放電端子に接続された回路網に
より選択的に放電される。
【0076】単安定回路436の出力は導線438に与
えられ、コンデンサC18を経て単安定回路440のデバ
イス594の対応するトリガ入力端子へ供給される。導
線438は通常時にはプルアップ抵抗器R42を介してV
ccに接続されており、抵抗器R42にはこれを迂回する保
護ダイオードD9 が接続されている。かくしてデバイス
594は導線438の信号の立ち下がり端に於いて起動
される。デバイス594はデバイス574と同一であ
り、その閾値端子はコンデンサC19及び抵抗器R43を含
むRC回路に接続されている。このRC回路はデバイス
594の放電端子より放電され、該端子には導線596
を介して抵抗器R44及びダイオードD10が接続されてい
る。単安定回路440の出力は図10に於いて符号46
8にて示されたパルスであり、OR回路の抵抗器R35を
経てトランジスタ578へ供給され、これにより導線2
30にリセットカウントエミュレートパルスが発生され
る。このパルスは単安定回路436に於いて設定される
時間だけ導線230のスケルチエミュレートパルスより
も遅れている。
【0077】図15にはレベル3比較回路402が一層
詳細に示されている。比較回路402は比較器598を
含み、該比較器のマイナスの入力端子はコンデンサC20
を介して導線518のマイナスへ方向へ変化する信号を
受けるようになっている。比較器598はタイプLF311
であってよく、導線600に出力を与える。抵抗器R45
及びR46と共に導線602を含む再生フィードバック経
路が導線600に接続されている。更に比較器598に
は減結合コンデンサC21が接続されている。比較回路4
02のための閾値は+12vと接地電位との間に接続さ
れた抵抗器R47、R48及び抵抗器R49を含む分圧回路よ
り供給される。これらの抵抗器の抵抗値は比較的高い上
限値を与えるよう選定されており、この回路の所期の目
的はプローブの大電流ドロー(プローブ14が最初に制
御装置12に接続される場合に発生する)が生じた場合
に単安定デバイスの動作を阻止することである。出力導
線600は抵抗器R50を介してVccに接続されており、
導線600の出力はインバータ604に於いて逆変換さ
れ、導線606に与えられるその出力はパルスを決定す
る単安定デバイス608のトリガ入力端子へ供給され
る。デバイス608は前述のタイプICM7556 であってよ
く、コンデンサC22及び抵抗器R51を含むRC回路によ
り決定される継続時間を有する出力を導線610に与え
る。このRC回路はデバイス608の閾値端子に接続さ
れており、導線612、抵抗器R52、ダイオードD11と
共働してその放電端子より選択的に放電される。導線6
10の出力はインバータ614に於いて逆変換され、こ
れによりRESETob信号を含むパルス出力が導線41
8に与えられ、該出力はそれぞれ図14に於いて導線6
20〜623にて示されている如くデバイス574、5
80、590、594のリセット端子にも同時に供給さ
れる。
【0078】本発明の範囲内にて上述のシステム及び方
法に種々の変更が加えられてよいので、上述の説明及び
添付の図面に示された全ての事項は例示のためのもので
あり、本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシステムの外観図である。
【図2】図1の線2−2に沿う拡大部分断面図である。
【図3】図2の線3−3に沿う拡大部分断面図である。
【図4】本発明によるプローブの製造工程を示す図2に
示されたプローブの部分断面図である。
【図5】図1に示された制御装置及びプローブに使用さ
れる回路の一部を示すブロック図である。
【図6】図1に示された制御装置及びプローブに使用さ
れる回路の残りの部分を示すブロック図である。
【図7】本発明によるプローブに使用されるスケルチに
基づく案内方法を示すスキャン範囲と係数率値との間の
関係のグラフである。
【図8】電流レベル信号を発生する目的で図2のプロー
ブ内に使用される回路の電気回路図である。
【図9】図1に示された制御装置のリセットカウントス
イッチ及びスケルチスイッチの機能をエミュレートする
信号を発生する回路の電気回路図である。
【図10】図9の回路の動作を示すパルス出力線図であ
る。
【図11】図9に於いてブロックにて示された弁別回路
の動作を示す状態図である。
【図12】図9に示された回路の一部の結線図である。
【図13】図9に示された回路の他の一部の結線図であ
る。
【図14】図9に示された回路の他の一部の結線図であ
る。
【図15】図9に示された回路の更に他の一部の結線図
である。
【符号の説明】
10…システム 12…制御装置 14…プローブ 22…ケーブル 28…スイッチ列 34…リセットカウントスイッチ 35…スケルチスイッチ 40…ハウジング 46…検出器組立体 48、50…スイッチ駆動面 70…スイッチ受け入れ通路 82…圧電スイッチ 88、89…楔 86…スイッチ支持組立体 106…検出器信号通路 112…シールド壁 116…コネクタチューブ 129…テルル化カドミウム結晶検出器 150…ジグ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体内の組織より放射される放射線の放射源
    を検出しその位置を特定する装置にして、 前端と後端との間に延在する手により把持可能な面を有
    するハウジングであって、スイッチ接触面とこれに対向
    する荷重担持面とを有するスイッチ受け入れ通路と、前
    記スイッチ接触面に対向して前記手により把持可能な面
    に形成され且つ手により発生される応力を内方へ伝達す
    るに有効な所定のスイッチ壁厚さを郭定するよう前記ス
    イッチ接触面より隔置された少なくとも一つのスイッチ
    駆動面とを有するハウジングと、 前記前端に於いて前記ハウジングにシールされた状態に
    て接続された検出器組立体であって、前記放射線に応答
    して対応する検出器出力を発生する結晶検出器を含む検
    出器組立体と、 前記手により発生される応力に応答してスイッチ信号を
    発生する圧電スイッチであって、スイッチ受け入れ通路
    内に配置された圧力応答面とこれに対向する支持面とを
    有し、前記圧力応答面は前記スイッチ接触面と当接した
    状態に配置された圧電スイッチと、 所定の傾斜角を有する第一及び第二の楔であって、それ
    ぞれ互いに接触する当接面と実質的に互いに平行な第一
    及び第二の外面とを有し、前記第一及び第二の外面は前
    記当接面の間の相対位置により決定される装填距離だけ
    互いに隔置され、前記荷重担持面と前記圧電スイッチの
    前記支持面との間にて前記スイッチ受け入れ通路内に配
    置され、前記装填距離は前記圧電スイッチを前記スイッ
    チ接触面に対し付勢するプレロードを与えるよう選定さ
    れた第一及び第二の楔を有するスイッチ支持組立体と、 前記後端にて前記ハウジングに接続され前記検出器出力
    に対応する信号及び前記スイッチ信号を評価及び制御シ
    ステムへ伝達する伝送組立体と、を含んでいることを特
    徴とする装置。
  2. 【請求項2】前記ハウジングは前記前端より後方へ延在
    する検出器信号通路を含み、前記検出器組立体は前記結
    晶検出器及び前記伝送組立体と電気的に接続され且つ前
    記検出器信号通路内に延在するよう配置された前置増幅
    回路を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】前記検出器信号通路はシールド壁を郭定す
    る距離だけ前記スイッチ受け入れ通路より隔置されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記ハウジングは前記前端と前記後端との
    間の長手方向軸線に沿って延在しており、前記スイッチ
    受け入れ通路は前記長手方向軸線に沿って延在してお
    り、前記ハウジングは前記長手方向軸線に沿って延在し
    且つシールド壁を郭定する距離だけ前記スイッチ受け入
    れ通路より隔置された検出器信号通路を含み、前記検出
    器組立体は前記結晶検出器及び前記伝送組立体と電気的
    に接続され且つ前記検出器信号通路内に延在するよう配
    置された前置増幅回路を含んでいることを特徴とする請
    求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記検出器組立体は前記長手方向軸線に対
    し所定の角度にて前記ハウジングに取り付けられてお
    り、前記前置増幅回路は回路基板に設けられており、前
    記回路基板は前記検出器組立体に接続され且つ前記検出
    器組立体より前記検出器信号通路内へ延在していること
    を特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】前記ハウジングは円筒形をなし、前記前端
    より内方へ延在し且つ前記スイッチ受け入れ通路及び前
    記検出器信号通路と連通する前側キャビティを含んでお
    り、前記第一の楔の第一の外面は前記圧電スイッチの前
    記支持面に取り付けられ且つ前記前側キャビティ内へ延
    在していることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記ハウジングは円筒形をなし、長手方向
    軸線に沿って延在しており、第一及び第二の前記圧電ス
    イッチが前記スイッチ受け入れ通路内に配置され、前記
    長手方向軸線に沿って所定の距離だけ互いに隔置されお
    り、前記ハウジングは前記所定の距離だけ互いに隔置さ
    れ且つ対応する前記第一及び第二の圧電スイッチと整合
    された第一及び第二の前記スイッチ駆動面を含んでお
    り、前記第一及び第二のスイッチ駆動面は前記ハウジン
    グの表面に窪みとして実質的に平坦に形成され且つ前記
    長手方向軸線に垂直に延在するリブにより互いに分離さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記リブは前記第一及び第二のスイッチ駆
    動面より前記ハウジングの前記手により把持可能な面よ
    りも下方に位置する上面まで上方へ延在していることを
    特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記ハウジングは前記前端より後方へ延在
    する検出器信号通路を含んでおり、前記検出器組立体は
    前記結晶検出器及び前記伝送組立体と電気的に接続され
    且つ前記検出器信号通路内に延在するよう配置された前
    置増幅回路を含んでいることを特徴とする請求項6に記
    載の装置。
  10. 【請求項10】前記検出器信号通路はシールド壁を郭定
    する距離だけ前記スイッチ受け入れ通路より隔置されて
    いることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】前記第一及び第二の圧電スイッチは駆動
    されるとそれぞれ第一及び第二のスイッチ電圧信号を発
    生し、前記装置は更に前記スイッチ受け入れ通路内に配
    置されそれぞれ前記第一及び第二のスイッチ電圧信号に
    応答して第一及び第二の電流レベルにて第一及び第二の
    前記スイッチ信号を発生する第一及び第二の電流発生回
    路を含んでいることを特徴とする請求項10に記載の装
    置。
  12. 【請求項12】前記ハウジングは前記後端より内方へ延
    在し前記スイッチ受け入れ通路及び前記検出器信号通路
    と連通する後側キャビティを含んでいることを特徴とす
    る請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】前記第一及び第二の楔は実質的に同一の
    寸法に設定されていることを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  14. 【請求項14】前記第一及び第二の楔の当接面は実質的
    に2°の前記所定の傾斜角にて傾斜していることを特徴
    とする請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】体内の組織より放射される放射線の放射
    源を検出しその位置を特定する装置を製造する方法にし
    て、 前端と後端との間に軸線に沿って延在する手により把持
    可能な面を有するハウジングであって、前記前端及び前
    記後端の開口部にて開口し且つ該開口部にてアクセス可
    能でありスイッチ接触面とこれに対向する荷重担持面と
    を有するスイッチ受け入れ通路と、前記スイッチ接触面
    に対向して前記手により把持可能な面に形成され且つ手
    により発生される応力を内方へ伝達するに有効な所定の
    スイッチ壁厚さを郭定するよう前記スイッチ接触面より
    隔置された少なくとも一つのスイッチ駆動面とを有する
    ハウジングを用意する工程と、 前記手により発生される応力に応答して電気端子にスイ
    ッチ信号を発生する薄い圧電スイッチであって、圧力応
    答面とこれに対向する支持面とを有する薄い圧電スイッ
    チを用意する工程と、 所定の傾斜角を有する第一及び第二の楔であって、それ
    ぞれ互いに摺接する当接可能な面と前記当接可能な面が
    互いに接触しているときには実質的に互いに平行な第一
    及び第二の外面とを有する第一及び第二の楔を有するス
    イッチ支持組立体を用意する工程と、 前記放射線に応答して対応する検出器出力を発生する結
    晶検出器を有する検出器組立体を用意する工程と、 前記スイッチ信号に対応する出力信号を伝達する電気通
    信部品を前記圧電スイッチの前記電気端子に電気接続す
    る工程と、 前記第一の楔の前記第一の外面を前記圧電スイッチの前
    記支持面に接合して前記圧電スイッチと前記第一の楔と
    前記電気通信部品とよりなるサブ組立体を形成する工程
    と、 前記開口部を経て前記スイッチ受け入れ通路内の所定の
    位置まで前記サブ組立体を挿入する工程であって、前記
    圧電スイッチの前記圧力応答面を前記スイッチ接触面に
    隣接して前記スイッチ駆動面と整合させる工程と、 前記第一の楔をジグに係合させて前記第一の楔を前記所
    定の位置に保持する工程と、 前記第二の外面が前記荷重担持面と摺動接触し且つ前記
    当接可能な面が互いに接触するよう前記開口部を経て前
    記第二の楔を挿入する工程と、 前記第二の楔を前記第一の楔に対し位置決めすることに
    より前記圧電スイッチにプレロードを与える工程と、 前記ジグを取り外す工程と、 前記検出器組立体を前記ハウジングの前記前端に取り付
    ける工程と、を含んでいることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】前記プレロード付与工程後に前記圧電ス
    イッチを試験駆動する工程を含んでいることを特徴とす
    る請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記サブ組立体は前記ハウジングの後端
    に設けられた前記開口部を経て前記スイッチ受け入れ通
    路内へ挿入され、前記第二の楔も前記ハウジングの後端
    に設けられた前記開口部を経て前記スイッチ受け入れ通
    路内へ挿入されることを特徴とする請求項15に記載の
    方法。
  18. 【請求項18】前記第一の楔には前記ハウジングの前端
    に於いて前記ジグが係合せしめられることを特徴とする
    請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】前記第二の楔に接着剤を適用し、前記第
    二の楔を前記荷重担持面及び前記第一の楔の当接面に接
    着する工程を含んでいることを特徴とする請求項18に
    記載の方法。
  20. 【請求項20】体内の組織より放射される光子放射線の
    放射源を検出しその位置を特定するシステムにして、 前端と後端との間に軸線に沿って延在する手により把持
    可能な面を有するハウジングであって、前記軸線に沿っ
    て延在しスイッチ接触面とこれに対向する荷重担持面と
    を有するスイッチ受け入れ通路と、前記スイッチ接触面
    に対向して前記手により把持可能な面に窪みとして形成
    され且つ手により発生される応力を内方へ伝達するに有
    効な所定のスイッチ壁厚さを郭定するよう前記スイッチ
    接触面より隔置された少なくとも一つのスイッチ駆動面
    と、前記軸線に沿って延在する検出器信号通路とを有す
    るハウジングと、 前記前端に於いて前記ハウジングにシールされた状態に
    て接続された検出器組立体であって、前記放射線に応答
    して対応する検出器出力を発生する結晶検出器と、前記
    検出器に隣接して前記検出器信号通路内に配置され印加
    電源が存在するときには前記検出器出力に応答して前記
    検出器信号通路に沿って延在する出力導線にカウント出
    力を発生する増幅段とを含む検出器組立体と、 前記手により発生される応力に応答してスイッチ電圧信
    号を発生する圧電スイッチであって、前記スイッチ受け
    入れ通路内に配置された圧力応答面とこれに対向する支
    持面とを有し、前記圧力応答面は前記第一のスイッチ駆
    動面の下方にて前記スイッチ接触面と当接した状態に配
    置された圧電スイッチと、 前記スイッチ受け入れ通路内に配置された電流発生回路
    であって、前記印加電源に接続された出力端子を有し、
    前記スイッチ電圧信号に応答して前記印加電源に所定の
    振幅の電流信号を与える電流発生回路と、 所定の傾斜角を有する第一及び第二の楔であって、それ
    ぞれ互いに接触する当接面と実質的に互いに平行な第一
    及び第二の外面とを有し、前記第一及び第二の外面は前
    記当接面の間の相対位置により決定される装填距離だけ
    互いに隔置され、前記荷重担持面と前記圧電スイッチの
    前記支持面との間にて前記スイッチ受け入れ通路内に配
    置され、前記装填距離は前記圧電スイッチを前記スイッ
    チ接触面に対し付勢するプレロードを与えるよう選定さ
    れた第一及び第二の楔を有するスイッチ支持組立体と、
    を含む手持ち操作式のプローブと、 前記プローブより離れた位置に配置された制御組立体で
    あって、機能入力を発生するよう駆動可能な少なくとも
    一つの機能選択スイッチと、前記印加電源を発生する電
    源回路網と、前記カウント出力を受けてこれを評価しカ
    ウント対応信号を発生する入力回路網と、印加される出
    力信号に応答して認識可能な出力を発生する出力回路網
    と、前記機能入力及び前記カウント対応信号に応答して
    それらに対応する前記出力信号を発生するプロセッサ
    と、前記印加電源の電流レベルに応答してそれに対応す
    るモニタ出力を発生するモニタ用増幅段と、前記電流信
    号の存在に対応する前記モニタ出力に応答して前記機能
    入力に対応し且つ前記プロセッサに前記認識可能な出力
    を発生させるエミュレート信号を発生するレベル比較回
    路とを有する制御組立体と、 前記プローブと前記制御組立体との間に接続され、前記
    出力導線を前記入力回路網と接続し、前記電源回路網よ
    り前記プローブの前記増幅段へ前記印加電源を伝達する
    可撓性を有する細長い伝送組立体と、を含んでいること
    を特徴とするシステム。
  21. 【請求項21】前記伝送組立体は前記プローブの前記ハ
    ウジングの後端にシールされた状態にて永久的に接続さ
    れていることを特徴とする請求項20に記載のシステ
    ム。
  22. 【請求項22】前記ハウジングは前記前端より後方へ延
    在する検出器信号通路を含んでおり、前記検出器組立体
    は前記結晶検出器及び前記伝送組立体と電気的に接続さ
    れ且つ前記検出器信号通路内へ延在するよう配置された
    前置増幅回路を含んでいることを特徴とする請求項20
    に記載のシステム。
  23. 【請求項23】前記ハウジングは円筒形をなし、前記前
    端より内方へ延在し且つ前記スイッチ受け入れ通路及び
    前記検出器信号通路と連通する前側キャビティを含んで
    おり、前記第一の楔の第一の外面は前記圧電スイッチの
    前記支持面に取り付けられ且つ前記前側キャビティ内へ
    延在していることを特徴とする請求項20に記載のシス
    テム。
JP9173171A 1996-06-13 1997-06-13 放射線の放射源を検出しその位置を特定する装置及びその製造方法 Withdrawn JPH1096782A (ja)

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