JPH1095504A - 塵芥収集車 - Google Patents

塵芥収集車

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Publication number
JPH1095504A
JPH1095504A JP25468996A JP25468996A JPH1095504A JP H1095504 A JPH1095504 A JP H1095504A JP 25468996 A JP25468996 A JP 25468996A JP 25468996 A JP25468996 A JP 25468996A JP H1095504 A JPH1095504 A JP H1095504A
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JP
Japan
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water
refuse
box
absorbing material
dust
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JP25468996A
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English (en)
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Nobuo Ueda
信雄 植田
Shiro Fukui
司郎 福井
Shinpei Inukai
新平 犬飼
Yasuharu Niwatsukino
安春 庭月野
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塵芥投入箱内の汚水を吸水材によって吸水する
ようになっており、吸水材によって車両の重量バランス
が不安定になるおそれがない。 【解決手段】車体10上に搭載された塵芥収容箱20の
後部に、塵芥が投入される塵芥投入箱30が設けられて
おり、塵芥投入箱30に設けられた塵芥積込み装置40
によって、塵芥投入箱30内に投入された塵芥が塵芥収
容箱20内に積み込まれる。塵芥収容箱20の前端部に
は、吸水材が収容される吸水材収納室23が設けられて
おり、吸水材収納室23から塵芥投入箱30まで、塵芥
収容箱20の下方に、前後方向に延びる一対の吸水材搬
送スクリューコンベア24が設けられており、各吸水材
搬送スクリューコンベア24によって吸水材が塵芥投入
箱30まで搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塵芥投入箱内に投
入された塵芥を塵芥収容箱内に収容して、塵芥を処理す
る施設にまで搬送する塵芥収集車に関し、特に、塵芥か
ら流出する汚水によって、塵芥投入箱の内部や周縁部が
汚染されることを抑制し得る塵芥収集車に関する。
【0002】
【従来の技術】塵芥を収集するために使用される塵芥収
集車は、通常、収集された塵芥を収容する塵芥収容箱が
車体上に搭載されており、また、塵芥収容箱の後部に
は、塵芥が投入される塵芥投入箱が設けられている。塵
芥投入箱には、投入された塵芥を押しつぶして圧縮した
後に、塵芥収容箱内に積み込む塵芥積込み装置が設けら
れている。
【0003】このような塵芥収集車では、塵芥投入箱内
に投入された塵芥が圧縮されることにより汚水が流出
し、流出した汚水によって、塵芥投入箱の内部や側面が
汚染されるおそれがある。また、塵芥投入箱から滴り落
ちる汚水によって、塵芥収集車の走行域が汚染されると
いう問題もある。
【0004】このような問題を解決するために、例え
ば、実開平2−124906号公報には、塵芥投入箱内
に、ゲル状の吸水材が収容される容器を配置して、その
容器内の吸水材を、塵芥投入箱内に、一定量ずつ、間欠
的に吐出する構成が開示されている。
【0005】また、実開平2−13005号公報には、
塵芥投入箱の内部における適当な部分に吸水材を配置し
て、その吸水材によって、塵芥から流出する汚水を吸収
させる構成が開示されている。また、この公報には、塵
芥投入箱に設けた凝固材散布ノズルによって、塵芥投入
箱内に凝固材を散布する構成も開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実開平2−12490
6号公報に開示されているように、塵芥投入箱に設られ
た容器内に吸水材を収容する構成では、塵芥収集車の重
心が後方に移動した状態になり、車両の重量バランスが
崩れるという問題がある。このように、車両の重量バラ
ンスが崩れた状態では、走行時に転倒するおそれがあ
る。また、吸水材を間欠的に塵芥投入箱内に吐出する構
成では、吐出される吸水材が、塵芥投入箱内にて飛散す
るために、塵芥投入箱に設けられた投入口から外部に飛
散するおそれがある。特に、粉体状の吸水材を使用する
場合には、投入口から容易に飛散するために、投入作業
に支障を来すおそれがある。
【0007】また、実開平2−13005号公報に開示
されているように、塵芥投入箱の内部における適当な部
分に吸水材を取り付ける構成では、吸水材による吸水量
に限度があり、所定量以上の汚水を吸水することができ
ないという問題がある。さらに、塵芥投入箱内に凝固材
を散布する構成では、凝固材を収容するタンク等を塵芥
投入箱の上部に設置しなければならず、そのために、車
両の重心が後方および上部に移動して、車両の重量バラ
ンスが崩れるという問題もある。
【0008】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、塵芥投入箱内の汚水を吸水材によ
って吸水する際に、吸水材が飛散することを抑制するこ
とができ、しかも、貯留される吸水材によって車両の重
量バランスが崩れるおそれのない塵芥収集車を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の塵芥収集車は、
車体上に搭載された塵芥収容箱の後部に、塵芥が投入さ
れる塵芥投入箱が設けられており、塵芥投入箱に設けら
れた塵芥積込み装置によって、塵芥投入箱内に投入され
た塵芥が塵芥収容箱内に積み込まれるようになった塵芥
収集車であって、前記塵芥収容箱の前部内に吸水材が収
容されており、塵芥収容箱の前部に収容された吸水材
が、吸水材搬送機構によって塵芥投入箱まで搬送される
ようになっていることを特徴とする。
【0010】前記吸水材は、塵芥収容箱内の前部を仕切
って設けられた吸水材収納室内に収容されている。
【0011】前記塵芥収容箱内には、前後方向にスライ
ドして、塵芥収容箱内に積み込まれた塵芥を排出する排
出板が設けられており、前記吸水材は、排出板にて仕切
られた塵芥収容箱の前部内に収容されている。
【0012】前記吸水材搬送機構は、塵芥収容箱の下方
に配置されている。
【0013】前記吸水材搬送機構は、スクリューコンベ
アである。
【0014】前記塵芥積込み装置は、吸水材搬送機構が
駆動されているときには、駆動されないようになってい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の塵芥収集車の実施の形態
の一例を示す側面図である。この塵芥収集車は、図1に
示すように、車体10上に搭載された塵芥収容箱20を
有している。塵芥収容箱20は、直方体状をしており、
その後端面は前側上部から後側下部にかけて傾斜した状
態で開放されている。塵芥収容箱20の後端部には、開
放された後端面を覆うように、塵芥投入箱30が設けら
れている。
【0017】塵芥投入箱30は、その上面が、塵芥収容
箱20の後端部上面に設けられたヒンジピン21によっ
て、塵芥収容箱20に対して上下方向への傾動可能に支
持されており、塵芥収容箱20と塵芥投入箱30との間
に設けられた一対の投入箱傾動用油圧シリンダ26(図
3参照)によって傾動し得るようになっている。塵芥投
入箱30は、塵芥収容箱20に対して傾動しないよう
に、ロック機構(図示せず)によってロックされるよう
になっており、そのロック機構を動作させるロック用油
圧シリンダ27(図3参照)が、塵芥投入箱30の一方
の側面に沿って設けられている。
【0018】塵芥投入箱30は、前端面が開放されて、
塵芥収容箱20の後端面とは対向した状態になってお
り、後端面が、前側上部から後側下部にかけて傾斜した
状態になっている。塵芥投入箱の後端面には、塵芥を投
入するための投入口が設けられている。
【0019】塵芥投入箱30内には、塵芥投入箱30内
に投入される塵芥を押しつぶして圧縮した後に塵芥収容
箱20内に積み込む塵芥積込み装置40が設けられてい
る。塵芥積込み装置40は、塵芥投入箱30の左右の各
側面間にわたって延びるスライド板41を有している。
このスライド板41は、上部が前方側であって下部が後
方側に位置するように傾斜した状態で配置されており、
左右の各側縁部が、塵芥投入箱30の左右の各側面に、
スライド板41と同様の傾斜状態でそれぞれ設けられた
ガイドレールに、スライド可能に支持されている。スラ
イド板41は、塵芥投入箱30における左右の各側面の
外側にそれぞれ設けられた各スライド用油圧シリンダ4
2によって、上下方向に傾斜状態で平行にスライドされ
るようになっている。
【0020】スライド板41の下側には、塵芥投入箱3
0における左右の各側面間にわたって延びる押し込み板
43が設けられている。この押し込み板43の上部は、
スライド板41に対して前後方向に揺動可能に取り付け
られており、その下部は、前方側に突出するように屈曲
されている。押し込み板41の左右の各側部には、後方
に向かって突出する突出片43aがそれぞれ設けられて
いる。各突出片43aには、押し込み板43を前後方向
に沿って揺動させる揺動用油圧シリンダ44の下端部
が、それぞれ回動可能に取り付けられている。各揺動用
油圧シリンダ44は、塵芥投入箱30の左右の各側面に
沿った状態で、押し込み板43とほぼ同様の傾斜状態で
配置されており、揺動用油圧シリンダ44の上端部が、
各スライド用油圧シリンダ42の上端部に、回動可能に
取り付けられている。
【0021】このような構成の塵芥積込み装置40は、
塵芥投入箱30内に塵芥が投入される際には、スライド
板41が上昇された状態になっており、押し込み板43
も上昇されている。そして、塵芥投入箱30内に塵芥が
投入されると、各スライド用油圧シリンダ42によっ
て、スライド板41が各揺動用油圧シリンダ44と一体
となって下降される。これにより、押し込み板43も一
体的に下降される。この場合、各揺動用油圧シリンダ4
4は、収縮した状態になっており、押し込み板43は、
ほぼ水平な状態で下降される。そして、塵芥投入箱30
内に投入された塵芥は、水平な状態で下降する押し込み
板43によって押しつぶされる。
【0022】このようにしてスライド板41が下限位置
にまで下降されると、各回動用油圧シリンダ44が一体
となって伸長され、ほぼ水平状態の押し込み板43は、
前方に向かって回動する。これにより、押し込み板43
によって押しつぶされた塵芥は、前方へ移動され、積込
み態勢にはいる。そして、各スライド用油圧シリンダ4
2が伸長されることにより、スライド板41とともに上
昇する押し込み板43によって、塵芥が塵芥収容箱20
内に圧縮状態で積み込まれる。
【0023】塵芥収容箱20の前端部には、オガ粉等の
粉末状の吸水材が収容される吸水材収納室23が設けら
れている。吸水材収納室23は、塵芥収容箱20の前側
側面に対して適当な長さだけ離れた状態で垂直に配置さ
れた隔壁23aによって、前後方向に適当な長さにわた
って仕切られている。吸水材収納室23は、例えば2m
3 程度の容積に構成されている。
【0024】塵芥収容箱20の内部には、塵芥収容箱2
0における吸水材収納室23を除く内部を前後方向にス
ライドし得る排出板22が設けられている。この排出板
22は、下部を除いて垂直状態で、塵芥収容箱20の左
右の各側面間にわたって配置されており、下部は、下方
になるにつれて後側に傾斜した状態になっている。排出
板22は、排出用油圧シリンダ25(図3参照)によっ
て、塵芥収容箱20の内部を、吸水材収納室23の後側
から後端面にわたって前後方向にスライドし得るように
なっている。
【0025】図2は、本発明の塵芥収集車の概略平面図
である。塵芥収容箱20の底面の下方には、前後方向に
沿って延びる一対の吸水材搬送用スクリューコンベア2
4が、左右方向に適当な間隔をあけて設けられている。
各吸水材搬送用スクリューコンベア24は、塵芥収容箱
20の前端部に設けられた吸水材収納室23から塵芥投
入箱30にわたってそれぞれ設けられており、吸水材収
納室23内の吸水材が、塵芥投入箱30にまで搬送され
て、塵芥投入箱30内に投入されるようになっている。
【0026】図3は、本発明の塵芥収集車の油圧系統の
回路図である。各吸水材搬送用スクリューコンベア24
は、それぞれ、油圧モーター51によって、正逆回転駆
動されるようになっている。各油圧モーター51には、
オイルリザーバー52内の油が、油圧ポンプ53によっ
て、それぞれ、供給されるようになっている。また、オ
イルリザーバー52内の油は、塵芥投入箱30を傾動さ
せる一対の投入箱傾動用油圧シリンダ26、塵芥投入箱
30のロック機構を動作させるロック用油圧シリンダ2
7、塵芥積込み装置40に設けられた一対のスライド用
油圧シリンダ42および一対の揺動用油圧シリンダ4
4、排出板22を駆動する排出用油圧シリンダ25にも
供給されるようになっている。
【0027】各吸水材搬送用スクリューコンベア24を
回転駆動する油圧モーター51に対する圧油の給排は、
それぞれ、6ポート3位置切替え型の電磁弁54によっ
て制御されるようになっている。各電磁弁54は、圧油
が順番に供給されるように直列接続されており、各電磁
弁54は、通常のノーマルポジションでは、下流側に圧
油を供給するようになっている。そして、下流側の電磁
弁54を介して下流側に供給される圧油が、塵芥収集車
に設けられた他の各油圧シリンダにそれぞれ供給され
る。
【0028】各電磁弁54は、ノーマルポジションから
それぞれの切替え位置に切り替えられることにより、各
油圧モーター51を正転または逆転駆動するように、各
油圧モーター51に圧油を供給して、オイルリザーバー
52に還流するようになっている。従って、各油圧モー
ター51の正転または逆転駆動によって、各吸水材搬送
用スクリューコンベア24が、それぞれ、正転または逆
転駆動されるようになっている。また、いずれか一方ま
たは両方の油圧モーター51が駆動されて、いずれか一
方または両方の吸水材搬送用スクリューコンベア24が
回転駆動されると、油圧モーター51を回転駆動した圧
油は、オイルリザーバー52内に還流されるために、他
の各油圧シリンダに圧油が供給されず、他の各油圧シリ
ンダは駆動されない。
【0029】油圧モーター51を制御する各電磁弁54
から、各油圧モーター51に供給されない圧油は、塵芥
投入箱30を傾動させる一対の投入箱傾動用油圧シリン
ダ26と、塵芥投入箱30のロック機構を動作させるロ
ック用油圧シリンダ27とに対する圧油の給排を制御す
る電磁弁55、塵芥積込み装置40に設けられた一対の
スライド用油圧シリンダ43に対する圧油の給排を制御
する電磁弁56、塵芥積込み装置40に設けられた一対
の揺動用油圧シリンダ44に対する圧油の給排を制御す
る電磁弁57、排出板22を駆動する排出用油圧シリン
ダ25に対する圧油の給排を制御する電磁弁58に、順
番に供給されるようになっている。そして、各電磁弁5
5〜58によって、投入箱傾動用油圧シリンダ26、ロ
ック用油圧シリンダ27、スライド用油圧シリンダ4
3、揺動用油圧シリンダ44、排出用油圧シリンダ25
が伸縮制御されるようになっている。
【0030】このような構成の塵芥収集車では、塵芥収
容箱20内に設けられた排出板22を、塵芥収容箱20
の後方にスライドさせた状態で、塵芥投入箱30内に塵
芥が投入される。塵芥投入箱30内に投入された塵芥
は、塵芥投入箱30に設けられた塵芥積込み装置40に
よって、押しつぶされるとともに圧縮されて、塵芥収容
箱20内に積み込まれる。
【0031】このような作業の間に、塵芥投入箱30内
に投入された塵芥から汚水が流出している場合には、各
油圧モーター51の制御用に設けられた各電磁弁54の
いずれか一方または両方が切り替えられて、油圧モータ
ー51の一方または両方が正転駆動される。これによ
り、一方または両方の吸水材搬送用スクリューコンベア
24が正転駆動されて、正転駆動される一方または両方
の吸水材搬送用スクリューコンベア24によって、吸水
材収納室23内に収容された吸水材が、塵芥投入箱30
内に投入される。塵芥投入箱30内に投入されたオガ粉
等の粉体状の吸水材は、塵芥投入箱30内に流出した汚
水を吸収し、塵芥とともに、塵芥投入箱30から塵芥収
容箱20内に積み込まれる。従って、塵芥投入箱30の
内部や周辺部分が、塵芥より流出する汚水によって汚染
されるおそれがない。
【0032】なお、一方の吸水材搬送用スクリューコン
ベア24のみを駆動するか、両方の吸水材搬送用スクリ
ューコンベア24を駆動するかは、塵芥投入箱30内に
流出した汚水の量によって決定される。
【0033】油圧モーター51が駆動されて、吸水材搬
送用スクリューコンベア24により吸水材が塵芥投入箱
30内に投入されている間は、塵芥投入箱30に設けら
れた塵芥積込み装置40の各スライド用油圧シリンダ4
2および各揺動用油圧シリンダ44には、圧油が供給さ
れず、従って、押し込み板43が下降および揺動するお
それがない。従って、塵芥投入箱30内に投入される吸
水材が、塵芥積込み装置40の押し込み板43によっ
て、周囲に飛散されるおそれがない。
【0034】塵芥収容箱20内に収容された塵芥は、適
当な処理施設にまで搬送される。処理施設においては、
ロック用油圧シリンダ27が駆動されて、塵芥投入箱3
0のロックが解除されるとともに、投入箱傾動用油圧シ
リンダ26が駆動されて、塵芥投入箱30がヒンジピン
21を中心として上方に傾動される。その後、排出用油
圧シリンダ25が駆動されて排出板22が後方にスライ
ドされ、塵芥収容箱20内に収容された塵芥が、塵芥収
容箱20から排出される。
【0035】吸水材が収容される吸水材収納室23は、
車体10の前部に配置された運転席の後方に隣接して配
置されるように、塵芥収容箱20の前端部に設けられて
いるために、車両の重量バランスが安定した状態になっ
ており、走行時に車両のバランスが崩れて転倒するとい
うおそれがない。また、粉体状の吸水材は、塵芥収容箱
20内の吸水材収納室23内に収納されているために、
走行時において、周囲に飛散するおそれもない。
【0036】図4は、本発明の塵芥収集車の実施の形態
の他の例を、一部を破断して示す概略側面図、図5は、
その一部破断平面図である。この塵芥収集車は、塵芥収
容箱20内に設けられた排出板22が、塵芥収容箱20
の前側側面に対して適当な間隔をあけた位置にまでし
か、前方にはスライドしない状態になっており、最も前
方にスライドされた排出板22と塵芥収容箱20の前面
との間に、粉体状の吸水材が収納される吸水材収納部2
9が形成されている。
【0037】この吸水材収納部29の底面には、図5に
示すように吸水材収納部29に収納された吸水材を幅方
向中央部に搬送する一対の吸水材送り込み用スクリュー
コンベア61が、左右の各側部に、それぞれ幅方向に沿
って設けられている。そして、塵芥収容箱20の下方に
は、塵芥収容箱20の底面に沿って前後方向に延びる吸
水材搬送スクリューコンベア62が幅方向中央部に設け
られている。この吸水材搬送スクリューコンベア62の
前端部は、各吸水材送り込み用スクリューコンベア61
の間に接続されており、各吸水材送り込み用スクリュー
コンベア61にて幅方向中央部に搬送される吸水材が、
吸水材搬送スクリューコンベア62によって、塵芥投入
箱30内に搬送されるようになっている。
【0038】その他の構成は、前記実施の形態と同様に
なっている。
【0039】塵芥収容箱20の排出板22は、塵芥投入
箱30内に塵芥を投入する際には、前方にスライドされ
た状態で、塵芥収容箱20の前面とは適当な間隔をあけ
た状態とされる。そして、排出板22によって仕切られ
た塵芥収容箱20前端部の吸水材収納部29内には、粉
末状の吸水材が収容されている。塵芥投入箱30内に塵
芥を投入する際には、塵芥投入箱30内における汚水の
流出状況に応じて、各吸水材送り込み用スクリューコン
ベア61および吸水材搬送スクリューコンベア62が、
一体的に駆動されて、吸水材収納部29内の吸水材が、
塵芥投入部30にまで搬送され、塵芥投入箱30内に投
入される。そして、塵芥投入箱内に投入された吸水材に
よって、塵芥投入箱内に流出した汚水が吸収される。
【0040】本実施の形態の塵芥収集車では、塵芥収容
箱20内の前端部を特別に区画することなく、排出板2
2によって仕切られた部分に、吸水材収納部29を形成
しているために、吸水材の量に対応して、排出板22の
前方へのスライド位置を変更することができる。従っ
て、吸水材の積載量による塵芥収容箱20内の塵芥収容
量が減少することを最小限に抑制することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の塵芥収集車は、このように、塵
芥収容箱の前部に収容された吸水材が、塵芥収容箱の後
部に設けられた塵芥投入箱内に、吸水材搬送機構によっ
て搬送されるようになっているために、車両の重量バラ
ンスが安定しており、走行時に転倒するおそれがない。
また、吸水材は、塵芥投入箱の前方から搬送されて投入
されるために、塵芥投入箱の後端面に設けられた塵芥投
入口から飛散することが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塵芥収集車の実施の形態の一例を、一
部破断して示す概略側面図である。
【図2】その塵芥収集車の一部を破断して示す概略平面
図である。
【図3】その塵芥収集車の油圧系統の回路図である。
【図4】本発明の塵芥収集車の実施の形態の他の例を、
一部破断して示す概略側面図である。
【図5】その塵芥収集車の一部を破断して示す概略平面
図である。
【符号の説明】
10 車体 20 塵芥収容箱 22 排出板 23 吸水材収納室 24 吸水材搬送用スクリューコンベア 30 塵芥投入箱 40 塵芥積込み装置 41 スライド板 42 スライド用油圧シリンダ 43 押し込み板 44 揺動用油圧シリンダ 51 油圧モーター 54 電磁弁 61 吸水材送り込み用スクリューコンベア 62 吸水材搬送スクリューコンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庭月野 安春 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社環境システム事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上に搭載された塵芥収容箱の後部
    に、塵芥が投入される塵芥投入箱が設けられており、塵
    芥投入箱に設けられた塵芥積込み装置によって、塵芥投
    入箱内に投入された塵芥が塵芥収容箱内に積み込まれる
    ようになった塵芥収集車であって、 前記塵芥収容箱の前部内に吸水材が収容されており、塵
    芥収容箱の前部に収容された吸水材が、吸水材搬送機構
    によって塵芥投入箱まで搬送されるようになっているこ
    とを特徴とする塵芥収集車。
  2. 【請求項2】 前記吸水材は、塵芥収容箱内の前部を仕
    切って設けられた吸水材収納室内に収容されている請求
    項1に記載の塵芥収集車。
  3. 【請求項3】 前記塵芥収容箱内には、前後方向にスラ
    イドして、塵芥収容箱内に積み込まれた塵芥を排出する
    排出板が設けられており、前記吸水材は、排出板にて仕
    切られた塵芥収容箱の前部内に収容されている請求項1
    に記載の塵芥収集車。
  4. 【請求項4】 前記吸水材搬送機構は、塵芥収容箱の下
    方に配置されている請求項1に記載の塵芥収集車。
  5. 【請求項5】 前記吸水材搬送機構は、スクリューコン
    ベアである請求項1に記載の塵芥収集車。
  6. 【請求項6】 前記塵芥積込み装置は、吸水材搬送機構
    が駆動されているときには、駆動されないようになって
    いる請求項1に記載の塵芥収集車。
JP25468996A 1996-09-26 1996-09-26 塵芥収集車 Pending JPH1095504A (ja)

Priority Applications (1)

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JP25468996A JPH1095504A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 塵芥収集車

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JP25468996A JPH1095504A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 塵芥収集車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010222093A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Shinmaywa Industries Ltd 塵芥収集車およびその制御方法

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JP2010222093A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Shinmaywa Industries Ltd 塵芥収集車およびその制御方法

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