JPH1094509A - 食器洗浄機の溢水又は漏水検出装置 - Google Patents

食器洗浄機の溢水又は漏水検出装置

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JPH1094509A
JPH1094509A JP28582796A JP28582796A JPH1094509A JP H1094509 A JPH1094509 A JP H1094509A JP 28582796 A JP28582796 A JP 28582796A JP 28582796 A JP28582796 A JP 28582796A JP H1094509 A JPH1094509 A JP H1094509A
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dishwasher
overflow
tank
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JP28582796A
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Kazuyuki Enomoto
和幸 榎本
Masaki Kitamura
正樹 北村
Hisashi Nogaki
久 野垣
Hiroyuki Sudo
宏之 須藤
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、食器洗浄機において異常な漏水又
は溢水のみを早期に検出可能とすることを目的とする。 【解決手段】 洗浄槽5の下方に、洗浄槽5からの溢れ
水や食器洗浄機3の給排水管からの漏れ水を受ける水受
けパン14を取り付け、水受けパン14に水位検知装置
19を備えた水量検知槽18を設けると共に水量検知槽
18の周囲に所定量の水を溜める貯水部17を設けた。
食器洗浄機3の溢れ水や漏れ水は水受けパン14の貯水
部17に回収され、そこで回収された水が所定量を越え
ると、そこから溢れた水が水量検知槽18に達し水位検
知装置19が異常信号を発する。一方、隙間から入り込
んだ余剰水Wは貯水部17に貯まるので、誤って水位検
知装置19が異常信号を発することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器洗浄機で発生
する溢れ水や漏れ水を受ける構造に関し、特に収納キャ
ビネットに組み込んで使用される場合に最適な構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の食器洗浄機は、前面がドアで開閉
自在に覆われた洗浄槽を有し、洗浄槽の内部に洗浄水を
噴射する洗浄ノズルを設けていた。又、食器洗浄機の内
部には、食器洗浄機へ給水するための給水管、食器洗浄
機から汚水を排出するための排水ポンプや排水管、そし
て洗浄水を洗浄ノズルに供給するための循環ポンプや接
続管など複数の給排水管を有していた。そのような食器
洗浄機の運転中に、給水弁や排水ポンプ、あるいは洗浄
槽の水位検知装置の故障により洗浄槽から溢水したり、
給排水管の接続箇所や破損箇所から漏水したりして、食
器洗浄機から水漏れが発生することがある。卓上型の食
器洗浄機の場合には、その水漏れは食器洗浄機の下部か
ら滴り落ちるので、例えば載置面上に水溜まりができて
水漏れしていることがわかるようになっている。しか
し、たまたま食器洗浄機の載置面が濡れていたりする
と、食器洗浄機からの水漏れがわからずそのまま使用す
ることになり、周囲を水浸しにしてしまう恐れがある。
さらに、最近では収納キャビネット内に食器洗浄機を組
み込んで使用する提案がなされており、その場合には食
器洗浄機からの水漏れは把握できず、収納キャビネット
内で長期間水漏れが続き、収納キャビネットを水浸しに
し又腐食させてしまう可能性があった。それらの問題点
を解消するために、特開平5−3849号においては、
食器洗浄機100の下部に付設してあるドレンパン10
1に洗浄槽102等からの水漏れを検出するドレン検出
手段103を設けて、食器洗浄機100の洗浄槽102
等から漏水すると警報音やランプを点滅させて警告する
機構が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、食器洗浄機1
00においては、食器の出し入れ時に開いたドア104
の上に食器カゴを載せるため、ドア104の上に洗浄前
の食器の水滴が残ることがある。その場合、ドア104
を閉めたときに水滴がフロントパネルやドアヒンジ部の
隙間から食器洗浄機の内部に入り込み、ドレンパン10
1に回収されてしまうことがある。(以下、そのような
水を余剰水Wと記す。) 余剰水Wは微量(7cc程度)であり食器洗浄機100
の次の運転までに蒸発してしまうので通常は問題ない。
しかし、食器洗浄機100を繰り返し運転させる場合に
は余剰水Wの総量がある程度に達してしまうため、ドレ
ン検出手段103が検出するべきでない余剰水Wを検出
して水漏れ異常と判断してしまい、正常に運転している
のに誤って異常報知をしてしまうという問題があった。
また、流しでの調理作業時の跳ね水が食器洗浄機の内部
に入り込み、それがドレン検出手段103で検出されて
しまう可能性もあった。そのような問題点を解決するた
めに、ドレン検出装置の検出水量を多くすることも考え
られるが、その場合には、一度に大量の漏水や溢水が発
生しないと検出できないため、異常を早期に発見するこ
とができずに見逃してしまう恐れがある。そこで、上記
の点に鑑み、本発明は異常な漏水又は溢水のみを早期に
検出可能とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、洗浄
槽内に洗浄ノズルと食器カゴを有し、洗浄槽の洗浄水を
循環ポンプにより洗浄ノズルに供給し、洗浄ノズルから
食器に噴射してなる食器洗浄機において、洗浄槽の下方
に、洗浄槽からの溢れ水や食器洗浄機の給排水管からの
漏れ水を受ける水受けパンを取り付け、水受けパンに水
位検知装置を備えた水量検知槽を設けると共に水量検知
槽の外側領域に所定量の水を溜める貯水部を設けたこと
を特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1において、水
量検知槽の周囲に水返しを形成し、水返しの外側領域を
貯水部としたことを特徴とする。
【0006】請求項3の発明は、請求項2において、水
量検知槽の周囲に仕切壁を立ち上げ形成し、仕切壁を水
返しとしたことを特徴とする。
【0007】請求項4の発明は、請求項2において、水
量検知槽の上端部から外側方向に向けて、水受けパンの
底板を下方傾斜面として形成し、その下方傾斜面を水返
しとしたことを特徴とする。
【0008】請求項5の発明は、請求項1において、水
受けパンの前端部に貯水部を形成したことを特徴とす
る。
【0009】請求項6の発明は、請求項1において、貯
水部が、水受けパンの上面に置かれた吸水部材であるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項7の発明は、請求項1において、水
受けパンを食器洗浄機の底カバーと一体化したことを特
徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例を図1から図
5に基づいて説明する。図1に示すように、流し台1の
横に設けられた収納キャビネット2の中ほどに食器洗浄
機3が組み込まれている。食器洗浄機3は、外装4の内
側に洗浄槽5が組み込まれていて、その前面側を2枚の
ドア6で開閉自在に覆っている。洗浄槽5の内部には食
器を納める食器カゴ7と食器に洗浄水を噴射する洗浄ノ
ズル8が設置され、また洗浄槽5の外側には、洗浄槽5
に洗浄水を供給する給水管9、洗浄槽5の貯留水を洗浄
ノズル8に供給する循環ポンプ10及び導水管11、汚
水を外部に排出する排水ポンプ12及び排水管13が組
み付けられている。(これら、洗浄槽5の外側に組み付
けられた給水管9などを、以下給排水管Aと記す。) そして、洗浄槽5の下部側に水受けパン14が取り付け
られている。
【0012】図4及び図5に示すように、水受けパン1
4はステンレス板をプレス加工して形成され、食器洗浄
機3の下部ほぼ全体を覆う平面積を有しており、水受け
パン14の底面14aのほぼ全域で洗浄槽5からの溢水
や給排水管Aからの漏水、あるいはドア6などからこぼ
れた余剰水Wを受けることができる。なお、水受けパン
14は給排水管Aを下方から覆う底カバーを兼ねてい
る。また、水受けパン14の底面14aの前面側中央付
近に開口部15を形成し、開口部15の周縁を上向きに
折り曲げて仕切壁16を立ち上げ形成している。水受け
パン14の側壁14bと仕切壁16の間が貯水部17と
なり、そこには洗浄槽5からの溢水や給排水管Aからの
漏水あるいは余剰水Wを、所定の量(例えば、35c
c)だけ貯水可能になっている。そして、水受けパン1
4の開口部15の下部に水量検知槽18を取付け、その
中に水位検知装置19を設置している。水位検知装置1
9は、水量検知槽18の水嵩が増すとフロート20がフ
ロート軸21に沿って上昇しフロート20の内部に埋設
された磁石がフロート軸21内のリードスイッチをオン
する構造のフロートスイッチである。
【0013】貯水部17に落ちた水は、所定量貯まるま
では仕切壁16が水返しとして機能するので水量検知槽
18に流れ込むことがない。貯水部17に所定量以上の
水が落ちると、貯水部17の容量を越えた水は貯水部1
7から溢れて速やかに水量検知槽18に流れ込み水位検
知装置19にて検出され、異常信号が制御部22に向け
て発信され、所定の異常対策が実行される。本実施例に
おいては、洗浄槽内の洗浄水が排水ポンプ12で食器洗
浄機3から排出され、それ以外の機能は全て停止し、操
作パネル23の警告ランプが点滅すると共に警告音が発
生して、使用者に異常を知らせるようになっている。す
なわち、余剰水Wは水量が少ないので貯水部17から溢
れて水量検知槽18に流れ込むことはなく、水位検知装
置19が誤って異常信号を発することはないが、洗浄槽
5からの溢水や給排水管Aからの漏水は水量が多いので
貯水部17から溢れて水量検知槽18に流れ込み、水位
検知装置19が異常信号を発するのである。
【0014】以上説明したように、本実施例において
は、水受けパン14に落ち込んだ余剰水Wは貯水部17
に回収されて水量検知槽18に達しないので、水位検知
装置19が誤った異常信号を発信することはなく、異常
な溢水や漏水のみを的確に検出して異常信号を発するこ
とができる。また、溢水量や漏水量が水受けパン14の
貯水部17の容量を越えれば、容量以上の水は短時間で
水量検知槽18に流れ込むので、異常を比較的早期に発
見することができ、食器洗浄機3を収納キャビネット2
に組み込んでも、内部が水浸しになるようなことはな
く、安心して食器洗浄機3を使用することができる。す
なわち、水位検知装置19の誤作動がほとんどなく、溢
水漏水異常を早期に発見することができ、信頼度の高い
溢水又は漏水検出装置を得ることができるのである。さ
らに、水受けパン14の底面14aのほぼ全域が貯水部
17なので、貯水部17の平面積は大きい。したがっ
て、流れ込んだ余剰水Wは浅い水たまりとなり短時間で
蒸発し、次回の運転まで水が残らず、余剰水Wの貯まり
すぎを防ぐことができ、水位検知装置19の誤作動を防
止できる。
【0015】次に、貯水部17の第2実施例を説明す
る。なお、前述の第1実施例と同じ構成には同じ符号を
付与し、その説明を省く。この例においては、図6のよ
うに、水受けパン14の底面14aを水量検知槽18の
上端から側壁14b方向に向けてなだらかに下方に傾斜
する下方傾斜面24として、その下方傾斜面24と水受
けパン14の側壁14bとの間を貯水部17とした。す
なわち、下方傾斜面24の上端部付近が水返しとなり、
貯水部17から水量検知槽18に水が流れ込むのを阻止
するのである。
【0016】この場合、水受けパン14に落ち込んだ余
剰水Wは貯水部17に回収されて水量検知槽18に達し
ないので、水位検知装置19が誤った異常信号を発信す
ることはなく、異常な溢水や漏水のみを的確に検出して
異常信号を発することができる。また、溢水量や漏水量
が水受けパン14の貯水部17の容量を越えれば、容量
を越えた水は短時間で水量検知槽18に流れ込むので、
異常を比較的早期に発見することができ、食器洗浄機3
を収納キャビネット2に組み込んでも、内部が水浸しに
なるようなことはなく、安心して食器洗浄機3を使用す
ることができる。すなわち、水位検知装置19の誤作動
がほとんどなく、溢水漏水異常を早期に発見することが
でき、信頼度の高い溢水又は漏水検出装置を得ることが
できる。さらに、水受けパン14の底面14aが水量検
知槽18から離れる方向に傾斜しているので、余剰水W
が水受けパン14に落ち込んでもその流勢は下方傾斜面
24の傾斜によって弱まり、勢い余って水量検知槽18
に流れ込むことがなく、水位検知装置19が余剰水Wを
拾う誤動作を防止できる。
【0017】次に第3実施例を説明する。なお、第1実
施例と同じ構成には同じ符号を付与し、その説明を省
く。この例においては、図7のように、水受けパン14
の底面14aに水量検知槽18を取り囲む堀25を形成
し、その堀25を貯水部17とした。すなわち、堀25
の内周壁が貯水部17と水量検知槽18を区切る仕切壁
16となり、水返しとして機能する。なお、堀25の内
周壁の上端と水受けパン14の底面14aとを同じ高さ
としているが、水受けパン14の底面14aより内周壁
の上端を若干低くしておくと、貯水部17から溢れた水
が速やかに水量検知槽18に流れ込むので、異常の検出
がさらに速くできる。
【0018】この実施例においては、水受けパン14に
落ち込んだ余剰水Wは貯水部17に回収されて水量検知
槽18に達しないので、水位検知装置19が誤った異常
信号を発信することはなく、異常な溢水や漏水のみを的
確に検出して異常信号を発することができる。また、溢
水量や漏水量が水受けパン14の貯水部17の容量を越
えれば、容量を越えた水は短時間で水量検知槽18に流
れ込むので、異常を比較的早期に発見することができ、
食器洗浄機3を収納キャビネット2に組み込んでも、内
部が水浸しになるようなことはなく、安心して食器洗浄
機3を使用することができる。すなわち、水位検知装置
19の誤作動がほとんどなく、溢水漏水異常を早期に発
見することができ、信頼度の高い溢水又は漏水検出装置
を得ることができる。さらに、余剰水Wが水受けパン1
4に落ち込んでもその流勢は堀25で止められるため勢
い余って水量検知槽18に流れ込むことがなく、水位検
知装置19が余剰水Wを拾う誤動作が防止できる。
【0019】次に第4実施例を説明する。なお、第1実
施例と同じ構成には同じ符号を付与し、その説明を省
く。この例においては、図8のように、水受けパン14
の前面側(ドア側)に後方側と隔離された室26を形成
し、その室26を貯水部17とした。水受けパン14の
底面14aは水平面であり、そこに落ちた水は速やかに
水量検知槽18に流れ込み、水位検知装置19で検出さ
れるようになっている。すなわち、洗浄槽5の溢水や給
排水管Aの漏水は水平面に直接落ち込み、水量検知槽1
8に流れ込んで迅速に異常を検出される。しかし、ドア
6と洗浄槽5の隙間などから入り込んだ余剰水Wは前面
側に形成された貯水部17に直接落ちるので、水位検知
装置19が余剰水Wを検出して異常信号を発することは
ない。
【0020】この場合には、水受けパン14に落ち込ん
だ余剰水Wは貯水部17に回収されて水量検知槽18に
達しないので、水位検知装置19が誤った異常信号を発
信することはなく、異常な溢水や漏水のみを的確に検出
して異常信号を発することができる。また、洗浄槽5か
らの溢水や給排水管Aからの漏水は貯水部17を介さず
に速やかに水量検知槽18に流れ込むので、短時間で検
出され異常を早期に発見することができ、食器洗浄機3
を収納キャビネット2に組み込んでも、内部が水浸しに
なるようなことはなく、安心して食器洗浄機3を使用す
ることができる。すなわち、水位検知装置19の誤作動
がほとんどなく、溢水漏水異常を早期に発見することが
でき、信頼度の高い溢水又は漏水検出装置を得ることが
できる。
【0021】次に第5実施例を説明する。なお、第1実
施例と同じ構成には同じ符号を付与し、その説明を省
く。この例においては、図9のように、水受けパン14
の水量検知槽18を除いた部分にスポンジや吸水ゲルの
ような吸水部材27を敷設し、その吸水部材27を貯水
部17とした。したがって、水量検知槽18の周囲に吸
水部材27が敷設されることになる。
【0022】この場合には、水受けパン14に落ち込ん
だ余剰水Wは貯水部17に回収されて水量検知槽18に
達しないので、水位検知装置19が誤った異常信号を発
信することはなく、異常な溢水や漏水のみを的確に検出
して異常信号を発することができる。また、溢水量や漏
水量が水受けパン14の貯水部17の吸水容量を越えれ
ば、その容量以上の水は短時間で水量検知槽18に流れ
込むので、異常を比較的早期に発見することができ、食
器洗浄機3を収納キャビネット2に組み込んでも、内部
が水浸しになるようなことはなく、安心して食器洗浄機
3を使用することができる。すなわち、水位検知装置1
9の誤作動がほとんどなく、溢水漏水異常を早期に発見
することができ、信頼度の高い溢水又は漏水検出装置を
得ることができる。さらに、水受けパン14の底面14
aは平らな形状で済むため、複雑な形状に加工する必要
がなく、加工費が安価であるという効果がある。また、
吸水速度の高い吸水部材を用いれば、余剰水Wが勢いよ
く流れ込んでもすぐに吸水部材27に吸い込まれるた
め、誤って余剰水Wが水量検知槽18に入り込むことが
なく、水位検知装置19が余剰水Wを拾う誤動作が防止
できる。なお、吸水部材は、水量検知槽18の全周囲に
敷設する必要はなく、余剰水Wが入り込みやすい前部側
にのみ設けるようにしてもいい。
【0023】以上の実施例の説明において、食器洗浄機
を収納キャビネットに組み込んだ例を示したが、いわゆ
る卓上型の食器洗浄機であっても本発明を適用できる。
また、水位検知装置として、フロートスイッチをあげて
説明したが、それに限らず電極式スイッチ等他の原理を
用いたものであってもいい。さらに、水量検知槽は水受
けパンと別体としても、一体としてもいい。
【0024】さらにまた、水量検知槽を水受けパンの端
部に設置すると、余剰水が水量検知槽に直接入り込み誤
って異常信号を発する恐れがあるが、水量検知槽の上方
に屋根上のカバーを設ければ、溢れ水,漏れ水,余剰水
が水量検知槽の中に直接入り込むのを防ぐことができ
る。
【0025】また、水受けパンを食器洗浄機の水受けパ
ンと一体化して部品点数を減らして製品コストを安価に
した例のみを示したが、収納キャビネットの食器洗浄機
収納部の下方に食器洗浄機とは別途水受けパンを設置し
てもいい。その場合、水受けパンを食器洗浄機と流し台
の給排水接続部よりも下方に設置すれば、その給排水接
続部からの漏水をも検出できるので、一層好ましいもの
となる。
【0026】なお、水受けパンには異常水位検知後も水
が一定量だけ余計に貯まる程度の容量があるのが好まし
い。また、水受けパンからの水の排出のために、底面に
水抜き栓を設けておくのがより好ましい。
【0027】
【発明の効果】本発明においては、水位検知装置の誤作
動がほとんどなく、溢水漏水異常を比較的早期に発見す
ることができ、信頼度の高い溢水又は漏水検出装置を得
ることができる。
【0028】また、水受けパンの前端部に貯水部を形成
すると、余剰水は貯水部で受け、溢水や漏水は速やかに
水量検知槽に流し込ませて、溢水や漏水の検出を迅速に
発見して異常信号を発することができる。
【0029】さらに、水受けパンの上面に置かれた吸水
部材を貯水部とすると、水受けパンの底面は平らな形状
で済むため、複雑な形状に加工する必要がなく、加工費
が安価になる。
【0030】さらにまた、水受けパンを食器洗浄機の底
カバーと一体化すれば、部材を削減することができるの
で、製品コストが安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の食器洗浄機を収納キャビネットに設
置した状態を示す概略斜視図である。
【図2】 本発明の食器洗浄機を示す図で、(a)は正
面図、(b)は右側面図である。
【図3】 図2の食器洗浄機のブロック図である。
【図4】 第1実施例の貯水部を示す図である。
【図5】 第1実施例の水受けパンを示す図で、(a)
は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。
【図6】 第2実施例の貯水部を示す図である。
【図7】 第3実施例の貯水部を示す図である。
【図8】 第4実施例の貯水部を示す図である。
【図9】 第5実施例の貯水部を示す図である。
【図10】 従来技術の食器洗浄機を説明する図であ
る。
【符号の説明】
3 ・・・ 食器洗浄機 5 ・・・ 洗浄槽 7 ・・・ 食器カゴ 8 ・・・ 洗浄ノズル 10 ・・・ 循環ポンプ 14 ・・・ 水受けパン 16 ・・・ 仕切壁 17 ・・・ 貯水部 18 ・・・ 水量検知槽 19 ・・・ 水位検知装置 24 ・・・ 下方傾斜面 27 ・・・ 吸水部材 W ・・・ 余剰水
フロントページの続き (72)発明者 須藤 宏之 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽内に洗浄ノズルと食器カゴを有
    し、前記洗浄槽の洗浄水を循環ポンプにより前記洗浄ノ
    ズルに供給し、洗浄ノズルから食器に噴射してなる食器
    洗浄機において、前記洗浄槽の下方に、該洗浄槽からの
    溢れ水や食器洗浄機の給排水管からの漏れ水を受ける水
    受けパンを取り付け、前記水受けパンに水位検知装置を
    備えた水量検知槽を設けると共に該水量検知槽の外側領
    域に所定量の水を溜める貯水部を設けたことを特徴とす
    る食器洗浄機の溢水又は漏水検出装置。
  2. 【請求項2】 上記水量検知槽の周囲に水返しを形成
    し、該水返しの外側領域を上記貯水部としたことを特徴
    とする請求項1記載の食器洗浄機の溢水又は漏水検出装
    置。
  3. 【請求項3】 上記水量検知槽の周囲に仕切壁を立ち上
    げ形成し、該仕切壁を上記水返しとしたことを特徴とす
    る請求項2記載の食器洗浄機の溢水又は漏水検出装置。
  4. 【請求項4】 上記水量検知槽の上端部から外側方向に
    向けて、水受けパンの底板を下方傾斜面として形成し、
    その下方傾斜面を上記水返しとしたことを特徴とする請
    求項2記載の食器洗浄機の溢水又は漏水検出装置。
  5. 【請求項5】 上記水受けパンの前端部に上記貯水部を
    形成したことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機の
    溢水又は漏水検出装置。
  6. 【請求項6】 上記貯水部が、上記水受けパンの上面に
    置かれた吸水部材であることを特徴とする請求項1記載
    の食器洗浄機の溢水又は漏水検出装置。
  7. 【請求項7】 上記水受けパンを、食器洗浄機の底カバ
    ーと一体化したことを特徴とする請求項1記載の食器洗
    浄機の溢水又は漏水検出装置。
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