JPH109416A - 四方切換え弁 - Google Patents

四方切換え弁

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JPH109416A
JPH109416A JP16466796A JP16466796A JPH109416A JP H109416 A JPH109416 A JP H109416A JP 16466796 A JP16466796 A JP 16466796A JP 16466796 A JP16466796 A JP 16466796A JP H109416 A JPH109416 A JP H109416A
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善文 岸本
Koji Yagi
孝司 八木
Tetsuya Inoue
鉄也 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、製造コストなどを低減さ
せるとともに小型化を達成することができる四方切換え
弁を提供する。 【解決手段】 円筒状の密閉容器からなる本体1と、該
本体1の上部に設けられたシリンダ2と、前記本体1内
部に回転自在に取り付けられた弁体3と、前記シリンダ
2の内部に往復直線移動はできるが回転はできないよう
に配設された駆動棒4と、弁体3の上部に固着された円
筒状を呈する変換部材7と、前記駆動棒4に内蔵された
永久磁石と、前記シリンダ2の外周に設けられた電磁石
6とからなり、前記変換部材7の内周面に回転案内突起
13が突設され、駆動棒4の外周面に前記回転案内突起
13を案内するための螺旋溝12が形成されてなる四方
切換え弁。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は四方切換え弁に関す
る。さらに詳しくは冷暖房兼用の空調機器などにおける
冷媒の流路を切り換えるための四方切換え弁であって、
とくに部品点数が少なく、コンパクトな四方切換え弁に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、空調機器において冷媒の流路
を切り換えて冷暖房両用にしたり、その他の産業用機器
または家電製品などの気体または液体用の配管の流路切
換え用に四方切換え弁が用いられている。
【0003】従来より用いられる四方切換え弁として
は、たとえば図7に示されるものがある。
【0004】図7に示される四方切換え弁は、円筒状の
本体41の内部に左右に移動可能な弁体42が配設さ
れ、本体41の一端に弁体42の駆動手段として、電磁
ソレノイド43(または油圧もしくは空気圧シリンダ)
を具備してなる四方弁である。この四方弁は、駆動手段
である電磁ソレノイド43のロッド43aを磁力により
矢印B方向に水平移動することにより、ロッド43a端
部のフック44が弁体42上面の鋸歯状の溝42aに噛
合し、それによって弁体42を矢印B方向に水平移動さ
せて流路の切換えを行なうことができる。なお、45は
ロッド43aを矢印Bに対して反対方向に戻すためのば
ねである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記図7に示
される四方弁は、部品点数が多いため、製造コストなど
が高く、しかも装置全体が大型になるため、広い占有ス
ペースが必要になる。
【0006】本発明は、かかる問題を解消するためにな
されたものであり、部品点数が少なく、製造コストなど
を低減させるとともに小型化を達成することができる四
方切換え弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の四方切換え弁
は、(a)上部が密閉され、かつ下部に導入口および排
出口、ならびに一対の通孔がそれぞれ穿設された円筒状
の密閉容器からなる本体と、(b)前記排出口を前記一
対の通孔うちの一方の通孔に導通させるための連絡溝が
形成され、かつ前記導入口および他方の通孔にそれぞれ
連通する一対の貫通孔が穿設され、前記本体内部に回転
自在に取り付けられた円盤状の弁体と、(c)前記本体
の内部に連通するように本体上部に設けられたシリンダ
と、(d)前記シリンダの内部に、往復直線移動はでき
るが回転はできないように配設された駆動棒と、(e)
前記駆動棒が受ける直線的な駆動力を前記弁体の回転駆
動力に変換するための、前記弁体の上部に固着された円
筒状を呈する変換部材と、(f)一対の磁極の並ぶ向き
が前記シリンダの延びる方向に沿うように前記駆動棒に
内蔵された永久磁石と、(g)一対の磁極の並ぶ向きが
前記シリンダの延びる方向に沿うように前記シリンダの
外周に設けられた電磁石とからなり、前記変換部材の内
周面または駆動棒の外周面の一方に回転案内突起が突設
され、かつ前記変換部材の内周面または駆動棒の外周面
の他方に前記回転案内突起を案内するための螺旋溝が形
成されてなることを特徴としている。
【0008】また、前記シリンダの内周面または駆動棒
の外周面の一方に直線案内突起が突設され、かつ前記シ
リンダの内周面または駆動棒の外周面の他方に前記直線
案内突起に係合するシリンダの軸方向にのびる直線溝が
形成されてなるのが好ましい。
【0009】さらに、前記シリンダの上端付近に磁性体
が設けられてなるのが好ましい。
【0010】前記本体内部に軸が固着され、前記弁体
が、該弁体に形成された貫通孔に前記軸を挿入すること
により、該軸によって回転自在に支持され、かつ前記シ
リンダが、該シリンダに形成された挿入穴に前記軸を挿
入することにより、該軸によって往復移動可能に支持さ
れてなるのが好ましい。
【0011】本発明によれば、永久磁石が内蔵された駆
動棒を、電磁石によって、シリンダ内部で直線的に正方
向または逆方向に移動させれば、駆動棒が電磁石から受
ける直線的な駆動力は、弁体上部に固着された変換部材
によって、弁体の回転駆動力に変換され、その結果、弁
体を正方向または逆方向に回転させることができる。
【0012】この駆動力の変換は、駆動棒が直線的に移
動するにつれて、駆動棒または変換部材の一方に設けら
れた回転案内突起が当該駆動棒または変換部材の他方に
形成された螺旋溝に案内され、その結果、当該螺旋溝に
沿いながら駆動棒に対して相対的に回転移動することに
より、達成される。
【0013】したがって、駆動力の伝達部分などの構造
が大幅に簡単になるため、部品数を減らし、四方弁全体
をコンパクトにすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら、本
発明の四方切換え弁を詳細に説明する。図1は本発明の
四方切換え弁の一実施例を示す断面説明図、図2は図1
の四方切換え弁の分解斜視図、図3は図1の駆動棒の外
側面の一部を展開した展開図、図4は駆動棒および弁体
の動作を説明する要部拡大切欠斜視説明図、図5〜6は
図1の四方切換え弁の動作説明図である。
【0015】図1〜2に示される四方切換え弁は、本体
1の上部にシリンダ2が設けられ、本体1の内部には弁
体3が回転自在に取り付けられ、シリンダ2内部には、
棒状の永久磁石5が内蔵された駆動棒4が収納され、シ
リンダ2外部には弁体3を駆動するための電磁石6が配
設され、さらに前記弁体3における前記シリンダ2に向
く面には、変換部材7が固着されている。なお、図1に
おけるPは配管である。また、図2において、電磁石6
の方を上側、本体1の方を下側とする。
【0016】本体1は、下部に弁座が一体的に設けられ
た円筒状の容器からなり、弁座に相当する下部には導入
口1aおよび排出口1b、ならびに一対の第1通孔1
c、第2通孔1dがそれぞれ穿設されている。なお、本
体1と弁座とを別々に作製して気密性よく連結してもよ
い。さらに本実施例の本体1は上部が開口しており、か
かる上部開口1eが後述するシリンダ2の蓋部2aによ
って密閉されている。さらに、本体1の下部には、当該
本体1の軸方向に沿って内向きに軸8が設けられてい
る。この軸8は、弁体3の回転軸の機能と、駆動棒4を
往復移動可能に支持する機能とを奏する。本体1は、耐
圧性、耐腐食性を有する材料、具体的にはSUS304
などから作製される。また、図1の本体1を作製するば
あい、たとえば円筒容器の下部に同一直径の貫通孔を軸
8の周囲において同一円周上にπ/2(rad)ごとに
4個穿設することにより、作製される。なお、本実施例
では、導入口1aおよび排出口1b、ならびに一対の通
孔1c、1dとして、同一円周上の同一直径の孔を例に
あげて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、適宜に大きさおよび配置などを変更してもよいこ
とはいうまでもない。
【0017】シリンダ2は、上部が閉じられ、下部が開
放された円筒体であり、シリンダ2の内部は前記本体1
の内部に連通している。しかも、シリンダ2の下部の端
縁には、本体1の上部開口1eを密閉するための蓋部2
aが一体的に設けられている。さらに蓋部2aの外周縁
にはレーザー溶接により鍔部2bが形成されている。し
たがって、鍔部2bを本体1の上部に嵌合しながら、蓋
部2aによって本体1の上部開口1eを密閉すれば、本
体1の内部を完全に密閉することができ、その結果、冷
媒用の流体の漏洩を防止することができる。なお、本体
1上部のシール性を向上させるために、蓋部2aの下面
および鍔部2bの内周面にパッキンを設けてもよい。ま
た、蓋部2aをシリンダ2に対して別体として作製して
もよい。
【0018】また、シリンダ2の内周面の下端付近にお
いて、後述する駆動棒4側の直線溝11に係合する直線
案内突起9が突設されている。
【0019】また、シリンダ2の上端付近の外周には環
状溝2cが形成され、かかる環状溝2cには鉄などの磁
性体からなるC字状リング10が嵌合されている。C字
状リング10は磁性体からなるため、電磁石6の電源を
切っても、駆動棒4に内蔵された永久磁石5がC字状リ
ング10を引き付けようとするため、駆動棒4が自重で
降下しない(いわば、メカニカルラッチとして機能す
る)。なお、本実施例では、駆動棒4の落下防止用の磁
性体として、取付けおよび取り外しが容易なC字状リン
グ10を例にあげて説明したが、その他の態様として、
シリンダ2の上端付近に磁性体からなる環状リングを嵌
合させてもよく、または磁性体からなる帯状または線状
の部材を巻き付けてもよい。
【0020】シリンダ2は、耐圧性、耐腐食性を有する
材料で、しかも電磁石6による磁力がシリンダ2内部の
駆動棒4(具体的には、駆動棒4内部の永久磁石5)に
対して作用するのを妨げない材料として、たとえばSU
S304などから作製される。
【0021】弁体3は、本体1内部ですべりやすく、し
かも気密性のよいナイロン6またはナイロン11などの
材料から作製された厚肉の円盤である。しかも、弁体3
の下面には、本体1の排出口1bを前記一対の通孔1
c、1dのいずれか一方に導通させるための連絡溝3a
が形成され、かつ前記導入口1aおよび他方の通孔1
c、1dにそれぞれ連通する一対の貫通孔3b、3cが
穿設されている。さらに、図1〜2に示される弁体3
は、中心に貫通孔3dが形成されている。この貫通孔3
dに前記本体1内部の軸8を挿入することにより、弁体
3は本体1内部にぐらつくことなく回転自在に取り付け
られている。なお、本実施例では、弁体3を軸8によっ
て回転可能に支持する例をあげて説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、本体1の内径と弁体3
の外径とがほぼ同じであれば、軸8なしに単に弁体3を
本体1内部に挿入しておくだけで弁体3を回転可能に支
持することができる。
【0022】駆動棒4は、シリンダ2内部ですべりやす
く、耐磨耗性にすぐれ、電磁石6による磁力の作用を妨
げない材料として、たとえばナイロン6またはナイロン
11などの材料から作製された棒状体であり、その内部
にフェライト磁石などの永久磁石5が一対の磁極の並ぶ
向きが前記シリンダ2の延びる方向に沿うように、内蔵
されている。永久磁石5は、駆動棒成形時に埋め込むこ
とにより、シリンダ2内部に内蔵されている。さらに、
図1〜2に示される駆動棒4は、中心に挿入孔4aが形
成されている。挿入孔4aは、少なくとも変換部材7の
高さ程度の長さで穿設されている。この挿入孔4aに前
記本体1内部の軸8を挿入することにより、駆動棒4は
シリンダ2内部でぐらつくことなく往復運動可能に支持
される。なお、本実施例では、駆動棒4を軸8によって
往復運動可能に支持する例をあげて説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、シリンダ2の内径と
駆動棒4の外径とがほぼ同じであれば、軸8なしに単に
駆動棒4をシリンダ2の内部に挿入しておくだけでよ
い。
【0023】また、駆動棒4の外周面の下部には、後述
する変換部材7側の一対の回転案内突起13を案内する
ための一対の螺旋溝12が形成されている(図2〜3参
照)。回転案内突起13は、螺旋溝12の形成されたπ
/2(rad)の角度の範囲で駆動棒4に対して相対的
に回転移動することができる。
【0024】駆動棒4は、図2および4に示されるよう
に、駆動棒4の外周面にシリンダ2の軸方向にのびる直
線溝11が形成されている。この直線溝11には、前記
シリンダ2側の直線案内突起9が係合されている。これ
により、駆動棒4は、前記シリンダ2の内部において往
復直線移動はできるが回転はできないようになってい
る。また、本発明においてとくに限定されるものではな
いが、本実施例では直線溝11が駆動棒4の下端から延
びて駆動棒4の中間付近で終わっているので、駆動棒4
はシリンダ2から部分的には出ることはできるが、完全
に引き出そうとしても直線溝11の上端部分において直
線案内突起9によって係止される。したがって、直線案
内突起9と直線溝11の係合により、シリンダ2からの
駆動棒4の抜止めが防止される。なお、本実施例では、
前記シリンダ2の内周面に直線案内突起9が突設され、
かつ駆動棒4の外周面に直線溝11が形成された例をあ
げて説明したが、反対に、シリンダ2の内周面に直線溝
11(またはシリンダ2周面を貫通するスリット)が形
成され、かつ駆動棒4の外周面に直線案内突起9を突設
しても前述と同様の作用を奏することができる。また、
本実施例では、直線案内突起と直線溝の組合せにより、
駆動棒4を往復直線移動可能で、かつ回転不能にしてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の種
々の態様を採用してもよい。たとえば、シリンダ2およ
び駆動棒4のそれぞれの上部の形状を矩形断面または扁
平にしてもよい。
【0025】変換部材7は、前記駆動棒4が電磁石6か
ら受ける直線的な駆動力を前記弁体3の回転駆動力に変
換するための円筒状の部材であり、前記弁体3の上部に
固着され、たとえば弁体3とともに一体成形することに
より作製される。弁体3および変換部材7を一体成形す
れば部品点数が減少するとともに、駆動力の伝達部分の
構造がより簡単になる。また、変換部材7の内周面の上
端付近には、前記駆動棒4側の螺旋溝12に案内される
一対の回転案内突起13が突設されている。
【0026】電磁石6は、一対の磁極の並ぶ向きが前記
シリンダ2の延びる方向に沿うように前記シリンダ2の
外周に設けられている。この電磁石6は、その中央の貫
通孔6aをシリンダ2の外周に挿入し、ついで前記C字
状リング10をシリンダ2の環状溝2cに嵌合させるこ
とにより、固定される。
【0027】叙上のごとく構成された四方切換え弁で
は、永久磁石5が内蔵された駆動棒4を、電磁石6によ
って、シリンダ2内部で直線的に正方向または逆方向に
移動させれば、駆動棒4が電磁石6から受ける直線的な
駆動力は、弁体3上部に固着された変換部材7によっ
て、弁体3の回転駆動力に変換され、その結果、弁体3
を正方向または逆方向に回転させることができる。シリ
ンダ2の移動方向は、電磁石6に流される電流の向きを
変えることによって容易に切り換えることができる。
【0028】この駆動力の変換は、図4の(a)、
(b)に示されるごとく行なわれる。なお、図4中、変
換部材7は切り欠かれて示されているが、回転案内突起
13は変換部材7の内周面に固着されているものとす
る。
【0029】まず、駆動棒4が直線的に矢印Aの方向に
移動するにつれて、変換部材7の内周面に突設された回
転案内突起13が当該駆動棒4に形成された螺旋溝12
に案内され、その結果、当該螺旋溝12に沿いながら駆
動棒4に対して相対的に矢印Dの方向に回転移動する。
これにより、回転案内突起13とともに変換部材7およ
び弁体3も矢印Dの方向に回転移動する。なお、反対に
駆動棒4が矢印Aとは反対の方向に移動すれば、回転案
内突起13、変換部材7および弁体3は矢印Dとは反対
の方向に回転移動する。
【0030】なお、本実施例では、前記変換部材7の内
周面に回転案内突起13が突設され、かつ駆動棒4の外
周面に螺旋溝12が形成された例をあげて説明したが、
反対に、変換部材7の内周面に螺旋溝12(または変換
部材7周面を貫通するスリット)が形成され、かつ駆動
棒4の外周面に回転案内突起13が突設されても前述と
同様の作用を奏することができる。
【0031】本実施例の四方切換え弁を実際に空調機器
の流路切換えの手段に用いたばあいとして、図5〜6に
示される空調システムがある。
【0032】たとえば、冷房モードのばあい、図5に示
されるように、コンプレッサCOMPによって圧送され
たフロンなどの冷媒は、本実施例の四方切換え弁14に
おいて、前記本体1の導入口1aおよび弁体3の貫通孔
3cを通して本体1(図1参照)に導入され本体1の内
部を経由して弁体3の貫通孔3bおよび本体1の第2通
孔1dを通って、屋外側のコンデンサCONDに送られ
て凝縮される。ついで、凝縮された冷媒は、屋内側のエ
バポレータEVAに送られて膨脹され、その際の吸熱作
用により、室内を冷房する。そののち、吸熱後の冷媒
は、四方切換え弁14内部において、本体1の第1通孔
1c、弁体3の連絡溝3aおよび本体1の排出口1bの
順に送られて、再びコンプレッサCOMPに戻り、以
下、前述の循環経路をたどり、冷房を続ける。
【0033】また、暖房モードのばあい、図6に示され
るようになる。なお、暖房モードにおいては前述の屋内
側のエバポレータEVAが冷媒を凝縮し、屋外側のコン
デンサCONDが冷媒を膨張するものとする。まず、コ
ンプレッサCOMPによって圧送された冷媒は、四方切
換え弁14において、導入口1aおよび貫通孔3bから
導入されて前記本体1の内部を経由して第1通孔1cお
よび貫通孔3cを通って、屋内側のエバポレータEVA
に送られて凝縮し、その際に屋内へ放熱することによ
り、室内を暖房する。ついで、凝縮された冷媒は、屋外
側のコンデンサCONDに送られて膨張される。そのの
ち、膨張後の冷媒は、四方切換え弁14内部において、
第2通孔1d、連絡溝3aおよび排出口1b、再びコン
プレッサCOMPに戻り、以下、前述の循環経路をたど
る。
【0034】流路の切換えは、前記実施例のごとく、弁
体3を所定の方向に回転移動させることにより、容易に
行なうことができるため、冷房および暖房の切換え動作
をスムーズに行なうことができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、永久磁石を駆動棒に内
蔵させたことにより、部品点数が少なく、製造コストな
どを低減させるとともに小型化を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の四方切換え弁の一実施例を示す断面説
明図である。
【図2】図1の四方切換え弁の分解斜視図である。
【図3】図1の駆動棒の外側面の一部を展開した展開図
である。
【図4】駆動棒および弁体の動作を説明する要部拡大切
欠斜視説明図である。
【図5】図1の四方切換え弁の動作説明のうちの冷房モ
ードの動作説明図である。
【図6】図1の四方切換え弁の動作説明のうちの暖房モ
ードの動作説明図である。
【図7】従来の四方切換え弁の断面図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 導入口 1b 排出口 1c 第1通孔 1d 第2通孔 2 シリンダ 3 弁体 3a 連絡溝 3b 貫通孔 3c 貫通孔 4 駆動棒 5 永久磁石 6 電磁石 7 変換部材 12 螺旋溝 13 回転案内突起 14 四方切換え弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)上部が密閉され、かつ下部に導入
    口および排出口、ならびに一対の通孔がそれぞれ穿設さ
    れた円筒状の密閉容器からなる本体と、(b)前記排出
    口を前記一対の通孔うちの一方の通孔に導通させるため
    の連絡溝が形成され、かつ前記導入口および他方の通孔
    にそれぞれ連通する一対の貫通孔が穿設され、前記本体
    内部に回転自在に取り付けられた円盤状の弁体と、
    (c)前記本体の内部に連通するように本体上部に設け
    られたシリンダと、(d)前記シリンダの内部に、往復
    直線移動はできるが回転はできないように配設された駆
    動棒と、(e)前記駆動棒が受ける直線的な駆動力を前
    記弁体の回転駆動力に変換するための、前記弁体の上部
    に固着された円筒状を呈する変換部材と、(f)一対の
    磁極の並ぶ向きが前記シリンダの延びる方向に沿うよう
    に前記駆動棒に内蔵された永久磁石と、(g)一対の磁
    極の並ぶ向きが前記シリンダの延びる方向に沿うように
    前記シリンダの外周に設けられた電磁石とからなり、 前記変換部材の内周面または駆動棒の外周面の一方に回
    転案内突起が突設され、かつ前記変換部材の内周面また
    は駆動棒の外周面の他方に前記回転案内突起を案内する
    ための螺旋溝が形成されてなることを特徴とする四方切
    換え弁。
  2. 【請求項2】 前記シリンダの内周面または駆動棒の
    外周面の一方に直線案内突起が突設され、かつ前記シリ
    ンダの内周面または駆動棒の外周面の他方に前記直線案
    内突起に係合するシリンダの軸方向にのびる直線溝が形
    成されてなる請求項1記載の四方切換え弁。
  3. 【請求項3】 前記シリンダの上端付近に磁性体が設け
    られてなる請求項1記載の四方切換え弁。
  4. 【請求項4】 前記本体内部に軸が固着され、前記弁体
    が、該弁体に形成された貫通孔に前記軸を挿入すること
    により、該軸によって回転自在に支持され、かつ前記シ
    リンダが、該シリンダに形成された挿入穴に前記軸を挿
    入することにより、該軸によって往復移動可能に支持さ
    れてなる請求項1記載の四方切換え弁。
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Cited By (7)

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