JPH1094065A - リモートコントロール装置 - Google Patents

リモートコントロール装置

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Publication number
JPH1094065A
JPH1094065A JP24361296A JP24361296A JPH1094065A JP H1094065 A JPH1094065 A JP H1094065A JP 24361296 A JP24361296 A JP 24361296A JP 24361296 A JP24361296 A JP 24361296A JP H1094065 A JPH1094065 A JP H1094065A
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JP
Japan
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frame
cpu
code
bit
signal
Prior art date
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Application number
JP24361296A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Yamamoto
幸宏 山本
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作性が良く、且つ、コストアップを低減する
ことができるリモートコントロール装置を提供するこ
と。 【解決手段】ROM26aには、ビットエラー許容時間
t3が予め設定され記憶される。ビットエラーが発生し
た場合、CPU26は、連続して発生するビットエラー
の時間を計測し、ビットエラーがビットエラー許容時間
t3を越えない場合、CPU26は、そのビットエラー
を許容する。即ち、CPU26は制御信号C2の出力を
停止せず、テールゲート22を継続して上昇又は下降さ
せる。ビットエラーがビットエラー許容時間t3を越え
て連続して発生した場合、CPU26は、そのビットエ
ラーに基づいて負荷をオフ、即ち、制御信号C2の出力
を停止し、テールゲート22を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテールゲートリフタ
付トラックのテールゲートリフタ等を操作するためのリ
モートコントロール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テールゲートリフタ付トラックは、貨物
の積み下ろしを合理化するために、荷台のリヤゲートを
リフトとして昇降させるようにしたものである。テール
ゲートの昇降は、車両用バッテリを電源とする油圧ポン
プを作動させ、油圧シリンダに作動油を送ることにより
上昇させ、下降時は作動油を排出させて油圧シリンダに
かかる過重により下降させる。
【0003】これらアクチュエータの制御は、例えばワ
イヤレスリモートコントロール装置で行なわれる。その
リモートコントロール装置の一例を図11に示す。送信
器1には、電源スイッチ2と、操作スイッチとして上昇
スイッチ3及び下降スイッチ4が設けられる。電源スイ
ッチ2は、CPU5を動作させるためのものであり、そ
の操作に基づいて、CPU5は送信動作を開始する。そ
のCPU5には、オートパワーオフ機能が備えられ、電
源スイッチ2の操作から一定時間、あるいは上昇スイッ
チ3若しくは下降スイッチ4の操作終了から一定時間経
過した後に自動的に動作を停止し、電池7の消費電力を
低減する。
【0004】上昇スイッチ3はテールゲートを上昇させ
るためのスイッチであり、下降スイッチ4はテールゲー
トを下降させるためのものである。CPU5は、送信動
作を開始すると、上昇スイッチ3及び下降スイッチ4の
操作に基づく操作コード信号FをRF送信回路6に出力
し、RF送信回路6はその操作コード信号Fを搬送波に
載せてアンテナ8から出力する。
【0005】図12に示すように、操作コード信号F
は、識別コードF1、機能コードF2、及び、誤り訂正
コードF3とから構成される。識別コードF1は、複数
ビット(例えば16ビット)よりなるコードであって、
送信器1毎に予め設定され記憶されている。機能コード
F2は、複数ビット(例えば4ビット)よりなるコード
であって、操作スイッチの操作に対応して予め設定され
ている。
【0006】図13に示すように、機能コードF2に
は、上昇コードF2a、下降コードF2b、停止コード
F2cが設定され予め記憶されている。上昇コードF2
aは、上昇スイッチ3の操作に対応して設定され、下降
コードF2bは下降スイッチ4の操作に対応して設定さ
れている。そして、停止コードF2cは、両スイッチ
3,4が操作されていない場合に対応して設定されてい
る。
【0007】また、図14に示すように、操作コード信
号Fを構成する各ビットは、例えば、信号のパルス間隔
が「0」又は「1」に対応して予め設定され、送信され
る。例えば、図14に示すように、ビット「0」のパル
ス間隔は時間t1に設定され、ビット「1」のパルス間
隔は時間t2に設定され、その時間t2は、ビット
「0」のパルス間隔の時間t1の半分に予め設定されて
いる。
【0008】CPU5は、上昇スイッチ3又は下降スイ
ッチ4が操作されると、機能コードF2に上昇コードF
2a又は下降コードF2bを格納し、その機能コードF
2と、識別コードF1及び誤り訂正コードF3とからな
る操作コード信号Fを生成する。この識別コードF1か
ら誤り訂正コードF3までを1フレームという。そし
て、上昇コードF2a又は下降コードF2bを含む1フ
レームの操作コード信号Fを、図15では「ON」と図
示し、以下、ONフレームと呼ぶ。CPU5は、上昇ス
イッチ3又は下降スイッチ4が操作されている間、ON
フレームを繰り返し送信する。
【0009】また、CPU5は、上昇スイッチ3及び下
降スイッチ4が操作されていない場合、停止コードF2
cを機能コードF2とし、その機能コードF2と、識別
コードF1及び誤り訂正コードF3とからなる1フレー
ムの操作コード信号Fを生成する。この停止コードF2
cを含む1フレームの送信信号を、図15では「OF
F」と図示し、以下、OFFフレームと呼ぶ。CPU5
は、上昇スイッチ3及び下降スイッチ4が操作されてい
ない間、OFFフレームを繰り返し送信する。
【0010】送信器1から出力される搬送信号を受信す
る受信器9は、トラックに設けられる。受信器9の電源
回路11は、車載バッテリ10から供給されるバッテリ
電圧に基づいて所定の電源電圧を生成し、CPU12に
供給する。
【0011】RF受信回路13は、アンテナ14を介し
て送信器1から送信される搬送信号を受信し、その搬送
信号から操作コード信号Fを復調して、CPU12に出
力する。RF受信回路13には、電源回路11から間欠
制御回路15を介して電源が供給される。間欠制御回路
15は、常にはRF受信回路13に間欠的に電源を供給
する。そして、RF受信回路13が操作コード信号Fを
CPU12に出力すると、CPU12から間欠制御回路
15に出力される制御信号に基づいて、間欠制御回路1
5からRF受信回路13に連続して電源が供給される。
【0012】CPU12は、RF受信回路13から出力
される操作コード信号Fに基づいてリレー回路16に制
御信号を出力し、リレー回路16はその制御信号に基づ
いてアクチュエータ17を駆動する。そして、アクチュ
エータ17の動作に基づいて、テールゲートの昇降が制
御される。
【0013】上記のように構成されたリモートコントロ
ール装置の動作を説明する。先ず、送信器1の動作を図
16のフローチャートに従って説明する。図11に示さ
れる送信器1のCPU5は、電源スイッチ2が操作され
ると起動し、図16に示される送信プログラムのステッ
プ(以下、単にSという)1からS6を実行する。
【0014】先ず、S1において、CPU5は、操作コ
ード信号Fのうち、識別コードF1よりなる固定コード
部FAをRF送信回路6及びアンテナ8を介して送信す
る。固定コード部FAの送信を終了すると、CPU5
は、S1からS2に移る。
【0015】S2において、CPU5は、操作スイッ
チ、即ち、上昇スイッチ3又は下降スイッチ4が操作さ
れているか否かを判断する。そして、S2において上昇
スイッチ3及び下降スイッチ4が操作されていない場
合、CPU5は、S3において、機能コードF2に停止
コードF2cを設定し、S5に移る。
【0016】一方、上昇スイッチ3又は下降スイッチ4
が操作されている場合、CPU5は、S4において、機
能コードF2に上昇コードF2a又は下降コードF2b
を設定し、S5に移る。
【0017】S5において、CPU5は、識別コードF
1と機能コードF2の値に基づいて訂正コードF3の値
を演算する。そして、CPU5は、操作コード信号Fの
うち、機能コードF2及び誤り訂正コードF3とからな
る操作コード部FBをRF送信回路6及びアンテナ8を
介して送信する。このS5において送信される操作コー
ド部FBと、先にS1において送信された固定コード部
FAとにより、1フレームの操作コード信号Fが送信さ
れることになる。そして、CPU5は、操作コード部F
Bの送信を終了すると、S5からS6に移る。
【0018】S6において、CPU5は、電源スイッチ
2の操作から所定時間、又は、上昇スイッチ3又は下降
スイッチ4の操作終了から所定時間経過したか否かを判
断する。そして、CPU5は、所定時間経過していない
場合にS1に戻って送信動作を継続する。
【0019】一方、S6において所定時間経過している
場合、CPU5は、スタンバイ状態となって送信動作を
停止する。スタンバイ状態におけるCPU5の消費電力
は、送信動作している時の消費電力よりも少ない。
【0020】従って、図15に示すように、CPU5
は、操作スイッチが継続して操作されている間、S4を
含むS1からS6までのループを繰り返し実行し、1回
のループを実行する毎に上昇コードF2Aa又は下降コ
ードF2bが設定された1フレームの操作コード信号F
(ONフレーム)を繰り返し送信する。
【0021】また、CPU5は、操作スイッチが操作さ
れていない場合、S3を含むS1からS6までのループ
を繰り返し実行し、1回のループを実行する毎に、停止
コードF2cが設定された1フレームの操作コード信号
F(OFFフレーム)を繰り返し送信する。
【0022】次に、受信器9の動作を図17に示すフロ
ーチャートに従って説明する。図11に示される受信器
9のCPU12は、送信器23からの操作コード信号F
を受信すると、図17に示される受信プログラムのS1
1からS17までのループを繰り返し実行する。
【0023】即ち、S11において、CPU12は、操
作コード信号Fの1ビットを入力する。そして、S12
において、CPU12は、入力した1ビットの操作コー
ド信号Fのパルス間隔に基づいて、その1ビットの操作
コード信号Fが正常か否かを判断する。即ち、CPU1
2は、図14に示す時間t1,t2に対して所定の許容
範囲を設け、入力した1ビットの操作コード信号Fのパ
ルス幅が許容範囲内にあるか否かによって、操作コード
信号Fが正常か否かを判断する。1ビットの操作コード
信号Fが正常な場合、CPU12は、S12からS13
に移る。
【0024】S13において、CPU12は、1フレー
ム分の操作コード信号F、即ち、識別コードF1、機能
コードF2、及び、誤り訂正コードF3の全ビットを構
成する分だけ入力したか否かを判断する。CPU12
は、1フレーム分の操作コード信号Fを入力していない
場合、S11に戻って次のビットの操作コード信号Fを
入力する。そして、1フレーム分の操作コード信号Fを
入力すると、CPU12は、S13からS14に移る。
【0025】S14において、CPU12は、誤り訂正
コードF3の値に基づいて、操作コード信号Fが正常か
否かを判断する。1フレームの操作コード信号Fが正常
な場合、CPU12は、S14からS15に移る。
【0026】S15において、CPU12は、受信した
1フレームの操作コード信号FがONフレームか否かを
判断する。具体的には、CPU12は、操作コード信号
Fに含まれる機能コードF2が上昇コードF2a又は下
降コードF2bか否かを判断する。機能コードF2が上
昇コードF2a又は下降コードF2bではない場合、C
PU12は、S15からS16に移る。
【0027】S16は負荷停止処理(負荷停止手段)で
あって、CPU12は負荷をオフに制御する。具体的に
は、CPU12は、リレー回路16に対して制御信号C
2の出力を停止する。リレー回路16は、制御信号C2
が入力されなくなるので、アクチュエータ17に対して
負荷駆動信号LD1の出力が停止され、テールゲートの
上昇又は下降が停止する。
【0028】一方、S15において操作コード信号Fが
ONフレーム、即ち、機能コードF2に上昇コードF2
a又は下降コードF2bが設定されている場合、CPU
12は、S15からS17に移る。
【0029】S17は負荷駆動処理(負荷駆動手段)で
あって、CPU12は負荷をオンに制御する。具体的に
は、CPU12は、リレー回路16に対して制御信号C
2を出力する。リレー回路16は、制御信号C2を入力
すると、アクチュエータ17に対して負荷駆動信号LD
1を出力し、その負荷駆動信号LD1に基づいてアクチ
ュエータ17が駆動制御されてテールゲートが上昇又は
下降する。
【0030】そして、S16又はS17において、負荷
をオフ又はオンに制御すると、CPU12は、S11に
移り、次の操作コード信号Fを入力する。S12におい
て、1ビットの操作コード信号Fが異常な場合、CPU
12は、ビットエラーと判断する。また、S14におい
て、1フレームの操作コード信号Fが異常な場合、CP
U12は、フレームエラーと判断する。そして、CPU
12は、操作コード信号Fがビットエラー又はフレーム
エラーの場合、S12,S14からS16に移り、その
S16において負荷停止処理を実行してテールゲートを
停止させる。
【0031】また、送信器には、図18に示す送信処理
フローチャートに従って送信動作を実行し、操作スイッ
チを操作している間だけ操作コード信号Fを送信するこ
とで、RF送信回路6による消費電力の低減を図るよう
にした物がある。尚、図16に示す送信動作と同じ処理
については同じ符号を付し、説明を省略する。
【0032】即ち、図18に示すS21において、送信
器のCPUは、操作スイッチ、即ち、上昇スイッチ3又
は下降スイッチ4が操作されているか否かを判断する。
そして、操作スイッチが操作されている場合、S1から
S6の各処理を実行する。一方、S21又はS2におい
て操作スイッチが操作されていない場合、CPU12
は、S22に移し、そのS22において、送信中断処理
を実行し、操作コード信号Fの送信を中断する。その結
果、送信器から送信される操作コード信号Fは、図15
においてOFFフレームを省略した形となる。
【0033】受信器側では、送信器から送信される操作
コード信号Fが中断すると、負荷停止処理を実行して負
荷をオフに制御し、テールゲートを停止させる。従っ
て、送信器側では、図16に示す送信処理に比べて、O
FFフレームの操作コード信号Fを送信しない分だけR
F送信回路6の動作を停止させることができ、電池7の
消費電力の低減が図られる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】ところで、操作者が上
昇スイッチ3又は下降スイッチ4を操作した状態でトラ
ックから離れた場合や、周囲のノイズ等の状態によって
は、操作コード信号Fが頻繁にビットエラー又はフレー
ムエラーとなる場合がある。例えば、図15に示すフレ
ームFaにビットエラーが発生した場合、受信器9は、
負荷駆動信号LD1の出力を停止してアクチュエータ1
7を駆動制御し、テールゲートを停止させる。
【0035】その後、正常な操作コード信号Fが受信さ
れると、CPU12は、その操作コード信号FのONフ
レーム(図15のONフレームFb)に基づいて負荷駆
動信号LD1を出力するので、テールゲートが再び上昇
又は下降する。従って、操作コード信号Fがビットエラ
ー又はフレームエラーになる度毎に、テールゲートの上
昇又は下降と、停止とが繰り返されるので、テールゲー
トの操作性が悪くなる。
【0036】操作コード信号Fがビットエラー又はフレ
ームエラーを起こさないようにするには、送信器1側の
送信電波の出力を強くしたり、受信器9側でのRF受信
回路13にフィルタを追加する等の対策を行わなければ
ならない。しかしながら、これらの対策を実施すると、
リモートコントロール装置のコストアップを招くという
問題がある。
【0037】本発明の目的は操作性が良く、且つ、コス
トアップを低減することができるリモートコントロール
装置を提供することにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1に記載の発明は、操作スイッチの操作に基
づく機能コードを含む複数ビットよりなる1フレームの
操作コード信号を送信回路で搬送波に載せて送信信号と
し、前記操作スイッチが操作されている間繰り返し送信
する送信器と、前記送信信号から前記操作コード信号を
復調し、その操作コード信号に含まれる機能コードに基
づいて負荷駆動信号を出力する受信器とから構成される
リモートコントロール装置において、前記受信器には、
前記操作コード信号の各ビットに発生するビットエラー
に対するビットエラー許容時間を設け、ビットエラーが
発生した後、前記ビットエラー許容時間内に正常なビッ
トが受信された場合に前記発生したビットエラーを許容
し、前記ビットエラー許容時間内に正常なビットが受信
されない場合に前記負荷駆動信号の出力を停止するよう
にしたことを要旨とする。
【0039】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のリモートコントロール装置において、前記受信器に
は、更に、前記操作コード信号のフレームに発生するフ
レームエラーに対するフレームエラー許容時間を設け、
フレームエラーが発生してから前記フレームエラー許容
時間内に正常なフレームの操作コード信号が受信された
場合に発生したフレームエラーを許容し、前記フレーム
エラー許容時間内に正常なフレームの操作コード信号が
受信されない場合に前記負荷駆動信号の出力を停止する
ようにしたことを要旨とする。
【0040】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のリモートコントロール装置において、前記受信
器には、前記操作コード信号を構成する各ビットのビッ
トエラーを検出するビットエラー検出手段と、前記ビッ
トエラーが検出されたビットから連続するビットエラー
の経過時間を計測する第1の時間計測手段と、前記計測
した時間と予め設定したビットエラー許容時間とを比較
し、その比較結果に基づいて、前記ビットエラー許容時
間内に正常なビットが検出された場合に前記経過時間を
リセットする第1の時間リセット手段と、前記ビットエ
ラー許容時間内に正常なビットが検出されない場合、前
記負荷駆動信号の出力を停止する第1の負荷停止手段
と、を備えたことを要旨とする。
【0041】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
に記載のリモートコントロール装置において、前記受信
器には、前記操作コード信号のフレームエラーを検出す
るフレームエラー検出手段と、前記フレームエラーが検
出されたフレームから連続するフレームエラーの経過時
間を計測する第2の時間計測手段と、前記計測した時間
と予め設定したフレームエラー許容時間とを比較し、そ
の比較結果に基づいて、前記フレームエラー許容時間内
に正常なフレームが検出された場合に前記経過時間をリ
セットする第2の時間リセット手段と、前記フレームエ
ラー許容時間内に正常なフレームが検出されない場合、
前記負荷駆動信号の出力を停止する第2の負荷停止手段
と、を備えたことを要旨とする。
【0042】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
に記載のリモートコントロール装置において、前記送信
器には、送信動作を開始するための電源スイッチを備
え、その送信動作を開始した後、前記操作スイッチの操
作終了から停止コードを含む操作コード信号を所定フレ
ーム数繰り返し送信した後、送信を停止するようにした
ことを要旨とする。
【0043】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
に記載のリモートコントロール装置において、前記送信
器には、前記電源スイッチの操作に基づいて送信動作を
開始した後、前記操作スイッチの操作終了に基づいて前
記機能コードに停止コードを設定する停止コード設定手
段と、前記停止コードを含む操作コード信号を所定フレ
ーム数繰り返し送信する送信手段と、前記複数フレーム
送信した後、送信を停止する送信停止手段とを備えたこ
とを要旨とする。
【0044】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のリモートコントロール装置において、前記送信手段
は、前記フレームエラー許容時間に対応したフレーム数
分だけ前記操作コード信号を繰り返し送信するようにし
たことを要旨とする。
【0045】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
に記載のリモートコントロール装置において、前記送信
器には複数の操作スイッチが備えられ、前記機能コード
に複数の操作スイッチにそれぞれ対応した作動コードを
前記機能コードに設定するようにしたことを要旨とす
る。
【0046】従って、請求項1に記載の発明によれば、
受信器には、操作コード信号の各ビットに発生するビッ
トエラーに対するビットエラー許容時間が設定される。
そして、ビットエラーが発生した後、ビットエラー許容
時間内に正常なビットが受信された場合に発生したビッ
トエラーが許容され、ビットエラー許容時間内に正常な
ビットが受信されない場合に負荷駆動信号の出力が停止
される。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、受信器に
は、更に、操作コード信号のフレームに発生するフレー
ムエラーに対するフレームエラー許容時間が設定され
る。そして、フレームエラーが発生してからフレームエ
ラー許容時間内に正常なフレームの操作コード信号が受
信された場合に発生したフレームエラーが許容され、フ
レームエラー許容時間内に正常なフレームの操作コード
信号が受信されない場合に負荷駆動信号の出力が停止さ
れる。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、受信器に
は、ビットエラー検出手段と、第1の時間計測手段と、
第1の時間リセット手段と、第1の負荷停止手段とが備
えられる。そして、操作コード信号を構成する各ビット
のビットエラーが検出され、ビットエラーが検出された
ビットから連続するビットエラーの経過時間が計測され
る。そして、計測された時間と予め設定したビットエラ
ー許容時間とが比較され、その比較結果に基づいて、ビ
ットエラー許容時間内に正常なビットが検出された場合
に経過時間がリセットされ、ビットエラー許容時間内に
正常なビットが検出されない場合、負荷駆動信号の出力
が停止される。
【0049】請求項4に記載の発明によれば、受信器に
は、フレームエラー検出手段と、第2の時間計測手段
と、第2の時間リセット手段と、第2の負荷停止手段と
が備えられる。そして、操作コード信号のフレームエラ
ーが検出され、そのフレームエラーが検出されたフレー
ムから連続するフレームエラーの経過時間が計測され
る。その計測された時間と予め設定したフレームエラー
許容時間とが比較され、その比較結果に基づいて、フレ
ームエラー許容時間内に正常なフレームが検出された場
合に経過時間がリセットされ、フレームエラー許容時間
内に正常なフレームが検出されない場合、負荷駆動信号
の出力が停止される。
【0050】請求項5に記載の発明によれば、送信器に
は、送信動作を開始するための電源スイッチが備えら
れ、送信動作を開始した後、操作スイッチの操作終了か
ら停止コードを含む操作コード信号が所定フレーム数繰
り返し送信された後、送信が停止される。
【0051】請求項6に記載の発明によれば、送信器に
は、停止コード設定手段と、送信手段と、送信停止手段
とが備えられる。電源スイッチの操作に基づいて送信動
作が開始された後、操作スイッチの操作終了に基づいて
機能コードに停止コードが設定され、その停止コードを
含む操作コード信号が所定フレーム数繰り返し送信さ
れ、その複数フレーム送信された後、送信が停止され
る。
【0052】請求項7に記載の発明によれば、送信手段
は、フレームエラー許容時間に対応したフレーム数分だ
け操作コード信号が繰り返し送信される。請求項8に記
載の発明によれば、送信器には複数の操作スイッチが備
えられ、機能コードに複数の操作スイッチにそれぞれ対
応した作動コードが機能コードに設定される。
【0053】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、本発明を具体化した第1の実
施形態を図1〜図4に従って説明する。尚、前記従来例
と同一構成部分は同一符号を付して説明する。
【0054】図4に示すように、テールゲートリフタ付
トラック21は、荷室後端のテールゲート22を油圧に
より昇降可能として貨物の積み下ろしが合理化される。
前記テールゲートリフタは、アクチュエータにより制御
され、そのアクチュエータは送信器23と受信器25と
から構成されるリモートコントロール装置により制御さ
れる。
【0055】送信器23は携帯型であり、電源スイッチ
2と上昇スイッチ3及び下降スイッチ4が形成される。
受信器25は、トラック21の荷室後部に設けられ、送
信器23からの送信信号に基づいてアクチュエータを駆
動する負荷駆動信号を出力する。
【0056】送信器23及び受信器25の具体的構成を
図1に示す。送信器23の電源スイッチ2と上昇スイッ
チ3及び下降スイッチ4は、前記従来例と同様な構成で
ある。各スイッチ2〜4は、CPU24に接続される。
CPU24は、ワンチップマイコンよりなり、記憶手段
としてのROM24a、RAM24b、及び、タイマ2
4cを備える。ROM24aには、送信器23が送信動
作を行うための送信プログラムが記憶される。CPU2
4は、電源スイッチ2の操作に基づいて起動し、送信プ
ログラムに基づいて操作スイッチとしての上昇スイッチ
3及び下降スイッチ4の操作に基づく送信信号をRF送
信回路6に出力し、RF送信回路6は、その送信信号を
所定の方式により変調して搬送波に載せてアンテナ8か
ら出力する。
【0057】また、ROM24aには、従来と同様に、
図13に示すように、識別コードF1、上昇コードF2
a、下降コードF2b、及び、停止コードF2cが記憶
される。識別コードF1は、複数ビット(例えば16ビ
ット)よりなり、各送信器23毎に予め設定され記憶さ
れる。上昇コードF2a、下降コードF2b、及び、停
止コードF2cは、複数ビット(例えば4ビット)より
なり、上昇スイッチ3及び下降スイッチ4の操作に対応
して予め設定され記憶される。
【0058】上昇コードF2aは上昇スイッチ3が操作
されている場合に対応し、下降コードF2cは下降スイ
ッチ4が操作されている場合に対応する。停止コードF
2cは、上昇スイッチ3及び下降スイッチ4が操作され
ていない場合に対応する。
【0059】CPU24は、電源スイッチ2の操作に基
づいて送信動作を開始すると、図12に示すように、識
別コードF1、機能コードF2、及び、誤り訂正コード
F3とを1フレームとする操作コード信号Fを生成す
る。機能コードF2には、図13に示す上昇コードF2
a、下降コードF2b、及び、停止コードF2cのうち
の何れか1つが設定される。
【0060】図2に示すように、CPU24は、上昇ス
イッチ3が操作されると、上昇コードF2aを機能コー
ドF2に格納し、その機能コードF2と識別コードF1
とから誤り訂正コードF3の値を演算する。CPU24
は、識別コードF1、機能コードF2、及び、誤り訂正
コードF3とからなる1フレームの操作コード信号Fを
生成する。そして、CPU24は、その生成した操作コ
ード信号Fを、上昇スイッチ3が操作されている間、R
F送信回路6を介して繰り返し送信する。尚、図2で
は、上昇コードF2aを含む1フレームの操作コード信
号Fを「ON」として図示し、以下この1フレームをO
Nフレームと呼ぶ。
【0061】下降スイッチ4が操作された場合、CPU
24は、上昇スイッチ3が操作された場合と同様に動作
する。即ち、CPU24は、下降スイッチ4が操作され
ると、下降コードF2bを機能コードF2に格納し、そ
の機能コードF2と識別コードF1とから誤り訂正コー
ドF3の値を演算する。CPU24は、識別コードF
1、機能コードF2、及び、誤り訂正コードF3とから
なる1フレームの操作コード信号Fを生成する。そし
て、CPU24は、その生成した操作コード信号Fを、
下降スイッチ4が操作されている間、RF送信回路6を
介して繰り返し送信する。尚、上昇コードF2aを含む
場合と同様に、下降コードF2bを含む1フレームの操
作コード信号Fを以下ONフレームと呼ぶ。
【0062】更に、CPU24は、上昇及び下降スイッ
チ3,4が共に操作されていない場合、停止コードF2
cを機能コードF2に格納し、その機能コードF2と識
別コードF1とから誤り訂正コードF3の値を演算す
る。CPU24は、識別コードF1、機能コードF2、
及び、誤り訂正コードF3とからなる1フレームの操作
コード信号Fを生成する。そして、CPU24は、その
生成した操作コード信号FをRF送信回路6を介して送
信する。尚、図2では、停止コードF2cを含む1フレ
ームの操作コード信号Fを「OFF」として図示し、以
下この1フレームをOFFフレームと呼ぶ。
【0063】タイマ24cは、送信器23の送信動作を
停止するために利用される。即ち、送信器23のCPU
24は、タイマ24cの値に基づいて、電源スイッチ2
の操作に基づいて送信動作を開始してから所定時間、又
は、上昇スイッチ3又は下降スイッチ4の操作終了から
所定時間経過したか否かを判断する。そして、CPU2
4は、一定時間経過していない場合に送信動作を継続
し、一定時間経過すると自動的に送信動作を停止する。
RF送信回路6は、CPU24から操作コード信号Fが
入力されると変調動作し、操作コード信号Fが入力され
なくなると動作を停止する。従って、CPU24が送信
動作を停止して操作コード信号Fが入力されなくなる
と、RF送信回路6は動作しないので、電池7の電力を
消費しない。
【0064】図1に示すように、受信器25には、従来
と同じRF受信回路13が設けられている。RF受信回
路13は、CPU26に接続される。RF受信回路13
は、アンテナ14を介して送信器23から送信信号を受
信し、その受信した送信信号を復調した操作コード信号
Fを生成する。生成された操作コード信号Fは、CPU
26に出力される。
【0065】CPU26はワンチップマイコンよりな
り、記憶手段としてのROM26a、RAM26b、及
び、タイマ26cを備える。ROM26aには、受信器
25が受信動作を行うための受信プログラムが記憶され
る。
【0066】CPU26は、受信プログラムに基づい
て、間欠制御回路15に制御信号C1を間欠的に一定時
間だけ出力する。間欠制御回路15は、制御信号C1に
基づいて、間欠的に一定時間だけRF受信回路13に電
源Pを供給し、RF受信回路13は、供給される電源P
に基づいて一定時間動作する。
【0067】RF受信回路13が一定時間動作している
間に送信器23から送信信号が送信されると、RF受信
回路13は、送信される送信信号をアンテナ14を介し
て受信し、その受信した送信信号を復調して操作コード
信号Fを生成する。そして、RF受信回路13は、生成
した操作コード信号FをCPU26に出力する。CPU
26は、RF受信回路13から操作コード信号Fを入力
すると、間欠制御回路15に制御信号C1を連続的に出
力する。間欠制御回路15は、制御信号C1に基づい
て、連続的にRF受信回路13に電源Pを供給し、RF
受信回路13は供給される電源Pに基づいて連続動作す
る。
【0068】更に、CPU26は、RF受信回路13か
ら1フレームの操作コード信号Fを入力する毎に、その
フレーム、即ち、操作コード信号Fに含まれる機能コー
ドF2に基づいて、リレー回路16を駆動制御する。操
作コード信号Fに含まれる機能コードF2は、上記した
ように、上昇コードF2a又は下降コードF2bか、又
は、停止コードF2cの場合がある。
【0069】操作コード信号FがONフレーム、即ち、
機能コードF2が上昇コードF2a又は下降コードF2
bの場合、CPU26は、リレー回路16に制御信号C
2を出力し、リレー回路16はその制御信号C2に基づ
いて負荷駆動信号LD1を出力してアクチュエータ17
を駆動制御する。
【0070】アクチュエータ17は、上昇用アクチュエ
ータ17aと下降用アクチュエータ17bとから構成さ
れる。負荷駆動信号LD1に基づいて上昇用アクチュエ
ータ17aが駆動されると、その上昇用アクチュエータ
17aの動作に基づいてシリンダに作動油が供給され、
テールゲート22が上昇する。また、負荷駆動信号LD
1に基づいて下降用アクチュエータ17bが駆動される
と、その下降用アクチュエータ17bの動作に基づいて
油圧シリンダの作動油が排出され、テールゲート22が
下降する。
【0071】また、操作コード信号FがOFFフレー
ム、即ち、機能コードF2が停止コードF2cの場合、
CPU26は、リレー回路16に制御信号C2の出力を
停止する。すると、リレー回路16は負荷駆動信号LD
1の出力を停止し、テールゲート22の上昇動作又は下
降動作が停止される。また、ROM26aには、ビット
エラー許容時間(図2に示す時間間隔t3)が予め設定
され記憶されている。ビットエラー許容時間t3は、短
時間のビットエラーを許容して負荷をオフにしない、即
ち、テールゲート22を継続して上昇又は下降させるた
めに利用される。
【0072】即ち、CPU26は、入力する操作コード
信号Fの1ビット毎に対して、その1ビットの受信信号
のパルス幅に基づいて、その操作コード信号Fが正常か
否かを判断する。図14に示すように、送信器23は、
操作コード信号Fを構成する各ビットを、ビット「0」
のパルス幅を時間t1、ビット「1」のパルス幅を時間
t2にそれぞれ設定し、送信する。従って、受信器25
のCPU26は、1ビットの操作コード信号Fのパルス
幅に基づいて、その1ビットがビット「0」又は「1」
かを判断する。
【0073】詳しくは、CPU26は、ビット「0」の
時間t1と、ビット「1」の時間t2に対してそれぞれ
許容範囲を設け、1ビットの操作コード信号Fのパルス
幅がその許容範囲内にある場合、その操作コード信号F
をビット「0」又は「1」と判断する。そして、CPU
26は、操作コード信号Fがビット「0」又は「1」の
場合、1ビットの操作コード信号Fが正常であると判断
し、次の1ビットの操作コード信号Fを入力する。
【0074】一方、1ビットの操作コード信号Fのパル
ス幅がその許容範囲内にない場合、CPU26は、その
操作コード信号Fはビット「0」及び「1」ではないと
判断し、その1ビットの操作コード信号Fをビットエラ
ーとする。
【0075】ビットエラーが発生した場合、CPU26
は、そのビットエラーの継続時間の計測を開始する。即
ち、CPU26は、連続して発生するビットエラーの時
間を計測する。そして、図2の点A1に示されるよう
に、ビットエラーがビットエラー許容時間t3を越えな
い場合、CPU26は、そのビットエラーを許容する。
即ち、CPU26は負荷をオフにしない、即ち、制御信
号C2の出力を停止しない。すると、リレー回路16は
負荷駆動信号LD1の出力を停止しないので、アクチュ
エータ17の状態が保持され、テールゲート22は上昇
又は下降を継続する。
【0076】一方、図2の点A2に示されるように、ビ
ットエラーがビットエラー許容時間t3を越えて連続し
て発生した場合、CPU26は、そのビットエラーに基
づいて負荷をオフ、即ち、制御信号C2の出力を停止す
る。すると、リレー回路16は負荷駆動信号LD1の出
力を停止するので、アクチュエータ17が制御され、テ
ールゲート22は停止する。
【0077】即ち、CPU26は、ビットエラー許容時
間t3を越えないビットエラーを許容してテールゲート
22を継続して動作させる。従って、従来の受信器9の
CPU12は、ビットエラーが発生すると直ちにテール
ゲート22を停止させるが、本実施形態の受信器25の
CPU26は、ビットエラーが発生してもテールゲート
22を停止させないので、テールゲート22の操作性は
劣化しない。そして、CPU26は、ビットエラー許容
時間t3を越えてビットエラーが連続して発生した場
合、テールゲート22を確実に停止させる。
【0078】タイマ26cは、受信器25を間欠動作さ
せるために利用される。即ち、CPU26は、タイマ2
6cの値に基づいて、一定間隔毎に一定時間だけ間欠制
御回路15に制御信号C1を出力し、RF受信回路13
に電源Pを間欠的に供給する間欠動作を行う。
【0079】また、タイマ26cは、受信器25の受信
動作を停止するために利用される。即ち、受信器25の
CPU26は、タイマ26cの値に基づいて、受信動作
を開始してから一定時間操作コード信号Fが入力されな
いか、又は、一定時間ONフレームが入力されないか否
かを判断する。そして、CPU26は、一定時間経過し
ていない場合に受信動作を継続し、一定時間経過すると
自動的に連続動作から間欠動作に切り換える。この構成
により、RF受信回路16が間欠動作する分、車載バッ
テリ10の消費電力を低減する。
【0080】次に、上記のように構成されたリモコン装
置の動作を説明する。尚、送信器23の動作は、図16
に示す従来の送信動作と同じであるので、詳細な説明を
省略し、受信器25の動作についてのみ図3に示すフロ
ーチャートに従って説明する。
【0081】図1に示される受信器25のCPU26
は、送信器23からの操作コード信号Fを受信すると、
図3に示される受信プログラムのS31からS42まで
のループを繰り返し実行する。
【0082】即ち、S31において、CPU26は、予
め設定されROM26aに記憶されているビットエラー
許容時間t3を読み出し、初期値としてビットエラータ
イマ値(以下、単にビットタイマ値という)に設定す
る。
【0083】次に、S32において、CPU26は、R
AM26bに記憶されているビットタイマ値を減算(−
1)する。このビットタイマ値を減算することにより、
CPU26は、発生したビットエラーからの経過時間を
計測する。ビットタイマ値を減算してRAM26bに格
納すると、CPU26は、S32からS33に移る。
【0084】S33において、CPU26は、ビットタ
イマ値が「0」か否かを判断する。ビットタイマ値が
「0」の場合、S31において設定されたビットエラー
許容時間t3が経過したことになる。即ち、S32とS
33により、第1の時間計測処理(第1の時間計測手
段)が構成される。この場合、CPU26は、操作コー
ド信号Fに連続して発生したビットエラーがビットエラ
ー許容時間t3を越えたと判断し、S33からS34に
移る。
【0085】S34は第1の負荷停止処理(第1の負荷
停止手段)であって、CPU26は、負荷をオフに制御
する。即ち、CPU26は、リレー回路16に制御信号
C2の出力を停止する。すると、リレー回路16は、負
荷駆動信号LD1の出力を停止するので、アクチュエー
タ17が制御され、テールゲート22が停止する。そし
て、CPU26は、テールゲート22を停止させると、
S34からS35に移る。
【0086】一方、S33において、ビットタイマ値が
「0」ではない、即ち、経過時間がビットエラー許容時
間t3を越えていない場合、CPU26はS33からS
35に移る。
【0087】S35において、CPU26は、アンテナ
14及びRF受信回路13を送信器23から送信される
操作コード信号Fのうちの1ビットの操作コード信号F
を入力し、S35からS36に移る。
【0088】S36はビットエラー検出処理(ビットエ
ラー検出手段)、CPU26は、入力した1ビットの操
作コード信号Fがビットエラーか否かを判断する。上記
したように、CPU26は、入力した1ビットの操作コ
ード信号Fのパルス幅と、ビット「0」又は「1」のパ
ルス幅t1,t2に対して設定した許容時間とを比較
し、パルス幅が許容時間内の場合、CPU26は入力し
た1ビットの操作コード信号Fが正常であると判断し、
S36からS37に移る。一方、パルス幅が許容時間外
の場合、CPU26は入力した1ビットの操作コード信
号Fがビットエラーと判断してS32に戻り、そのS3
2において、ビットタイマ値を減算する。
【0089】S37は第1の時間リセット処理(第1の
時間リセット手段)であって、CPU26は、初期値を
設定する。CPU26は、S36において1ビットの操
作コード信号Fが正常と判断した場合にS37の処理を
実行する。即ち、CPU26は、正常な1ビットの操作
コード信号Fを入力すると、ビットタイマ値を初期値に
リセットする。これにより、CPU26は、ビットエラ
ーが発生してからの経過時間を確実に計測する。ビット
タイマ値に初期値を設定すると、CPU26は、S37
からS38に移る。
【0090】S38において、CPU26は、1フレー
ム分の操作コード信号F、即ち、識別コードF1、機能
コードF2、及び、誤り訂正コードF3の全ビットを構
成する分だけ入力したか否かを判断する。CPU26
は、1フレーム分の操作コード信号Fを入力していない
場合、S32に戻り、次のビットの操作コード信号Fを
入力する。そして、1フレーム分の操作コード信号Fを
入力すると、CPU26は、S38からS39に移る。
【0091】S39において、CPU26は、誤り訂正
コードF3に基づいて、1フレームの操作コード信号F
が正常か否かを判断する。即ち、CPU26は、誤り訂
正コードF3に基づいて、固定コード部FAの識別コー
ドF1と、操作コード部FBの機能コードF2をそれぞ
れ構成するビットがエラーを起こしていないかをチェッ
クする。そして、エラーが無い場合、CPU26はS3
9からS40に移る。
【0092】S40において、CPU26は、受信した
1フレームの操作コード信号FがONフレームか否かを
判断する。具体的には、CPU26は、操作コード信号
Fに含まれる機能コードF2が上昇コードF2a又は下
降コードF2bか否かを判断する。操作コード信号Fが
OFFフレームと判断された場合、CPU26はS40
からS41に移る。
【0093】S41は負荷停止処理(負荷停止手段)で
あって、CPU26は負荷を停止する。具体的には、C
PU26は、リレー回路16に対して制御信号C2の出
力を停止する。リレー回路16は、制御信号C2が入力
されなくなるので、アクチュエータ17に対して負荷駆
動信号LD1の出力が停止され、テールゲート22の上
昇又は下降が停止する。
【0094】即ち、受信器25は、S41において、負
荷をオフに制御する、即ち、アクチュエータ17をオフ
に制御してテールゲート22を停止させる。そして、負
荷をオフに制御すると、CPU26は、S41からS3
2に移り、次のフレームの操作コード信号Fを入力す
る。
【0095】一方、S40において操作コード信号Fが
ONフレームと判断された場合、CPU26は、S40
からS42に移る。S42は負荷駆動処理(負荷駆動手
段)であって、CPU26は負荷を駆動する。具体的に
は、CPU26は、リレー回路16に対して制御信号C
2を出力する。リレー回路16は、制御信号C2を入力
すると、アクチュエータ17に対して負荷駆動信号LD
1を出力し、その負荷駆動信号LD1に基づいてアクチ
ュエータ17が駆動制御され、テールゲート22が上昇
又は下降する。
【0096】即ち、受信器25は、S42において、負
荷をオンに制御する、即ち、アクチュエータ17をオン
に制御してテールゲート22を上昇又は下降させる。そ
して、CPU26は、S42からS32に移り、次のフ
レームの操作コード信号Fを入力する。
【0097】上記したように本実施形態においては、以
下の効果を奏する。 (1)ROM26aには、ビットエラー許容時間t3が
予め設定され記憶される。ビットエラーが発生した場
合、CPU26は、連続して発生するビットエラーの時
間を計測し、ビットエラーがビットエラー許容時間t3
を越えない場合、CPU26は、そのビットエラーを許
容する。即ち、CPU26は制御信号C2の出力を停止
せず、テールゲート22を継続して上昇又は下降させ
る。ビットエラーがビットエラー許容時間t3を越えて
連続して発生した場合、CPU26は、そのビットエラ
ーに基づいて負荷をオフ、即ち、制御信号C2の出力を
停止し、テールゲート22を停止させるようにした。
【0098】その結果、CPU26は、ビットエラー許
容時間t3を越えないビットエラーを許容してテールゲ
ート22を継続して動作させる。従って、従来の受信器
9のCPU12は、操作コード信号Fにビットエラーが
発生すると直ちにテールゲート22を停止させるが、本
実施形態の受信器25のCPU26は、ビットエラーが
発生してもテールゲート22を停止させないので、テー
ルゲート22の操作性を良くすることができる。また、
受信器23の送信電波を強くしたり、受信器25のRF
受信回路13にフィルタを追加する等の対策を行う必要
がないので、リモートコントロール装置のコストアップ
を防ぐことができる。
【0099】(第2の実施形態)以下、本発明を具体化
した第2の実施形態を図1及び図5〜図7に従って説明
する。尚、、本実施形態では、第1の実施形態に対し
て、受信器25のCPU26の動作が異なるだけである
ので、送信器23及び受信器25の構成についての詳細
な説明を省略し、受信器25の動作について同一の符号
を用いて説明する。また、送信器23の動作は、図16
に示される従来の送信フローチャートに基づいて送信動
作を行う。従って、本実施形態では、送信器23の動作
説明を省略し、受信器25の動作についてのみ説明す
る。
【0100】CPU26に備えられたROM26aに
は、ビットエラー許容時間(図5に示す時間間隔t3)
が予め設定され記憶されている。ビットエラー許容時間
t3は、短時間のビットエラーを許容して負荷をオフに
しない、即ち、テールゲート22の継続して上昇又は下
降させるために利用される。
【0101】即ち、CPU26は、入力する操作コード
信号Fの1ビット毎に対して、その1ビットの受信信号
のパルス幅に基づいて、その操作コード信号Fが正常か
否かを判断する。図14に示すように、送信器23は、
操作コード信号Fを構成する各ビットを、ビット「0」
のパルス幅を時間t1、ビット「1」のパルス幅を時間
t2にそれぞれ設定し、送信する。従って、受信器25
のCPU26は、1ビットの操作コード信号Fのパルス
幅に基づいて、その1ビットがビット「0」又は「1」
かを判断する。
【0102】詳しくは、CPU26は、ビット「0」の
時間t1と、ビット「1」の時間t2に対してそれぞれ
許容範囲を設け、1ビットの操作コード信号Fのパルス
幅がその許容範囲内にある場合、その操作コード信号F
をビット「0」又は「1」と判断する。そして、CPU
26は、操作コード信号Fがビット「0」又は「1」の
場合、1ビットの操作コード信号Fが正常であると判断
し、次の1ビットの操作コード信号Fを入力する。
【0103】一方、1ビットの操作コード信号Fのパル
ス幅がその許容範囲内にない場合、CPU26は、その
操作コード信号Fはビット「0」及び「1」ではないと
判断し、その1ビットの操作コード信号Fをビットエラ
ーとする。
【0104】ビットエラーが発生した場合、CPU26
は、そのビットエラーの継続時間の計測を開始する。即
ち、CPU26は、連続して発生するビットエラーの時
間を計測する。そして、図2の点A1に示されるよう
に、ビットエラーがビットエラー許容時間t3を越えな
い場合、CPU26は、そのビットエラーを許容する。
即ち、CPU26は負荷をオフにしない、即ち、制御信
号C2の出力を停止しない。すると、リレー回路16は
負荷駆動信号LD1の出力を停止しないので、アクチュ
エータ17の状態が保持され、テールゲート22は上昇
又は下降を継続する。
【0105】一方、図2の点A2に示されるように、ビ
ットエラーがビットエラー許容時間t3を越えて連続し
て発生した場合、CPU26は、そのビットエラーに基
づいて負荷をオフ、即ち、制御信号C2の出力を停止す
る。すると、リレー回路16は負荷駆動信号LD1の出
力を停止するので、アクチュエータ17が制御され、テ
ールゲート22は停止する。
【0106】即ち、CPU26は、ビットエラー許容時
間t3を越えないビットエラーを許容してテールゲート
22を継続して動作させる。従って、従来の受信器9の
CPU12は、ビットエラーが発生すると直ちにテール
ゲート22を停止させるが、本実施形態の受信器25の
CPU26は、ビットエラーが発生してもテールゲート
22を停止させないので、テールゲート22の操作性は
劣化しない。また、CPU26は、ビットエラー許容時
間t3を越えてビットエラーが連続して発生した場合、
テールゲート22を確実に停止させる。
【0107】更に、ROM26aには、フレームエラー
許容時間(図5に示す時間間隔t4)が予め設定され記
憶されている。フレームエラー許容時間t4は、ビット
エラー許容時間t3内のビットエラーが複数のフレーム
に連続して発生し、かつ、OFFフレームに発生した場
合に、テールゲート22を早期に停止させるために利用
される。
【0108】即ち、図5の点A3に示されるように、ビ
ットエラーが発生した場合、CPU26は、そのビット
エラーが発生したフレームから経過した時間を計測す
る。そして、フレームエラー許容時間t4内に正常なフ
レームの操作コード信号Fが入力された場合、CPU2
6は、それまでのフレームエラーを許容する。即ち、C
PU26は負荷をオフにしない、即ち、制御信号C2の
出力を停止しない。すると、リレー回路16は負荷駆動
信号LD1の出力を停止しないので、アクチュエータ1
7の状態が保持され、テールゲート22は上昇又は下降
を継続する。
【0109】一方、図5の点A4〜A7に示されるよう
に、ONフレームからOFFフレームにかけて連続して
フレームエラーが発生した場合、CPU26は正常なO
FFフレームの操作コード信号Fを入力するまで負荷を
オフ、即ち、テールゲート22を停止できない。その結
果、送信器23の操作スイッチの操作に対するレスポン
スが劣化する。
【0110】しかしながら、ビットエラーが発生したフ
レームがフレーム許容時間t4を越えて連続した場合、
CPU26は、そのフレームエラーに基づいて負荷をオ
フ、即ち、制御信号C2の出力を停止する。すると、リ
レー回路16は負荷駆動信号LD1の出力を停止するの
で、アクチュエータ17が制御Sれ、テールゲート22
は停止する。その結果、CPU26は、正常なOFFフ
レームの操作コード信号Fを入力する前に、負荷をオ
フ、即ち、テールゲート22を停止させることができる
ので、送信器23の操作に対するレスポンスの劣化が少
ない。
【0111】次に、受信器25の動作を、図6及び図7
のフローチャートに従って詳述する。図1に示される受
信器25のCPU26は、送信器23からの操作コード
信号Fを受信すると、図6及び図7に示される受信プロ
グラムのS51からS62までのループを繰り返し実行
する。
【0112】即ち、S51において、CPU26は、予
め設定されROM26aに記憶されているビットエラー
許容時間t3を読み出し、初期値としてビットエラータ
イマ値(以下、単にビットタイマ値という)に設定す
る。次に、S52において、CPU26は、予め設定さ
れROM26aに記憶されているフレームエラー許容時
間t4を読み出し、初期値としてフレームエラータイマ
値(以下、単にフレームタイマ値という)に設定する。
【0113】次に、S53において、CPU26は、R
AM26bに記憶されているビットタイマ値を減算(−
1)する。このビットタイマ値を減算することにより、
CPU26は、発生したビットエラーからの経過時間を
計測する。ビットタイマ値を減算してRAM26bに格
納すると、CPU26は、S53からS54に移る。
【0114】S54において、CPU26は、ビットタ
イマ値が「0」か否かを判断する。ビットタイマ値が
「0」の場合、S51において初期値として設定された
ビットエラー許容時間t3が経過したことになる。即
ち、S53とS54とにより、第1の時間計測処理(第
1の時間計測手段)が構成される。この場合、CPU2
6は、操作コード信号Fに連続して発生したビットエラ
ーがビットエラー許容時間t3を越えたと判断し、S5
4からS55に移る。
【0115】S55は第1の負荷停止処理(第1の負荷
停止手段)であって、CPU26は、負荷をオフに制御
する。即ち、CPU26は、リレー回路16に制御信号
C2の出力を停止する。すると、リレー回路16は、負
荷駆動信号LD1の出力を停止するので、アクチュエー
タ17が制御され、テールゲート22が停止する。そし
て、CPU26は、テールゲート22を停止させると、
S55からS56に移る。
【0116】一方、S54において、ビットタイマ値が
「0」ではない、即ち、経過時間がビットエラー許容時
間t3を越えていない場合、CPU26はS54からS
56に移る。
【0117】次に、S56において、CPU26は、R
AM26bに記憶されているフレームタイマ値を減算
(−1)する。このフレームタイマ値を減算することに
より、CPU26は、ビットエラーが発生した連続する
フレームの時間を計測する。フレームタイマ値を減算し
てRAM26bに格納すると、CPU26は、S56か
らS57に移る。
【0118】S57において、CPU26は、フレーム
タイマ値が「0」か否かを判断する。フレームタイマ値
が「0」の場合、S52において初期値として設定され
たフレームエラー許容時間t4が経過したことになる。
即ち、S56とS57とにより、第2の時間計測処理
(第2の時間計測手段)が構成される。この場合、CP
U26は、ビットエラーが発生したフレームが連続する
時間がビットエラー許容時間t4を越えたと判断し、S
57からS58に移る。
【0119】S58は第2の負荷停止処理(第2の負荷
停止手段)であって、CPU26は、負荷をオフに制御
する。即ち、CPU26は、リレー回路16に制御信号
C2の出力を停止する。すると、リレー回路16は、負
荷駆動信号LD1の出力を停止するので、アクチュエー
タ17が制御され、テールゲート22が停止する。そし
て、CPU26は、テールゲート22を停止させると、
S58からS59に移る。
【0120】一方、S57において、フレームタイマ値
が「0」ではない、即ち、経過時間がフレームエラー許
容時間t4を越えていない場合、CPU26はS57か
らS59に移る。
【0121】S59において、CPU26は、アンテナ
14及びRF受信回路13を送信器23から送信される
操作コード信号Fのうちの1ビットの操作コード信号F
を入力し、S59からS60に移る。
【0122】S60はビットエラー検出処理(ビットエ
ラー検出手段)であって、CPU26は、入力した1ビ
ットの操作コード信号Fがビットエラーか否かを判断す
る。上記したように、CPU26は、入力した1ビット
の操作コード信号Fのパルス幅と、ビット「0」又は
「1」のパルス幅t1,t2に対して設定した許容時間
とを比較し、パルス幅が許容時間内の場合、CPU26
は入力した1ビットの操作コード信号Fが正常であると
判断し、S60からS61に移る。一方、パルス幅が許
容時間外の場合、CPU26は入力した1ビットの操作
コード信号Fがビットエラーと判断してS53に戻り、
そのS53において、ビットタイマ値を減算する。
【0123】S61は第1の時間リセット処理(第1の
時間リセット手段)であって、CPU26は、初期値を
設定する。CPU26は、S60において1ビットの操
作コード信号Fが正常と判断した場合にS61の処理を
実行する。即ち、CPU26は、正常な1ビットの操作
コード信号Fを入力する毎に、ビットタイマ値を初期値
にリセットする。これにより、CPU26は、ビットエ
ラーが発生してからの経過時間を確実に計測する。ビッ
トタイマ値に初期値を設定すると、CPU26は、S6
1からS62に移る。
【0124】S62において、CPU26は、1フレー
ム分の操作コード信号F、即ち、識別コードF1、機能
コードF2、及び、誤り訂正コードF3の全ビットを構
成する分だけ入力したか否かを判断する。CPU26
は、1フレーム分の操作コード信号Fを入力していない
場合、S53に戻り、次のビットの操作コード信号Fを
入力する。そして、1フレーム分の操作コード信号Fを
入力すると、CPU26は、S62から図7に示される
S63に移る。
【0125】S63はフレームエラー検出処理(フレー
ムエラー検出手段)であって、CPU26は、誤り訂正
コードF3に基づいて、1フレームの操作コード信号F
が正常か否かを判断する。即ち、CPU26は、誤り訂
正コードF3に基づいて、固定コード部FAの識別コー
ドF1と、操作コード部FBの機能コードF2をそれぞ
れ構成するビットがエラーを起こしていないかをチェッ
クする。そして、エラーが無い場合、CPU26はS6
3からS64に移る。
【0126】S64において、CPU26は、受信した
1フレームの操作コード信号FがONフレームか否かを
判断する。具体的には、CPU26は、操作コード信号
Fに含まれる機能コードF2が上昇コードF2a又は下
降コードF2bか否かを判断する。操作コード信号Fが
OFFフレームと判断された場合、CPU26はS64
からS65に移る。
【0127】S65は負荷停止処理(負荷停止手段)で
あって、CPU26は負荷を停止する。具体的には、C
PU26は、リレー回路16に対して制御信号C2の出
力を停止する。リレー回路16は、制御信号C2が入力
されなくなるので、アクチュエータ17に対して負荷駆
動信号LD1の出力が停止され、テールゲート22の上
昇又は下降が停止する。
【0128】即ち、受信器25は、S65において、負
荷をオフに制御する、即ち、アクチュエータ17をオフ
に制御してテールゲート22を停止させる。そして、負
荷をオフに制御すると、CPU26は、S65からS6
7に移る。
【0129】一方、S64において操作コード信号Fが
ONフレームと判断された場合、CPU26は、S64
からS66に移る。S66は負荷駆動処理(負荷駆動手
段)であって、CPU26は負荷を駆動する。具体的に
は、CPU26は、リレー回路16に対して制御信号C
2を出力する。リレー回路16は、制御信号C2を入力
すると、アクチュエータ17に対して負荷駆動信号LD
1を出力し、その負荷駆動信号LD1に基づいてアクチ
ュエータ17が駆動制御され、テールゲート22が上昇
又は下降する。
【0130】即ち、受信器25は、S66において、負
荷をオンに制御する、即ち、アクチュエータ17をオン
に制御してテールゲート22を上昇又は下降させる。そ
して、CPU26は、S66からS67に移る。
【0131】S67は第2の時間リセット処理(第2の
時間リセット手段)であって、CPU26は、フレーム
タイマ値に初期値を設定する。CPU26は、S63に
おいてフレームエラーがない場合に、S64において操
作コード信号FがONフレームかOFFフレームかを判
断し、それぞれの場合に対応した処理をS65,S66
において実行する。即ち、CPU26は、正常な操作コ
ード信号Fのフレームを入力している。従って、ビット
エラーが発生したフレームの時間を計測するため、正常
なフレームに対する処理を実行した後のS67において
フレームタイマ値を初期値にリセットする。即ち、CP
U26は、正常な1フレームを受信する毎に、フレーム
タイマ値に初期値を設定する。これにより、CPU26
は、ビットエラーが発生したフレームからの時間を確実
に計測する。フレームタイマ値に初期値を設定すると、
CPU26は、S67からS53に移り、次のフレーム
の操作コード信号Fを入力する。
【0132】上記したように本実施形態においては、以
下の効果を奏する。 (1)受信器25に備えられたCPU26のROM26
aには、ビットエラー許容時間t3が予め設定され記憶
される。ビットエラーが発生した場合、CPU26は、
連続して発生するビットエラーの時間を計測し、ビット
エラーがビットエラー許容時間t3を越えない場合、C
PU26は、そのビットエラーを許容する。即ち、CP
U26は制御信号C2の出力を停止せず、テールゲート
22を継続して上昇又は下降させる。ビットエラーがビ
ットエラー許容時間t3を越えて連続して発生した場
合、CPU26は、そのビットエラーに基づいて負荷を
オフ、即ち、制御信号C2の出力を停止し、テールゲー
ト22を停止させるようにした。
【0133】その結果、CPU26は、ビットエラー許
容時間t3を越えないビットエラーを許容してテールゲ
ート22を継続して動作させる。従って、従来の受信器
9のCPU12は、ビットエラーが発生すると直ちにテ
ールゲート22を停止させるが、本実施形態の受信器2
5のCPU26は、ビットエラーが発生してもテールゲ
ート22を停止させないので、テールゲート22の操作
性は劣化しない。また、受信器23の送信電波を強くし
たり、受信器25のRF受信回路13にフィルタを追加
する等の対策を行う必要がないので、リモートコントロ
ール装置のコストアップを防ぐことができる。
【0134】(2)受信器25に備えられたCPU26
のROM26aには、フレームエラー許容時間t4が予
め設定され記憶される。ビットエラーが発生した場合、
CPU26は、そのビットエラーが発生したフレームの
から経過した時間を計測する。そして、フレームエラー
許容時間t4内に正常なフレームの操作コード信号Fが
入力された場合、CPU26は、それまでのフレームエ
ラーを許容する。即ち、CPU26は負荷をオフにしな
い、即ち、制御信号C2の出力を停止しない。すると、
リレー回路16は負荷駆動信号LD1の出力を停止しな
いので、アクチュエータ17の状態が保持され、テール
ゲート22は上昇又は下降を継続する。一方、連続して
フレームエラーが発生してフレーム許容時間t4を越え
た場合、CPU26は負荷をオフ、即ち、テールゲート
22を停止する。
【0135】その結果、OFFフレームが連続してフレ
ームエラーになった場合に、フレームエラー許容時間t
4によって負荷をオフ、テールゲート22を停止させる
ことができるので、送信器23の操作に対して早期にテ
ールゲート22を停止させることができるので、テール
ゲート22の操作性を良くすることができる。
【0136】(第3の実施形態)以下、本発明を具体化
した第3の実施形態を図1及び図8〜図10に従って説
明する。尚、本実施形態では、第2の実施形態に対し
て、送信器23のCPU24及び受信器25のCPU2
6の動作が異なるだけであるので、構成についての詳細
な説明を省略し、それらの動作について同一の符号を用
いて説明する。また、受信器25の動作は、図6,7に
示される第2の実施形態における受信フローチャートに
基づいて受信動作を行う。従って、本実施形態では、送
信器23の動作についてのみ説明し、受信器25の動作
の詳細な説明を省略する。
【0137】また、送信器23のCPU24に設けられ
たROM24aには、予め設定された送信フレーム数が
記憶されている。図8に示すように、送信器23は、電
源スイッチ2が操作されると、起動信号を送信する。そ
して、送信器23は、操作スイッチとしての上昇スイッ
チ3又は下降スイッチ4が操作されている間、操作され
る上昇又は下降スイッチ3,4に対応して、図13に示
される上昇コードF2a又は下降コードF2bを図12
に示される機能コードF2に設定した操作コード信号F
(ONフレーム)を繰り返し送信する。
【0138】上昇又は下降スイッチ3,4の操作が終了
すると、送信器23のCPU24は、停止コードF2c
を機能コードF2に設定した操作コード信号F(OFF
フレーム)を予め設定された送信フレーム数分(図8に
おいて4フレーム分)だけ繰り返し送信した後、送信を
停止する。送信を停止すると、RF送信回路6は動作し
ないので、その分だけ連続してOFFフレームを送信す
る場合に比べて電池7の消費電力は少なくなる。
【0139】受信器25は、送信器23からの起動信号
を受信すると、間欠動作から連続動作に移り、一定時間
動作する。そして、受信器25は、ONフレームの操作
コード信号Fを受信すると負荷をオン、即ち、テールゲ
ート22を上昇又は下降させる。そして、受信器25
は、ONフレームの操作コード信号Fを受信している
間、テールゲート22を上昇又は下降させる。そして、
受信器25は、OFFフレームの操作コード信号Fを受
信すると負荷をオフ、即ち、テールゲート22を停止さ
せる。
【0140】また、受信器25には、第2の実施形態と
同様に、ビットエラー許容時間t3及びフレームエラー
許容時間t4が設定されている。従って、受信器25
は、ビットエラー許容時間t3内のビットエラー、フレ
ームエラー許容時間t4内のフレームエラーを許容し、
テールゲート22を上昇又は下降させる。そして、受信
器25は、ビットエラー許容時間t3又はフレームエラ
ー許容時間t4を超える連続したビットエラー又はフレ
ームエラーが発生した場合、負荷をオフ、即ち、テール
ゲート22を停止させる。
【0141】そして、送信器23から電波が送信されな
い間、受信器25はノイズとして受信し、そのノイズに
よってビットエラー又はフレームエラーが発生する。従
って、図18に示される送信器は、上昇スイッチ3又は
下降スイッチ4が操作されている間だけONフレームを
送信し、両スイッチ3,4が操作されていない場合に送
信を停止する。すると、受信器25は、両スイッチ3,
4が操作されなくなるとビットエラー及びフレームエラ
ーが発生し、そのフレームエラーが連続してフレームエ
ラー許容時間t4を越えなければ負荷をオフすることが
できないので、操作スイッチに対するレスポンスが悪
い。
【0142】しかしながら、本実施形態の省電力化した
送信器23は、両スイッチ3,4が操作されなくなる
と、OFFフレームを送信フレーム数だけ送信した後、
送信を停止する。従って、受信器26には、OFFフレ
ームの操作コード信号Fが受信されるため、図18に示
される送信器を使用した場合に比べて短い時間で負荷を
オフに制御することができる。
【0143】また、OFFフレームを送信する送信フレ
ーム数は、第2の実施形態において設定され受信器25
に設けられたCPU26のROM26aに記憶されたフ
レームエラー許容時間t4に対応して設定されている。
そのため、図8に示すように、操作コード信号FのOF
Fフレームが全てフレームエラーとなった場合でも、フ
レームエラー許容時間t4によって負荷がオフされ、テ
ールゲート22が停止する。従って、受信器25に複数
送信されるOFFフレームのうちの1つが正常に受信さ
れれば、その時点で負荷がオフされるため、上昇又は下
降スイッチ3,4が操作されなくなってから負荷がオ
フ、即ち、テールゲート22が停止するまでの時間が、
従来に比べて短くなる。
【0144】次に、送信器23の動作を図9及び図10
のフローチャートに従って説明する。図1に示される送
信器23のCPU24は、電源スイッチ2が操作される
と起動し、図9及び図10に示される送信プログラムの
ステップ(以下、単にSという)71からS86を実行
する。尚、送信器23が電源スイッチ2の操作に基づく
起動信号の送信に関する処理は図を省略してある。
【0145】先ず、S71において、CPU24は、初
期設定を行う。この初期設定において、CPU24は、
カウント値をクリア、即ち、カウント値に「0」を設定
し、そのカウント値をRAM24bに格納する。
【0146】次に、S72において、CPU24は、C
PU24は、操作スイッチとしての上昇スイッチ3又は
下降スイッチ4が操作されているか否かを判断する。そ
して、上昇スイッチ3又は下降スイッチ4が操作されて
いない場合、CPU24は、S72からS73に移る。
【0147】S73において、CPU24は、電源スイ
ッチ2の操作から所定時間、又は、上昇スイッチ3又は
下降スイッチ4の操作終了から所定時間経過したか否か
を判断する。そして、CPU24は、所定時間経過して
いない場合にS71に戻って送信動作を継続する。
【0148】一方、S73において所定時間経過してい
る場合、CPU24は、スタンバイ状態となって送信動
作を停止する。スタンバイ状態におけるCPU24の消
費電力は、送信動作している時の消費電力よりも少な
い。
【0149】また、S72において操作スイッチとして
の上昇スイッチ3又は下降スイッチ4が操作されている
場合、CPU24は、S72からS74に移る。S74
〜S78までのループは、ONフレーム送出ループであ
って、CPU24は、1回のループ毎に操作スイッチの
状態を検出する。そして、CPU24は、上昇スイッチ
3又は下降スイッチ4が操作されている場合に、それら
のスイッチ3,4に対応した上昇コードF2a又は下降
コードF2bを設定した操作コード信号Fを送信する。
従って、送信器23は、上昇スイッチ3又は下降スイッ
チ4が操作されている間、S74〜S78までのループ
を繰り返し実行し、ONフレームを繰り返し送信する。
【0150】即ち、S74において、CPU24は、操
作コード信号Fのうち、識別コードF1よりなる固定コ
ード部FAをRF送信回路6及びアンテナ8を介して送
信する。固定コード部FAの送信を終了すると、CPU
24は、S74からS75に移る。
【0151】S75において、CPU24は、操作スイ
ッチとしての上昇スイッチ3(又は下降スイッチ4)が
操作されているか否かを判断する。そして、上昇スイッ
チ3(又は下降スイッチ4)が操作されている場合、C
PU24は、S75からS76に移る。
【0152】S76において、CPU24は、カウント
値に定数をセットし、セットしたカウント値をRAM2
4bに格納する。次に、S77は作動コード設定処理
(作動コード設定手段)であって、CPU24は、操作
スイッチ、即ち、上昇スイッチ3又は下降スイッチ4に
対応した上昇コードF2a又は下降コードF2bを機能
コードF2に設定する。そして、設定が終了すると、C
PU24は、S77からS78に移る。
【0153】S78において、CPU24は、上昇コー
ドF2a(又は下降コードF2b)が設定された機能コ
ードF2と、識別コードF1とから誤り訂正コードF3
の値を演算する。そして、CPU24は、操作コード信
号Fのうち、機能コードF2及び誤り訂正コードF3と
からなる操作コード部FBをRF送信回路6及びアンテ
ナ8を介して送信する。このS78において送信される
操作コード部FBと、先にS74において送信された固
定コード部FAとにより、1フレームの操作コード信号
F(ONフレーム)が送信されることになる。そして、
操作スイッチが継続して操作されている場合、S74か
らS78までのループが繰り返し実行され、ONフレー
ムの操作コード信号Fが繰り返し送信される。
【0154】一方、S75において操作スイッチとして
の上昇スイッチ3又は下降スイッチ4が操作されていな
い場合、CPU24は、S75からS79に移る。S7
9は停止コード設定処理(停止コード設定手段)であっ
て、CPU24は、操作スイッチの非操作に対応して機
能コードF2に停止コードF2cを設定する。そして、
設定が終了すると、CPU24は、S79からS80に
移る。
【0155】S80において、CPU24は、停止コー
ドF2cが設定された停止コードF2cと、識別コード
F1とから誤り訂正コードF3の値を演算する。そし
て、CPU24は、操作コード信号Fのうち、機能コー
ドF2及び誤り訂正コードF3とからなる操作コード部
FBをRF送信回路6及びアンテナ8を介して送信す
る。このS80において送信される操作コード部FB
と、先にS74において送信された固定コード部FAと
により、1フレームの操作コード信号F(OFFフレー
ム)が送信されることになる。
【0156】即ち、CPU24は、S80において操作
コード部FBを送信するに先立って、S75において操
作スイッチの状態を検知し、その結果に基づいて設定し
た機能コードF2を含む操作コード信号Fを送信する。
この構成により、固定コード部FAを送信する前に操作
スイッチの状態を検出する場合に比べて、操作スイッチ
に対するレスポンスを高めることが可能となる。
【0157】即ち、固定コード部FAを送信する前に操
作スイッチの状態を検出する方法では、固定コード部F
Aの送信を開始した後で操作スイッチが非操作状態にな
った場合、固定コード部FAに続いて操作コード部FB
を送信した後でしか、操作スイッチの状態を検出しない
ので、次のフレームがOFFフレームとなる。しかしな
がら、操作コード部FBを送信する前に操作スイッチの
状態を検出すると、固定コード部FAを送信している間
に操作された操作スイッチの状態を検知することができ
るので、その送信中のフレームがOFFフレームとな
る。従って、1フレーム分だけOFFフレームを送信す
るタイミングを早めることができるので、受信器25に
は1フレーム分だけ早くOFFフレームの操作コード信
号Fが受信され、その分テールゲート22がレスポンス
良く停止する。
【0158】そして、CPU24は、操作コード部FB
の送信を終了すると、S80からS81に移る。S81
〜S86までのループは、OFFフレーム送出ループで
あって、停止コードF2cを含む操作コード信号Fを繰
り返し送信する送信処理(送信手段)を構成している。
【0159】即ち、CPU24は、1回のループ毎に操
作スイッチの状態を検出する。そして、CPU24は、
上昇スイッチ3又は下降スイッチ4が操作されなくなる
と、停止コードF2cを機能コードF2に設定した操作
コード信号F(OFFフレーム)を所定回数送信する。
OFFフレームを送信する回数は予め設定され、S76
においてカウント値に定数(=送信フレーム数)として
設定されている。従って、送信器23は、カウント値に
基づいて、所定回数だけOFFフレームを送信した後、
送信を停止する。この送信を停止することにより、RF
送信回路6の動作回数が低減され、電池7の消費電力を
低減する。
【0160】即ち、S81において、CPU24は、操
作コード信号Fのうち、識別コードF1よりなる固定コ
ード部FAをRF送信回路6及びアンテナ8を介して送
信する。固定コード部FAの送信を終了すると、CPU
24は、S81からS82に移る。
【0161】S82において、CPU24は、操作スイ
ッチとしての上昇スイッチ3(又は下降スイッチ4)が
操作されているか否かを判断する。そして、上昇スイッ
チ3又は下降スイッチ4が再び操作されている場合、C
PU24は、S75からS76に移り、S74〜S78
のループを繰り返し実行することにより、再びONフレ
ームを繰り返し送信する。
【0162】S82において操作スイッチが操作されて
いない場合、CPU24は、S82からS83に移る。
S83は停止コード設定処理(停止コード設定手段)で
あって、CPU24は、停止コードF2cを機能コード
F2に設定する。そして、設定が終了すると、CPU2
4は、S83からS84に移る。
【0163】S84において、CPU24は、停止コー
ドF2cが設定された機能コードF2と、識別コードF
1とから誤り訂正コードF3の値を演算する。そして、
CPU24は、操作コード信号Fのうち、機能コードF
2及び誤り訂正コードF3とからなる操作コード部FB
をRF送信回路6及びアンテナ8を介して送信する。こ
のS84において送信される操作コード部FBと、先に
S81において送信された固定コード部FAとにより、
1フレームの操作コード信号F(OFFフレーム)が送
信されることになる。
【0164】即ち、CPU24は、S84において操作
コード部FBを送信するに先立って、S82において操
作スイッチの状態を検知し、その結果に基づいて設定し
た機能コードF2を含む操作コード信号Fを送信する。
この構成により、上記のS75,S80の時と同様に、
固定コード部FAを送信する前に操作スイッチの状態を
検出する場合に比べて、操作スイッチに対するレスポン
スを高めることが可能となる。
【0165】即ち、操作コード部FBを送信する前に操
作スイッチの状態を検出することにより、固定コード部
FAを送信している間に操作された操作スイッチの状態
を検知することができるので、その送信中のフレームが
ONフレームとなる。従って、1フレーム分だけONフ
レームを送信するタイミングを早めることができるの
で、受信器25には1フレーム分だけ早くONフレーム
の操作コード信号Fが受信され、その分テールゲート2
2がレスポンス良く上昇又は下降する。
【0166】そして、操作コード部FBの送信を終了す
ると、CPU24は、S84からS85に移る。S85
において、CPU24は、RAM24bに格納されたカ
ウント値を減算(−1)する。次に、S86は送信停止
処理(送信停止手段)であって、CPU24は、RAM
24bに格納されたカウント値が「0」か否かを判断す
る。カウント値は、操作スイッチが操作されている場合
にS76において定数(=送信フレーム数)がセットさ
れている。そして、カウント数が「0」ではない場合、
CPU24は、S86からS81に戻ってループを再び
実行する。
【0167】従って、CPU24は、カウント値に設定
された送信フレーム数だけS81〜S86のループを繰
り返し実行し、OFFフレームを送信フレーム数分だけ
送信する。そして、カウント値が「0」、即ち、OFF
フレームを送信フレーム数送信し終わると、CPU24
は、S86から図9に示されるS73に移る。
【0168】上記したように本実施形態においては、第
1,第2の実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏す
る。 (1)送信器23は、上昇スイッチ3又は下降スイッチ
4が操作されている間、操作される上昇又は下降スイッ
チ3,4に対応して、上昇コードF2a又は下降コード
F2bを機能コードF2に設定した操作コード信号F
(ONフレーム)を繰り返し送信する。そして、上昇又
は下降スイッチ3,4の操作が終了すると、送信器23
のCPU24は、停止コードF2cを機能コードF2に
設定した操作コード信号F(OFFフレーム)を予め設
定された送信フレーム数だけ繰り返し送信した後、送信
を停止する。その送信の停止によりRF送信回路6の動
作が停止し、その分だけ連続してOFFフレームを送信
する場合に比べて電池7の消費電力は少なくなる。
【0169】受信器25は、ONフレームの操作コード
信号Fを受信すると負荷をオン、即ち、テールゲート2
2を上昇又は下降させる。そして、受信器25は、ON
フレームの操作コード信号Fを受信している間、テール
ゲート22を上昇又は下降させる。そして、受信器25
は、OFFフレームの操作コード信号Fを受信すると負
荷をオフ、即ち、テールゲート22を停止させる。ま
た、受信器25には、予めビットエラー許容時間t3及
びフレームエラー許容時間t4が設定され、そのビット
エラー許容時間t3内のビットエラー、フレームエラー
許容時間t4内のフレームエラーを許容し、テールゲー
ト22を上昇又は下降させる。そして、受信器25は、
ビットエラー許容時間t3又はフレームエラー許容時間
t4を超える連続したビットエラー又はフレームエラー
が発生した場合、負荷をオフ、即ち、テールゲート22
を停止させる。
【0170】その結果、受信器25に複数送信されるO
FFフレームのうちの1つが正常に受信されれば、その
時点で負荷がオフされるため、上昇又は下降スイッチ
3,4が操作されなくなってから負荷がオフ、即ち、テ
ールゲート22が停止するまでの時間を、従来に比べて
短くすることができ、送信器23の操作スイッチに対す
るテールゲート22の操作性を良くすることができる。
【0171】尚、本発明は上記各実施形態の他、以下の
ように実施してもよい。 (1)上記各実施形態では、同じ動作を得られれば各処
理フローチャートのステップを適宜変更して実施しても
よい。例えば、第1の実施形態において、図3に示され
る受信プログラムのS32をS35の後に実行し、ビッ
トタイマ値を1ビットの操作コード信号Fを入力した後
に減算するようにする。この構成によっても、上記第1
の実施形態と同じ動作を得ることができる。
【0172】(2)上記第3の実施形態において、OF
Fフレームを繰り返し送信する送信フレーム数を4に設
定したが、1〜3,又は5以上の任意の数に設定して実
施してもよい。
【0173】(3)上記各実施形態では、トラック21
の荷室後端に設けられたテールゲート22を上昇又は下
降させるためのリモートコントロール装置に具体化した
が、クレーン等を動作させるリモートコントロール装置
に具体化して実施しても良い。
【0174】以上、本発明の各実施形態について説明し
たが、上記各実施形態から把握できる請求項以外の技術
思想について、以下にその効果とともに記載する。 (イ)前記送信器には、電源スイッチが備えられ、その
電源スイッチの操作に基づいて前記送信信号を送信する
送信動作を開始し、その送信動作の開始から一定時間経
過した後、又は、前記操作スイッチの操作終了から一定
時間経過した後に前記送信動作を停止するようにした請
求項1乃至8に記載のリモートコントロール装置。この
構成によれば、送信動作を停止している間の消費電力が
低減される。
【0175】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、操
作性が良く、且つ、コストアップを低減することが可能
なリモートコントロール装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のリモートコントロール装置のブロッ
ク図。
【図2】 リモートコントロール装置の動作を示す波形
図。
【図3】 第1の実施形態の受信器の処理フローチャー
ト。
【図4】 テールゲートリフタ付きトラックの概略側面
図。
【図5】 第2の実施形態のリモコン装置の動作を示す
波形図。
【図6】 第2の実施形態の受信器の処理フローチャー
ト。
【図7】 第2の実施形態の受信器の処理フローチャー
ト。
【図8】 第3の実施形態のリモコン装置の動作を示す
波形図。
【図9】 第3の実施形態の送信器の処理フローチャー
ト。
【図10】 第3の実施形態の送信器の処理フローチャ
ート。
【図11】 従来のリモートコントロール装置のブロッ
ク図。
【図12】 操作コード信号の1フレームの構成を示す
説明図。
【図13】 機能コードの種別を示す説明図。
【図14】 操作コード信号の各ビットの波形図。
【図15】 従来のリモートコントロール装置の波形
図。
【図16】 従来の送信器の処理フローチャート。
【図17】 従来の受信器の処理フローチャート。
【図18】 従来の別の送信器の処理フローチャート。
【符号の説明】
2…電源スイッチ、3…操作スイッチとしての上昇スイ
ッチ、4…操作スイッチとしての下降スイッチ、17…
負荷としてのアクチュエータ、23…送信器、24…停
止コード設定手段、送信手段、送信停止手段としてのC
PU、25…受信器、26…ビットエラー検出手段、第
1,第2の時間計測手段、第1,第2の時間リセット手
段、第1,第2の負荷停止手段としてのCPU、LD1
…負荷駆動信号、F…操作コード信号、F2…機能コー
ド、F2a…作動コードとしての上昇コード、F2b…
作動コードとしての下降コード、F2c…停止コードt
3…ビットエラー許容時間、t4…フレームエラー許容
時間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作スイッチの操作に基づく機能コード
    を含む複数ビットよりなる1フレームの操作コード信号
    を送信回路で搬送波に載せて送信信号とし、前記操作ス
    イッチが操作されている間繰り返し送信する送信器と、 前記送信信号から前記操作コード信号を復調し、その操
    作コード信号に含まれる機能コードに基づいて負荷駆動
    信号を出力する受信器とから構成されるリモートコント
    ロール装置において、 前記受信器には、 前記操作コード信号の各ビットに発生するビットエラー
    に対するビットエラー許容時間を設け、ビットエラーが
    発生した後、前記ビットエラー許容時間内に正常なビッ
    トが受信された場合に前記発生したビットエラーを許容
    し、前記ビットエラー許容時間内に正常なビットが受信
    されない場合に前記負荷駆動信号の出力を停止するよう
    にしたリモートコントロール装置。
  2. 【請求項2】 前記受信器には、 更に、前記操作コード信号のフレームに発生するフレー
    ムエラーに対するフレームエラー許容時間を設け、フレ
    ームエラーが発生してから前記フレームエラー許容時間
    内に正常なフレームの操作コード信号が受信された場合
    に発生したフレームエラーを許容し、前記フレームエラ
    ー許容時間内に正常なフレームの操作コード信号が受信
    されない場合に前記負荷駆動信号の出力を停止するよう
    にした請求項1に記載のリモートコントロール装置。
  3. 【請求項3】 前記受信器には、 前記操作コード信号を構成する各ビットのビットエラー
    を検出するビットエラー検出手段と、 前記ビットエラーが検出されたビットから連続するビッ
    トエラーの経過時間を計測する第1の時間計測手段と、 前記計測した時間と予め設定したビットエラー許容時間
    とを比較し、その比較結果に基づいて、前記ビットエラ
    ー許容時間内に正常なビットが検出された場合に前記経
    過時間をリセットする第1の時間リセット手段と、 前記ビットエラー許容時間内に正常なビットが検出され
    ない場合、前記負荷駆動信号の出力を停止する第1の負
    荷停止手段と、を備えた請求項1又は2に記載のリモー
    トコントロール装置。
  4. 【請求項4】 前記受信器には、 前記操作コード信号のフレームエラーを検出するフレー
    ムエラー検出手段と、 前記フレームエラーが検出されたフレームから連続する
    フレームエラーの経過時間を計測する第2の時間計測手
    段と、 前記計測した時間と予め設定したフレームエラー許容時
    間とを比較し、その比較結果に基づいて、前記フレーム
    エラー許容時間内に正常なフレームが検出された場合に
    前記経過時間をリセットする第2の時間リセット手段
    と、 前記フレームエラー許容時間内に正常なフレームが検出
    されない場合、前記負荷駆動信号の出力を停止する第2
    の負荷停止手段と、を備えた請求項1乃至3に記載のリ
    モートコントロール装置。
  5. 【請求項5】 前記送信器には、送信動作を開始するた
    めの電源スイッチを備え、 その送信動作を開始した後、前記操作スイッチの操作終
    了から停止コードを含む操作コード信号を所定フレーム
    数繰り返し送信した後、送信を停止するようにした請求
    項1乃至4に記載のリモートコントロール装置。
  6. 【請求項6】 前記送信器には、 前記電源スイッチの操作に基づいて送信動作を開始した
    後、前記操作スイッチの操作終了に基づいて前記機能コ
    ードに停止コードを設定する停止コード設定手段と、 前記停止コードを含む操作コード信号を所定フレーム数
    繰り返し送信する送信手段と、 前記複数フレーム送信した後、送信を停止する送信停止
    手段とを備えた請求項1乃至5に記載のリモートコント
    ロール装置。
  7. 【請求項7】 前記送信手段は、前記フレームエラー許
    容時間に対応したフレーム数分だけ前記操作コード信号
    を繰り返し送信するようにした請求項6に記載のリモー
    トコントロール装置。
  8. 【請求項8】 前記送信器には複数の操作スイッチが備
    えられ、 前記機能コードに複数の操作スイッチにそれぞれ対応し
    た作動コードを前記機能コードに設定するようにした請
    求項1乃至7に記載のリモートコントロール装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8588715B2 (en) 2010-02-19 2013-11-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Receiver, wireless communication system, and receiving method

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