JPH1094001A - 構内情報管理装置 - Google Patents

構内情報管理装置

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JPH1094001A
JPH1094001A JP26355996A JP26355996A JPH1094001A JP H1094001 A JPH1094001 A JP H1094001A JP 26355996 A JP26355996 A JP 26355996A JP 26355996 A JP26355996 A JP 26355996A JP H1094001 A JPH1094001 A JP H1094001A
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JP
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premises
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individual
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JP26355996A
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Akio Ono
陽男 大野
Masahiro Honma
正宏 本間
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廉価な設備投資で構内の各種情報を集中管理で
きる「構内情報管理装置」を提供する。 【解決手段】個人、集団その他の群を識別できるIDデ
ータと、構内に存在する複数の特定場所、特定項目その
他の管理事項とを関連付けて処理する構内情報管理装置
である。ICカード20mにはIDデータが格納され、
モデム30nは構内の複数場所に配置された内線電話機
15nにそれぞれ対応して設けられている。モデム30
nはICカード20mに格納されたIDデータを読み取
るとともに、自身の固有識別データとともに電話回線1
6を介して構内電話交換機10へ出力する。パーソナル
コンピュータ40では、IDデータをキーにした固有識
別データの検索あるいは固有識別データをキーにしたI
Dデータの検索処理が行われ、会議室の在室管理や個人
の居場所管理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構内で生じる各種
情報を管理するための構内情報管理装置に関し、特に構
内に設置された内線電話機を利用した構内情報管理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】会社その他の職場においては各個人また
はグループ単位で内線電話機が割り当てられおり、外線
電話は、構内電話交換機を介して該当する内線電話機に
送信される。しかし、職場組織のフラット化にともな
い、個人の座席は、特定の場所に限定されず移動するこ
とも少なくない。
【0003】このため、内線電話番号を記憶した携帯用
ICカードを各個人に割り当て、座席を移動したときに
この携帯用ICカードを用いて移動先の電話番号を構内
電話交換機に登録し、外線電話がかかってきたときはそ
の登録された内線電話機に自動転送するシステムが検討
されている。
【0004】この種の構内電話システムを利用すれば、
各個人が構内のどこで仕事をしていようと、携帯用IC
カードを用いて移動先を登録するだけで、自分にかかっ
てきた外線電話をそのままとることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、組織のフラ
ット化が著しくなると、役員や管理職のみならず一般従
業員も仕事場を絶えず移動することが多くなるので、外
線電話の転送管理以前に、各個人の居場所を管理するこ
とが望まれる。また、このような各個人の居場所だけで
なく、会議室に在室する者あるいは会議室の入退室時刻
や、各個人の勤務時間、各個人の食事料金、または立入
制限された室などへの入室許可セキュリティなども含め
て、構内情報を総合的に管理するシステムの構築が望ま
れる。
【0006】従来の構内情報管理装置として、勤務時間
管理あるいは食事料金管理を行うものが知られている
が、それぞれ専用の携帯用IDカードと、それ専用のカ
ードリーダとを必要とし、管理用コンピュータに情報を
送信するための回線も構内に取り廻す必要があったの
で、きわめて高価なシステムとなり、実用化の弊害とな
っていた。
【0007】そこで、本発明者らは、内線電話機は、一
般的に構内の適宜箇所に配置されるものであり、しかも
管理情報の送信回線も電話回線をそのまま共用できる点
に着目し、この構内電話システムを利用して構内の各種
情報を集中管理できる本発明の構内情報管理装置を完成
した。
【0008】すなわち本発明は、廉価な設備投資で構内
の各種情報を集中管理できる構内情報管理装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構内情報管理装置は、個人、集団その他の
群を識別できるIDデータと、構内に存在する複数の特
定場所、特定項目その他の管理事項とを関連付けて処理
する構内情報管理装置であって、前記IDデータが格納
され前記各群に割り当てられたIDデータ記憶手段と、
前記構内の複数の特定場所にそれぞれ配置された内線電
話機にそれぞれ対応して設けられ、前記IDデータ記憶
手段に格納された前記IDデータを読み取るとともに、
当該IDデータを自身の固有識別データとともに構内電
話システムの電話回線を介して出力する複数の読取手段
と、前記読取手段から出力されたIDデータおよび固有
識別データに基づいて、前記固有識別データに対するI
Dデータおよび/または前記IDデータに対する固有識
別データを関連付けて処理する情報処理手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0010】本発明の構内情報管理装置において、ID
データ記憶手段には個人、集団その他の群を識別できる
IDデータが格納されており、その群単位で割り当てら
れて保有、携帯される。読取手段は、内線電話機にそれ
ぞれ対応して設けられており、IDデータ記憶手段と作
用し合って、当該IDデータ記憶手段に格納されている
IDデータを読み取り、この読み取られたIDデータ
は、その読取手段自身の固有識別データとともに情報処
理手段へ送出される。例えば、ある個人AがB場所に設
置されている読取手段を用いてIDデータ記憶手段に格
納されているIDデータを読み取らせたとすると、情報
処理手段へは、その個人AのIDデータとともにB場所
に設置されているという読取手段の固有識別データが送
出される。したがって、そのIDデータがどの読取手段
で読み取られたかを認識することができる。また、この
データの送信は、内線電話の電話回線を介して行われる
ので、別途専用の通信回線を引き回す必要もない。
【0011】情報処理手段では、読取手段から出力され
たIDデータと固有識別データとを相互に関連付ける処
理が実行される。固有識別データに対するIDデータの
関連付けとは、ある特定の固有識別データをキーにし
て、その読取手段で読み取られたIDデータを記憶する
ことで、IDデータに対する固有識別データの関連付け
とは、ある特定のIDデータをキーにして、そのIDデ
ータを読み取った読取手段を記憶することをいう。
【0012】本発明の構内情報管理装置は、構内の在室
管理に応用することができる。すなわち、前記情報処理
手段における処理が、在室管理処理であって、前記読取
手段が設置された特定場所データに対して、前記IDデ
ータ記憶手段を携帯した個人のIDデータを関連付ける
ことを特徴とする構内情報管理装置によっても上記目的
を達成することができる。
【0013】この構内情報管理装置では、情報処理手段
にて、読取手段が設置された特定場所データに対して、
IDデータ記憶手段を携帯した個人のIDデータを関連
付ける。つまり、読取手段が設置された特定の室をキー
にして、個人のIDデータが関連付けられる処理が実行
されるので、例えば特定の会議室に誰が何人在室してい
るのか、あるいは誰が何人退室したのか等を検索するこ
とができる。
【0014】また、本発明の構内情報管理装置は、構内
における個人の居場所管理に応用することもできる。す
なわち、前記情報処理手段における処理が、個人の居場
所管理処理であって、前記IDデータ記憶手段を携帯し
た特定個人のIDデータに対して、前記読取手段の設置
場所データを関連付けることを特徴とする構内情報管理
装置によっても上記目的が達成できる。
【0015】この構内情報管理装置では、情報処理手段
にて、IDデータ記憶手段を携帯した特定個人のIDデ
ータに対して、読取手段の設置場所データを関連付け
る。つまり、特定個人のIDデータをキーにして、読取
手段の設置場所データが関連付けられる処理が実行され
るので、例えば特定の個人がどこへ行ったのか、現在ど
こにいるのか等を検索することができる。
【0016】本発明の構内情報管理装置において、前記
IDデータの読取時刻を検出する時計手段をさらに備
え、前記情報処理手段は、前記読取手段から出力された
IDデータおよび固有識別データと前記時計手段から出
力された時刻データとに基づいて、前記固有識別データ
に対するIDデータおよび時刻データ、および/または
前記IDデータに対する固有識別データおよび時刻デー
タ、および/または前記固有識別データに対する時刻デ
ータ、および/または前記IDデータに対する時刻デー
タを関連付けて処理することがより好ましい。
【0017】この本発明の構内情報管理装置では、時計
手段を備えているので、IDデータと固有識別データ相
互間の関係のみならず、これらを時系列的に関連付ける
ことができる。例えば、(1)固有識別データをキーに
したIDデータおよび時刻データ、(2)IDデータを
キーにした固有識別データおよび時刻データ、(3)固
有識別データをキーにした時刻データ、(4)IDデー
タをキーにした時刻データなる組み合わせで処理が実行
される。
【0018】時計手段を備えた本発明の構内情報管理装
置は、構内の在室管理に応用することができる。すなわ
ち、情報処理手段における処理が、在室管理処理であっ
て、読取手段が設置された特定場所データに対して、I
Dデータ記憶手段を携帯した個人のIDデータおよび当
該個人の入退室時刻データを関連付けることを特徴とす
る構内情報管理装置によっても上記目的を達成すること
ができる。
【0019】この構内情報管理装置では、情報処理手段
にて、読取手段が設置された特定場所データに対して、
IDデータ記憶手段を携帯した個人のIDデータのみな
らず当該個人の入退室時刻データをも関連付ける。つま
り、読取手段が設置された特定の室をキーにして、個人
のIDデータと入退室時刻も関連付けられる処理が実行
されるので、例えば特定の会議室に誰が何時在室してい
たのか、あるいは誰が何時退室したのか等を検索するこ
とができる。
【0020】また、時計手段を備えた本発明の構内情報
管理装置は、構内における個人の居場所管理に応用する
こともできる。すなわち、情報処理手段における処理
が、個人の居場所管理処理であって、IDデータ記憶手
段を携帯した特定個人のIDデータに対して、読取手段
の設置場所データおよび時刻データを関連付けることを
特徴とする構内情報管理装置によっても上記目的を達成
できる。
【0021】この構内情報管理装置では、情報処理手段
にて、IDデータ記憶手段を携帯した特定個人のIDデ
ータに対して、読取手段の設置場所データのみならず時
刻データをも関連付ける。つまり、特定個人のIDデー
タをキーにして、読取手段の設置場所データおよび時刻
データが関連付けられる処理が実行されるので、例えば
特定の個人が何時どこへ行ったのか、現在どこにいるの
か等を検索することができる。
【0022】時計手段を備えた本発明の構内情報管理装
置は、勤務時間管理にも応用することができる。すなわ
ち、情報処理手段における処理が、個人の時刻管理処理
であって、IDデータ記憶手段を携帯した特定個人のI
Dデータに対して、読取手段への入力時刻データを関連
付けることを特徴とする構内情報管理装置によっても上
記目的を達成することができる。
【0023】この構内情報管理装置では、各個人が出社
する際にIDデータ記憶手段に格納されたIDデータを
読取手段で読み取り、このIDデータを時計手段で検出
された読み取り時刻とともに情報処理手段へ出力する。
退社する場合も同様にしてIDデータと読み取り時刻と
を情報処理手段に出力する。これにより、各個人の出社
時刻および退社時刻が管理でき、しかも、内線電話回線
を用いているので廉価な設備費用となる。
【0024】本発明の構内情報管理装置において、読取
手段から情報処理手段に出力されたIDデータおよび/
または時計手段から情報処理手段に出力された時刻デー
タをリセットする初期化手段をさらに有することがより
好ましい。
【0025】IDデータ記憶手段の読取操作は個人によ
り行われるので、読取忘れ等の錯誤が生じることも考え
られ、したがって周期的に情報処理手段に入力された各
種データをリセットすることが、情報の正確性の点から
好ましいからである。
【0026】本発明の構内情報管理装置において、読取
手段は内線電話機にそれぞれ対応して設けられており、
したがって内線電話機とは別に設けることもできるが、
読取手段が内線電話機のそれぞれに内蔵されていること
がより好ましい。
【0027】内線電話機は、構内における種々の情報が
集まり易い適宜箇所に配置されているので、予め読取手
段を内線電話機に内蔵することで、回線の接続作業や、
追加作業の簡略化が達成できる。また、スペース的にも
有利であり、しかも見栄えも向上する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の構内情報管理装置の
実施形態を示すブロック図、図2は同構内情報管理装置
を用いて会議室の在室管理を行う具体例を示すフローチ
ャート、図3は同構内情報管理装置を用いて個人の居場
所管理を行う具体例を示すフローチャート、図4は会議
室の在室管理処理における表示画面を示す図、図5は個
人の居場所管理処理における表示画面を示す図である。
【0029】本実施形態の構内情報管理装置は、構内の
適宜箇所に設置された複数の内線電話機15nと、外線
電話回線に接続された構内電話交換機10と、これら内
線電話機15nのそれぞれと構内電話交換機10とをつ
なぐアナログ通信回線16と、それぞれの内線電話機1
5nに対応して接続された複数のモデム(変復調器)3
0nと、構内電話交換機10に接続されたパーソナルコ
ンピュータ40と、同じく構内電話交換機10に接続さ
れた時計手段50を備えており、さらに構内の各個人が
それぞれ所持するICカード20mを備えている。
【0030】まず、ICカード20mにはそれぞれ個人
を識別するIDデータ(例えば、社員コード、氏名な
ど)が格納されており、IDデータを格納したICカー
ド20mは、それを保有し携帯する個人と1対1に対応
している。
【0031】ICカード20mは、具体的には、内蔵ア
ンテナ、スイッチ、送信回路、CPU、メモリで構成さ
れ、データを記憶し送信する機能を有している。個人を
識別するIDデータ(社員番号および/または氏名)は
ICカード20mのメモリ(例えば、ROM)に記憶さ
れている。このメモリの他の領域にはICカード20m
のCPUのプログラムが格納されている。ICカード2
0mは、例えば、スイッチがオンされると常時送信状態
となり、メモリに記憶されているIDデータを微弱電波
(例えば、5〜10m)の形で、内蔵アンテナを介して
一定の時間間隔で外部へ送信する。
【0032】この電波の送信方法は、例えば、スイッチ
をオンした時だけ送信するようにしてもよいし、あるい
は、スイッチをオンすると常時送信状態となり一定の時
間間隔で(省電力のため)常時電波を発信するようにし
てもよい。読み取りの忘れを防止するためには後者の方
法が好ましい。
【0033】一方、モデム30nには、互いに識別でき
る固有識別データ(例えば、第一会議室などという設置
場所名あるいはそれを示す記号、数字など)が付与され
ている。このモデム30nは、内線電話機15nと構内
交換機10との間に接続されて、アナログ回線16用の
変復調機能を提供するほか、ここでは、ICカード20
m内のIDデータを読み取って、そのモデム30n自身
の固有識別データとともに、構内電話交換機10へ送る
機能をも有している。
【0034】本実施形態では、内線電話機15nとは別
にモデム30nが設けられているので、システムの構築
に際して、従来の通常の内線電話機15nをそのまま使
用できることになる。ただし、新設構内のように、内線
電話機15nをも含めてシステムを構築する場合には、
モデム30nを内線電話機15nに内蔵することが好ま
しい。回線の接続作業や、追加作業の簡略化が達成で
き、また、スペース的にも有利であり、しかも見栄えも
向上するからである。
【0035】モデム30nは、具体的には、ICカード
20mと無線通信するためのアンテナ31の他、変復調
回路、受信回路、自動通信回路、CPU、メモリから構
成されている。アンテナ31は、ICカード20mから
送信されたIDデータを受信するためのものであって、
外部アンテナでも内蔵アンテナでもよい。受信回路はア
ンテナ31で受信したデータ信号を受信処理(整形、増
幅など)する機能を有している。読取機能は特にアンテ
ナ31と受信回路で構成され、出力機能は自動通信回路
で構成されている。
【0036】各モデム30nにはそれぞれ固有識別デー
タが付与されているが、かかる固有識別データは、対応
するモデム30nのメモリ(例えば、ROM)に記憶さ
れている。このメモリの他の領域にはモデム30nのC
PUのプログラムが格納されている。なお、音発生回路
を設けて、ICカード20mからIDデータを受信し構
内電話交換機10へ送出した旨のセット完了音を発生さ
せる機能を持たせても良い。
【0037】モデム30nによるICカード20m内の
データの読取り方法としては、例えば、(1)ICカー
ド20mから電波を発信させそれをモデム30nで受信
する電波方式、(2)ICカード20mにトランスポン
ダ素子を内蔵しモデム30nにより非接触で読み取るト
ランスポンダ方式、(3)ICカード20mをモデム3
0nに挿入することによって磁気的または電気的に読み
取る磁気方式などがあり、本発明の構内情報管理装置で
は、どの方法でも採用することができる。電波方式は、
磁気方式に比べてカードをモデムに挿入する手間が省け
るものの、電波の強弱によってモデムによる読み取りが
行われなかったり、逆に近くに設置されたモデムにも電
波が届いてしまうおそれもある。したがって、使用され
る環境条件によっては、工夫を加えたりして適宜選択す
ることが好ましい。
【0038】ここでは、一例として、ICカード20m
から電波を発信させそれをモデム30nで受信する電波
方式について説明するが、この電波方式では、ICカー
ド20mを携帯した人が、モデム30nの受信エリア内
に入ると、ICカード20mのIDデータがモデム30
nに受信され、そのIDデータが、そのモデム30nの
固有識別データとともに自動的に構内電話交換機10に
送出されるようになっている。
【0039】構内電話交換機10は外線電話回線17を
介して外部のシステムと接続されており、内部(構内)
相互間だけでなく、外部との間でも相互に通信できるよ
うになっている。このため、構内交換機10は、スイッ
チ回路網、自動転送回路、CPU、メモリなどから構成
されている。また、この構内電話交換機10には、クロ
ックからなる時計手段50が接続されており、モデム3
0nから構内電話交換機10内にIDデータおよび固有
識別データが取り込まれたときの時刻をこれらのデータ
に関連付けて記録する。
【0040】構内電話交換機10のスイッチ回路網は、
入線群と出線群の間を接続する接続網であって、例え
ば、時分割通話路スイッチ(交さ点に電子スイッチを配
置し、一つのスイッチ素子を時分割的に多重使用し、多
数の通話に共用しようとするもの)で構成されている。
また、構内電話交換機10のメモリは、ROMとRAM
からなり、例えばRAMに、各モデム30nから送られ
てくるICカード20mのIDデータおよびそれを受信
したモデム30nの固有識別データ、時計手段50から
の時刻データを記憶する機能を有している。
【0041】このメモリ(RAM)に記憶されたICカ
ード20mのIDデータ、モデム30nの固有識別デー
タおよび時刻データは、ICカード20mが別のモデム
30n′と通信するたびに今までのデータは削除され最
新のものに書き替えられるか、メモリの他の領域に記憶
するようになっている。また、メモリ(RAM)には複
数組のデータ(複数人のIDデータと固有識別データと
時刻データ)の登録が可能であって、ある1つの電話機
15nのモデム30nと順次通信させることで、複数の
ICカード20m、20m′等のIDデータがそれぞれ
その特定の固有識別データおよび時刻データと関係付け
られてメモリ(RAM)に記憶される。
【0042】本実施形態のパーソナルコンピュータ(以
下、パソコンともいう)40は、構内電話システム(電
話番号自動登録転送システムでも良い)を利用して個人
の居場所や会議室の在室を検索するためのものであり、
本実施形態では構内電話交換機10に接続されている。
【0043】このパソコン40は、構内電話交換機10
の入力データにアクセスし、モデム30nから送出され
て当該構内電話交換機10内のメモリに記憶されたID
データ、固有識別データおよび時計手段50による時刻
データを取り込む。ここで取り込まれたこれらのデータ
は、パソコン40内のCPUで演算処理され、その結果
が画面に出力される。なお、ここでは、パソコン40を
構内電話交換機10に接続しているが、本発明の構内情
報管理装置ではこれに限定されない。例えば、任意の内
線電話機15nに接続することも可能である。また、所
定の部署ごとなどのように、1つのシステムにおいて複
数のパソコン40を設置することも可能である。さら
に、パソコン40に時計手段50を内蔵しても良い。
【0044】次に動作について説明する。まず最初に図
2および図4を参照しながら、会議室の在室管理処理手
順について説明する。Aさん固有のICカード20Aを
携帯した当該Aさんが、「第一会議室」という固有識別
データを有するモデム30Aが設置された第一会議室に
入室したとする。Aさんが携帯するICカード20A
は、スイッチオン時には一定の時間間隔で常時電波を発
信しているため、移動先である第一会議室のモデム30
Aの受信エリア内にICカード20Aが入ると、ICカ
ード20A内に格納されたAさんのIDデータが、第一
会議室に設置された当該モデム30Aに自動転送され
る。そして、このAさんのIDデータは、そのモデム3
0Aの固有識別データである「第一会議室」とともに、
電話回線16を介して構内電話交換機10に送出され
る。このとき、時計手段50から構内電話交換機10へ
入力時の時刻が送出され、Aさんが第一会議室へ入室し
たことがその入室時刻とともに構内電話交換機10のメ
モリに記憶される。
【0045】次いで、会議が終了して、Aさんが第一会
議室を退室する際にも、ICカード20Aからモデム3
0Aに対して再びIDデータが送出され、このAさんの
IDデータは、そのモデム30Aの固有識別データであ
る「第一会議室」とともに、電話回線16を介して構内
電話交換機10に送出される。このとき、時計手段50
から構内電話交換機10へ入力時の時刻が送出され、A
さんが第一会議室から退室したことがその退室時刻とと
もに構内電話交換機10のメモリに記憶される。
【0046】パソコン40では、構内電話交換機10の
メモリから必要データを取り出し、目的とするデータ処
理を行うが、この場合には、図2に示すように、まず検
索室である「第一会議室」をキーボードから入力する
(ステップ1)。これにより、パソコン40は、構内電
話交換機10のメモリにアクセスし、「第一会議室」を
キーにして、当該第一会議室と関連付けられたIDデー
タおよび時刻データを検索する(ステップ2)。ステッ
プ3において、第一会議室に関連付けられたIDデータ
および時刻データがヒットしなかった場合には、ステッ
プ5にてパソコン40の画面にエラー表示を行うが、ヒ
ットした場合には、ステップ4にて、パソコン40の画
面にIDデータおよび時刻データを表示する。この表示
画面の一例を図4に示す。図示するように、第一会議室
に誰が何時在室していたのか、あるいは誰が何時退室し
たのかを一目で知ることができる。
【0047】さらに、図4に示す表示画面には「強制退
室」なるスイッチ60が表示されており、現在表示され
ている第一会議室の在室データを初期化したい場合に
は、当該スイッチをクリックする(ステップ6)。この
「強制退室」スイッチ60は、例えば第一会議室に入室
した者が、退室時にモデム30Aへの読み取りを行わな
かった場合に用いられるもので、実際には第一会議室か
ら退室したにも拘わらず、パソコン40の画面上では在
室状態となっているときに使用される。この「強制退
室」スイッチ60をクリックすると、当該第一会議室に
関するデータが初期化される(ステップ7)。
【0048】本実施形態の構内情報管理装置は、在室管
理にのみ限定されず、個人の居場所を検索することもで
きる。上述したと同様に、Aさんが第一会議室に入室
し、その後退室したとする。図3に示すように、まず検
索対象人である「Aさん」の社員コードあるいは氏名を
キーボードから入力する(ステップ11)。これによ
り、パソコン40は、構内電話交換機10のメモリにア
クセスし、「Aさん」をキーにして、当該Aさんと関連
付けられた固有識別データおよび時刻データを検索する
(ステップ12)。ステップ13において、Aさんに関
連付けられた固有識別データおよび時刻データがヒット
しなかった場合には、ステップ15にてパソコン40の
画面に所在不明表示を行うが、ヒットした場合には、ス
テップ14にて、パソコン40の画面に固有識別データ
および時刻データを表示する。この表示画面の一例を図
5に示す。図示するように、Aさんが何時どこに居たか
を一目で知ることができる。
【0049】さらに、図5に示す表示画面にはリセット
スイッチ60が表示されており、現在表示されているA
さんの居場所データを初期化したい場合には、当該リセ
ットスイッチ60をクリックする(ステップ16)。こ
のリセットスイッチ60は、例えばAさんが、どこかへ
移動したときにモデム30nへの読み取りを行わなかっ
た場合に用いられるもので、実際には移動したにも拘わ
らず、パソコン40の画面上では以前の場所に居る状態
となっているときに使用される。このリセットスイッチ
60をクリックすると、当該Aさんに関するデータが初
期化される(ステップ17)。
【0050】このように、AさんのIDデータおよびモ
デム30nの固有識別データを移動先のモデム30nか
ら構内電話交換機10に送出することにより、Aさんが
そのモデム30nの近くに居ることがわかるので、Aさ
んの居場所を自動的に検索することができる。
【0051】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0052】例えば、本実施形態の構内情報管理装置
は、上述した会議室の在室管理や個人の居場所管理だけ
でなく、各個人の勤務時間(いわゆるタイムカードに代
えて)、各個人の食事料金、または立入制限された室な
どへの入室許可セキュリティなどにも広く応用すること
ができる。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構内情報管
理装置によれば、各個人の居場所管理だけでなく、会議
室に在室する者あるいは会議室の入退室時刻や、各個人
の勤務時間なども広く管理することができる。さらに各
個人の食事料金、または立入制限された室などへの入室
許可セキュリティなども含めて、構内情報を総合的に管
理できるシステムへの応用も期待できる。
【0054】また、本発明の構内情報管理装置によれ
ば、構内の適宜箇所に設置される内線電話機とその電話
回線を利用して読取手段および情報処理手段が設けられ
ているので、別途専用回線を取り廻す必要がなく、した
がって廉価な設備投資で構内情報を管理することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構内情報管理装置の実施形態を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の構内情報管理装置を用いて会議室の在
室管理を行う具体例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の構内情報管理装置を用いて個人の居場
所管理を行う具体例を示すフローチャートである。
【図4】会議室の在室管理処理における表示画面を示す
図である。
【図5】個人の居場所管理処理における表示画面を示す
図である。
【符号の説明】
10…構内電話交換機 15n…内線電話機 16…電話回線 20m…ICカード(IDデータ記憶手段) 30n…モデム(読取手段) 40…パーソナルコンピュータ(情報処理手段) 50…時計手段 60…リセットスイッチ(初期化手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個人、集団その他の群を識別できるIDデ
    ータと、構内に存在する複数の特定場所、特定項目その
    他の管理事項とを関連付けて処理する構内情報管理装置
    であって、 前記IDデータが格納され前記各群に割り当てられたI
    Dデータ記憶手段(20m)と、 前記構内の複数の特定場所にそれぞれ配置された内線電
    話機(15n)にそれぞれ対応して設けられ、前記ID
    データ記憶手段(20m)に格納された前記IDデータ
    を読み取るとともに、当該IDデータを自身の固有識別
    データとともに構内電話システムの電話回線(16)を
    介して出力する複数の読取手段(30n)と、 前記読取手段(30n)から出力されたIDデータおよ
    び固有識別データに基づいて、 前記固有識別データに対するIDデータおよび/または
    前記IDデータに対する固有識別データを関連付けて処
    理する情報処理手段(40)と、を備えたことを特徴と
    する構内情報管理装置。
  2. 【請求項2】前記IDデータの読取時刻を検出する時計
    手段(50)をさらに備え、 前記情報処理手段(40)は、前記読取手段(30n)
    から出力されたIDデータおよび固有識別データと前記
    時計手段(50)から出力された時刻データとに基づい
    て、 前記固有識別データに対するIDデータおよび時刻デー
    タ、および/または前記IDデータに対する固有識別デ
    ータおよび時刻データ、および/または前記固有識別デ
    ータに対する時刻データ、および/または前記IDデー
    タに対する時刻データを関連付けて処理することを特徴
    とする請求項1記載の構内情報管理装置。
  3. 【請求項3】前記情報処理手段(40)における処理
    が、在室管理処理であって、前記読取手段(30n)が
    設置された特定場所データに対して、前記IDデータ記
    憶手段(20m)を携帯した個人のIDデータを関連付
    けることを特徴とする請求項1記載の構内情報管理装
    置。
  4. 【請求項4】前記情報処理手段(40)における処理
    が、在室管理処理であって、前記読取手段(30n)が
    設置された特定場所データに対して、前記IDデータ記
    憶手段(20m)を携帯した個人のIDデータおよび当
    該個人の入退室時刻データを関連付けることを特徴とす
    る請求項2記載の構内情報管理装置。
  5. 【請求項5】前記情報処理手段(40)における処理
    が、個人の居場所管理処理であって、前記IDデータ記
    憶手段(20m)を携帯した特定個人のIDデータに対
    して、前記読取手段(30n)の設置場所データを関連
    付けることを特徴とする請求項1記載の構内情報管理装
    置。
  6. 【請求項6】前記情報処理手段(40)における処理
    が、個人の居場所管理処理であって、前記IDデータ記
    憶手段(20m)を携帯した特定個人のIDデータに対
    して、前記読取手段(30n)の設置場所データおよび
    時刻データを関連付けることを特徴とする請求項2記載
    の構内情報管理装置。
  7. 【請求項7】前記情報処理手段(40)における処理
    が、個人の時刻管理処理であって、前記IDデータ記憶
    手段(20m)を携帯した特定個人のIDデータに対し
    て、前記読取手段(30n)への入力時刻データを関連
    付けることを特徴とする請求項2記載の構内情報管理装
    置。
  8. 【請求項8】前記読取手段(30n)から前記情報処理
    手段(40)に出力されたIDデータおよび/または前
    記時計手段(50)から前記情報処理手段(40)に出
    力された時刻データをリセットする初期化手段(60)
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜7の何れか
    に記載の構内情報管理装置。
  9. 【請求項9】前記読取手段(30n)は、前記内線電話
    機(15n)のそれぞれに内蔵されていることを特徴と
    する請求項1〜8の何れかに記載の構内情報管理装置。
JP26355996A 1996-09-12 1996-09-12 構内情報管理装置 Pending JPH1094001A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009135831A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Nec Corp 交換機システムおよびデータ処理方法、そのコンピュータプログラム、ネットワークシステム

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