JPH109308A - ブレーキライニング磨耗検出器 - Google Patents

ブレーキライニング磨耗検出器

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JPH109308A
JPH109308A JP16324496A JP16324496A JPH109308A JP H109308 A JPH109308 A JP H109308A JP 16324496 A JP16324496 A JP 16324496A JP 16324496 A JP16324496 A JP 16324496A JP H109308 A JPH109308 A JP H109308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
detector
brake shoe
brake
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP16324496A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Hirota
真佐樹 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH109308A publication Critical patent/JPH109308A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磨耗検出信号を得るための信号電線を単線に
することができるとともに、ブレーキシューへの剛性を
高めることで、ブレーキシューへの取付け構造を簡素な
ものにすることができるブケーキライニング磨耗検出器
を得る。 【解決手段】 ブレーキライニング磨耗検出器31にお
いて、少なくとも一方が開口した導電性金属材からなる
筒体のハウジング33と、このハウジング33の開口縁
部から延出し開口から外側に突出した後再びハウジング
33内に屈曲した検知導体部37と、ハウジング33内
で検知導体部37と電気的に接続してハウジング33外
へ出る電線39と、ハウジング33内に充填した耐熱性
樹脂41とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキシューの
ライニング貼り付け面側に検知導体部を突出させ、この
検知導体部の磨耗による断線によってブレーキライニン
グの磨耗を検出するブレーキライニング磨耗検出器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】キャリパに組み込まれるブレーキシュー
は、回転軸に固定したブレーキドラム(ロータ)に圧接
することで、ブレーキドラムに制動をかける。ブレーキ
シューの表面には、ライニングを張り付けてあり、ライ
ニングはブレーキドラムとの間で徐々に磨耗する。ブレ
ーキシューには、このライニングの磨耗を検出するため
のブレーキライニング磨耗検出器(検出器)、所謂ウェ
ア・インジケータが取り付けられる。
【0003】図4は従来の電気式と呼ばれるブレーキラ
イニング磨耗検出器の二つの例を(A)(B)で示した
斜視図、図5は従来のブレーキライニング磨耗検出器の
取付例を示す断面図である。図4(A)に示す検出器1
は、耐熱被覆電線3をU字状に折り曲げて検知導体部5
とし、この検知導体部5を若干突出させた状態で、この
検知導体部5より基端側を耐熱性樹脂7でモールドして
ある。また、図4(B)に示す検出器9は、耐熱性樹脂
からなる筒状のハウジング11内に、U字状に屈曲した
検知導体13を挿入し、検知導体13の両端に耐熱被覆
電線3を接続した後、ハウジング11内に耐熱性樹脂7
を充填してある。
【0004】このように構成した例えば検出器1は、図
5に示すように、ブレーキシュー15に穿設した貫通穴
17に、検知導体部5がライニング19側となるように
挿入し、検出器1の先端側にスナップリング21を係合
するとともに、検出器1の基端側にスプリングワッシャ
ー22、ナット23を螺合することにより、ブレーキシ
ュー15に取付け固定し、一対の耐熱被覆電線3を不図
示の検出回路へ接続していた。
【0005】このようにしてブレーキシュー15に取り
付けられた検出器1は、ブレーキシュー15が不図示の
ブレーキドラムに圧接することで、ライニング19が磨
耗すると、検知導体部5が徐々に磨耗して断線し、この
断線が検出回路により検出されることにより、ウォーニ
ングランプを点灯させ、ライニング19が所定の磨耗量
を越えたことを運転者に知らせていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
検出器では、U字状に屈曲した耐熱被覆電線3の検知導
体部5を断線させることで、磨耗検出信号を得ていたた
め、2本の電線が必要となった。また、検出器1、9を
耐熱性樹脂7によるモールド或いは耐熱性樹脂からなる
ハウジング11等で外郭を構成していたため、検出器
1、9単体のみではブレーキシュー15への高い取付け
剛性が得にくく、ナット23やその他、不図示の別体ケ
ース、クリップ、リテーナ等の別部品が必要となった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、磨耗検出信
号を得るための信号電線を単線にすることができるとと
もに、ブレーキシューへの剛性を高めることで、ブレー
キシューへの取付け構造を簡素なものにすることができ
るブレーキライニング磨耗検出器を提供し、電線省線化
によるコスト低減、及び簡素な組付け構造による組付け
性の向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るブレーキライニング磨耗検出器の構成
は、ブレーキシューに穿設した貫通穴に挿着するブレー
キライニング磨耗検出器であって、少なくとも一方が開
口した導電性金属材からなる筒体のハウジングと、該ハ
ウジングの開口縁部から延出し前記開口から外側に突出
した後再びハウジング内に屈曲した検知導体部と、前記
ハウジング内で該検知導体部と電気的に接続して該ハウ
ジング外へ出る電線と、前記ハウジング内に充填した耐
熱性樹脂とを具備したことを特徴とするものである。
【0008】このように構成したブレーキライニング磨
耗検出器では、検出器に電気的に接続された電線が、検
知導体部、ハウジング、ブレーキシューを介して車体側
に接地される。そして、ブレーキシューがブレーキドラ
ムに圧接し、ライニングが所定量磨耗すると、検出器の
前端面から突出した検知導体部が徐々に磨耗し、検知導
体部の先端がハウジングと分断されることにより、電線
と車体との接続が遮断され、この断線が検出回路によっ
て検出される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るブレーキライ
ニング磨耗検出器の好適な実施の形態を図面を参照して
詳細に説明する。図1は本発明によるブレーキライニン
グ磨耗検出器の断面図、図2は図1のa−a矢視図、図
3は図1に示したブレーキライニング磨耗検出器の取付
け例を示す断面図である。ブレーキライニング磨耗検出
器(検出器)31は、ハウジング33を少なくとも一方
の開口した導電性金属からなる筒体(本例では、円筒)
で形成してある。
【0010】ハウジング33の一方の開口には、開口縁
部から帯板35を直径方向に延設してある。帯板35
は、ハウジング33の開口部中央付近で、ハウジング3
3の外側にR形状で屈曲した検知導体部37を形成して
いる。帯板35は、検知導体部37を経た後、再びハウ
ジング33内に突出する。ハウジング33内に突出した
帯板35の先端には、耐熱被覆電線39の導体39aを
溶接等により電気的に接続してある。
【0011】ハウジング33内には、耐熱性樹脂41を
充填してあり、帯板35と耐熱被覆電線39との接続部
は、耐熱性樹脂41によってハウジング33内に埋設さ
れている。従って、検出器31は、耐熱性樹脂41の充
填されたハウジング33の前面から検知導体部37が突
出し、後端面から一本の耐熱被覆電線39のみが導出さ
れた構成となっている。
【0012】なお、ハウジング33は、後部に大外径部
43を形成し、この大外径部43とハウジング33側面
との段部45をブレーキシュー47の貫通穴49縁部に
当接させる構造としてもよい。
【0013】このように構成した検出器31のブレーキ
シューへの取付け構造を説明する。図3に示す取付け例
では、ハウジング33の前端に固定板51を固定してあ
り、固定板51をブレーキシュー47のライニング55
貼り付け面に当接してある。また、貫通穴49に挿入し
たハウジング33は、後端の加締部57をライニング5
5と反対側のブレーキシュー47の面に当接してある。
従って、検出器31は、固定板51と加締部57とでブ
レーキシュー47を挟持して、ブレーキシュー47に取
付けてある。このような取付け構造の取付け手順として
は、固定板51を予めハウジング33の前端に固定して
おき、耐熱被覆電線39をブレーキシュー47のライニ
ング55貼り付け面側から貫通穴49に挿通した後、ハ
ウジング33の後端を貫通穴49に挿入し、後端を加締
めることで取付けを完了させる。また、取付け手順は、
ハウジング33の後端に予め加締部57を形成してお
き、ハウジング33をライニング55貼り付け面と反対
側の面から貫通穴49に挿入し、その後、ハウジング3
3の前端に固定板51を固着する手順としてもよい。
【0014】このように、検出器31のハウジング33
を剛性の高い金属材料とすることにより、他の取付け用
ケース等を用いずに、ハウジング33の後端を加締める
等して必要最小限の部材で検出器31がブレーキシュー
47へ取り付けられるようになる。
【0015】このようにしてブレーキシュー47に取り
付けられた検出器31では、検出器31に電気的に接続
された耐熱被覆電線39が、検知導体部37、ハウジン
グ33、ブレーキシュー47を介して車体側に接地され
ることとなる。そして、ブレーキシュー47が不図示の
ブレーキドラムに圧接し、ライニング55が所定量磨耗
すると、検出器31の前端面から突出した検知導体部3
7が徐々に磨耗し、検知導体部37の先端(耐熱被覆電
線39と接続された側)がハウジング33と分断される
ことにより、耐熱被覆電線39と車体との接続が遮断さ
れることになる。これにより、この断線が検出回路によ
って検出され、ウォーニングランプを点灯させる等し
て、ライニング19が所定量磨耗したことが運転者に知
らされることになる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るブレーキライニング磨耗検出器によれば、ハウジング
を金属材料で形成し、このハウジングの先端開口に検知
導体部を形成し、この検知導体部に電線を電気的に接続
したので、ハウジングを介して電線を車体に接地させる
こで、磨耗検知のための電線を一本にすることができ、
2本の電線が必要であった従来の検出器に比べ、省線化
によるコスト低減を達成することができる。また、ハウ
ジングを金属ケースとしたので、ブレーキシューに対す
る取付け剛性を高めることができ、簡素な構造で検出器
をブレーキシューに取り付けることができるようにな
り、検出器の組付け作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブレーキライニング磨耗検出器の
断面図である。
【図2】図1のa−a矢視図である。
【図3】図1に示した検出器の取付け例を示す断面図で
ある。
【図4】従来のブレーキライニング磨耗検出器の二つの
例を(A)(B)で示した斜視図である。
【図5】従来のブレーキライニング磨耗検出器の取付例
を示す断面図である。
【符号の説明】
31 ブレーキライニング磨耗検出器 33 ハウジング 37 検知導体部 39 電線 41 耐熱性樹脂 47 ブレーキシュー 49 貫通穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキシューに穿設した貫通穴に挿着
    するブレーキライニング磨耗検出器であって、 少なくとも一方が開口した導電性金属材からなる筒体の
    ハウジングと、 該ハウジングの開口縁部から延出し前記開口から外側に
    突出した後再びハウジング内に屈曲した検知導体部と、 前記ハウジング内で該検知導体部と電気的に接続して該
    ハウジング外へ出る電線と、 前記ハウジング内に充填した耐熱性樹脂とを具備したこ
    とを特徴とするブレーキライニング磨耗検出器。
JP16324496A 1996-06-24 1996-06-24 ブレーキライニング磨耗検出器 Pending JPH109308A (ja)

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JP16324496A JPH109308A (ja) 1996-06-24 1996-06-24 ブレーキライニング磨耗検出器

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JPH109308A true JPH109308A (ja) 1998-01-13

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