JPH1092802A - 誘電体膜の製造方法 - Google Patents

誘電体膜の製造方法

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JPH1092802A
JPH1092802A JP24755896A JP24755896A JPH1092802A JP H1092802 A JPH1092802 A JP H1092802A JP 24755896 A JP24755896 A JP 24755896A JP 24755896 A JP24755896 A JP 24755896A JP H1092802 A JPH1092802 A JP H1092802A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転塗布法では、基板の大口径化により、ま
た基板上のパターンに依存することにより、塗布膜厚の
均一性の確保が困難であり、また塗布膜中の溶媒を蒸発
させる際に発生するボイドによって膜質の悪化をきたし
ている。 【解決手段】 誘電体材料を溶媒に溶かした液体原料5
1を、この溶媒と同種の気化した溶媒52とともに、溶
媒の沸点以上誘電体材料の熱分解温度よりも低い範囲の
温度にした基板10の表面に導入して、基板10の表面
で溶媒を蒸発させながら液体原料中の誘電体材料を堆積
させて誘電体膜を形成する方法であり、液体原料51は
ミスト状にした状態または気化した状態で基板10の表
面に導入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体膜の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の微細化、低消費電力化、高
速化等の要求にともない、それらを実現するための手段
の一つとして層間絶縁膜の低誘電率化が検討されてい
る。現在開示されている一般の低誘電体材料は、炭素原
子やフッ素原子を含有することで誘電率を下げており、
誘電率が1.5〜2.5程度のものが実現されている。
【0003】炭素原子を含む低誘電体材料は、有機SO
G(比誘電率=3.0〜3.5程度)、ポリイミド(比
誘電率=3.0〜3.5程度)、ポリパラキシリレン
(比誘電率=2.4程度)などが有名である。これらの
材料は、炭素原子、いわゆるアルキル基を含むことで
材料の密度を下げること、および、分子自身の分極率
を低くすることで、低誘電率になっていると言われてい
る。また、これらの材料は、単に、誘電率が低いだけで
はなく、半導体装置の材料として不可欠な耐熱性を有し
ている。有機SOGはシロキサン構造を持つことで、ポ
リイミドはイミド結合を有することで、ポリパラキシリ
レンはベンゼン環のポリマーとなることで、それぞれ耐
熱性を有している。
【0004】これらの材料を用いた成膜方法は、一般に
回転塗布法や真空蒸着法が用いられている。半導体装置
の製造には、最近の微細化および基板の大口径化にとも
ない、制御のし易い化学的気相成長(以下、CVDとい
う、CVDはChemical Vapour Depositionの略〕法が一
般に用いられている。ところが上記のような低誘電体材
料からなる低誘電率有機膜は、半導体装置の製造プロセ
スに使用するには耐熱性が低いため、複雑な環状構造な
どの耐熱構造を持たなくてはならない。そのため、構成
分子のモノマーだけを導入するCVD法でこの耐熱構造
を合成することは困難である。そこで、予め一般の化学
合成法によって耐熱構造を形成しておき、それを分解し
ないようにして、回転塗布法で形成するのが一般的にな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転塗
布法は、基板上に材料を一度に供給し、その基板を20
00rpm〜5000rpmという高速回転によって均
一に基板面内に広げるという方法である。そのため、半
導体基板の大口径化によって、塗布膜厚の均一性の確保
が困難になってきている。また、微細なパターンへの埋
め込みに対しても、材料中の溶媒を蒸発させるときの放
出ガスによって、膜にいわゆるボイドが発生して、膜質
を悪化させるという問題が顕在化してきている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた誘電体膜の製造方法である。すな
わち、第1の方法は、低い誘電率を有する誘電体材料を
溶媒に溶かして液体原料を生成し、その溶媒と同種の気
化した溶媒とともに上記液体原料を、溶媒の沸点以上誘
電体材料の熱分解温度よりも低い範囲の温度にした基板
表面に導入して、この基板表面に上記誘電体材料からな
る誘電体膜を形成することにより、課題の解決を図ると
いう誘電体膜の製造方法である。
【0007】上記第1の方法では、誘電体材料を溶媒に
溶かして液体原料を生成し、その溶媒と同種の気化した
溶媒とともに上記液体原料を基板表面に供給することか
ら、基板表面に到達するまで気化した溶媒によって液体
原料は固化することはない。そして固化することなく基
板表面に供給された液体原料は、その基板が溶媒の沸点
以上誘電体材料の熱分解温度よりも低い温度に保たれて
いるため、基板表面に到達した気化した溶媒および液体
原料のうち、溶媒は蒸発する。その結果、溶媒が蒸発し
た液体原料、すなわち誘電体材料からなる誘電体膜が形
成される。
【0008】もし、基板温度が溶媒の沸点よりも低い温
度の場合には、基板表面に到達した溶媒は液体状態で存
在することになり、基板表面に到達した誘電体材料は溶
媒に溶けた液体原料状態で存在することになる。そのた
め、そのままでは誘電体材料からなる誘電体膜は形成さ
れない。また、基板温度が誘電体材料の熱分解温度以上
になると、基板の被成膜表面に到達した液体原料のう
ち、溶媒は蒸発し、誘電体材料は熱分解される。そのた
め、誘電体材料からなる誘電体膜は形成されない。
【0009】第2の方法は、低い誘電率を有する誘電体
材料を溶媒に溶かして液体原料を生成し、その溶媒と同
種の気化した溶媒とともに上記液体原料を、溶媒の凝固
点よりも高く沸点よりも低い範囲の温度にした基板表面
に導入して、この基板表面に上記誘電体材料を溶媒に溶
かして液体原料からなる膜を形成するという誘電体膜の
製造方法である。なお、この第2の方法では、上記膜を
形成した後、アニーリングによって上記膜から溶媒を蒸
発させて誘電体材料からなる誘電体膜を形成することに
なる。
【0010】上記第2の方法では、誘電体材料を溶媒に
溶かして液体原料を生成し、その溶媒と同種の気化した
溶媒とともに上記液体原料を基板表面に供給することか
ら、基板表面に到達するまで気化した溶媒によって液体
原料は固化することはない。そして固化することなく基
板表面に供給された液体原料は、その基板が溶媒の凝固
点よりも高く沸点よりも低い範囲の温度に保たれている
ため、基板表面に到達した気化した溶媒および液体原料
のうち、溶媒は上記第1の方法よりも結露し易くなる。
その結果、基板表面には溶媒に溶かした液体原料の膜が
短時間に形成される。
【0011】もし、基板温度が溶媒の凝固点以下の場合
には、基板表面に到達した溶媒は凝固するため、均一な
成膜が困難になる。また、基板温度が沸点以上になる
と、溶媒が基板表面で結露しないため、成膜速度が遅く
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の誘電体膜の製造方法に用
いる成膜装置の一例を、図1の概略構成図によって説明
する。なお、図面中、矢印は液体および気体の流れる方
向を示している。
【0013】図1に示すように、成膜装置1は、以下の
ように構成されている。すなわち、成膜を行うチャンバ
21が備えられている。このチャンバ21の内部には、
基板10を載置するためのステージ22が備えられ、こ
のステージ22の上方で対抗する位置には基板10の表
面に気体(ミストを含む場合もある)を供給するための
シャワーヘッド23が設けられている。このシャワーヘ
ッド23にはチャンバ21の外部から導入されている配
管24,25の一端側が接続されている。そして上記配
管24の他端側にはミスト発生器26が接続され、この
ミスト発生器26には配管27を介して溶媒気化器28
が接続されている。また他方の配管25の他端側には液
体原料以外の気体原料の供給部29が接続されている。
【0014】上記溶媒気化器28には、第1流量計31
を介して溶媒タンク32が接続されている。この第1流
量計31は例えば液体質量流量計からなる。そして上記
溶媒タンク32にはその内部を加圧するための不活性な
ガスを導入するための第1ガス配管33が接続されてい
る。上記ミスト発生器26には、第2流量計34を介し
て原料タンク35が接続されている。この第2流量計3
4は例えば液体質量流量計からなる。そして上記原料タ
ンク35にはその内部に貯蔵されている原料(図示省
略)(液体)を加圧するための不活性なガスを導入する
ための第2ガス配管36が接続されている。そして、上
記配管24,27は気化されたものを通すために加熱さ
れていることが望ましい。そのため、配管24,27の
各周囲には、加熱器(図示省略)が設けられている。
【0015】また、上記チャンバ21には、このチャン
バ21内のガスを排出するための排気管41の一端側が
接続され、その排気管41の他端側にはトラップ42が
設けられている。そのトラップ42には排気ポンプ(図
示省略)に接続する排気管43が接続されている。この
ように、成膜装置1は構成されている。
【0016】上記ミスト発生器26のように液体をミス
ト化する技術は、超音波を用いる方法が一般に知られて
いる。その代表例として加湿器がある。このとき使用さ
れる超音波は、0.3W/cm2 程度以上のもので、こ
れにより、空洞現象によっていわゆるミクロな気泡が発
生し、液体をミスト状にすることが可能になる。このよ
うに超音波によるミスト化は、液体に与えるエネルギー
が低いため、前述の有機膜の耐熱構造を破壊することが
ない。
【0017】次に、上記成膜装置1を用いて誘電体膜を
製造する方法を、第1実施形態として以下に説明する。
【0018】原料タンク35内には、誘電体膜となる誘
電体材料を溶媒に溶かした液体原料51が貯蔵されてい
る。一方溶媒タンク32には、上記誘電体材料を溶かす
のに用いたのと同様の溶媒52が貯蔵されている。ま
ず、第2ガス配管36を通して加圧したキャリアガス
〔ヘリウム(He)、アルゴン(Ar)、窒素(N2
等を用いるが、不活性なガスであればその種類は問わな
い〕を原料タンク35内に導入し、この原料タンク35
内の圧力を高めることによって、原料タンク35内に貯
蔵されている液体原料51を第2流量計34を通してミ
スト発生器26に供給する。ミスト発生器26内では、
供給された液体原料51を溶媒の沸点以上の温度に加熱
して直ちに気化させる。
【0019】同時に、第1ガス配管33を通して加圧し
たキャリアガス〔ヘリウム(He)、アルゴン(A
r)、窒素(N2 )等を用いるが、不活性なガスであれ
ばその種類は問わない〕を溶媒タンク32内に導入し、
この溶媒タンク32内の圧力を高めることによって、溶
媒タンク32内に貯蔵されている溶媒52を第1流量計
31を通して溶媒気化器28に供給する。
【0020】そして溶媒気化器28によって気化された
溶媒は配管27を通ってミスト発生器26に導入され、
ミスト発生器26によってミスト化された液体原料とと
もに配管24を通ってシャワーヘッド23へと輸送され
る。この配管27,24は、溶媒の沸点以上の温度に加
熱されているため、溶媒を気化した状態でシャワーヘッ
ド23に輸送することが可能となっている。
【0021】そして、ミスト化した液体原料と気化した
溶媒とはシャワーヘッド23に到達し、そこでほぼ均一
に分散されて基板10の被成膜表面へほぼ均一に供給さ
れる。そのとき、基板10の温度は、原料のガラス転移
温度よりも高く原料の熱分解温度よりも低くかつ溶媒の
沸点以上の範囲内に保たれている。そのため、基板10
の表面に到達した溶媒(液体原料中の溶媒も含む)は蒸
発し、その表面に液体原料中の誘電体材料が堆積され
る。その結果、誘電体材料からなる薄膜が形成される。
これが誘電体膜となる。
【0022】一方、キャリアガスおよび未反応の液体原
料は、排気ポンプによってチャンバ21の外部へ排出さ
れる。すなわち、チャンバ21から排気管41を通して
排出した気体(ミストを含む)はトラップ42で液体成
分が取り除かれ、残された気体成分は排気管43を通し
て排気ポンプにより排出される。
【0023】上記第1実施形態では、誘電体膜となる誘
電体材料を溶媒に溶かして液体原料51を生成し、上記
溶媒と同種の溶媒52を気化させたガスとともにミスト
化した上記液体原料を基板10の表面に供給することか
ら、気化させた溶媒によってミスト化した液体原料は輸
送の途中で固化することはない。そして固化することな
く基板10の表面に供給された液体原料は、基板10上
で広がりながら徐々に溶媒が蒸発し、硬化してゆく。
【0024】そのときの基板10の温度は、溶媒の沸点
以上の温度でしかも溶媒が十分に蒸発する原料のガラス
転移温度よりも高くその原料の熱分解温度よりも低い状
態に設定されていることから、基板10の表面に溶媒と
ともに液体原料が到達すると、溶媒(液体原料中の溶媒
も含む)は到達した順に蒸発する。そのため、基板10
上には液体原料のうちの誘電体材料が順次堆積されて硬
化しながら薄膜を形成してゆく。その薄膜が誘電体膜と
なる。したがって、膜の厚さに関係なく、基板10上で
溶媒を十分に蒸発させることが可能になる。なお、基板
温度が熱分解温度を超えると、堆積した誘電体材料が分
解され、所望の誘電体膜を形成することができなくな
る。そのため、基板温度は原料の熱分解温度よりも低い
温度としている。また基板温度が溶媒の沸点より低い温
度であると溶媒が蒸発し難くなる。そのため、基板温度
は溶媒の沸点以上の温度としている。
【0025】したがって、上記製造方法では、液体原料
が基板10の表面に堆積するとともに、液体原料中のも
のを含む溶媒が基板10に到達すると同時に基板10上
より蒸発するため、基板10上には液体原料中の誘電体
材料が順次堆積されて誘電体膜を形成することになる。
そのため、従来の回転塗布後のアニーリング時に生じて
いたボイドやストレス変化による膜のクラックなどは、
原理的に生じない。また従来の回転塗布法では、液体原
料を基板の中心から回転によって外側に広げるため、基
板上に形成されたパターンの疎密依存性、形状依存性に
よる平坦化特性への悪影響があったが、上記第1実施形
態の製造方法では、基板10上に均一に液体原料が供給
されるため、パターンの疎密依存性、形状依存性による
膜の平坦化特性への悪影響は原理的になくなる。
【0026】次に、前記図1によって説明した成膜装置
1において、液体原料51を気化させてシャワーヘッド
23へ供給する場合を以下に説明する。この場合には、
上記成膜装置1のミスト発生器26を、液体原料51を
気化させる液体原料気化器(図示省略)に代えればよ
い。
【0027】次に、液体原料気化器を備えた成膜装置を
用いて、基板10上に誘電体膜を成膜する方法を、第2
実施形態として以下に説明する。なお、以下の説明で
は、液体原料気化器を除く成膜装置1の構成部品には、
図1で示した符号を付すことにする。
【0028】まず、前記第1実施形態と同様にして、原
料タンク35から液体原料51が第2流量計34へ送出
され、さらに第2流量計34から液体原料気化器に液体
原料は導入され、そこで気化される。そして、気化され
た液体原料は、溶媒気化器28から配管27を通って導
入される気化された溶媒をキャリアガスとして、配管2
4を通って上記シャワーヘッド23に供給される。
【0029】そして気化した液体原料と溶媒とはシャワ
ーヘッド23に到達し、そこでほぼ均一に分散され、基
板10の表面へほぼ均一に供給される。そのとき、基板
10の温度は、原料のガラス転移温度よりも高く原料の
熱分解温度よりも低い温度でかつ溶媒の沸点以上の範囲
内に保たれている。そのため、基板10の表面に到達し
た溶媒(液体原料中の溶媒も含む)は蒸発し、その表面
には液体原料中の誘電体材料が堆積される。その結果、
誘電体材料からなる薄膜が形成される。これが誘電体膜
となる。
【0030】一方、キャリアガスおよび未反応の原料
は、排気ポンプによってチャンバ21の外部へ排出され
る。すなわち、チャンバ21から排気管41を通して排
出した気体はトラップ42で液体成分が取り除かれ、他
の気体成分は排気管43を通して排気ポンプにより排出
される。
【0031】上記第2実施形態の製造方法でも、前記第
1実施形態と同様に、液体原料が基板10の表面に堆積
するとともに、液体原料中のものを含む溶媒が基板10
に到達すると同時に基板10上より蒸発するため、基板
10上には液体原料中の誘電体材料が順次堆積されて誘
電体膜を形成することになる。そのため、従来の回転塗
布後のアニーリング時に生じていたボイドやストレス変
化による膜のクラックなどは、原理的に生じない。また
従来の回転塗布法では、液体原料を基板の中心から回転
によって外側に広げるため、基板上に形成されたパター
ンの疎密依存性、形状依存性による平坦化特性への悪影
響があったが、上記第2実施形態の製造方法では、基板
10上に均一に液体原料が供給されるため、パターンの
疎密依存性、形状依存性による膜の平坦化特性への悪影
響は原理的になくなる。
【0032】また、上記第1実施形態および第2実施形
態で説明したように、ミスト発生器26あるいは液体原
料気化器からチャンバ21の内部へ、気化した溶媒とと
もに液体原料を輸送するため、その輸送路となる配管2
4はできる限り短く太いほうが望ましい。またシャワー
ヘッド23内の配管は溶媒の沸点以上に保たれているこ
とが好ましい。このように、液体原料とともに溶媒が通
る各配管の温度はその溶媒の沸点以上に保つことにより
配管内に液体原料が付着して固化し、堆積しないよいう
になる。
【0033】さらに、不活性なガスにより原料を輸送す
る強誘電率膜の成膜の場合とは異なり、誘電体膜として
低誘電率有機膜の成膜においては、搬送気体として用い
ている溶媒の沸点が一般に原料の分解温度よりも低いの
で、有機膜の耐熱構造を破壊することがないという利点
がある。ただし、強誘電体膜の成膜装置をそのまま流用
すると、ミスト発生器(または液体原料気化器)内や配
管内で成膜現象が起きる。要するに、キャリアガスに不
活性なガスを用いると、ミスト発生器(または液体原料
気化器)内や配管内で液体原料が重合反応を起こすため
に不活性なガスを用いることはできない。そこで、キャ
リアガスとして溶媒の蒸気を用いている。このことによ
り、ミスト発生器(または液体原料気化器)内や配管内
で起きる成膜現象を抑制することが可能になる。すなわ
ち、ミスト発生器、配管等の内部を常に、溶媒を気化さ
せた状態、言い換えれば飽和蒸気圧以上の状態にしてお
き、ミスト発生器、配管等の側壁などに析出した原料
を、結露した溶媒により溶解させながら気化させること
により、ミスト発生器、配管等の内部での成膜を防いで
いる。
【0034】次に、上記第1実施形態で説明した製造方
法を用いて、誘電体膜として低誘電率有機膜を形成する
具体的な方法を、実施例として以下に説明する。ここで
は一例として、ミスト化装置26を備えた成膜装置1を
用いた。なお、以下の説明で用いる成膜装置1の構成部
品には、前記図1で示した符号を付記した。
【0035】液体原料51には、化学式〔1〕に示す構
造を有するポリテトラフルオロエチレン系樹脂〔デュポ
ン社製:テフロンAF(商品名)(ガラス転移温度=1
60℃、熱分解温度=400℃)〕をフルオロカーボン
系の溶媒52〔3M社製:フロリナート(商品名)〕に
溶解したものを用いた。なお、フロリナートに沸点は、
分子量によるが一般的には120℃程度である。
【0036】
【化1】
【0037】ミスト化装置26は、100℃に保たれ、
1W/cm2 程度のエネルギー密度の100kHz超音
波を用いて、溶媒に溶かしたテフロンAFをミスト化し
た。ミスト発生器26内の側壁は、配管24,27と同
様の温度である200℃程度に保たれている。キャリア
ガスには溶媒気化器28で気化させた溶媒としてフロリ
ナートの蒸気を用い、それを液体原料の輸送に用いた。
ミスト発生器26からシャワーヘッド23への輸送に
は、毎分1dm3 の溶媒の蒸気を流し、基板10上に供
給して、低誘電率有機膜を形成した。このとき、基板1
0付近の雰囲気は排気装置(排気ポンプ)により500
Pa程度に減圧した。また基板10の温度は170℃と
した。さらに液体原料および溶媒の経路でかつトラップ
42を除く溶媒気化器28およびミスト発生器26以降
の部分、例えばチャンバ21の外壁、シャワーヘッド、
排気管41,43等は200℃程度に保った。
【0038】その後、成膜した基板10をアニーリング
した。このアニーリングは、400℃の窒素ガス雰囲気
(または大気中)で行われ、アニーリング時間は30分
とした。
【0039】上記実施例では、テフロンAFを用いた
が、その外の原料としては、化学式〔2〕に示す構造を
有するシクロポリマライズドフロリネーテッドポリマー
系樹脂〔例えばサイトップ(商品名)〕、無機SOG
(Spin on glass )、有機SOG、ポリイミド、化学式
〔3〕に示す構造を有するフッ化ポリアリルエーテル系
樹脂〔例えばFLARE(商品名)〕などの材料も使用
することができる。
【0040】
【化2】
【0041】
【化3】
【0042】次に上記説明した実施例を用いて形成され
る低誘電率有機膜を備えた半導体装置の製造方法を、図
2の製造工程図によって説明する。なお、以下の説明で
は、図1に示した成膜装置の構成部品には、図示した符
号を合わせて記すことにした。
【0043】図2の(1)に示すように、シリコン基板
11上に第1酸化シリコン膜12を例えば500nmの
厚さに形成する。この第1酸化シリコン膜12は、モノ
シラン(SiH4 )と酸素(O2 )とを原料ガスに用い
た化学的気相成長(以下、CVDという)法によって形
成される。あるいは、テトラエトキシシラン(TEO
S)と酸素とを原料ガスに用いたプラズマCVD法によ
って形成される。
【0044】次いで、上記第1酸化シリコン膜12上に
金属配線層を形成する。この金属配線層は、例えばスパ
ッタリングによって、例えばシリコンを含むアルミニウ
ム系金属を堆積することにより形成される。続いてリソ
グラフィー技術によって、上記金属配線層上の配線を形
成する領域上にレジストパターンを形成した後、そのレ
ジストパターンをマスクに用いたエッチングによって、
上記金属配線層を加工し、配線13を形成する。
【0045】次に上記第1酸化シリコン膜12上に上記
配線13を覆う第2酸化シリコン膜14を例えば100
nmの厚さに形成する。この第2酸化シリコン膜14
は、上記第1酸化シリコン膜12と同様の方法によって
形成される。なお、上記第2酸化シリコン膜14の膜厚
は、シリコン基板11上の膜厚であって、配線13間、
特に配線13の側壁の膜厚は上記膜厚よりも薄くなって
いる。このようにして基板10を形成する。
【0046】次いで図2の(2)に示すように、上記第
2酸化シリコン膜14上に低誘電率有機膜15を、例え
ば500nmの厚さに形成する。この低誘電率有機膜1
5は、例えば前記第1実施形態で説明した方法と同様に
して形成される。すなわち、液体原料としては、前記説
明したテフロンAFをフロリナートに溶解したものを用
いた。
【0047】ミスト発生器26は、100℃に保たれ、
1W/cm2 程度のエネルギー密度の100kHz超音
波を用いて、溶媒に溶かしたテフロンAFをミスト化し
た。ミスト発生器26内の側壁は、配管と同様の温度の
200℃程度に保たれている。キャリアガスには溶媒の
蒸気を用い、液体原料の輸送に用いた。ミスト発生器2
6からシャワーヘッド23への輸送には、毎分1dm3
の溶媒の蒸気を流し、シリコン基板11の第2酸化シリ
コン膜14上に供給して、低誘電率有機膜15を形成し
た。また、シリコン基板11付近は排気ポンプにより5
00Pa程度に減圧し、シリコン基板11の温度は17
0℃に設定した。また、液体原料および溶媒の経路でか
つトラップ42を除く溶媒気化器28およびミスト発生
器26以降の部分、例えばチャンバ21の外壁、シャワ
ーヘッド、排気管41,43等は200℃程度に保っ
た。
【0048】その後、低誘電率有機膜15を成膜した基
板10をアニーリングした。このアニーリングは、40
0℃の窒素ガス雰囲気(または大気中)で行われ、アニ
ーリング時間は30分とした。
【0049】上記製造方法では、テフロンAFを用いた
が、その他の原料としては、前記化学式〔2〕に示した
構造を有するシクロポリマライズドフロリネーテッドポ
リマー系樹脂〔例えばサイトップ(商品名)〕、無機S
OG(Spin on glass )、有機SOG、ポリイミド、前
記化学式〔3〕に示した構造を有するフッ化ポリアリル
エーテル系樹脂〔例えばFLARE(商品名)〕などの
材料も使用することができる。
【0050】次に図2の(3)に示すように、上記低誘
電率有機膜15上に第3酸化シリコン膜16を例えば5
00nmの厚さに形成する。この第3酸化シリコン膜1
6の形成方法は、上記第1酸化シリコン膜12の形成方
法と同様である。
【0051】次に前記第2実施形態の一実施例を以下に
説明する。この説明では、上記成膜装置、液体原料気化
器、気化条件等は、前記説明したのと同様であるので、
ここでの詳細な説明は省略し、前記の説明を参照してい
ただきたい。
【0052】溶媒に誘電体材料を溶かして生成した液体
原料51を気化する液体原料気化器26は、200℃に
保たれている。キャリアガスには溶媒気化器28で気化
した溶媒を用い、それを気化した液体原料の輸送に用い
る。液体原料気化器26からシャワーヘッド23までの
輸送には、毎分1dm3 の溶媒蒸気を流し、基板10上
に供給して、低誘電率有機膜を形成した。このとき、基
板10付近の圧力雰囲気は排気ポンプにより100Pa
程度の減圧状態に保った。また基板10の温度は170
℃とした。さらに、液体原料および溶媒の経路でかつト
ラップ42を除く溶媒気化器28およびミスト発生器2
6以降の部分、例えばチャンバ21の外壁、シャワーヘ
ッド、排気管41,43等は200℃程度に保った。
【0053】その後のプロセスは、前記第1実施形態の
実施例で説明したのと同様に、低誘電率有機膜15を成
膜した基板10をアニーリングした。このアニーリング
は、400℃の窒素ガス雰囲気(または大気中)で行わ
れ、アニーリング時間は30分とした。
【0054】次に第2の発明の実施形態を以下に説明す
る。ここで説明する実施形態は、上記図2によって説明
した低誘電率有機膜15の成膜速度を速めた一例であ
る。この説明では、上記成膜装置、ミスト発生器、ミス
ト化条件等に関しては、前記説明したのと同様であるの
でここでの説明は省略する。したがって、前述の説明を
参照していただきたい。
【0055】成膜装置1内は200℃に保ち、基板温度
は、溶媒の凝固点よりも高く沸点よりも低い範囲の温度
として、室温程度(例えば25℃程度)に保つ。上記基
板温度での成膜により、有機からなる低誘電率有機膜1
5を例えば500nmの厚さに形成する。そしてミスト
発生器26からの液体原料の供給を停止しする。引き続
き、基板10をチャンバ21の外部に搬出することな
く、低誘電率有機膜15の表面に窒素ガスのプラズマを
照射する。このときの条件は、基板温度は、室温(例え
ば25℃)、雰囲気の圧力は50Pa、窒素(N2 )ガ
スの供給流量は500sccm〔sccmは標準状態に
おける体積流量(cm3 /分)を表す〕である。電極と
しては、シャワーヘッド23とステージ22に設けられ
ているサセプター(図示省略)とを用い、いわゆる平行
平板型の放電を行う。その時の条件は、RF出力200
W(13.56MHz)である。
【0056】窒素ガスのプラズマを照射した後、基板温
度を5分間かけて200℃まで加熱し、アニーリングを
行う。その後、さらに400℃の窒素(または大気)雰
囲気で30分間のアニーリングを行う。上記アニーリン
グによって、低誘電率有機膜15中に存在する溶媒が蒸
発されて、テフロンAFからなる低誘電率有機膜15が
形成される。
【0057】上記第2の発明の実施形態では、基板10
の温度を溶媒の沸点よりも低い温度としたため、溶媒を
蒸発させるためにはアニーリング処理を行わなければな
らないので工程数は増加する。しかしながら、基板10
の温度が溶媒の沸点よりも十分に低いので、溶媒は結露
し易くなる。よって、基板10の表面上での成膜速度
は、基板温度を170℃に設定した前記製造方法の10
倍以上に増大するという利点がある。
【0058】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
誘電体材料を溶媒に溶かしてなる液体原料を、その溶媒
と同種の気化した溶媒とともに基板表面に供給するの
で、液体原料は固化することなく基板表面に供給され
る。そのため、基板上に形成されたパターンに依存する
ことなく、基板表面に液体原料は均一に堆積される。そ
して基板温度は溶媒の沸点以上で誘電体材料の熱分解温
度よりも低くなっているので、液体原料の堆積と同時に
基板表面に到達した溶媒は蒸発する。そのため、液体原
料中の誘電体材料が基板表面に順次堆積されて誘電体膜
を形成するので、その誘電体膜にはボイドを生じること
はない。したがって、膜質に優れかつパターン依存性の
ない誘電体膜を形成することが可能になる。また、基板
温度を溶媒の凝固点よりも高く沸点よりも低い温度にし
た成膜によれば、基板表面で溶媒が結露し易くなる。そ
のため、基板表面での成膜速度の大幅なる向上を図るこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘電体膜の製造方法に用いる成膜装置
の概略構成図である。
【図2】低誘電率有機膜を備えた半導体装置の製造工程
図である。
【符号の説明】
10 基板 51 液体原料 52 溶媒

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体材料を溶媒に溶かしてなる液体原
    料を、該溶媒と同種の気化した溶媒とともに、該溶媒の
    沸点以上該誘電体材料の熱分解温度よりも低い範囲の温
    度にした基板表面に導入して、該基板表面に前記誘電体
    材料からなる誘電体膜を形成することを特徴とする誘電
    体膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の誘電体膜の製造方法にお
    いて、 前記溶媒に溶かした液体原料は、ミスト状にした状態で
    前記基板表面に導入されることを特徴とする誘電体膜の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の誘電体膜の製造方法にお
    いて、 前記溶媒に溶かした液体原料をミスト状にした後、その
    状態を保って該溶媒に溶かした液体原料を前記基板表面
    に導入することを特徴とする誘電体膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の誘電体膜の製造方法にお
    いて、 前記溶媒に溶かした液体原料は、気化した状態で前記基
    板表面に導入されることを特徴とする誘電体膜の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の誘電体膜の製造方法にお
    いて、 前記溶媒に溶かした液体原料を気化した後、その状態を
    保って該溶媒に溶かした液体原料を前記基板表面に導入
    することを特徴とする誘電体膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の誘電体膜の製造方法にお
    いて、 前記溶媒はフルオロカーボン系溶媒であることを特徴と
    する誘電体膜の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の誘電体膜の製造方法にお
    いて、 前記溶媒はフルオロカーボン系溶媒であることを特徴と
    する誘電体膜の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の誘電体膜の製造方法にお
    いて、 前記溶媒はフルオロカーボン系溶媒であることを特徴と
    する誘電体膜の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の誘電体膜の製造方法にお
    いて、 前記溶媒はフルオロカーボン系溶媒であることを特徴と
    する誘電体膜の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の誘電体膜の製造方法に
    おいて、 前記溶媒はフルオロカーボン系溶媒であることを特徴と
    する誘電体膜の製造方法。
  11. 【請求項11】 誘電体材料を溶媒に溶かしてなる液体
    原料を、該溶媒と同種の気化した溶媒とともに、該溶媒
    の凝固点よりも高く該溶媒の沸点よりも低い範囲の温度
    にした基板表面に導入して、該基板表面に前記誘電体材
    料からなる誘電体膜を形成することを特徴とする誘電体
    膜の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の誘電体膜の製造方法
    において、 前記溶媒に溶かした液体原料は、ミスト状にした状態で
    前記基板表面に導入されることを特徴とする誘電体膜の
    製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の誘電体膜の製造方法
    において、 前記溶媒に溶かした液体原料をミスト状にした後、その
    状態を保って該溶媒に溶かした液体原料を前記基板表面
    に導入することを特徴とする誘電体膜の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の誘電体膜の製造方法
    において、 前記溶媒に溶かした液体原料は、気化した状態で前記基
    板表面に導入されることを特徴とする誘電体膜の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の誘電体膜の製造方法
    において、 前記溶媒に溶かした液体原料を気化した後、その状態を
    保って該溶媒に溶かした液体原料を前記基板表面に導入
    することを特徴とする誘電体膜の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項11記載の誘電体膜の製造方法
    において、 前記溶媒はフルオロカーボン系溶媒であることを特徴と
    する誘電体膜の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項12記載の誘電体膜の製造方法
    において、 前記溶媒はフルオロカーボン系溶媒であることを特徴と
    する誘電体膜の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項13記載の誘電体膜の製造方法
    において、 前記溶媒はフルオロカーボン系溶媒であることを特徴と
    する誘電体膜の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項14記載の誘電体膜の製造方法
    において、 前記溶媒はフルオロカーボン系溶媒であることを特徴と
    する誘電体膜の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項15記載の誘電体膜の製造方法
    において、 前記溶媒はフルオロカーボン系溶媒であることを特徴と
    する誘電体膜の製造方法。
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JP2015156460A (ja) * 2014-02-21 2015-08-27 東京エレクトロン株式会社 重合膜の成膜方法および成膜装置

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