JPH1092558A - 電気発熱体の製造方法 - Google Patents
電気発熱体の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ２つのリードピンの間を延びるとともに外部
ケーシング内にて緊密化した絶縁粉末に囲まれた抵抗線
を有する細長い電気発熱体の製造方法を提供する。 【解決手段】 リードピンは、リードピンの内側端部に
あるねじ部分を抵抗線の外側端部にあるコイル状部分に
ねじ込むことにより緊密なコイル状の抵抗線に取り付け
られる。リードピンは、コイル状の抵抗線を引き伸ばす
ためにさらに引っ張られて抵抗線のらせん状部分を形成
し、それから抵抗計に取り付けられる。リードピンの一
方はそれからリードピンの他方に対して回転させられ、
これにより発熱体の有効電気抵抗が調整されて正確でか
つ均一な値にされる。抵抗線およびリードピンは外部ケ
ーシング内に配置され、この外部ケーシングはらせん状
部分をさらに所定長まで引き伸ばす。外部ケーシング内
にはそれから、従来の振動充填機にて絶縁粉末が満たさ
れる。最後に、ケーシングは加圧され、これにより発熱
体のまわりの絶縁粉末が緊密化する。
ケーシング内にて緊密化した絶縁粉末に囲まれた抵抗線
を有する細長い電気発熱体の製造方法を提供する。 【解決手段】 リードピンは、リードピンの内側端部に
あるねじ部分を抵抗線の外側端部にあるコイル状部分に
ねじ込むことにより緊密なコイル状の抵抗線に取り付け
られる。リードピンは、コイル状の抵抗線を引き伸ばす
ためにさらに引っ張られて抵抗線のらせん状部分を形成
し、それから抵抗計に取り付けられる。リードピンの一
方はそれからリードピンの他方に対して回転させられ、
これにより発熱体の有効電気抵抗が調整されて正確でか
つ均一な値にされる。抵抗線およびリードピンは外部ケ
ーシング内に配置され、この外部ケーシングはらせん状
部分をさらに所定長まで引き伸ばす。外部ケーシング内
にはそれから、従来の振動充填機にて絶縁粉末が満たさ
れる。最後に、ケーシングは加圧され、これにより発熱
体のまわりの絶縁粉末が緊密化する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は細長い電気発熱体に
係り、とりわけ均一でかつ正確な抵抗値を有する電気発
熱体を製造する方法に関する。
係り、とりわけ均一でかつ正確な抵抗値を有する電気発
熱体を製造する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】細長い電気発熱体は一般に、射出成形の
分野において加熱ノズルに一体的に組み込まれて用いら
れている。細長い電気発熱体の一例は、１９９４年２月
１日に発行された本出願人の米国特許第５，２８２，７
３５号に示されている。細長い電気発熱体の製造方法と
しては、外部ケーシング内の粉末状の絶縁材料内にてら
せん状の抵抗線を緊密化するものが広く知られている。
１９２１年２月１日に発行されたアボット（Abbott）の
米国特許第１，３６７，３４１号に示されているよう
に、リード線の内側端部をコイル状の抵抗線の対向端部
に接続する方法も知られている。
分野において加熱ノズルに一体的に組み込まれて用いら
れている。細長い電気発熱体の一例は、１９９４年２月
１日に発行された本出願人の米国特許第５，２８２，７
３５号に示されている。細長い電気発熱体の製造方法と
しては、外部ケーシング内の粉末状の絶縁材料内にてら
せん状の抵抗線を緊密化するものが広く知られている。
１９２１年２月１日に発行されたアボット（Abbott）の
米国特許第１，３６７，３４１号に示されているよう
に、リード線の内側端部をコイル状の抵抗線の対向端部
に接続する方法も知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】高品質なマルチキャビ
ティ方式の射出成形では、システム内の異なったノズル
のすべての温度が同じになる必要がある。しかしなが
ら、現行の方法で製造された発熱体にはプラス／マイナ
ス５〜１０％の範囲内でその抵抗にばらつきがある。こ
れは、多くの射出成形においてノズル間の温度を十分に
均一とするほどの正確さではないので、システム内の各
ノズルにはそれぞれ別々に温度制御装置が設けられなけ
ればならない。このような製造方法には、コストの低減
を妨げ、また作動不良を招くおそれがあるという欠点が
ある。
ティ方式の射出成形では、システム内の異なったノズル
のすべての温度が同じになる必要がある。しかしなが
ら、現行の方法で製造された発熱体にはプラス／マイナ
ス５〜１０％の範囲内でその抵抗にばらつきがある。こ
れは、多くの射出成形においてノズル間の温度を十分に
均一とするほどの正確さではないので、システム内の各
ノズルにはそれぞれ別々に温度制御装置が設けられなけ
ればならない。このような製造方法には、コストの低減
を妨げ、また作動不良を招くおそれがあるという欠点が
ある。
【０００４】そこで、本発明の目的は、上述した従来技
術の欠点を少なくとも部分的に克服するため、正確でか
つ均一な電気抵抗を有する細長い電気発熱体の製造方法
を提供することを目的とする。
術の欠点を少なくとも部分的に克服するため、正確でか
つ均一な電気抵抗を有する細長い電気発熱体の製造方法
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため本発明は、その一つの特徴において、２つのリー
ドピンの間を延びるとともに外部ケーシング内にて絶縁
粉末に囲まれた抵抗線を有する細長い電気発熱体の製造
方法を提供する。抵抗線は各端部のコイル状部分の間を
延びるらせん状部分を有している。リードピンの各々に
はねじが切られ、これによりその内側端部の近傍にねじ
部分が与えられる。一方のリードピンのねじ部分は抵抗
線の一方の端部にあるコイル状部分にねじ込まれ、これ
により抵抗線がそのリードピンに接続される。他方のリ
ードピンのねじ部分は抵抗線の他方の端部にあるコイル
状部分にねじ込まれ、これにより抵抗線の他方の端部が
他方のリードピンに接続される。さらに緊密に巻き付け
られたコイル状の抵抗線は２つのリードピンの間で引き
伸ばされ、これによりらせん状部分が形成される。リー
ドピンの外側端部は抵抗表示器に接続され、これにより
２つのリードピンの間にある抵抗線のらせん状部分の有
効電気抵抗が表示される。リードピンの一方はリードピ
ンの他方に対して回転させられ、これにより２つのリー
ドピンの間にあるらせん状の抵抗線の有効電気抵抗が所
定値に調整される。２つのリードピンが取り付けられた
抵抗線は円筒状外部ケーシング内に配置され、この外部
ケーシングはらせん状部分をさらに所定長まで引き伸ば
す。外部ケーシング内にはそれから、粉末状の絶縁材料
が満たされ、これにより抵抗線およびリードピンのねじ
部分が囲まれる。外部ケーシングはそれから加圧され、
これにより抵抗線のまわりの粉末状の絶縁材料が緊密化
する。
るため本発明は、その一つの特徴において、２つのリー
ドピンの間を延びるとともに外部ケーシング内にて絶縁
粉末に囲まれた抵抗線を有する細長い電気発熱体の製造
方法を提供する。抵抗線は各端部のコイル状部分の間を
延びるらせん状部分を有している。リードピンの各々に
はねじが切られ、これによりその内側端部の近傍にねじ
部分が与えられる。一方のリードピンのねじ部分は抵抗
線の一方の端部にあるコイル状部分にねじ込まれ、これ
により抵抗線がそのリードピンに接続される。他方のリ
ードピンのねじ部分は抵抗線の他方の端部にあるコイル
状部分にねじ込まれ、これにより抵抗線の他方の端部が
他方のリードピンに接続される。さらに緊密に巻き付け
られたコイル状の抵抗線は２つのリードピンの間で引き
伸ばされ、これによりらせん状部分が形成される。リー
ドピンの外側端部は抵抗表示器に接続され、これにより
２つのリードピンの間にある抵抗線のらせん状部分の有
効電気抵抗が表示される。リードピンの一方はリードピ
ンの他方に対して回転させられ、これにより２つのリー
ドピンの間にあるらせん状の抵抗線の有効電気抵抗が所
定値に調整される。２つのリードピンが取り付けられた
抵抗線は円筒状外部ケーシング内に配置され、この外部
ケーシングはらせん状部分をさらに所定長まで引き伸ば
す。外部ケーシング内にはそれから、粉末状の絶縁材料
が満たされ、これにより抵抗線およびリードピンのねじ
部分が囲まれる。外部ケーシングはそれから加圧され、
これにより抵抗線のまわりの粉末状の絶縁材料が緊密化
する。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。なお、本発明のさらなる目
的および利点は以下の説明から明らかになるであろう。
施の形態について説明する。なお、本発明のさらなる目
的および利点は以下の説明から明らかになるであろう。
【０００７】図１に示すように、完成後の発熱体１０
は、第１および第２のリードピン１４，１６の間を延び
るらせん状の抵抗線１２を有している。リードピン１
４，１６は、外側端部１８，２０と、内側端部２２，２
４と、内側端部２２，２４の近傍にあるねじ部分２６，
２８とを有している。抵抗線は、その端部３４，３６か
ら延びるコイル状部分３０，３２と、コイル状部分３
０，３２の間を延びるらせん状部分３８とを有してい
る。抵抗線１２およびリードピン１４，１６のねじ部分
２６，２８は、鋼のような好ましい材料で形成された細
長い円筒状外部ケーシング４２内にて酸化マグネシウム
のような緊密な絶縁粉末４０により囲まれている。抵抗
線１２は、そこを流れる電流により十分な熱を生成する
だけの十分な抵抗を持つよう小さな直径となっている。
は、第１および第２のリードピン１４，１６の間を延び
るらせん状の抵抗線１２を有している。リードピン１
４，１６は、外側端部１８，２０と、内側端部２２，２
４と、内側端部２２，２４の近傍にあるねじ部分２６，
２８とを有している。抵抗線は、その端部３４，３６か
ら延びるコイル状部分３０，３２と、コイル状部分３
０，３２の間を延びるらせん状部分３８とを有してい
る。抵抗線１２およびリードピン１４，１６のねじ部分
２６，２８は、鋼のような好ましい材料で形成された細
長い円筒状外部ケーシング４２内にて酸化マグネシウム
のような緊密な絶縁粉末４０により囲まれている。抵抗
線１２は、そこを流れる電流により十分な熱を生成する
だけの十分な抵抗を持つよう小さな直径となっている。
【０００８】次に、図２乃至図７により、本発明の好ま
しい一実施の形態により発熱体１０を製造する方法につ
いて説明する。抵抗線１２はクロムニッケル合金からな
り、所定径を有する緊密なコイル４４として巻き回され
ている。リードピン１４，１６は鋼からなり、抵抗線１
２のコイル４４の内側に適合する直径を有するねじ部分
２６，２８を有している。なお当然に、このような比較
的大きな直径は、電流がリードピン１４，１６を流れる
ときに生成される熱を非常に小さなものとしている。ね
じ自体の大きさは、このねじに受け入れられる抵抗線１
２の大きさに一致するようになっている。一方のリード
ピン１４にはその外側端部１８にフック４６が設けられ
ている。
しい一実施の形態により発熱体１０を製造する方法につ
いて説明する。抵抗線１２はクロムニッケル合金からな
り、所定径を有する緊密なコイル４４として巻き回され
ている。リードピン１４，１６は鋼からなり、抵抗線１
２のコイル４４の内側に適合する直径を有するねじ部分
２６，２８を有している。なお当然に、このような比較
的大きな直径は、電流がリードピン１４，１６を流れる
ときに生成される熱を非常に小さなものとしている。ね
じ自体の大きさは、このねじに受け入れられる抵抗線１
２の大きさに一致するようになっている。一方のリード
ピン１４にはその外側端部１８にフック４６が設けられ
ている。
【０００９】図２に示すように、リードピン１４，１６
のねじ部分２６，２８はまず、リードピン１４，１６を
抵抗線１２に固定的に取り付けるのに十分なだけ離して
抵抗線１２のコイル状部分３０，３２にねじ込まれる。
上述したように、抵抗線１２の大きさはねじに適合して
おり、かつねじ部分２６，２８は抵抗線１２のコイル状
部分３０，３２を適当な位置に保持するとともにそれら
の回転を許容するのに十分な摩擦を持ってコイル状部分
３０，３２に嵌合している。リードピン１４，１６はそ
れから、コイル状の抵抗線１２を引き伸ばすためにさら
に引っ張られてらせん状部分３８が形成され、また、わ
に口クリップ５０を有するリード線４８により抵抗表示
器すなわちオームメータ５２に取り付けられる。リード
ピン１４，１６の一方または両方はそれからリードピン
１４，１６の他方に対して手動で回転させられ、２つの
リードピン１４，１６の間にある抵抗線１２の有効電気
抵抗を調整して所定値に設定するために抵抗線１２のら
せん状部分３８を伸縮させる。このことは、同様の設定
方法で製造される全ての発熱体の電気抵抗が正確でかつ
均一になることを助長する。抵抗線１２はそれから、リ
ードピン１４，１６との間でさらなる回転が生じないよ
うにするために、その端部３４，３６でリードピン１
４，１６に仮付け溶接するようにしてもよい。なお、こ
の工程は必ずしも必要なものではない。
のねじ部分２６，２８はまず、リードピン１４，１６を
抵抗線１２に固定的に取り付けるのに十分なだけ離して
抵抗線１２のコイル状部分３０，３２にねじ込まれる。
上述したように、抵抗線１２の大きさはねじに適合して
おり、かつねじ部分２６，２８は抵抗線１２のコイル状
部分３０，３２を適当な位置に保持するとともにそれら
の回転を許容するのに十分な摩擦を持ってコイル状部分
３０，３２に嵌合している。リードピン１４，１６はそ
れから、コイル状の抵抗線１２を引き伸ばすためにさら
に引っ張られてらせん状部分３８が形成され、また、わ
に口クリップ５０を有するリード線４８により抵抗表示
器すなわちオームメータ５２に取り付けられる。リード
ピン１４，１６の一方または両方はそれからリードピン
１４，１６の他方に対して手動で回転させられ、２つの
リードピン１４，１６の間にある抵抗線１２の有効電気
抵抗を調整して所定値に設定するために抵抗線１２のら
せん状部分３８を伸縮させる。このことは、同様の設定
方法で製造される全ての発熱体の電気抵抗が正確でかつ
均一になることを助長する。抵抗線１２はそれから、リ
ードピン１４，１６との間でさらなる回転が生じないよ
うにするために、その端部３４，３６でリードピン１
４，１６に仮付け溶接するようにしてもよい。なお、こ
の工程は必ずしも必要なものではない。
【００１０】オークレー工業社（Oakley Industries, I
nc.）製の従来の振動充填機は、同時に多数のケーシン
グ４２に詰め込むための取付け部を有している。図３に
示すように、各取付け部は、漏斗部５８から延びる保持
スリーブ５６内をスライドするフックロッド５４を有し
ている。図示されているように、外部ケーシング４２
は、ケーシング４２の上端６２が漏斗部５８内の座部６
４内に受け入れられた状態で、保持スリーブ５６から延
びる位置決めフィン６０を覆うように直立した状態で取
り付けられている。
nc.）製の従来の振動充填機は、同時に多数のケーシン
グ４２に詰め込むための取付け部を有している。図３に
示すように、各取付け部は、漏斗部５８から延びる保持
スリーブ５６内をスライドするフックロッド５４を有し
ている。図示されているように、外部ケーシング４２
は、ケーシング４２の上端６２が漏斗部５８内の座部６
４内に受け入れられた状態で、保持スリーブ５６から延
びる位置決めフィン６０を覆うように直立した状態で取
り付けられている。
【００１１】繊維製ワッシャ６６はリードピン１６上に
押し込まれてグルーブ６８に受け入れられる。それか
ら、図４に示すように、リードピン１４の外側端部１８
にあるフック４６はフックロッド５４の下端にあるフッ
ク７０に接続される。フックロッド５４はそれから保持
スリーブ５６内で引っ込められ、図５に示すような位置
で固定される。なお図５に示す位置では、繊維製ワッシ
ャ６６は外部ケーシング４２内のひだ、またはくぼみ７
２に接合するとともに抵抗線１２のらせん状部分３８は
所定長までさらに引き伸ばされる。保持スリーブ５６は
外部ケーシング４２内の中心位置で抵抗線１２を保持
し、一方、絶縁粉末４０は漏斗部５８の開口７４に注が
れる。このような組合体は連続的に振動し、絶縁粉末４
０が位置決めフィン６０を通って下方に移動することに
より保持スリーブ５６のまわり、および下方の空間を満
たす。これは、フックロッド５４が引っ込められて保持
スリーブ５６が持ち上げられるときに連続して行われ、
これにより絶縁粉末４０は図６に示すように抵抗線１２
のまわりに注がれる。保持スリーブ５６が十分に引き上
げられ、かつ外部ケーシング４２が完全に絶縁粉末４０
で満たされたときには、外部ケーシング４２は座部６４
から取り外され、かつリードピン１４は図７に示すよう
にフックロッド５４から分離される。なお、絶縁粉末４
０を適所に保持するために、別の繊維製ワッシャ（図示
せず）がケーシング４２の上端６２に取り付けられる。
押し込まれてグルーブ６８に受け入れられる。それか
ら、図４に示すように、リードピン１４の外側端部１８
にあるフック４６はフックロッド５４の下端にあるフッ
ク７０に接続される。フックロッド５４はそれから保持
スリーブ５６内で引っ込められ、図５に示すような位置
で固定される。なお図５に示す位置では、繊維製ワッシ
ャ６６は外部ケーシング４２内のひだ、またはくぼみ７
２に接合するとともに抵抗線１２のらせん状部分３８は
所定長までさらに引き伸ばされる。保持スリーブ５６は
外部ケーシング４２内の中心位置で抵抗線１２を保持
し、一方、絶縁粉末４０は漏斗部５８の開口７４に注が
れる。このような組合体は連続的に振動し、絶縁粉末４
０が位置決めフィン６０を通って下方に移動することに
より保持スリーブ５６のまわり、および下方の空間を満
たす。これは、フックロッド５４が引っ込められて保持
スリーブ５６が持ち上げられるときに連続して行われ、
これにより絶縁粉末４０は図６に示すように抵抗線１２
のまわりに注がれる。保持スリーブ５６が十分に引き上
げられ、かつ外部ケーシング４２が完全に絶縁粉末４０
で満たされたときには、外部ケーシング４２は座部６４
から取り外され、かつリードピン１４は図７に示すよう
にフックロッド５４から分離される。なお、絶縁粉末４
０を適所に保持するために、別の繊維製ワッシャ（図示
せず）がケーシング４２の上端６２に取り付けられる。
【００１２】外部ケーシング４２はそれから、回転また
は揺動されて抵抗線１２のまわりの絶縁粉末４０を緊密
化する。最後に、外部ケーシング４２の一部および緊密
化した絶縁粉末は切り離されて図１に示すような完成後
の発熱体１０が残される。なお、緊密化した絶縁粉末４
０の端部７６，７８にはシリコン油を覆って防湿シール
を与えるようにしてもよい。
は揺動されて抵抗線１２のまわりの絶縁粉末４０を緊密
化する。最後に、外部ケーシング４２の一部および緊密
化した絶縁粉末は切り離されて図１に示すような完成後
の発熱体１０が残される。なお、緊密化した絶縁粉末４
０の端部７６，７８にはシリコン油を覆って防湿シール
を与えるようにしてもよい。
【００１３】以上、発熱体１０の製造方法の好ましい実
施の形態について説明してきたが、本発明の範囲を離れ
ることなく、当業者の理解や請求項の記載等に基づいて
種々の他の変更をなし得ることは明らかである。なお、
本発明の実施の形態のうち排他的な権利または特権を請
求するものは特許請求の範囲に記載されている。
施の形態について説明してきたが、本発明の範囲を離れ
ることなく、当業者の理解や請求項の記載等に基づいて
種々の他の変更をなし得ることは明らかである。なお、
本発明の実施の形態のうち排他的な権利または特権を請
求するものは特許請求の範囲に記載されている。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、正
確でかつ均一な電気抵抗を有する細長い電気発熱体を製
造することができる。
確でかつ均一な電気抵抗を有する細長い電気発熱体を製
造することができる。
【図１】本発明の好ましい一実施の形態により製造され
た完成後の電気発熱体の一部断面図。
た完成後の電気発熱体の一部断面図。
【図２】らせん状の抵抗線が２つのリード線の間に取り
付けられ、オームメータに接続され、かつ抵抗の調整の
ために回転させられる様子を示す図。
付けられ、オームメータに接続され、かつ抵抗の調整の
ために回転させられる様子を示す図。
【図３】発熱体の製造に伴う一連の工程を説明するため
の部分断面図。
の部分断面図。
【図４】発熱体の製造に伴う一連の工程を説明するため
の部分断面図。
の部分断面図。
【図５】発熱体の製造に伴う一連の工程を説明するため
の部分断面図。
の部分断面図。
【図６】発熱体の製造に伴う一連の工程を説明するため
の部分断面図。
の部分断面図。
【図７】発熱体の製造に伴う一連の工程を説明するため
の部分断面図。
の部分断面図。
１０ 発熱体 １２ 抵抗線 １４，１６ リードピン １８，２０ 外側端部 ２２，２４ 内側端部 ２６，２８ ねじ部分 ３０，３２ コイル状部分 ３８ らせん状部分 ４０ 絶縁粉末 ４２ 円筒状外部ケーシング ４６ フック ４８ リード線 ５０ わに口クリップ ５２ オームメータ ５４ フックロッド ５６ 保持スリーブ ５８ 漏斗部 ７０ フック
Claims (3)
- 【請求項１】第１および第２のリードピンの間を延びる
とともに外部ケーシング内にて絶縁粉末に囲まれた抵抗
線を有し、前記抵抗線は第１の端部から延びる第１のコ
イル状部分と、第２の端部から延びる第２のコイル状部
分と、前記第１および第２のコイル状部分の間を延びる
らせん状部分とを有し、前記リードピンの各々は外側端
部および内側端部を有する細長い電気発熱体の製造方法
であって、前記第１のリードピンを前記らせん状の抵抗
線の前記第１の端部に接続し、前記第２のリードピンを
前記らせん状の抵抗線の前記第２の端部に接続し、前記
第１および第２のリードピンの間にある前記抵抗線を引
き伸ばして前記抵抗線の前記らせん状部分を形成し、前
記第１および第２のリードピンが取り付けられた前記ら
せん状の抵抗線を円筒状外部ケーシング内に配置し、前
記外部ケーシング内に粉末状の絶縁材料を満たして前記
抵抗線および前記第１および第２のリードピンのねじ部
分を囲み、前記外部ケーシングを加圧して前記抵抗線の
まわりの粉末状の絶縁材料を緊密化する電気発熱体の製
造方法において、 （ａ） 前記リードピンの各々にねじを切って前記リー
ドピンの各々の内側端部の近傍にねじ部分を与える工程
と、 （ｂ） 前記第１のリードピンのねじ部分を前記らせん
状の抵抗線の前記第１の端部の近傍にある前記第１のコ
イル状部分にねじ込むことにより前記抵抗線を前記第１
のリードピンに接続する工程と、 （ｃ） 前記第２のリードピンのねじ部分を前記らせん
状の抵抗線の前記第２の端部の近傍にある前記第２のコ
イル状部分にねじ込むことにより前記抵抗線を前記第２
のリードピンに接続し、その後、前記第１および第２の
リードピンの間にある前記抵抗線を引き伸ばして前記抵
抗線の前記らせん状部分を形成する工程と、 （ｄ） 前記第１および第２のリードピンの外側端部を
抵抗表示器に接続して前記第１および第２のリードピン
の間にある前記抵抗線の前記らせん状部分の有効電気抵
抗を表示する工程と、 （ｅ） 前記第１および第２のリードピンの一方を前記
第１および第２のリードピンの他方に対して回転させて
前記第１および第２のリードピンの間にある前記抵抗線
の前記らせん状部分の有効電気抵抗を所定値に調整する
工程とを含むことを特徴とする電気発熱体の製造方法。 - 【請求項２】前記抵抗線は所定の内径を有するコイルか
らなり、前記第１および第２のリードピンの各々のねじ
部分は前記コイルの前記内径に適合する外径を有してい
ることを特徴とする請求項１記載の電気発熱体の製造方
法。 - 【請求項３】前記リードピンのねじ部分のねじの大きさ
は、このねじ部分のねじに受け入れられる前記抵抗線の
大きさに略一致するようになっていることを特徴とする
請求項２記載の電気発熱体の製造方法。
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|---|---|---|---|
| CA002183722A CA2183722C (en) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | Heating element method |
| CA2183722 | 1996-08-20 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1092558A true JPH1092558A (ja) | 1998-04-10 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1997-07-21 EP EP97112469A patent/EP0825801B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-21 DE DE19731213A patent/DE19731213A1/de not_active Withdrawn
- 1997-08-13 JP JP9218669A patent/JPH1092558A/ja active Pending
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