JPH1092518A - プッシュロック式bncコネクタ - Google Patents

プッシュロック式bncコネクタ

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JPH1092518A
JPH1092518A JP9219476A JP21947697A JPH1092518A JP H1092518 A JPH1092518 A JP H1092518A JP 9219476 A JP9219476 A JP 9219476A JP 21947697 A JP21947697 A JP 21947697A JP H1092518 A JPH1092518 A JP H1092518A
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JP
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connector
lock
sleeve
bnc
assembly
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JP9219476A
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English (en)
Inventor
Jimmie D Felps
ジミー・ディー・フェルプス
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HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
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Publication date
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    • H01R24/00Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
    • H01R24/38Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts
    • H01R24/40Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency
    • H01R24/42Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency comprising impedance matching means or electrical components, e.g. filters or switches
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S439/00Electrical connectors
    • Y10S439/953Electrical connectors with latch rod to be retainingly received by opening of mating connector

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーサ゛側で巧妙な手動操作を必要とせずBNC
コネクタと隣接コネクタまたは部品との間に大きなスヘ゜ースを必要
としない改良形コネクタを提供すること。 【解決手段】 中央アハ゜ーチャを有し係合コネクタ対の第1のコネク
タ部分に取り付けられるよう構成されたハウシ゛ンク゛を備え
る。中央アハ゜ーチャを有するロックスリーフ゛は、第1のコネクタ部分を
受容し及びハウシ゛ンク゛の中央アハ゜ーチャによってスライト゛可能に受
容される大きさを有し、ロックスリーフ゛がロック位置からロック解除
位置までハウシ゛ンク゛内で回転可能となる。ロックスリーフ゛は係合コ
ネクタ対の第2のコネクタ部分に関連するロックヒ゜ンに解除可能に係
合するロックヒ゜ン係合ホ゛スを備える。第1のコネクタ部分が第2のコ
ネクタ部分に係合した際にロックヒ゜ン係合ホ゛スがロックスリーフ゛を分離
位置まで回転させる。ロックヒ゜ン係合ホ゛スは第1のコネクタ部分及
び第2のコネクタ部分が完全に係合した際にロックスリーフ゛がロック位
置まで回転するのを可能にする。ロックスリーフ゛と組み合わせ
た付勢装置はロックスリーフ゛をロック位置まで付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に電気コネク
タの分野に関し、特にBNCコネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】様々な種類の電気コネクタが存在し、各
種電気部品と装置との間における取り外し可能な電気接
続を行うために数十年にわたって利用されてきた。かか
る種類の取り外し可能な電気コネクタの1つが、BN
C、即ち"Bayonet Neil−Concelman"コネクタとして既
知のところである。BNCコネクタは、何年も前に開発
されたものであり、典型的には、小電力用途、無線周波
数用途、及びテスト用途における同軸(即ち二心)ケー
ブルの接続に用いられるが、他の用途に用いることも可
能である。
【0003】図1を参照すると、典型的なBNCコネク
タは、互いに係合または分離するように設計された雌コ
ネクタアセンブリ11と雄コネクタアセンブリ13から構成
することが可能である。雌コネクタアセンブリ11は、雄
コネクタアセンブリ13の中心導体23を受容するよう設計
された雌レセプタクル21を包囲するスリーブ15を備えて
いる。スリーブ15は、該スリーブ15から半径方向外側へ
と延びる一対の直径方向で対向する係合ピン17,19を備
えている。雄コネクタアセンブリ13は、中心導体23を備
えた雄BNC中心端子33を備えている。雄中心端子33及
び導体23は、それぞれ、スリーブ15及び雌レセプタクル
21によって収容されるように設計されている。雄コネク
タアセンブリ13はまた、雌コネクタ11の係合ピン17,19
に係合してコネクタを互いにロックするように構成され
た一対のスロット25,27を有するロックカラー29を備え
ている。
【0004】雌及び雄コネクタ11及び13は、まず、雄B
NC中心端子33とスリーブ15を係合させ、次いでロック
カラー29をロック位置まで回転させることによって、互
いに接続され、ロックされる。このねじりロック結合作
用が、BNCコネクタの主要な特徴であり、これにより
雌及び雄コネクタ11及び13が徐々に緩くなったり偶発的
に抜けたりするおそれのない信頼性の高い電気接続を行
うことが可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかるねじりロックB
NCコネクタは、様々な電子コンポーネントと装置を電
気的に接続するための便利で信頼の高い手段を提供する
ものであるが、欠点がないわけではない。例えば、従来
のねじりロックBNCコネクタの場合、コネクタの取り
付けに関し、ユーザの親指と人差し指で雄コネクタ(例
えば13)を押さえ、更に、ロックカラー(例えば29)を
ロック位置までねじることを可能にするために、十分な
スペースを考慮しなければならない。BNCコネクタが
老化し又は汚れている場合には、ロックカラーと雄中心
端子(例えば33)の本体との間、またはロックカラーと
雌コネクタ(例えば11)のスリーブ(例えば15)との間
に過度の摩擦が生じ、ロックカラーをロック位置までね
じるのが困難になる可能性があり、この問題は他方のコ
ネクタまたは部品が近接して配置されている場合に特に
顕著となる。もう1つの問題は、ロックカラーとケーブ
ル(例えば31)またはそれが取り付けられるプローブハ
ウジングとの半径方向の位置合わせが保証されないとい
う点である。即ち、雄コネクタ部分のカラーは360゜自
由に回転するので、ケーブルまたはプローブハウジング
とそれが取り付けられるパネルとの間における回転方向
での特定の位置合わせは保証されない。これは、雄BN
Cコネクタが、雌BNCコネクタに隣接した対応する係
合コネクタとの位置合わせを必要とする補助コネクタ
(例えば電力または通信用コネクタ)が組み合わせられ
た「能動」プローブアセンブリに関連するものである場
合に問題となり得る。
【0006】従って、従来のねじりロックBNCコネク
タに関連した問題の幾つかを解決または少なくとも改善
する一方、かかるコネクタに関連する利点は維持する、
改善されたコネクタが必要とされている。かかる改良形
コネクタは、コネクタの雌部分に対してロックされる能
力を維持すべきであるが、ユーザ側であまり巧妙な手動
操作を必要とせず、BNCコネクタと隣接コネクタまた
は部品との間に大きなスペースを必要としないことが理
想的である。該改良形BNCコネクタを従来の雌BNC
コネクタと共に用いる場合には、付加的な有用性を得る
ことができる。また、かかる改良形コネクタが、取り付
けられるケーブルまたはポッドハウジングとパネルとの
間で半径方向の位置合わせを保証する場合には、更に別
の利点を実現することが可能になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って、本発明による係
合コネクタ対を互いに解除可能にロックするロックアセ
ンブリは、中央アパーチャを有すると共に係合コネクタ
対の第1のコネクタ部分に取り付けられるよう構成され
たハウジングを備えることができる。また、中央アパー
チャを有するロックスリーブは、第1のコネクタ部分を
受容する大きさに形成され、及びハウジングの中央アパ
ーチャによってスライド可能に受容される大きさに形成
されており、これにより、ロックスリーブが、ロック位
置からロック解除位置までハウジング内で回転できるよ
うになっている。ロックスリーブはまた、係合コネクタ
対の第2のコネクタ部分に関連するロックピンに解除可
能に係合するロックピン係合ボスを備えている。詳細に
は、第1のコネクタ部分が第2のコネクタ部分に係合す
る際に、ロックピン係合ボスがロックスリーブを分離位
置まで回転させる。ロックピン係合ボスはまた、第1の
コネクタ部分及び第2のコネクタ部分が完全に係合した
際に、ロックスリーブがロック位置まで回転することを
可能にする。ロックスリーブに組み合わせられた付勢装
置は、ロックスリーブをロック位置まで付勢する。
【0008】また、本書では、係合BNCコネクタ対を
互いに解除可能にロックするためのプッシュロック式コ
ネクタアセンブリも開示されている。該プッシュロック
式コネクタは、雄BNC中心端子と、その雄BNC中心
端子を受容する大きさに形成されたハウジングとを備え
ている。該ハウジングは、その一端にほぼ円形の開口部
を有しており、該開口部は、雌BNCコネクタに関連す
るスリーブを受容する大きさを有するものである。該円
形の開口部はまた、雌BNCコネクタのスリーブに配置
されたロックピンを受容するようにほぼ直径方向の対向
位置に配置された一対の位置合わせノッチを備えてい
る。中央アパーチャを有するロックスリーブは、ハウジ
ングによって受容される大きさに形成されており、ロッ
クスリーブの中央アパーチャがハウジングの円形の開口
部と位置合わせされるようになっている。ロックスリー
ブはまた、ハウジング内でロック位置からロック解除位
置まで回転できる大きさに形成されている。該ロックス
リーブは、ほぼ直径方向の対向位置で中央アパーチャ内
に配置された一対のロックピン係合ボスを備えている。
該一対のロックピン係合ボスは、プッシュロック式コネ
クタアセンブリが雌BNCコネクタのスリーブに沿って
軸方向に移動した際にロックスリーブが係合解除位置ま
で回転することを可能にする。該一対のロックピン係合
ボスはまた、雄BNC中心端子が雌BNCコネクタと完
全に係合した際にロックスリーブがロック位置まで回転
することを可能にする。ロックスリーブに組み合わせら
れた付勢装置は、前記ロックスリーブをロック位置まで
付勢する。
【0009】
【発明の実施の形態】図2及び図4は、図3に示す雌B
NCコネクタ部分12に接続して用いることが可能な本発
明によるプッシュロック式BNCコネクタ10を最も明確
に示すものである。一好適実施例では、プッシュロック
式BNCコネクタ10は、雌BNCコネクタ12に隣接して
配置された複数の対応する接触パッド14との電気的接触
を行うための複数の接触ピン28を備えている。ピン28及
び接触パッド14により、「能動」プローブアセンブリ、
即ちオンボード電子回路を有するプローブアセンブリに
必要とされるようなコネクタ結合を介して補助電気信号
を伝送することが可能になる。代替的には、一層詳細に
後述するように、プッシュロック式BNCコネクタ10
は、図1に示す雌BNCコネクタ11のように随意選択の
接触パッド14を用いることなく従来の雌BNCコネクタ
との接続に利用することも可能である。
【0010】ここで図4を参照する。プッシュロック式
BNCコネクタ10は、基本的には、雄BNC中心端子ま
たはコネクタ部分16とロックアセンブリ18とから構成さ
れるものであり、該ロックアセンブリ18は、プッシュロ
ック式BNCコネクタ10を雌BNCコネクタ12(図3)
に単に押し込むだけで、雄BNC中心端子16を雌BNC
コネクタ12に係合させてロックさせることを可能にする
ものである。ロックカラーを回転させて雌コネクタ12の
スリーブ34のロックピン30,32に係合させる必要はな
い。コネクタ10,12は、単にロックカラー22のタブ60を
ロック解除位置61'(図6)まで(即ち矢印80の方向に)
移動させるだけで分離させることができる。
【0011】一好適実施例におけるロックアセンブリ18
は、ハウジング20、ロックスリーブ22、バネ24、及び位
置合わせスリーブ26から構成することができる。ハウジ
ング20は、中央アパーチャ36、並びに位置合わせスリー
ブ26の対応するスロット64,66に係合する一対の位置合
わせタブ38,40を備えている。ハウジング20は、一対の
ネジ44,46等の任意の適当な手段によって能動プローブ
アセンブリ(図示せず)のコネクタ本体42に固定するこ
とが可能である。ハウジング20はまた、コネクタ本体42
に取り付けられた対応する複数のコネクタピンソケット
48を受容するための複数のホール49を備えることも可能
である。
【0012】ロックカラー22は、図6に最も明確に示さ
れているように、ハウジング20の中央アパーチャ36によ
って受容される大きさに形成されており、ハウジング20
内でロック位置61とロック解除位置61'との間で回転で
きるようになっている。一実施例では、ロックカラー22
は、一対のロックピン係合ボス56,58と共に、一対のほ
ぼ直径方向で対向するスロット52,54を有する細長い円
筒形状の本体部分50を備えている。ロックカラー22はま
た、ユーザが矢印80の方向に移動させることによってロ
ックカラー22をロック解除位置61'まで回転させること
を可能にする一体化タブ60を備えることが可能である。
ロックカラー22に接続されたバネ24は、ロックカラー22
をロック位置61へと付勢する。
【0013】ロックアセンブリ18はまた、ロックスリー
ブ22の中央アパーチャ62により受容される大きさに形成
された位置合わせスリーブ26を備えている。位置合わせ
スリーブ26は、ハウジング20のそれぞれの位置合わせタ
ブ38,40と係合するほぼ直径方向で対向する一対のスロ
ット64,66を備えている。位置合わせスリーブ26はま
た、雌コネクタ部分12(図3)のスリーブ34に配置され
たロックピン30,32を受容する一対のインデックス(inde
x:角度つけ)スロット68,70を備えている。位置合わせス
ロット68,70は、ロックスリーブ22におけるそれぞれの
ロックピン係合ボス56,58にクリアランスを与える一対
のクリアランススロット72,74を備えている。また、位
置合わせスリーブ26は、雄BNC中心端子16上をスライ
ドするような大きさに形成されており、該雄BNC中心
端子16自体は、ネジ98等の任意の適当な手段によってコ
ネクタ本体42に固定することが可能である。
【0014】従って、ロックアセンブリ18は、図3に示
す雌コネクタ部分12のような従来の雌BNCコネクタに
雄BNC中心導体16をロック可能に係合させる手段を提
供するものとなる。係合手順は、比較的単純なものであ
り、プッシュロック式BNCコネクタアセンブリ10を雌
コネクタ部分12のスリーブ34と位置合わせするだけでよ
い。より詳細には、該コネクタの位置合わせは、位置合
わせスリーブ26のインデックススロット68,70とロック
ピン係合ボス56,58との間に画定された係合スロット76,
78(図2及び図7)にロックピン30,32を位置合わせす
るように行うのが望ましい。次いで、単に該コネクタ10
を雌コネクタ12に押しつけるだけで、コネクタ10を係合
させることができる。雌コネクタ12のスリーブ34に沿っ
てコネクタ10を移動させると、ロックピン30,32がボス5
6,58と係合し、これにより、ロックスリーブ22がロック
解除位置61'まで回転する(図6)。コネクタ10が完全
に係合すると、バネ24によってロックスリーブ22がロッ
ク位置61に戻される。次いで、コネクタアセンブリ10
は、雌コネクタ部分12と係合してロック状態になる。
【0015】プッシュロック式BNCコネクタは、単に
タブ60を矢印80の方向に移動させるだけで係合を解除さ
せることができ、即ち、該タブ60の移動により、ロック
スリーブ22がロック解除位置61'まで回転し(図6)、
ボス56,58がロックピン30,32から外れる。こうして、コ
ネクタ10を雌コネクタ部分12から引き抜くことが可能に
なる。
【0016】本発明によるプッシュロック式BNCコネ
クタ10の重要な利点は、ロックカラーを手動で回転させ
て雌BNCコネクタのロックピンに係合させることを必
要とせずに雌BNCコネクタとの係合が可能であるとい
う点にある。代替的には、単に2つのコネクタ部分10,1
2を互いに押しつけるだけで2つのコネクタの係合が可
能になる。かかるコネクタは、単にタブ60を矢印80の方
向に移動させて、ロックスリーブ22をロック解除位置6
1'まで回転させることにより、係合を解除することが可
能となる。次いで、雌コネクタ部分12からコネクタ10を
引く抜くことができるようになる。従って、プッシュロ
ック式BNCコネクタは、ユーザの側にあまり巧妙な手
動操作を必要としない。もう1つの利点は、ユーザが従
来のBNCコネクタのロックカラーを手動で回転させる
ことを可能にするだけの十分なクリアランスがない場合
であってもコネクタ10を容易に装着することが可能にな
る。
【0017】更にもう1つの利点は、位置合わせスリー
ブ26に関するものである。例えば、位置合わせスリーブ
26は、コネクタの係合前におけるコネクタ10と雌コネク
タ部分12との間の確実な回転方向の位置合わせを提供す
るので、別個の位置合わせシステムを必要とすることな
く、接触ピン28等の補助電気コネクタの位置合わせを行
うことが可能となる。同様に、コネクタ10が完全に係合
してロック位置にある場合には、位置合わせスリーブ26
によってコネクタ10の回転が防止され、これにより、単
純なピン/接触パッド構成を用いてコネクタを介した補
助電気信号の伝送を行うことが可能になる。
【0018】プッシュロック式BNCコネクタ10、並び
にその重要な特徴及び利点について簡単に述べてきた
が、次に本発明によるプッシュロック式BNCコネクタ
について詳述することにする。
【0019】ここで、図2ないし図4を再度参照する。
同図には、オシロスコープまたは論理テスタ等の電子テ
スト装置(図示せず)に一般に用いられるタイプの「能
動」プローブアセンブリで利用することが可能なものと
してプッシュロック式BNCコネクタ10が示されてい
る。かかる用途の場合、プッシュロック式BNCコネク
タ10は、図4に最も明確に示されている態様で、能動プ
ローブアセンブリのコネクタ本体42に組み込むことが可
能である。能動プローブアセンブリに関連する電子回路
要素(図示せず)は、雌コネクタ部分12(図3)に関連
する複数の対応する接触パッド14と電気的に接触する複
数の導電ピン28によって、雌コネクタ部分12に関連する
電子テスト装置(図示せず)に接続することが可能であ
る。ピン28及び接触パッド14によって、能動プローブア
センブリを動作させるのに必要な補助電気信号の伝送が
可能になる。しかしながら、ピン28及び接触パッド14等
の追加的な電気コネクタの利用は、本発明の目的の実現
に必要なものではなく、プッシュロック式BNCコネク
タは、図1に示す雌コネクタ11等の従来の簡素な雌BN
Cコネクタにも全く同様に容易に利用可能なものであ
る、ということが理解されよう。
【0020】図3に最も明確に示されているように、雌
コネクタ部分12は、オシロスコープ、論理テスタ、また
は他のタイプの電子装置(図示せず)のフロントパネル
アセンブリ82の一部を構成することが可能である。雌コ
ネクタ部分12は、従来の構成を有するものであり、雄B
NC中心端子16の中心導体86(図4及び図7)を受容す
るよう構成された雌レセプタクル84を備えている。スリ
ーブ34は、雌レセプタクル84を包囲し、雄BNC中心端
子16の外側導体87と電気的に接触する。スリーブ34はま
た、図3及び図5に最もよく示されているように、ほぼ
直径方向で対向する関係で配置された一対のロックピン
30,32を備えている。用途に応じて、雌コネクタ部分12
は、プッシュロック式コネクタアセンブリ10に含まれる
ピン28と電気的に接触するための複数の接触パッドを備
えることも可能である。かかる構成によって、能動プロ
ーブアセンブリの動作に必要とされるような補助電気信
号のコネクタ10を介した伝送が可能になる。一実施例で
は、接触パッド14は、当業界で周知のタイプの可撓性プ
リント配線板(図示せず)の一部を構成することが可能
である。しかしながら、その他のデバイスも存在し、か
かるデバイスを本発明の思想及び範囲を逸脱することな
く本書で図示及び説明する接触パッド/ピン構成の代わ
りに用いることも可能である。
【0021】プッシュロック式BNCコネクタアセンブ
リ10の詳細については、補助的に図2及び図5ないし図
7を参照することにより、図4において最もよく明らか
になる。基本的に、プッシュロック式BNCコネクタア
センブリ10は、能動プローブアセンブリのコネクタ本体
42に取り付けることが可能な従来の雄BNC中心端子16
及びロックアセンブリ18から構成されるものである。雄
BNC中心端子16は、ネジ山98等の任意の適当な手段に
よって能動プローブアセンブリのコネクタ本体42に取り
付けることが可能であって、従来の態様で、コネクタ本
体42内に含まれる電子回路(図示せず)に電気的に接続
することが可能なものである。複数の接触ピン28(図
2)により、コネクタ本体42に含まれる電子回路との間
で電力及び/または他の電子データ信号の供給を行うこ
とが可能になる。一好適実施例では、接触ピン28は、取
り外し可能となっており、コネクタ本体42から延びる対
応する接触ピンソケット48によってスライド可能に受容
される。該接触ピンソケット48は、次いでコネクタ本体
42内に取り付けられた電子回路(図示せず)に接続され
る。本発明に利用可能な特定のタイプの接触ピン28及び
接触ピンソケット48は、決定的なものではなく、本発明
を逸脱することなく任意の市販の接触ピン/ソケットア
センブリを用いることが可能である。例えば、一実施例
では、それぞれ、型式番号S-2-J-4-G,R-2-R-Pとしてカ
ンザス州カンザス市のInterconnect Devices,Inc.か
ら入手可能な複数のバネ負荷式または「ポゴ(pogo)」接
触ピン28及びそれに対応するソケットアセンブリ48を利
用するが、他のタイプのピン及び/ピンソケットアセン
ブリを利用することも可能である。
【0022】ロックアセンブリ18は、ハウジング20、ロ
ックスリーブ22、バネ24、及び位置合わせスリーブ26か
ら構成される。この構成では、ハウジング20がロックス
リーブ22を受容し、該ロックスリーブ22が位置合わせス
リーブ26を受容するようになっている。ロックアセンブ
リ18全体は、図5に最も明確に示されているように、雄
BNC中心端子16の外側スリーブ89に係合する。一好適
実施例では、ハウジング20は、ほぼ矩形形状を有するが
他の構造も可能であり、またロックスリーブ22の円筒形
本体部分50を受容する大きさの中央ボア36を有してい
る。中央ボア36は、図4に最も明確に示されているよう
に、ほぼ直径方向で対向する関係で配置された一対の位
置合わせタブ38,40を備えている。ハウジング20は、一
対のネジ44,46等の任意の適当な固定システムによっ
て、能動プローブアセンブリ(図示せず)のコネクタ本
体42に固定することが可能である。コネクタアセンブリ
10に複数の接触ピン28(図2)等の補助導電体を設ける
ことが所望される場合には、ハウジング20は、コネクタ
本体42から延びる接触ピンソケット48を受容する大きさ
及び間隔を有する複数のホール49(図4)を備えること
が望ましい。
【0023】ハウジングアセンブリ20は、意図される用
途に合わせて、広範な種類の材料のうちの任意のもの
(例えばプラスチック等)から作成することが可能であ
る。一好適実施例では、ハウジングアセンブリ20は、A
BSプラスチックから単一片として成形される。しかし
ながら、当業者には自明であるようにそれ以外の材料を
用いることも可能である。
【0024】ロックスリーブ22は、位置合わせスリーブ
26をスライド可能に受容するように形成された中央ボア
62を有する細長い円筒形の本体部分50を備えている。図
4及び図5を参照のこと。該本体部分50は、位置合わせ
タブ38,40をハウジング20に係合させるための一対のス
ロット52,54を備えている。該スロット52,54は、位置合
わせタブ38,40より幅が広くなっており、ロック位置61
とロック解除位置61'との間でロックスリーブ22を回転
させることができるようになっている。図6及び図7を
参照のこと。
【0025】ロックスリーブ22はまた、雌コネクタ部分
12のスリーブ34におけるロックピン30,32と係合する一
対のロックピン係合ボス56,58を備えている。図3及び
図5を参照のこと。ボス56,58は、ほぼ同一のものであ
り、中央ボア62内でほぼ直径方向に対向する位置に配置
されており、雌コネクタアセンブリ12のスリーブ34にお
けるそれぞれのロックピン30,32に係合するようになっ
ている。
【0026】ここで図4のボス58を参照する。該ボス58
は、ほぼ横方向のピン止め部90で終端する傾斜部88を備
えている。ボス56は、あらゆる点でボス58と同じもので
あり、横方向のピン止め部(図示せず)で終端する傾斜
部85(図7)を備えている。ボス56,58は互いに鏡像をな
すものであり、ロックスリーブ22が雌コネクタ部分12の
スリーブ34上をスライドする際に雌コネクタアセンブリ
12のピン30,32がそれぞれの傾斜部(例えば88,85)に係
合するようになっている。更に詳細に後述するように、
コネクタアセンブリ10が雌コネクタ部分12のスリーブ34
上を移動する際に、ロックピン30,32がそれぞれのボス5
6,58の傾斜部(例えば88,85)と係合することにより、
ロックスリーブ22が矢印80の方向に回転してロック解除
位置61'(図6)にくる。コネクタが完全に係合すると、
雌コネクタ12のスリーブ34のロックピン30,32が、それ
ぞれのロックピン係合ボス56,58の横方向ピン止め(例
えば90)と係合する。図5を参照のこと。ロックスリー
ブ22はまた、矢印80の方向に移動させることにより、ロ
ックされたコネクタアセンブリをユーザ(図示せず)が
解除することを可能にする、一体化タブ60を備えてお
り、該タブ60の移動によってロックスリーブ22がロック
解除位置61'まで回転することになる。図6を参照のこ
と。
【0027】ロックスリーブ22は、意図する用途に合わ
せて、多種多様な材料のうち任意のもの(例えば金属ま
たはプラスチック等)から作成することが可能である。
一好適実施例では、ロックスリーブは、一片のステンレ
ス鋼から製造されるが、当業者には自明であるようにそ
の他の材料を用いることも可能である。
【0028】ロックスリーブ22は、ロックスリーブ22の
小さなホール92に係合するバネ24によってロック位置61
(図6)に付勢される。図4を参照のこと。バネ24は、
図6に最も明瞭に示されているように、ハウジング20の
凹部94内に係合する。従って、バネ24は、ロックスリー
ブをロック位置61に付勢する。当業者には自明であるよ
うに、当業界で周知の広範囲にわたるバネその他の付勢
手段を用いてロックスリーブ22をロック位置61に付勢す
ることが可能である、ということに留意されたい。従っ
て、本発明は、ロックスリーブ22をロック位置61に付勢
するための特定のバネ構成に限定されるものとみなすべ
きではない。
【0029】ここで再び図4を参照する。位置合わせス
リーブ26は、ほぼ円筒形状を有し、雄BNC中心端子16
を受容する大きさの中央ボア96を備えている。位置合わ
せスリーブ26は、雌コネクタ部分12に対するコネクタ部
分10の所定の回転方向の位置合わせを提供し、また、完
全に係合しロックされた後には、コネクタアセンブリ10
が雌コネクタ部分12に対して回転するのを防止する。従
って、プッシュロック式BNCコネクタアセンブリ10
は、別個の位置合わせ装置を必要とすることなく、種々
のピン28が適当な接触パッド14と確実に接触するように
ピン28及びパッド14構成を適応させることが可能なもの
となる。
【0030】再び図4を参照する。位置合わせスリーブ
26は、ハウジング20のそれぞれの位置合わせタブ38,40
と係合する一対のノッチ64,66を備えている。ノッチ64,
66とタブ38,40との係合により、位置合わせスリーブ26
がハウジング20に対して回転することが防止される。位
置合わせスリーブ26はまた、雌コネクタ部分12のスリー
ブ34におけるロックピン30,32と係合する一対のインデ
ックススロット68,70を備えている。一対のクリアラン
ススロット72,74は、ロックスリーブ22におけるロック
ピン係合ボス56,58のためのクリアランスを提供し、ロ
ック位置61とロック解除位置61'(図6)との間でロック
スリーブ22が回転することを可能にする。
【0031】ロックスリーブ22の場合のように、位置合
わせスリーブ26は、予測される用途及び環境に適した広
範囲にわたる材料のうちの任意のものによって作成する
ことが可能である。一好適実施例では、位置合わせスリ
ーブ26は、一片のステンレス鋼から作成されるが、プラ
スチック等の他の材料を用いることも可能である。
【0032】ハウジング20、ロックスリーブ22、バネ2
4、及び位置合わせスリーブ26から成るロックアセンブ
リ18全体は、図5に示すように雄BNC中心端子16のス
リーブ89上に係合し、雌BNCコネクタアセンブリ12
(図3)とのプッシュロック式の係合を雄BNC中心端
子16に提供するものとなる。コネクタアセンブリ10を雌
BNCコネクタアセンブリ12と係合させるために、ユー
ザ(図示せず)は、まず、係合スロット76,78(即ち、
係合ボス56,58とインデックススロット68,70との間に形
成されるスロット)を雌コネクタ12のロックピン30,32
に位置合わせする。図2及び図7を参照のこと。この位
置合わせにより、コネクタアセンブリ10と雌コネクタ部
分12との間の回転方向の位置合わせが画定される。こう
してコネクタの位置合わせを行った後、オペレータは、
雌コネクタ12のスリーブ34に対してコネクタアセンブリ
10を押し込むことになる。これが実施されると、ロック
ピン30,32が、それぞれのロックピン係合ボス56,58の傾
斜部(例えば、88,85)と係合し、これにより、ロック
スリーブ22が、バネ24によって加えられる圧力に逆らっ
て矢印80の方向に(即ち、ロック解除位置61'に向かっ
て)回転する。コネクタ10が雌コネクタ部分12に完全に
挿入されると、ロックピン30,32がボス56,58の傾斜部
(例えば88,85)を通過し、そのとき、バネ24により加
えられる圧力によってロックスリーブ22がロック位置61
に戻される(図5及び図6)。これにより、ロックピン
30,32が、ボス56,58の横方向ピン止め(例えば90)と係
合して、コネクタ10を雌コネクタ部分12と係合した状態
にしっかりと保持する。ピン30,32はまた、位置合わせ
スリーブ26におけるインデックススロット68,70と完全
に係合して、コネクタ10が雌コネクタ部分12のまわりを
回転するのを防止する。
【0033】図8及び図9は、本発明によるプッシュロ
ック式BNCコネクタアセンブリの第2実施例110を示
すものである。第2実施例110と第1実施例10との主た
る相違は、第1実施例で用いられる位置合わせスリーブ
26等の別個の位置合わせスリーブを第2実施例110が備
えていない点にある。その代わり、第2実施例110にお
ける位置合わせ機能は、コネクタ本体を構成する2つの
半体142,143によって提供される。即ち、組み立て後
に、コネクタ本体の各半体142、143によって、一対の位
置合わせノッチ176,178を有する円形開口部136(図9)
が画定され、前記位置合わせノッチ176,178が、雌BN
Cコネクタアセンブリ12(図3)のロックピン30,32と
係合する。このプッシュロック式係合機能は、第2実施
例110の場合と同じであり、完全に係合するまで、即
ち、ロックスリーブ122がバネによってロック位置161ま
で戻されることになるポイントまで、雌コネクタアセン
ブリ12に対してコネクタ110を単にスライドさせるだけ
で、コネクタ1110と雌コネクタアセンブリ12とを係合さ
せることができる。その後、解除タブ160をロック解除
位置161'まで移動させ、雌コネクタ部分12から離れる方
向にコネクタ110をスライドさせるだけで、コネクタ110
を雌コネクタ12から係合解除する、即ち、取り外すこと
ができる。
【0034】プッシュロック式BNCコネクタの第2実
施例の詳細については、補助的に図9を参照することに
より、図8において最もよく明らかになる。基本的に
は、コネクタ110は、PCボードアセンブリ145、雄BNC
中心端子116、ロックスリーブ122、及び戻しバネ124を
収容するためのコネクタ本体の2つの半体142,143を備
えている。一好適実施例では、2つの半体142,143は、
ケーブル131に関連する歪み除去部135に係合するように
もなっている。コネクタアセンブリ110はまた、第1実
施例10で用いる接触ピン28等の接触ピン(図8には図示
せず)を受容するための細長い接触ピンソケット148を
備えることも可能である。図2を参照のこと。第1実施
例10の場合のように、接触ピン28等の適当な接触ピン
(図示せず)と共に細長い接触ピンソケット148を用い
ることにより、PC基板アセンブリ145と雌BNCコネ
クタアセンブリ112に関連する機器(図示せず)とを電
気的に接続して補助電流または信号を供給することが可
能である。例えば、かかる補助電気信号は、使用される
特定のプローブに対して雌コネクタ12に関連する機器
(図示せず)がそれ自体の較正を行うことを可能にする
プローブ識別信号を含むことができる。かかるプローブ
識別機能については当業界で周知であるため、第2実施
例110に関連するプローブピン及びPC基板アセンブリ1
45についての詳細な説明は省略することとする。
【0035】一好適実施例では、コネクタ本体の2つの
半体142,143は、ABS/PCプラスチックから成形す
ることができるが、当業者には明らかなように、他の材
料を利用することも可能である。
【0036】雄BNC中心端子116は、基本的には雄コ
ネクタアセンブリ16と同一のものであり、外側導体スリ
ーブ187によって包囲された中心導体186を備えており、
前記外側導体スリーブ187は外側スリーブ189によって包
囲されている。雄BNC中心導体116は、コネクタまた
はハンダといった任意の数の周知の手段によってPC基
板アセンブリ145に接続可能であり、及びコネクタ本体
の2つの半体142,143と一体的に形成された適当な支持
部材によって該2つの半体142,143内に固定することが
可能である。
【0037】ロックスリーブ122は、第1実施例10に関
するロックスリーブ22とは多少異なっている。再び図8
を参照する。ロックスリーブ122は、BNC中心端子116
を受容するよう形成された中央ボア162を有する細長い
円筒形本体部150を備えている。該本体部分150は、雌コ
ネクタ部分12(図3)のスリーブ34上のピン30,32と係
合する一対のスロット152,154を備えている。該スロッ
ト152,154により、ロック位置161とロック解除位置161'
との間でロックスリーブ122を回転させることが可能と
なる。図9を参照のこと。
【0038】ロックスリーブ122はまた、雌コネクタ部
分12のスリーブ34上のロックピン30,32と係合する一対
のロックピン係合ボス156,158を備えている。該ボス15
6,158は、基本的に同一のものであり、中央ボア162内に
おける直径方向の対向位置にほぼ配置されており、雌コ
ネクタアセンブリ12のスリーブ34上のそれぞれのロック
ピン30,32と係合するようになっている。
【0039】ここで図8のボス158を参照する。該ボス1
58は、ほぼ横方向のピン止め190で終端する傾斜部188を
備えている。また、ボス156は、あらゆる点でボス158と
同一であり、横方向のピン止め(図示せず)で終端する
傾斜部185(図9)を備えている。第1実施例10の場合
と同様にボス156,158も互いに鏡像をなしており、ロッ
クスリーブ122が雌コネクタ部分12のスリーブ34上をス
ライドする際に、雌コネクタアセンブリ12のピン30,32
がそれぞれの傾斜部(例えば188,185)と係合するよう
になっている。ロックピン30,32とそれぞれのボス156,1
58の傾斜部(例えば188,185)との係合により、コネク
タアセンブリ110が雌コネクタ部分12のスリーブ34上を
移動する際にロックスリーブ122が矢印180の方向に回転
してロック解除位置161'(図9)につく。コネクタが完
全に係合すると、雌コネクタ12のスリーブ34のロックピ
ン30,32が、それぞれのロックピン係合ボス156,158の横
方向ピン止め(例えば190)と係合する。ロックスリー
ブ122はまた、一体化タブ160を備えており、このタブ16
0をユーザ(図示せず)が矢印180の方向に移動させる
と、ロックスリーブ122がロック解除位置161'まで回転
し、コネクタアセンブリのロック解除を行うことが可能
になる。図9を参照のこと。
【0040】ロックスリーブ122は、意図する用途に合
わせて、金属またはプラスチックといった多種多様な材
料のうち任意のものから作成することが可能である。一
好適実施例では、ロックスリーブは、一片のガラス繊維
強化ポリエーテルイミドプラスチックから製造される
が、当業者には自明であるように、他の材料を用いるこ
とも可能である。
【0041】ロックスリーブ122は、該ロックスリーブ1
22のホール(図示せず)に係合する小さなタング(tang)
端125を有するバネ124によってロック位置161(図9)
に付勢される。図8を参照のこと。バネ124は、該バネ1
24の開口部127内に係合する大きさを有する小さな円筒
形状のポスト(図示せず)等の任意の適当な手段によっ
てコネクタ本体の上側半体142内に保持することが可能
である。バネ124の平坦な端部129は、コネクタ本体の上
側半体142に固定すべきである。ロックスリーブ122がロ
ック位置161とロック解除位置161'との間で移動する際
に、バネ124のタング端125が矢印181の方向に行ったり
来たりする。
【0042】当業者には自明であるように、当業界で周
知の広範囲に及ぶバネその他の付勢装置を用いてロック
スリーブ122をロック位置161に付勢することが可能であ
る、という点に留意されたい。従って、本発明は、ロッ
クスリーブ122を付勢する特定のバネ装置に限定される
ものとみなすべきではない。
【0043】以上で本発明によるプッシュロック式BN
Cコネクタの好適実施例に関する詳細な説明を終えるこ
ととする。本発明の好適実施例に関して幾つかの特定の
構成要素について説明を行ったが、当業者であれば容易
に認識し得るように、現在または将来において入手可能
となる他の代替部品またはかかる部品の組み合わせを利
用して本書に解説の装置に匹敵する機能を実現すること
が可能である。例えば、本発明は、本書では「能動」プ
ローブアセンブリに利用可能なものとして図示及び説明
してきたが、「受動」プローブアセンブリにも容易に利
用可能であり、この場合には、コネクタ結合を介して補
助電流または電気信号を導通させるための随意選択の接
触ピン28は不要となる。更に、プッシュロックBNCコ
ネクタ10をかかる能動プローブアセンブリに用いる場合
であっても、本書で図示及び説明したように接触ピン28
を構成する必要はない。実際に、接触ピンは、特定の用
途で必要とされ又は所望されるほぼ無限数の構成のうち
の何れで構成することも可能なものである。
【0044】従って、本書に解説の本発明の概念は様々
な別様の実施が可能なものであり、付属の請求項は、先
行技術による制限のない限り、本発明の代替実施例を含
むものと解釈されることを意図したものである。
【0045】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
【0046】1.第1のコネクタ部分及び第2のコネク
タ部分を有する係合コネクタ対を互いに解除可能にロッ
クするためのロックアセンブリであって、中央アパーチ
ャを有し、前記第1のコネクタ部分に取り付けられるよ
うに形成された、ハウジングと、第1のコネクタ部分を
受容する大きさに形成された中央アパーチャを有するロ
ックスリーブであって、前記ハウジング内でロック位置
からロック解除位置まで回転可能となるように前記ハウ
ジングの前記中央アパーチャによってスライド可能に受
容されるように形成されており、更に、前記第2のコネ
クタ部分に関連するロックピンと解除可能に係合するロ
ックピン係合ボスを備えており、前記第1のコネクタ部
分が前記第2のコネクタ部分と係合した際に前記ロック
ピン係合ボスによってロック解除位置まで回転させら
れ、前記第1及び第2のコネクタ部分が完全に係合した
際に、前記ロックピン係合ボスによって、ロック位置ま
で回転することが可能になる、ロックスリーブと、前記
ロックスリーブと組み合わせられて前記ロックスリーブ
をロック位置に付勢する付勢手段とを備えていることを
特徴とする、ロックアセンブリ。
【0047】2.前記ロックスリーブの前記中央アパー
チャによって受容されるように形成された位置合わせス
リーブを更に備えており、該位置合わせスリーブが、前
記ロックスリーブと前記第1のコネクタ部分との間に配
置されるようになっており、及び前記第2のコネクタ部
分におけるロックピンと係合するインデックススロット
を備えており、前記ロックピンが前記インデックススロ
ットと係合した際に前記位置合わせスリーブが前記第2
のコネクタ部分に対して一定の半径方向で位置合わせさ
れた状態に維持され、前記位置合わせスリーブが前記ハ
ウジングに対して回転できなくなるように前記ハウジン
グ内に固定されることを特徴とする、前項1に記載のロ
ックアセンブリ。
【0048】3.前記ハウジングが、前記中央アパーチ
ャから半径方向内側に延びる位置合わせタブを備えてお
り、前記位置合わせスリーブが、前記位置合わせタブと
係合する大きさのスロットを備えており、前記ハウジン
グに対する前記位置合わせスリーブの回転が防止される
ことを特徴とする、前項1または前項2に記載のロック
アセンブリ。
【0049】4.前記ロックスリーブの前記ロックピン
係合ボスが、前記ロックスリーブの前記中央アパーチャ
からほぼ半径方向内側に延びており、該ロックピン係合
ボスが傾斜部とピン止め部とを備えており、該傾斜部が
前記中央アパーチャに対してほぼ軸方向に配向されてお
り、前記ピン止め部が前記中央アパーチャに対してほぼ
横方向に配向されていることを特徴とする、前項1ない
し前項3の何れか1つに記載のロックアセンブリ。
【0050】5.雌BNCコネクタと解除可能に係合す
るプッシュロック式コネクタアセンブリであって、雄B
NC中心端子と、該雄BNC中心端子に関連するロック
アセンブリとを備えており、該ロックアセンブリが、中
央アパーチャを有し、前記雄BNC中心端子に取り付け
られるように形成された、ハウジングと、前記雄BNC
中心端子を受容する大きさに形成された中央アパーチャ
を有するロックスリーブであって、前記ハウジング内で
ロック位置からロック解除位置まで回転できるように前
記ハウジングの前記中央アパーチャによってスライド可
能に受容されるように形成されており、更に、前記雌B
NCコネクタに関連するロックピンと解除可能に係合す
るロックピン係合ボスを備えており、該プッシュロック
式コネクタアセンブリが前記雌BNCコネクタと係合し
た際に前記ロックピン係合ボスによってロック解除位置
まで回転させられ、前記雄BNC中心端子及び前記雌B
NCコネクタが完全に係合した際に、前記ロックピン係
合ボスによってロック位置まで回転することが可能にな
る、ロックスリーブと、前記ロックスリーブと組み合わ
せられて前記ロックスリーブをロック位置に付勢する付
勢手段とを備えていることを特徴とする、プッシュロッ
ク式コネクタアセンブリ。
【0051】6.前記ロックスリーブの前記中央アパー
チャによって受容されるように形成された位置合わせス
リーブを更に備えており、該位置合わせスリーブが、前
記ロックスリーブと前記雄BNC中心端子との間に配置
されるようになっており、及び前記雌BNCコネクタに
おけるロックピンと係合するインデックススロットを備
えており、前記ロックピンが前記インデックススロット
と係合した際に前記位置合わせスリーブが前記雌BNC
コネクタに対して一定の半径方向で位置合わせされた状
態に維持され、前記位置合わせスリーブが前記ハウジン
グに対して回転できなくなるように前記ハウジング内に
固定されることを特徴とする、前項5に記載のプッシュ
ロック式コネクタアセンブリ。
【0052】7.前記ハウジングが、前記中央アパーチ
ャから半径方向内側に延びる位置合わせタブを備えてお
り、前記位置合わせスリーブが、前記位置合わせタブと
係合する大きさのスロットを備えており、前記ハウジン
グに対する前記位置合わせスリーブの回転が防止される
ことを特徴とする、前項5または前項6に記載のプッシ
ュロック式コネクタアセンブリ。
【0053】8.前記ロックスリーブの前記ロックピン
係合ボスが、前記ロックスリーブの前記中央アパーチャ
からほぼ半径方向内側に延びており、該ロックピン係合
ボスが傾斜部とピン止め部とを備えており、該傾斜部が
前記中央アパーチャに対してほぼ軸方向に配向されてお
り、前記ピン止め部が前記中央アパーチャに対してほぼ
横方向に配向されていることを特徴とする、前項5ない
し前項7の何れか1つに記載のプッシュロック式コネク
タアセンブリ。
【0054】9.雌BNCコネクタと解除可能に係合す
るプッシュロック式コネクタアセンブリであって、雄B
NC中心端子と、前記雄BNC中心端子を受容するよう
形成されたハウジングであって、前記雌BNCコネクタ
に関連するスリーブを受容する大きさに形成されたほぼ
円形の開口部を一端に有しており、前記円形開口部が、
ほぼ直径方向の対向位置に配置された一対の位置合わせ
ノッチを有しており、該一対の位置合わせノッチが、前
記雌BNCコネクタの前記スリーブに配置された対応す
るロックピンをスライド可能に受容する大きさに形成さ
れている、ハウジングと、前記雄BNC中心端子を受容
するための中央アパーチャを有するロックスリーブであ
って、前記ハウジングによって受容される大きさに形成
されており、その中央アパーチャが前記ハウジングの前
記円形開口部とほぼ位置合わせされ、及び前記ハウジン
グ内でロック位置からロック解除位置まで回転できるよ
うになっており、更に、前記中央アパーチャ内における
ほぼ直径方向の対向位置に配置された一対のロックピン
係合ボスを備えており、該一対のロックピン係合ボスに
より、前記プッシュロック式コネクタアセンブリが前記
雌BNCコネクタの前記スリーブに沿って軸方向に移動
する際にロック解除位置まで回転し、前記雄BNC中心
端子が雌BNCコネクタと完全に係合する際にロック位
置まで回転することが可能になっている、ロックスリー
ブと、前記ロックスリーブと組み合わせられて前記ロッ
クスリーブをロック位置に付勢する付勢手段とを備えて
いることを特徴とする、プッシュロック式コネクタアセ
ンブリ。
【0055】10.第1のコネクタ部分及び第2のコネ
クタ部分からなる係合コネクタ対を接続するための方法
であって、第1のコネクタ部分を含むプッシュロック式
コネクタアセンブリを第2のコネクタ部分と位置合わせ
し、ここで、前記プッシュロック式コネクタアセンブリ
が、中央アパーチャを有すると共に前記第1のコネクタ
部分に取り付けられるように形成されているハウジング
と、前記第1のコネクタ部分を受容する大きさに形成さ
れた中央アパーチャを有するロックスリーブであって、
前記ハウジング内でロック位置からロック解除位置まで
回転可能となるように前記ハウジングの前記中央アパー
チャによってスライド可能に受容されるように形成され
ており、更に、前記第2のコネクタ部分に関連するロッ
クピンと解除可能に係合するロックピン係合ボスを備え
ており、前記プッシュロック式コネクタアセンブリが前
記第2のコネクタ部分と係合した際に前記ロックピン係
合ボスによってロック解除位置まで回転させられ、前記
第1及び第2のコネクタ部分が完全に係合した際に前記
ロックピン係合ボスによってロック位置まで回転するこ
とが可能になる、ロックスリーブと、該ロックスリーブ
と組み合わせられて該ロックスリーブをロック位置に付
勢する付勢手段とを備えており、前記第1及び第2のコ
ネクタ部分が完全に係合するまでプッシュロック式コネ
クタアセンブリを移動させて前記第2のコネクタ部分と
係合させる、という各ステップを含むことを特徴とす
る、係合コネクタ対の接続方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の雄雌BNCコネクタ対を示す斜視図であ
る。
【図2】コネクタを介して補助的な電流または電気信号
を伝送するための複数の随意選択の接触ピンを有する本
発明による雄プッシュロック式BNCコネクタを示す斜
視図である。
【図3】コネクタを介して補助的な電流または電気信号
を伝送するための複数の随意選択の接触パッドを有する
雌BNCコネクタアセンブリを示す斜視図である。
【図4】ロックスリーブ、位置合わせスリーブ、及び、
雄BNC中心端子の構成をより明確に示した、図2の雄
プッシュロック式BNCコネクタの分解斜視図である。
【図5】雄プッシュロック式BNCコネクタと雌BNC
コネクタアセンブリとの係合を示す縦断面図である。
【図6】ロックスリーブ及びバネの構成を示すハウジン
グの背面図である。
【図7】ロックスリーブ及び位置合わせスリーブの構成
を示すハウジングの正面図である。
【図8】本発明による雄プッシュロック式BNCコネク
タのもう1つの実施例を示す分解斜視図である。
【図9】図8に示すプッシュロック式BNCコネクタの
正面図である。
【符号の説明】
10 プッシュロック式BNCコネクタ 12 雌BNCコネクタ 14 接触パッド 16 雄BNC中心端子 18 ロックアセンブリ 20 ハウジング 22 ロックスリーブ 24 バネ 26 位置合わせスリーブ 30,32 ロックピン 34 スリーブ 36 中央アパーチャ 38,40 位置合わせタブ 42 コネクタ本体 60 タブ 61 ロック位置 61' ロック解除位置 64,66 スロット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部
    分を有する係合コネクタ対を互いに解除可能にロックす
    るためのロックアセンブリであって、 中央アパーチャを有し、前記第1のコネクタ部分に取り
    付けられるように形成された、ハウジングと、 第1のコネクタ部分を受容する大きさを有する中央アパ
    ーチャを有するロックスリーブであって、前記ハウジン
    グ内でロック位置からロック解除位置まで回転可能とな
    るように前記ハウジングの前記中央アパーチャによって
    スライド可能に受容されるように形成されており、更
    に、前記第2のコネクタ部分に関連するロックピンと解
    除可能に係合するロックピン係合ボスを備えており、前
    記第1のコネクタ部分が前記第2のコネクタ部分と係合
    した際に前記ロックピン係合ボスによってロック解除位
    置まで回転させられ、前記第1及び第2のコネクタ部分
    が完全に係合した際に、前記ロックピン係合ボスによっ
    て、ロック位置まで回転することが可能になる、ロック
    スリーブと、 前記ロックスリーブと組み合わせられて前記ロックスリ
    ーブをロック位置に付勢する付勢手段とを備えているこ
    とを特徴とする、ロックアセンブリ。
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