JPH1091854A - 自動販売機の商品取出口扉装置 - Google Patents
自動販売機の商品取出口扉装置Info
- Publication number
- JPH1091854A JPH1091854A JP24677896A JP24677896A JPH1091854A JP H1091854 A JPH1091854 A JP H1091854A JP 24677896 A JP24677896 A JP 24677896A JP 24677896 A JP24677896 A JP 24677896A JP H1091854 A JPH1091854 A JP H1091854A
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- JP
- Japan
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- door
- door plate
- product
- out port
- hand
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】複雑な指詰め検知スイッチを使用しない簡易な
ばね機構で、商品取出口の扉が閉じる途中で取出口と扉
板の間に手,指が挟まれた場合の安全性を高める。 【解決手段】商品販売動作に連繋して商品取出口6を開
閉する扉装置において、商品取出口の内側に配したスラ
イド式の扉板7と該扉板の背後に配置して扉板を開閉方
向に移動操作する扉駆動部10との間を牽引用の引っ張
りコイルばね16を介して相互連結し、扉板が閉じる途
中で商品取出口と扉板の間に手,指が挟まれた場合でも
モータ12の駆動力で手,指が直接圧迫されるのを防
ぎ、コイルばねのばね力に抗して扉板を開放方向へ押し
戻すことで簡単に手,指が抜けるようにして指詰めによ
る怪我を防止し、扉装置の安全性を高める。
ばね機構で、商品取出口の扉が閉じる途中で取出口と扉
板の間に手,指が挟まれた場合の安全性を高める。 【解決手段】商品販売動作に連繋して商品取出口6を開
閉する扉装置において、商品取出口の内側に配したスラ
イド式の扉板7と該扉板の背後に配置して扉板を開閉方
向に移動操作する扉駆動部10との間を牽引用の引っ張
りコイルばね16を介して相互連結し、扉板が閉じる途
中で商品取出口と扉板の間に手,指が挟まれた場合でも
モータ12の駆動力で手,指が直接圧迫されるのを防
ぎ、コイルばねのばね力に抗して扉板を開放方向へ押し
戻すことで簡単に手,指が抜けるようにして指詰めによ
る怪我を防止し、扉装置の安全性を高める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップ式飲料自動
販売機を対象に、その商品取出口に装備したスライド式
の扉装置に関する。
販売機を対象に、その商品取出口に装備したスライド式
の扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように頭記したカップ式飲料自動
販売機では、機内のベンドステージに通じる商品取出口
に扉を備え、悪戯防止,衛生面から販売待機中,および
機内で飲料を作っている販売動作中は扉を閉じて外部か
らベンドステージ内にに手や物が入れられないようにし
ている。
販売機では、機内のベンドステージに通じる商品取出口
に扉を備え、悪戯防止,衛生面から販売待機中,および
機内で飲料を作っている販売動作中は扉を閉じて外部か
らベンドステージ内にに手や物が入れられないようにし
ている。
【0003】図4(a),(b) はかかるカップ式飲料自動販
売機,およびその商品取出口に備えた扉装置の従来構造
を示すものである。図において、1は自動販売機の本体
ケース、2はその前面扉であり、前面扉2には販売商品
のディスプレイ装置3,コイン機構の操作部4,および
機内のベンドステージ5に通じる商品取出口6を備えて
おり、かつ商品取出口6の内側には(b) 図で示すように
スライド式の扉板7が設置されている。
売機,およびその商品取出口に備えた扉装置の従来構造
を示すものである。図において、1は自動販売機の本体
ケース、2はその前面扉であり、前面扉2には販売商品
のディスプレイ装置3,コイン機構の操作部4,および
機内のベンドステージ5に通じる商品取出口6を備えて
おり、かつ商品取出口6の内側には(b) 図で示すように
スライド式の扉板7が設置されている。
【0004】この扉板7はモータの駆動操作により開放
位置と閉塞位置との間を矢印P方向にスライド移動する
ものであって、販売待機中,および販売動作中は商品取
出口6を閉塞するように閉位置に待機しており、販売動
作が終了して飲料入りカップ8をベンドステージ5から
取り出す段階になると、制御部から指令で扉板7を一時
的に開放し、商品取出口6を通じて客がベンドステージ
5からカップ8を外部に取り出すと、これを検知して再
び扉板7を閉じて商品取出口6を閉塞するようにしてい
る。
位置と閉塞位置との間を矢印P方向にスライド移動する
ものであって、販売待機中,および販売動作中は商品取
出口6を閉塞するように閉位置に待機しており、販売動
作が終了して飲料入りカップ8をベンドステージ5から
取り出す段階になると、制御部から指令で扉板7を一時
的に開放し、商品取出口6を通じて客がベンドステージ
5からカップ8を外部に取り出すと、これを検知して再
び扉板7を閉じて商品取出口6を閉塞するようにしてい
る。
【0005】ところで、客が商品取出口6から商品(飲
料入りカップ)を取り出す場合に、幼児などが知らずに
扉板7が開放した商品取出口6に手を掛けたままでいる
と、次に扉板7が閉じる際に商品取出口6の縁枠と扉板
7との間に指先が挟まれ(指詰め)て思わぬ怪我をする
ことがある。そこで、従来のカップ式飲料自動販売機で
は、扉板の裏面側には側縁から突き出す指詰め検知板
と、該検知板をアクチュエータとする指詰め検知スイッ
チ(リミットスイッチ)を組合せた指詰め検知機構を組
み込み、扉板7が閉じる過程で指などが扉板と商品取出
口6との間に挟まれた場合には、指詰め検知スイッチの
動作信号を基に、扉板の閉動作を中断した上で駆動モー
タを逆転して扉を開放し、挟まれた手,指を抜き出せる
ような安全構造を採用している。なお、かかる指詰め検
知装置を組み込んだ商品取出口扉装置は、例えば本発明
と同一出願人より特願平8−100732号として提案
されている。
料入りカップ)を取り出す場合に、幼児などが知らずに
扉板7が開放した商品取出口6に手を掛けたままでいる
と、次に扉板7が閉じる際に商品取出口6の縁枠と扉板
7との間に指先が挟まれ(指詰め)て思わぬ怪我をする
ことがある。そこで、従来のカップ式飲料自動販売機で
は、扉板の裏面側には側縁から突き出す指詰め検知板
と、該検知板をアクチュエータとする指詰め検知スイッ
チ(リミットスイッチ)を組合せた指詰め検知機構を組
み込み、扉板7が閉じる過程で指などが扉板と商品取出
口6との間に挟まれた場合には、指詰め検知スイッチの
動作信号を基に、扉板の閉動作を中断した上で駆動モー
タを逆転して扉を開放し、挟まれた手,指を抜き出せる
ような安全構造を採用している。なお、かかる指詰め検
知装置を組み込んだ商品取出口扉装置は、例えば本発明
と同一出願人より特願平8−100732号として提案
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した指
詰め検知機構付きの商品取出口扉装置では、次記のよう
な問題点が残る。すなわち、 1)商品取出口6の扉板7が閉じる途中で指先などが商
品取出口との間に挟まれた場合に、指詰め検知機構が働
いて扉板開閉操作用の駆動モータが逆転するまでの間
は、短時間であるがモータロックの状態になって扉板7
には閉方向にモータの駆動力が加わるために、挟まれた
指先にはかなりの圧迫力が掛かって幼児などには大きな
苦痛を与えることになる。
詰め検知機構付きの商品取出口扉装置では、次記のよう
な問題点が残る。すなわち、 1)商品取出口6の扉板7が閉じる途中で指先などが商
品取出口との間に挟まれた場合に、指詰め検知機構が働
いて扉板開閉操作用の駆動モータが逆転するまでの間
は、短時間であるがモータロックの状態になって扉板7
には閉方向にモータの駆動力が加わるために、挟まれた
指先にはかなりの圧迫力が掛かって幼児などには大きな
苦痛を与えることになる。
【0007】2)商品取出口の扉板に指詰め検知機構を
付設することは、リミットスイッチ,アクチュエータな
どの部品が必要であるほか、駆動モータの制御系統も複
雑化するなど、コスト高となる。本発明は上記の点にか
んがみなされたものであり、その目的は前記課題を解決
し、指詰め検知機構を使用しない簡易な機構で指詰めに
対する安全性を確保した自動販売機の商品取出口扉装置
を提供することにある。
付設することは、リミットスイッチ,アクチュエータな
どの部品が必要であるほか、駆動モータの制御系統も複
雑化するなど、コスト高となる。本発明は上記の点にか
んがみなされたものであり、その目的は前記課題を解決
し、指詰め検知機構を使用しない簡易な機構で指詰めに
対する安全性を確保した自動販売機の商品取出口扉装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、商品取出口扉装置を商品取出口の
内側に配した扉板と、該扉板の背後に配置して扉板を開
閉方向に移動する扉駆動部と、該扉駆動部と扉板との間
を連結して扉板を閉位方向に牽引する伸縮可能な引っ張
りばねとで構成するものとし、その引っ張りばねとして
扉板と駆動部の移動フレームとの間にまたがって張架し
たコイルばねを採用する。
に、本発明によれば、商品取出口扉装置を商品取出口の
内側に配した扉板と、該扉板の背後に配置して扉板を開
閉方向に移動する扉駆動部と、該扉駆動部と扉板との間
を連結して扉板を閉位方向に牽引する伸縮可能な引っ張
りばねとで構成するものとし、その引っ張りばねとして
扉板と駆動部の移動フレームとの間にまたがって張架し
たコイルばねを採用する。
【0009】上記のようにスライド式の扉板とその駆動
部との間を牽引用の引っ張りばね(コイルばね)を介し
て連結しておくことにより、扉板が開放位置から閉位置
に向けてスライド移動している途中で商品取出口に差し
込んだ手,指などに扉板の前縁が当たると、駆動部は閉
位置に向けてそのまま前進移動するが、扉板は手,指に
突き当たった位置に停止し、駆動部との間を連結してい
る牽引用の引っ張りばねが駆動部の前進移動に連れて伸
張する。したがって、手,指に加わる力は引っ張りばね
のばね力だけであり、あらかじめ引っ張りばねとして小
さなばね定数のものを採用しておけば、手,指を傷めた
りすることはなく、しかも手,指が扉板と商品取出口の
縁枠との間に挟まれた場合でも、多少の力を加えて扉板
を開方向に押し戻すことにより簡単に挟まれた手,指を
抜き出すことができて安全である。しかも、従来の扉装
置に装備した指詰め検知装置が省略できるのでコストも
低減する。
部との間を牽引用の引っ張りばね(コイルばね)を介し
て連結しておくことにより、扉板が開放位置から閉位置
に向けてスライド移動している途中で商品取出口に差し
込んだ手,指などに扉板の前縁が当たると、駆動部は閉
位置に向けてそのまま前進移動するが、扉板は手,指に
突き当たった位置に停止し、駆動部との間を連結してい
る牽引用の引っ張りばねが駆動部の前進移動に連れて伸
張する。したがって、手,指に加わる力は引っ張りばね
のばね力だけであり、あらかじめ引っ張りばねとして小
さなばね定数のものを採用しておけば、手,指を傷めた
りすることはなく、しかも手,指が扉板と商品取出口の
縁枠との間に挟まれた場合でも、多少の力を加えて扉板
を開方向に押し戻すことにより簡単に挟まれた手,指を
抜き出すことができて安全である。しかも、従来の扉装
置に装備した指詰め検知装置が省略できるのでコストも
低減する。
【0010】ところで、前記構成では全閉位置に閉じて
いる扉板を外部から手でこじ開けることが可能であり、
このままでは販売待機中に扉板をこじ開けて機内のベン
ドステージに手を差し入れ、飲料ノズルなどが悪戯され
たり、販売動作中にカップへ注出するホット飲料に手に
触れて火傷をするおそれがある。そこで、本発明では、
扉板を全閉位置に鎖錠する扉ロック機構を備え、商品販
売動作に連繋した商品の取出し時を除いて常時は扉板を
全閉位置に鎖錠するようにして、悪戯,火傷の防止を図
っている。
いる扉板を外部から手でこじ開けることが可能であり、
このままでは販売待機中に扉板をこじ開けて機内のベン
ドステージに手を差し入れ、飲料ノズルなどが悪戯され
たり、販売動作中にカップへ注出するホット飲料に手に
触れて火傷をするおそれがある。そこで、本発明では、
扉板を全閉位置に鎖錠する扉ロック機構を備え、商品販
売動作に連繋した商品の取出し時を除いて常時は扉板を
全閉位置に鎖錠するようにして、悪戯,火傷の防止を図
っている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。なお、実施例の図中で図4に対応する
同一部材には同じ符号が付してある。図1(a) 〜(c) に
おいて、商品取出口6の内側に配した扉板7はローラ7
aを介して上下一対のガイドレール8の間に架設して、
矢印P方向へスライド可能に支持されている。また、扉
板7の背後には扉板を開閉操作する自走式駆動部10が
配備されている。ここで、駆動部10は移動フレーム1
1に駆動モータ12を搭載し、該モータ12で駆動する
ピニオン13が扉板7と並行に敷設したラック14に噛
み合って矢印P方向に移動する。なお、移動フレーム1
1の下端はローラ11aを介してガイドレール15に案
内支持されている。そして、扉板7の後端と駆動部の移
動フレーム11との間が牽引用の引っ張りコイルばね1
6を介して相互連結されている。なお、コイルばね16
はばね定数が比較的小さいばねであり、かつ閉方向に多
少のバイアスばね力を与えるために、扉板7の裏面側に
は移動フレーム11の突端内側に向けて突き出す突起7
bを備えている。
づいて説明する。なお、実施例の図中で図4に対応する
同一部材には同じ符号が付してある。図1(a) 〜(c) に
おいて、商品取出口6の内側に配した扉板7はローラ7
aを介して上下一対のガイドレール8の間に架設して、
矢印P方向へスライド可能に支持されている。また、扉
板7の背後には扉板を開閉操作する自走式駆動部10が
配備されている。ここで、駆動部10は移動フレーム1
1に駆動モータ12を搭載し、該モータ12で駆動する
ピニオン13が扉板7と並行に敷設したラック14に噛
み合って矢印P方向に移動する。なお、移動フレーム1
1の下端はローラ11aを介してガイドレール15に案
内支持されている。そして、扉板7の後端と駆動部の移
動フレーム11との間が牽引用の引っ張りコイルばね1
6を介して相互連結されている。なお、コイルばね16
はばね定数が比較的小さいばねであり、かつ閉方向に多
少のバイアスばね力を与えるために、扉板7の裏面側に
は移動フレーム11の突端内側に向けて突き出す突起7
bを備えている。
【0012】かかる構成で、駆動部10のモータ12を
正転,逆転して移動フレーム11をラック14に沿って
走行させると、図1(a) のようにコイルばね16を介し
て連結した扉板7が移動フレーム11に従動する形で閉
位置(実腺)と開位置(鎖線)との間を矢印P方向に移
動して商品取出口6を開閉する。この場合に扉閉時には
多少のバイアスばね力を加えた状態で引っ張りコイルば
ね16を介して扉板7を閉方向に牽引し、扉開時には突
起7bを介して移動フレーム11が扉板7を開放位置に
向けて直接押す。
正転,逆転して移動フレーム11をラック14に沿って
走行させると、図1(a) のようにコイルばね16を介し
て連結した扉板7が移動フレーム11に従動する形で閉
位置(実腺)と開位置(鎖線)との間を矢印P方向に移
動して商品取出口6を開閉する。この場合に扉閉時には
多少のバイアスばね力を加えた状態で引っ張りコイルば
ね16を介して扉板7を閉方向に牽引し、扉開時には突
起7bを介して移動フレーム11が扉板7を開放位置に
向けて直接押す。
【0013】一方、図1(c) で示すように、扉閉時に商
品取出口6に手,指が差し込まれていると、駆動部10
は閉位置に向けてそのまま走行を続けるが、扉板7は移
動の途中で前縁が指に当たってその位置に停止し、引っ
張りコイルばね16が伸張して移動フレーム11との間
の変位を吸収する。したがって、商品取出口6と扉板7
との間に挟まれた指にはモータ12に駆動力が直接加わ
ることがなく、これよりは弱い引っ張りコイルばね16
のばね力が加わるだけで痛み,怪我を与えるおそれはな
い。しかも、この位置で指で扉板7を開放に押すと、引
っ張りコイルばね16がさらに伸張して容易に扉板7が
開方向に後退する。これにより、挟まれた手,指を簡単
に商品取出口6から引き出すことができる。
品取出口6に手,指が差し込まれていると、駆動部10
は閉位置に向けてそのまま走行を続けるが、扉板7は移
動の途中で前縁が指に当たってその位置に停止し、引っ
張りコイルばね16が伸張して移動フレーム11との間
の変位を吸収する。したがって、商品取出口6と扉板7
との間に挟まれた指にはモータ12に駆動力が直接加わ
ることがなく、これよりは弱い引っ張りコイルばね16
のばね力が加わるだけで痛み,怪我を与えるおそれはな
い。しかも、この位置で指で扉板7を開放に押すと、引
っ張りコイルばね16がさらに伸張して容易に扉板7が
開方向に後退する。これにより、挟まれた手,指を簡単
に商品取出口6から引き出すことができる。
【0014】なお、図示実施例では扉板7が駆動部10
とは別個にガイドレール9に案内支持されているが、駆
動部10の移動フレーム11の中央に短尺なガイドレー
ルを取付け、このガイドレールに沿って扉板7を案内支
持することもできる。次に前記構成の応用実施例を図
2,図3に示す。すなわち、図1の構成のままでは扉板
7を全閉位置に鎖錠する手段がなく、扉板7を閉位置に
移動して商品取出口6を閉じた状態でも外部から扉板7
をこじ開けることができる。そこで、図2,図3の実施
例では扉板7を全閉位置に鎖錠する扉ロック機構17を
備え、販売動作に連繋した商品取出時にのみその鎖錠を
釈放した上で、駆動部10の移動操作により扉板7を開
放し、それ以外の販売待機時,および販売動作中は扉板
7を閉位置に鎖錠して外部から勝手に開けることができ
ないようにして悪戯などの防止を図っている。
とは別個にガイドレール9に案内支持されているが、駆
動部10の移動フレーム11の中央に短尺なガイドレー
ルを取付け、このガイドレールに沿って扉板7を案内支
持することもできる。次に前記構成の応用実施例を図
2,図3に示す。すなわち、図1の構成のままでは扉板
7を全閉位置に鎖錠する手段がなく、扉板7を閉位置に
移動して商品取出口6を閉じた状態でも外部から扉板7
をこじ開けることができる。そこで、図2,図3の実施
例では扉板7を全閉位置に鎖錠する扉ロック機構17を
備え、販売動作に連繋した商品取出時にのみその鎖錠を
釈放した上で、駆動部10の移動操作により扉板7を開
放し、それ以外の販売待機時,および販売動作中は扉板
7を閉位置に鎖錠して外部から勝手に開けることができ
ないようにして悪戯などの防止を図っている。
【0015】ここで、図2の構成では、扉ロック機構1
7が扉板7の側縁の折り曲げ部に係合し合うようばね付
勢されたレバー式の鎖錠爪18と、該鎖錠爪を釈放操作
する電磁ソレノイド19とからなる。かかる構成によ
り、扉板7が閉じると扉板の側縁が鎖錠爪18に係止し
て全閉位置に鎖錠されるので、外部から扉板7をこじ開
けることができない。この状態から販売動作時の終了時
点で制御部からの指令により扉板7を開放するのに先立
ってソレノイド19を作動させると、鎖錠爪18が時計
方向に揺動して扉板7の鎖錠を釈放する。これにより、
駆動部10(図1参照)の操作で扉板7を開放できる。
7が扉板7の側縁の折り曲げ部に係合し合うようばね付
勢されたレバー式の鎖錠爪18と、該鎖錠爪を釈放操作
する電磁ソレノイド19とからなる。かかる構成によ
り、扉板7が閉じると扉板の側縁が鎖錠爪18に係止し
て全閉位置に鎖錠されるので、外部から扉板7をこじ開
けることができない。この状態から販売動作時の終了時
点で制御部からの指令により扉板7を開放するのに先立
ってソレノイド19を作動させると、鎖錠爪18が時計
方向に揺動して扉板7の鎖錠を釈放する。これにより、
駆動部10(図1参照)の操作で扉板7を開放できる。
【0016】一方、図3の構成では、扉ロック機構17
が扉板7を全閉位置に鎖錠するラック兼用のロック棒2
0と、該ロック棒のラックと噛み合うピニオン21に連
結した駆動モータ21とからなる。そして、扉板7を閉
じた状態ではロック棒20の先端を扉板7の側縁部に押
し当てて閉位置に鎖錠し、扉開放時には駆動部10(図
1参照)の操作に先立ってモータ21によりピニオン2
1を駆動してロック棒20を後退させて扉板7を鎖錠を
釈放する。
が扉板7を全閉位置に鎖錠するラック兼用のロック棒2
0と、該ロック棒のラックと噛み合うピニオン21に連
結した駆動モータ21とからなる。そして、扉板7を閉
じた状態ではロック棒20の先端を扉板7の側縁部に押
し当てて閉位置に鎖錠し、扉開放時には駆動部10(図
1参照)の操作に先立ってモータ21によりピニオン2
1を駆動してロック棒20を後退させて扉板7を鎖錠を
釈放する。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、従来装置のように指爪検知機構を装備することな
く、商品取出口の扉板とその駆動部との間を牽引用の引
っ張りばねで連結するだけの簡単な構造で、扉を閉じる
際の途中で商品取出口と扉板の間に手,指が挟まれた場
合でも、手,指が扉板で強く圧迫されることがなく、か
つ外部から扉板を開方向に押し戻して挟まれた手,指を
商品取出口から引き出すことができる。これにより、不
測な怪我の発生を安全に回避できる。
ば、従来装置のように指爪検知機構を装備することな
く、商品取出口の扉板とその駆動部との間を牽引用の引
っ張りばねで連結するだけの簡単な構造で、扉を閉じる
際の途中で商品取出口と扉板の間に手,指が挟まれた場
合でも、手,指が扉板で強く圧迫されることがなく、か
つ外部から扉板を開方向に押し戻して挟まれた手,指を
商品取出口から引き出すことができる。これにより、不
測な怪我の発生を安全に回避できる。
【0018】また、請求項2のように扉板を全閉位置に
鎖錠する扉ロック機構を付設することにより、販売待機
時,販売動作中に外部から扉板をこじ開けて機内に手な
どを差し入れる悪戯行為を防止できる。
鎖錠する扉ロック機構を付設することにより、販売待機
時,販売動作中に外部から扉板をこじ開けて機内に手な
どを差し入れる悪戯行為を防止できる。
【図1】本発明の請求項1,2に対応した実施例の構成
図であり、(a) は機内側から見た商品取出口扉装置の裏
面図、(b),(c) はそれぞれ扉が閉じている状態,および
扉を閉じる途中で指詰めの発生状態を表した扉装置の上
面図
図であり、(a) は機内側から見た商品取出口扉装置の裏
面図、(b),(c) はそれぞれ扉が閉じている状態,および
扉を閉じる途中で指詰めの発生状態を表した扉装置の上
面図
【図2】本発明の請求項3に対応する扉ロック機構の一
実施例の構成図
実施例の構成図
【図3】図2と異なる扉ロック機構の実施例の構成図
【図4】本発明の実施対象となるカップ式飲料自動販売
機の構成図であり、(a) は自動販売機全体の正面図、
(b) は従来における商品取出口扉装置の横断面図
機の構成図であり、(a) は自動販売機全体の正面図、
(b) は従来における商品取出口扉装置の横断面図
6 商品取出口 7 扉板 9 ガイドレール 10 駆動部 11 移動フレーム 12 駆動モータ 16 牽引用の引っ張りコイルばね 17 扉ロック機構
Claims (3)
- 【請求項1】商品販売動作に連繋して商品取出口を開閉
するスライド式の扉装置であって、商品取出口の内側に
配した扉板と、該扉板の背後に配置して扉板を開閉方向
に移動操作する扉駆動部と、該扉駆動部と扉板との間を
連結して扉板を閉方向に牽引する伸縮可能な引っ張りば
ねとからなることを特徴とする自動販売機の商品取出口
扉装置。 - 【請求項2】請求項1記載の商品取出口扉装置におい
て、引っ張りばねが、扉板と駆動部の移動フレームとの
間にまたがって張架したコイルばねであることを特徴と
する自動販売機の商品取出口扉装置。 - 【請求項3】請求項1記載の商品取出口扉装置におい
て、扉板を全閉位置に鎖錠する扉ロック機構を備え、商
品販売動作に連繋した商品の取出し時を除いて常時は扉
板を全閉位置に鎖錠するようにしたことを特徴とする自
動販売機の商品取出口扉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24677896A JPH1091854A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 自動販売機の商品取出口扉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24677896A JPH1091854A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 自動販売機の商品取出口扉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1091854A true JPH1091854A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17153526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24677896A Withdrawn JPH1091854A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 自動販売機の商品取出口扉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH1091854A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3355283A4 (en) * | 2015-09-21 | 2019-05-15 | Shanghai Geant Industrial Co., Ltd | DOOR COVERING OF A SALES AUTOMAT |
CN110120129A (zh) * | 2019-03-26 | 2019-08-13 | 黄春华 | 一种基于双重防护便于取餐的自动零售机 |
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1996
- 1996-09-19 JP JP24677896A patent/JPH1091854A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3355283A4 (en) * | 2015-09-21 | 2019-05-15 | Shanghai Geant Industrial Co., Ltd | DOOR COVERING OF A SALES AUTOMAT |
CN110120129A (zh) * | 2019-03-26 | 2019-08-13 | 黄春华 | 一种基于双重防护便于取餐的自动零售机 |
CN110120129B (zh) * | 2019-03-26 | 2021-05-14 | 绍兴兰卡智能科技有限公司 | 一种基于双重防护便于取餐的自动零售机 |
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