JPH1090329A - 電界センサ - Google Patents

電界センサ

Info

Publication number
JPH1090329A
JPH1090329A JP8265481A JP26548196A JPH1090329A JP H1090329 A JPH1090329 A JP H1090329A JP 8265481 A JP8265481 A JP 8265481A JP 26548196 A JP26548196 A JP 26548196A JP H1090329 A JPH1090329 A JP H1090329A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric field
sensor head
connector
sensor
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8265481A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Togano
祐一 戸叶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP8265481A priority Critical patent/JPH1090329A/ja
Publication of JPH1090329A publication Critical patent/JPH1090329A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で、かつアンテナで受信する以外にノイ
ズの取り込みや環境に対するノイズの発信がなく、アン
テナが電気式電界センサと互換性がある電界センサを提
供する。 【解決手段】 センサヘッド9を、センサヘッド9とア
ンテナ41を接続および脱離するコネクタ31の中に内
蔵されている電界センサであって、コネクタ31が電気
信号用コネクタである場合には、センサヘッドは、コネ
クタ31のうちアンテナ側と対向する側に内蔵されてい
る電界センサであり、コネクタ31が光ファイバコネク
タである場合には、センサヘッドは、コネクタ31のう
ちアンテナ側に内蔵された構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波や電磁ノイズ
の測定に用いられる電界センサに関し、特に、電磁波に
よる電界強度を測定するための、および放送電波等の特
定周波数の信号電波の受信アンテナとして機能する電界
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の情報機器や通信機器、
あるいはロボット等のFA機器、自動車、鉄道等の制御
器など多くの電気機器は、外部からの電磁ノイズによっ
て誤動作などの影響を受ける危険を常にもっている。従
って、EMC分野では、外部の電磁環境や、他に影響を
及ぼすようなノイズの大きさ、また自らが発生するノイ
ズ等を正確に測定することが重要となっている。
【0003】上述のような電磁ノイズの測定には、従来
は、通常のアンテナを用いて受信し、導電ケーブルで測
定器まで導いて検出する方法がとられてきた。この方法
による電界センサを電気式電界センサという。
【0004】最近、印加される電界強度に応じて、入射
した光の強度が変化して出射するように構成された光学
素子を用いて電界強度変化を光強度変化に変換し、光フ
ァイバを通じて受光器まで導いて検出する方法による電
界センサが開発されている。
【0005】電界センサのセンサヘッドには、電界強度
を出射光の強度変化に変換する光学素子として電気光学
効果を有する結晶を用いたバルク素子構造と、導波路型
素子構造とがある。後者は、前者に比較して、10倍以
上検出感度が高い特徴がある。
【0006】図5は、電気光学効果による電界センサの
構成を示す図である。図6は、図5の導波路型のセンサ
ヘッド9の構成を示す図である。
【0007】図5及び図6に示すように、センサヘッド
9は、c軸に垂直に切り出したニオブ酸リチウム単結晶
の基板10上に入出射光導波路24、そこから分岐して
結合した位相シフト光導波路25、および2本の位相シ
フト光導波路25の端面に反射部26が形成されてい
る。入出射光導波路24の端には、偏波面保持ファイバ
16が結合されている。また、位相シフト光導波路25
上には、一対の変調電極27が設置され、導電ケーブル
44を経由してアンテナ41に接続されている。
【0008】光源5からシングルモードファイバ15等
をとおったセンサヘッド9への入射光は、入出射光導波
路24に入射した後、二つの位相シフト光導波路25に
エネルギーが分割され、反射部26で反射されてもとの
光路をもどる。電界が印加された場合、アンテナ41に
より変調電極27に電圧が誘起されて、二つの位相シフ
ト光導波路25中には、深さ方向に互いに反対向きの電
界成分が生じる。その結果、二つの光波間で印加電界の
大きさに応じて位相差が生じ、入出射光導波路24端か
ら再び出射される出射光の強度は、印加電界強度に応じ
て変化する。また、出射光は、光サーキュレータ6によ
って入射光と分離され、受光器7に入射する。
【0009】電界センサの場合、センサヘッド9と受光
器7は、偏波面保持ファイバ16等で接続されているた
め、長距離でも減衰は少なく、また伝送路と環境との間
のノイズの授受がないなどの特徴がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】電気式電界センサは、
古くから採り入れられ、最も一般的な方法であるが、長
い距離にわたる導電ケーブルの存在により信号の減衰が
大きく、電界分布が乱れてしまったり、導電ケーブルへ
のノイズ侵入の恐れがあるなどの問題がある。
【0011】電界センサの場合でも、光ファイバを伝送
路とすることを除いて、アンテナからセンサヘッドまで
の導電ケーブルの存在は、前記と同様の問題を呈する。
【0012】また、導電ケーブルは、引き回しにより変
形し、磨耗し、損傷を受けてインピーダンスが変化しや
すく、そのため定期的な較正を要し、あるいは交換を余
儀なくされる。
【0013】さらに、電磁ノイズの測定において、電気
式電界センサと電界センサは、従来、それぞれ独立に使
われてきた経緯があるため、構成上に互換性がなく、測
定における相互の比較検討は容易でないという問題があ
った。
【0014】本発明の目的は、かかる問題提起にもとづ
き、小型で、かつアンテナで受信する以外にノイズの取
り込みや環境に対するノイズの発信がなく、アンテナが
電気式電界センサと互換性がある電界センサを提供する
ことである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、印加される電界強度に応じて、入射する
光の強度が変化して出射するように構成されたセンサヘ
ッド、センサヘッドの入射光の光源、センサヘッドから
の出射光を検出する受光器、光源からセンサヘッドまで
およびセンサヘッドから受光器までの光の伝送路をなす
光ファイバ、および、印加電界を受信しセンサヘッドに
入力するアンテナから構成される電界センサにおいて、
センサヘッドは、センサヘッドとアンテナを接続および
脱離するコネクタの中に内蔵されている電界センサであ
る。
【0016】本発明は、コネクタが電気信号用コネクタ
である場合には、センサヘッドは、コネクタのうちアン
テナ側と対向する側のレセプタクルに内蔵に内蔵されて
いる電界センサであり、コネクタが光ファイバコネクタ
である場合には、センサヘッドは、コネクタのうちアン
テナ側のプラグに内蔵されている電界センサである。
【0017】さらに、本発明は、センサヘッドが電気光
学効果を示す基板上に形成された分岐干渉型光導波路、
および分岐干渉型光導波路の2本の位相シフト光導波路
の近傍に配置した変調電極から構成される光導波路素子
型センサヘッドの電界センサである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0019】まず、本発明の第1および第2の実施の形
態について説明する。
【0020】図1および図2は、本発明の第1および第
2の実施の形態を示す説明図である。本発明に使われる
コネクタは、電気信号用コネクタ31である。電気信号
用コネクタ31は、プラグ32およびレセプタクル33
から構成され、これらが接続されて伝達されるのは電気
信号である。図1において、アンテナ41からの導電ケ
ーブル44は、電気信号用コネクタ31のプラグ32に
接続され、センサヘッド9は、電気信号用コネクタ31
のアンテナ41側のプラグ32と対向する側、つまりレ
セプタクル33に内蔵されている。ここに用いられるセ
ンサヘッド9は、さきに説明した図6に示されたもので
ある。アンテナ41からの電気信号は、接続された電気
信号用コネクタ31のプラグ32を通じて、そのレセプ
タクル33に内蔵されたセンサヘッド9の変調電極27
に導かれる。センサヘッド9に接続される偏波面保持フ
ァイバ16は、そのままレセプタクル33から光サーキ
ュレータ6に接続されている。
【0021】図2は、図1の構成と同様の電気信号用コ
ネクタ31が、アンテナ41のバルン42と一体となっ
ている電界センサである。レセプタクル33を含む電気
信号用コネクタ31をバルン42に収容する構造として
もよい。なお、説明のために、電界センサの系全体のう
ち、電気信号用コネクタ31が、図1および図2で、強
調して描かれている。
【0022】本発明の実施の形態による電界センサは、
センサヘッド9が電気信号用コネクタ31のアンテナ4
1側と対向する側、すなわちレセプタクル33に内蔵さ
れていることが特徴である。センサヘッド9を収容する
専用のパッケージを使う方式に比べて、小型になる。さ
らに、本発明の実施の形態によって示される電界センサ
は、アンテナ41に互換性を有することとなる。このた
め、同種の電気信号用コネクタに統一すれば、容易にア
ンテナ41を差し替えることが可能となり、電界センサ
と電気式電界センサの間で、あるいは複数の電界センサ
の間で、系の特性を比較し、較正し、または、異なる複
数のアンテナを用いることにより、アンテナの依存性を
明らかにすることも容易となる。
【0023】さらに、図2に示す電界センサは、アンテ
ナとセンサヘッドの間に、導電ケーブルが使用されるこ
とはなく、従来、導電ケーブルと環境空間との間で生じ
ていた損失による信号強度の低下、漏洩、電界の乱れ発
生、導電ケーブルへのノイズの侵入等々の問題を絶つこ
とができる構成である。
【0024】次に、本発明の第3および第4の実施の形
態について説明する。
【0025】図3および図4は、本発明の第3および第
4の実施の形態を示す図である。本発明に使われるコネ
クタは、光ファイバコネクタ51である。光ファイバコ
ネクタ51は、アダプタ54とその両側に二つのプラグ
52,53から構成されている。図3において、アンテ
ナ41からの導電ケーブル44が接続された光ファイバ
コネクタ51の一方のプラグ52には、センサヘッド9
が内蔵されている。センサヘッド9に接続されたプラグ
52のフェルール(図示せず)は、スリーブを包含する
アダプタ54を介して、対向する受光器7側のプラグ5
3のフェルールと光学的に結合される。
【0026】図4は、図3の構成と同様の光ファイバコ
ネクタ51がアンテナ41のバルン42と一体となって
いる電界センサである。光ファイバコネクタ51をバル
ン41に収容する構造としてもよい。説明のために、電
界センサの系全体のうち、光ファイバコネクタ51が、
図3および図4では、強調して描かれている。
【0027】本発明の実施の形態による電界センサは、
センサヘッド9が光ファイバコネクタ51のうち、アン
テナ41側のプラグ52に内蔵されていることが特徴で
ある。センサヘッド9を収容する専用のパッケージを使
う方式に比べて、小型になる。さらに、本発明の実施の
形態によって示される電界センサは、アンテナ41とセ
ンサヘッド9が対を構成している。このため、複数の電
界センサの間で、アンテナとセンサヘッドを一組とし、
これに接続される光源、受光器等を、相互に差し替える
ことが可能で、系の特性の比較、較正等が容易となる。
さらに、図4に示す電界センサは、前記図2に示した電
界センサと同様の特徴を有する。
【0028】また、据え置き型のアンテナに限らず、携
帯可能な小型アンテナを使った電界センサに適用するこ
とは、もちろん可能であり、上述の各特徴はそのままあ
てはまる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、小型
で、電気式電界センサとの間にアンテナの交換が可能な
ため互換性を有する電界センサを実現した。また、アン
テナとセンサヘッドの間に導電ケーブルを使用せず、従
来導電ケーブル使用に伴って発生していた、例えば、新
たなノイズの侵入等の問題を解決した電界センサを実現
した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す説明図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す説明図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す説明図。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す説明図。
【図5】電気光学効果による電界センサの構成を示す
図。
【図6】導波路型のセンサヘッドの構成を示す図。
【符号の説明】
5 光源 6 光サーキュレータ 7 受光器 8 測定器 9 センサヘッド 10 基板 15 シングルモードファイバ 16 偏波面保持ファイバ 24 入出射光導波路 25 位相シフト光導波路 26 反射部 27 変調電極 31 コネクタ(電気信号用) 32 プラグ 33 レセプタクル 41 アンテナ 42 バルン 44 導電ケーブル 51 光ファイバコネクタ 52,53 プラグ 54 アダプタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印加される電界強度に応じて、入射する
    光の強度が変化して出射するように構成されたセンサヘ
    ッド、該センサヘッドの入射光の光源、前記センサヘッ
    ドからの出射光を検出する受光器、前記光源から前記セ
    ンサヘッドまでおよび該センサヘッドから前記受光器ま
    での光の伝送路をなす光ファイバ、および、印加電界を
    受信し前記センサヘッドに入力するアンテナから構成さ
    れる電界センサにおいて、前記センサヘッドは、該セン
    サヘッドと前記アンテナを接続および脱離するコネクタ
    の中に内蔵されていることを特徴とする電界センサ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタは、電気信号用コネクタで
    あり、前記センサヘッドは、該コネクタのうち前記アン
    テナ側と対向する側のレセプタクルに内蔵されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の電界センサ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタは、光ファイバコネクタで
    あり、前記センサヘッドは、該コネクタのうち前記アン
    テナ側のプラグに内蔵されていることを特徴とする請求
    項1記載の電界センサ。
  4. 【請求項4】 前記センサヘッドは、電気光学効果を示
    す基板上に形成された分岐干渉型光導波路、および該分
    岐干渉型光導波路の2本の位相シフト光導波路の近傍に
    配置した変調電極から構成された光導波路素子型センサ
    ヘッドであることを特徴とする請求項1ないし請求項3
    のいずれかに記載の電界センサ。
JP8265481A 1996-09-13 1996-09-13 電界センサ Pending JPH1090329A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8265481A JPH1090329A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 電界センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8265481A JPH1090329A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 電界センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1090329A true JPH1090329A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17417782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8265481A Pending JPH1090329A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 電界センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1090329A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7398672B2 (ja) 光電界センサヘッド
JP2000097980A (ja) 進行波型光電界センサ
JPH1090329A (ja) 電界センサ
JPH09113557A (ja) 電界センサの動作点調整方法及び電界センサ
JPH0989961A (ja) 電界検出装置
JP3632714B2 (ja) 電磁波受信システム
JP3611409B2 (ja) 電界センサ
JP2014215140A (ja) 電界計測装置
JP3505669B2 (ja) 電界センサ
JPH1090327A (ja) 電界センサ
JP3673611B2 (ja) 電界センサ
JP2024031231A (ja) 光電界センサ
JPH08313577A (ja) 電界センサ
JPH11352165A (ja) 位相整合型光電界センサ
JP2562287Y2 (ja) 電界アンテナ
JP3516174B2 (ja) 物理量検出器
JP2001050986A (ja) 非接触型電圧プローブ装置
JP3577616B2 (ja) 電界センサ
JPH1054857A (ja) 電圧検出装置および電界センサ
JPH09281165A (ja) 電界センサ
JP2021110647A (ja) 光電界センサ
JPH11352164A (ja) 位相整合型光電界センサ
JPH10206476A (ja) 電界センサ
JPH085687A (ja) 電界センサ
JP2011191107A (ja) 多チャンネルロータリージョイントを有する光伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405