JPH1054857A - 電圧検出装置および電界センサ - Google Patents

電圧検出装置および電界センサ

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JPH1054857A
JPH1054857A JP8211773A JP21177396A JPH1054857A JP H1054857 A JPH1054857 A JP H1054857A JP 8211773 A JP8211773 A JP 8211773A JP 21177396 A JP21177396 A JP 21177396A JP H1054857 A JPH1054857 A JP H1054857A
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JP
Japan
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antenna
electric field
voltage
head
field sensor
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JP8211773A
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English (en)
Inventor
Yuichi Togano
祐一 戸叶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広帯域化、高感度化が実現されかつアンテナ
や検出端子の接続や離脱に対処できるように構成した電
圧検出装置、およびそれを用いた電界センサを提供する
こと。 【解決手段】 入射光を電圧に応じた強度の出射光にす
るセンサヘッド101と、その出射光を受光してその強
度を検出する受光器3とを含む。センサヘッドは、電気
光学効果を示す基板11上に形成された分岐干渉型光導
波路の2本の位相シフト光導波路17の近傍に変調電極
12を配置したものである。変調電極は位相シフト光導
波路上に光の進行方向に沿って連なるように分割されか
つ互いに容量結合されている複数の電極素子よりなる。
前記電圧は複数の電極素子の両端のもの間にヘッド側コ
ネクタ61を通して印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧検出装置、お
よびそれを用いて電波や電磁ノイズを測定する電界セン
サに関し、とくに、電磁波による電界強度の測定、およ
び放送電波等の特定周波数の信号電波のアンテナとして
も機能する電界センサに関する。
【0002】
【従来の技術】電気回路内部等における電圧波形の計測
には、従来計測対象間にオシロスコープの測定用プロー
ブが用いられてきた。この計測方法は、プローブによっ
て検出端の信号を直接オシロスコープに導いて電圧波形
を計測するもので、広く利用されている。
【0003】他方、コンピュータ等の情報機器や通信機
器、ロボット等のFA機器、自動車、鉄道等の制御器な
ど多くの電気機器は、外部からの電磁ノイズによって誤
動作などの影響を受ける危険を常にもっている。これに
関連してEMC分野では、外部の電磁環境や、他に影響
を及ぽすようなノイズの大きさ、また自らが発生するノ
イズ等を正確に測定することが重要となっている。これ
ら電磁ノイズの測定には、従来は、通常のアンテナを用
いて受信し、導電ケーブルで測定器まで導いて検出する
方法がとられてきた。
【0004】最近、電界強度の計測において、印加され
る電界強度に応じて、入射した光の強度が変化して出射
するように構成された光学素子を用いて、電界強度を光
強度変化に変換して検出する方法および装置が開発され
ている。電圧検出においても、同様の原理にもとづいた
方法および装置が開発されている。ここでは、前者を電
界センサと呼び、また後者を電圧検出器と呼ぶ。
【0005】図23および図24は、それぞれ、その機
能を有する、電気光学効果による電界センサの構成を示
す図である。電界センサのセンサヘッドには、電界強度
を出射光の強度変化に変換する光学素子として電気光学
効果を有する結晶を用いたバルク素子構造と、導波路型
素子構造とがある。後者は前者に比較して10倍以上検
出感度が高い特長がある。
【0006】図25は従来技術による透過型の導波路素
子からなるセンサヘッドの構成を示す図である。図25
に示すように、センサヘッド103は、c軸に垂直に切
り出したニオブ酸リチウム単結晶の基板11上に、入射
光導波路14から二つの位相シフト光導波路17に分岐
しさらに出射光導波路15に合流している導波路を設け
ている。入射光導波路14および出射光導波路15の端
には、それぞれ光ファイバ21が結合されている。
【0007】図23および図25を参照して、位相シフ
ト光導波路17上には一対の変調電極13が設置され、
導電ケーブル71を経由してアンテナ4に接続されてい
る。光源2からシングルモードファイバ等の光ファイバ
21を通ったセンサヘッド103への入射光は、入射光
導波路14に入射した後、二つの位相シフト光導波路1
7にエネルギーが分割され、出射光導波路15で合流す
る。電界が印加された場合、アンテナ4により誘起され
た電圧が変調電極13に印加され、二つの位相シフト光
導波路17中には深さ方向に互いに反対向きの電界成分
が生じる。その結果、二つの光波間で印加電界の大きさ
に応じて位相差が生じ、出射光導波路15の端から出射
される出射光強度は、印加電界強度に応じて変化する。
【0008】図26は、従来技術による、非分割の変調
電極を有する反射型センサヘッドを示す。センサヘッド
104は、c軸に垂直に切り出したニオプ酸リチウム単
結晶の基板11上に入出射光導波路16、そこから分岐
して結合した位相シフト光導波路17、および2本の位
相シフト光導波路17の他の一方の端面に形成した反射
部18が形成されている。入出射光導波路16の端に
は、偏波面保持ファイバ等の光フアイバ21が結合され
ている。
【0009】図24および図26を参照して、出射光
は、光サーキュレータ32よって入射光26から分離さ
れ、受光器3に入射する。センサヘッド104と受光器
3は光ファアイバ21で接続されているため、長距離で
も減衰は少なく、また伝送路と環境との間のノイズの授
受がないなどの特長がある。
【0010】また特開平7−306235号公報には、
入射光を電圧に応じた強度の出射光にするセンサヘッド
とその出射光を受光してその強度を検出する受光器とを
含み、出射光の変化により電圧を検出できる装置が開示
されている。その装置においては、センサヘッドは、電
気光学効果を示す基板上に形成された分岐干渉型光導波
路と、この分岐干渉型光導波路の2本の位相シフト光導
波路の近傍に配置され電圧を供給される変調電極とを含
んでいる。この種の装置をここでは電圧検出装置と呼
ぶ。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した電圧検出装置
は、上述した電界センサとして応用できるのは勿論のこ
と、上述した電圧検出器としても応用可能である。即
ち、前者の場合は電界を受信して電圧を誘起するアンテ
ナをセンサヘッドに接続すればよく、また後者の場合は
電圧を検出するための検出端子をセンサヘッドに接続す
ればよい。
【0012】しかしながら、この種の電圧検出装置はそ
れらの接続や離脱に対処できるようには構成されていな
い。
【0013】また例えば、オシロスコープ等、従来の電
気式プローブでは、計測器とグランドレベルが異なる電
気回路や、グランドされていない2点間の電圧波形等を
観測するとき、アースの影響や信号のまわりこみ、さら
にはプローブの容量等が影響し、正確な計測が困難であ
るばかりでなく、不要な情報が計測されることがある。
測定対象が高周波の場合には顕著で、これまでこうした
問題が解決されないままとなっていた。
【0014】また、空間の電磁ノイズまたは電磁漏洩波
(以下ノイズという)の検出には、アンテナによってこ
れを捕捉し、同軸ケーブルを通して検出器に導き検出し
測定する方法がとられてきた。エレクトロニクス部品や
機器を搭載した装置等のノイズ評価試験は前記アンテナ
による方法で行われ、オシロプローブ等を使つて回路の
電圧波形等が測定されてきた。
【0015】しかしながら、同軸ケーブルはそれ自体が
ノイズの発信源となったり、他からのノイズを捕捉する
アンテナの役割をする可能性がある。さらに同軸ケーブ
ルの存在自体が被測定系の電界強度や分布に影響をおよ
ぼすこともある。これらの可能性がある限り、こうした
従来の技術は真実の電界を計測していると断言するには
無理がある。また、同軸ケーブルの伝送損失は小さくな
く、この点の改善も必要とされていた。さらに、アンテ
ナと、これに接続される同軸ケーブルを含む検出器との
間のインピーダンス調整は不可欠であるものの、実際に
はわずらわしい作業である。
【0016】電気式の電界センサは、古くから採り入れ
られ最も一般的な方法であるが、長い距離で同軸ケーブ
ル等を使用するために電界分布が乱れてしまったり、同
軸ケーブル途中からのノイズ侵入の恐れがあるなどの問
題がある。電気光学効果を利用した電界センサの場合で
も、光ファイバを伝送路とするところを除いて、アンテ
ナからセンサヘッドまでの導体ケーブルの存在は同様の
問題を呈する。また、導線ケーブルは、引き回しにより
変形、磨耗のため損傷を受け、インピーダンスが変化し
やすく、そのため定期的な較正を要し、あるいは交換を
余儀なくされる。
【0017】電気光学効果を利用した電界センサは、す
でに実用に供されているものの、それぞれ独立に使われ
てきた経緯があるため、長年培われ、豊富な実績をもつ
従来の電気式の電界センサとの間には構成上の互換性が
なく、測定における相互の比較検討は容易でないという
状態であった。
【0018】それ故に本発明の課題は、アンテナや検出
端子の接続や離脱に対処できるように構成した電圧検出
装置を提供することにある。
【0019】本発明の他の課題は、同軸ケーブルである
伝送路自体がノイズを発生したり、検出器以外の構成体
が他のノイズを捕捉することなく、また伝送路を含む測
定系の存在が被測定系に影響をおよぼすこともなく、さ
らに検出器から計測器までの間の伝送損失による信号の
減衰を少なくし、検出対象および空間の条件に対応し
て、電界を測定し信号を受信することを可能にするとと
もに、インピーダンスの調整を不要で、変調帯域を拡大
するとともに、感度の増加を可能とする電圧検出装置を
提供することにある。
【0020】本発明のさらに他の課題は、上述した電圧
検出装置を使用した電界センサおよび電圧検出器を提供
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入射光
を電圧に応じた強度の出射光にするセンサヘッドと、前
記出射光を受光してその強度を検出する受光器とを含
み、前記センサヘッドは、電気光学効果を示す基板上に
形成された分岐干渉型光導波路と、該分岐干渉型光導波
路の2本の位相シフト光導波路の近傍に配置され前記電
圧を供給される変調電極とを含んでいる電圧検出装置に
おいて、前記変調電極は、前記位相シフト光導波路上に
光の進行方向に沿って連なるように分割されかつ互いに
容量結合されている複数の電極素子を含んでおり、さら
に、前記複数の電極素子の両端のもの間に前記電圧を供
給するためのヘッド側コネクタを備えたことを特徴とす
る電圧検出装置が得られる。
【0022】また本発明によれば、前記電圧検出装置の
前記ヘッド側コネクタに、電界に応じて電圧を誘起する
アンテナを接続したことを特徴とする電界センサが得ら
れる。
【0023】前記センサヘッドは前記ヘッド側コネクタ
に内蔵されていてもよい。
【0024】前記アンテナに接続された導体ケーブル
と、前記導体ケーブルを前記ヘッド側コネクタに接続お
よび脱離可能なアンテナ側コネクタとを備えることは好
ましい。
【0025】前記センサヘッドは前記アンテナ側コネク
タに内蔵されていてもよい。
【0026】前記ヘッド側コネクタ及び前記アンテナ側
コネクタはいずれも光ファイバコネクタであることが好
ましい。
【0027】前記アンテナは、ダイポール・アンテナ、
モノポール・アンテナ、バイコニカル・アンテナ、ログ
ペリオディック・アンテナ、ループ・アンテナ、半波長
ダイポール・アンテナ、バラボラ・アンテナ、GPSア
ンテナ、バイコニカル・ログペリオディック・アンテナ
のうち、いずれかであるとよい。
【0028】また本発明によれば、前記電圧検出装置の
前記ヘッド側コネクタに、電圧を検出するための検出端
子を接続したことを特徴とする電圧検出器が得られる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0030】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
電圧検出装置を示す。この電圧検出装置は、入射光26
を電圧に応じた強度の出射光27にするセンサヘッド1
01と、出射光27を受光してその強度を検出する受光
器3とを含んでいる。センサヘッド101は、電気光学
効果を示すz板のニオブ酸リチウム結晶板よりなる基板
11上に形成された分岐干渉型光導波路を含んでいる。
この分岐干渉型光導波路は、入射光導波路14、その入
射光導波路14より分岐した二つの位相シフト光導波路
17、さらにこれら二つの位相シフト光導波路17が合
流する出射光導波路15とを有するものである。こうし
てこのセンサヘッド101は透過型として構成されてい
る。
【0031】この分岐干渉型光導波路の位相シフト光導
波路17の近傍には電圧を供給される変調電極12が配
置されている。変調電極12は、位相シフト光導波路上
に光の進行方向に沿って連なるように4分割されかつ互
いに容量結合されている電極素子よりなる。変調電極1
2の材料にはAuを用い、センサヘッド抵抗の目標を約
5Ωとし、膜厚を1μmとした。
【0032】変調電極12の複数の電極素子の両端のも
の間に導体ケーブル71を介してヘッド側コネクタ61
が接続されている。このヘッド側コネクタ61は、後文
にて説明するようにアンテナや検出端子が接続可能なも
のである。
【0033】さらに、入射光導波路14、および出射光
導波路15にはそれぞれ入射光ファイバ22、出射光フ
ァイバ23を接続してセンサヘッド101を構築した。
【0034】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
電圧検出装置を示す。この電圧検出装置においては、入
射光26は入射光導波路14に続く二つの位相シフト光
導波路17に分岐して進行し、変調電極12の近傍を通
って光反射部18で反射し,シングルモードファイバ2
5を通って出射光27として出射される。出射光27は
光サーキュレータ32によって入射光26と分離し受光
器3に向けて進行する。即ち、このセンサヘッド102
は反射型として構成されている。
【0035】図3は、図1に示した電圧検出装置を使用
して構成した電圧検出器の一例を示す。入射光ファイバ
22には光源2が接続されている。また受光器3には出
射光の強度を測定するための測定器31が接続されてい
る。センサヘッド101に含まれたヘッド側コネクタ6
1には一対の導体72が接続されている。これらの導体
72は前述の導体ケーブル71に一対一で接続されたも
のであり、各々の先端に検出端子73を備えている。
【0036】この電圧検出器によれば、検出端子73を
被検出体(図示せず)に接触させると、電圧がセンサヘ
ッド101に供給され、入射光がその電圧に応じた強度
の出射光になるので、その出射光を受光器3で受光して
測定器31で測定することにより、電圧を検出できる。
【0037】図4は、図2に示した電圧検出装置を使用
して構成した電圧検出器の一例を示す。入射光ファイバ
22には光源2が接続されている。また受光器3には出
射光の強度を測定するための測定器31が接続されてい
る。センサヘッド102に含まれたヘッド側コネクタ6
1には一対の導体72が接続されている。これらの導体
72は前述の導体ケーブル71に一対一で接続されたも
のであり、各々の先端に検出端子73を備えている。
【0038】この電圧検出器によっても、検出端子73
をひ被検出体に接触させると、電圧がセンサヘッド10
2に供給され、入射光がその電圧に応じた強度の出射光
になるので、その出射光を受光器3で受光して測定器3
1で測定することにより、電圧を検出できる。
【0039】図3および図4のいずれの場合であって
も、センサヘッド101又は102には、前述したよう
に分割されかつ容量結合され複数の変調素子からなる変
調電極を使用しているため、変調帯域が約5GHzに広
がる。また約10dBの検出感度の上昇が確認された。
【0040】図5は、図1に示した電圧検出装置を使用
して構成した電圧検出器の他の例を示す。この電圧検出
器においては、透過型センサヘッド101がヘッド側コ
ネクタ61に内蔵されている。したがって、このコネク
タ61の端子61aを被検出体に接続することにより、
前述と同様な作用により電圧を検出できる。
【0041】なお図2に示した反射型のセンサヘッド1
02を使用しても同様に構成できかつ同等な作用を得る
ことができる。
【0042】図6は、図1に示した電圧検出装置を使用
して構成した電界センサの一例を示す。図6において、
アンテナ4に接続された導体ケーブル74にはアンテナ
側コネクタ62が取り付けられている。ここで、アンテ
ナ側コネクタ62を脱離し、同種のコネクタを有する他
の導体ケーブルを接続した測定器を接続すれば、電気光
学効果による電界センサではなく、さきに説明した従来
の電気式電界センサが構成されることになる。その結
果、光電界センサと電気式電界センサの間には互換性が
生じることになる。したがってコネクタの接続を替える
ことにより、同一のアンテナ4を用いて電磁ノイズの測
定をすることもできる。
【0043】あるいは、同じ仕様のコネクタを有する、
たとえば、他の導体ケーブル付きループアンテナがあれ
ば、同様の測定ができる。以上の説明から、本発明によ
る電界センサは、アンテナの種類を問わないことは改め
て説明を要しない。
【0044】このように、電気式の電界センサと導波路
素子のセンサヘッドを用いた電界センサとの間で、ある
いは複数の光電界センサの間で比較し、較正すること、
または、異なる複数のアンテナを用いることが可能で、
アンテナの依存性を明らかにすることも容易に可能とな
る。
【0045】なお、図2に示す反射型のセンサヘッド1
02を用いることができることは勿論である。
【0046】図7は、図1に示した電圧検出装置を使用
して構成した電界センサの他の例を示す。図7におい
て、ヘッド側コネクタ61はセンサヘッド101に一体
に組み付けられている。またアンテナ側コネクタ62は
アンテナ4に一体に組み付けられている。
【0047】これによるとアンテナ4とセンサヘッド1
01はヘッド側コネクタ61およびアンテナ側コネクタ
62を通じて接続されるため、アンテナ4とセンサヘッ
ド101との間に導体ケーブルを用いられる必要はな
い。したがって、アンテナ4で受信する以外にノイズが
侵入する余地はない状態で電磁ノイズの測定を遂行する
ことができる。また導体ケーブルは全く不要であるた
め、従来問題となっていた同軸ケーブルの引き回しによ
る変形、磨耗、損傷によるインピーダンスの変化等の問
題が回避されるのみならず、インピーダンス調整の必要
もまったくなくなる。
【0048】また、たとえば図8に示すように、図7で
使用したアンテナ4の代りに、同種のアンテナ側コネク
タ62を有する他のアンテナ(例えばバイコニカル・ア
ンテナ43)を接続して電界センサを構成することが可
能である。このように、同種のコネクタに統一すれば、
容易に接続を替えることが可能となり、電気式電界セン
サと導波路素子によるセンサヘッドによる電界センサの
間で、あるいは複数の電界センサの間で比較し、較正す
ること、または、異なる複数のアンテナを用いることに
よりアンテナの依存性を明らかにすることも容易に可能
となる。
【0049】さらに、図9は、図2に示した電圧検出装
置を使用して構成した電界センサの一例を示す。この例
によっても、従来の、変調電極がいわゆる非分割電極か
ら、容量結合され分割された変調電極に変えたセンサヘ
ッドとすることによって、変調帯域が約1GHzから約
5GHzに広がったこと、および約10dBの検出感度
の上昇が確認された。
【0050】図10は、図2に示した電圧検出装置を使
用して構成した電界センサの他の例を示す。使用したコ
ネクタは電気信号用コネクタ・プラグ63および電気信
号用コネクタ・レセプタクル64から構成され、これら
が接続されて伝達されるのは電気信号である。アンテナ
4から引き出した導体ケーブル74は電気信号用コネク
タ・プラグ64に接続され、センサヘッド102は電気
信号用コネクタ・レセプタクル63に内蔵されている。
アンテナ4からの電気信号は電気信号用コネクタ・プラ
グ64を通じて、電気信号用コネクタ・レセプタクル6
3に内蔵されたセンサヘッド102の変調電極に導かれ
る。センサヘッド102に接続される偏波面保持ファイ
バからなる光ファイバ25は、そのまま電気信号用コネ
クタ・レセプタクル63から光サーキュレータ32に接
続されている。
【0051】図11は、図10における電気信号用コネ
クタ・レセプタクル64がアンテナ4のバルン5と一体
となっている電界センサである。電気信号用コネクタ・
レセプタクル63をバルン5に収容する構造としてもよ
い。説明のために、電界センサの系全体のうち電気信号
用コネクタ・プラグ63および電気信号用コネクタ・レ
セプタクル64が、図10および図11で、強調して描
かれている。
【0052】図11に示す電界センサは、センサヘッド
102が電気信号用コネクタ・レセプタクル63に内蔵
されているため、センサヘッド102を別途収容する専
用のバッケージを使う方式に比べて、小型になる。
【0053】なお透過型のセンサヘッド101を用いた
構成とすることも容易であることは説明を待たない。ま
た、図10または図11のうちのいずれの構成の電界セ
ンサとしても、変調帯域が約5GHzに広がったこと、
および約10dBの検出感度の上昇が確認されたこと
は、前記と同様である。
【0054】図12は、図2に示した電圧検出装置を使
用して構成した電界センサの他の例を示す。この例で
は、コネクタとして光ファイバコネクタを使用してい
る。この光ファイバコネクタは、アダプタ67とその両
側に位置した二つのプラグ65,66とから構成されて
いる。アンテナ4から引き出された導体ケーブル74が
接続された光ファイバコネクタの一方のプラグ65には
センサヘッド102が内蔵されている。センサヘッド1
02に接続されたフェルール(図示せず)は、スリーブ
を包含するアダプタ67を介して、対向するプラグ66
のフェルール(図示せず)と光学的に結合される。
【0055】なお、センサヘッド102と導体ケーブル
74との接続は、ヘッド側コネクタ61とアンテナ側コ
ネクタ62とを介して行われる。
【0056】図13は、図12の構成と同様の光ファイ
バコネクタのプラグ65がアンテナ4のバルン5と一体
となっている電界センサである。プラグ65,66,お
よびアダプタ67をバルン5に収容する構造としてもよ
い。説明のために、電界センサの系全体のうち光ファイ
バコネクタのプラグ65,66,およびアダプタ676
4が、図12および図13では、強調して描かれてい
る。
【0057】なおこの場合にも、光ファイバコネクタの
プラグ65とバルン5との接続部分に、センサヘッド1
02にアンテナ4を接続するヘッド側コネクタとアンテ
ナ側コネクタ(いずれも図示せず)を設ける。
【0058】図12や図13の電界センサは、センサヘ
ッド102が光ファイバコネクタのうちアンテナ側のプ
ラグ65に内蔵されているため、センサヘッド102を
別途収容する専用のバッケージを使う方式に比ぺて、小
型になる。さらに、この電界センサは、アンテナ4とセ
ンサヘッド102が対を構成しているため、複数の電界
センサの間で、アンテナとセンサヘッドを一組とし、こ
れに接続される光源、受光器等を、相互に差し替えるこ
とが可能で、系の特性の比較、較正等が容易となる。
【0059】なお透過型センサヘッドを用いた構成とす
ることも容易であることは説明を待たない。また、変調
帯域が約5GHzに広がったこと、および約10dBの
検出感度の上昇が確認されたことは、前記と同様であ
る。
【0060】アンテナとしては図14ないし図22に示
す各種アンテナを用い得る。即ち、図14ないし図22
は、ダイポール・アンテナ、モノポール・アンテナ、バ
イコニカル・アンテナ、ログペリオディック・アンテ
ナ、ループ・アンテナ、半波長ダイポール・アンテナ、
パラボラ・アンテナ、GPSアンテナ、バイコニカル・
ログペリオディック・アンテナを使用した電界センサを
示す。
【0061】これらの図は、透過型センサヘッドを使っ
た構成で描かれているが、反射型センサヘッドを用いた
構成も容易であり、また、先に示したようにアンテナと
センサヘッドの間に導体ケーブルを設けることなく、コ
ネクタのみを介して接続することもできる。ダイポール
・アンテナは、既に説明した図23等に符号4で描かれ
ている。アンテナをダイポール・アンテナによって構成
される電界センサは、100kHzから1GHzの広い
周波数帯域をもつ。図14は、本発明による電界センサ
のアンテナをモノポール・アンテナ42によって構成し
た実施例の図を示す。モノポール・アンテナ42を使う
場合、一対の変調電極の一方はアンテナに、他方は接地
される。
【0062】この構成による光電界センサの周波数帯域
の上限は10MHz程度である。
【0063】図15は、本発明による電界センサのアン
テナをバイコニカル・アンテナ43によって構成した実
施例の図を示す。この構成による光電界センサは、30
MHzないし300MHzの周波数帯域をもつ。
【0064】図16は、本発明による電界センサのアン
テナをログペリオディック・アンテナ44によって構成
した実施例の図を示す。この構成による光電界センサの
周波数帯域は300MHzないし1GHzである。
【0065】図17は、本発明による電界センサのアン
テナをループ・アンテナ45によって構成した実施例の
図を示す。ループ・アンテナ45をアンテナとした電界
センサは、200MHz程度までの周波数帯域をもち、
ループ・アンテナの軸方向に指向性を有することが特徴
である。
【0066】図18は、本発明による電界センサのアン
テナを半波長ダイポール・アンテナ46によって構成し
た実施例の図を示す。この構成による電界センサは、2
00MHzから500MGHzの周波数帯域をもつ。
【0067】図19は、本発明による電界センサのアン
テナをパラボラ・アンテナ47によって構成した実施例
の図を示す。パラボラ・アンテナ47をアンテナとした
電界センサは、適切な受像器等を接続すれば衛星放送の
受信も可能である。
【0068】図20は、本発明による電界センサのアン
テナをホーン・アンテナ48によって構成した実施例の
図を示す。
【0069】図21は、本発明による電界センサのアン
テナをGPSアンテナ49によって構成した実施例の図
を示す。GPSアンテナ49をアンテナとした電界セン
サは、移動体に搭載し、衛星航法システムの人工衛星か
らの電波を受信しその位置情報を出力することもでき
る。
【0070】図22は、本発明による電界センサのアン
テナをバイコニカル・ログペリオディック・アンテナ5
0によって構成した実施例の図を示す。バイコニカル・
ログペリオディック・アンテナ50は、すでに示したバ
イコニカル・アンテナ43とログペリオディック・アン
テナ44を組合わせて作られたアンテナである。本実施
例による光電界センサは、30Mzないし1GHz程度
の周波数帯域をもつ。
【0071】このように、各種アンテナに応じ受信帯域
が異なる電界センサを実現できる。計測対象に応じても
っとも適切な電界センサを用いることを可能とする。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
変調電極が互いに容量結合されている複数の分割された
変調電極から構成されたセンサヘッドを用い、従来のも
のに比べ広帯域化、高感度化が実現された電圧検出装
置、および各種の電界センサを提供できる。またアンテ
ナや検出端子の接続や離脱に対処できるように構成した
電圧検出装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電圧検出装置
の構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る電圧検出装置
の構成図である。
【図3】図1の電圧検出装置を用いた電圧検出器の一例
を示す説明図である。
【図4】図2の電圧検出装置を用いた電圧検出器の一例
を示す説明図である。
【図5】図1の電圧検出装置を用いた電圧検出器の他の
例を示す説明図である。
【図6】図1の電圧検出装置を用いた電界センサの一例
を示す説明図である。
【図7】図1の電圧検出装置を用いた電界センサの他の
例を示す説明図である。
【図8】図7に示した電界センサのアンテナを他のアン
テナに差し替えた状態を示す説明図である。
【図9】図2の電圧検出装置を用いた電界センサの一例
を示す説明図である。
【図10】図2の電圧検出装置を用いた電界センサの他
の例を示す説明図である。
【図11】図2の電圧検出装置を用いた電界センサのさ
らに他の例を示す説明図である。
【図12】図2の電圧検出装置を用いた電界センサのさ
らに他の例を示す説明図である。
【図13】図2の電圧検出装置を用いた電界センサのさ
らに他の例を示す説明図である。
【図14】図1の電圧検出装置を用いた電界センサのさ
らに他の例を示す説明図であり、アンテナとしてモノポ
ール・アンテナを使用している。
【図15】図1の電圧検出装置を用いた電界センサのさ
らに他の例を示す説明図であり、アンテナとしてバイコ
ニカル・アンテナを使用している。
【図16】図1の電圧検出装置を用いた電界センサのさ
らに他の例を示す説明図であり、アンテナとしてログペ
リオディック・アンテナを使用している。
【図17】図1の電圧検出装置を用いた電界センサのさ
らに他の例を示す説明図であり、アンテナとしてループ
・アンテナを使用している。
【図18】図1の電圧検出装置を用いた電界センサのさ
らに他の例を示す説明図であり、アンテナとして半波長
ダイポール・アンテナを使用している。
【図19】図1の電圧検出装置を用いた電界センサのさ
らに他の例を示す説明図であり、アンテナとしてパラボ
ラ・アンテナを使用している。
【図20】図1の電圧検出装置を用いた電界センサのさ
らに他の例を示す説明図であり、アンテナとしてホーン
・アンテナを使用している。本発明の第8の実施例の電
界センサで、アンテナをホーン・アンテナによって構成
した図を示す。
【図21】図1の電圧検出装置を用いた電界センサのさ
らに他の例を示す説明図であり、アンテナとしてGPS
アンテナを使用している。
【図22】図1の電圧検出装置を用いた電界センサのさ
らに他の例を示す説明図であり、アンテナとしてバイコ
ニカル・ログペリオディック・アンテナを使用してい
る。
【図23】従来技術の電界センサの構成を示す図であ
る。
【図24】従来技術の電界センサの構成を示す図であ
る。
【図25】従来技術による、非分割電極を有し、透過型
の導波路素子からなるセンサヘッドの構成を示す図であ
る。
【図26】従来技術による、非分割電極を有する反射型
センサヘッドを示す。
【符号の説明】
101 センサヘッド(透過型) 102 センサヘッド(反射型) 103 センサヘッド(透過型) 104 センサヘッド(反射型) 11 基板 12 変調電極 13 変調電極 14 入射光導波路 15 出射光導波路 16 入出射光導波路 17 位相シフト光導波路 18 反射部 2 光源 21 光ファイバ 22 入射光ファイバ 23 出射光ファイバ 25 シングルモードファイバ 26 入射光 27 出射光 3 受光器 31 測定器 32 光サーキュレータ 4 アンテナ 42 モノポール・アンテナ 43 バイコニカル・アンテナ 44 ログペリオディソク・アンテナ 45 ループ・アンテナ 46 半波長ダイポール・アンテナ 47 バラボラ・アンテナ 48 ホーン・アンテナ 49 GPSアンテナ 50 バイコニカル・ログペリオディック・アンテナ 5 バルン 60 コネクタ 61 ヘッド側コネクタ 62 アンテナ側コネクタ 63 電気信号用コネクタ・レセプタクル 64 電気信号用コネクタ・プラグ 65,66 プラグ 67 アダプタ 71 導体ケーブル 72 導体 73 検出端子 74 導体ケーブル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を電圧に応じた強度の出射光にす
    るセンサヘッドと、前記出射光を受光してその強度を検
    出する受光器とを含み、前記センサヘッドは、電気光学
    効果を示す基板上に形成された分岐干渉型光導波路と、
    該分岐干渉型光導波路の2本の位相シフト光導波路の近
    傍に配置され前記電圧を供給される変調電極とを含んで
    いる電圧検出装置において、前記変調電極は、前記位相
    シフト光導波路上に光の進行方向に沿って連なるように
    分割されかつ互いに容量結合されている複数の電極素子
    を含んでおり、さらに、前記複数の電極素子の両端のも
    の間に前記電圧を供給するためのヘッド側コネクタを備
    えたことを特徴とする電圧検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電圧検出装置の前記ヘッ
    ド側コネクタに、電界に応じて電圧を誘起するアンテナ
    を接続したことを特徴とする電界センサ。
  3. 【請求項3】 前記センサヘッドは前記ヘッド側コネク
    タに内蔵されている請求項2記載の電界センサ。
  4. 【請求項4】 前記アンテナに接続された導体ケーブル
    と、前記導体ケーブルを前記ヘッド側コネクタに接続お
    よび脱離可能なアンテナ側コネクタとを備えた請求項2
    記載の電界センサ。
  5. 【請求項5】 前記センサヘッドは前記アンテナ側コネ
    クタに内蔵されている請求項4記載の電界センサ。
  6. 【請求項6】 前記ヘッド側コネクタ及び前記アンテナ
    側コネクタはいずれも光ファイバコネクタである請求項
    4記載の電界センサ。
  7. 【請求項7】 前記アンテナは、ダイポール・アンテ
    ナ、モノポール・アンテナ、バイコニカル・アンテナ、
    ログペリオディック・アンテナ、ループ・アンテナ、半
    波長ダイポール・アンテナ、バラボラ・アンテナ、GP
    Sアンテナ、バイコニカル・ログペリオディック・アン
    テナのうち、いずれかであることを特徴とする請求項2
    −6のいずれかに記載の光電界センサ。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の電圧検出装置の前記ヘッ
    ド側コネクタに、電圧を検出するための検出端子を接続
    したことを特徴とする電圧検出器。
JP8211773A 1996-08-09 1996-08-09 電圧検出装置および電界センサ Pending JPH1054857A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019066337A (ja) * 2017-10-02 2019-04-25 株式会社精工技研 測定用プローブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019066337A (ja) * 2017-10-02 2019-04-25 株式会社精工技研 測定用プローブ

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