JPH1089834A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

Info

Publication number
JPH1089834A
JPH1089834A JP24322296A JP24322296A JPH1089834A JP H1089834 A JPH1089834 A JP H1089834A JP 24322296 A JP24322296 A JP 24322296A JP 24322296 A JP24322296 A JP 24322296A JP H1089834 A JPH1089834 A JP H1089834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
frost
defrost
defrosting
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24322296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosaku Adachi
幸作 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP24322296A priority Critical patent/JPH1089834A/ja
Publication of JPH1089834A publication Critical patent/JPH1089834A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/02Sensors detecting door opening

Landscapes

  • Defrosting Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却器に付着する霜は、冷蔵庫内に存在する
水分量、及び侵入する水分量等に左右される点に着目
し、その状況に最も適したタイミングで除霜間隔期間を
決定する冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 除霜間隔期間中における外気温度及び扉
開閉数nをカウントし、除霜間隔期間が終了後に平均外
気温度、扉開閉数n及び扉の隙間から侵入した水分量か
ら予想着霜量を算出する。また、除霜時間Tから実着霜
量Pを算出する。この実着霜量Pと予想着増量Mから除
霜間隔期間の延長もしくは短縮を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除霜運転を行える
冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷蔵庫は、冷却器に付着した
霜を所定時期に除霜ヒータにより除霜する除霜運転を行
うようにしている。この除霜運転は、前回の除霜が終了
した時点から所定時間以上になった場合や、または、こ
の終了した時点からコンプレッサの運転積算時間が所定
時間以上になった場合に、再び除霜を行うようにした方
法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の除霜運転であると、除霜間隔期間が一定であるた
め、除霜を行わない時間(すなわち冷却時間)の時間設
定は、冷却性能の保持及び残氷発生を抑制するために、
例えば、水分蒸発量の多い食品を大量に収納した場合
等、通常より過酷な条件を想定して設定する必要があっ
た。
【0004】このような設定の方法であると、着霜量が
少ない条件、例えば、外気温が低い状態で扉の開閉数が
少ない場合等において、まだ除霜の必要がないのにも関
わらず、除霜が行われてしまい、除霜ヒータの通電頻度
が増して電気代の無駄になるという問題点があった。ま
た、余分な除霜ヒータの通電によって、その分だけ冷蔵
庫内の温度も上昇し、除霜復帰後のコンプレッサの運転
時間に無駄な電力を費すという問題があった。
【0005】そのため、従来より計測した除霜時間に応
じて、除霜間隔期間を変更する方法が発明されている
(特公昭59−31662号)。
【0006】この制御方法は、除霜時間が長い場合は無
条件に次回の除霜間隔期間を短くしていた。
【0007】ところが、この方法では、除霜時間が長い
場合であっても、前回の冷却時間が長く、また、扉開閉
回数が多い場合、あるいは庫内食品からの水分侵入量が
多い場合は、除霜時間が長くなっても当然であり、これ
らの条件によって、除霜時間が長い場合であっても、除
霜時間がその条件において考えられる妥当な範囲であれ
ば次回の除霜間隔期間を短くする必要はない場合もあ
る。この場合には、本来の目的に反し、除霜間隔期間を
不必要に短くすると省エネルギーに対し逆行するという
問題点があった。
【0008】そこで、本発明は、冷却器等に付着する霜
は、冷蔵庫内に存在する水分量、及び侵入する水分量等
に左右される点に着目し、その状況に最も適したタイミ
ングで除霜間隔期間を決定する冷蔵庫を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の冷蔵庫は、冷
蔵庫の冷却運転中、すなわち、除霜間隔期間中における
外気温度を測定する外気温度測定手段と、前記除霜間隔
期間中における前記冷蔵庫の扉の隙間より侵入する第1
水分量を算出する第1水分量算出手段と、前記除霜間隔
期間中における前記扉の開閉によって侵入する第2水分
量を算出する第2水分量算出手段と、前記第1水分量算
出手段が算出した第1水分量と、前記第2水分量算出手
段が算出した第2水分量とから前記外気温度測定手段に
よって測定した外気温度に対応した冷却器等に付着する
予想着霜量を推定する推定手段と、前記除霜間隔期間が
終了して前記冷却器等の除霜が開始され、この除霜が終
了するまでの除霜時間から実際の着霜量を測定する着霜
量測定手段と、前記推定手段が推定した予想着霜量と前
記着霜量測定手段が測定した実際の着霜量とから、前記
除霜終了から次回の除霜開始までの除霜間隔期間を調整
する調整手段とからなるものである。
【0010】請求項2の冷蔵庫は、請求項1のものにお
いて、前記第1水分量算出手段は、前記除霜間隔期間の
時間を計測する計測手段と、前記扉の隙間から単位時間
当りに侵入する水分量を記憶する第1記憶手段と、前記
計測手段が計測した前記除霜間隔期間の時間と、前記第
1記憶手段が記憶している前記扉の隙間から単位時間当
りに侵入する水分量とから第1水分量を算出する第1積
算手段とからなるものである。
【0011】請求項3の冷蔵庫は、請求項1のものにお
いて、前記第2水分量算出手段は、前記除霜間隔期間中
における前記扉の開閉数を検知する回数検知手段と、前
記扉の1回当りの開閉によって侵入する水分量を記憶す
る第2記憶手段と、前記回数検知手段が検知した開閉数
と、前記第2記憶手段が記憶している前記扉の1回当り
の開閉によって侵入する水分量とから第2水分量を算出
する第2積算手段とからなるものである。
【0012】請求項4の冷蔵庫は、請求項1のものにお
いて、前記第2水分量算出手段は、前記除霜間隔期間中
における前記扉が開いている時間の合計時間を演算する
合計時間演算手段と、前記扉が開いている場合に単位時
間の当りに侵入する水分量を記憶する第3記憶手段と、
前記合計時間演算手段が演算した前記扉が開いている時
間の合計時間と、前記第3記憶手段が記憶している単位
時間当りに侵入する水分量とから第2水分量を算出する
第3積算手段とからなるものである。
【0013】請求項5の冷蔵庫は、請求項1のものにお
いて、前記調整手段は、前記予想着霜量が実際の着霜量
よりも多い場合には、前記除霜間隔期間を延長し、前記
予想着霜量が実際の着霜量よりも少ない場合には、前記
除霜間隔期間を短縮するものである。
【0014】請求項1の冷蔵庫における除霜状態につい
て説明する。
【0015】まず最初に本願発明の基本的思想を述べ
る。冷却器が過着霜状態となるまで除霜に入らなければ
残氷が発生するという問題があり、逆に着霜量が少ない
状態で除霜が入るようにすると、除霜回数が増えて、消
費電力量が増加する。よって、冷蔵庫の除霜制御の最適
方法としては、冷却器に付着する霜の量が、常に許容範
囲内にある時点で除霜を開始させ、その範囲を越えない
ようにするのが最も好ましい。したがって、本願発明
は、この冷却器に付着する霜の量が、前記許容範囲内に
近づくように除霜間隔期間を制御するものである。その
ために、予想着霜量と実着霜量との差をとり、この差分
の値から許容範囲内に実着霜量が納まるように除霜間隔
期間を制御している。
【0016】外気温度測定手段は、冷蔵庫の冷却運転
中、すなわち、除霜間隔期間中における外気温度を測定
する。ここで、外気温度とは冷蔵庫が置かれている部屋
等の温度をいう。また、除霜間隔期間とは、除霜時間が
終了し、次回の除霜が開始されるまでの期間を言い、冷
却運転中と同義語である。
【0017】第1水分量算出手段は、除霜期間中におけ
る冷蔵庫本体と扉の隙間より侵入する第1水分量を算出
する。
【0018】第2水分量算出手段は、除霜間隔期間中に
おける扉の開閉によって侵入する第2水分量を算出す
る。
【0019】推定手段は、第1水分量と第2水分量か
ら、外気温度測定手段によって測定した外気温度に対応
した冷却器等に付着する予想着装量を推定する。すなわ
ち、冷却器等に付着する霜の量は、冷蔵庫内部に侵入し
た水分量によって決定されることに着目したものであ
る。
【0020】着霜量測定手段は、除霜間隔期間が終了し
て、除霜が開始され、この除霜が終了するまでの除霜時
間から、実際に冷却器等に付着した着霜量を測定する。
【0021】調整手段は、推定手段が推定した予想着霜
量と、着霜量測定手段が測定した実際の着霜量とから、
次回の除霜間隔期間、すなわち、今回の除霜終了から次
回の除霜開始までの期間を調整する。
【0022】請求項2の冷蔵庫における第1水分量算出
手段は、計測手段が計測した除霜間隔期間の時間に、第
1記憶手段が記憶している扉の隙間から単位時間当たり
に侵入する水分量を掛けて、第1水分量を第1積算手段
が算出するものである。
【0023】請求項3の冷蔵庫における第2水分量算出
手段は、回数検知手段が検知した扉の開閉数と、第2記
憶手段が記憶している扉の1回当たりの開閉によって侵
入する水分量を掛けて、第2積算手段が第2水分量を算
出するものである。
【0024】請求項4の冷蔵庫における第2水分量算出
手段は、合計時間演算手段が演算した扉が開いている時
間の合計時間に、第3記憶手段が記憶している扉が開い
ている状態において単位時間当たりに侵入する水分量を
掛けて、第3積算手段が第2水分量を算出するものであ
る。
【0025】請求項5の冷蔵庫における調整手段は、予
想着霜量が実際の着霜量よりも多い場合には、除霜間隔
期間を延長する。すなわち、実際の着霜量が少ないため
に、冷却運手の期間を長くした方が効率がよいからであ
る。一方、予想着霜量が実際の着霜量よりも少ない場合
には、除霜間隔期間を短縮する。すなわち、冷却運転期
間を短縮して実際の着霜量を減らした方が効率が良いか
らである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。
【0027】図1は本実施例の冷蔵庫の縦断面図であ
り、冷蔵庫の本体1は、冷蔵室2、上下2段の冷凍室
3,4、野菜室5を備えた構造となっており、各室には
それぞれ扉2a,3a,4a,5aが設けられている。
そして、これら扉2a,3a,4a,5aには、ガスケ
ットがそれぞれ設けられており、扉を閉めた状態におい
て冷気が漏れない構造となっている。本体1の背面下部
には機械室1aが設けられ、コンプレッサ6が配されて
いる。
【0028】本体1内における冷凍室3,4の背面には
冷却器室7が形成されており、この冷却器室7には冷却
器8,送風ファン9,除霜ヒータ10が設置されてい
る。
【0029】ここで、コンプレッサ6が駆動された状態
では、コンプレッサ6から吐出された圧縮気化冷媒が、
図示しない放熱パイプ、キャピラリチューブ等を介して
液化された後に冷却器8に供給されるとともに、この冷
却器8内で蒸発した後にコンプレッサ6に戻されるもの
であり、この状態を「冷却運転中」という。
【0030】図3に基づいて、本実施例の冷蔵庫におけ
る除霜制御関係ののブロック図について説明する。
【0031】符号10はコンプレッサ制御部であって、
コンプレッサ駆動部12を介してコンプレッサ6を制御
するものである。このコンプレッサ制御部には、冷凍室
3,4の温度を測定するための冷凍室センサ14が接続
されている。
【0032】符号16は除霜制御部であって、冷却器8
の除霜を制御するものであって、除霜ヒータ10を駆動
するための除霜ヒータ駆動部18及び冷却器8の近傍の
温度を測定するための除霜センサ20が接続されてい
る。
【0033】符号22は、冷蔵庫の扉の開閉数を計測す
る扉開閉数計測部であって、各扉2a,3a,4a,5
aに設けられている扉開閉検知センサ24からの信号に
よってその開閉数を計測する。
【0034】符号26は、冷蔵庫が置かれている部屋の
外気温度を測定する平均外気温度算出部であって、外気
温度検知センサ28によって測定した単位時間毎(例え
ば、1分)の外気温度を測定し、その後、所定時間内に
おける前記単位時間毎の外気温度の平均値(平均外気温
度)を算出するものである。
【0035】また、除霜制御部16には、除霜時間計測
部17が設けられており、除霜制御部16によって行わ
れている除霜時間を計測している。
【0036】符号28は、着霜量算出部であって、冷却
器8に実際に着霜している霜の量(以下、実着霜量とい
う)や、水分量から付着する霜の量を予想した予想着霜
量を算出する部分である。
【0037】符号30は、着霜量算出部28によって算
出された実着霜量と予想着霜量から除霜間隔期間を決定
する除霜周期決定部である。
【0038】符号32は、除霜制御部16、着霜量算出
部28のタイマーの役割を果たす実時間計測部である。
【0039】図3に基づいて、図2のブロック図の制御
状態について説明する。
【0040】ステップ1において、冷却運転時間、すな
わち、除霜間隔期間を実時間計測部32で計測を開始す
る。
【0041】ステップ2において、平均外気温度算出部
26における平均外気温度を初期化し、また、扉開閉数
計測部22における値を初期化する。
【0042】ステップ3において、実時間計測部22が
単位時間(例えば、1分)を計測した場合にはステップ
4に進み、そうでなければステップ5に進む。
【0043】ステップ4において、そのときの外気温度
を外気温度検知センサ28によって測定する。
【0044】ステップ5において、扉の開閉があればス
テップ6に進み、そうでなければステップ7に進む。
【0045】ステップ7において、扉の開閉数nをn+
1として、除霜間隔期間中における扉の開閉数の合計を
カウントしていく。そして、除霜間隔期間が終わればス
テップ8に進み、そうでなければ、ステップ3〜6の状
態を続ける。
【0046】ステップ8において、除霜間隔期間中にお
ける外気温度の平均値を平均外気温度算出部26が算出
する。また、この求めた平均外気温度と、扉開閉数n及
び除霜間隔期間の実時間Uから予想着霜量Pを求める。
【0047】この予想着霜量Pの求め方について説明す
る。
【0048】まず、着霜量算出部28のメモリには、図
4に示すような表が記憶されている。これは各外気温度
における1時間当たりの着霜量dと扉開閉1回当たりの
着霜量eがそれぞれ記憶されている。例えば、外気温度
が28℃で想定湿度が75%の場合には、1時間当たり
の着霜量dが5.5ccであって、扉開閉1回当たりの
着霜量eは2.9ccである。ここで、1時間当たりの
着霜量dとは、扉に設けられているガスケットの隙間か
ら1時間当たりに侵入する着霜量を意味している。な
お、1回当たりの扉の開かれている時間は10秒として
いる。
【0049】そして、着霜量算出部28は、平均外気温
度の値に応じて、1時間当たりの着霜量dと扉開閉1回
当たりの着霜量eを図4の表から導き予想着霜量Pを計
算する。
【0050】R=d×U ………(1) S=e×n ………(2) P=R+S ………(3) 但し、Rはガスケットの隙間から侵入した着霜量、dは
1時間当たりの着霜量、Uは除霜間隔期間の実時間、S
は扉の開閉により侵入した着霜量、eは扉開閉1回当た
りの着霜量、nは除霜間隔期間中の扉開閉数を意味す
る。
【0051】なお、この表に記載されている値は実験的
に算出した値の例示である。
【0052】ステップ9において、除霜制御部16が除
霜を開始する。
【0053】ステップ10において、除霜時間計測部1
7が、その除霜時間Tの計測を開始する。
【0054】ステップ11において、除霜センサ20が
所定の温度に達するまで除霜ヒータ10の加熱を続け、
除霜終了温度に除霜センサ20が達した場合には除霜が
終了したとして、ステップ12においてその計測を終了
するとともに除霜を停止する。
【0055】ステップ13において、着霜量算出部28
が除霜時間計測部17が計測した除霜時間Tから実着霜
量Mを算出する。
【0056】以下、この実着霜量Mの算出方法について
説明する。
【0057】図5に示されるように、除霜時間Tと実着
霜量Mとの間には比例関係があることが実験的に確かめ
られた。そのため、この比例式を記憶させ、除霜時間T
から実着霜量Mを算出することができる。
【0058】図6は、着霜量算出部28に記憶されてい
る比例式を示すものであり、この比例式は図5に示すグ
ラフから算出したものである。なお、この算出した式は
外気温度によって異なるため、平均外気温度からそれぞ
れそれに適応した比例式を使用すればよい。なお、比例
式中のa1,a2,a3,b1,b2,b3は定数であ
り、実験的に求める。
【0059】そして、除霜時間Tをこの図6に示す比例
式に代入して実着霜量Mを算出する。
【0060】ステップ14において、予想着霜量Pと実
着霜量Mとの差分を除霜周期決定部30で算出する。そ
して、予想着霜量Pが実着霜量Mよりも大きければステ
ップ15に進み、少なければステップ16に進む。ま
た、両者が同じであればステップ17に進む。
【0061】ステップ15においては、予想着霜量Pが
実着霜量Mよりも多いため、除霜間隔期間の延長を行う
ための延長時間t1を算出する。
【0062】この算出方法としては、 t1=(P−M)/(d+e×f+g) ………(4) が考えられる。但し、dは1時間当たりの着霜量、eは
扉開閉1回当りの着霜量、前回の1時間当たりの扉開閉
数、庫内にある食品から1時間当りに発生する水分量を
意味する。
【0063】この(4)式は、下記のような意味をも
つ。
【0064】冷却器8に付着する霜の原因となる水分
は、大きく別けて3つの経路より侵入する。
【0065】 ガスケットの隙間からの水分の侵入 扉の開閉による水分の侵入 冷蔵庫内に保存されている食品から蒸発した水分 したがって、予想着霜量Pと実着霜量Mとの差分は、こ
の3つの水分量の合計の値に起因しているため、この3
つの要因を考慮して導き出したものである。
【0066】なお、実験的に(4)式以外の他の適した
式を使用してもよい。
【0067】以上により求めた延長時間t1を前回の除
霜間隔期間Uに足して、新たな除霜間隔期間Uとする。
すなわち、 U=U+t1 ………(5) となる。
【0068】これにより、ユーザの使用状況に近い、す
なわち、ガスケットから侵入した水分の量、扉の開閉数
及び庫内食品からの水分量を考慮した除霜間隔期間を決
定することができるため、最適なタイミングで除霜を開
始することができるため、電気代の無駄にならず、省エ
ネルギーとなる。
【0069】ステップ16においては、予想着霜量Pが
実着霜量Mよりも少ないため、除霜間隔期間を短縮する
必要がある。そのため、その短縮時間t2を算出する。
この短縮時間t2の算出方法は、延長時間t1と同様
に、 t2=(M−P)/(d+e×f+g) ………(5) となる。なお、d,e,f,gは上記と同様である。
【0070】この求めた短縮時間t2を、前回の除霜間
隔期間Uから差し引いて、新たな除霜間隔期間とする。
すなわち、 U=U−t2 ………(6) となる。
【0071】ステップ17においては、予想着霜量Pと
実着霜量Mとが等しいため、除霜間隔期間を変更する必
要がない。そのため、前回の除霜間隔期間を新たな除霜
間隔期間としてステップ1に戻る。
【0072】以上により、上記除霜の制御状態である
と、ユーザの使用状況に応じた除霜を行うことができる
ため、省電力となり、最適な制御を行うことができる。
【0073】次に、上記制御状態の変更例について説明
する。
【0074】上記制御では扉1回当たりの開閉によって
侵入する水分量を求めたが、変更例では、扉が開いてい
る時間に侵入する水分量によって予想着霜量を算出する
ものである。
【0075】具体的には、扉開閉数計測部22の代わり
に、扉開閉時間計測部を設け、これによって除霜間隔期
間中における扉が開かれている合計時間を積算して、そ
の積算時間から、着霜量算出部28が侵入した水分量を
計算するものである。
【0076】なお、冷蔵庫においては、ガスケットの隙
間から侵入した水分と、扉の開閉によって侵入した水分
と、庫内に保存されている食品から蒸発した水分とが、
全て冷却器の位置に流れて霜として着霜するので、侵入
した水分量と冷却器に付着する霜とは同じ量と考えられ
る。
【0077】
【発明の効果】以上により本発明の請求項1の冷蔵庫で
あると、扉の隙間から侵入した水分量と扉の開閉によっ
て侵入した水分量とから除霜間隔期間を調整するため、
ユーザの使用状況に応じた最適の除霜を行うことがで
き、省電力となり電気代が無駄とならない。
【0078】請求項2の冷蔵庫であると、第1水分量算
出手段は、単位時間当たりに扉の隙間から侵入する水分
量を予め記憶し、これから実際の第1水分量を計算する
ため、正確にその第1水分量を計算することができる。
【0079】請求項3の冷蔵庫における第2水分量算出
手段は、扉の1回当たりの開閉によって侵入する水分量
を予め記憶し、ここから第2水分量を算出するため、正
確に第2水分量を算出することができる。
【0080】請求項4の冷蔵庫における第2水分量算出
手段は、扉が開いている合計時間と、扉が開いている単
位時間当たりに侵入する水分量とから第2水分量を算出
するため、正確にその第2水分量を計算することができ
る。
【0081】請求項5の冷蔵庫における調整手段は、予
想着霜量と実際の着霜量との差分によって除霜間隔期間
を延長または短縮するため、ユーザの使用状況に応じた
除霜の制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の縦断面図であ
る。
【図2】冷蔵庫の除霜関係におけるブロック図である。
【図3】除霜制御のフローチャートである。
【図4】外気温度と1時間当たりの着霜量及び扉開閉1
回当たりの着霜量との関係を示す表の図面である。
【図5】実際の着霜量と除霜時間との関係を示すグラフ
である。
【図6】除霜時間から実着霜量を算出する式の表を示す
図面である。
【符号の説明】
10 コンプレッサ制御部 12 コンプレッサ駆動部 14 冷凍室センサ 16 除霜制御部 17 除霜時間計測部 18 除霜ヒータ駆動部 20 除霜センサ 22 扉開閉数計測部 24 扉開閉検知センサ 26 平均外気温度算出部 28 外気温度検知センサ 29 着霜量算出部 30 除霜周期決定部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷蔵庫の冷却運転中、すなわち、除霜間隔
    期間中における外気温度を測定する外気温度測定手段
    と、 前記除霜間隔期間中における前記冷蔵庫本体と扉の隙間
    より侵入する第1水分量を算出する第1水分量算出手段
    と、 前記除霜間隔期間中における前記扉の開閉によって侵入
    する第2水分量を算出する第2水分量算出手段と、 前記第1水分量算出手段が算出した第1水分量と、前記
    第2水分量算出手段が算出した第2水分量とから前記外
    気温度測定手段によって測定した外気温度に対応した冷
    却器等に付着する予想着霜量を推定する推定手段と、 前記除霜間隔期間が終了して前記冷却器等の除霜が開始
    され、この除霜が終了するまでの除霜時間から実際の着
    霜量を測定する着霜量測定手段と、 前記推定手段が推定した予想着霜量と前記着霜量測定手
    段が測定した実際の着霜量とから、前記除霜終了から次
    回の除霜開始までの除霜間隔期間を調整する調整手段と
    からなることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】前記第1水分量算出手段は、 前記除霜間隔期間の時間を計測する計測手段と、 前記扉の隙間から単位時間当りに侵入する水分量を記憶
    する第1記憶手段と、 前記計測手段が計測した前記除霜間隔期間の時間と、前
    記第1記憶手段が記憶している前記扉の隙間から単位時
    間当りに侵入する水分量とから第1水分量を算出する第
    1積算手段とからなることを特徴とする請求項1記載の
    冷蔵庫。
  3. 【請求項3】前記第2水分量算出手段は、 前記除霜間隔期間中における前記扉の開閉数を検知する
    回数検知手段と、 前記扉の1回当りの開閉によって侵入する水分量を記憶
    する第2記憶手段と、 前記回数検知手段が検知した開閉数と、前記第2記憶手
    段が記憶している前記扉の1回当りの開閉によって侵入
    する水分量とから第2水分量を算出する第2積算手段と
    からなることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】前記第2水分量算出手段は、 前記除霜間隔期間中における前記扉が開いている時間の
    合計時間を演算する合計時間演算手段と、 前記扉が開いている場合に単位時間の当りに侵入する水
    分量を記憶する第3記憶手段と、 前記合計時間演算手段が演算した前記扉が開いている時
    間の合計時間と、前記第3記憶手段が記憶している単位
    時間当りに侵入する水分量とから第2水分量を算出する
    第3積算手段とからなることを特徴とする請求項1記載
    の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】前記調整手段は、 前記予想着霜量が実際の着霜量よりも多い場合には、前
    記除霜間隔期間を延長し、 前記予想着霜量が実際の着霜量よりも少ない場合には、
    前記除霜間隔期間を短縮することを特徴とする請求項1
    記載の冷蔵庫。
JP24322296A 1996-09-13 1996-09-13 冷蔵庫 Pending JPH1089834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24322296A JPH1089834A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24322296A JPH1089834A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1089834A true JPH1089834A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17100656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24322296A Pending JPH1089834A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1089834A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007292422A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2009210161A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Sanyo Electric Co Ltd 機器制御システム、制御装置及び制御プログラム
JP2012167871A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Panasonic Corp 冷蔵庫、霜取り制御装置及び霜取り制御方法
JP2012251749A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫
JP2013072622A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Panasonic Corp 冷蔵庫
CN104266452A (zh) * 2014-10-13 2015-01-07 合肥美的电冰箱有限公司 风冷冰箱的控制方法和风冷冰箱的控制装置
CN105157323A (zh) * 2015-09-17 2015-12-16 南京创维电器研究院有限公司 一种风冷冰箱的除霜方法和除霜系统
WO2016158134A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 シャープ株式会社 冷蔵庫
JP2017003142A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
CN107726712A (zh) * 2016-08-12 2018-02-23 博西华电器(江苏)有限公司 冰箱控制方法及运用该控制方法的冰箱
CN110887316A (zh) * 2019-12-03 2020-03-17 珠海格力电器股份有限公司 动态结霜时间计算方法及冰箱
CN114646178A (zh) * 2020-12-17 2022-06-21 青岛海尔生物医疗股份有限公司 一种除霜控制方法及制冷设备

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007292422A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2009210161A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Sanyo Electric Co Ltd 機器制御システム、制御装置及び制御プログラム
JP2012167871A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Panasonic Corp 冷蔵庫、霜取り制御装置及び霜取り制御方法
JP2012251749A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫
JP2013072622A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Panasonic Corp 冷蔵庫
CN104266452B (zh) * 2014-10-13 2016-06-15 合肥美的电冰箱有限公司 风冷冰箱的控制方法和风冷冰箱的控制装置
CN104266452A (zh) * 2014-10-13 2015-01-07 合肥美的电冰箱有限公司 风冷冰箱的控制方法和风冷冰箱的控制装置
WO2016158134A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 シャープ株式会社 冷蔵庫
JP2016191497A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 シャープ株式会社 冷蔵庫
CN106605112A (zh) * 2015-03-31 2017-04-26 夏普株式会社 冰箱
CN106605112B (zh) * 2015-03-31 2019-09-13 夏普株式会社 冰箱
JP2017003142A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
CN105157323A (zh) * 2015-09-17 2015-12-16 南京创维电器研究院有限公司 一种风冷冰箱的除霜方法和除霜系统
CN107726712A (zh) * 2016-08-12 2018-02-23 博西华电器(江苏)有限公司 冰箱控制方法及运用该控制方法的冰箱
CN110887316A (zh) * 2019-12-03 2020-03-17 珠海格力电器股份有限公司 动态结霜时间计算方法及冰箱
CN110887316B (zh) * 2019-12-03 2021-02-12 珠海格力电器股份有限公司 动态结霜时间计算方法及冰箱
CN114646178A (zh) * 2020-12-17 2022-06-21 青岛海尔生物医疗股份有限公司 一种除霜控制方法及制冷设备
CN114646178B (zh) * 2020-12-17 2023-09-15 青岛海尔生物医疗股份有限公司 一种除霜控制方法及制冷设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6205800B1 (en) Microprocessor controlled demand defrost for a cooled enclosure
US8371136B2 (en) Ice producing method
US8726680B2 (en) Electronic refrigeration control system including a variable speed compressor
JP2007523318A (ja) 適応除霜方法
KR20090103233A (ko) 냉장고 및 그 제상제어방법
JPH1089834A (ja) 冷蔵庫
US20200318882A1 (en) Refrigerator and control method therefor
KR0142739B1 (ko) 냉장고의 성애제거장치
US5046324A (en) Defrosting controller for refrigeration systems
JPH0894234A (ja) 冷蔵庫の除霜装置
EP1548381A2 (en) Cooling apparatus and method
JPH10111064A (ja) 冷蔵庫の冷却ファン制御方法
JP5359143B2 (ja) 冷蔵庫
JP2001263912A (ja) 冷蔵庫
KR101481489B1 (ko) 냉장고의 제상 제어장치 및 방법
JPH08334285A (ja) 冷蔵庫
JP2003083646A (ja) 冷凍機の除霜制御方法
JPH0634259A (ja) 電気冷蔵庫
CN113175784A (zh) 一种自动识别速冻需求的制冷器具
JP2003130519A (ja) 製氷装置及びこの装置を備えた冷凍冷蔵庫
JP2680687B2 (ja) オープンショーケースの霜取制御方法
JPH102658A (ja) 冷凍冷蔵庫
JPH05118732A (ja) シヨーケースの除霜制御方法
JP5262244B2 (ja) 冷蔵庫
EP1175585B1 (en) Microprocessor controlled demand defrost for a cooled enclosure