JPH1089291A - 遠心式コンプレッサ - Google Patents
遠心式コンプレッサInfo
- Publication number
- JPH1089291A JPH1089291A JP8240252A JP24025296A JPH1089291A JP H1089291 A JPH1089291 A JP H1089291A JP 8240252 A JP8240252 A JP 8240252A JP 24025296 A JP24025296 A JP 24025296A JP H1089291 A JPH1089291 A JP H1089291A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- pressure
- air
- centrifugal
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 claims abstract description 8
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 abstract description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 5
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 5
- 239000003337 fertilizer Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/23—Gas turbine engines
- F16C2360/24—Turbochargers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/44—Centrifugal pumps
Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラビリンスシールにおける高精度の隙間管理
に煩わされることなく、潤滑油の高いシール性能を保持
できて信頼性が高く、低コストで簡素な構造の遠心式コ
ンプレッサを提供するものである。 【解決手段】 増速装置を介して動力を受けて回転する
インペラー１によって軸方向の吸気通路の空気を放射方
向の遠心力で加圧して円周方向の加圧ボリュート２から
吐出する遠心式エアコンプレッサにおいて、前記加圧ボ
リュート２に至る通路２Ａに吐出空気の圧力をインペラ
ー１背面に連通させる導口１０を穿設することによって
インペラー１の背面空気室１９の圧力をピストンシール
９を介するインペラー１の軸受潤滑部（５等）の圧力よ
り高くなるように構成したことを特徴とするものであ
る。
に煩わされることなく、潤滑油の高いシール性能を保持
できて信頼性が高く、低コストで簡素な構造の遠心式コ
ンプレッサを提供するものである。 【解決手段】 増速装置を介して動力を受けて回転する
インペラー１によって軸方向の吸気通路の空気を放射方
向の遠心力で加圧して円周方向の加圧ボリュート２から
吐出する遠心式エアコンプレッサにおいて、前記加圧ボ
リュート２に至る通路２Ａに吐出空気の圧力をインペラ
ー１背面に連通させる導口１０を穿設することによって
インペラー１の背面空気室１９の圧力をピストンシール
９を介するインペラー１の軸受潤滑部（５等）の圧力よ
り高くなるように構成したことを特徴とするものであ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃式機関のエン
ジンの吸気系に設置される遠心式過給機等としても使用
される遠心式コンプレッサに関するものである。また本
発明は、粉体輸送用の遠心式加圧機あるいは送風機等と
しても使用可能である。
ジンの吸気系に設置される遠心式過給機等としても使用
される遠心式コンプレッサに関するものである。また本
発明は、粉体輸送用の遠心式加圧機あるいは送風機等と
しても使用可能である。
【０００２】
【従来の技術】この種の遠心式コンプレッサは、スーパ
ーチャージャーの長所であるクランク軸駆動による応答
性の良さ、低ブースト・高出力な性能と、ターボチャー
ジャーの長所である高回転での効率の良さ、シンプルか
つコンパクトであり、さらには、遠心式加圧という独特
の方式によって加圧流体の閉じ込みがなく、回転数一定
で流量を絞ると、圧力比は増大しても駆動馬力は減少す
るため、きわめて効率的なコンプレッサとして注目を浴
びている。
ーチャージャーの長所であるクランク軸駆動による応答
性の良さ、低ブースト・高出力な性能と、ターボチャー
ジャーの長所である高回転での効率の良さ、シンプルか
つコンパクトであり、さらには、遠心式加圧という独特
の方式によって加圧流体の閉じ込みがなく、回転数一定
で流量を絞ると、圧力比は増大しても駆動馬力は減少す
るため、きわめて効率的なコンプレッサとして注目を浴
びている。
【０００３】しかしながら、そのような高速回転を伴う
遠心式コンプレッサ等においては、高速回転部のオイル
シールや冷却に関して種々の問題が発生している。この
ような高速回転を伴うガスタービンエンジン、ターボチ
ャージャー等のガスタービンの一例として実公平４−３
３３６４号公報に記載されたものを図４によって簡単に
説明すると、タービン運転時に高温のガスによって高速
で回転する多数のファンにより形成されたインペラー２
１の回転軸部２５において、該回転軸部２５とケーシン
グ２６との間の潤滑油が漏洩しないようにインペラー２
１の回転軸を軸支するベアリング保持部材２７の内周部
に下部ラビリンスシール（ピストンシール）２９を配置
してオイル漏れを防止している。一方、前記インペラー
２１は超高速で回転して高熱を発するために大気を取り
入れてインペラー２１の背面を冷却する必要があり、こ
のためケーシング２６外の大気に連通する抽気通路２３
からインペラー２１の背面空気室３８に冷却通路を設け
ている。そして、本例のものでは、タービンハウジング
３７と一体のリング３２に前記ベアリング保持部材２７
をボルト３４によって固定する際に、ラビリンスプレー
ト３１を挟持して固定し、該ラビリンスプレート３１の
内周部とインペラー２１の背面の内周部との間に上部ラ
ビリンスシール２８を設け、かつ前記ベアリング保持部
材２７側のラビリンスプレート３１の背面に間隔保持手
段３９を突設し、高熱時のラビリンスプレート３１の熱
変形を防止するようにしている。
遠心式コンプレッサ等においては、高速回転部のオイル
シールや冷却に関して種々の問題が発生している。この
ような高速回転を伴うガスタービンエンジン、ターボチ
ャージャー等のガスタービンの一例として実公平４−３
３３６４号公報に記載されたものを図４によって簡単に
説明すると、タービン運転時に高温のガスによって高速
で回転する多数のファンにより形成されたインペラー２
１の回転軸部２５において、該回転軸部２５とケーシン
グ２６との間の潤滑油が漏洩しないようにインペラー２
１の回転軸を軸支するベアリング保持部材２７の内周部
に下部ラビリンスシール（ピストンシール）２９を配置
してオイル漏れを防止している。一方、前記インペラー
２１は超高速で回転して高熱を発するために大気を取り
入れてインペラー２１の背面を冷却する必要があり、こ
のためケーシング２６外の大気に連通する抽気通路２３
からインペラー２１の背面空気室３８に冷却通路を設け
ている。そして、本例のものでは、タービンハウジング
３７と一体のリング３２に前記ベアリング保持部材２７
をボルト３４によって固定する際に、ラビリンスプレー
ト３１を挟持して固定し、該ラビリンスプレート３１の
内周部とインペラー２１の背面の内周部との間に上部ラ
ビリンスシール２８を設け、かつ前記ベアリング保持部
材２７側のラビリンスプレート３１の背面に間隔保持手
段３９を突設し、高熱時のラビリンスプレート３１の熱
変形を防止するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のラビ
リンスシール、特にインペラー背面の背面空気室３８に
設置される上部ラビリンスシール２８については、イン
ペラー背面との隙間間隔がきわめて重要であり、ラビリ
ンス隙間が小さいと、インペラー回転による放射方向の
遠心力で加圧される放射通路から円周方向の加圧ボリュ
ートに向かう空気流に吸引されるインペラーの背面空気
室３８の負圧が大となり、逆にラビリンス隙間が大きい
と、インペラーの背面空気室３８の負圧が小となる。背
面空気室３８の負圧が大となると、下部ラビリンスシー
ル２９から潤滑油が漏洩する機会が増大し、ラビリンス
隙間が大きく背面空気室３８の負圧が小となると、これ
もまた下部ラビリンスシール２９および上部ラビリンス
シール２８からの潤滑油の漏洩を招くことになる。その
結果、空気吐出口、大気連通口等から潤滑油が漏れて過
給機の軸受部の焼付きを招いたり、遠心式コンプレッサ
自体を施肥粉体等の輸送用の遠心式加圧機として使用し
た場合には施肥される肥料に潤滑油が混入して畑を汚染
する虞れも生じた。
リンスシール、特にインペラー背面の背面空気室３８に
設置される上部ラビリンスシール２８については、イン
ペラー背面との隙間間隔がきわめて重要であり、ラビリ
ンス隙間が小さいと、インペラー回転による放射方向の
遠心力で加圧される放射通路から円周方向の加圧ボリュ
ートに向かう空気流に吸引されるインペラーの背面空気
室３８の負圧が大となり、逆にラビリンス隙間が大きい
と、インペラーの背面空気室３８の負圧が小となる。背
面空気室３８の負圧が大となると、下部ラビリンスシー
ル２９から潤滑油が漏洩する機会が増大し、ラビリンス
隙間が大きく背面空気室３８の負圧が小となると、これ
もまた下部ラビリンスシール２９および上部ラビリンス
シール２８からの潤滑油の漏洩を招くことになる。その
結果、空気吐出口、大気連通口等から潤滑油が漏れて過
給機の軸受部の焼付きを招いたり、遠心式コンプレッサ
自体を施肥粉体等の輸送用の遠心式加圧機として使用し
た場合には施肥される肥料に潤滑油が混入して畑を汚染
する虞れも生じた。
【０００５】上記のような従来例ては、特に上部ラビリ
ンスシール２８が、インペラー２１の回転軸を組み付け
るべきタービンハウジング３７と一体のケーシング２６
の端面側に設置されているため、インペラー２１を組み
付けることによって軸方向のラビリンス隙間が形成され
ることになり、スラストベアリングのガタやインペラー
の回転軸の組付け誤差がある場合には、ラビリンスシー
ル性能が悪く、インペラー組付け時におけるラビリンス
隙間管理に手間を要し、組付け性能が劣るものであっ
た。したがって、このような従来のものにおいては、ラ
ビリンス隙間を適切なものにして装置を組み立てること
がきわめて重要であり、そのための各部材間における高
い組付精度が要求された。本発明者らは、これらのすべ
ての不具合は下部ラビリンスシール（ピストンシール）
２９の内外すなわちインペラー２１の回転軸を軸支する
回転軸部２５側と大気に連通する抽気通路２３側とがほ
ぼ（大気圧と）等しいことから生じるとの知見を得た。
ンスシール２８が、インペラー２１の回転軸を組み付け
るべきタービンハウジング３７と一体のケーシング２６
の端面側に設置されているため、インペラー２１を組み
付けることによって軸方向のラビリンス隙間が形成され
ることになり、スラストベアリングのガタやインペラー
の回転軸の組付け誤差がある場合には、ラビリンスシー
ル性能が悪く、インペラー組付け時におけるラビリンス
隙間管理に手間を要し、組付け性能が劣るものであっ
た。したがって、このような従来のものにおいては、ラ
ビリンス隙間を適切なものにして装置を組み立てること
がきわめて重要であり、そのための各部材間における高
い組付精度が要求された。本発明者らは、これらのすべ
ての不具合は下部ラビリンスシール（ピストンシール）
２９の内外すなわちインペラー２１の回転軸を軸支する
回転軸部２５側と大気に連通する抽気通路２３側とがほ
ぼ（大気圧と）等しいことから生じるとの知見を得た。
【０００６】このようなことから、本発明は、上記従来
の諸課題を解決してラビリンスシールにおける高精度の
隙間管理に煩わされることなく、潤滑油の高いシール性
能を保持できて信頼性が高く、低コストで簡素な構造の
遠心式コンプレッサを提供するものである。
の諸課題を解決してラビリンスシールにおける高精度の
隙間管理に煩わされることなく、潤滑油の高いシール性
能を保持できて信頼性が高く、低コストで簡素な構造の
遠心式コンプレッサを提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
増速装置を介して動力を受けて回転するインペラーによ
って軸方向の吸気通路の空気を放射方向の遠心力で加圧
して円周方向の加圧ボリュートから吐出する遠心式エア
コンプレッサにおいて、前記加圧ボリュートに至る通路
に吐出空気の圧力をインペラー背面に連通させる導口を
穿設することによってインペラーの背面空気室の圧力を
ピストンシールを介するインペラーの軸受潤滑部の圧力
より高くなるように構成したことを特徴とするもので、
これを課題解決のための手段とするものである。
増速装置を介して動力を受けて回転するインペラーによ
って軸方向の吸気通路の空気を放射方向の遠心力で加圧
して円周方向の加圧ボリュートから吐出する遠心式エア
コンプレッサにおいて、前記加圧ボリュートに至る通路
に吐出空気の圧力をインペラー背面に連通させる導口を
穿設することによってインペラーの背面空気室の圧力を
ピストンシールを介するインペラーの軸受潤滑部の圧力
より高くなるように構成したことを特徴とするもので、
これを課題解決のための手段とするものである。
【０００８】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図１は、遠心式コンプレッサを遠心式過給
機として使用した本発明の第１実施の形態の要部を示す
ものである。図示しないが、インペラー１を端部に取り
付けたサンギヤシャフト１３の図面左側端部近傍には、
プラネタリーギヤにより構成される増速装置のインター
ナルギヤに内接して噛合する複数のピニオンギヤに噛合
するサンギヤが刻設されている。これによってインター
ナルギヤの回転が増速されてピニオンギヤを回転させ、
さらにこれらピニオンギヤに噛合するサンギヤを高速で
回転させる。サンギヤシャフト１３は、超高速回転にも
耐え得るフローティングブッシュ５によってスペーサ１
６を介在させてベアリングホルダ７の内周に軸支され
る。前記フローティングブッシュ５には、ケーシング外
にオイルプラグ１２によって接続された潤滑油路１１を
介して潤滑油が供給される。また、インペラー１に発生
したスラスト力を前記スペーサ１６を介して受けるスラ
ストベアリング４は、その固定部材１４がタービンハウ
ジング１７や増速装置のケーシングと一体のケーシング
フランジ部６に対してスナップリング１５によって固定
されており、前記スラスト力をケーシングフランジ部６
に伝える。９は、潤滑油が図示しない増速装置やフロー
ティングブッシュ５等の軸受側からインペラー１側すな
わち加圧ボリュート２側に流れるのを防止するピストン
シールである。前記ベアリングホルダ７を内周部に装着
したケーシングフランジ部６の端面とインペラー１の背
面との間には背面空気室１９が設置され、エアシールで
あるラビリンスシール８がインペラー１の背面に摺接す
る形態にて前記ケーシングフランジ部６の端面にボルト
等によって取り付けられる。
て説明する。図１は、遠心式コンプレッサを遠心式過給
機として使用した本発明の第１実施の形態の要部を示す
ものである。図示しないが、インペラー１を端部に取り
付けたサンギヤシャフト１３の図面左側端部近傍には、
プラネタリーギヤにより構成される増速装置のインター
ナルギヤに内接して噛合する複数のピニオンギヤに噛合
するサンギヤが刻設されている。これによってインター
ナルギヤの回転が増速されてピニオンギヤを回転させ、
さらにこれらピニオンギヤに噛合するサンギヤを高速で
回転させる。サンギヤシャフト１３は、超高速回転にも
耐え得るフローティングブッシュ５によってスペーサ１
６を介在させてベアリングホルダ７の内周に軸支され
る。前記フローティングブッシュ５には、ケーシング外
にオイルプラグ１２によって接続された潤滑油路１１を
介して潤滑油が供給される。また、インペラー１に発生
したスラスト力を前記スペーサ１６を介して受けるスラ
ストベアリング４は、その固定部材１４がタービンハウ
ジング１７や増速装置のケーシングと一体のケーシング
フランジ部６に対してスナップリング１５によって固定
されており、前記スラスト力をケーシングフランジ部６
に伝える。９は、潤滑油が図示しない増速装置やフロー
ティングブッシュ５等の軸受側からインペラー１側すな
わち加圧ボリュート２側に流れるのを防止するピストン
シールである。前記ベアリングホルダ７を内周部に装着
したケーシングフランジ部６の端面とインペラー１の背
面との間には背面空気室１９が設置され、エアシールで
あるラビリンスシール８がインペラー１の背面に摺接す
る形態にて前記ケーシングフランジ部６の端面にボルト
等によって取り付けられる。
【０００９】本発明では、軸方向の吸気通路の空気（図
面左方向の矢印）がインペラー１によって放射方向（図
面上下方向の矢印）の遠心力で加圧して円周方向の加圧
ボリュート２から吐出するまでの前記加圧ボリュート２
に至る放射状の通路２Ａに、インペラー１の吐出空気の
圧力をインペラー１背面に連通させる導口１０を穿設し
たもので、本実施の形態では、前記導口１０をインペラ
ー１の吐出口から加圧ボリュート２に至る通路２Ａの一
部を構成するケーシングフランジ部６に穿設して、同様
にケーシングフランジ部６内部に設けられた通気孔３を
介してインペラー１の背面の前記背面空気室１９に連通
させたものである。前記導口１０は、通路２Ａを流出す
る正圧を取り出すために通路２Ａに対して９０°以上に
僅か傾斜して設けられ、好ましくは、さらに吐出空気の
正圧を取り入れ易くするために導口１０に向かって通路
２Ａの一部が傾斜して拡開する形態の導入溝１０Ａが形
成される。これによって、インペラー１の吐出口からの
高圧空気が導口１０、通気孔３を介してインペラー１の
背面空気室１９に付加されるので、インペラー１の背面
空気室１９の圧力がピストンシール９を介するところの
インペラー１の増速装置やフローティングブッシュ５等
の軸受潤滑部の圧力（ほぼ大気圧）より高くなるように
構成される。
面左方向の矢印）がインペラー１によって放射方向（図
面上下方向の矢印）の遠心力で加圧して円周方向の加圧
ボリュート２から吐出するまでの前記加圧ボリュート２
に至る放射状の通路２Ａに、インペラー１の吐出空気の
圧力をインペラー１背面に連通させる導口１０を穿設し
たもので、本実施の形態では、前記導口１０をインペラ
ー１の吐出口から加圧ボリュート２に至る通路２Ａの一
部を構成するケーシングフランジ部６に穿設して、同様
にケーシングフランジ部６内部に設けられた通気孔３を
介してインペラー１の背面の前記背面空気室１９に連通
させたものである。前記導口１０は、通路２Ａを流出す
る正圧を取り出すために通路２Ａに対して９０°以上に
僅か傾斜して設けられ、好ましくは、さらに吐出空気の
正圧を取り入れ易くするために導口１０に向かって通路
２Ａの一部が傾斜して拡開する形態の導入溝１０Ａが形
成される。これによって、インペラー１の吐出口からの
高圧空気が導口１０、通気孔３を介してインペラー１の
背面空気室１９に付加されるので、インペラー１の背面
空気室１９の圧力がピストンシール９を介するところの
インペラー１の増速装置やフローティングブッシュ５等
の軸受潤滑部の圧力（ほぼ大気圧）より高くなるように
構成される。
【００１０】このように構成したので、インペラー１に
より軸方向の吸気通路から放射方向の遠心力で加圧され
た空気を加圧ボリュート２に至る通路２Ａの導口１０か
らインペラー１の背面空気室１９に付加することができ
るので、該背面空気室１９の圧力をピストンシール９を
介するインペラー１の増速装置やフローティングブッシ
ュ５等の軸受潤滑部の圧力より高くすることができる。
これにより、前記インペラー１の背面空気室１９に付加
された比較的低温の高圧空気は、従来のもののようにイ
ンペラー１の背面におけるラビリンスシール８の前後間
での微妙な圧力差に頓着せずともインペラー１の増速装
置やフローティングブッシュ５等の軸受潤滑部から漏れ
ようとする潤滑油の漏洩を効果的に抑止するとともに、
インペラー１の背面に摺接する前記ラビリンスシール８
から僅かずつインペラー１の背面の負圧室１８に流出
し、軸受部からの熱伝達によって高温化されたインペラ
ー１を冷却することができる。このように、遠心式コン
プレッサの加圧ボリュート２に至る通路２Ａに吐出空気
の圧力をインペラー１の背面に連通させる導口１０を穿
設するのみの簡素な構造によって、ラビリンスシール８
における高精度の隙間管理に煩わされることなく、ピス
トンシール９部における潤滑油の高いシール性能を保持
できて信頼性が高く、しかも低コストな遠心式コンプレ
ッサを提供することが可能になった。
より軸方向の吸気通路から放射方向の遠心力で加圧され
た空気を加圧ボリュート２に至る通路２Ａの導口１０か
らインペラー１の背面空気室１９に付加することができ
るので、該背面空気室１９の圧力をピストンシール９を
介するインペラー１の増速装置やフローティングブッシ
ュ５等の軸受潤滑部の圧力より高くすることができる。
これにより、前記インペラー１の背面空気室１９に付加
された比較的低温の高圧空気は、従来のもののようにイ
ンペラー１の背面におけるラビリンスシール８の前後間
での微妙な圧力差に頓着せずともインペラー１の増速装
置やフローティングブッシュ５等の軸受潤滑部から漏れ
ようとする潤滑油の漏洩を効果的に抑止するとともに、
インペラー１の背面に摺接する前記ラビリンスシール８
から僅かずつインペラー１の背面の負圧室１８に流出
し、軸受部からの熱伝達によって高温化されたインペラ
ー１を冷却することができる。このように、遠心式コン
プレッサの加圧ボリュート２に至る通路２Ａに吐出空気
の圧力をインペラー１の背面に連通させる導口１０を穿
設するのみの簡素な構造によって、ラビリンスシール８
における高精度の隙間管理に煩わされることなく、ピス
トンシール９部における潤滑油の高いシール性能を保持
できて信頼性が高く、しかも低コストな遠心式コンプレ
ッサを提供することが可能になった。
【００１１】図２は、本発明の遠心式過給機としての第
２実施の形態の要部を示すものである。本実施の形態の
ものは、軸方向の吸気通路の空気がインペラー１によっ
て放射方向の遠心力で加圧して円周方向の加圧ボリュー
ト２に至る放射状の通路２Ａに、インペラー１の吐出空
気の圧力をインペラー１の背面に連通させる導口１０を
正圧を取り出すために通路２Ａに対して９０°以上に僅
か傾斜して設けた点で前記第１実施の形態のものと同様
であるが、本実施の形態では、前記第１実施の形態にお
ける導入溝１０Ａは設けずに、導口１０の下流側を放射
状の通路２Ａの流路内に突出させて導入突起１０Ｂとし
たものである。このように、本実施の形態においても、
インペラー１の吐出空気の正圧を放射状の通路２Ａから
導口１０における導入突起１０Ｂによって確実に取り入
れて、インペラー１の吐出空気の正圧をケーシングフラ
ンジ部６内部に設けられた通気孔３を介してインペラー
１の背面の前記背面空気室１９に付加させることができ
る。
２実施の形態の要部を示すものである。本実施の形態の
ものは、軸方向の吸気通路の空気がインペラー１によっ
て放射方向の遠心力で加圧して円周方向の加圧ボリュー
ト２に至る放射状の通路２Ａに、インペラー１の吐出空
気の圧力をインペラー１の背面に連通させる導口１０を
正圧を取り出すために通路２Ａに対して９０°以上に僅
か傾斜して設けた点で前記第１実施の形態のものと同様
であるが、本実施の形態では、前記第１実施の形態にお
ける導入溝１０Ａは設けずに、導口１０の下流側を放射
状の通路２Ａの流路内に突出させて導入突起１０Ｂとし
たものである。このように、本実施の形態においても、
インペラー１の吐出空気の正圧を放射状の通路２Ａから
導口１０における導入突起１０Ｂによって確実に取り入
れて、インペラー１の吐出空気の正圧をケーシングフラ
ンジ部６内部に設けられた通気孔３を介してインペラー
１の背面の前記背面空気室１９に付加させることができ
る。
【００１２】図３は、本発明の遠心式過給機としての第
３実施の形態の要部を示すものである。本実施の形態の
ものは、軸方向の吸気通路の空気がインペラー１によっ
て放射方向の遠心力で加圧して円周方向の加圧ボリュー
ト２に至る放射状の通路２Ａにおいて、インペラー１の
吐出空気の圧力をインペラー１の背面に連通させる正圧
を取り出すための導口１０をタービンハウジング１７に
設けた点で前記第１および第２実施の形態のものと異な
るものである。本実施の形態では、加圧ボリュート２に
至る放射状の通路２Ａの終端部付近において、吐出空気
の流下方向と同じ方向の空気取入口を有する導口１０を
設けることができるので、インペラー１からの突出空気
の正圧の一部をより確実に捉えてケーシングフランジ部
６内部に設けられた通気孔３を介してインペラー１の背
面の前記背面空気室１９に付加させることが可能となる
ものである。
３実施の形態の要部を示すものである。本実施の形態の
ものは、軸方向の吸気通路の空気がインペラー１によっ
て放射方向の遠心力で加圧して円周方向の加圧ボリュー
ト２に至る放射状の通路２Ａにおいて、インペラー１の
吐出空気の圧力をインペラー１の背面に連通させる正圧
を取り出すための導口１０をタービンハウジング１７に
設けた点で前記第１および第２実施の形態のものと異な
るものである。本実施の形態では、加圧ボリュート２に
至る放射状の通路２Ａの終端部付近において、吐出空気
の流下方向と同じ方向の空気取入口を有する導口１０を
設けることができるので、インペラー１からの突出空気
の正圧の一部をより確実に捉えてケーシングフランジ部
６内部に設けられた通気孔３を介してインペラー１の背
面の前記背面空気室１９に付加させることが可能となる
ものである。
【００１３】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明の趣旨の範囲内で導口の形状およびそ
の位置、通気孔の形状および通気孔と導口との関連構
成、ケーシングフランジ部とベアリングホルダとの関連
構成、ベアリングホルダおよびケーシングフランジ部な
らびにインペラーとラビリンスシールとの関連構成、ラ
ビリンスシールおよびピストンシールの形式、通気孔の
形状等については適宜の組合せが採用され得ることは言
うまでもないことである。
てきたが、本発明の趣旨の範囲内で導口の形状およびそ
の位置、通気孔の形状および通気孔と導口との関連構
成、ケーシングフランジ部とベアリングホルダとの関連
構成、ベアリングホルダおよびケーシングフランジ部な
らびにインペラーとラビリンスシールとの関連構成、ラ
ビリンスシールおよびピストンシールの形式、通気孔の
形状等については適宜の組合せが採用され得ることは言
うまでもないことである。
【００１４】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、インペラーにより軸方向の吸気通路から放射方向
の遠心力で加圧された空気を加圧ボリュートに至る通路
の導口を通じてインペラーの背面空気室に付加すること
ができるので、該背面空気室の圧力をピストンシールを
介するインペラーの増速装置やフローティングブッシュ
等の軸受潤滑部の圧力より高くすることができる。これ
により、前記インペラーの背面空気室に付加された比較
的低温の高圧空気は、従来のもののようにインペラーの
背面におけるラビリンスシールの前後間での微妙な圧力
差に頓着せずともインペラーの増速装置やフローティン
グブッシュ等の軸受潤滑部から漏れようとする潤滑油の
漏洩を効果的に抑止するとともに、インペラーの背面に
摺接する前記ラビリンスシールから僅かずつインペラー
の背面の負圧室に流出し、軸受部からの熱伝達によって
高温化されたインペラーを冷却することができる。した
がって、潤滑油が漏れて過給機の軸受部の焼付きを招い
たり、遠心式コンプレッサ自体を施肥粉体等の輸送用の
遠心式加圧機として使用した場合でも施肥される肥料に
潤滑油が混入して畑を汚染する虞れも皆無となる。この
ように、遠心式コンプレッサの加圧ボリュートに至る通
路に吐出空気の圧力をインペラーの背面に連通させる導
口を穿設するのみの簡素な構造によって、ラビリンスシ
ールにおける高精度の隙間管理に煩わされることなく、
ピストンシール部における潤滑油の高いシール性能を保
持できて信頼性が高く、しかも低コストな遠心式コンプ
レッサを提供することが可能になった。
れば、インペラーにより軸方向の吸気通路から放射方向
の遠心力で加圧された空気を加圧ボリュートに至る通路
の導口を通じてインペラーの背面空気室に付加すること
ができるので、該背面空気室の圧力をピストンシールを
介するインペラーの増速装置やフローティングブッシュ
等の軸受潤滑部の圧力より高くすることができる。これ
により、前記インペラーの背面空気室に付加された比較
的低温の高圧空気は、従来のもののようにインペラーの
背面におけるラビリンスシールの前後間での微妙な圧力
差に頓着せずともインペラーの増速装置やフローティン
グブッシュ等の軸受潤滑部から漏れようとする潤滑油の
漏洩を効果的に抑止するとともに、インペラーの背面に
摺接する前記ラビリンスシールから僅かずつインペラー
の背面の負圧室に流出し、軸受部からの熱伝達によって
高温化されたインペラーを冷却することができる。した
がって、潤滑油が漏れて過給機の軸受部の焼付きを招い
たり、遠心式コンプレッサ自体を施肥粉体等の輸送用の
遠心式加圧機として使用した場合でも施肥される肥料に
潤滑油が混入して畑を汚染する虞れも皆無となる。この
ように、遠心式コンプレッサの加圧ボリュートに至る通
路に吐出空気の圧力をインペラーの背面に連通させる導
口を穿設するのみの簡素な構造によって、ラビリンスシ
ールにおける高精度の隙間管理に煩わされることなく、
ピストンシール部における潤滑油の高いシール性能を保
持できて信頼性が高く、しかも低コストな遠心式コンプ
レッサを提供することが可能になった。
【図１】本発明の遠心式コンプレッサの第１実施の形態
の要部を示す図である。
の要部を示す図である。
【図２】本発明の遠心式コンプレッサの第２実施の形態
の要部を示す図である。
の要部を示す図である。
【図３】本発明の遠心式コンプレッサの第３実施の形態
の要部を示す図である。
の要部を示す図である。
【図４】従来のターボチャージャーの例を示す図であ
る。
る。
１ インペラー ２ 加圧ボリュート ２Ａ 放射状通路 ３ 通気孔 ５ フローティングブッシュ ６ ケーシングフランジ部 ７ ベアリングホルダ ８ ラビリンスシール ９ ピストンシール １０ 導口 １０Ａ 導入溝 １３ サンギヤシャフト １７ タービンハウジング １８ 背面負圧室 １９ 背面空気室
Claims (1)
- 【請求項１】 増速装置を介して動力を受けて回転する
インペラーによって軸方向の吸気通路の空気を放射方向
の遠心力で加圧して円周方向の加圧ボリュートから吐出
する遠心式エアコンプレッサにおいて、前記加圧ボリュ
ートに至る通路に吐出空気の圧力をインペラー背面に連
通させる導口を穿設することによってインペラーの背面
空気室の圧力をピストンシールを介するインペラーの軸
受潤滑部の圧力より高くなるように構成したことを特徴
とする遠心式コンプレッサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8240252A JPH1089291A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 遠心式コンプレッサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8240252A JPH1089291A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 遠心式コンプレッサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1089291A true JPH1089291A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17056732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8240252A Pending JPH1089291A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 遠心式コンプレッサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1089291A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007138932A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | General Electric Co <Ge> | シールアセンブリ及びガスタービンエンジンアセンブリ |
| JP2008025578A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Snecma | 遠心圧縮機のインペラの下流側空洞の換気システム |
| JP2010168968A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Toyota Motor Corp | ターボチャージャ |
| JP2013174216A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Daihatsu Motor Co Ltd | ターボ過給機 |
| CN104963875A (zh) * | 2015-07-02 | 2015-10-07 | 北京航天动力研究所 | 一种立式小流量高压比离心式压缩机 |
| CN105378297A (zh) * | 2013-07-10 | 2016-03-02 | 大金工业株式会社 | 涡轮压缩机及涡轮冷冻机 |
| WO2019225163A1 (ja) * | 2018-05-25 | 2019-11-28 | 株式会社Ihi | 遠心圧縮機 |
| CN117823454A (zh) * | 2023-12-29 | 2024-04-05 | 无锡艾尔泰科压缩机有限公司 | 一种一体化高压碳环轴封结构及离心式压缩机 |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP8240252A patent/JPH1089291A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007138932A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | General Electric Co <Ge> | シールアセンブリ及びガスタービンエンジンアセンブリ |
| JP2008025578A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Snecma | 遠心圧縮機のインペラの下流側空洞の換気システム |
| JP2010168968A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Toyota Motor Corp | ターボチャージャ |
| JP2013174216A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Daihatsu Motor Co Ltd | ターボ過給機 |
| US10227995B2 (en) | 2013-07-10 | 2019-03-12 | Daikin Industries, Ltd. | Turbo compressor and turbo refrigerating machine |
| CN105378297A (zh) * | 2013-07-10 | 2016-03-02 | 大金工业株式会社 | 涡轮压缩机及涡轮冷冻机 |
| EP3020981A1 (en) * | 2013-07-10 | 2016-05-18 | Daikin Industries, Ltd. | Turbo compressor and turbo refrigerating machine |
| US20160153471A1 (en) * | 2013-07-10 | 2016-06-02 | Daikin Industries, Ltd. | Turbo compressor and turbo refrigerating machine |
| EP3020981A4 (en) * | 2013-07-10 | 2017-03-29 | Daikin Industries, Ltd. | Turbo compressor and turbo refrigerating machine |
| CN104963875A (zh) * | 2015-07-02 | 2015-10-07 | 北京航天动力研究所 | 一种立式小流量高压比离心式压缩机 |
| CN104963875B (zh) * | 2015-07-02 | 2017-11-28 | 北京航天石化技术装备工程有限公司 | 一种立式小流量高压比离心式压缩机 |
| WO2019225163A1 (ja) * | 2018-05-25 | 2019-11-28 | 株式会社Ihi | 遠心圧縮機 |
| JPWO2019225163A1 (ja) * | 2018-05-25 | 2020-12-10 | 株式会社Ihi | 遠心圧縮機 |
| US11293450B2 (en) | 2018-05-25 | 2022-04-05 | Ihi Corporation | Centrifugal compressor |
| CN117823454A (zh) * | 2023-12-29 | 2024-04-05 | 无锡艾尔泰科压缩机有限公司 | 一种一体化高压碳环轴封结构及离心式压缩机 |
| CN117823454B (zh) * | 2023-12-29 | 2024-05-28 | 无锡艾尔泰科压缩机有限公司 | 一种一体化高压碳环轴封结构及离心式压缩机 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10927791B2 (en) | Engine assembly with combined engine and cooling exhaust | |
| EP1740807B1 (en) | Turbocharger with hydrodynamic foil bearings | |
| US10240522B2 (en) | Auxiliary power unit with combined cooling of generator | |
| US4156342A (en) | Cooling apparatus for a bearing in a gas turbine | |
| US7367190B2 (en) | Supercharger with electric motor | |
| US3818696A (en) | Regenerative air-cooled gas turbine engine | |
| US4086757A (en) | Gas turbine cooling system | |
| US20090324396A1 (en) | Accessory gearbox system with compressor driven seal air supply | |
| MXPA06002860A (es) | Adaptacion de sellado en un compresor. | |
| JP5135981B2 (ja) | 遠心圧縮機 | |
| US6966746B2 (en) | Bearing pressure balance apparatus | |
| JPH1089291A (ja) | 遠心式コンプレッサ | |
| EP4012193A1 (en) | Water-cooled centrifugal compressor housing assembly, and turbocharger incorporating same | |
| EP2890877A1 (en) | Turbocharger having compressor cooling arrangement and method | |
| US8539936B2 (en) | Supercharger rotor shaft seal pressure equalization | |
| CN212615553U (zh) | 轴承壳体、壳体组件和涡轮增压器 | |
| JPS5970830A (ja) | タ−ボ過給機 | |
| JPH10103071A (ja) | 排気ガスタービン過給機 | |
| JPH0814056A (ja) | 遠心式過給機 | |
| JPH07119477A (ja) | 過給機のシール装置 | |
| SU1382999A1 (ru) | Турбокомпрессор дл наддува двигател внутреннего сгорани | |
| JP2003214112A (ja) | 航空機用エンジン | |
| JPH06323263A (ja) | 同期回転型ポンプ | |
| JPS63143325A (ja) | タ−ボチヤ−ジヤのシ−ル構造 | |
| US20140140878A1 (en) | Cooling systems for rotary engines |