JPH1088437A - 糸条処理方法および装置 - Google Patents

糸条処理方法および装置

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JPH1088437A
JPH1088437A JP16324497A JP16324497A JPH1088437A JP H1088437 A JPH1088437 A JP H1088437A JP 16324497 A JP16324497 A JP 16324497A JP 16324497 A JP16324497 A JP 16324497A JP H1088437 A JPH1088437 A JP H1088437A
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JP
Japan
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yarn
duct
fluid
thread
inlet
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JP16324497A
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Inventor
Reginald Leah
レアー レジナルド
Malcolm Geoffrey Hinchliffe
ジォフレェー ヒンクリーフ マルカム
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Fibreguide Ltd
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Fibreguide Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J1/00Modifying the structure or properties resulting from a particular structure; Modifying, retaining, or restoring the physical form or cross-sectional shape, e.g. by use of dies or squeeze rollers
    • D02J1/08Interlacing constituent filaments without breakage thereof, e.g. by use of turbulent air streams

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮撚加工されたマルチフィラメントテキ
スタイルヤーン14をノズル本体10、12のダクト2
3を貫通して糸道に沿って走行させつつ流体流れ8、
9、18を流体流れ8、9、18を糸道11に交差して
向けてフィラメントを混合し流体流れを糸道の回りに渦
を巻かせて残留トルクを減少させる。 【解決手段】 2つの流体流れ8、9を反対の、重なっ
た方向でしかも互いに偏らせることによって、または流
体流れ18を平面からなりダクト13に対し横方向に流
体流れ18の方向20の垂線から傾斜しているダクト1
3のベース表面17に向ける。糸掛けスロット6、22
が本体10、12の長手方向に延在しダクト13と本体
10、12の外部とを連通している。スロット6、22
はダクト13および本体10、12の外部の拡大された
入口3、24の間において曲った輪郭を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テキスタイル糸条
の処理方法およびその方法を実施するための装置に関す
る。本発明は、特に、後続する編、織またはその他布帛
を形成するための準備として、加工糸に所望の特性を付
与するための装置に関する。より詳しくは、本発明は、
仮撚加工されたマルチフィラメント糸条を混合しそして
トルクを減少させるための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】糸条に多くの所望の特性を付与しながら
合成繊維のテキスタイル糸条を加工する方法は、その糸
条のある種の用途には好ましくない特性を生じることが
ある。更に処理することなく糸条を仮撚加工すること
は、靴下、水着、スキーウェアーなどに用いる素材とし
て最適なストレッチヤーンを作る。より少ないストレッ
チを求める素材には、加工糸に、加工機上で、緩和した
張力下で、第2の加熱ステップを行って「嵩高」は保持
するが糸条のストレッチ特性は減じることがよく知られ
ている。このような糸条に付随する問題は、フィラメン
トの凝集力が欠如することであり、それは加工中に損な
われるものであり、解舒欠陥または引続く布帛形成およ
び出来上った布帛において品質の問題を生じる。このよ
うな糸条に付随する他の問題は、ある種の「撚り特性」
または残留トルクがあることであり、このことは糸条に
「スナール」を生じることとなり、スナールは布帛製造
の効率を減少させおよび/または糸条から作られる布帛
の品質を損ねる。
【0003】フィラメントの凝集力を改善するために、
仮撚加工された糸条を混合プロセスに通して、フィラメ
ントが互いに結合された節点を糸条に作り出すことが知
られている。このような目的の装置は糸条ダクトを具備
したノズルからなっており、このダクトは通常断面が円
形でありノズルを貫通して延びており、このダクト内に
1または多数のエアジェットが半径方向に、すなわち走
行糸条に交差して、噴射される(例えば、EP−A−0
140526号明細書に示されている)。
【0004】残念なことに、このタイプのノズルはトル
クを全く減少させないかまたは糸条の「デトルク効果」
を有しておらず、そしてこの工程は残留トルクに付随す
る問題の何れも緩和せずそして更にスナール効果を悪く
することすらある。
【0005】エアジェットが糸条ダクトの中心線から偏
っているノズル内を仮撚加工糸条を通過させて、それに
よりダクト内に渦巻き空気流を付与して糸条に残留トル
クと反対方向に小さな「仮撚」を付与して残留トルクを
減少させることは知られている。
【0006】このような配置はEP−A−053245
83号明細書に記載されており、この明細書においては
エアジェットはダクトの接線方向となっている。しかし
ながら、このようなノズルにおけるエアジェットの作用
はフィラメントを分離する傾向がありそしてそれらの凝
集力を低下させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの「デトルク」
および混合工程は異なる空気ノズルにより実施できる
が、しかしながら、それは2つの空気ノズルを必要とす
るというだけではなく更に2つのタイプのノズルを十分
に異なる空気圧力で作動し、それによって2つの多岐管
または高価なバルブを必要であるということにより、費
用の掛かる解法である。この理由により、これらのプロ
セスを同時に行うことを意図して種々の「組合せ」ノズ
ルの配置が提案されている。例えば、エアジェットを糸
条ダクトの軸線から僅かに偏らせることが知られてい
る。しかしながら、この配置は僅かに低度の糸条フィラ
メントの混合を行うと同時にトルクの僅かな減少手段を
提供する。加えて、このような配置は許容公差が繊細で
ありそして一貫したまたは予測可能なインターレーシン
グまたはデトルク効果を、特に高速糸速度において、奏
しない。
【0008】
【発明の課題】仮撚加工糸条に一貫しそして予測可能な
デトルク効果を生じるとともに、一貫しそして予測可能
な高度のインターレース効果を付与する方法およびその
方法を実施するのに最適な装置を提供することが本発明
の目的である。
【0009】
【課題を達成するための手段】本発明により、仮撚糸条
を糸道に沿ってダクトを通り案内し、該ダクト内へ前記
糸道に交差する方向に流体を向けて仮撚されたマルチフ
ィラメントテキスタイル糸条を処理する方法において、
前記糸道が流入する流体流れの実質的に中央にあって糸
条のフィラメントを混合させるようになっており、同時
に流体流れを糸道の回りに渦を巻くように方向付けてい
て糸条内の残留トルクを減少させるようになっている方
法が提供される。
【0010】この方法は2つの流入流体を逆向きの実質
的に平行し重なった方向に向けていて、それら流体流れ
が互いに糸道の反対側において偏っていて前記流体流れ
が糸道の回りに渦巻くようにしてもよい。他の方法とし
て、前記流体を前記ダクト内への流体の入口に対向して
いる該ダクトの実質的に平面のベース表面に向けてお
り、該表面が前記ダクトの横方向に入口の方向の垂線か
ら傾斜していて前記流体流れが糸道の回りに渦を巻くよ
うにする方法としてもよい。この場合に、前記糸条を流
体のダクトへの入口の近傍において張力下に案内してフ
ィラメントの混合および糸条の仮撚を促進するようにし
てもよい。
【0011】流体は糸道に直交して向けられていてもよ
く、またはダクトを通して糸条を走行させる方向の成分
を有する方向に向いていてもよい。
【0012】本発明は上述の方法を実施する装置も提供
し、この装置は長手方向に貫通する糸道を形成する糸ダ
クトを具備した細長い部材、および前記糸条ダクトに連
通し且つ前記糸道に交差する方向に前記ダクトのベース
表面に向けて流体を向けることが可能な流体供給手段か
らなる装置において、前記糸道が前記流体の流れの実質
的に中心にあって糸条のフィラメントの混合を生じるよ
うになっており、そして前記流体流れを前記糸道の回り
に渦巻かせると同時に該糸条内の残留トルクを減少させ
る手段とからなる。
【0013】この装置は、2つの流体入口が互いに向い
合って実質的に平行に重ねられているが互いに糸道の反
対側で偏っていて該糸道の回りに渦巻きを生じるように
前記流体流れを方向付けるようになっていてもよい。他
の態様として、前記ダクトが流体の前記ダクト内への入
口を具備しており、前記ベース表面が実質的に平面であ
り且つ前記糸条ダクトの横方向に前記流体入口の方向の
垂線から傾斜していて前記流体流れを糸道の回りに渦巻
きを生じるように方向付けるようになっていてもよい。
流体の入口は糸道に直交していてもよいし、糸条のダク
ト内の走行方向に対し傾斜していてもよい。ダクトに沿
って間隔を開けて多数の流体入口が設けられていてもよ
い。
【0014】糸条ダクトは断面が実質的に三角形であっ
てもよく、この場合に、流体入口がベース表面に対向す
る三角形の頂点であり且つ2つの側辺の間の位置におい
て糸条ダクトに連通していてもよい。被処理糸条のデト
ルク効果を変化させる装置のパラメーターはベース表面
の流体入口の方向に直交する垂線に対する角度である。
この角度は2から45°範囲内とすることができ、実質
的に20°位がよい。この装置は、糸条ダクトの上流端
の近傍に位置する糸ガイドを含んでいてもよく、更に糸
条ダクトの下流端の近傍に第2の糸ガイドを含んでいて
もよい。糸ガイドは糸道が流体入口の近傍に位置するよ
うに走行糸条を糸条ダクトを通って案内するように設け
られていてもよい。
【0015】装置のインターレーシングおよびデトルク
効果に影響する装置の他のパラメーターは、空気入口と
ベース表面との間のダクトの高さ、および流体入口の直
径である。このようなパラメーターは、加工される糸条
に所望のインターレーシングおよびデトルク特性を生ず
るように選び、そして、それぞれ1mmから4mmの間、例
えば2mm、および1mmから2.5mmの間、例えば1.6
mmとすることができる。
【0016】この装置は本体の長手方向に延在しそして
本体の外部と糸条ダクトを連通させる糸掛けスロットを
具備していてもよい。糸掛けスロットは糸条ダクトと流
体入口の半径方向の実質的な中心で交差する位置で糸条
ダクトと連通していてもよいし、流体入口の近傍の第2
位置の側面に位置していてもよく、そしてこの第2の位
置は流体入口と流体入口に最も近いベース表面の端部の
間に位置していてもよい。糸掛けスロットは第2の位置
および本体の外部と連通している入口端間で曲った輪郭
を具備していてもよい。入口端部は糸掛けスロットの幅
に対して拡大していてもよい。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明をより詳細
に説明する。図1および図2を参照して、混合およびト
ルク減少装置は筒体10からなっており、この筒体10
は中央軸線貫通孔を具備し、この孔は糸条ダクト2を形
成している。このような装置10は従来の2段ヒータ仮
撚加工機の第2ヒータの後に設置されるべきものであ
る。本体10にはV字型をしたチャンネル3がその外表
面に形成されている。チャンネル3は、本体10の長手
方向軸線から、または本体10を貫通する糸道11か
ら、偏っており、それによりチャンネル3の両壁面4は
異なる長さとなっている。両壁面4はほぼ互いに直交し
ており、そして下方向に頂点5に集束しており、この頂
点5はくびれた糸掛けスロット6によって糸条ダクト2
に連結されている。スロット6は弓形輪郭をしており糸
条ダクト2に繋がっている。
【0018】糸条ダクト2の長さ方向の中間に逆向きの
空気入口孔8、9があり、これらは糸条ダクト2に交差
して延在している。空気入口孔8、9は実質的に平行で
そして互いに垂直方向に図1において符号Zで示される
小さな距離だけ偏っている。各空気入口孔8、9の長手
方向軸線もまた糸道11から垂直方向に偏っている。糸
掛けスロット6は、図2に示されているように、それが
空気入口孔9の中央の位置で糸条ダクト2に合うように
位置決めされている。
【0019】使用に際して、加工されるべき仮撚糸条
(図示せず)は軸方向に糸条ダクト2に通され、そこに
おいて空気入口孔8、9から流出される空気流に暴され
る。糸条はそれがくびれた糸掛けスロット6から供給さ
れることによってダクト2内において位置決めされ、こ
のスロットは空気流の影響下でダクトから逃げ出すよう
なことが生じないような形状とされている。空気流が糸
条に当ると、反対となっている空気流によってフィラメ
ントの混合が奏される。同時に空気流の互いに偏ってい
ることによって糸条ダクト内に渦流が生じ、それは糸条
の解撚を奏しそしてそれにより残留トルクの減少が生じ
る。対向する空気入口8、9の位置および大きさは所望
の混合およびトルク減少を生じるように正確にそして予
測可能に設計され、そしてそれにより所望の生産特性と
する。装置の大きさは糸の種類および所望特性に依存す
る。例えば、糸条ダクト2の直径は代表的には0.8〜
4.0mmの範囲である。空気入口孔の直径は代表的には
0.4および2.5mmの間である。空気入口孔の長手方
向軸線の偏りは代表的には0.2〜1.2mmの範囲であ
る。異なる適用に対する設計パラメーターの組を以下表
1に示す。
【0020】
【表1】 ジェットタイプ1として示されているパラメーターは低
い残留トルクで低レベルの混合の糸条を製造するのに使
用できる。一方、1/150デニール糸条(太さ150
デニールの糸条からなる単糸)を高速で低残留トルクで
中〜高レベルのインターレースで製造することを望まれ
るときには、パラメーターはジェットタイプ2で示され
るパラメーターが選択されるべきである。供給される空
気流の圧力を選定することにより良好な混合糸条が低残
留トルクで提供される。ジェットタイプ3のパラメータ
ーは低残留トルクで中〜高レベルの混合を1/300デ
ニール糸条(太さ300デニールの糸条からなる単糸)
で用いることができる。空気入口孔8、9は所望により
円形断面以外としてもよい。更に、それらは図3に示す
ように糸条の走行方向に対して傾斜していてもよい。こ
の場合に空気入口孔108、109は角度Bで傾斜して
おり、この角度はダクトと2を通して糸条が走行するこ
とを空気流が助けるためには高々15°とでき、それに
より空気流が糸条に張力を付加する傾向をなくすことが
できる。
【0021】さて、図4および図6を参照して、ノズル
装置40が示されており、この装置40は細長い部材1
2からなり、この部材12は糸道11を形成している糸
条ダクト13を具備し、この糸道は部材12を通って長
手方向に延在している。糸条ダクト13は2つの側面1
5、16と実質的に平坦なベース表面17からなる実質
的に三角形断面をしている。空気入口18は糸条ダクト
13と位置19において連通しており、この位置19は
ベース表面17に対向する三角形の頂点であり、糸道1
1に交差する軸線方向20にある。ベース表面17は空
気入口18の軸方向20の垂線21から角度Aをなして
糸条ダクト13の横方向に傾斜している。角度Aは5°
〜45°の間の範囲に選定されて所望のデトルク効果を
奏し、そして好ましくは約20°である。
【0022】ノズル本体12は糸掛けスロット22を具
備し、この糸掛けスロット22は本体12の長手方向に
延在しそして糸条ダクト13と本体12の外部とを連通
している。糸掛けスロット22は糸条ダクト13の側面
16に空気入口18の近傍の第2の位置23において連
通している。ノズル40の使用中に糸掛けスロット22
から糸条14が飛出す可能性を減少させるために、第2
の位置23は短い側壁16にありそしてスロット22は
第2の位置23と入口端24との間において曲面輪郭を
有しており、上記入口端24においてスロットはノズル
本体12を外部と連通している。糸掛けを容易とするた
めに入口端24は糸掛けスロット22の幅に対して広げ
られている。
【0023】糸ガイド25がノズル40、26の入口端
および出口端の近傍に設けられており、そしてそれらは
走行糸条14がダクト13を通って糸道11に沿って空
気入口18の入口位置19の近傍を走行するように案内
する。空気入口18から吹き出す空気は糸条14に吹付
けそして糸条を高度に混合させる効果を有している。糸
条14に作用する空気の力は糸条をベース表面17に向
けて押す。空気は次いで傾斜されたベース表面17によ
って長い側面15に向けられ、それにより回転空気流を
生じ、それは糸条に仮撚またはデトルク減少効果を奏す
る。糸条14が空気入口位置19から遠ざかるにつれ
て、糸条に作用する空気の力は減少して糸条14の張力
が糸条14を入口位置19に向けて戻し、それにより糸
条に作用する空気の力が再度増加する。従って、糸条1
4の混合効果は間欠的であって糸条14の長さ方向に使
用される空気圧力および糸条張力により決まる一定間隔
で節点が糸条14の長さ方向に間隔を開けて形成され
る。インターレースの度合および節の間隔に作用する他
のパラメーターは空気入口18の直径およびベース表面
17からの空気入口位置19の距離である。150デニ
ールの糸条にとって、代表的には、これらの大きさはそ
れぞれ約1.65mmおよび2mmであるが、一般的にはそ
れぞれ1〜2.5mmおよび1〜4mmの範囲とできる。
【0024】図6および図7はノズル26を示し、この
ノズル26は上述したノズル40と次の2つの点を除い
て同一である。第1には、側壁15、16の形状は重大
ではないから、ノズル26は実質的に半円形の糸条ダク
ト13を具備している。第2に、ノズル26においては
空気入口18は角度Bにより示されるようにダクト13
の長手方向に対して角度をなしていてノズル26への入
口およびノズル26からの出口において矢印で示す方向
に走行している糸条14に送り作用を付与する。送り効
果を奏するがインターレース効果を過度に減少しないよ
う角度Bは5°および15°の範囲内にある。ノズル2
6のダクト13を半円形状とすることはノズル40の直
交した空気入口18とともに使用することができ、また
はノズル40のダクト13を三角形形状とすることはノ
ズル20の角度をなした空気入口18とともに使用して
もよい。
【0025】本発明のノズル40、26において、糸条
ダクト13のベース表面17が実質的に平面であるの
で、ノズル40、26の許容公差の繊細さは、仮撚効果
を生ずるような偏った空気入口を具備した公知のノズル
における許容公差よりも、遥かに減少される。従って、
仮撚糸条は一貫してそして予測可能なデトルク効果を生
じ混合工程に暴されるとともに同時に予測可能なそして
一貫した高度な混合効果を生じる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、仮撚加工糸条に一貫し
そして予測可能なデトルク効果を生じるとともに、一貫
しそして予測可能な高度のインターレース効果を付与す
る方法およびその方法を実施するのに最適な装置が提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の側面図である。
【図2】図1の装置の断面図である。
【図3】第2実施例の平面図である。
【図4】第3実施例の断面図である。
【図5】第4実施例の断面図である。
【図6】図4の実施例の側面図である。
【図7】図5の実施例の側面図である。
【符号の説明】
2 ダクト 6 糸掛けスロット 8 流体流れ 9 流体流れ 10 細長い部材 11 糸道 12 細長い部材 13 ダクト 14 仮撚糸条 17 ベース表面 18 流体の入口 20 流体の入口の方向 21 垂線 22 糸掛けスロット 25 糸ガイド
フロントページの続き (71)出願人 597087457 Maple Court, Davenp ort Street, Maccles field, Cheshire, SK 10 1JE, United Kingd om (72)発明者 マルカム ジォフレェー ヒンクリーフ イギリス国.チェシャ―.マクレスフィ― ルド.アソール クローズ 3

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮撚糸条(14)を糸道(11)に沿っ
    てダクト(2、13)を通り案内し、該ダクト(2、1
    3)内へ前記糸道(11)に交差する方向に流体を向け
    て仮撚されたマルチフィラメントテキスタイル糸条(1
    4)を処理する方法において、前記糸道(11)が流入
    する流体流れ(8、9、18)の実質的に中央にあって
    糸条(14)のフィラメントを混合させるようになって
    おり、同時に流体流れ(8、9、18)を糸道(11)
    の回りに渦を巻くように方向付けていて糸条(14)内
    の残留トルクを減少させるようになっていることを特徴
    とする糸条処理方法。
  2. 【請求項2】 2つの流入流体(8、9)を逆向きの実
    質的に平行し重なった方向に向けていて、それら流体流
    れが互いに糸道(11)の反対側において偏っていて前
    記流体流れを糸道(11)の回りに渦巻くように方向付
    けしていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記流体を前記ダクト(13)内への流
    体の入口(18)に対向している該ダクト(13)の実
    質的に平面のベース表面(17)に向けており、該表面
    が前記ダクト(13)の横方向に前記入口(18)の方
    向(20)の垂線(21)から傾斜していて前記流体流
    れが糸道(11)の回りに渦を巻くようになっているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記糸条(14)を流体のダクト(1
    3)への入口(18)の近傍において張力下に案内する
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 長手方向に貫通する糸道(11)を形成
    する糸ダクト(2、13)を具備した細長い部材(1
    0、12)、および前記糸条ダクト(2、13)に連通
    し且つ前記糸道(11)に交差する方向に前記ダクト
    (2、13)のベース表面(17)に向けて流体を向け
    ることが可能な流体供給手段(8、9、18)からなる
    請求項1の方法を実施する装置において、前記糸道(1
    1)が前記流体(8、9、18)の流れの実質的に中心
    にあって糸条(14)のフィラメントの混合を生じるよ
    うになっており、そして前記流体流れ(8、9、18)
    を前記糸道(11)の回りに渦巻かせると同時に該糸条
    (14)内の残留トルクを減少させる手段(8、9、1
    7)を特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 2つの流体入口(8、9)が互いに向い
    合って実質的に平行に重ねられているが互いに糸道(1
    1)の反対側で偏っていて該糸道(11)の回りに渦巻
    きを生じるように前記流体流れを方向付けるようになっ
    ていることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記ダクト(13)が流体の該ダクト
    (13)内への入口(18)を具備しており、前記ベー
    ス表面(17)が実質的に平面であり且つ前記糸条ダク
    ト(13)の横方向に前記流体入口(18)の方向(2
    0)の垂線(21)から傾斜していて前記流体流れを糸
    道(11)の回りに渦巻きを生じるように方向付けるよ
    うになっていることを特徴とする請求項5に記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 前記糸条ダクト(13)がその断面が実
    質的に三角形状をしていることを特徴とする請求項7に
    記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記流体入口(18)が糸条ダクト(1
    3)に前記ベース表面(17)に対向する三角形の頂点
    であり且つ2つの側面(15、16)の間の位置(1
    9)において連通していることを特徴とする請求項8に
    記載の装置。
  10. 【請求項10】 第1および第2の糸ガイド(25)が
    前記糸条ダクト(13)の上流端および下流端の近傍に
    位置しており、前記糸道(11)が前記流体入口(1
    8)の位置(19)の近傍に位置するよう該糸ガイド
    (25)が走行糸条(14)を糸条ダクト(13)を通
    して案内するように設けられていることを特徴とする請
    求項5〜9の何れか1項に記載の装置。
  11. 【請求項11】 糸掛けスロット(6、22)が前記細
    長い部材(10、12)の長手方向に延在しそして前記
    糸条ダクト(2、13)および該細長い部材(10、1
    2)の外部を連通していることを特徴とする請求項5〜
    10の何れか1項に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記糸掛けスロット(6、22)が前
    記糸条ダクト(2、13)に連通する位置(19)およ
    び前記細長い部材(10、12)の外部に連通する入口
    端(3、24)の間でカーブした輪郭を具備しているこ
    とを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 糸掛けスロット(6)が前記細長い部
    材(10)の長手方向に延在するとともに流体入口
    (9)の中央の位置において前記糸条ダクト(2)と連
    通していることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  14. 【請求項14】 糸掛けスロット(22)が前記細長い
    部材(12)の長手方向に延在するとともに前記流体入
    口(18)の近傍の第2の位置(23)において糸条ダ
    クト(13)の側面(16)に連通し且つ前記細長い部
    材(12)の外部に連通しており、該第2の位置(2
    3)が前記流体入口(18)および前記流体入口(1
    8)に最も近いベース表面(17)の端部との間に位置
    していることを特徴とする請求項7に記載の装置。
JP16324497A 1996-06-07 1997-06-05 糸条処理方法および装置 Pending JPH1088437A (ja)

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