JPH108634A - 板及び木材結合体 - Google Patents
板及び木材結合体Info
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- JPH108634A JPH108634A JP3058197A JP3058197A JPH108634A JP H108634 A JPH108634 A JP H108634A JP 3058197 A JP3058197 A JP 3058197A JP 3058197 A JP3058197 A JP 3058197A JP H108634 A JPH108634 A JP H108634A
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- board
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04F—FINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
- E04F13/00—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings
- E04F13/07—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor
- E04F13/08—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements
- E04F13/10—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements of wood or with an outer layer of wood
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G9/00—Forming or shuttering elements for general use
- E04G9/02—Forming boards or similar elements
- E04G9/04—Forming boards or similar elements the form surface being of wood
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単に低コストで製造することができ、嵌め込
み状態で安定であり、隙間のない板張りを保証する板を
提供する 【解決手段】板の前面の幅(BV)が後面の幅(BR)よ
りも狭くなるように、結合成形部を隅角凹部(5)とし
て幅狭面(4)と前面(2)との間に形成する。
み状態で安定であり、隙間のない板張りを保証する板を
提供する 【解決手段】板の前面の幅(BV)が後面の幅(BR)よ
りも狭くなるように、結合成形部を隅角凹部(5)とし
て幅狭面(4)と前面(2)との間に形成する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は板及び木材結合体に
関し、特に天井及び壁の板張り等に用いられる側板及び
この側板の結合体に関するものである。
関し、特に天井及び壁の板張り等に用いられる側板及び
この側板の結合体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】天井または壁を板で板張りすることは知
られている。従来では、板張りされるべき壁に木摺を備
えさせ、この木摺の上に板を固定していた。その際に使
用される板は結合要素を有し、例えばその一方の幅狭面
に溝を有し、他方の幅狭面にやといざねを有している。
このようにして複数の板を互いに嵌合させることがで
き、十分に隙間のない結合が保証される。しかしなが
ら、溝及びやといざねを有している板を加工するには、
結合要素の高い嵌合精度が必要であり、従ってねじれた
板または曲がった板を嵌め込むことができず、或いは嵌
め込みが困難である。更に、嵌め込みのためには緻密な
手作業が必要であり、特に寒さ等の不快な周囲条件の下
で問題がある。
られている。従来では、板張りされるべき壁に木摺を備
えさせ、この木摺の上に板を固定していた。その際に使
用される板は結合要素を有し、例えばその一方の幅狭面
に溝を有し、他方の幅狭面にやといざねを有している。
このようにして複数の板を互いに嵌合させることがで
き、十分に隙間のない結合が保証される。しかしなが
ら、溝及びやといざねを有している板を加工するには、
結合要素の高い嵌合精度が必要であり、従ってねじれた
板または曲がった板を嵌め込むことができず、或いは嵌
め込みが困難である。更に、嵌め込みのためには緻密な
手作業が必要であり、特に寒さ等の不快な周囲条件の下
で問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の上記欠点を解消し、特に簡単に低コストで製造するこ
とができ、嵌め込み状態で安定であり、隙間のない板張
りを保証する板を提供することである。
の上記欠点を解消し、特に簡単に低コストで製造するこ
とができ、嵌め込み状態で安定であり、隙間のない板張
りを保証する板を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、前面と後面と二つの端面と二つの幅狭面と
を備えた板であって、幅狭面がそれぞれ、板の全長にわ
たって延びる結合敷設用の結合成形部を有している板に
おいて、前面の幅が後面の幅よりも狭くなるように、結
合成形部が隅角凹部として幅狭面と前面との間に形成さ
れていることを特徴とするものである。
決するため、前面と後面と二つの端面と二つの幅狭面と
を備えた板であって、幅狭面がそれぞれ、板の全長にわ
たって延びる結合敷設用の結合成形部を有している板に
おいて、前面の幅が後面の幅よりも狭くなるように、結
合成形部が隅角凹部として幅狭面と前面との間に形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0005】本発明において、幅狭面とは縦長の板にお
いて幅を制限している面であり、一方端面とはこの板の
長さを制限している面である。また板の前面とは、幅狭
面から出ている隅角凹部によって幅が縮小される面であ
る。幅狭面と後面との間にはこの種の隅角凹部は形成さ
れない。結合敷設のための結合成形部とは、複数の板を
互いに安定に隙間なく配置して木材結合体の形成を可能
にする板の構成部のことである。
いて幅を制限している面であり、一方端面とはこの板の
長さを制限している面である。また板の前面とは、幅狭
面から出ている隅角凹部によって幅が縮小される面であ
る。幅狭面と後面との間にはこの種の隅角凹部は形成さ
れない。結合敷設のための結合成形部とは、複数の板を
互いに安定に隙間なく配置して木材結合体の形成を可能
にする板の構成部のことである。
【0006】本発明による板は、板の同じ側の両幅狭面
に、即ち前面に、それぞれ板の全長にわたって延びる隅
角凹部を有している。このような板は、例えば丸鋸技術
により1回または数回の作業行程で簡単に製造すること
ができ、溝及びやといざねを有している従来の板に比べ
て有利である。本発明によれば、複数の板が交互に嵌め
込まれ、即ち1枚の板の前面は隣接する板の後面ととも
に一つの面内にあり、或いはその逆の関係にあり、その
結果隅角凹部によって形成される板領域は重なり合い、
重合部を形成する。これらの重合部は互いに突張りあっ
て、板張りされるべき表面を覆う。隅角凹部が常に上下
に嵌合するので、溝とやといざねを有している従来の板
とは異なり、嵌合上の問題は生じない。
に、即ち前面に、それぞれ板の全長にわたって延びる隅
角凹部を有している。このような板は、例えば丸鋸技術
により1回または数回の作業行程で簡単に製造すること
ができ、溝及びやといざねを有している従来の板に比べ
て有利である。本発明によれば、複数の板が交互に嵌め
込まれ、即ち1枚の板の前面は隣接する板の後面ととも
に一つの面内にあり、或いはその逆の関係にあり、その
結果隅角凹部によって形成される板領域は重なり合い、
重合部を形成する。これらの重合部は互いに突張りあっ
て、板張りされるべき表面を覆う。隅角凹部が常に上下
に嵌合するので、溝とやといざねを有している従来の板
とは異なり、嵌合上の問題は生じない。
【0007】板が乾燥すると萎縮特性を示すことは知ら
れている。この萎縮特性は、従来の板の場合、特に板が
すでに嵌め込まれている場合に不具合であった。即ちこ
のような場合には、光を通過させるような萎縮隙間が生
じる。これに対して本発明による板は、乾燥過程におい
て生じる萎縮特性により、個々の板が特に安定に光を通
過させないように結合されるという利点を有している。
乾燥過程の間に板は曲がり(特にサイド製品からなる板
を使用する場合)、年輪の曲率半径とは逆の方向に曲が
る。隅角凹部を適宜配置すれば、即ち特に有利には木目
模様(年輪)の凸側の方向に配置すれば、交互に敷設さ
れている個々の板がお椀状に交互に逆方向に曲がるの
で、隅角凹部によって生じた重合面が互いに押し合う。
従って、板を鋸引きしたばかりの状態で加工するのが特
に有利である。なぜなら板は特に際立った萎縮特性を有
し、よって木材結合部の優れた密封を保証するからであ
る。例えば溝とやといざねを有している板の場合に必要
であるようなコスト及び時間を要する乾燥過程を必要と
しないことは、本発明の有利な利点である。即ち本発明
は、板を嵌め込んだ状態で乾燥過程を行い、よって木材
が自然な萎縮特性を示すにもかかわらず、本発明による
板においては光を通過させる萎縮隙間が生じるのではな
く、むしろ特に安定な隙間のない密封が保証されている
点で優れている。
れている。この萎縮特性は、従来の板の場合、特に板が
すでに嵌め込まれている場合に不具合であった。即ちこ
のような場合には、光を通過させるような萎縮隙間が生
じる。これに対して本発明による板は、乾燥過程におい
て生じる萎縮特性により、個々の板が特に安定に光を通
過させないように結合されるという利点を有している。
乾燥過程の間に板は曲がり(特にサイド製品からなる板
を使用する場合)、年輪の曲率半径とは逆の方向に曲が
る。隅角凹部を適宜配置すれば、即ち特に有利には木目
模様(年輪)の凸側の方向に配置すれば、交互に敷設さ
れている個々の板がお椀状に交互に逆方向に曲がるの
で、隅角凹部によって生じた重合面が互いに押し合う。
従って、板を鋸引きしたばかりの状態で加工するのが特
に有利である。なぜなら板は特に際立った萎縮特性を有
し、よって木材結合部の優れた密封を保証するからであ
る。例えば溝とやといざねを有している板の場合に必要
であるようなコスト及び時間を要する乾燥過程を必要と
しないことは、本発明の有利な利点である。即ち本発明
は、板を嵌め込んだ状態で乾燥過程を行い、よって木材
が自然な萎縮特性を示すにもかかわらず、本発明による
板においては光を通過させる萎縮隙間が生じるのではな
く、むしろ特に安定な隙間のない密封が保証されている
点で優れている。
【0008】本発明の他の有利な構成は、請求の範囲の
従属項に記載されている。一つの有利な実施形態によれ
ば、本発明による板はサイド板から形成されており、即
ち樹幹の側部部分から製造されており、よって年輪を有
している。サイド板が優れているのは乾燥過程における
萎縮が特に大きい点であり、従ってこれによって製造さ
れる板張りは、板張りされるべき表面を特に密閉して覆
う。サイド部分(お椀部分)の萎縮特性により、個々の
板の重合領域は特にしっかりと互いに押し合う。もちろ
ん本発明による板は角柱部分または合板から製造しても
よい。
従属項に記載されている。一つの有利な実施形態によれ
ば、本発明による板はサイド板から形成されており、即
ち樹幹の側部部分から製造されており、よって年輪を有
している。サイド板が優れているのは乾燥過程における
萎縮が特に大きい点であり、従ってこれによって製造さ
れる板張りは、板張りされるべき表面を特に密閉して覆
う。サイド部分(お椀部分)の萎縮特性により、個々の
板の重合領域は特にしっかりと互いに押し合う。もちろ
ん本発明による板は角柱部分または合板から製造しても
よい。
【0009】本発明の他の有利な実施形態によれば、隅
角凹部が成す角度α、即ち隅角凹部を画成している側面
の間の角度は90゜ないし179゜、有利には90゜な
いし110゜、特に90゜である。従って、板厚方向に
おける隅角凹部の深さは板幅方向における隅角凹部の深
さに等しい(角度αは90゜に等しい)か、或いは隅角
凹部の隅角から、即ちこの場合には板幅方向における隅
角凹部の最も深い点から連続的に増大していてよい。し
かしこの場合、板幅方向における隅角凹部の前記最も深
い点では、即ち隅角凹部の隅角では、板厚方向における
隅角凹部の深さは板厚の50%でなければならない。1
枚の板の両隅角凹部の形状及びサイズは等しいのが有利
である。なぜなら、もし等しくないなら、個々の板の幅
狭面を正確に嵌合するように適宜方向づけて板を互いに
嵌めあわせない限り、板を規定どおりに使用した場合の
嵌合精度が保証されないからである。このような場合に
は(本発明においても起こりうる)、板を交互に嵌めあ
わせるのが容易でなく、場合によっては一度回転させね
ばならない。
角凹部が成す角度α、即ち隅角凹部を画成している側面
の間の角度は90゜ないし179゜、有利には90゜な
いし110゜、特に90゜である。従って、板厚方向に
おける隅角凹部の深さは板幅方向における隅角凹部の深
さに等しい(角度αは90゜に等しい)か、或いは隅角
凹部の隅角から、即ちこの場合には板幅方向における隅
角凹部の最も深い点から連続的に増大していてよい。し
かしこの場合、板幅方向における隅角凹部の前記最も深
い点では、即ち隅角凹部の隅角では、板厚方向における
隅角凹部の深さは板厚の50%でなければならない。1
枚の板の両隅角凹部の形状及びサイズは等しいのが有利
である。なぜなら、もし等しくないなら、個々の板の幅
狭面を正確に嵌合するように適宜方向づけて板を互いに
嵌めあわせない限り、板を規定どおりに使用した場合の
嵌合精度が保証されないからである。このような場合に
は(本発明においても起こりうる)、板を交互に嵌めあ
わせるのが容易でなく、場合によっては一度回転させね
ばならない。
【0010】本発明の他の有利な実施形態によれば、板
厚方向における隅角凹部の深さは(後面の板幅に関し
て)3mmないし25mmである。前記複数の板のうち
1枚の板の実施形態では、板の厚さは18mmないし4
0mmである。従って、板厚方向における隅角凹部の深
さは9mmないし20mmであるのが好ましい。同様に
本発明によれば、板の幅(後面)は80mmないし20
0mm及び(または)長さは1mないし6.5mmであ
るのが有利である。
厚方向における隅角凹部の深さは(後面の板幅に関し
て)3mmないし25mmである。前記複数の板のうち
1枚の板の実施形態では、板の厚さは18mmないし4
0mmである。従って、板厚方向における隅角凹部の深
さは9mmないし20mmであるのが好ましい。同様に
本発明によれば、板の幅(後面)は80mmないし20
0mm及び(または)長さは1mないし6.5mmであ
るのが有利である。
【0011】特に有利な実施形態では、板は針葉樹材及
び広葉樹材、特にトウヒ属、モミ属、マツ属、カラマツ
属、またはベイマツ属の木から製造される。本発明によ
る板の有利な実施形態では、隅角凹部はフライス削りに
よって製造される。本発明によれば、板は丸鋸技術によ
り製造してもよい。このようにして製造された板の利点
は、かんなで削る必要がないことである。なぜなら、丸
鋸技術により製造される板は十分に較正された表面を有
しているからである。さらに、かんなで削られないの
で、枝は打ち落とされず、節穴が生じない。
び広葉樹材、特にトウヒ属、モミ属、マツ属、カラマツ
属、またはベイマツ属の木から製造される。本発明によ
る板の有利な実施形態では、隅角凹部はフライス削りに
よって製造される。本発明によれば、板は丸鋸技術によ
り製造してもよい。このようにして製造された板の利点
は、かんなで削る必要がないことである。なぜなら、丸
鋸技術により製造される板は十分に較正された表面を有
しているからである。さらに、かんなで削られないの
で、枝は打ち落とされず、節穴が生じない。
【0012】本発明は木材結合体にも関するものであ
る。本発明による木材結合体は少なくとも一つの、有利
には少なくとも二つの本発明による板を含んでおり、例
えば壁または天井の板張りに使用される。
る。本発明による木材結合体は少なくとも一つの、有利
には少なくとも二つの本発明による板を含んでおり、例
えば壁または天井の板張りに使用される。
【0013】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を添付の図
面を用いて説明する。図1は、本発明による板1を示す。
板1は前面2と、後面3と、幅狭面4とを備えている。幅狭
面4は幅狭面領域6.1,6.2,6.3から形成される。後面3
は幅BRを有している。幅BVの前面2は、幅狭面4への移
行領域に二つの隅角凹部5を有している。隅角凹部5は板
1の全長にわたって延びており、結合敷設を行うための
結合成形部として用いられる。両隅角凹部5はそれぞれ
板幅BRに対して深さTBを有している。即ち前面2の幅
BVは後面3の幅BRに比べて2TBだけ狭い。隅角凹部5は
板厚Dの方向においてその隅角点6.4で、即ち板幅BRの
方向において隅角凹部5が最も深くなっている点で深さ
TDを有している。この深さTDは板厚Dの方向において
隅角凹部5の深さに等しく、板厚Dの50%である。幅狭
面4に配置された隅角凹部5は、隅角凹部を画成している
幅狭面領域6.1と6.2の間で角度α=90゜を有してい
る。
面を用いて説明する。図1は、本発明による板1を示す。
板1は前面2と、後面3と、幅狭面4とを備えている。幅狭
面4は幅狭面領域6.1,6.2,6.3から形成される。後面3
は幅BRを有している。幅BVの前面2は、幅狭面4への移
行領域に二つの隅角凹部5を有している。隅角凹部5は板
1の全長にわたって延びており、結合敷設を行うための
結合成形部として用いられる。両隅角凹部5はそれぞれ
板幅BRに対して深さTBを有している。即ち前面2の幅
BVは後面3の幅BRに比べて2TBだけ狭い。隅角凹部5は
板厚Dの方向においてその隅角点6.4で、即ち板幅BRの
方向において隅角凹部5が最も深くなっている点で深さ
TDを有している。この深さTDは板厚Dの方向において
隅角凹部5の深さに等しく、板厚Dの50%である。幅狭
面4に配置された隅角凹部5は、隅角凹部を画成している
幅狭面領域6.1と6.2の間で角度α=90゜を有してい
る。
【0014】さらに図1には木目模様7が図示されてい
る。木目模様7は年輪の構造及び方向を表わしている。
隅角凹部5は木目模様7の凸側の方向へ向けられている。
図2は、図1の本発明による2枚の板を互いに嵌合させた
図である。板1は前面と後面とを交互に嵌合させたもの
で、即ち一つの面内で前面と後面とを交互に配置させた
ものである。従って幅狭面領域6.1,6.2,6.3は互いに
境を接している。このように、本発明による板によって
製造される木材結合体は、各側に板の前面2と後面3を交
互に有している。
る。木目模様7は年輪の構造及び方向を表わしている。
隅角凹部5は木目模様7の凸側の方向へ向けられている。
図2は、図1の本発明による2枚の板を互いに嵌合させた
図である。板1は前面と後面とを交互に嵌合させたもの
で、即ち一つの面内で前面と後面とを交互に配置させた
ものである。従って幅狭面領域6.1,6.2,6.3は互いに
境を接している。このように、本発明による板によって
製造される木材結合体は、各側に板の前面2と後面3を交
互に有している。
【0015】図3は、同様に本発明の有利な実施形態を
示したものであり、この実施形態では幅狭面領域6.1と
6.2との成す角度αは100゜である。図4は図3の板を
互いに嵌合させた図である。
示したものであり、この実施形態では幅狭面領域6.1と
6.2との成す角度αは100゜である。図4は図3の板を
互いに嵌合させた図である。
【0016】図1と図3に図示した結合成形部の形状とは
異なる形状の結合成形部ももちろん可能である。図5は
本発明の他の実施形態を例示したものであり、この実施
形態によれば、幅狭面領域6.1と6.3は板の前面または後
面に対して垂直に延びているのではなく、前面または後
面に対して同じ角度β(90゜より小)で延びている。
この場合幅狭面領域6.2は板の前面または後面に対して
平行に或いは傾斜して延びていてよい。本発明において
重要なことは、隅角凹部5の隅角6.4において板厚が全板
厚の50%であり、結合成形部のサイズ及び形状により、
本発明による板を交互に正確に嵌合させて配置すること
が可能になる点である。
異なる形状の結合成形部ももちろん可能である。図5は
本発明の他の実施形態を例示したものであり、この実施
形態によれば、幅狭面領域6.1と6.3は板の前面または後
面に対して垂直に延びているのではなく、前面または後
面に対して同じ角度β(90゜より小)で延びている。
この場合幅狭面領域6.2は板の前面または後面に対して
平行に或いは傾斜して延びていてよい。本発明において
重要なことは、隅角凹部5の隅角6.4において板厚が全板
厚の50%であり、結合成形部のサイズ及び形状により、
本発明による板を交互に正確に嵌合させて配置すること
が可能になる点である。
【0017】図6は、図5の板を2枚互いに嵌合させた図
である。本発明による板を用いて板張りを行う場合、最
初の板を角度が適正になるように較正し固定する。他の
すべての板はジグを使用せずに且つ測定せずに差し込ま
れ固定される。乾燥過程における萎縮により、図2,図
4,図6に図示した左側の板は内側に曲がり、しかも曲が
った(お椀状に曲がった)板の凸側が木目模様の凸側に
向くように曲がる。図2,図4,図6に図示した右側の板
は、萎縮特性により逆方向に曲がり、その結果板同士が
特にしっかりと結合される。図2,図4,図6に図示した
矢印は、萎縮特性によって生じる結合成形部の圧力の方
向を示している。
である。本発明による板を用いて板張りを行う場合、最
初の板を角度が適正になるように較正し固定する。他の
すべての板はジグを使用せずに且つ測定せずに差し込ま
れ固定される。乾燥過程における萎縮により、図2,図
4,図6に図示した左側の板は内側に曲がり、しかも曲が
った(お椀状に曲がった)板の凸側が木目模様の凸側に
向くように曲がる。図2,図4,図6に図示した右側の板
は、萎縮特性により逆方向に曲がり、その結果板同士が
特にしっかりと結合される。図2,図4,図6に図示した
矢印は、萎縮特性によって生じる結合成形部の圧力の方
向を示している。
【図1】本発明による有利な一実施形態の横断面図であ
る。
る。
【図2】図1の板を2枚突き合わせに嵌合させた横断面
図である。
図である。
【図3】本発明の他の有利な実施形態の横断面図であ
る。
る。
【図4】図3の板を2枚突き合わせに嵌合させた横断面
図である。
図である。
【図5】本発明の他の有利な実施形態の横断面図であ
る。
る。
【図6】図5の板を2枚突き合わせに嵌合させた横断面
図である。
図である。
1 板 2 前面 3 後面 4 幅狭
面 5 隅角凹部 7 木目模様
面 5 隅角凹部 7 木目模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス・ディーター ドルト ドイツ連邦共和国 デー・78199 ブロイ ンリンゲン アーホルンヴェーク 1
Claims (12)
- 【請求項1】前面と後面と二つの端面と二つの幅狭面と
を備えた板であって、幅狭面がそれぞれ、板の全長にわ
たって延びる結合敷設用の結合成形部を有している板に
おいて、前面の幅(BV)が後面の幅(BR)よりも狭く
なるように、結合成形部が隅角凹部(5)として幅狭面
(4)と前面(2)との間に形成されていることを特徴と
する板。 - 【請求項2】板(1)がサイド製品から製造されている
ことを特徴とする、請求項1に記載の板。 - 【請求項3】隅角凹部(5)が、板(1)の木目模様
(7)の凸側のほうへ方向づけられていることを特徴と
する、請求項1または2に記載の板。 - 【請求項4】隅角凹部(5)の成す角度(α)が90゜
ないし179゜、有利には90゜ないし110゜である
ことを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一つ
に板。 - 【請求項5】板幅(BR)方向における隅角凹部(5)
の深さ(TB)が3mmないし25mmであることを特
徴とする、請求項1から4までのいずれか一つに板。 - 【請求項6】板(1)の厚さ(D)が18mmないし4
0mmであることを特徴とする、請求項1から5までの
いずれか一つに板。 - 【請求項7】板(1)の幅(BR)が80mmないし2
00mmであることを特徴とする、請求項1から6まで
のいずれか一つに板。 - 【請求項8】板(1)の長さが1mないし6.5mであ
ることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか一
つに板。 - 【請求項9】板(1)が針葉樹材、特にトウヒ属材、モ
ミ属材、マツ属材、カラマツ属材、またはベイマツ属材
から製造されていることを特徴とする、請求項1から8
までのいずれか一つに板。 - 【請求項10】隅角凹部(5)がフライス削りによって
製造されていることを特徴とする、請求項1から9まで
のいずれか一つに板。 - 【請求項11】丸鋸技術により1回の作業行程で製造さ
れ、十分に較正された表面を有していることを特徴とす
る、請求項1から10までのいずれか一つに板。 - 【請求項12】複数の板からなる木材結合体において、
請求項1から11までのいずれか一つに記載の少なくと
も一つの、有利には二つの板を含んでいることを特徴と
する木材結合体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE29602643:3 | 1996-02-15 | ||
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