JPH1085981A - レーザ光の光ファイバへの導光装置 - Google Patents

レーザ光の光ファイバへの導光装置

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JPH1085981A
JPH1085981A JP9251164A JP25116497A JPH1085981A JP H1085981 A JPH1085981 A JP H1085981A JP 9251164 A JP9251164 A JP 9251164A JP 25116497 A JP25116497 A JP 25116497A JP H1085981 A JPH1085981 A JP H1085981A
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laser beam
laser
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light
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Kozo Yasuda
耕三 安田
Toshifumi Matsumoto
敏史 松本
Takashi Sakurai
隆 桜井
Akira Hayakawa
明良 早川
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高出力レーザ光を光ファイバの入射面に正確
に導光すること。 【解決手段】 レーザ光50と光ファイバ10との間
に、第1保護手段7を設ける。第1保護手段7は、第1
開口8のレーザ光下流側に集光レンズ9を配置する。第
1開口8は、レーザ光がレンズ9の支持部62に誤って
入射されて損傷することを防ぐ。レンズ9と光ファイバ
10との間に、第2保護手段57の第2開口68が配置
される。第2開口68の内径d1は、光ファイバ10の
コア69の径d2以下に選ばれ、レーザ光が、コア69
以外の部分で光ファイバ10に入射されて損傷すること
を防ぐ。光ファイバ10は、気体支持手段72の挿通孔
79に挿通され、多数のノズル孔80から圧縮空気が供
給されて非接触で支持され、レーザ光の位置が誤ってず
れても、気体支持手段72が損傷することを防ぐ。光フ
ァイバ10の位置決めは、ばね89,90と圧電素子9
1,92とによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光の光ファ
イバへの導光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高出力レーザ光は、たとえば金属板の切
断加工などの用途に用いられる。先行技術では、複数の
光ファイバにレーザ光を分岐導光するために、レーザ光
を半透過するビームスプリッタと全反射ミラーとを組合
せた構成が用いられている。このような先行技術では、
光ファイバの任意の数に対応して、レーザ光を分岐する
ことが困難であり、ビームスプリッタおよび全反射ミラ
ーの組合せを変化して、希望する数の光ファイバにレー
ザ光が分岐されるように構成し直さなければならない。
またレーザ光を、くさび形透明体によって2方向に分岐
する先行技術(特開平3−165992)があり、この
先行技術も同様な問題を有する。
【0003】他の先行技術では、たとえばレーザプリン
タなどとして知られているように、低出力のレーザ光
を、ガルバノミラーを用いて高速に走査しており、この
ようなガルバノミラーを高出力レーザ光に関連して用い
たときには、そのガルバノミラーによって反射して走査
されるレーザ光が周囲の物体に照射されて不所望に加熱
を起こすおそれがあり、また光ファイバの入射端の付近
では、その光ファイバを保護する合成樹脂製被覆層など
を損傷するおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光フ
ァイバに、レーザ光を正確に位置決めして導光すること
ができるようにしたレーザ光の光ファイバへの導光装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザ光の発
生手段と、レーザ光が導かれる位置に、各入射面がそれ
ぞれ配置される光ファイバとを含み、レーザ光の発生手
段と光ファイバの入射端との間に、入射端にレーザ光を
導く第1開口を有し、かつ水冷される第1保護手段と、
第1保護手段よりもレーザ光の下流側で、レーザ光を入
射端に集光するレンズとが設けられることを特徴とする
レーザ光の光ファイバへの導光装置である。
【0006】また本発明は、レンズと光ファイバの各入
射端との間に、光ファイバの入射端のコア径以下の第2
開口を有する第2保護手段が設けられることを特徴とす
る。
【0007】また本発明は、光ファイバの入射端付近の
部分には、その光ファイバの外表面に向けて気体を噴射
するノズルを有し、これによって光ファイバが支持され
る気体支持手段が設けられることを特徴とする。
【0008】また本発明は、気体支持手段よりも前記入
射端から遠去った位置で、光ファイバの外表面に当接し
て支持し、光ファイバの半径方向の位置決めをする位置
決め手段が設けられることを特徴とする。
【0009】また本発明は、第2保護手段に、第2開口
の周囲でその第2開口付近で設けられる温度検出素子
と、温度検出素子の出力に応答して、位置決め手段によ
って入射端にレーザ光が入射されるように光ファイバを
位置決め動作させる制御手段とを含むことを特徴とす
る。
【0010】また本発明は、位置決め手段よりも前記入
射端から遠去った位置で、光ファイバを屈曲してその光
ファイバの外表面を黒色の保持面で保持し、かつ冷却さ
れる漏れ光吸収手段を含むことを特徴とする。
【0011】また本発明は、レーザ源のレーザ光出力端
の温度を非接触で検出する赤外線温度計と、赤外線温度
計の出力に応答し、検出温度が予め定める温度以上に昇
温したとき、レーザ源の発振を休止させる手段とを含む
ことを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、レーザ光発生手段からの
レーザ光は、光ファイバの入射端に入射されて導光され
る。
【0013】さらに本発明に従えば、レーザ光を光ファ
イバの入射端に集光するレンズよりも上流側に第1保護
手段を設け、その第1保護手段に形成されている第1開
口を介するレーザ光を、レンズに導くことによって、レ
ーザ光がレンズの周縁に導かれて、レンズ支持部が損傷
することを防ぎ、またレーザ光が光ファイバの入射端か
らずれてその入射端付近に照射されることを防ぎ、光フ
ァイバの損傷を防ぐことができる。この第1保護手段は
水冷することによって、その第1保護手段にレーザ光が
照射されたとき、そのレーザ光を吸収して冷却すること
ができる。
【0014】本発明に従えば、レンズを通ったレーザ光
は、第2保護手段の第2開口を経て入射端に導かれ、こ
の第2開口は、光ファイバの入射端のコア径以下の内径
を有し、これによってレーザ光はコアにのみ導かれ、そ
の光ファイバのクラッドに光が入射されることを防ぐ。
第2保護手段は、水冷されてもよく、あるいは空冷され
てもよい。
【0015】さらに本発明に従えば、光ファイバの入射
端付近の部分は、ノズルから噴射される気体、たとえば
空気などによって支持され、こうして光ファイバの入射
端付近の部分は、非接触で支持されて浮上されることに
なる。そのため、光ファイバが把持された状態で保持さ
れる構成ではないので、光ファイバの入射端からずれて
光ファイバがたとえ照射されたとしても、気体支持手段
が損傷されることが避けられる。
【0016】本発明に従えば、気体支持手段よりも入射
端から遠去った位置、すなわち気体支持手段に関して入
射端とは反対側の位置で、光ファイバを、光ファイバの
外表面に当接する位置決め手段によって支持する。これ
によって光ファイバをその半径方向に変位して位置決め
することを可能にし、こうして入射端の位置を正確に設
定して、レーザ光をコアに正確に導くことを可能にす
る。
【0017】本発明に従えば、第2保護手段の第2開口
の周囲でその第2開口付近に温度検出素子を設け、第2
開口からずれて第2保護手段に照射されたレーザ光によ
ってその第2保護手段の温度が上昇すると、そのことが
温度検出素子によって検出され、レーザ光が入射端に入
射されるように、その温度検出素子によって検出された
温度が高い位置に近づくように入射端を位置決め手段に
よって移動して位置決めする。こうして入射端にレーザ
光ができるだけ多量に入射されるようにする。
【0018】本発明に従えば、位置決め手段よりも入射
端から遠去った位置で、したがって位置決め手段に関し
て入射端とは反対側の位置で、漏れ光吸収手段を設け、
この漏れ光吸収手段は、光ファイバを屈曲し、したがっ
てクラッド内の光がそのクラッドを抜け出て漏れ、こう
してクラッドを経て外方に漏れた光は、漏れ光吸収手段
の黒色の保持面に吸収される。したがってその漏れ光吸
収手段よりも入射端とは反対側で光ファイバを被覆して
いる可撓性合成樹脂製被覆層が、クラッドから漏れ出る
レーザ光で焼損することが防がれる。この漏れ光吸収手
段は、水冷または空冷される。
【0019】さらに本発明に従えば、レーザ源のレーザ
光出力端の温度を、赤外線温度計を用いて非接触で検出
し、この検出温度が予め定める温度以上に昇温したと
き、レーザ源の発振を休止させ、たとえばレーザ源とし
てよう素レーザ源であるときには、レーザ媒質ガスの供
給を休止させ、レーザ発振を停止する。これによってガ
スレーザ源の出力鏡の汚れが生じたときなどのような異
常時に、定常状態の温度に比べて上昇したときには、異
常が生じたものとしてレーザ発振を停止するようにモニ
タリングを行う。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
全体の構成を示す系統図である。よう素レーザ源1から
の赤外線レーザ光は、安全用シャッタ2からビーム整形
器3を経て、反射鏡4で反射され、チョッパ5でそのレ
ーザ光が通過/遮断され、ガルバノミラー6で反射さ
れ、第1保護手段7の第1開口8および集光レンズ9を
経て、さらに第2保護手段57(後述の図13および図
15参照)の第2開口68を経て光ファイバ10の入射
端11に選択的に入射される。光ファイバ10は、図1
の実施の形態では、たとえば合計3個設けられており、
さらにその他の複数個、設けられていてもよい。光ファ
イバ10からのレーザ光は、結線光学系108から被加
工物109に照射されて、切断加工などが行われる。
【0021】図2は、よう素レーザ源1の構成を示す簡
略化した断面図である。気密のレーザ共振器13には、
反射鏡14と出力鏡15とが設けられ、レーザ共振器1
3内には、よう素ガス源16から電磁開閉弁17を経て
管路18からレーザ媒質であるよう素ガスが供給され、
また励起酸素が供給され、レーザビーム19が発生され
る。このレーザビーム19のビームウエストに対応する
位置には、Qスイッチ20のシャッタ部材21が介在さ
れる。
【0022】図3は、シャッタ部材21の正面図であ
る。シャッタ部材21は、たとえば金属製であり、モー
タ22によって矢符23の方向に回転駆動される。シャ
ッタ部材21は、円板状であり、たとえば円形の開口2
4が形成され、さらにまたそのシャッタ部材21の回転
位置を検出するための2つの検出用透孔25,26が形
成される。これらの検出用透孔25,26は、開口24
よりも半径方向外方にあり、回転軸線27を中心とする
仮想円上に周方向に間隔をあけて設けられる。これらの
検出用透孔25,26は、シャッタ部材21の厚み方向
一方側に配置された発光素子28からの光を通過して、
その光が受光素子29によって検出され、または光が遮
断されることによって、そのシャッタ部材21の角度位
置が検出される。モータ22によってシャッタ部材21
が連続回転されている状態で、レーザビーム19が開口
24を通過開始したときには、そのことが発光素子28
からの光が検出用透孔25を介して受光素子29によっ
て検出され、また開口24にレーザビーム19が通過し
なくなって遮断が開始されるときには、検出用透孔26
を通過する発光素子28からの光が受光素子29に与え
られて検出される。
【0023】Qスイッチ20が発振を抑えている期間、
すなわちレーザビーム19が開口24以外の部分にある
期間では、レーザビーム19は遮断され、発振が抑えら
れ、レーザ媒質の蓄積エネルギが上昇される。
【0024】図4は、ビーム整形器3の斜視図である。
レーザ源1からの断面円形のレーザ光30は、たとえば
シリンドリカルレンズによって実現されるビーム整形器
によって、断面矩形のレーザ光31に収束、整形され、
そのビーム断面が小さくされ、これによってその後の光
経路の構成要素、たとえばガルバノミラー6などを小形
化することができる。
【0025】図5は、チョッパ5の構成を示す断面図で
ある。このチョッパ5は、金属製円板によって実現され
るチョッパ部材32が、モータ33によって連続的に回
転駆動され、開口34にレーザ光が通過し、また残余の
部分でレーザ光が遮断される。
【0026】図6は、チョッパ部材32の正面図であ
る。このチョッパ部材32にもまた、前述のシャッタ部
材21と同様に、開口34よりも半径方向外方位置に2
つの検出用透孔35,36が形成され、図5に示される
発光素子37からの光が、これらの検出用透孔35,3
6を介して受光素子38で検出され、これによってレー
ザ光の開口34に透光し始める時点およびレーザ光が遮
断し始める時点が検出用透孔35,36に対応してそれ
ぞれ検出される。
【0027】チョッパ部材32を冷却するために、その
チョッパ部材32の厚み方向両側にノズル39,40が
それぞれ配置され、冷却用気体、たとえばAr,Heな
どの気体が噴射される。このノズル39,40の位置
は、チョッパ部材32の回転軸線41から開口34と同
一位置にある。
【0028】図7は、本発明の実施の他の形態のチョッ
パ5の簡略化した断面図である。この実施の形態ではチ
ョッパ部材32を冷却するために、その厚み方向両側に
冷却用ローラ42,43が配置され、それらのローラ4
2,43はチョッパ部材32の表面に、ばねのばね力に
よって弾発的に圧接される。冷却ローラ42,43はた
とえば銅、アルミニウムなどの熱良導体の金属製であ
り、回転軸線41から開口34と同一位置にある。その
他の構成は前述の実施の形態と同様である。
【0029】図8はガルバノミラー6の構成を簡略化し
て示す側面図であり、図9はそのガルバノミラー6の底
面図である。これらの図面を参照して、ガルバノミラー
6の反射体43の反射面44は、誘電体多層膜や、高反
射材料、たとえばアルミニウム、銀または金などの被覆
層によって構成される。反射体43は、保持体45に固
定されており、この保持体45には、反射体43の背面
で、回転軸線46に垂直な冷却フィン47が一体的に形
成される。保持体45は、電磁石手段48等によって、
軸線46のまわりに往復可動範囲θ1内で希望する角度
だけ角変位可能である。軸線46は、反射面44内にあ
る。このフィン47に沿って空気または不活性ガスを流
すことによって、冷却効果を高めることができる。反射
体43および保持体45を高速度に角変位することを可
能にするために、それらの構成要素43,45は、極力
軽く構成されることが必要である。
【0030】図10は、図1〜図9に示される実施の形
態の電気的構成を示すブロック図である。処理回路49
は、たとえばマイクロコンピュータなどによって実現さ
れ、発光素子28,37を駆動し、受光素子29,38
の出力に応答し、これによってQスイッチ20のモータ
22を動作させ、またチョッパ5のモータ35を動作さ
せ、さらにガルバノミラー6の電磁石手段48を動作さ
せる。処理回路49は、アナログスイッチ54に切換え
信号を与え、これによって電源回路55からの出力電圧
が切換えられてガルバノミラー6の電磁石手段48に与
えられる。電源回路55は、複数の抵抗56が直列に接
続されて一定電圧V1を分圧し、この電圧値に対応した
角度だけ反射体43が角変位駆動され、これに応じてレ
ーザ光50が各光ファイバ10に入射される。
【0031】図11は、前述の実施の形態の動作を説明
するための波形図である。レーザ源1におけるQスイッ
チ20において、モータ22がシャッタ部材21を回転
駆動しているとき、受光素子29によって検出用透孔2
5が図11(1)の時刻t1において検出され、その
後、図11(2)に示される時刻t2でシャッタ部材2
1の開口24にレーザビーム19が通過し、発振が行わ
れ、これによって図11(3)に示されるように尖頭値
の大きいパルスレーザ光30が発生される。
【0032】この受光素子29の出力に同期して、チョ
ッパ5では、図11(4)に示されるようにモータ33
によって駆動されるチョッパ部材32の開口34を、レ
ーザ光31aが通過する。
【0033】ガルバノミラー6の保持体45、したがっ
て反射体43は、受光素子29の出力に同期し、図11
(5)に示されように角変位移動を行い、時刻t1a以
降は、静止状態に保たれる。これによって反射鏡4から
のレーザ光31aは、ガルバノミラー6の反射面44に
反射され、予め定める光ファイバ10の入射端11に正
確に入射されることができる。
【0034】レーザ源1においてシャッタ部材21がレ
ーザビーム19を遮断する時刻t3(図11(2)参
照)以降において、そのシャッタ部材21の検出用透孔
26が時刻t4で図11(1)に示されるように検出さ
れることによって、チョッパ5は、レーザ光31aを遮
断し始め、またガルバノミラー6の保持体45、したが
って反射体43は、静止したままである。以下、同様な
動作が行われる。なお、図1において、光ファイバは、
参照符10,10a,10bで示され、入射端は参照符
11,11a,11bで示され、総括的に示すときには
添え字a,bを省略して表すことがある。
【0035】こうして少なくとも時刻t2〜t3におい
て、パルスレーザ光30が発生される状態では、ガルバ
ノミラー6の反射体43は静止しており、したがってそ
のレーザ光が走査されることはなく、入射端11,11
a,11bに正確に入射され、その他の不所望な部分に
レーザ光が照射されて損傷を招くというおそれはない。
【0036】このことをもっと詳しく述べると、簡略化
して示す図12を参照して、ガルバノミラー6の実線で
示される反射面44の静止時に、レーザ光31aは、参
照符50で示されるように、第1保護手段7の第1開口
8を通り、集光レンズ9を経て光ファイバ10の入射面
11に正確に入射される。もしも仮に、ガルバノミラー
6の反射面44が角変位移動中の位置143でレーザ光
31aがその反射面44に照射されると仮定すれば、参
照符51で示されるレーザ光が、第1保護手段7に向け
て反射されて導かれ、その一部の光52が、第1開口8
から集光レンズ9を経て光ファイバ10側に導かれる。
このようなレーザ光50には、レンズ9を経た後、参照
符53で示されるように、入射端11とは異なる位置に
導かれてしまい、したがって入射端11には入射され
ず、その他の部分を損傷する結果になる。本発明は、こ
のような問題を解決し、ガルバノミラー6の反射面44
が静止した状態で反射したレーザ光50を導き、そのレ
ーザ光50を入射端11に正確に入射させることを可能
にする。
【0037】図13は、第1保護手段7とその下流側に
配置される第2保護手段57に関連する構成を示す断面
図である。第1保護手段7は、ガルバノミラー6と光フ
ァイバ10の入射端11との間に配置されており、銅な
どの熱良導体金属から成る本体58には、アパーチャ部
材59が固定され、このアパーチャ部材59には、第1
開口8が形成される。第1開口8には、集光レンズ9が
固定される。アパーチャ部材59は、耐熱性に優れた鋼
などの金属製である。本体58のガルバノミラー6側の
表面は黒染めされた被覆層60が形成され、したがって
レーザ光が、もしも照射されても、容易に吸収される構
成となっている。本体58には冷却水通路61が形成さ
れる。
【0038】図14は第1保護手段7の本体58の展開
図であり、ガルバノミラー6側から見た図である。本体
58に形成される冷却水通路61は、ジグザグ状であ
り、冷却水が管路61aから供給されて本体58が水冷
される。
【0039】本体58に形成される第1開口8は、レン
ズ9の周縁である本体58への支持部62にレーザ光が
誤って入射されることを防ぎ、その支持部62のレーザ
光による損傷を防ぐ働きをする。本体58には筒体63
の一端部が固定され、レンズ9からのレーザ光64が案
内され、この筒体63には保持体65が固定される。
【0040】保持体65には、第2保護手段57が固定
される。第2保護手段57は、拡大されて図15に示さ
れている。この第2保護手段57の本体66の集光レン
ズ9側の表面には、高反射材料の層67が形成される。
本体66は、たとえば金、銀およびアルミニウムなどの
材料から成り、反射層67は、金または銀などであり、
レーザ光を高反射率で反射する。この第2保護手段57
は、保持体65に固定され、第2開口68を有する。第
2開口68の内径d1は、光ファイバ10のコア69の
径d2以下に選ばれる。コア69は、クラッド70によ
って被覆され、こうして光ファイバ10が構成される。
【0041】 d1 ≦ d2 …(1) 反射層67が本体66に形成されることによって、レー
ザ光がたとえその反射層67に照射されたとしても、第
2保護手段57の温度が異常に上昇することが防がれる
けれども、本体66は、もしも必要ならばさらに、水冷
または空冷されてもよい。本体66の反射層67とは反
対側の表面には、温度検出素子71a〜71d(後述の
図19参照、総括的に参照符71で示すことがある)が
設けられる。レーザ光64が第2開口68内に導かれて
おり、第2保護手段57に誤って照射されていない状態
では、検出温度は低いけれども、そのレーザ光の位置決
めが不正確であって、少なくも部分的に反射層67に照
射されると、本体66の温度が上昇し、そのことが温度
検出手段71によって検出される。これによって後述の
ように光ファイバ10の位置が変位され、コア69にで
きるだけ多くのレーザ光が入射されるように変位され
る。
【0042】図16は、保持体65に取付けられている
光ファイバ10の気体支持手段72,73と、光ファイ
バ10の半径方向の位置決めを行う位置決め手段74
と、スクランブラなどと呼ばれる漏れ光吸収手段75,
76を簡略化して示す図である。
【0043】図17は気体支持手段72を示す光ファイ
バ10の軸線に沿う断面図であり、図18はその気体支
持手段72の軸直角断面図である。ハウジング77に固
定されているノズル部材78の中央には光ファイバ10
の外径よりも大きい内径を有する光ファイバ挿通孔79
が形成され、この光ファイバ挿通孔79に臨んで周方向
に等間隔に、半径方向に沿う3以上の多数のノズル孔8
0が、光ファイバ挿通孔79の軸線に沿って、複数組、
形成される。ハウジング77内の空間81には、接続口
82から圧縮空気が供給される。こうして圧縮空気は光
ファイバ10の外表面に、半径方向に向けて、その線対
称に噴射され、したがって光ファイバ10は挿通孔79
内で非接触で支持される。このように光ファイバ10が
直接に接触して支持されないことによって、光ファイバ
10のクラッド70を経て光が外方に漏れたり、あるい
はレンズ9を介するガルバノミラー6からのレーザ光の
位置が誤ってずれたりしたときに、気体支持手段72
が、そのレーザ光によって損傷することを防いでいる。
もう1つの気体支持手段73も同様に構成される。
【0044】図19は、位置決め手段74の断面図であ
る。保持部材84の取付け孔85には光ファイバ10が
挿通されて固定されている。この保持部材84は、保持
筒86内に収納されており、光ファイバ10の軸線を通
る仮想直線87,88上に、ばね89,90と駆動素子
91,92が取付けられる。駆動素子91,92は、た
とえば圧電素子などであってもよく、その他の変位駆動
機構を有する構成によって実現されてもよい。直線8
7,88は、相互に直交し、取付孔85の軸線に垂直で
ある。
【0045】前述の図15に関連して述べた温度検出素
子71は、第2開口68の周囲に周方向に等間隔をあけ
て、たとえばこの実施の形態では90度の間隔をあけ
て、その第2開口68の近傍に配置されている。これら
の温度検出素子71からの出力は、マイクロコンピュー
タなどによって実現される処理回路94に与えられ、処
理回路94は駆動素子91,92を駆動する。こうして
駆動素子91,92を動作制御して光ファイバ10を第
2開口68の周囲の温度が高い部分側に変位させ、でき
るだけ多くのレーザ光を光ファイバ10に受光するよう
にする。制御手段94には、手動入力手段95からの信
号が与えられ、これによってもまた、駆動素子91,9
2を動作制御することができる。こうして光ファイバ1
0を、図19における直線88に沿うX軸方向および直
線87に沿うY軸方向に変位させることができる。光フ
ァイバ10の軸線方向のZ軸方向には、保持部材84を
光ファイバ10と初期設定して固定する。したがって光
ファイバ10の入射端11およびその光ファイバ10の
軸線を、レンズ9の光軸に一致させ、レーザ光が光ファ
イバ10のコア69に正確に入射するように変位駆動す
ることができる。
【0046】駆動素子91,92は、前述の圧電素子の
他に、超磁歪素子、電気マイクロモータおよびその他の
構成によって実現することができる。
【0047】図20は漏れ光吸収手段75の拡大断面図
であり、図21はその漏れ光吸収手段75,76の分解
斜視図である。漏れ光吸収手段75において、一対のク
ランプ部材97,98が設けられ、その湾曲した隆起部
99,100が光ファイバ10の長手方向に交互に配置
され、両者97,98がボルト101およびナット10
2の組合せによって連結されて保持される。この各隆起
部99,100の保持面は黒色に形成され、図22
(1)に示されようにクラッド70に漏れた光を、外方
に導き、保持部材97,98で漏れたレーザ光を吸収す
る。保持部材97,98は、たとえば銅などの熱良導体
から成り、冷却水通路103,110が形成され、管路
104から冷却水が供給される。もう1つの漏れ光吸収
手段76もまた同様な構成となっているけれども、これ
らの2つの漏れ光吸収手段75,76の光ファイバ10
を保持する方向は相互に垂直であり、こうして光ファイ
バ10のクラッド70を伝播する図22(1)のような
レーザ光を除去し、図22(2)に示されるようにコア
69だけを伝播するレーザ光に限定する。これによって
漏れ光吸収手段76よりも入射端11とは反対側(図1
6の右方)においてクラッド70を外囲する可撓性合成
樹脂製被覆層105にレーザ光が漏れて、その被覆層1
05およびその他の部分を損傷するおそれがなくなる。
漏れ光吸収手段76の漏れ光吸収手段75に対応する部
分には、添え字aを付して説明を省く。
【0048】このような漏れ光吸収手段75,76は、
光ファイバ10の出射端に近い光ファイバ部分107
(図1参照)にもまた設けられていてもよい。光ファイ
バ部分107にも漏れ光吸収手段75,76と同様な手
段を設けることによって、加工部材109から反射して
戻ってクラッド70を伝播するレーザ光を外方に導いて
そのレーザ光を吸収する働きをする。前記光ファイバ部
分107からのレーザ光は、結像光学系108から被加
工物109に照射されてたとえば金属の切断加工などが
行われる。
【0049】本発明の実施の他の形態として、保持部材
97,98は水冷であってもよいけれども、空冷であっ
てもよい。
【0050】図23は本発明の実施の他の形態の一部の
断面図であり、図24はその外形を示す斜視図である。
この実施の形態の漏れ光吸収手段111は、光ファイバ
10のクラッド70を気密に囲むハウジング112を有
し、その内部にクラッド70と同一の屈折率を有する媒
質113を封入する。このような媒質は、ハウジング1
12の入口114から導入し、出口115から排出して
冷却手段116によって冷却され、またポンプ117を
用いて循環し、放熱を図ることができる。媒質113
は、たとえば水ガラスなどであってもよい。このような
漏れ光吸収手段111は、前述の漏れ光吸収手段75,
76に代えて用いることができる。
【0051】図25は、レーザ源1に関連する構成を示
す簡略化した断面図である。レーザ源1の出力鏡15の
汚れによってその温度が異常に上昇することを防ぐため
に、本発明に従えば、その出力鏡15のレーザ光透過部
分の温度を、赤外線温度計120を用いて非接触で検出
する。よう素レーザ光30は、波長1.315μmであ
る。赤外線温度計120は、たとえば2〜5μmの波長
の光の強度を検出するものであって、レーザ光30の検
出感度が零または小さい構成を有するものが選ばれる。
レーザ源1が連続して動作されるとき、出力鏡15の表
面が汚れると、図26に示されるようにたとえば時刻t
20で、その汚れの状態を正確に反映して、出力鏡15
の検出温度が値T21から急激に上昇する。
【0052】図27は、赤外線温度計120に関連する
電気的構成を示すブロック図である。レベル弁別回路1
21は、赤外線温度計120の出力をレベル弁別し、予
め定める異常な高い温度T21以上に昇温したとき、駆
動手段122を動作させ、この駆動手段122は前述の
図2に示される電磁開閉弁17を遮断する。これによっ
てレーザ源1のレーザ発振が停止される。出力鏡15が
汚損すると、出力鏡15から出射されるレーザ光30
は、そのモードが変化したり、発散角が変化したりし
て、下流側の光ファイバ導光部分の条件を変化してしま
う。したがって上述のように出力鏡15の異常が検出さ
れたときには、レーザ源1の動作を停止させる。
【0053】再び図1を参照して、手動によって光ファ
イバ10の光軸の調整を行うために、He−Neレーザ
源124から可視光である赤い光のレーザ光125が出
射され、半透過鏡129から、半透過の反射鏡4を経
て、チョッパ5およびガルバノミラー6に導かれる。こ
のレーザ光125は、光ファイバ10の入射端11に入
射され、その光ファイバ10を経て結像光学系108を
経て被加工物109に照射され、これによって入射端1
1と加工位置との確認をすることができる。またこのよ
うな可視光のレーザ光をテレビカメラ126によって観
察し、入力手段95(前述の図19参照)を操作して、
位置決め手段74によって光ファイバ10の入射端11
付近の位置を微調整することが可能である。
【0054】さらにこのテレビカメラ126を用いて、
光ファイバ10の入射端11付近を撮像してモニタ表示
手段127に表示し、こうして入射端11の表面の観察
を行うこともまた可能である。このテレビカメラ126
は、半透過鏡129、反射鏡4を経て、ガルバノミラー
6からレンズ9を経て、入射端11を観察することがで
きる。入射端11に異常が生じ、そのことがモニタ表示
手段127で表示されて観察されたときには、シャッタ
手段2を閉じて、レーザ光を遮断するとともに、レーザ
源1に関連して設けられる電磁開閉弁17を遮断して発
振を停止させる。反射鏡4は、位置調整手段130によ
って角度を調整することができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レーザ光
発生手段からのレーザ光を、光ファイバの入力端に入射
させるようにしたので、レーザ光を光ファイバに導光す
ることができる。
【0056】さらに本発明によれば、水冷される第1保
護手段の第1開口を経て集光レンズから入力端にレーザ
光が導かれるようにし、これによってレーザ光がレンズ
の周縁の支持部を損傷することはなく、また光ファイバ
の入力端以外の領域に不所望に照射されてしまうことを
できるだけ抑えることができる。
【0057】本発明によれば、レンズと入射端との間に
第2保護手段を介在し、その第2開口はコア径以下の内
径を有し、したがってコアだけにレーザ光が入射される
ことになり、クラッドおよびその他の部分にレーザ光が
入射されることを防いで、レーザ光による焼損を防ぐこ
とができる。
【0058】本発明によれば、この入射端付近の光ファ
イバの部分は、気体支持手段によって非接触で支持する
ことができるようにし、したがってたとえレーザ光がコ
アからずれても、その光ファイバを支持している気体支
持手段の損傷が避けられる。
【0059】本発明によれば、第2開口の周囲には温度
検出素子を設け、この温度検出素子の出力に応答して光
ファイバの入力端付近の位置決め動作を行うようにし、
したがってレーザ光をできるだけ多量にコアに導くこと
が可能になる。
【0060】さらに本発明によれば、位置決め手段より
も入射端から遠去った位置で、その光ファイバを保持面
で屈曲して外表面を保持し、これによってクラッド内の
レーザ光を外方に導き出し、その保持面は黒色であるの
で、レーザ光を保持面で吸収させる。したがって漏れ光
吸収手段よりも下流側でクラッドからレーザ光が漏れ出
してクラッド層を被覆している可撓性合成樹脂製被覆層
などが損傷することを確実に防ぐ。
【0061】さらに本発明によれば、レーザ光の出力端
の温度を赤外線温度計で非接触で検出して、その検出温
度が予め定める温度以上に昇温したときレーザ源の発振
を休止させ、これによって出力端の汚れなどによって異
常温度になって破壊することが防がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体の構成を示す系統
図である。
【図2】よう素レーザ源1の構成を示す簡略化した断面
図である。
【図3】シャッタ部材21の正面図である。
【図4】ビーム整形器3の斜視図である。
【図5】チョッパ5の構成を示す断面図である。
【図6】チョッパ部材32の正面図である。
【図7】本発明の実施の他の形態のチョッパ5の簡略化
した断面図である。
【図8】ガルバノミラー6の構成を簡略化して示す側面
図である。
【図9】ガルバノミラー6の底面図である。
【図10】図1〜図9に示される実施の形態の電気的構
成を示すブロック図である。
【図11】本発明の前述の実施の形態の動作を説明する
ための波形図である。
【図12】ガルバノミラー6によるレーザ光の経路を簡
略化して示す断面図である。
【図13】第1保護手段7とその下流側に配置される第
2保護手段57に関連する構成を示す断面図である。
【図14】第1保護手段7の本体58の展開図である。
【図15】第2保護手段57の一部を示す拡大断面図で
ある。
【図16】保持体65に取付けられている光ファイバ1
0の気体支持手段72,73などを簡略化して示す図で
ある。
【図17】気体支持手段72を示す光ファイバ10の軸
線に沿う断面図である。
【図18】気体支持手段72の軸直角断面図である。
【図19】位置決め手段74の断面図である。
【図20】漏れ光吸収手段75の拡大断面図である。
【図21】漏れ光吸収手段75,76の分解斜視図であ
る。
【図22】光ファイバ10内をレーザ光が伝播する状態
を示す一部の拡大断面図であり、図22(1)はコア6
9からクラッド70にレーザ光が漏れた状態を示す図で
あり、図22(2)はクラッド70を伝播するレーザ光
が除去された状態を示す図である。
【図23】本発明の実施の他の形態の一部の断面図であ
る。
【図24】図23に示される実施の形態の外形を示す斜
視図である。
【図25】レーザ源1に関連する構成を示す簡略化した
断面図である。
【図26】出力鏡15の表面の汚れと、その表面の温度
上昇の状況を示すグラフである。
【図27】赤外線温度計120に関連する電気的構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 よう素レーザ源 2 安全用シャッタ 3 ビーム整形器 5 チョッパ 6 ガルバノミラー 7 第1保護手段 8 第1開口 9 集光レンズ 10 光ファイバ 11,11a,11b 入射端 20 Qスイッチ 21 シャッタ部材 32 チョッパ部材 43 反射体 48 電磁石手段 49 処理回路 57 第2保護手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 隆 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 早川 明良 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光の発生手段と、 レーザ光が導かれる位置に、各入射面がそれぞれ配置さ
    れる光ファイバとを含み、 レーザ光の発生手段と光ファイバの入射端との間に、 入射端にレーザ光を導く第1開口を有し、かつ水冷され
    る第1保護手段と、 第1保護手段よりもレーザ光の下流側で、レーザ光を入
    射端に集光するレンズとが設けられることを特徴とする
    レーザ光の光ファイバへの導光装置。
  2. 【請求項2】 レンズと光ファイバの各入射端との間
    に、光ファイバの入射端のコア径以下の第2開口を有す
    る第2保護手段が設けられることを特徴とする請求項1
    記載のレーザ光の光ファイバへの導光装置。
  3. 【請求項3】 光ファイバの入射端付近の部分には、そ
    の光ファイバの外表面に向けて気体を噴射するノズルを
    有し、これによって光ファイバが支持される気体支持手
    段が設けられることを特徴とする請求項2記載のレーザ
    光の光ファイバへの導光装置。
  4. 【請求項4】 気体支持手段よりも前記入射端から遠去
    った位置で、光ファイバの外表面に当接して支持し、光
    ファイバの半径方向の位置決めをする位置決め手段が設
    けられることを特徴とする請求項3記載のレーザ光の光
    ファイバへの導光装置。
  5. 【請求項5】 第2保護手段に、第2開口の周囲でその
    第2開口付近で設けられる温度検出素子と、 温度検出素子の出力に応答して、位置決め手段によって
    入射端にレーザ光が入射されるように光ファイバを位置
    決め動作させる制御手段とを含むことを特徴とする請求
    項4記載のレーザ光の光ファイバへの導光装置。
  6. 【請求項6】 位置決め手段よりも前記入射端から遠去
    った位置で、光ファイバを屈曲してその光ファイバの外
    表面を黒色の保持面で保持し、かつ冷却される漏れ光吸
    収手段を含むことを特徴とする請求項4または5記載の
    レーザ光の光ファイバへの導光装置。
  7. 【請求項7】 レーザ源のレーザ光出力端の温度を非接
    触で検出する赤外線温度計と、 赤外線温度計の出力に応答し、検出温度が予め定める温
    度以上に昇温したとき、レーザ源の発振を休止させる手
    段とを含むことを特徴とする請求項1〜6のうちの1つ
    に記載のレーザ光の光ファイバへの導光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008039861A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Seiko Epson Corp 光学デバイス
JP2016118694A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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