JPH1084422A - 音声応答装置 - Google Patents

音声応答装置

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Publication number
JPH1084422A
JPH1084422A JP26019196A JP26019196A JPH1084422A JP H1084422 A JPH1084422 A JP H1084422A JP 26019196 A JP26019196 A JP 26019196A JP 26019196 A JP26019196 A JP 26019196A JP H1084422 A JPH1084422 A JP H1084422A
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JP
Japan
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voice
user
voice response
response device
interaction
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Pending
Application number
JP26019196A
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English (en)
Inventor
Shingo Nomura
眞吾 野村
Koji Nakao
康二 中尾
Hideaki Yamada
秀昭 山田
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KDDI Corp
Original Assignee
Kokusai Denshin Denwa KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話サービスの実現において、交換機側の処
理量増大及びその周辺装置との通信量の増大を防止する
ことができる音声応答装置を提供する。 【解決手段】 トーン信号送出手段と、録音アナウンス
信号送出手段と、テキスト音声変換手段と、DTMF信
号受信手段と、音声認識手段と、トーン信号送出手段、
録音アナウンス信号送出手段及びテキスト音声変換手段
を用いてアナウンス信号及びトーン信号の送出を行うと
共に、DTMF信号受信手段及び音声認識手段を用いて
ユーザからの応答を受信する対話制御モジュールと、ト
ーン信号送出手段、録音アナウンス信号送出手段、テキ
スト音声変換手段、DTMF信号受信手段及び音声認識
手段を電話回線に接続するための回線接続手段とを備え
た音声応答装置であって、対話制御モジュールは、ユー
ザとの対話手順を保持しており、この対話手順に従い、
ユーザから受信した結果に応じて次に実行すべき音声ア
ナウンス信号送出又は情報受信を自律的に決定可能に構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電話サービ
ス用の音声応答装置や電話網に対してローカルなシステ
ム(例えば、航空会社の予約システム等)用の音声応答
装置等、ユーザと対話するための音声応答装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】音声を
用いた電話サービスを行う場合のユーザとの対話は、従
来は、交換機に設けられた機能によって制御している。
このため、交換機側にサービス処理に必要な機能が集中
するのでその構成が非常に複雑化してしまう。さらに、
従来技術における交換機−音声応答装置−ユーザ間の信
号シーケンスを表わしている図1に示すように、交換機
側にサービス処理機能を設けると、音声応答装置と交換
機との間の信号のやり取りが非常に多くなるという問題
があった。
【0003】また、膨大な量のソフトウエアを有する最
近の交換機においてこのような電話サービスを交換機の
ソフトウエアで制御する方式では、新たな電話サービス
を付加したりその内容を変更する都度、その膨大な量の
ソフトウエアを修正する必要が生じるので、作業量が莫
大なものとなってしまう。
【0004】従って本発明の目的は、電話サービスの実
現において、交換機側の処理量増大及びその周辺装置と
の通信量の増大を防止することができる音声応答装置を
提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、種々の対話手順を柔
軟に定義可能とする音声応答装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、トーン
信号送出手段と、録音アナウンス信号送出手段と、テキ
スト音声変換手段と、DTMF(Dual Tone
Multiple−Frequency、押しボタンダ
イヤル)信号受信手段と、音声認識手段と、トーン信号
送出手段、録音アナウンス信号送出手段及びテキスト音
声変換手段を用いてアナウンス信号及びトーン信号の送
出を行うと共に、DTMF信号受信手段及び音声認識手
段を用いてユーザからの応答を受信する対話制御モジュ
ールと、トーン信号送出手段、録音アナウンス信号送出
手段、テキスト音声変換手段、DTMF信号受信手段及
び音声認識手段を電話回線に接続するための回線接続手
段とを備えた音声応答装置であって、対話制御モジュー
ルは、ユーザとの対話手順を保持しており、この対話手
順に従い、ユーザから受信した結果に応じて次に実行す
べき音声アナウンス信号送出又は情報受信を自律的に決
定可能に構成されている音声応答装置が提供される。
【0007】音声応答装置の対話制御モジュールは、保
持しているユーザとの対話手順に従って、ユーザから受
信した結果の次に実行すべき音声アナウンス信号送出又
は情報受信を自律的に決定できる。その結果、ユーザと
交換機又は交換機に対してローカルなシステムとの間の
複雑な情報授受(対話手順)を単純化しかつ効率化する
ことができる。換言すれば、交換機への機能集中を軽減
させ、合理的な電話サービス処理を実現することができ
る。しかも、新たな電話サービスを付加したりその内容
を変更しても交換機側のソフトウエアを修正する必要が
ないので作業が非常に容易となる。
【0008】対話制御モジュールは、ユーザとの対話手
順をテーブル形式で管理していることが好ましい。この
ようにテーブル形式を用いることにより、対話制御手順
の定義及び変更を容易に行うことができる。
【0009】対話制御モジュールは、対話手順を規定す
る送信系対話テーブル、受信系対話テーブル及び入力値
判定テーブルを有しており、これら3つのテーブルは複
数単位の対話を定義可能としていることが好ましい。
【0010】送信系対話テーブルは1単位の対話を表わ
す1ステージについて複数の送信系情報を有しており、
対話制御モジュールは1ステージにおいて複数の送信系
情報を送出できるように構成されていることが好まし
い。例えば、1つのステージにおいて、日本語と英語の
アナウンスを順次送出するように構成されていることが
好ましい。その場合、テキスト音声変換手段及び音声認
識手段は、複数種類の言語をそれぞれ音声変換及び音声
認識可能な手段であろう。
【0011】入力値判定テーブルは、受信したDTMF
信号、受信した言語の音声認識結果及び判定結果の対応
関係を定義していることが好ましい。
【0012】対話制御モジュールは、送信系対話テーブ
ルに基づいて送出された情報に対してユーザから得られ
た応答内容の判定を入力値判定テーブルを用いて行うよ
うに構成されていることが好ましい。応答がない場合は
入力タイムアウトとなる。
【0013】受信系対話テーブルは、応答内容の判定結
果に基づいて次に実行すべき処理を決定するための対応
関係を定義するものであることが好ましい。
【0014】本発明の音声応答装置は、電話交換機に又
は電話交換機に対してローカルな例えば航空会社の予約
システム等のシステムに接続又は内蔵されており、この
電話交換機又はシステムからの命令によってユーザとの
情報授受を実行するように構成されているかもしれな
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明の実施形
態を詳細に説明する。
【0016】図2は本発明の一実施形態における音声応
答装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【0017】同図において、20は制御線21及び音声
回線22を介して図示しない電話交換機に接続されてい
るか又は内蔵されている音声応答装置を示している。こ
の音声応答装置20内には、制御線21に接続された対
話制御モジュール23と、音声回線22に接続された回
線接続器24と、トーン信号送出器25と、録音アナウ
ンス信号送出器26と、各種言語のテキスト音声変換器
27と、DTMF(押しボタンダイヤル)信号受信器2
8と、各種言語の音声認識器29とが設けられている。
対話制御モジュール23及び回線接続器24は、互いに
接続されており、さらに各々は、トーン信号送出器2
5、録音アナウンス信号送出器26、テキスト音声変換
器27、DTMF信号受信器28及び音声認識器29に
接続されている。
【0018】図3は、対話制御モジュール23の対話制
御プログラムの動作を概略的に表わすフローチャートで
ある。
【0019】対話制御モジュール23は、電話交換機か
ら制御線21を介して送られる制御命令により、図3に
示す対話制御手順を開始する。この制御命令には、使用
する送信系対話テーブルと受信系対話テーブルとが指定
されている。
【0020】まず、ステップS1において、制御命令に
より指定された送信系対話テーブル及び受信系対話テー
ブルを選択する。
【0021】図4は、ステップS1で選択される送信系
対話テーブル及び受信系対話テーブルの一例、並びにこ
の受信系対話テーブルから参照される入力値判定テーブ
ルの一例を示す表図である。ステップS1でこれらテー
ブルが選択されると、各テーブルのまずステージAの情
報に従って以降の処理を開始する。ここで、1ステージ
は、ある内容についてのアナウンス送信及びこれに対す
る応答受信という1単位の対話を表わしており、1ステ
ージには複数のステート(この場合、複数の言語)が含
まれている。
【0022】ステップS2では、そのステージの実行回
数が受信系対話テーブルで規定している繰り返し回数を
超過しているかどうかが判別される。図4の例では、規
定されている繰り返し回数は、ステージA及びB共に3
回である。この繰り返し回数を超過している場合はステ
ップS19へ進んで受信系対話テーブルのそのステージ
における次処理のうちのFatal欄の内容を選択す
る。この繰り返し回数を超過していない場合は次のステ
ップS3へ進む。
【0023】Fatal欄は、今回のように繰り返し回
数を超過した場合の他に、回線の雑音レベルが高い、シ
ステムエラーが発生した等によって処理の継続が不可能
なエラー状態の次の処理を示しており、図4の例では、
この場合、ステージA及びBのいずれにおいてもret
Err(エラーを交換機に返送する)という内容とな
る。即ち、これに続くステップS20において、次のス
テージなしに進み、ステップS21においてエラーを交
換機に返送した後、この対話制御手順を終了する。
【0024】繰り返し回数を超過していない場合のステ
ップS3では、受信系対話テーブルのリソース欄で指定
された各受信系装置(日本語音声認識器、英語音声認識
器、DTMF信号受信器等)を起動する。これは、アナ
ウンス送出途中での入力を可能とするために行われる。
【0025】次のステップS4では、送信系対話テーブ
ル内のそのステージにおける1つのステート(ステート
1から順次)のリソース欄で指定された各送信系装置
(日本語テキスト音声変換器、英語テキスト音声変換器
等)を起動する。ここで送出する内容は、送信系対話テ
ーブルの送出内容欄に規定されている情報に従う。例え
ば、ステージAのステート1の場合には、日本語テキス
ト音声変換器からの「UPT(パーソナル通話サービ
ス)番号を入力して下さい」という日本語アナウンスを
送信する。また、ステージBのステート1の場合には、
日本語テキスト音声変換器からの「UPT番号は%Aで
よろしいですか」という日本語アナウンスを送信する。
ただし、「%A」はステージAでの入力値を示してい
る。
【0026】次のステップS5では、アナウンス等の送
出中にユーザからの応答があったかどうかを判別する。
応答有りの場合はステップS9へジャンプするが、応答
がない場合は次のステップS6へ進む。
【0027】ステップS6では、送信系対話テーブル内
のそのステージに、次のステートがあるかどうか判別す
る。図4の例では、ステージAのステート1の次にステ
ート2があるため、再びステップS4へ戻ってステート
2の内容である英語テキスト音声変換器からの「Ple
ase enter your UPT numbe
r」という英語アナウンスを送信する。また、ステージ
Bのステート2の場合には、英語テキスト音声変換器か
らの「%A was received. Isthi
s your correct number?」とい
う英語アナウンスを送信する。
【0028】次のステートが存在しない場合は、ステッ
プS7において入開始タイマを起動させる。次いでステ
ップS8では、入開始タイムアウトかどうかを判別す
る。即ち、受信系対話テーブルのそのステージにおける
入開始Tout(タイムアウト)欄で規定された時間内
にユーザから応答が開始されたかどうかを判別する。よ
り正確には、アナウンス終了後最初のユーザ入力(DT
MF信号の場合は1桁目、音声応答の場合は第1発声)
が開始されたかどうかを判別する。図4の例では、入開
始タイムアウト時間は、ステージA及びB共に3秒であ
る。時間内にユーザからの応答が開始されなかった場合
はステップS18へ進んで受信系対話テーブルのそのス
テージにおける次処理のうちのTout欄の内容を選択
する。時間内に応答が開始された場合は次のステップS
9へ進む。
【0029】Tout欄は、タイムアウト時の次の処理
を示しており、図4の例では、この場合、ステージAで
はA(ステージAを実行する)という内容となり、ステ
ージBではB(ステージBを実行する)という内容とな
る。従って、このステップS18に続くステップS20
において、次のステージ有りと判別し、前述したステッ
プS2へ進み指定されたステージについて同様の処理を
繰り返す。
【0030】時間内に応答が開始された場合のステップ
S9では、入完了タイマを起動させる。次いでステップ
S10では、入完了タイムアウトかどうかを判別する。
即ち、受信系対話テーブルのそのステージにおける入完
了Tout(タイムアウト)欄で規定された時間内にユ
ーザから応答が完了したかどうかを判別する。換言すれ
ば、ユーザからの応答の入力開始から完了までの時間が
入完了タイムアウト時間内であるかどうか判別する。図
4の例では、入完了タイムアウト時間は、ステージAで
20秒、ステージBで5秒である。時間内に応答が完了
しない場合はステップS18へ進んで受信系対話テーブ
ルのそのステージにおける次処理のうちの上述したTo
ut欄の内容を選択する。時間内に応答が完了した場合
は次のステップS11へ進む。
【0031】ステップS11では、入力された数字列等
の桁数が、受信系対話テーブルのそのステージにおける
最小桁数欄及び最大桁数欄で規定された正常範囲(ユー
ザの応答として期待される入力値の桁数範囲)にあるか
どうか判別する。図4の例では、最小桁数及び最大桁数
は共に、ステージAで12桁、ステージBで1桁であ
る。桁数が正常範囲にない場合は、ステップS17へ進
んで受信系対話テーブルのそのステージにおける次処理
のうちのErr欄の内容を選択する。桁数が正常範囲に
ある場合は、ステップS12へ進み、応答として受信し
た数字列等を保存する。
【0032】Err欄は、今回のように入力値の桁数誤
りの他に、音声認識誤り、受信レベル等、再試行により
処理の継続が可能なエラー状態の次の処理を示してい
る。図4の例では、この場合、ステージAではA(ステ
ージAを実行する)という内容となり、ステージBでは
B(ステージBを実行する)という内容となる。従っ
て、このステップS17に続くステップS20におい
て、次のステージ有りと判別し、前述したステップS2
へ進み指定されたステージについて同様の処理を繰り返
す。
【0033】次のステップS13においては、受信系対
話テーブルのそのステージにおける入力値判定テーブル
名欄に特定のテーブル名が指定されているかどうか判別
する。図4の例においては、ステージAではテーブル名
が記述されておらず、ステージBではTbl1というテ
ーブル名が記述されている。テーブル名が記述されてい
ない場合は、ステップS16へ進んで受信系対話テーブ
ルのそのステージにおける次処理のうちのnormal
欄の内容を選択する。テーブル名が記述されている場合
は、ステップS14へ進む。
【0034】normal欄は、このステージで正常な
入力が得られた場合の次の処理を示している。図4の例
では、この場合、ステージAではB(ステージBを実行
する)という内容となる。なお、ステージBでは入力値
判定テーブル名が指定されているので、このnorma
l欄を選択することはない。ステージAでBという内容
が得られると、このステップS16に続くステップS2
0において、次のステージ有りと判別し、前述したステ
ップS2へ進み指定されたステージについて同様の処理
を繰り返す。
【0035】テーブル名が記述されている場合のステッ
プS14では、記述されている入力値判定テーブルTb
l1を使用して受信した入力値判定を行う。即ち、応答
として受信した数字列、音声キーワードにより、この入
力値判定テーブルを検索し、対応する判定結果(0〜
9、other)を得る。図4の例では、入力値判定テ
ーブルTbl1はDTMF信号の「0」、「1」、日本
語音声の「はい」、「いいえ」、英語音声の「ye
s」、「no」に応じて、それぞれ「0」、「1」の判
定結果が得られることとなる。
【0036】次のステップS15では、得られた判定結
果に応じて、受信系対話テーブルのそのステージにおけ
る次処理のうちの0〜9欄、other欄の内容を選択
する。なお、受信した入力値がこの入力値判定テーブル
に含まれていない場合は、other欄の内容を選択す
る。図4の例では、判定結果が「0」の場合にret%
A(ステージAでの入力値を交換機に返送する)、
「1」の場合にA(ステージAを実行する)、その他の
入力値の場合(other欄)はB(ステージBを実行
する)という内容が選択される。従って、判定結果が
「0」の場合は、このステップS15に続くステップS
20において、次のステージなしに進み、ステップS2
1においてステージAでの入力値を交換機に返送した
後、この対話制御手順を終了する。判定結果が「1」又
はその他の入力値の場合は、このステップS15に続く
ステップS20において、次のステージ有りと判別し、
前述したステップS2へ進み指定されたステージについ
て同様の処理を繰り返す。
【0037】以上述べたように本実施形態においては、
音声応答装置の対話制御モジュール23が、電話交換機
から制御命令を受け取ると、送信系対話テーブル、受信
系対話テーブル及び入力値判定テーブルに規定される対
話制御手順に従って、ユーザとの間でアナウンス及び応
答を繰り返して実行できるように構成されている。従っ
て、図5に示すように、この音声応答装置と交換機との
間の信号のやり取りが最初の命令と最後の結果報告のみ
となり、その数が大幅に減少する。その結果、交換機へ
の機能集中を軽減させ、合理的な電話サービス処理を実
現することができる。さらに、テーブル形式を用いるこ
とにより、対話制御手順の定義及び変更を容易に行うこ
とができる。しかも、新たな電話サービスを付加したり
その内容を変更しても、音声応答装置側のこのテーブル
を変更するのみでよく、交換機側のソフトウエアを修正
する必要がないので作業が非常に容易となる。
【0038】なお、上述した実施形態は、電話交換機に
接続されているか又は内蔵されている音声応答装置の例
であるが、本発明の音声応答装置は、電話交換機に対し
てローカルな例えば航空会社の予約システム等のシステ
ムに接続又は内蔵されているものであってもよい。
【0039】図6及び図7は、本発明の他の実施形態と
して、カード通話サービスを行う場合の送信系対話テー
ブル及び受信系対話テーブルの一例をそれぞれ示す表図
である。
【0040】なお、この実施形態では、カード番号、暗
証番号及び相手先電話番号の入力処理を扱うのみであ
り、ユーザの選択による入力値判定を行わないため、入
力値判定テーブルは用意されていない。
【0041】この実施形態における対話制御モジュール
23の対話制御プログラムは、図3に示したものと全く
同じものを用いる。しかしながら、各テーブルの指定内
容が図4に示したものと異なっており、それによって、
カード通話サービスという異なる対話手順を実行するこ
とができる。これは、対話制御モジュール内の送信系対
話テーブル及び受信系対話テーブルを変更するのみで、
ソフトウエアを修正することなく対話制御手順の定義及
び変更を容易に行うことができることを意味している。
【0042】対話制御プログラムが図2の実施形態と同
じであるため、本実施形態の動作及び作用効果について
は、説明を省略する。
【0043】図8、図9及び図10は、本発明のさらに
他の実施形態として、UPT(パーソナル通話サービ
ス)を行う場合の送信系対話テーブル、受信系対話テー
ブル及び2つの入力値判定テーブルの一例をそれぞれ示
す表図である。この実施形態においても、対話制御プロ
グラムは図2の実施形態と同じものを用いるため、この
実施形態の動作及び作用効果についても、説明を省略す
る。
【0044】以上述べた実施形態は全て本発明を例示的
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明の音声
応答装置は、トーン信号送出手段と、録音アナウンス信
号送出手段と、テキスト音声変換手段と、DTMF信号
受信手段と、音声認識手段と、トーン信号送出手段、録
音アナウンス信号送出手段及びテキスト音声変換手段を
用いてアナウンス信号及びトーン信号の送出を行うと共
に、DTMF信号受信手段及び音声認識手段を用いてユ
ーザからの応答を受信する対話制御モジュールと、トー
ン信号送出手段、録音アナウンス信号送出手段、テキス
ト音声変換手段、DTMF信号受信手段及び音声認識手
段を電話回線に接続するための回線接続手段とを備えて
おり、対話制御モジュールは、ユーザとの対話手順を保
持しており、この対話手順に従い、ユーザから受信した
結果に応じて次に実行すべき音声アナウンス信号送出又
は情報受信を自律的に決定可能に構成されている。
【0046】このように、対話制御モジュールが、保持
しているユーザとの対話手順に従って、ユーザから受信
した結果の次に実行すべき音声アナウンス信号送出又は
情報受信を自律的に決定できる。その結果、ユーザと交
換機又は交換機に対してローカルなシステムとの間の複
雑な情報授受(対話手順)を単純化しかつ効率化するこ
とができる。換言すれば、交換機側の処理量増大及びそ
の周辺装置との通信量の増大を防止した合理的な電話サ
ービス処理を実現することができる。しかも、種々の対
話手順を柔軟に定義可能であり、新たな電話サービスを
付加したりその内容を変更しても交換機側のソフトウエ
アを修正する必要がないので作業が非常に容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術における交換機−音声応答装置−ユー
ザ間の信号シーケンスを表わす図である。
【図2】本発明の一実施形態における音声応答装置の構
成を概略的に示すブロック図である。
【図3】図2に示した対話制御モジュールの対話制御プ
ログラムの動作を概略的に表わすフローチャートであ
る。
【図4】送信系対話テーブル及び受信系対話テーブル
と、この受信系対話テーブルから参照される入力値判定
テーブルとを示す表図である。
【図5】図2の実施形態における交換機−音声応答装置
−ユーザ間の信号シーケンスを表わす図である。
【図6】本発明の他の実施形態として、カード通話サー
ビスを行う場合の送信系対話テーブルの一例を示す表図
である。
【図7】図6のカード通話サービスを行う場合の受信系
対話テーブルの一例を示す表図である。
【図8】本発明のさらに他の実施形態として、パーソナ
ル通話サービスを行う場合の送信系対話テーブルの一例
を示す表図である。
【図9】図8のパーソナル通話サービスを行う場合の受
信系対話テーブルの一例を示す表図である。
【図10】図8のパーソナル通話サービスを行う場合の
2つの入力値判定テーブルの一例を示す表図である。
【符号の説明】
20 音声応答装置 21 制御線 22 音声回線 23 対話制御モジュール 24 回線接続器 25 トーン信号送出器 26 録音アナウンス信号送出器 27 テキスト音声変換器 28 DTMF信号受信器 29 音声認識器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーン信号送出手段と、録音アナウンス
    信号送出手段と、テキスト音声変換手段と、DTMF信
    号受信手段と、音声認識手段と、前記トーン信号送出手
    段、前記録音アナウンス信号送出手段及び前記テキスト
    音声変換手段を用いてアナウンス信号及びトーン信号の
    送出を行うと共に、前記DTMF信号受信手段及び前記
    音声認識手段を用いてユーザからの応答を受信する対話
    制御モジュールと、前記トーン信号送出手段、前記録音
    アナウンス信号送出手段、前記テキスト音声変換手段、
    前記DTMF信号受信手段及び前記音声認識手段を電話
    回線に接続するための回線接続手段とを備えた音声応答
    装置であって、前記対話制御モジュールは、ユーザとの
    対話手順を保持しており、該対話手順に従い、ユーザか
    ら受信した結果に応じて次に実行すべき音声アナウンス
    信号送出又は情報受信を自律的に決定可能に構成されて
    いることを特徴とする音声応答装置。
  2. 【請求項2】 前記対話制御モジュールは、ユーザとの
    対話手順をテーブル形式で管理していることを特徴とす
    る請求項1に記載の音声応答装置。
  3. 【請求項3】 前記対話制御モジュールは、一連の対話
    手順を規定する送信系対話テーブル、受信系対話テーブ
    ル及び入力値判定テーブルを有しており、該3つのテー
    ブルは複数単位の対話を定義可能としていることを特徴
    とする請求項2に記載の音声応答装置。
  4. 【請求項4】 前記送信系対話テーブルは、1単位の対
    話を表わす1ステージについて複数の送信系情報を有し
    ており、前記対話制御モジュールは1ステージにおいて
    複数の送信系情報を送出できるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の音声応答装置。
  5. 【請求項5】 前記テキスト音声変換手段及び前記音声
    認識手段は、複数種類の言語をそれぞれ音声変換及び音
    声認識可能な手段であることを特徴とする請求項4に記
    載の音声応答装置。
  6. 【請求項6】 前記入力値判定テーブルは、受信したD
    TMF信号、受信した言語の音声認識結果及び判定結果
    の対応関係を定義していることを特徴とする請求項1か
    ら5のいずれか1項に記載の音声応答装置。
  7. 【請求項7】 前記対話制御モジュールは、前記送信系
    対話テーブルに基づいて送出された情報に対してユーザ
    から得られた応答内容の判定を前記入力値判定テーブル
    を用いて行うように構成されていることを特徴とする請
    求項6に記載の音声応答装置。
  8. 【請求項8】 前記受信系対話テーブルは、前記応答内
    容の判定結果に基づいて次に実行すべき処理を決定する
    ための対応関係を定義するものであることを特徴とする
    請求項7に記載の音声応答装置。
  9. 【請求項9】 電話交換機に接続又は内蔵されており、
    該電話交換機からの命令によってユーザとの情報授受を
    実行するように構成されていることを特徴とする請求項
    1から8のいずれか1項に記載の音声応答装置。
  10. 【請求項10】 電話交換機に対してローカルなシステ
    ムに接続又は内蔵されており、該システムからの命令に
    よってユーザとの情報授受を実行するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に
    記載の音声応答装置。
JP26019196A 1996-09-10 1996-09-10 音声応答装置 Pending JPH1084422A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100508586B1 (ko) * 1998-05-23 2005-11-25 유티스타콤코리아 유한회사 디지털 이동통신 교환기의 녹음 안내 서비스 채널 확장 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100508586B1 (ko) * 1998-05-23 2005-11-25 유티스타콤코리아 유한회사 디지털 이동통신 교환기의 녹음 안내 서비스 채널 확장 장치

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