JPH1084382A - パケット通信方法及びパケット通信システム - Google Patents

パケット通信方法及びパケット通信システム

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JPH1084382A
JPH1084382A JP23902196A JP23902196A JPH1084382A JP H1084382 A JPH1084382 A JP H1084382A JP 23902196 A JP23902196 A JP 23902196A JP 23902196 A JP23902196 A JP 23902196A JP H1084382 A JPH1084382 A JP H1084382A
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packet
wireless terminal
communication
terminal station
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JP23902196A
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Inventor
Hidetoshi Kayama
英俊 加山
Hiroshi Yoshida
博 吉田
Takeshi Hattori
武 服部
Hiroshi You
大志 楊
Kenji Fujikawa
賢治 藤川
Katsuo Ikeda
克夫 池田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケット通信方法に関し、端末局のユーザー
が望む以外のアクセスについては抑止することが可能
で、端末局のバッテリーセービング効果を高めることの
できるパケット通信方法の実現を課題とする。 【解決手段】 複数の第一の局と、第二の局とが、第三
の局を介してパケット通信を行うパケット通信方法にお
いて、前記第二の局から該当する第一の局に着パケット
を転送する際に、第一の局が通信状態にある場合には、
前記第三の局が、パケット種別に関係なく着パケットを
転送し、第一の局が待ち受け状態にある場合には、前記
第三の局はパケット種別に応じて、予め与えられている
情報に基づいて、当該第一の局への呼出及び着パケット
の転送を行うか否かを判断するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケットを用いて
データ通信を行うパケット通信方法及びパケット通信シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、移動局(無線端末局)が、電源
として電池を用いるような移動通信方式では、無線リソ
ースの有効利用及び無線端末局のバッテリーセービング
のために、通信状態に無い場合、無線端末局は間欠受信
のみを行う待ち受け状態となるようにしている。このよ
うな無線端末局と通信を行う場合、無線端末局が間欠受
信を行っているチャネルで当該無線端末局に対して着信
があることを通知し、無線端末局を通信可能な状態とし
てから通信を行う方法が一般的である。
【0003】この方法は、無線パケット通信においても
同様であり、米国のCDPDでも同様の方法が用いられ
ている。(CDPD System Specification Rel.l.0,6.
8 S-leep Mode Procedures 参照) この方法では無線端
末局宛のパケットがルーターに到着した場合、無線基地
局より該無線端末局の識別子を一定周期で報知し、これ
を間欠受信していた該無線端末局は連続受信を開始して
通信状態となる。その後ルーターは該無線端末局宛のパ
ケットを転送する。
【0004】以上の説明では、無線通信回線を用いる移
動通信方式の場合を例に採って説明しているが、光伝送
路や有線通信回線を用いる他の通信系を用いたパケット
通信システムにおいても、同様の制御を行うものが存在
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、従来
の技術では待ち受け状態にある無線端末局に対して着パ
ケットが到着した場合、必ず呼出を行って着パケットの
転送を行っている。しかしながら、このような通信シス
テムの多様な利用方法を考えた場合、呼出を受ける無線
端末局から見て、到着したパケットを全て転送されるの
は、必ずしも望ましいとは言えない。
【0006】例えば、無線端末局がファイル転送サービ
スを行うような場合、通信状態ではサービスを行うが、
待ち受け状態の時はサービスを行いたくないという無線
端末ユーザーがある場合などが考えられる。また、当該
無線端末局でサービスを行っていないアプリケーション
に対して要求が来た場合などにも、必ず呼出が起こって
しまうから、無線リソース及びバッテリーセービングの
観点から非効率的である。
【0007】本発明は、これらの端末局のユーザーの要
求を満足させることが可能で、無駄な呼出を行わない効
率的なパケットの転送方法と、このように制御されるパ
ケット通信の系を実現することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では前述の目的を
達成するために、待ち受け状態の端末局(第一の局又は
無線端末局など)宛の着パケットがルーター(第三の
局)に到着した際、該パケットの種別に応じて呼出、転
送を行うか、あるいは廃棄するかを判断して処理を振り
分けることを最も大きな特徴とする。つまりパケットの
種別によってはパケットの転送を行わずに廃棄する場合
もあるという点が、必ず呼出・転送を行っていた従来の
技術とは異なっている。
【0009】また、このために、端末局は予め待ち受け
時に転送を受け付けるか、若しくは、転送を受け付けな
い着パケットの種別をルーター側に通知する手段(プロ
トコル)を有しており、更に、ルーターは通知されたパ
ケットの種別を、各端末局ごとにテーブルに記憶してお
いて、前述の処理の振り分けを行う機能を有する。
【0010】すなわち、請求項1の発明は、複数の第一
の局と、第二の局とが、第三の局を介してパケット通信
を行うパケット通信方法において、前記第二の局から該
当する第一の局に着パケットを転送する際に、第一の局
が通信状態にある場合には、前記第三の局が、パケット
種別に関係なく着パケットを転送し、第一の局が待ち受
け状態にある場合には、前記第三の局はパケット種別に
応じて、予め与えられている情報に基づいて、当該第一
の局への呼出及び着パケットの転送を行うか否かを判断
するように構成したパケット通信方法である。
【0011】請求項2の発明は、複数の第一の局と、第
二の局とが、第三の局を介してパケット通信を行うパケ
ット通信方法において、前記第二の局から該当する第一
の局に着パケットを転送する際に、当該第一の局が通信
状態にある場合には、前記第三の局が、パケット種別に
関係なく着パケットを転送し、当該第一の局が待ち受け
状態にあり、前記着パケットが、第一の局が指定するパ
ケット種別を有するパケットである場合には、前記第三
の局は該第一の局の呼出を行い、呼出後に前記指定され
た着パケットのみを該第一の局へ転送し、指定外の着パ
ケットは破棄するように構成したパケット通信方法であ
る。
【0012】請求項3の発明は、上記請求項1又は請求
項2のパケット通信方法において、第一の局が、通信を
休止する場合に制御信号を間欠受信して待ち受け状態に
遷移するように構成したものである。
【0013】請求項4の発明は、複数の無線端末局と、
該各無線端末局との間で双方向の無線通信を行う無線基
地局と、該無線基地局とネットワークとの間を接続する
ルーターと、前記ネットワークに接続されるホストから
構成され、前記各無線端末局と前記ホスト間でパケット
通信を行うパケット通信方法において、前記ホストから
のパケットの当該無線端末局への着信に際し、
【0014】前記ルーターは、当該無線端末局が通信状
態にある場合には、前記無線基地局に対して当該無線端
末局へパケット種別に関係なく着パケットを転送するよ
う指示し、当該無線端末局が待ち受け状態にある場合に
は、前記着パケットが無線端末局に予め指定されている
パケット種別であるか、否かを調べ、前記指定されたパ
ケット種別の着パケットがある場合には、該指定された
着パケットを前記無線基地局へ送り、指定外の着パケッ
トは破棄して、無線基地局に対して該当する無線端末局
へ呼出信号を送信するよう指示し、
【0015】前記無線基地局は、当該無線端末局の呼出
後に、該無線端末局へ指定された着パケットを転送する
ように構成したパケット通信方法である。 請求項5の
発明は、請求項4に記載のパケット通信方法において、
各無線端末局が、通信を休止する場合に制御信号を間欠
受信して待ち受け状態に遷移するように構成したもので
ある。
【0016】請求項6の発明は、複数の無線端末局と、
該各無線端末局との間で双方向の無線通信を行う無線基
地局と、該無線基地局とネットワークとの間を接続する
ルーターと、前記ネットワークに接続されるホストから
構成され、前記各無線端末局と前記ホスト間でパケット
通信を行うパケット通信システムにおいて、各無線端末
局は、待ち受け状態において転送を希望するパケット種
別及び自局の端末識別番号を前記ルーターに通知後、
【0017】待ち受け状態に入り間欠受信を開始する手
段を有し、ルーターは、前記各無線端末局ごとに通知さ
れたパケット種別と、端末識別番号及び各無線端末局の
通信状態の有無をテーブルに管理し記憶する手段と、ホ
ストからの着パケットを受信した際、テーブルを参照し
て転送する当該無線端末局の通信状態の有無を確認する
手段と、該無線端末局が通信状態にある場合には、その
まま着パケットを該無線端末局に転送する手段と、
【0018】当該無線端末局が待ち受け状態にあり、指
定されたパケット種別を有する着パケットがある場合に
は、指定された着パケットのみを前記無線基地局へ送
り、指定外の着パケットは破棄し、無線基地局に対して
当該無線端末局へ呼出信号を送信するよう指示する手段
とを有し、無線基地局は、当該無線端末局の呼出後に、
該無線端末局へ指定された着パケットのみを転送する手
段を備えたパケット通信システムである。
【0019】請求項7の発明は、請求項6記載のパケッ
ト通信システムにおいて、各無線端末局が、通信を休止
する場合に制御信号を間欠受信して待ち受け状態に遷移
する手段を備えるように構成したものである。
【0020】本発明によれば、以上述べた各手段によ
り、待ち受け状態の無線端末局にとって好ましくない着
パケットを廃棄することが可能となり、無駄な無線リソ
ース及び消費電力を削減する効果が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明を実施するシステム構成の
例を図1に示す。同図に示すようにこのシステムは複数
の無線端末局1a〜1c、無線基地局2、ルーター3、
ネットワーク4及びホスト5からなり、各無線端末局1
a〜1cとホスト5の間でパケット通信を行う。同図の
中で数字符号6a〜6cは、パケットを表わしている
が、これについては後述する。
【0022】パケットのプロトコルとしてはTCP/I
PとUDP/IPを想定する。この場合、各無線端末局
ごとにIPアドレスが割り当てられる。上記TCP/I
P及びUDP/IPについてはインターネットプロトコ
ルの規格を定めたRFC(Request For Comments)の中
で記述されている。以下、文献「Douglcis Comer著“T
CP/IPによるネットワーク構築 Vol.1”共立出版」
に基づいて、これら、TCP/IP,UDP/IPにつ
いて説明する。
【0023】〔TCP(Transmission Control Protoco
l) 〕「多くのアプリケーションプロトコルが依存して
いる信頼性のある全二重のストリームサービスを提供す
るTPC/IP標準のトランスポートレベルプロトコ
ル。TCPは、あるマシン上のプロセスがほかのマシン
上のプロセスへデータストリームを送ることができるよ
うにする。データ転送の前に双方がコネクションを確立
しなければならないという意味でコネクション指向であ
る。
【0024】TCPを実装するソフトウェアは、通常、
オペレーティングシステムに常駐し、基盤となっている
インターネットを通じて情報を転送するのにIPプロト
コルを使っている。TCPコネクションの一方向のコネ
クションを残したまま(単向通信)一方向の通信を中断
(shut down)することが可能である。プロトコル体系全
体はTCP及びIPが最も基本的な二つのプロトコルな
ので、しばしばTCP/IPと呼ばれる。」
【0025】〔TCP/IP Internet Protocol Suit
e〕「TCP/IP Internet プロトコル体系。TCP
/IPプロトコルの公式名称。」 〔IP(Internet Protocol)〕「インターネットを通じ
て転送される情報単位としてIPデータグラムを定義
し、コネクションレスの最善努力式パケット配送サービ
スの基礎を提供するTCP/IP標準プロトコル。IP
はICMPコントロールエラーメッセージプロトコルを
必須部分として含んでいる。プロトコル体系全体は、T
CPとIPが最も基本的な二つのプロトコルなので、し
ばしばTCP/IPと呼ばれる。」
【0026】〔UDP(User Datagram Protocol) 〕
「あるマシン上のアプリケーションプログラムが、ほか
のマシン上のアプリケーションプログラムにデータグラ
ムを送ることができるようにするTCP/IP標準プロ
トコル。UDPはデータグラムを配送するのにInternet
プロトコル(IP)を使用している。概念的には、UPD
データグラムとIPデータグラムの重要な違いは、UD
Pがプロトコルポート番号を含んでおり、送信者がリモ
ートマシン上で複数の終点(アプリケーションプログラ
ム)を区別できるようにしていることである。実際に
は、UDPは送られたデータのチェックサムも含んでい
る。」
【0027】図2のIPパケットフォーマットに示すよ
うにTCP及びUDPの場合、アプリケーション(サー
ビス)の種類はTCP/UDPヘッダー8のポート番号
8−1,8−2で指定される。そこで本発明の実施の形
態の説明ではパケット種別として、このポート番号8−
2を用いることとする。
【0028】無線端末局は、ある一定時間送受信パケッ
トが無かった場合、若しくはユーザーが指定した任意の
時刻において通信状態から待ち受け状態に遷移するもの
とする。ところで、図3に示すように下りパケットチャ
ネル10(無線基地局→無線端末局)は、一定間隔(間
欠受信タイミング13)で呼出信号11a〜11eが送
信され、任意のタイミングで下りパケット12a〜12
dが送信される。
【0029】待ち受け状態にある無線端末局は間欠受信
タイミングに合わせて受信機のON/OFFを行い、呼
出信号のみを定期的に受信する。一方通信状態にある無
線端末局は任意のタイミングで送信される下りパケット
を受信するために連続受信を行うが、本例では呼出信号
は必ずしも受信する必要はない。
【0030】無線端末局は予め、あるいは通信中の任意
の時刻において待ち受け状態中の転送を希望するパケッ
トのポート番号をルーターに通知しておく。ルーターで
は“表1”に示すようなテーブルを作成しておき、各端
末のIPアドレス、通知されたポート番号、及び現在の
端末の状態を常に管理する。
【0031】
【表1】
【0032】ホストからの着パケットがルーターに到着
した場合、ルーターはテーブルを参照して、まず宛先の
無線端末局の状態を調べる。もしこれが通信状態であっ
たならばルーターはそのまま無線端末局に着パケットを
転送するが、待ち受け状態にあったならば続いて着パケ
ットのポート番号をチェックする。これが前述の予め指
定されたポート番号に含まれている場合は、まず当該無
線端末局の呼出を行い、該無線端末局が通信状態になっ
たことを確認して着パケットの転送を行う。
【0033】先にも説明した図1では、ホストからネッ
トワーク経由で待ち受け状態にある♯2の無線端末局1
b(実際はIPアドレスで指定する)宛に、それぞれ、
ポート番号3,9,12を持つパケット6a〜6cが送
られてきているが、該無線端末局は待ち受け時における
ポート番号3と12のパケット6a,6cの待ち受け時
の転送が許可されていないため、ルーターでこれらのパ
ケットが廃棄されている様子を示している。
【0034】図4は無線端末局の動作を示す流れ図であ
る。図中の各ステップに付した数字符号は以下の説明の
括弧内に記した数字と対応している。これは、後で説明
する図5、図6についても同様である。動作の開始(4
−1)は、電源ONが契機となる。
【0035】電源がON(4−2)になった無線端末局
は、ルーターに対して待ち受け状態時の転送を希望する
パケットのポート番号通知(4−3)、及び待受状態通
知(4−4)(それぞれ自局のIPアドレスを含む)を
送信した後、間欠受信を開始して待ち受け状態となる
(4−5)。
【0036】待ち受け状態において間欠受信で受信して
いる呼出信号内で、自局のIPアドレスが報知された場
合(4−6)は、通信状態通知(4−8)(自局のIP
アドレスを含む)を行い、連続受信を開始して通信状態
となる(4−9)。また、呼出が無くとも自局からの送
信データが発生した場合(4−7)も通信状態へ遷移す
る。
【0037】通信状態では、また、データの送信が行わ
れる。一定時間パケットの送受が無い場合、若しくはユ
ーザーが通信終了と判断した場合(4−10)は待受状
態通知(4−4)を行って待ち受け状態に遷移する。こ
の時、転送を希望するポート番号に変更があった場合
(4−11)、ポート番号通知(4−3)を行ってルー
ターのテーブルを書き換える。
【0038】図5、図6はルーターの動作を示す流れ図
である。これらの図において、無線端末局からの上り信
号が到着した場合(5−2)、通常のIPパケットの場
合はそのままネットワーク側に転送(5−4)するが、
前述のポート番号通知、待受状態通知、及び通信状態通
知の場合(5−3)はそれぞれの通知信号に付与される
無線端末局のIPアドレスを参照して“表1”のテーブ
ルにそれぞれの情報を書き込む(5−5)。
【0039】次にネットワーク側から無線端末局宛の下
りパケットが到着した場合(5−6)、図2のIPヘッ
ダー内にある着側IPアドレスを読み込み(5−7)、
対応する管理テーブルを参照する(5−8)。この時着
側の無線端末局が待ち受け状態に無い場合、すなわち通
信状態である場合はそのままパケットを無線端末局に転
送(5−10)するが、待ち受け状態にある場合は更に
TCP/UDPヘッダー内の着側ポート番号を読み込む
(5−11)。
【0040】これがテーブルのリスト内に表示されてい
るポート番号に一致するものが無い場合は転送不許可で
あるので当該パケットを廃棄(5−16)するが、一致
するものがある場合は転送可能であるため(5−1
2)、呼出信号を無線基地局に送信して呼出を行う(5
−13)。これに対し無線端末局側から通信状態通知が
送信されてきた場合(5−14)はテーブルを更新する
(5−15)とともに、当該パケットを無線端末局側に
転送(5−10)する。
【0041】以上の説明では、端末局が無線回線で接続
される移動通信の場合を例に採って記述している。しか
し、本発明の適用はこれに限るものではなく、端末局が
有線通信回線あるいは、光伝送路で結ばれるような場合
や、端末局が固定的にあるいは半固定的に設けられる場
合にも適用できるものであることは言うまでもない。
【0042】端末局が半固定的に設けられる例として、
例えば、システム内の有線通信路の複数の箇所に端末を
接続するための接栓(コネクタ)を設けたり、光伝送路
の複数の箇所に端末を接続するためのカプラを設けたり
しておいて、これに、電源電池を内蔵する端末局を接続
して使用するような系の構成を考えることができる。こ
のような場合も、端末局のユーザーが望まないアクセス
を抑止することができ、また、バッテリーセービングの
効果が損なわれることを防ぐことができる。
【0043】また、端末局が固定的に設けられ電源を商
用電源(AC100Vなど)に依存するように構成され
ている場合などには、バッテリーセービングの効果の向
上は、それほどの意味を有するものではなくなるが、こ
の場合であっても、ユーザーの望まないアクセスを抑止
することができるという本発明の主要な特徴が損なわれ
ることはない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるパケ
ット通信方法及びパケット通信システムによれば、端末
局のユーザーが待ち受け状態にあるときに、ユーザーが
不必要な、あるいは、望ましくない着パケットの到着を
選択的に防ぐことができるから、無駄なパケットの送受
信を抑制してチャネル効率を上げるとともに、端末局の
バッテリーセービング効果を向上させることができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するシステム構成の例を示す図で
ある。
【図2】IPパケットの構成の例を示す図である。
【図3】下りパケットチャネル上での信号の様子を示す
図である。
【図4】無線端末局の動作を示す流れ図である。
【図5】ルーターの動作を示す流れ図(その1)であ
る。
【図6】ルーターの動作を示す流れ図(その2)であ
る。
【符号の説明】
1a〜1c 無線端末局♯1〜♯3 2 無線基地局 3 ルーター 4 ネットワーク 5 ホスト 6a〜6c 無線端末局♯2宛の下りパケット 7 IPヘッダー 7−1 IPヘッダー内の制御情報 7−2 IPヘッダー内の発側IPアドレス 7−1 IPヘッダー内の着側IPアドレス 7−1 IPヘッダー内のオプション情報等 8 TCP/UDPヘッダー 8−1 TCP/UDPヘッダー内の発側ポート番号 8−2 TCP/UDPヘッダー内の着側ポート番号 8−3 TCP/UDPヘッダー内の制御情報 9 データ領域 10 下り(無線基地局→無線端末局)パケットチャ
ネル 11a〜11e 呼出信号 12a〜12d 下りパケット 13 間欠受信タイミング 4−1〜4−11 無線端末局の動作ステップ 5−1〜5−16 ルーターの動作ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楊 大志 大阪市浪速区大国町三丁目11−21−510 (72)発明者 藤川 賢治 京都市左京区田中西高原町18−1 (72)発明者 池田 克夫 京都市北区衣笠東開キ町5−5

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第一の局と、第二の局とが、第三
    の局を介してパケット通信を行うパケット通信方法にお
    いて、 前記第二の局から該当する第一の局に着パケットを転送
    する際に、 第一の局が通信状態にある場合には、 前記第三の局が、パケット種別に関係なく着パケットを
    転送し、 第一の局が待ち受け状態にある場合には、 前記第三の局はパケット種別に応じて、予め与えられて
    いる情報に基づいて、当該第一の局への呼出及び着パケ
    ットの転送を行うか否かを判断することを特徴とするパ
    ケット通信方法。
  2. 【請求項2】 複数の第一の局と、第二の局とが、第三
    の局を介してパケット通信を行うパケット通信方法にお
    いて、 前記第二の局から該当する第一の局に着パケットを転送
    する際に、 当該第一の局が通信状態にある場合には、 前記第三の局が、パケット種別に関係なく着パケットを
    転送し、 当該第一の局が待ち受け状態にあり、前記着パケット
    が、第一の局が指定するパケット種別を有するパケット
    である場合には、 前記第三の局は該第一の局の呼出を行い、呼出後に前記
    指定された着パケットのみを該第一の局へ転送し、指定
    外の着パケットは廃棄することを特徴とするパケット通
    信方法。
  3. 【請求項3】 各第一の局が、通信を休止する場合に制
    御信号を間欠受信して待ち受け状態に遷移することを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載のパケット通信方
    法。
  4. 【請求項4】 複数の無線端末局と、該各無線端末局と
    の間で双方向の無線通信を行う無線基地局と、該無線基
    地局とネットワークとの間を接続するルーターと、前記
    ネットワークに接続されるホストから構成され、前記各
    無線端末局と前記ホスト間でパケット通信を行うパケッ
    ト通信方法において、 前記ホストからのパケットの当該無線端末局への着信に
    際し、 前記ルーターは、 当該無線端末局が通信状態にある場合には、 前記無線基地局に対して当該無線端末局へパケット種別
    に関係なく着パケットを転送するよう指示し、 当該無線端末局が待ち受け状態にある場合には、 前記着パケットが無線端末局に予め指定されているパケ
    ット種別であるか、否かを調べ、 前記指定されたパケット種別の着パケットがある場合に
    は、 該指定された着パケットを前記無線基地局へ送り、指定
    外の着パケットは破棄して、 無線基地局に対して該当する無線端末局へ呼出信号を送
    信するよう指示し、 前記無線基地局は、当該無線端末局の呼出後に、該無線
    端末局へ指定された着パケットを転送することを特徴と
    するパケット通信方法。
  5. 【請求項5】 各無線端末局が、通信を休止する場合に
    制御信号を間欠受信して待ち受け状態に遷移することを
    特徴とする請求項4に記載のパケット通信方法。
  6. 【請求項6】 複数の無線端末局と、該各無線端末局と
    の間で双方向の無線通信を行う無線基地局と、該無線基
    地局とネットワークとの間を接続するルーターと、前記
    ネットワークに接続されるホストから構成され、前記各
    無線端末局と前記ホスト間でパケット通信を行うパケッ
    ト通信システムにおいて、 各無線端末局は、 待ち受け状態において転送を希望するパケット種別及び
    自局の端末識別番号を前記ルーターに通知後、待ち受け
    状態に入り間欠受信を開始する手段を有し、ルーター
    は、 前記各無線端末局ごとに通知されたパケット種別と、端
    末識別番号及び各無線端末局の通信状態の有無をテーブ
    ルに管理し記憶する手段と、 ホストからの着パケットを受信した際、テーブルを参照
    して転送する当該無線端末局の通信状態の有無を確認す
    る手段と、 該無線端末局が通信状態にある場合には、そのまま着パ
    ケットを該無線端末局に転送する手段と、 当該無線端末局が待ち受け状態にあり、指定されたパケ
    ット種別を有する着パケットがある場合には、指定され
    た着パケットのみを前記無線基地局へ送り、指定外の着
    パケットは破棄し、無線基地局に対して当該無線端末局
    へ呼出信号を送信するよう指示する手段とを有し、 無線基地局は、 当該無線端末局の呼出後に、該無線端末局へ指定された
    着パケットのみを転送する手段を備えたことを特徴とす
    るパケット通信システム。
  7. 【請求項7】 各無線端末局が、通信を休止する場合に
    制御信号を間欠受信して待ち受け状態に遷移する手段を
    備えたことを特徴とする請求項6記載のパケット通信シ
    ステム。
JP23902196A 1996-09-10 1996-09-10 パケット通信方法及びパケット通信システム Pending JPH1084382A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6801528B2 (en) 2002-07-03 2004-10-05 Ericsson Inc. System and method for dynamic simultaneous connection to multiple service providers
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