JPH1084194A - 携帯端末のシールド構造 - Google Patents

携帯端末のシールド構造

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JPH1084194A
JPH1084194A JP23801196A JP23801196A JPH1084194A JP H1084194 A JPH1084194 A JP H1084194A JP 23801196 A JP23801196 A JP 23801196A JP 23801196 A JP23801196 A JP 23801196A JP H1084194 A JPH1084194 A JP H1084194A
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JP
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circuit board
electric circuit
antenna device
plate
gap
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Application number
JP23801196A
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English (en)
Inventor
Toru Fukazawa
徹 深沢
Tsutomu Endo
勉 遠藤
Shinichi Sato
眞一 佐藤
Shuji Urasaki
修治 浦崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド構造の体積を減少させること及びシ
ールド構造を地導体に接地する面積を減少させることで
ある。 【解決手段】 アンテナ装置3から放射され、第1の電
気回路基板1及び第2の電気回路基板2の間隙を伝搬す
る平行平板モード、及び第2の電気回路基板2と電池4
との間隙から入射する平行平板モードを、第1の導体板
5により遮断し、電池4と第1の電気回路基板1の間隙
部を電磁的にシールドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯無線機等の
携帯端末に用いるのに適したシールド構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁シールドとして、例えば、特
開平7−142906号公報に開示されたものがあり、
図9は上記文献に示されたシールドの概略構成図であ
る。図において、16が回路基板、17が表面アースパ
ターン、18が誘電体共振器、19が結合回路部、20
がスルーホール、21が突起、22が長穴、23が蓋体
である。この例では、金属等で形成された蓋体23が表
面アースパターン17と接触するように突起21により
回路基板16に固定され、誘電体共振器18や結合回路
部19等の遮蔽を要するものを完全に覆うことにより電
磁シールドするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の電磁シールドは、遮蔽するものを完全に覆うよ
うな金属から構成されており、このシールド構造の体積
が遮蔽するものと同程度、またはそれ以上必要になり、
さらに遮蔽するものを囲むように、シールド構造を地導
体に接地する必要があるという問題点がある。
【0004】この発明は上記した従来例の問題点を解消
するためになされたもので、シールド構造の体積を減少
させ、また、シールド構造を地導体に接地する面積を減
少させ、携帯端末に適したシールド構造を得ることを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係わる携帯端末のシールド構造は、第1
の電気回路基板と、上記第1の電気回路基板の一端に設
けられたアンテナ装置と、上記第1の電気回路基板に対
向して略平行に設けられ、上記アンテナ装置側から順に
それぞれの間を離間して配置された第2の電気回路基板
と平板状電池とを備えて形成される携帯端末において、
上記平板状電池の上記アンテナ装置側端部と上記第1の
電気回路基板とを短絡する板状導体を設けることによ
り、上記アンテナ装置から放射され、上記第1の電気回
路基板と平板状電池との間隙部へ、上記第1の電気回路
基板と第2の電気回路基板との間隙を伝搬して入射する
電磁波及び上記離間して配置された第2の電気回路基板
と平板状電池との間隙から入射する電磁波を電磁的にシ
ールドするものである。
【0006】また、請求項2に係わる携帯端末のシール
ド構造は、第1の電気回路基板と、上記第1の電気回路
基板の一端に設けられたアンテナ装置と、上記第1の電
気回路基板に対向して略平行に設けられ、上記アンテナ
装置側から順にそれぞれの間を離間して配置された第2
の電気回路基板と平板状電池とを備えて形成される携帯
端末において、上記平板状電池の両側端部と上記第1の
電気回路基板とをそれぞれ短絡する板状導体を設け、上
記平板状電池と第1の電気回路基板とそれぞれの板状導
体で上記アンテナ装置側を開口部とし、上記アンテナ装
置から放射される電磁波の周波数以上のカットオフ周波
数を有する導波管を形成することにより、上記アンテナ
装置から放射され、上記第1の電気回路基板と平板状電
池との間隙部へ、上記第1の電気回路基板と第2の電気
回路基板との間隙を伝搬して入射する電磁波及び上記離
間して配置された第2の電気回路基板と平板状電池との
間隙から入射する電磁波を電磁的にシールドするもので
ある。
【0007】また、請求項3に係わる携帯端末のシール
ド構造は、第1の電気回路基板と、上記第1の電気回路
基板の一端に設けられたアンテナ装置と、上記第1の電
気回路基板に対向して略平行に設けられ、上記アンテナ
装置側から順にそれぞれの間を離間して配置された第2
の電気回路基板と平板状電池とを備えて形成される携帯
端末において、上記平板状電池の上記アンテナ装置側端
部と上記第2の電気回路基板とを短絡する板状導体を設
け、かつ、上記第2の電気回路基板と上記第1の電気回
路基板とを短絡する板状導体を上記アンテナ装置側端部
に略平行に設けることにより、上記アンテナ装置から放
射され、上記第1の電気回路基板と平板状電池との間隙
部へ、上記第1の電気回路基板と第2の電気回路基板と
の間隙を伝搬して入射する電磁波及び上記離間して配置
された第2の電気回路基板と平板状電池との間隙から入
射する電磁波を電磁的にシールドするものである。
【0008】また、請求項4に係わる携帯端末のシール
ド構造は、第1の電気回路基板と、上記第1の電気回路
基板の一端に設けられたアンテナ装置と、上記第1の電
気回路基板に対向して略平行に設けられ、上記アンテナ
装置側から順にそれぞれの間を離間して配置された第2
の電気回路基板と平板状電池とを備えて形成される携帯
端末において、上記平板状電池の上記アンテナ装置側端
部と上記第2の電気回路基板とを短絡する板状導体を設
け、かつ、上記第2の電気回路基板の両側端部と上記第
1の電気回路基板とをそれぞれ短絡する板状導体を設
け、上記第2の電気回路基板と第1の電気回路基板とそ
れぞれの板状導体で上記アンテナ装置側を開口部とし、
上記アンテナ装置から放射される電磁波の周波数以上の
カットオフ周波数を有する導波管を形成することによ
り、上記アンテナ装置から放射され、上記第1の電気回
路基板と平板状電池との間隙部へ、上記第1の電気回路
基板と第2の電気回路基板との間隙を伝搬して入射する
電磁波及び上記離間して配置された第2の電気回路基板
と平板状電池との間隙から入射する電磁波を電磁的にシ
ールドするものである。
【0009】また、請求項5に係わる携帯端末のシール
ド構造は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯端
末のシールド構造において、板状導体の少なくとも1つ
に代えて、使用する周波数の波長に比べて十分に小さい
間隔で配列された複数の線状導体を設けたものである。
【0010】また、請求項6に係わる携帯端末のシール
ド構造は、第1の電気回路基板と、上記第1の電気回路
基板の一端に設けられたアンテナ装置と、上記第1の電
気回路基板に対向して略平行に設けられ、上記アンテナ
装置側から順にそれぞれの間を離間して配置された第2
の電気回路基板と平板状電池とを備えて形成される携帯
端末において、上記平板状電池と上記第1の電気回路基
板との間にこれらに略平行に第1の板状導体を設け、か
つ、上記第1の板状導体の上記アンテナ装置側端部と上
記第1の電気回路基板とを短絡する板状導体を設けるこ
とにより、上記アンテナ装置から放射され、上記第1の
電気回路基板と第1の板状導体との間隙部へ、上記第1
の電気回路基板と第2の電気回路基板との間隙を伝搬し
て入射する電磁波及び上記離間して配置された第2の電
気回路基板と平板状電池との間隙から入射する電磁波を
電磁的にシールドするものである。
【0011】また、請求項7に係わる携帯端末のシール
ド構造は、第1の電気回路基板と、上記第1の電気回路
基板の一端に設けられたアンテナ装置と、上記第1の電
気回路基板に対向して略平行に設けられ、上記アンテナ
装置側から順にそれぞれの間を離間して配置された第2
の電気回路基板と平板状電池とを備えて形成される携帯
端末において、上記平板状電池と上記第1の電気回路基
板との間にこれらに略平行に第1の板状導体を設け、か
つ、上記第1の板状導体の両側端部と上記第1の電気回
路基板とをそれぞれ短絡する第2の板状導体を設け、上
記第1の板状導体と第1の電気回路基板とそれぞれの第
2の板状導体で上記アンテナ装置側を開口部とし、上記
アンテナ装置から放射される電磁波の周波数以上のカッ
トオフ周波数を有する導波管を形成することにより、上
記アンテナ装置から放射され、上記第1の電気回路基板
と第1の板状導体との間隙部へ、上記第1の電気回路基
板と第2の電気回路基板との間隙を伝搬して入射する電
磁波及び上記離間して配置された第2の電気回路基板と
平板状電池との間隙から入射する電磁波を電磁的にシー
ルドするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明の携帯端末のシールド
構造の実施の形態1を示す概略構成図であり、携帯端末
の一例としての携帯無線機を示す。(なお、以下の実施
の形態においても同様に携帯無線機を例示する。)図に
おいて、1は第1の電気回路基板、2は第2の電気回路
基板、3はアンテナ装置、4は電池、5は電池4の長手
方向のアンテナ装置3側の端と、第1の電気回路基板1
とを短絡し、かつ電池4の長手方向とは概略直交するよ
うに配置された第1の導体板である。
【0013】次に動作原理について説明する。図2は実
施の形態1の携帯無線機内部の電磁波伝搬を説明するた
めの断面図であり、図において、6は携帯無線機内部の
電界、7は電磁波の入射方向である。アンテナ装置3か
ら放射された電磁波は、図2に示したように、第1の電
気回路基板1及び第2の電気回路基板2の間隙を伝搬す
る平行平板モード、及び第2の電気回路基板2と電池4
との間隙から入射する平行平板モードとして、電池4と
第1の電気回路基板1の間隙部に到達する。この平行平
板モードを第1の導体板5により遮断し、電池4と第1
の電気回路基板1の間隙部を電磁的にシールドする。
【0014】実施の形態2.図3は、この発明の携帯端
末のシールド構造の実施の形態2を示す概略構成図であ
り、図において、1は第1の電気回路基板、2は第2の
電気回路基板、3はアンテナ装置、4は電池、8は電池
4の幅方向の両端と、第1の電気回路基板1とを短絡
し、かつ電池4の長手方向とは概略平行にそれぞれ配置
された第2の導体板である。
【0015】次に動作原理について説明する。電池4
と、第1の電気回路基板1と、2枚の第2の導体板8に
より導波管を形成し、本導波管のカットオフ周波数をア
ンテナ装置3から放射される電磁波の周波数以下になる
ように設定すると、アンテナ装置3から放射される電磁
波を、本導波管の開口部にて遮断し、電池4と第1の電
気回路基板1の間隙部を電磁的にシールドする。
【0016】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3を示す概略構成図であり、図において、1は第1
の電気回路基板、2は第2の電気回路基板、3はアンテ
ナ装置、4は電池、9は第1の電気回路基板1と第2の
電気回路基板2を短絡し、かつ電池4の長手方向とは概
略直交するように配置された第3の導体板であり、10
は第2の電気回路基板2の、アンテナ装置3とは反対側
の一端と、電池4のアンテナ装置3側の一端とを短絡す
る第4の導体板である。
【0017】次に動作原理について説明する。アンテナ
装置3から放射され、第1の電気回路基板1及び第2の
電気回路基板2の間隙を伝搬する平行平板モードを、第
3の導体板9により遮断し、さらにアンテナ装置3から
放射され、第2の電気回路基板2と電池4との間隙から
入射する電磁波を第4の導体板10により遮断し、電池
4と第1の電気回路基板1の間隙部を電磁的にシールド
する。
【0018】実施の形態4.図5は、この発明の実施の
形態4を示す概略構成図であり、図において、1は第1
の電気回路基板、2は第2の電気回路基板、3はアンテ
ナ装置、4は電池、10は第2の電気回路基板2の、ア
ンテナ装置3とは反対側の一端と、電池4のアンテナ装
置3側の一端とを短絡する第4の導体板、11は第1の
電気回路基板1と第2の電気回路基板2を、幅方向の両
端において短絡し、かつ電池4の長手方向とは概略平行
にそれぞれ配置された第5の導体板である。
【0019】次に動作原理について説明する。第1の電
気回路基板1と、第2の電気回路基板2と、2枚の第5
の導体板11により導波管を形成し、本導波管のカット
オフ周波数以下の、アンテナ装置3から放射される電磁
波を、本導波管の開口部にて遮断し、さらにアンテナ装
置3から放射され、第2の電気回路基板2と電池4との
間隙から入射する電磁波を第4の導体板10により遮断
し、電池4と第1の電気回路基板1の間隙部を電磁的に
シールドする。
【0020】実施の形態5.図6は、この発明の実施の
形態5を示す概略構成図であり、図において、1は第1
の電気回路基板、2は第2の電気回路基板、3はアンテ
ナ装置、4は電池、12は電池4の長手方向のアンテナ
装置側の端と、第1の電気回路基板1とを短絡し、かつ
電池4の長手方向とは概略直交し、かつ使用する周波数
の波長に比べ十分に短い間隔で配置された複数の線状導
体である。
【0021】次に動作原理について説明する。動作原理
は実施の形態1と同様であり、第1の導体板5を線状導
体12で置き換えたものである。
【0022】実施の形態6.実施の形態2において、第
2の導体板8を波長に比べ十分に短い間隔で配置された
複数の線状導体12で置き換えても同様な効果が得られ
る。
【0023】実施の形態7.実施の形態3において、第
3の導体板9及び第4の導体板10、または第3の導体
板9か第4の導体板10のどちらか一方を、波長に比べ
十分に短い間隔で配置された複数の線状導体12で置き
換えても同様な効果が得られる。
【0024】実施の形態8.実施の形態4において、第
4の導体板10及び第5の導体板11、または第4の導
体板10か第5の導体板11のどちらか一方を、波長に
比べ十分に短い間隔で配置された複数の線状導体12で
置き換えても同様な効果が得られる。
【0025】実施の形態9.図7は、この発明の実施の
形態9を示す概略構成図であり、図において、1は第1
の電気回路基板、2は第2の電気回路基板、3はアンテ
ナ装置、4は電池、13は電池4と第1の電気回路基板
1との間に、ある間隙を介して配置された第6の導体板
であり、14は第6の導体板13の長手方向のアンテナ
装置3側の端と、第1の電気回路基板1とを短絡し、か
つ電池4の長手方向とは概略直交するように配置された
第7の導体板である。
【0026】次に動作原理について説明する。動作原理
は実施の形態1と同様であり、アンテナ装置3から放射
され、第1の電気回路基板1及び第2の電気回路基板2
の間隙を伝搬する平行平板モード、及び第2の電気回路
基板2と電池4との間隙から入射する平行平板モード
を、第6の導体板13及び第7の導体板14により遮断
し、第6の導体板13と第1の電気回路基板1の間隙部
を電磁的にシールドする。
【0027】実施の形態10.図8は、この発明の実施
の形態10を示す概略構成図であり、図において、1は
第1の電気回路基板、2は第2の電気回路基板、3はア
ンテナ装置、4は電池、13は電池4と第1の電気回路
基板1との間に、ある間隙を介して配置された第6の導
体板であり、15は第6の導体板13の幅方向の両端
と、第1の電気回路基板1とを短絡し、かつ電池4の長
手方向と概略平行に配置された第8の導体板である。
【0028】次に動作原理について説明する。動作原理
は実施の形態2と同様であり、第6の導体板13と第8
の導体板15と、第1の電気回路基板1により導波管を
形成し、本導波管のカットオフ周波数以下の、アンテナ
装置3から放射される電磁波を、本導波管の開口部にて
遮断し、第6の導体板13と第1の電気回路基板1の間
隙部を電磁的にシールドする。
【0029】実施の形態11.前記図4及び図5におい
て、前記図7と同様に、電池4と第1の電気回路基板1
との間に、ある間隙を介して第6の導体板13を配置
し、第4の導体板10を電池4と短絡する代わりに、第
6の導体板13と短絡しても同様な効果が得られる。
【0030】実施の形態12.前記図7及び図8におい
て、前記図6と同様に、第7の導体板14及び第8の導
体板15を、波長に比べ十分に短い間隔で配置された複
数の線状導体12で置き換えても同様な効果が得られ
る。
【0031】実施の形態13.前記図4及び図5におい
て、前記図7と同様に、電池4と第1の電気回路基板1
との間に、ある間隙を介して第6の導体板13を配置
し、第4の導体板10を電池4と短絡する代わりに、第
6の導体板13と短絡し、第3の導体板9、第4の導体
板10及び第5の導体板11を、またはそれらの中の一
部を、波長に比べ十分に短い間隔で配置された複数の線
状導体12で置き換えても同様な効果が得られる。
【0032】なお、以上の実施の形態においては、携帯
端末として携帯無線機を例示してこの出願の発明を説明
したが、上記シールド構造はこれに限るものでなく、各
種の携帯端末に適用可能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1〜4の携帯端末のシールド構造
によれば、シールド構造の体積を減少させ、かつ、シー
ルド構造を地導体に接地する面積を減少させることがで
きる。
【0034】また、請求項5の携帯端末のシールド構造
によれば、板状導体の少なくとも1つに代えて、使用す
る周波数の波長に比べて十分に小さい間隔で配列された
複数の線状導体を設けたので、より軽量な構造で、又
は、実装密度の高い携帯端末における放熱に適した構造
で、シールド構造の体積を減少させ、かつ、シールド構
造を地導体に接地する面積を減少させることができる。
【0035】また、請求項6〜7の携帯端末のシールド
構造によれば、平板状電池と第1の電気回路基板との間
にこれらに略平行に第1の板状導体を設けたので、平板
状電池の着脱を容易にする構造で、シールド構造の体積
を減少させ、かつ、シールド構造を地導体に接地する面
積を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す概略構成図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態1の内部の電磁波伝搬
を説明する断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す概略構成図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す概略構成図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態4を示す概略構成図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態5を示す概略構成図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態9を示す概略構成図で
ある。
【図8】 この発明の実施の形態10を示す概略構成図
である。
【図9】 従来のシールド構造の概略構成図である。
【符号の説明】
1 第1の電気回路基板、2 第2の電気回路基板、3
アンテナ装置、4 電池、5 第1の導体板、6 携
帯無線機内部の電界、7 電磁波の入射方向、8 第2
の導体板、9 第3の導体板、10 第4の導体板、1
1 第5の導体板、12 線状導体、13 第6の導体
板、14 第7の導体板、15 第8の導体板、16
回路基板、17 表面アースパターン、18 誘電体共
振器、19 結合回路部、20 スルーホール、21
突起、22 長穴、23 蓋体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦崎 修治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電気回路基板と、上記第1の電気
    回路基板の一端に設けられたアンテナ装置と、上記第1
    の電気回路基板に対向して略平行に設けられ、上記アン
    テナ装置側から順にそれぞれの間を離間して配置された
    第2の電気回路基板と平板状電池とを備えて形成される
    携帯端末において、上記平板状電池の上記アンテナ装置
    側端部と上記第1の電気回路基板とを短絡する板状導体
    を設けることにより、上記アンテナ装置から放射され、
    上記第1の電気回路基板と平板状電池との間隙部へ、上
    記第1の電気回路基板と第2の電気回路基板との間隙を
    伝搬して入射する電磁波及び上記離間して配置された第
    2の電気回路基板と平板状電池との間隙から入射する電
    磁波を電磁的にシールドする携帯端末のシールド構造。
  2. 【請求項2】 第1の電気回路基板と、上記第1の電気
    回路基板の一端に設けられたアンテナ装置と、上記第1
    の電気回路基板に対向して略平行に設けられ、上記アン
    テナ装置側から順にそれぞれの間を離間して配置された
    第2の電気回路基板と平板状電池とを備えて形成される
    携帯端末において、上記平板状電池の両側端部と上記第
    1の電気回路基板とをそれぞれ短絡する板状導体を設
    け、上記平板状電池と第1の電気回路基板とそれぞれの
    板状導体で上記アンテナ装置側を開口部とし、上記アン
    テナ装置から放射される電磁波の周波数以上のカットオ
    フ周波数を有する導波管を形成することにより、上記ア
    ンテナ装置から放射され、上記第1の電気回路基板と平
    板状電池との間隙部へ、上記第1の電気回路基板と第2
    の電気回路基板との間隙を伝搬して入射する電磁波及び
    上記離間して配置された第2の電気回路基板と平板状電
    池との間隙から入射する電磁波を電磁的にシールドする
    携帯端末のシールド構造。
  3. 【請求項3】 第1の電気回路基板と、上記第1の電気
    回路基板の一端に設けられたアンテナ装置と、上記第1
    の電気回路基板に対向して略平行に設けられ、上記アン
    テナ装置側から順にそれぞれの間を離間して配置された
    第2の電気回路基板と平板状電池とを備えて形成される
    携帯端末において、上記平板状電池の上記アンテナ装置
    側端部と上記第2の電気回路基板とを短絡する板状導体
    を設け、かつ、上記第2の電気回路基板と上記第1の電
    気回路基板とを短絡する板状導体を上記アンテナ装置側
    端部に略平行に設けることにより、上記アンテナ装置か
    ら放射され、上記第1の電気回路基板と平板状電池との
    間隙部へ、上記第1の電気回路基板と第2の電気回路基
    板との間隙を伝搬して入射する電磁波及び上記離間して
    配置された第2の電気回路基板と平板状電池との間隙か
    ら入射する電磁波を電磁的にシールドする携帯端末のシ
    ールド構造。
  4. 【請求項4】 第1の電気回路基板と、上記第1の電気
    回路基板の一端に設けられたアンテナ装置と、上記第1
    の電気回路基板に対向して略平行に設けられ、上記アン
    テナ装置側から順にそれぞれの間を離間して配置された
    第2の電気回路基板と平板状電池とを備えて形成される
    携帯端末において、上記平板状電池の上記アンテナ装置
    側端部と上記第2の電気回路基板とを短絡する板状導体
    を設け、かつ、上記第2の電気回路基板の両側端部と上
    記第1の電気回路基板とをそれぞれ短絡する板状導体を
    設け、上記第2の電気回路基板と第1の電気回路基板と
    それぞれの板状導体で上記アンテナ装置側を開口部と
    し、上記アンテナ装置から放射される電磁波の周波数以
    上のカットオフ周波数を有する導波管を形成することに
    より、上記アンテナ装置から放射され、上記第1の電気
    回路基板と平板状電池との間隙部へ、上記第1の電気回
    路基板と第2の電気回路基板との間隙を伝搬して入射す
    る電磁波及び上記離間して配置された第2の電気回路基
    板と平板状電池との間隙から入射する電磁波を電磁的に
    シールドする携帯端末のシールド構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の携
    帯端末のシールド構造において、板状導体の少なくとも
    1つに代えて、使用する周波数の波長に比べて十分に小
    さい間隔で配列された複数の線状導体を設けた携帯端末
    のシールド構造。
  6. 【請求項6】 第1の電気回路基板と、上記第1の電気
    回路基板の一端に設けられたアンテナ装置と、上記第1
    の電気回路基板に対向して略平行に設けられ、上記アン
    テナ装置側から順にそれぞれの間を離間して配置された
    第2の電気回路基板と平板状電池とを備えて形成される
    携帯端末において、上記平板状電池と上記第1の電気回
    路基板との間にこれらに略平行に第1の板状導体を設
    け、かつ、上記第1の板状導体の上記アンテナ装置側端
    部と上記第1の電気回路基板とを短絡する板状導体を設
    けることにより、上記アンテナ装置から放射され、上記
    第1の電気回路基板と第1の板状導体との間隙部へ、上
    記第1の電気回路基板と第2の電気回路基板との間隙を
    伝搬して入射する電磁波及び上記離間して配置された第
    2の電気回路基板と平板状電池との間隙から入射する電
    磁波を電磁的にシールドする携帯端末のシールド構造。
  7. 【請求項7】 第1の電気回路基板と、上記第1の電気
    回路基板の一端に設けられたアンテナ装置と、上記第1
    の電気回路基板に対向して略平行に設けられ、上記アン
    テナ装置側から順にそれぞれの間を離間して配置された
    第2の電気回路基板と平板状電池とを備えて形成される
    携帯端末において、上記平板状電池と上記第1の電気回
    路基板との間にこれらに略平行に第1の板状導体を設
    け、かつ、上記第1の板状導体の両側端部と上記第1の
    電気回路基板とをそれぞれ短絡する第2の板状導体を設
    け、上記第1の板状導体と第1の電気回路基板とそれぞ
    れの第2の板状導体で上記アンテナ装置側を開口部と
    し、上記アンテナ装置から放射される電磁波の周波数以
    上のカットオフ周波数を有する導波管を形成することに
    より、上記アンテナ装置から放射され、上記第1の電気
    回路基板と第1の板状導体との間隙部へ、上記第1の電
    気回路基板と第2の電気回路基板との間隙を伝搬して入
    射する電磁波及び上記離間して配置された第2の電気回
    路基板と平板状電池との間隙から入射する電磁波を電磁
    的にシールドする携帯端末のシールド構造。
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