JPH1083632A - ディジタル信号符号化方法および装置、ディジタル信号伝送方法、並びに信号記録媒体 - Google Patents

ディジタル信号符号化方法および装置、ディジタル信号伝送方法、並びに信号記録媒体

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JPH1083632A
JPH1083632A JP11159997A JP11159997A JPH1083632A JP H1083632 A JPH1083632 A JP H1083632A JP 11159997 A JP11159997 A JP 11159997A JP 11159997 A JP11159997 A JP 11159997A JP H1083632 A JPH1083632 A JP H1083632A
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勝己 田原
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の多重化ストリームを切り換えて再生す
る際に、復号バッファを破綻させずに映像や音声を連続
的に再生可能とする。 【解決手段】 3種類のビデオストリームVS0,VS1,
VS2 のアクセスユニットの大きさをそれぞれアクセス
ユニット検出器53a,53b,53c で検出し、最大値検
出器53で最大のアクセスユニットサイズを検出して、
これを仮想的なビデオストリームのアクセスユニットと
する。スケジューラ54は、この仮想的なビデオストリ
ームと他の多重化すべきエレメンタリーストリームの情
報に基づいて、パケット化の制御情報を各パケット化器
55a,55b,55c に送り、実際のビデオストリームV
0,VS1,VS2 毎に他のエレメンタリーストリームと
多重化してパケット化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像信号及び音
響信号などを、例えば光磁気ディスクや磁気テープなど
の記録媒体に記録し、これを再生してディスプレイなど
に表示したり、テレビ会議システム、テレビ電話システ
ム、放送用機器など、動画像信号及び音響信号などを伝
送路を介して送信側から受信側に伝送し、受信側におい
て、これを受信し、表示する場合などに用いて好適な、
ディジタル信号符号化方法および装置、ディジタル信号
伝送方法、並びに信号記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号や音声信号などを、光磁気ディ
スクや磁気テープなどの記録媒体に記録し、それらを再
生してディスプレイなどに表示したり、テレビ会議シス
テム、テレビ電話システムなどにおいて、送信側が、所
定の伝送路を介して、それらの信号を伝送し、受信側
が、それらの信号を受信し、表示する場合などにおい
て、最近、これらの信号は、A/D変換した後、いわゆ
るMPEG(Moving PictureExperts Group)方式で符
号化して取り扱われることが多くなりつつある。
【0003】ここで、上記MPEGとは、ISO/IE
C JTC1/SC29(International Organization
for Standardization / International Electrotechni
calCommission, Joint Technical Commitee 1 / Sub Co
mmitee 29:国際標準化機構/国際電気標準会議、合同
技術委員会1/専門部会29)の蓄積用動画像符号化の
検討組織の略称であり、MPEG1標準としてISO11172
が、MPEG2標準としてISO13818がある。これらの国
際標準において、マルチメディア多重化の項目でISO111
72-1及びISO13818-1が、映像の項目でISO11172-2及びIS
O13818-2が、また音声の項目でISO11172-3及びISO13818
-3がそれぞれ標準化されている。
【0004】通常、映像と音声は同時に扱うので、一般
的なシステムにおいては、映像信号、音声信号および、
関連するデータといった複数のデータをまとめて(多重
化して)記録・伝送する。そして、再生するときに、多
重化されたデータを、映像信号や音声信号といったデー
タの種類別に分離した後復号して、それらのデータを同
期させて再生する。
【0005】データを多重化する場合、所定の数の映像
信号および音声信号を個別に符号化し、各信号に対する
符号化ストリームを生成した後、それらの符号化ストリ
ームが多重化される。
【0006】MPEGシステム(ISO/IEC13818-1 ある
いは ISO/IEC11172-1)では、この多重化ストリームを
規定している。以下にこのMPEGシステムにおけるデ
コーダモデルおよび多重化ストリームの構造について説
明する。ここでは説明を簡単にするためMPEG2(IS
O/IEC13818-1)プログラムストリームおよびMPEG1
システム(ISO/IEC11172-1)ストリームについて述べる
が、MPEG2システムのトランスポートストリーム
(ISO/IEC13818-1)もMPEG2プログラムストリーム
と同様の原理によりデコードされる。
【0007】MPEGシステムでは、仮想的なデコーダ
のモデル(STD:システムターゲットデコーダ)が規
定されていて、多重化システムストリームは、このST
Dにおいて正しく、すなわちバッファの破綻をきたさな
いように、復号されるものとして定義されている。
【0008】ここでこのSTD(システムターゲットデ
コーダ)の動作を説明する。図6はSTD(システムタ
ーゲットデコーダ)の一例の概略構成を表し、図7
(A)及び(B)は、MPEG2システムのプログラム
ストリームの構造及びMPEG2トランスポートストリ
ームの構造をそれぞれ示す。
【0009】STDは内部にシステムタイムクロック
(STC:System Time Clock)16と呼ばれる基準時
計を持っている。このSTC16はある時間間隔で増加
している。一方MPEG2システムのプログラムストリ
ームは複数のアクセスユニットで構成されており、その
ストリームには、図7に示すようにシステムクロックリ
ファレンス(SCR:System Clock Reference)と呼ば
れる時間情報がパックヘッダとよばれる領域にエンコー
ドされている。デコーダはSTCがSCRに等しくなる
とその該当するパック、すなわちプログラムストリーム
の構成単位を、あるレート、すなわちパックヘッダの m
ux_rate field にエンコードされている値で読み出す。
【0010】読み出されたパックは直ちにその構成単位
であるパケットの種類に応じて、分離器11で各エレメ
ンタリーストリーム、すなわちビデオストリームやオー
ディオストリームなどに分離され、各エレメンタリース
トリームのデコーダバッファ、すなわちビデオバッファ
12やオーディオバッファ14に入力される。
【0011】パケットヘッダには、図7に示すように、
デコーディングタイムスタンプ(DTS:Decoding Tim
e Stamp)、プレゼンテーションタイムスタンプ(PT
S:Presentation Time Stamp)と呼ばれる時間情報を
記述するフィールドが用意されていて、それぞれエレメ
ンタリーストリームのデコード単位(アクセスユニッ
ト)のデコードされるべき時刻と表示されるべき時刻を
表している。特に、PTSは、アクセスユニットが表示
される時刻を表しており、DTSは、アクセスユニット
が復号される時刻を表している。ただし、DTS=PT
Sとなるアクセスユニットについては、PTSの値のみ
エンコードされる。デコーダバッファ12に入力された
アクセスユニットは、このSTCの値がDTSの値に等
しくなったときにバッファから引き抜かれて各デコー
ダ、すなわちビデオデコーダ13やオーディオデコーダ
15に入力されデコードされる。
【0012】このようにSTD(システムターゲットデ
コーダ)においては、同じ基準時計STC16に対する
デコード時刻の情報が、各エレメンタリーストリームの
パケットにエンコードされているため、ビデオ、オーデ
ィオ、その他のデータを同期させて再生することが可能
となっている。
【0013】また、多重化においては、このSTDの各
エレメンタリーストリームのデコーダバッファがオーバ
ーフローおよびアンダーフローしないように、STDへ
のパックの供給時刻SCR(システムクロックリファレ
ンス)が決定され、アクセスユニットをパケット化する
ことが要求される。ここで、上記オーバーフローとは、
バッファに供給されるデータがバッファ容量を越えてし
まうことを意味し、アンダーフローは、アクセスユニッ
トがデコードされるべき時刻にバッファにまだ到達して
いない状態を示す。このようなデコード時のバッファの
破綻なく、上記オーバーフローやアンダーフローを生じ
させないように、複数のビットストリームを多重化する
技術を、本件出願人は、先に特願平7−341951号
の明細書および図面において提案している。
【0014】以上は、図7の(A)のMPEG2プログ
ラムストリームについての説明であるが、図7の(B)
のMPEG2トランスポートストリームについても同様
な構造を持つ。図7の(B)のトランスポートストリー
ムヘッダは、上記ISO/IEC13818-1において規定される、
同期バイト(sync_byte) から巡回カウンタ(continui
ty_counter)までの4バイトのことである。クロックリ
ファレンス及びデコード時刻は、図7の(A)のMPE
Gプログラムストリームの場合と同様である。
【0015】MPEGビデオにはGOP(Group of Pic
tures :グループオブピクチャ)という構造があり、こ
の単位で独立して、すなわち該当するGOPをデコード
するのに前のGOPに属するピクチャを必要としないよ
うに、エンコーディングを行うことができる。よって複
数のビデオストリームがある時、GOPを切り替えの単
位として複数のビデオストリームを切り替えることがで
きる。
【0016】いま、上記の条件、すなわちビデオストリ
ームがGOPで閉じている条件でエンコードされている
2種類の異なるプログラムストリームがあって、それぞ
れを独立に多重化を行う場合を考える。ただし、プログ
ラムストリームの切り替えを可能とするために、GOP
の境界が同一のビデオパケット中に含まれることがない
ように制約を与える。
【0017】図8は、このような条件で2本のプログラ
ムストリームのそれぞれを独立に多重化する場合の例及
びその2つのプログラムストリームを選択的に切り換え
て出力する場合の例を示している。図8の(a)に示す
ように、プログラムストリームPS0のパックPK0と
パックPK1にビデオストリームV0のGOP0のデー
タが、プログラムストリームPS0のパックPK2とパ
ックPK3にビデオV0のGOP1のデータが多重化さ
れている。また、図8の(b)に示すように、プログラ
ムストリームPS1のパックPK0、PK1、PK2に
ビデオV1のGOP0のデータが、プログラムストリー
ムPS1のパックPK3にビデオV1のGOP1のデー
タが多重化されている。
【0018】これらの図8の(a)、(b)に示すよう
な別々に多重化された2本のプログラムストリームが1
つの記録媒体に記録されていて、例えば図6の読取装置
10が選択的にプログラムストリームをパック単位で切
り替えて出力することができるシステムを想定すると
き、上述したGOP(グループオブピクチャ)の独立性
により、プログラムストリームを切り替え点において切
り替えたとき、ビデオ再生を途切れさせることなく連続
的に再生することが可能となる。
【0019】例えば、図8の(c)に示すように、プロ
グラムストリームPS0のパックPK0、PK1を読み
出した後、続けてプログラムストリームPS1のパック
PK3を読み出せば、図6のビデオバッファ12には、
ビデオV0のGOP0のデータが入力された後、ビデオ
V1のGOP1のデータが入力されるので、ビデオV0
からビデオV1に映像が切り替わっても連続的に再生す
ることが可能になる。この例では2本のプログラムスト
リームが記録媒体に記録されているとしたが、2本以上
でも同様である。以下これらのGOPの切替え点のパッ
クをエントリーポイントと呼ぶ。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録媒体に
複数のプログラムストリームが記録されていて、読取装
置がエントリーポイントにおいて読み出すプログラムス
トリームを選択的に切り替える機能を持っているとき、
媒体に記録される複数のプログラムストリームの多重化
を、各々独立に通常の方法で行うと、デコーダで正しく
デコードできない場合が生じる。これは次の2つの理由
による。
【0021】理由1.SCR(システムクロックリファ
レンス)の不整合 パックヘッダにエンコードされるSCRは、デコーダへ
の読み出し開始時間を示すので、読み出されてデコーダ
に入力される2つの隣接するパックについて、 (後のパックにエンコードされているSCR)≧(前の
パックにエンコードされているSCR)+(前パックの
転送時間) すなわち、 (後のパックにエンコードされているSCR)≧(前の
パックにエンコードされているSCR)+(前パックの
大きさ)/(読み出しレート) の条件を満足しなければならない。従って、プログラム
ストリームPS0をパックPK0,PK1,PK2,P
K3,…と順に読み出す場合には上記の条件が成り立っ
ても(個々のプログラムストリームは上記条件が成り立
つように多重化されている)、図8の(c)に示すよう
に、プログラムストリームPS0をパックPK0,PK
1と読み出した後に、エントリーポイントでプログラム
ストリームを切り替えて、プログラムストリームPS1
のパックPK3を読み出してデコーダに入力しようとす
ると、プログラムストリームPS0とプログラムストリ
ームPS1の多重化はそれぞれ独立に行われているの
で、上記の条件を満足できなくなること、すなわち前の
パックを読み終わったときに、STC(システムタイム
クロック)が後のパックにエンコードされているSCR
(システムクロックリファレンス)の値より大きくな
り、後のパックを読み出すことができなくなることがあ
る。
【0022】理由2.バッファの破綻 読取装置が読み出すプログラムストリームの切り替えを
行うと、結果としてデコーダバッファの破綻(オーバー
フロー、アンダーフロー)が生じる可能性がある。
【0023】この理由2を、図9を参照しながら説明す
る。図9は、ビデオデコーダバッファにおけるデータの
占有量の遷移を表している。ここで図9の(a)は、例
えば図8の(a)に示すようなプログラムストリームP
S0をパックPK0,PK1,PK2,PK3,…と順
に読み出した時のバッファの状態であり、(ア)はビデ
オV0のGOP0のデータ、(イ)はビデオV0のGO
P1のデータである。図9の(b)は、例えば図8の
(b)に示すようなプログラムストリームPS1をパッ
クPK0,PK1,PK2,PK3,…と順に読み出し
た時のバッファの状態であり、(ウ)はビデオV1のG
OP0のデータ、(エ)はビデオV1のGOP1のデー
タである。図9の(a),(b)ともに、それぞれ連続
したプログラムストリームであるから、当然バッファは
破綻することなく多重化されているはずである。ところ
が、この例のように多重化されたプログラムストリーム
を、例えば図8の(c)に示すように、読取装置がプロ
グラムストリームPS0のパックPK0,PK1と読ん
だ後、ビデオを切り替えるために、プログラムストリー
ムPS1のパックPK3を読んだとすると、バッファに
はビデオV0のGOP0のデータが入力された後ビデオ
V1のGOP1のデータが供給されるので、バッファの
占有量の遷移は、図9の(c)のようになる。ここで
(オ)はビデオV0のGOP0のデータであり、(カ)
はビデオV1のGOP1のデータである。
【0024】ビデオV1のGOP1のデータをデコード
するときに、読み出しはSCR(システムクロックリフ
ァレンス)によって、バッファからの引き抜きはDTS
(デコーディングタイムスタンプ)によって決まり、デ
ータの入力および引き抜きタイミングは(カ)と同様に
なるので、図9の(c)のようにバッファのオーバーフ
ローが発生してしまう。
【0025】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
ものであり、アクセスユニットの読みだしタイミングと
そのデコードされた後のバッファの状態を複数のプログ
ラムストリームについて同じにすることにより、複数の
プログラムストリームをエントリーポイントにおいて切
り替えて読み出したときに、SCRの不整合が発生する
ことなく、またバッファの破綻が起こらないようなプロ
グラムストリームを生成し得るようなディジタル信号符
号化方法および装置、ディジタル信号伝送方法、並びに
これらの方法や装置により得られたディジタル信号が記
録されたディジタル信号記録媒体の提供を目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な課題を解決するために、ディジタル信号のビットスト
リームを符号化する際に、複数のディジタル信号のビッ
トストリームを受信し、上記複数のディジタル信号のビ
ットストリームの符号化単位であるアクセスユニットの
大きさとデコード時刻とを検出し、各デコード時刻毎
に、検出された複数のディジタルビットストリームの複
数のアクセスユニットの大きさを比較して、アクセスユ
ニットの最大値を選択し、各デコード時刻においてアク
セスユニットの大きさが上記選択された最大値に等しく
なるように仮想ストリームを構成し、上記複数のディジ
タル信号のビットストリームを符号化する際に、上記ア
クセスユニットが上記仮想ストリームのアクセスユニッ
トの大きさに満たないときに、上記ディジタル信号のビ
ットストリームのアクセスユニットの大きさと上記仮想
ストリームのアクセスユニットの大きさとの差分に対し
て、パディングパケットを用いてパケット化することを
特徴とする。
【0027】すなわち、本発明は、複数のディジタル信
号のビットストリームの符号化単位であるアクセスユニ
ットの大きさとデコード時刻とを検出し、デコード時刻
毎に、得られる複数のアクセスユニットの大きさを比較
して、それらの最大値を選択し、デコード時刻において
アクセスユニットの大きさが上記選択された最大値に等
しくなるような仮想ストリームを構成し、各々のディジ
タル信号のビットストリームを符号化する際に、アクセ
スユニットが上記仮想ストリームのアクセスユニットの
大きさに満たないときに、その差分と大きさの等しいパ
ディングパケットを用いてパケット化することを特徴と
する。この場合、上記パケット化する際、アクセスユニ
ットが仮想的なビデオストリームのアクセスユニットの
大きさに満たない場合には、その差分と大きさの等しい
パディングパケットをパケット化するか、あるいは差分
の大きさがパックの大きさよりも大きいときは何もパケ
ット化しないことが好ましい。
【0028】また本発明は、さらに、パケット化して得
られるストリームを1つのチャネルとして複数のチャネ
ルを持つトランスポートストリームに符号化して伝送す
ることを特徴とする。
【0029】具体的には、複数のいわゆるMPEGビデ
オストリームのアクセスユニットの大きさとデコード
(表示)時刻を検出する手段と、デコード時刻毎に各々
のビデオストリームに属するアクセスユニットの最大値
を選択する手段と、デコード時刻においてアクセスユニ
ットの大きさが選ばれた最大値に等しくなるような1つ
の仮想的なビデオストリームを構成する手段と、この仮
想的なビデオストリームをあたかも実在するビデオスト
リームのように扱いデコーダへの供給時刻(クロックリ
フレンス)およびパケットの大きさ決定する手段と、実
際に各々のビデオストリームをパケット化する際、アク
セスユニットが仮想的なビデオストリームのアクセスユ
ニットの大きさに満たない場合には、その差分と大きさ
の等しいパディングパケットをパケット化する手段と、
差分の大きさがパックの大きさよりも大きいときはなに
もパケット化しない手段をもつ。
【0030】また、本発明の他の具体的な構成として
は、複数のMPEGビデオストリームのアクセスユニッ
トの大きさとデコード(表示)時刻を検出する手段と、
デコード時刻毎に、得られる複数のアクセスユニットの
大きさを比較して、それらの最大値を選択する手段と、
デコード時刻においてアクセスユニットの大きさが選ば
れた最大値に等しくなるような1つの仮想的なビデオス
トリームを構成する手段と、ビデオストリームとしてこ
の仮想的なビデオストリームをあたかも実在するビデオ
ストリームのように扱い、オーディオその他のストリー
ムと共に、それらのデコーダへの供給時刻(クロックリ
ファレンス)およびパケットの大きさ決定する手段と、
実際に各々のビデオストリームをパケット化する際、ア
クセスユニットが仮想的なビデオストリームのアクセス
ユニットの大きさに満たない場合には、その差分と大き
さの等しいパディングパケットをパケット化する手段
と、パケット化して得られるストリームを1つのチャン
ネルとして、複数のチャンネル持つMPEGトランスポ
ートストリームに符号化して伝送する手段をもつ。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0032】図1は、本発明に係るディジタル信号符号
化装置の実施の形態の概略構成を示している。この第1
の実施の形態においては、同一シーンを異なるカメラア
ングルから撮影した複数のビデオ、例えば3種類のビデ
オストリームVS0〜VS2についての符号化を考える。
【0033】同じシーンを撮影したものであるから、当
然オーディオや字幕データなどのような、上記ビデオス
トリームVS0〜VS2と一緒に多重化すべきデータ(オ
ーディオストリームASや、その他のストリームTS
等)は、3つのビデオストリームVS0〜VS2に対して
全く同一のものを使うことができるため、それぞれ1つ
のストリームが3つのビデオストリームVS0〜VS2
多重化される。最終的に得られるプログラムストリーム
(PS0〜PS2)を復号側においてGOP(グループオ
ブピクチャ)毎に切り替えて再生するとき、切替え点に
おいて連続的にビデオが再生可能であるためには、切替
え点の時刻とフィールドパリティ(トップフィールドで
始まるかボトムフィールドで始まるか)がビデオストリ
ーム毎に同一である必要がある。この条件を満たすため
に、ここではビデオのピクチャタイプ、トップフィール
ドファーストフラグ、リピートファーストフィールドフ
ラグはカメラアングルの異なるビデオで同じようにコー
ディングを行うが、実際には必ずしも同一にする必要は
ない。
【0034】なお、トップフィールドファーストフラグ
及びリピートファーストフラグは、MPEG2において
定義されているフラグであり、トップフィールドファー
ストフラグはインターレースフレームを画面表示する場
合、トップフィールドとボトムフィールドのどちらを始
めに出力するかを示すフラグである。また、リピートフ
ァーストフラグは、例えば映画等のフィルムソース(2
4コマ)をインターレースビデオ信号(30フレーム)
に変換する場合、3:2プルダウン手法を用いて生成さ
れた信号を符号化する際に除去される冗長フィールドを
示すフラグのことである。
【0035】本実施の形態のシステムでは、異なるカメ
ラアングルに対するビデオストリームをデコードすると
き、どのビデオストリームをデコードしてもバッファか
らアクセスユニットを引き抜いた(デコード)後のビデ
オバッファの状態が同じになるように多重化することが
可能である。これにより、GOP単位でプログラムスト
リームを切り替えたときにバッファの状態を同じにする
ことができ、その結果、バッファの破綻無くシームレス
なビデオ再生が可能となっている。以下、本実施の形態
のシステムを説明する。
【0036】図1において、アクセスユニット検出器5
0,51,52a〜52cは、各エレメンタリーストリー
ムのアクセスユニットの大きさとそのアクセスユニット
のデコード時刻DTS(表示時刻とデコード時刻が異な
る場合は表示時刻PTSも)を検出する。エレメンタリ
ーストリームのエンコーダと多重化器が一体のシステム
では、これらの情報はエンコーダが出力できる可能性が
大きく、その時はエンコーダの出力値を用いることがで
きる。図1の例では、オーディオストリームASがアク
セスユニット検出器50に送られ、異なるカメラアング
ルから撮影されエンコードされた例えば3種類のビデオ
ストリームVS0,VS1,VS2 がそれぞれアクセスユニ
ット検出器52a,52b,52c に送られ、その他のスト
リームTSがアクセスユニット検出器51に送られる。
そして、各アクセスユニット検出器50,51,52a
〜52cにおいて、それぞれのエレメンタリーストリー
ムのアクセスユニットの大きさとデコード時刻DTS
(必要に応じてPTS)等が検出される。
【0037】最大値検出器53は、アクセスユニット検
出器52a,52b,52c からの、3種類のビデオストリ
ームVS0,VS1,VS2 より各々得られるアクセスユニ
ットの大きさを比較し、アクセスユニットの最大値をデ
コード時刻毎に選択する。
【0038】図2にこの選択の様子を示す。図2ではわ
かりやすいように各々のビデオストリームVS0,VS1,
VS2 に対するアクセスユニットを時間的にずらして書
いているが、これらは同一のデコード時刻tn (n=
1,2,・・・)に対するアクセスユニットの大きさを
表している。デコード時刻tN 毎にアクセスユニットの
最大値が仮想的なビデオストリームPVSのアクセスユ
ニットとして選ばれている。仮想的なビデオストリーム
PVSは、このデコード間隔とアクセスユニットの大き
さをもつものと考える。
【0039】スケジューラ54は、この仮想的なビデオ
ストリームPVSとその他の多重化すべきエレメンタリ
ーストリーム、すなわちオーディオストリームASと、
字幕データなどのその他のストリームTSについての、
アクセスユニットの大きさとデコード時刻の情報を受け
取って、パケット化すべきエレメンタリーストリームの
種類、パケットの大きさ、パックに付けるSCR(シス
テムクロックリファレンス)などの制御情報を出力す
る。このスケジューラ54は通常の多重化方式において
用いるものと同一でよい。例えば、このスケジューリン
グの技術として、本件出願人が先に特願平7−3419
51号の明細書および図面に開示した技術等を用いるこ
とができる。また、他のスケジューリングの技術を用い
てもよい。
【0040】パケット化器55a,55b,55c は、スケ
ジューラ54によって出力された制御情報を用いて、エ
レメンタリーストリームのパケット化を行う。ただしス
ケジューラ54は仮想的なビデオストリーム(仮想ビデ
オ)PVSに対してスケジューリングを行っているの
で、得られる制御情報をそのまま用いて実際のビデオス
トリーム(実ビデオ)をパケット化しても、アクセスユ
ニットの引き抜き時におけるバッファの占有量は必ずし
も同じにならない。ところが、 (実ビデオのアクセスユニットの大きさ)≦(仮想ビデ
オのアクセスユニットの大きさ) が常に成り立つので、パケット化を行う際、ビデオのア
クセスユニットの大きさが仮想ビデオのアクセスユニッ
トの大きさに満たない場合にパディングパケットをパケ
ット化すると、バッファから引き抜かれた(デコードさ
れた)後のバッファの状態は、異なるアングルのビデオ
によらず一定になる。
【0041】図3を用いてこれらのパケット化器55a
〜55cの動作を説明する。
【0042】図3の(a)は仮想的なビデオのアクセス
ユニットPVAUの大きさを表し、図3の(b)は実際に多
重化すべきビデオのアクセスユニットVAUの大きさを表
す。図3の(c)の実線は、多重化スケジューラによっ
て、仮想ビデオがパケットにどのように分割されるかを
示している。このスケジューラの出力情報を用いて実際
にビデオパケットVPをパケット化するときは、仮想ビ
デオと実際のビデオストリームの各アクセスユニットPV
AUとVAUとの大きさに差があるため、図3の斜線(ハッ
チング)が施された部分を調整しなければならない。パ
ケット化器55a〜55cは、図3の(c)で斜線が施
された部分において、図3の(d)に示すように、パデ
ィングパケットPPを出力する機能を持つ。ビデオスト
リームが図3の(d)のようにパケット化されることに
より、他のエレメメンタリーストリームを多重化して生
成されるプログラムストリームは図3の(e)のように
なる。この例では、各パケット化器においてビデオ、オ
ーディオ、字幕データそれぞれ1ストリームについての
多重化を行った例を示している。
【0043】また、このように仮想ビデオと実際のビデ
オストリームのアクセスユニットの差分を調整すると
き、パディングパケットPPそれ自体でパックを構成し
ている場合には、このパディングパケットPPを転送し
なくても、各エレメンタリーストリームのバッファの遷
移には全く影響を与えない。多重化におけるオーバーヘ
ッドを減らすため、すなわち無駄なデータの蓄積を防ぐ
ため、このような場合には、パケット化器55a〜55
cはパディングパケットPPをパケット化しない機能を
もつ。本例において、図3の(d)のxで示す部分のパ
ディングパケットPPは、それ自体がパックを構成して
いるので、図3の(e)のプログラムストリーム中には
パケット化されていない。ただし、パケット化器55a
〜55cのハードウェアを簡略化したいようなときに
は、パディングパケットPPを全てパケット化しても差
し支えないが、多重化のオーバーヘッドは増える。
【0044】本例の多重化器によって多重化を行ったと
きのバッファの挙動は、例えば図4のようになる。この
図4において、点線は仮想的なビデオに対してスケジュ
ーリングを行ったときのビデオバッファの状態の遷移を
表す。実線は、仮想的なビデオストリームに対してスケ
ジューリングを行って得られる情報をもとに実際のビデ
オストリームを多重化したときのビデオバッファの状態
を表している。また、時刻t1,t2,t3,・・・は、デコ
ード時刻を表している。
【0045】この図4中の×印までは、仮想ビデオと同
じタイミングでビデオバッファへのロードが行われる。
一方、図4中の×印から○印までの区間では、上記した
ように仮想ビデオと実ビデオ(実際のビデオストリー
ム)のアクセスユニットとの差分がパディングパケット
で置き換えられるので、ビデオバッファへのロードは行
われず、次のアクセスユニットのロードの開始点(図中
○印のところ)、あるいはデコード時刻tn (n=1,
2,・・・)になるまでバッファのデータ量は変わらな
い。
【0046】この結果、全ての時刻において、 (実際のビデオのバッファ占有量)≦(仮想的なビデオ
のバッファ占有量) が常に成り立つ。
【0047】したがって、異なるカメラアングルから撮
影されたビデオデータを符号化し、本方法により多重化
を行って生成される複数のプログラムストリームは、全
ての時刻によって上記の関係式を満足する。よって、仮
想ビデオがバッファの破綻無く多重化されているなら
ば、これらのプログラムストリームをエントリーポイン
トで切り替えてデコードしても、バッファの破綻は起き
ない。
【0048】そして、これらのプログラムストリームP
0,PS1及びPS2 が、例えばディスク等の記録媒体
56に記録される。
【0049】次に、2つの異なるカメラアングルから撮
影されエンコードされたビデオを多重化する様子を図5
に表す。図5の(a)はビデオV0のアクセスユニット
の大きさを表し、(b)はビデオV1のビデオアクセス
ユニットの大きさを表す。この例では、GOP0,GO
P1両方とも4枚のアクセスユニットから構成されてい
る。GOPは、MPEG2に定義されているグループオ
ブピクチャの意味である。図5の(c)は、アクセスユ
ニットの大きさのどちらか大きな方を選択することによ
って得られる、仮想ビデオのアクセスユニットの大きさ
を表す。図5の(d)は、仮想ビデオに対してスケジュ
ーリングを行った結果、仮想ビデオがどのようにパケッ
タイズされるかを示している。実際のビデオを多重化す
るときは、図5の(e),(f)に示すように、仮想ビ
デオとの差分が生じるときはパディングを行う。ただ
し、仮想ビデオのパケットが3つ以上のパケットに分割
されるときには、図5の(e),(f)のようにパディ
ングパケットを後詰めして2つのパケットにしてしまっ
てもよい。スケジューリングの結果として、仮想ビデオ
に対するプログラムストリームが図5の(g)のように
多重化されるとすると、本実施の形態を用いて実ビデオ
を多重化してできるプログラムストリームは図5の
(h),(i)のようになる。
【0050】こうしてできるプログラムストリームは、
図5の(h),(i)のどの矢印に従って切り替えてデ
コーダに入力しても、上に示したようにバッファの破綻
を引き起こすことなく、映像・音声のシームレスな再生
が可能になる。なお、この例では2つのビデオを考えた
が3つ以上のビデオに対しても同様である。
【0051】以上説明した例においては、プログラムス
トリームに対して本発明の実施の形態の方法を適用した
が、伝送用途に使われるトランスポートストリームに対
しても、本方法は有効である。トランスポートストリー
ムでは、一本のストリームが複数のチャネルで構成さ
れ、各チャネルが一つの独立したストリームに相当して
いる。また各チャネルは、各々独立してタイムベースを
もつことができる。したがって、上記の複数プログラム
ストリームに対する方法をそのまま各チャネルに対して
行い、複数チャネルのストリームの一本のトランスポー
トストリームに多重化し、その多重化されたトランスポ
ートストリームを伝送する。それにより、複数のチャン
ネルを切り替えたときに、異なるカメラアングルから撮
影された映像にシームレスに切り替えることが可能にな
る。
【0052】また、上述した実施の形態では、異なるカ
メラアングルから撮影された映像を多重化することを考
えたが、全く内容の関係の無い画像に関しても本発明は
適用可能である。また、本発明は、ビデオにとどまらず
オーディオやその他のデータについても適用可能であ
る。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、複数のディジタル信号
のビットストリームの符号化単位であるアクセスユニッ
トの大きさとデコード時刻とを検出し、デコード時刻毎
に、得られる複数のアクセスユニットの大きさを比較し
て、それらの最大値を選択し、デコード時刻においてア
クセスユニットの大きさが上記選択された最大値に等し
くなるような仮想ストリームを構成し、各々のディジタ
ル信号のビットストリームをパケット化する際に、アク
セスユニットが上記仮想ストリームのアクセスユニット
の大きさに満たないときに、その差分と大きさの等しい
パディングパケットを用いてパケット化しているため、
複数のディジタル信号のビットストリームを切り替えて
復号しても、復号バッファを破綻させずに連続的に再生
することができる。
【0054】すなわち、本発明によれば、複数の多重化
ストリームを切り替えて再生する機能をもつシステム用
に多重化を行う際、エレメンタリーストリームからアク
セスユニットの大きさとデコード時刻を求め、各デコー
ド時刻毎にアクセスユニットの最大値を選び、その最大
値をアクセスユニットの大きさとする仮想的なビデオス
トリームを考えて多重化のスケジューリングを行い、実
際のビデオを多重化するときに仮想ビデオと実ビデオの
差分が生じるときはパディングを行うことにより、複数
の多重化ストリームを切り替えて再生するときに、バッ
ファの破綻を起こさず、かつ映像や音声を途切れさせる
ことが無いようにできる。ここで、この複数の多重化ス
トリームは蓄積媒体の各部に記録されていても良いし、
複数ストリームをさらに一本のトランスポートストリー
ムにまとめられて放送に用いられても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となるディジタル信号符号
化装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】仮想ビデオのアクセスユニットの決定を説明す
るための図である。
【図3】上記実施の形態によって生成されるプログラム
ストリームの一例を説明するための図である。
【図4】上記実施の形態によって生成されるプログラム
ストリームをデコードしたときのバッファの挙動を説明
するための図である。
【図5】上記実施の形態を2つの異なるカメラアングル
に対するビデオデータに対して適用したときに得られる
プログラムストリームを説明するための図である。
【図6】いわゆるMPEG規格におけるシステムターゲ
ットデコーダ(STD)の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図7】いわゆるMPEG規格におけるプログラムスト
リームおよびトランスポートストリームの構造の一例を
示す図である。
【図8】2本のプログラムストリームをそれぞれ独立に
多重化したときに得られるストリーム及び2本のプログ
ラムストリームを切り替えたときに得られるストリーム
の一例を説明するための図である。
【図9】プログラムストリーム切り替え時におけるバッ
ファの挙動を説明するための図である。
【符号の説明】
50,51,52a〜52c アクセスユニット検出器、
53 最大値検出器、 54 スケジューラ、 55
a〜55c パケット化器
フロントページの続き (72)発明者 根岸 慎治 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル信号のビットストリームを符号
    化するディジタル信号符号化方法において、 複数のディジタル信号のビットストリームを受信する工
    程と、 上記複数のディジタル信号のビットストリームの符号化
    単位であるアクセスユニットの大きさとデコード時刻と
    を検出する工程と、 各デコード時刻毎に、検出された複数のディジタルビッ
    トストリームの複数のアクセスユニットの大きさを比較
    して、アクセスユニットの最大値を選択する工程と、 各デコード時刻においてアクセスユニットの大きさが上
    記選択された最大値に等しくなるように仮想ストリーム
    を構成する工程と、 上記複数のディジタル信号のビットストリームを符号化
    する際に、上記アクセスユニットが上記仮想ストリーム
    のアクセスユニットの大きさに満たないときに、上記デ
    ィジタル信号のビットストリームのアクセスユニットの
    大きさと上記仮想ストリームのアクセスユニットの大き
    さとの差分に対して、パディングパケットを用いてパケ
    ット化する工程とを有することを特徴とするディジタル
    信号符号化方法。
  2. 【請求項2】上記複数のディジタル信号のビットストリ
    ームの各々は、ビデオストリームであり、 少なくともオーディオストリームを受信する工程と、 上記仮想ストリームを仮のビデオストリームとして、上
    記仮想ストリームと上記少なくともオーディオストリー
    ムを用いて、デコーダへの供給時刻及びパケットの大き
    さを決定する工程とを有し、 上記パケット化工程は、上記デコーダへの供給時刻及び
    パケットの大きさの情報を使用して、上記ビデオストリ
    ーム及びオーディオストリームをパケット化することを
    特徴とする請求項1記載のディジタル信号符号化方法。
  3. 【請求項3】ディジタル信号のビットストリームを符号
    化するディジタル信号符号化装置において、 複数のディジタル信号のビットストリームを受信する受
    信手段と、 複数のディジタル信号のビットストリームの符号化単位
    であるアクセスユニットの大きさとデコード時刻とを検
    出するアクセスユニット検出手段と、 各デコード時刻毎に、検出された複数のディビットスト
    リームの複数のアクセスユニットの大きさを比較して、
    アクセスユニットの最大値を選択する最大値選択手段
    と、 各デコード時刻においてアクセスユニットの大きさが上
    記選択された最大値に等しくなるような仮想ストリーム
    を構成するスケジューラ手段と、 各々のディジタル信号のビットストリームを符号化する
    際に、アクセスユニットが上記仮想ストリームのアクセ
    スユニットの大きさに満たないときに、上記ディジタル
    信号のビットストリームのアクセスユニットの大きさと
    上記仮想ストリームのアクセスユニットの大きさとの差
    分に対して、パディングパケットを用いてパケット化す
    るパケット化手段とを有して成ることを特徴とするディ
    ジタル信号符号化装置。
  4. 【請求項4】上記複数のディジタル信号のビットストリ
    ームの各々は、ビデオストリームであり、 少なくともオーディオストリームを受信する受信端子を
    有し、 上記スケジューラ手段は、上記仮想ストリームを仮のビ
    デオストリームとして、上記仮想ストリームと上記少な
    くともオーディオストリームを用いて、デコーダへの供
    給時刻及びパケットの大きさを決定し、 上記パケット化手段は、上記デコーダへの供給時刻及び
    パケットの大きさの情報を使用して、上記ビデオストリ
    ーム及びオーディオストリームをパケット化することを
    特徴とする請求項3記載のディジタル信号符号化装置。
  5. 【請求項5】ディジタル信号を伝送するディジタル信号
    伝送方法において、 複数のディジタル信号のビットストリームを受信する工
    程と、 上記複数のディジタル信号のビットストリームの符号化
    単位であるアクセスユニットの大きさとデコード時刻と
    を検出する工程と、 各デコード時刻毎に、検出された複数のディジタルビッ
    トストリームの複数のアクセスユニットの大きさを比較
    して、アクセスユニットの最大値を選択する工程と、 各デコード時刻においてアクセスユニットの大きさが上
    記選択された最大値に等しくなるように仮想ストリーム
    を構成する工程と、 上記複数のディジタル信号のビットストリームを符号化
    する際に、上記アクセスユニットが上記仮想ストリーム
    のアクセスユニットの大きさに満たないときに、上記デ
    ィジタル信号のビットストリームのアクセスユニットの
    大きさと上記仮想ストリームのアクセスユニットの大き
    さとの差分に対して、パディングパケットを用いてパケ
    ット化する工程と、 上記夫々パケット化された複数のストリームを1つのス
    トリームとして伝送する工程とを有することを特徴とす
    るディジタル信号伝送方法。
  6. 【請求項6】上記複数のディジタル信号のビットストリ
    ームの各々は、ビデオストリームであり、 少なくともオーディオストリームを受信する工程と、 上記仮想ストリームを仮のビデオストリームとして、上
    記仮想ストリームと上記少なくともオーディオストリー
    ムを用いて、デコーダへの供給時刻及びパケットの大き
    さを決定する工程とを有し、 上記パケット化工程は、上記デコーダへの供給時刻及び
    パケットの大きさの情報を使用して、上記ビデオストリ
    ーム及びオーディオストリームをパケット化することを
    特徴とする請求項5記載のディジタル信号伝送方法。
  7. 【請求項7】記録信号が記録される信号記録媒体におい
    て、 上記記録信号は、 複数のディジタル信号のビットストリームを受信する工
    程と、 上記複数のディジタル信号のビットストリームの符号化
    単位であるアクセスユニットの大きさとデコード時刻と
    を検出する工程と、 各デコード時刻毎に、検出された複数のディジタルビッ
    トストリームの複数のアクセスユニットの大きさを比較
    して、アクセスユニットの最大値を選択する工程と、 各デコード時刻においてアクセスユニットの大きさが上
    記選択された最大値に等しくなるように仮想ストリーム
    を構成する工程と、 上記複数のディジタル信号のビットストリームを符号化
    する際に、上記アクセスユニットが上記仮想ストリーム
    のアクセスユニットの大きさに満たないときに、上記デ
    ィジタル信号のビットストリームのアクセスユニットの
    大きさと上記仮想ストリームのアクセスユニットの大き
    さとの差分に対して、パディングパケットを用いてパケ
    ット化する工程とにより得られるものであることを特徴
    とする信号記録媒体。
  8. 【請求項8】上記複数のディジタル信号のビットストリ
    ームの各々は、ビデオストリームであり、 少なくともオーディオストリームを受信する工程と、 上記仮想ストリームを仮のビデオストリームとして、上
    記仮想ストリームと上記少なくともオーディオストリー
    ムを用いて、デコーダへの供給時刻及びパケットの大き
    さを決定する工程とを有し、 上記パケット化工程は、上記デコーダへの供給時刻及び
    パケットの大きさの情報を使用して、上記ビデオストリ
    ーム及びオーディオストリームをパケット化することを
    特徴とする請求項7記載の信号記録媒体。
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