JPH1083535A - 光情報記録装置及び光情報記録媒体 - Google Patents
光情報記録装置及び光情報記録媒体Info
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- JPH1083535A JPH1083535A JP26028996A JP26028996A JPH1083535A JP H1083535 A JPH1083535 A JP H1083535A JP 26028996 A JP26028996 A JP 26028996A JP 26028996 A JP26028996 A JP 26028996A JP H1083535 A JPH1083535 A JP H1083535A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 CAVフォーマット記録を行う際に、記録範
囲を損なうことなく、さらにティアドロップ形状に形成
されたピットが再生に悪影響を及ぼすことを抑制する光
情報記録装置を提供するものである。 【解決手段】 光情報記録媒体と光ビーム発生手段を有
する光学ヘッドとを相対的に移動しつつ、光情報記録媒
体上に形成されている記録膜上に、光ビーム発生手段か
ら出力された光ビームにて記録情報信号に対応するピッ
トを形成して情報を記録する光情報記録装置において、
光情報記録媒体上に記録している記録位置を検出する記
録位置検出手段と、光ビーム発生手段を制御する制御手
段とを有し、制御手段は、記録位置検出手段より出力さ
れる記録位置情報に応じて、光ビーム発生手段からの光
ビームの出力を制御することを特徴とする光情報記録装
置。
囲を損なうことなく、さらにティアドロップ形状に形成
されたピットが再生に悪影響を及ぼすことを抑制する光
情報記録装置を提供するものである。 【解決手段】 光情報記録媒体と光ビーム発生手段を有
する光学ヘッドとを相対的に移動しつつ、光情報記録媒
体上に形成されている記録膜上に、光ビーム発生手段か
ら出力された光ビームにて記録情報信号に対応するピッ
トを形成して情報を記録する光情報記録装置において、
光情報記録媒体上に記録している記録位置を検出する記
録位置検出手段と、光ビーム発生手段を制御する制御手
段とを有し、制御手段は、記録位置検出手段より出力さ
れる記録位置情報に応じて、光ビーム発生手段からの光
ビームの出力を制御することを特徴とする光情報記録装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビームを光情報
記録媒体の記録面上に集光させることで記録層の結晶状
態が変化することを利用して、情報の記録、消去を行う
光情報記録装置及び光情報記録媒体に関する。
記録媒体の記録面上に集光させることで記録層の結晶状
態が変化することを利用して、情報の記録、消去を行う
光情報記録装置及び光情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、記録情報を消去して書き換えるこ
とが可能な光情報記録媒体が注目されている。例えば、
書き換え可能な光情報記録媒体のうち相変化型の光情報
記録媒体では、照射された光ビームにより、記録層の結
晶状態を変化させることで情報の記録を行い、再生時に
このような状態変化に伴う記録層の反射率変化を検出す
ることで記録された情報の再生を行う。
とが可能な光情報記録媒体が注目されている。例えば、
書き換え可能な光情報記録媒体のうち相変化型の光情報
記録媒体では、照射された光ビームにより、記録層の結
晶状態を変化させることで情報の記録を行い、再生時に
このような状態変化に伴う記録層の反射率変化を検出す
ることで記録された情報の再生を行う。
【0003】このような書き換え可能な光情報記録媒体
に情報を記録する方法としては、記録すべき情報ビット
(1または0)に応じて、光ビームのパワーレベルをハ
イレベルとローレベルとで2値化し、その光ビームを光
情報記録媒体に照射することにより記録する方法が知ら
れている。
に情報を記録する方法としては、記録すべき情報ビット
(1または0)に応じて、光ビームのパワーレベルをハ
イレベルとローレベルとで2値化し、その光ビームを光
情報記録媒体に照射することにより記録する方法が知ら
れている。
【0004】しかし、この2値信号による記録方法で
は、記録媒体上の記録開始端では光エネルギーから変換
された熱エネルギーの一部が記録部分を予熱するための
エネルギーとして使われ、記録終了端側に至るに従って
熱伝導の作用により熱エネルギーが蓄積されるため、形
成されたピットの平面形状が終端部に至るに従って幅広
の、いわゆる涙滴形状(ティアドロップ形状)になるこ
とがある。
は、記録媒体上の記録開始端では光エネルギーから変換
された熱エネルギーの一部が記録部分を予熱するための
エネルギーとして使われ、記録終了端側に至るに従って
熱伝導の作用により熱エネルギーが蓄積されるため、形
成されたピットの平面形状が終端部に至るに従って幅広
の、いわゆる涙滴形状(ティアドロップ形状)になるこ
とがある。
【0005】ピットの平面形状が涙滴形状になると、ピ
ットの始端及び終端が正確に形成されないために、ピッ
トの始端位置及び終端位置を検出して信号を再生する光
情報記録媒体においては、ジッタ(検出窓幅に対するピ
ットの始端、終端の変動量)が大きくなり正確な再生波
形が得られなくなる。
ットの始端及び終端が正確に形成されないために、ピッ
トの始端位置及び終端位置を検出して信号を再生する光
情報記録媒体においては、ジッタ(検出窓幅に対するピ
ットの始端、終端の変動量)が大きくなり正確な再生波
形が得られなくなる。
【0006】このため、情報を記録するために照射する
光ビームのパワーレベルを、3段階以上に変化させる、
いわゆる多値信号による記録方法が知られている。これ
は、ピットを形成する際、記録開始時、つまり光ビーム
の照射開始時に2値信号のハイレベルよりも高いパワー
レベルの光ビームを与えることで急激に記録媒体を発熱
させ、以降は順次、熱の蓄積効果を考慮して光ビームの
パワーレベルを下げることにより全体の熱量を均一にし
て、形成されるピットの形状の歪みを抑制し、エラー及
びジッタの減少をはかる記録方法である。
光ビームのパワーレベルを、3段階以上に変化させる、
いわゆる多値信号による記録方法が知られている。これ
は、ピットを形成する際、記録開始時、つまり光ビーム
の照射開始時に2値信号のハイレベルよりも高いパワー
レベルの光ビームを与えることで急激に記録媒体を発熱
させ、以降は順次、熱の蓄積効果を考慮して光ビームの
パワーレベルを下げることにより全体の熱量を均一にし
て、形成されるピットの形状の歪みを抑制し、エラー及
びジッタの減少をはかる記録方法である。
【0007】ここで、2値、3値及び多値信号による記
録方法を図9を参照して詳しく説明する。図9は、2値
信号、3値信号、多値信号による記録を行った場合に、
記録位置に照射される光ビーム出力のパワーレベルと、
光ビームが照射された部分の温度分布と、形成されるピ
ット形状との関係をそれぞれ示したものであり、光ビー
ムは同図に記録方向の矢印で示したように左から右方向
に向かって移動するものとして説明する。
録方法を図9を参照して詳しく説明する。図9は、2値
信号、3値信号、多値信号による記録を行った場合に、
記録位置に照射される光ビーム出力のパワーレベルと、
光ビームが照射された部分の温度分布と、形成されるピ
ット形状との関係をそれぞれ示したものであり、光ビー
ムは同図に記録方向の矢印で示したように左から右方向
に向かって移動するものとして説明する。
【0008】図9(a)は、ハイレベルP0とローレベ
ルBの2値信号にて記録した場合であり、温度分布が同
図に示した如く、光ビーム出力のパワーレベルの波形を
積分したような形となり、その結果、形成されるピット
は涙滴形状となってしまっていることがわかる。
ルBの2値信号にて記録した場合であり、温度分布が同
図に示した如く、光ビーム出力のパワーレベルの波形を
積分したような形となり、その結果、形成されるピット
は涙滴形状となってしまっていることがわかる。
【0009】図9(b)は、前述の2値信号P0、B
に、さらにP0よりdPだけ高いレベルP1を加えた3
値信号にて記録を行った場合であり、温度分布の立ち上
がり形状がdPの出力分だけ急峻になるため、温度が記
録開始端で急激に上がり、その結果、形成されるピット
は記録開始端での歪みが補正された形状にすることがで
きる。
に、さらにP0よりdPだけ高いレベルP1を加えた3
値信号にて記録を行った場合であり、温度分布の立ち上
がり形状がdPの出力分だけ急峻になるため、温度が記
録開始端で急激に上がり、その結果、形成されるピット
は記録開始端での歪みが補正された形状にすることがで
きる。
【0010】図9(c)は、図9(b)の3値信号より
も光ビーム出力のパワーレベルを多段階に分けた光ビー
ムにて記録を行った場合であり、前述の3値信号よりも
細かく所望するピットの形状に近づけることができる。
も光ビーム出力のパワーレベルを多段階に分けた光ビー
ムにて記録を行った場合であり、前述の3値信号よりも
細かく所望するピットの形状に近づけることができる。
【0011】ところで、記録媒体の記録方式には、記録
時の線速度が一定、即ち、回転数が記録媒体の半径方向
における記録位置(以下記録半径と称する)に応じて変
化し、外周へ行くほど回転数が減少するフォーマット
(CLVフォーマット:Constant Linea
r Velocityフォーマット)と、記録媒体の記
録半径に対する回転角速度が一定、即ち、線速度が記録
半径に応じて変化し、外周へ行くほど線速度が増加する
フォーマット(CAVフォーマット:Constant
Angular Velocityフォーマット)の
2つに大別される。
時の線速度が一定、即ち、回転数が記録媒体の半径方向
における記録位置(以下記録半径と称する)に応じて変
化し、外周へ行くほど回転数が減少するフォーマット
(CLVフォーマット:Constant Linea
r Velocityフォーマット)と、記録媒体の記
録半径に対する回転角速度が一定、即ち、線速度が記録
半径に応じて変化し、外周へ行くほど線速度が増加する
フォーマット(CAVフォーマット:Constant
Angular Velocityフォーマット)の
2つに大別される。
【0012】CAVフォーマットにて記録を行う場合
は、前述したように外周方向へ行くほど線速度が増加す
るため、光ビームが記録部分の単位面積当たりに照射し
ている時間が短くなり、単位面積当たりに発生する熱量
が低下する。よって、CAVフォーマットにて記録を行
う場合は、光ビームのパワーを外周へ向かうにしたがっ
て増加させる必要がある。
は、前述したように外周方向へ行くほど線速度が増加す
るため、光ビームが記録部分の単位面積当たりに照射し
ている時間が短くなり、単位面積当たりに発生する熱量
が低下する。よって、CAVフォーマットにて記録を行
う場合は、光ビームのパワーを外周へ向かうにしたがっ
て増加させる必要がある。
【0013】図10は、上述した点を考慮に入れてCA
Vフォーマットによる記録を行う際の、記録半径(横
軸)と照射する光ビーム出力のパワーレベル(縦軸)と
の関係を示したものある。同図中、P0はティアドロッ
プ形状の歪みを考慮しない場合、つまり図9(a)の場
合の2値信号のハイレベル値を示し、P1はティアドロ
ップ形状の歪みを補正する場合、つまり図9(b)の場
合のP0にdPを上乗せした値を示す。
Vフォーマットによる記録を行う際の、記録半径(横
軸)と照射する光ビーム出力のパワーレベル(縦軸)と
の関係を示したものある。同図中、P0はティアドロッ
プ形状の歪みを考慮しない場合、つまり図9(a)の場
合の2値信号のハイレベル値を示し、P1はティアドロ
ップ形状の歪みを補正する場合、つまり図9(b)の場
合のP0にdPを上乗せした値を示す。
【0014】ただし、同図中、記録半径は右にいくほど
記録媒体外周を示し、また、MaxPowerは光ビー
ム発光素子の定格レベル(動作限界レベル)を示し、光
ビーム出力のパワーレベルがこの値を超えると素子の劣
化が著しく、寿命が短くなるものとする。同図を見ても
分かるように、CAVフォーマットでは外周部へ行くほ
ど線速度が増加するため、記録時には光ビームのパワー
レベルP0、P1もそれに伴い高くなっている。
記録媒体外周を示し、また、MaxPowerは光ビー
ム発光素子の定格レベル(動作限界レベル)を示し、光
ビーム出力のパワーレベルがこの値を超えると素子の劣
化が著しく、寿命が短くなるものとする。同図を見ても
分かるように、CAVフォーマットでは外周部へ行くほ
ど線速度が増加するため、記録時には光ビームのパワー
レベルP0、P1もそれに伴い高くなっている。
【0015】従って、P0のパワーレベルのみの2値信
号にて内周部から外周部に向けて記録を行うときは、光
ビーム出力がMax Powerに達する半径位置R2
が記録できる限界といえる。しかし、P1のパワーレベ
ルをも含んだ多値信号の光ビームにて同様に記録を行う
と、R2に行く前にそれよりも内周側に位置するR1に
来たときにMaxPowerに達してしまい記録可能な
範囲が狭まってしまう。即ち、ティアドロップ形状のピ
ットの歪みを抑制するために多値信号にて記録を行う
と、光ビーム発光素子の定格値に対応する記録半径が短
くなり、記録範囲が損なわれる結果となる。
号にて内周部から外周部に向けて記録を行うときは、光
ビーム出力がMax Powerに達する半径位置R2
が記録できる限界といえる。しかし、P1のパワーレベ
ルをも含んだ多値信号の光ビームにて同様に記録を行う
と、R2に行く前にそれよりも内周側に位置するR1に
来たときにMaxPowerに達してしまい記録可能な
範囲が狭まってしまう。即ち、ティアドロップ形状のピ
ットの歪みを抑制するために多値信号にて記録を行う
と、光ビーム発光素子の定格値に対応する記録半径が短
くなり、記録範囲が損なわれる結果となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決するためになされたものであり、その目的と
するところは、CAVフォーマット記録を行う際に、記
録範囲を損なうことなく、さらにティアドロップ形状に
形成されたピットが再生に悪影響を及ぼすことを抑制す
る光情報記録装置を提供することにある。
問題を解決するためになされたものであり、その目的と
するところは、CAVフォーマット記録を行う際に、記
録範囲を損なうことなく、さらにティアドロップ形状に
形成されたピットが再生に悪影響を及ぼすことを抑制す
る光情報記録装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を解決するために考えられたもので、請求項1記載の
光記録媒体記録装置は、光情報記録媒体と光ビーム発生
手段を有する光学ヘッドとを相対的に移動しつつ、光情
報記録媒体上に形成されている記録膜上に、光ビーム発
生手段から出力された光ビームにて記録情報信号に対応
するピットを形成して情報を記録する光情報記録装置に
おいて、光情報記録媒体上に記録している記録位置を検
出する記録位置検出手段と、光ビーム発生手段を制御す
る制御手段とを有し、制御手段は、記録位置検出手段よ
り出力される記録位置情報に応じて、光ビーム発生手段
からの光ビームの出力を制御することを特徴とする。
題を解決するために考えられたもので、請求項1記載の
光記録媒体記録装置は、光情報記録媒体と光ビーム発生
手段を有する光学ヘッドとを相対的に移動しつつ、光情
報記録媒体上に形成されている記録膜上に、光ビーム発
生手段から出力された光ビームにて記録情報信号に対応
するピットを形成して情報を記録する光情報記録装置に
おいて、光情報記録媒体上に記録している記録位置を検
出する記録位置検出手段と、光ビーム発生手段を制御す
る制御手段とを有し、制御手段は、記録位置検出手段よ
り出力される記録位置情報に応じて、光ビーム発生手段
からの光ビームの出力を制御することを特徴とする。
【0018】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明であって、制御手段は、ピットを形成する際、
光ビーム発生手段から2値以上のパワーレベルをもつ光
ビームを出力させ、記録位置情報に応じて光ビームの少
なくとも最大のパワーレベルを変化させる。
載の発明であって、制御手段は、ピットを形成する際、
光ビーム発生手段から2値以上のパワーレベルをもつ光
ビームを出力させ、記録位置情報に応じて光ビームの少
なくとも最大のパワーレベルを変化させる。
【0019】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明であって、制御手段は、ピットを形成する際、
記録位置情報に応じて前記光ビームの発生開始時点、発
生終了時点を可変可能とする。
載の発明であって、制御手段は、ピットを形成する際、
記録位置情報に応じて前記光ビームの発生開始時点、発
生終了時点を可変可能とする。
【0020】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至請求項3のいずれか一つの発明であって、制御手段
は、ピットを形成する際、記録位置情報が所定の値より
も小さいときは、光ビーム発生開始時点、発生終了時点
を、それぞれ記録情報信号の発生開始時点、発生終了時
点よりも所定時間遅らせ、記録位置情報が所定の値より
も大きいときは、光ビーム発生終了時点を所定時間遅ら
せるように制御する。
至請求項3のいずれか一つの発明であって、制御手段
は、ピットを形成する際、記録位置情報が所定の値より
も小さいときは、光ビーム発生開始時点、発生終了時点
を、それぞれ記録情報信号の発生開始時点、発生終了時
点よりも所定時間遅らせ、記録位置情報が所定の値より
も大きいときは、光ビーム発生終了時点を所定時間遅ら
せるように制御する。
【0021】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれか一つの発明であって、記録位置検
出手段は、記録情報信号に含まれる情報に基づいて記録
位置を検出する。
至請求項4のいずれか一つの発明であって、記録位置検
出手段は、記録情報信号に含まれる情報に基づいて記録
位置を検出する。
【0022】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれか一つの発明であって、記録位置検
出手段は、光情報記録媒体に予め記録された情報に基づ
いて検出する。
至請求項4のいずれか一つの発明であって、記録位置検
出手段は、光情報記録媒体に予め記録された情報に基づ
いて検出する。
【0023】また、請求項7記載の発明は、光ビーム発
生手段から出力された光ビームにて記録情報信号に対応
するピットを形成することにより情報を記録する光情報
記録媒体において、光情報記録装置からの光ビーム出力
を変化させるための制御情報が予め記録されている。
生手段から出力された光ビームにて記録情報信号に対応
するピットを形成することにより情報を記録する光情報
記録媒体において、光情報記録装置からの光ビーム出力
を変化させるための制御情報が予め記録されている。
【0024】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載の発明であって、制御情報が、時間情報である。
載の発明であって、制御情報が、時間情報である。
【0025】また、請求項9記載の発明は、請求項7記
載の発明であって、制御情報が、位置情報である。
載の発明であって、制御情報が、位置情報である。
【0026】
【作用】請求項1記載の発明によれば、光情報記録媒体
と光ビーム発生手段を有する光学ヘッドとを相対的に移
動しつつ、光情報記録媒体上に形成されている記録膜上
に、光ビーム発生手段から出力された光ビームにて記録
情報信号に対応するピットを形成して情報を記録する光
情報記録装置において、光情報記録媒体上に記録してい
る記録位置を検出する記録位置検出手段と、光ビーム発
生手段を制御する制御手段とを有し、制御手段は、記録
位置検出手段より出力される記録位置情報に応じて、光
ビーム発生手段からの光ビームの出力を制御するので、
記録位置に応じて光ビームの出力を制御することが可能
となる。
と光ビーム発生手段を有する光学ヘッドとを相対的に移
動しつつ、光情報記録媒体上に形成されている記録膜上
に、光ビーム発生手段から出力された光ビームにて記録
情報信号に対応するピットを形成して情報を記録する光
情報記録装置において、光情報記録媒体上に記録してい
る記録位置を検出する記録位置検出手段と、光ビーム発
生手段を制御する制御手段とを有し、制御手段は、記録
位置検出手段より出力される記録位置情報に応じて、光
ビーム発生手段からの光ビームの出力を制御するので、
記録位置に応じて光ビームの出力を制御することが可能
となる。
【0027】また、請求項2記載の発明によれば、制御
手段は、ピットを形成する際、光ビーム発生手段から2
値以上のパワーレベルをもつ光ビームを出力させ、記録
位置情報に応じて光ビームの少なくとも最大のパワーレ
ベルを変化させるので、光ビームの最大のパワーレベル
が定格値を超えないように制御することが可能となる。
手段は、ピットを形成する際、光ビーム発生手段から2
値以上のパワーレベルをもつ光ビームを出力させ、記録
位置情報に応じて光ビームの少なくとも最大のパワーレ
ベルを変化させるので、光ビームの最大のパワーレベル
が定格値を超えないように制御することが可能となる。
【0028】また、請求項3記載の発明によれば、制御
手段は、ピットを形成する際、記録位置情報に応じて前
記光ビームの発生開始時点、発生終了時点を可変可能と
するので、記録位置に応じて光ビームの発生タイミング
を制御することが可能となる。
手段は、ピットを形成する際、記録位置情報に応じて前
記光ビームの発生開始時点、発生終了時点を可変可能と
するので、記録位置に応じて光ビームの発生タイミング
を制御することが可能となる。
【0029】また、請求項4記載の発明によれば、制御
手段は、ピットを生成時、記録位置情報が所定の値より
も小さいときは、光ビーム発生開始時点、発生終了時点
を、それぞれ記録情報信号の発生開始時点、発生終了時
点よりも所定時間遅らせ、記録位置情報が所定の値より
も大きいときは、光ビーム発生終了時点を所定時間遅ら
せるように制御するので、記録位置に応じて光ビームの
発生タイミングを制御でき、熱エネルギー不足によるピ
ットの歪みが原因で生じる再生信号の時間的なずれを解
消できる。
手段は、ピットを生成時、記録位置情報が所定の値より
も小さいときは、光ビーム発生開始時点、発生終了時点
を、それぞれ記録情報信号の発生開始時点、発生終了時
点よりも所定時間遅らせ、記録位置情報が所定の値より
も大きいときは、光ビーム発生終了時点を所定時間遅ら
せるように制御するので、記録位置に応じて光ビームの
発生タイミングを制御でき、熱エネルギー不足によるピ
ットの歪みが原因で生じる再生信号の時間的なずれを解
消できる。
【0030】また、請求項5記載の発明によれば、記録
位置検出手段は、記録情報信号に含まれる情報に基づい
て記録位置を検出するので、簡単な構成で光ビームの出
力パターンを制御することができる。
位置検出手段は、記録情報信号に含まれる情報に基づい
て記録位置を検出するので、簡単な構成で光ビームの出
力パターンを制御することができる。
【0031】また、請求項6記載の発明によれば、記録
位置検出手段は、光情報記録媒体に予め記録された情報
に基づいて検出するので、簡単な構成で光ビームの出力
パターンを制御することができる。
位置検出手段は、光情報記録媒体に予め記録された情報
に基づいて検出するので、簡単な構成で光ビームの出力
パターンを制御することができる。
【0032】また、請求項7記載の発明によれば、光ビ
ーム発生手段から出力された光ビームにて記録情報信号
に対応するピットを形成することにより情報を記録する
光情報記録媒体において、光情報記録装置から出力され
る光ビームの出力パターンを変化させるための制御情報
が予め記録されているので、これを記録再生する装置が
簡単な構成で実現できる。
ーム発生手段から出力された光ビームにて記録情報信号
に対応するピットを形成することにより情報を記録する
光情報記録媒体において、光情報記録装置から出力され
る光ビームの出力パターンを変化させるための制御情報
が予め記録されているので、これを記録再生する装置が
簡単な構成で実現できる。
【0033】また、請求項8記載の発明によれば、制御
情報が、時間情報であるので、これを記録再生する装置
が簡単な構成で実現できる。
情報が、時間情報であるので、これを記録再生する装置
が簡単な構成で実現できる。
【0034】また、請求項9記載の発明によれば、制御
情報が、半径情報であるので、これを記録再生する装置
が簡単な構成で実現できる。
情報が、半径情報であるので、これを記録再生する装置
が簡単な構成で実現できる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。第1の実施の形態 本発明の第1の実施の形態では、前述した3値信号によ
り記録を行う場合を例に説明する。
を参照しつつ説明する。第1の実施の形態 本発明の第1の実施の形態では、前述した3値信号によ
り記録を行う場合を例に説明する。
【0036】図4は、第1の実施の形態の光情報記録装
置において、入力された記録データ信号に応じて、記録
用の光ビームを出力する3値信号生成回路のブロック構
成例を示したものである。なお、光情報記録装置の他の
部分は従来より公然と知られている装置にて構成するこ
とが可能であるので、その図示、説明を省略する。
置において、入力された記録データ信号に応じて、記録
用の光ビームを出力する3値信号生成回路のブロック構
成例を示したものである。なお、光情報記録装置の他の
部分は従来より公然と知られている装置にて構成するこ
とが可能であるので、その図示、説明を省略する。
【0037】図4における3値信号生成回路は、記録デ
ータ信号入力部401、記録補償手段402、電圧−電
流コンバータ403及び404、加算器405、光ビー
ム発光素子406、D/Aコンバータ408及び40
9、半径検出手段410、及び各部の制御を行う制御部
407から構成される。また、記録補償手段402は、
さらにパターン判別回路411、補正パルス発生器41
2から構成される。
ータ信号入力部401、記録補償手段402、電圧−電
流コンバータ403及び404、加算器405、光ビー
ム発光素子406、D/Aコンバータ408及び40
9、半径検出手段410、及び各部の制御を行う制御部
407から構成される。また、記録補償手段402は、
さらにパターン判別回路411、補正パルス発生器41
2から構成される。
【0038】パターン判別回路411は、記録データ信
号入力部401より入力された記録データ信号(情報ビ
ット列)に応じて、3値信号の基本部分、即ち電圧値D
1の矩形波を生成する。
号入力部401より入力された記録データ信号(情報ビ
ット列)に応じて、3値信号の基本部分、即ち電圧値D
1の矩形波を生成する。
【0039】半径検出手段410は、記録半径を検出
し、それを記録半径情報として制御部407へ供給す
る。
し、それを記録半径情報として制御部407へ供給す
る。
【0040】制御部407は、半径検出手段410から
供給された記録半径情報に基づいて、それに応じた光ビ
ームの出力レベルを得るための駆動信号(デジタル信
号)をD/Aコンバータ408、409に出力するとと
もに、補正パルス発生器412に記録半径情報を供給す
る。
供給された記録半径情報に基づいて、それに応じた光ビ
ームの出力レベルを得るための駆動信号(デジタル信
号)をD/Aコンバータ408、409に出力するとと
もに、補正パルス発生器412に記録半径情報を供給す
る。
【0041】補正パルス発生器412は、制御部407
より供給された記録半径情報に応じて、3値信号の内の
出力増加分、即ち電圧値D2の矩形波を生成する。
より供給された記録半径情報に応じて、3値信号の内の
出力増加分、即ち電圧値D2の矩形波を生成する。
【0042】D/Aコンバータ408、409は制御部
407から入力されたデジタル信号をアナログ信号のE
0、E1に変換し、電圧−電流コンバータ403、40
4へそれぞれ供給する。
407から入力されたデジタル信号をアナログ信号のE
0、E1に変換し、電圧−電流コンバータ403、40
4へそれぞれ供給する。
【0043】電圧−電流コンバータ403、404は、
記録補償手段402からの電圧値D1、D2及び制御部
407からの電圧値E0、E1に対応した電流値を生成
し、加算器405へ供給する。
記録補償手段402からの電圧値D1、D2及び制御部
407からの電圧値E0、E1に対応した電流値を生成
し、加算器405へ供給する。
【0044】加算器405は入力された2つの電流値を
加算し、加算値を駆動電流信号として光ビーム発光素子
406へ供給する。
加算し、加算値を駆動電流信号として光ビーム発光素子
406へ供給する。
【0045】なお、上述のD1、D2、E0、E1と光
ビーム発光素子406から出力される3値信号の波形
(図5)との関係は、基本部分である矩形波の幅W1、
高さH1は、それぞれ矩形波D1のパルス幅、E0の大
きさに応じて決まり、出力増加分の矩形波の幅W2、高
さH2は、それぞれ矩形波D2のパルス幅、E1の大き
さに応じて決まる。
ビーム発光素子406から出力される3値信号の波形
(図5)との関係は、基本部分である矩形波の幅W1、
高さH1は、それぞれ矩形波D1のパルス幅、E0の大
きさに応じて決まり、出力増加分の矩形波の幅W2、高
さH2は、それぞれ矩形波D2のパルス幅、E1の大き
さに応じて決まる。
【0046】次に、このように構成された3値信号生成
回路における具体的な動作を図1、図2を用い説明す
る。図1(a)は、本実施の形態の3値信号生成回路
(図4)により記録を行う場合に、半径検出手段410
にて検出される記録半径(横軸)と光ビーム発光素子4
06が出力する光ビーム出力のパワーレベル(縦軸)と
の関係を示し、図1(b)は、そのときの光ビーム出力
パターンの一例を示し、さらに図1(c)は、そのとき
のdP(P1とP0との差分)の変化パターンの一例を
示す。
回路における具体的な動作を図1、図2を用い説明す
る。図1(a)は、本実施の形態の3値信号生成回路
(図4)により記録を行う場合に、半径検出手段410
にて検出される記録半径(横軸)と光ビーム発光素子4
06が出力する光ビーム出力のパワーレベル(縦軸)と
の関係を示し、図1(b)は、そのときの光ビーム出力
パターンの一例を示し、さらに図1(c)は、そのとき
のdP(P1とP0との差分)の変化パターンの一例を
示す。
【0047】なお、図1(a)の記録半径は右へ行くほ
ど記録媒体の外周へ向かうものとし、また、図1中P
0、P1、dP、R1、R2は、図9、図10と同様の
ものを指しているものとする。図4の3値信号生成回路
の動作は主に制御部407の制御により行われおり、以
下、制御部407の動作を中心に説明していく。
ど記録媒体の外周へ向かうものとし、また、図1中P
0、P1、dP、R1、R2は、図9、図10と同様の
ものを指しているものとする。図4の3値信号生成回路
の動作は主に制御部407の制御により行われおり、以
下、制御部407の動作を中心に説明していく。
【0048】まず制御部407は、半径検出手段410
より供給される記録半径情報と3値信号による記録時の
記録半径の限界値R1とを比較し、記録半径情報がR1
より小なる場合は、図1(c)に示したように、図1
(b)のdP、即ち3値信号の出力増加分が一定値にな
るようにP1レベルを求め、電圧−電流コンバータ40
4に所定の電圧値を供給する。
より供給される記録半径情報と3値信号による記録時の
記録半径の限界値R1とを比較し、記録半径情報がR1
より小なる場合は、図1(c)に示したように、図1
(b)のdP、即ち3値信号の出力増加分が一定値にな
るようにP1レベルを求め、電圧−電流コンバータ40
4に所定の電圧値を供給する。
【0049】一方、記録半径がR1より大なる場合は、
図1(b)のP1の値が光ビーム発光素子406の動作
限界値Max Powerを超えないように記録半径に
応じてdPを計算し、そのdP値に基づいたP1のレベ
ルを求め、電圧−電流コンバータ504にそのレベルを
出力するための電圧値を供給する。
図1(b)のP1の値が光ビーム発光素子406の動作
限界値Max Powerを超えないように記録半径に
応じてdPを計算し、そのdP値に基づいたP1のレベ
ルを求め、電圧−電流コンバータ504にそのレベルを
出力するための電圧値を供給する。
【0050】この例は図1(c)に示したように、dP
の値を記録半径がR1に達した後で直線的に減少するよ
うに制御を行う場合であり、かかる制御を行えば、図1
(a)の実線に示したように光ビーム発光素子406の
出力のパワーレベルが、記録半径が外周にいくに従い増
加し、P1のレベルがMax Power(記録半径R
1)に達した後は一定値になるので、光ビーム出力のレ
ベルがMax Powerを超えないように制御するこ
とが可能となる。
の値を記録半径がR1に達した後で直線的に減少するよ
うに制御を行う場合であり、かかる制御を行えば、図1
(a)の実線に示したように光ビーム発光素子406の
出力のパワーレベルが、記録半径が外周にいくに従い増
加し、P1のレベルがMax Power(記録半径R
1)に達した後は一定値になるので、光ビーム出力のレ
ベルがMax Powerを超えないように制御するこ
とが可能となる。
【0051】なお、dPの変化パターンは図1(c)に
示した例に限らず、P1がMaxPowerを超えない
という条件を満たせば、図2(a)〜(c)のようなパ
ターンでも本実施の形態に適用可能であることは言うま
でもない。つまり、図2(a)は、dPを記録半径R1
までは直線的に増加させ、R1を過ぎると直線的に減少
させるパターンを示し、図2(b)は、始めから終りま
でdPを直線的に減少させるパターンの場合を示す。
示した例に限らず、P1がMaxPowerを超えない
という条件を満たせば、図2(a)〜(c)のようなパ
ターンでも本実施の形態に適用可能であることは言うま
でもない。つまり、図2(a)は、dPを記録半径R1
までは直線的に増加させ、R1を過ぎると直線的に減少
させるパターンを示し、図2(b)は、始めから終りま
でdPを直線的に減少させるパターンの場合を示す。
【0052】また、図2(c)は、R1まではdPを一
定値とし、記録半径がR1を超えたらdPを0とする場
合である。このような構成にすれば、dPをON/OF
Fするのみであるので、回路構成が簡単になり、安価に
実現可能であるという利点がある。ただし、図2
(a)、(b)、(c)いずれの場合も、光出力はMa
x Powerを超えないように設定することはもちろ
んである。
定値とし、記録半径がR1を超えたらdPを0とする場
合である。このような構成にすれば、dPをON/OF
Fするのみであるので、回路構成が簡単になり、安価に
実現可能であるという利点がある。ただし、図2
(a)、(b)、(c)いずれの場合も、光出力はMa
x Powerを超えないように設定することはもちろ
んである。
【0053】以上説明したように、第1の実施の形態で
は、記録半径に対応して光ビーム出力のパターンを変更
できるように構成したので、従来では図1の記録半径R
1までしか記録できなかったところを、R2まで記録可
能とすることが可能となり、記録範囲が損なわれるとい
うことは無くなる。また、前述したような光ビーム出力
のパターンの変更により、光ビームの出力レベルをMa
x Power以下に抑えることができるので、光ビー
ム発光素子の破壊や劣化を防ぐことができる。
は、記録半径に対応して光ビーム出力のパターンを変更
できるように構成したので、従来では図1の記録半径R
1までしか記録できなかったところを、R2まで記録可
能とすることが可能となり、記録範囲が損なわれるとい
うことは無くなる。また、前述したような光ビーム出力
のパターンの変更により、光ビームの出力レベルをMa
x Power以下に抑えることができるので、光ビー
ム発光素子の破壊や劣化を防ぐことができる。
【0054】なお、第1の実施の形態においては、光ビ
ーム出力がMax Powerを超えないようにする手
段として、半径検出手段410から入力された記録半径
情報を制御部407が監視する構成を示したが、別の方
法として、半径検出手段を使用する代わりにリミッタを
加算器405の出力部分に配し、光ビーム発光素子40
6にMax Powerを超えるパワーレベルを出力さ
せる駆動信号が加算器から入力されたとしても、リミッ
タにてその信号を遮断するように構成することも可能あ
る。
ーム出力がMax Powerを超えないようにする手
段として、半径検出手段410から入力された記録半径
情報を制御部407が監視する構成を示したが、別の方
法として、半径検出手段を使用する代わりにリミッタを
加算器405の出力部分に配し、光ビーム発光素子40
6にMax Powerを超えるパワーレベルを出力さ
せる駆動信号が加算器から入力されたとしても、リミッ
タにてその信号を遮断するように構成することも可能あ
る。
【0055】つまり、図3に示すように、記録媒体の内
周部、中周部、外周部を問わず、3値信号のP1とP0
との差分dPを変化させずに光ビームの駆動信号を出力
し、駆動信号は光ビーム発光素子へ入力される前にリミ
ッタにて所定のリミットレベル(例えばMax Pow
erレベル)以上の信号を遮断するのである。このよう
な構成にすることにより、半径検出回路410が不要に
なり安価に装置を構成でき、また制御部407は記録半
径を監視する必要がないので3値信号生成にあたっての
オ−バヘッドの軽減につながる。
周部、中周部、外周部を問わず、3値信号のP1とP0
との差分dPを変化させずに光ビームの駆動信号を出力
し、駆動信号は光ビーム発光素子へ入力される前にリミ
ッタにて所定のリミットレベル(例えばMax Pow
erレベル)以上の信号を遮断するのである。このよう
な構成にすることにより、半径検出回路410が不要に
なり安価に装置を構成でき、また制御部407は記録半
径を監視する必要がないので3値信号生成にあたっての
オ−バヘッドの軽減につながる。
【0056】また、本実施の形態により3値信号にてC
AVフォーマット記録を行った場合、記録位置R1より
も外周部では、光ビーム出力の出力増加分dPの量が減
り、記録開始端において十分な熱エネルギーが得られな
いために、形成されるピット形状が歪み、所望のピット
形状が得られないと思われる。このような歪んだ形状の
ピットを再生した場合の動作を図7を用いて説明する。
AVフォーマット記録を行った場合、記録位置R1より
も外周部では、光ビーム出力の出力増加分dPの量が減
り、記録開始端において十分な熱エネルギーが得られな
いために、形成されるピット形状が歪み、所望のピット
形状が得られないと思われる。このような歪んだ形状の
ピットを再生した場合の動作を図7を用いて説明する。
【0057】図7(a)、(b)は、それぞれR1より
内周部、外周部に、同一の記録データ信号に対して記録
を行った場合における、光ビームの出力パターン、形成
されるピットの形状、そのピットを再生した時の再生波
形、及びそれを所定の閾値Thで2値化した信号の関係
を示す図である。
内周部、外周部に、同一の記録データ信号に対して記録
を行った場合における、光ビームの出力パターン、形成
されるピットの形状、そのピットを再生した時の再生波
形、及びそれを所定の閾値Thで2値化した信号の関係
を示す図である。
【0058】図7(a)を見てもわかるように、R1よ
り内周部においては所望の形状のピットが形成されるの
で、これを再生し、再生波形を2値化した信号は、記録
データ信号と時間的なずれは生じていない。
り内周部においては所望の形状のピットが形成されるの
で、これを再生し、再生波形を2値化した信号は、記録
データ信号と時間的なずれは生じていない。
【0059】しかし、図7(b)に示したようにR1よ
り外周部においては、ピットの記録開始端の幅が歪んで
形成されるので、これを再生した場合、記録開始端での
変調度が低く再生波形の立ち上がりが緩やかになり、閾
値Thを超える点、即ち再生側が立ち上がりエッジであ
ると認識する点が本来の記録データ信号の立ち上がりエ
ッジよりもdTだけ遅延することになる。
り外周部においては、ピットの記録開始端の幅が歪んで
形成されるので、これを再生した場合、記録開始端での
変調度が低く再生波形の立ち上がりが緩やかになり、閾
値Thを超える点、即ち再生側が立ち上がりエッジであ
ると認識する点が本来の記録データ信号の立ち上がりエ
ッジよりもdTだけ遅延することになる。
【0060】しかし、CAVフォーマットの場合は外周
部へいくに従い線速度が速くなるので、形成されるピッ
トの長さが長くなり、それだけピット全長に対する歪み
の長さが占める割合が低くなる。ゆえに、かかるピット
の形状を再生時、その歪みが再生信号へ与える影響は小
さくなるのでほとんど問題にはならない。
部へいくに従い線速度が速くなるので、形成されるピッ
トの長さが長くなり、それだけピット全長に対する歪み
の長さが占める割合が低くなる。ゆえに、かかるピット
の形状を再生時、その歪みが再生信号へ与える影響は小
さくなるのでほとんど問題にはならない。
【0061】第2の実施の形態 次に示す第2の実施の形態は、このようなピットの形状
の歪みが再生信号へ与える影響をも除去しようとするも
のである。
の歪みが再生信号へ与える影響をも除去しようとするも
のである。
【0062】第1の実施の形態と異なるところは、記録
半径が予め設定した値より大きくなった場合は図1のd
Pの大きさを変化させることに加えて、ピットの記録開
始時点を実際の記録開始時点よりも前にずらす点であ
り、こうすることにより再生側が認識する再生信号の立
ち上がりエッジの遅れを補正しようとするものである。
これを実現するために、本実施の形態は、前述した図4
の記録補償手段402の構成の中にさらにエッジ位置シ
フト手段を追加している。
半径が予め設定した値より大きくなった場合は図1のd
Pの大きさを変化させることに加えて、ピットの記録開
始時点を実際の記録開始時点よりも前にずらす点であ
り、こうすることにより再生側が認識する再生信号の立
ち上がりエッジの遅れを補正しようとするものである。
これを実現するために、本実施の形態は、前述した図4
の記録補償手段402の構成の中にさらにエッジ位置シ
フト手段を追加している。
【0063】図6(a)にその構成の一例を示す。 な
お、図6(a)においては、記録補償手段以外の構成に
ついては図4と同一であるのでその図示、及び説明を省
略してある。エッジ位置シフト回路601は、制御部4
07の制御によりパターン判別回路401の出力信号の
立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジの時間的な位置を
変化させるものである。
お、図6(a)においては、記録補償手段以外の構成に
ついては図4と同一であるのでその図示、及び説明を省
略してある。エッジ位置シフト回路601は、制御部4
07の制御によりパターン判別回路401の出力信号の
立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジの時間的な位置を
変化させるものである。
【0064】かかる構成にて記録を行う際の動作を、図
6(b)及び図6(c)を用いて説明する。なお、本実
施の形態では、3値信号による記録を行い、光ビーム出
力のパワーレベルは図1(a)の如く変化するものとし
て説明する。
6(b)及び図6(c)を用いて説明する。なお、本実
施の形態では、3値信号による記録を行い、光ビーム出
力のパワーレベルは図1(a)の如く変化するものとし
て説明する。
【0065】図6(b)、図6(c)は、記録データ信
号入力部401より入力される記録データ信号と、エッ
ジ位置シフト回路601からの出力信号D1と、補正パ
ルス発生器412からの出力信号D2と、光ビーム発光
素子406より出力される光ビームの出力パターンとの
タイミングの関係を示したものであり、図6(b)は図
1(a)のR1より内周部、図6(c)はR1より外周
部で記録を行った場合を示す。
号入力部401より入力される記録データ信号と、エッ
ジ位置シフト回路601からの出力信号D1と、補正パ
ルス発生器412からの出力信号D2と、光ビーム発光
素子406より出力される光ビームの出力パターンとの
タイミングの関係を示したものであり、図6(b)は図
1(a)のR1より内周部、図6(c)はR1より外周
部で記録を行った場合を示す。
【0066】まず、制御部407は、半径検出手段41
0より検出された記録半径とR1とを比較する。
0より検出された記録半径とR1とを比較する。
【0067】記録半径がR1より小なる場合は、図1
(a)のように外周部に行くに従い光ビーム出力のパワ
ーレベルを増加させ、dP値が一定になるように制御す
ると共に、図6(b)に示したように、エッジ位置シフ
ト回路601を制御して光ビーム出力パターンの立ち上
がりエッジ、立ち下がりエッジ、つまり記録開始点、記
録終了点の両方を遅延させる。
(a)のように外周部に行くに従い光ビーム出力のパワ
ーレベルを増加させ、dP値が一定になるように制御す
ると共に、図6(b)に示したように、エッジ位置シフ
ト回路601を制御して光ビーム出力パターンの立ち上
がりエッジ、立ち下がりエッジ、つまり記録開始点、記
録終了点の両方を遅延させる。
【0068】一方、記録半径がR1より大なる場合は、
dPを記録半径に応じて変化させることにより、光ビー
ム出力のパワーレベルがMax Powerレベルを超
えないように制御すると共に、図6(c)に示したよう
に、立ち下がりエッジ、つまり記録終了点のみを遅延さ
せる。すなわち、R1より内周部では、光ビームの出力
パターンのタイミングが記録データ信号よりも全体的に
dTだけ遅延するように制御し(図6(b))、R1よ
り外周部では、光ビームの出力パターンの立ち下がりエ
ッジのみが記録データ信号の立ち下がりエッジよりもd
Tだけ遅延するように制御する(図6(c))。
dPを記録半径に応じて変化させることにより、光ビー
ム出力のパワーレベルがMax Powerレベルを超
えないように制御すると共に、図6(c)に示したよう
に、立ち下がりエッジ、つまり記録終了点のみを遅延さ
せる。すなわち、R1より内周部では、光ビームの出力
パターンのタイミングが記録データ信号よりも全体的に
dTだけ遅延するように制御し(図6(b))、R1よ
り外周部では、光ビームの出力パターンの立ち下がりエ
ッジのみが記録データ信号の立ち下がりエッジよりもd
Tだけ遅延するように制御する(図6(c))。
【0069】その結果、この構成にて同一の記録データ
信号を記録する場合、光ビームの出力パターンは、R1
より内周部よりも外周部の方がその立ち上がりエッジが
dTだけ先行し、立ち下がりエッジは両者とも揃うこと
になる。
信号を記録する場合、光ビームの出力パターンは、R1
より内周部よりも外周部の方がその立ち上がりエッジが
dTだけ先行し、立ち下がりエッジは両者とも揃うこと
になる。
【0070】かかる光ビームの出力パターンにて形成さ
れるピットの形状、それを再生したときの再生波形、及
びそれをある閾値にて2値化したときの信号波形を図8
を用いて説明する。
れるピットの形状、それを再生したときの再生波形、及
びそれをある閾値にて2値化したときの信号波形を図8
を用いて説明する。
【0071】図8は、同一の記録データ信号に対して記
録を行った場合における、光ビーム出力パターン、形成
されるピットの形状、そのピットを再生した時の再生波
形、及びそれを所定の閾値Thで2値化した信号の関係
を示す図であり、図8(a)は、本実施の形態におい
て、R1より内周部に記録を行ったときの各動作、図8
(b)は、本実施の形態において、R1より外周部に記
録を行ったときの各動作を表す。
録を行った場合における、光ビーム出力パターン、形成
されるピットの形状、そのピットを再生した時の再生波
形、及びそれを所定の閾値Thで2値化した信号の関係
を示す図であり、図8(a)は、本実施の形態におい
て、R1より内周部に記録を行ったときの各動作、図8
(b)は、本実施の形態において、R1より外周部に記
録を行ったときの各動作を表す。
【0072】図8(a)に示したように、本実施の形態
にて、R1よりも内周部に形成されたピットの始端は、
記録データ信号の立ち上がりエッジよりもdT分だけ遅
延している。
にて、R1よりも内周部に形成されたピットの始端は、
記録データ信号の立ち上がりエッジよりもdT分だけ遅
延している。
【0073】一方、図8(b)に示したように、R1よ
りも外周部に形成されたピットの始端は、記録データ信
号の立ち上がりエッジと時間的に同じ位置であり、ピッ
トの終端は立ち下がりエッジよりもdT分だけ遅延す
る。
りも外周部に形成されたピットの始端は、記録データ信
号の立ち上がりエッジと時間的に同じ位置であり、ピッ
トの終端は立ち下がりエッジよりもdT分だけ遅延す
る。
【0074】したがって両者を比較してみると、R1よ
り外周部に形成されたピット(図8(b))は、R1よ
り内周部に形成されたピット(図8(a))と比較し
て、その始端が時間的にdTだけ先行している。ゆえ
に、R1よりも外周部のピットを再生した場合は、図8
(b)に示したように、最初はその始端でのピットの歪
みの影響により変調度が低くなるために再生波形の立ち
上がりが緩やかになり、所定の閾値Thに達する時点、
つまり2値化した信号の立ち上がりエッジHcが記録デ
ータ信号の立ち上がりエッジよりもdTだけ遅延する。
また、再生波形の立ち下がりはピットの終端と同位置に
なるため、2値化した信号は記録データ信号の立ち下が
りエッジLcよりもdTだけ遅延する。つまり、再生波
形を2値化した信号は、立ち上がり、立ち下がりエッジ
の両者とも記録データ信号のそれよりもdTだけ遅延す
る。
り外周部に形成されたピット(図8(b))は、R1よ
り内周部に形成されたピット(図8(a))と比較し
て、その始端が時間的にdTだけ先行している。ゆえ
に、R1よりも外周部のピットを再生した場合は、図8
(b)に示したように、最初はその始端でのピットの歪
みの影響により変調度が低くなるために再生波形の立ち
上がりが緩やかになり、所定の閾値Thに達する時点、
つまり2値化した信号の立ち上がりエッジHcが記録デ
ータ信号の立ち上がりエッジよりもdTだけ遅延する。
また、再生波形の立ち下がりはピットの終端と同位置に
なるため、2値化した信号は記録データ信号の立ち下が
りエッジLcよりもdTだけ遅延する。つまり、再生波
形を2値化した信号は、立ち上がり、立ち下がりエッジ
の両者とも記録データ信号のそれよりもdTだけ遅延す
る。
【0075】また、R1よりも内周部のピットを再生し
た場合は、ピットが所望の形状に形成されているため、
図8(a)に示したように、再生波形の立ち上がり、立
ち下がりはピットの始端、終端と一致するため、2値化
した信号は両者(Hb、Lb)とも記録データ信号の立
ち上がり、立ち下がりエッジよりもdTだけ遅延する。
た場合は、ピットが所望の形状に形成されているため、
図8(a)に示したように、再生波形の立ち上がり、立
ち下がりはピットの始端、終端と一致するため、2値化
した信号は両者(Hb、Lb)とも記録データ信号の立
ち上がり、立ち下がりエッジよりもdTだけ遅延する。
【0076】したがって、光ビーム出力の立ち上がり、
立ち下がりエッジのタイミング制御を行わないで記録を
行った場合は、図7(a)、(b)で示したように、R
1よりも内周部と外周部とで、形成されたピットからの
再生信号(再生波形を2値化した信号)の立ち上がりエ
ッジにdT分だけのずれが生じていたが、本実施の形態
にて記録を行うことにより、再生波形を2値化した信号
の波形は、R1より内周部でも外周部でも、記録データ
信号よりも全体的にdTだけ遅延することになり、再生
時の時間軸上のずれが解消され、同一の条件で再生され
ることになる。
立ち下がりエッジのタイミング制御を行わないで記録を
行った場合は、図7(a)、(b)で示したように、R
1よりも内周部と外周部とで、形成されたピットからの
再生信号(再生波形を2値化した信号)の立ち上がりエ
ッジにdT分だけのずれが生じていたが、本実施の形態
にて記録を行うことにより、再生波形を2値化した信号
の波形は、R1より内周部でも外周部でも、記録データ
信号よりも全体的にdTだけ遅延することになり、再生
時の時間軸上のずれが解消され、同一の条件で再生され
ることになる。
【0077】以上説明したように、第2の実施の形態に
よれば、ピットの記録開始点を実際の記録開始点よりも
時間的に前にずらすことにより、形成されたピットの歪
みにより再生側が認識する再生信号の立ち上がりエッジ
の遅れが補正されるのである。
よれば、ピットの記録開始点を実際の記録開始点よりも
時間的に前にずらすことにより、形成されたピットの歪
みにより再生側が認識する再生信号の立ち上がりエッジ
の遅れが補正されるのである。
【0078】上述の記録開始端、終了端のシフト分dT
は、例えば記録データ信号の立ち上がりエッジから再生
波形が閾値Thを超えるまでの時間を記録半径に応じて
測定し、求めることが可能である。
は、例えば記録データ信号の立ち上がりエッジから再生
波形が閾値Thを超えるまでの時間を記録半径に応じて
測定し、求めることが可能である。
【0079】なお、第2の実施の形態では、dPの変化
パターンが図1(c)のような場合に適用したが、これ
に限らず、他の変化パターン(図2(a)、(b)、
(c)など)にも適用可能である。特に図2(c)のよ
うに、dPが急激に変化する例では、記録半径R1の位
置にていきなりdPが0になってしまい、再生装置側が
その急激な変化に追随しきれなくなる場合が生じるの
で、このような例に対してはたいへん有効であることは
当然である。
パターンが図1(c)のような場合に適用したが、これ
に限らず、他の変化パターン(図2(a)、(b)、
(c)など)にも適用可能である。特に図2(c)のよ
うに、dPが急激に変化する例では、記録半径R1の位
置にていきなりdPが0になってしまい、再生装置側が
その急激な変化に追随しきれなくなる場合が生じるの
で、このような例に対してはたいへん有効であることは
当然である。
【0080】もちろん、内外周部すべてにおいて2値信
号で記録する場合に第2の実施の形態を適用することで
同様の効果を得ることが可能であるが、図11に示すよ
うに、内周部(図11(a))ではピット全体に対する
歪みの部分LEの占める割合が、外周部の場合(図11
(b))よりも大きいので、光ビームの発生タイミング
の誤差に対する記録、再生信号への影響が大きいため
に、記録、再生時に装置の外部等から加わるノイズのた
めに正しく記録、再生できなくなる場合がある。そのた
めに第2の実施の形態では、内周部では従来の3値信号
による記録を行い、上述のピット歪みの影響が低い外周
部において本実施の形態を適用したのでこのような問題
は起こらない。
号で記録する場合に第2の実施の形態を適用することで
同様の効果を得ることが可能であるが、図11に示すよ
うに、内周部(図11(a))ではピット全体に対する
歪みの部分LEの占める割合が、外周部の場合(図11
(b))よりも大きいので、光ビームの発生タイミング
の誤差に対する記録、再生信号への影響が大きいため
に、記録、再生時に装置の外部等から加わるノイズのた
めに正しく記録、再生できなくなる場合がある。そのた
めに第2の実施の形態では、内周部では従来の3値信号
による記録を行い、上述のピット歪みの影響が低い外周
部において本実施の形態を適用したのでこのような問題
は起こらない。
【0081】また、第1、第2の実施の形態において、
記録半径を検出するために専用の半径検出回路410を
用いたが、プリグルーブ等に予め記録されている絶対時
間情報や記録する信号のアドレス情報、記録時間などの
情報から算出しても検出可能なことは言うまでもない。
記録半径を検出するために専用の半径検出回路410を
用いたが、プリグルーブ等に予め記録されている絶対時
間情報や記録する信号のアドレス情報、記録時間などの
情報から算出しても検出可能なことは言うまでもない。
【0082】さらに、第1、第2の実施の形態におい
て、光ビーム出力のパターンを変化させるための制御情
報を予め光情報記録媒体に記録しておくことにより、そ
の制御情報を読み出して所望の記録制御をなすことがで
きることはもちろんである。
て、光ビーム出力のパターンを変化させるための制御情
報を予め光情報記録媒体に記録しておくことにより、そ
の制御情報を読み出して所望の記録制御をなすことがで
きることはもちろんである。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の実施の形態にて述べたように、記録半径に応じて
光ビームの出力のパワーレベルを変化させることによ
り、光ビームの最大のパワーレベルが定格値を超えない
ように制御することが可能となるので、記録媒体中の記
録可能な範囲を損なうことが避けられる。また、第2の
実施の形態にて述べたように、記録半径に応じて光ビー
ムの発生タイミングを制御することが可能となり、熱エ
ネルギー不足によるピットの歪みが原因で生じる再生信
号の時間的なずれを解消できる。
第1の実施の形態にて述べたように、記録半径に応じて
光ビームの出力のパワーレベルを変化させることによ
り、光ビームの最大のパワーレベルが定格値を超えない
ように制御することが可能となるので、記録媒体中の記
録可能な範囲を損なうことが避けられる。また、第2の
実施の形態にて述べたように、記録半径に応じて光ビー
ムの発生タイミングを制御することが可能となり、熱エ
ネルギー不足によるピットの歪みが原因で生じる再生信
号の時間的なずれを解消できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における光情報記録
装置の光ビームの出力レベルと記録半径との関係を示す
図である。
装置の光ビームの出力レベルと記録半径との関係を示す
図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における光情報記録
装置の光ビーム出力の記録半径に対する変化を示す図で
ある。
装置の光ビーム出力の記録半径に対する変化を示す図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施の形態における光情報記録
装置の光ビームの出力レベルの動作を示す図である。
装置の光ビームの出力レベルの動作を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における光情報記録
装置の一例を示す図である。
装置の一例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における光情報記録
装置の光ビームの出力パターンの一例を示す図である。
装置の光ビームの出力パターンの一例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における光情報記録
装置の一例、及びその光ビーム出力パターンを示す図で
ある。
装置の一例、及びその光ビーム出力パターンを示す図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施の形態における光情報記録
装置の動作を示す図である。
装置の動作を示す図である。
【図8】従来の光情報記録装置の動作を示す図である。
【図9】従来の光情報記録装置の動作を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の動作を示す図で
ある。
ある。
【図11】本発明の第2の実施の形態において、記録媒
体に形成されるピットの形状を示す図である。
体に形成されるピットの形状を示す図である。
401・・・・・・・記録データ信号入力部 402・・・・・・・記録補償手段 403、404・・・電圧−電流コンバータ 405・・・・・・・加算器 406・・・・・・・光ビーム発光素子 407・・・・・・・制御部 408、409・・・D/Aコンバータ 410・・・・・・・半径検出手段 411・・・・・・・パターン判別回路 601・・・・・・・エッジ位置シフト回路
Claims (9)
- 【請求項1】 光情報記録媒体と光ビーム発生手段を有
する光学ヘッドとを相対的に移動しつつ、光情報記録媒
体上に形成されている記録膜上に、光ビーム発生手段か
ら出力された光ビームにて記録情報信号に対応するピッ
トを形成して情報を記録する光情報記録装置において、 前記光情報記録媒体上に記録している記録位置を検出す
る記録位置検出手段と、前記光ビーム発生手段を制御す
る制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記記録位置検出手段より出力される
記録位置情報に応じて、前記光ビーム発生手段からの光
ビームの出力を制御することを特徴とする光情報記録装
置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、ピットを形成する際、
前記光ビーム発生手段から2値以上のパワーレベルをも
つ光ビームを出力させ、前記記録位置情報に応じて光ビ
ームの少なくとも最大のパワーレベルを変化させること
を特徴とする請求項1記載の光情報記録装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、ピットを形成する際、
前記記録位置情報に応じて前記光ビームの発生開始時
点、発生終了時点を可変可能とすることを特徴とする請
求項1、または請求項2記載の光情報記録装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、ピットを形成する際、
前記記録位置情報が所定の値よりも小さいときは、前記
光ビーム発生開始時点、発生終了時点を、それぞれ前記
記録情報信号の発生開始時点、発生終了時点よりも所定
時間遅らせ、前記記録位置情報が所定の値よりも大きい
ときは、前記光ビーム発生終了時点を所定時間遅らせる
ように制御することを特徴とする請求項1、または請求
項2、または請求項3記載の光情報記録装置。 - 【請求項5】 前記記録位置検出手段は、前記記録情報
信号に含まれる情報に基づいて記録位置を検出すること
を特徴とする請求項1、または請求項2、または請求項
3、または請求項4記載の光情報記録装置。 - 【請求項6】 前記記録位置検出手段は、前記光情報記
録媒体に予め記録された情報に基づいて記録位置を検出
することを特徴とする請求項1、または請求項2、また
は請求項3、または請求項4記載の光情報記録装置。 - 【請求項7】 光ビーム発生手段から出力された光ビー
ムにて記録情報信号に対応するピットを形成することに
より情報を記録する光情報記録媒体において、光情報記
録装置からの光ビーム出力を変化させるための制御情報
が予め記録されていることを特徴とする光情報記録媒
体。 - 【請求項8】 前記制御情報が、時間情報であることを
特徴とする請求項7記載の光情報記録媒体。 - 【請求項9】 前記制御情報が、位置情報であることを
特徴とする請求項7記載の光情報記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26028996A JPH1083535A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 光情報記録装置及び光情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26028996A JPH1083535A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 光情報記録装置及び光情報記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1083535A true JPH1083535A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17345984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26028996A Pending JPH1083535A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 光情報記録装置及び光情報記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1083535A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7177252B2 (en) | 2000-12-22 | 2007-02-13 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Method and apparatus for recording data on an optical disc |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP26028996A patent/JPH1083535A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7177252B2 (en) | 2000-12-22 | 2007-02-13 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Method and apparatus for recording data on an optical disc |
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