JPH1083328A - 単体テスト用疑似入出力実現方式 - Google Patents

単体テスト用疑似入出力実現方式

Info

Publication number
JPH1083328A
JPH1083328A JP8255551A JP25555196A JPH1083328A JP H1083328 A JPH1083328 A JP H1083328A JP 8255551 A JP8255551 A JP 8255551A JP 25555196 A JP25555196 A JP 25555196A JP H1083328 A JPH1083328 A JP H1083328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
output
input
production
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8255551A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Mogi
克裕 茂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP8255551A priority Critical patent/JPH1083328A/ja
Publication of JPH1083328A publication Critical patent/JPH1083328A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Devices For Executing Special Programs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単体テスト時に必要な外部環境の準備工数を
削減し、プログラム開発の生産性を向上させ、単体テス
トの操作性を向上させる。 【解決手段】 プリコンパイラ2は、テスト/本番識別
オプションが「単体テスト指定」であれば原始プログラ
ム1から抽出した外部データアクセス命令を疑似入出力
命令に変換して外部環境を用いずに単体テストを行うた
めのテスト用プログラム3を生成し、当該オプションが
「本番指定」であれば原始プログラム1を修正せずにリ
コンパイルするだけで本番に適用できる本番用プログラ
ム4を生成する。コンパイラ5は、テスト用プログラム
3に基づきテスト用モジュール6を生成し、本番用プロ
グラム4に基づき本番用モジュール7を生成する。リン
カ9は、テスト用モジュール6に基づきテスト用ロード
モジュール11を生成し、本番用モジュール7に基づき
本番用ロードモジュール12を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション
プログラムの開発方式に関し、特に開発対象のアプリケ
ーションプログラムの単体テスト時に必要な環境整備等
に要する工数の削減を目的とした単体テスト用疑似入出
力実現方式に関する。
【0002】
【従来の技術】本願発明に関する従来の技術としては、
特開平4−195640号公報に記載された技術(プロ
グラム試験方法)がある。
【0003】この従来の技術は、「埋込みSQLが記述
されたプログラム試験方法であって、プログラムが使用
することを前提としているデータベース管理システムを
使用することなく、プログラム実行時における埋込みS
QLステートメントの、SQL関連変数(ホスト変数)
に対する入出力を、利用者と対話形式で疑似する手続き
を格納したライブラリを保持すると共に、プログラム中
の埋込みSQLの記述をプリコンパイルして、埋込みS
QLの動作を疑似する手続きの記述あるいは疑似手続き
の呼出しに変換する第1の過程と、第1の過程の結果生
じる埋込SQLの記述がなくなったプログラムをコンパ
イルし、更に上記ライブラリとリンクを行って実行モジ
ュールを生成する第2の過程と、第2の過程の結果生じ
る実行モジュールを走行させ、埋込みSQLの疑似を行
うことにより、プログラム中のデータベースを参照ある
いは操作する処理の試験を行い、瑕疵の有無を確認する
第3の過程と、から成ることを特徴とするプログラム試
験方法」である(当該公報中の「特許請求の範囲」参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
は、以下に示すような問題点があった。
【0005】第1の問題点は、従来の技術では、データ
ベースのSQL(Structured Query
Language)型インタフェースのみが疑似入出力
の対象であり、それ以外のインタフェース(READ/
WRITE型インタフェース,データベース以外の標準
ファイルの入出力,または外部サブルーチン(外部手続
き)の呼出しによるデータ入出力等)に関しては対象と
なっていないという点である。
【0006】このような問題が生じる理由は、従来の技
術におけるプリコンパイラで疑似入出力の置換対象とな
っている箇所が埋込みSQLステートメントが用いられ
ている箇所に限定されているためである。
【0007】このため、COBOL言語のREAD命令
やWRITE命令等のSQLステートメント以外の記述
によるアクセス(データ入出力)については、依然とし
てアクセスするためのデータベースを用意しなければな
らなかった。また、データベース以外のファイルへの入
出力や外部サブルーチンとのパラメータによるデータ入
出力に関しても考慮されておらず、これらに関しても単
体テスト時に外部環境を用意するか、原始プログラムを
テスト用に修正しなければならなかった。
【0008】第2の問題点は、従来の技術では、大量の
データ入出力を扱うことや、データを記録・保存して再
利用することが難しいという点である。
【0009】このような問題が生じる理由は、従来の技
術では、SQLステートメント内のSQL関連変数(ホ
スト変数)に対して、対話形式で画面から入出力するこ
としかできないためである。
【0010】このため、1行のデータ長が大きいデータ
のような場合には、このデータを一度に入出力すること
は難しい。また、同じようなデータを続けて入力したり
する場合にも、毎回画面から入力しなければならない
し、出力データを保存しておいて再利用することも難し
いという欠点がある。
【0011】本発明の目的は、上述の点に鑑み、以下の
〜に示すことにある。
【0012】 従来のアプリケーションプログラムの
単体テスト時に用意しなければならない(必要な)外部
環境(外部ファイルや外部サブルーチン等)を準備する
ための工数を削減し、プログラム開発における生産性を
向上させる。
【0013】 対話形式で外部データを設定し、シス
テム標準の入出力方法等を用いることによって、単体テ
ストにおける操作性を向上させる。
【0014】 単体テストに用いたデータを保存して
再利用することにより、資源の再利用性を高める。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の単体テスト用疑
似入出力実現方式は、テスト/本番識別オプションの内
容が「単体テスト指定」である場合に原始プログラムか
ら抽出した外部データアクセス命令を疑似入出力命令に
変換することによって外部環境を用いずに単体テストを
行うためのテスト用プログラムを生成し、テスト/本番
識別オプションの内容が「本番指定」である場合に上記
と同一の原始プログラムを修正せずにリコンパイルする
だけで本番に適用することができる本番用プログラムを
生成するプリコンパイラと、前記プリコンパイラによっ
て生成されたテスト用プログラムに基づいてテスト用モ
ジュールを生成し、前記プリコンパイラによって生成さ
れた本番用プログラムに基づいて本番用モジュールを生
成するコンパイラと、前記コンパイラによって生成され
たテスト用モジュールに基づいてテスト用ロードモジュ
ールを生成し、前記コンパイラによって生成された本番
用モジュールに基づいて本番用ロードモジュールを生成
するリンカとを有する。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の単体テスト用疑似入出力
実現方式の実施の形態の一例を示すブロック図である。
【0018】本形態の単体テスト用疑似入出力実現方式
は、原始プログラム1を入力しテスト用プログラム3ま
たは本番用プログラム4を生成するプリコンパイラ2
と、テスト用プログラム3または本番用プログラム4を
入力しテスト用モジュール6または本番用モジュール7
を生成するコンパイラ5と、テスト用モジュール6とデ
ータ入出力モジュール8(複数存在する場合もあり必要
でない場合もある)とをリンクしてテスト用ロードモジ
ュール11を生成し、本番用モジュール7と外部サブル
ーチン10(複数存在する場合もあり必要でない場合も
ある)とをリンクして本番用ロードモジュール12を生
成するリンカ9とを含んで構成されている。
【0019】プリコンパイラ2は、プログラム開発用言
語のコンパイラ内のプログラムソース解析ロジックにお
いて、原始プログラム1における外部データアクセス命
令(外部とデータの入出力を行う命令)をSQLステー
トメントに限らず抽出し、単体テスト時には当該外部デ
ータアクセス命令を疑似入出力命令に展開する。具体的
には、コンパイル時に指定されるオプション(「テスト
/本番識別オプション」と呼ぶ)によって今回のコンパ
イルが単体テスト用のコンパイルであると判断した場合
には、ファイルアクセス命令や外部サブルーチン呼出し
命令等の外部データアクセス命令をSQLステートメン
トに限らず抽出し、当該外部データアクセス命令をその
まま展開せずに、各外部データアクセス命令に応じた疑
似入出力命令に展開する(このような展開によって原始
プログラム1に基づいてテスト用プログラム3を生成す
る)。
【0020】ここで、疑似入出力命令とは、外部データ
アクセス命令に係る外部環境を用いずに単体テストを行
うための命令であり、外部とのデータ入出力を疑似的に
画面への入出力やシステム固有の入出力等で実現するた
めの命令をいう。このような疑似入出力命令は、一般的
には、各外部データアクセス命令に応じたデータ入出力
モジュール8を呼び出す命令で実現され、当該データ入
出力モジュール8によって画面への入出力やシステム固
有の入出力等が実現される。ただし、データ入出力モジ
ュール8の呼出し命令の形式でなく、直接的に画面への
入出力命令やシステム固有の入出力命令等の形式で当該
展開を実現するようにしてもかまわない。
【0021】疑似入出力命令への展開に際しては、展開
対象の外部データアクセス命令の内容が外部サブルーチ
ンの呼出し(外部手続きの呼出し)のようにアクセスす
るデータが少量の外部入出力である場合には、画面から
対話形式で入出力を行うことができるような疑似入出力
命令に展開する。また、展開対象の外部データアクセス
命令の内容がファイルのレコードの入出力のようにアク
セスするデータが大量の外部入出力である場合には、シ
ステム標準の入出力方法やユーザが設定したテスト用フ
ァイル等をアクセスできるような疑似入出力命令に展開
する(これにより、単体テスト用のデータを記録・保存
しておいたり、それを再利用することが可能となる)。
【0022】また、プリコンパイラ2は、本番適用時
(テスト/本番識別オプションの内容が「本番適用指
定」である場合)に、単体テスト時におけると同一の原
始プログラム1を修正せずにリコンパイルするだけで本
番に適用することができる本番用プログラム4を生成す
る。
【0023】図2は、本形態の単体テスト用疑似入出力
実現方式の処理を示す流れ図である。この処理は、原始
プログラムおよびテスト/本番識別オプション入力ステ
ップS1と、テスト/本番識別オプション判定ステップ
S2と、テスト用プログラム生成ステップS3と、本番
用プログラム生成ステップS4と、テスト用モジュール
生成ステップS5と、本番用モジュール生成ステップS
6と、テスト用ロードモジュール生成ステップS7と、
本番用ロードモジュール生成ステップS8とからなる。
【0024】図3は、テスト用ロードモジュール11お
よび本番用ロードモジュール12の実行時の態様を説明
するための図である。
【0025】次に、このように構成された本形態の単体
テスト用疑似入出力実現方式の動作について説明する。
【0026】本形態の単体テスト用疑似入出力実現方式
は、以下に示すような動作によって、単体テスト時には
疑似入出力を実現するロードモジュール(テスト用ロー
ドモジュール11)を生成することができ、本番適用時
には通常の外部入出力を実現するロードモジュール(本
番用ロードモジュール12)を生成することができる。
疑似入出力を実現できるテスト用ロードモジュール11
の生成を実現できるとともに、単体テスト時と本番適用
時とで原始プログラム1を変更することなく本番用ロー
ドモジュール12の生成を実現できる点も、本願発明の
技術内容に包含される。
【0027】図1において、原始プログラム1は、ユー
ザが作成したアプリケーションプログラムである。この
原始プログラム1では、単体テスト用か本番用かを意識
せずに、外部データアクセス命令が使用(記述)されて
いる。
【0028】プリコンパイラ2は、プログラム開発用言
語で記述された原始プログラム1を入力し、所定のプロ
グラミング言語で記述された出力結果(コンパイラ5の
入力となるプログラム。ここでは、テスト用プログラム
3または本番用プログラム4)を生成する。
【0029】プリコンパイラ2は、原始プログラム1と
コンパイル実行時に与えられるテスト/本番識別オプシ
ョンとを入力し(ステップS1)、テスト/本番識別オ
プションの内容が「単体テスト指定」であるか「本番適
用指定」であるかを判定する(ステップS2)。ここ
で、テスト/本番識別オプションとは、先にも述べたよ
うに、プログラム開発用言語に対してプログラムのコン
パイル時に指定されるオプションの1つであって、その
コンパイルが単体テスト用のもの(その内容が「単体テ
スト指定」であるもの)か本番用のもの(その内容が
「本番適用指定」であるもの)かを示すオプションをい
う。
【0030】プリコンパイラ2は、ステップS2で「テ
スト/本番識別オプションの内容が「単体テスト指定」
である」と判定した場合には、単体テスト用プログラム
3の自動生成を行う(ステップS3)。すなわち、原始
プログラム1中の外部データアクセス命令をSQLステ
ートメントに限らず抽出し、当該外部データアクセス命
令(ファイルアクセス命令や外部サブルーチン呼出し命
令等)をそのまま展開せずに、各外部アクセス命令に応
じた疑似入出力命令に展開し(ここでは、データ入出力
モジュール8を呼び出すような命令に展開するものとす
る)、原始プログラム1に基づくテスト用プログラム3
を生成する。
【0031】一方、プリコンパイラ2は、ステップS2
で「テスト/本番識別オプションの内容が「本番適用指
定」である」と判定した場合には、従来技術と同様に、
本番用プログラム4の自動生成を行う(ステップS
4)。
【0032】テスト用プログラム3は、所定のプログラ
ミング言語(プリコンパイラ2の出力結果を記述するも
のとして規定されているプログラミング言語)で展開さ
れている。ただし、先にも述べたように、原始プログラ
ム1中のファイル入出力命令や外部サブルーチン呼出し
命令等の外部データアクセス命令の箇所は、そのまま展
開されずに、各外部データアクセス命令に該当する疑似
入出力命令(ここでは、データ入出力モジュール8を呼
び出すような記述)に変換される。これが、本発明の重
要な特徴である。
【0033】本番用プログラム4も、プリコンパイラ2
の出力結果を記述するものとして規定されているプログ
ラミング言語で展開されている。こちらは、従来の展開
方法通りに、原始プログラム1中の外部データアクセス
命令の箇所もそのままそれに相当する記述に展開され
る。
【0034】コンパイラ5は、テスト用プログラム3お
よび本番用プログラム4を記述しているプログラミング
言語のコンパイラである。
【0035】コンパイラ5は、単体テスト時に、テスト
用プログラム3に基づいてテスト用モジュール6を生成
する(ステップS5)。また、本番適用時に、本番用プ
ログラム4に基づいて本番用モジュール7を生成する
(ステップS6)。
【0036】リンカ9は、テスト用モジュール6をデー
タ入出力モジュール8とリンクし、テスト用ロードモジ
ュール11を生成する(ステップS7)。ここで、デー
タ入出力モジュール8は、先にも言及したように、外部
データを参照したり設定(更新)したりすることができ
るような各外部データアクセス命令に対応するモジュー
ル(疑似的なデータ入出力を実現するモジュール)であ
る。なお、データ入出力モジュール8とリンクすること
なしに、疑似入出力(疑似的なデータ入出力)を実現で
きるテスト用ロードモジュール11を生成することも、
先に述べたように可能である。
【0037】同様に、リンカ9は、本番用モジュール7
に基づいて、本番用ロードモジュール12を生成する
(ステップS8)。この際、原始プログラム1において
外部サブルーチン呼出し命令があれば、当然、該当する
外部サブルーチン10が本番用モジュール7にリンクさ
れる。
【0038】テスト用ロードモジュール11が単体テス
トの対象となるロードモジュールであり、本番用ロード
モジュール12が単体テストの終了後に実際に本番適用
の対象となるロードモジュールである。これらが同一の
原始プログラム1から生成される点が、重要な点であ
る。
【0039】次に、本発明の単体テスト用疑似入出力実
現方式によって生成されるロードモジュール(テスト用
ロードモジュール11および本番用ロードモジュール1
2)によって単体テストおよび本番適用の両者が適宜に
行われる態様について、図3を参照して説明する。
【0040】第1に、アプリケーションプログラムの単
体テスト時における当該アプリケーションプログラムの
テスト用ロードモジュール11の実行動作について説明
する。
【0041】単体テスト時には、原始プログラム1上で
外部データアクセス命令(外部入出力命令)が発行され
ている箇所(図3A1参照)は、プリコンパイラ2によ
って単体テスト用の記述(ここでは、データ入出力モジ
ュール8を呼び出す疑似入出力命令)に置き換えられて
いるため(A2参照)、データ入出力モジュール8が呼
び出される(A3参照)。
【0042】このデータ入出力モジュール8により、ユ
ーザは、外部モジュールとの受け渡しデータのような少
量のデータを画面から対話形式で入出力したり、ファイ
ルのレコードのような大量のデータの参照または更新を
システム標準の入出力方法等を用いて行うことができ
る。
【0043】このようなデータ入出力によって取得され
たデータは本番適用時に外部から入力されたのと同じよ
うにアプリケーションプログラム上に設定され(A4参
照)、アプリケーションプログラムの処理はそのまま継
続して実行される(A5参照)。
【0044】第2に、アプリケーションプログラムの本
番適用時における当該アプリケーションプログラムの本
番用ロードモジュール12の実行動作について説明す
る。
【0045】本番適用時には、原始プログラム1上の外
部データアクセス命令が発行されている箇所(A1参
照)は、プリコンパイラ2によってそのまま展開されて
いるため(A2参照)、外部の実ファイル(外部ファイ
ル13)との間のデータ入出力や、呼び出された外部サ
ブルーチン10によるデータの受け渡しが行われる(A
6参照)。
【0046】このような外部入出力の実行が終了すると
(データ入出力によって取得されたデータはアプリケー
ションプログラム上に設定されている)、アプリケーシ
ョンプログラムの処理が継続して実行される(A5参
照)。
【0047】以上のように、原始プログラム1を変更す
ることなく、テスト/本番識別オプションを「単体テス
ト用指定」から「本番適用指定」に変更してリコンパイ
ルするだけで、テスト用ロードモジュール11を本番用
ロードモジュール12に変更することができ、本番用の
アプリケーションプログラムの実行を実現することがで
きる。
【0048】
【実施例】次に、本発明の単体テスト用疑似入出力実現
方式(図1に示す形態の単体テスト用疑似入出力実現方
式)の一実施例について、図4(a)〜(c)を参照し
て説明する。
【0049】本実施例では、原始プログラム1の記述言
語(プログラム開発用言語)としては、NEC(日本電
気株式会社)のプログラム開発用言語IDLIIが採用さ
れることを前提としている。この原始プログラム1は、
プリコンパイラ2のプリコンパイルによって、プログラ
ミング言語COBOL85のソース(テスト用プログラ
ム3または本番用プログラム4)に展開される。
【0050】図4(a)に示す原始プログラム1の例
(原始プログラム例)には、以下の各記述〜が存在
する。
【0051】記述は、外部ファイル13であるFIL
EAのレコードを読み込むための命令(外部データアク
セス命令)である。
【0052】記述は、外部サブルーチン10であるル
ーチンBを呼び出すための命令(外部データアクセス命
令)であり、その呼出しの際に引数としてPAR1とい
うデータを用いている。
【0053】記述は、記述で読み込んだFILEA
のレコードを置き換えるための記述である。
【0054】記述は、FILEAの定義部であり、そ
のレコード名がRECAであることを表している。
【0055】図4(b)は、このような記述〜を有
する原始プログラム1が単体テスト用に展開された単体
テスト用プログラム3の例(単体テスト用展開例)を示
す図である。
【0056】この単体テスト用展開例では、以下のよう
な展開が行われている。
【0057】記述は記述のように展開されている。
記述は、実際に外部ファイル13を読み込む代わり
に、プログラム実行時に与えられるデータを読み込んで
FILEAのレコード領域(RECAの領域)に設定し
ている。
【0058】記述は記述のように展開されている。
記述は、外部サブルーチン10(ルーチンB)を呼び
出す代わりに、画面に対してパラメータPARlを表示
し、さらに画面からPAR1のデータを受け取るように
なっている。
【0059】記述は記述のように展開されている。
記述は、FILEAを書き換える代わりに、そのレコ
ード内容をシステム標準の出力ファイルに出力してい
る。
【0060】図4(c)は、図4(a)に示す原始プロ
グラム1が本番用に展開された本番用プログラム4の例
(本番用展開例)を示す図である。
【0061】この本番用展開例では、記述,,およ
びはそれぞれ記述,,および○10(図4(c)
中の10が○に囲まれた記号を示す)に展開されてい
る。これら(記述,,および○10)は、原始プロ
グラム1上の記述,,およびと同じく、外部ファ
イル13の読込み,外部サブルーチン10の呼出し,お
よびファイルのレコードの書換えを行っている。
【0062】このようにプリコンパイラ2による展開方
法を設定することによって、前に述べた発明の実施の形
態のような動作が可能となる。ただし、上記の実施例で
は、説明を簡略化するため、データ入出力モジュール8
を用いずに直接命令文を記述する形式で疑似入出力命令
への展開を実現している。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
以下に示すような効果が生じる。
【0064】第1の効果は、SQLによるアクセス以外
の外部データアクセスに対しても、外部環境を準備しな
くとも、単体テストを行うことが可能となることであ
る。これにより、従来の単体テスト時に必要であった工
数を削減することができ、アプリケーションプログラム
の開発における生産性を向上させることができる。
【0065】このような効果が生じる理由は、コンパイ
ル時に指定するオプション(テスト/本番識別オプショ
ン)により外部とのデータ入出力方法を単体テスト時と
本番適用時とで切り替えているために、単体テスト用に
原始プログラムを修正する必要がないからである。
【0066】第2の効果は、単体テスト時の疑似入出力
データを保存しておくことができるようになるというこ
とである。これにより、大量のデータを一度に扱った
り、データを再利用することができるようになり、単体
テストのデータ作成工数を削減することができ、単体テ
ストの操作性を向上させることができる。
【0067】このような効果が生じる理由は、単体テス
ト時に実行される疑似入出力命令に基づく処理によっ
て、画面からの対話形式の入出力方法だけでなく、シス
テム標準の入出力方法やユーザが設定した入出力方法を
用いることができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単体テスト用疑似入出力実現方式にお
ける実施の形態の一例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す単体テスト用疑似入出力実現方式の
処理を示す流れ図である。
【図3】図1に示す単体テスト用疑似入出力実現方式に
よって生成されたロードモジュール(テスト用ロードモ
ジュールおよび本番用ロードモジュール)の実行時の動
作を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施例を説明するための図であり、
図1中のプリコンパイラによる記述展開の具体例を示す
図である。
【符号の説明】
1 原始プログラム 2 プリコンパイラ 3 テスト用プログラム 4 本番用プログラム 5 コンパイラ 6 テスト用モジュール 7 本番用モジュール 8 データ入出力モジュール 9 リンカ 10 外部サブルーチン 11 テスト用ロードモジュール 12 本番用ロードモジュール 13 外部ファイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テスト/本番識別オプションの内容が
    「単体テスト指定」である場合に原始プログラムから抽
    出した外部データアクセス命令を疑似入出力命令に変換
    することによって外部環境を用いずに単体テストを行う
    ためのテスト用プログラムを生成し、テスト/本番識別
    オプションの内容が「本番指定」である場合に上記と同
    一の原始プログラムを修正せずにリコンパイルするだけ
    で本番に適用することができる本番用プログラムを生成
    するプリコンパイラと、 前記プリコンパイラによって生成されたテスト用プログ
    ラムに基づいてテスト用モジュールを生成し、前記プリ
    コンパイラによって生成された本番用プログラムに基づ
    いて本番用モジュールを生成するコンパイラと、 前記コンパイラによって生成されたテスト用モジュール
    に基づいてテスト用ロードモジュールを生成し、前記コ
    ンパイラによって生成された本番用モジュールに基づい
    て本番用ロードモジュールを生成するリンカとを有する
    ことを特徴とする単体テスト用疑似入出力実現方式。
  2. 【請求項2】 外部データアクセス命令の内容が外部サ
    ブルーチンの呼出しのようにアクセスするデータが少量
    の外部入出力である場合には画面から対話形式でデータ
    入出力を行う疑似入出力命令への展開を行い、外部デー
    タアクセス命令の内容がファイルのレコードの入出力の
    ようにアクセスするデータが大量の外部入出力である場
    合にはシステム標準のデータ入出力やユーザが設定した
    テスト用ファイルのアクセスによるデータ入出力を行う
    疑似入出力命令への展開を行うプリコンパイラを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の単体テスト用疑似入出
    力実現方式。
  3. 【請求項3】 テスト/本番識別オプションの内容が
    「単体テスト指定」である場合に、外部データアクセス
    命令をデータ入出力モジュールを呼び出す態様の疑似入
    出力命令に変換するプリコンパイラと、 疑似的なデータ入出力を実現するデータ入出力モジュー
    ルとテスト用モジュールとをリンクしてテスト用ロード
    モジュールを生成するリンカとを有することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の単体テスト用疑似入出
    力実現方式。
JP8255551A 1996-09-05 1996-09-05 単体テスト用疑似入出力実現方式 Pending JPH1083328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8255551A JPH1083328A (ja) 1996-09-05 1996-09-05 単体テスト用疑似入出力実現方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8255551A JPH1083328A (ja) 1996-09-05 1996-09-05 単体テスト用疑似入出力実現方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1083328A true JPH1083328A (ja) 1998-03-31

Family

ID=17280304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8255551A Pending JPH1083328A (ja) 1996-09-05 1996-09-05 単体テスト用疑似入出力実現方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1083328A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017538996A (ja) * 2014-11-05 2017-12-28 アビニシオ テクノロジー エルエルシー アプリケーション・テスト
US10936289B2 (en) 2016-06-03 2021-03-02 Ab Initio Technology Llc Format-specific data processing operations

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017538996A (ja) * 2014-11-05 2017-12-28 アビニシオ テクノロジー エルエルシー アプリケーション・テスト
US10705807B2 (en) 2014-11-05 2020-07-07 Ab Initio Technology Llc Application testing
JP2022037061A (ja) * 2014-11-05 2022-03-08 アビニシオ テクノロジー エルエルシー アプリケーション・テスト
CN115292160A (zh) * 2014-11-05 2022-11-04 起元技术有限责任公司 应用程序测试
US10936289B2 (en) 2016-06-03 2021-03-02 Ab Initio Technology Llc Format-specific data processing operations
US11347484B2 (en) 2016-06-03 2022-05-31 Ab Initio Technology Llc Format-specific data processing operations

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3762867B2 (ja) コンパイラ装置、コンパイル方法、およびそのためのプログラムを格納した記憶媒体
US5872977A (en) Object-oriented method and apparatus for creating a makefile
US11579856B2 (en) Multi-chip compatible compiling method and device
JPH08512152A (ja) インクリメンタル生成システム
US7624381B1 (en) Portable detection of start and completion of object construction
JP2001184218A (ja) Mpiプログラムのコンパイルにおける最適化方法
US8935657B2 (en) Model-to-model transformation by kind
Zhang et al. Automated Extraction of Grammar Optimization Rule Configurations for Metamodel-Grammar Co-evolution
JP2001296996A (ja) コンポーネントの自動生成装置および表現方法
JPH1083328A (ja) 単体テスト用疑似入出力実現方式
GB2420638A (en) Method of substituting code fragments in Internal Representation
JPH10187461A (ja) 言語処理方式
Forte Tools fair: Out of the lab, onto the shelf
WO2008015110A2 (en) Methods, apparatus and computer programs for modelling computer programs
JP2882876B2 (ja) プログラム試験方法
JPH0683597A (ja) オブジェクト指向プログラム開発装置およびオブジェクト指向プログラム開発方法
Harmer et al. Transformations to Restructure and Re–engineer COBOL Programs
Bass et al. PRESTIGE: a CASE workbench for the JSD implementor
JP3368795B2 (ja) コンパイル制御方法、コンパイル装置及び記録媒体
Stockenberg A dynamic integration architecture for high availability real-time systems
CN117608649A (zh) 一种继保装置的嵌入式软件集成开发运行方法及系统
JPH0612259A (ja) コンパイラ処理方式
JPH06266562A (ja) オブジェクト指向言語処理システムにおける目的コードサイズ最適化方式
JPH03231328A (ja) ファイル自動作成方式
Sloane et al. Issues in automatic software manufacturing in the presence of generators