JPH1082036A - ダムの揚水維持放流設備 - Google Patents
ダムの揚水維持放流設備Info
- Publication number
- JPH1082036A JPH1082036A JP8237909A JP23790996A JPH1082036A JP H1082036 A JPH1082036 A JP H1082036A JP 8237909 A JP8237909 A JP 8237909A JP 23790996 A JP23790996 A JP 23790996A JP H1082036 A JPH1082036 A JP H1082036A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- water
- dam
- pumping
- storage tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電力を節減でき、商用電気料金を低減で
き、設備の利用効率を向上できるダムの揚水維持放流
設備を提供する点にある。 【解決手段】 ダム水を伸縮可能な可動式揚水管４を介
して貯水タンク５へ汲み上げる揚水ポンプ２と、同揚水
ポンプ２をダム水上に浮上・支持するポンプ支持手段
（バージ）９と、貯水タンク５内のダム水を放流するダ
ム堤体１０上の水圧鉄管７とを有し、揚水ポンプ２を商
用電源若しくは放流水を利用して発電する水力発電機８
からの電力により駆動することを特徴としている。
き、設備の利用効率を向上できるダムの揚水維持放流
設備を提供する点にある。 【解決手段】 ダム水を伸縮可能な可動式揚水管４を介
して貯水タンク５へ汲み上げる揚水ポンプ２と、同揚水
ポンプ２をダム水上に浮上・支持するポンプ支持手段
（バージ）９と、貯水タンク５内のダム水を放流するダ
ム堤体１０上の水圧鉄管７とを有し、揚水ポンプ２を商
用電源若しくは放流水を利用して発電する水力発電機８
からの電力により駆動することを特徴としている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダムの揚水維持放
流設備に関するものである。
流設備に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のダムの選択取水・維持放流設備を
図４により説明すると、１１が選択取水設備、１２が選
択取水設備１１の取水ベルマウス管、１３が放流管、１
４が維持放流設備、１５がダム水で、選択取水設備１１
の取水ベルマウス管１２は、円筒管を複数段伸縮可能に
組み合わせたもので、ダム水位の変動に追従して伸縮す
るようになっている。
図４により説明すると、１１が選択取水設備、１２が選
択取水設備１１の取水ベルマウス管、１３が放流管、１
４が維持放流設備、１５がダム水で、選択取水設備１１
の取水ベルマウス管１２は、円筒管を複数段伸縮可能に
組み合わせたもので、ダム水位の変動に追従して伸縮す
るようになっている。
【０００３】上記ダムの選択取水・維持放流設備では、
選択取水設備１１の取水ベルマウス管１２によりダム水
１５を取水して、放流管１３と維持放流設備１４とを経
て下流側へ放流する。その際、選択取水設備１１の駆動
（取水ベルマウス管１２の伸縮）に必要な電力を商用電
源から供給している。
選択取水設備１１の取水ベルマウス管１２によりダム水
１５を取水して、放流管１３と維持放流設備１４とを経
て下流側へ放流する。その際、選択取水設備１１の駆動
（取水ベルマウス管１２の伸縮）に必要な電力を商用電
源から供給している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記図４に示す従来の
ダムの選択取水・維持放流設備では、取水を下流側へ放
流しない場合でも、ダム水位が変動すれば、その都度、
商用電源からの電力により取水ベルマウス管１２の伸縮
駆動装置を駆動して、取水ベルマウス管１２を伸縮させ
る必要があり、電力使用の面から効率的でない。しかも
商用電源のみを使用しているので、電力料金が嵩むとい
う問題があった。
ダムの選択取水・維持放流設備では、取水を下流側へ放
流しない場合でも、ダム水位が変動すれば、その都度、
商用電源からの電力により取水ベルマウス管１２の伸縮
駆動装置を駆動して、取水ベルマウス管１２を伸縮させ
る必要があり、電力使用の面から効率的でない。しかも
商用電源のみを使用しているので、電力料金が嵩むとい
う問題があった。
【０００５】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、電力を節減でき、商
用電気料金を低減でき、設備の利用効率を向上できる
ダムの揚水維持放流設備を提供しようとする点にある。
であり、その目的とする処は、電力を節減でき、商
用電気料金を低減でき、設備の利用効率を向上できる
ダムの揚水維持放流設備を提供しようとする点にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のダムの揚水維持放流設備は、ダム水を伸
縮可能な可動式揚水管を介して貯水タンクへ汲み上げる
揚水ポンプと、同揚水ポンプをダム水上に浮上・支持す
るポンプ支持手段と、上記貯水タンク内のダム水を放流
するダム堤体上の水圧鉄管とを有し、上記揚水ポンプを
商用電源若しくは放流水を利用して発電する水力発電機
からの電力により駆動するようにしている。
めに、本発明のダムの揚水維持放流設備は、ダム水を伸
縮可能な可動式揚水管を介して貯水タンクへ汲み上げる
揚水ポンプと、同揚水ポンプをダム水上に浮上・支持す
るポンプ支持手段と、上記貯水タンク内のダム水を放流
するダム堤体上の水圧鉄管とを有し、上記揚水ポンプを
商用電源若しくは放流水を利用して発電する水力発電機
からの電力により駆動するようにしている。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に本発明のダムの揚水維持放流
設備を図１〜図３に示す一実施形態により説明する。図
１は同揚水維持放流設備を示す斜視図、図２は同揚水維
持放流設備の作用説明図、図３は揚水ポンプへの電力供
給系統を示す説明図である。図１の２が揚水ポンプ、図
２の１が同揚水ポンプ２の選択取水管、３が初期揚水ポ
ンプ、５が貯水タンク、４が可動式揚水管（円筒管を複
数段伸縮可能に組み合わせて構成した伸縮管）で、揚水
ポンプ２及び初期揚水ポンプ３をバージ（ポンプ支持手
段）９上に設置し、可動式揚水管（伸縮管）４の下端部
を揚水ポンプ２及び初期揚水ポンプ３の吐出側に接続
し、可動式揚水管（伸縮管）４の上端部を貯水タンク５
に開口しており、ダム水位が変動したときに、バージ９
と揚水ポンプ２及び初期揚水ポンプ３とがダム水位の変
動に追従して昇降し、可動式揚水管（伸縮管）４がバー
ジ９と揚水ポンプ２及び初期揚水ポンプ３との昇降に追
従して伸縮するようになっている。
設備を図１〜図３に示す一実施形態により説明する。図
１は同揚水維持放流設備を示す斜視図、図２は同揚水維
持放流設備の作用説明図、図３は揚水ポンプへの電力供
給系統を示す説明図である。図１の２が揚水ポンプ、図
２の１が同揚水ポンプ２の選択取水管、３が初期揚水ポ
ンプ、５が貯水タンク、４が可動式揚水管（円筒管を複
数段伸縮可能に組み合わせて構成した伸縮管）で、揚水
ポンプ２及び初期揚水ポンプ３をバージ（ポンプ支持手
段）９上に設置し、可動式揚水管（伸縮管）４の下端部
を揚水ポンプ２及び初期揚水ポンプ３の吐出側に接続
し、可動式揚水管（伸縮管）４の上端部を貯水タンク５
に開口しており、ダム水位が変動したときに、バージ９
と揚水ポンプ２及び初期揚水ポンプ３とがダム水位の変
動に追従して昇降し、可動式揚水管（伸縮管）４がバー
ジ９と揚水ポンプ２及び初期揚水ポンプ３との昇降に追
従して伸縮するようになっている。
【０００８】７がダム堤体１０上に設置した水圧鉄管、
６が水圧鉄管７の貯水タンク５側に設けたバルブ、８が
水圧鉄管７からの放流水により発電を行う水力発電設備
の水力発電機である。次に前記ダムの揚水維持放流設備
の作用を具体的に説明する。揚水ポンプ２及び初期揚水
ポンプ３をバージ９上に設置し、伸縮可能な可動式揚水
管４の下端部を揚水ポンプ２及び初期揚水ポンプ３の吐
出側に接続し、可動式揚水管（伸縮管）４の上端部を貯
水タンク５に開口しており、ダム水位が変動したとき
に、バージ９と揚水ポンプ２及び初期揚水ポンプ３とが
ダム水位の変動に追従して昇降し、伸縮可能な可動式揚
水管４がバージ９と揚水ポンプ２及び初期揚水ポンプ３
との昇降に追従して伸縮する。そのため、可動式揚水管
４の伸縮に電力を必要としない。
６が水圧鉄管７の貯水タンク５側に設けたバルブ、８が
水圧鉄管７からの放流水により発電を行う水力発電設備
の水力発電機である。次に前記ダムの揚水維持放流設備
の作用を具体的に説明する。揚水ポンプ２及び初期揚水
ポンプ３をバージ９上に設置し、伸縮可能な可動式揚水
管４の下端部を揚水ポンプ２及び初期揚水ポンプ３の吐
出側に接続し、可動式揚水管（伸縮管）４の上端部を貯
水タンク５に開口しており、ダム水位が変動したとき
に、バージ９と揚水ポンプ２及び初期揚水ポンプ３とが
ダム水位の変動に追従して昇降し、伸縮可能な可動式揚
水管４がバージ９と揚水ポンプ２及び初期揚水ポンプ３
との昇降に追従して伸縮する。そのため、可動式揚水管
４の伸縮に電力を必要としない。
【０００９】揚水ポンプ２により汲み上げた水は、伸縮
可能な可動式揚水管４→貯水タンク５→バルブ６→水圧
鉄管７を経て放流し、この放流水により水力発電設備の
水力発電機８を駆動して、発電を行い、ここで得られた
電力を揚水ポンプ２へ供給して、揚水ポンプ２を駆動す
る。その際、揚水ポンプ２の駆動に商用電源を併用して
いる。しかし商用電源からの電力は、水力発電機８から
供給される電力分だけ少なくなるので、商用電源単独供
給の場合に比べると電気料金が低減する。
可能な可動式揚水管４→貯水タンク５→バルブ６→水圧
鉄管７を経て放流し、この放流水により水力発電設備の
水力発電機８を駆動して、発電を行い、ここで得られた
電力を揚水ポンプ２へ供給して、揚水ポンプ２を駆動す
る。その際、揚水ポンプ２の駆動に商用電源を併用して
いる。しかし商用電源からの電力は、水力発電機８から
供給される電力分だけ少なくなるので、商用電源単独供
給の場合に比べると電気料金が低減する。
【００１０】また放流しないときは、揚水ポンプ２及び
水力発電機８が停止し、放流時のみこれらの揚水ポンプ
２及び水力発電機８が稼働するで、揚水維持放流設備の
効率が向上する。
水力発電機８が停止し、放流時のみこれらの揚水ポンプ
２及び水力発電機８が稼働するで、揚水維持放流設備の
効率が向上する。
【００１１】
【発明の効果】本発明のダムの揚水維持放流設備は前記
のようにダム水を伸縮可能な可動式揚水管を介して貯水
タンクへ汲み上げる揚水ポンプと、同揚水ポンプをダム
水上に浮上・支持するポンプ支持手段と、上記貯水タン
ク内のダム水を放流するダム堤体上の水圧鉄管とにより
構成しており、ダム水位が変動したときに、ポンプ支持
手段と揚水ポンプとがダム水位の変動に追従して昇降
し、伸縮可能な可動式揚水管がポンプ支持手段及び揚水
ポンプの昇降に追従して伸縮する。そのため、可動式揚
水管の伸縮に電力を必要としなくて、電力を節減でき
る。
のようにダム水を伸縮可能な可動式揚水管を介して貯水
タンクへ汲み上げる揚水ポンプと、同揚水ポンプをダム
水上に浮上・支持するポンプ支持手段と、上記貯水タン
ク内のダム水を放流するダム堤体上の水圧鉄管とにより
構成しており、ダム水位が変動したときに、ポンプ支持
手段と揚水ポンプとがダム水位の変動に追従して昇降
し、伸縮可能な可動式揚水管がポンプ支持手段及び揚水
ポンプの昇降に追従して伸縮する。そのため、可動式揚
水管の伸縮に電力を必要としなくて、電力を節減でき
る。
【００１２】また揚水ポンプにより汲み上げた水を伸縮
可能な可動式揚水管→貯水タンク→水圧鉄管を経て放流
し、この放流水により水力発電設備の水力発電機を駆動
して、発電を行い、ここで得られた電力を揚水ポンプへ
供給して、揚水ポンプを駆動する。その際、揚水ポンプ
の駆動に商用電源を併用している。しかし商用電源から
の電力は、水力発電機８から供給される電力分だけ少な
くなるので、商用電源単独供給の場合に比べると商用電
気料金を低減できる。
可能な可動式揚水管→貯水タンク→水圧鉄管を経て放流
し、この放流水により水力発電設備の水力発電機を駆動
して、発電を行い、ここで得られた電力を揚水ポンプへ
供給して、揚水ポンプを駆動する。その際、揚水ポンプ
の駆動に商用電源を併用している。しかし商用電源から
の電力は、水力発電機８から供給される電力分だけ少な
くなるので、商用電源単独供給の場合に比べると商用電
気料金を低減できる。
【００１３】また放流しないときは、揚水ポンプ及び水
力発電機が停止し、放流時のみこれらの揚水ポンプ及び
水力発電機が稼働するで、揚水維持放流設備の利用効率
を向上できる。
力発電機が停止し、放流時のみこれらの揚水ポンプ及び
水力発電機が稼働するで、揚水維持放流設備の利用効率
を向上できる。
【図１】本発明のダムの揚水維持放流設備の一実施形態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図２】同揚水維持放流設備の作用説明図である。
【図３】揚水ポンプへの電力供給系統を示す説明図であ
る。
る。
【図４】従来のダムの選択取水・維持放流設備を示す斜
視図である。
視図である。
２ 揚水ポンプ ４ 可動式揚水管 ５ 貯水タンク ７ 水圧鉄管 ８ 水力発電機 ９ ポンプ支持手段（バージ） １０ ダム堤体
Claims (1)
- 【請求項１】 ダム水を伸縮可能な可動式揚水管を介し
て貯水タンクへ汲み上げる揚水ポンプと、同揚水ポンプ
をダム水上に浮上・支持するポンプ支持手段と、上記貯
水タンク内のダム水を放流するダム堤体上の水圧鉄管と
を有し、上記揚水ポンプを商用電源若しくは放流水を利
用して発電する水力発電機からの電力により駆動するこ
とを特徴としたダムの揚水維持放流設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8237909A JPH1082036A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | ダムの揚水維持放流設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8237909A JPH1082036A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | ダムの揚水維持放流設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1082036A true JPH1082036A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17022241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8237909A Withdrawn JPH1082036A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | ダムの揚水維持放流設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1082036A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101171014B1 (ko) | 2010-01-15 | 2012-08-08 | 영남대학교 산학협력단 | 소수력 발전 기능을 갖는 사방댐 |
| CN106284241A (zh) * | 2016-09-14 | 2017-01-04 | 中国电建集团华东勘测设计研究院有限公司 | 一种上水库充水及排水系统 |
| CN108589628A (zh) * | 2018-07-12 | 2018-09-28 | 贵州省水利水电勘测设计研究院 | 一种用于拦河工程下放生态水的方法及装置 |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP8237909A patent/JPH1082036A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101171014B1 (ko) | 2010-01-15 | 2012-08-08 | 영남대학교 산학협력단 | 소수력 발전 기능을 갖는 사방댐 |
| CN106284241A (zh) * | 2016-09-14 | 2017-01-04 | 中国电建集团华东勘测设计研究院有限公司 | 一种上水库充水及排水系统 |
| CN108589628A (zh) * | 2018-07-12 | 2018-09-28 | 贵州省水利水电勘测设计研究院 | 一种用于拦河工程下放生态水的方法及装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |