JPH1081892A - ガラス製品の成形用離型剤及びこれを用いた成形方法 - Google Patents

ガラス製品の成形用離型剤及びこれを用いた成形方法

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JPH1081892A
JPH1081892A JP9111448A JP11144897A JPH1081892A JP H1081892 A JPH1081892 A JP H1081892A JP 9111448 A JP9111448 A JP 9111448A JP 11144897 A JP11144897 A JP 11144897A JP H1081892 A JPH1081892 A JP H1081892A
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weight
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oil
lubricant
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JP9111448A
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English (en)
Inventor
Masaru Segawa
優 瀬川
Yukio Morisawa
雪夫 森沢
Riyouji Nishizawa
稜而 西澤
Norio Doi
則雄 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chukyo Kasei Kogyo Kk
AGC Inc
Original Assignee
Chukyo Kasei Kogyo Kk
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業環境的に清潔で、ガラス製品の汚れ、各種
欠点の発生を防止し、人手による離型剤の塗布作業を改
善する。 【解決手段】各々特定成分の、(A)の基油を約55重
量部、(B)の潤滑剤を約10重量部、(C)の増粘剤
を約15重量部、(D)のバインダ物質を約4重量部、
(E)の付着分散剤を約15重量部、(F)の助燃剤を
約1重量部含む離型剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス成形によっ
て製造される陰極線管用ガラス等のガラス製品の成形用
離型剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス製品の成形用離型剤(以下、離型
剤という)は、従来は、400〜500℃(ガラス成形
時の表面温度)の高温の範囲で使用するため、塗布方法
は、ボンテン(布を巻つけた棒)、固形ワックス等を使
用して手ぬりで塗布していた。ボンテンに離型剤を塗布
する際には、離型剤が高粘度(25℃で約10000〜
20000cP。B型回転粘度計による。以下同じ。)
であるため、従来離型剤をそのままボンテンにつけてガ
ラス成形用の金型に塗布したり、固体ワックスを金型の
必要部分に塗って使用していた。また低粘度の離型剤の
場合、マシン油(一般には10マシン油)に離型剤を希
釈した液を用いていた。
【0003】さらに塗布間隔を考慮する等して、成形時
に問題になるガラスの汚れ付着(オイルマーク)、ビ
リ、シワ、チルド等の不良が出ないようにしたり、プレ
ス成形装置の立ち上がり不良率を少なくするようにして
いた。
【0004】また従来の離型剤には、潤滑・離型効果を
付与する潤滑剤として、主にグラファイトが使用されて
いるため、離型剤の外観が黒色ペースト状、黒色液状と
なり、作業環境的に清潔でなく、黒色以外の離型剤で作
業環境を改善したいという要望があった。また、グラフ
ァイトがガラス製品に付着し汚れを生じたり、金型表面
の離型剤塗膜の一部が割れ、成形されたガラス製品の表
面性状が悪化するなどの外観上の慢性欠点を生じてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の離型
剤の前記欠点、すなわち従来品はグラファイトを含むた
め作業環境的に清潔でなく、グラファイトがガラス製品
に付着し汚れを生ずる問題、人手により離型剤を金型に
塗布していたという作業内容の問題、さらにガラス製品
に発生するビリ、シワ、チルド等の各種欠点の解消を目
的とする。
【0006】本発明における潤滑剤はグラファイトを含
まず、そのため暗褐色液状のガラス製品の成形用離型剤
であり、また低粘度であるため、常温において自動噴霧
塗布もできるという優れた効果を有する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、潤滑剤として
有機チタネート類及び/又は有機リン系エステルカルシ
ウム塩を含有するガラス製品の成形用離型剤を提供す
る。さらに本発明は、以下の成分を含有する、ガラス製
品の成形用離型剤を提供する。 (A)鉱物油、合成油、動植物油脂又は合成エステルか
らなる基油、(B)潤滑剤として有機チタネート類及び
/又は有機リン系エステルカルシウム塩、(C)高分子
物質よりなる増粘剤、(D)バインダ物質、(E)付着
分散剤、(F)助燃剤。
【0008】本発明のガラス製品の成形用離型剤の好ま
しい態様では、前記成分を次の割合で含有する。 (A)の基油を10〜80重量部、(B)の潤滑剤を2
〜20重量部、(C)の増粘剤を2〜40重量部、
(D)のバインダ物質としてラノリン脂肪酸金属塩を3
〜15重量部、(E)の付着分散剤を3〜40重量部、
(F)の助燃剤を1〜3重量部。
【0009】本発明のガラス製品の成形用離型剤の他の
好ましい態様では、(B)の潤滑剤として、有機チタネ
ート類2〜20重量部、又は、有機リン系エステルカル
シウム塩3〜15重量部、を含有する。
【0010】本発明のガラス製品の成形用離型剤の他の
好ましい他の態様では、(C)の増粘剤として、合成潤
滑系誘導エステル5〜20重量部、又は、合成潤滑ワッ
クス2〜15重量部、又は、飽和炭化水素系樹脂5〜4
0重量部、を含有する。
【0011】本発明のガラス製品の成形用離型剤の他の
好ましい他の態様では、(E)の付着分散剤として、高
級アルコール3〜10重量部、又は、ラノリンアルコー
ル5〜40重量部、を含有する。
【0012】さらに本発明は、潤滑剤として有機チタネ
ート類及び/又は有機リン系エステルカルシウム塩を含
有する離型剤を用いてガラス製品を成形する方法を提供
する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に使用される(A)の鉱物
油としては、石油精製によって得られる油類が好まし
く、パラフィン系・ナフテン系又は芳香族系の、原油類
を精製して得られる鉱物油、又はそれらの混合物が好ま
しい。さらに具体的には、マシン油、タービン油、モー
ター油、ブライトストック等の鉱物油、及びこれらを混
合した鉱物油がより好ましい。
【0014】(A)の合成油としては、α−オレフィン
オリゴマー系の炭化水素系合成油で低粘度のもの、エチ
レンとα−オレフィンとのコオリゴマー系炭化水素系合
成油で低粘度のものが好ましい。
【0015】(A)の動植物油脂としては、低粘度のナ
タネ油、低粘度のアマニ油、低粘度のヒマシ油等の低粘
度の植物油、及び低粘度の豚脂、低粘度のマッコウ鯨油
等の低粘度の動物油が好ましい。
【0016】(A)の合成エステルとしては、低粘度の
ネオペンチルポリオールエステル、低粘度のα−オレフ
ィン−二塩基酸共重合体のブタノールエステル、低粘度
のジエステルが好ましい。
【0017】上記低粘度とは、温度40℃での粘度で1
0〜32mm2 /sの範囲のものを意味する。この基油
の粘度が離型剤の粘度に大きな影響を与えるので、前記
の粘度範囲はガラス離型剤の自動噴霧化を可能にすると
いう点で好ましい。特に、ガラス製品の成形用離型剤と
して好ましい組成及び量は、10マシン油と32タービ
ン油との混合鉱物油で、35〜70重量部である。
【0018】(B)の潤滑剤は、ガラス製品成形時に溶
融ガラスが金型に入ってくるときに、金型に付着しかつ
潤滑離型効果を発揮する添加剤である。
【0019】好ましい潤滑剤の具体例は、有機チタネー
ト系添加剤の場合、テトライソプロポキシチタン、テト
ラ−n−ブトキシチタン、テトラキス(2−エチルヘキ
シルオキシ)チタン、テトラステアリルオキシチタン、
ジイソプロポキシ・ビス(アセチルアセトナト)チタ
ン、ジ−n−ブトキシ・ビス(トリエタノールアミナ
ト)チタン、チタンイソプロポキシオクチレングリコレ
ート、チタンステアレートである。
【0020】有機リン系エステル及びその金属塩の場
合、有機リン系エステルとして酸性リン酸エステル類
(メチルアシッドホスフェイト、エチルアシッドホスフ
ェイト、イソプロピルアシッドホスフェイト、ブチルア
シッドホスフェイト、2−エチルヘキシルアシッドホス
フェイト、イソデシルアシッドホスフェイト、ラウリル
アシッドホスフェイト、トリデシルアシッドホスフェイ
ト、ステアリルアシッドホスフェイト、オレイルアシッ
ドホスフェイト、ジ−2−エチルヘキシルホスフェイ
ト、モノイソデシルホスフェイト等)である。
【0021】有機リン系エステル金属塩として酸性リン
酸エステル金属塩(マグネシウムステアリルホスフェイ
ト、アルミニウムステアリルホスフェイト、カルシウム
ステアリルホスフェイト、カルシウムステアリルホスフ
ェイト、バリウムステアリルホスフェイト等)であり、
アルキルポリオキシエチレン酸エステルカルシウム塩で
ある。
【0022】これらの混合物、これらに炭酸カルシウム
を混合したもの、さらに石油スルホン酸カルシウム塩、
石油スルホン酸バリウム塩、石油スルホン酸マグネシウ
ム塩又はホウ酸カルシウム塩の一つ以上を混合したもの
である。
【0023】特に、ガラス製品の成形用離型剤としてよ
り好ましいのは有機チタニウム塩であり、添加量は2〜
20重量部である。またアルキルポリオキシエチレンリ
ン酸エステルカルシウム塩と石油スルホン酸カルシウム
塩・炭酸カルシウムの混合物が、作業環境の考慮も含め
て好ましく、添加量は3〜10重量部である。
【0024】(C)の高分子物質からなる増粘剤は、鉱
物油の粘度を増し、付着の条件及び自動噴霧の条件に合
うよう粘度を調整できる。好ましい増粘剤の具体例は、
合成潤滑誘導エステルの場合、有機酸エステル(ジエス
テルタイプはジオクチルアジペート、ジオクチルアゼレ
ート、ジイソオクチルアジペート、ジイソデシルアジペ
ート、ジイソトリデシルアジペート、ジオクチルセバケ
ート、ジブチルセバケート、ジブチルアジペート、トリ
メリット酸エステル、テトラエステル等で、ポリオール
エステルタイプはトリメチロールポリオールの脂肪酸エ
ステル、ペンタエリスリトールポリオールの脂肪酸エス
テル、ネオペンチルポリオールの脂肪酸エステル等であ
る)、無水マレイン酸変性(エチレン、α−オレフィン
コポリマー)タイプの合成潤滑エステル等、より好まし
くは無水マレイン酸変性タイプの合成潤滑エステルで、
添加量は5〜10重量部である。
【0025】合成潤滑系誘導ワックスの場合、エステル
ワックス、部分ケン化ワックス、ポリオレフィンワック
ス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、
無水マレイン酸共重合物混合ワックスであり、特に好ま
しくは無水マレイン酸共重合物混合ワックスで、添加量
は3〜5重量部である。
【0026】飽和炭化水素樹脂の場合、アルキド樹脂、
アクリル樹脂、ロジン系樹脂、ロジン変性合成樹脂、ロ
ジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、
アミノ樹脂、ロジンエステル、水添ロジンエステル、ロ
ジンペンタエリスリトールエステル、脂環族飽和炭化水
素樹脂である。特に好ましくは、脂環族飽和炭化水素樹
脂、ロジンエステル、水添ロジンエステルであり、添加
量は5〜10重量部である。
【0027】(D)のバインダ物質は(B)の潤滑剤と
混ざり、離型膜を形成し、金型に塗布するたびにさらに
強固で潤滑性のある離型膜になるようにする効果があ
る。
【0028】好ましくはラノリン脂肪酸金属塩であり、
具体的にはラノリン脂肪酸カルシウム塩、ラノリン脂肪
酸バリウム塩、ラノリン脂肪酸亜鉛塩、及びこれらの混
合物、又はこれら金属塩にラノリン、ラノリンアルコー
ル、ラノリン脂肪酸多価アルコール、ラノリン脂肪酸低
級アルコール、石油スルホン酸カルシウム、石油スルホ
ン酸バリウム塩、石油スルホン酸マグネシウムの1種以
上を混合したものである。特に好ましくは、ラノリン脂
肪酸カルシウム塩、ラノリン脂肪酸亜鉛塩と石油スルホ
ン酸バリウム塩の混合物であり、添加量は3〜5重量部
である。
【0029】(E)の付着分散剤は、潤滑剤、バインダ
物質による離型膜の付着形成前に、潤滑剤、バインダ物
質を金型内に広げ、均一に分散させる効果がある。
【0030】好ましくは、脂肪酸アルコールで炭素数が
8〜24、より好ましくは12〜24の高級アルコール
である。具体的には、直鎖飽和アルコールの場合、オク
チルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコー
ル、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチ
ルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコ
ール等であり、直鎖不飽和アルコールの場合、オレイル
アルコール等である。
【0031】分岐脂肪酸アルコールの場合、イソラウリ
ルアルコール、イソセチルアルコール、イソステアリル
アルコール、オクチルドデカノール、2−デシル−テト
ラデカノール等のような分岐アルコールである。
【0032】天然アルコールの場合、牛脂、ヤシ油、パ
ーム油、オリーブ油等の天然油脂から得られるものであ
る。
【0033】これらのうちでも、分岐脂肪酸アルコール
が特に好ましく、添加量は3〜5重量部である。またラ
ノリンアルコールの場合、ラノリンをケン化分解するこ
とにより約50%の収率で得られるアルコールの混合物
であり、添加量は5〜15重量部である。
【0034】(F)の助燃剤は、離型剤の各成分を早く
離型膜上に付着存在させるために、蒸発、着火促進効果
を有する。
【0035】好ましくは、灯油、高沸点灯油及び水添さ
れた灯油、水添された高沸点灯油、又はこれらと鉱油と
の混合物、これらに燃料用添加剤を加えたものである。
添加量は1〜3重量部である。前記燃料用添加剤は、有
機溶剤、鉱物油及び添加剤からなり、助燃剤の着火性を
早める効果を有する。燃料用添加剤の添加剤は、燃料用
添加剤(有機溶剤と鉱物油)を安定化させるものであ
り、酸化防止剤、腐食抑制剤、潤滑油金属不活性剤、清
浄剤、流動性向上剤等が相当する。特に好ましい助燃剤
は、高沸点灯油に鉱物油を混合し、さらに酸化防止剤、
潤滑油金属不活性剤を添加したものである。高沸点灯油
の引火点は、80℃以上のものが高温での着火を早め、
離型膜が早く形成でき、オイルマークを少なくできる点
で好ましい。
【0036】本発明において好ましい離型剤は、前記し
た(A)〜(F)の各成分を混合することにより得られ
る。そして、その特徴の一つは、潤滑剤として有機チタ
ネート類及び/又は有機リン系エステルカルシウム塩を
含有し、これまでの離型剤のようにグラファイトを潤滑
剤の主要成分として実質的に含まないことである。しか
し、離型剤の特性が維持される範囲であれば、(A)〜
(F)以外の成分を混入させることもでき、またグラフ
ァイトが有する欠点が生じない程度であれば、潤滑剤と
して少量のグラファイトが混入しても支障ない。
【0037】また、離型剤の粘度は温度により大きく変
化する。この粘度として、室温下(25℃)で1〜10
00cPが使用可能範囲として挙げられる。特に離型剤
を金型の成形面に例えばスプレーで自動塗布する場合に
は、100〜300cP程度の比較的低粘度のものが好
ましい。粘度が300cPを超えると、自動塗布を円滑
かつ確実に行うことが困難となることがある。粘度が1
00cPより低いと、正確な成形精度が要求される場合
及び複雑な形状のガラス製品の場合に、金型の成形面に
所望の離型膜を形成できなくなることがある。
【0038】前記離型膜が離型性能を十分に発揮するた
めには、酸化された固体潤滑剤及び金属塩を金型の成形
面に均一に付着させることが重要である。(A)基油、
(C)高分子物質からなる増粘剤、(D)バインダ物
質、(E)付着分散剤及び(F)助燃剤は、約500℃
の温度では、揮散、蒸発するとともに燃焼してほとんど
なくなる。これらは酸化された固体潤滑剤及び金属塩の
金型への均一付着及び強固な離型膜の形成のための補助
的役割を果たす。したがって、成形するガラス製品の種
類や形状又は要求される成形精度などにより、成形条件
が厳しくないときには、増粘剤、付着分散剤又は助燃剤
等は省くこともできる。
【0039】次に、この離型剤を用いてガラス製品を成
形するには、金型の成形面の全部又は選択された一部に
離型剤を塗布して離型膜を形成せしめ、次いでこの金型
内に溶融ガラスを装填し成形する。この場合、離型剤が
金型の成形面に塗布されると、離型剤は金型の表面に均
一に付着して分布し、このとき、金型が450〜550
℃の高温状態にあるので、前記離型剤の油成分等は瞬時
に蒸発又は燃焼し、その固形成分により強固で潤滑性の
ある離型膜が形成される。
【0040】離型剤の塗布は手作業でも行いうるが、通
常は自動的にスプレー塗布する。そして、形成された離
型膜は耐久性を有するので、一回塗布すると、継続して
数回の成形を行いうる。したがって、このような場合に
は、離型膜の性能が低下又は消失した時点で、一定時間
をおいて離型剤を塗布すればよい。
【0041】以上の(A)〜(F)からなる離型剤は、
陰極線管用ガラス(パネル、ファンネル)のプレス成形
の際に、傷やビリ等の欠点の発生を抑制でき、汚れやガ
ラス表面の荒れの少ない製品が得られ、従来の離型剤に
比べ品質面のみならず歩留り面でも優れた効果を有す
る。
【0042】また本発明の離型剤は、プレス成形により
製造されるガラス物品の製造に使用でき、陰極線管用ガ
ラスにとどまらず、食料壜、化粧壜、飲料壜等の壜用ガ
ラス等の離型剤としても使用できる。
【0043】
【実施例】
[例1]下記の成分(A)〜(F)を含む離型剤を作製
した。成分(A)として10マシン油と32タービン油
との混合鉱物油を約55重量部、成分(B)としてチタ
ンアセテートを約4重量部、成分(C)として無水マレ
イン酸変性タイプの合成潤滑エステルと無水マレイン共
重合混合ワックス及び脂環族飽和炭化水素樹脂との混合
物を約15重量部、成分(D)としてラノリン脂肪酸カ
ルシウム、ラノリン脂肪酸亜鉛及び石油スルホン酸バリ
ウムの混合物を約4重量部、成分(E)としてラノリン
アルコールと分岐脂肪酸アルコールを約15重量部、成
分(F)として高沸点灯油[引火点80℃で、COC
(Cleaveland OpenCup)法で測
定。]と鉱物油を混合しそれに酸化防止剤及び潤滑油金
属不活性剤を添加したものを約1重量部である。
【0044】例1の離型剤を使用し、ブラウン管用ファ
ンネルガラスのプレス成形を行い、成形されたファンネ
ルガラスの外観不良(傷、ビリ、汚れ、荒れ)の発生率
を調べた。この場合、ボトムモールドのパッド部1(図
1参照)を対象に離型剤を10日間使用し外観不良発生
率を調べた。
【0045】離型剤の塗布は、ボンテン等を用いた手動
では塗布条件を均一にするのは困難なので、二流体微噴
霧ノズルを用いて一定条件下(離型剤圧力=2kg/c
2、吐出空気圧=3kg/cm2 、塗布間隔=15
分、塗布時間=0.08秒)で行った。
【0046】その結果、外観不良発生率=0.01%
(傷=0%、ビリ=0%、汚れ=0%、荒れ=0.01
%)であり、品質・歩留り両面から良好な結果が得られ
た。
【0047】[例2]下記の成分(A)〜(F)を含む
離型剤を作製した。成分(A)として10マシン油と3
2タービン油との混合鉱物油を約55重量部、成分
(B)としてアルキルポリオキシエチレンリン酸エステ
ルカルシウムを約4重量部、成分(C)として無水マレ
イン酸変性タイプの合成潤滑エステルと無水マレイン共
重合混合ワックス及び脂環族飽和炭化水素樹脂との混合
物を約15重量部、成分(D)としてラノリン脂肪酸カ
ルシウム、ラノリン脂肪酸亜鉛及び石油スルホン酸バリ
ウムの混合物を約4重量部、成分(E)としてラノリン
アルコールと分岐脂肪酸アルコールを約15重量部、成
分(F)として高沸点灯油(引火点80℃、COC法)
と鉱物油を混合しそれに酸化防止剤及び潤滑油金属不活
性剤を添加したものを約1重量部である。
【0048】例2の離型剤を使用し、例1と同様にして
ファンネルガラスの外観不良発生率を調べた。その結
果、外観不良発生率=0.02%(傷=0%、ビリ=0
%、汚れ=0.01%、荒れ=0.01%)であり、品
質・歩留り両面から良好な結果が得られた。
【0049】[例3]下記の成分(A)〜(F)を含む
離型剤を作製した。成分(A)として10マシン油と3
2タービン油との混合鉱物油を約55重量部、成分
(B)としてチタンアセテートとアルキルポリオキシエ
チレンリン酸エステルカルシウムと石油スルホン酸カル
シウム及び炭酸カルシウムの混合物を約10重量部、成
分(C)として無水マレイン酸変性タイプを約10重量
部、成分(D)としてラノリン脂肪酸カルシウムとラノ
リン脂肪酸亜鉛及び石油スルホン酸バリウムの混合物を
約4重量部、成分(E)としてラノリンアルコールと分
岐脂肪酸アルコールを約15重量部、成分(F)として
高沸点灯油(引火点80℃で、COC法で測定。)と鉱
物油を混合しそれに酸化防止剤及び潤滑油金属不活性剤
を添加したものを約1重量部である。
【0050】例3の離型剤を使用し、例1と同様にして
ファンネルガラスの外観不良発生率を調べた。その結
果、外観不良発生率=0.01%(傷=0%、ビリ=0
%、汚れ=0%、荒れ=0.01%)であり、品質・歩
留り両面から良好な結果が得られた。
【0051】[例4]下記の成分(A)〜(F)を含む
離型剤を作製した。成分(A)として10マシン油と3
2タービン油との混合鉱物油を約55重量部、成分
(B)としてチタンアセテートとアルキルポリオキシエ
チレンリン酸エステルカルシウムと石油スルホン酸カル
シウム及び炭酸カルシウムの混合物を約10重量部、成
分(C)として無水マレイン酸共重合混合ワックスを約
5重量部、成分(D)としてラノリン脂肪酸カルシウム
とラノリン脂肪酸亜鉛及び石油スルホン酸バリウムの混
合物を約4重量部、成分(E)としてラノリンアルコー
ルと分岐脂肪酸アルコールを約15重量部、成分(F)
として高沸点灯油(引火点80℃で、COC法で測
定。)と鉱物油を混合しそれに酸化防止剤及び潤滑油金
属不活性剤を添加したものを約1重量部である。
【0052】例4の離型剤を使用し、例1と同様にして
ファンネルガラスの外観不良発生率を調べた。その結
果、外観不良発生率=0.01%(傷=0%、ビリ=0
%、汚れ=0%、荒れ=0.01%)であり、品質・歩
留り両面から良好な結果が得られた。
【0053】[例5]下記の成分(A)〜(F)を含む
離型剤を作製した。成分(A)として10マシン油と3
2タービン油との混合鉱物油を約55重量部、成分
(B)としてチタンアセテートとアルキルポリオキシエ
チレンリン酸エステルカルシウムと石油スルホン酸カル
シウム及び炭酸カルシウムの混合物を約10重量部、成
分(C)として脂環族飽和炭化水素樹脂を約10重量
部、成分(D)としてラノリン脂肪酸カルシウムとラノ
リン脂肪酸亜鉛及び石油スルホン酸バリウムの混合物を
約4重量部、成分(E)としてラノリンアルコールと分
岐脂肪酸アルコールを約15重量部、成分(F)として
高沸点灯油(引火点80℃で、COC法で測定。)と鉱
物油を混合しそれに酸化防止剤及び潤滑油金属不活性剤
を添加したものを約1重量部である。
【0054】例5の離型剤を使用し、例1と同様にして
ファンネルガラスの外観不良発生率を調べた。その結
果、外観不良発生率=0.01%(傷=0%、ビリ=0
%、汚れ=0%、荒れ=0.01%)であり、品質・歩
留り両面から良好な結果が得られた。
【0055】[例6]下記の成分(A)〜(F)を含む
離型剤を作製した。成分(A)として10マシン油と3
2タービン油との混合鉱物油を約55重量部、成分
(B)としてチタンアセテートとアルキルポリオキシエ
チレンリン酸エステルカルシウムと石油スルホン酸カル
シウム及び炭酸カルシウムの混合物を約10重量部、成
分(C)として脂環族飽和炭化水素樹脂を約10重量
部、成分(D)としてラノリン脂肪酸カルシウムとラノ
リン脂肪酸亜鉛及び石油スルホン酸バリウムの混合物を
約4重量部、成分(E)として2−デシルテトラデカノ
ールを約5重量部、成分(F)として高沸点灯油(引火
点80℃で、COC法で測定。)と鉱物油を混合しそれ
に酸化防止剤及び潤滑油金属不活性剤を添加したものを
約1重量部である。
【0056】例6の離型剤を使用し、例1と同様にして
ファンネルガラスの外観不良発生率を調べた。その結
果、外観不良発生率=0.02%(傷=0%、ビリ=0
%、汚れ=0.01%、荒れ=0.01%)であり、品
質・歩留り両面から良好な結果が得られた。
【0057】[例7]下記の成分(A)〜(F)を含む
離型剤を作製した。成分(A)として10マシン油と3
2タービン油との混合鉱物油を約55重量部、成分
(B)としてチタンアセテートとアルキルポリオキシエ
チレンリン酸エステルカルシウムと石油スルホン酸カル
シウム及び炭酸カルシウムの混合物を約10重量部、成
分(C)として脂環族飽和炭化水素樹脂を約10重量
部、成分(D)としてラノリン脂肪酸カルシウムとラノ
リン脂肪酸亜鉛及び石油スルホン酸バリウムの混合物を
約4重量部、成分(E)としてラノリンアルコールを約
15重量部、成分(F)として高沸点灯油(引火点80
℃で、COC法で測定。)と鉱物油を混合しそれに酸化
防止剤及び潤滑油金属不活性剤を添加したものを約1重
量部である。
【0058】例7の離型剤を使用し、例1と同様にして
ファンネルガラスの外観不良発生率を調べた。その結
果、外観不良発生率=0.01%(傷=0%、ビリ=0
%、汚れ=0%、荒れ=0.01%)であり、品質・歩
留り両面から良好な結果が得られた。
【0059】[例8(比較例)]比較のため、従来の離
型剤を用意した。これは、鉱物油(粘度は40℃で約2
30mm2 /s)を約15重量部、増粘剤として高分子
エステル(エステル系モンタンワックスとマレイン化ポ
リブテンの混合物)を約57重量部、バインダ物質とし
て有機イオウ系エステル(硫化ラードとジ−tert−
ノニル・ポリスルフィド)及びイオウ粉末を約5重量
部、付着分散剤として高分子エステル系金属塩(ステア
リン酸カルシウム)の混合物を約20重量部、潤滑剤成
分としてグラファイトを約3重量部含む。
【0060】次に、この離型剤を用いてブラウン管ファ
ンネルガラスのプレス成形を行い、成形されたファンネ
ルガラスの外観不良(傷、ビリ、汚れ、荒れ)の発生率
を調べた。ここでは、ボトムモールドのパッド部1(図
1)を対象に離型剤を10日間使用し、外観不良発生率
の比較を行った。
【0061】離型剤の塗布は、ボンテン等を用いた手動
では塗布条件を均一にするのは困難なので、二流体微噴
霧ノズルを用いて一定条件下(離型剤圧力=2kg/c
2、吐出空気圧=3kg/cm2 、塗布間隔=15
分、塗布時間=0.08秒)で行った。
【0062】その結果、従来の離型剤を使用した場合
は、外観不良発生率=0.6%(傷=0%、ビリ=0
%、汚れ=0.4%、荒れ=0.2%)であった。
【0063】
【発明の効果】本発明は、従来のグラファイト主体の離
型剤を使用していないため、作業環境的にも汚れが発生
しにくいという優れた効果を有し、また品質・歩留り両
面でも優れた効果を有する。また低粘度タイプであるた
め、自動噴霧も可能となり、作業効率の向上、作業内容
の改善に対しても多大な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で用いたブラウン管ファンネル
ガラス成形用のボトムモールドの斜視図。
【符号の説明】
1:パッド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 137:10) (72)発明者 西澤 稜而 愛知県海部郡美和町大字花長字茶木島6− 2 (72)発明者 土井 則雄 愛知県豊明市沓掛町井ノ上69

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑剤として有機チタネート類及び/又は
    有機リン系エステルカルシウム塩を含有する、ガラス製
    品の成形用離型剤。
  2. 【請求項2】以下の成分を含有する、ガラス製品の成形
    用離型剤。 (A)鉱物油、合成油、動植物油脂又は合成エステルか
    らなる基油、(B)潤滑剤として有機チタネート類及び
    /又は有機リン系エステルカルシウム塩、(C)高分子
    物質よりなる増粘剤、(D)バインダ物質、(E)付着
    分散剤、(F)助燃剤。
  3. 【請求項3】前記成分を次の割合で含有する請求項2記
    載のガラス製品の成形用離型剤。 (A)の基油を10〜80重量部、(B)の潤滑剤を2
    〜20重量部、(C)の増粘剤を2〜40重量部、
    (D)のバインダ物質としてラノリン脂肪酸金属塩を3
    〜15重量部、(E)の付着分散剤を3〜40重量部、
    (F)の助燃剤を1〜3重量部。
  4. 【請求項4】潤滑剤として、有機チタネート類2〜20
    重量部、又は、有機リン系エステルカルシウム塩3〜1
    5重量部、を含有する請求項1、2又は3記載のガラス
    製品の成形用離型剤。
  5. 【請求項5】(C)の増粘剤として、合成潤滑系誘導エ
    ステル5〜20重量部、又は、合成潤滑ワックス2〜1
    5重量部、又は、飽和炭化水素系樹脂5〜40重量部、
    を含有する請求項3又は4記載のガラス製品の成形用離
    型剤。
  6. 【請求項6】(E)の付着分散剤として、高級アルコー
    ル3〜10重量部、又は、ラノリンアルコール5〜40
    重量部、を含有する請求項3、4又は5記載のガラス製
    品の成形用離型剤。
  7. 【請求項7】潤滑剤として有機チタネート類及び/又は
    有機リン系エステルカルシウム塩を含有する離型剤を用
    いてガラス製品を成形することを特徴とするガラス製品
    の成形方法。
  8. 【請求項8】ガラス製品が陰極線管用ガラスである請求
    項7記載のガラス製品の成形方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018086728A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 松本油脂製薬株式会社 ブラダー内添用離型剤及びその利用
WO2019234947A1 (ja) * 2018-06-05 2019-12-12 ユシロ化学工業株式会社 離型剤組成物およびダイカスト方法

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