JPH1079321A - 金属化フィルムコンデンサとその製造方法 - Google Patents

金属化フィルムコンデンサとその製造方法

Info

Publication number
JPH1079321A
JPH1079321A JP23432396A JP23432396A JPH1079321A JP H1079321 A JPH1079321 A JP H1079321A JP 23432396 A JP23432396 A JP 23432396A JP 23432396 A JP23432396 A JP 23432396A JP H1079321 A JPH1079321 A JP H1079321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
metallized
deposited
capacitor
metallized film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23432396A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Okuno
茂男 奥野
Nobuji Suzuki
述二 鈴木
Hidekazu Wada
英一 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP23432396A priority Critical patent/JPH1079321A/ja
Publication of JPH1079321A publication Critical patent/JPH1079321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己回復性能が向上し、高耐圧設計が可能な
金属化フィルムコンデンサとその製造方法を得る。 【解決手段】 プラスチックフィルム11にアルミニウ
ムからなる蒸着金属を4〜10(Ω/□)の抵抗値で蒸
着して金属化フィルムを作製し、金属化フィルムを長手
方向にフィルム厚に対する延伸比率で2〜10%まで延
伸し金属蒸着膜12に長手方向をフィルムの幅方向にし
て多数のマイクロクラック13を形成し、金属化フィル
ムを積層・巻回するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、力率改善用の電
力用コンデンサ、電気機器用コンデンサ、各種電源回路
用コンデンサ、および通信機器用コンデンサ等として使
用する金属化フィルムコンデンサとその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニウムからなる蒸着金属を
蒸着したプラスチックフィルムコンデンサは、特有の自
己回復性能を有している。自己回復とは、図5に示すよ
うに、誘電体であるフィルム30に弱点部(ピンホール
等)31があって、電圧破壊が生じた場合、短絡電流3
2により電極周辺部33が溶融または蒸発して絶縁が回
復する作用をいう。また、図6および図7に示すよう
に、高抵抗と低抵抗とでは、金属化層の厚みが異なり、
図6に示す低抵抗ほど金属化層35の厚みが厚くなり、
自己回復するのに大きな体積の電極周辺部を溶融または
蒸発させなければならない。逆に、図7に示す高抵抗の
場合、金属化層36の厚みが薄いため、自己回復で溶融
または蒸発させる電極部の体積が小さく、エネルギーも
小さくて済み、自己回復が生じ易い状態にある。
【0003】プラスチックフィルムコンデンサ特有の自
己回復性能を確保するためには、蒸着膜抵抗値を2〜5
(Ω/□)程度にする必要があった。2(Ω/□)以下
の低抵抗の場合、自己回復するために大きなエネルギー
が必要となり、有効な自己回復が起き難く、弱点部のク
リアリングが行われ難い状態になる。また、5(Ω/
□)以上の高抵抗の場合、自己回復するために必要なエ
ネルギーが小さくて済むが、反面、頻繁に自己回復が発
生し易い状態になり、保安機構付きのコンデンサの場合
は、通電時の容量減少が非常に大きくなる。
【0004】また、亜鉛あるいはアルミニウム−亜鉛の
合金を蒸着金属とした場合でも、適当な抵抗値は5〜2
0(Ω/□)となっており、この範囲以外では、前述の
アルミニウム蒸着と同様のことが言える。図8に、従来
の金属化フィルムコンデンサの一例を示す。図8におい
て、21はプラスチックフィルム、22は金属蒸着膜、
23は非金属化部、24は保安機構ヒューズ部である。
【0005】すなわち、ポリプロピレンフィルムからな
るプラスチックフィルム21の片面に、抵抗値3〜4
(Ω/□)でアルミニウムからなる蒸着金属を蒸着して
金属蒸着膜22を形成する。フィルム厚み6μmの金属
化フィルムを得、その金属化フィルムを巻回して金属化
フィルムコンデンサを作製する。作製したコンデンサは
蒸着金属化層が複数個に分割された保安機構付きのフィ
ルムを使用し、各々樹脂ケースに入れ電極引き出しを行
った後、エポキシ樹脂でモールドし乾式コンデンサとし
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】金属化プラスチックフ
ィルムコンデンサ特有の自己回復性能を向上させること
により、従来以上の高耐圧設計のコンデンサを得ること
が可能となる。前述したように、自己回復性能は蒸着膜
抵抗値に大きく関わっており、高耐圧設計を考慮した場
合、蒸着膜抵抗値が低いと微小弱点部が電圧破壊した場
合、その電極周辺部のクリアリングが行われ難いため、
その電圧破壊部への電界集中による発熱が大きくなり、
コンデンサが熱破壊に至る場合がある。従来の技術で
は、誘電体すなわちプラスチックフィルムの厚みを厚く
することで発熱を吸収するしか手段がなく、従来技術と
同様の抵抗値による小型化は、非常に困難な課題であ
る。
【0007】しかしながら、蒸着膜抵抗値が高い場合
は、頻繁に発生する自己回復をある程度抑制する手段が
確立されれば、コンデンサの高耐圧設計が可能になる。
この発明は、自己回復性能が向上し、高耐圧設計が可能
な金属化フィルムコンデンサとその製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の金属化フ
ィルムコンデンサは、プラスチックフィルムと、このプ
ラスチックフィルムに蒸着した金属蒸着膜と、この金属
蒸着膜に長手方向をフィルムの幅方向にして形成した多
数のマイクロクラックとを備えたものである。請求項2
記載の金属化フィルムコンデンサは、ポリプロピレンフ
ィルムからなるプラスチックフィルムと、このプラスチ
ックフィルムの片面に蒸着したアルミニウムからなる金
属蒸着膜と、この金属蒸着膜に長手方向をフィルムの幅
方向にして形成した多数のマイクロクラックとを備えた
ものである。
【0009】請求項1または請求項2記載の金属化フィ
ルムコンデンサによると、金属蒸着膜に長手方向をフィ
ルムの幅方向にして多数のマイクロクラックを形成した
ので、弱点部へ流れ込む電流経路が長くなり、エネルギ
ー密度の集中が緩和され、自己回復性能が向上し、高耐
圧設計が可能となる。また、金属蒸着膜に形成したマイ
クロクラックは、長手方向をフィルムの幅方向にして形
成したので、電流の流れ方向となり、損失にはほとんど
影響しない。
【0010】請求項3記載の金属化フィルムコンデンサ
の製造方法は、プラスチックフィルムに金属蒸着膜を形
成して金属化フィルムを作製し、金属化フィルムを長手
方向に延伸し金属蒸着膜に長手方向をフィルムの幅方向
にして多数のマイクロクラックを形成し、金属化フィル
ムを積層・巻回するものである。請求項4記載の金属化
フィルムコンデンサの製造方法は、プラスチックフィル
ムにアルミニウムからなる蒸着金属を4〜10(Ω/
□)の抵抗値で蒸着して金属化フィルムを作製し、金属
化フィルムを長手方向にフィルム厚に対する延伸比率で
2〜10%まで延伸し、金属蒸着膜に長手方向をフィル
ムの幅方向にして多数のマイクロクラックを形成し、金
属化フィルムを積層・巻回するものでる。
【0011】請求項5記載の金属化フィルムコンデンサ
の製造方法は、請求項3または請求項4において、プラ
スチックフィルムにポリプロピレンフィルムを使用し、
プラスチックフィルムの片面に金属蒸着膜を形成するも
のである。請求項3ないし請求項5記載の金属化フィル
ムコンデンサの製造方法によると、金属蒸着膜に長手方
向をフィルムの幅方向にして多数のマイクロクラックを
形成したので、弱点部へ流れ込む電流経路が長くなり、
エネルギー密度の集中が緩和され、自己回復性能が向上
し、高耐圧設計が可能となる。また、金属蒸着膜に形成
したマイクロクラックは、長手方向をフィルムの幅方向
にして形成したので、電流の流れ方向となり、損失には
ほとんど影響しない。
【0012】請求項6記載の金属化フィルムコンデンサ
の製造方法は、請求項3または請求項4または請求項5
において、延伸加工を蒸着工程中で行うことを特徴とす
るものである。請求項6記載の金属化フィルムコンデン
サの製造方法によると、請求項3または請求項4または
請求項5の作用に加え、延伸加工を蒸着工程中で行うこ
とで、工数の削減が図れ、製造性が向上する。
【0013】請求項7記載の金属化フィルムコンデンサ
の製造方法は、請求項3または請求項4または請求項5
において、延伸加工を巻取り工程中で行うことを特徴と
するものである。請求項7記載の金属化フィルムコンデ
ンサの製造方法によると、請求項3または請求項4また
は請求項5の作用に加え、延伸加工を巻取り工程中で行
うことで、工数の削減が図れ、製造性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態につい
て、図1ないし図4に基づいて説明する。図1は金属化
フィルムコンデンサの斜視図を示しており、11はプラ
スチックフィルム、12は金属蒸着膜、13はマイクロ
クラック、14は非金属化部、15は保安機構ヒューズ
部である。
【0015】すなわち、プラスチックフィルム11に金
属蒸着膜12を蒸着して金属化フィルムを作製し、金属
化フィルムを長手方向に延伸し、金属蒸着膜12に長手
方向をフィルムの幅方向にして多数のマイクロクラック
13を形成し、金属化フィルムを積層・巻回して金属化
フィルムコンデンサを作製する。下記に、具体的な実施
例を示す。
【0016】実施例1 ポリプロピレンフィルムからなるプラスチックフィルム
11の片面に、抵抗値4〜10(Ω/□)でアルミニウ
ムからなる蒸着金属を蒸着して金属蒸着膜12を形成し
て、フィルム厚み5.5μmの金属化フィルムを作製す
る。蒸着工程中で蒸着後にプラスチックフィルム11を
長手方向にフィルム厚に対する延伸比率で10%延伸さ
せ、金属蒸着膜12に長手方向をフィルムの幅方向にし
て多数のマイクロクラック13を形成する。そして、金
属化フィルムを巻回して金属化フィルムコンデンサ試料
Aを作製する。
【0017】なお、図2に示すように、マイクロクラッ
ク13の寸法は、長手方向Aが10〜100μm、短手
方向が0.1〜1.0μmであり、分布密度は1,000 〜
100,000 (個/cm2 )である。 実施例2 また、実施例1と同様の工程にて、フィルム厚み6.0
μmの試料Bを作製する。
【0018】なお、これら試料A,Bのコンデンサ定格
は、230V,C=20μFである。 比較例1 比較例として、実施例1と同様の工程にて、試料Cを作
製する。試料Cは、抵抗値3〜4(Ω/□)で金属蒸着
膜を形成し、かつ延伸してマイクロクラック13を形成
したフィルム厚み6.0μmの金属化フィルムコンデン
サである。
【0019】比較例2 他の比較例として、実施例1と同様の工程にて、試料D
を作製する。試料Dは、抵抗値4〜10(Ω/□)で金
属蒸着膜を形成するが、マイクロクラック13は形成さ
れておらずフィルム厚み6.0μmの金属化フィルムコ
ンデンサである。
【0020】作製した各コンデンサは、蒸着金属化層が
複数個に分割された保安機構付きのフィルムを使用し、
各々樹脂ケースに入れ電極引き出しを行った後、エポキ
シ樹脂でモールドし乾式コンデンサとした。各試料の仕
様を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】なお、表1中、試料Eは図8に示した従来
例のコンデンサである。これらのコンデンサを周囲温度
85℃でV−T(破壊電圧−時間)試験を行った。な
お、保安機構付きのコンデンサであるため、コンデンサ
が破壊しないものは容量減少が−20%に達した時点で
コンデンサの破壊とみなした。その結果を図3に示す。
【0023】このV−T試験の結果から明らかなよう
に、本発明の試料Bのコンデンサの破壊水準は、同じ厚
みの従来品の試料Eを大きく上回ると同時に、試料Aと
試料Eの比較よりフィルムの高電位傾度化が可能である
結果が得られた。また、マイクロクラック13を施した
ものどうしで抵抗値別の比較を行ったところ、従来の抵
抗値である比較例の試料Cは、本発明の実施例の試料B
に比べ、自己回復に要するエネルギーが大きいため、自
己回復性が悪く、破壊水準が低くなる。
【0024】さらに、本発明で抵抗値が10(Ω/□)
を超える試料も作製して同様の試験を行ったが、この場
合は膜抵抗値が高いために、通電時の発熱が大きく、コ
ンデンサが熱破壊する結果となった。また、tanδの
測定値より、マイクロクラック13の有無では差は見ら
れず、幅方向に対しては損失に影響を及ぼさないことが
確認できた。
【0025】図4は、寿命試験結果を定格電圧当り電位
傾度に換算したフィルム厚みに対する関係を示してお
り、図中Lは従来例の電位傾度である。これより延伸比
率で2〜10%の範囲以外ではフィルムの耐電圧性が落
ち、従来品と電位傾度が同等もしくはそれ以下になる。
このように構成された金属化フィルムコンデンサによる
と、金属蒸着膜12にフィルム幅方向にマイクロクラッ
ク13を形成したので、弱点部へ流れ込む電流経路が長
くなり、エネルギー密度の集中が緩和され、自己回復性
能が向上し、高耐圧設計が可能となる。よって、4〜1
0(Ω/□)の高抵抗で高耐圧設計が可能となり、フィ
ルムの薄手化、つまり小型化、コストダウン化が達成で
きる。
【0026】また、金属蒸着膜12に形成したマイクロ
クラック13は、長手方向をフィルムの幅方向としたの
で、電流の流れ方向となり、損失にはほとんど影響しな
い。さらに、延伸加工を蒸着工程中で行うことで、工数
の削減が図れ、製造性が向上する。なお、前記実施の形
態では、延伸加工してマイクロクラック13を施す工程
は、蒸着工程中で行うものであったが、金属化フィルム
を巻き取る工程中で行ってもよい。こうしても、延伸加
工を巻取り工程中で行うことで、工数の削減が図れ、製
造性が向上する。さらに、延伸加工を蒸着工程ならびに
巻取り工程とは別工程で行ってもよい。
【0027】また、フィルムの種類は、ポリプロピレン
フィルムに限るものではなく、例えば、ポリスチレンフ
ィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリカ
ーボネートフィルム等であってもよく、またフィルム厚
みも前記実施の形態の値に限るものではない。また、蒸
着金属は、アルミニウムに限るものではなく、例えば亜
鉛あるいはアルミニウム−亜鉛の合金等でもよい。
【0028】さらに、保安機構のないコンデンサや、湿
式コンデンサ等であってもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1または請求項2記載の金属化フ
ィルムコンデンサによると、金属蒸着膜に長手方向をフ
ィルムの幅方向にして多数のマイクロクラックを形成し
たので、弱点部へ流れ込む電流経路が長くなり、エネル
ギー密度の集中が緩和され、自己回復性能が向上し、高
耐圧設計が可能となる。よって、フィルムの薄手化、つ
まり小型化、コストダウン化が達成できる。また、金属
蒸着膜に形成したマイクロクラックは、長手方向をフィ
ルムの幅方向にして形成したので、電流の流れ方向とな
り、損失にはほとんど影響しないという効果が得られ
る。
【0030】請求項3ないし請求項5記載の金属化フィ
ルムコンデンサの製造方法によると、金属蒸着膜に長手
方向をフィルムの幅方向にして多数のマイクロクラック
を形成したので、弱点部へ流れ込む電流経路が長くな
り、エネルギー密度の集中が緩和され、自己回復性能が
向上し、高耐圧設計が可能となる。よって、フィルムの
薄手化、つまり小型化、コストダウン化が達成できる。
また、金属蒸着膜に形成したマイクロクラックは、長手
方向をフィルムの幅方向にして形成したので、電流の流
れ方向となり、損失にはほとんど影響しないという効果
が得られる。
【0031】請求項6記載の金属化フィルムコンデンサ
の製造方法によると、請求項3または請求項4または請
求項5の作用に加え、延伸加工を蒸着工程中で行うこと
で、工数の削減が図れ、製造性が向上するという効果が
得られる。請求項7記載の金属化フィルムコンデンサの
製造方法によると、請求項3または請求項4または請求
項5の作用に加え、延伸加工を巻取り工程中で行うこと
で、工数の削減が図れ、製造性が向上するという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の金属化フィルムコン
デンサの斜視図である。
【図2】この発明の一実施の形態の金属化フィルムコン
デンサの部分斜視図である。
【図3】破壊電圧と時間の関係を示すグラフである。
【図4】フィルム厚みに対する延伸比率と電位傾度との
関係を示すグラフである。
【図5】自己回復の作用説明図である。
【図6】低抵抗のフィルムコンデンサの断面図である。
【図7】高抵抗のフィルムコンデンサの断面図である。
【図8】従来例の金属化フィルムコンデンサの斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 プラスチックフィルム 12 金属蒸着膜 13 マイクロクラック 14 非金属化部 15 保安機構ヒューズ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムと、このプラスチ
    ックフィルムに蒸着した金属蒸着膜と、この金属蒸着膜
    に長手方向をフィルムの幅方向にして形成した多数のマ
    イクロクラックとを備えた金属化フィルムコンデンサ。
  2. 【請求項2】 ポリプロピレンフィルムからなるプラス
    チックフィルムと、このプラスチックフィルムの片面に
    蒸着したアルミニウムからなる金属蒸着膜と、この金属
    蒸着膜に長手方向をフィルムの幅方向にして形成した多
    数のマイクロクラックとを備えた金属化フィルムコンデ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 プラスチックフィルムに金属蒸着膜を形
    成して金属化フィルムを作製する工程と、前記金属化フ
    ィルムを長手方向に延伸し前記金属蒸着膜に長手方向を
    フィルムの幅方向にして多数のマイクロクラックを形成
    する工程と、前記金属化フィルムを積層・巻回する工程
    とを含む金属化フィルムコンデンサの製造方法。
  4. 【請求項4】 プラスチックフィルムにアルミニウムか
    らなる蒸着金属を4〜10(Ω/□)の抵抗値で蒸着し
    て金属化フィルムを作製する工程と、前記金属化フィル
    ムを長手方向にフィルム厚に対する延伸比率で2〜10
    %まで延伸し金属蒸着膜に長手方向をフィルムの幅方向
    にして多数のマイクロクラックを形成する工程と、前記
    金属化フィルムを積層・巻回する工程とを含む金属化フ
    ィルムコンデンサの製造方法。
  5. 【請求項5】 プラスチックフィルムにポリプロピレン
    フィルムを使用し、プラスチックフィルムの片面に金属
    蒸着膜を形成する請求項3または請求項4記載の金属化
    フィルムコンデンサの製造方法。
  6. 【請求項6】 延伸加工を蒸着工程中で行うことを特徴
    とする請求項3または請求項4または請求項5記載の金
    属化フィルムコンデンサの製造方法。
  7. 【請求項7】 延伸加工を巻取り工程中で行うことを特
    徴とする請求項3または請求項4または請求項5記載の
    金属化フィルムコンデンサの製造方法。
JP23432396A 1996-09-04 1996-09-04 金属化フィルムコンデンサとその製造方法 Pending JPH1079321A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23432396A JPH1079321A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 金属化フィルムコンデンサとその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23432396A JPH1079321A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 金属化フィルムコンデンサとその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1079321A true JPH1079321A (ja) 1998-03-24

Family

ID=16969211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23432396A Pending JPH1079321A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 金属化フィルムコンデンサとその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1079321A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004134561A (ja) 金属化フィルムコンデンサとそれを用いたインバータ平滑用コンデンサと自動車用コンデンサ
WO2002101770A1 (fr) Condensateur de fil metallise
US3457478A (en) Wound film capacitors
US3855507A (en) Self heating capacitors
JP6687373B2 (ja) フィルムコンデンサ、連結型コンデンサと、これを用いたインバータおよび電動車輌
JP4915947B2 (ja) 金属化フィルムコンデンサ
JP6799588B2 (ja) フィルムコンデンサ、連結型コンデンサと、これを用いたインバータおよび電動車輌
KR20150092714A (ko) 고정전용량의 콘덴서용 권회형 적층체 및 이를 이용한 적층 권회형 콘덴서
CN102084444A (zh) 箔膜自愈式有感电容器
JP2004363431A (ja) 金属化フィルムコンデンサ
JPH08288171A (ja) 金属化フィルムコンデンサ
JPH1079321A (ja) 金属化フィルムコンデンサとその製造方法
JP2004095604A (ja) 金属化フィルムコンデンサ
WO2001022450A1 (en) Electrical capacitor with improved heat transfer characteristics
JPH08102427A (ja) フィルムコンデンサ
JP2920240B2 (ja) 金属化フィルムコンデンサ
JP2014107394A (ja) 金属化フィルムコンデンサ
JP3446523B2 (ja) コンデンサおよびその製造方法
JP3767436B2 (ja) 金属化フィルムコンデンサ
JPH02285618A (ja) 金属化プラスチックフィルムコンデンサ
US3675094A (en) Impregnated self-healing alternating voltage capacitor
JP3269709B2 (ja) 偏平型コンデンサ用金属化ポリプロピレンフィルム
KR20190057382A (ko) 초 고용량성 필름 캐패시터 및 그 제조 방법
JPH11273991A (ja) コンデンサ用ポリプロピレンフィルム及びそれからなるコンデンサ
JPH11186090A (ja) コンデンサ及びコンデンサ用金属化誘電体