JPH1078927A - 端末装置 - Google Patents

端末装置

Info

Publication number
JPH1078927A
JPH1078927A JP8233963A JP23396396A JPH1078927A JP H1078927 A JPH1078927 A JP H1078927A JP 8233963 A JP8233963 A JP 8233963A JP 23396396 A JP23396396 A JP 23396396A JP H1078927 A JPH1078927 A JP H1078927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
decoding unit
signal sequence
terminal device
card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8233963A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Eguchi
利哉 江口
Kenichi Iwata
憲一 岩田
Yasuo Sakai
康夫 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8233963A priority Critical patent/JPH1078927A/ja
Publication of JPH1078927A publication Critical patent/JPH1078927A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低消費電力化と制御回路の動作を効率化する。 【解決手段】端末装置1が周辺機器からの着信待ち受け
中は、送出されてくる信号列を着信信号列一致検出回路
5によって監視し、着信を表す信号列と一致したときに
CPU3に着信を通知する。着信信号列一致検出回路5
からの着信通知信号104があるまではCPU3とデー
タ変復調回路4は動作を休止して低消費電力化を図る。
また、着信待ち受け時には、CPU3は他の処理をする
ことも可能であり該CPU3の処理効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周辺機器から信号
線を介して送出される信号列の受信を行う機能を備えた
端末装置に係り、特に消費電力や中央演算処理部(以
下、CPUと略す)の処理能力に制約がある端末装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型情報端末の分野では、小
型,軽量化が著しく進んでいる。また、多くの無線通信
インフラが整備されるのに伴って、データ,FAXなど
の通信機能を備えた携帯型情報端末が主流になりつつあ
る。情報端末が伝送路を介してデータ通信を行うために
はデータ変復調装置が必要であり、このような携帯型情
報端末に接続するデータ変復調装置も小型,軽量化が求
められている。
【0003】このようなデータ変復調装置としては、
(株)日立製作所製のパーソナル・デジタルセルラ・ア
ダプタカードHT−4840−40(以下、PDCAカ
ードと略す)がある。このPDCAカードは、PCカー
ドタイプのデータ変復調装置であり、デジタル方式の自
動車携帯電話機(以下、PDC電話機と略す)と接続す
ることで、2400bpsのデータ通信あるいは960
0bpsのFAX通信を可能とする。このPDCAカー
ドは、その内部に、制御CPU,データ変復調回路,P
CカードI/F制御部,PDCI/F制御部,送受信デ
ータバッファを備えている。
【0004】このPDCAカードを用いた情報端末シス
テムは、情報端末,PDCAカード,PDC電話機で構
成される。情報端末とPDCAカードの間はPCカード
I/F、PDCAカードとPDC電話機間はPDCI/
Fで接続できる。PDCAカード自体は電源を備えてお
らず、PCカードI/Fにより相互のデータ通信の他に
情報端末からPDCAカードへの電源供給が行われる。
また、PDCI/Fは、PDC電話機からPDCAカー
ドと情報端末への制御信号である下りシリアル信号、逆
に情報端末とPDCAカードからPDC電話機を制御す
るための上りシリアル信号、情報データが伝送されるT
ch送受信信号を仲介する。PDCI/Fにおけるそれ
ぞれのデータ伝送速度は、上下の制御シリアル信号が6
00bps、Tch信号が42kbpsである。
【0005】今、この情報端末,PDCAカード,PD
C電話機からなる情報端末システムにおいて、情報端末
が着信待ち受けを行っているとする。PDC電話機から
の着信通知は、前記の下りシリアル信号を介して所定の
信号列としてPDCAカードへ送出される。PDCAカ
ードは、着信信号を受信するために、着信待ち受け中に
PDC電話機から下りシリアル信号を介して送出されて
くる信号列を監視する必要がある。また、この下りシリ
アル信号には、着信通知を表す信号列の他に、200〜
300ms毎に網情報やPDC電話機の受信レベル情報
を表す信号列が送出されてくる。このために、情報端末
が着信動作に入るためには、PDCAカードが下りシリ
アル信号を介してPDC電話機から送出されてくる多く
の信号列の中から着信を表す信号列を検出しなければな
らない。
【0006】一般的に、このような信号列の検出処理は
CPUを用いてポーリング処理によって行われる。従っ
て、PDCAカードは、下りシリアル信号が入来する度
に内部の制御CPUに割り込みを掛けたり、あるいは着
信検出を制御CPUにより検出することで、着信判定処
理を開始する。送信されてきた信号列を逐次受け取って
復号し、着信かどうかの判定処理を行う。復号した信号
列が着信信号列と一致するならば、PCカードI/Fを
介して情報端末へ着信を通知する。情報端末は、この通
知をうけて着信動作に入る。一方、PDCAカード内の
データ変復調回路がPDC電話機から受けた信号列が着
信信号列以外であるときには、着信待ちの状態を続け、
前述のCPUのポーリング処理が続けられる。
【0007】以上により、PDCAカードが着信待ち受
け中にPDC電話機から下りシリアル信号を介して送出
されてくる信号列を監視するためには、内部の制御CP
Uとデータ変復調回路を動作させた状態で待ち受けする
ことになる。また、情報端末は、PDCAカードへ常に
電力を供給する必要がある。特に、情報端末が電池駆動
の携帯型の情報端末であるときには、情報端末からPD
CAカードに供給できる電力量は限られたものとなり、
着信待ち受け中におけるPDCAカードの低消費電力化
が重要な課題である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】携帯型情報端末は、小
型,軽量化が最優先の課題であるために、電源容量やC
PUの処理能力のような多くの制約がある。特に、低消
費電力化については解決しなければならない重要な課題
である。
【0009】ところで、前記した従来の技術において
は、情報端末からPDCAカードに電源を供給し、制御
CPUやデータ変復調回路を動作させながら着信待ち受
けを行っている。PDC電話機から下りシリアル信号を
介して送出されてくる受信レベルを表す信号列のよう
な、実際には着信動作に入らない信号列に対しても制御
CPUやデータ変復調回路は動作しており、着信待ち受
け時における消費電力低減のための積極的な解決案では
ないといえる。
【0010】本発明の第1の目的は、着信待ち受け時に
所定の間隔で周辺機器から信号線を介して送出されてく
る信号列の監視及び着信検出を行うことに関する前記課
題を解決し、低消費電力を考慮した着信検出を行う信号
復号部を備えた端末装置を提供することにある。更に
は、信号復号以外の処理の制御を行うCPUの処理能力
を有効に活用した端末装置を提供することにある。
【0011】また、第2の目的は、端末装置の総ての制
御を司るCPUの動作効率を向上させることができる信
号復号部を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、信号復号部と
その他の制御回路を備え、周辺機器から信号線を介して
送出されてくる信号列の受信を行う端末装置において、
前記信号復号部とその他の制御回路の動作を独立に制御
可能な構成とし、通常は前記信号復号部を動作させるこ
とにより信号線を介して周辺機器から送出されてくるあ
る特定の信号列を該信号復号部が受信した場合に前記そ
の他の制御回路を動作させるようにしたことを特徴とす
る。
【0013】また、前記信号復号部に、前記周辺機器か
ら送出されてくる信号列の受信を拒否する受信拒否応答
回路を設け、この信号復号部において周辺機器からの接
続要求信号を受信後に続けて送出されてくる信号列があ
る特定の信号列に一致しない場合には、この周辺機器へ
の受信拒否応答信号列を送出することで通信を打ち切
り、この間、前記その他の制御回路を通信処理動作させ
ないようにしたことを特徴とする。
【0014】周辺機器から着信信号以外の信号が送出さ
れた場合には、信号復号部から端末装置の他の制御回路
へは着信通知が出力されず、他の制御回路は動作を停止
したままでよい。すなわち、着信待ち受け中は信号復号
部のみで電力を消費することになり、端末装置全体の消
費電力を低減することできる。また、着信待ち受け中に
信号復号部以外の制御回路が他の動作しているときに
は、周辺機器からの着信を検出する制御に費やする時間
が不要となるので他の制御回路の処理能力を有効に活用
できることになる。
【0015】更に、着信待ち受け時に信号復号部のみを
動作させるだけで、ある一定の条件のもとで周辺機器か
らの着信を開始することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。以下に例示する実施形態は、周辺機
器としてPDC電話機を想定し、端末装置としてPDC
I/Fを内蔵する携帯型の端末装置を想定し、PDC電
話機からの着信待ち受け時における端末装置の消費電力
の低減と処理の効率化を行なうことについて述べる。
【0017】図1は、本発明になる携帯型の端末装置の
第1の実施形態のシステム構成を示すブロック図であ
る。1は端末装置、2はPDC電話機、3はCPU、4
はデータ変復調回路、5は着信信号列一致検出回路、6
はRAM、7はROMである。
【0018】この実施形態における特徴的な部分は、着
信信号列一致検出回路5である。端末装置1は、信号復
号部として着信信号列一致検出回路5を備え、その他の
制御回路としてCPU3とデータ変復調回路4を備え
る。
【0019】CPU3は、このシステム構成で示した各
回路ブロックの全体制御を司るものであり、ROM7か
らプログラムを読み出したり、RAM6に対するデータ
の読み出し及び書き込みを行う制御、各回路ブロックの
動作制御及び電源制御などを行う。データ変復調回路4
は、端末装置1がPDC電話機2を介してデータ,FA
X通信を行うためのデジタルデータリンク制御,誤り制
御を行う。
【0020】図1に示したシステムにおいて点線で囲ん
だ部分は、必要に応じて、PDCAカードに内蔵して構
成される。この点線で囲んだ部分がCPU3の一部を囲
んでいるのは、PDCAカード内の制御CPUはデータ
変復調回路4に関わる制御だけを行うのに対し、この実
施形態におけるCPU3はその他の回路ブロックの制御
や処理を行うことを意味している。
【0021】また、101はPDC電話機2から端末装
置1への制御信号列を送出する下りシリアル信号、10
2は逆に端末装置1からPDC電話機2への制御信号列
を送出する上りシリアル信号、103は情報データを送
受信するTch送受信信号、104はPDC電話機2か
らの着信を着信信号列一致検出回路5がCPU3へ通知
する信号、105はCPU3からデータ変復調回路4へ
の動作制御信号、106はCPU3から着信信号列一致
検出回路5への動作制御信号である。
【0022】ここで、第1の目的を達成するための本発
明の特徴部分である着信信号列一致検出回路5の動作に
ついて図2及び図3を用いて説明する。着信信号列一致
検出回路5は、機能的にみるとデータ変復調回路4の一
部であるということができ、従来の装置ではデータ変復
調回路内部に組み込まれていたものである。図2は第1
の実施形態における着信信号列一致検出回路5の一具体
例を示すブロック図、図3は動作の一具体例を示すフロ
ーチャートである。
【0023】図2において、着信信号列一致検出回路5
は、信号列受信レジスタ8,着信信号レジスタ9,コン
パレータ10を備える。この着信信号列一致検出回路5
は、PDC電話機2から送出されてきた信号列を入力す
る信号列受信レジスタ8と予め着信を表す信号列を入力
した着信信号レジスタ9の内容をコンパレータ10で比
較し、一致すると着信通知信号104を出力する。この
着信信号列一致検出回路5は、通信速度が600bps
の下りシリアル信号101に対して処理を行うので、4
2kbpsのTch信号103のデータリンク制御を行
うデータ変復調回路4に比べて、動作速度が遅く消費電
力が少ない。また、信号列一致検出機能に限定した回路
は、小規模なハードウェアで実現することが可能であ
る。
【0024】図3を参照して、端末装置1がPDC電話
機2からの着信を待ち受けするときの、PDC電話機
2,CPU3,データ変復調回路4,着信信号列一致検
出回路5の各部の動作を説明する。
【0025】先ず、端末装置1のCPU3がPDC電話
機2からの着信待ち受け受信設定を行うと(ステップ2
01)、待ち受けのための動作制御(ステップ202)
を行う。このとき、CPU3はデータ変復調回路4に対
しては動作制御信号102を送出して動作を停止させ、
着信信号列一致検出回路5へは動作制御信号106を送
出して動作させる。また、着信信号列一致検出回路5の
着信信号レジスタ9に対してPDC規格の定める着信を
表す8ビットの信号列D(0:7)=(1010010
1)をセットする。その後、CPU3は他の処理を行う
か(ステップ203)、行うべき処理がないときはスタ
ンバイあるいはスリープモードへ移行して動作を停止す
る。
【0026】一方、PDC電話機2は、電源投入後待ち
受け状態(ステップ204)になり、網情報や受信レベ
ル情報などを表す信号列を下りシリアル信号101を介
して端末装置1へ送出する(ステップ205)。PDC
電話機2は、網からの着信がない限り、200〜300
msの時間毎に受信レベル情報を端末装置1へ送出する
(ステップ206)。網からの着信があった場合には、
着信を表す信号列D(0:7)=(10100101)
を端末装置1へ送出する(ステップ207)。このPD
C電話機2から送出される信号列は、着信信号列一致検
出回路5の信号列受信レジスタ8に格納する(ステップ
208)。着信信号列一致検出回路5は、コンパレータ
10により信号列受信レジスタ8と予め着信を表す信号
列を設定した着信信号レジスタ9の内容の比較を行い
(ステップ209)、両レジスタ内容が一致した場合に
は着信通知信号104を出力してCPU3に割り込みを
かけ、PDC電話機2からの着信があることを通知する
(ステップ210、211)。
【0027】着信通知信号104を受けたCPU3は、
割り込み優先度に従ってPDC電話機2からの着信処理
を開始する。CPU3は、データ変復調回路4へ動作制
御信号105を送出(ステップ212)して該データ変
復調回路4を動作させる。データ変復調回路4は、上下
シリアル信号101,102とTch送受信信号103
を介して端末装置1とPDC電話機2間のデータリンク
を確立し、データ,FAX通信を開始する(ステップ2
13)。
【0028】次に、本発明になる携帯型の端末装置の第
2の実施形態について説明する。この第2の実施形態に
おける携帯型の端末装置のシステム構成は、図1を参照
して前述した第1の実施形態と同じ構成である。この実
施形態は、第2の目的を達成するために着信信号列一致
検出回路5を高機能化した。この第2の実施形態におけ
る着信信号列一致検出回路5は、第1の実施形態におけ
るPDC電話機2からの着信を検出する機能に加えて、
端末装置1の着信拒否選択機能の設定により着信許可/
禁止を行ったり、設定した電話番号と発信者番号通知と
照合してデータ,FAX通信を開始させる機能を備え
る。これらの機能により、PDC電話機2からの着信待
ち受け時における端末装置1の消費電力と処理効率に関
する制御を、第1の実施形態よりも緻密に行なうことを
可能とする。
【0029】図4はこの第2の実施形態における着信信
号列一致検出回路5の一具体例を示すブロック図、図5
はその動作の一具体例を示すフローチャートである。
【0030】着信信号列一致検出回路5は、信号列受信
レジスタ8,コンパレータ10,待ち受け設定レジスタ
11,待ち受け設定バンクレジスタ12,セレクタ1
3,着信拒否応答回路14を備える。待ち受け設定バン
クレジスタ12は複数のレジスタから構成され、PDC
電話機2からの着信,発番号通知の有無,発ダイヤル番
号を表す信号列を格納する。
【0031】着信信号列一致検出回路5は、先ず、待ち
受け設定レジスタ11に着信信号列を設定して、第1の
実施形態と同様に、着信信号列の一致検出を行う(ステ
ップ221)。PDC電話機2は、PDCの規格によ
り、着信信号列の送出に引き続いて、発番号通知とダイ
ヤル番号通知を下りシリアル信号101を介して端末装
置1へ送出する。着信信号列一致検出回路5は、コンパ
レータ10により着信信号列の一致を検出すると、セレ
クタ13により待ち受け設定バンクレジスタ12を発番
号通知を表す信号列に切り替えて待ち受け設定レジスタ
11に入力する。その後、PDC電話機2から送出され
てくる信号列を信号列受信レジスタ8に格納し、コンパ
レータ10により両者の比較を行う(ステップ22
2)。続いて、セレクタ13を切り替えてダイヤル番号
通知が着信を許可する番号と一致するかどうかの比較を
行う(ステップ223)。予め設定した待ち受け条件を
総てクリアしたときにのみ、CPU3に対して着信通知
信号104を出力する(ステップ224)。着信信号列
を受信した後に予め設定した待ち受け条件をクリアしな
い場合には、着信拒否応答回路14が着信拒否を表す信
号列D(0:7)=(11101001)を上りシリア
ル信号102を介してPDC電話機2へ返す(ステップ
225)。このようにして、端末装置1の着信拒否選択
機能の設定により着信許可/禁止を行ったり、設定した
電話番号と発信者番号通知と照合してデータ,FAX通
信を開始させることができる。また、この間、着信信号
列一致検出回路5以外の制御回路であるCPU3とデー
タ変復調回路4は、通信のための動作を停止したままで
よい。従って、この間は、CPU3は、必要に応じて他
の処理を実行することができる。
【0032】本発明の第1の実施形態では、PDC電話
機2からの着信待ち受け時には、下りシリアル信号10
1を介して送出されてくる信号列の中から着信信号列を
着信信号列一致検出回路5が検出して初めて着信をCP
U3へ通知するので、CPU3は、この着信通知を受け
取るまで他の処理を実行することができ、CPU3の処
理効率を向上させることができる。
【0033】また、データ変復調回路4と独立な動作制
御を受ける着信信号列一致検出回路5は、PDC電話機
2からの着信待ち受け中にはこの着信信号列一致検出回
路5だけを動作させることで消費電力を低減することが
できる。着信待ち受け中にCPU3が行う処理がない場
合は、このCPU3はスタンバイやスリープモードなど
のような動作停止状態に入ることができ、更に消費電力
を節約することができる。
【0034】この第1の実施形態における効果を図6及
び図7を参照して説明する。
【0035】図6は、CPU3への割り込み頻度を表す
グラフである。図6において、PDC電話機2からの着
信(図中の網掛け部分)の検出に続いてデータ通信を行
う際には連続してCPU3へ割り込みがかかるが、着信
待ち受け時においては、従来は200〜300ms毎に
CPU3への割り込みが入っていたのに対して、割り込
み回数が減少していることが分かる。
【0036】図7は、CPU3,データ変復調回路4,
着信信号列一致検出回路5での消費電力を示している。
第1の実施形態においては、着信検出後通信時にはCP
U3,データ変復調回路4が動作し、従来と同様な電力
Pmaxを消費するが、着信待ち受け時には着信信号列一
致検出回路5での消費電力P1だけである。着信信号列
一致検出回路5は、データ変復調回路4よりも動作速度
が遅く小規模のハードウェアで構成することができるの
で、この消費電力P1はデータ変復調回路4で消費する
電力P0に比べて少ない。従って、端末装置1としての
消費電力を低減させることができ、待ち受け時間を延ば
すことが可能になる。
【0037】第2の実施形態は、端末装置1が着信待ち
受け時には着信信号列一致検出回路5がCPU3へ着信
通知を行うだけでなく、PDC電話機2から該端末装置
1が着信を許可しないような着信要求があった場合に、
その着信要求をCPU3へ通知せずに着信不許可応答を
行う機能を備えている。この機能により、実際に着信動
作を開始するときに、初めてCPU3とデータ変復調回
路4を動作させることができる。
【0038】この第2の実施形態における効果を図6及
び図7を参照して説明する。第2の実施形態は、第1の
実施形態に比べて着信信号列一致検出回路5の規模が若
干増すものの、データ変復調回路4に比べて小規模且つ
動作速度が遅く、図7に示すように着信待ち受け時の消
費電力は、P0>>P2>P1の関係がある。また、PD
C電話機2からの着信検出後に、待ち受けの設定条件に
より着信動作に入らない場合においては、図6に示すよ
うに第1の実施形態よりもCPU3への割り込み数が減
少する。従って、従来技術に比べ、端末装置1全体の消
費電力低減とCPU3の処理効率の向上効果がある。
【0039】以上、本発明の2つの実施形態を説明し
た。本発明はかかる実施形態のみに限定されるものでは
ない。例えば、前記各実施形態では周辺機器としてPD
C電話機を用いると仮定したが、これに限定するもので
はなく、PHS(パーソナル・ハンディホン・システ
ム)の電話機を用いてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、第1の実施形態における端末装置とPDC電話機と
のインタフェースにおいて例示したように、着信待ち受
け時にデータ変復調回路とは別に設けた着信信号列一致
検出回路で着信を検出することにより、CPUは着信が
検出されて通信開始の通知があるまで他の処理を行うこ
とができ、このCPUの処理能力を有効に活用すること
が可能になる。また、着信を検出する機能に限定した着
信信号列一致検出回路は、僅かな消費電力で着信検出を
行うことができ、システム全体としての消費電力を低減
することができる。
【0041】また、第2の実施形態において例示したよ
うに、高機能化した着信信号列一致検出回路を設けるこ
とにより、端末装置が着信動作しない条件の周辺機器か
らの着信を検出した場合には、CPUの介在無しで一連
の着信,拒否応答処理を行うことができる。また、シス
テム全体としての消費電力を低減することができる。
【0042】携帯型の端末装置では、消費電力やCPU
の処理能力において大きな制約を受けている。本発明
は、周辺機器からの信号列を受信する信号復号部と他の
制御回路を独立に動作させる制御と信号復号部の高機能
化により、端末装置全体の省電力,高効率化に大きく貢
献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる携帯型の端末装置の第1の実施形
態を示すシステム構成のブロック図である。
【図2】図1に示した携帯型の端末装置おける着信信号
列一致検出回路の一具体例を示すブロック図である。
【図3】図1に示した携帯型の端末装置の第1の実施形
態における動作の一具体例を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明になる携帯型の端末装置の第2の実施形
態における着信信号列一致検出回路の一具体例を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明になる携帯型の端末装置の第2の実施形
態における動作の一具体例を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明になる携帯型の端末装置におけるCPU
の高効率化の効果を示すグラフである。
【図7】本発明になる携帯型の端末装置の低消費電力化
の効果を示すグラフである。
【符号の説明】
1…端末装置、2…PDC電話機、3…CPU(中央演
算処理装置)、4…データ変復調回路、5…着信信号列
一致検出回路、6…RAM、7…ROM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 康夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号復号部とその他の制御回路を備え、周
    辺機器から信号線を介して送出されてくる信号列の受信
    を行う端末装置において、 前記その他の制御回路を動作停止可能にすると共に前記
    信号復号部とその他の制御回路の動作を独立に制御可能
    な構成とし、通常は前記信号復号部を動作させることに
    より信号線を介して周辺機器から送出されてくる信号列
    を受信し、前記信号復号部がある特定の信号列を受信し
    た場合に前記その他の制御回路を動作させるようにした
    ことを特徴とする端末装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記信号復号部は、前
    記周辺機器から送出されてくる信号列の受信を拒否する
    受信拒否応答回路を備え、この信号復号部において周辺
    機器からの接続要求信号を受信後に続けて送出されてく
    る信号列がある特定の信号列に一致しない場合には、こ
    の周辺機器への受信拒否応答信号列を送出することで通
    信を打ち切り、この間、前記その他の制御回路を通信処
    理動作させないようにしたことを特徴とする端末装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記その他の
    制御回路はCPUであることを特徴とする端末装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の1項において、前記信号復
    号部はPDCAカードに内蔵したことを特徴とする端末
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜3の1項において、前記信号復
    号部はPDCAカードに内蔵され、前記周辺機器はPD
    C電話機であることを特徴とする端末装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜3の1項において、前記信号復
    号部はPDCAカードに内蔵され、前記周辺機器はPH
    S電話機であることを特徴とする端末装置。
  7. 【請求項7】信号復号部とその他の制御回路を備え、周
    辺機器から信号線を介して送出されてくる信号列の受信
    を行う端末装置において、 前記信号復号部とその他の制御回路の動作を独立に制御
    可能な構成とし、通常は前記信号復号部を動作させるこ
    とにより信号線を介して周辺機器から送出されてくる信
    号列を受信し、前記信号復号部がある特定の信号列を受
    信した場合に前記その他の制御回路を動作させるように
    したことを特徴とする端末装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記信号復号部は、前
    記周辺機器から送出されてくる信号列の受信を拒否する
    受信拒否応答回路を備え、この信号復号部において周辺
    機器からの接続要求信号を受信後に続けて送出されてく
    る信号列がある特定の信号列に一致しない場合には、こ
    の周辺機器への受信拒否応答信号列を送出することで通
    信を打ち切り、この間、前記その他の制御回路を通信処
    理動作させないようにしたことを特徴とする端末装置。
  9. 【請求項9】請求項7または8において、前記その他の
    制御回路はCPUであることを特徴とする端末装置。
  10. 【請求項10】請求項7〜9の1項において、前記信号
    復号部はPDCAカードに内蔵したことを特徴とする端
    末装置。
  11. 【請求項11】請求項6〜9の1項において、前記信号
    復号部はPDCAカードに内蔵され、前記周辺機器はP
    DC電話機であることを特徴とする端末装置。
  12. 【請求項12】請求項6〜9の1項において、前記信号
    復号部はPDCAカードに内蔵され、前記周辺機器はP
    HS電話機であることを特徴とする端末装置。
JP8233963A 1996-09-04 1996-09-04 端末装置 Pending JPH1078927A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8233963A JPH1078927A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8233963A JPH1078927A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1078927A true JPH1078927A (ja) 1998-03-24

Family

ID=16963384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8233963A Pending JPH1078927A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1078927A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010086407A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Rohm Co Ltd 電子機器
JP2010171772A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Rohm Co Ltd 携帯電話
US8543850B2 (en) 2008-10-01 2013-09-24 Rohm Co., Ltd. Electronic device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010086407A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Rohm Co Ltd 電子機器
US8543850B2 (en) 2008-10-01 2013-09-24 Rohm Co., Ltd. Electronic device
JP2010171772A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Rohm Co Ltd 携帯電話

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8948083B2 (en) Mobile communication terminal and computer readable recording medium
US6434395B1 (en) Portable communications and data terminal having multiple modes of operation
US6078826A (en) Mobile telephone power savings method and apparatus responsive to mobile telephone location
JP3050181B2 (ja) 移動体通信装置
EP1459584B1 (en) Reliable decoding of quick paging channel
AU750113B2 (en) A method of increasing battery life in mobile communications devices which use paging channel displacement
JP3864136B2 (ja) 無線通信端末及び制御方法
JPH1078927A (ja) 端末装置
JP4085748B2 (ja) 複合携帯電話装置及びそれに用いる電池残量による無線方式自動切替方法並びにそのプログラム
US20030022704A1 (en) Method for saving power of cellular phone
EP0903917B1 (en) Communication support system for remote telephone controlled data processing device
KR100728848B1 (ko) 무선랜 단말기의 절전 장치
KR100818449B1 (ko) 절전모드에서의 VoIP호 응답기능을 갖는 통신 시스템및 이를 이용한 VoIP호 응답방법
JP2000235433A (ja) 携帯電話通信制御装置
KR20070081178A (ko) 비동기식 휴대용 단말기에서 배터리 소모를 방지하는 방법
JP3133560B2 (ja) デジタル方式自動車電話システムの制御方法
JP2984668B1 (ja) 受信電界変化監視装置および受信電界変化監視方法
KR100480241B1 (ko) 키폰시스템에서 내선 통화거부 설정방법
KR20020057209A (ko) 이동통신 단말기의 전원 온/오프 예약 방법
JP3341282B2 (ja) W−cdma端末の節電システム及び方法
CN1984399A (zh) 根据cdma2000寻呼消息向HRPD网络切换的终端
JP2000022617A (ja) 移動通信システムおよび方法
JPH11234193A (ja) 携帯端末装置及びその制御方法
JP3147889B2 (ja) 移動体通信装置
JPH1023061A (ja) 回線接続制御方式