JPH1078801A - 非線形ノッチフィルタを使用する制御システム - Google Patents
非線形ノッチフィルタを使用する制御システムInfo
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- JPH1078801A JPH1078801A JP9170439A JP17043997A JPH1078801A JP H1078801 A JPH1078801 A JP H1078801A JP 9170439 A JP9170439 A JP 9170439A JP 17043997 A JP17043997 A JP 17043997A JP H1078801 A JPH1078801 A JP H1078801A
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Abstract
御を実現する。 【解決手段】 共振モ−ドを有するプラント56と、プラ
ント56からライン14、24においてプラント入力信号を受
信してフィルタ出力信号Vに関連する制御装置出力信号I
を供給してプラント56を制御する制御装置5とを含む。
制御装置には、プラント入力信号に関連するフィルタ入
力信号xを受信してフィルタ出力信号Vを供給する非線形
ノッチフィルタ30が設けられている。ノッチフィルタ
は、共振モ−ドのうちの一つの共振モ−ドを所定量だけ
減衰させるようにその一つの共振モ−ドの付近に少くと
も一つのノッチ周波数を有し、対応する線形ノッチフィ
ルタのノッチ周波数より低いノッチフィルタの最低のノ
ッチ周波数の10倍以下の位相遅れを有する。従って、制
御装置7では、線形ノッチフィルタを使用するシステム
より速い時間応答と増大した帯域幅が得られる。
Description
を備えた制御システムに関し、詳しくは、非線形ノッチ
フィルタを使用してこのような制御システムの帯域幅を
増大することに関する。
ムのような多くの制御システムは、非常に速く応答する
プラント制御を必要とする。これは、(その制御装置と
プラントを含む)閉ル−プ制御システムが高帯域又は速
い応答時間を有することを必要とする。制御システムの
帯域幅の増大は、そのプラントがその共振周波数又は固
有周波数に起こる容易に減衰する(又は高いQの)振動
(又は共振)モ−ドを含む場合には困難である。これら
の共振周波数が十分に低い周波数に存在する場合及び/
又は(そのシステムの帯域幅を増大する試みにおいて)
その制御装置のゲインを非常に高く増大する場合、この
ような共振は制御ル−プを不安定にする。
共振周波数がその制御システムの帯域幅の桁(10倍)
以内である各振動モ−ドについて、その制御装置が1つ
以上の線形ノッチフィルタを含むことである。
狭い周波数範囲で入力周波数を減衰させるフィルタであ
る。このようなフィルタの伝達関数は、典型的には、分
子の二次方程式と分母の二次方程式の形態である。しか
し、ノッチフィルタの1つの問題は、ある周波数で入力
信号と出力信号の間に移相を生ずることである。特に、
ノッチフィルタの周波数応答は、そのフィルタの固有周
波数(又は共振周波数又はノッチ周波数)の10倍以下
(又はそれ以上)までの有意な位相遅れを示す。ノッチ
周波数の10倍以下の位相遅れの量は、主にそのノッチ
フィルタが減衰しなければならない周波数範囲の大きさ
によって決定される。この範囲が狭くなると、そのフィ
ルタの「Q」が大きくなり、ノッチ周波数の10倍以下
の位相遅れが小さくなる。そのプラントの振動モ−ドの
固有周波数の不確実性及び可変性により、ノッチ帯域を
狭くし得る方法を制限し、これにより、より低い周波数
の位相遅れになる。
インの変化に関連する移相を寛大に扱うためには、その
制御装置のゲインを減少させて、全制御システムの帯域
幅(及びそのシステムの応答性)を減少させなければな
らない。このように、そのプラント内で共振する制御シ
ステムは、動作特性を制限している。
共振)を有するときに増大される帯域幅又は時間応答を
提供する閉ル−プ制御システムを提供することが望まし
い。
を有するプラントを備えた高応答性制御システムを提供
することを目的とする。
ステムは、共振モ−ドを有するプラントと、このプラン
トからのプラント入力信号と指令信号を受信してフィル
タ出力信号と関連する制御装置出力信号を供給すること
によりプラントを制御する制御装置とからなり、この制
御装置は、プラント入力信号及び指令信号と関連するフ
ィルタ入力信号を受信してフィルタ出力信号を供給する
非線形ノッチフィルタからなり、この非線形ノッチフィ
ルタは、共振モ−ドのうちの一つの共振モ−ドの付近に
少なくとも一つのノッチ周波数を有するとともに、その
一つの共振モ−ドを所定量だけ減衰させるように大きさ
周波数応答を有し、且つ対応する線形ノッチフィルタの
ノッチ振動するより低いノッチフィルタの最低のノッチ
周波数以下の位相遅れを有する。
ィルタの位相遅れは、その制御システムの増大した応答
性を考慮に入れている。
を備えた制御システムの制御装置の補償に非線形ノッチ
フィルタを使用することによって、従来の技術の有意な
改善をしている。このような非線形ノッチフィルタは、
周波数に対して線形ノッチフィルタと略同一のゲイン変
化を有するが、ノッチ周波数以下の非常に小さい位相遅
れを有する。その結果、本発明の制御システムは、帯域
幅を増大させ、従って、線形ノッチフィルタを利用する
従来のシステムより50%(又はそれ以上)もバルブ作
動システムのような共振プラントを備えた制御システム
の応答性を増大させる。このような制御構成は、速い応
答を必要とする共振プラントの制御の可能性と性能をか
なり改善している。また、本発明は、閉ル−プ位相遅れ
を減少させて、より高いレベル(外側のル−プ)の制御
システム内に配置したときにこのようなより高いレベル
のシステムの応答性をより高くしている。
タ制御システム7には、破線8の左側に電子制御装置5
が設けられ、破線8の右側に制御すべきプラント又はシ
ステム6が設けられている。特に、ライン10を介して
加算器12の正入力にバルブ位置指令が供給される。ま
た、加算器12の負入力には、ライン14を介して後述
するバルブ位置フィ−ドバック信号が供給される。加算
器12は、ライン16を介して、位置指令から位置フィ
−ドバックを引いたものを示す位置誤差信号を供給す
る。位置誤差信号は、その位置誤差信号に例えば1.8
4msec-1の値を有する所定の位置誤差ゲインKpを
掛けてライン19に速度指令を供給する位置ゲイン18
に供給される。ライン19の速度指令は、その指令信号
の正負の値を+/−8.4deg/msecに制限し
て、制限された速度指令信号をライン21に供給する大
きさリミッタ20に供給される。
正入力に供給される。後述する速度フィ−ドバック信号
が、ライン24を介して加算器22の負入力に供給され
る。
指令から速度フィ−ドバックを引いたものを示す速度誤
差信号を供給する。速度誤差信号は、例えば4.29ms
ec-1の値を有する速度誤差ゲイン26(Kv)を掛け
て、ライン27に加速度信号を供給する。ライン27の
信号は、加速度信号の正負の値を所定の限界、例えば+/
-4.09deg/msec2に制限してライン29に制限された
加速度信号を供給する大きさリミッタ28に供給され
る。制限された加速度信号は、加速度信号の特定の周波
数帯を所定量だけ減衰させてライン32にフィルタを通
した電圧信号Vを供給する(後述する)非線形ノッチフ
ィルタ補償論理30に供給される。
きさ限界について他の値を使用してもよい。
いて電圧信号Vを電流出力信号Iに変換するサ−ボ増幅
器34に供給される。サ−ボ増幅器34の伝達関数は、
K1/(s+ω1)の形態(ゲインK1=65345、折
点周波数ω1=40841rad/sec)の標準的な
一次遅れである。
折点周波数、即ち異なる伝達関数を有するサ−ボ増幅器
を使用することができる。
比例する出力トルクTをライン40に供給する既知のト
ルクモ−タ38(又は電機子制御DCモ−タ)に供給さ
れる。トルクモ−タ38からのトルクTは、それに接続
された出力軸又は駆動軸42を駆動し、ライン44の信
号8で示すように軸42の角変位を生じさせる。駆動軸
42は、所定の慣性モ−メント、粘性摩擦及び/又は他
の動特性を有する弁46、例えば、ブリ−ド弁又は他の
タイプの負荷に接続されている。
して、その力学により動作する弁46は、ライン48の
弁速度信号によって示されるような弁46の速度(度/
ミリ秒)を示す。ライン48の弁速度信号は、後述する
速度フィ−ドバックとしてその制御装置の加算器22の
負入力に供給される速度フィ−ドバック信号をライン2
4に供給する速度センサ50(例えば回転速度計)に供
給される。
と弁の位置の関係を示してライン52に弁位置信号を供
給する積分器50に供給される。弁の位置は、電位差計
のような位置センサ54によって測定され、ライン14
に位置フィ−ドバック信号(度)を供給し、この信号
は、後述する制御装置の加算器12の負入力に供給され
る。
ブリ−ド弁46からなる図1のプラントの一部56の全
伝達関数P(s)をさらに詳細に示している。電流I
は、ライン36の伝達関数P(s)に入り、例えば0.
067の値を有するゲイン100を掛ける。これは、そ
のモ−タによる電流IからトルクTへの変換を示してい
る。トルク信号Tは、ライン102を介して、加算器1
34によって加算されると電流Iから弁速度までの全伝
達関数P(s)を作成する多項式104−116の並列
の組合わせに供給される。伝達関数P(s)は、多項式
104−116の各々の分母の方程式によって表される
全伝達関数P(s)の極(又は累乗根又は固有値)を示
す伝達関数を表している既知の形式である「モ−ドの
(modal)」形式で表される。既知のように、この多項
式の分子はその議論に重大ではなく、個々に完全な伝達
関数P(s)のゼロを示すわけではなく、単にその成分
を示すに過ぎない。
04と6つの共振モ−ド多項式106−116を示す。
一次遅れ104の伝達関数は、
6666)を有する標準的な一次遅れである。
は、
比、ωn = 2πfn(Hz)である)の標準的な二次方
程式の形式を有する。
06は、fn1=1578Hzに存在して、ξ1=0.0
05の減衰比を有し、そのシステムの第2の共振モ−ド
108は、fn2=2413Hzの共振周波数及びξ2=
0.02の減衰比を有し、そのシステムの第3の共振モ
−ド110は、fn3=4523Hzに存在して、ξ3=
0.01の減衰比を有し、そのシステムの第4の共振モ
−ド112は、fn4=5126Hzの共振周波数及びξ
4=0.015の減衰比を有し、そのシステムの第5の
共振モ−ド114は、fn5=6474Hzの共振周波数
及びξ5=0.01の減衰比を有し、そのシステムの第
6の共振モ−ド116は、fn6=8270Hzの共振周
波数及びξ6=0.01の減衰比を有する。多項式10
4−116からの出力信号は、それぞれライン120−
132を介して7入力加算器134の正入力に供給され
る。加算器134の出力は、ライン48の弁速度であ
る。
モ−ドの各々についての減衰は、制御すべきプラントの
各タイプについて異ならせることができる。特に、サ−
ボ制御装置について、モ−タの種類、駆動軸及び使用さ
れる負荷はもちろん、粘性摩擦の量及び各成分の慣性に
より、このようなパラメ−タの値が決定される。
(s)(図2)についての近似の実例となる大きさ周波
数応答曲線146を示している。支配的な遅れ伝達関数
104(図2)は、(図示しない)約1.06Hzの折
点周波数ωaから始まり−20デシベル/デケ−ドの勾
配で減少する減少領域148によって示される。
数の勾配から上方に突出する一連の共振ピ−ク150−
160を示し、それぞれ図2について上述した周波数f
n1−fn6に共振モ−ド106−116を示している。
る共振ピ−ク150−160(fn1−fn6)は、その
制御装置のゲインが非常に高く増大すると、十分に高い
ピ−クを有し、そのシステムを不安定にするのに十分に
そのシステムの帯域幅に近い周波数にある。即ち、ノッ
チフィルタは、これらの共振150−160の効果を取
り消すため、即ち、各モ−ドfn1−fn6付近の周波数
帯の信号を減衰させるために、その制御装置の補償論理
内に設けられている。共振モ−ドfn1−fn2付近のノ
ッチフィルタの幅及び深さは、これらの周波数からある
割合(粗範囲)を加減した周波数で十分に減衰させてシ
ステムの装着及び環境における変更を考慮に入れるよう
に選択される。特に、ここに記載されたアクチュエ−タ
システムについて、fn1のノッチフィルタは、少なく
ともfn1(1578Hz)共振周波数の±5%以内の
20ゲイン低減の係数と少なくともfn2(2413H
z)共振周波数の±5%以内の10低減の係数を提供す
る必要がある。また、最大ゲインと最高速度応答を提供
するために、1000Hz以下のノッチフィルタの位相
遅れを最小にしなければならない。所望の場合には、そ
の用途及び性能の要求に従って、他の粗範囲と減衰の基
準を使用してもよい。
は、最も低いノッチ周波数を有するので、より低い周波
数で低周波位相遅れの大部分を引き起こす。従って、本
発明は、これらの最初の2つのモ−ドfn1、fn2のた
めの非線形ノッチフィルタを使用することによって説明
される。
取り消す上記の特性を提供するこのようなノッチフィル
タの設計は、3つの2次ノッチフィルタと2つの155
3Hz(ダブルノッチ)と1つの2413Hzのカスケ−
ド(縦続)であり、以下の全伝達関数を有する。
13、ξ1=0.167、ξ2=0.33、ξ3=0.
5、ξn1=ξn2=ξn3=0とω=2*π*fである。所望
の場合には、ω1、ω2、ω3、ξ1、ξ2及びξ3につい
て、他の値を使用してもよい。
(ξn1=ξn2=ξn3=0)を使用する代わりに、1以上
のノッチ(G1、G2、G3)が所望の周波数範囲で所望
の減衰を達成するために、非ゼロ減衰期間を使用しても
よい。さらに、所望の減衰目標に合う線形ノッチフィル
タについてのどのような伝達関数の形式でも使用するこ
とができる。上述したような必要とされる粗範囲をテス
トするために、ノッチ周波数ω1=ω2=2*π*1553
Hzは、fn1=1578Hzの共振からずれて、プラ
ント共振周波数fn1(1578Hz)とノッチ周波数
(1553Hz)の間で約1.5 %の差を擬似してい
る。
いて)従来の線形ノッチフィルタを使用する式3のノッ
チフィルタについての大きさ周波数応答が破曲線200
で示され、本発明の非線形ノッチフィルタを使用する場
合が実曲線202で示されている。曲線200及び20
2は、実質的に同様の大きさ特性プロファイルを示して
いる。
波数範囲について、(最初の調和応答について)従来の
線形ノッチフィルタを使用する式3のフィルタについて
の位相周波数応答が破曲線204で示され、本発明の非
線形ノッチフィルタを使用する場合が実曲線206で示
されている。上述したように、この周波数範囲は、約1
000Hz以下のノッチフィルタの位相遅れを最小しな
ければならないので、制御システムの設計にとって重要
である。
に、本発明では、従来の線形フィルタよりも移相を減少
させている。このような減少した位相は、典型的にノッ
チフィルタについて興味のある周波数範囲、例えば、そ
のフィルタの最低のノッチ周波数ωnからこのようなノ
ッチ周波数(ωn/10)以下の約10倍(又はそれ以
上)までの周波数範囲にわたって行われることが望まし
い。減少した位相遅れが望ましいこの範囲の部分は、各
用途のために変化させることができる。以下の表1は、
図5に示すような線形フィルタと非線形フィルタについ
ての位相遅れの比較を示している。
した位相遅れは、先行技術に対する本発明の重要な利点
である。特に、良好なフィ−ドバック制御性能を保証す
るためには、所望の制御されたアクチュエ−タ(閉ル−
プ)帯域幅内の15°より小さい位相遅れが、ノッチフ
ィルタのために望ましい。線形ノッチフィルタの位相遅
れは243Hzより高い周波数について15°より大き
いが、非線形フィルタの遅れは1114Hzより高い周
波数について15°より大きくなっている。このよう
に、非線形ノッチフィルタは、従来の線形ノッチフィル
タで達成できるものより、高いル−プゲイン、従って設
計すべき速いアクチュエ−タ制御装置及び制御された高
いアクチュエ−タ(閉ル−プ)帯域幅を考慮に入れてい
る。
する非線形ノッチフィルタ補償は、同時に出願された
「移相を減少した非線形フィルタ」という発明の名称の
米国特許出願(UTC整理番号R−3973)において
論議されているものと同様に設計され、この米国特許出
願では、G(s)は式3で上述したようになっている。
タ30は、ライン29で入力信号xを受信する式3の伝
達関数G(s)を有する線形フィルタ論理210を含
む。線形フィルタ論理210は、ライン214におい
て、入力信号xに対する線形フィルタの伝達関数G
(s)の応答を示す出力信号gを供給する。信号gは、
ゼロクロス・サンプルホ−ルド論理216に供給され
る。また、ゼロクロス・サンプルホ−ルド論理216は
ライン29で入力信号xを受信する。後述するように、
論理216は、入力信号xが零点を横切るときに信号g
のサンプリングを行い、入力信号xと同時に且つ同一の
方向に零点を横切り且つサンプリング時に信号gと等し
い振幅を有する方形波信号である信号nをライン218
に供給する。
伝達関数G(s)の相補形態、即ち1−G(s)として
構成される相補線形フィルタ論理220に供給される。
特に、線形フィルタ210と相補フィルタ220が共通
の入力信号によって駆動され、それらの出力が加算され
ると、結果として生じる出力は全ての回で全周波数につ
いて1になるであろう(即ち、G(s)+(1−G
(s))=1)。式3のノッチフィルタであるG(s)
について、相補線形フィルタ20の伝達関数は、2次の
狭い帯域フィルタである(1−G(s))。
ン218は、上述した線形フィルタ関数210と同じ伝
達関数G(s)を有するもう一つの線形フィルタ222
に供給される。フィルタ222の出力は、ライン224
に供給されて、加算器226の負入力に供給される。ま
た、ライン218は、加算器226の正入力に供給され
る。加算器226の出力は、ライン228に供給され
る。これは相補線形フィルタ論理220の出力信号Cで
ある。
正入力に供給される。また、ライン214の線形フィル
タ210からの信号gは、加算器230のもう一つの正
入力に供給される。加算器230は、ライン32に出力
信号Vを供給する。これは、移相を減少した非線形フィ
ルタ論理30の出力である。
ホ−ルド論理216は、所定の速度、例えば100KH
zでライン29の入力信号xをサンプリングし、ステッ
プ250で入力信号xの符号が変化したか否か(即ち、
入力信号xが零点を横切ったか否か)を決定する。符号
が変化していなければ、次のサンプル時に再び入力信号
xのサンプリングをする。入力の符号が変化していれ
ば、ステップ252でその符号の変化が正から負への変
化であったか否かを決定する。その変化が正から負への
変化であった場合には、ステップ254においてサンプ
リングが起こったときにnの値をgの絶対値の負の値に
セットし、論理216から出る。逆に、入力信号xの符
号の変化が負から正(即ち正から負ではない)への変化
であった場合には、ステップ256でnの値をgの絶対
値にセットし、論理216から出る。いずれの場合で
も、次のサンプリング時までnの値を一定に保持する。
る瞬間のみに、線形フィルタ出力信号gのサンプリング
(及び信号nの更新)が起こり、入力信号xが零点を横
切る方向に基づいてnの符号をセットし、そのときのg
の値と等しい値にセットする。このように、信号nは、
入力信号xと同時に且つ同一の方向に零点を横切り、且
つその時の信号gの値と等しい振幅を有する方形波関数
である。
ンプルレ−トを使用することができ、あるいはアナログ
方式のようにサンプリングを連続的にすることができ
る。しかし、xのサンプルレ−トと無関係に、信号gが
サンプリングされる時は、入力信号xが零点を横切るこ
とを論理が検出した時である。また、所望の場合には、
信号nについて同じ結果を得るために、他のデジタル論
理又はソフトウェア及び/又はアナログ回路を使用する
ことができる。
周波数成分からなる。その結果、相補フィルタの応答は
このような入力方形波の奇数調波を示し、従って、出力
信号yはこのような調波を示す。しかし、これらの調波
の大きさは、周波数とともに自然に減少する。また、相
補フィルタ関数1−G(s)は、所望の最初の調波の付
近の帯域通過であるので、ノッチフィルタの高調波をさ
らに減衰させる。
力信号Vは、最初の調和信号に加えて高調波を含んでい
る。図8には、純粋な正弦波入力についての出力信号V
の1番目と3番目と5番目の調波の相対的な振幅が示さ
れている。出力信号Vには偶数調波はない。最初の調波
は、図4の曲線202の大きさプロットに示されるが直
線の縦軸の上に示されるものと同じである。3番目と5
番目の調波は、アクチュエ−タの性能を低下させないよ
うに十分小さくなっている。
されるように、図6において信号nにゲインKnを掛け
てもよい。この場合、Knの値は、その方形波信号nの
振幅をサンプル時の信号gの所定の比にセットするよう
にセットされる。これにより、移相低減の量が調節され
(減少し)、出力信号の非線形性(高調波歪み)の量が
減少する。例えば、Kn=0.5であれば、移相の低減
はより少なくなるが、出力信号は減少し高調波の振幅を
示すであろう。ここに示す図については、ゲインKnを
1にセットする。
の分子と分母と両方で同じ次数を有し、いずれも高周波
数で同じ値に近づく(即ち、伝達関数が高周波数で1の
値を有する)場合には、式3のように、伝達関数G
(s)をG(s)=1−T(s)(T(s)は減少した
次数の分子を有する伝達関数である)の形式に書き直し
てもよい。
れるように単純化することができる。特に、線形フィル
タ論理210内では、ライン29の入力信号xが、伝達
関数T(s)を有する減少した次数の線形フィルタ論理
300に供給される。論理300は、ライン302の信
号を加算器304の負入力に供給する。また、ライン2
9の入力信号xも加算器304の正入力に供給される。
この加算器は、信号g(線形フィルタG(s)への応
答)をライン214に供給する。所望の場合には、線形
フィルタ論理210を伝達関数G(s)として実行でき
る。しかし、1−T(s)の形式を使用することによっ
て、より低い次数の伝達関数をこの論理に使用すること
ができる。
場合、即ち1−(1−T(s))=T(s)の場合に
は、相補フィルタの伝達関数1−G(s)はT(s)に
単純化される。従って、図9では、相補フィルタ論理2
20を単に減少した次数の伝達関数T(s)の論理30
0に単純化している。
+ωn 2)/(s2+2ξ2ωns+ωn 2)を有するノッチフィルタ
について、G(s)を次のように書き直してもよい。
s乗)の分子を有し、これは、G(s)の二次の分子よ
りハ−ドウェア及び/又はソフトウェアで単純に実施し
得る。このような簡略化は、上述したノッチフィルタの
ように、分子と分母が同じ次数(sの最も高い累乗)を
有するどのような伝達関数によっても行うことができ
る。
任意の乗算器260によって示されるように信号nにゲ
インKnを掛けてもよい。その場合、Knの値は、方形
波信号nの振幅をサンプル時の信号gの所定の比にセッ
トするようにセットされる。これにより、移相の低減の
量を調節し(減少させ)、出力信号の非線形性(高調波
歪み)の量を減少させることができる。例えば、Kn=
0.5であれば、移相の低減は少なくなるが、出力信号
は減少した高調波振幅を示すであろう。
ロック210とゼロクロス・サンプルホ−ルド論理21
6との間のライン214に、図6及び図9で説明した任
意のゲインKnを代わりに配置して、論理216による
サンプリングに先立って信号gをゲインシフトしてもよ
い。
理30(図1、図6、図9)又はその何れかの部分を、
デジタル及び/又はアナログのハ−ドウェア論理におい
て、あるいはソフトウェアのディジタルコンピュ−タ及
び/又はアナログコンピュ−タによって実行してもよ
い。
に、(図9の減少した次数の伝達関数に関する限りで
は)通過帯域周波数範囲及び/又は高周波における本発
明の種々のフィルタのゲインは、線形フィルタの伝達関
数と対応する相補フィルタの伝達関数の両方を縮尺する
ことによって1以外にすることができる。さらに、フィ
ルタのゲインは、一般に線形フィルタの伝達関数と対応
する相補フィルタの伝達関数の両方を縮尺することによ
って、どのような値にもセットすることができる。
について、高帯域のバルブアクチュエ−タ制御論理を提
供する。線形ノッチフィルタを使用する従来のシステム
では、そのシステムの帯域幅は、線形ノッチフィルタの
低周波位相遅れのために、所望のレベルよりも小さく制
限される。線形ノッチフィルタを非線形ノッチフィルタ
に取り替えられると、位相遅れの低減により、制御装置
のゲインKp、KVを増大させ、それによってアクチュ
エ−タの帯域幅を所望のように増大させることができ
る。
論理30(図1)と同等の線形フィルタ制御装置は、6
つの共振モ−ドを取り消すために7つの線形ノッチフィ
ルタを使用することができる。これらのノッチフィルタ
の3つは3つの2次のノッチフィルタの縦続であり、1
553Hzの2つと2413Hzの1つは上述した式3の
伝達関数を有する。残りの4つのノッチフィルタは、残
りのモ−ドfn3−fn6の各々について、それぞれ以下
の形式を有する。
0であり、モ−ドfn3−fn6に対応する4つのノッチ
フィルタについてωn=4412、5055、6166、8270rad/se
c、ξ2=0.1667、0.4、0.5、0.5である。所望の場合に
は、これらのモ−ドの各々についてのξ1、ξ2及びωn
について他の値を使用し、あるいは他のフィルタの形式
を使用することができる。これらの4つのノッチフィル
タについて、興味のある範囲(1000Hz以下)に反
映される位相の量は最小である。また、所望の性能の要
求を満たすことができれば、ノッチフィルタの幾つかを
除去することができる。
の工程を実行することによって、非線形フィルタ制御装
置に変更することができる。
させる)式3の最初の3つのノッチフィルタを上述した
非線形ノッチフィルタと取り替える。
開ル−プゲインマ−ジンと適合する開ル−プゲインマ−
ジンが得られるまで、ゲインKp、Kvを増大させる。
この例では、3dBのゲインマ−ジンを使用し、これは
ル−プゲインの45%の増加に対応していた。
プ弁の位置指令に対するオ−バ−シュ−トの量が線形ノ
ッチフィルタを使用するときのアクチュエ−タの場合と
略等しくなるように、速度指令限界20(図1)を減少
させる。この例では、その限界は、+/-9deg/ミリ秒か
ら+/-8.4deg/ミリ秒まで減少させた。
望のシステムの帯域幅から十分に離れているので、これ
らの共振fn3−fn6のために使用されるタイプのノッ
チフィルタ(線形対非線形)が、興味のある周波数、即
ち1000Hz以下で制御装置の位相遅れに重大な影響
を与えないを理解しなければならない。しかし、所望の
場合には、これらを非線形の形式に変換してもよい。
ルタ補償を使用することによって得られる、ステップ入
力に対する閉ル−プ・アクチュエ−タ制御システムの時
間応答の改善を、以下の表2に示す。
0 %(0.3Deg)の小信号ステップに対するシス
テム応答について、95%の立上り時間(即ち出力信号
が入力ステップの0から95%進む時間)は、線形フィ
ルタでは1.18ミリ秒(ミリ秒)であり、非線形フィ
ルタシステムでは0.89msである。このように、非
線形フィルタは、ステップ入力に対して線形フィルタよ
り速い時間応答を提供する。また、線形フィルタについ
ては、パ−セント・オ−バ−シュ−トは1.16%であ
り、最終値の95 %になるまでのセットリングタイム
は3.56 msである。非線形フィルタについては、
パ−セント・オ−バ−シュ−トは1.27%であり、9
5%セットリングタイムは8.27msである。
形のフィルタ補償よりも改善されると同時に、非線形シ
ステムの性能は大信号の入力について低下しない。表2
に示すように、10%及び50%のステップ入力につい
て、システムが殆ど制限20、28(図1)で作動して
いる場合には、時間応答が線形及び非線形フィルタシス
テムについて略同様である。
−プの他の重要な性能の測定基準は、周波数について導
入する閉ル−プ位相遅れである。既知のように、閉ル−
プ方式のアクチュエ−タ・システムの位相遅れ(所定位
置への位置指令)が約15Degである周波数は、アク
チュエ−タ・ル−プを組み込んだ外部の制御ル−プの達
成可能な最大の閉ル−プ帯域幅と関係がある。
1)は、より大きな外部制御ル−プシステム350、例
えば、ゲインと、動的な補償と、ライン356のエンジ
ン354(例えばガスタ−ビンエンジン)から信号を受
信してライン10を介してアクチュエ−タ・ル−プ7に
バルブ位置指令を供給する他の論理とからなる電子式エ
ンジン制御(EEC)352内に配置することができ
る。その場合、アクチュエ−タ、例えばブリ−ド弁アク
チュエ−タは、エンジンから抽気するようにエンジン3
54に配置される。ル−プ7は、バルブ位置指令入力に
応答して、アクチュエ−タ位置(度)をライン52を介
してエンジン354に供給し、EEC352へのライン
356の信号を変更するエンジン状態を変える。所望の
場合には、ブロック352、354の代わりにEECと
エンジン以外の装置を使用することができる。
関数が15°の位相遅れを示す周波数は、ル−プ7の線
形フィルタでは53Hzであるが、ル−プ7の非線形フ
ィルタでは77Hzに起こる。このようなより低い位相
遅れにより、EECのゲインを増大することができ、そ
れによって外部ル−プの閉ル−プ帯域幅を増大すること
ができる。
周波数は、線形システム7では308Hzであるが、非
線形システムでは447Hzであり、非線形システムの
位相遅れが少ないことを示す。また、閉ル−プゲイン・
ロ−ルオフが−4.5デシベルである周波数は、線形シ
ステム7について(位相遅れの132°に対応する)6
00Hzであり、非線形システム7について(位相遅れ
の114°に対応する)750Hzである。さらに、1
2°ピ−ク又は24°の振幅(30°のバルブ全範囲の
80%)を有する85Hz正弦入力の両システムへの入
力信号について、ピ−ク間の位相遅れは、線形システム
7では24°であるが、非線形システム7では16°に
すぎない。
ルタを使用する制御ル−プ7は、より少ない位相遅れを
示し、それによって、EEC352のゲインを増大させ
て、同じ安定マ−ジンを達成すると同時に、より速い時
間応答を提供し、従って線形フィルタ補償よりも広い帯
域幅を提供する。
する制御システム7(図1)内で使用されるものとして
本発明を説明したが、このようなシステムは単なる例示
であり、本発明は、ここで説明した形式以外の形式を有
する共振モ−ドを備えた他の制御システムにより同様に
実施される。また、プラント6から制御装置5までの内
部及び外部ル−プ(位置と速度)フィ−ドバック信号を
必要としない。所望の場合には、制御システム7に他の
フィ−ドバック信号、多少のフィ−ドバック信号及び多
少のル−プを使用することもできる。非線形フィルタ
は、性能を改善するのに必要な正しい位置に配置するこ
とができる。特に、局所ル−プの内側にある必要がなく
そのル−プの前方への(誤差)経路にある必要がない非
線形フィルタ30、例えばフィルタ30は、制御性能を
改善するために、所望の場合にフィ−ドバック経路及び
/又は指令信号パスに配置することができる。さらに、
制御性能を改善するために、所望の場合に制御装置5内
の種々の異なる位置に1つ以上の非線形ノッチフィルタ
を設けることができる。
制御システムは、共振モ−ドを有するプラント56と、
プラント56からライン14、24においてプラント入
力信号を受信してフィルタ出力信号Vに関連する制御装
置出力信号Iを供給してプラント56を制御する制御装
置5とを含む。制御装置には、プラント入力信号に関連
するフィルタ入力信号xを受信してフィルタ出力信号V
を供給する非線形ノッチフィルタ30が設けられてい
る。ノッチフィルタは、共振モ−ドのうちの一つの共振
モ−ドを所定量だけ減衰させるようにその一つの共振モ
−ドの付近に少くとも一つのノッチ周波数を有し、対応
する線形ノッチフィルタのノッチ周波数より低いノッチ
フィルタの最低のノッチ周波数の10倍以下の位相遅れ
を有し、それによって、制御装置7が、線形ノッチフィ
ルタを使用するシステムより速い時間応答と増大した帯
域幅を示すことができるようにしている。
モ−ドを有するプラントを備えた高応答性制御システム
を提供することができる。
御装置と共振のプラントを有するアクチュエ−タ制御ル
−プの制御システムのブロック図である。
テムの伝達関数のブロック図である。
答を示すグラフである。
ッチフィルタの大きさ周波数応答を示すグラフである。
ッチフィルタの位相周波数応答を示すグラフである。
ィルタのブロック図である。
理のフロ−チャ−トである。
示すグラフである。
例のブロック図である。
を含む外部制御ル−プのブロック図である。
Claims (22)
- 【請求項1】 共振モ−ドを有するプラントと、 このプラントからのプラント入力信号と指令信号を受信
し、フィルタ出力信号と関連する制御装置出力信号を供
給して前記プラントを制御する制御装置とからなり、 前記制御装置が、前記プラント入力信号と関連するフィ
ルタ入力信号と前記指令信号を受信して前記フィルタ出
力信号を供給する非線形ノッチフィルタからなり、 前記非線形ノッチフィルタが、前記共振モ−ドのうちの
一つの共振モ−ドの付近に少なくとも一つのノッチ周波
数を有するとともに、前記一つの共振モ−ドを所定量だ
け減衰させるように大きさ周波数応答を有し、且つ対応
する線形ノッチフィルタのノッチ周波数より低い前記ノ
ッチフィルタの最低のノッチ周波数以下の位相遅れを有
することを特徴とする、制御システム。 - 【請求項2】 前記非線形ノッチフィルタが、 前記フィルタ入力信号に応答するとともに線形ノッチ伝
達関数を有し、線形ノッチフィルタ信号を供給する線形
ノッチフィルタ論理と、 前記フィルタ入力信号と前記線形ノッチフィルタ信号に
応答して、前記フィルタ入力信号を監視し、前記フィル
タ入力信号と同時に且つ同一の方向に零点を横切るとと
ともに前記フィルタ入力信号が零点を横切るときに前記
線形ノッチフィルタ信号の値と比例する振幅を有する方
形波信号を供給するゼロクロス論理と、 前記方形波信号に応答するとともに、前記線形ノッチ伝
達関数と相補的な相補伝達関数を有し、相補ノッチフィ
ルタ信号を供給する相補ノッチフィルタ論理とからな
り、 前記相補ノッチフィルタ信号と前記線形ノッチフィルタ
信号を加算して、ある周波数帯にわたって前記フィルタ
入力信号と前記フィルタ出力信号の間の移相を前記線形
ノッチ伝達関数の移相より少なくする前記フィルタ出力
信号を供給することを特徴とする、請求項1に記載の制
御システム。 - 【請求項3】 前記相補ノッチ伝達関数が、分母の多項
式より低い次数の分子の多項式を有する減少次数伝達関
数からなることを特徴とする、請求項2に記載の制御シ
ステム。 - 【請求項4】 前記ゼロクロス論理が、前記フィルタ入
力信号が零点を負から正に横切るときに前記線形ノッチ
フィルタ信号の絶対値に比例して前記方形波信号の振幅
をセットし且つ前記フィルタ入力信号が正から負に横切
るときに前記線形ノッチフィルタ信号の絶対値に負値に
比例して前記方形波信号の振幅をセットする論理からな
ることを特徴とする、請求項2に記載の制御システム。 - 【請求項5】 前記方形波信号の振幅が、前記フィルタ
入力信号が零点を横切るときに前記線形フィルタ信号の
値と等しいことを特徴とする、請求項2に記載の制御シ
ステム。 - 【請求項6】 前記プラントがアクチュエ−タからなる
ことを特徴とする、請求項1に記載の制御システム。 - 【請求項7】 前記アクチュエ−タがブリ−ド弁アクチ
ュエ−タからなることを特徴とする、請求項1に記載の
制御システム。 - 【請求項8】 前記プラントが、トルクモ−タと、この
トルクモ−タに接続された駆動軸と、この駆動軸に接続
されたアクチュエ−タとからなることを特徴とする、請
求項1に記載の制御システム。 - 【請求項9】 前記制御装置が、前記プラント入力信号
を受信して前記フィルタ入力信号を供給する制御論理か
らなることを特徴とする、請求項1に記載の制御システ
ム。 - 【請求項10】 前記制御装置が、電子式エンジン制御
装置から指令入力信号を受信する制御論理からなり、前
記プラントがガスタ−ビンエンジンに配置されたアクチ
ュエ−タからなることを特徴とする、請求項1に記載の
制御システム。 - 【請求項11】 前記非線形ノッチフィルタの移相が、
前記制御システムの増大した応答性を考慮することを特
徴とする、請求項1に記載の制御システム。 - 【請求項12】 共振モ−ドを有するプラント手段と、 前記プラントからプラント入力信号を受信してフィルタ
出力信号と関連する制御装置出力信号を供給し、前記プ
ラントを制御する制御手段とからなり、 前記制御手段が、前記プラント入力信号と関連するフィ
ルタ入力信号と指令信号とを受信して前記フィルタ出力
信号を供給する非線形ノッチフィルタ手段からなり、 前記ノッチフィルタ手段が、前記共振モ−ドのうちの一
つの共振モ−ドの付近に少なくとも一つのノッチ周波数
を有し且つ前記一つの共振モ−ドを所定量だけ減衰させ
るように大きさ周波数応答を有し、且つ対応する線形ノ
ッチフィルタのノッチ周波数より低い前記ノッチフィル
タの最低のノッチ周波数の10倍以下の位相遅れを有す
ることを特徴とする、制御システム。 - 【請求項13】 前記非線形ノッチフィルタ手段が、 フィルタ入力信号に応答するとともに線形伝達関数を有
し、線形フィルタ信号を供給する線形フィルタ手段と、 前記フィルタ入力信号と前記線形フィルタ信号に応答し
て、前記フィルタ入力信号を監視し、前記フィルタ入力
信号と同時に且つ同一の方向に零点を横切るととともに
前記フィルタ入力信号が零点を横切るときに前記線形フ
ィルタ信号の値と比例する振幅を有する方形波信号を供
給するゼロクロス手段と、 前記方形波信号に応答するとともに、前記線形伝達関数
と相補的な相補伝達関数を有し、相補フィルタ信号を供
給する相補フィルタ手段と、 前記相補フィルタ信号と前記線形フィルタ信号に応答し
て、前記相補フィルタ信号と前記線形フィルタ信号を加
算し、ある周波数帯にわたって前記フィルタ入力信号と
フィルタ出力信号の間の移相を前記線形伝達関数の移相
より少なくするフィルタ出力信号を供給する加算手段と
からなる、請求項12に記載の制御システム。 - 【請求項14】 前記相補伝達関数が、分母の多項式よ
り低い次数の分子の多項式を有する減少次数伝達関数か
らなることを特徴とする、請求項13に記載のフィル
タ。 - 【請求項15】 前記ゼロクロス手段が、前記フィルタ
入力信号が零点を負から正に横切るときに前記線形フィ
ルタ信号の絶対値に比例して前記方形波信号の振幅をセ
ットし且つ前記フィルタ入力信号が正から負に横切ると
きに前記線形フィルタ信号の絶対値に負値に比例して前
記方形波信号の振幅をセットする手段からなることを特
徴とする、請求項13に記載のフィルタ。 - 【請求項16】 前記方形波信号の振幅が、前記フィル
タ入力信号が零点を横切るときに前記線形フィルタ信号
の値と等しいことを特徴とする、請求項13に記載のフ
ィルタ。 - 【請求項17】 前記プラント手段がアクチュエ−タか
らなることを特徴とする、請求項12に記載の制御シス
テム。 - 【請求項18】 前記アクチュエ−タがブリ−ド弁アク
チュエ−タからなることを特徴とする、請求項16に記
載の制御システム。 - 【請求項19】 前記プラント手段が、トルクモ−タ
と、このトルクモ−タに接続された駆動軸と、この駆動
軸に接続されたアクチュエ−タとからなることを特徴と
する、請求項12に記載の制御システム。 - 【請求項20】 前記制御手段が、前記プラント入力信
号を受信して前記フィルタ入力信号を供給する制御論理
からなることを特徴とする、請求項12に記載の制御シ
ステム。 - 【請求項21】 前記制御手段が、電子式エンジン制御
装置から指令入力信号を受信する制御論理からなり、前
記プラントがガスタ−ビンエンジンに配置されたアクチ
ュエ−タからなることを特徴とする、請求項12に記載
の制御システム。 - 【請求項22】 前記非線形ノッチフィルタ手段の移相
が、前記制御システムの増大した応答性を考慮すること
を特徴とする、請求項12に記載の制御システム。
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