JP2003085905A - 情報記録及び/又は再生装置の共振周波数測定方法、及び、情報記録及び/又は再生装置並びにフィルタ - Google Patents

情報記録及び/又は再生装置の共振周波数測定方法、及び、情報記録及び/又は再生装置並びにフィルタ

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JP2003085905A
JP2003085905A JP2001278612A JP2001278612A JP2003085905A JP 2003085905 A JP2003085905 A JP 2003085905A JP 2001278612 A JP2001278612 A JP 2001278612A JP 2001278612 A JP2001278612 A JP 2001278612A JP 2003085905 A JP2003085905 A JP 2003085905A
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Application number
JP2001278612A
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Susumu Yoshida
晋 吉田
Shuichi Hashimoto
修一 橋本
Shigeki Kubohara
隆樹 久保原
Tatsuhiko Kosugi
辰彦 小杉
Takeo Hara
武生 原
Yoshiyuki Kagami
義幸 香美
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/10Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following

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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機構部により駆動されて情報の記録及び/又
は再生を行う情報記録及び/又は再生装置の機構部の共
振周波数を測定するための情報記録及び/又は再生装置
の共振周波数測定方法、及び、情報記録及び/又は再生
装置、並びに、フィルタに関し、簡単な処理で共振周波
数を測定することができる共振周波数測定方法、及び、
情報記録及び/又は再生装置、並びに、共振周波数がず
れた場合でも対応可能なフィルタを提供することを目的
とする。 【解決手段】 異なる周波数の正弦波振動を、機構部を
駆動して媒体に記録された情報を再生する情報記録及び
/又は再生装置の機構に加えて、周波数毎に再生した情
報が目標とする位置の情報と異なる回数、すなわち、オ
フトラック回数を計数し、オフトラック回数が最大とな
る周波数を共振周波数に決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報記録及び/又は
再生装置の共振周波数測定方法、及び、情報記録及び/
又は再生装置、並びに、フィルタに係り、特に、機構部
により駆動されて情報の記録及び/又は再生を行う情報
記録及び/又は再生装置の機構部の共振周波数を測定す
るための情報記録及び/又は再生装置の共振周波数測定
方法、及び、情報記録及び/又は再生装置、並びに、フ
ィルタに関する。
【0002】ハードディスクドライブなどの情報記録及
び/又は再生装置には、高記録密度化、高速化が要求さ
れている。これに伴い、機構部の共振によるヘッドの振
動が問題なっている。このため、機構部の共振成分を抑
圧するために装置にヘッドを駆動するための信号から共
振成分を除去するためのノッチフィルタが内蔵されてい
る。機構部の共振周波数は装置毎に異なるため、装置毎
に共振周波数を測定してノッチフィルタのカットオフ周
波数を設定する必要がある。装置毎にノッチフィルタの
カットオフ周波数を設定する必要から、効率よく共振周
波数を測定する方法が望まれていた。
【0003】
【従来の技術】まず、ハードディスクドライブを図面と
ともに説明する。
【0004】図1はハードディスクドライブの構成図、
図2はハードディスクドライブのブロック構成図を示
す。
【0005】ハードディスクドライブ1は、主に、ディ
スクエンクロージャ11及び回路基板12を含む構成と
されている。ディスクエンクロージャ11には、磁気デ
ィスク21、スピンドルモータ22、磁気ヘッド23、
ヘッドアーム24、ボイスコイルモータ25、ヘッドI
C(Integrated circuit)26が収納される。磁気ディ
スク21は、スピンドルモータ22の回転軸に固定され
ており、スピンドルモータ22の回転に応じて矢印θ方
向に回転する。
【0006】磁気ヘッド23は、磁気ディスク21に対
向して配置され、ディスク21に磁気的に作用し、情報
の記録又は再生を行う。磁気ヘッド23は、ヘッドアー
ム24の先端に固着されている。ヘッドアーム24は、
他端がボイスコイルモータ25に結合しており、ボイス
コイルモータ25により矢印φ方向に回動可能とされて
いる。ヘッドアーム24が矢印φ方向に回動することに
より、磁気ヘッド23がディスク21の半径方向、すな
わち、矢印φ方向に移動する。
【0007】磁気ヘッド23は、ヘッドIC26に接続
されている。ヘッドIC26は、磁気ヘッド23により
ディスク21に記録すべき信号を増幅し、磁気ヘッド2
3に供給するとともに、磁気ヘッド23によりディスク
21から再生された再生信号を増幅して、回路基板12
に供給する。
【0008】回路基板12には、リードチャネル31、
MPU(micro processing unit)32、ROM(read
only memory)33、サーボコントローラ(SVC:ser
vocontroller)34、ハードディスクコントローラ(H
DC:hard disk controller)35、RAM(random a
ccess memory)36、IDE(integrated deviceelect
ronics)コネクタ37が搭載されている。
【0009】リードチャネル31は、ヘッドIC26と
接続されており、ヘッドIC26に記録信号を供給する
とともに、ヘッドIC26で増幅された再生信号を再生
データに復調する。リードチャネル31で復調された再
生データは、HDC35に供給される。HDC35は、
再生データをRAM36に一時記憶した後、IDEコネ
クタ37を介して図示しないホストコンピュータに供給
する。
【0010】また、HDC35は、ホストコンピュータ
からIDEコネクタ37に供給された記録データをRA
M36に一時記憶し、記録時にRAM36から読み出し
て、リードチャネル31に供給する。リードチャネル3
1は、HDC35からの記録データを変調して記録信号
を生成する。リードチャネル31で変調された記録信号
は、ヘッドIC26に供給される。ヘッドIC26は、
リードチャネル31からの記録信号を増幅して、磁気ヘ
ッド23に供給する。磁気ヘッド23は、ヘッドIC2
6からの記録信号に応じた磁界を発生し、磁気ディスク
21を磁化させ、記録信号を磁気ディスク21に記録す
る。
【0011】このとき、MPU32には、リードチャネ
ル31で復調された再生データが供給される。MPU3
2は、再生データから磁気ディスク21上の位置信号、
すなわち、アドレスを読み出し、トラッキングサーボ制
御を行う。MPU32は、読み出された位置信号が目標
とする情報が記憶された位置の位置信号との差分に応じ
た制御信号、すなわち、トラッキングエラー信号を生成
し、生成した制御信号にノッチフィルタ処理を行った
後、サーボコントローラ34に供給する。ノッチフィル
タ処理では、制御信号から装置固有の共振周波数成分を
除去する。
【0012】サーボコントローラ34は、MPU32か
らの制御信号に基づいてボイスコイルモータ25を制御
し、磁気ヘッド23による磁気ディスク21からの信号
の読み出し位置を制御する。
【0013】以上により磁気ディスク21上の目標位置
を磁気ヘッド23が走査して、目標とする情報を取得で
きる。
【0014】このとき、ボイスコイルモータ25には、
装置毎に特有の共振周波数をもつ、このため、MPU3
2が実行するファームウェアでは、ノッチフィルタ処理
のカットオフ周波数を装置のもつ共振周波数に一致させ
るために、装置に固有の共振周波数を測定する共振周波
数測定処理が設定されている。
【0015】図3は従来の一例のトラッキングサーボ制
御系の機能ブロック図を示す。
【0016】なお、減算器41、コントローラ42、ノ
ッチフィルタ43、加算器44、正弦波外乱発生器4
5、FFT演算器46、ピークゲイン検出部47、調整
部48は、ファームウェアによりMPU32の処理とし
て実現される。
【0017】減算器41には、目標位置信号と現在位置
信号とが供給され、目標位置信号と現在位置信号とを減
算し、差分情報を出力する。減算器41で求められた差
分情報は、コントローラ42に供給される。コントロー
ラ42は、減算器41からの差分情報に基づいてボイス
コイルモータ25を制御するための制御信号を生成す
る。
【0018】コントローラ42で生成された制御信号
は、ノッチフィルタ43に供給される。ノッチフィルタ
43は、予め設定された所定のカットオフ周波数の成分
を低減する。ノッチフィルタ43で不要成分がカットさ
れた情報は、加算器44に供給される。加算器44は、
正弦波外乱発生器45からの正弦波外乱信号とノッチフ
ィルタから情報とを加算する。加算器44で加算された
情報は、サーボコントローラ34に供給される。
【0019】サーボコントローラ34は、加算器44か
らの制御信号に基づいてボイスコイルモータ25を駆動
するための駆動信号を生成する。サーボコントローラ3
4で生成された駆動信号は、ボイスコイルモータ25に
供給される。ボイスコイルモータ25は、サーボコント
ローラ34からの駆動信号により駆動され、磁気ヘッド
23の位置を変位させる。
【0020】磁気ヘッド23は、変位した位置で磁気デ
ィスク21上から信号を読み出す。磁気ヘッド23によ
り再生された再生信号は、ヘッドIC26に供給され
る。ヘッドIC26は、磁気ヘッド23からの再生信号
を増幅する。ヘッドIC26で増幅された再生信号は、
リードチャネル31に供給される。リードチャネル31
は、ヘッドIC26からの再生信号を復調し、再生情報
を得る。リードチャネル31で取得された再生情報のう
ち位置信号が現在位置信号として減算器41に供給され
るとともに、FFT(fast fourier transform)演算器
46に供給される。FFT演算器46は、FFT処理を
行い、位置信号の振幅を求める。
【0021】FFT演算器46で求められた位置信号の
振幅は、調整部47に供給される。調整部47は、正弦
波外乱発生部45で発生される正弦波外乱信号の周波数
を変化させ、FFT演算器46の演算結果を取得し、F
FT演算器46の演算結果、振幅が最大となる周波数を
検出する。調整部47は、振幅が最大となる周波数をノ
ッチフィルタ43のカットオフ周波数に設定する。
【0022】なお、位置信号の振幅を求めるには、FF
T演算器46の他にDFT(discrete fourier transfo
rm analysis)演算器及びMax−Min差分演算器が
用いられるのが一般的であった。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来のハードディスク
ドライブでは、共振周波数を測定する際、FFT演算器
46、DFT(discrete fourier transform analysi
s)演算器及びMax−Min差分演算器により共振周
波数を求めていた。しかるに、FFT演算、DFT演算
及びMax−Min差分演算は、演算が複雑であり、メ
モリの使用量が多いなどの問題点があった。
【0024】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、第1の目的は簡単な処理で共振周波数を測定するこ
とができる共振周波数測定方法を提供することを目的と
する。
【0025】第2の目的は共振周波数がずれた場合でも
対応可能なフィルタを提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1、2
は、異なる周波数の正弦波振動を、機構部を駆動して媒
体に記録された情報を再生する情報記録及び/又は再生
装置の機構に加えて、周波数毎に再生した情報が目標と
する位置の情報と異なる回数を計数し、その計数結果に
基づいて共振周波数を決定する。
【0027】本発明によれば、オフトラック回数を計数
し、その結果により共振周波数を決定できるので、FF
T、DFT演算など複雑な演算を行う必要がない。よっ
て、プログラムが小規模ですむため、プログラム記憶領
域を小さくできる。また、プログラム実行時の作業用メ
モリ容量も小さくて済む。したがって、装置に搭載する
メモリ容量を小さくできる。
【0028】請求項3は、制御信号に順次異なる周波数
の正弦波信号を加えることにより、機構部に正弦波振動
を加えることを特徴とする。
【0029】請求項3によれば、機構部に直接振動を印
加する必要がなく、信号として処理できるため、簡単な
構成で実現できる。
【0030】請求項4は、周波数特性の異なる複数のノ
ッチフィルタを組み合わせて所望のノッチフィルタ特性
を得ることを特徴とする。
【0031】請求項5は、カットオフ周波数が第1の周
波数に設定され、かつ、該カットオフ周波数の前後でゲ
インの変化が略対称となるように設定された第1のノッ
チフィルタと、カットオフ周波数が第1の周波数より小
さい第2の周波数に設定され、かつ、カットオフ周波数
より小さい周波数側のゲインの変化量及び最大値がカッ
トオフ周波数より大きい周波数側のゲインの変化量及び
最大値より小さく設定された第2のノッチフィルタと、
カットオフ周波数が第1の周波数より大きい第3の周波
数に設定され、かつ、カットオフ周波数より小さい周波
数側のゲインの変化量及び最大値がカットオフ周波数よ
り大きい周波数側のゲインの変化量及び最大値より大き
く設定された第3のノッチフィルタとを含むことを特徴
とする。
【0032】請求項4、5によれば、周波数特性の異な
る複数のノッチフィルタを組み合わせて、ゲインが抑圧
される周波数帯域を拡幅することができる。このとき、
ゲインの変化を非対称とすることにより、ゲインの抑圧
を劣化さずに、ゲインを抑圧する周波数帯域を拡幅でき
る。
【0033】
【発明の実施の形態】まず、本実施例のハードディスク
ドライブの共振周波数測定方法について説明する。
【0034】本実施例のハードディスクドライブは、図
1〜図3で説明した従来のハードディスクドライブ1と
同様な構成であり、ROM33に記憶されたファームウ
ェアの処理が従来とは相違する。
【0035】図4は本発明の一実施例のトラッキングサ
ーボ系の機能ブロック図を示す。同図中、図3と同一構
成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0036】本実施例のハードディスクドライブのトラ
ッキングサーボ系は、図3に示すFFT演算器46及び
調整部47に代えて、オフトラック検出器101及びオ
フトラック計数器102並びに調整部103を設けた構
成としてなる。
【0037】オフトラック検出器101には、HDC3
5から目標位置信号が供給されるとともに、RDC31
から現在位置信号が供給される。オフトラック検出器1
01は、目標位置信号と現在位置信号とを比較して、現
在位置信号が目標位置信号と異なるトラックの位置信号
であると、オフトラックであると判定し、オフトラック
計数器102にパルス信号を供給する。
【0038】オフトラック計数器102は、カウンタで
あり、オフトラック検出器101からのパルス信号を一
定時間、計数する。オフトラック計数器102は、調整
部103によりクリアされ、計数時間を設定される。調
整部103は、ノッチフィルタのカットオフ周波数を設
定するための全体の制御を行う。
【0039】図5は本発明の一実施例のノッチフィルタ
設定処理のフローチャート、図6はノッチフィルタ設定
処理の動作説明図を示す。
【0040】ノッチフィルタ設定処理は、外部からのコ
マンドあるいは内部でエラー発生回数が所定値より大き
くなるなどの所定の条件を満たしたときに起動される。
【0041】ノッチフィルタ設定処理では、まず、ステ
ップS1−1で測定周波数fsを所定の周波数faに設
定し、記録配列位置xを「0」に初期化し、磁気ヘッド
23を所定のトラックにオントラックさせる。
【0042】次にステップS1−2で周波数fsの正弦
波外乱信号を発生させ、トラッキングエラー信号に加算
する。
【0043】次に、ステップS1−3で一定時間、オフ
トラック発生回数を計数する。オフトラックは、磁気ヘ
ッド23が磁気ディスク21上で本来、追従すべきトラ
ックから外れた状態であり、磁気ヘッド23からの検出
信号をリードチャネル31により復調し、復調した情報
からアドレスを認識し、アドレスが磁気ヘッドをステッ
プS1−1でオントラックしたトラックのアドレスのも
のか否かを判定することにより判断する。
【0044】オフトラック発生回数は、再生情報中のア
ドレスがステップS1−1でオントラックしたトラック
のアドレスでないときに、インクリメントされる。
【0045】次にステップS1−3で所定時間、計数さ
れたオフトラック発生回数は、ステップS1−4で、M
PU32の内部に予め設定された測定結果配列res
〔x〕、あるいはRAM36に予め設定された測定結果
配列res〔x〕にストアされる。次に、ステップS1
−5で測定周波数fs及び記録配列位置xを更新する。
更新測定周波数fsは、例えば、(fs+fstep) に
更新される。ここで、fsは、現在の測定周波数であ
る。また、fstepは、予め設定されたステップ周波数で
ある。すなわち、更新後、測定周波数fsは、現在の周
波数に予め設定されたすステップ周波数fstepを加算し
た周波数に設定される。
【0046】次にステップS1−6で、更新された測定
周波数fsが決められた上限周波数fbより大きくなっ
たか否かが判定される。
【0047】ステップS1−6で測定周波数fsが決め
られた上限周波数fbより小さければ、ステップS1−
2〜S1−5を実行する。また、ステップS1−6で更
新された測定周波数fsが上限周波数より大きくなる
と、ステップS1−7でオフトラック発生回数の配列で
ある測定結果配列res
〔0〕〜res〔(n−1)〕
の中から最大値のオフトラック発生回数を求め、その測
定周波数ftを求める。なお、nは、周波数の更新回数
に相当する。
【0048】測定周波数fsとオフトラック回数との関
係は、図6に示すようなものとなる。このとき、図6に
示すように複数のピークp1〜p4が発生する。このと
き、オフトラック回数が最も多い測定周波数ftを求め
て、ノッチフィルタ43のカットオフ周波数とする。
【0049】ステップS1−8で、周波数ftが中心周
波数となるノッチフィルタ特性を得るためのフィルタ係
数を算出する。
【0050】次にステップS1−9で、現在ROM33
に設定されたフィルタ係数をステップS1−8で求めた
フィルタ係数に変更する。
【0051】このとき、ノッチフィルタ43は、MPU
32の処理によるディジタルフィルタで構成されてい
る。ノッチディジタルフィルタの伝達関数は、一般に
【0052】
【数1】 で表される。
【0053】図7はノッチフィルタの周波数帯域を変化
させたときの特性を示す図、図8はノッチフィルタのゲ
インを変化させたときの特性を示す図である。図7
(A)、図8(B)は周波数特性図、図7(B)、図8
(B)は位相特性図を示す。
【0054】式(1)の伝達関数G(s)は、図7
(A)、図8(A)に示すようなノッチフィルタの特性
を有する。
【0055】式(1)の関数Ztの値を大きくすること
により、図7(A)に示すように周波数帯域が広がる。
また、式(1)の関数Dpの値を小さくすることにより
ゲインが深くなる。
【0056】また、式(1)のカットオフ値Ωcを大き
くすることによりカットオフ周波数fcが大きくなり、
カットオフ値Ωcを小さくすることによりカットオフ周
波数fcが小さくなる。
【0057】MPU32は、少なくとも上記カットオフ
周波数ΩcをパラメータとしてROM33に設定可能と
されている。ステップS1−9では、上記カットオフ値
Ωcが最大トラッキングオフ回数の周波数となるように
ROM33の内容を変更する。
【0058】例えば、カットオフ値Ωcは、 Ωc=2πfc(π:円周率、fc:カットオフ周波数) の関係にある。よって、カットオフ周波数fcが最大ト
ラッキングオフ回数の周波数となるようにカットオフ値
Ωcを設定する。
【0059】また、本実施例では、目標位置アドレスと
現在位置アドレスとが異なるときに、オフトラックと判
定しているが、トラッキングエラー信号が所定量より大
きいときにオフトラックと判定するようにしてもよい。
【0060】本実施例によれば、正弦波外乱信号の周波
数を可変しつつ、周波数毎に所定時間、オフトラック回
数を計数し、オフトラック回数が最大となる周波数を共
振周波数と設定しているため、FFT演算、DFT演
算、Max−Min差分演算などに比べて簡単な処理で
共振周波数を求めることができ、メモリの使用量を低減
できる。
【0061】なお、本実施例のノッチフィルタ43のカ
ットオフ周波数fcの設定は、出荷時だけでなく、出荷
後、起動時、あるいはエラーレートやリトライ回数が所
定値より大きくなったときに、再度、設定を行うように
してもよい。
【0062】また、本実施例では、ノッチフィルタ43
は、式(1)で表される通常のディジタルノッチフィル
タを用いたが、通常のノッチフィルタは、抑圧帯域が狭
いので、装置の機械的共振周波数とノッチフィルタのカ
ットオフ周波数とがずれた場合には、メカ共振が発生し
ときに、発振が生じ、制御できなくなる。そこで、抑圧
帯域を拡張したディジタルノッチフィルタを用いるよう
にしてもよい。
【0063】図9は本発明の一実施例のノッチフィルタ
の変形例のブロック構成図を示す。
【0064】本変形例のノッチフィルタ200は、4つ
のノッチフィルタ201〜204から構成される。ノッ
チフィルタ201は、特許請求の範囲に記載の第4のノ
ッチフィルタに相当する。ノッチフィルタ202は、特
許請求の範囲に記載の第2のノッチフィルタに相当す
る。ノッチフィルタ203は、特許請求の範囲に記載の
第1のノッチフィルタに相当する。ノッチフィルタ20
4は、特許請求の範囲に記載の第3のノッチフィルタに
相当する。
【0065】コントローラ42からの制御信号は、ノッ
チフィルタ201〜ノッチフィルタ204を直列に通過
して出力される。これにより、コントローラ42から供
給された制御信号には、ノッチフィルタ201〜ノッチ
フィルタ204の周波数特性を合成した一つの周波数特
性のフィルタを通過したのと同様な処理が施される。
【0066】本変形例のノッチフィルタ201は、カッ
トオフ周波数がf1とされた通常のフィルタ特性を有す
る。
【0067】通常のノッチフィルタの伝達関数は、式
(1)に示すようなものである。
【0068】式(1)をZ変換すると、
【0069】
【数2】 で表せる。
【0070】一方、本変形例では、式(1)を下記の通
り変更する。
【0071】
【数3】 で表される。
【0072】式(3)において、sが大きくなる、すな
わち、周波数が高くなると、s2以外の項は無視できる
ため、式(3)は、
【0073】
【数4】 で表せる。よって、nによってゲインを変動することが
できることが分かる。
【0074】また、式(3)をZ変換すると、
【0075】
【数5】 で表される。
【0076】なお、ノッチフィルタ201は、式(5)
においてNが「1」の場合に相当する。
【0077】図10は、N=1のときのフィルタ特性を
示す。図10(A)は周波数−ゲイン特性、図10
(B)は周波数−位相特性を示す。
【0078】ノッチフィルタ201は、図10に破線で
示すように中心周波数を中心に左右対称な形状になる。
なお、ノッチフィルタ201は、カットオフ周波数がf
1に設定されている。
【0079】ノッチフィルタ201を通過した制御信号
は、ノッチフィルタ202に供給される。ノッチフィル
タ202は、式(5)においてNが「1.33」の場合
に相当する。
【0080】図11は、N=1.33のときのフィルタ
特性を示す。図11(A)は周波数−ゲイン特性、図1
1(B)は周波数−位相特性を示す。
【0081】ノッチフィルタ202は、図11(A)に
示すようにカットオフ周波数より低い周波数側に比べて
カットオフ周波数より高い周波数側でのゲインが大きく
なる。なお、ノッチフィルタ202は、カットオフ周波
数が周波数f2に設定されている。周波数f2は、周波
数f1より大きい周波数である。
【0082】ノッチフィルタ202を通過した制御信号
は、ノッチフィルタ203に供給される。ノッチフィル
タ203は、式(5)においてNが「1」の場合に相当
し、図10に示す特性を有する。なお、ノッチフィルタ
203は、カットオフ周波数が周波数f3に設定されて
いる。周波数f3は、周波数f2より大きい周波数であ
り、例えば、上記処理により求められた共振周波数に設
定される。
【0083】ノッチフィルタ203を通過した制御信号
は、ノッチフィルタ203に供給される。ノッチフィル
タ203は、式(5)においてNが「0.75」の場合
に相当する。
【0084】図12は、N=0.75のときのフィルタ
特性を示す。図12(A)は周波数−ゲイン特性、図1
2(B)は周波数−位相特性を示す。
【0085】ノッチフィルタ204は、図12(A)に
示すようにカットオフ周波数より高い周波数側に比べて
カットオフ周波数より低い周波数側でのゲインが大きく
なる。なお、ノッチフィルタ204は、カットオフ周波
数が周波数f4に設定されている。周波数f4は、周波
数f3より大きい周波数である。
【0086】図13はノッチフィルタ201〜204の
特性を重ね合わせて表示した図、図14はノッチフィル
タ201〜204の特性を合成した特性を示す図であ
る。図13(A)はノッチフィルタ201〜204の周
波数特性を重ね合わせて表示した図、図13(B)はノ
ッチフィルタ201〜204の位相特性を重ね合わせて
表示した図、図14(A)はノッチフィルタ201〜2
04の周波数特性を合成した図、図14(B)はノッチ
フィルタ201〜204の位相特性を合成した図であ
る。
【0087】図13(A)に示すノッチフィルタ201
〜204の周波数特性を合成することにより、図13
(A)に示すような特性が得られる。図13(A)で周
波数f2から周波数f4の広い周波数帯域で略30dB
という十分に大きな減衰が得られる。
【0088】また、ノッチフィルタ201の周波数特性
により低い周波数側のクォリティファクタQを緩和する
ことにより周波数が低い側で、減衰を広い周波数範囲で
行うことができる。
【0089】図15、図16は通常のノッチフィルタの
特性を周波数を異ならせて合成したときの特性を説明す
るための図を示す。図15(A)は通常、すなわち、式
(5)でN=1でカットオフ周波数が周波数f1のノッ
チフィルタ201の周波数特性と、式(5)でN=1で
カットオフ周波数が周波数f2のノッチフィルタ202
の周波数特性と、式(5)でN=1でカットオフ周波数
が周波数f3のノッチフィルタ203の周波数特性と、
式(5)でN=1でカットオフ周波数が周波数f4のノ
ッチフィルタ204の周波数特性とを重ね合わせて表示
したものである。図15(B)は通常、すなわち、式
(5)でN=1でカットオフ周波数が周波数f1のノッ
チフィルタ201の位相特性と、式(5)でN=1でカ
ットオフ周波数が周波数f2のノッチフィルタ202の
位相特性と、式(5)でN=1でカットオフ周波数が周
波数f3のノッチフィルタ203の位相特性と、式
(5)でN=1でカットオフ周波数が周波数f4のノッ
チフィルタ204の位相特性とを重ね合わせて表示した
ものである。
【0090】図16(A)は、式(5)でN=1でカッ
トオフ周波数が周波数f1のノッチフィルタ201の周
波数特性と、式(5)でN=1でカットオフ周波数が周
波数f2のノッチフィルタ202の周波数特性と、式
(5)でN=1でカットオフ周波数が周波数f3のノッ
チフィルタ203の周波数特性と、式(5)でN=1で
カットオフ周波数が周波数f4のノッチフィルタ204
の周波数特性とを合成して表示したものである。図16
(B)は式(5)でN=1でカットオフ周波数が周波数
f1のノッチフィルタ201の位相特性と、式(5)で
N=1でカットオフ周波数が周波数f2のノッチフィル
タ202の位相特性と、式(5)でN=1でカットオフ
周波数が周波数f3のノッチフィルタ203の位相特性
と、式(5)でN=1でカットオフ周波数が周波数f4
のノッチフィルタ204の位相特性とを合成して表示し
たものである。
【0091】図15(A)に示すノッチフィルタ201
〜204の周波数特性を合成すると、図16(A)に示
すようにカットオフ周波数f1、f2、f3、f4のゲ
インは20dB程度とあまり大きくすることができな
い。しかし、本変形例のノッチフィルタ202、204
のようにカットオフ周波数の前後でゲインの変化が非対
称とされた、ノッチフィルタと組み合わせることによ
り、図14(A)に示すようにカットオフ周波数f1、
f2、f3、f4で30dBという十分に深いゲインを
得ることができる。また、このとき、図14(B)に示
すように位相特性は、図16(B)と変わらない特性が
得られる。
【0092】以上、本変形例によれば、ノッチフィルタ
の周波数帯域を広げても、ゲインを深くすることができ
る。このため、共振周波数がずれた場合でも共振周波数
成分を確実に除去できる。
【0093】また、本変形例では、ノッチフィルタ20
3のカットオフ周波数f3が図5に示すノッチフィルタ
設定処理で測定された共振周波数となるように設定して
いるが、ノッチフィルタ202のカットオフ周波数f2
を共振周波数となるように設定してもよい。また、ノッ
チフィルタ202のカットオフ周波数とノッチフィルタ
203のカットオフ周波数との間の周波数が共振周波数
となるように設定するようにしてもよく、要は共振周波
数のずれに対応しやすい周波数に設定すればよい。
【0094】なお、本変形例のノッチフィルタ200
は、減衰できる周波数帯域が広いため、個々の装置毎に
共振周波数を測定し、ノッチフィルタのカットオフ周波
数と装置の共振周波数とを一致させなくとも、予め測定
しておいた共振周波数にノッチフィルタのカットオフ周
波数を設定しておけば、制御信号から共振成分をカット
することも可能である。
【0095】また、上記実施例では、ハードディスクド
ライブに本発明の共振周波数測定方法及びフィルタを提
供した例について説明したが、ハードディスクドライブ
に限定されるものではなく、光ディスク装置やテープ装
置など適用することも可能である。要は機構部により媒
体記録された情報を再生する装置一般に適用可能であ
る。
【0096】なお、上記実施例は、下記の付記を含むも
のである。
【0097】(付記1) 機構部を駆動して媒体に記録
された情報を再生する情報記録及び/又は再生装置の共
振周波数測定方法において、異なる周波数の正弦波振動
を順次に前記機構に加えて、周波数毎に再生した情報が
目標とする位置の情報と異なる回数を計数する測定手順
と、前記測定手段で測定された計数結果に基づいて共振
周波数を決定する共振周波数決定手順とを有することを
特徴とする情報記録及び/又は再生装置の共振周波数測
定方法。
【0098】(付記2) 前記測定手順は、前記機構部
を駆動するためのアクチュエータを制御する制御信号に
順次異なる周波数の正弦波信号を加えることにより、前
記機構部に前記正弦波振動を加えることを特徴とする付
記1記載の情報記録及び/又は再生装置の共振周波数測
定方法。
【0099】(付記3) 前記共振周波数決定手順は、
前記計数結果が最大となる周波数を共振周波数と判定す
ることを特徴とする付記1又は2記載の情報記録及び/
又は再生装置の共振周波数測定方法。
【0100】(付記4) 媒体に記録された情報を追従
させるための機構部と、前記機構を駆動するための駆動
部と、前記駆動部を制御する制御信号から不要成分を除
去するフィルタとを有する情報記録及び/又は再生装置
において、異なる周波数の正弦波振動を順次に前記機構
部に加えて、周波数毎に再生した情報が目標とする位置
の情報と異なる回数を計数する測定手段と、前記測定手
段で測定された計数結果に基づいて共振周波数を決定す
る共振周波数決定手段と、前記共振周波数決定手段で決
定された共振周波数がカットオフ周波数となるようにフ
ィルタ特性を調整するフィルタ調整手段とを有すること
を特徴とする情報記録及び/又は再生装置。
【0101】(付記5) 前記測定手段は、前記制御信
号に順次異なる周波数の正弦波信号を加えることによ
り、前記機構部に前記正弦波振動を加えることを特徴と
する請求項4記載の情報記録及び/又は再生装置。
【0102】(付記6) 前記共振周波数決定手段は、
前記計数結果が最大となる周波数を共振周波数と判定す
ることを特徴とする付記4又は5記載の情報記録及び/
又は再生装置。
【0103】(付記7) 前記フィルタは、複数のノッ
チフィルタを組み合わせて所望のノッチフィルタ特性を
得ることを特徴とする付記4乃至6のいずれか一項記載
の情報記録及び/又は再生装置。
【0104】(付記8) 前記フィルタは、カットオフ
周波数が第1の周波数に設定され、かつ、該カットオフ
周波数の前後でゲインの変化が略対称となるように設定
された第1のノッチフィルタと、カットオフ周波数が前
記第1の周波数より小さい第2の周波数に設定され、か
つ、該カットオフ周波数より小さい周波数側のゲインの
変化量及び最大値が該カットオフ周波数より大きい周波
数側のゲインの変化量及び最大値より小さく設定された
第2のノッチフィルタと、カットオフ周波数が前記第1
の周波数より大きい第3の周波数に設定され、かつ、該
カットオフ周波数より小さい周波数側のゲインの変化量
及び最大値が該カットオフ周波数より大きい周波数側の
ゲインの変化量及び最大値より大きく設定された第3の
ノッチフィルタとを含むことを特徴とする付記7記載の
情報記録及び/又は再生装置。
【0105】(付記9) 前記フィルタは、カットオフ
周波数が第2の周波数より小さい第4の周波数に設定さ
れ、かつ、該カットオフ周波数の前後でゲインの変化が
略対称となるように設定された第4のノッチフィルタを
含むことを特徴とする付記8記載の情報記録及び/又は
再生装置。
【0106】(付記10) 異なる周波数特性の複数の
ノッチフィルタを組み合わせて所望のノッチフィルタ特
性を取得することを特徴とするフィルタ。
【0107】(付記11) 前記複数のノッチフィルタ
は、カットオフ周波数が第1の周波数に設定され、か
つ、該カットオフ周波数の前後でゲインの変化が略対称
となるように設定された第1のノッチフィルタと、カッ
トオフ周波数が前記第1の周波数より小さい第2の周波
数に設定され、かつ、該カットオフ周波数より小さい周
波数側のゲインの変化量及び最大値が該カットオフ周波
数より大きい周波数側のゲインの変化量及び最大値より
小さく設定された第2のノッチフィルタと、カットオフ
周波数が前記第1の周波数より大きい第3の周波数に設
定され、かつ、該カットオフ周波数より小さい周波数側
のゲインの変化量及び最大値が該カットオフ周波数より
大きい周波数側のゲインの変化量及び最大値より大きく
設定された第3のノッチフィルタとを含むことを特徴と
する付記10記載のフィルタ。
【0108】(付記12) 前記複数のノッチフィルタ
は、カットオフ周波数が第2の周波数より小さい第4の
周波数に設定され、かつ、該カットオフ周波数の前後で
ゲインの変化が略対称となるように設定された第4のノ
ッチフィルタを含むことを特徴とする付記11記載のフ
ィルタ。
【0109】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、オフトラ
ック回数を計数し、その結果により共振周波数を決定で
きるので、FFT、DFT演算など複雑な演算を行う必
要がない。よって、プログラムが小規模ですむため、プ
ログラム記憶領域を小さくできる。また、プログラム実
行時の作業用メモリ容量も小さくて済む。したがって、
装置に搭載するメモリ容量を小さくできる等の特長を有
する。
【0110】さらに、本発明によれば、制御信号に順次
異なる周波数の正弦波信号を加えることにより、機構部
に直接振動を印加する必要がないため、簡単な構成で実
現できる等の特長を有する。
【0111】さらに、本発明よれば、周波数特性の異な
る複数のノッチフィルタを組み合わせて所望のノッチフ
ィルタ特性を得るようにすることにより、ゲインが抑圧
される周波数帯域を拡幅することができ、このとき、ゲ
インの変化を非対称とすることにより、ゲインの抑圧を
劣化さずに、ゲインを抑圧する周波数帯域を拡幅できる
等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハードディスクドライブの構成図である。
【図2】ハードディスクドライブのブロック構成図であ
る。
【図3】従来の一例のトラッキングサーボ制御系の機能
ブロック図である。
【図4】本発明の一実施例のトラッキングサーボ系の機
能ブロック図である。
【図5】本発明の一実施例のノッチフィルタ設定処理の
フローチャートである。
【図6】ノッチフィルタ設定処理の動作説明図である。
【図7】ノッチフィルタの周波数帯域を変化させたとき
の特性を示す図である。
【図8】ノッチフィルタのゲインを変化させたときの特
性を示す図である。
【図9】本発明の一実施例のノッチフィルタの変形例の
ブロック構成図である。
【図10】N=1のときのフィルタ特性図である。
【図11】N=1.33のときのフィルタ特性図であ
る。
【図12】N=0.75のときのフィルタ特性図であ
る。
【図13】第1〜第4のノッチフィルタ201〜204
の特性を重ね合わせて表示した図である。
【図14】第1〜第4のノッチフィルタ201〜204
の特性を合成した特性を示す図である。
【図15】通常のノッチフィルタの特性を周波数を異な
らせて合成したときの特性を説明するための図である。
【図16】通常のノッチフィルタの特性を周波数を異な
らせて合成したときの特性を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ハードディスクドライブ 11 ディスクエンクロージャ 12 回路基板 21 磁気ディスク 22 スピンドルモータ 23 磁気ヘッド 24 アーム 25 ボイスコイルモータ 26 ヘッドIC 31 リードチャネル 32 MPU 33 ROM 34 サーボコントローラ 35 ハードディスクコントローラ 36 RAM 37 IDEコネクタ 41 減算器 42 コントローラ 43 ノッチフィルタ 44 加算器 45 正弦波外乱発生部 101 オフトラック検出器 102 オフトラック計数器 103 調整部 200、201、202、203、204 ノッチフィ
ルタ
フロントページの続き (72)発明者 久保原 隆樹 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小杉 辰彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 原 武生 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 香美 義幸 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5D068 AA01 BB01 CC12 EE01 GG03 GG24 5D096 AA02 CC01 DD06 EE01 GG07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機構部を駆動して媒体に記録された情報
    を再生する情報記録及び/又は再生装置の共振周波数測
    定方法において、 異なる周波数の正弦波振動を順次に前記機構に加えて、
    周波数毎に再生した情報が目標とする位置の情報と異な
    る回数を計数する測定手順と、 前記測定手段で測定された計数結果に基づいて共振周波
    数を決定する共振周波数決定手順とを有することを特徴
    とする情報記録及び/又は再生装置の共振周波数測定方
    法。
  2. 【請求項2】 媒体に記録された情報を追従させるため
    の機構部と、前記機構を駆動するための駆動部と、前記
    駆動部を制御する制御信号から不要成分を除去するフィ
    ルタとを有する情報記録及び/又は再生装置において、 異なる周波数の正弦波振動を順次に前記機構部に加え
    て、周波数毎に再生した情報が目標とする位置の情報と
    異なる回数を計数する測定手段と、 前記測定手段で測定された計数結果に基づいて共振周波
    数を決定する共振周波数決定手段と、 前記共振周波数決定手段で決定された共振周波数がカッ
    トオフ周波数となるようにフィルタ特性を調整するフィ
    ルタ調整手段とを有することを特徴とする情報記録及び
    /又は再生装置。
  3. 【請求項3】 前記測定手段は、前記制御信号に順次異
    なる周波数の正弦波信号を加えることにより、前記機構
    部に前記正弦波振動を加えることを特徴とする請求項4
    記載の情報記録及び/又は再生装置。
  4. 【請求項4】 異なる周波数特性の複数のノッチフィル
    タを組み合わせて所望のノッチフィルタ特性を取得する
    ことを特徴とするフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記複数のノッチフィルタは、カットオ
    フ周波数が第1の周波数に設定され、かつ、該カットオ
    フ周波数の前後でゲインの変化が略対称となるように設
    定された第1のノッチフィルタと、 カットオフ周波数が前記第1の周波数より小さい第2の
    周波数に設定され、かつ、該カットオフ周波数より小さ
    い周波数側のゲインの変化量及び最大値が該カットオフ
    周波数より大きい周波数側のゲインの変化量及び最大値
    より小さく設定された第2のノッチフィルタと、 カットオフ周波数が前記第1の周波数より大きい第3の
    周波数に設定され、かつ、該カットオフ周波数より小さ
    い周波数側のゲインの変化量及び最大値が該カットオフ
    周波数より大きい周波数側のゲインの変化量及び最大値
    より大きく設定された第3のノッチフィルタとを含むこ
    とを特徴とする請求項4記載のフィルタ。
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