JPH1078319A - 路面3次元計測データ解析方法 - Google Patents

路面3次元計測データ解析方法

Info

Publication number
JPH1078319A
JPH1078319A JP8232949A JP23294996A JPH1078319A JP H1078319 A JPH1078319 A JP H1078319A JP 8232949 A JP8232949 A JP 8232949A JP 23294996 A JP23294996 A JP 23294996A JP H1078319 A JPH1078319 A JP H1078319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road surface
data
measuring device
property measuring
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8232949A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Ito
慎悟 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP8232949A priority Critical patent/JPH1078319A/ja
Publication of JPH1078319A publication Critical patent/JPH1078319A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 路面3次元計測データの解析に際し、解析区
間の路面とその周囲状況を、映像や構造物データとして
見ることを可能にする。 【解決手段】 計測車による路面の変位データと傾斜デ
ータの計測中に、前方映像をビデオテープ200に記録
し、ビデオテープ200のフレーム番号とその時の走行
距離を対応付け、又、構造物のデータをその位置での走
行距離に対応付けて記録媒体30の各ファイルとしてお
き、変位、傾斜及び測量点位置の各データから3次元形
状データを計算機34で算出してディスプレイ35に表
示し、同時に、表示中路面位置の映像をフレーム番号と
走行距離のファイルに基づきビデオデッキ31を計算機
34で制御してディスプレイ35に表示し、構造物デー
タと走行距離のファイルに基づき構造物データもディス
プレイ35に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は路面性状測定装置で
収集した計測データを使用して、路面3次元形状を解析
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、路面3次元形状の解析は、路面3
次元形状データと写真またはスケッチとを用いて行って
いた。つまり、 (1)路面性状測定装置で収集した計測データ(車線幅
方向に取り付けた複数の変位センサの変位データ及びロ
ール方向の傾斜角データであり、車線毎に計測されて収
集される)を基に、図10〜図15に示すプログラム処
理で路面3次元形状データを算出する。 (2)また、路面性状測定装置による上記データの計測
時に、計測区間内の路面及びその周囲の写真或いはスケ
ッチを収集しておく。 (3)これら3次元形状データと写真またはスケッチと
を用いて、路面3次元形状の解析を行う。
【0003】ここで、図10〜図15に示す従来の路面
3次元計測データ解析プログラムについて、概要を説明
する。なお、図10〜図15中で丸を付した記号A,
B,C,D,E,Fは、同図10〜図15中の同じ記号
間で処理が続くことを表す。
【0004】この従来の解析プログラムでは、プログラ
ムの起動により、先ず、メインタイトル画面がディスプ
レイに表示される(図10ステップT1)。メインタイ
トル画面では、路面性状測定装置で収集した計測データ
のうち、計測識別番号や測定日時、測定番号等の計測条
件を操作員が指定することにより、どの計測ファイルの
データを使用するかを選択することができる。また、操
作員の指定により、連結情報入力、縦断測量点座標入
力、3次元形状解析及び終了という4個の処理のうちど
の処理を行うか、該当する項目を選択することができ
る。
【0005】計測ファイルを選択すると(ステップT
2)、計測条件データを収めた計測環境ファイルが読み
込まれ、計測条件が表示される(ステップT3)。次
に、処理項目を選択すると(ステップT4)、どの処理
項目が選択されたかを、図10のステップT5(連結情
報入力)、図11のステップT9(縦断測量点座標入
力)、図12のステップT13(3次元形状解析)、図
15のステップT31(終了)で判断する。
【0006】連結情報入力の選択であればステップT6
にて、連結情報入力画面を表示する。この連結情報入力
画面にて計測ファイルのうち、解析対象とする車線ファ
イル(1又は複数)の指定とその車線の計測幅員の入力
とを行うと(ステップT7)、これらの入力データか
ら、車線ファイル名FName[i]のデータと、計測幅員Widt
h[i]のデータを作成する(ステップT8)。但し、iは
車線番号(車線No)である。FName[i]はi番目の車線に
ついてのファイル名を示し、Width[i]はi番目の車線の
幅員を示す。
【0007】縦断測量点座標入力の選択であれば図11
のステップT10にて、縦断測量点座標入力画面を表示
する。この縦断測量点座標入力画面にて縦断測量点座標
を入力すると(ステップT11)、入力データを縦断測
量点座標データlny[i]とlnz[i][j]にストアする(ステ
ップT12)。ここでは、iは縦断測量点番号(縦断測
量点No)、jは測量側線番号(測量側線No)である。ln
y[i]はi番目の縦断測量点のY座標データを示し、lnz
[i][j]はj番目の測量側線上のi番目の縦断測量点のZ
座標データを示す。
【0008】3次元形状解析の選択であれば、図12の
ステップT14〜ステップT16にて、車線連結処理を
行って3次元形状データを算出する。なお、終了の選択
(図15のステップT31)であればプログラムを終了
するが、どの処理項目も選択されない場合は、図10の
ステップT4(処理項目選択)に戻る。
【0009】車線連結処理が完了したら、図13のステ
ップT17にて、3次元形状解析画面を表示する。この
3次元形状解析画面では操作員の指定により、現況縦断
図、現況横断図、計画縦断図、計画横断図、土量計算及
び解析終了という6個の解析モードのうち、どれかの画
面を選択することができる。
【0010】いずれかの解析画面選択すると(ステップ
T18)、どれが選択されたかが、図13のステップT
19(現況縦断図)、同図13のステップT21(現況
横断図)、同図13のステップT23(計画縦断図)、
同図13のステップT25(計画横断図)、図14のス
テップT27(土量計算)、同図14のステップT30
(解析終了)で判断される。
【0011】現況縦断図の選択であれば、3次元形状デ
ータから路面縦断方向の現況形状データ(現況縦断図)
を算出してディスプレイの画面に表示する(ステップT
20)。現況横断図の選択であれば、3次元形状データ
から路面横断方向の現況形状データ(現況横断図)を算
出して画面に表示する(ステップT22)。計画縦断図
の選択であれば、3次元形状データから得られる現況横
断図を基にどのような工事(切削や土盛り)を行うかを
決定するために、ディスプレイ上でシミュレーションを
行うことにより路面縦断方向の計画形状データ(計画縦
断図)を算出して画面に表示する(ステップT24)。
計画横断図の選択であれば、3次元形状データから得ら
れる現況縦断図を基にどのような工事(切削や土盛り)
を行うかを決定するために、ディスプレイ上でシミュレ
ーションを行うことにより路面横断方向の計画形状デー
タ(計画横断図)を算出して画面に表示する(ステップ
T26)。土量計算の選択であれば、計画縦断図や計画
横断図の作成時に発生する切削または土盛りの土量デー
タを算出し(ステップT28)、土量計算結果を画面に
表示する(ステップT29)。
【0012】ステップT30にて解析終了の選択であれ
ば、3次元形状解析画面表示を終了して処理項目選択
(図10のステップT4)に戻る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】路面3次元形状の解析
においては、基本的には路面性状測定装置で収集した計
測データから3次元形状データを算出し、適宜な手段で
表示する。しかし、特に工事計画の際には、3次元形状
データだけでなく、路面或いは周辺の実状況を把握する
必要がある。そのため上述したように、従来は、路面性
状測定装置での計測時に、写真やスケッチを収集してい
る。
【0014】しかし、写真やスケッチでは断片的な情報
しか得られず、細かく実状況を把握するには、極めて多
くの写真やスケッチが必要であり、撮影等に多大の手間
が掛かる。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる手間を省くため、
本発明の請求項1の路面3次元計測データ解析方法は、
(a)路面性状測定装置の走行により走行距離に対応付
けて収集された、前記路面性状測定装置の車線幅方向に
取り付けた複数の変位センサの変位データ、前記路面性
状測定装置のロール方向の傾斜データ、及び、前記路面
性状測定装置の前後方向のうち少なくとも一方の路面周
辺の映像と、(b)路面縦断方向に沿う複数の測量点の
位置データとを用いて、(c)路面の3次元形状データ
の算出及び算出結果の表示を行うと共に、解析位置に対
応した路面周辺の映像を前記路面性状測定装置の走行距
離に基づいて3次元形状データと結び付けて表示するこ
とを特徴とする。
【0016】また請求項2の路面3次元計測データ解析
方法は、(a)路面性状測定装置の走行により走行距離
に対応付けて収集された、前記路面性状測定装置の車線
幅方向に取り付けた複数の変位センサの変位データ、前
記路面性状測定装置のロール方向の傾斜データ、及び、
路面周辺の構造物情報と、(b)路面縦断方向に沿う複
数の測量点の位置データとを用いて、(c)路面の3次
元形状データの算出及び算出結果の表示を行うと共に、
解析位置に対応した路面周辺の構造物情報を前記路面性
状測定装置の走行距離に基づいて3次元形状データと結
び付けて表示することを特徴とする。
【0017】更に請求項3の路面3次元計測データ解析
方法は、(a)路面性状測定装置の走行により走行距離
に対応付けて収集された、前記路面性状測定装置の車線
幅方向に取り付けた複数の変位センサの変位データ、前
記路面性状測定装置のロール方向の傾斜データ、前記路
面性状測定装置の前後方向のうち少なくとも一方の路面
周辺の映像、及び、路面周辺の構造物情報と、(b)路
面縦断方向に沿う複数の測量点の位置データとを用い
て、(c)路面の3次元形状データの算出及び算出結果
の表示を行うと共に、解析位置に対応した路面周辺の映
像及び構造物情報を前記路面性状測定装置の走行距離に
基づいて3次元形状データと結び付けて表示することを
特徴とする。
【0018】また請求項4の路面3次元計測データ解析
方法は、前記映像が前記路面性状測定装置前方の映像で
あることを特徴とする。
【0019】また更に請求項5の路面3次元計測データ
解析方法は、前記映像が指定フレームのサーチ機能を有
するビデオデッキによりビデオテープに録画され且つ録
画時のフレーム番号と前記路面性状測定装置の走行距離
とが対応付けされていること、前記ビデオテープの再生
に指定フレームのサーチ機能を有するビデオデッキを用
いること、表示された3次元形状データの路面位置に対
応するフレーム番号を前記路面性状測定装置の走行距離
から求めること、及び、求めたフレーム番号を前記ビデ
オデッキに指定してビデオテープの再生を行うことによ
り、前記3次元形状データと結び付けた路面周辺映像の
表示を行うことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本実施の形態では、路面性状測定装置の走行によ
る変位データと傾斜データの計測中に、計測対象路面の
車線幅全体の前方の状況と、その車線の左右両側方の状
況とが判る程度の映像を前方映像用ビデオテープに録画
し、この前方映像を録画しているビデオテープの一定距
離毎のフレーム番号(タイムコード)と、その時の走行
距離とを対応付けて収集し、ファイルに保管しておくも
のとする。また、同じく路面性状測定装置の走行による
変位データと傾斜データの計測中に、計測区間内に存在
する構造物に対応した構造物データを操作員によって入
力し、この構造物データと、構造物が存在した位置での
走行距離とを対応付けて収集し、ファイルに保管してお
くものとする。
【0021】そして本実施の形態に係る路面3次元計測
データ解析方法では、変位データ及び傾斜データと測量
点の位置データとから3次元形状データの算出処理及び
表示処理を行う以外に、上述の如く収集し保管した前方
映像に関するファイルと構造物に関するファイルとを使
用し、解析時に下記(1)と(2)の処理を行う。 (1)3次元形状データを表示している路面位置の構造
物データを、走行距離で関連付けして表示する処理。 (2)3次元形状データを表示している路面位置の周辺
の状況映像を直ちに見ることができるように、前方映像
用ビデオテープが挿填されたビデオデッキを制御する処
理。
【0022】ここで、一般に、同一走行距離における変
位データの計測地点と前方映像の撮影位置とには或る距
離差があることから、本実施の形態でのビデオデッキの
制御処理とは、3次元形状データの表示位置(変位デー
タの計測地点)に対応した走行距離でのフレーム番号を
ファイルから読み込み、前記距離差を利用してそのフレ
ーム番号から3次元形状データ表示位置が実際に撮影さ
れているフレーム番号を算出し、そのフレーム番号の映
像をディスプレイに表示させるようにビデオデッキにコ
マンドを送信することである。但し、ビデオデッキは計
測時の録画用、解析時の再生用ともに計算機からの制御
が可能で、指定フレームのサーチ機能を有したものを使
用するものとする。
【0023】このように、算出及び表示された各解析区
間の3次元形状データとその位置に対応した前方映像及
び構造物データとが、走行距離に基づいて関連付けられ
るため、解析区間の3次元形状の計算データの表示と同
時に、路面及びその周囲の実状況を構造物情報や映像と
して見ることができる。
【0024】ここで、前方映像や構造物データの表示の
有用性について説明する。路面性状測定装置の走行によ
り実際に計測を行った場合、何らかの原因(例えば、横
断歩道やマンホール等により予想外の変位データ或いは
傾斜データを収集してしまったり、計測時に駐車車両を
避けようとして計測対象の路面形状が一部著しく変化す
る等)により、計測結果が予定外の結果を出力すること
がある。そのような場合には計測対象路面の状況を再確
認する必要が出てくることもあるが、映像や構造物デー
タを表示することにより直ちに状況を確認することがで
きる。従って、計測対象路面の現場に再度出向いて状況
確認をする必要が無く、効率が良い。
【0025】(実施例)次に、本発明の一実施例に係る
路面3次元計測データ解析方法を、図1〜図9及び図1
6〜図21を参照して説明する。
【0026】本実施例の路面3次元計測データ解析方法
では、図1〜図9に例示するプログラムに従って計測デ
ータの解析処理を行う。その処理の際に、図16に例示
する構成の計測ファイル100を使用するものとした。
計測ファイル100は車線毎に収集され、そのデータ収
集は図17と図18に例示する構成の路面性状測定装置
を走行させて行うものとした。また、路面3次元形状計
測データの解析処理の実行には、図19に例示する構成
のシステムを使用するものとした。
【0027】(計測ファイル)先ず、計測ファイル10
0について説明する。計測ファイル100は図16に示
すように、計測環境ファイル101と、3次元形状用変
位ファイル102と、白線認識ファイル103と、タイ
ムコードファイル104と、構造物ファイル105から
なる。
【0028】図16に示すように、計測環境ファイル1
01には計測識別番号、測定日時、測定番号、その他計
測前に入力された計測条件等のデータが保管されてい
る。
【0029】3次元形状用変位ファイル102には、後
述する路面横断面計測用の変位データ及び傾斜計データ
が、一定距離間隔毎に、その時の走行距離データと共に
関連付けして保管されている。
【0030】白線認識ファイル103には、後述する白
線認識用カメラの映像から識別された左右の白線認識デ
ータが、一定距離間隔毎に、その時の走行距離データと
共に関連付けして保管されている。
【0031】タイムコードファイル104には、一定距
離間隔毎に撮影しているビデオ映像のフレーム番号(タ
イムコード)とその時の走行距離データとが関連付けし
て保管されている。
【0032】構造物ファイル105には、計測区間周辺
の構造物例えば横断歩道、交差点、マーキング等の情報
として予め割り当てられた構造物データ(例えば、数値
データ)が、一定距離間隔毎に、その時の走行距離デー
タと共に関連付けして保管されてる。
【0033】(路面性状測定装置)ここで更に、変位デ
ータや傾斜計データ及び白線認識データ等を収集するた
めの路面性状測定装置を、図17及び図18を参照して
説明する。図に示す路面性状測定装置は通常車両に搭載
されて路面を走行するので、以下計測車と呼ぶ。
【0034】図17に示すように、計測車20前部に1
7個のセンサ(レーザセンサ)1〜17が、路面横断面
計測用変位計として車幅方向に沿って左右対称に設置さ
れている。また、計測車20には傾斜計21が設置さ
れ、更に計測車20左右に白線認識用カメラ22が設置
されている。図17中の符号で、23は適宜に定められ
る基準面、24は計測対象の路面を示す。また、図18
に示すように、計測車20上部に、前方映像を取得する
ためのビデオカメラ25が前下向きに搭載されている。
図18中の符号で、26はひび割れ計測用に計測車後方
に設けた路面画像取得用カメラ、27〜29は平坦性計
測用に計測車前後方向に沿って設けた変位計を示す。
【0035】更に、図示はしないが、計測車20には走
行距離データを取得するための走行距離計と、前方映像
を録画するためのビデオデッキ及びビデオテープと、各
種データを得るために必要な計算及び制御を行う計算機
と、構造物データ等を計算機に入力するための入力装置
と、各種データを計算機を通しファイルとして格納する
ための記憶装置等が搭載されている。
【0036】ここで、ビデオカメラ25が取得した前方
映像はビデオデッキにより、それに装填したビデオテー
プに記録される。ビデオデッキは計算機からの制御が可
能で、指定フレームのサーチ機能を有したものであり、
コマンドの受信により、指定された番号のフレームから
録画を行う。
【0037】更に、計測車20を詳細に説明する。図1
7において、17個の各レーザセンサ1〜17は基準面
23からの路面24の変位d1〜d17を計測するものであ
る。各レーザセンサ1〜17から得られる変位データd1
〜d17を、一定距離間隔毎に、その時の計測車20の走
行距離データと関連付けて同計測車20搭載の計算機が
ファイルに保管する。3次元形状の算出に必要な各レー
ザセンサ1〜17の取付位置データと取付角度データは
既知であり、予め適宜なファイルに保管される。17個
の各レーザセンサ1〜17のうち9番目のレーザセンサ
9は計測車20の車幅方向中央にあり、他のレーザセン
サ1〜8及び10〜17の取付位置データL1〜L16
はY軸中心から各レーザセンサの基準面23を照射する
点までの距離を表している。両脇各4個のレーザセンサ
1〜4及び17〜14の取付角度データθ1〜θ4は各
レーザセンサが基準面23を照射する角度を表してい
る。θ1〜θ4以外の取付角度データは直角としてあ
る。なお、座標系としては、X軸を路面横断方向に、Y
軸を路面縦断方向に、Z軸を高さ方向にとっている。
【0038】傾斜計21は計測車20のロール方向に対
する傾斜を測定するものである。傾斜計21から得られ
るデータ即ち傾斜計データφを、一定距離間隔毎に、そ
の時の走行距離データと関連付けて計測車20の計算機
がファイルに保管する。
【0039】白線認識データは、左右各白線認識用カメ
ラ22で捕らえた映像内の、計測車20搭載の計算機が
算出した白線位置を表すものである。つまり、計算機は
左右各白線認識用カメラ22で捕らえた映像内での白線
位置を、適宜な画像処理等で算出することにより、白線
認識データを求め、一定距離間隔毎に、その時の走行距
離データと関連付けてファイルに保管する。なお、白線
位置座標を映像データから算出するのに必要なカメラ2
2の画角データは既知なので、予め適宜なファイルに保
管される。
【0040】計測車20搭載の計算機はビデオデッキに
コマンドを送ることにより、ビデオカメラ25が取得し
た前方映像を、ビデオデッキに装填したビデオテープに
一定距離間隔毎に録画させ、そのフレーム番号をその時
の走行距離データと関連付けてファイルに保管する。
【0041】また、計測中に係員が入力装置により構造
物データを入力すると、計測車20搭載の計算機がその
時の走行距離データと関連付けてファイルに保管する。
【0042】(測量と幅員計測)一方、計測車20によ
る計測時に、路面の縦断方向に沿う測量点毎に、係員が
同縦断測量点の高さ等の位置データを測量し、また、車
線の幅員を計測し、これらを記録しておく。
【0043】(路面3次元計測データ解析実行用システ
ム)次に、図19を参照して、本実施例の路面3次元計
測データ解析方法を実行するシステムの構成例を説明す
る。このシステムは計測ファイルを格納した記録媒体3
0と、ビデオデッキ31と、入力装置32と、路面3次
元計測データ解析プログラムを格納した記録媒体33
と、各種計算及び制御用の計算機34と、ディスプレイ
35等とで構成される。200は前方映像用ビデオテー
プである。
【0044】ここで、記録媒体30には図16に示した
計測ファイル100が格納されるが、通常は車線や計測
日時等の異なる各種計測ファイルが格納されている。個
々の計測ファイル100には前述のように計測車20の
走行により走行距離データに対応付けて収集された、変
位センサ1〜17の変位データ、計測車20のロール方
向の傾斜計データ、白線認識データ、タイムコード及び
路面周辺の構造物データ、並びに計測環境データが収め
られている。
【0045】ビデオデッキ31は計算機34からの制御
が可能で、コマンドに応じた指定フレームのサーチ機能
を有するものである。ビデオテープ200には計測車2
0の走行に得られた路面前方周辺の映像が記録されてお
り、再生のためにビデオデッキ31に装填される。
【0046】入力装置32は縦断測量点の位置データ、
計測した車線幅員データ、その他必要なデータを計算機
34に入力するのに使用される。
【0047】記録媒体33には、計算機34に実行させ
るべき図1〜図9に示す手順の路面3次元計測データ解
析プログラムが、同計算機34に読み取り可能なデータ
にエンコードされて格納されている。
【0048】計算機34は記録媒体33に格納されたプ
ログラムを読み込みそれに基づいて動作するものであ
り、計測ファイル100に収められている各種ファイル
101〜105のデータと、入力装置32から入力され
る縦断測量点の位置データ、車線幅員データ及びその他
の入力データとを用いて、路面3次元形状データの算出
処理及びそれのディスプレイ35への表示処理を行うと
共に、路面3次元形状データを表示している路面位置の
構造物データを走行距離で関連付けしてディスプレイ3
5に表示する処理と、路面3次元形状データを表示して
いる路面位置の前方周辺の状況映像を直ちに見ることが
できるように、ビデオデッキ31にコマンドを送信して
指定フレーム番号の映像をディスプレイ35に表示させ
る制御処理とを行う。
【0049】なお、上記計算機34等の機器は通常、計
測車20搭載のものとは別のものが用いられるが、場合
によっては計測車搭載のものの流用も可能である。
【0050】(路面3次元計測データ解析プログラム)
次に、図1〜図9、図20及び図21を参照して、本実
施例の路面3次元計測データ解析プログラムによる処理
の内容及び手順を説明する。なお、図1〜図5は処理フ
ロー全体の概要を示し、図6〜図7は車線連結処理のフ
ローを示し、図8は構造物データ表示処理のフローを示
し、図9は前方映像表示制御処理のフローを示してい
る。また、図20は解析区間の車線構成と3次元形状座
標を表し、図21は傾斜計データを用いた解析座標への
変換を表している。
【0051】先ず、図1〜図5を参照して、処理フロー
全体の概要を説明する。これら図1〜図5中で丸を付し
た各記号A,B,C,D,Eは、同図1〜図5中の同じ
記号間で処理が続くことを表す。
【0052】(メインタイトル画面と処理項目選択)プ
ログラムが起動すると、計算機34に接続されたディス
プレイ35にメインタイトル画面を表示する(図1のス
テップS1)。このメインタイトル画面では、操作員の
指定によりどの計測ファイルを使用するかを選択するこ
とができ、また、どの処理項目について処理を行うかを
選択することができるようになっている。処理項目とし
ては連結情報入力、縦断測量点座標入力、3次元形状解
析、終了という四つの項目が用意されている。但し、計
測ファイルをどれか選択しないと、処理項目を選択する
ことができないものとしている。
【0053】なお、3次元形状解析項目は、路面の3次
元形状データの算出及び算出結果の表示処理と、解析位
置に対応した前方映像及び構造物データの表示処理とを
含む。
【0054】連結情報入力項目があるのは、計測ファイ
ル100が車線毎にデータを収集したものであるから、
解析対象の路面に複数の車線が存在する場合には、各車
線の3次元形状データを連結して路面全体の3次元形状
データを算出する必要が生じるためである。
【0055】さて、計測ファイルをどれか選択すると
(ステップS2)、この選択に応じて計算機34は計測
環境ファイル(図16中の101参照)を読み込み、計
測条件等のデータをディスプレイ35に表示する(ステ
ップS3)。
【0056】次に処理項目を何か選択すると(ステップ
S4)、どの処理項目が選択されたかを計算機34が、
プログラム中のステップS5(図1:連結情報入力)、
ステップS9(図2:縦断測量点座標入力)、ステップ
S13(図3:3次元形状解析)、ステップS14(図
3:終了)により判断する。
【0057】(連結情報入力)そこで、連結情報入力項
目が選択されたならば(図 1のステップS5)、計算機
34はステップS6に進み、解析区間内の全ての連結す
べき車線ファイル(各車線の計測ファイルのこと)の指
定とその車線情報(車線番号及び計測幅員)の入力とを
行うための連結情報入力画面をディスプレイ35に表示
する。このように連結情報入力画面では車線ファイル
(計測ファイル)の指定と計測幅員等の入力とを行うこ
とができるので、操作員はこれらの指定と入力を行う
(ステップS7)。図20を参照すれば判るように、車
線ファイルは1、2、3のように車線毎に作成され、解
析区間は車線毎のファイルから構成される。また、各車
線には計測時の幅員Width が設定される。
【0058】これらの入力されたデータ(車線ファイル
と計測幅員)に基づき計算機34は記録媒体30の各種
計測ファイルから、車線ファイル名FName[i]のデータ
と、計測幅員Width[i]のデータを作成し(ステップS
8)、処理項目選択(ステップS4)に戻る。但し、i
は車線番号(車線No)である。FName[i]はi番目の車線
についての計測ファイル名を示し、Width[i]はi番目の
車線の幅員を示す。
【0059】(縦断測量点座標入力)縦断測量点座標入
力項目が選択されたならば(図2のステップS9)、計
算機34はステップS10に進み、縦断測量点座標入力
画面を表示する。縦断測量点座標入力画面では、計測時
に係員によって測量された各縦断測量点のY座標及びZ
座標の入力を行うことができる。図20に示されるよう
に、縦断測量点は側線上の測量点位置を示し、解析座標
原点(0,0,0)からに距離(X,Y,Z)により座
標位置を表す。この例では縦断測量点のY座標は全ての
側線に対して共通であり、Z座標は操作員が定めた任意
の基準点からの高さデータである。後述のように、これ
らの測量点が解析座標原点(0,0,0)からの距離
(x,y,z)に基づいて3次元展開され、3次元形状
解析内の車線連結処理で処理される。
【0060】なお、同図20に示されるように、計測車
の計測開始位置と解析区間開始位置は同じであるとし、
計測車の各計測地点の走行距離と縦断測量点のY座標と
が対応付けられる。解析座標区間は、計測開始点から計
測終了点までの指定された車線全体である。なお、同一
Y座標を結んだ線(図20中の破線部)が横断面図とし
て使用される。
【0061】上述のように縦断測量点座標入力画面で
は、操作員が縦断測量点座標を入力することができるの
で、ステップS11で縦断測量点座標を入力する。
【0062】そして計算機34は、この縦断測量点座標
の入力データを、ステップS12にてlny[i]とlnz[i]
[j]2つの縦断測量点座標データに分けてストアし、処
理項目選択(図1のステップS4)に戻る。但し、ここ
では、iは縦断測量点番号(縦断測量点No)、jは測量
側線番号(測量側線No)であり、lny[i]はi番目の縦断
測量点でのY座標を表し、lny[i][j]はi番目の縦断測
量点で、且つj番目の測量側線でのZ座標を表す。
【0063】前述したことでもあるが、図20に示され
るように、縦断測量点は側線上の測量点位置を示し、解
析区間の原点(0,0,0)からの距離(X,Y,X)
により縦断測量点の座標位置を表す。
【0064】(3次元形状解析)3次元形状解析項目が
選択された場合(図3のステップS13)、計算機34
はステップS15に進み、ファイルの車線連結が既に行
われているか否かを判定する。この判定は連結完了フラ
グがON(オン)か否かで行う。連結完了フラグは車線
連結処理が完了した時にONにするものであり、最初は
連結前の状態なのでOFF(オフ)である。
【0065】従って、連結完了フラグがONであれば、
計算機34は図4のステップS18(3次元形状解析画
面表示)に進む。ONでなければ(OFFであれば)、
連結前の状態なので次のステップS16に進み、車線連
結処理を行う。
【0066】なお、終了項目が選択された場合はプログ
ラムを終了する(ステップS14)。どの処理項目も選
択されない場合は処理項目選択(図1のステップS4)
に留まる。
【0067】(車線連結処理)ここで、車線連結処理に
ついて、図6と図7を参照して詳しく説明する。なお、
図6と図7中で丸を付した各記号A,B,Cは、図6と
図7中の同じ記号間で処理が続くことを表す。
【0068】車線連結処理を行う場合、i,j及びmを
パラメータに用いる。iは縦断測量点番号、jは車線番
号である。mは、後述の説明で判るように、レーザセン
サによる計測対象点(以下、変位点と記す)のうち各車
線内のものを、複数車線全体で捉えて付した路面横断方
向の番号である。
【0069】車線連結処理では、計算機34はパラメー
タiとm、及び、パラメータjをゼロに初期化する(図
6のステップS101、S103)。
【0070】ステップS101でi及びmの初期化後、
ステップS102にて縦断測量点番号iが縦断測量点の
数未満か否かをチェックする。iが縦断測量点数以上で
あれば、連結処理を終了する。iが縦断測量点数未満で
あれば、次のステップS103にてjをゼロに初期化す
る。
【0071】jの初期化後、ステップS104では車線
番号jが最大車線数未満か否かをチェックする。jが最
大車線数以上であれば、次の縦断測量点での車線連結を
行うために、ステップS105にてiをi+1に増加更
新してステップS102の処理にもどる。jが最大車線
数未満であれば、同じ縦断測量点での車線連結を続ける
ために、次のステップS106にて、車線ファイル名FN
ame[j]が示す車線番号jの3次元形状用変位ファイル
(図16の102参照)と白線認識ファイル(図16の
103参照)とをオープンする。
【0072】そして、計算機34は次のステップS10
7にて、車線番号jの3次元形状用変位ファイルからi
番目の縦断測量点での17個の変位データd1[i]〜d17
[i]と傾斜計データφ[i]とを読み込み、また、車線番号
jの白線認識ファイルからi番目の縦断測量点での白線
位置データを読み込む。
【0073】次に、ステップS108にて、各レーザセ
ンサの取付位置データL1〜L16及び角度データθ1〜θ4
を用いて、変位データd1[i]〜d17[i]をレーザ変位点座
標系での変位点データ(x1,z1)〜(x17,z17)に変換する。
即ち、図17の基準面23上で中央のレーザセンサ9の
位置を原点にする。図17に従えば、例えば変位点デー
タ(x1,z1)についてはx1=L1+d1・cosθ1、z1=d1・sin
θ1となり、変位点データ(x5,z5)についてはx5=L5、z5
=d5となる。
【0074】次に、計算機34は図7のステップS10
9にて、カメラ画角、白線認識データ及びレーザ変位点
座標系での変位点データ(x1,z1)〜(x17,z17)より、左右
のうち一方の白線の位置座標を算出する。また、次のス
テップS110にて、先に算出した白線位置座標と、入
力済みの幅員データWidth[i]から、反対側の白線の位置
座標を算出する。
【0075】続いて、次のステップS111にて、車幅
方向に並んだ17個のレーザセンサの計測に基づく前記
変位点データ(x1,z1)〜(x17,z17)のうち、白線上及び白
線間に存在するn個の変位点データのみを抽出し、新た
に車線内の変位点データ(wx1,wz1)〜(wxn,wzn)としてセ
ットする。但し、レーザセンサ番号(1〜17)の小さ
いもの順に番号1〜nを割り当てる。
【0076】次に計算機34は、ステップS112に
て、車線内変位点データ(wx1,wz1)〜(wxn,wzn)の座標系
を、基準面23によるレーザ変位点座標系から解析用座
標系に変換する。そのために、図21に示すように、最
も端の変位点(wx1,wz1)を中心に座標軸を傾斜計データ
の角度φ[i]だけ回転した時の変位点データ(wx[j][1],w
z[j][1])〜(wx[j][n],wz[j][n])を、回転行列を用いて
算出する。
【0077】そして計算機34は、次のステップS11
3で、回転処理後の変位点データ(wx[j][1],wz[j][1])
〜(wx[j][n],wz[j][n])に、i番目の縦断測量点の高さl
nz[i][j]をプラスして、新変位点座標(WX[j][1],WZ[j]
[1])〜(WX[j][n],WZ[j][n])を得る。
【0078】更に、次のステップS114にて、新変位
点座標(WX[j][1],WZ[j][1])〜(WX[j][n],WZ[j][n])を順
次、横断連結座標データOX[j][m],OY[j][m]としてセッ
トする。
【0079】その後計算機34は、ステップS115に
て車線番号jをj+1に増加更新し、また変位点番号m
をm+nへと車線内変位点数n分だけ増加更新して、図
6のステップS104に戻り車線番号jが最大車線数未
満か否かをチェックする。最大車線数未満の間は、ステ
ップS106〜ステップS115の処理を繰り返す。車
線番号jが最大車線数以上であれば、前述のようにステ
ップS105にて縦断測量点番号iをi+1に増加更新
し、図6のステップS102に戻って次の縦断測量点で
の車線連結処理を行うか否かを判定する。iが縦断測量
点数未満の間は、ステップS103、S104及びS1
06〜ステップS115の処理を繰り返す。縦断測量点
番号iが縦断測量点数以上であれば車線連結処理を終了
する。
【0080】ここで、以上の車線連結処理を要約する
と、各車線毎の3次元形状用変位ファイル(図16の1
02)内の計測データ及び白線認識ファイル(図16の
103)内の計測データを用いて、下記(1)〜(3)
の如く各計測点でのレーザ変位計の計測位置を1つの解
析用座標に変換する。 (1)先ず図17に示す基準面23上の計測車中心(9
番目のレーザセンサ)位置を原点とした各レーザセンサ
の変位点座標を算出する。 (2)そして、白線認識用カメラ22によって識別され
た白線認識データを白線認識ファイル103から読み込
み、左右各白線認識カメラの取付位置及び各レーザセン
サの変位点座標を用いることにより、白線位置座標を算
出する。 (3)次に、図21に示すように、基準面による座標系
から解析座標系に変換するために、傾斜計データφを用
いて座標回転させ、更に、縦断測量点座標入力で入力し
た高さデータを基に各変位点の高さデータを変換する。
【0081】このようにして図3のステップS16での
車線連結処理が終了したら、計算機34は連結完了フラ
グをONにし、図4のステップS18(3次元形状解析
画面表示)に進む。
【0082】(3次元形状解析画面と解析モード)計算
機34はこのステップS18で、3次元形状解析画面を
表示する。3次元形状解析画面が表示されている場合、
現況縦断図、現況横断図、計画縦断図、計画横断図、土
量計算及び解析終了という六つの解析モードのうち、ど
れかのモードの解析画面を操作員が選択することができ
るようになっている。
【0083】どの解析モードが選択されたかは、図4の
ステップS20(現況縦断図モード)、図4のステップ
S23(現況横断図モード)、図5のステップS27
(計画縦断図モード)、図5のステップS30(計画横
断図モード)、図5のステップS34(土量計算モー
ド)、及び、図5のステップS37(解析終了モード)
によりプログラムに従い計算機34が判断する。
【0084】ここで、現況縦断図モードとは計測車で収
集した変位データ等から指定された側線上における現状
の路面縦断形状を計算して、各縦断測量点の位置、縦断
勾配(測量点間の勾配)等が判るように現況縦断図を作
成し、ユーザに対して表示するモードであり、必要に応
じて構造物情報等も表示する。現況横断図とは現況縦断
図と同様、計測車で収集した変位データ等から指定され
た縦断測量点おける現状の路面横断形状を計算して、縦
断測量点の位置、縦断勾配(測量点間の勾配)等が判る
ように現況横断図を作成し、ユーザに対して表示するモ
ードであり、必要に応じて前方映像等も表示する。従っ
て、現況縦断図あるいは現況横断図を見ることにより、
工事前の路面状況(地盤の高さや厚み、路面勾配、周辺
実状等)をユーザが把握することができる。
【0085】計画縦断図モードと計画横断図モードは、
現況縦断図や現況横断図のデータを基にどのような工事
(切削、オーバーレイ(盛り土))を行うかをユーザが
決定するために、ディスプレイ(図19の35参照)上
でユーザが切削作業及びオーバーレイ(盛り土)作業を
シミュレートし、計画縦断図や計画横断図という工事計
画図を作成するモードである。これらのモードでも計測
結果並びにシミュレーション結果の座標位置、勾配、構
造物情報、前方映像を表示する。なお、これらの工事計
画には、路面高さや路面勾配を、1地点毎に個別に設定
してシュミレートする場合と、複数地点に一括して設定
してシュミレートする場合等がある。
【0086】土量計算モードとは、工事計画図の作成時
に発生する切削土量あるいはオーバーレイ量を計算した
り、これとは逆に、指定された切削土量あるいはオーバ
ーレイ量から現況図面(現況縦断図あるいは現況横断
図)を基に各計測点での切削あるいはオーバーレイを算
出し工事計画図を表示するモードである。
【0087】これら現況縦断図、現況横断図、計画縦断
図、計画横断図、土量計算の各モードにより解析及び算
出された結果データは、ディスプレイ35上にグラフ或
いは適切なフォーマットの表として表示される。また、
これらの結果は必要に応じてプリンタに出力できるよう
になっている。以下、個々に説明する。
【0088】(現況縦断図表示)解析画面として現況縦
断図モードが選択された場合は(図4のステップS2
0)、計算機34は現況縦断図を作成しディスプレイ3
5の画面に表示する(ステップS21)。次いで、構造
物データを表示し(ステップS22)、その後3次元形
状解析画面(ステップS18)に戻る。
【0089】ステップS22の構造物データ表示処理で
は、計算機34は先ず、現在ディスプレイに表示すべき
先頭縦断測量点のY座標、及び最終縦断測量点のY座標
にそれぞれ対応した走行距離を求める。そして、求めた
走行距離間の全ての構造物データを構造物ファイル(図
16の105参照)から読み込み、それに対応するキャ
ラクタへと変換した後、ディスプレイ35に表示する。
【0090】ここで更に、図8を参照して構造物データ
表示処理を説明する。
【0091】(構造物データ表示処理)図8において、
構造物データ表示処理が開始すると、計算機34は先ず
ステップS201にて縦断測量点番号iをゼロにセット
し、また、先頭縦断測量点のY座標を変数値CYにセッ
トし、最終縦断測量点のY座標を固定値CEにセットす
る。次に、ステップS202で変数値CYと固定値CE
との大小関係をチェックし、変数値CYが固定値CEを
越えない限り、次のステップS203に進む。
【0092】ステップS203では、変数値CYが示す
縦断測量点までの走行距離を求め、同走行距離に対応す
る構造物データDataを構造物ファイル(図16の10
5)から読み込む。
【0093】次に、ステップS204にて、構造物デー
タDataから表示すべきキャラクタ(文字や記号等)を算
出し、構造物表示バッファにストアする。例えば、キャ
ラクタをK_CHAR[Data]とし、構造物表示バッファをKOU
ZOUBUTSU[i]とすると、KOUZOUBUTSU[i]=K_CHAR[Data]
で表される。
【0094】次に、ステップS205にて変数値CYを
CY+PITCH (PITCHは縦断方向の計測間隔)に増加更新
し、また縦断測量点番号iをi+1に増加更新して、ス
テップS202に戻る。
【0095】ステップS202では、縦断測量点Y座標
(変数値)CYが最終縦断測量点Y座標(固定値)CE
以下か否かを判断する。変数値CYが固定値CE以下の
間はステップS202からステップS205までを繰り
返す。変数値CYが固定値CEを超えたら、今までバッ
ファにストアした構造物データをステップS206にて
ディスプレイ35等に表示し、その後、構造物データ表
示処理を終了する。
【0096】(現況横断図表示)次に、解析画面として
現況横断図モードが選択された場合は(図4のステップ
S23)、計算機34は現況横断図を作成してディスプ
レイ35の画面に表示する(ステップS24)。次い
で、前方映像表示の要求があれば(ステップS25)、
前方映像表示を制御し(ステップS26)、その後3次
元形状解析画面(ステップS18)に戻る。
【0097】前方映像表示制御処理では、図18に示す
ようにレーザセンサ1〜17の計測地点P1とビデオカ
メラ25の撮影位置P2とに距離GAP(計測車20の
構成から既知の値)だけ差があることから、計算機34
は先ず、現在表示中の横断面のY座標に対応する走行距
離Nから撮影位置P2までの距離GAPを差し引いて、
計測地点P1を撮影していた時の走行距離R(=N−G
AP)を算出する。そして、算出した走行距離Rに対応
したタイムコード(フレーム番号)をタイムコードファ
イル(図16の104参照)から読み取り、通信ケーブ
ルを通じてビデオデッキ31に、そのタイムコードに対
応したフレームをサーチするコマンドを送信する。これ
に対応して、フレームサーチ可能なビデオデッキ31
が、指定されたフレームをサーチして再生し、ディスプ
レイ35にその映像を表示する。この時、ビデオデッキ
31には、表示すべき座標位置を撮影した前方映像用ビ
デオテープ200が挿入されているものとする。このよ
うな再生により、操作員は、その付近周辺の道路状況を
見ることが可能である。
【0098】そこで、図9を参照して、前方映像表示制
御のフローについて説明する。
【0099】(前方映像表示制御処理)前方映像表示制
御が開始すると、計算機34は先ず、図9のステップS
301にて、横断面のY座標が示す走行距離Nと、計測
地点から撮影位置までの距離GAPとを用いて、計測地
点を撮影した時の走行距離RをR=N−GAPにより算
出する。
【0100】続いてステップS302にて、表示してい
る車線に該当するタイムコードファイルから、走行距離
Rでの前方映像用ビデオテープデッキ31のタイムコー
ドを読み込む。
【0101】そして、ステップS303にて、読み込ん
だタイムコードに対応するタイムコード・サーチ・コマ
ンドを、RS−232Cの通信規格によりビデオテープ
デッキ31に送信する。これにより、ディスプレイ35
に横断面計測地点の映像が表示される。
【0102】ここで、前方映像ビデオのタイムコードの
算出について説明する。 (1)現在表示中の位置のタイムコード算出:タイムコ
ードの取得間隔をA(m)、現在表示中の横断面のY座
標が示す走行距離をN(m)とすると、走行距離N地点
の前後の既知のタイムコードに対応する地点での走行距
離N1(m)、N2(m)は、N1=int(N/A)
×A、N2={1+int(N/A)}×Aと求まる。
但し、記号int()は括弧内数値の小数点以下切り捨
てを意味する。求まった走行距離N1、N2に対応する
タイムコードをタイムコードファイルから読み取り、そ
れぞれフレーム数に変換した値をT1、T2とすると、
走行距離N地点の映像のフレーム数Tは、T={(T2
−T1)/A}×(X2−X1)+T1と求まる。 (2)タイムコードからフレーム数への変換:タイムコ
ードをh:m:s:f(時:分:秒:フレーム)とし、
1秒間当たりのフレーム数を30とすると、フレーム数
Tは、T=(h×3600+m×60+s)×30+f
[フレーム]と求まる。 (3)フレーム数からタイムコードへの変換:フレーム
数をTとすると、タイムコードh:m:s:fは、h=
int(T/3600)[時]、m=int{(T−h
×3600)/60}[分]、s=int{(T−h×
3600−m×60)/30}[秒]、f=T−h×3
600−m×60−s×30と求まる。
【0103】(計画縦断図表示)次に、解析画面として
計画縦断図モードが選択された場合は(図5のステップ
S27)、計算機34はステップS28にて計画縦断図
を作成してディスプレイ35の画面に表示し、次いで、
構造物データを同画面に表示し(ステップS29)、そ
の後3次元形状解析画面表示(図4のステップS18)
に戻る。構造物データの画面表示処理は先に説明した通
りである。
【0104】(計画横断図表示)解析画面として計画横
断図モードが選択された場合は(図5のステップS3
0)、計算機34は計画横断図を作成してディスプレイ
35の画面に表示する(ステップS31)。次いで、前
方映像表示の要求があれば(ステップS32)、前方映
像表示を制御し(ステップS33)、その後3次元形状
解析画面表示(図4のステップS18)に戻る。前方映
像表示制御は先に説明した通りである。
【0105】(土量計算)解析画面として土量計算モー
ドが選択された場合は(図5のステップS34)、計算
機34は工事計画図のシミュレーションに対応する土量
データを算出し(ステップS35)、土量計算結果をデ
ィスプレイ35の画面に表示し(ステップS36)、そ
の後3次元形状解析画面表示(図4のステップS18)
に戻る。或いは、指定された土量に応じた工事計画図を
作成して表示する
【0106】解析画面として解析終了モードが選択され
た場合は(図5のステップS37)、計算機34はプロ
グラム中、図1のステップS4(処理項目選択)に戻
る。
【0107】解析画面で何のモードも選択されない場合
は、3次元形状解析画面表示(図4のステップS18)
が保持される。
【0108】なお、上記実施例では計測車20のビデオ
カメラ25により走行方向の前方映像を取得するとした
が、その代わりに、後方を見た映像を取得するようにし
ても良く、路面周囲状況を見ることができる。
【0109】また、上記実施例ではビデオカメラ25で
取得した映像をビデオデッキによりビデオテープ200
に記録し再生するとしたが、前方又は後方の映像を記録
するための媒体はビデオテープに限らず、光、磁気、電
気、半導体等を利用した任意の記録媒体であって良い。
また、これらの記録媒体に映像を記録再生する手段も、
ビデオデッキと同様に計測時の録画用、解析時の再生用
ともに計算機からの制御が可能で、指定した映像のサー
チ機能を有したもの等、映像の記録位置と、その時の走
行距離とを対応付けてファイルに保管でき、ファイルに
基づいて走行距離に対応して映像を再生できるものであ
れば良い。
【0110】更に、図17に示すように計測車20の左
右に白線認識用カメラ22が存在するにもかかわらず、
上記実施例では図7中のステップS109にてカメラ画
角、白線認識データ及びレーザ変位点座標系での変位点
データ(x1,z1)〜(x17,z17)より左右のうち一方の白線の
位置座標を算出し、この算出した白線位置座標と入力済
みの幅員データWidth[i]から次のステップS110にて
反対側の白線の位置座標を算出しているが、このような
手法を採ったのは、実際の路面には中央の白線(中央
線)しかないものや、白線がかすれている等の原因によ
り正確な白線認識ができない場合があるからである。即
ち、中央線しかない場合や、正確な白線認識ができない
場合でも、左右のカメラ22から得られる白線画像のう
ち鮮明な方の白線を選択した上で必ず所定の幅員にて車
線内変位点データ(wx1,wz1)〜(wxn,wzn)のセット等のデ
ータ計測ができるように、左右のうち片側のみの白線位
置座標を算出するという白線認識方法を採用している。
また、路面に元々白線が存在しない場合や、白線が存在
しても左右両方とも不鮮明な場合においては、常時計測
車20の中心から幅員分のデータを用いて車線内変位点
データ(wx1,wz1)〜(wxn,wzn)のセット等、データ計測を
行うものとしている。もちろん、白線画像が鮮明であれ
ば、幅員データを用いず、左右両方の白線位置座標を算
出して車線内変位点データ(wx1,wz1)〜(wxn,wzn)のセッ
ト等を行っても良い。
【0111】
【発明の効果】本発明の路面3次元計測データ解析方法
によれば、路面3次元形状データと、そのデータの位置
に対応した路面周囲状況の映像若しくは構造物情報若し
くは同映像及び構造物情報とが関連付けされているた
め、構造物データ及び映像といった必要な位置での情報
及びその前後の連続した情報を即時に入手することがで
きる。従って、写真やスケッチを使った従来の解析に比
べると、周囲状況を把握するための情報がより多く得ら
れて、効率の良い解析を行うことができる。また、路面
及び周囲状況は路面性状測定装置で撮影された映像によ
り得られるため、計測時の写真撮影やスケッチの手間が
省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る路面3次元計測データ
解析プログラムの概要全体(図1〜図5)の内、一部の
処理フローを表した図。
【図2】本発明の一実施例に係る路面3次元計測データ
解析プログラムの概要全体(図1〜図5)の内、一部の
処理フローを表した図。
【図3】本発明の一実施例に係る路面3次元計測データ
解析プログラムの概要全体(図1〜図5)の内、一部の
処理フローを表した図。
【図4】本発明の一実施例に係る路面3次元計測データ
解析プログラムの概要全体(図1〜図5)の内、一部の
処理フローを表した図。
【図5】本発明の一実施例に係る路面3次元計測データ
解析プログラムの概要全体(図1〜図5)の内、一部の
処理フローを表した図。
【図6】本発明の一実施例に係る路面3次元計測データ
解析プログラムにおける車線連結処理全体(図6〜図
7)の内、一部の処理フローを表した図。
【図7】本発明の一実施例に係る路面3次元計測データ
解析プログラムにおける車線連結処理全体(図6〜図
7)の内、一部の処理フローを表した図。
【図8】本発明の一実施例に係る路面3次元計測データ
解析プログラムにおける構造物データ表示処理のフロー
を表した図。
【図9】本発明の一実施例に係る路面3次元計測データ
解析プログラムにおける前方映像表示制御処理のフロー
を表した図。
【図10】従来の路面3次元形状解析プログラムの処理
フロー全体(図10〜図15)の内、一部を表した図。
【図11】従来の路面3次元形状解析プログラムの処理
フロー全体(図10〜図15)の内、一部を表した図。
【図12】従来の路面3次元形状解析プログラムの処理
フロー全体(図10〜図15)の内、一部を表した図。
【図13】従来の路面3次元形状解析プログラムの処理
フロー全体(図10〜図15)の内、一部を表した図。
【図14】従来の路面3次元形状解析プログラムの処理
フロー全体(図10〜図15)の内、一部を表した図。
【図15】従来の路面3次元形状解析プログラムの処理
フロー全体(図10〜図15)の内、一部を表した図。
【図16】本発明の一実施例に係る路面3次元計測デー
タ解析プログラムが使用する計測ファイルの構成例を示
す図。
【図17】本発明の一実施例で用いる路面性状測定装置
の構成例を表した図。
【図18】本発明の一実施例で用いる路面性状測定装置
をそれに取り付けた前方映像取得用ビデオカメラと共に
示す図。
【図19】本発明の一実施例に係る路面3次元計測デー
タ解析プログラムを実行すシステム構成例を示す図。
【図20】本発明の一実施例に係る路面3次元計測デー
タ解析プログラムに関して、解析区間の車線構成と3次
元形状座標を表した図。
【図21】本発明の一実施例に係る路面3次元計測デー
タ解析プログラムに関して、傾斜計データを用いた解析
座標への変換を表した図。
【符号の説明】
1〜17 レーザセンサ(変位計) 20 路面性状測定装置(計測車) 21 傾斜計 22 白線認識用カメラ 23 基準面 24 路面 25 前方映像取得用ビデオカメラ 26 ひび割れ計測用路面画像取得カメラ 27、28、29 平坦性計測用変位計 30 計測ファイル格納用記憶媒体 31 ビデオデッキ 32 入力装置 33 プログラム格納用記憶媒体 34 計算機 35 ディスプレイ 100 計測ファイル 101 計測環境ファイル 102 3次元形状変位ファイル 103 白線認識ファイル 104 タイムコードファイル 105 構造物ファイル 200 前方映像用ビデオテープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)路面性状測定装置の走行により走
    行距離に対応付けて収集された、前記路面性状測定装置
    の車線幅方向に取り付けた複数の変位センサの変位デー
    タ、前記路面性状測定装置のロール方向の傾斜データ、
    及び、前記路面性状測定装置の前後方向のうち少なくと
    も一方の路面周辺の映像と、(b)路面縦断方向に沿う
    複数の測量点の位置データとを用いて、(c)路面の3
    次元形状データの算出及び算出結果の表示を行うと共
    に、解析位置に対応した路面周辺の映像を前記路面性状
    測定装置の走行距離に基づいて3次元形状データと結び
    付けて表示すること、を特徴とする路面3次元計測デー
    タ解析方法。
  2. 【請求項2】 (a)路面性状測定装置の走行により走
    行距離に対応付けて収集された、前記路面性状測定装置
    の車線幅方向に取り付けた複数の変位センサの変位デー
    タ、前記路面性状測定装置のロール方向の傾斜データ、
    及び、路面周辺の構造物情報と、(b)路面縦断方向に
    沿う複数の測量点の位置データとを用いて、(c)路面
    の3次元形状データの算出及び算出結果の表示を行うと
    共に、解析位置に対応した路面周辺の構造物情報を前記
    路面性状測定装置の走行距離に基づいて3次元形状デー
    タと結び付けて表示すること、を特徴とする路面3次元
    計測データ解析方法。
  3. 【請求項3】 (a)路面性状測定装置の走行により走
    行距離に対応付けて収集された、前記路面性状測定装置
    の車線幅方向に取り付けた複数の変位センサの変位デー
    タ、前記路面性状測定装置のロール方向の傾斜データ、
    前記路面性状測定装置の前後方向のうち少なくとも一方
    の路面周辺の映像、及び、路面周辺の構造物情報と、
    (b)路面縦断方向に沿う複数の測量点の位置データと
    を用いて、(c)路面の3次元形状データの算出及び算
    出結果の表示を行うと共に、解析位置に対応した路面周
    辺の映像及び構造物情報を前記路面性状測定装置の走行
    距離に基づいて3次元形状データと結び付けて表示する
    こと、を特徴とする路面3次元計測データ解析方法。
  4. 【請求項4】 前記映像が前記路面性状測定装置前方の
    映像であることを特徴とする請求項1または3に記載の
    路面3次元計測データ解析方法。
  5. 【請求項5】 前記映像が指定フレームのサーチ機能を
    有するビデオデッキによりビデオテープに録画され且つ
    録画時のフレーム番号と前記路面性状測定装置の走行距
    離とが対応付けされていること、前記ビデオテープの再
    生に指定フレームのサーチ機能を有するビデオデッキを
    用いること、表示された3次元形状データの路面位置に
    対応するフレーム番号を前記路面性状測定装置の走行距
    離から求めること、及び、求めたフレーム番号を前記ビ
    デオデッキに指定してビデオテープの再生を行うことに
    より、前記3次元形状データと結び付けた路面周辺映像
    の表示を行うことを特徴とする請求項1または3または
    4に記載の路面3次元計測データ解析方法。
JP8232949A 1996-09-03 1996-09-03 路面3次元計測データ解析方法 Withdrawn JPH1078319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8232949A JPH1078319A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 路面3次元計測データ解析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8232949A JPH1078319A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 路面3次元計測データ解析方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1078319A true JPH1078319A (ja) 1998-03-24

Family

ID=16947392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8232949A Withdrawn JPH1078319A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 路面3次元計測データ解析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1078319A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021039013A (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 株式会社トプコン 壁面のひび割れ測定機および測定方法
CN114910046A (zh) * 2022-04-26 2022-08-16 同济大学 一种基于双向线结构光的路面三维检测系统及其方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021039013A (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 株式会社トプコン 壁面のひび割れ測定機および測定方法
CN114910046A (zh) * 2022-04-26 2022-08-16 同济大学 一种基于双向线结构光的路面三维检测系统及其方法
CN114910046B (zh) * 2022-04-26 2023-09-26 同济大学 一种基于双向线结构光的路面三维检测系统及其方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3432212B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JP4915343B2 (ja) 電子機器装置及びナビゲーション方法
US7110592B2 (en) Image recording apparatus, image reproducing apparatus and methods therefor
CN108230379A (zh) 用于融合点云数据的方法和装置
US20140049617A1 (en) Image information output method
CN106959102A (zh) 测量子系统和测量系统
US20090316012A1 (en) Method of processing multiple video images
JP2011238242A (ja) ナビゲーション及びインスペクションシステム
JP4102324B2 (ja) 測量データ処理システム、測量データ処理プログラム及び電子地図表示装置
KR102298260B1 (ko) 증강현실 기반의 시공관리 시스템 및 이를 이용한 시공관리 방법
JP2009511965A (ja) 強化地図を生成する方法
CN106296814A (zh) 公路养护检测与可视化交互方法和系统
US7447418B2 (en) Image reproducing device and image recording/reproducing device
CN112383745A (zh) 一种基于全景影像的大型集群化施工项目的数字化呈现方法
JP6110780B2 (ja) 付加情報表示システム
JP2964402B1 (ja) 三次元地図データベースの作成方法及び装置
KR20180042242A (ko) 3차원 모델 상에 물체를 디스플레이하기 위한 방법
EP0377480A2 (en) Procedure for setting up and keeping up-to-date data files for road traffic
JPH11222808A (ja) 路面段差計測データ解析方法
JPH1078319A (ja) 路面3次元計測データ解析方法
KR101059601B1 (ko) 대화형 가상 영화를 제작하기 위한 방법 및 장치
JP2011053024A (ja) 高架道特定装置、高架道特定方法及び高架道特定プログラム
JP6509546B2 (ja) 画像検索システム及び画像検索方法
JPH0888825A (ja) 工事映像の編集方法
JP4115121B2 (ja) 撮影画像処理システム及び画像管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104