JPH1077977A - スクロール式圧縮機 - Google Patents

スクロール式圧縮機

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JPH1077977A
JPH1077977A JP23304296A JP23304296A JPH1077977A JP H1077977 A JPH1077977 A JP H1077977A JP 23304296 A JP23304296 A JP 23304296A JP 23304296 A JP23304296 A JP 23304296A JP H1077977 A JPH1077977 A JP H1077977A
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JP
Japan
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scroll
pressure
discharge
space
compression
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Pending
Application number
JP23304296A
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English (en)
Inventor
Isao Kawabe
功 川邉
Tsukasa Chiyotani
司 千代谷
Toshiya Yajima
寿也 矢嶋
Koji Hirano
浩二 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH1077977A publication Critical patent/JPH1077977A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C27/00Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C27/005Axial sealings for working fluid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F04C18/0215Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving

Abstract

(57)【要約】 【課題】通常運転時及び始動時や除霜時等の過渡状態に
おいて固定スクロールを旋回スクロールに安定して押付
けることで圧縮空間のシールを行い、異常音や圧縮不良
を生じないスクロール式圧縮機を提供すること。 【解決手段】吸込空間Qと吐出空間Uとを連通させる小
孔75c、主吐出口75d,75dが形成された押さえ
板75と、圧縮部60により圧縮された被圧縮ガスの吐
出空間Uにおける吐出圧力に応じて軸方向に移動可能に
設けられ、押さえ板75に対して当接状態から離間状態
になることにより小孔75c、主吐出口75d,75d
の面積を拡大する移動リング73と、移動リング73を
固定スクロールから離間する方向に付勢する弾性部材7
4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気調和機
の冷凍サイクルを構成する圧縮機として用いられるスク
ロール式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の冷凍サイクルを構成する圧
縮機においては、通常のロータリ式圧縮機と比較して、
運動騒音が極めて低く、かつ吸込み弁や吐出弁など不要
で部品点数が少なくてすみ、しかも圧縮性能のよいスク
ロール式圧縮機が多用される傾向にある。
【0003】この種のスクロール式圧縮機は、固定スク
ロールの渦巻状の翼部と、旋回スクロールの渦巻状の翼
部とを噛合させ、これら翼部と各スクロールの鏡板部と
で圧縮空間を形成し、旋回スクロールを旋回運動させ
て、圧縮空間に冷媒ガス(被圧縮ガス)を吸込み、圧縮
して吐出するようになっている。
【0004】ところで、このスクロール式圧縮機の圧縮
空間に対するシールは、固定,旋回スクロールの互いの
翼部端面が対向するスクロール鏡板面に摺接することに
より保持される。このため、固定スクロールに対して旋
回スクロールを強固に押し付ければ、圧縮空間のシール
が保持されるが、その反面、旋回スクロールの円滑な旋
回運動が阻害されてしまう。
【0005】また、圧縮空間は常に正常な圧力状態にな
っているとは限らない。例えば、液冷媒を吸い込んで圧
縮する、液バック運転の場合は、圧縮空間が異常昇圧状
態に陥る。この状態が長時間継続すると、各スクロール
の翼部に大きなストレスがかかって、ついには破断する
虞れがある。
【0006】そこで、上記固定スクロールを旋回スクロ
ールに対して適宜な力で押し付けて圧縮空間のシールを
行なう方式が提案され、以上のごとき不具合の解消を図
っている。
【0007】例えば、図6に示すように特公平7−72
541号公報により開示されたスクロール式圧縮機10
では、圧縮された冷媒ガスの吐出圧と、圧縮途中の中間
圧とを合わせた圧力で、固定スクロール11を旋回スク
ロール12側に押し付けるものである。なお、図6中1
3は密閉容器、14は仕切り板、15はシール部材、1
6はフレームを示している。
【0008】また、図7に示すスクロール式圧縮機20
では、中間圧の代わりにバネ21の弾性力を用い、これ
と吐出圧の合力によって押しつけるものである。なお、
図7中22は密閉容器、23は固定スクロール、24は
旋回スクロール、25は仕切板、26はシール部材、2
7はフレームを示している。
【0009】さらに、図8に示すスクロール式圧縮機3
0は、スクロール式圧縮機20を改良し、始動時に過大
な弾性力がかからないようにし、始動トルクを小さくし
たものである。すなわち、始動後、吐出、吸込の圧力差
によりスライダ31が下降してバネ32の弾性力を固定
力に付加するようにしている。なお、図8中33は密閉
容器、34は固定スクロール、35は旋回スクロール、
36は仕切板、37a,37bはシール部材、38は押
さえ板、39はフレームを示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た固定スクロールを旋回スクロールに対して適宜な力で
押し付けて圧縮空間のシールを行なう方式を採用したス
クロール式圧縮機にあっては次のような問題があった。
【0011】すなわち、図6に記載された(特公平7−
72541号公報)の技術のように、吐出圧と中間圧を
利用して固定スクロール11を旋回スクロール12側に
押付ける構造では、運転条件によっては、旋回スクロー
ル12に働くスラスト力や、固定スクロール11と旋回
スクロール12との間で働く接触力が過大になるという
問題があった。
【0012】また、図7及び図8のものでは冷媒ガスの
吐出圧を利用するため、始動時や除霜時等のように吐出
圧力と吸込圧力との差圧や圧縮比等が所定の条件を満た
していない過渡状態においては、固定スクロールによる
押付力が不足し、安定した圧縮空間のシールを行うこと
ができないとともに、不安定となって騒音が大きくなる
という問題があった。
【0013】そこで本発明は、通常運転時において固定
スクロールを旋回スクロールへ押付けることで圧縮空間
のシールを行うとともに、始動時や除霜時等の過渡状態
においても固定スクロールを安定して押付け、異常音や
圧縮不良を生じないスクロール式圧縮機を提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、被圧縮
ガスを圧縮して吐出するスクロール式圧縮機において、
密閉ケースと、この密閉ケース内を圧縮前の上記被圧縮
ガスが導入される吸込空間と圧縮された上記被圧縮ガス
が導入される吐出空間とを気密に仕切るとともに、上記
吸込空間と上記吐出空間とを連通させるガス通路部が形
成された押さえ板と、上記吸込空間内に配置され、軸方
向に移動可能に設けられた固定スクロールの渦巻状の翼
部と旋回スクロールの渦巻状の翼部とを噛合させ、これ
ら翼部と各鏡板部とで圧縮空間を形成し、旋回スクロー
ルを旋回運動させて上記圧縮空間に上記被圧縮ガスを吸
込み、圧縮する圧縮部と、この圧縮部により圧縮された
上記被圧縮ガスの上記吐出空間における吐出圧力に応じ
て軸方向に移動可能に設けられ、上記押さえ板に対して
当接状態から離間状態になることにより上記ガス通路部
の面積を拡大するスライド部材と、上記固定スクロール
と上記スライド部材間に設けられるとともに、上記スラ
イド部材を上記固定スクロールから離間する方向に付勢
する弾性部材とを備えている。
【0015】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記押さえ板には、上記圧縮
部により圧縮された上記被圧縮ガスの吐出圧が、所定圧
以上のときに上記吐出空間側へ開放する安全弁を設け
た。
【0016】請求項3に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記吐出孔には、上記圧縮部
により圧縮された上記被圧縮ガスの吐出圧と上記吐出空
間内の上記被圧縮ガスとの圧力差が所定以上のときに上
記吐出空間側へ開放する定圧弁を設けた。
【0017】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、ス
ライド部材は、圧縮部により圧縮された被圧縮ガスの吐
出空間における吐出圧力と吸込空間における吸込圧力と
の差圧により軸方向に移動することで弾性部材を介して
固定スクロールを旋回スクロール側へ所定力で押圧する
ようにしている。また、スライド部材と押さえ板は離間
状態となるため、十分に圧縮された被圧縮ガスの流量を
確保することができる。一方、始動時等の差圧が小さい
場合にはスライド部材と押さえ板は当接状態なのでは固
定スクロール側へ移動しない。このとき、狭い面積のガ
ス通路部において圧力損失が生じ、この圧力損失により
スライド部材と固定スクロールとの間の空間が高圧化さ
れ、固定スクロールが旋回スクロール側へ押圧される。
【0018】請求項2に記載された発明では、押さえ板
には、圧縮部により圧縮された被圧縮ガスの吐出圧が、
所定圧以上のときに吐出空間側へ開放する安全弁を設け
たので、被圧縮ガスの吐出圧が高圧化した場合であって
も圧縮部を保護することができる。
【0019】請求項3に記載された発明では、吐出孔に
は、圧縮部により圧縮された被圧縮ガスの吐出圧と吐出
空間内の被圧縮ガスとの圧力差が所定以上のときに吐出
空間側へ開放する定圧弁を設けたので、冷媒流量が変化
しても圧力損失を一定にすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態に
係るスクロール式圧縮機40の要部を示す縦断面図であ
る。また、図2は後述する「通常運転」の際の状態を示
す縦断面図である。
【0021】スクロール式圧縮機40は、ケース部50
と、このケース部50内に設けられた圧縮部60と、後
述する固定スクロール63を押圧する押圧部70とを備
えている。
【0022】ケース部50は、密閉ケース51と、この
密閉ケース51内上部に設けられた支持フレーム52と
を備えている。支持フレーム52には回転軸53が枢支
されている。また、支持フレーム52には複数のネジ孔
52aが形成されている。
【0023】なお、密閉ケース51の上部側面には冷媒
ガス(被圧縮ガス)を吐出する吐出管(不図示)が接続
されていて、密閉ケース51の吐出空間Uと冷凍装置の
凝縮器(不図示)とを連通する。また、密閉ケース51
の下部側面には、冷媒ガスを吸い込む吸込管(不図示)
が接続されていて、密閉ケース51の吸込空間Qと冷凍
装置の蒸発器(不図示)とを連通する。
【0024】回転軸53上端部には、後述する圧縮部6
0の旋回スクロール62が連結され、下部には電動機部
(不図示)が設けられている。そして、回転軸53の下
端部は電動機部から下方に突出していて、密閉ケース5
1に取付けられる副軸受(不図示)に回転自在に枢支さ
れている。
【0025】圧縮部60は、支持フレーム52にスラス
ト受け61を介して旋回自在に支持される旋回スクロー
ル62と、この旋回スクロール62と噛合する固定スク
ロール63とを備えている。
【0026】旋回スクロール62は、鏡板部62aと、
この鏡板部62aの上面側に一体に突設される渦巻状の
翼部62bと、鏡板部62aの下面側に一体に設けられ
回転軸53の上端の偏心部53aに掛合するボス部62
cとからなる。
【0027】固定スクロール63は、鏡板部63aと、
この鏡板部63aの下面側に一体に突設され旋回スクロ
ール62の翼部62bと噛合する渦巻状の翼部63b
と、鏡板部63aの上面側に一体に設けられた円筒状の
内側シリンダ部63cとからなる。なお、固定スクロ−
ル鏡板部63aの中央部には、圧縮空間Sの渦巻き中心
部と連通するよう貫通する吐出ポート63dが設けられ
ており、外周部にはフランジ部63eが形成されてい
る。フランジ部63eには、図1中上下面を貫通する複
数のピン用孔63fが設けられている。これらピン用孔
63fの位置は上述した支持フレーム52のネジ孔52
aに対応している。
【0028】なお、内側シリンダ部63cは後述するシ
リンダ部73b内を往復動自在に設けられている。な
お、内側シリンダ部63c内は、吐出ポート63dと連
通するところから、内部は高圧化した冷媒ガスを一旦溜
める吐出圧室Kとなる。
【0029】ピン用孔63fには、図1中上面側からカ
ラー64が緩挿され、この下端縁は支持フレーム52の
上面に載る。カラー64の上端縁は固定スクロール63
の鏡板部63a面からわずかに上部に突出する長さを有
している。このカラー64の内筒部には、位置規制用ボ
ルト65が挿入され、そのねじ部65aは上記支持フレ
ーム52のねじ穴52aに螺挿される。位置規制用ボル
ト53頭部とカラー64上端縁との間にはワッシャ66
が介在されている。
【0030】したがって、固定スクロール63のピン用
孔50にカラー64が緩挿されるところから、固定スク
ロール63はカラー64の軸方向に沿って移動自在であ
る。この移動範囲は、鏡板部63a上面とワッシャ54
下面との間のごく狭い範囲であり、それ以上の移動は位
置規制用ボルト65によって規制される。
【0031】なお、圧縮部60は、旋回スクロール62
及び固定スクロール63の各鏡板部62a,63aと各
翼部62b,63bとで、一対の圧縮空間Sが形成さ
れ、周端部側から冷媒ガスを取り込んで、中心部側に移
動するとともにその容積を縮小させる機能を有してい
る。
【0032】押圧部70は、密閉ケース51の圧縮部6
0に設けられ密閉ケース51を気密に仕切る背圧板71
と、この背圧板71に形成されたシリンダ部72と、こ
のシリンダ部72内を図1中上下方向に移動自在に配置
された移動リング(スライド部材)73と、この移動リ
ング73と固定スクロール63との間に配置され、固定
スクロール63を旋回スクロール62方向へ弾性的に押
圧付勢して、固定スクロール63と旋回スクロール62
とのシールをなすコイルバネ(弾性部材)74と、シリ
ンダ部72の図1中上側の開口部を蓋する押さえ板75
とを備えている。
【0033】なお、シリンダ部72の図1中下側開口部
には、移動リング73の移動量を規制するストッパ部7
2aが形成されている。移動リング73は、シリンダ部
72内に嵌合された直径D1 のフランジ部73aと、こ
のフランジ部73aの図1中下面に突設された内径D2
のシリンダ部73bと、コイルバネ74とを備えてい
る。また、フランジ部73aの中央部には孔部73cが
設けられ、外周面にはシール部材73dが設けられてい
る。
【0034】コイルバネ74は、その上端は移動リング
73のフランジ部73aに接し、その下端は鏡板部63
上面に接している。押さえ板75は、円板状の押さえ板
本体75aと、この押さえ板本体75aの中央部に設け
られ、上述した孔部73aに嵌合される突出部75b
と、この突出部75bの中心部に設けられた小孔(ガス
通路部)75cと、この小孔75cより外径側に配置さ
れた一対の主吐出口(ガス通路部)75d,75dを備
えている。なお、主吐出口75d,75dの径は小孔7
5cの径より大きく形成されている。したがって、移動
リング73が図1に示すようにシリンダ部72の上端に
位置しているときは、主吐出口75d,75dは閉塞さ
れ、小孔75cのみ開口する。また、移動リング73が
シリンダ部72の上端に位置していないときは、小孔7
5c,主吐出口75d,75d共に開口することとな
る。
【0035】このように構成されたスクロール式圧縮機
40では、次のようにして冷媒ガスを圧縮・吐出する。
なお、「通常運転」と始動時や除霜時のようないわゆる
「過渡時運転」とに分けて説明する。
【0036】「通常運転」では、電動機部に通電して圧
縮部60を駆動すると、吸込管から低圧の冷媒ガスが密
閉ケース51内に導入され、吸込空間Qに充満する。冷
媒ガスは、旋回スクロール62と固定スクロール63と
で形成される圧縮空間Sの外周側に取込まれる。そし
て、旋回スクロール62の旋回運動にともなって圧縮空
間Sの外周側から内周側である中心部に徐々に移送さ
れ、かつ空間容量が減少することにより圧縮される。
【0037】所定圧まで上昇したところで、圧縮されて
高圧化された冷媒ガスは吐出ポート63dから吐出さ
れ、一旦吐出圧室Kに溜められる。そして、小孔75c
を介して吐出空間Uに導入され、ここで充満したあと吐
出管を介して外部の凝縮器に吐出される。
【0038】このような圧縮運転により、吐出空間Uに
充満した冷媒ガスと吸込空間Qに充満した冷媒ガスとの
差圧により主吐出口75d,75dを介して移動リング
73に背圧がかかる。このため、移動リング73は図2
に示すようにコイルバネ74の弾性力に抗し、移動リン
グ73がストッパ部72aに掛止されるまで、下方向に
移動する。このとき、主吐出口75d,75dは開口す
るため、冷媒ガスは図2中矢印Gに示すようにして主吐
出口75d,75dからも吐出空間Uに導入される。す
なわち、ガス通路部の面積が拡大される。なお、コイル
バネ74は圧縮変形するため、その弾性力が固定スクロ
ール63に作用する。
【0039】このときの固定スクロール63による押付
け力F1は、次のような式で示される。すなわち、 F1=[(Pd −Ps )・D2 2 ・π]/4+C・δ1 …(1) ここで、Pd は吐出圧力、Ps は吸込圧力、Cはコイル
バネ74のバネ定数、δ1 はコイルバネ74の自由長か
ら移動リング73が最も下降した位置までの変位をそれ
ぞれ示している。
【0040】したがって、「通常運転」においては、押
付け力F1により固定スクロール63は旋回スクロール
62に押付けられ、圧縮運転中における圧縮空間Sのシ
ールが完全に確保される。すなわち、効率のよい圧縮運
転がなされることになる。
【0041】なお、圧縮運転中に、何らかの理由で圧縮
空間S内の冷媒ガスの圧力が異常高圧化した場合、圧縮
空間Sの異常高圧の影響を受けて、固定スクロール63
は位置規制用ボルト53に当接する範囲で浮き上がる。
したがって、圧縮空間Sに対するシールが一旦解除され
て、ある程度の隙間が確保される。そして、異常高圧化
した冷媒ガスが圧縮空間S外部へ漏出し、固定,旋回両
スクロール63,62を構成する翼部63b,62bな
どに対するストレスを与えずに済む、いわゆる、コンプ
ライアンス機能が発揮される。
【0042】一方、「過渡時運転」では、上述した「通
常運転」と同様にして圧縮部60にて冷媒ガスを圧縮す
るが、吐出圧力Pd と吸込圧力Ps との差圧が小さいた
め、吐出圧力Pd と吸込圧力Ps との圧力差による移動
リング73の移動は生じない。したがって、図2に示す
ような状態とはならず、図1に示すように主吐出口75
d,75dは移動リング73のフランジ部73aによっ
て閉塞される。このとき、小孔75cは径が小さいた
め、吐出圧室Kから吐出空間Uに冷媒ガスが導入される
際に圧力損失ΔPが生じ、吐出圧室K内が高圧化する。
このため、移動リング73は停止したまま、固定スクロ
ール63のみが下方に移動する。
【0043】このときの固定スクロール63による押付
け力F2は、次のような式で示される。すなわち、 F2=[(Pd +ΔP−Ps )・D2 2 ・π]/4+C・δ2 …(2) ここで、ΔPは小孔75cによる圧力損失、δ2 はコイ
ルバネ74の自由長から移動リング73が上昇した位置
までの変位を示している。
【0044】一方、移動リング73が上昇位置にあり、
この位置から下降する条件式は、 [(Pd −Ps )(D1 2 −D2 2 )π]/4 =Cδ2 +D2 2 ・ΔP・π/4 …(3) で示される。
【0045】また、移動リング73が下降位置にあり、
この位置から上昇する条件式は、 [(Pd −Ps )(D1 2 −D2 2 )π]/4=Cδ2 …(4) で示される。
【0046】ここで、始動時など差圧がない場合は、移
動リング73は初期的に上昇位置にあるが、始動して圧
力が次第に上昇することにより、圧力損失ΔPが発生す
る。この圧力損失ΔPが移動リング73に対し上向きの
力が発生するとともに、固定スクロール63には下方に
押し付ける力、すなわち、(2)式で示される押付け力
F2が発生している。
【0047】したがって、このような「過渡時運転」に
おいても、固定スクロール63を旋回スクロール62に
押し付けることができるため、圧縮空間Sのシールを完
全に確保することができる。
【0048】さらに、運転を継続して圧力が上昇して、
(3)式で示される条件を満たすと移動リング73に対
して下向きの力が発生して、図2に示す下降位置まで移
動して停止する。
【0049】この図2に示される状態での「通常運転」
になると、(1)式に示される押付け力F1で固定スク
ロール63が旋回スクロール62に押し付けられ、圧縮
運転中における圧縮空間Sのシールが完全に確保され
る。
【0050】そして、この通常運転中に、運転条件など
が変化して吐出、吸込差圧が小さくなり、しかも(4)
式で示される条件を満たすまで差圧が低下した場合に
は、下降位置にある移動リング73に対して上向きの力
が発生して、図1に示すように移動リング73がストッ
パ部72aに係止されるまで移動する。この状態におけ
る移動リング73の停止後は圧力損失ΔPが発生するの
で、再度(3)式の条件を満たすまでは移動リング73
は下降しない。
【0051】図3は、上述した始動時から運転中での差
圧の大きさに対する移動リング73の変位を示すもの
で、差圧が大きくなってa点に達すると(3)式の条件
となり移動リング73が下降する。運転条件によって差
圧が低下しb点に達すると(4)式の条件となり移動リ
ング73は上昇する。
【0052】すなわち、差圧が大きくなって移動リング
73が一旦下降すれば、差圧が所定以上低下しない限り
移動リングは下降位置の状態を保ち、逆に、移動リング
73が一旦上昇した場合は差圧が所定以上にならない限
り移動リング73は上昇位置を保つことになる。
【0053】したがって、通常運転中に若干の変動があ
っても移動リング73は下降したままの状態を安定して
維持することができ、適正、かつ安定した押付け力を固
定スクロール63に与えることができる。
【0054】なお、圧縮運転を停止すれば、吐出圧によ
る差圧がなくなって移動リング73のコイルバネ74に
対する付勢力が除去される。そして移動リング73は、
コイルバネ74の弾性復帰力を受けて浮き上がり、再度
主吐出口75d,75dを閉塞する。この状態で、コイ
ルバネ74は移動リング73を図1中上方向に、かつ固
定スクロール63を下方向に弾性的に移動付勢する作用
を有している。すなわち、圧縮機の停止時においても、
固定スクロール63は自重ばかりでなく、ある程度のコ
イルバネ74の弾性力を受けて旋回スクロール62に接
触し、圧縮空間Sにおけるシール性が依然として確保さ
れる。
【0055】上述したように本実施の形態に係るスクロ
ール式圧縮機40では、通常運転時には、差圧により固
定スクロール63を旋回スクロール62に押付けること
ができるとともに、始動時や除霜時等の過渡状態におい
ても固定スクロールを安定して押付け、異常音や圧縮不
良を生じない。また、始動時においても大きいトルクを
必要としない。
【0056】したがって、あらゆる運転条件下で、固定
スクロール63を旋回スクロール62側へ適正な押付け
力で押付けることができ、異常音や圧縮不良を防止する
ことができる。
【0057】図4は上述した実施の形態の第1変形例に
係るスクロール式圧縮機40Aを示す要部縦断面図であ
る。スクロール式圧縮機40Aが上述したスクロール式
圧縮機40と異なる点は、押さえ板75及び移動リング
73にそれぞれ吐出空間Uと吐出圧室Kとを連通する連
通孔80及び連通孔81が設けられ、さらに連通孔80
の開口部に安全弁82が設けられている点である。安全
弁82は吐出圧室K内の圧力が所定圧以上となったとき
に開放するように形成されている。
【0058】本第1変形例においては、上述した実施の
形態における「過渡時運転」において、例えば回転数が
急に上昇する等の要因により急激に吐出圧が高まったと
きに安全弁82が作動し、装置を保護する機能を有す
る。
【0059】図5は上述した実施の形態の第2変形例に
係るスクロール式圧縮機40Bを示す要部縦断面図であ
る。スクロール式圧縮機40Bが上述したスクロール式
圧縮機40と異なる点は、押さえ板75の小孔75cの
代わりに吐出口90が設けられ、この吐出口90の開口
部に定圧弁91が設けられている。定圧弁91は、吐出
空間Uと吐出圧室K内の圧力差が所定以上となったとき
に開放するように形成されている。
【0060】本第2変形例においては、上述した実施の
形態における「過渡時運転」において、吐出空間Uと吐
出圧室Kとの圧力差が所定以上となると、定圧弁91が
作動し、冷媒流量によって圧力損失ΔPが変化するのを
防止する機能を有する。
【0061】なお、本発明は上述した各実施の形態に限
定されるものではない。すなわち、上述したスクロール
式圧縮機は、必ずしも冷凍サイクルを構成する機器に備
えられるものに限定されず、冷媒ガス以外の他の種類の
被圧縮ガスもしくは空気を圧縮する場合にも用いること
ができる。このほか本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施可能であるのは勿論である。
【0062】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、ス
ライド部材は、圧縮部により圧縮された被圧縮ガスの吐
出空間における吐出圧力と吸込空間における吸込圧力と
の差圧により軸方向に移動することで弾性部材を介して
固定スクロールを旋回スクロール側へ所定力で押圧する
ようにしている。また、スライド部材と押さえ板は離間
状態となるため、十分に圧縮されたガスの流量を確保す
ることができる。一方、始動時等の差圧が小さい場合に
はスライド部材と押さえ板は当接状態なのでは固定スク
ロール側へ移動しない。このとき、ガス通路部において
圧力損失が生じ、この圧力損失によりスライド部材と固
定スクロールとの間の空間が高圧化され、固定スクロー
ルが旋回スクロール側へ押圧される。
【0063】したがって、あらゆる運転条件下で、固定
スクロールを旋回スクロール側へ適正な押付け力で押付
けることができ、異常音や圧縮不良を防止することがで
きる。
【0064】請求項2に記載された発明によれば、押さ
え板には、圧縮部により圧縮された被圧縮ガスの吐出圧
が、所定圧以上のときに吐出空間側へ開放する安全弁を
設けたので、被圧縮ガスの吐出圧が高圧化した場合であ
っても圧縮部を保護することができる。
【0065】請求項3に記載された発明によれば、吐出
孔には、圧縮部により圧縮された被圧縮ガスの吐出圧と
吐出空間内の被圧縮ガスとの圧力差が所定以上のときに
吐出空間側へ開放する定圧弁を設けたので、冷媒流量が
変化しても圧力損失を一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るスクロール式圧縮
機の要部を示す縦断面図。
【図2】同スクロール式圧縮機の作動を説明するための
要部縦断面図。
【図3】同スクロール式圧縮機における差圧に対する移
動リングの変位を示す図。
【図4】同スクロール式圧縮機の第1変形例を示す要部
縦断面図。
【図5】同スクロール式圧縮機の第2変形例を示す要部
縦断面図。
【図6】従来のスクロール式圧縮機の一例を示す要部縦
断面図。
【図7】従来のスクロール式圧縮機の別の例を示す要部
縦断面図。
【図8】従来のスクロール圧縮機のさらに別の例を示す
要部縦断面図。
【符号の説明】
40,40A,40B…スクロール式圧縮機 50…ケース部 51…密閉ケース 60…圧縮部 62…旋回スクロール 63…固定スクロール 70…押圧部 71…背圧板 72…シリンダ部 73…移動リング(スライド部材) 74…コイルバネ(弾性部材) 75c,75d…ガス通路部 U…吐出空間 Q…吸込空間 K…吐出圧室 S…圧縮空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 浩二 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被圧縮ガスを圧縮して吐出するスクロール
    式圧縮機において、 密閉ケースと、 この密閉ケース内を圧縮前の上記被圧縮ガスが導入され
    る吸込空間と圧縮された上記被圧縮ガスが導入される吐
    出空間とを気密に仕切るとともに、上記吸込空間と上記
    吐出空間とを連通させるガス通路部が形成された押さえ
    板と、 上記吸込空間内に配置され、軸方向に移動可能に設けら
    れた固定スクロールの渦巻状の翼部と旋回スクロールの
    渦巻状の翼部とを噛合させ、これら翼部と各鏡板部とで
    圧縮空間を形成し、旋回スクロールを旋回運動させて上
    記圧縮空間に上記被圧縮ガスを吸込み、圧縮する圧縮部
    と、 この圧縮部により圧縮された上記被圧縮ガスの上記吐出
    空間における吐出圧力に応じて軸方向に移動可能に設け
    られ、上記押さえ板に対して当接状態から離間状態にな
    ることにより上記ガス通路部の面積を拡大するスライド
    部材と、 上記固定スクロールと上記スライド部材間に設けられる
    とともに、上記スライド部材を上記固定スクロールから
    離間する方向に付勢する弾性部材とを備えていることを
    特徴とするスクロール式圧縮機。
  2. 【請求項2】上記押さえ板には、上記圧縮部により圧縮
    された上記被圧縮ガスの吐出圧が、所定圧以上のときに
    上記吐出空間側へ開放する安全弁が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載のスクロール式圧縮機。
  3. 【請求項3】上記吐出孔には、上記圧縮部により圧縮さ
    れた上記被圧縮ガスの吐出圧と上記吐出空間内の上記被
    圧縮ガスとの圧力差が所定以上のときに上記吐出空間側
    へ開放する定圧弁が設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載のスクロール式圧縮機。
JP23304296A 1996-09-03 1996-09-03 スクロール式圧縮機 Pending JPH1077977A (ja)

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