JPH1075393A - フィルム画像読取装置及びフィルム画像読取装置に対する制御手順を記憶する記憶媒体 - Google Patents

フィルム画像読取装置及びフィルム画像読取装置に対する制御手順を記憶する記憶媒体

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JPH1075393A
JPH1075393A JP9082970A JP8297097A JPH1075393A JP H1075393 A JPH1075393 A JP H1075393A JP 9082970 A JP9082970 A JP 9082970A JP 8297097 A JP8297097 A JP 8297097A JP H1075393 A JPH1075393 A JP H1075393A
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cpu
frame
film
index
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JP9082970A
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Takahiro Ikeda
孝弘 池田
Yoshiyuki Takeda
義幸 竹田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、長尺なフィルムの画像を読み取る
フィルム画像読取装置に関し、焼き増し指定が簡易に、
かつ、確実に行え、また焼き増し指定用のインデックス
プリントの入手を可能にするインデックス表示画面を上
位装置のモニタ画面に表示できるフィルム画像読取装置
及びフィルム画像読取装置に対する制御手順を記憶する
記憶媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】 上位装置19のモニタ画面に表示させる
焼き増し指定の選択項目を含むインデックス表示設定画
面のデータを記憶する記憶手段2と、上位装置19から
入力する、インデックス表示設定画面において選択・設
定操作された設定データに従って画像読取手段12と磁
気情報読取手段15との出力を取り込み、上位装置19
のモニタ画面に表示させる焼き増し情報を含むインデッ
クス表示画面のデータを生成するインデックス表示画面
データ生成手段1とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺なフィルムの
画像を読み取るフィルム画像読取装置及びフィルム画像
読取装置に対する制御手順を記憶する記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カメラで撮影したフィルムの画像を読み
取るフィルム画像読取装置は、フィルムスキャナとして
知られている。このフィルムスキャナは、ネガフィルム
やリバーサルフィルムの画像を読み取り、それをパーソ
ナルコンピュータ等の上位装置に取り込むために使用さ
れている。
【0003】この種の画像読取装置では、フィルム原稿
の透過光を画像読取手段(以下「ラインセンサ」とい
う)に与える透過式と、フィルム原稿の反射光をライン
センサに与える反射式とがある。またラインセンサとフ
ィルム原稿との関係に関し、ラインセンサに対してフィ
ルム原稿を移動させる場合と、逆の場合とがある。ここ
に、ラインセンサは、一列に配置される複数の光電変換
部たる画像蓄積部と各画像蓄積部に蓄積された電荷を転
送する転送部とを備える。ラインセンサでは、各画像蓄
積部に蓄積された電荷を転送部に転送して外部へ読み出
す走査を長手方向の一端から他端に向かって順々に行
う。この画像読み出し走査を主走査といい、その方向を
主走査方向という。
【0004】そして、移動手段によって、フィルム原稿
とラインセンサとを主走査方向と交わる方向である副走
査方向へ相対的に移動させることにより、フィルムの画
像記憶領域の画像が読み取られる。ところで、新規格の
フィルムが提案されている。この新フィルムは、現像後
もカートリッジに収納したままで取り扱える長尺のフィ
ルム(以下「ロールフィルム」という)である。そのた
め、ロールフィルムを扱うフィルム画像読取装置では、
ロールフィルムの各コマの画像を一覧できるインデック
ス表示画像データを生成できる。このインデックス表示
画像データは、上位装置に送られる。上位装置では、モ
ニタ画面にインデックス画像を表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、焼き増しの指
定をする場合は、モニタ画面にインデックス表示を行わ
せ、焼き増ししたいコマをメモ用紙に書き取る。しか
し、目で見てメモを取る場合には、指定ミスが生じ易
い。また、メモ用紙に書き取る作業は、煩雑である。本
発明は、このような課題を解決すべく創作されたもの
で、焼き増し指定が簡易に、かつ、確実に行え、また焼
き増し指定用のインデックスプリントの入手を可能にす
るインデックス表示画面を上位装置のモニタ画面に表示
できるフィルム画像読取装置及びフィルム画像読取装置
に対する制御手順を記憶する記憶媒体を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のフィル
ム画像読取装置は、各コマの画像記憶領域毎に磁気記憶
部が設けられる長尺のフィルム原稿を照明する照明手段
と、フィルム原稿を介して入力される光を光電変換し、
主走査方向に走査することにより画像信号を出力する画
像読取手段と、フィルム原稿と画像読取手段との少なく
とも一方を主走査方向と交わる方向である副走査方向に
移動させる移動手段と、磁気記憶部に記憶される磁気情
報を読み取る磁気情報読取手段と、上位装置のモニタ画
面に表示させる焼き増し指定の選択項目を含むインデッ
クス表示設定画面のデータを記憶する記憶手段と、上位
装置から入力する、インデックス表示設定画面において
選択・設定操作された設定データに従って画像読取手段
と磁気情報読取手段との出力を取り込み、上位装置のモ
ニタ画面に表示させる焼き増し情報を含むインデックス
表示画面のデータを生成するインデックス表示画面デー
タ生成手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載のフィルム画像読取装置
は、請求項1に記載のフィルム画像読取装置において、
焼き増し情報を含むインデックス表示画面のデータに
は、焼き増し枚数を指定するデータが含まれることを特
徴とする。
【0008】請求項3に記載のフィルム画像読取装置
は、請求項1に記載のフィルム画像読取装置において、
焼き増し情報を含むインデックス表示画面のデータに
は、焼き増しを全コマについて行うか指定コマについて
行うかを選択させるデータが含まれることを特徴とす
る。請求項4に記載のフィルム画像読取装置は、請求項
1に記載のフィルム画像読取装置において、焼き増し情
報を含むインデックス表示画面のデータには、プリント
サイズを指定するデータが含まれることを特徴とする。
【0009】請求項5に記載のフィルム画像読取装置
は、請求項1に記載のフィルム画像読取装置において、
焼き増し情報を含むインデックス表示画面のデータに
は、写真サイズを指定するデータが含まれることを特徴
とする。請求項6に記載のフィルム画像読取装置は、請
求項1に記載のフィルム画像読取装置において、上位装
置は、モニタ画面に表示したインデックス表示画面にお
いて設定操作された焼き増し枚数、プリントサイズ、写
真サイズの各指定を表示した状態で、全コマのインデッ
クスプリントを出力する印刷出力手段を備えたことを特
徴とする。
【0010】請求項7に記載のフィルム画像読取装置
は、請求項1に記載のフィルム画像読取装置において、
上位装置は、モニタ画面に表示したインデックス表示画
面において設定操作された焼き増し枚数、プリントサイ
ズ、写真サイズの各指定を表示した状態で、指定コマの
みのインデックスプリントを出力する印刷出力手段を備
えたことを特徴とする。
【0011】請求項8に記載のフィルム画像読取装置
は、請求項1に記載のフィルム画像読取装置において、
上位装置は、モニタ画面に表示したインデックス表示画
面において設定操作された焼き増し枚数、プリントサイ
ズ、写真サイズの各指定を表示した状態で、指定コマが
カラーで残りのコマが白黒であるインデックスプリント
を出力する印刷出力手段を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項9に記載のフィルム画像読取装置に
対する制御手順を記憶する記憶媒体は、各コマの画像記
憶領域毎に磁気記憶部が設けられる長尺のフィルム原稿
を照明する照明手段と、フィルム原稿を介して入力され
る光を光電変換し、主走査方向に走査することにより画
像信号を出力する画像読取手段と、フィルム原稿と画像
読取手段との少なくとも一方を主走査方向と交わる方向
である副走査方向に移動させる移動手段と、磁気記憶部
に記憶される磁気情報を読み取る磁気情報読取手段と、
接続されるモニタ画面に表示させる焼き増し指定の選択
項目を含むインデックス表示設定画面のデータを記憶す
る記憶手段とを有するフィルム画像読取装置に対する制
御手順を記憶する記憶媒体であって、インデックス表示
設定画面において選択・設定操作された設定データに従
って画像読取手段と磁気情報読取手段との出力を取り込
み、前記モニタ画面に表示させる焼き増し情報を含むイ
ンデックス表示画面のデータを生成するインデックス表
示画面データ生成手順を記憶することを特徴とする。
【0013】請求項10に記載のフィルム画像読取装置
に対する制御手順を記憶する記憶媒体は、請求項9に記
載の記憶媒体において、モニタ画面に表示したインデッ
クス表示画面において設定操作された焼き増し枚数、プ
リントサイズ、写真サイズの各指定を表示した状態で、
全コマのインデックスプリントを出力する印刷出力手順
を更に記憶することを特徴とする。
【0014】請求項11に記載のフィルム画像読取装置
に対する制御手順を記憶する記憶媒体は、請求項9に記
載の記憶媒体において、モニタ画面に表示したインデッ
クス表示画面において設定操作された焼き増し枚数、プ
リントサイズ、写真サイズの各指定を表示した状態で、
指定コマのみのインデックスプリントを出力する印刷出
力手順を更に記憶することを特徴とする。
【0015】請求項12に記載のフィルム画像読取装置
に対する制御手順を記憶する記憶媒体は、請求項9に記
載の記憶媒体において、モニタ画面に表示したインデッ
クス表示画面において設定操作された焼き増し枚数、プ
リントサイズ、写真サイズの各指定を表示した状態で、
指定コマがカラーで残りのコマが白黒であるインデック
スプリントを出力する印刷出力手順を更に記憶すること
を特徴とする。
【0016】(作用)請求項1に記載のフィルム画像読
取装置では、記憶手段が記憶する焼き増し指定の選択項
目を含むインデックス表示設定画面のデータを上位装置
に送ってモニタ画面にインデックス表示設定画面を表示
させる。その結果、上位装置のモニタ画面上でインデッ
クス表示画面の設定操作が行われ、その設定データが当
該フィルム画像読取装置に入力する。
【0017】そして、インデックス表示画面データ生成
手段が、上位装置から入力する、インデックス表示設定
画面において選択・設定操作された設定データに従って
画像読取手段と磁気情報読取手段との出力を取り込み、
上位装置のモニタ画面に表示させる焼き増し情報を含む
インデックス表示画面のデータを生成する。従って、焼
き増しを希望するユーザーは、モニタ画面に表示された
インデックス画面上で全コマあるいはコマ毎に焼き増し
の指定を行うことができる。
【0018】ここに、インデックス画面上で行える焼き
増しの指定には、請求項2〜請求項5に記載のフィルム
画像読取装置のように、焼き増し枚数、プリントサイ
ズ、写真サイズ等各種の指定内容を含めることができ
る。また、請求項6〜請求項8に記載のフィルム画像読
取装置では、上位装置は、モニタ画面上で設定されたイ
ンデックス画面のインデックスプリントをユーザーが指
定した焼き増し情報を含めて印刷出力できる。
【0019】請求項9〜12に記載の発明では、請求項
1〜8に記載のフィルム画像読取装置に対応する制御手
順を記憶する記憶媒体を提供できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明の実施の形態の画像読取装
置の構成図である。図1に示すように、この画像読取装
置は、中央処理装置(以下「CPU」という)1、メモ
リ2、インタフェース回路(以下「IF回路」という)
3、モータ駆動回路4、磁気信号処理回路5、ラインセ
ンサ駆動回路6、信号処理回路7、A/D変換器8、光
源駆動回路9、光源10、レンズ11、ラインセンサ1
2、原稿位置検出センサ13、光学情報読取センサ1
4、磁気ヘッド15、モータ16等及びカートリッジ1
7を装填する装填室、カートリッジ17から繰り出され
るロールフィルム18の搬送路等を備える。IF回路3
は、ホストコンピュータ19に接続される。
【0022】まず、ロールフィルム18について説明す
る。図2は、ロールフィルムの外観図である。図2に示
すロールフィルム18は、カートリッジ17から繰り出
した途中の状態を示す。図2に示すように、ロームフィ
ルム18の図中右方に示す先端(引出端)部分の所定領
域は、リーダー部と称される。このリーダー部以降に、
各コマの画像記憶領域20が所定の間隔を置いて設けら
れる。
【0023】リーダー部には、そのフィルム幅方向の一
端側に磁気記憶部21とパーフォレーション22とが設
けられる。また、リーダー部には、そのフィルム幅方向
の他端側に磁気記憶部23とバーコード24とが設けら
れる。各コマには、その画像記憶領域20のフィルム幅
方向一端の外部に2つのパーフォレーション25、26
が設けられる。また、各コマには、その画像記憶領域2
0のフィルム幅方向他端の外部に磁気記憶部27が設け
られる。
【0024】前述したように、磁気記憶部21、23に
は、当該フィルムのフィルム情報が記憶されている。ま
た、バーコード24は、当該フィルムのフィルム情報を
濃度差によって表示する。フィルム情報には、当該フィ
ルムのタイプや種類、コマ番号、全コマ数等が含まれ
る。当該フィルムのタイプとは、当該フィルムが、カラ
ーフィルムであるか、モノクロフィルムであるか、ポジ
フィルムであるか、ネガフィルムであるか等をいう。
【0025】そして、各磁気記憶部27には、コマ番
号、タイトル、撮影日時、撮影条件、指定プリントサイ
ズ等の撮影に関する情報が記録されている。これらは、
カメラが撮影時に書込むことができる。磁気書込み機能
を有しないカメラでは、各磁気記憶部27には、何も記
録されない。また、これらは、現像時等に書込むことが
できる。
【0026】また、リーダー部の磁気記憶部21、23
には、通常、フィルムメーカが書き込んで出荷する。し
かし、特殊なケースとしてリーダー部の磁気記憶部2
1、23には、何も書き込まれていない場合があるかも
知れない。なお、指定プリントサイズには、ハイビジョ
ンサイズ(Hサイズ)と、クラシックサイズ(Cサイ
ズ)と、パノラマサイズ(Pサイズ)とがある。アスペ
クト比は、Hサイズが16:9、Cサイズが3:2、P
サイズが3:1である。
【0027】次に、図1に戻って、操作者がカートリッ
ジ17を装填室に装填する。するとカートリッジ17の
スプールがモータ16の軸に連結される。操作者が装填
室の蓋を閉める。すると電源が本装置の各回路に供給さ
れ、各回路が起動される。モータ駆動回路4は、CPU
1からの指示に従い、モータ16の回転速度、回転方
向、停止等の制御をする。モータ16が正転駆動される
場合は、ロールフィルム18がカートリッジ17から搬
送路へ繰り出される。また、モータ16が逆転駆動され
る場合は、ロールフィルム18が搬送路からカートリッ
ジ17内に巻き取られる。
【0028】原稿位置検出センサ13は、光学的に各パ
ーフォレーションを検出して、それをCPU1に与え
る。光学情報読取センサ14は、バーコードのフィルム
情報を読み取り、それをCPU1に与える。磁気ヘッド
15は、磁気信号処理回路5の制御下に、磁気記憶部2
1、23、27の磁気情報を読み取り、それをCPU1
に与える。また磁気ヘッド15は、磁気信号処理回路5
の制御下に、磁気記憶部21、23、27への書き込み
を行う。
【0029】磁気信号処理回路5は、CPU1の制御下
に、磁気ヘッド15が読み取った磁気情報をディジタル
化してCPU1に与える。また、磁気信号処理回路5
は、CPU1の制御下に、磁気記憶部27に書き込む情
報を磁気ヘッド15に与える。光源10は、光源駆動回
路9の制御下に、ロールフィルム18の一面を照明す
る。光源10は、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)
の3色の発光ダイオード(以下「LED」という)を備
える。この場合には、光源駆動回路9は、CPU1から
の指示に従い、この光源10の3色のLEDの切替点灯
・消灯の制御をする。
【0030】また、光源10は、白色光源でも良い。こ
の場合は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色のフィ
ルタを備えることがある。そして、3色のフィルタを備
える場合には、3色のフィルタの切替機構が要る。レン
ズ11は、ロールフィルム18を透過した光源10の光
をラインセンサ12の受光面に導くべく調節配置され
る。
【0031】ラインセンサ12は、横一列に配置される
複数の光電変換部である画像蓄積部と各画像蓄積部に蓄
積された電荷を転送する転送部とを備える。ラインセン
サ12は、横一列に配置される複数の画像蓄積部の受光
面をロールフィルム18の移動方向と直交させて配置さ
れる。このラインセンサ12は、白黒イメージセンサか
カラーイメージセンサかの何れかである。白黒イメージ
センサに使用される光源10は、R(赤)、G(緑)、
B(青)の3色の光を切り替える光源または白色光源で
ある。カラーイメージセンサに使用される光源10は、
白色光源である。
【0032】ラインセンサ駆動回路6は、CPU1の指
示に従い、主として次の制御動作を行う。ラインセンサ
駆動回路6は、ラインセンサ12の蓄積動作・蓄積時間
の制御を行う。また、ラインセンサ駆動回路6は、蓄積
電荷(画像信号・電気信号)を信号処理回路7へ掃き出
させる主走査の制御を行う。信号処理回路7は、CPU
1の指示に従い、ラインセンサ12からの信号を増幅
し、信号処理をし、それをA/D変換器8に与える。信
号処理には、相関2重サンプリングと言われるCDS(C
orrelated Double Sampling)、シェーディング補正、暗
電流補正、偶奇補正等の処理が含まれる。
【0033】A/D変換器8は、信号処理回路7から送
られてくる画像信号を所定ビット数のディジタル信号へ
変換し、CPU1に与える。ビット幅は、例えば8ビッ
トである。CPU1は、メモリ2に設定されているプロ
グラムに従って、主として次の制御動作を行う。まず、
CPU1は、モータ駆動回路4、磁気信号処理回路5、
ラインセンサ駆動回路6、光源駆動回路9を制御してロ
ールフィルム18の読み取り等を行わせる。このとき、
CPU1は、ホストコンピュータ19から取得した露光
条件に従ってラインセンサ12が電荷を蓄積する蓄積時
間等を設定する。
【0034】次に、CPU1は、原稿位置検出センサ1
3や光学情報読取センサ14の出力を受けて、パーフォ
レーションの位置検出とバーコードの内容解読等を行
う。また、CPU1は、磁気信号処理回路5、信号処理
回路7、A/D変換器8を制御して読み取った磁気情報
やフィルム画像等を取り込み、メモリ2に格納する。
このとき、CPU1は、読み取った1コマ分または複数
コマ分のラインデータ(画像データ)を、R(赤)、G
(緑)、B(青)の3色のラインデータ(画像データ)
としてメモリ2に格納する。または、CPU1は、読み
取った1コマ分または複数コマ分のラインデータ(画像
データ)を、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色のう
ちの1色のラインデータ(画像データ)としてメモリ2
に格納する。
【0035】さらに、CPU1は、IF回路3を介して
ホストコンピュータ19からそのモニタ画面についての
データ(画面サイズ、表示色数)を取得する。画面サイ
ズの取得は、コマ数と画面サイズとの関係を考慮して、
読み取り解像度を定めるためである。また、CPU1
は、IF回路3を介してホストコンピュータ19からそ
のモニタ画面で操作者が設定した露光条件の設定データ
を取得する。
【0036】メモリ2は、プログラムメモリ及びワーキ
ングメモリである。このメモリ2には、選択画面デー
タ、インデックス表示設定画面データ等も記憶されてい
る。本実施の形態のIF回路3は、SCSI(Small Con
puter System Interface)である。IF回路3は、メモ
リ2に格納されるラインデータ(画像データ)をホスト
コンピュータ19へ出力する。また、IF回路3は、ホ
ストコンピュータ19から送られてくるコマ指定等の各
種の指令やモニタ画面の情報等をCPU1に与える。
【0037】ホストコンピュータ19は、表示装置であ
るモニタ、入力装置であるキーボードとマウス、出力装
置であるプリンタ等を備える。ホストコンピュータ19
は、IF回路3から受け取った画像データをモニタに表
示する。また、ホストコンピュータ19は、キーボード
やマウスから入力された指令をIF回路3に与える。ま
た、ホストコンピュータ19は、プリンタからインデッ
クスプリントを印刷出力する。
【0038】なお、ホストコンピュータ19は、中央処
理装置、プログラムメモリ、ワーキングメモリ、ハード
ディスクドライブ等を備える。また、ホストコンピュー
タ19は、CD−ROM等の記憶媒体19aに記憶され
たプログラムをセットアップできるようになっている。
以上の構成において、請求の範囲との対応関係は、次の
通りである。長尺のフィルム原稿には、ロールフィルム
18が対応する。照明手段には、主として光源10が対
応する。画像読取手段には、主としてラインセンサ12
が対応する。移動手段には、主としてモータ16が対応
する。記憶媒体には、記憶媒体19aが対応する。
【0039】磁気情報読取手段には、主として磁気ヘッ
ド15が対応する。記憶手段には、主としてメモリ2が
対応する。インデックス表示データ生成手段には、主と
してCPU1が対応する。上位装置には、ホストコンピ
ュータ19が対応する。次に、図3〜図43は、本実施
の形態の装置動作をCPU1の動作を中心に説明する図
である。ここで、図3、図4は、本発明の実施の形態の
初期動作のフローチャートである。図5(a)(b)
は、選択画面の表示例を示す図である。図6は、フィル
ム情報自動設定画面の表示例を示す図である。図7は、
フィルム情報手動設定画面の表示例を示す図である。図
8〜図10は、インデックス表示設定画面の表示例を示
す図である。
【0040】図11は、ネガフィルムの露光量−濃度の
関係図である。図12は、理想的な露光時間による濃度
分布を示す図である。図13は、露光時間が長過ぎる場
合の濃度分布を示す図である。図14は、露光時間が短
過ぎる場合の濃度分布を示す図である。図15〜図22
は、本発明の実施の形態のインデックス表示データ生成
動作のフローチャートである。図15〜図17は、画像
のみのインデックス表示に関する。図18、図19は、
磁気情報のみのインデックス表示に関する。また、図2
0〜図22は、磁気情報と画像のインデックス表示に関
する。
【0041】図23〜図26は、画像読み取りのタイム
チャートである。図23は、RGB切替によるカラー読
み取り及び白黒読み取りのタイムチャートである。図2
4は、カラーイメージセンサによるカラー読み取り及び
白黒読み取りのタイムチャートである。図25は、白色
光+RGBフィルタ切替によるカラー読み取りのタイム
チャートである。図26は、白色光+Gフィルタによる
白黒読み取りのタイムチャートである。
【0042】図27は、画像のみのインデックス表示画
面の表示例を示す図である。図28は、指定コマのイン
デックス表示画面の表示例である。図29は、磁気情報
のみのインデックス表示画面の表示例を示す図である。
図30は、磁気情報のみのインデックス表示画面のコマ
拡大図である。図31は、画像と磁気情報のインデック
ス表示画面の表示例を示す図である。図32は、画像と
磁気情報のインデックス表示画面のコマ拡大図である。
【0043】図33は、焼き増し指定ができるインデッ
クス表示画面の表示例を示す図である。図34は、焼き
増し指定ができるインデックス表示画面のコマ拡大図で
ある。図35は、全コマ焼き増し指定のインデックスプ
リントを示す図である。図36は、全コマ焼き増し指定
のインデックスプリントのコマ拡大図である。図37
は、インデックスプリントの焼き増し指定のあるコマの
拡大図である。図38は、インデックスプリントの焼き
増し指定のないコマの拡大図である。
【0044】図39は、焼き増し指定コマのインデック
スプリントを示す図である。図40は、焼き増し指定コ
マのインデックスプリントのコマ拡大図である。図41
〜図43は、撮影コマの最終の検出動作フローチャート
である。まず、CPU1は、カートリッジ17が装填さ
れると、初期動作を図3、図4に示す手順で行う。最初
のS1では、CPU1は、ホストコンピュータ19対し
モニタ画面のサイズと表示色数のデータの送信要求を出
力し、それらのデータを取得する。
【0045】モニタ画面のサイズには、640×48
0、800×600、1024×768等各種ある。ま
た、表示色数には、白黒、16色、256色、1670
万色等各種ある。このS1では、CPU1は、接続され
るホストコンピュータ19のモニタ画面が何れのサイズ
であるか、何れの表示色数であるかを判断する。
【0046】次に、CPU1は、S2において、選択画
面データをメモリ2から取り出し、それをホストコンピ
ュータ19に対し出力する。その結果、ホストコンピュ
ータ19は、モニタ画面に例えば図5(a)に示すよう
な選択画面を表示する。
【0047】そして、CPU1は、次のS3において、
ホストコンピュータ19から選択、設定したデータが入
力したか否かを判定する。CPU1は、S3の判定が肯
定(YES)となると、S4にて当該画像読取装置を動
作させることを開始する。ここで、S2においてモニタ
画面に表示した選択画面は、次のようになっている。S
4以降の本装置の動作の説明は、その次に説明する。
【0048】図5(a)に示すように、選択画面には、
「自動設定」「手動設定」「インデックス表示」の各選
択項目が選択ボタンと共に表示される。また、選択項目
「インデックス表示」には、併せて「表示内容」のクリ
ックボタンが表示される。選択項目「自動設定」「手動
設定」は、フィルム情報に基づき当該装置のパラメータ
を自動的に設定するか、手動で設定するかの選択が行え
る。
【0049】「手動設定」の項目は、例えば、装填した
ロールフィルム18を異なる仕様で扱って見る場合に選
択される。また、「手動設定」の項目は、他の例とし
て、装填したロールフィルム18が新製品で当該装置に
それに対応するフィルム情報の備えがない場合に選択さ
れる。これは、装填したロールフィルム18が新製品で
あることが既知の場合である。
【0050】更に「手動設定」の項目が選択される他の
例として、装填したロールフィルム18が新製品である
ことが不知の場合がある。これは、後述するS7で検出
される。この場合には、例えば図5(b)に示すよう
に、選択画面に「フィルム情報が認識できません。」と
表示される。「手動設定」の項目は、この表示を見て選
択される場合もある。
【0051】選択項目「インデックス表示」は、インデ
ックス表示をするか否かの選択が行える。選択項目「イ
ンデックス表示」を選択する場合には、「表示内容」の
クリックボタンをマウスで操作する。そうすると、モニ
タ画面には、図8〜図10に示すインデックス表示設定
画面が表示される。このインデックス表示設定画面のデ
ータは、CPU1が選択画面データの一部としてホスト
コンピュータ19に出力したものである。
【0052】操作者は、このインデックス表示設定画面
において、以下の項目を選択、設定してインデックス表
示させる内容を設定できる。なお、インデックス表示の
内容設定では、当該画面の最終位置にある「初期設定」
(図10参照)を選択できる。この場合には、デフォル
ト値が設定される。このデフォルト値は、操作者が任意
に設定可能である。
【0053】図8に示すように、インデックス表示設定
画面には、まず、一般的な選択項目として「磁気情報の
み表示」と「画像のみ表示」との選択項目がある。双方
が選択された場合は、「磁気情報と画像の双方の表示」
となる。また、図8〜図10に示すように、個別的選択
項目には、1.共通項目、2.指定コマの磁気情報の項
目、3.指定コマの画像の項目がある。
【0054】1.共通項目は、1−1.表示するコマ、
1−2.表示順、1−3.表示縦横比、1−4.表示方
法、1−5.磁気情報と画像の同時表示の方法、1−
6.高速表示、1−7.焼き増し指定、の7つの項目が
ある。 1−1.表示するコマの項目では表示するコマを「全コ
マ」「撮影されている全コマ」「選択コマ」「Hサイズ
のみ」「Cサイズのみ」「Pサイズのみ」「横位置の
み」「縦位置のみ」の中から選択して設定する。「選択
コマ」はコマ一覧表から選択する。選択したコマの番号
が「選択したコマ」の欄に表示される。
【0055】1−2.表示順の項目では、「第1コマか
ら順に最終コマまで」「最終コマから順に第1コマま
で」「選択された順序で」「プリントサイズの順序で」
「タイトルの順序で」の5つ選択項目がある。「第1コ
マから順に最終コマまで」は、例えば選択したコマの表
示であれば、コマ番号の小さい方から順に表示する。
「最終コマから順に第1コマまで」は、例えば選択した
コマの表示であれば、コマ番号の大きい方から順に表示
する。
【0056】「選択された順序で」は、選択項目「選択
コマ」で選択したコマを、その選択した順に表示する。
「プリントサイズの順序で」は、プリントサイズH、
C、Pを、例えば図8に示すように、1.H、2.C、
3.Pと指定した場合には、H、C、Pのサイズ順に区
別して表示する。「タイトルの順序で」は、各コマの磁
気記憶部に記憶されるタイトル順に区別して表示する。
これは、運動会、遠足等、同一内容の画像を整理して表
示する。従って、これによるインデックス画像は、非常
に見やすいものとなる。
【0057】次に、1−3.表示縦横比の項目では、縦
を何コマで表示し、横を何コマで表示するかを設定でき
る。 1−4.表示方法の項目では、図9に示す4つの表示パ
ターンの中から1つを選択できる。 1−5.磁気情報と画像の同時表示の方法の項目では、
図9に示す5つの表示方法の中から1つを選択できる。
そのうちの1つの表示方法は、最初は画像のみを表示し
ている。この状態で表示画面の隅にある表示変更ボタン
31をマウスでクリックすると、磁気情報の表示に切り
替わる。
【0058】1−6.高速表示の項目では、画面に表示
するコマ数を設定する。例えば、6コマと指定した場合
は、1−1.「選択コマ」で選択したコマのうち、まず
最初の6コマが図28に示すように表示される。そし
て、図28に示すように、左右のボタンをマウスでクリ
ックすると、その方向の次の6コマがスクロールして表
示される。
【0059】この表示では、指定したコマ数のみが表示
される。従って、高速表示が行える。また、指定したコ
マ数がスクロールしながら表示される。従って、当該表
示が他の表示の邪魔にならない。なお、高速表示が選択
された場合は、CPU1は、指定されたコマのみの読み
取りを行えば良い。従って、CPU1は、高速にインデ
ックス表示データを生成できる。
【0060】1−7.焼き増し指定の項目では、この項
目が選択されると、インデックス表示画面及びその画面
内の各コマ毎に焼き増し情報が表示される。そして、操
作者は、インデックス表示画面上で、焼き増し枚数、プ
リントサイズ、写真サイズ等の指定が可能である(図3
3、図34参照)。次に、2.指定コマの磁気情報の項
目では、2−1.表示情報の項目のみが設けられてい
る。2−1.表示情報の項目では、全てを表示するか、
選択して表示するかを選択できる。選択して表示する場
合には、右矢印ボタンをマウスでクリックする。
【0061】そうすると、当該設定画面が、タイトル、
撮影日時、撮影条件(ストロボ有無、露出等)等を表示
する選択画面に切り替わる。操作者は、当該選択画面で
表示したい内容に設定できる。次に、3.指定コマ画像
の項目には、3−1.表示範囲、3−2.1コマの解像
度、3−3.読み取り方法、3−4.色分解の4つの項
目がある。
【0062】3−1.表示範囲の項目では、各コマの表
示する範囲を設定できる。設定は、「全範囲」、「指定
プリントサイズ」「Hサイズ」「Cサイズ」「Pサイ
ズ」の中から選択できる。「Hサイズ」「Cサイズ」
「Pサイズ」等は、磁気記憶部27に記憶されている。
「指定プリントサイズ」は、キーボードから表示範囲
(X1、Y1)(X2、Y2)のピクセル(pixel)を入
力して設定する。
【0063】3−2.1コマの解像度の項目では、表示
する画像の解像度を指定できる。 3−3.読み取り方法の項目では、「高速読み取り」と
「高画質読み取り」の何れかを選択できる。「高速読み
取り」が選択された場合は、CPU1は、ラインセンサ
12の蓄積時間、絞り、ガンマ特性一定で指定コマを読
み取る。CPU1は、フィルムのタイプ及び種類、フィ
ルム素地部分の濃度(ベース濃度)からラインセンサ1
2の蓄積時間、絞り、ガンマ特性の最適値を算出する。
【0064】なお、ベース濃度は、フィルム情報から知
ることができる。しかし、それは、概略値である。本実
施の形態では、初期動作においてベース濃度を測定し、
それに基づき補正できるようにしてある。「高画質読み
取り」が選択された場合は、CPU1は、各指定コマ毎
に最適なラインセンサ12の蓄積時間、絞り、ガンマ特
性を求める。そして、CPU1は、そのように設定した
条件で各指定コマを読み取る。
【0065】3−4.色分解の項目では、「RGB分解
表示」と「CMY分解表示」の何れかを選択できる。操
作者は、これらの選択・設定した内容を確認して「O
K」ボタンを操作する。ホストコンピュータ19は、
「OK」ボタンの操作に応答して操作者が選択・設定し
た内容のデータをIF回路3に出力する。
【0066】そこで、CPU1は、S3において、IF
回路3から選択・設定データが入力したか否かを判定す
る。CPU1は、IF回路3から選択・設定データが入
力した場合は、肯定(YES)の判定を行う。一方、C
PU1は、IF回路3から選択・設定データが入力しな
い場合は、否定(NO)の判定を行う。CPU1は、S
3の判定が否定(NO)の場合は、再びS3に戻る。C
PU1は、操作者の上述した選択・設定操作の終了を待
機する。そして、IF回路3から選択・設定データが入
力すると、CPU1は、肯定(YES)の判定を行い、
次のS4に進む。CPU1は、モータ16の回転駆動を
開始し、スラスト動作を開始する。
【0067】CPU1は、次のS5において、フィルム
の先頭部分がラインセンサ12の読み取り範囲に来たか
否かを判定する。これは、原稿位置検出センサ13の出
力に基づき判断する。CPU1は、フィルムの先頭部分
がラインセンサ12の読み取り範囲に来ると、肯定(Y
ES)の判定を行う。一方、CPU1は、フィルムの先
頭部分がラインセンサ12の読み取り範囲に来ていない
場合は、否定(NO)の判定を行う。
【0068】CPU1は、S5の判定が否定(NO)の
場合は、再びS5の処理に戻る。CPU1は、フィルム
の先頭部分がラインセンサ12の読み取り範囲に来るの
を待機する。そして、CPU1は、S5の判定が肯定
(YES)となると、S6の処理に進む。S6では、C
PU1は、ラインセンサ12の出力信号に基づき、フィ
ルムのベース濃度を測定する。目的は、前述した。
【0069】また、CPU1は、S7において、光学情
報読取センサ14の出力または磁気ヘッド15の出力か
らリーダー部のバーコード24または磁気記憶部21、
23の内容(フィルム情報)を読み取る。そして、CP
U1は、S7において読み取った当該ロールフィルム1
8のフィルム情報が、ラインセンサ12の蓄積時間、絞
り、ガンマ特性を求める基準として採用できるものか否
かを認識する。
【0070】なお、この実施形態では、CPU1が、S
5においてロールフィルム18の先頭が所定位置に来た
ことを判断することに基づいて、S7の処理を行うこと
とした。その代わりにロールフィルム18の先頭のパー
フォレーション22を原稿位置検出センサ13が検出す
ることに基づいて、CPU1がS7の処理を実行するこ
とにしても良い。
【0071】次のS8では、CPU1は、S7において
読み取った当該ロールフィルム18のフィルム情報が認
識できないか否かを判定する。例えば、当該ロールフィ
ルム18が新製品であるため、当該装置がそのフィルム
に対するフィルム情報を備えていない場合等には、認識
不可と判定する。S8において、CPU1は認識できな
い場合には、肯定(YES)の判定を行い、S9に進
む。S9では、CPU1は、「フィルム情報が認識でき
ない」等の表示データを生成してホストコンピュータ1
9に出力する。その結果、ホストコンピュータ19は、
モニタ画面に例えば図5(b)に示すような選択画面を
表示する。
【0072】この選択画面には、「フィルム情報が認識
できない。手動設定をするか?」のような表示がなされ
る。後述するように、CPU1は、フィルム情報を認識
できない場合には自動設定できないからである。この図
5(b)の選択画面において、操作者が「YES」ボタ
ンまたは「NO」ボタンを操作する。ホストコンピュー
タ19は、操作者の操作内容をCPU1に通知する。C
PU1は、この通知を受けて、図5(a)の選択画面で
選択された内容を変更または維持する。
【0073】具体的には、操作者が、図5(a)の選択
画面で自動設定を選択した場合で、この図5(b)の選
択画面において「YES」ボタンを操作すると、手動設
定に変更できる。一方、操作者が、図5(a)の選択画
面で自動設定を選択した場合、この図5(b)の選択画
面において「NO」ボタンを操作すると、先に選択した
自動設定がそのまま維持される。
【0074】CPU1は、S9の処理を終了すると、S
10に進む。また、先のS8において判定が否定(N
O)の場合も同様にS10に進む。S10では、CPU
1は、ラインセンサ12の読み取り範囲が第1番目のコ
マの手前に来たか否かを判定する。これは、原稿位置検
出センサ13の出力に基づき行う。CPU1は、ライン
センサ12の読み取り範囲が第1番目のコマの手前に来
ていない場合は、否定(NO)の判定を行う。一方、C
PU1は、ラインセンサ12の読み取り範囲が第1番目
のコマの手前に来ると、肯定(YES)の判定を行う。
【0075】CPU1は、S10の判定が否定(NO)
の場合は、再びS10の処理に戻る。CPU1は、ライ
ンセンサ12の読み取り範囲が第1番目のコマの手前に
来るのを待機する。
【0076】CPU1は、S10の判定が肯定(YE
S)となると、次のS11においてモータ16の駆動を
停止し、スラスト動作を完了する。そして、CPU1
は、次のS12において、フィルム情報の自動設定が選
択されたか否かを判定する。CPU1は、フィルム情報
の自動設定が選択された場合は肯定(YES)の判定を
行う。一方、CPU1は、フィルム情報の自動設定が選
択されていない場合は否定(NO)の判定を行う。
【0077】CPU1は、S12の判定が肯定(YE
S)の場合は、次のS13において、フィルム情報が認
識不能であるか否かを判定する。これは、先のS8にお
いてどのような判定をしたかを再確認する処理である。
CPU1は、フィルム情報が認識不能である場合は、肯
定(YES)の判定を行う。一方、CPU1は、フィル
ム情報が認識できる場合は、否定(NO)の判定を行
う。
【0078】CPU1は、S13において、判定が肯定
(YES)の場合には、自動設定処理ができないので、
初期動作を終了する。一方、CPU1は、S13におい
て、判定が否定(NO)の場合には、自動設定処理がで
きるので、次のS14に進む。S14では、CPU1
は、ホストコンピュータ19に対し、自動設定画面デー
タを出力する。その結果、モニタ画面には、図6に示す
ようなフィルム情報自動設定画面が表示される。
【0079】このフィルム情報自動設定画面には、図6
に示すように、フィルムタイプ、フィルム種類、総コマ
数等が表示される。この表示は、操作者の確認用であ
る。そしてCPU1は、次のS15において、読み取っ
たフィルム情報及び測定したフィルム濃度に基づき、当
該装置の各パラメータを画像読み取りに最適条件に設定
し、S19に進む。なお、このパラメータは、ラインセ
ンサ12の蓄積時間、絞り、ガンマ特性等である。設定
内容は、後述する。
【0080】一方、S12において、判定が否定(N
O)の場合は、CPU1は、S16に進む。S16で
は、CPU1は、ホストコンピュータ19に対し、手動
設定画面データを出力する。その結果、モニタ画面に
は、図7に示すようなフィルム情報手動設定画面が表示
される。表示内容は、フィルム情報自動設定画面と同様
に、フィルムタイプ、フィルム種類、総コマ数等であ
る。このフィルム情報手動設定画面には、「OK」「キ
ャンセル」のボタンが併せて表示される。
【0081】操作者は、フィルム情報手動設定画面にお
いて、フィルムタイプ、フィルム種類、総コマ数等をキ
ーボードから入力する。操作者は、設定を終了して当該
画像読取装置にパラメータ設定動作を行わせる場合は
「OK」のボタンを操作する。一方、操作者は、設定し
た内容をキャンセルして再設定等を行う場合は、「キャ
ンセル」のボタンを操作する。
【0082】ホストコンピュータ19は、「OK」ボタ
ンの操作に応答して操作者が手動設定した内容のデータ
をIF回路3に出力する。CPU1は、S17において
操作者の上述した手動設定したデータが入力したか否か
を判定する。CPU1は、手動設定したデータが入力し
ない場合は否定(NO)の判定を行う。一方、CPU1
は、手動設定したデータが入力した場合は肯定(YE
S)の判定を行う。
【0083】CPU1は、S17の判定が否定(NO)
の場合は、再びS17の処理に戻る。CPU1は、操作
者の上述した手動設定したデータが入力するのを待機す
る。CPU1は、S17の判定が肯定(YES)となる
と、次のS18の処理を行い、S19に進む。S18で
は、CPU1は、手動設定されたフィルム情報及び測定
したフィルム濃度に基づき、当該画像読取装置の各パラ
メータを画像読み取りに最適条件に設定する。このパラ
メータは、前述したようにラインセンサ12の蓄積時
間、絞り、ガンマ特性等である。設定内容は、後述す
る。
【0084】S19では、CPU1は、図5(a)に示
した選択画面においてインデックス表示が選択されたか
否かを判定する。CPU1は、インデックス表示が選択
された場合は、肯定(YES)の判定を行う。一方、C
PU1は、インデックス表示が選択されていない場合
は、否定(NO)の判定を行う。CPU1は、S19の
判定が肯定(YES)の場合は、インデックス表示画面
のデータを生成する図15〜図22に示す動作へ移行す
る。一方、CPU1は、S19の判定が否定(NO)の
場合は、初期動作を終了し、待機状態となる。
【0085】ここで、S15とS18においてCPU1
が行うパラメータの設定内容を説明する。インデックス
表示画面のデータの生成動作(図15〜図22)を説明
は、その後で行う。図11は、ネガフィルムの露光量−
濃度の関係図である。図11では、横軸が露光量(ルッ
クス・秒)、縦軸がベース濃度である。図11では、R
GBそれぞれについての露光量−濃度の特性曲線が示さ
れている。
【0086】通常、画像読取装置では、ガンマ特性曲線
は、露光量−濃度の特性曲線をリニアに補正する曲線と
なるように設定される。フィルムの露光量−濃度の特性
曲線は、フィルムの種類によって異なる。つまり、A社
のフィルムXとB社のフィルムYとは、それぞれ異なる
露光量−濃度の特性曲線を示す。このフィルムの種類
は、リーダー部の磁気記憶部やバーコードに記憶させて
あるフィルム情報に含まれている。
【0087】従って、ガンマ特性曲線は、フィルム情報
から読み取ったフィルムの種類に従ってフィルムの種類
毎に設定する必要がある。一方、ベース濃度は、フィル
ムの種類が同じでも、ばらつきがある。そのため露光量
−濃度の特性曲線が上下にシフトすることがある。従っ
て、ガンマ特性曲線は、同種のフィルムにおいては、ベ
ース濃度を測定してばらつき量をフィルム毎に補正し、
最適な曲線に設定する必要がある。
【0088】具体的には、各フィルムの種類毎にガンマ
特性曲線がメモり2に記憶されている。フィルムの種類
に基づいてCPU1は、ガンマ特性曲線を選択し、メモ
リ2に展開する。メモリ2は、A/D変換後の画像信号
を設定されたガンマ特性曲線によってガンマ変換処理を
行う。インデックス表示用の画像読み取りでは、ガンマ
特性一定で高速に読み取る。従って、インデックス表示
用の画像読み取りでは、上述のように設定したガンマ特
性で全コマを読み取る。
【0089】また、通常の画像読み取りでも初期値は、
上述のように設定したガンマ特性である。従って、通常
の画像読み取りで全コマを読み取る場合も、特性が修正
されない限り、上述のように設定したガンマ特性で行
う。次に、ラインセンサ12の蓄積時間とは、ラインセ
ンサ12の受光部が受光することによって光電変換し、
電荷を蓄積する時間のことである。絞り値とは、ロール
フィルム18とラインセンサ12との間に配置される絞
りの開口の程度を示す。絞りの開口の程度を調節するこ
とによってラインセンサ12の露光量が調節される。し
たがって、ラインセンサ12の露光量は、CPU1によ
って制御されるラインセンサ12の蓄積時間と絞りとに
依存する。通常の画像読み取りでは、プリスキャン等の
動作によってコマ毎の濃度分布を測定する。
【0090】そして、本スキャン時の露光時間は、その
測定結果から最明点の出力値がA/D変換器8のフルス
ケール(例えば8ビットのA/D変換器であれば25
5)となるように計算する。本スキャンは、この計算し
た露光時間で行う。従って、本スキャン時には、最適な
画像が得られる。図12〜図14は、濃度分布の測定図
である。図12〜図14において、横軸はA/D変換器
8の出力値(0〜255)、縦軸は各値の発生回数であ
る。
【0091】図12に示すように、プリスキャン時の露
光時間が理想的な場合には、最明点の出力値がA/D変
換器8のフルスケールとなり、本スキャン時の露光時間
が正確に計算できる。従って、本スキャン時には、最適
な画像が得られる。
【0092】しかし、プリスキャン時の露光時間が長過
ぎる場合には、図13に示すように、原稿の明るい部分
(図13中点線で示す部分)が値255に張り付いてし
まう。本スキャン時に必要な正確な露光時間が計算でき
ない。また、プリスキャン時の露光時間が短過ぎる場合
には、図14に示すように、濃度分布が小さい値のとこ
ろに集中する。この場合には、量子化誤差が大きくな
る。同様に、本スキャン時に必要な正確な露光時間が計
算できない。
【0093】そこで、本発明では、プリスキャン時の最
適な露光時間を、フィルム情報と測定したベース濃度
(ベースは最明点である)から計算する。一方、インデ
ックス表示用の画像読み取りでは、露光量一定で高速に
読み取る。インデックス表示用の画像読み取りでは、ラ
インセンサ12の蓄積時間と絞りとを全コマで一定とす
る必要がある。
【0094】従って、ラインセンサ12の露光量は、フ
ィルムの露光量−濃度の特性曲線とベース濃度とから、
ラインセンサ12が飽和せず、適切な明るさの画像とな
るように定める。ポジフィルムの場合も同様の考えが適
用できる。次に、図15〜図22、図23〜図26を参
照して、CPU1が、インデックス表示画面のデータを
生成し、それをホストコンピュータ19に出力する動作
を説明する。その結果、ホストコンピュータ19が、モ
ニタ画面に図27〜図32に示すようなインデックス表
示を行わせる動作も併せて説明する。
【0095】その次に、図33、図34を参照して、C
PU1が、焼き増し情報を含むインデックス表示画面の
データを生成し、それをホストコンピュータ19に出力
する動作を説明する。その結果、ホストコンピュータ1
9が、モニタ画面にインデックス表示を行わせる動作も
併せて説明する(図33、図34)。また、ホストコン
ピュータ19が、図35〜図41に示すようなインデッ
クスプリントを出力する動作を説明する。
【0096】図15〜図22に示すように、CPU1
が、インデックス表示画面のデータを生成する動作の概
要は、次の通りである。まず、CPU1は、S21、S
53において、インデックス表示設定画面で「磁気情報
の表示」と「画像の表示」の何れが選択されているかを
判定する。そして、CPU1は、その判定結果に基づ
き、画像のみのインデックス表示画面のデータ生成動作
(図15〜図17)、磁気情報のみのインデックス表示
画面のデータ生成動作(図18、図19)、磁気情報と
画像の双方のインデックス表示のデータ生成動作(図2
0〜図22)を行う。以下、順に説明する。
【0097】最初のS21では、CPU1は、インデッ
クス表示設定画面で「磁気情報の表示」が選択されてい
るか否かを判定する。CPU1は、「磁気情報の表示」
が選択されている場合は、肯定(YES)の判定を行
う。この場合は「画像の表示」の選択有無によって異な
る動作となる。また、CPU1は、「磁気情報の表示」
が選択されていない場合は、否定(NO)の判定を行
う。この場合は、「画像の表示」のみが選択されている
ことを示す。
【0098】CPU1は、S21の判定が肯定(YE
S)の場合は、S53(図18)の処理に進む。S53
の処理は、後述する。一方、CPU1は、S21の判定
が否定(NO)の場合は、S22〜S52の画像表示デ
ータ生成処理を実行する。まず、S22では、CPU1
は、「全コマ表示」が選択されているか否かを判定す
る。CPU1は、「全コマ表示」が選択されている場合
は、肯定(YES)の判定をする。CPU1は、「全コ
マ表示」が選択されていない場合は、否定(NO)の判
定をする。
【0099】CPU1は、S22の判定が肯定(YE
S)の場合は、S23の処理に進む。CPU1は、S2
2の判定が否定(NO)の場合は、S32(図16)の
処理に進む。S32の処理は後述する。S23では、C
PU1は、モニタ画面の表示色数がカラーであるか否か
を判定する。CPU1は、モニタ画面の表示色数がカラ
ーである場合は、肯定(YES)の判定をする。CPU
1は、モニタ画面の表示色数がカラーでない場合は、否
定(NO)の判定をする。
【0100】CPU1は、S23の判定が肯定(YE
S)の場合は、S24〜S27の全コマについてのカラ
ー画像表示データ生成処理を実行して本手順を終了す
る。また、CPU1は、S23の判定が否定(NO)の
場合は、S28〜S31の全コマについての白黒画像表
示データ生成処理を実行して本手順を終了する。S24
〜S27のカラー画像表示データ生成処理は、次のよう
にして行われる。S24では、CPU1は、モータ16
の回転駆動を開始する。S25では、CPU1は、設定
された条件でRGB3色による全コマの画像を読み込
む。画像のカラー読み取り方式は、後述する(図23
(a)、図24(a)、図25)。
【0101】S26では、CPU1は、モータ16の回
転駆動を停止する。S27では、CPU1は、設定され
た条件でモニタ画面にカラー表示させる画像データをホ
ストコンピュータ19に出力する。一方、S28〜S3
1の白黒画像表示データ生成処理は、次のようにして行
われる。S28では、CPU1は、モータ16の回転駆
動を開始する。S29では、CPU1は、設定された条
件でG色のみによる全コマの画像を読み込む。画像の白
黒読み取り方式は、後述する(図23(b)、図24
(b)、図26)。
【0102】S30では、CPU1は、モータ16の回
転駆動を停止する。S31では、CPU1は、設定され
た条件でモニタ画面に白黒表示させる画像データをホス
トコンピュータ19に出力する。次に、S32では、C
PU1は、「撮影されている全コマの表示」が選択され
ているか否かを判定する。CPU1は、「撮影されてい
る全コマの表示」が選択されている場合は、肯定(YE
S)の判定をする。CPU1は、「撮影されている全コ
マの表示」が選択されていない場合は、否定(NO)の
判定をする。この場合は、「選択コマ」の項目が選択さ
れている。選択された指定コマについての処理が行われ
ることを示す。
【0103】CPU1は、S32の判定が肯定(YE
S)の場合は、S33の処理に進む。CPU1は、S3
2の判定が否定(NO)の場合は、S44(図17)の
処理に進む。S44の処理は、後述する。S33では、
CPU1は、モニタ画面の表示色数がカラーであるか否
かを判定する。CPU1は、モニタ画面の表示色数がカ
ラーである場合は、肯定(YES)の判定をする。CP
U1は、モニタ画面の表示色数がカラーでない場合は、
否定(NO)の判定をする。
【0104】CPU1は、S33の判定が肯定(YE
S)の場合は、S34〜S38の撮影されている全コマ
についてのカラー画像表示データ生成処理を実行して本
手順を終了する。また、CPU1は、S33の判定が否
定(NO)の場合は、S39〜S43の撮影されている
全コマについての白黒画像表示データ生成処理を実行し
て本手順を終了する。
【0105】S34〜S38のカラー画像表示データ生
成処理は、次のようにして行われる。S34では、CP
U1は、モータ16の回転駆動を開始する。S35で
は、CPU1は、撮影されているコマ数を後述(図41
〜図43)する方法で検知する。S36では、CPU1
は、設定された条件でRGB3色によって撮影されてい
る全コマの画像を読み込む。画像のカラー読み取り方式
は、後述する(図23(a)、図24(a)、図2
5)。
【0106】S37では、CPU1は、モータ16の回
転駆動を停止する。S38では、CPU1は、設定され
た条件でモニタ画面にカラー表示させる画像データをホ
ストコンピュータ19に出力する。一方、S39〜S4
3の白黒画像表示データ生成処理は、次のようにして行
われる。S39では、CPU1は、モータ16の回転駆
動を開始する。S40では、CPU1は、撮影されてい
るコマ数を後述(図41〜図43)する方法で検知す
る。S41では、CPU1は、設定された条件でG色の
みによって撮影されている全コマの画像を読み込む。画
像の白黒読み取り方式は、後述する(図23(b)、図
24(b)、図26)。
【0107】S42では、CPU1は、モータ16の回
転駆動を停止する。S43では、CPU1は、設定され
た条件でモニタ画面に白黒表示させる画像データをホス
トコンピュータ19に出力する。ここに、S25とS2
9、S36とS41では、CPU1は、表示すべきコマ
数と、モニタ画面のサイズとの関係から各コマの表示サ
イズを判断する。そして、CPU1は、各コマの表示サ
イズが最適なものとなる読み取り解像度を設定する。C
PU1は、そのように設定した読み取り解像度で読み取
りを行う。
【0108】その結果、S27、S31、S38、S4
3の出力を受けたホストコンピュータ19は、モニタ画
面に、全コマまたは撮影されている全コマについての画
像のみのインデックス画面を表示する。図27は、全コ
マについての画像のみのインデックス画面の一例であ
る。操作者は、このインデックス画面を見てキーボード
から「スキャンするコマ」の欄にコマ番号を設定でき
る。また操作者は、このインデックス画面を見てマウス
でスキャンしたいコマの部分をクリックすることによ
り、「スキャンするコマ」の欄にコマ番号を設定でき
る。「スキャンするコマ」の欄に設定したコマ番号をキ
ャンセルする場合は、「キャンセル」ボタンを操作す
る。
【0109】ホストコンピュータ19は、操作者の「S
CAN」ボタンの操作に応答して、「スキャンするコ
マ」の欄に設定されたコマ番号をIF回路3に与える。
これにより、CPU1は、本スキャンするコマを知る。
次に、S44では、CPU1は、指定コマの表示データ
生成処理をすべく、モニタ画面の表示色数がカラーであ
るか否かを判定する。CPU1は、モニタ画面の表示色
数がカラーである場合は、肯定(YES)の判定をす
る。CPU1は、モニタ画面の表示色数がカラーでない
場合は、否定(NO)の判定をする。
【0110】CPU1は、S44の判定が肯定(YE
S)の場合は、S45〜S48の指定コマについてのカ
ラー画像表示データ生成処理を実行して本手順を終了す
る。また、CPU1は、S44の判定が否定(NO)の
場合は、S49〜S52の指定コマについての白黒画像
表示データ生成処理を実行して本手順を終了する。S4
5〜S48のカラー画像表示データ生成処理は、次のよ
うにして行われる。S45では、CPU1は、モータ1
6の回転駆動を開始する。S46では、CPU1は、設
定された条件でRGB3色で指定コマの画像を読み込
む。
【0111】具体的には、S46では、CPU1は、原
稿位置検出センサ13の検出信号に基づき、ラインセン
サ12の読み取り位置に選択された各コマが来るように
原稿を移動する。そして、CPU1は、例えば「Hサイ
ズのみ」「Cサイズのみ」「Pサイズのみ」「横位置の
み」「縦位置のみ」等の指定に合致したコマを選択す
る。画像のカラー読み取り方式は、後述する(図23
(a)、図24(a)、図25)。
【0112】そして、S47では、CPU1は、モータ
16の回転駆動を停止する。S48では、CPU1は、
設定された条件でモニタ画面にカラー表示させる画像デ
ータをホストコンピュータ19に出力する。一方、S4
9〜S52の白黒画像表示データ生成処理は、次のよう
にして行われる。S49では、CPU1は、モータ16
の回転駆動を開始する。S50では、CPU1は、設定
された条件でG色のみで指定コマの画像を読み込む。設
定された条件とは、前述した通りである。以下、同様で
ある。画像の白黒読み取り方式は、後述する(図23
(b)、図24(b)、図26)。
【0113】そして、S51では、CPU1は、モータ
16の回転駆動を停止する。S52では、CPU1は、
設定された条件でモニタ画面に白黒表示させる画像デー
タをホストコンピュータ19に出力する。ここに、CP
U1は、S46、S50において指定コマ数とモニタサ
イズとの関係によっては、コマ表示サイズを考慮した読
み取り解像度を前述のようにして設定する場合もある。
【0114】また、S48及びS52において、CPU
1は、表示すべきデータが、「高速表示」である場合
は、指定された高速表示する数のコマを読み取り出力す
る。それを受けて、ホストコンピュータ19は、モニタ
画面に例えば図28に示すような、指定コマ画像のイン
デックス画面を表示する。そして、図28の画面で左右
のクリックボタンをマウス操作すると、ホストコンピュ
ータ19は、次の高速表示する数のコマを指定した読取
指令を当該読取装置に出力する。それを受けて、CPU
1は、指定された高速表示する数のコマを読み取り出力
する。
【0115】図28の画面で左右のクリックボタンをマ
ウス操作すると、以上の動作が繰り返される。その結
果、図28は、前述したように、指定コマ数が6の場合
であるが、左右のクリックボタンがマウス操作される度
に、6個の指定コマが次々と表示される。操作者は、こ
のインデックス画面を見て「スキャンするコマ」の欄に
コマ番号をキーボードから設定する。ホストコンピュー
タ19は、操作者の「SCAN」ボタンの操作に応答し
て、「スキャンするコマ」の欄に設定されたコマ番号を
IF回路3に与える。これにより、CPU1は、本スキ
ャンするコマを知る。このことは、前述した。
【0116】ここで、画像の読み取り方式ついて若干の
説明をする。S25、S36、S46で行われる画像の
カラー読み取りは、図23(a)、図24(a)、図2
5に示す3つの方式の何れかで行う。図23(a)で
は、R(赤)、G(緑)、B(青)を切り替えて点灯で
きる光源と、ラインセンサである白黒イメージセンサと
を用いて1パス方式で画像を読み取る方式が示されてい
る。
【0117】即ち、図23(a)で示す方式は、1ライ
ン毎に光源をR(赤)、G(緑)、B(青)と順々に切
り替えて点灯し、1画面を1回の原稿移動で読み取る方
式である。図24(a)では、白色光源と、ラインセン
サであるカラーイメージセンサとを用いて1パス方式で
画像を読み取る方式が示されている。
【0118】即ち、図24(a)で示す方式は、1ライ
ン毎にカラーイメージセンサがR(赤)、G(緑)、B
(青)の読み取りを行い、1画面を1回の原稿移動で読
み取る方式である。図25では、白色光源と、ラインセ
ンサである白黒イメージセンサと、RGBフィルタ及び
その切替機構とを用いて3パス方式で画像を読み取る方
式が示されている。
【0119】即ち、図25で示す方式は、1画面の読み
取りにおいて、RGBフィルタの切り替えを第1ライン
から最終ラインまでの読み取り終了毎に行う方式であ
る。従って、この方式では、1画面の読み取りが3回の
原稿移動によって行われる。次に、S29、S41、S
50で行われる画像の白黒読み取りは、図23(b)、
図24(b)、図26に示す3つの方式の何れかで行
う。
【0120】図23(b)では、R(赤)、G(緑)、
B(青)を切り替えて点灯できる光源のG(緑)光源
と、ラインセンサである白黒イメージセンサとを用いて
1パス方式で画像を読み取る方式が示されている。即
ち、図23(a)で示す方式は、各ラインをG(緑)光
源のみを用いて読み取る方式である。1画面の読み取り
は、1回の原稿移動で終了する。この白黒読み取り方式
では、光源の切り替えは行わず、G(緑)光源のみを用
いる。従って、図23(a)に示すカラー読み取りに対
して高速に読み取りが行える。
【0121】図24(b)では、図24(a)と同様
に、白色光源と、ラインセンサであるカラーイメージセ
ンサとを用いて1パス方式で画像を読み取る方式が示さ
れている。
【0122】即ち、図24(b)で示す方式は、読み取
りそのものは、図24(a)に示すカラー読み取りと異
ならない。異なる点は、ホストコンピュータ19に渡す
データが、読み取った3色の画像データのうちG(緑)
色のみであることにある。つまり、ラインセンサとして
カラーイメージセンサを用いる白黒読み取りでは、ホス
トコンピュータ19に渡すデータ量がカラー読み取りの
場合の1/3となる。従って、ホストコンピュータ19
への転送時間やデータの処理時間が大幅に短縮される。
それ故、全体としては、カラー読み取りの場合よりも高
速に読み取りが可能となると言える。
【0123】図26では、白色光源と、ラインセンサで
ある白黒イメージセンサと、Gフィルタとを用いて1パ
ス方式で画像を読み取る方式が示されている。即ち、図
26に示す方式は、図25に示す方式と同様の構成にお
いて、RGBフィルタをGフィルタに固定して使用する
方式である。従って、1画面の読み取りは、1回の原稿
移動で終了する。
【0124】それ故、この図26に示す白黒読み取り方
式は、図25に示すカラー読み取り方式に比べて高速な
読み取りが可能である。次に、S53では、CPU1
は、インデックス表示設定画面で「画像の表示」が選択
されたか否かを判定する。CPU1は、「画像の表示」
が選択された場合は、肯定(YES)の判定を行う。こ
の場合は、「磁気情報の表示」と「画像の表示」の双方
が選択されていることを示す。
【0125】また、CPU1は、「画像の表示」が選択
されていない場合は、否定(NO)の判定を行う。この
場合は、「磁気情報のみの表示」が選択されていること
を示す。CPU1は、S53の判定が肯定(YES)の
場合は、S69の処理に進む。S69の処理は、後述す
る(図20)。一方、CPU1は、S53の判定が否定
(NO)の場合は、S54〜S68の磁気情報のみの表
示データ生成処理を実行する。
【0126】まず、S54では、CPU1は、「全コマ
表示」が選択されたか否かを判定する。CPU1は、
「全コマ表示」が選択された場合は、肯定(YES)の
判定をする。CPU1は、「全コマ表示」が選択されて
いない場合は、否定(NO)の判定をする。CPU1
は、S54の判定が肯定(YES)の場合は、S55〜
S58の全コマについての磁気情報表示データ生成処理
を行い、本手順を終了する。一方、CPU1は、S54
の判定が否定(NO)の場合は、S59(図18)の処
理に進む。S59の処理は後述する。
【0127】S55〜S58の全コマについての磁気情
報表示データ生成処理は、次のようにして行われる。S
55では、CPU1は、モータ16の回転駆動を開始す
る。S56では、CPU1は、設定された条件で全コマ
の磁気情報を読み込む。S57では、CPU1は、モー
タ16の回転駆動を停止する。S58では、CPU1
は、設定された条件でモニタ画面に表示させる磁気情報
データをホストコンピュータ19に出力する。
【0128】その結果、ホストコンピュータ19は、モ
ニタ画面に、例えば図29に示すような、磁気情報のみ
のインデックス画面を表示する。操作者はこのインデッ
クス画面を見てキーボードから「スキャンするコマ」の
欄にコマ番号を設定できる。また操作者は、このインデ
ックス画面を見てマウスでスキャンしたいコマの部分を
クリックすることにより、「スキャンするコマ」の欄に
コマ番号をキーボードから設定できる。
【0129】ホストコンピュータ19は、操作者の「S
CAN」ボタンの操作に応答して、「スキャンするコ
マ」の欄に設定されたコマ番号をIF回路3に与える。
これにより、CPU1は、本スキャンするコマを知る。
【0130】また、操作者は、図30に示すように、任
意のコマをマウスでクリックすることによって、そのコ
マの磁気情報表示を拡大表示できる。磁気情報の内容
は、タイトル、撮影日時、撮影条件等である。撮影条件
は、ストロボの使用有無、逆光か否か、光源の種類等で
ある。拡大表示によってこれらの項目の確認が容易にな
る。
【0131】さらに、操作者は、マウスとキーボートを
用いて磁気情報の内容に修正・追加等を加えることがで
きる。この変更操作は、上記拡大表示によって一層容易
になる。変更の内容は、図29に示す「保存」ボタンの
操作によってホストコンピュータ19が保持する。ホス
トコンピュータ19がそれをIF回路3に与える。これ
により、CPU1は、磁気情報の変更を知る。
【0132】次に、S59では、CPU1は、「撮影さ
れている全コマの表示」が選択されているか否かを判定
する。CPU1は、「撮影されている全コマの表示」が
選択されている場合は、肯定(YES)の判定をする。
CPU1は、「撮影されている全コマの表示」が選択さ
れていない場合は、否定(NO)の判定をする。この場
合は、「選択コマ」が選択されている。これは、選択さ
れた指定コマについての処理が行われることを示してい
る。
【0133】CPU1は、S59の判定が肯定(YE
S)の場合は、S60〜S64の撮影されているコマに
ついての磁気情報表示データ生成処理を行い、本手順を
終了する。一方、CPU1は、S59の判定が否定(N
O)の場合は、S65〜S68の指定コマについての磁
気情報表示データ生成処理を行い、本手順を終了する。
S60〜S64の撮影されているコマについての磁気情
報表示データ生成処理は、次のようにして行われる。S
60では、CPU1は、モータ16の回転駆動を開始す
る。S61では、CPU1は、撮影されているコマ数を
後述(図41〜図43)する方法で検知する。
【0134】S62では、CPU1は、設定された条件
で撮影されている全コマの磁気情報を読み込む。S63
では、CPU1は、モータ16の回転駆動を停止する。
S64では、CPU1は、設定された条件でモニタ画面
に表示させる磁気情報データをホストコンピュータ19
に出力する。その結果、ホストコンピュータ19は、モ
ニタ画面に、撮影されているコマの磁気情報を表示す
る。この場合の表示形式は、撮影されているコマの画像
の表示形式(図27)と同様である。また、拡大表示と
修正・追加等の変更ができる。
【0135】一方、S65〜S68の指定コマについて
の磁気情報表示データ生成処理は、次のようにして行わ
れる。S65では、CPU1は、モータ16の回転駆動
を開始する。S66では、CPU1は、設定された条件
で指定コマの磁気情報を読み込む。S67では、CPU
1は、モータ16の回転駆動を停止する。S68では、
CPU1は、設定された条件でモニタ画面に表示させる
磁気情報データをホストコンピュータ19に出力する。
【0136】その結果、ホストコンピュータ19は、モ
ニタ画面に、指定コマの磁気情報を表示する。この場合
の表示形式は、指定コマ画像の表示形式(図28)と同
様である。また、拡大表示と修正・追加等の変更ができ
る。次に、図20〜図22を参照して「磁気情報の表
示」と「画像の表示」の双方が選択された場合の表示デ
ータ生成処理を説明する。
【0137】S69では、CPU1は、「全コマ表示」
が選択されているか否かを判定する。CPU1は、「全
コマ表示」が選択されている場合は、肯定(YES)の
判定をする。CPU1は、「全コマ表示」が選択されて
いない場合は、否定(NO)の判定をする。CPU1
は、S69の判定が肯定(YES)の場合は、S70の
処理に進む。一方、CPU1は、S69の判定が否定
(NO)の場合は、S79(図21)の処理に進む。S
79の処理は後述する。
【0138】S70では、CPU1は、モニタ画面の表
示色数がカラーであるか否かを判定する。CPU1は、
モニタ画面の表示色数がカラーである場合は、肯定(Y
ES)の判定をする。CPU1は、モニタ画面の表示色
数がカラーでない場合は、否定(NO)の判定をする。
CPU1は、S70の判定が肯定(YES)の場合は、
S71〜S74のカラー表示データ生成処理を実行して
本手順を終了する。一方、CPU1は、S70の判定が
否定(NO)の場合は、S75〜S78の白黒表示デー
タ生成処理を実行して本手順を終了する。
【0139】S71〜S74のカラー表示データ生成処
理は、次のようにして行われる。S71では、CPU1
は、モータ16の回転駆動を開始する。S72では、C
PU1は、設定された条件でRGB3色で全コマの磁気
情報と画像とを読み込む。S73では、CPU1は、モ
ータ16の回転駆動を停止する。S74では、CPU1
は、設定された条件でモニタ画面にカラー表示させる磁
気情報・画像のデータをホストコンピュータ19に出力
する。
【0140】一方、S75〜S78の白黒表示データ生
成処理は、次のようにして行われる。S75では、CP
U1は、モータ16の回転駆動を開始する。S76で
は、CPU1は、設定された条件でG色のみで全コマの
磁気情報と画像とを読み込む。S77では、CPU1
は、モータ16の回転駆動を停止する。S78では、C
PU1は、設定された条件でモニタ画面に白黒表示させ
る磁気情報・画像のデータをホストコンピュータ19に
出力する。
【0141】その結果、ホストコンピュータ19は、モ
ニタ画面に、例えば図31に示すような、コマ毎の磁気
情報と画像を組にしたインデックス画面を表示する。操
作者は、このインデックス画面を見て「スキャンするコ
マ」の欄にコマ番号をキーボードから設定できる。また
操作者は、このインデックス画面を見てマウスでスキャ
ンしたいコマの部分をクリックすることにより、「スキ
ャンするコマ」の欄にコマ番号をキーボードから設定で
きる。
【0142】ホストコンピュータ19は、操作者の「S
CAN」ボタンの操作に応答して、「スキャンするコ
マ」の欄に設定されたコマ番号をIF回路3に与える。
これにより、CPU1は、本スキャンするコマを知る。
また、操作者は、図32に示すように、任意のコマをマ
ウスでクリックすることによって、そのコマの画像や磁
気情報を拡大表示できる。これにより、画像や磁気情報
の確認が容易になる。磁気情報の内容は、タイトル、撮
影日時、撮影条件等である。撮影条件は、ストロボの使
用有無、逆光か否か、光源の種類等である。
【0143】さらに、操作者は、マウスとキーボードを
用いてこの磁気情報の内容に修正・追加等を行うことが
できる。この変更操作は、上記拡大表示によって一層容
易になる。変更内容は、「保存」ボタンの操作によって
ホストコンピュータ19が保持する。ホストコンピュー
タ19は、それをIF回路3に与える。これにより、C
PU1は、該当するコマの磁気情報の変更を行う。
【0144】次に、S79では、CPU1は、「撮影さ
れている全コマの表示」が選択されているか否かを判定
する。CPU1は、「撮影されている全コマの表示」が
選択されている場合は、肯定(YES)の判定をする。
CPU1は、「撮影されている全コマの表示」が選択さ
れていない場合は、否定(NO)の判定をする。この場
合は、「選択コマ」が選択されている。これは選択され
た指定コマについての処理が行われることを示してい
る。
【0145】CPU1は、S79の判定が肯定(YE
S)の場合は、S80の処理に進む。CPU1は、S7
9の判定が否定(NO)の場合は、S91(図22)の
処理に進む。S91の処理は後述する。S80では、C
PU1は、モニタ画面の表示色数がカラーであるか否か
を判定する。CPU1は、モニタ画面の表示色数がカラ
ーである場合は、肯定(YES)の判定をする。CPU
1は、モニタ画面の表示色数がカラーでない場合は、否
定(NO)の判定をする。
【0146】CPU1は、S80の判定が肯定(YE
S)の場合は、S81〜S85のカラー表示データ生成
処理を実行して本手順を終了する。一方、CPU1は、
S80の判定が否定(NO)の場合は、S86〜S90
の白黒表示データ生成処理を実行して本手順を終了す
る。S81〜S85のカラー表示データ生成処理は、次
のようにして行われる。S81では、CPU1は、モー
タ16の回転駆動を開始する。S82では、CPU1
は、撮影されているコマ数を後述(図41〜図43)す
る方法で検知する。S83では、CPU1は、設定され
た条件で撮影されている全コマの磁気情報とRGB3色
による撮影されている全コマの画像を読み込む。S84
では、CPU1は、モータ16の回転駆動を停止する。
S85では、CPU1は、設定された条件でモニタ画面
にカラー表示させる磁気情報と画像のデータをホストコ
ンピュータ19に出力する。
【0147】一方、S86〜S90の白黒表示データ生
成処理は、次のようにして行われる。S86では、CP
U1は、モータ16の回転駆動を開始する。S87で
は、CPU1は、撮影されているコマ数を後述(図41
〜図43)する方法で検知する。S88では、CPU1
は、設定された条件で撮影されている全コマの磁気情報
とG色のみでの撮影されている全コマの画像を読み込
む。
【0148】S89では、CPU1は、モータ16の回
転駆動を停止する。S90では、CPU1は、設定され
た条件でモニタ画面に白黒表示させる磁気情報・画像の
データをホストコンピュータ19に出力する。その結
果、ホストコンピュータ19は、モニタ画面に、各コマ
毎の磁気情報と画像を前述したのと同様の形式で表示す
る。操作者は、前述したのと同様の操作が行える。
【0149】次に、S91では、CPU1は、指定コマ
の表示データ生成処理をすべく、モニタ画面の表示色数
がカラーであるか否かを判定する。CPU1は、モニタ
画面の表示色数がカラーである場合は、肯定(YES)
の判定をする。CPU1は、モニタ画面の表示色数がカ
ラーでない場合は、否定(NO)の判定をする。CPU
1は、S91の判定が肯定(YES)の場合は、S92
〜S95のカラー表示データ生成処理を実行して本手順
を終了する。一方、CPU1は、S91の判定が否定
(NO)の場合は、S96〜S99の白黒表示データ生
成処理を実行して本手順を終了する。
【0150】S92〜S95のカラー表示データ生成処
理は、次のようにして行われる。S92では、CPU1
は、モータ16の回転駆動を開始する。S93では、C
PU1は、設定された条件で指定コマの磁気情報とRG
B3色で指定コマの画像を読み込む。S94では、CP
U1は、モータ16の回転駆動を停止する。S95で
は、CPU1は、設定された条件でモニタ画面にカラー
表示させる磁気情報と画像のデータをホストコンピュー
タ19に出力する。
【0151】一方、S96〜S99の白黒表示データ生
成処理は、次のようにして行われる。S96では、CP
U1は、モータ16の回転駆動を開始する。S97で
は、CPU1は、設定された条件で指定コマの磁気情報
とG色のみでの指定コマの画像を読み込む。S98で
は、CPU1は、モータ16の回転駆動を停止する。S
99では、CPU1は、設定された条件でモニタ画面に
白黒表示させる磁気情報と画像のデータをホストコンピ
ュータ19に出力する。
【0152】その結果、ホストコンピュータ19は、モ
ニタ画面に、指定された各コマ毎の磁気情報と画像を前
述したのと同様の形式で表示する。操作者は、前述した
のと同様の操作が行える。なお、S72、S76、S8
3、S88、S93、S97における画像読み取りは、
前述した図23〜図26に示す方式で行われる。また、
表示コマ数とモニタサイズとの関係を考慮して読み取り
解像度を設定することは前述した。
【0153】次に、インデックス表示画面上で行う焼き
増し指定は、次のようにして行う。CPU1は、前述し
たように、初期動作においてモニタ画面にインデックス
表示設定画面(図8〜図10)を表示させる。そして、
CPU1は、インデックス表示設定画面上で設定された
データを受け取る。CPU1は、受け取った設定データ
に従ってインデックス画面データを生成する。
【0154】このとき、CPU1は、インデックス表示
設定画面の1−7.焼き増し指定が選択されると、焼き
増し情報を含むインデックス表示データを生成する。そ
の結果、ホストコンピュータ19は、図33に示すよう
なインデックス画面をモニタに表示する。図33に示す
インデックス表示画面は、画像と磁気情報の双方の表示
が選択された場合のものである。この図33では、図3
1に示したインデックス表示画面において「焼き増し情
報」の表示と、「保存」と「プリント」と「キャンセ
ル」のボタンとが追加されている。
【0155】そして、「焼き増し情報」の各選択項目に
は、クリックボタンが併せて表示されている。つまり、
図33は、操作者が、このインデックス表示画面上で焼
き増し指定ができることを示している。焼き増し情報
は、指定方法と、プリント出力形態とからなる。指定方
法では、焼き増しを指定コマについて行うか、全コマに
ついて行うかを選択できる。またプリント出力形態で
は、全コマを出力するか、焼き増し指定コマのみスラー
で残りは白黒で出力するか、焼き増し指定コマのみ出力
するかを選択できる。
【0156】このプリント出力形態の設定操作は、イン
デックスプリントの取得を希望するときに行う。指定方
法で設定した内容をロールフィルム18に書き込みたい
場合には不要である。この選択は、「保存」ボタンが操
作されるか、「プリント」ボタンが操作されるかで区別
される。焼き増しを指定コマについて行う場合は、「各
コマ毎の指定」をマウスで選択し、指定するコマをマウ
スで選択する。図34に示すようにそのコマが拡大表示
される。そして、図34に示すように、焼き増し情報と
して、焼き増し枚数と、プリントサイズと、写真サイズ
とが表示される。
【0157】焼き増し枚数の設定は、「焼き増し枚数」
の表示部分をマウスで選択し、キーボードから数値を入
力する。プリントサイズの設定は、「プリントサイズ」
の表示部分をマウスで選択し、キーボードからプリント
サイズを入力する。または、ホストコンピュータ19に
プリントサイズの選択画面を表示させ、マウスで選択す
る。写真サイズの設定は、「写真サイズ」の表示部分を
マウスで選択し、キーボードから写真サイズを入力す
る。または、ホストコンピュータ19に写真サイズの選
択画面を表示させ、マウスで選択する。
【0158】また、全コマ同じ枚数で焼き増しする場合
には、図33の画面上で「全コマの指定」をマウスで選
択する。この「全コマの指定」の設定は、図33の画面
上で行うことができるように、焼き増し枚数と、プリン
トサイズと、写真サイズとが表示されている。設定方法
は、同様である。即ち、焼き増し枚数の設定は、「焼き
増し枚数」の表示部分をマウスで選択し、キーボードか
ら数値を入力する。プリントサイズの設定は、「プリン
トサイズ」の表示部分をマウスで選択し、キーボードか
らプリントサイズを入力する。または、ホストコンピュ
ータ19にプリントサイズの選択画面を表示させ、マウ
スで選択する。写真サイズの設定は、「写真サイズ」の
表示部分をマウスで選択し、キーボードから写真サイズ
を入力する。または、ホストコンピュータ19に写真サ
イズの選択画面を表示させ、マウスで選択する。
【0159】そして、操作者が、以上の設定を完了して
「保存」ボタンを操作すると、設定した焼き増し情報が
ホストコンピュータ19に保持される。ホストコンピュ
ータ19は、設定された焼き増し情報を書込命令と共に
IF回路3を介してCPU1に与える。CPU1は、次
の2つの方法で焼き増し情報の書き込みを行う。CPU
1は、全コマの焼き増し指定であるときは、リーダー部
の磁気記憶部21、23または各コマの磁気記憶部27
に焼き増し情報を書き込む。また、CPU1は、コマを
指定した焼き増しである場合は、該当するコマの磁気記
憶部27に焼き増し情報を書き込む。
【0160】一方、操作者は、上述した書き込みができ
ないとき、または、インデックスプリントの出力を希望
するときは、「保存」ボタンは操作せず、プリント出力
形態の設定操作を行い、「プリント」ボタンを操作す
る。操作者が、「全コマ出力」を選択すると、ホストコ
ンピュータ19は、全コマ分のインデックス表示画像デ
ータをプリンタポートを通してプリンタに出力する。そ
の結果、プリンタは、図35に示すような全コマ画像に
焼き増し指定を付けたインデックスプリントを印刷出力
する。図36に示すように、各コマ毎に同一内容の焼き
増し情報が印刷表示されている。
【0161】また、操作者が、「焼き増し指定コマのみ
カラーで残りは白黒出力」を選択すると、ホストコンピ
ュータ19は、焼き増し指定コマのみカラーで残りは白
黒のからなるインデックス表示画像データをプリンタポ
ートを通してプリンタに出力する。その結果、プリンタ
は、焼き増し指定コマのみカラー画像で残りは白黒画像
からなるインデックスプリントを印刷出力する。図3
7、図38は、そのようなインデックスプリントのコマ
拡大図である。
【0162】焼き増し指定のあるコマは、図37に示す
ように、カラー画像で表示され、設定した焼き増し情報
が表示される。一方、焼き増し指定のないコマは、図3
8に示すように、白黒画像で表示され、焼き増し指定な
しとの情報が表示される。また、操作者が、「焼き増し
指定コマのみ出力」を選択すると、ホストコンピュータ
19は、焼き増し指定コマのみのインデックス表示画像
データをプリンタポートを通してプリンタに出力する。
【0163】その結果、プリンタは、図39に示すよう
に、焼き増し指定コマのみ画像からなるインデックスプ
リントを印刷出力する。図40に示すように、各コマ毎
に焼き増し情報が印刷表示されている。次に、図41〜
図43に示す撮影済みコマの最終の検出動作は、次のよ
うにして行われる。
【0164】最初のS110では、CPU1は、モータ
16の回転駆動を開始する。次のS111では、CPU
1は、第1番目のコマの磁気記憶部27の磁気情報を読
み取る。そして次のS112において、CPU1は、第
1番目のコマの磁気記憶部27に磁気情報の書き込みが
あるか否かを判定する。
【0165】つまり、CPU1は、S111において第
1番目のコマの磁気記憶部27から磁気情報が読み取れ
たか否かを判定する。CPU1は、第1番目のコマの磁
気記憶部27に磁気情報の書き込みがあれば、肯定(Y
ES)の判定を行う。一方、CPU1は、第1番目のコ
マの磁気記憶部27に磁気情報の書き込みがなければ、
否定(NO)の判定を行う。
【0166】CPU1は、S112の判定が肯定(YE
S)の場合は、S113の処理を行う。一方、CPU1
は、S112の判定が否定(NO)の場合は、S120
(図35)の処理に進む。S120の処理は後述する。
S113では、CPU1は、第1番目のコマの磁気情報
が、撮影済みか否かを示す磁気情報であるか否かを判定
する。CPU1は、第1番目のコマの磁気情報が、撮影
済みか否かを示す磁気情報である場合は、肯定(YE
S)の判定を行う。一方、CPU1は、第1番目のコマ
の磁気情報が、撮影済みか否かを示す磁気情報でない場
合は、否定(NO)の判定を行う。
【0167】CPU1は、S113の判定が肯定(YE
S)の場合は、S114の処理に進む。また、CPU1
は、S113の判定が否定(NO)の場合は、S130
(図36)の処理に進む。S130の処理は後述する。
【0168】S114では、CPU1は、当該コマの磁
気記憶部27からそのコマが撮影済みか否かの情報を読
み取る。そして、次のS115においてCPU1は、撮
影されていないコマを検出できたか否かを判定する。C
PU1は、撮影されていないコマを検出できた場合は、
肯定(YES)の判定を行う。一方、CPU1は、撮影
されていないコマを検出できない場合は、否定(NO)
の判定を行う。撮影されていないコマの1つ前のコマ
が、撮影されているコマの最終のコマである。
【0169】CPU1は、S115の判定が肯定(YE
S)の場合は、S116の処理に進む。一方、CPU1
は、S115の判定が否定(NO)の場合は、S114
の処理に戻る。CPU1は、撮影されていないコマの検
出を続行する。S116では、CPU1は、撮影されて
いないコマの検出ができたので、モータ12の回転駆動
を停止する。そして、次のS117においてCPU1
は、モータ12の回転方向を反転して駆動する。
【0170】S118では、CPU1は、ラインセンサ
12の読み取り位置が、第1番目のコマの先頭に移動し
たか否かを判定する。CPU1は、ラインセンサ12の
読み取り位置が、第1番目のコマの先頭に移動してきた
場合は、肯定(YES)の判定を行う。一方、CPU1
は、ラインセンサ12の読み取り位置が、第1番目のコ
マの先頭に移動してきていない場合は、否定(NO)の
判定を行う。
【0171】CPU1は、S118の判定が否定(N
O)の場合は、再びS118に戻る。読み取り位置が、
第1番目のコマの先頭位置に移動するのを待機する。そ
して、CPU1は、S118の判定が肯定(YES)と
なると、S119においてモータ16の駆動を停止し、
本手順を終了する。次に、一般に、撮影は第1番目のコ
マから順に行われ、途中からということは考え難い。従
って、第1番目のコマの磁気記憶部27に磁気情報の書
き込みがない場合は、S120〜S122の処理を実行
して撮影されているコマの最終のコマを検出する。
【0172】まずS120では、CPU1は、ロールフ
ィルム18のベース濃度及び各コマの画像記憶領域27
の濃度を測定する。そして、CPU1は、次のS121
においてベース濃度と各コマの濃度との差を求める。次
いでCPU1は、次のS122において、当該コマが、
撮影済みのコマではないか否かを求めた差の値に基づき
判定する。CPU1は、求めた差の値がほぼ0である場
合は、肯定(YES)の判定を行う。当該コマは、撮影
済みのコマではないと考えられる。一方、CPU1は、
求めた差の値が0ではない場合は、否定(NO)の判定
を行う。当該コマは、撮影済みのコマであると考えられ
る。
【0173】CPU1は、S122の判定が否定(N
O)の場合は、S120に戻る。再度撮影済みでないコ
マの検出動作を行う。そして、CPU1は、S122の
判定が肯定(YES)となると、前述したS116〜S
119の処理を行い、本手順を終了する。次に、各コマ
の磁気記憶部27には、撮影済みの場合のみ磁気情報の
書き込みがあるタイプのフィルムが考えられる。この場
合には、S130、S131の処理を実行して撮影され
ているコマの最終のコマを検出する。
【0174】まずS130では、CPU1は、各コマの
磁気記憶部27から磁気情報を読み取る。そして、次の
S131において、CPU1は、当該コマが、磁気情報
の書かれていないコマであるか否かを判定する。CPU
1は、当該コマが、磁気情報の書かれていないコマであ
る場合は、肯定(YES)の判定を行う。一方、CPU
1は、当該コマが、磁気情報の書かれているコマである
場合は、否定(NO)の判定を行う。
【0175】CPU1は、S131の判定が否定(N
O)の場合は、S130に戻る。再度磁気情報の書かれ
ているコマの検出動作を行う。そして、CPU1は、S
131の判定が肯定(YES)となると、前述したS1
16〜S119の処理を行い、本手順を終了する。な
お、上記実施形態におけるホストコンピュータ19の制
御プログラムは記憶媒体であるハードディスクドライブ
に記憶されている。
【0176】また、ハードディスクに記憶するプログラ
ムは、予めホストコンピュータ19にセットアップ可能
なように、CD−ROM等の記憶媒体19aに記憶され
ている。ホストコンピュータ19の中央処理装置の代わ
りに画像読取装置のCPU1を用いても構わない。ま
た、ホストコンピュータ19のメモリの代わりに画像読
取装置のメモリ2を用いても構わない。その場合、RO
M(プログラムメモリ)等にホストコンピュータ19の
プログラムと同じプログラムを記憶しておけば良い。そ
して、ROMに記憶されたプログラムをワーキングメモ
リに読み出すことにより、画像読取装置のCPU1はプ
ログラムの実行を行うことが可能となる。
【0177】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
フィルム画像読取装置は、焼き増し指定の選択項目を含
むインデックス表示設定画面を上位装置のモニタ画面に
表示させ、操作設定されたインデックス表示画面の設定
データを取得し、それに基づき上位装置のモニタ画面に
表示させる焼き増し情報を含むインデックス表示画面の
データを生成する。
【0178】従って、焼き増しを希望するユーザーは、
モニタ画面に表示されたインデックス画面上で全コマあ
るいはコマ毎に焼き増しの指定を行うことができる。こ
こに、インデックス画面に表示される焼き増し指定に
は、請求項2〜請求項5に記載のフィルム画像読取装置
のように、焼き増し枚数、プリントサイズ、写真サイズ
等各種の指定を含めることができる。従って、本発明で
は、ユーザーの多様な要求に簡易に応えることができ
る。
【0179】また、請求項6〜請求項8に記載のフィル
ム画像読取装置は、上位装置が、モニタ画面上で設定さ
れたインデックス画面のインデックスプリントをユーザ
ーが指定した焼き増し情報を含めて印刷出力できる。さ
らに、請求項9〜12に記載の発明では、請求項1〜8
に記載のフィルム画像読取装置に対応する制御手順を記
憶する記憶媒体を提供できる。
【0180】要するに、本発明によれば、焼き増し指定
が簡易に、かつ、確実に行える。そして、焼き増し指定
用のインデックスプリントが簡易に入手できる。ユーザ
ーは、当該インデックスプリントを現像所に持ち込むだ
けで正確に焼き増し指定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の画像読取装置の構成図で
ある。
【図2】長尺なフィルム(ロールフィルム)の外観図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態の初期動作のフローチャー
トである。
【図4】本発明の実施の形態の初期動作のフローチャー
トである。
【図5】選択画面の表示例を示す図である。(a)は初
期動作開始時の選択画面を示す図である。(b)は初期
動作開始後の選択画面を示す図である。
【図6】フィルム情報自動設定画面の表示例を示す図で
ある。
【図7】フィルム情報手動設定画面の表示例を示す図で
ある。
【図8】インデックス表示設定画面の表示例を示す図で
ある。
【図9】インデックス表示設定画面の表示例を示す図で
ある。
【図10】インデックス表示設定画面の表示例を示す図
である。
【図11】ネガフィルムの露光量−濃度の関係図であ
る。
【図12】理想的な露光時間による濃度分布を示す図で
ある。
【図13】露光時間が長過ぎる場合の濃度分布を示す図
である。
【図14】露光時間が短過ぎる場合の濃度分布を示す図
である。
【図15】本発明の実施の形態のインデックス表示デー
タ生成動作のフローチャートである(画像のみのインデ
ックス表示)。
【図16】本発明の実施の形態のインデックス表示デー
タ生成動作のフローチャートである(画像のみのインデ
ックス表示)。
【図17】本発明の実施の形態のインデックス表示デー
タ生成動作のフローチャートである(画像のみのインデ
ックス表示)。
【図18】本発明の実施の形態のインデックス表示デー
タ生成動作のフローチャートである(磁気情報のみのイ
ンデックス表示)。
【図19】本発明の実施の形態のインデックス表示デー
タ生成動作のフローチャートである(画磁気情報のみの
インデックス表示)。
【図20】本発明の実施の形態のインデックス表示デー
タ生成動作のフローチャートである(磁気情報と画像の
インデックス表示)。
【図21】本発明の実施の形態のインデックス表示デー
タ生成動作のフローチャートである(磁気情報と画像の
インデックス表示)。
【図22】本発明の実施の形態のインデックス表示デー
タ生成動作のフローチャートである(磁気情報と画像の
インデックス表示)。
【図23】RGB切替による画像読み取りのタイムチャ
ートである。(a)はカラー読み取りの場合のタイムチ
ャートてある。(b)は白黒読み取りの場合のタイムチ
ャートである。
【図24】カラーイメージセンサによる画像読み取りの
タイムチャートである。(a)はカラー読み取りの場合
のタイムチャートである。(b)は白黒読み取りの場合
のタイムチャートである。
【図25】白色光+RGBフィルタ切替による画像読み
取りのタイムチャートである(3パス方式カラー読み取
りの場合)。
【図26】白色光+Gフィルタによる画像読み取りのタ
イムチャートである(白黒読み取りの場合)。
【図27】画像のみのインデックス表示画面の表示例を
示す図である。
【図28】指定コマのインデックス表示画面の表示例を
示す図である。
【図29】磁気情報のみのインデックス表示画面の表示
例を示す図である。
【図30】磁気情報のみのインデックス表示画面のコマ
拡大図である。
【図31】画像と磁気情報のインデックス表示画面の表
示例を示す図である。
【図32】画像と磁気情報のインデックス表示画面のコ
マ拡大図である。
【図33】焼き増し指定ができるインデックス表示画面
の表示例を示す図である。
【図34】焼き増し指定ができるインデックス表示画面
のコマ拡大図である。
【図35】全コマ焼き増し指定のインデックスプリント
を示す図である。
【図36】全コマ焼き増し指定のインデックスプリント
のコマ拡大図である。
【図37】インデックスプリントの焼き増し指定のある
コマの拡大図である。
【図38】インデックスプリントの焼き増し指定のない
コマの拡大図である。
【図39】焼き増し指定コマのインデックスプリントを
示す図である。
【図40】焼き増し指定コマのインデックスプリントの
コマ拡大図である。
【図41】撮影コマの最終の検出動作フローチャートで
ある。
【図42】撮影コマの最終の検出動作フローチャートで
ある。
【図43】撮影コマの最終の検出動作フローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 中央処理装置(CPU) 2 メモリ 3 インタフェース回路(IF回路) 4 モータ駆動回路 5 磁気信号処理回路 6 ラインセンサ駆動回路 7 信号処理回路 8 A/D変換器 9 光源駆動回路 10 光源 11 レンズ 12 ラインセンサ 13 原稿位置検出センサ 14 光学情報読取センサ 15 磁気ヘッド 16 モータ 17 カートリッジ 18 ロールフィルム 19 ホストコンピュータ 19a 記憶媒体 20 画像記憶領域 21、23、27 磁気記憶部 22、25、26 パーフォレーション 24 バーコード

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各コマの画像記憶領域毎に磁気記憶部が
    設けられる長尺のフィルム原稿を照明する照明手段と、 前記フィルム原稿を介して入力される光を光電変換し、
    主走査方向に走査することにより画像信号を出力する画
    像読取手段と、 前記フィルム原稿と前記画像読取手段との少なくとも一
    方を主走査方向と交わる方向である副走査方向に移動さ
    せる移動手段と、 前記磁気記憶部に記憶される磁気情報を読み取る磁気情
    報読取手段と、 上位装置のモニタ画面に表示させる焼き増し指定の選択
    項目を含むインデックス表示設定画面のデータを記憶す
    る記憶手段と、 前記上位装置から入力する、前記インデックス表示設定
    画面において選択・設定操作された設定データに従って
    前記画像読取手段と前記磁気情報読取手段との出力を取
    り込み、上位装置のモニタ画面に表示させる焼き増し情
    報を含むインデックス表示画面のデータを生成するイン
    デックス表示画面データ生成手段とを備えたことを特徴
    とするフィルム画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフィルム画像読取装置
    において、 前記焼き増し情報を含むインデックス表示画面のデータ
    には、焼き増し枚数を指定するデータが含まれることを
    特徴とするフィルム画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のフィルム画像読取装置
    において、 前記焼き増し情報を含むインデックス表示画面のデータ
    には、焼き増しを全コマについて行うか指定コマについ
    て行うかを選択させるデータが含まれることを特徴とす
    るフィルム画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のフィルム画像読取装置
    において、 前記焼き増し情報を含むインデックス表示画面のデータ
    には、プリントサイズを指定するデータが含まれること
    を特徴とするフィルム画像読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のフィルム画像読取装置
    において、 前記焼き増し情報を含むインデックス表示画面のデータ
    には、写真サイズを指定するデータが含まれることを特
    徴とするフィルム画像読取装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のフィルム画像読取装置
    において、 前記上位装置は、 モニタ画面に表示した前記インデックス表示画面におい
    て設定操作された焼き増し枚数、プリントサイズ、写真
    サイズの各指定を表示した状態で、全コマのインデック
    スプリントを出力する印刷出力手段を備えたことを特徴
    とするフィルム画像読取装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のフィルム画像読取装置
    において、 前記上位装置は、 モニタ画面に表示した前記インデックス表示画面におい
    て設定操作された焼き増し枚数、プリントサイズ、写真
    サイズの各指定を表示した状態で、指定コマのみのイン
    デックスプリントを出力する印刷出力手段を備えたこと
    を特徴とするフィルム画像読取装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のフィルム画像読取装置
    において、 前記上位装置は、 モニタ画面に表示した前記インデックス表示画面におい
    て設定操作された焼き増し枚数、プリントサイズ、写真
    サイズの各指定を表示した状態で、指定コマがカラーで
    残りのコマが白黒であるインデックスプリントを出力す
    る印刷出力手段を備えたことを特徴とするフィルム画像
    読取装置。
  9. 【請求項9】 各コマの画像記憶領域毎に磁気記憶部が
    設けられる長尺のフィルム原稿を照明する照明手段と、 前記フィルム原稿を介して入力される光を光電変換し、
    主走査方向に走査することにより画像信号を出力する画
    像読取手段と、 前記フィルム原稿と前記画像読取手段との少なくとも一
    方を主走査方向と交わる方向である副走査方向に移動さ
    せる移動手段と、 前記磁気記憶部に記憶される磁気情報を読み取る磁気情
    報読取手段と、 接続されるモニタ画面に表示させる焼き増し指定の選択
    項目を含むインデックス表示設定画面のデータを記憶す
    る記憶手段とを有するフィルム画像読取装置に対する制
    御手順を記憶する記憶媒体であって、 前記インデックス表示設定画面において選択・設定操作
    された設定データに従って前記画像読取手段と前記磁気
    情報読取手段との出力を取り込み、前記モニタ画面に表
    示させる焼き増し情報を含むインデックス表示画面のデ
    ータを生成するインデックス表示画面データ生成手順を
    記憶することを特徴とするフィルム画像読取装置に対す
    る制御手順を記憶する記憶媒体。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の記憶媒体において、 前記モニタ画面に表示した前記インデックス表示画面に
    おいて設定操作された焼き増し枚数、プリントサイズ、
    写真サイズの各指定を表示した状態で、全コマのインデ
    ックスプリントを出力する印刷出力手順を更に記憶する
    ことを特徴とするフィルム画像読取装置に対する制御手
    順を記憶する記憶媒体。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の記憶媒体において、 前記モニタ画面に表示した前記インデックス表示画面に
    おいて設定操作された焼き増し枚数、プリントサイズ、
    写真サイズの各指定を表示した状態で、指定コマのみの
    インデックスプリントを出力する印刷出力手順を更に記
    憶することを特徴とするフィルム画像読取装置に対する
    制御手順を記憶する記憶媒体。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の記憶媒体において、 前記モニタ画面に表示した前記インデックス表示画面に
    おいて設定操作された焼き増し枚数、プリントサイズ、
    写真サイズの各指定を表示した状態で、指定コマがカラ
    ーで残りのコマが白黒であるインデックスプリントを出
    力する印刷出力手順を更に記憶することを特徴とするフ
    ィルム画像読取装置に対する制御手順を記憶する記憶媒
    体。
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