JPH1075247A - ノード装置及び仮想コネクション管理方法 - Google Patents

ノード装置及び仮想コネクション管理方法

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JPH1075247A
JPH1075247A JP22856896A JP22856896A JPH1075247A JP H1075247 A JPH1075247 A JP H1075247A JP 22856896 A JP22856896 A JP 22856896A JP 22856896 A JP22856896 A JP 22856896A JP H1075247 A JPH1075247 A JP H1075247A
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virtual
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Kenichi Nagami
健一 永見
Yasuhiro Katsube
泰弘 勝部
Hisako Tanaka
久子 田中
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノードが必要な仮想コネクションを得るまで
の遅延を短くし、全体として仮想コネクションの設定/
解放の回数を低減する。 【解決手段】 隣接するノード間に設定されパケットの
転送に使用されていない仮想コネクションの数を検出
し、この検出された数がN1より小さければ、隣接する
ノード間に新たな仮想コネクションを設定し、検出され
た数がN2より大きければ、隣接するノード間に設定さ
れパケットの転送に使用されていない仮想コネクション
を解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮想コネクション
型ネットワークとのインターフェースを有するノード装
置、及び、仮想コネクションの管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM(Asynchronous Transfer Mode)の
様な仮想コネクション型ネットワークを用いて、パケッ
ト転送を行う場合のVC(Virtual Connection)設定の方
法として、以下の2通りが知られている。
【0003】一つは、ノード間に予めVCを設定してお
き(ATMの場合はPVC(Permanent Virtual Connect
ion)やVP(Virtual Path)にあたる)、そのVCを使用
してパケット転送を行う方法である。この方法は、VC
を予め設定しておくため、パケット転送を行う場合に、
VC設定時間が必要なくすぐにVCを使用できる。しか
し、VCは自動的に設定されるわけではないので、多く
のVCを人が手設定で行うのは困難である。また、PV
C法は、どれだけのPVCを予め手設定しておくかの判
断が難しく、VP法は、例えば(2の16乗)本のVC
を隣接ノード間に設定するためVCの使用効率が悪い。
【0004】そこで、もう一つの方法では、パケット転
送が必要な場合にVCを設定し(ATMの場合はSVC
(Switched Virtual Connection) に当たる)、パケット
転送が終了するとVCを解放する。例えば、ネットワー
クがATMの場合に、ノード1からノード2へパケット
を転送するときには、ノード1からノード2へパケット
を転送するためのVCをATMシグナリングを使用して
設定する。この設定したVCを使ってパケット転送を行
う。パケット転送が終了したら、ATMシグナリングを
用いてこのVCの解放を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】SVCでVCを設定す
る方法でパケット転送を行う場合は、VCが必要になっ
たときにVC設定を行うので、VCが設定されるまでの
時間がかかり、パケット転送開始までに遅延が生じる。
【0006】また、パケット転送が終了し、VCが必要
なくなったら、VCを解放するので、VCの設定/解放
回数が多くなる。このため、ノードおよびスイッチでV
C設定のためのシグナリング能力が問題となる。
【0007】そこで、本発明は、必要な仮想コネクショ
ンを得るまでの遅延を短くでき、また、全体として仮想
コネクションの設定/解放の回数を低減可能な、ノード
装置及び仮想コネクション管理方法の提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るノード装置
は、仮想コネクション型ネットワークとのインターフェ
ースと、このインターフェースを介して仮想コネクショ
ンを設定/解放する設定/解放手段と、設定された仮想
コネクションを用いてパケットを送信する送信手段と、
この送信手段により使用されていない、隣接するノード
装置との間の仮想コネクションが一本以上設定されてい
るように、前記設定/解放手段を制御する制御手段とを
具備したことを特徴とする。
【0009】本発明に係る仮想コネクション管理方法
は、隣接するノード間に設定されパケットの転送に使用
されていない仮想コネクションの数を検出し、この検出
された数が第1の所定の値より小さければ、前記隣接す
るノード間に新たな仮想コネクションを設定し、前記検
出された数が第2の所定の値より大きければ、前記隣接
するノード間に設定されパケットの転送に使用されてい
ない仮想コネクションの少なくとも一部を解放すること
を特徴とする。
【0010】この場合、新たな仮想コネクションの使用
が必要となった場合に、隣接するノード間に設定されパ
ケットの転送に使用されていない仮想コネクションから
選択した仮想コネクションを使用し、仮想コネクション
の使用が終了した場合に、使用していた仮想コネクショ
ンをパケットの転送に使用されていない仮想コネクショ
ンとして残すことが望ましい。
【0011】このような本発明によれば、現在パケット
の転送に使用されている仮想コネクションの数より多い
仮想コネクションが隣接ノード間に設定された状態を保
つことができ、SVC等により自動的にVC設定を行う
ことが可能になるとともに、新たな仮想コネクションを
使用したいときにVC設定遅延の間待たされることがな
くなる。また、仮想コネクションが使用されなくなった
ら全て解放する場合に比べて、全体的なVC設定/解放
回数を少なくすることができ、呼設定負荷を低減でき
る。
【0012】また、本発明の他の発明に係るノード装置
は、仮想コネクション型ネットワークとのインターフェ
ースと、このインターフェースを介して仮想コネクショ
ンを設定/解放する設定/解放手段と、隣接するノード
装置を経由すべきパケットであれば使用することができ
る第1の仮想コネクションの情報と、前記隣接するノー
ド装置を経由すべきパケットであって特定のフローに属
するパケットが専用に使用すべき第2の仮想コネクショ
ンの情報とを記憶する記憶手段と、この記憶手段により
記憶された第1もしくは第2の仮想コネクションを用い
てパケットを送信する送信手段と、この送信手段により
使用されていない、隣接するノード装置との間の仮想コ
ネクションが、新たな特定のフロー専用に割当可能な
(第2の仮想コネクションとして前記記憶手段に記憶可
能な)仮想コネクションとして、一本以上設定されてい
るように、前記設定/解放手段を制御する制御手段とを
具備したことを特徴とする。この発明を仮想コネクショ
ン管理方法の発明と捉えることも可能である。
【0013】この場合、第2の仮想コネクションは、特
定のフロー専用に使用されるべきものであるため、ある
ノードからの特定のフローが複数ありそれらがいずれも
同じ隣接ノードを経由するものであるならば、その隣接
ノードとの間に複数の第2の仮想コネクションが存在す
ることになる。このような状況では、ある隣接ノード間
に使用中の仮想コネクションが既に存在していても、新
たに同じ隣接ノード間に仮想コネクションを設定する必
要が生じる可能性が高いため、本発明のように、後で第
2の仮想コネクションとして使用するためにある程度の
予備の仮想コネクションを保持した状態を維持すること
が特に有効である。すなわち、新たな特定のフロー専用
に仮想コネクションを割り当てる必要が生じたときに
は、予備のVCから選択すればよく、VC設定遅延の間
待たされることがなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】この実施の形態では、ATMネッ
トワークを使用する場合について説明する。しかし、こ
の発明は、ATMネットワークのみでなく、仮想コネク
ション型ネットワークの場合は、同様に実施が可能であ
る。
【0015】まず、この発明の概要を説明する。ノード
は、予めATMシグナリングを用いて、いくつかのVC
(SVC)を設定しておく。このVCを未使用VCとし
て登録しておく。
【0016】パケット転送するためにVCが必要になっ
た場合は、新たにVCを設定するのではなく、未使用の
VCを検索することによりVCの取得を行う。これによ
り、網内で自動的にVCが設定できるというメリットを
保持しながら、VCが必要なときに、未使用VCから探
すだけなのでVC設定時間がかからずに、短時間でVC
が使用可能になる。
【0017】VCが必要なくなった場合は、VCを未使
用VCとして返還する。このことにより、VCの再利用
ができるためATMシグナリングでVCの設定/解放を
行う回数が少なくなり、ノードとATMスイッチのVC
設定の負荷を軽くすることができる。
【0018】具体的な方法を以下に述べる。図1の様な
ネットワーク構成図でノードA(101)からノード
(B,C,D)へパケットを転送するためのVC設定に
ついて説明する。ノードAは2つのインターフェイスを
持つ。インターフェイスaには、ATMスイッチ(10
2)が接続され、その先にノードBとノードCが接続さ
れている。インターフェイスbにはノードDが接続され
ている。それぞれのノード同士は、ATMで接続されて
いるとする。ここで、ノードとは、ルータとホストのい
ずれをも指す。
【0019】ノードAの構成は、図2の様に、未使用V
C表(110)、VC管理部(111)、VC設定/解
放部(112)、パケット送信(転送)部(113)、
ATMインターフェイス(114)からなる。なお、イ
ンターフェイスは一つでもよいし、複数の場合はATM
以外のイーサネット等のインターフェイスが混在しても
よい。未使用VC表は、設定されているVCで現在使わ
れていないものを保持している。VC管理部は、パケッ
ト送信(転送)部からVC取得/返還の要求があった場
合は、未使用VC表からVCを取得、および、未使用V
C表にVCの返還を行う。また、VC管理部は、未使用
VC表に所定の範囲の数の未使用VCが存在するように
VC数の管理を行い、VC設定/解放部を制御する。
【0020】未使用VC表に一定以上の未使用VCが登
録されている状態にする、未使用VC管理手順を図3の
フローチャートで説明する。この手順は、ノードが立ち
上がったときや、VCの取得/返還を行ったときや、ノ
ードが動作している間定期的に、行われる。このフロー
チャート中のS201のN1は最低未使用VC数を示
し、S203のN2は、最高未使用VC数を示す。この
手順を行うことにより未使用VC数は、最低未使用VC
数(N1)以上で最高未使用VC数(N2)以下の状態
に保たれる。
【0021】以下では、N1=1、N2=3であるとし
て話を進める。VC管理部は、図3のフローチャートを
各隣接ノード毎に動作させる。どのノードが自ノードに
隣接して存在するかは、予め隣接ノードの情報を自ノー
ド内に手設定しておくか、あるいは、経路制御プロトコ
ルにより知ることができる。
【0022】図3のS201では、現在の未使用VC数
と最低未使用VC数(N1)とを比較する。未使用VC
がN1より小さい場合(S201 Yes)は、VC設
定/解放部に、その隣接ノードへのSVC設定を、AT
Mシグナリングを用いて行わせる(S202)。VC数
は、N1以上でN2以下になるように設定する。設定し
たVCは、未使用VC表(図4)に登録する。
【0023】図3のフローチャートを実施したときに未
使用VC数がN1本以上だった場合(S201 No)
は、未使用VC数がN2より大きいか検査する(S20
3)。N2より大きい場合(S203 Yes)は、未
使用VC数が多くなっているので、未使用VCがN1以
上でN2以下になるよう、未使用VC表から未使用VC
を選びだす。そして、VC設定/解放部に、選んだVC
の解放を、ATMシグナリングにより行わせる(S20
4)。S203で未使用VCがN2以下の場合(S20
3 No)は何もせずに終了する。
【0024】図3のフローチャートを図1の様なネット
ワークで動作させた場合は、図4の様な未使用VC表が
できる。この表は、隣接ノードであるノードB,C,D
に未使用VCがそれぞれ2,2,1本あることを示して
いる。ノードBへの未使用VCとしては、I/F=a,
VPI/VCI=0/100と、I/F=a,VPI/
VCI=0/101とが設定されていることを示してい
る。ノードCへは、I/F=a,VPI/VCI=0/
200と、I/F=a,VPI/VCI=0/201と
が設定され、ノードDへは、I/F=b,VPI/VC
I=0/100が設定されている。
【0025】次に、ノードAからノードBへVCを使用
したいときのVC取得手順を図5を用いて説明する。V
C管理部は、パケット送信(転送)部からの要求を受け
て、S301で隣接ノードのアドレスをキーに図4の未
使用VC表から未使用VC数とVCへのポインタを検索
する。未使用VCが0の場合(S302 Yes)は、
SVC設定を行い、その結果できたVCを使用する(S
306)。このような未使用VC数が0である場合は異
常事態(図3のフローチャートが正常に動作しなかった
場合)であり、従来と同様にATMシグナリングでVC
を設定することになる。
【0026】未使用VC数が0でなければ(S302
No)、未使用VC数を1減らし(S303)、ポイン
タで示されるエントリをリストから取り出し、それに書
かれているI/F,VPI/VCIをパケット送信(転
送)部に返す(S304)。ここでは、未使用VC数が
1になり、I/F=a,VPI/VCI=0/100の
未使用VCが取り出される。このVCを使用することに
より、ATMシグナリングを用いずにVCを使用するこ
とができる。
【0027】VCを使い終わったことがパケット送信
(転送)部から通知されると、VCを未使用VC表に返
還する。このときには、VC管理部は、図6のVC返還
手順を行う。未使用VC表から隣接アドレスをキーに未
使用VC数とVCポインタを検索する(S401)。未
使用VC数に1を足し(S402)、VCポインタのリ
ストに返還するVCのI/F,VPI,VCIからなる
エントリを追加する。これによりVCの返還が終了す
る。例えば、上記で取得したノードBへのVC(I/F
=a,VPI/VCI=0/100)を返還すると、未
使用VC表は、図4の様に戻る。
【0028】なお、図3の未使用VC管理手順は、図5
及び図6の取得、返還手順とは独立に定期的に(バック
グラウンドで)実行しても構わないし、図5の取得手順
の実行後や図6の返還手順の実行後に図3の未使用VC
管理手順を起動するのでも構わない。
【0029】また、上記の説明では、ノードが予めAT
Mシグナリングを用いていくつかのSVCを設定してお
く例を説明したが、本発明には次のような実施形態も含
まれる。すなわち、隣接ノード間にいくつか(N1以上
N2以下の任意の数)のPVCを設定しておき、使用中
のVCが増加して未使用のPVCの数がN1より小さく
なったときに、SVCの設定を行い、使用中のVCが減
少して未使用のPVCと未使用のSVCの合計数がN2
より大きくなったときに、合計数がN2に減るまで、未
使用のSVCが存在するならば解放する。
【0030】また、以上説明した実施形態において、新
たな仮想コネクションの使用が必要となったことは、V
C取得要求により示されるが、このVC取得要求がパケ
ット送信(転送)部から発行される場合として、具体的
には例えば次のようなものがある。一つは、パケットを
送信しようとするとき、そのパケットの送信に用いるべ
きVCが存在しないとパケット送信(転送)部が解釈し
た場合である。ノードがルータであれば、パケットを受
信したとき、そのパケットを転送すべきVCが存在しな
いと解釈したならば、発行するとしてもよい。
【0031】このとき、特定のフロー専用のVCをパケ
ットの送信(転送)に用いるならば、その特定のフロー
に属するパケットを送信(転送)しようとするときに、
その特定のフローに属するパケットの送信(転送)に用
いるべき専用VCが存在しないと解釈した場合に、VC
取得要求が発行されることになる。特定のフローに属す
るパケットとは、パケットに特定の情報が含まれている
ものを指す。特定の情報は、例えば、送信元IPアドレ
ス、宛先IPアドレス、トランスポート層のポート番
号、トランスポート層以上のプロトコルを示す情報、も
しくはIpv6のFlow ID、またはこれらの任意
の組合せ等で表される。
【0032】もう一つは、隣接ノード間でやりとりされ
るプロトコルで、VCを要求された場合である。例えば
RSVP(Resource reSaVation Protocol)のPathもしく
はResvメッセージを受信した場合、このメッセージに従
って、パケット送信(転送)部がVC取得要求を発行す
る。このとき、プロトコルによりフローが特定されてい
るならば、特定のフロー専用のVCを取得要求すること
になる。
【0033】一方、仮想コネクションの使用が終了した
ことをパケット送信(転送)部が通知する場合として、
具体的には例えば次のようなものがある。一つは、一定
期間、そのVCでパケットを送信しなかった場合であ
る。もう一つは、隣接ノード間でやりとりされるプロト
コルで、VCの解放を要求された場合である。
【0034】上記の様に未使用VC表の管理手順、未使
用VCの取得手順、未使用VCの返還手順を実行するこ
とにより、SVCを用いて自動的にVC設定を行うこと
ができ、さらに、このSVC設定を事前(VCが必要と
なる前)に済ませておくことで、VCが必要な時は未使
用のVCを取得する時間だけで済み、SVC設定時間を
かけずにVCを使用することができる。
【0035】本実施形態の方法を用いた場合とそうでな
い場合を図7を用いて比較する。従来の方法によれば、
使用中のVC数(細線)のVC数の増減の回数だけSV
Cを設定/解放することになる。本実施形態の方法を用
いると、設定してあるSVCの本数(太線)のVC数の
増減の回数がSVC設定/解放回数となるので、呼設定
負荷の削減ができる。
【0036】以下には、上記実施形態をCSR(Cell Sw
itch Router)に適用した例を説明する。CSRとは、従
来のIPパケット単位の転送機能に加えて、ATMスイ
ッチを内蔵することでセル単位の転送機能を有するルー
タである。このセル転送機能を利用することで、IPサ
ブネットの境界においてルータを経由する場合にも必要
に応じてATMのメリットを最大限に生かした高スルー
プット・低遅延の通信を実現することが可能となる。
【0037】すなわち、CSRにより構成されるATM
インターネットでは、ある通信に対しては経由する各C
SRにおいて従来と同様にパケットを組み立て、宛先I
Pアドレスに基づくホップバイホップのIP転送処理を
行ない、またある(特定の)通信に対しては経由する各
CSRにおいて受信したセルの仮想コネクション識別子
(VPI/VCI)参照のみによるセルベースの転送処
理を行ない、可能な限り各パケットのIP転送処理を省
く。
【0038】ホップバイホップのパケットを転送するV
Cは、デフォルトVCと呼び、セルベースの転送を行う
VCは、専用VCと呼ぶことにする。セルベースの転送
では、パケットの内容を参照することが出来ないので、
宛先毎に異なる専用VCを使用することで、パケットの
内容を参照すること無くパケット転送を可能にする。
【0039】例えば、図8に示すように、専用VCは、
R2−H3,R2−R3間だけでなく、R1−R2間で
も、宛先ノード(H3,H4)毎にそれぞれ設定される
ことになる。なお、ノードH2へのパケットは、R1−
R2間のデフォルトVCを通ってホップバイホップ転送
される。ここで、R1からR2を経由し新たな宛先H5
へ転送されるべきパケットに対して、セルベースの転送
を行おうとすれば、R1−R2間にはさらに新しいVC
が必要となる。したがって、一つの隣接ノード(R2)
に対する通信でも、宛先毎に異なる専用VCを使用する
ので、多くの専用VCが設定/解放されることになり、
所定数の予備の仮想コネクションを保持した状態にして
おくことが有効である。
【0040】このためのルータR1の構成例を図9に示
す。図2の構成と異なる主な点は、パケット送信(転
送)部113が、デフォルトVC表(115)とIP経
路表(116)を参照して動作することである。これら
の表の一例を図10に示す。
【0041】パケット送信(転送)部は、パケットを送
信する際、そのパケットの宛先アドレスをキーにしてI
P経路表を検索する。ホップバイホップ転送されるべき
ものであれば、I/F及び次段アドレス(隣接ノードア
ドレス(R2))が得られるので、これをキーにしてデ
フォルトVC表を検索する。すると、宛先H2へのパケ
ットは、VPI/VCI=0/100(これはR2への
デフォルトVCである)に送信すればよいことがわか
る。なお、R1からR2を経由しH6へホップバイホッ
プ転送されるべきパケットがあれば、IP経路表からは
R2が得られ、同じVPI/VCI=0/100に送信
されることになる。
【0042】セルベースの転送がされるべきものであれ
ば、宛先アドレスをキーにしてIP経路表を検索する
と、I/F及びVPI/VCIが得られるので、宛先H
3へのパケットなら、VPI/VCI=0/200(こ
れは宛先H3へのパケットに専用のVCである)に、宛
先H4へのパケットなら、VPI/VCI=0/300
(これは宛先H4へのパケットに専用のVCである)に
送信すればよいことがわかる。
【0043】このようなIP経路表にエントリを追加す
る際には、VCの取得が必要になる。例えば、宛先アド
レスH4のエントリがなく、もしくはあってもVPI/
VCIが記入されていない場合に、宛先H4へのパケッ
トに専用のVCが必要になったときを考える。H4への
専用VCが必要になったことは、H4宛のパケットを送
信しようとする(もしくは受信した)ときこのパケット
の内容を見ることで、もしくは、セルベースの転送に先
立って行われる隣接ノードとのプロトコルの交換によ
り、知ることができる。
【0044】新たな専用VCが必要になったことを知る
と、パケット送信(転送)部は、VC管理部へ、R2へ
のVC取得要求を出す。VC管理部は、図3、図5、図
6で示した手順で動作しており、未使用VC表から要求
されたVCを選択して、そのI/F、VPI/VCIを
返す。パケット送信(転送)部は、返されたI/F、V
PI/VCIを、宛先H4への専用VCとして、IP経
路表に登録する。
【0045】宛先H3への専用VCが必要なくなったと
きは、VC管理部が、I/F=b,VPI/VCI=0
/200を隣接ノードR2へのVCとして未使用VC表
に返還する。
【0046】上記の説明では、特定の宛先毎に専用VC
を使用する例を取り上げたが、特定のフロー毎に専用V
Cを使用する場合でも同様である。特定のフローの意味
は、先に説明したとおりである。
【0047】また、R2がセルベースの転送を行うので
はないルータであっても、上記の実施形態は有効であ
る。すなわち、R1が特定のフローに属するパケットを
専用VCで送信することにより、R2が特定のフローに
つき特別な処理を行う場合には、R1−R2間で複数の
専用VCの使用が頻繁に必要/不必要になる状況が生じ
うる。例えば、R2が、ある宛先へのパケット(専用V
Cにて受信されることによりそれと識別できる)の転送
スケジューリングの優先度を上げる場合等である。
【0048】なお、本実施形態は、NHRP(Next Hop
Resolution Protocol)が動作するシステムにも、適用可
能である。NHRPは、宛先IPアドレスをもとにサー
バに問い合わせると、宛先又は宛先に最も近いルータの
リンクアドレスが返され、このリンクアドレスに基づい
て宛先又は宛先に最も近いルータへの仮想コネクション
が設定されるものである。この求められたリンクアドレ
スを、上述した実施形態の隣接ノードアドレスとして、
同様に、所定数の予備の仮想コネクションを保持した状
態にしておくことが可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、現在パケットの転送に
使用されている仮想コネクションの数より多い仮想コネ
クションが隣接ノード間に設定された状態を保つことが
でき、SVC等により自動的にVC設定を行うことが可
能になるとともに、新たな仮想コネクションを使用した
いときにVC設定遅延の間待たされることがなくなる。
また、仮想コネクションが使用されなくなったら全て解
放する場合に比べて、全体的なVC設定/解放回数を少
なくすることができ、呼設定負荷を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態が適用されるネットワーク構成の
一例を示す図。
【図2】 本実施形態に係るノード装置の構成例を示す
図。
【図3】 未使用VC管理手順を示すフローチャート。
【図4】 未使用VC表の一例を示す図。
【図5】 VC取得手順を示すフローチャート。
【図6】 VC返還手順を示すフローチャート。
【図7】 本実施形態を適用した場合のVC数の変化の
一例を示す図。
【図8】 本実施形態が適用される別の例を示す図。
【図9】 本実施形態に係るノード装置の別の構成例を
示す図。
【図10】 IP経路表、デフォルトVC表の一例を示
す図。
【符号の説明】
110…未使用VC表 111…VC管理部 112…VC設定/解放部 113…パケット送信(転送)部 114…ATM I/F 115…デフォルトVC表 116…IP経路表

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仮想コネクション型ネットワークとのイン
    ターフェースと、 このインターフェースを介して仮想コネクションを設定
    /解放する設定/解放手段と、 設定された仮想コネクションを用いてパケットを送信す
    る送信手段と、 この送信手段により使用されていない、隣接するノード
    装置との間の仮想コネクションが一本以上設定されてい
    るように、前記設定/解放手段を制御する制御手段とを
    具備したことを特徴とするノード装置。
  2. 【請求項2】パケットの転送に使用することが可能な仮
    想コネクションを管理する仮想コネクション管理方法に
    おいて、 隣接するノード間に設定されパケットの転送に使用され
    ていない仮想コネクションの数を検出し、 この検出された数が第1の所定の値より小さければ、前
    記隣接するノード間に新たな仮想コネクションを設定
    し、 前記検出された数が第2の所定の値より大きければ、前
    記隣接するノード間に設定されパケットの転送に使用さ
    れていない仮想コネクションの少なくとも一部を解放す
    ることを特徴とする仮想コネクション管理方法。
  3. 【請求項3】新たな仮想コネクションの使用が必要とな
    った場合に、隣接するノード間に設定されパケットの転
    送に使用されていない仮想コネクションから選択した仮
    想コネクションを使用し、 仮想コネクションの使用が終了した場合に、使用してい
    た仮想コネクションをパケットの転送に使用されていな
    い仮想コネクションとして残すことを特徴とする請求項
    2記載の仮想コネクション管理方法。
  4. 【請求項4】仮想コネクション型ネットワークとのイン
    ターフェースと、 このインターフェースを介して仮想コネクションを設定
    /解放する設定/解放手段と、 隣接するノード装置を経由すべきパケットであれば使用
    することができる第1の仮想コネクションの情報と、前
    記隣接するノード装置を経由すべきパケットであって特
    定のフローに属するパケットが専用に使用すべき第2の
    仮想コネクションの情報とを記憶する記憶手段と、 この記憶手段により記憶された第1もしくは第2の仮想
    コネクションを用いてパケットを送信する送信手段と、 この送信手段により使用されていない、隣接するノード
    装置との間の仮想コネクションが、新たな特定のフロー
    専用に割当可能な仮想コネクションとして、一本以上設
    定されているように、前記設定/解放手段を制御する制
    御手段とを具備したことを特徴とするノード装置。
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