JPH1074574A - プレスフィットコネクタの圧入方法の改良 - Google Patents

プレスフィットコネクタの圧入方法の改良

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JPH1074574A
JPH1074574A JP24893596A JP24893596A JPH1074574A JP H1074574 A JPH1074574 A JP H1074574A JP 24893596 A JP24893596 A JP 24893596A JP 24893596 A JP24893596 A JP 24893596A JP H1074574 A JPH1074574 A JP H1074574A
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JP
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press
correction
fit
connector
fitting
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JP24893596A
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Inventor
Shoichi Aoki
省一 青木
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板8へのプレスフィットコネクタ
1の圧入座標に対する補正座標を細分化し、コネクタ圧
入装置の稼働率を向上する。 【解決手段】 補正設定回数i、補正量kを設定メモリ
9jへ予め書き込む。圧入ヘッド6が降下して検出手段
17がピン1Aの先端部を検出しないときは、主制御部
9Eは補正座標演算部9Kから補正座標Aniを読み込
む。圧入ヘッド6の補正実施回数「in 」を計数回路9
Lで計数し、補正実施回数「in 」と補正設定回数
「i」が一致する間に、検出手段17がピン1Aの先端
部を検出するまで補正座標Aniを変えて圧入を確認す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コネクタ圧入装
置でプレスフィットコネクタをプリント基板へ圧入する
場合おけるプレスフィットコネクタの圧入方法の改良に
ついてのものである。プレスフィットコネクタ(以下、
単にコネクタとする)とは無ハンダ圧入タイプのプリン
ト基板用コネクタである。
【0002】
【従来の技術】次に、この発明に係わるコネクタ圧入装
置の構成を図4により説明する。なお、この明細書で開
示される従来技術は、この出願人が出願した特願平 5−
95290号明細書の内容と技術的に同じものである。更
に、この従来技術はこの出願人が出願した特願平 5−28
0050号明細書の従来技術として開示されている。図4の
1はコネクタ、2はストッカ、3は搬送機構、4は挿入
部、5は移動機構、6は圧入ヘッド、7は圧入部であ
る。また、8はプリント基板、8Aはダイ、10はテー
ブルである。
【0003】図4では、ストッカ2には複数のコネクタ
1が収容される。チャック3Aはフローティング機構3
Bで保持され、シリンダ3Cに接続される。搬送機構3
はチャック3Aをストッカ2と挿入部4間を水平に移動
させる。シリンダ3Cはチャック3Aを上下動させる。
【0004】チャック3Aでストッカ2から取り出され
たコネクタ1は、挿入部4に挿入され、コネクタ1のピ
ン1Aは整列される。挿入部4は取付板5Aに弾性的に
保持され、移動機構5は取付板5Aと基板5Cを連結す
るスライドレール5Bを案内として、挿入部4を圧入ヘ
ッド6下に往復動させる。
【0005】圧入ヘッド6はコネクタ1を吸脱着し、圧
入部7のシリンダ7Aにブロック18を仲介して弾性的
に連結される。圧入部7はベース7Dに保持されたガイ
ドシャフト7Bを案内として圧入ヘッド6を上下動させ
る。ガイド7Cは図4に示されるL字形のベース7Dに
取り付けられ、ガイドシャフト7Bを案内する。
【0006】図4のダイ8Aはプリント基板8のスルー
ホールと同じ配置でピン1Aの逃穴があけられる。ダイ
8Aはベッド10A上のテーブル10に固定され、テー
ブル10は図示しないNC装置の指令によりXY方向に
移動する。
【0007】次に図4の動作を説明する。図4は圧入ヘ
ッド6がコネクタ1を吸着している状態であり、圧入前
の状態である。次に、NC装置の指令により、テーブル
10が所定のXY座標に移動し、シリンダ7Aが圧入ヘ
ッド6を降下させる。圧入ヘッド6がピン1Aをプリン
ト基板8に挿入する。
【0008】図4のダイ8Aには例えば、近接スイッチ
などの検出器17が内蔵されており、プリント基板8の
スルーホールを通過するコネクタ1のピン1Aを検出す
る。図4で検出器17がピン1Aを検出したときは、圧
入ヘッド6は更に降下して、コネクタ1をプリント基板
8に圧入する。圧入が完了すると、圧入ヘッド6は上昇
し、挿入部4から次のコネクタ1を保持する。
【0009】図4で検出器17がピン1Aを検出しない
ときは、圧入ヘッド6はコネクタ1を保持して、上昇す
る。次に、搬送機構15がシュート15Aをコネクタ1
の下に移動させる。次に、搬送機構15はシュート15
Aを圧入ヘッド6側に移動する。圧入ヘッド6はコネク
タ1を脱着し、コネクタ1はシュート15Aに案内され
不良品ケース2Aに排除される。
【0010】なお、図4は特願平 5-32611号の図1に搬
送機構15と不良品ケース2Aと検出器17を追加した
ものである。
【0011】図4では、コネクタ1の圧入不良や、プリ
ント基板8の損傷を減少することができる。しかし、不
良と判断されるコネクタ1が多くなると、プリント基板
8へ挿入するコネクタ1の歩留まりが悪くなるという問
題がある。
【0012】圧入不良となる要因の大半は、コネクタ1
のピン1Aの傾きによるピン1Aの先端部14での位置
ずれである。このコネクタ1のピン1Aの傾きの状態を
図5により説明する。図5アは正常なコネクタであり、
図5イはハウジング1Bに対し、ピン1Aが傾きをもっ
て組付けられているものである。
【0013】図5ウは、ハウジング1Bに対し、ピン1
Aは直角に組込まれているがピン1Aのハウジング1B
に入り込む寸法が違うものである。図5では、ピン1A
の上部13が圧入ヘッド6の穴6Aに入り、吸着保持さ
れている。ピン1Aの圧入部11はプリント基板8のス
ルーホールに入り圧入完了となる。図5では、圧入ヘッ
ド6の圧入面6Bにコネクタ1のピン1Aの取付部12
が接触し、姿勢が決まる。図5イと図5ウの状態はコネ
クタ1のハウジング1Bとピン1Aの組立て時に発生す
るものと考えられ、ピン1Aは全て同じ方向に同じ程度
の寸法だけ傾くという傾向がある。
【0014】図5イと図5ウは、ピン1Aの傾きを特に
強調して表現してあるが、実測値では、ピン1Aの先端
部14が20mm程度の長いものでも、先端での位置ずれは
0.2〜 0.5mm程度である。
【0015】図4のコネクタ圧入装置は、前述のピン1
Aの傾き傾向を利用して、プリント基板8へのコネクタ
1の挿入の歩留まりを向上させる制御方法を採用してい
る。
【0016】次に、従来技術による図4の制御系の構成
を図6のブロック図により説明する。図6の9は制御部
であり、入力手段9Aと、圧入座標メモリ9Bと、入力
手段9Cと、設定メモリ9Dと、主制御部9Eと、補正
座標メモリ9Fと、カウンタメモリ9Gと、機構動作制
御部9Hとで構成される。警報手段16と検出手段17
は制御部9に接続される。10Xと10Yはテーブル1
0をXY方向に移動するモータであり、その他の構成は
図4と同じものである。
【0017】図6では、入力手段9Aはテーブル10の
XY平面上の圧入座標データ91を主制御部9Eに送出
する。主制御部9Eは制御部9内の構成品間のメモリの
書込・読込または構成品間の入出力を制御部9内部のプ
ログラムにより指令する。
【OO18】主制御部9Eは圧入座標データ91を圧入
座標メモリ9Bに書き込む。圧入座標メモリ9Bの圧入
座標データ91を主制御部9Eは読み込み、主制御部9
Eはテーブル10が圧入座標An0に移動するよう機構動
作制御部9Hに指令する。
【0019】機構動作制御部9Hは圧入ヘッド6を上下
動するシリンダ7Aや圧入ヘッド6がコネクタ1を吸脱
着する切換弁(図示せず。)やモータ10X・10Yに
接続され、これらのアクチュエータを主制御部9Eの指
令で制御する
【0020】入力手段9Cは例えば、キーボードであ
り、入力手段9Cは設定メモリ9Dに初期設定条件を入
力する。設定メモリ9Dには初期設定条件が書き込まれ
る。
【0021】補正座標メモリ9Fには後述する図8の手
順で補正座標Aniが書き込まれる。補正座標Aniは主制
御部9Eで読み込まれ、主制御部9Eはテーブル10を
補正座標Aniに移動するよう機構動作制御部9Hに指令
する。
【0022】カウンタメモリ9Gは補正座標Aniでのコ
ネクタ1の挿入回数が記憶され、必要に応じて挿入回数
が主制御部9Eで読み込まれる
【0023】次に、圧入座標An0と補正座標Aniとの関
係を図7により説明する。図7の座標An0(Xn ,Yn
)はコネクタ1が圧入されるプリント基板8のスルー
ホールの中心位置を示している。また、「n」はコネク
タ1が圧入される第n番目のスルーホールの位置である
ことを意味しており、スルーホールは圧入座標An0(X
n ,Yn )を中心に半径rの穴径とする。
【0024】圧入座標Ano(Xn ,Yn )は、制御部9
へ入力されている圧入座標データ91である。補正座標
Aniは圧入座標Anoを中心にX方向、Y方向に±△l だ
け移動させた位置とする。図4では、図7イに示される
ように補正座標AniをAn1、An2、An3、An4と順序を
決定する。
【0025】図6ではコネクタ1の補正座標の移動回数
を「4」に設定している。図7では半径rに比べ△l は
かなり小さいので、半径rのスルーホールをAn1、An
2、An3、An4と4回移動させてできた図形は、半径
(r+△l )の円と近似となる。したがって、図5のよ
うコネクタ1のピン1Aが全て同じ方向へ傾いている場
合には、図7に示された補正座標Aniにコネクタ1を挿
入すれば、半径(r+△l)の寸法のスルーホールに挿
入したことになり、挿入の確率が高くなる。
【0026】補正座標Aniにコネクタ1のピン1Aが挿
入されたことが確認されると、ピン1Aがプリント基板
8に挿入された状態で、テーブル10を圧入座標Anoに
移動してコネクタ1を圧入する。
【0027】また、図5イ・ウに示されるようなコネク
タ1は製造ロット毎に同傾向が出現する。図6では、テ
ーブル10の補正位置AniがK回続いて同じ位置へ挿入
された場合、例えば、図7のAn3の位置にK回続いて挿
入されたときは、補正順序を変更しK回続いた補正座標
niにコネクタ1を挿入する。このようにすれば、挿入確
率が高くなる。
【0028】次に、図6の動作を図8のフローチャート
により説明する。制御部9にはあらかじめ、入力手段9
Aで圧入座標データ91を圧入座標メモリ9Bに入力す
る。また、入力手段9Cで設定メモリ9Dに、コネクタ
1の総圧入数S、同一コネクタの挿入の補正回数L1、
同一コネクタの挿入不良数L2、同一補正座標の補正連
続回数Kを入力しておく。
【0029】図8のステップ201では圧入ヘッド6は
コネクタ1を吸着し、ステップ202では主制御部9E
は圧入座標メモリ9Bから圧入座標を読み込み、ステッ
プ203では主制御部9Eは機構動作制御部9Hにテー
ブル10を圧入座標An0に移動するよう指令し、ステッ
プ204では圧入ヘッド6はピン1Aをプリント基板8
に挿入する。
【0030】ステップ205で検出手段17がピン1A
を検出したときは、ステップ206に進む。ステップ2
06では圧入ヘッド6はコネクタ1をプリント基板8に
圧入し、ステップ207に進む。
【0031】ステップ207でプリント基板8へのコネ
クタ圧入位置番号nがコネクタ1の総圧入数Sに達した
ときは動作を終了し、次のプリント基板8にコネクタ1
を圧入する。ステップ207でn≠Sのときは、ステッ
プ201の前段に戻り、次のコネクタ1を圧入する。
【0032】ステップ205で検出手段17がピン1A
を検出しないときは、ステップ208に進む。ステップ
208では、主制御部9Eは補正座標メモリ9Fから補
正座標Aniを読み込み、ステップ209に進む。
【0033】ステップ209では、補正座標Aniが同一
コネクタの補正回数L1に達しているか判断する。ステ
ップ209でi≠L1のときはステップ210に進み、
i=L1のときはステップ220に進む。
【0034】ステップ210では圧入ヘッド6はコネク
タ1を吸着したまま上昇させ、ステップ211では、主
制御部9Eは機構動作制御部9Hにテーブル10を補正
座標Aniに移動するよう指令する。ステップ212で
は、圧入ヘッド6は降下してコネクタ1のピン1Aをプ
リント基板8に挿入し、ステップ213に進む。
【0035】ステップ213では、検出手段17でピン
1Aを検出し、ピン1Aを検出しない場合は、ステップ
208の前段に戻り、次の補正座標Aniにコネクタ1を
挿入する。ステップ213で、検出手段17がピン1A
を検出した場合はステップ214に進む。
【0036】ステップ214では、補正座標Aniが前回
の補正座標Pと一致するか判断する。Ani=Pのときは
ステップ215に進み、ステップ215では同一補正座
標Aniの連続挿入回数Tに+1を加算し、ステップ21
6に進む。
【0037】ステップ216では同一補正座標Aniの連
続挿入回数Tが設定メモリ9Dに設定された同一補正座
標Aniの補正連続回数Kと一致するか判断する。ステッ
プ216でT=Kの場合はステップ217に進み、ステ
ップ217では補正座標メモリ9Fに記憶された補正座
標Aniを書き換え、圧入座標から補正座標への補正順序
を変更し、ステップ218に進む。
【0038】ステップ218では、テーブル10を圧入
座標An0に移動して、ステップ206の前段に戻る。
【0039】ステップ214でAni≠Pのときはステッ
プ219に進み、ステップ219では、補正座標メモリ
9Fの補正座標Aniを書き換え、同一補正座標Aniの連
続挿入回数Tを計数し、ステップ218の前段に進む。
またステップ216でT≠Kの場合はステップ217を
飛び越えてステップ218に進む。
【0040】ステップ209で、補正座標Aniが同一コ
ネクタの補正回数L1に達している場合(i=L1)
は、ステップ220に進む。ステップ220では圧入ヘ
ッド6はコネクタ1を吸着したまま上昇させ、ステップ
221でコネクタ1を不良品ケース2Aにコネクタ1を
排除し、ステップ222に進む。
【0041】ステップ222では、カウンタメモリ9G
に計数されたコネクタ1の挿入不良数mと設定メモリ9
Dに設定された挿入不良数L2を比較する。ステップ2
22でm=L2の場合は、主制御部9Eは警報手段16
に警報を指令する。警報は音声や光で作業者に感知させ
る。
【0042】ステップ222でm≠L2の場合は、ステ
ップ223でカウンタメモリ9Gに+1を加算し、ステ
ップ201の前段に戻り、次のコネクタ1を圧入する。
【0043】図8では、プリント基板8の圧入座標Ano
にコネクタ1を挿入できないときは、補正座標Aniにコ
ネクタ1を挿入するので、圧入不良が軽減できる。ま
た、補正座標Aniはコネクタ1のピン1Aが傾く傾向の
多い直行する4方向に設定し、連続挿入された補正座標
Aniに、コネクタ1を挿入するので挿入の確率が高くな
り、作業効率が上昇する。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧入方法では、
補正座標は(X±△l ,Y±△l )の4つであり、補正
量△l は初期に設定される。コネクタの傾きの方向は上
記4方向によるものが大多数をしめるが、先端の位置ず
れ量はピン長が20mm程度と長いもので約0.1 〜0.5 mm
程度である。補正量を0.2 mmとしてコネクタの先端位置
ずれ量が0.4 mm程度であった場合、従来の方法ではコネ
クタをプリント基板に挿入できず、不良挿入が多発す
る。補正量を変更入力し、コネクタ圧入装置を再稼働す
るので効率が良くないという問題がある。
【0045】この発明は、従来の補正量△l より小さい
補正量と、従来の補正回数より補正回数を多く設定し、
微小補正座標を多く与えることにより総体的に稼働率を
向上する圧入方法の改良を目的とする。
【0046】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、プリント基板8をダイ8Aに搭載し、
ダイ8Aを搭載するテーブル10を制御部9の指令でX
Y方向に移動し、圧入ヘッド6はコネクタ1を保持して
上下動し、ダイ8Aに内蔵された検出手段17がコネク
タ1のピン1Aの先端部を検出したとき、コネクタ1を
プリント基板8に圧入するコネクタ圧入装置であって、
入力手段9Aは主制御部9Eを介して圧入座標データ9
1を圧入座標メモリ9Bに格納し、入力手段9Cは圧入
座標An0を中心にプリント基板8のスルーホール径rよ
り小さい移動値のなる補正量「k」と、前記圧入座標A
n0からのプリント基板8をX方向あるいはY方向に移動
させる補正設定回数「i」とを設定メモリ9Jに書き込
み、主制御部9Eは圧入座標データ91を圧入座標メモ
リ9Bから読み込み、テーブル10を圧入座標An0に移
動し、圧入ヘッド6が降下して検出手段17がピン1A
の先端部を検出しないときは、主制御部9Eは補正座標
演算部9Kから補正座標Aniを読み込み、圧入ヘッド6
の補正実施回数「in 」を計数回路9Lで計数し、補正
実施回数「in」と補正設定回数「i」が一致する間
に、検出手段17がピン1Aの先端部を検出するまで補正
座標Aniを変えて圧入を確認する。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
一実施の形態を説明する。図1は、この発明によるコネ
クタ圧入装置の一実施の形態の機能ブロック図であり、
図6に対比する。なお、以下の説明において、図6に示
された同符号の構成品は作用および機能を同一にするの
で、特に必要のない限り説明を省略する。
【0048】図1において、制御部9の9Jは設定メモ
リ、9Kは補正座標演算部、9Lは計数回路である。設
定メモリ9Jには、入力手段9Cにより、コネクタ総圧
入数「S」と、圧入座標An0を中心にプリント基板8の
スルーホール径rより小さい移動値のなる補正量「k」
と、前記圧入座標An0からのプリント基板8をX方向あ
るいはY方向に移動させる補正設定回数「i」とが書き
込まれる。、
【0049】圧入ヘッド6が降下して検出手段17がピ
ン1Aの先端部を検出しないときは、主制御部9Eは補
正座標演算部9Kから補正座標Aniを読み込む。計数回
路9Lは圧入ヘッド6の補正実施回数「in 」を計数す
る。
【0050】次に、図1の動作を図2のフローチャート
により説明する。図2において、ステップ101からス
テップ107は図8のステップ201からステップ20
7と同じであるので説明を省略する。
【0051】図2のステップ105で検出手段17がピ
ン1Aを検出しないときはステップ108に進む。ステ
ップ108では、計数回路9Lの補正実施回数「in 」
と設定メモリ9Jの補正設定回数「i」が比較される。
ステップ108で、補正実施回数「in 」が補正設定回
数「i」未満のときは、ステップ109で予め、設定さ
れている補正量「k」から補正座標値Aniを演算する。
【0052】ステップ109において、補正座標値An
iは以下の手順で算出される。第1のステップでは、補
正実施回数「in 」から補正座標の移動方向を決定す
る。具体的には補正実施回数in =1,5,9,13・
・・の時には+X方向、in =2,6,10,14・・
・の時には−X方向、in =3,7,11,15・・・
の時には+Y方向、in =4,8,12,16・・・の
時には−Y方向となる。
【0053】第2のステップでは、補正実施回数in と
補正量kから補正座標の移動距離を決定する。補正実施
回数in =1,2,3,4の時には補正移動距離=k、
in=5,6,7,8の時には補正移動距離=2k、in
=9,10,11,12の時には補正移動距離=3
k、in =13,14,15,16の時には補正移動距
離=4kとする。
【0054】第1のステップと第2のステップの演算
で、補正座標Aniが決定する。例えば、圧入座標値を
(Xn 、Yn )とすると、補正実施回数が「1」の時
は、補正座標は(Xn +k、Yn)となり、補正実施回
数が「7」の時には補正座標は(Xn 、Yn +2k)と
なる。
【0055】ステップ109で主制御部9Eが補正座標
演算部9Kから補正座標を読み込むと、ステップ110
では、圧入ヘッド6はコネクタ1を上昇させる。ステッ
プ111では、主制御部9Eは機構動作制御部9Hにテ
ーブル10を補正座標Aniに移動するよう指令する。ス
テップ112では、圧入ヘッド6は降下してコネクタ1
のピン1Aをプリント基板8に挿入し、ステップ113
に進む。
【0056】ステップ113で、検出手段17がピン1
Aを検出した場合は、ステップ106の前段に戻る。ス
テップ113で、検出手段17がピン1Aを検出しない
場合はステップ114に進む。ステップ114では、計
数回路9Lは補正実施回数in に「+1」カウントし、
ステップ108の前段に戻る。
【0057】ステップ108で、補正実施回数「in 」
が補正設定回数「i」と一致したときは、ステップ11
5に進む。ステップ115では警報手段16が出力す
る。
【0058】次に、この発明の作用を図3により説明す
る。図3は、この発明における圧入座標と補正座標との
関係を示す図である。図3は補正設定回数「i」を8回
に設定したものでAn1〜An8の順で補正座標が変わるこ
とを示している。補正量をkとすると An1=(Xn +k,Yn )、 An2=(Xn −k,Yn )、 An3=(Xn ,Yn +k)、 An4=(Xn ,Yn −k)、 An5=(Xn +2k,Yn )、 An6=(Xn −2k,Yn )、 An7=(Xn ,Yn +2k)、 An8=(Xn ,Yn −2k)、 となる。また、コネクタのピン径をrとするとr>>k
の関係があるため、図3では、近似的に半径(r+2
k)の圧入座標へ挿入したことになる。
【0059】このように、この発明では、{コネクタピ
ンの半径+(補正量×補正回数/4)}の寸法のスルー
ホールへ挿入したことになる。きめ細かに補正座標を設
定できる。
【0060】
【発明の効果】この発明は、補正設定回数と補正量を予
め設定し、補正実施回数から補正座標演算部で補正座標
を多く提供し、補正設定回数に達するまで、装置を停止
することなくコネクタの圧入を試みるので、稼働率が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるコネクタ圧入装置の一実施の形
態の機能ブロック図である。
【図2】図1の動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明の作用を示すグラフである。
【図4】この発明に係わるコネクタ圧入装置の構成図で
ある。
【図5】コネクタ1のピン1Aの傾きの状態図である。
【図6】図4の制御系の構成図である。
【図7】圧入座標An0と補正座標Aniとの関係図であ
る。
【図8】図6の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 コネクタ 1A ピン 1B ハウジング 6 圧入ヘッド 7A シリンダ 8 プリント基板 9 制御部 9A 入力手段 9B 圧入座標メモリ 9C 入力手段 9E 主制御部 9H 機構動作制御部 9J 設定メモリ 9K 補正座標演算部 9L 計数回路 10C テーブル 10X モータ 10Y モータ 16 警報手段 17 検出手段 91 圧入データ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板(8) をダイ(8A)に搭載し、
    ダイ(8A)を搭載するテーブル(10)を制御部(9) の指令で
    XY方向に移動し、圧入ヘッド(6) はプレスフィットコ
    ネクタ(1) を保持して上下動し、ダイ(8A)に内蔵された
    検出手段(17)がプレスフィットコネクタ(1) のピン(1A)
    の先端部を検出したとき、プレスフィットコネクタ(1)
    をプリント基板(8) に圧入するコネクタ圧入装置であっ
    て、 第1の入力手段(9A)は主制御部(9E)を介して圧入座標デ
    ータ(91)を圧入座標メモリ(9B)に格納し、 第2の入力手段(9C)は圧入座標An0を中心にプリント基
    板(8) のスルーホール径rより小さい移動値のなる補正
    量「k」と、前記圧入座標An0からのプリント基板(8)
    をX方向あるいはY方向に移動させる補正設定回数
    「i」とを設定メモリ(9J)に書き込み、 主制御部(9E)は圧入座標データ(91)を圧入座標メモリ(9
    B)から読み込み、テーブル(10)を圧入座標An0に移動
    し、 圧入ヘッド(6) が降下して検出手段(17)がピン(1A)の先
    端部を検出しないときは、主制御部(9E)は補正座標演算
    部(9K)から補正座標Aniを読み込み、 圧入ヘッド(6) の補正実施回数「in 」を計数回路(9L)
    で計数し、 補正実施回数「in 」と補正設定回数「i」が一致する
    間に、検出手段(17)がピン(1A)の先端部を検出するまで
    補正座標Aniを変えて圧入を確認することを特徴とする
    プレスフィットコネクタの圧入方法の改良。
  2. 【請求項2】 補正座標演算部(9K)は補正座標Aniを An1=(Xn +k,Yn )、 An2=(Xn −k,Yn )、 An3=(Xn ,Yn +k)、 An4=(Xn ,Yn −k)、 An5=(Xn +2k,Yn )、 An6=(Xn −2k,Yn )、 An7=(Xn ,Yn +2k)、 An8=(Xn ,Yn −2k)、 の順番で演算することを特徴とする請求項1記載のプレ
    スフィットコネクタの圧入方法の改良。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6655019B2 (en) * 1998-05-15 2003-12-02 Framatome Connectors International Device for aligning a printed circuit board in a press
CN105514754A (zh) * 2016-01-30 2016-04-20 宾兴 一种连接器自动压接机、压接系统及其压接工艺

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