JPH1074310A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH1074310A
JPH1074310A JP16304397A JP16304397A JPH1074310A JP H1074310 A JPH1074310 A JP H1074310A JP 16304397 A JP16304397 A JP 16304397A JP 16304397 A JP16304397 A JP 16304397A JP H1074310 A JPH1074310 A JP H1074310A
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magnetic
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JP16304397A
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Inventor
Seiichi Sakai
誠一 酒井
Akiyuki Yoshida
昭行 吉田
Fumiyoshi Abe
文善 阿部
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッドの磨耗状態あるいは磨耗量をオペ
レータに視覚できるように表示し、記録再生ミスを発生
させない磁気記録再生装置の提供。 【解決手段】 磁気センサ5、計測回路6、CPU7お
よびメモリ8等で構成される磁気ヘッド3の磨耗量を計
測する計測手段と、この計測手段から出力される計測デ
ータを表示する表示手段(第一の表示器11あるいは第
二の表示器14)とを具備することを特徴とする。ま
た、磁気センサ5、計測回路6、CPU7およびメモリ
8等で構成される磁気ヘッド3の磨耗量を計測する計測
手段と、この計測手段から出力される磁気ヘッド3の磨
耗量を表す計測データに基づいて、磁気ヘッド3の磨耗
量を表示する表示手段(ディスプレイ13a)を具備す
る外部接続機器13と接続するための接続端子22とを
具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置に
関し、さらに詳しくは、磁気センサ等による磁気ヘッド
磨耗量計測手段を有する磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置に搭載されている磁気
ヘッドは、信号を記録再生する際に記録媒体と接触する
ため使用時間とともに磨耗する。特に、回転ヘッド方式
の回転ドラムに取り付けられた磁気ヘッドは、磁気ヘッ
ドと記録媒体である磁気テープとの相対速度が固定ヘッ
ド方式のものと比較すると大であるために磨耗が早く、
寿命が短い傾向にある。そして、磁気ヘッドが磨耗する
とともに、磁気ヘッドギャップを形成する領域、所謂ヘ
ッドデプスも減少し、磁気テープとの当たり特性や電磁
変換特性(記録および再生時における周波数特性)が大
きく変化していく。その変化の推移についてはある程度
の予測はできるものの、磁気テープに含まれる研磨剤の
含有量が磁気テープの種類によって異なるため、異なる
種類の磁気テープが使用されると正確に磁気ヘッドの使
用限度時間を予測することが困難である。このため、磁
気記録再生装置の記録再生特性を保証するためには、定
期的に磁気ヘッドの磨耗の度合いを測定して、磨耗の度
合いが許容範囲にあるかどうかを確認しなければならな
い。その際には、磁気ヘッド磨耗量計測手段として、高
価な専用の治具を用意し、磁気記録再生装置の筐体を開
けて回転ドラムに設置する等の作業を行っていた。この
ような作業は、費用と時間がかかり問題となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は磁気ヘ
ッドの磨耗状態あるいは磨耗量をオペレータに視覚でき
るように表示し、記録再生ミスを発生させない磁気記録
再生装置を提供することである。このため、本出願人は
下記の出願をしている。
【0004】特願平8−235471号では、磁気ヘッ
ドが取り付けられた回転磁気ヘッド装置と対向し、回転
磁気ヘッド装置に非接触状態で磁気センサが配置され、
この磁気センサは発振回路の発振素子の一部として使用
されるとともに、磁気ヘッドと磁気センサとが対向する
回転位置での磁気回路の磁気抵抗が磁気ヘッドのドラム
面からの突出量によって変化することに着目し、この磁
気抵抗の変化を発振周波数の変化として捉えることによ
って、磁気ヘッドの磨耗量を計測する。
【0005】特願平7−353569号では、磁気ヘッ
ドに対し、二個の磁気センサがそれぞれ異なる対向間隙
となるように配置される。磁気センサは可変発振素子と
して可変発振回路に接続され、ドラムに対する対向間隙
が同一であるときは同じ発振周波数が出力されるように
なされる。それぞれの磁気センサの発振周波数の差分の
変化に基づいて、磁気ヘッドの磨耗量が計測される。磁
気ヘッド磨耗量の計測の際には磁気抵抗変化を捉えてい
るので高精度に磁気ヘッド突出量、即ち、磁気ヘッド磨
耗量を計測することができる。非接触式であるため被測
定物である磁気ヘッドを損傷する虞もない。二つの発振
周波数の差分を利用して磁気ヘッド磨耗量を予測してい
るので、磁気ヘッドの形状公差や取り付け誤差に計測結
果が影響を受けることはない。
【0006】特願平7−235249号では磁気ヘッド
と対向し、且つ、磁気テープに非接触状態で磁気センサ
が配置され、この磁気センサは発振回路の発振素子の一
部として使用されるとともに、磁気ヘッドと磁気センサ
とが対向する回転位置での磁気回路の磁気抵抗が磁気ヘ
ッドのドラム面からの突出量によって変化することに着
目し、この磁気抵抗の変化を発振周波数の変化として捉
えることによって、磁気ヘッドの磨耗量を計測する。磁
気抵抗変化を捉えているので高精度に磁気ヘッド突出
量、即ち、磁気ヘッド磨耗量を計測することができる。
非接触式であるため被測定物である磁気ヘッドを損傷す
る虞もない。可変発振回路には温度補償手段が付いて、
環境温度に影響されることなく磁気ヘッド磨耗量を計測
することができる。
【0007】これ等は、回転ドラムに取り付けられた磁
気ヘッドに対向し、磁気テープの回転ドラムに巻き付き
角から外れた位置に一対の磁気センサを配置するもので
あり、磁気ヘッドの磨耗による磁気ヘッドと磁気センサ
間の隙間の変化を磁気抵抗の変化を利用し、周波数の変
化に変換するものである。
【0008】しかしながら、これ等の提案は磁気ヘッド
の磨耗量を計測し、その結果をデジタルデータで出力す
るに留まっており、磁気ヘッドの磨耗量を計測する具体
的な磁気記録再生装置のモードやタイミング、オペレー
タに磁気ヘッドの磨耗状態あるいは磨耗量を視覚させる
具体的な表示手段について明示するものではなかった。
従って、オペレータは磁気ヘッドの磨耗状態あるいは磨
耗量を常に把握することができず、記録再生ミスを発生
させる虞があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明で言う磁気記録再
生装置とは、記録専用装置、再生専用装置および記録と
再生の両方を行うことができる装置を含むものであり、
上記課題を解決するために、請求項1の発明の磁気記録
再生装置では、磁気ヘッドを記録媒体に接触させて信号
を記録再生する磁気記録再生装置において、磁気セン
サ、発振回路とデジタル計測回路を有する計測回路、磨
耗が実質的にない初期状態の初期値から現在に至る変化
量(磨耗量)を演算するCPUおよびこの演算結果を記
憶するメモリ等で構成される磁気ヘッドの磨耗量を計測
する計測手段と、この計測手段から出力される計測デー
タを表示する表示手段とを具備することを特徴とする。
【0010】請求項12の発明の磁気記録再生装置で
は、磁気ヘッドを記録媒体に接触させて信号を記録再生
する磁気記録再生装置において、磁気センサ、発振回路
とデジタル計測回路を有する計測回路、磨耗が実質的に
ない初期状態の初期値から現在に至る変化量(磨耗量)
を演算するCPUおよびこの演算結果を記憶するメモリ
等で構成される磁気ヘッドの磨耗量を計測する計測手段
と、この計測手段から出力される磁気ヘッドの磨耗量を
表す計測データに基づいて、磁気ヘッドの磨耗量を表示
する表示手段を具備する外部接続機器と接続するための
接続端子とを具備することを特徴とする。また、この表
示手段への磁気ヘッドの磨耗量の表示を外部接続機器に
有する制御手段で行うことを特徴とする。さらに、表示
手段を磁気記録再生装置と外部接続機器の何れにも具備
させても良く、この制御手段から出力される制御信号に
基づいて、外部接続機器に具備された表示手段と磁気記
録再生装置に具備された表示手段とを選択できるもので
あっても良い。
【0011】磁気ヘッドの磨耗量を表示する表示手段と
しては、磁気ヘッドの磨耗量が実質的にない初期状態を
表す始端と使用限度を表す終端とを有するグラフで表示
するもの、あるいは、磁気ヘッドの磨耗量を数値で表示
するもの、あるいは表示手段を液晶ディスプレイで構成
し、磁気記録再生装置の動作状態と磁気ヘッドの磨耗量
を選択的に表示するもの、あるいは、表示手段を複数の
発光素子で構成し、磁気ヘッドの磨耗量を、例えば磁気
記録再生装置に電源が投入されている間は発光素子の点
灯と点滅の何れか一方で表示するもの、あるいは、複数
の発光素子の点灯と点滅の何れか一方で表示するモード
と、磨耗が実質的にない初期状態を表す始端と使用限度
を表す終端を有するグラフで表示するモードと、数値で
表示するモードとを選択的に表示するものが望ましい。
そして、表示手段に表示する磁気ヘッドの磨耗量として
は複数回計測したデータに基づいた平均値が望ましい。
【0012】磁気ヘッドの磨耗量を計測する計測手段と
しては、磁気記録再生装置の使用時間に基づき、定期的
に自動で磁気ヘッドの磨耗量を計測するもの、あるい
は、磁気記録再生装置の使用時間に基づき、定期的に自
動で磁気ヘッドの磨耗量を計測するモードとスイッチに
より磁気ヘッドの磨耗量を計測するモードとを有するも
の、あるいは、所定の回転数で回転する回転ドラムに記
録媒体が巻き付けられ、少なくとも信号の記録と再生の
何れか一方が行われているときに磁気ヘッドの磨耗量を
計測するもの、あるいは、少なくとも記録媒体への信号
の記録と記録媒体からの情報の再生の何れか一方が行わ
れていないときに磁気ヘッドの磨耗量を計測するもの、
あるいは、磁気記録再生装置に電源が投入されると、自
動的に磁気ヘッドの磨耗量を計測するもの、あるいは、
磁気記録再生装置から記録媒体がイジェクトされると、
自動的に磁気ヘッドの磨耗量を計測するもの、あるい
は、所定の回転数で回転する回転ドラムに記録媒体が巻
き付けられ、少なくとも信号の記録と再生の何れか一方
が行われているときに磁気ヘッドの磨耗量を計測する第
一のモードと、少なくとも記録媒体への信号の記録と記
録媒体からの情報の再生の何れか一方が行われていない
ときに磁気ヘッドの磨耗量を計測する第二のモードと、
磁気記録再生装置に電源が投入されると、自動的に磁気
ヘッドの磨耗量を計測する第三のモードと、磁気記録再
生装置から記録媒体がイジェクトされると、自動的に磁
気ヘッドの磨耗量を計測する第四のモードのうちの少な
くとも一つのモードを選択するものが望ましい。
【0013】上述した手段による作用としては、少なく
とも磁気記録再生装置と磁気記録再生装置の接続端子か
ら接続された外部接続機器の何れか一方に具備された表
示手段に磁気ヘッドの磨耗状態あるいは磨耗量が表示さ
れるので、オペレータは磁気ヘッドの磨耗状態あるいは
磨耗量を視覚できることである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例につ
いて図1ないし図4を参照して説明する。図1は本発明
のシステムを説明する概略ブロック図であり、図2は磁
気ヘッド磨耗量計測装置の図であり、図3(a)〜
(c)は磁気ヘッドの磨耗状態をオペレータに視覚させ
る表示法の一例を示す概略平面図である。また、図4は
図1におけるシステムコントロール回路9内に有するC
PU(Central ProcessingUnit )での演算処理を
説明するフローチャート図である。
【0015】磁気記録再生装置1の回転ドラム2には一
個または複数の磁気ヘッド3が取り付けられており、磁
気ヘッド3の磨耗量を計測する一対の磁気センサ5は磁
気テープ4が回転ドラム2の巻き付き角から外れ、磁気
ヘッド3と対向する位置に磁気ヘッド3先端との隙間が
互いに異なるように取り付けられている。これは磁気ヘ
ッド3の磨耗による磁気ヘッド3と磁気センサ5との隙
間の変化を磁気抵抗分の変化として捉え、磁気抵抗分の
変化をインダクタンスの変化(発振周波数の変動)に変
換して磁気ヘッド3の磨耗量を計測するものである。磁
気ヘッド3の形状公差や取付け誤差による影響を排除す
るため、一対の磁気センサ5から検出される発振周波数
の差分を求める。差分は磁気ヘッド3の形状公差のばら
つきなどによる影響を受けないので、図2に示したよう
に、両磁気センサ5のオフセット値β1、β2を高い精
度で管理すれば差分から求められる磁気ヘッド磨耗量は
正確なものとなる。一対の磁気センサ5は発振回路とデ
ジタル計測回路を有する計測回路6に接続されており、
この計測回路6におけるデジタル計測回路により、磁気
ヘッド3の磨耗量をデジタル計測する。
【0016】計測回路6により、デジタル計測された結
果は中央処理装置であるCPU7でメモリ8に記憶され
ている磁気ヘッド3の、磨耗が実質的にない初期状態で
ある初期値と比較され、初期値からの変化量(磨耗量)
が高精度に演算される。CPU7により演算された磁気
ヘッド3の磨耗量データはシステムコントロール回路9
においてさらに演算処理され、磁気記録再生装置1のフ
ロントパネル10に配置された第一の表示器11または
発光ダイオード等の複数の発光素子が配置された第二の
表示器14または外部接続回路12を経て接続端子22
に接続されたパーソナルコンピュータ等の外部接続機器
13のディスプレー13aの何れか又は複数に表示する
ように設定できる。第一の表示器11の表示法の一例と
しては、図3(a)に示したように磁気ヘッド3毎の磨
耗状態(初期値がFULLの位置であり、ヘッドデプス
が使用できる限界となるのがEMPの位置である)を磨
耗するにしたがってレベルが小となるような棒グラフや
スケールで表示するもの、あるいは図3(b)に示した
ように磁気ヘッド3毎の磨耗量を具体的な数値として表
示するもの等がある。第一の表示器11は、例えば液晶
ディスプレイであって、フロントパネル10の第一の表
示器11下に配置されたモード切り換えボタン20を操
作することによって、操作キーの割り振りの状態、磁気
テープの走行方向、タイムコード等の情報が選択的に表
示できるようになっている。また、図3(c)に示した
ように、フロントパネル10に複数の発光素子であるL
EDを取り付ける。例えば緑色のLED14a、黄色の
LED14bおよび赤色のLED14cの三個のLED
をフロントパネル10に取付け、磁気ヘッド3の磨耗が
殆ど無い状態の時は緑色のLED14aを点灯させ、磁
気ヘッド3の磨耗が中程度進行した時は黄色のLED1
4bを点灯させ、磁気ヘッド3を交換する時期に来たと
きは赤色のLED14cの点灯や点滅等によりオペレー
タに磁気ヘッド3の磨耗状態を知らせる。
【0017】磁気ヘッド3の磨耗量を自動的に計測する
には四つのタイミングがある。使用状況、使用環境に応
じて、これら四つのタイミングのうち一つを選択しても
良いし、二つから四つのタイミングを組み合わせても良
い。どのような計測モードで計測するかは、事前に設定
しておくことができる。また、計測の仕方として、複数
回の計測を行いその計測値の安定した値を磁気ヘッド3
の磨耗量とする、あるいは複数回計測した磨耗量の平均
値を磁気ヘッド3の磨耗量とすることができる。第一の
計測タイミングとしては、磁気記録再生装置1のフロン
トパネル10に配置されたカセット挿入口18からカセ
ットが挿入され、操作ボタン19の操作により記録また
は再生モード、または早送りや巻き戻しモードのよう
に、磁気テープ4が回転ドラム2に巻き付き、回転ドラ
ム2が所定の回転速度で回転している状態のときに計測
するものである。この場合、常時比較的長く磁気ヘッド
3の磨耗量を計測することが可能である。そして、計測
された磁気ヘッド3の磨耗量はメモリ8に記憶される。
【0018】第二の計測タイミングとしては、磁気記録
再生装置1のフロントパネル10に配置されたカセット
挿入口18からカセットが挿入されてはいるが、操作ボ
タン19の操作によりスタンバイ状態、つまり磁気テー
プ4が回転ドラム2に巻き付き、回転ドラム2は一定の
回転速度で回転しているが磁気テープ4は走行していな
い状態の時に計測するものである。この場合、磁気テー
プ4は走行しておらず記録再生状態ではないので、計測
回路6内に有する発振回路の発振周波数が記録信号ある
いは再生信号に影響を及ぼすことがない。
【0019】第三の計測タイミングとしては、磁気記録
再生装置1のフロントパネル10に配置された電源スイ
ッチ17をONした時に計測を行うものであり、このと
きサーボコントロール回路15により回転ドラム2を回
転させるモータ21は所定の回転速度で回転するように
制御されている。この場合、磁気記録再生装置1では他
の動作が未だ実行されていないので、システムコントロ
ール回路9内のCPUの負荷が少なく、磁気ヘッド3の
磨耗量計測を割り込み無しで実行することができる。
【0020】第四の計測タイミングとしては、フロント
パネル10に配置された操作ボタン19の操作により、
カセットをイジェクトモードになったときに計測するも
のであり、このときサーボコントロール回路15により
回転ドラム2を回転させるモータ21は所定の回転速度
で回転するように制御されている。この場合、磁気記録
再生装置1では他の動作が全て終了しているので、シス
テムコントロール回路9内のCPUの負荷が少なく、磁
気ヘッド3の磨耗量計測を割り込み無しで実行すること
ができる。
【0021】上記した計測タイミングでの磁気ヘッド3
の磨耗量計測には、オペレータからの計測指示が無くて
も定期的且つ自動的に磁気ヘッド3の磨耗量を計測する
方法と、必要に応じて、フロントパネル10のモード切
り換えボタン20をオペレータが操作して計測する方法
との二通りがある。定期的且つ自動的に磁気ヘッド3の
磨耗量を計測する方法としては、例えば、磁気記録再生
装置1に搭載されているアワーズメータ(磁気記録再生
装置1の累積の使用時間を記憶している計器)の100
時間毎に計測を行う等が考えられる。このように定期的
且つ自動的に磁気ヘッド3の磨耗量を計測すれば、磁気
ヘッド3の磨耗量のデータは定期的且つ自動的に更新さ
れ、メモリ8に記憶される。また、オペレータがフロン
トパネル10のモード切り換えボタン20を操作する方
法では、その時点での磁気ヘッド3の磨耗状態あるいは
磨耗量を知ることができる。
【0022】このようにして計測された磁気ヘッド3の
磨耗量は、サーボコントロール回路15もしくはシステ
ムコントロール回路9により表示モードを選択実行して
第一の表示器11または第二の表示器14に自動的に磁
気ヘッド3の磨耗量を表示する。あるいは、外部接続機
器13からの制御信号により選択して第一の表示器11
あるいは第二の表示器14あるいはディスプレー13a
に表示される。使用状況、使用環境に応じて、これら三
つの表示方法のうち一つを選択して表示しても良いし、
組み合わせても良い。また、第二の表示器14は磁気記
録再生装置1の電源がONのときは常時表示させておく
方法もある。どのような表示モードで表示するかは、事
前に設定しておくことができる。
【0023】なお、符号23はオペレータが任意に磁気
ヘッド3の磨耗状態あるいは磨耗量を知りたいときに、
上記した事例の磁気ヘッド3の磨耗量の計測と表示とを
実行させるスイッチである。
【0024】以下、システムコントロール回路9内に有
するCPU(Central Processing Unit )での演算
処理について図4のフローチャート図を参照して説明す
る。
【0025】第一のステップの計測モードの読み込みで
は、事前に設定してある上述した計測モードが読み込ま
れる。
【0026】第二のステップの回転ドラムがロックした
?では、回転ドラム2が所定の回転速度となり、計測準
備が完了したか否かがチェックされる。
【0027】第三のステップの磨耗計測データの読み込
みでは、磁気ヘッド3の磨耗量の計測が実行される。
【0028】第四のステップの表示モードの設定の読み
込みでは、磁気ヘッド3の磨耗量を第一の表示器11、
あるいは第二の表示器14、あるいは外部接続機器13
のディスプレー13aの何れに表示するかの設定にした
がってシステムコントロール回路9で磨耗量表示のため
の計測データ処理が行われ、第一の表示器11、あるい
は第二の表示器14、あるいは外部接続機器13のディ
スプレー13aの何れかまたは複数に表示される。
【0029】
【発明の効果】本発明の磁気記録再生装置によれば、オ
ペレータは磁気ヘッドの磨耗状態あるいは磨耗量を視覚
でき、磁気ヘッドの交換等を的確に行うことができる。
従って、記録再生ミスを発生させない磁気記録再生装置
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシステムを説明する概略ブロック図
である。
【図2】 本発明の磁気ヘッド磨耗量計測装置を示す図
である。
【図3】 (a)〜(c)は本発明の表示法を示す概略
平面図である。
【図4】 図1におけるシステムコントロール回路内に
有するCPUでの演算処理を説明するフローチャート図
である。
【符号の説明】
1…磁気記録再生装置、2…回転ドラム、3…磁気ヘッ
ド、4…磁気テープ、5…磁気センサ、6…計測回路、
7…CPU、8…メモリ、9…システムコントロール回
路、10…フロントパネル、11…第一の表示器、12
…外部接続回路、13…外部接続機器、13a…ディス
プレー、14…第二の表示器、14a…緑色のLED、
14b…黄色のLED、14c…赤色のLED、15…
サーボコントロール回路、16…モータドライブ回路、
17…電源スイッチ、18…カセット挿入口、19…操
作ボタン、20…モード切り換えボタン、21…モー
タ、22…接続端子、23…スイッチ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを記録媒体に接触させて信号
    を記録再生する磁気記録再生装置において、 前記磁気ヘッドの磨耗量を計測する計測手段と、 前記計測手段から出力される計測データを表示する表示
    手段とを具備することを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記計測手段が、 前記磁気ヘッドの磨耗量を検出する磁気センサを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記計測手段が、 前記磁気ヘッドの磨耗量を、前記磁気記録再生装置の使
    用時間に基づき定期的に自動で計測することを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記計測手段が、 前記磁気ヘッドの磨耗量の計測を実行させるスイッチを
    有することを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】 前記計測手段が、 前記磁気ヘッドの磨耗量を、前記磁気記録再生装置の使
    用時間に基づき定期的に自動で計測するモードと、 スイッチにより前記磁気ヘッドの磨耗量を計測するモー
    ドとを有することを特徴とする請求項1に記載の磁気記
    録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段が、 前記磁気ヘッドの磨耗量が実質的にない初期状態を表す
    始端と、 使用限度を表す終端とを有するグラフで表示することを
    特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段が、 前記磁気ヘッドの磨耗量を数値で表示することを特徴と
    する請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記表示手段を液晶ディスプレイで構成
    し、 前記磁気記録再生装置の動作状態と前記磁気ヘッドの磨
    耗量とを選択的に表示することを特徴とする請求項1に
    記載の磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記表示手段を複数の発光素子で構成
    し、 前記磁気ヘッドの磨耗量を前記発光素子の点灯と点滅の
    何れか一方で表示することを特徴とする請求項1に記載
    の磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記磁気記録再生装置に電源が投入さ
    れている間、前記発光素子が点灯と点滅の何れか一方の
    表示をすることを特徴とする請求項9に記載の磁気記録
    再生装置。
  11. 【請求項11】 前記表示手段が、 前記磁気ヘッドの磨耗量を複数の発光素子の点灯と点滅
    の何れか一方で表示するモードと、 前記磁気ヘッドの磨耗量を磨耗が実質的にない初期状態
    を表す始端と使用限度を表す終端とを有するグラフで表
    示するモードと、 前記磁気ヘッドの磨耗量を数値で表示するモードとを選
    択的に表示することを特徴とする請求項1に記載の磁気
    記録再生装置。
  12. 【請求項12】 磁気ヘッドを記録媒体に接触させて信
    号を記録再生する磁気記録再生装置において、 前記磁気ヘッドの磨耗量を計測する計測手段と、 前記計測手段から出力される計測データに基づいて、前
    記磁気ヘッドの磨耗量を表示する表示手段を具備する外
    部接続機器と接続するための接続端子とを具備すること
    を特徴とする磁気記録再生装置。
  13. 【請求項13】 前記表示手段が、前記磁気記録再生装
    置にも具備されていることを特徴とする請求項12に記
    載の磁気記録再生装置。
  14. 【請求項14】 前記外部接続機器が、 前記外部接続機器に具備された表示手段に、前記磁気ヘ
    ッドの磨耗量を表示する制御手段を有することを特徴と
    する請求項12に記載の磁気記録再生装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段が、 前記制御手段から出力される制御信号に基づいて、前記
    外部接続機器に具備された表示手段と前記磁気記録再生
    装置に具備された表示手段とを選択することを特徴とす
    る請求項14に記載の磁気記録再生装置。
  16. 【請求項16】 前記計測データが、 前記磁気ヘッドの磨耗量を複数回計測したデータに基づ
    いた平均的な値であることを特徴とする請求項1または
    12に記載の磁気記録再生装置。
  17. 【請求項17】 前記磁気ヘッドは、所定の回転数で回
    転する回転ドラムに組み込まれており、 前記計測手段が、 前記回転ドラムに前記記録媒体が巻き付けられ、少なく
    とも信号の記録と再生の何れか一方が行われているとき
    に前記磁気ヘッドの磨耗量を計測することを特徴とする
    請求項1または12に記載の磁気記録再生装置。
  18. 【請求項18】 前記計測手段が、 少なくとも前記記録媒体への信号の記録と前記記録媒体
    からの信号の再生の何れか一方が行われていないときに
    前記磁気ヘッドの磨耗量を計測することを特徴とする請
    求項1または12に記載の磁気記録再生装置。
  19. 【請求項19】 前記計測手段が、 前記磁気記録再生装置に電源が投入されると、自動的に
    前記磁気ヘッドの磨耗量を計測することを特徴とする請
    求項1または12に記載の磁気記録再生装置。
  20. 【請求項20】 前記計測手段が、 前記磁気記録再生装置から前記記録媒体がイジェクトさ
    れると、自動的に前記磁気ヘッドの磨耗量を計測するこ
    とを特徴とする請求項1または12に記載の磁気記録再
    生装置。
  21. 【請求項21】 前記磁気ヘッドは、所定の回転数で回
    転する回転ドラムに組み込まれており、 前記計測手段が、 前記回転ドラムに前記記録媒体が巻き付けられ、少なく
    とも情報の記録と再生の何れか一方が行われているとき
    に前記磁気ヘッドの磨耗量を計測する第一のモードと、 少なくとも前記記録媒体への情報の記録と前記記録媒体
    からの情報の再生の何れか一方が行われていないときに
    前記磁気ヘッドの磨耗量を計測する第二のモードと、 前記磁気記録再生装置に電源が投入されると、自動的に
    前記磁気ヘッドの磨耗量を計測する第三のモードと、 前記磁気記録再生装置から前記記録媒体がイジェクトさ
    れると、自動的に前記磁気ヘッドの磨耗量を計測する第
    四のモードのうちの少なくとも一つのモードを選択する
    ことを特徴とする請求項1または12に記載の磁気記録
    再生装置。
JP16304397A 1996-06-27 1997-06-19 磁気記録再生装置 Pending JPH1074310A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000088611A (ja) * 1998-09-09 2000-03-31 Anritsu Corp 表示装置及び該表示装置を用いた変位測定装置

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