JPH1074246A - 2次元バーコード及びこれを用いたカード - Google Patents

2次元バーコード及びこれを用いたカード

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JPH1074246A
JPH1074246A JP8297708A JP29770896A JPH1074246A JP H1074246 A JPH1074246 A JP H1074246A JP 8297708 A JP8297708 A JP 8297708A JP 29770896 A JP29770896 A JP 29770896A JP H1074246 A JPH1074246 A JP H1074246A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】多くの情報を少ない数の基本ユニットで表現で
きる構造の2次元バーコードとこれを用いたカードの提
供。 【解決手段】2次元バーコードは、複数の正方形の基本
ユニットからなる。数値および文字情報を表す場合、各
基本ユニットは4個の正方形エレメントを含み、エレメ
ントは互いに大きさが相違し、同心的に配置され、正方
形エレメントの各辺a、b、c、dは2進値に選択的に
切断され、基本ユニット全体で例えば、16ビットの2
進数を表す。エレメントの各辺は、モールス符号等のコ
ード化情報で切断できる。この場合、データの圧縮率が
増大する。プリペイドカードで2次元バーコードを用い
て特定の商品の購買または支払各単位価格を表す場合、
正方形エレメントを一つだけ含む基本ユニットが使用さ
れ、プリペイドカードの金額に応じた数の基本ユニット
がプリペイドカード上に印刷され、使用した金額に応じ
て基本ユニットが塗りつぶされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱型の2次元バー
コード(以下ボックス・コードと称す)、およびこのボ
ックスコードを使用したプリペイドカード等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的読取装置(スキャナー等)
を用いて各種の情報を認識する技術としては、バーコー
ドシステムが最も広く普及している。バーコードシステ
ムは製造業の在庫管理や工程管理、組立、出荷等のデー
タ管理に適用されているだけではなく、販売店等のPO
Sシステム(販売時点情報管理システム)にも用いられ
ている。
【0003】これらのバーコードシステムでは、周知の
ように情報シートに印刷されたバーコード記号を利用す
る。バーコード記号に光を照射して反射光を光センサー
で読取り、読取ったアナログ信号をA/Dコンバータに
よりデジタル信号に変換する。このデジタル信号をデコ
ーダを介してマイクロコンピュータに送り、バーコード
のスペースの幅によって表される数字、文字等を識別す
る。このようにして、バーコードの読取りが行われる。
【0004】また、新しい分野でのバーコードシステム
の使用が次々と実用化されているため、対象物品の増加
に伴いバーコード記号で表わすコードの数を増やす必要
があるが、従来のバーコード記号で表わすことができる
コードの数は限られているため、これに対応できなかっ
た。
【0005】この問題を解決するために、これまで種々
の2次元バーコードが提案されている。しかしながら、
従来の2次元バーコードは、従来のアナログディバイス
による読み取りや、英数字のコード化に適合するように
開発されたものであり、必ずしも現在のデジタル処理に
適したものではない。
【0006】ところで、従来から使用されているクレジ
ットカード、金融機関が発行するキャッシュカード、お
よびテレフォンカード等の各種プリペイドカード等は殆
どが磁気記録カードである。
【0007】これらの磁気記録カードはカードの偽造、
変造等のセキュリティの面に不安があるので、最近では
磁気記録カードに代わるものとしてプリペイドカードシ
ステム等においては、変造し易い磁気記録方式ではなく
印刷技術による2次元の図形コードを用いたカードが使
用されるようになってきている。図1(A)はこのよう
なカードの例を示し、2次元図形を用いて金額が表示さ
れている。
【0008】図1(A)に示すカード40の上段の初期
コードエリア40aに印字した情報は、図1(B)に示
す4セグメントの通称カルラコードと呼ばれる2次元図
形を用いて書込まれている。この図形コードは例えば、
四角形を4分割した4セグメントを基本ユニットとし
て、塗潰してマークした黒のセグメントとマークしない
白のセグメントを夫々“1”、“0”ビットに対応さ
せ、これらの基本ユニットを図形コードとして並べて各
種情報を表示するものである。この図形コードは、バー
コード等に比較すれば情報量も大きくなり、直接コンピ
ュータ処理も可能である。また、特殊な図形コードによ
る印刷なので、磁気カードの磁気記録データのように磁
気ヘッド等を用いて簡単に変造することは難しい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図形コードは、各基本ユニットで16進1桁の情報
しか表現できないため、多くの情報を少ない数の基本ユ
ニットで表現することは困難である。
【0010】本発明の目的は、デジタル処理に適した新
規な2次元バーコードを提供することにある。
【0011】本発明の別の目的は、新規な2次元バーコ
ードを使用したプリペイドカードを提供することにあ
る。
【0012】本発明の更なる目的は、データ処理を簡単
にでき、偽造を防止できる2次元バーコードを応用した
プリペイドカードを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による2次元バー
コードは、少なくとも一つの基本ユニットを含み、この
基本ユニットは少なくとも1つの多辺形エレメントを含
む。この多辺形エレメントの各辺を構成するセグメント
の各々が一単位の情報を表す。
【0014】好ましくは、大きさの異なる複数の多辺形
エレメントが同心的に設けられて基本ユニットを構成す
る。各多辺形エレメントは、好ましくは四辺形のエレメ
ントであり、基本ユニット内のエレメントの数は4個で
あるのが好ましい。また、エレメントの各辺は、表示す
べき一単位の情報に従って切断されていること、即ち1
以上の切断点を有することが好ましい。
【0015】この場合、エレメントの各辺は所定桁の2
進数、またはモールス符号等の他のコードに従って切断
される。2進数に従って各辺を切断する場合、各辺が1
桁の2進数を表し、基本ユニット全体で16桁の2進数
を表すようにすることが好ましい。しかし、各辺が2桁
以上の2進数を表すようにしてもよい。
【0016】2進数に従って各辺を切断するようにした
場合、各基本ユニットが、対応する数字、文字等の2進
コードを表すため、読み取ったデータをデコードするこ
となく、対応する2進コードか直接得られる利点があ
る。
【0017】また、モールス符号等のコード化した情報
に従って各辺を切断するようにした場合、データを圧縮
して2次元バーコードを作成することが可能となる。
【0018】また、本発明は、上記の基本ユニットを用
いて情報を表示した支払用カード、より好ましくはプリ
ペイドカードを提供する。この場合、2次元バーコード
は、透明インクを用いてカードに印刷されていることが
好ましい。
【0019】これにより、情報の書込み、読み取り処理
が容易で、かつ偽造等が困難な支払用カードを提供でき
る。
【0020】さらに、本発明は、発券時に特定商品の単
価に対応する商品マークを投入金額に相当した数だけ所
定エリアに書込まれているプリペイドカードを提供す
る。この場合、前記商品マークの各々が多辺形エレメン
トを含み、この多辺形エレメントの各辺の断続によって
金額を表す。カード使用時には、前記商品マーク中より
使用金額に相当する数の商品マークを塗潰し抹消するこ
とによってカード決済が行われる。
【0021】さらにまた、本発明は、発券時に投入され
た額に対応する紙幣および貨幣の数だけ所定エリアに商
品マークが書込まれるプリペイドカードを提供する。こ
の場合、前記商品マークの各々が多辺形エレメントを含
み、この多辺形エレメントの各辺の断続によって金額を
表す。カード使用時には、前記商品マーク中より使用金
額に相当する数の商品マークを塗潰し抹消することによ
ってカード決済が行われる。
【0022】従って、本発明によるプリペイドカードに
おいては、商品マークのエンコードおよびデコード等を
容易に行うことができ、演算処理が大幅に削減される。
また、相当なデータ圧縮が可能になるので、システムを
効率化できる。
【0023】
【発明の実施の形態】先ず、本発明による2次元ボック
スコードの実施形態について説明する。
【0024】(ボックスコードの第1の実施形態)図2
は本発明によるボックスコードの第1の実施形態で使用
される基本ユニットを示す。図2に示すように、ボック
スコードの各基本ユニットは、正方形の大きさの相違す
る4個のエレメントによって構成されている。一番外側
の第1エレメントは辺(セグメント)a、b、c、d
で、その内側の第2エレメントは辺(セグメント)a
1、b1、c1、d1で、その内側の第3エレメントは
辺(セグメント)a2、b2、c2、d2で、最内側の
第4エレメントは辺(セグメント)a3、b3、c3、
d3によって構成されている。各エレメントの各辺で1
ビットの2進情報を表すとすれば、1つの四辺形(エレ
メント)で4ビットの2進情報を表すことができる。し
たがって、4つの四辺形を重ねた基本ユニットにより、
16ビット表示が可能になる(言い方を変えれば、216
=256×256=65536通りの表示が可能なこと
を意味する)。
【0025】ここで、図3に示す一番外側の第1エレメ
ントを例にとって各セグメントa、b、c、dによる2
進表示について説明する。セグメントの直線が切断によ
る欠落部分Aが無い場合が“1”、切断による欠落部分
がある場合が“0”というように約束すれば、図3のエ
レメントのセグメントa=“1”、セグメントb=
“1”、セグメントc=“1”、セグメントd=“0”
である。従って、図3に示すエレメントは2進数“11
10”を表示している。
【0026】この2進数への換算処理について、図4
(A)〜(D)に示す2進数コードの説明図により更に
詳しく説明する。例えば、10進数14と13と250
は2進数ではそれぞれ、“1110”、“1101”、
11111010”となる。10進法による2nの表記
を図4(A)のように、セグメントd=20=1、セグ
メントc=21=2、セグメントb=22 =4、セグメ
ントa=23=8と言うように指定し、2進数の桁数n
を図4(B)に示すように、セグメントd=第1桁、セ
グメントc=第2桁、セグメントb=第3桁、セグメン
トa=第4桁、と言うように指定する。これにより、各
桁に従って“1”、“0”を並べれば2進数のコード表
示とすることができる。
【0027】例えば、図4(C)では、セグメントd
(欠落A)=第1桁=“0”、セグメントc=第2桁=
“1”、セグメントb=第3桁=“1”、セグメントa
=第4桁=“1”となり、桁数の大きい方から並べれば
2進数“1110”を表す。図4(A)に示すように、
セグメントd=“0”=1、セグメントc=“1”=
2、セグメントb=“1”=4、セグメントa=“1”
=8であるため、上記の2進数は、10進数の14(8
+4+2+0=14)を表したことになる。
【0028】同様に、図4(D)では、セグメントc
(欠落)=“0”なので、2進数表示では“1101”
となり、10進数での13(8+4+0+1=13)を
表す。このようにボックスコードの各基本ユニットによ
って2進数表示が可能である。また、16進数表示する
ことも容易である。
【0029】図5(A)〜(C)に示すように、基本ユ
ニットの各エレメントの切断は以下の通り行われる。図
5(A)はセグメントの左端を切断した例であり、その
切断部分Aの長さは辺長Lの略1/3である。上記実施
形態ではこれを採用している。図5(B)は辺長の右端
を切断した例で、切断部分Aの長さは同じく辺長Lの略
1/3である。図5Cは辺長の中央部を切断した例で、
切断部分Aの長さは同じく辺長Lの略1/3である。な
お、ここには一番外側の第1エレメントの例を示した
が、2〜4番目のエレメントの場合も同様であって、切
断位置及び各辺長との長さの比1/3は変わらない。ま
た、切断位置の選定は上に示した3つの切断位置より適
宜読取り易いものを選択することができる。
【0030】図6はボックスコードの基本ユニットの変
形例を示す。図6に示した基本ユニットは、図2に示し
た基本ユニットと同じく、各々がセグメントa、b、
c、dを有する4個のエレメントを重ねて構成されてい
る。図2に示すものと異なる点は各セグメントの印字幅
の大小によって2進数を表すようにしたことである。即
ち、太い場合は“1”を、細い場合は“0”を表す。
【0031】図7は図2に示す基本ユニットを組み合わ
せた状態を示す図である。図2に示す基本ユニットを縦
に直列に4個並べてブロック化したものであり、並べる
方向は縦向きでも横向きでもよく、基本ユニットの数も
4つに限られるものでもない。英文アルファベット1文
字が1バイト(8ビット)で表され、かな漢字情報が2
バイトで表されることから、上記の基本ユニットの配置
によリ、文字情報をスムーズに取り扱うことができる。
【0032】(ボックスコードの第2の実施形態)以
下、本発明によるボックスコードの第2の実施形態を説
明する。図8に示す第2の実施形態による基本ユニット
も、図2に示した基本ユニットと同様に、一番外側の第
1エレメントは、セグメントa,b,c,dで構成し、
第2エレメントはセグメントa1,b1,c1,d1
で、第3エレメントはセグメントa2,b2,c2,d
2で、第4エレメントはセグメントa3,b3,c3,
d3で構成し、各セグメントによって2進表示を行うよ
うにしている。しかしながら、本実施形態ではセグメン
トを1箇所ではなく、A1とA2のように2箇所で切断
している。切断箇所を2箇所にすると、図9に示す第1
エレメントの例のように、セグメントaによって2ビッ
トの2進数が表示可能となる。即ち、切断箇所A1が1
桁目を表し、切断箇所A2が2桁目を表す。図9の例で
は、切断箇所A1とA2で“11”を表している。
【0033】このように、1セグメントで2ビット表示
が可能になると、1エレメントでは8ビット表示が可能
なので、1基本ユニット全体では32ビットになり、2
32=約43億通りの表示が可能になる。図2に示す基本
ユニットに比べ、同数の数の基本ユニットを含むボック
スコードで2倍の情報を表すことができる。即ち、ボッ
クスコードへの変換時におけるデータ圧縮比は1:2、
つまり1/2に圧縮できることになる。同様に、セグメ
ントに3箇所の切断箇所A1,A2,A3を設ければ1
セグメントで3ビットで、1基本ユニット全体では48
ビットになり、248=約281兆通りの表示が可能とな
る。
【0034】図10は1セグメントで4箇所切断する例
であり、このように1セグメントにつき4箇所の切断箇
所A1,A2,A3,A4を導入すれば、1セグメント
で4ビット、1基本ユニット全体では64ビットにな
り、約1840京通りの表示が可能となる。この場合
は、1セグメント=1ビットとした従来例を基準にする
と、データの圧縮比は、1:4であり、1/4に圧縮で
きることになる。
【0035】これを、4個の漢字で表される人の名前を
例にして説明する。漢字1字は16ビットで表すため、
図2の基本ユニットを使用する場合、4個の基本ユニッ
トを並べる。これに対し、本実施形態の基本ユニットは
64ビットの情報を表示できるので、上記の4個の漢字
から成る人名は1個の基本ユニットで表すことができ
る。これにより、データを1/4に圧縮できる。勿論、
人名の他の住所、生年月日、本籍地、電話番号、勤務先
等のID情報も、本実施形態によるボックスコードで表
示できる。
【0036】なお、1セグメントにつき4箇所の切断例
まで説明したが、切断箇所数は検出精度が許す限り4箇
所以上に増加させることもできる。
【0037】(ボックスコードの第3の実施形態)次
に、本発明によるボックスコードの第3実施形態につい
て説明する。第2の実施形態では、各基本ユニットが表
すビット数を増やしてデータ圧縮比を上げたのに対し、
本実施形態では、文字、数字等を予めコード化し、この
コード化された符号(この場合はモールス符号)を、基
本ユニットのセグメントに埋め込むことで情報の圧縮を
行うものである。
【0038】図11に示す本実施形態による基本ユニッ
トも、上記第1および第2の実施形態と同様に4個の四
辺形エレメントから成り、各エレメントは4のセグメン
トを有する。しかし、各セグメントは、コード化された
モールス符号に従って切断されている。
【0039】図12(A)は、「A」と「B」を表すモ
ールス符号を示す。図12(A)から明らかなように、
モールス符号の長さは各符号によって異なるが、図12
(B)に示すような形式によってモールス符号の種類に
関わらず、モールス符号を表すセグメントの全長Lが一
定となるようにしている。具体的には、各セグメント
は、データヘッド部X、反転符号部分、およびデータ終
端部Yとから成り、反転符号部分ではモールス符号の短
点と長点に対応する部分が切り欠かれている。また、単
位長をmとして、短点=m、長点=3×mの長さで切欠
部が形成されている。
【0040】このように、各セグメントがモールスコー
ドに従って切断されているので、情報密度を上げること
ができる。例えば、図2に示す基本ユニットにより英文
字「ABCD」等の4文字を表示しようとすれば、英字
1文字につき8ビット必要なので2個の基本ユニットを
要することになるが、本実施形態の基本ユニットでは1
セグメントで1文字表示が可能なので、1つのエレメン
トで表示できる。即ちモールス符号で表示できる文字、
数字に関しては、単純計算で1/8にデータを圧縮でき
ていることになる。従って、モールスコードを利用する
ことによって、各基本ユニットで16文字が表示可能と
いうことになる。
【0041】(ボックスコードの第4の実施形態)次
に、本発明によるボックスコードの第4の実施形態につ
いて説明する。図13は、本実施形態によるボックスコ
ードを示し、このボックスコードは物流用のITFコー
ドを表示するのに使用される。図14(A)はITFバ
ーコードの1例を示し、図14(B)は図14(A)に
示すバーコードの内容を示す。図14(C)は図14
(A)に示すバーコードの詳細なバーパターンを示し、
図14(D)はコード表を示す。
【0042】図14(D)に示すコード表に示す数字の
組合わせによって商品の梱包個数、見本商品か否か等の
情報を表わすものである。
【0043】図13に示す本実施形態のボックスコード
では、第1エレメントのセグメントdに数字「0」=
“00110”等のコード表示を含んでいる。即ち、長
さLのコード表示領域内にビット間隔n(n=L/5)
の白黒表示(黒=“1”、白=“0”)を行うことによ
り、数値情報を圧縮して表示している。
【0044】圧縮比は、このITFコードの場合、“0
0110”=0というように5ビットで1数字を表し、
ボックスコードの1セグメントで1文字を表している。
従って、図2に示すボックスコードと比較すると、圧縮
比は1:5で1/5に圧縮されることになる。この場合
のデータの圧縮比は、埋め込むコードの圧縮比によって
決まり、10ビット単位のデータを1ビットで表すコー
ドを埋め込めば圧縮比は1/10となる。
【0045】このように、カルラコードの場合は構造上
から重ねコードができないので、基本ユニット当たり4
ビット以上にデータを圧縮することは全く不可能である
が、ボックスコードの場合は切断箇所の数を増加させる
等の方法により圧縮比を自由に設定できる。
【0046】なお、上記第3、及び第4の実施形態で
は、モールス符号、ITFコード等を例にとりあげた
が、本発明のボックスコードはこれらに限定されるもの
ではなない。基本ユニットの各セグメントに埋め込める
コードであれば如何なるものでも良く、例えば、0〜9
の10通りのキャラクターのある符号を各セグメントで
表示すれば、1基本ユニットで1016通り(1京通り)
の表示ができる。また、128通りのキャラクターのあ
る符号を各セグメントで表示すれば、1基本ユニットで
12816通りの表示が可能になる。
【0047】なお、本発明によるボックスコードは、以
下に説明するプリペイドカードだけでなく、クレジット
カード、キャッシュカード等の他のカードにも使用でき
る。 また、食品販売管理、物流管理等、現在バーコー
ドが利用されている分野において広く使用できる。
【0048】次に上記したボックスコードを利用した本
発明によるプリペイドカードの実施形態を説明する。 (プリペイドカードの第1の実施形態)図15は、本発
明のプリペイドカードの第1の実施形態を示す。図15
に示すように、プリペイドカード1の表面にはボックス
コードによって金額等を書き込む主情報エリア2が設け
られている。また、必要な場合に、やはりボックスコー
ドによって個人情報が書込まれる個人情報エリア3と、
使用者の指紋を記録する指紋エリア4とが設けられてい
る。さらに、セキュリティ用のデータ・ローテーション
・キー5が書き込まれている。上記のボックスコード、
個人情報等は、可視光線では透明で紫外線等の特殊波長
光を照射することによって読取り可能となる透明インキ
を用いて書込まれている。この様な透明インクによる書
込みは、例えば、日立マクセル株式会社のステルス(商
標)インクリボンLM−T100Wを使用して行う。こ
のインクリボンのインクは蛍光体を含有しており、特定
の波長をプリペイドカード1に照射すると、ボックスコ
ード等から別の波長の光(例えば赤外線)が発光する。
この光をCCD等で検出してボックスコード等の読み取
りを行うことができる。
【0049】本実施形態では、図2に示す基本ユニット
を使用してボックスコードが構成されているが、他の基
本ユニットを使用してもよい。
【0050】つぎに上記プリペイドカードの発行および
読み取り時の動作について説明する。
【0051】図16はパチンコ店等の遊戯場で発行する
カードのカード発券機の概略ブロック図である。図16
の発券機はカード書込手段であり、例えば、発券機に紙
幣が投入されるとプリペイドカード1の主情報エリア2
に、書込ヘッド51等を使用して金額情報等を書込みプ
リペイドカード1を発行するものである。
【0052】先に説明したボックスコードによるデータ
の書込みは、先ずカード用紙に透明インクで印刷してあ
るローテーション・キー5を特殊光を照射してキーコー
ド読取り用センサ50で読取る。ローテーション・キー
5が、例えば、「2」であったら、セキュリティのため
にボックスコードを基本ユニット毎に指定方向(左、右
方向等)に2×90°回転する。つまり、図2に示す基
本ユニットを右方向に2×90°の回転を与えれば、セ
グメントaはセグメントcの位置に、セグメントbはセ
グメントdの位置に移動させることになり、このローテ
ーション処理によってデータを暗号化して偽造等の防止
を図る。
【0053】暗号化の回転処理を施した金額情報を表す
ボックスコードは、所定速度でカードの移動方向に直交
する向きに(横方向)に移動する書込みヘッド51によ
り、透明インクを使用して書込まれる。これにより主情
報の主情報エリア2への印刷が完了する。なお、金額情
報を表すボックスコードの書込みは後述するプリペイド
カードの第2の実施形態に記載されていると同様な方法
で行われる。
【0054】次に、個人データ等の書き込むべき補助デ
ータがあれば個人情報エリア3に書込む。そして、指紋
採取部55でユーザーの指紋をCCDにより採取して、
メモリに登録すると共にプリペイドカード1の指紋記録
エリア4に透明インクにより採取指紋像を記録する。
【0055】ボックスコード等の書込みを終了したカー
ド1は、読取り用の特殊波長光を照射して追認用の光学
的読取りヘッド52により書込み内容を読み直し、誤り
の有無を確認して、コーティング後顧客宛てに送出す
る。
【0056】図17はシステムのカード読取機の概略ブ
ロック図である。プリペイドカード1を使用する場合
は、カード読取機にカード1を挿入して料金入力部60
より希望金額を入力する。プリペイドカード1に特殊波
長光が照射され、キーコード読取りセンサ50によりロ
ーテーション・キー5の読み取りが行われる。また、光
学的読取りヘッド63により主情報、個人情報、および
指紋像が読み取られる。CPU61は、キーコード読取
りセンサ50および光学的読取りヘッド63からの情報
を入力する。また指紋採取部55で採取されたユーザー
の指紋とプリペイドカード1から読みとった指紋像とを
照合する。CPU61は、カード1の主情報を表すボッ
クスコードの各基本ユニットをローテーション・キーの
「2」に基づき左に逆向きに回転させて認識を行うデコ
ード処理を行い、ボックスコードが表す金額(残金)を
検出する。
【0057】なお、光学的読取りヘッド63はカード1
の移動方向に直交する向きに移動して、横向きに書込ま
れているボックスコード等を走査しながら、光センサー
により読取り(あるいはエリヤセンサで一括読取り)を
行うものである。
【0058】読取りヘッド63により読取ったボックス
コードの情報は、書込時とは逆手順でデコードされる。
その後CPU61は、カード1の残金情報やその他の情
報(指紋の一致等)を確認して、入力された希望金額に
応じて、パチンコ玉等の遊戯物の放出等の処理を実行す
る。その後、カード1の主情報が新たな残金額を示すよ
うにデータの書込みをカード1に対して行う。このデー
タの書込みは書込ヘッド62により透明インクを使用し
て行われる。その後、カード1が顧客に返還される。な
お、カード1の主情報が新たな残金額を示すようにする
ためのデータの書込みは、後述するプリペイドカードの
第2の実施形態と同様に行われる。
【0059】上記のように、本実施形態では、簡単な2
次元バーコードを採用すると共に、データの透明印刷、
ローテーション・キーによる暗号化、使用者の指紋照合
等によりデータ保護を図り大幅にセキュリティを高めて
いる。
【0060】(プリペイドカードの第2の実施形態)次
に本発明によるプリペイドカードの第2の実施形態を説
明する。図18に示すプリペイドカード1には、1個で
特定商品の単価に相当する金額に対応するように設定さ
れた基本ユニットで構成される「商品マーク」4を書込
む主情報書込みエリア2と、個人情報や指紋像等を書込
むID情報書込みエリア3がある。このエリア3は通常
使用されず、高度なセキュリティ等が要求される特別な
用途の場合のみに使用される。
【0061】図21は図18に示すカードを発行する発
券機を示し、図22はこのカードを読み取る読取機を示
す。図21に示す発券機の機械的構成は、従来のカード
発券機と略同じであるが、データの頭に対応するボック
スコードの基本ユニットからローテーション・キー
“K”を決定し、暗号化処理を行う制御部10を設ける
ことにより、センサ50を省略している。
【0062】図22カード読取機の方も、センサ50は
省略している。なお、本実施形態のプリペイドカード1
では、図2に示すボックスコードの基本ユニットを商品
マークとして用いている。
【0063】つぎに動作について説明する。まず、本実
施形態で用いるローテーション・キー“K”について図
19(A)〜(D)を参照して説明する。図19
(A)、図19(B)は図2、図3にそれぞれ対応する
もので、図19(A)の基本ユニットは、情報を表す一
連の基本ユニットの内、ローテーション・キーとして利
用される最初のもの、即ち最初のデータ項目を表示する
基本ユニットを示す。ただし、これはシステムの設定に
よって決定されもので、頭初のデータ以外を表示する基
本ユニットをローテーション・キーとして利用してもよ
い。図19(B)は、図19(A)に示す基本ユニット
の第1エレメントを示す。図19(C)は、第1エレメ
ントの第1、第2セグメントa、bの各々が表す2進値
の組み合わせと回転量との関係を示す。図19(C)に
示す4つの2進値の組み合わせは、以下の回転量をそれ
ぞれ表す。
【0064】 「a=“0”、b=“1”」 回転なし 「a=“1”、b=“0”」 左に2回90度回転 「a=“0”、b=“0”」 右に3回90度回転 「a=“1”、b=“1”」 左に3回90度回転
【0065】となる。このように、各セグメントが表す
2進値の組合わせに対して、上のように右2回転〜左3
回転までの回転度数を対応させて決めておけば、基本ユ
ニットの回転量を“左2回”、“右3回”…というよう
にランダムに決定することができる。例えば、このロー
テーション・キー“K”が右2回の回転を表す場合に
は、カード1にデータを書込む際に、平文を構成する全
基本ユニットの内、最初のもの以外のものを時計回りに
2回転させることによって、図形コードの暗号化処理を
行う。
【0066】本実施形態では、図2に示す基本ユニット
を用いて数値データ等を表すものではなく、第1エレメ
ントのみを含む基本ユニットを特定金額等を表す商品マ
ークとして使用する。これにより、数値データ等を圧縮
して表示できる。図20(A)〜(D)にその詳細を示
す。図20(A)には3種類の商品マーク4が示されて
いるが、各種類の商品マーク4は特定商品の購入単位を
表し、同一形状の基本ユニットによって構成されてい
る。
【0067】元来、プリペイドカードはパチンコの玉、
ゴルフ練習場、スキーリフト等のように特定価格を対象
とするケースが非常に多い。いまパチンコ店を例にとる
と、パチンコの玉を1、2個買う人は先ずおらず、10
個単位、30個単位、50個単位等で購入する。この点
に鑑み、玉10個を表す商品マークは図20(B)のよ
うに“0111”の基本ユニットで表し、玉30個を表
す商品マークは図20(C)のように“1100”の基
本ユニットで表し、玉50個を表す商品マークは図20
(D)のように“1110”の基本ユニットで表す。仮
に、パチンコの玉の価格が1個5円だとすると、上記の
商品マークは、それぞれ、500円、1500円、25
00円を表すことになる。
【0068】従って、10000円のプリペイドカード
を発行する際、図20(A)のように1段目に玉10個
分相当の500円の商品マークを5個、2段目に同じ5
00円の商品マークを4個、合計500円×9=450
0円分と、3段目に玉30個分相当の1500円の商品
マークを2個、合計1500円×2=3000円分と、
玉50個分の2500円の商品マークを1個=2500
円分、等というふうに書込んで発行する。勿論、500
円マークが8個と1500円マークを4個といった別の
組合わせでも良く、組合わせは自由である。また、ゴル
フ練習場等でも同様で、例えばゴルフボール10個単位
の貸出し価格が500円だとすれば、これらを基準に商
品マーク4を印刷する。
【0069】次にカードの発行、使用について説明す
る。図21に示すカード発券機に紙幣が投入され、投入
金額が1万円だったとすれば、制御部10は図20
(A)のような商品マーク4の組合わせをビットマップ
的に作成し、図19(C)に示したような第エレメント
の第1、第2セグメントa、bの2進値の組合わせよ
り、当該カードのローテーション・キー“K”(例えば
左へ2回90°回転)を決定し、各基本ユニットをそれ
に応じて回転させる暗号化を行う。例えば、ローテーシ
ョン・キー“K”=左へ2回回転である場合、基本ユニ
ットを反時計回りに2×90°回転させ、セグメントa
がセグメントcの位置、セグメントbがセグメントdの
位置、セグメントcがセグメントaの位置、セグメント
dがセグメントbの位置まで移動する。こうして元の平
文基本ユニットのセグメントa,b,c,dが2進値
“0111”を表したのに対し、右180°の回転によ
って暗号基本ユニットのセグメントc,d,a,bが示
す2進値“1101”に暗号化されてセキュリティを確
保できる。
【0070】商品マーク4の回転により暗号化が完了し
た後、書込みヘッド51によりカード1に商品マーク4
群を書込む。書込みを終了したボックス図形コードカー
ド1は、読取りヘッド52を駆動して書込み内容を確認
後に客宛て送出される。
【0071】こうして発行されたカード1を使用する場
合は、図22に示すカード読取機に挿入して料金入力部
60より金額を入力すると、カード読取機側のCPU6
1は読取りヘッド63を介して最初の基本ユニットの2
つのセグメントが表す2進値の組み合わせを読出し、改
めて発券機の場合と同じ手順を踏んでローテーション・
キー“K”を決定するキー検出処理を行う。続いて、読
取りヘッド63によりカードの商品コード4を読出し、
再度検出したキーコードを用いて全商品マークをデコー
ド(先の場合、“K”=左へ2回回転だから、デコード
は逆に右へ2回回転)する。
【0072】デコードした商品マーク4の中から、今回
入力された使用金額分を抹消してカード決済を実行す
る。つまり、1万円分の商品マーク4が書込まれたカー
ド1を用いて今回の使用金額が2000円だったら、図
20(A)のように書込まれた商品マーク4群の中か
ら、例えば、1500円のマーク1個と500円のマー
クを塗潰する。これにより、カード決済を終了して、カ
ード1を客に返還する。
【0073】(プリペイドカードの第3の実施形態)次
に、本発明によるプリペイドカードの第3の実施形態を
説明する。第2の実施形態は、プリペイドカードの場合
に多い単品の購入に適した商品マーク郡を使用していた
のに対し、第3の実施形態は多品種一般商品の購入に適
した商品マークを使用している。即ち、商品マークを紙
幣(例えば千円)、貨幣(百円等)の金額に対応させた
ものである。
【0074】いま、1万円の一般商品用のプリペイドカ
ードを作るとすれば、例えば、図23(A)のように1
000円紙幣を表す商品マークを“0001”の基本ユ
ニットで表し、この基本ユニット8個(8個×1000
円=8000円分)を1〜2段目に書込む。次に図23
(B)のように100円硬貨を表す商品マークを“00
11”の基本ユニットで表し、この基本ユニット15個
(15個×100円=1500円分)を3〜4段目に書
込み、図23(C)のように10円硬貨を表す商品マー
クを“1000”の基本ユニットで表し、この基本ユニ
ット45個(45個×10円=450円分)を5〜7段
目に書込む。さらに、図23(D)のように1円硬貨を
表す商品マークを“1111”の基本ユニットで表し、
この基本ユニット50個(50個×1円=50円分)を
8〜10段目に書込む。このようにして、額面1万円の
プリペイドカード1が発行される。
【0075】カード決済の場合は、図22のカード読取
り機にカード1を挿入して、レジと連動で金額が打込ま
れると、仮に打込み金額が2120円だとすれば、10
00円のマーク2個と、100円のマーク1個と、10
円のマーク3個を塗潰し抹消してカード決済を終了し、
残額が残っていればカード1を客に返却する。
【0076】このように、本発明では、四辺形のエレメ
ントを1個だけ含む基本ユニットを用いて特定の商品等
に対応させ数値等を圧縮表示する商品マークを構成し、
これによりカードシステムの効率化を図っている。途中
の残金計算処理や図形コードのエンコード、デコード処
理等が簡単であるため、その分コンピュータの余力をカ
ードセキュリティ関係の処理に回す余裕が生じ、それに
よってカードシステムの信頼性を高めセキュリティの向
上を図ることが可能である。
【0077】
【発明の効果】本発明に係る2次元バーコードにより、
多くの情報を少ない数の基本ユニットで表現することが
可能となると共に、該バーコードにより与えられる情報
は2値化情報であるため、デジタル処理が容易であると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は従来の2次元コードを用いたカードの
平面図、(B)はそのカードに使用されている基本ユニ
ットを示す図である。
【図2】本発明によるボックスコードの第1の実施形態
を示す基本ユニットの図である。
【図3】図2に示す基本ユニットの一つのエレメントを
示す図である。
【図4】図3に示すエレメントの説明図である。
【図5】図3に示すエレメントの変形例を示す図であ
る。
【図6】図2に示す基本ユニットの変形例を示す図であ
る。
【図7】図2に示す基本ユニットを組み合わせた状態を
示す図である。
【図8】本発明によるボックスコードの第2の実施形態
を示す基本ユニットの図である。
【図9】図8に示す基本ユニットの第1エレメントを示
す図である。
【図10】図8に示す基本ユニットの変形例を示す図で
ある。
【図11】本発明によるボックスコードの第3の実施形
態を示す基本ユニットの図である。
【図12】図11に示すモールス符号の説明図である。
【図13】本発明によるボックスコードの第4の実施形
態を示す基本ユニットの図である。
【図14】物流用ITFコード表示用バーコードの説明
図である。
【図15】本発明によるプリペイドカードの第1の実施
形態を示す平面図である。
【図16】図15に示すプリペイドカードの発券機の概
略ブロック図である。
【図17】図15に示すプリペイドカードの読取機の概
略ブロック図である。
【図18】本発明によるプリペイドカードの第2の実施
形態を示す平面図である。
【図19】ローテーション・キーの説明図である。
【図20】図18に示す商品マークの詳細図である。
【図21】図18に示すカードの発券機の概略ブロック
図である。
【図22】図18に示すカードの読取機の概略ブロック
図である。
【図23】本発明によるプリペイドカードの第2の実施
形態の変形例を示す商品マークの詳細図である。
【符号の説明】
a、b、c、d セグメント A 切断部分 1 プリペイドカード 2 主情報エリア 3 個人情報エリア 4 指紋エリア 5 データ・ローテーション・キー 50 キーコード読取り用センサ 51 書込みヘッド 52 光学的読取りヘッド 55 指紋採取部 60 料金入力部 61 CPU 62 書込みヘッド 63 光学的読取りヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/00 G06K 19/00 U G07F 7/08 G07F 7/08 A (31)優先権主張番号 特願平8−185323 (32)優先日 平8(1996)6月27日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本ユニットが少なくとも1つの多辺形
    エレメントを含み、この多辺形エレメントの各辺を構成
    するセグメントの各々が一定量の情報を表すことを特徴
    とする2次元バーコード。
  2. 【請求項2】 複数の大きさの異なる多辺形エレメント
    が同心的に設けられることを特徴とする請求項1に記載
    の2次元バーコード。
  3. 【請求項3】 前記多辺形エレメントが四辺形のエレメ
    ントであることを特徴とする請求項1に記載の2次元バ
    ーコード。
  4. 【請求項4】 前記多辺形エレメントが四辺形のエレメ
    ントであり、エレメントの各辺が表示すべき一定量の情
    報に従って切断されていることを特徴とする請求項2に
    記載の2次元バーコード。
  5. 【請求項5】 基本ユニットが大きさの異なる前記エレ
    メントを4個含むことを特徴とする請求項4に記載の2
    次元バーコード。
  6. 【請求項6】 前記エレメントの各セグメントが複数箇
    所で切断され、これにより前記一定量の情報を表すこと
    を特徴とする請求項4に記載の2次元バーコード。
  7. 【請求項7】 各セグメントが1桁の2進数を表し、基
    本ユニット全体で16桁の2進数を表すことを特徴とす
    る請求項5に記載の2次元バーコード。
  8. 【請求項8】 各セグメントが2桁以上の2進数を表す
    ことを特徴とする請求項6に記載の2次元バーコード。
  9. 【請求項9】 各セグメントを長短からなる符号に従っ
    て切断したことを特徴とする請求項6に記載の2次元バ
    ーコード。
  10. 【請求項10】 各セグメントが一定量の情報を表すモ
    ールス符号に従って切断されていることを特徴とする請
    求項9に記載の2次元バーコード。
  11. 【請求項11】 各セグメントが一定量の情報を表すI
    TFコードに従って切断されていることを特徴とする請
    求項9に記載の2次元バーコード。
  12. 【請求項12】 前記基本ユニットが透明インクを用い
    て印刷されていることを特徴とする請求項1に記載の2
    次元バーコード。
  13. 【請求項13】 少なくとも1個の基本ユニットから成
    る2次元バーコードを用いて情報を表示し、各基本ユニ
    ットが少なくとも1つの多辺形エレメントを含み、この
    多辺形エレメントの各辺を構成するセグメントの各々が
    一定量の情報を表す2次元バーコードを用いて情報を表
    示することを特徴とする情報を有するカード。
  14. 【請求項14】 前記2次元バーコードが透明インクを
    用いてカードに印刷されていることを特徴とする請求項
    13に記載の情報を有するカード。
  15. 【請求項15】 前記カードがプリペイドカードである
    ことを特徴とする請求項13に記載のカード。
  16. 【請求項16】 発券時に特定商品の単価に対応する商
    品マークを投入金額に相当した数だけ所定エリアに書込
    まれ、カード読取り時に前記商品マーク中より使用金額
    に相当する数の商品マークを塗潰し抹消することによっ
    てカード決済が行われるプリペイドカードであって、こ
    れにおいて、前記商品マークの各々が多辺形エレメント
    を含み、この多辺形エレメントの各辺の断続によって金
    額を表すようにしたプリペイドカード。
  17. 【請求項17】 前記多辺形エレメントが四辺形である
    ことを特徴とする請求項16に記載のプリペイドカー
    ド。
  18. 【請求項18】 発券時に投入された額に対応する紙幣
    および貨幣の数だけ所定エリアに金額マークが書込ま
    れ、カード読取り時に前記金額マーク中より使用金額に
    相当する数の金額マークを塗潰し抹消することによって
    カード決済が行われるプリペイドカードであって、これ
    において、前記金額マークの各々が多辺形エレメントを
    含み、この多辺形エレメントの各辺の断続によって金額
    を表すようにしたプリペイドカード。
  19. 【請求項19】 前記多辺形エレメントが四辺形である
    ことを特徴とする請求項18に記載のプリペイドカー
    ド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047854A (ja) * 2005-08-05 2007-02-22 Fujitsu Frontech Ltd 投票カード発行装置、発行方法及びプログラム
JP2007172304A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Sony Corp 2次元バーコード、情報処理装置、情報処理方法、並びにプログラム
KR100769836B1 (ko) * 1998-06-30 2007-10-24 소니 가부시끼 가이샤 2차원 코드 인식 처리 방법, 2차원 코드 인식 처리 장치, 및 저장 매체

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