JP3016590U - プリペイドカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 プリペイドカードの改造などの不正を有効に
防止する。 【構成】 プリペイドカード１１の一方の辺に沿ってコ
ード化された価値情報が書き込まれるエリアとして設け
られた前記プリペイドカードが保有することになる最初
に設定される価値情報の書き込まれる初期コードエリア
と、前記プリペイドカードが使用される過程のコード化
された価値情報のデータコード各単位の同一桁のみを記
録するＮ個の各桁毎の同一桁記録エリア１７ａ〜１７ｄ
を有してその同一桁記録エリアは前記プリペイドカード
の前記一方の辺１６と交わる他方の辺１３に沿ってＮ個
設けられ各同一桁記録エリアはそれぞれ２次元曲線座標
で分割され、分割された区域に記録される構成の夫々異
なった外周形状を有する残金コードエリアと、前記Ｎ個
の同一桁記録エリアに書き込まれる前記価値情報のスタ
ート位置を決めるスタート位置決定情報が書き込まれた
スタート位置決定情報エリアとを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、改造などの不正使用に対する信頼性を向上させたプリペイドカー ドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

現在市場に出回っている商品には、商品管理のためのバーコードが付されてい る。このバーコードは商品提供者夫々に対し割り当てられるものであるが、商品 種類の多様化に伴ってバーコード割り当てに限界が近づいている。このため、新 たなコードとして２次元記録コードを用いた各種システムが開発され、電話事業 者や交通事業者など広範囲な分野で、代金前払によるプリペイドカードを使用し た販売システムとして用いられている。

【０００３】 図９は、前記２次元記録コード（２次元図形コード）が書き込まれた従来のプ リペイドカードの構成を示す平面図である。図において１はプリペイドカード本 体、２はプリペイドカード本体１の一方の辺に沿って代金前払により最初に設定 される金額情報が、該プリペイドカードが発券される店や日時などと共に２次元 記録コードとその表示金額の数字とにより書き込まれる初期コードエリア、３は プリペイドカードが使用される過程での残金を示す金額情報がプリペイドカード による支払を行った店や日時などと共に２次元記録コードとその表示金額の数字 とにより書き込まれる残金コードエリアであり、前記初期コードエリア２と並行 に順次下方に書き増しされる。

【０００４】 図１０は、プリペイドカード本体１の裏面を示す裏面図であり、４は前記初期 コードエリア２および残金コードエリア３に書き込み、あるいは書き込まれた２ 次元コードを読み出す際のキー情報４ａを不可視インク印刷で書き込んだ不可視 記録書込エリアであり、この不可視記録書込エリア４はあらかじめプリペイドカ ード夫々に応じて設定されている。

【０００５】 図１１は、プリペイドカード本体１の断面図であり、５と６はプリペイドカー ド保護のための表面を覆う表面層、７は表面層５，６の間に形成された感熱層で ある。前記初期コードエリア２および残金コードエリア３の２次元記録コードや その表示金額の数字は、前記感熱層７が加熱されることでインクが目視可能にな り、数字が表示される。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

従来のプリペイドカードは以上のように構成されているので、例えば図９にお いてプリペイドカード１の初期コードエリア２と残金コードエリア３との間など を横方向に切断分離して、残りの初期コードエリア２と設定金額の少ない他のプ リペイドカードの残金コードエリアとを接着剤などで接続する改造などの不正が 行われてしまう不都合があり、このような不正防止のための対策が望まれている 問題点があった。

【０００７】 本考案はこのような問題点を解消するためになされたもので、本考案の目的は 改造などの不正を有効に防止するプリペイドカードを提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案に係るプリペイドカードは、コード化された価値情報が書き込まれるプ リペイドカードにおいて、前記コードは２進数の１桁を１セグメントとしてＮセ グメント（Ｎは２以上の整数）を１単位データとしたデータコード構造であり、 前記プリペイドカードの一方の辺に沿って前記コード化された価値情報が書き込 まれるエリアとして設けられた前記プリペイドカードが保有することになる最初 に設定される価値情報の書き込まれる初期コードエリアと、前記プリペイドカー ドが使用される過程の前記コード化された価値情報のデータコード各単位の同一 桁のみを記録するＮ個の各桁毎の同一桁記録エリアを有してその同一桁記録エリ アは前記プリペイドカードの前記一方の辺と交わる他方の辺に沿ってＮ個設けら れ各同一桁記録エリアはそれぞれ２次元曲線座標で分割され、分割された区域に 記録される構成の夫々異なった外周形状を有する残金コードエリアと、前記Ｎ個 の同一桁記録エリアに書き込まれる前記価値情報のスタート位置を決めるスター ト位置決定情報が書き込まれたスタート位置決定情報エリアとを備えていること を特徴とする。 また本考案に係るプリペイドカードは、前記初期コードエリアを備えない代り に、前記初期カードエリアの価値情報を前記同一桁記録エリアに最初に書込むこ とを特徴とする。

【０００９】

【作用】

本考案におけるプリペイドカードは、残金コードエリアの価値情報の各桁毎の 書き込まれるＮ個の同一桁記録エリアに曲線座標で分割された複数の区域から構 成される各区域に順次記録され、それらＮ個の夫々異なった外周形状を有する同 一桁記録エリアが前記プリペイドカードの一方の辺と交わる他方の辺に沿って配 置して設けられ、このＮ個の同一桁記録エリアに各単位データの各桁毎に分離し て書き込まれる価値情報のスタート位置は、スタート位置決定情報エリアに書き 込まれたスタート位置決定情報により決定されるので、前記価値情報は暗号化さ れて書き込まれることになり、プリペイドカードの切断と接続とによる改造など の不正を行うと同一桁記録エリアの区域を分ける座標曲線を複数箇所で接続面と 交叉し、さらに、前記残金コードエリアに暗号化されて書き込まれた価値情報が 破壊され、これら価値情報が無意味なものとなって改造などの不正を有効に防止 する。 また初期コードエリアをなくし、そのエリアを残金コードエリアに書込んでも 、同じ様に作用し、不正を有効に防止できる。

【００１０】

【実施例】

以下、本考案の第１の実施例を図について説明する。図１は、本実施例のプリ ペイドカードの構成を示す平面図である。図において、１１はプリペイドカード 本体、１２はプリペイドカード本体１１の一方の辺１６に沿って２次元記録コー ド（２次元図形コード）により金額情報が発券機で発行した店とその日時と共に 書き込まれた初期コードエリア、１４は初期コードエリア１２に最初に書き込ま れた例えば「１００００円」の金額情報などを表わす２次元記録コードである。 １５はプリペイドカード本体１１の他方の辺１３に沿って書き込まれた「１００ ００円」の金額を表わす表示金額数字である。

【００１１】 １７ａ，１７ｂ，１７ｃ，１７ｄはプリペイドカードを使用する過程の前記プ リペイドカードが保有している残額をプリペイドカードによる金額支払処理を行 った店をその日時と共に示す２次元記録コードによる情報１８の書き込まれる複 数の曲線から構成される夫々異なった外周形状を有する残金コードエリア１７の ４個の同一桁記録エリアであり、プリペイドカード本体１１の他方の辺１３（前 記一方の辺１６とは直交している）に沿って配置して設けられている。例えば２ 次元記録コードが４ビットで表わすコードにより構成される場合には、その各桁 毎に４個の同一桁記録エリアが割り振られる。すなわち最下位の桁は同一桁記録 エリア１７ａ、次の上位桁は同一桁記録エリア１７ｂ、さらに次の上位桁は同一 桁記録エリア１７ｃ、さらに次の上位桁は同一桁記録エリア１７ｄなどと各桁毎 に割り振られることになる。２０は２次元記録コードにより書き込まれた第１回 目、第２回目の残額を示す情報１８の内容「７０００円」、「４０００円」を表 わした数字、２１は２次元記録コードにより書き込まれた最終回の残額を示す情 報の内容「０円」を表わした数字である。２２は不可視記録書込エリア、２３は 不可視記録書込エリア２２に書き込まれたキー情報である。

【００１２】 図２は、不正改造されたプリペイドカードの一例を示す平面図であり、２４の 部分を残額の書き込まれていない使用前の初期設定金額の少ないプリペイドカー ドの一部を切断接続部Ｓで接続し置き換えている。このような不正改造が行われ ると、本実施例のプリペイドカードでは同一桁記録エリア１７ａ，１７ｂ，１７ ｃ，１７ｄがプリペイドカード本体の辺１３に沿って設けられているため、同一 桁記録エリア１７ａ，１７ｂ，１７ｃ，１７ｄに書き込まれた金額情報である２ 次元記録コードによる情報１８は接続部Ｓで２次元記録コードに不整合が生じる 。すなわち、水平方向の曲線座標の曲線と切断線とは複数箇所で交叉し接続され るので、記録データとして途中で破損した部分が生じ、最初に書き込まれた「１ ００００円」の金額情報に関する情報が正しく読み出せなくなり、このような改 造を行った後のプリペイドカードは使用不能になり、このような不正改造による 不正使用が防止できる。さらに、不可視記録２３Ａの書込エリアも２２Ａに変り 、不正使用の防止を確実にする。

【００１３】 図３は、不可視記録書込エリア２２に書き込まれたキー情報と、そのキー情報 に応じてあらかじめ決定されている前記４分割された残金コードエリア１７の同 一桁記録エリア１７ａ，１７ｂ，１７ｃ，１７ｄに各桁毎に書き込まれる価値情 報のスタート位置を示すスタート位置情報との関係を示すテーブルＴＬを示す説 明図である。これら残金コードエリア１７に書き込まれる金額情報は所定方向に 順次書き込まれるものとしてあらかじめ決定されている。このテーブルＴＬは、 後述する発券機３１およびプリペイドカード処理装置４１の制御を行うマイクロ コンピュータシステムのＲＯＭ５４に格納されている。

【００１４】 図４は、不可視記録書込エリア２２に書き込まれたキー情報に応じた、前記４ 分割された同一桁記録エリア１７ａ，１７ｂ，１７ｃ，１７ｄに各桁毎に書き込 まれる価値情報のスタート位置を示す説明図であり、前記キー情報が「０，０， ０」であるときにはそのスタート位置は図４の（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ） に示すように同一桁記録エリアの左上の「０」位置からスタートする。また、前 記キー情報が「１，０，１」であるときにはそのスタート位置は同図（ａ），（ ｂ），（ｃ），（ｄ）に示すように同一桁記録エリアの左下の「６」位置からス タートする。尚、スタート位置は同一桁記録エリア毎に異っていてもよい。

【００１５】 次に本考案の第２の実施例について説明する。図５は、本実施例のプリペイド カードの構成を示す平面図であり、図１と同一の部分については同一の符号を付 し説明を省略する。本実施例のプリペイドカードでは、初期コードエリアは設け られておらず、その代り、初期コードエリアの価値情報は残金コードエリアに含 まれた場合を示す。その同一桁記録エリアは複数の曲線座標で区分され構成され る夫々異なった外周形状を有し、その同一桁記録エリア１７ａ，１７ｂ，１７ｃ ，１７ｄに最初に書き込まれる「１００００円」の金額情報に関する初期コード エリアとしての情報も記録される。

【００１６】 図６は、本実施例のプリペイドカードを発行するための発券機３１の構成を示 す構造図であり、３２は何も書き込まれていないプリペイドカードへ最初の金額 情報を書き込むため、前記プリペイドカードを挿入する挿入孔である。３３は挿 入孔３２から挿入されたプリペイドカードの不可視記録書込エリアに書き込まれ ているキー情報を読み取るための投光部、３４は不可視記録書込エリア２２の反 射率の変化からキー情報を読み取るための読取部である。これら投光部３３と読 取部３４とにより不可視マーク読取ヘッドが構成されている。３５と３６はプリ ペイドカードの送りローラである。３７はプリペイドカードに２次元記録コード で金額情報およびその発券に関する情報を書き込むための書込ヘッド、３８は２ 次元記録コードで書き込まれている金額情報およびその発券に関する情報を読み 取るための読取ヘッド、３９は金額情報が初期コードエリアに書き込まれたプリ ペイドカードの排出孔である。

【００１７】 図７は、例えばこのプリペイドカードを使用して商品あるいはパチンコ玉貸し 用の自動販売を行うことのできる自動販売機に設けられたプリペイドカード処理 装置４１の構成を示す構造図である。図７において図６と同一の部分については 同一の符号を付し説明を省略する。このプリペイドカード処理装置４１では、プ リペイドカードを発行する前記発券機と異なり排出孔３８は挿入孔３２を兼ねて おり、挿入孔３２から挿入されたプリペイドカードは、送りローラ３５，３６に よりプリペイドカード処理装置４１の内部を左側から右側へ所定の位置まで送ら れてから、再度左側へ送り戻されて排出孔３８から排出される。

【００１８】 図８は、前記発券機３１およびプリペイドカード処理装置４１の制御を行うマ イクロコンピュータシステムの構成を示すブロック図であり、図において５１は ＣＰＵ、５２は各種操作釦を有した操作部、５３は操作部との信号授受を行うた めの入出力ポート、５４は前記テーブルＴＬを格納したＲＯＭ、５５はＲＡＭ、 ５６は送りローラを駆動するためのローラ駆動部、５７はアンプ、５８はローラ 駆動部を制御するための信号授受を行うための入出力ポート、５９はプリペイド カードの残額や購買した商品名や金額を表示するための表示部、６０は表示部５ ９のインターフェースである。

【００１９】 ６１はプリペイドカードの残額が不足する際に投入される貨幣の額を認識した り、釣銭を排出するための金銭出納処理部、６２は金銭出納処理部４１との間で 信号授受を行うためのインターフェースである。６３は読取ヘッド３８との間で 信号授受を行うインターフェース、６４は書込ヘッド３７との間で信号授受を行 うインターフェース、６５は不可視マーク読取ヘッドとの間で信号の授受を行う インターフェースである。

【００２０】 発券機３１では、挿入孔３２から挿入されたプリペイドカードは、まず不可視 マーク読取ヘッドの投光部３３と読取部３４とにより、不可視記録書込エリア２ ２に書き込まれたキー情報が読み取られ、金銭出納処理部６１から挿入された金 額に応じた金額情報が発行場所および日時と共に前記読み取ったキー情報に応じ てコーディングされ、送りローラ３５，３６間の書込ヘッド３７により２次元記 録コード情報として初期コードエリア１２に書き込まれ、排出孔３９から排出さ れる。この場合、書き込まれる各情報はテーブルＴＬを参照して得られたスター ト位置から書き込まれる。

【００２１】 また、プリペイドカード処理装置４１では、挿入孔３２から挿入されたプリペ イドカードは、先ず送りローラ３５，３６により左側から右側に送られていく過 程で、その初期コードエリア１２に書き込まれている金額情報と、残金コードエ リア１７に書き込まれている残金を示す情報、すなわち複数の曲線から構成され る夫々異なった外周形状を有する同一桁記録エリア１７ａ，１７ｂ，１７ｃ，１ ７ｄに書き込まれている金額情報と残金を示す情報とが読み出される。さらに投 光部３３と読取部３４とからなる不可視マーク読取ヘッドにより不可視記録書込 エリア４に書き込まれているキー情報が読み取られ、このキー情報を基に前記読 み取られた金額情報や残金を示す情報が認識され、さらにこの認識した残金の範 囲内の商品購入あるいはパチンコ玉貸し数などを許可する。このとき、挿入され たプリペイドカードは右端の位置で停止している。

【００２２】 商品購入者が操作部５２の操作キーを操作して商品を購入すると、それまでプ リペイドカード処理装置の内部の右端の位置で停止していたプリペイドカードは 、書込ヘッド３７の位置まで送られ、商品購入に要した金額を減算した残額がプ リペイドカードによる支払場所および日時と共に同一桁記録エリア１７ａ，１７ ｂ，１７ｃ，１７ｄのそれまで書き込まれていた残額を示す情報の次に書き込ま れる。この場合、書き込まれる各情報はテーブルＴＬを参照して得られたスター ト位置を基準して書き込まれ、数字などの情報は順次下方に書き連ねられる。そ の後さらにプリペイドカードは左側に送られ、今度は読取ヘッド３８により先程 書き込んだ残額を示す情報を読取り、感熱紙が発色し正しく残額が書き込まれて いるか否かを判断するためのベリファイが実行される。この場合の前記情報の読 み取りも前記スタート位置を基準にして読み出される。この結果、正しく残額が 書き込まれていると判断されると、プリペイドカードは排出孔３９から排出され る。感熱紙が発色していなければ改造プリペイドカードとしてその表示などを行 う。尚、前記スタート位置キー情報は不可視記録書込エリア２２にあるとしたが 、初期コードエリアの中に含めておいてもよい。

【００２３】

【考案の効果】

以上のように、本考案によればＮ桁数のデータの価値情報の各桁毎の書き込ま れるＮ個分割された残金コードエリアは複数の曲線で区分され構成される夫々異 なった外周形状を有するＮ個の同一桁記録エリアからなり、それが前記プリペイ ドカードの前記一方の辺に沿って配置し設けるようにして、さらに前記価値情報 の書き込みあるいは読み出しは暗号化されたスタート位置決定情報により決定さ れるスタート位置を基準に行われるので、プリペイドカードを不正に改造すると 前記同一桁記録エリアにコード化されて書き込まれた価値情報が破壊されること になり使用不能になることから、不正改造を有効に防止できる効果がある。特に 、同一桁記録エリアは曲線で区分されているので、不正のためカードを切断する と、その面は複数の箇所で交叉するので不正が困難となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１の実施例によるプリペイドカード
を示す平面図である。

【図２】本考案の第１の実施例における不正改造された
プリペイドカードを示す平面図である。

【図３】不可視記録書込エリアに書き込まれたキー情報
と、そのキー情報に応じてあらかじめ決定されている４
分割された価値情報コードエリアに各桁毎に書き込まれ
る価値情報のスタート位置を示すスタート位置情報との
関係を示すテーブルを示す説明図である。

【図４】不可視記録書込エリアに書き込まれたキー情報
に応じた、４分割された価値情報コードエリアに各桁毎
に書き込まれる価値情報のスタート位置を示す説明図で
ある。

【図５】本考案の第２の実施例によるプリペイドカード
を示す平面図である。

【図６】本考案の実施例によるプリペイドカードを発行
する発券機の構成を示す構造図である。

【図７】本考案の実施例によるプリペイドカードを使用
して商品の自動販売を行うことのできる自動販売機に設
けられたプリペイドカード処理装置の構成を示す構造図
である。

【図８】発券機およびプリペイドカード処理装置の制御
を行うマイクロコンピュータシステムの構成を示すブロ
ック図である。

【図９】従来のプリペイドカードを示す平面図である。

【図１０】従来のプリペイドカードを示す裏面図であ
る。

【図１１】従来のプリペイドカードの断面図である。

【符号の説明】

１１ プリペイドカード本体 １２ 初期コードエリア １７ 残金コードエリア １７ａ，１７ｂ，１７ｃ，１７ｄ 残金コードエリアの
同一桁記録エリア ２２ 不可視記録書込エリア ２３ キー情報

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０６Ｋ 19/10 19/00 Ｇ０６Ｋ 19/00 Ｕ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コード化された価値情報が書き込まれる
   プリペイドカードにおいて、前記コードは２進数の１桁
   を１セグメントとしてＮセグメント（Ｎは２以上の整
   数）を１単位データとしたデータコード構造であり、前
   記プリペイドカードの一方の辺に沿って前記コード化さ
   れた価値情報が書き込まれるエリアとして設けられた前
   記プリペイドカードが保有することになる最初に設定さ
   れる価値情報の書き込まれる初期コードエリアと、前記
   プリペイドカードが使用される過程の前記コード化され
   た価値情報のデータコード各単位の同一桁のみを記録す
   るＮ個の各桁毎の同一桁記録エリアを有してその同一桁
   記録エリアは前記プリペイドカードの前記一方の辺と交
   わる他方の辺に沿ってＮ個設けられ各同一桁記録エリア
   はそれぞれ２次元曲線座標で分割され、分割された区域
   に記録される構成の夫々異なった外周形状を有する残金
   コードエリアと、前記Ｎ個の同一桁記録エリアに書き込
   まれる前記価値情報のスタート位置を決めるスタート位
   置決定情報が書き込まれたスタート位置決定情報エリア
   とを備えていることを特徴とするプリペイドカード。
2. 【請求項２】 前記初期コードエリアを備えない代り
   に、前記初期カードエリアの価値情報を前記同一桁記録
   エリアに最初に書込むことを特徴とする請求項１記載の
   プリペイドカード。