JPH1072806A - アスファルト乳剤散布機械 - Google Patents

アスファルト乳剤散布機械

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JPH1072806A
JPH1072806A JP23119896A JP23119896A JPH1072806A JP H1072806 A JPH1072806 A JP H1072806A JP 23119896 A JP23119896 A JP 23119896A JP 23119896 A JP23119896 A JP 23119896A JP H1072806 A JPH1072806 A JP H1072806A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アスファルト乳剤の噴射量を煩雑な作業を伴
うことなく変更することができるアスファルト乳剤散布
機械を提供する。 【解決手段】 噴射量が異なる複数種類のノズル40,
41と、アスファルト乳剤を噴射させるノズル40,4
1の種類を選択的に切り換える切換手段40a,41
a,42,43,44とを具備することにより、アスフ
ァルト乳剤の噴射量を変更する必要が生じた場合に、切
換手段40a,41a,42,43,44でアスファル
ト乳剤を噴射させるノズル40,41の種類を選択的に
切り換えれば、ノズルを噴射量の異なる種類のものに交
換するという煩雑な作業を伴うことなく、アスファルト
乳剤の噴射量を変更することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスファルト乳剤
を下層路面上に散布する乳剤散布専用のアスファルト乳
剤散布機械、およびアスファルト乳剤散布にアスファル
ト合材の敷均し等の他の機能を複合させたアスファルト
乳剤散布機械に関する。
【0002】
【従来の技術】アスファルト合材を未舗装の路盤、アス
ファルト舗装体やその切削面、コンクリート舗装体の下
層路面の上に敷き均すアスファルトフィニッシャやリペ
ーバ或いはリミキサ等の敷均し機械として、アスファル
ト合材を収容するホッパと、アスファルト合材の送出し
装置と、アスファルト乳剤を散布する乳剤散布装置と、
スクリードとが設けられ、アスファルト乳剤を乳剤散布
装置で下層路面上に散布しながら、ホッパからアスファ
ルト合材を下層路面の散布乳剤の上に送出し装置で送り
出してスクリードで敷き均すものが知られている(特開
平4−203006号公報、米国特許第5,069,5
78号)。また、走行車両に乳剤散布装置のみを装備
し、アスファルト乳剤を下層路面上に散布する乳剤散布
専用のアスファルトディストリビュータも知られている
(実公平1−11775号公報)。このような機械に適
用される乳剤散布装置には、乳剤タンクから供給される
アスファルト乳剤を噴射するノズルが複数設けられてお
り、全てのノズルが、同じ一定の噴射量でアスファルト
乳剤を噴出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、全ての
ノズルが同じ一定の噴射量でアスファルト乳剤を噴出す
るようになっている従来の装置では、アスファルト乳剤
の噴射量を変更する必要が生じた場合、ノズルを噴射量
の異なる種類のものに交換しなければならず、大変な労
力が必要であるという問題があった。したがって、本発
明の目的は、アスファルト乳剤の噴射量を煩雑な作業を
伴うことなく変更することができるアスファルト乳剤散
布機械を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明に係るアスファルト乳剤散布
機械は、走行車両に、アスファルト乳剤を噴射するノズ
ルが設けられてなるものであって、噴射量が異なる複数
種類のノズルと、アスファルト乳剤を噴射させるノズル
の種類を選択的に切り換える切換手段と、を具備してな
ることを特徴としている。
【0005】請求項2記載の発明に係るアスファルト乳
剤散布機械は、前記複数種類のノズルが、アスファルト
乳剤を噴出させる噴出口の口径の相違により噴射量が異
なるものであることを特徴としている。
【0006】請求項3記載の発明に係るアスファルト乳
剤散布機械は、前記切換手段が、前記ノズルを開閉する
ものであることを特徴としている。
【0007】請求項4記載の発明に係るアスファルト乳
剤散布機械は、前記走行車両の前記ノズルより後方に
は、アスファルト合材を送出し部から下層路面上に送り
出す送出し装置の前記送出し部と、前記送出し装置によ
って下層路面上に送り出されたアスファルト合材を敷き
均すスクリードとが設けられていることを特徴としてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図1ないし図5は本発明に
係るアスファルト乳剤散布機械の一実施例を示す。この
アスファルト乳剤散布機械は、アスファルト乳剤の散布
とともにアスファルト合材の敷均しを行うアスファルト
フィニッシャであり、自走式の走行車両1に、アスファ
ルト合材を収容するホッパ2と、アスファルト合材の送
出し装置3と、左右、前後に分けて伸縮自在に設けられ
た一対のスプレーバー4A,4Bと、左右、前後に分け
て伸縮自在に設けられた一対のスクリード5A,5Bが
設けられ、アスファルト乳剤をスプレーバー4A,4B
で下層路面としての未舗装の路盤6上に散布しながら、
ホッパ2からアスファルト合材を路盤6の散布乳剤の上
に送出し装置3で送り出してスクリード5A,5Bで敷
き均す構成となっている。
【0009】送出し装置3は、ホッパ2からアスファル
ト合材を運び出すバーフィーダ3aと、バーフィーダ3
aによって運ばれてきたアスファルト合材を走行車両1
の幅方向に広げて路盤6上に送り出すスプレッディング
スクリュ(送出し部)3bとから成る。スプレーバー4
A,4Bとスクリード5A,5Bとは、上述したように
それぞれ左右の一対が、走行車両1の進行方向の前後に
平行に位置をずらして該車両1に支持され、該車両1の
幅方向(左右方向)に伸縮自在に設けられており、乳剤
の散布幅とアスファルト合材Aの敷均し幅とを任意に調
節することができるようになっている。図の走行車両1
はクローラ式となっているが、車輪式のものもある。
【0010】各スプレーバー4A,4Bはダクト構造で
スプレッディングスクリュ3bの直前に設けられ、また
各スプレーバー4A,4Bの直前に同じく左右、前後に
分けて伸縮自在に設けられた一対のダクト構造の吸引装
置10A,10Bが設けられている。各吸引装置10
A,10Bは路盤6の水分を下面の多数のノズル口から
吸引して除去するものであり、図示は略すが、可撓性の
吸引ホースによってサイクロン式の気水分離器に接続さ
れ回収タンクに連結されている。
【0011】各吸引装置10A,10Bは、各スプレー
バー4A,4Bと同様に、左右の一対が走行車両1の進
行方向の前後に位置をずらして該車両1に支持され、該
車両1の幅方向に伸縮自在に設けられている。各スプレ
ーバー4A,4Bと各吸引装置10A,10Bとは、互
いの外端を各スクリード5A,5Bのサイドプレート8
(図1では省略)に連結されて走行車両1に支持されて
おり、スクリード5A,5Bの伸縮動作時に、それに従
って一緒に伸縮する構造となっている。スプレーバー4
A,4B、スクリード5A,5B、吸引装置10A,1
0Bは、それぞれ個別に伸縮するようにしてもよい。
【0012】次に、図3〜図5を参照して各スプレーバ
ー4A,4B等についてさらに詳細に説明する。走行車
両1には、左右方向に延在するとともに前後方向におけ
る両端に下方に延出する支持板部11が設けられた断面
コ字状の支持部材12が、支持具12Aを介して懸垂支
持されて設けられており、この支持部材12の両支持板
部11には、それぞれ内側と外側とで対をなす溝付きの
支持ローラ13が、前記左右方向に適宣間隔をあけて複
数対配置され、かつ走行車両1の走行方向に向けて両支
持板部11に固定した支持軸12B,12Bに左右方向
に回転自在に支持されて設けられている。そして、内側
の各支持ローラ13が、その溝に、走行車両1における
左右方向に延在したスライド部材14の上下の突条を係
合させ該左右方向にのみ略水平に移動自在となるように
スライド部材14を支持しており、該スライド部材14
の下部に、左右方向に延在するスプレーバー4Aが連結
片14Aを介して固定されている。また、支持部材12
の後側に設けた外側の支持ローラ13が、走行車両1に
おける左右方向に延在した後側のスライド部材15を該
左右方向にのみ移動自在となるように支持しており、支
持部材12の前側に設けた外側の支持ローラ13が、左
右方向に延在した前側のスライド部材16を該左右方向
にのみ略水平に移動自在となるように支持している。
【0013】後側のスライド部材15の下側には、前側
のスプレーバー4Aと長さ方向に平行させ、その後側に
位置をずらした状態でスプレーバー4Bが連結部材17
を介して固定されている。この後側のスプレーバー4B
には連結部材18が固定されており、該連結部材18と
前側のスライド部材16に固定された連結部材19との
間には、上部が開口した直方体状の回収ボックス(受け
部材)20が固定されている。これにより、後側のスラ
イド部材15、連結部材17、後側のスプレーバー4
B、連結部材18、回収ボックス20、連結部材19お
よび前側のスライド部材16は一体に構成されている。
各スプレーバー4A,4Bには、それぞれ、その長さ方
向に沿って噴出口の口径の異なる第1,第2のノズル4
0,41の対が、複数対、等間隔に配列されかつ下方に
噴出方向を向けた状態で取り付けられている。
【0014】各スプレーバー4A,4Bは、ダクト構造
をなしており、その内部が、図5に示すように、導入配
管23により乳剤タンク22と連結されている。そし
て、導入配管23に設けられたスプレーポンプ24で、
乳剤タンク22からフィルタ23Aを介して吸入された
アスファルト乳剤が、各スプレーバー4A,4Bの内部
に導入されることにより、各スプレーバー4A,4Bの
内部に連通する第1,第2のノズル40,41からアス
ファルト乳剤を噴出させるようになっている。なお、各
ノズル40,41には、それらの噴出口の開閉を切り換
える第1,第2の開閉シリンダ(切換手段)40a,4
1aがそれぞれ設けられている。
【0015】第1の同口径のノズル40の第1の開閉シ
リンダ40aは、空気圧で駆動されるもので、第1の切
換弁(切換手段)43によって、エアコンプレッサ(切
換手段)42から一方の室に空気圧が導入されかつ他方
の室から空気圧が逃されると第1のノズル40の噴出口
を閉じ、逆に、第1の切換弁43によって、前記一方の
室から空気圧が逃されかつ前記他方の室に空気圧が導入
されると第1のノズル40の噴出口を開くようになって
いる。第2の同口径のノズル41の第2の開閉シリンダ
41aも同様に、第2の切換弁(切換手段)44によっ
て、エアコンプレッサ42から一方の室に空気圧が導入
されかつ他方の室から空気圧が逃されると第2のノズル
41の噴出口を閉じ、逆に、第2の切換弁44によっ
て、前記一方の室から空気圧が逃されかつ前記他方の室
に空気圧が導入されると第2のノズル41の噴出口を開
くようになっている。
【0016】上記した回収ボックス20は、前側のスプ
レーバー4Aに対して設けられており、該スプレーバー
4Aが後側のスプレーバー4Bに対し長さ方向において
重なり合う部分にある前側のスプレーバー4Aの第1,
第2のノズル40,41に対向して配置されることによ
り、該重なり合う部分にある第1,第2のノズル40,
41から噴出されるアスファルト乳剤を受けるようにな
っている。ここで、この回収ボックス20は、後側のス
プレーバー4Bと同じ長さとされ、走行車両1における
幅方向(左右方向)の位置を、該スプレーバー4Bのそ
れと一致させた状態で上記のように後側のスプレーバー
4Bに固定されている。これにより、各スプレーバー4
A,4B同士の相対移動位置に拘わらず、常に、前側の
スプレーバー4Aの、後側のスプレーバー4Bに重なり
合う部分にある各ノズル40,41から噴出されるアス
ファルト乳剤を受けるようになっている。
【0017】回収ボックス20の底面には、余剰回収配
管27が連結されている。この余剰回収配管27は乳剤
タンク22に通じており、途中に設けられた余剰回収ポ
ンプ28で回収ボックス20内の乳剤をフィルタ27A
を介して吸引して乳剤タンク22に戻すようになってい
る。
【0018】ここで、スプレーポンプ24および余剰回
収ポンプ28は油圧駆動式のポンプであり、ディーゼル
エンジン46で駆動される油圧ポンプ47から供給され
る作動油で回転されるようになっている。また、ディー
ゼルエンジン46は、熱油を循環させる熱油ポンプ48
をも駆動するようになっており、回収ボックス20に
は、受けたアスファルト乳剤を、前記熱油で加熱するオ
イルジャケットからなるヒータ29が、底面もしくは周
囲、またはその両者に設けられている。なお、作動油と
熱油は共用されており、よって、その貯留用の油タンク
49も一つで共用されている。上記ヒータ29は、回収
ボックス20内に配管した蛇管で形成したものであって
もよい。さらに、ディーゼルエンジン46は、発電機5
1をも駆動するようになっており、該発電機51の発電
力によって、乳剤タンク22のアスファルト乳剤を電気
ヒータ52で、油タンク49の油を電気ヒータ53でそ
れぞれ加熱するようになっている。なお、図5におい
て、31は乳剤散布を停止させるよう両ノズル40,4
1を閉じた状態において、アスファルト乳剤を流動性を
維持させるため循環させる循環用配管であり、その途中
には、上記アスファルト乳剤の循環時において開かれ、
それ以外のときには閉じられる開閉弁32が設けられて
いる。該開閉弁32はエアコンプレッサ42から供給さ
れる圧縮空気によって操作されるようになっている。
【0019】以上に述べたアスファルトフィニッシャに
おいては、作業時には、第1の切換弁43によって全て
の一方のノズル40を開状態とし第2の切換弁44によ
って全ての他方のノズル41を閉状態としておき、送出
し装置3と、スプレーポンプ24、余剰回収ポンプ28
とを作動させると共に、走行車両1を前進走行させる
と、スプレーポンプ24により乳剤タンク22からアス
ファルト乳剤が吸引され、導入配管23を通して各スプ
レーバー4A,4Bに供給される。そして、スプレーバ
ー4A,4Bの一方のノズル40からアスファルト乳剤
が路盤6上に散布されると共に、ホッパ2からバーフィ
ーダ3aにより走行車両1の後方に送り出されたアスフ
ァルト合材が、スプレッディングスクリュ3bにより、
散布されたアスファルト乳剤の上に広げられ、スクリュ
5A,5Bにより敷き均されて、路盤6上にアスファル
ト舗装が施工される。この際、必要舗装幅に応じて、ス
クリード5A,5Bが走行車両1の幅方向に伸縮される
と、スプレーバー4A,4Bもスクリード5A,5Bと
一緒に同方向に伸縮され、アスファルト乳剤の散布幅が
変更調節される。上記において、上記散布幅の調節によ
り、前側のスプレーバー4Aの、後側のスプレーバー4
Bに対する重なり合う部分がある第1のノズル40から
噴出されるアスファルト乳剤は、回収ボックス20に受
けられ、余剰回収ポンプ28により余剰回収配管27を
経て乳剤タンク22に戻される。上記において、各スプ
レーバー4A,4Bに供給されたアスファルト乳剤は、
複数の同口径の一方のノズル40のみから、その噴出口
の口径に応じた噴射量で路盤6に散布されることになる
が、舗装条件の変更等に応じて、上記の状態からアスフ
ァルト乳剤の噴射量を変更する場合には、第1の切換弁
43によって全ての第1のノズル40を閉状態とし、第
2の切換弁44によって全ての第2のノズル41を開状
態として、スプレーポンプ24でアスファルト乳剤を各
スプレーバー4A,4Bに供給させると、第1のノズル
40とは口径の異なる複数の同口径の第2のノズル41
のみからその噴出口の口径に応じた噴射量でアスファル
ト乳剤が路盤6に散布されることになる。
【0020】このように、噴出口の口径が異なることに
より噴射量が異なる二種類の第1,第2のノズル40,
41と、アスファルト乳剤を噴射させるノズルの種類
を、すなわち第1のノズル40にするかあるいは該第1
のノズル40とは噴出口の口径の異なる第2のノズル4
1にするかを選択的に切り換えるためのエアコンプレッ
サ42、第1,第2の切換弁43,44および第1,第
2の開閉シリンダ40a,41aを有しているため、ア
スファルト乳剤の噴射量を変更する必要が生じた場合に
おいても、エアコンプレッサ42、各切換弁43,44
および第1,第2の開閉シリンダ40a,41aでアス
ファルト乳剤を噴射させる第1,第2のノズル40,4
1の種類を切り換えれば、アスファルト乳剤の噴射量を
変更することができ、よって、ノズルを噴射量の異なる
種類のものに交換するという煩雑な作業を伴うことな
く、容易にアスファルト乳剤の噴射量を変更することが
できる。また、アスファルト乳剤を噴射させる第1,第
2のノズル40,41の種類の切り換えは、第1,第2
の開閉シリンダ40a,41aにより第1,第2のノズ
ル40,41を開閉させることで行うため、種類が異な
る第1,第2のノズル40,41に対して、第1,第2
のノズル40,41以外の乳剤の経路は乳剤タンク22
から各スプレーバー4A,4Bに至るまで共用すること
ができる。
【0021】なお、以上においては、噴射量の異なる二
種類の第1,第2のノズル40,41を切り換える場合
を例にとり説明したが、噴射量の異なる三種類以上のノ
ズルを切り換える場合も切換弁およびノズルを増やすこ
とで対応可能である。前記において、一時的に作業を停
止するような場合には、第1,第2の切換弁43,44
を切り換えることにより、第1,第2の開閉シリンダ4
0a,41aを介して全ての第1,第2のノズル40,
41を閉じると共に、循環用配管31の開閉弁32を開
くと、スプレーポンプ24から各スプレーバー4A,4
Bに供給されるアスファルト乳剤は、路盤6に散布され
ることなく、循環用配管を経て乳剤タンク22に戻され
ることになり、該乳剤タンク22と各スプレーバー4
A,4Bとの間を循環する。このため、アスファルト乳
剤が路盤6への散布を停止されたとき、導入配管23、
各スプレーバー4A,4B等の内部に滞留して流動性が
低下するといった不都合は無くなる。また、上記実施例
においては、後側のスプレーバー4Bに回収ボックス2
0を設けて、前側のスプレーバー4Aからのアスファル
ト乳剤の余剰分を回収するように構成されているが、前
側のスプレーバー4Aに回収ボックス20を設けて、後
側のスプレーバー4Bからのアスファルト乳剤の余剰分
を回収するようにしてもよい。また、アスファルト乳剤
の散布を行うものであれば、アスファルトフィニッシャ
以外の、例えば、リペーバやリミキサ等の敷均し機械に
も実施することができ、勿論、アスファルト乳剤の散布
専用機械にも実施することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るアス
ファルト乳剤散布機械においては、噴射量が異なる複数
種類のノズルと、アスファルト乳剤を噴射させるノズル
の種類を切り換える切換手段を設けたことにより、アス
ファルト乳剤の噴射量を変更する必要が生じた場合にお
いても、切換手段でアスファルト乳剤を噴射させるノズ
ルの種類を切り換えれば、アスファルト乳剤の噴射量を
変更することができ、よって、ノズルを噴射量の異なる
種類のものに交換するという煩雑な作業を伴うことな
く、アスファルト乳剤の噴射量を容易に変更することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアスファルト乳剤散布機械の一
実施例を示す側面図である。
【図2】 図1のアスファルト乳剤散布機械の平面図で
ある。
【図3】 スプレーバーを示す斜視図である。
【図4】 スプレーバーおよび回収装置を示す断面図で
ある。
【図5】 アスファルト乳剤の散布および回収系統を示
す配管図である。
【符号の説明】
1 走行車両 3 送出し装置 3b スプレッデングスクリュ(送出し部) 4A,4B スプレーバー 5A,5B スクリード 6 路盤 40,41 ノズル 40a,41a 開閉シリンダ(切換手段) 42 エアコンプレッサ(切換手段) 43,44 切換弁(切換手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車両に、アスファルト乳剤を噴射す
    るノズルが設けられてなるアスファルト乳剤散布機械に
    おいて、 噴射量が異なる複数種類のノズルと、 アスファルト乳剤を噴射させるノズルの種類を選択的に
    切り換える切換手段と、を具備してなることを特徴とす
    るアスファルト乳剤散布機械。
  2. 【請求項2】 前記複数種類のノズルは、アスファルト
    乳剤を噴出させる噴出口の口径の相違により噴射量が異
    なるものであることを特徴とする請求項1記載のアスフ
    ァルト乳剤散布機械。
  3. 【請求項3】 前記切換手段は、前記ノズルを開閉する
    ものであることを特徴とする請求項1または2記載のア
    スファルト乳剤散布機械。
  4. 【請求項4】 前記走行車両の前記ノズルより後方に
    は、アスファルト合材を送出し部から下層路面上に送り
    出す送出し装置の前記送出し部と、前記送出し装置によ
    って下層路面上に送り出されたアスファルト合材を敷き
    均すスクリードとが設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか一項に記載のアスファルト乳剤
    散布機械。
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