JPH1072314A - 錠剤形態の化粧品 - Google Patents

錠剤形態の化粧品

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Publication number
JPH1072314A
JPH1072314A JP23160596A JP23160596A JPH1072314A JP H1072314 A JPH1072314 A JP H1072314A JP 23160596 A JP23160596 A JP 23160596A JP 23160596 A JP23160596 A JP 23160596A JP H1072314 A JPH1072314 A JP H1072314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
tablet
cosmetic
pouch
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP23160596A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Masubuchi
明彦 増渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wakodo Co Ltd
Original Assignee
Wakodo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Wakodo Co Ltd filed Critical Wakodo Co Ltd
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Publication of JPH1072314A publication Critical patent/JPH1072314A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベビーパウダー等のパウダー形態の化粧品の
使用時飛散を防ぎ、携帯に便利なように錠剤とし、これ
を小包装袋に収容した化粧品袋を提供する。 【解決手段】 タルク粉末を主成分とする錠剤形態から
なり、使用時に粉砕してパウダーとすることができる化
粧品、及びこの錠剤を散布面が多孔性シートからなる小
包装袋に収容した化粧品袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タルク粉末を主成
分とするベビーパウダー、ボディパウダー、フェースパ
ウダー等を錠剤形態とし、この錠剤と散布面が多孔性シ
ートからなる小包装袋に収容したものであって、使用時
に容易に錠剤を粉砕してパウダーとすることができる、
携帯に適した化粧品袋に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ベビー
パウダー等のパウダー形態の化粧品は、皮膚に散布する
とすべりがよくなり、汗等の吸収力も大きいので広く用
いられているが、使用時の飛散性が大きいので乳幼児が
パウダーを吸入する心配があり、また外出時等にパウダ
ー容器を携帯しなければならないのは不便である。
【0003】そこで携帯用として、パウダーに油成分を
結合剤として配合したものを容器に充填した後、圧縮し
て固形状とし、これを塗布用として用いるものが知られ
ている。このものはパウダーに比べて飛散性が改善され
ているものの、皮膚へのべたつき感があり、爽快感が劣
る。またパフで塗布して用いられるので、繰り返し使用
するうちに非衛生的となり、さらにまた直径5〜10cm
のハードケースに収容されたものを携帯するには不便で
ある。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点を改善し
た錠剤形態の化粧品及びこれを小包装袋に収容した携帯
に適した化粧品袋を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、タルク粉末を
主成分とする錠剤形態からなり、使用時に粉砕してパウ
ダーとすることができる化粧品、及びこのような錠剤形
態の化粧品を、散布面が多孔性シートからなる小包装袋
に収容したもので、使用時パウダーの飛散を防ぐことが
でき、携帯に適した化粧品袋である。
【0006】化粧品用パウダーとしては、皮膚に散布す
ることを目的としたベビーパウダー、ボディパウダー
(フットパウダーを含む)、フェースパウダー、粉おし
ろい、アフターシェーブパウダー等が用いられ、特にベ
ビーパウダーが好適に用いられる。
【0007】これら化粧品用パウダーの原料は、タルク
を主成分とし、粒径は1〜70μmのものが好ましい。
通常タルクを50〜90重量%、好ましくは60〜80
重量%を含有し、必要に応じてカオリン、トウモロコシ
デンプン、結晶セルロース、マイカ、炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ
等を配合し、さらにステアリン酸マグネシウム、ケイ酸
マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム等の滑
沢剤を配合することができる。また、ベンガラ、黄酸化
鉄、黒酸化鉄、タール色素等の着色顔料を配合すること
ができ、さらに必要に応じて防腐剤、抗菌剤、抗皮膚炎
症剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、香料等を配合するこ
とができ、配合成分及び配合量は、打錠が可能な範囲で
任意に選択される。一方ポリエチレングリコール、油
脂、パラフィンのような油成分の結合剤を含有すると、
流動性が悪化し、またパウダーを皮膚に散布したときに
べとつき感があるので好ましくない。
【0008】錠剤とするには、医薬品等の錠剤を製造す
るのに用いられる打錠機を用いることができ、100〜
1,000kg/cm2、好ましくは200〜500kg/cm2
圧力で乾式打錠する。錠剤の大きさは、直径5〜30m
m、厚さ1〜7mm、好ましくは直径12〜20mm、厚さ
2〜4mmで、その重量は0.1〜3gであって、1回の
使用量を目安とする。
【0009】このような錠剤1を収容するための小包装
袋は、図1に示すように、剥離シート2、多孔性シート
3及びバックシート4からなり、さらに好ましくは持ち
手部5からなり、錠剤の包装と、使用時にパウダーを皮
膚に散布するためのパフの役割をする。袋の大きさは、
錠剤1〜複数個を包むことのできるものであればよく、
錠剤1個を収容したものであれば5×6.5cm位である
ことが好ましい。
【0010】剥離シート2は、使用直前まで多孔性シー
トを覆い、錠剤が輸送中等に崩壊した際に粉漏れを防
ぎ、また多孔性シートの散布面を清潔に保つ。この剥離
シートは使用時に剥離して使用する。剥離シートの材質
には、パウダーが不透過性の紙、アルミニウムラミネー
トフィルム、ポリエチレンフィルム等が用いられる。
【0011】多孔性シート3は、使用時に包装の上から
押圧して錠剤を粉砕してパウダーとした後、このパウダ
ーを皮膚に散布するためにパウダーが通過することがで
きる多孔を有するメッシュ構造のものである。材質は多
孔性で、バックシートとヒートシールが可能なものであ
ればよく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル等の熱可塑性樹脂からなる不織布、又はこれらにパル
プ、レーヨン、ナイロン、綿等の繊維を混合した不織布
が好ましい。
【0012】バックシート4は、パウダーの散布面と反
対側を構成するので、粉漏れがないように密封性のもの
である。材質は、パウダーが不透過性で、多孔シートと
ヒートシールが可能であることのために、不織布の外側
にポリエチレン等の熱可塑性樹脂フィルムをラミネート
したシートが好ましい。
【0013】持ち手部5は、バックシートの外側にあっ
て、帯状又はポケット状の形態であり、使用時にここに
手をはさんで使用することができる。材質は特定されな
いが、バックシートにヒートシール等で固定できるもの
であることが好ましく、バックシートと同一の材質のも
のを用いるのが好ましい。
【0014】本発明の化粧品袋を製造するには、多孔性
シートとバックシートの間に錠剤を挿入し、剥離シー
ト、持ち手部と共に袋の周辺をヒートシールし、所定の
大きさの密封された袋に切断する。
【0015】本発明の化粧品用パウダーは錠剤形態であ
るので、これを小包装袋に収容するのに、パウダーを袋
に入れるのに比べて製造が容易であり、ヒートシール部
にパウダーが付着してシールが不完全になることがな
い。また錠剤を収容した小包装袋としているので携帯に
便利である。使用時に錠剤を袋の上から押圧して砕き容
易にパウダーにすることができ、小包装袋の剥離シート
を取り除けば、そのままパフとしてパウダーを多孔シー
トを通して皮膚に散布することができる。パウダーを適
用個所のみに飛散することなく使用することができ、使
用後は袋のまま捨てることができるので、衛生的であ
る。
【0016】
【実施例】
実施例1〜4 表1の組成のパウダーを、単発打錠機N−30E(岡田
精工(株)製)を使用し、打錠圧200〜400kg/cm2
で、直径16mm、厚さ3mmの錠剤を製造した。これらの
錠剤について、使用感の官能試験、及び以下に記載する
方法により、錠剤の粉砕性をクリープメータで、また輸
送時の破砕、磨損性を振盪機により試験し、これらの結
果を表1に示した。
【0017】
【表1】
【0018】クリープメータ試験(錠剤の粉砕性) レオナ−RE−3305型((株)山電製)クリープメ
ータを用い、直径3mmのプランジャーを装着し、錠剤の
破断強度の最大荷重を測定した。1,500gfを越える
と若干粉砕しにくいものとなるので、400〜1,50
0gfの値のものがよい。
【0019】振盪磨損試験 錠剤10個を16メッシュのふるいにとり、振盪機によ
り200回/分の速さで3分間振盪した。試験前後の重
量を測定して重量減少の程度を調べた。減少率が10重
量%を越えると輸送上問題があるものと判断される。
【0020】官能試験及び総合評価基準 各項目とも、◎非常に良い、○良い、△やや悪い、×悪
いの基準で表した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の錠剤を収納した化粧品袋の構成を示
す。
【符号の説明】 1 錠剤 2 剥離シート 3 多孔性シート 4 バックシート 5 持ち手部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タルク粉末を主成分とする錠剤形態から
    なり、使用時に粉砕してパウダーとすることができる化
    粧品。
  2. 【請求項2】 錠剤形態のベビーパウダーである、請求
    項1記載の化粧品。
  3. 【請求項3】 錠剤形態のボディパウダー又はフェース
    パウダーである、請求項1記載の化粧品。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の錠剤
    を、散布面が多孔性シートからなる小包装袋に収容した
    化粧品袋。
  5. 【請求項5】 多孔性シートが、不織布からなる、請求
    項4記載の化粧品袋。
JP23160596A 1996-09-02 1996-09-02 錠剤形態の化粧品 Pending JPH1072314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23160596A JPH1072314A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 錠剤形態の化粧品

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JP23160596A JPH1072314A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 錠剤形態の化粧品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1072314A true JPH1072314A (ja) 1998-03-17

Family

ID=16926139

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23160596A Pending JPH1072314A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 錠剤形態の化粧品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112451391A (zh) * 2019-09-06 2021-03-09 深圳市健元医药科技有限公司 片剂压片技术在制备化妆品中的应用

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