JPH1072009A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH1072009A
JPH1072009A JP22809196A JP22809196A JPH1072009A JP H1072009 A JPH1072009 A JP H1072009A JP 22809196 A JP22809196 A JP 22809196A JP 22809196 A JP22809196 A JP 22809196A JP H1072009 A JPH1072009 A JP H1072009A
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Takahisa Watanabe
隆久 渡辺
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の被包装物を挟持でき、搬送時の衝撃を
緩衝し、結束する結束帯が緩むこともなく、積重ねによ
る荷崩れを防止して被包装物の損傷を減少させ、廃材を
有効に活用した包装装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 挟持面13に複数の第1の凹部15が設
けられるとともに背面14に結束方向に向けて複数の凸
部17が設けられた第1包装部材12と、挟持面22に
第1の凹部15と対向する複数の第2の凹部24が設け
られるとともに背面23に結束方向に向けて一対の案内
凸部26が複数設けられた第2包装部材21を備え、第
1の凹部15と第2の凹部24とで被包装物を挟持する
ことができ、第2包装部材21の一対の案内凸部26の
間の凹部27と第1包装部材12の凸部17との周囲に
結束帯33を周回して被包装物を結束する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポンプやモーター等
の産業機器製品、或いは凹凸面を有する異形製品等を包
装する包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポンプやモーター等の産業機器製
品を輸送する際には、発泡スチロールや段ボールを介在
させて段ボール箱に収納し包装されることが一般的であ
る。商品によっては開口面を有した箱形の収納容器を上
下に当てがいバンド等で結束して包装する簡易化が行わ
れている。
【0003】このような簡易化する包装装置としては、
実公平6ー37967号公報に開示されたものがある。
この包装装置は図7及び図8に示しており、図7は従来
の包装装置により被包装物の包装を示す斜視図、図8は
従来の包装装置のバンド掛け溝と補強用溝による緩衝機
能の概念を示す一部断面図である。図7及び図8におい
て、1は被包装物、2は一方のパルプ成形包装材であ
り、被包装物1の一方端側を収容する凹部3aの当接面
3bと凹部3aと交叉するバンド掛け溝4と緩衝用の空
間を形成する緩衝凹部5を備えている。6は他方のパル
プ成形包装材であり、被包装物1の他方端側を覆う凹部
7と凹部7と交叉するバンド掛け溝8と緩衝用の空間を
形成する緩衝凹部9と補強用凸部10とを備えている。
11は結束するバンドである。ここでいう緩衝とは包装
装置に加わる衝撃を吸収し緩和させることを意味するも
のである。又、凹凸は被包装物1の側から見ての凹凸で
ある。
【0004】そして、一方のパルプ成形包装材2と他方
のパルプ成形包装材6との間に介在させた被包装物1を
バンド掛け溝4とバンド掛け溝8との間をバンド11に
より結束した包装が行われ、凹部3aの当接面3bと緩
衝凹部5の間の空間、及び凹部7の当接面と緩衝凹部9
の間の空間でそれぞれ被包装物1の衝撃を緩衝させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような包装装置に
おいては、緩衝用の空間を形成する当接面3bと緩衝凹
部5、或いは凹部7の当接面と緩衝凹部9とを備えた一
対のパルプ成形包装材2,6で被包装物1を単体毎に包
装するので、それぞれ保管や搬送時の緩衝性が高めら
れ、被包装物1の損傷を防止するには有効である。しか
しながら、包装した多数の被包装物1を同時に搬送する
際には、下方の第1包装装置の上に他の第2包装装置を
積重ねて運ぶ必要があるが、下方の第1包装装置のパル
プ成形包装材6と上方の第2包装装置のパルプ成形包装
材2を当接すると、パルプ成形包装材6,2間の当接す
る面はともに平坦であるので、搬送時にパルプ成形包装
材6,2間が滑り積重ねた包装装置の荷崩れが生じ易
く、荷崩れによって被包装物1が損傷する。この荷崩れ
を防止するためにはズレ防止の嵌合部を設ければよい
が、嵌合部は凹凸で構成するため単に嵌合部を設けた場
合には、被包装物1と嵌合部の配置を干渉しないように
する必要がでてくる。従って、パルプ成形包装材6,2
は、被包装物1の大きさより必要以上に形状を大きくす
る必要があった。又、嵌合部用の凹凸が形成された金型
が必要であり、金型自体も複雑になり金型代が高くなる
とともに、凹凸の強度が弱く歩留まりの悪化の原因にな
っていた。そして、強度を上げようと単に合成樹脂等を
用いた場合にはコスト高になるとともに使用後の処分に
問題があった。
【0006】本発明は、複数の被包装物を挟持でき、搬
送時の衝撃を緩衝し、結束する結束帯が緩むこともな
く、積重ねによる荷崩れを防止して被包装物の損傷を減
少させ、廃材を有効に活用した包装装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の包装装置におい
ては、第1の凹部と背面に凸部が設けられた第1包装部
材と、第2の凹部と背面に一対の案内凸部が設けられた
第2包装部材を備え、第1の凹部と第2の凹部とで被包
装物を挟持することができ、第2包装部材の一対の案内
凸部の間の凹部と第1包装部材の凸部との周囲に結束帯
を周回して被包装物を結束するものである。
【0008】この発明によれば、複数の被包装物を挟持
でき、搬送時の衝撃を緩衝し、結束する結束帯が緩むこ
ともなく、積重ねによる荷崩れを防止して被包装物の損
傷を減少させ、廃材を有効に活用した包装装置が得られ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、挟持面に複数の第1の凹部が設けられるとともに背
面に結束方向に向けて複数の凸部が設けられた第1包装
部材と、挟持面に第1の凹部と対向する複数の第2の凹
部が設けられるとともに背面に結束方向に向けて一対の
案内凸部が複数設けられた第2包装部材を備え、第1の
凹部と第2の凹部とで被包装物を挟持することができ、
第2包装部材の一対の案内凸部の間の凹部と第1包装部
材の凸部との周囲に結束帯を周回して被包装物を結束す
るものであり、複数の被包装物を挟持させ、緩衝を図り
つつ結束帯が簡単に周回されて結束され、荷崩れを防止
することができるという作用を有する。
【0010】請求項2に記載の発明は、挟持面に複数の
第1の凹部が設けられた肉厚がほぼ一定の第1包装部材
と、挟持面に前記第1の凹部と対向する複数の第2の凹
部が設けられた肉厚がほぼ一定の第2包装部材を備え、
第1の凹部の底面にはいずれも結束方向に向けてそれぞ
れ溝が設けられるとともに、第2の凹部の底面には結束
方向に向けてそれぞれ一対の並行溝が設けられ、第1の
凹部と第2の凹部とで被包装物を挟持することができ、
並行溝を設けることにより第2包装部材の背面側に膨出
した一対の案内凸部の間の凹部と溝を設けることにより
第1包装部材の背面側に膨出した凸部との周囲に結束帯
を周回して被包装物を結束するものであり、複数の被包
装物を挟持させ、結束帯を結束方向に周回させて結束さ
れ、荷崩れを防止することができるという作用を有す
る。
【0011】請求項3に記載の発明は、第1包装部材の
凸部と第2包装部材の一対の案内凸部を積重ねたとき嵌
合可能であるものであり、容易に嵌合でき、積重ねたと
き荷崩れが防止できるという作用を有する。
【0012】請求項4に記載の発明は、第1包装部材の
凸部の端部に結束帯を案内する案内溝を設けたものであ
り、結束帯の周回が容易になり、結束帯のズレをなくす
ことができるという作用を有する。
【0013】請求項5に記載の発明は、第1包装部材の
凸部には、第2包装部材の一対の案内凸部と嵌合するこ
とができる嵌合部を設けたものであり、簡単な構成で包
装装置同士を嵌合させることができるという作用を有す
る。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
された第1の包装装置の第1包装部材に設けられた凸部
と、請求項1に記載された第2の包装装置の第2包装部
材に設けられた一対の案内凸部の間に形成された凹部と
で結束帯を挟んで嵌合して積重ねたものであり、包装し
た包装装置同士が容易に嵌合され、積重ねたときの荷崩
れをなくすことができるという作用を有する。
【0015】請求項7に記載の発明は、損紙を含有する
排水中のスラジを10〜30重量%、故紙を70〜90
重量%の割合で混合して綿状に粉砕した原材料を60〜
90重量%、熱可塑性樹脂類の廃棄物からなるバインダ
ーを10〜40重量%の割合で混練して成形した第1包
装部材と第2包装部材とを備えたものであり、十分な強
度が得られ、廃材を有効に活用することができるという
作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図6を用いて説明する。 (実施の形態1)図1(a)は本発明の一実施の形態に
よる包装装置の第1包装部材の挟持面側を示す斜視図、
図1(b)は本発明の一実施の形態による包装装置の第
1包装部材の外周側を示す斜視図である。図1(a)及
び図1(b)において、12は産業廃棄物で肉厚が略一
定に形成された第1包装部材である。この産業廃棄物
は、(1)再生不能な損紙を含有する排水中のスラジ等
を10〜30重量%、故紙等を70〜90重量%の割合
で混合し、破砕機に投入して2〜3cm角に破砕した後
に、粉砕機で粉砕して綿状の原材料を作成し、(2)こ
の原材料を60〜90重量%、熱可塑性樹脂類の廃棄物
(自動車用塗料くず、合成繊維くず等)からなるバイン
ダーを10〜40重量%の割合で混合して攪拌させ、攪
拌した混合物を120〜250℃の温度で成型機により
板状体を成型し、以下述べるような略一定肉厚の形状に
形成したものである。
【0017】13は第1包装部材12の被包装物の一方
端側を挟持する挟持面である。そして、以下この挟持面
13の反対側を背面14と呼ぶことにする。15は挟持
面13に設けられた第1の凹部であり、被包装物の一方
端側を挟持する部分である。16は第1の凹部15の底
面に同一の方向に向けてそれぞれ設けられた溝である。
この方向は後記する結束帯33を結束する方向である。
第1包装部材12は溝16が第1包装部材12の背面1
4側に膨出することによって形成された凸部17と、凸
部17に設けられ後記する第2包装部材21の一対の案
内凸部26と嵌合する嵌合部19と、凸部17の端部に
設けられ後記する結束帯33を案内する案内溝18とを
備えている。20は第1の凹部15の間に設けられた緩
衝凹部である。第1包装部材12の第1の凹部15、溝
16、凸部17、案内溝18、嵌合部19、緩衝凹部2
0は凹凸形状であるから、第1包装部材12は材料の持
つ特性と合いまって曲げやねじりに強く、しかも、これ
らによって被包装物1と外部との間に形成された空間が
外部からの衝撃を吸収するため、優れた緩衝力をもつも
のである。
【0018】図2(a)は本発明の一実施の形態による
包装装置の第2包装部材の挟持面側を示す斜視図、図2
(b)は本発明の一実施の形態による包装装置の第2包
装部材の外周側を示す斜視図である。図2(a)及び図
2(b)において、21は第1包装部材12と同じく産
業廃棄物で肉厚が略一定に形成された第2包装部材、2
2は被包装物の一方端側が狭持される第1包装部材12
の反対側を係止する挟持面、23は第2包装部材21の
背面、24は第1包装部材12と第2包装部材21で被
包装物を狭持したとき第1の凹部15と対向した位置に
設けられた第2の凹部であり、被包装物の反対側を係止
する部分である。この第2の凹部24の底面に結束方向
に向けてそれぞれ一対の並行溝25が設けられている。
一対の並行溝25の結束方向というのは第1包装部材1
2と第2包装部材21を対向させたとき溝16と平行す
る方向である。この一対の並行溝25が形成されると、
これによって第2包装部材21の背面23に一対の案内
凸部26が膨出される。この一対の案内凸部26の間に
は凹部27が形成されることになる。
【0019】28は第2の凹部24の間に設けられた緩
衝凹部である。第2包装部材21の第2の凹部24、一
対の並行溝25、一対の案内凸部26、凹部27、緩衝
凹部28は凹凸形状であるから、第2包装部材21は材
料の持つ特性と合いまって曲げやねじりに強く、しか
も、これらによって被包装物1と外部との間に形成され
た空間が外部からの衝撃を吸収するため、優れた緩衝力
をもつものである。そして、複数の被包装物を第1の凹
部15と第2の凹部24で係止して、一対の案内凸部2
6の間の凹部27と、凸部17との周囲に結束帯33を
結束方向に周回して被包装物を結束することができる。
というのは、第1包装部材12の凸部17と案内溝18
と第2包装部材21の凹部27とはいずれも対向時に結
束方向に向けられ平行な位置関係となる。従って、この
平行な関係にある案内溝18と凹部27の周囲は結束帯
33で結束が可能となるものである。
【0020】次に、本発明の実施の形態における包装装
置による被包装物の包装について、以下説明する。図3
は本発明の一実施の形態による包装装置により包装する
被包装物を示す斜視図、図4は本発明の一実施の形態に
よる包装装置により被包装物を挟持して包装した斜視
図、図5は本発明の一実施の形態による包装装置により
被包装物を挟持して包装した断面図である。図3,図4
及び図5において、29は被包装物であるポンプであ
り、ポンプ29はケーシングカバー30と取り付けボル
ト31とモーター32等から構成される。33は結束す
る結束帯である。結束帯33は樹脂製や布製の所定幅の
バンドである。
【0021】図4及び図5に示すように、第1包装部材
12の挟持面13にそれぞれのポンプ29の一方端側の
取り付けボルト31を当接させ、さらに第1の凹部15
にケーシングカバー30部分を当接させる。そして、そ
れぞれのポンプ29の他方端となるモーター32部分に
第2包装部材21の第2の凹部24を当接させる。この
ように被包装物のポンプ29を第1包装部材12と第2
包装部材21により挟持して結束帯33で固定する。
【0022】次に、本発明の実施の形態における包装装
置の積重ねについて、以下説明する。図6(a)は本発
明の一実施の形態による包装装置の積重ねを示す正面側
の一部断面図、図6(b)は本発明の一実施の形態によ
る包装装置の積重ねを示す一部側面図である。図6
(a)及び図6(b)に示すように、被包装物であるポ
ンプ29を包装した第1の包装装置の第2包装部材21
の凹部27を結束している結束帯33上に、同様にポン
プ29を包装した第2の包装装置の第1包装部材12の
凸部17を結束した結束帯33を対向させて積重ねる。
ところで、第2包装部材21の一対の案内凸部26と第
1包装部材12の凸部17にはそれぞれ側部に斜面が設
けられている。従って、第1の包装装置と第2の包装装
置を積重ねたときには、双方の結束帯33が当接される
とともに、同時に案内凸部26と凸部17の斜面も当接
され、第2の包装装置のポンプ29もしくはそれ以上に
積重ねた包装装置の荷重は、結束帯33と斜面の双方か
ら平均して第1の包装装置にかかることになる。又、第
2包装部材21の一対の案内凸部26と第1包装部材1
2の嵌合部19は複数個所設けられており、それぞれの
位置でそれぞれ嵌合している。このように第1の包装装
置の第2包装部材21の一対の案内凸部26に、第2の
包装装置の第1包装部材12の凸部17と嵌合部19を
複数個所で嵌合させているので、積重ねた包装装置が振
動、或いは衝撃に対して横ズレすることもなく、十分に
衝撃に耐え、外部からの衝撃を緩衝し緩和させるもので
ある。さらに、包装装置を結束し、積重ねた結束帯33
同士を当接させているので、結束帯33同士において衝
撃を緩和させることもできる。しかも、斜面を当接さて
いるので横ズレに対して強く、調芯作用があり、斜面と
結束帯33の双方から平均して荷重を受けるから、包装
部材にかかる荷重を分散させることができる。
【0023】又、第1包装部材12の第1の凹部15の
間には緩衝凹部20を、第2包装部材21の第2の凹部
24の間には緩衝凹部28をそれぞれ設けているので、
包装装置の強度を十分に保つことができ、搬送時に生じ
る振動、或いは衝撃に対して結束した結束帯33が緩む
こともなく、被包装物への影響を緩和させることができ
る。
【0024】ところで、本発明の実施の形態1では、第
1包装部材12と第2包装部材21を肉厚が略一定な産
業廃棄物で形成している。この産業廃棄物を包装部材の
材料として用いるのは、包装部材を風化によって土に戻
すことができるし、場合によって焼却処理も容易にでき
るからである。ところで既述したように、再生不能な損
紙を含有する排水中のスラジを10〜30重量%、故紙
を70〜90重量%の割合で原材料を作成するのは、ス
ラジが30重量%で故紙が70重量%未満の場合には故
紙が粉砕され易く大きさが2cm以下に分布し、スラジ
が10重量%で故紙が90重量%を越すと綿状形成物が
不均一に形成され易いからである。さらに、原材料を6
0〜90重量%、熱可塑性樹脂類のバインダーを10〜
40重量%の割合で成形するのは、廃棄すると短期間で
土に戻すことができ、地球環境の悪化を防止することが
できるからである。特に、バインダーが10〜25重量
%では、5年程度で土に戻すことができる。又、焼却処
理も容易である。本実施の形態1からわかるように包装
装置は凹凸部分を有するので曲げる強度やねじり強度が
強いため、バインダーが10〜25重量%でも十分な曲
げ強度やねじり強度が得られる。又、バインダーが30
〜40重量%では、土に戻すための期間は10年程度で
あるが、包装装置自体は曲げ強度やねじり強度を大きな
ものにすることができる。
【0025】しかし、熱可塑性樹脂類のバインダーが4
0重量%を越すと耐久性を増すが、廃棄して土に戻すた
めの期間がかかりすぎて包装装置としては適当でなくな
る。又、熱可塑性樹脂類のバインダーが10重量%未満
であると、包装部材としての曲げ強度やねじり強度が低
下するとともに耐久性が減少する。この場合は包装装置
として適当でなくなる。
【0026】このように本発明の実施の形態1の包装装
置によれば、第1包装部材12と第2包装部材21によ
り、複数の被包装物を一体に同時に強固に固定し包装す
ることができる。そして、被包装物への衝撃を緩和させ
ることができる。又、結束した結束帯33は搬送時の振
動、或いは衝撃等に対して緩むこともなく、安定した挟
持状態が保てるものである。又、包装装置の積重ねを行
っても、第2包装部材21の凹部27を結束した結束帯
33と、第1包装部材12の凸部17を結束した結束帯
33とを当接させ、第2包装部材21の一対の案内凸部
26に第1包装部材12の凸部17と嵌合部19を嵌合
させているので、包装装置の積重ねが容易であり、位置
ズレすることもなく十分に衝撃に耐え、搬送時の包装装
置の荷崩れをなくすことができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の被
包装物を挟持する一対の包装部材を結束帯で結束するか
ら、結束する結束帯が緩むこともなく包装させることが
できる。又、第2包装部材の一対の案内凸部に第1包装
部材の凹部と嵌合部を嵌合させているので、包装装置の
積重ねが容易になり、位置ズレすることもなく積重ねた
荷姿で搬送され、被包装物の損傷をなくすことができ
る。又、原材料を60〜90重量%、熱可塑性樹脂類の
バインダーを10〜40重量%で成形したので、廃棄す
ると短期間で土に戻すことができるという有利な効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態による包装装置の
第1包装部材の挟持面側を示す斜視図 (b)本発明の一実施の形態による包装装置の第1包装
部材の外周側を示す斜視図
【図2】(a)本発明の一実施の形態による包装装置の
第2包装部材の挟持面側を示す斜視図 (b)本発明の一実施の形態による包装装置の第2包装
部材の外周側を示す斜視図
【図3】本発明の一実施の形態による包装装置により包
装する被包装物を示す斜視図
【図4】本発明の一実施の形態による包装装置により被
包装物を挟持して包装した斜視図
【図5】本発明の一実施の形態による包装装置により被
包装物を挟持して包装した断面図
【図6】(a)本発明の一実施の形態による包装装置の
積重ねを示す正面側の一部断面図 (b)本発明の一実施の形態による包装装置の積重ねを
示す一部側面図
【図7】従来の包装装置により被包装物の包装を示す斜
視図
【図8】従来の包装装置のバンド掛け溝と補強用溝によ
る緩衝機能の概念を示す一部断面図
【符号の説明】
12 第1包装部材 13,22 挟持面 14,23 背面 15 第1の凹部 16 溝 17 凸部 18 案内溝 19 嵌合部 20,28 緩衝凹部 21 第2包装部材 24 第2の凹部 25 並行溝 26 案内凸部 27 凹部 29 ポンプ 30 ケーシングカバー 31 ボルト 32 モーター 33 結束帯

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挟持面に複数の第1の凹部が設けられると
    ともに背面に結束方向に向けて複数の凸部が設けられた
    第1包装部材と、挟持面に前記第1の凹部と対向する複
    数の第2の凹部が設けられるとともに背面に前記結束方
    向に向けて一対の案内凸部が複数設けられた第2包装部
    材を備え、前記第1の凹部と前記第2の凹部とで被包装
    物を挟持することができ、前記第2包装部材の前記一対
    の案内凸部の間の凹部と前記第1包装部材の凸部との周
    囲に結束帯を周回して被包装物を結束することを特徴と
    する包装装置。
  2. 【請求項2】挟持面に複数の第1の凹部が設けられた肉
    厚がほぼ一定の第1包装部材と、挟持面に前記第1の凹
    部と対向する複数の第2の凹部が設けられた肉厚がほぼ
    一定の第2包装部材を備え、前記第1の凹部の底面には
    いずれも結束方向に向けてそれぞれ溝が設けられるとと
    もに、前記第2の凹部の底面には前記結束方向に向けて
    それぞれ一対の並行溝が設けられ、前記第1の凹部と前
    記第2の凹部とで被包装物を挟持することができ、前記
    並行溝を設けることにより前記第2包装部材の背面側に
    膨出した一対の案内凸部の間の凹部と前記溝を設けるこ
    とにより前記第1包装部材の背面側に膨出した凸部との
    周囲に結束帯を周回して被包装物を結束することを特徴
    とする包装装置。
  3. 【請求項3】前記第1包装部材の前記凸部と前記第2包
    装部材の前記一対の案内凸部を積重ねたとき嵌合可能で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の包装装置。
  4. 【請求項4】前記第1包装部材の前記凸部の端部に前記
    結束帯を案内する案内溝を設けたことを特徴とする請求
    項1又は2記載の包装装置。
  5. 【請求項5】前記第1包装部材の前記凸部には、前記第
    2包装部材の前記一対の案内凸部と嵌合することができ
    る嵌合部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の包装装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載された第1の包装装置の第
    1包装部材に設けられた凸部と、請求項1に記載された
    第2の包装装置の第2包装部材に設けられた一対の案内
    凸部の間に形成された凹部とで結束帯を挟んで嵌合して
    積重ねたことを特徴とする包装装置。
  7. 【請求項7】損紙を含有する排水中のスラジを10〜3
    0重量%、故紙を70〜90重量%の割合で混合して綿
    状に粉砕した原材料を60〜90重量%、熱可塑性樹脂
    類の廃棄物からなるバインダーを10〜40重量%の割
    合で混練して成形した前記第1包装部材と前記第2包装
    部材とを備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    かに記載の包装装置。
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