JPH107146A - 積重ね可能な紙容器 - Google Patents

積重ね可能な紙容器

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JPH107146A
JPH107146A JP8160134A JP16013496A JPH107146A JP H107146 A JPH107146 A JP H107146A JP 8160134 A JP8160134 A JP 8160134A JP 16013496 A JP16013496 A JP 16013496A JP H107146 A JPH107146 A JP H107146A
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plate
locking
paper container
display
side plates
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JP8160134A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kagekawa
博昭 蔭川
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH107146A publication Critical patent/JPH107146A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/001Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper stackable

Abstract

(57)【要約】 【課題】野菜・果物類やパン・菓子類などを収容して、
ずれないように積重ねてトラック輸送や店頭展示・販売
などができる、組立てが容易で再利用できる積重ね可能
な紙容器であって、簡単に収容物の上方を遮蔽する蓋兼
展示板80を設けることができる、また簡単に展示効果
が優れた蓋兼展示板80を設けることができる、積重ね
可能な紙容器を提供する。 【解決手段】本発明は、カバーパネル10と左右の側面
板70・70と展示用切れ目81を設けた蓋兼展示板8
0とから成る、左右の側面が8辺形トレー状又は5辺形
トレー状の積重ね可能な紙容器において、蓋兼展示板8
0の前辺に、展示用繋止板82を連設して、この蓋兼展
示板80の左右端部の後方と展示用繋止板82の左右端
部とに、縦長の繋止孔b・bをそれぞれ設けた積重ね可
能な紙容器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜・果物類やパ
ン・菓子類などを収容して、ずれないように積重ねてト
ラック輸送や店頭展示・販売などができる、左右の側面
が8辺形トレー状の、積重ね可能な紙容器の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、野菜・果物類やパン・菓子類
などを収容して、ずれないように積重ねてトラック輸送
や店頭展示・販売などができる、図9に示すような、後
上面板20と上斜後面板30と後面板40と下斜後面板
50と底面板60と下斜前面板51と前面板41と上斜
前面板31と前上面板21とを、それぞれ折り目線を介
して順に連設したカバーパネル10と、適宜の指掛け開
口71をそれぞれ設けた左右の側面板70・70と、か
ら成る積重ね可能な紙容器において、カバーパネル10
には、後上面板20と上斜後面板30と下斜後面板50
と下斜前面板51と上斜前面板31と前上面板21との
左右端部に繋止孔b・c・c・c・c・bを、また底面
板60の左右端部の前後に繋止孔d・dをそれぞれ設け
て、さらに底面板60の左右辺に貼着片61・61をそ
れぞれ折り目線eを介して連設して、左右の側面板70
・70の上辺の前後に積重ね繋止突起f・fを、また下
辺の前後に適宜の積重ね切欠きg・gをそれぞれ設け
て、前記カバーパネル10の底面板60のそれぞれの貼
着片61に左右の側面板70・70のそれぞれの下部を
貼着して、上斜後面板30と下斜後面板50と下斜前面
板51と上斜前面板31とのそれぞれの繋止孔cに左右
の側面板70・70のそれぞれの4隅を挿入し、カバー
パネル10で左右の側面板70・70のそれぞれの周辺
を覆い、後上面板20と前上面板21とのそれぞれの繋
止孔bに左右の側面板70・70のそれぞれの積重ね繋
止突起fを挿入して繋止した、左右の側面が8辺形トレ
ー状の、(米国特許5116200号を参照)積重ね可
能な紙容器が用いられている。
【0003】また従来から、図10に示すような、後面
板40と前面板41と底面板60と左右の側面板70・
70とから成る上方を開放した直方体状の紙箱の、後面
板40の上辺に、左右端に折り目線a・aを有する展示
用切れ目81により前後方向に2分割された蓋兼展示板
80を、折り目線を介して連設するなどした、展示効果
が優れた店頭展示・販売用の紙箱が、一般に広く用いら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の、図9
に示す左右の側面が8辺形トレー状の、積重ね可能な紙
容器については、野菜・果物類やパン・菓子類などを収
容して、カバーパネル10の底面板60のそれぞれの繋
止孔dに、下段の積重ね可能な紙容器の、左右の側面板
70・70のそれぞれの積重ね繋止突起fを(後上面板
20と前上面板21とのそれぞれの繋止孔bを介して)
挿入して、ずれないように積重ねてトラック輸送や店頭
展示・販売などができる、組立てが容易で再利用できる
積重ね可能な紙容器であるものの、左右の側面が8辺形
の上方を開放したトレー状であるために、多段に積重ね
てのトラック輸送などの場合には、収容物の上方を遮蔽
する蓋板などを設ける必要があって、また多段に積重ね
ての店頭展示・販売などの場合には、この収容物の上方
を遮蔽する蓋板などが展示効果を阻害することが多かっ
た。
【0005】そこで本発明の目的は、野菜・果物類やパ
ン・菓子類などを収容して、ずれないように積重ねてト
ラック輸送や店頭展示・販売などができる、組立てが容
易で再利用できる積重ね可能な紙容器で、簡単に収容物
の上方を遮蔽することができると共に、展示効果が優れ
た蓋兼展示板80を設けることができる、積重ね可能な
紙容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の積重ね可能な紙
容器は、図1・図2に示すように、後上面板20と上斜
後面板30と後面板40と下斜後面板50と底面板60
と下斜前面板51と前面板41と上斜前面板31と前上
面板21とをそれぞれ折り目線(符号がない1点鎖線;
以下同じ)を介して順に連設したカバーパネル10と、
左右の側面板70・70と、左右端に折り目線a・aを
有する展示用切れ目81により前後方向に2分割された
蓋兼展示板80と、から成る積重ね可能な紙容器におい
て、カバーパネル10には、後上面板20と上斜後面板
30と下斜後面板50と下斜前面板51と上斜前面板3
1と前上面板21との左右端部に繋止孔b・c・c・c
・c・bを、また底面板60の左右端部の前後に繋止孔
d・dを、さらに底面板60の左右辺に貼着片61・6
1を折り目線eを介してそれぞれ連設し、左右の側面板
70・70の上辺(図1では左辺又は右辺)の前後に、
積重ね繋止突起f・fを、また下辺(図1では右辺又は
左辺)の前後に積重ね切欠きg・gを、それぞれ設け
て、前記カバーパネル10の底面板60の貼着片61に
左右の側面板70・70のそれぞれの下部(図1では右
部又は左部)を貼着し、上斜後面板30と下斜後面板5
0と下斜前面板51と上斜前面板31とのそれぞれの繋
止孔cに、左右の側面板70・70のそれぞれの4隅を
挿入し、カバーパネル10で左右の側面板70・70の
それぞれの周辺を覆い、後上面板20と前上面板21と
のそれぞれの繋止孔bに左右の側面板70・70のそれ
ぞれの積重ね繋止突起fを挿入して繋止した、左右の側
面が8辺形トレー状の積重ね可能な紙容器であって、蓋
兼展示板80の前辺(図1では上辺)に、展示用繋止板
82を折り目線hを介して連設して、この蓋兼展示板8
0の左右端部の後方(図1では下方)と展示用繋止板8
2の左右端部とに縦長の繋止孔b・bをそれぞれ設け
て、また蓋兼展示板80の後辺(図1では下辺)に複数
の繋止突起83・83・83をそれぞれ折り目線を介し
て連設して、さらにカバーパネル10の後上面板20の
後端(図1では下端)に該複数の繋止突起83・83・
83を繋止する複数の繋止切れ目24・24・24を設
けた積重ね可能な紙容器である。
【0007】また、本発明の積重ね可能な紙容器は、図
1に示すカバーパネル10と左右の側面板70・70と
蓋兼展示板80とを、一体に作製した構造、すなわち、
図3・図4に示すように、上斜後面板30と後面板40
と下斜後面板50と底面板60と下斜前面板51と前面
板41と上斜前面板31と前上面板21とをそれぞれ折
り目線を介して順に連設したカバーパネル10と、カバ
ーパネル10の底面板60の左右辺にそれぞれ折り目線
e・pを介して連設した、折り返し板64・64と左右
の側面板70・70と、カバーパネル10の上斜後面板
30の上辺に谷折り線jを介して連設した、左右端に折
り目線a・aを有する展示用切れ目81により前後方向
に2分割された蓋兼展示板80と、から成る積重ね可能
な紙容器において、カバーパネル10には、上斜後面板
30と下斜後面板50と下斜前面板51と上斜前面板3
1と前上面板21との左右端部に繋止孔c・c・c・c
・bを、また底面板60の左右端部の前後に繋止孔d・
dを、左右の側面板70・70の上辺(図3では左辺又
は右辺)の前後に積重ね繋止突起f・fを、それぞれ設
けて、前記カバーパネル10の上斜後面板30と下斜後
面板50と下斜前面板51と上斜前面板31とのそれぞ
れの繋止孔cに、左右の側面板70・70のそれぞれの
4隅を挿入し、カバーパネル10で左右の側面板70・
70のそれぞれの周辺を覆い、前上面板21のそれぞれ
の繋止孔bに左右の側面板70・70のそれぞれ前方
(図3では左右の下方)の積重ね繋止突起fを挿入して
繋止した、左右の側面が8辺形トレー状の積重ね可能な
紙容器であって、蓋兼展示板80の前辺(図3では上
辺)に、展示用繋止板82を折り目線hを介して連設し
て、この蓋兼展示板80の左右端部の後方(図3では下
方)と展示用繋止板82の左右端部とに、繋止孔b・b
をそれぞれ設けた積重ね可能な紙容器である。
【0008】さらに、本発明の積重ね可能な紙容器は、
図1に示すカバーパネル10の、上斜後面板30と下斜
後面板50と下斜前面板51とを取除いた構造、すなわ
ち、図5・図6に示すように、後上面板20と後面板4
0と底面板60と前面板41と上斜前面板31と前上面
板21とをそれぞれ折り目線を介して順に連設したカバ
ーパネル10と、左右の側面板70・70と、左右端に
折り目線a・aを有する展示用切れ目81により前後方
向に2分割された蓋兼展示板80と、から成る積重ね可
能な紙容器において、カバーパネル10には、後上面板
20と上斜前面板31と前上面板21との左右端部に、
縦長の繋止孔b・c・bを、また底面板60の左右端部
の前後に繋止孔d・dを、それぞれ設けて、さらに底面
板60の左右辺に貼着片61・61をそれぞれ折り目線
eを介して連設して、左右の側面板70・70の上辺
(図5では左辺又は右辺)の前後に積重ね繋止突起f・
fを、また下辺(図5では右辺又は左辺)の前後に積重
ね切欠きg・gを、それぞれ設けて、前記カバーパネル
10の底面板60の貼着片61に左右の側面板70・7
0のそれぞれの下部(図5では右部又は左部)を貼着
し、上斜前面板31のそれぞれの繋止孔cに左右の側面
板70・70のそれぞれの上前隅(図5では左下隅又は
右下隅)を挿入し、カバーパネル10で左右の側面板7
0・70のそれぞれの周辺を覆い、後上面板20と前上
面板21とのそれぞれの繋止孔bに左右の側面板70・
70のそれぞれの積重ね繋止突起fを挿入して繋止し
た、左右の側面が5辺形トレー状の積重ね可能な紙容器
であって、蓋兼展示板80の前辺(図5では上辺)に、
展示用繋止板82を折り目線hを介して連設して、この
蓋兼展示板80の左右端部の後方(図5では下方)と展
示用繋止板82の左右端部とに縦長の繋止孔b・bをそ
れぞれ設けて、また蓋兼展示板80の後辺(図5では下
辺)に複数の繋止突起83・83・83をそれぞれ折り
目線を介して連設して、さらにカバーパネル10の後上
面板20の後端(図5では下端)に該複数の繋止突起8
3・83・83を繋止する複数の繋止切れ目24・24
・24を設けた積重ね可能な紙容器である。
【0009】加えて、本発明の積重ね可能な紙容器は、
図5・図6に示す積重ね可能な紙容器において、図7・
図8に示すように、カバーパネル10の後上面板20の
前辺(図5・図7では上辺)に、後上面内板22と後面
内板42と後底面繋止板62とを、折り目線kと谷折り
線n・oとを介して順に連設して、この後上面内板22
の後端(図7では上端)に複数の繋止突起83・83・
83を繋止する複数の繋止切欠き25・25・25を設
けて、またカバーパネル10の前上面板21の後辺(図
5・図7では下辺)に、前上面内板23と上斜前面内板
33と前面内板43と前底面繋止板63とを、折り目線
kと谷折り線m・n・oとを介して順に連設した積重ね
可能な紙容器である。
【0010】またさらに、本発明の積重ね可能な紙容器
は、図5に示すカバーパネル10と左右の側面板70・
70と蓋兼展示板80とを、一体に作製した構造、すな
わち、後面板40と底面板60と前面板41と上斜前面
板31と前上面板21とをそれぞれ折り目線を介して順
に連設したカバーパネル10と、カバーパネル10の底
面板60の左右辺にそれぞれ折り目線e・pを介して連
設した折り返し板64・64と左右の側面板70・70
(図7を参照)と、カバーパネル10の後面板40の上
辺に折り目線を介して連設した左右端に折り目線a・a
を有する展示用切れ目81により前後方向に2分割され
た蓋兼展示板80と、から成る積重ね可能な紙容器にお
いて、カバーパネル10には、上斜前面板31と前上面
板21との左右端部に縦長の繋止孔c・bを、また底面
板60の左右端部の前後に繋止孔d・dを、左右の側面
板70・70の上辺(図5では左辺又は右辺)の前後に
積重ね繋止突起f・fを、それぞれ設けて、前記カバー
パネル10の上斜前面板31のそれぞれの繋止孔cに左
右の側面板70・70のそれぞれの上前隅(図5では左
下隅又は右下隅)を挿入し、カバーパネル10で左右の
側面板70・70のそれぞれの周辺を覆い、前上面板2
1のそれぞれの繋止孔bに左右の側面板70・70のそ
れぞれ前方(図5では左右の下方)の積重ね繋止突起f
を挿入して繋止した、左右の側面が5辺形トレー状の積
重ね可能な紙容器であって、蓋兼展示板80の前辺(図
5では上辺)に、展示用繋止板82を折り目線hを介し
て連設して、この蓋兼展示板80の左右端部の後方(図
5では下方)と展示用繋止板82の左右端部とに、繋止
孔b・bをそれぞれ設けた積重ね可能な紙容器である。
【0011】また加えて、本発明の積重ね可能な紙容器
は、前記のカバーパネル10の、後上面板20の前辺
(図1・図5・図7では上辺)と前上面板21の後辺
(図1・図3・図5・図7では下辺)との両方又は一方
に、また後上面内板22の前辺(図7では下辺)と前上
面内板23の後辺(図7では上辺)との両方又は一方
に、開口拡張用切欠き26をそれぞれ設けた積重ね可能
な紙容器である。
【0012】さらに加えて、本発明の積重ね可能な紙容
器は、前記のカバーパネル10の、それぞれ繋止孔b・
c・dが、中央部が広幅の縦長の繋止孔b・c・dであ
って、また前記の左右の側面板70・70の、それぞれ
積重ね繋止突起fが、両縦部が膨出した逆U字状(図1
・図5・図7では両横部が膨出した横U字状)の積重ね
繋止突起fである積重ね可能な紙容器である。
【0013】
【作用】本発明の積重ね可能な紙容器においては、前述
した従来と同様のカバーパネル10と、左右の側面板7
0・70と、左右端に折り目線a・aを有する展示用切
れ目81により前後方向に2分割された蓋兼展示板80
と、から成る左右の側面が8辺形トレー状の積重ね可能
な紙容器において、蓋兼展示板80の前辺に展示用繋止
板82を折り目線hを介して連設して、この蓋兼展示板
80の左右端部の後方と展示用繋止板82の左右端部と
に縦長の繋止孔b・bをそれぞれ設けて、また蓋兼展示
板80の後辺に、複数の繋止突起83・83・83をそ
れぞれ折り目線を介して連設して、さらにカバーパネル
10の後上面板20の後端に複数の繋止突起83・83
・83を繋止する複数の繋止切れ目24・24・24を
設けたことによって、多段に積重ねてのトラック輸送な
どの場合には、図2Aに示すように、カバーパネル10
の後上面板20のそれぞれの繋止切れ目24に、蓋兼展
示板80のそれぞれの繋止突起83を挿入して繋止し
て、蓋兼展示板80と展示用繋止板82とのそれぞれの
繋止孔bに、左右の側面板70・70のそれぞれの積重
ね繋止突起fを挿入して繋止するだけで、簡単に収容物
の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を、最上段の積重ね可
能な紙容器などに、必要に応じて設けることができるも
ので、また多段に積重ねての店頭展示・販売などの場合
には、前述したそれぞれの繋止孔bと積重ね繋止突起f
との繋止を解除して、図2Aに示す蓋兼展示板80を開
蓋して、図2Bに示すように、蓋兼展示板80と展示用
繋止板82との折り目線a・a・hを山折り(印刷をし
た表面側が山になる;以下同じ)して、展示用繋止板8
2のそれぞれの繋止孔bに、左右の側面板70・70の
それぞれ後方の積重ね繋止突起fを、展示用繋止板82
の表面側から挿入して繋止するだけで、簡単に展示効果
が優れた蓋兼展示板80を、最上段の積重ね可能な紙容
器に設けることができるものである。
【0014】すなわち、本発明の積重ね可能な紙容器に
おいては、前述した従来の積重ね可能な紙容器と同様
に、野菜・果物類やパン・菓子類などを収容して、カバ
ーパネル10の底面板60のそれぞれの繋止孔dに、下
段の積重ね可能な紙容器の、左右の側面板70・70の
それぞれの積重ね繋止突起fを挿入して、ずれないよう
に積重ねてトラック輸送や店頭展示・販売などができる
積重ね可能な紙容器であって、多段に積重ねてのトラッ
ク輸送などの場合には、簡単に収容物の上方を遮蔽する
蓋兼展示板80を、最上段の積重ね可能な紙容器など
に、必要に応じて設けることができる、また多段に積重
ねての店頭展示・販売などの場合には、簡単に展示効果
が優れた蓋兼展示板80を、最上段の積重ね可能な紙容
器に設けることができる、左右の側面が8辺形トレー状
の、最上段以外の蓋兼展示板80を節約できる積重ね可
能な紙容器を提供することができる。
【0015】また、本発明の積重ね可能な紙容器におい
ては、図1・図2に示すカバーパネル10と左右の側面
板70・70と蓋兼展示板80とを、一体に作製した構
造の、左右の側面が8辺形トレー状の積重ね可能な紙容
器において、蓋兼展示板80の前辺に、展示用繋止板8
2を折り目線hを介して連設して、この蓋兼展示板80
の左右端部の後方と展示用繋止板82の左右端部とに、
縦長の繋止孔b・bをそれぞれ設けたことによって、多
段に積重ねてのトラック輸送などの場合には、図4Aに
示すように、蓋兼展示板80と展示用繋止板82とのそ
れぞれの繋止孔bに、左右の側面板70・70のそれぞ
れの積重ね繋止突起fを挿入して繋止するだけで、簡単
に収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を、全ての積
重ね可能な紙容器に設けることができるものであって、
また多段に積重ねての店頭展示・販売などの場合には、
前述したそれぞれの繋止孔bと積重ね繋止突起fとの繋
止を解除して、図4Aに示す蓋兼展示板80を開蓋し
て、図4Bに示すように、蓋兼展示板80と展示用繋止
板82との折り目線a・a・hを山折りして、展示用繋
止板82のそれぞれの繋止孔bに、左右の側面板70・
70のそれぞれ後方の積重ね繋止突起fを、展示用繋止
板82の表面側から挿入して繋止するだけで、簡単に展
示効果が優れた蓋兼展示板80を、最上段の積重ね可能
な紙容器に設けることができる。
【0016】特に、本発明の積重ね可能な紙容器におい
ては、図1・図2に示すカバーパネル10と左右の側面
板70・70と蓋兼展示板80とを、一体に作製した構
造、すなわち、カバーパネル10の底面板60の左右辺
に、適宜の指掛け開口71をそれぞれ設けた左右の側面
板70・70を、それぞれ折り目線e、折り込み板6
4、折り目線pを介して連設したことによって、前述し
た図1・図2に示すカバーパネル10の底面板60のそ
れぞれの貼着片61に、左右の側面板70・70のそれ
ぞれの下部を貼着する工程が省略できるものであって、
またカバーパネル10の上斜後面板30の上辺に、左右
端に折り目線a・aを有する展示用切れ目81により前
後方向を2分割された蓋兼展示板80を、谷折り線jを
介して連設したことによって、前述した図2Aに示すカ
バーパネル10の後上面板20のそれぞれの繋止切れ目
24に、蓋兼展示板80のそれぞれの繋止突起83を挿
入して繋止する作業が省略できるものである。
【0017】すなわち、本発明の積重ね可能な紙容器に
おいては、前述した図1・図2に示す積重ね可能な紙容
器と同様に、野菜・果物類やパン・菓子類などを収容し
て、ずれないように積重ねてトラック輸送や店頭展示・
販売などができる積重ね可能な紙容器であって、多段に
積重ねてのトラック輸送などの場合には、簡単に収容物
の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を、全ての積重ね可能
な紙容器に設けることができる、また多段に積重ねての
店頭展示・販売などの場合には、簡単に展示効果が優れ
た蓋兼展示板80を、最上段の積重ね可能な紙容器に設
けることができる、左右の側面が8辺形トレー状の、積
重ね可能な紙容器を作製する工程と蓋兼展示板80を設
ける作業とが簡単な積重ね可能な紙容器を提供できる。
【0018】さらに、本発明の積重ね可能な紙容器にお
いては、図1・図2に示すカバーパネル10の、上斜後
面板30と下斜後面板50と下斜前面板51とを取除い
た構造の、左右の側面が5辺形トレー状の積重ね可能な
紙容器において、前述した図1・図2に示す積重ね可能
な紙容器と同様に、蓋兼展示板80の前辺に、展示用繋
止板82を折り目線hを介して連設して、この蓋兼展示
板80の左右端部の後方と展示用繋止板82の左右端部
とに、縦長の繋止孔b・bをそれぞれ設けて、また蓋兼
展示板80の後辺に、複数の繋止突起83・83・83
をそれぞれ折り目線を介して連設して、さらにカバーパ
ネル10の後上面板20の後端に、複数の繋止突起83
・83・83を繋止する複数の繋止切れ目24・24・
24を設けたことによって、多段に積重ねてのトラック
輸送などの場合には、前述した図2Aに示す積重ね可能
な紙容器と同様に、簡単に収容物の上方を遮蔽する蓋兼
展示板80を、最上段の積重ね可能な紙容器などに、必
要に応じて設けることができるもので、また多段に積重
ねての店頭展示・販売などの場合には、前述した図2B
に示す積重ね可能な紙容器と同様に、簡単に展示効果が
優れた蓋兼展示板80を、最上段の積重ね可能な紙容器
に設けることができる。
【0019】特に、本発明の積重ね可能な紙容器におい
ては、図1・図2に示すカバーパネル10の、上斜後面
板30と下斜後面板50と下斜前面板51とを取除いた
構造、すなわち、後上面板20と後面板40と底面板6
0と前面板41と上斜前面板31と前上面板21とを、
それぞれ折り目線を介して順に連設したカバーパネル1
0としたことによって、図6A・図6Bに示すように、
カバーパネル10で左右の側面板70・70のそれぞれ
の周辺を覆って、後上面板20と前上面板21とのそれ
ぞれの繋止孔bに、左右の側面板70・70のそれぞれ
の積重ね繋止突起fを挿入して繋止した時に、後上面板
20と後面板40と底面板60と前面板41と上斜前面
板31と前上面板21と左右の側面板70・70とで構
成する収容部が、上方を開放したほゞ直方体状を形成す
るために、野菜・果物類やパン・菓子類などを効率良く
収容できるものである。
【0020】すなわち、本発明の積重ね可能な紙容器に
おいては、前述した図1・図2に示す積重ね可能な紙容
器と同様に、野菜・果物類やパン・菓子類などを収容し
て、ずれないように積重ねてトラック輸送や店頭展示・
販売などができる積重ね可能な紙容器であって、多段に
積重ねてのトラック輸送などの場合には、簡単に収容物
の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を、最上段の積重ね可
能な紙容器などに、必要に応じて設けることができる、
また多段に積重ねての店頭展示・販売などの場合には、
簡単に展示効果が優れた蓋兼展示板80を、最上段の積
重ね可能な紙容器に設けることができる、左右の側面が
5辺形トレー状の、収容部が上方を開放したほゞ直方体
状を形成するために、野菜・果物類やパン・菓子類など
を効率良く収容できる積重ね可能な紙容器を提供するこ
とができる。
【0021】加えて、本発明の積重ね可能な紙容器にお
いては、図5・図6に示す積重ね可能な紙容器におい
て、カバーパネル10の後上面板20の前辺に、後上面
内板22と後面内板42と後底面繋止板62とを、折り
目線kと谷折り線n・oとを介して順に連設して、また
カバーパネル10の前上面板21の後辺に、前上面内板
23と上斜前面内板33と前面内板43と前底面繋止板
63とを、折り目線kと谷折り線m・n・oとを介して
順に連設したことによって、図8Aに示すように、折り
目線k・kを山折りして谷折り線m・n・n・o・oを
谷折り(印刷をした表面側が谷になる;以下同じ)し
て、後上面内板22と後面内板42と後底面繋止板62
とを折込んだ時に、また前上面内板23と上斜前面内板
33と前面内板43と前底面繋止板63とを折込んだ時
に、カバーパネル10の底面板60のそれぞれの貼着片
61の(図8Aでは左右の側面板70・70の)前後辺
の下部に、後底面繋止板62と前底面繋止板63とのそ
れぞれの左右端部が繋止して、後上面板20と後面板4
0とが二重構造になって、また前上面板21と上斜前面
板31と前面板41とが二重構造になって、図8A・図
8Bに示す左右の側面が5辺形トレー状の、保形性と耐
荷重性とを向上させた積重ね可能な紙容器を提供するこ
とができる。
【0022】なお、本発明の積重ね可能な紙容器におい
ては、前述した後上面内板22の後端に、複数の繋止切
欠き25・25・25を設けたことによって、前述した
カバーパネル10の後上面板20のそれぞれの繋止切れ
目24に、蓋兼展示板80のそれぞれの繋止突起83を
挿入して繋止する時に、後上面内板22のそれぞれの繋
止切欠き25が、蓋兼展示板80のそれぞれの繋止突起
83の挿入を助けているものである。
【0023】またさらに、本発明の積重ね可能な紙容器
においては、図5・図6に示すカバーパネル10と左右
の側面板70・70と蓋兼展示板80とを、一体に作製
した構造の、左右の側面が5辺形トレー状の積重ね可能
な紙容器において、前述した図3・図4に示す積重ね可
能な紙容器と同様に、蓋兼展示板80の前辺に、展示用
繋止板82を折り目線hを介して連設して、この蓋兼展
示板80の左右端部の後方と展示用繋止板82の左右端
部とに、縦長の繋止孔b・bをそれぞれ設けたことによ
って、多段に積重ねてのトラック輸送などの場合には、
前述した図4Aに示す積重ね可能な紙容器と同様に、簡
単に収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を、全ての
積重ね可能な紙容器に設けることができるものであっ
て、また多段に積重ねての店頭展示・販売などの場合に
は、前述した図4Bに示す積重ね可能な紙容器と同様
に、簡単に展示効果が優れた蓋兼展示板80を、最上段
の積重ね可能な紙容器に設けることができるものであ
る。
【0024】特に、本発明の積重ね可能な紙容器におい
ては、図5・図6に示すカバーパネル10と左右の側面
板70・70と蓋兼展示板80とを、一体に作製した構
造、すなわち、カバーパネル10の底面板60の左右辺
に、左右の側面板70・70を、それぞれ折り目線e、
折り込み板64、折り目線pを介して連設した(図7を
参照)ことによって、前述した図1・図2に示すカバー
パネル10の底面板60のそれぞれの貼着片61に、左
右の側面板70・70のそれぞれの下部を貼着する工程
が省略できるものであって、またカバーパネル10の後
面板40の上辺に、左右端に折り目線a・aを有する展
示用切れ目81により前後方向に2分割された蓋兼展示
板80を、折り目線を介して連設したことによって、前
述した図2Aに示すカバーパネル10の後上面板20の
それぞれの繋止切れ目24に、蓋兼展示板80のそれぞ
れの繋止突起83を挿入して繋止する作業が省略できる
ものである。
【0025】すなわち、本発明の積重ね可能な紙容器に
おいては、前述した図5・図6に示す積重ね可能な紙容
器と同様に、野菜・果物類やパン・菓子類などを収容し
て、ずれないように積重ねてトラック輸送や店頭展示・
販売などができる積重ね可能な紙容器であって、多段に
積重ねてのトラック輸送などの場合には、簡単に収容物
の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を、全ての積重ね可能
な紙容器に設けることができる、また多段に積重ねての
店頭展示・販売などの場合には、簡単に展示効果が優れ
た蓋兼展示板80を、最上段の積重ね可能な紙容器に設
けることができる、左右の側面が5辺形トレー状の、収
容部が上方を開放したほゞ直方体状を形成するために、
野菜・果物類やパン・菓子類などを効率良く収容でき
る、積重ね可能な紙容器を作製する工程と蓋兼展示板8
0を設ける作業とが簡単な積重ね可能な紙容器を提供す
ることができる。
【0026】また加えて、本発明の積重ね可能な紙容器
においては、前記のカバーパネル10の、後上面板20
の前辺と前上面板21の後辺との両方又は一方に、また
後上面内板22の前辺と前上面内板23の後辺との両方
又は一方に、開口拡張用切欠き26をそれぞれ設けたこ
とによって、図2B・図4B・図6B・図8Bに示すよ
うに、積重ね可能な紙容器の保形性などを低下させるこ
となく、積重ね可能な紙容器の上部開口を拡張できるも
のであって、収容物の取出しなどが容易な積重ね可能な
紙容器を提供することができる。
【0027】さらに加えて、本発明の積重ね可能な紙容
器においては、前記のカバーパネル10の、それぞれ縦
長の繋止孔b・c・dが、中央部が広幅の縦長の繋止孔
b・c・dであることによって、図2・図6・図8に示
すように、前述した組立て時に、上斜後面板30と下斜
後面板50と下斜前面板51と上斜前面板31とのそれ
ぞれの繋止孔cに、左右の側面板70・70のそれぞれ
の4隅を挿入し易いものであって、また後上面板20と
前上面板21とのそれぞれの繋止孔bに、さらに蓋兼展
示板80と展示用繋止板82とのそれぞれの繋止孔b
に、左右の側面板70・70のそれぞれの積重ね繋止突
起fを挿入し易いものであって、またさらに前述した積
重ね時に、カバーパネル10の底面板60のそれぞれの
繋止孔dに、下段の積重ね可能な紙容器の、左右の側面
板70・70のそれぞれの積重ね繋止突起fを挿入し易
いものであって、しかも前記の左右の側面板70・70
の、それぞれの逆U字状の積重ね繋止突起fが、両縦部
が膨出した逆U字状の積重ね繋止突起fであることによ
って、一旦挿入したそれぞれの積重ね繋止突起fが、そ
れぞれの繋止孔b・dに確実に繋止されるものであっ
て、組立てと積重ねとが容易で確実な積重ね可能な紙容
器を提供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の積重ね可能な紙容器にお
いては、後述する実施例に示すように、通常の印刷をし
た適宜の板紙などを用いて、通常の打抜型を用いた打抜
工程で、図1・図5に示す無駄がない長方形状の積重ね
可能な紙容器のブランクを作製して、また図3・図7に
示す工程などが簡単な1枚物の積重ね可能な紙容器のブ
ランクを作製して、次に従来と同様の組立て工程で、図
2・図4に示す左右の側面が8辺形トレー状に組立てる
ことができる、また図6・図8に示す左右の側面が5辺
形トレー状に組立てることができる、組立てが容易で作
製費用が廉価な積重ね可能な紙容器を提供することがで
きる。
【0029】また、本発明の積重ね可能な紙容器におい
ては、後述する実施例に示すように、図2・図4・図6
・図8に示す積重ね可能な紙容器の、後上面板20を後
上方に強く引剥がすことによって、また前上面板21を
前上方に強く引剥がすことによって、簡単に組立て前の
平坦な状態に戻して保管することができるものであっ
て、図9に示す従来の、積重ね可能な紙容器と同様に、
再び組立てて収容物を収容して、何回でも再利用できる
積重ね可能な紙容器を提供することができる。
【0030】
【実施例】
<実施例1>図1は、本発明の実施例1における、積重
ね可能な紙容器のブランクの平面図である。また図2A
は、実施例1の積重ね可能な紙容器における、収容物の
上方を遮蔽する蓋兼展示板80を設けた状態を示す斜視
図であって、図2Bは、展示効果が優れた蓋兼展示板8
0を設けた状態を示す斜視図及び断面図である。
【0031】すなわち、開口拡張用切欠き26を設けた
後上面板20と上斜後面板30と後面板40と下斜後面
板50と底面板60と下斜前面板51と前面板41と上
斜前面板31と開口拡張用切欠き26を設けた前上面板
21とを、それぞれ符号がない折り目線を介して順に連
設して、後上面板20と上斜後面板30と下斜後面板5
0と下斜前面板51と上斜前面板31と前上面板21と
の左右端部に、中央部が広幅の縦長の繋止孔b・c・c
・c・c・bをそれぞれ設けて、また底面板60の左右
端部の前後に、中央部が広幅の縦長の繋止孔d・dをそ
れぞれ設けて、さらに底面板60の左右辺に、貼着片6
1・61をそれぞれ折り目線eを介して連設して、さら
に後上面板20の後端(図1では下端)に、3個の繋止
切れ目24・24・24を設けたカバーパネル10と、
上辺(図1では左辺又は右辺)の前後に、両縦部が膨出
した逆U字状(図1では両横部が膨出した横U字状)の
積重ね繋止突起f・fをそれぞれ設けて、また下辺(図
1では右辺又は左辺)の前後に、逆U字状の積重ね切欠
きg・gをそれぞれ設けた、押込み開口式の指掛け開口
71をそれぞれ設けた左右の側面板70・70と、前辺
(図1では上辺)に、展示用繋止板82を折り目線hを
介して連設して、左右端部の後方(図1では下方)と展
示用繋止板82の左右端部とに、中央部が広幅の縦長の
繋止孔b・bをそれぞれ設けて、また後辺(図1では下
辺)に、3個の繋止突起83・83・83をそれぞれ折
り目線を介して連設した、左右端に折り目線a・aを有
する展示用切れ目81で前後方向に2分割した蓋兼展示
板80とから成る、図1に示す無駄がない長方形状の積
重ね可能な紙容器のブランクであって、通常の印刷をし
た400g/m2 の、耐水性などを付与した裏クラフト
ボール紙を用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程で、
新鮮な高級野菜・果物類などを収容する、収容部の縦・
横・深さが約175×245×85mmの、実施例1の
積重ね可能な紙容器のブランクを作製した。
【0032】次に、図1に示す積重ね可能な紙容器のブ
ランクの、カバーパネル10の底面板60のそれぞれの
貼着片61に、左右の側面板70・70のそれぞれの下
部(図1では右部又は左部)を機械的に貼着して、次い
でカバーパネル10の全ての符号がない折り目線と折り
目線e・eとを山折りして、従来と同様の組立て工程
で、上斜後面板30と下斜後面板50と下斜前面板51
と上斜前面板31とのそれぞれの繋止孔cに、左右の側
面板70・70のそれぞれの4隅を挿入し、カバーパネ
ル10で左右の側面板70・70のそれぞれの周辺を覆
って、後上面板20と前上面板21とのそれぞれの繋止
孔bに、左右の側面板70・70のそれぞれの積重ね繋
止突起fを挿入して繋止して、図2A・図2Bに示す左
右の側面が8辺形トレー状の、実施例1の積重ね可能な
紙容器を作製した。
【0033】上記のように作製した、図2A・図2Bに
示す積重ね可能な紙容器に、新鮮な高級野菜・果物類な
どを収容して、カバーパネル10の底面板60のそれぞ
れの繋止孔dに、下段の積重ね可能な紙容器の、左右の
側面板70・70のそれぞれの積重ね繋止突起fを(後
上面板20と前上面板21とのそれぞれの繋止孔bを介
して)挿入したところ、左右の側面板70・70のそれ
ぞれの積重ね切欠きgが積重ね繋止突起fの挿入を助け
て、ずれないように積重ねることができるものであっ
て、図9に示す従来の、積重ね可能な紙容器と同様に、
ずれないように積重ねてトラック輸送や店頭展示・販売
などができる、組立てと積重ねとが容易な積重ね可能な
紙容器が得られた。
【0034】また、図2A・図2Bに示す積重ね可能な
紙容器において、左右の側面板70・70のそれぞれの
積重ね繋止突起fを挿入して繋止した、後上面板20を
後上方に強く引剥がして、前上面板21を前上方に強く
引剥がしたところ、それぞれの繋止孔bと積重ね繋止突
起fとの繋止が外れて、簡単に組立て前の平坦な状態に
戻して保管することができるものであって、再び組立て
て収容物を収容して、何回でも再利用できる積重ね可能
な紙容器が得られた。
【0035】本実施例の積重ね可能な紙容器において、
多段に積重ねてのトラック輸送などの場合には、図2A
に示すように、カバーパネル10の後上面板20のそれ
ぞれの繋止切れ目24に、蓋兼展示板80のそれぞれの
繋止突起83を挿入して繋止して、蓋兼展示板80と展
示用繋止板82とのそれぞれの繋止孔bに、左右の側面
板70・70のそれぞれの積重ね繋止突起fを(後上面
板20と前上面板21とのそれぞれの繋止孔bを介し
て)挿入して繋止するだけで、簡単に収容物の上方を遮
蔽する蓋兼展示板80を、最上段の積重ね可能な紙容器
などに、必要に応じて設けることができるものである。
【0036】また、本実施例の積重ね可能な紙容器にお
いて、多段に積重ねての店頭展示・販売などの場合に
は、前述したそれぞれの繋止孔bと積重ね繋止突起fと
の繋止を解除して、図2Aに示す蓋兼展示板80を開蓋
して、(又は、同様にカバーパネル10の後上面板20
のそれぞれの繋止切れ目24に、蓋兼展示板80のそれ
ぞれの繋止突起83を挿入して繋止して)、図2Bに示
すように、蓋兼展示板80と展示用繋止板82との折り
目線a・a・hを山折りして、展示用繋止板82のそれ
ぞれの繋止孔bに、左右の側面板70・70のそれぞれ
後方の積重ね繋止突起fを、展示用繋止板82の表面側
から(後上面板20のそれぞれの繋止孔bを介して)挿
入して繋止するだけで、簡単に展示効果が優れた蓋兼展
示板80を、最上段の積重ね可能な紙容器に設けること
ができるものである。
【0037】すなわち、本実施例の積重ね可能な紙容器
においては、新鮮な高級野菜・果物類などを収容して、
図9に示す従来の、積重ね可能な紙容器と同様に、ずれ
ないように積重ねてトラック輸送や店頭展示・販売など
ができる、組立てが容易で再利用できる積重ね可能な紙
容器であって、多段に積重ねてのトラック輸送などの場
合には、簡単に収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80
を、最上段の積重ね可能な紙容器などに、必要に応じて
設けることができる、また多段に積重ねての店頭展示・
販売などの場合には、簡単に展示効果が優れた蓋兼展示
板80を、最上段の積重ね可能な紙容器に設けることが
できる、左右の側面が8辺形トレー状の、最上段以外の
蓋兼展示板80を節約できる積重ね可能な紙容器が得ら
れた。
【0038】加えて、本実施例の積重ね可能な紙容器に
おいては、カバーパネル10の、後上面板20の前辺
(図1では上辺)と前上面板21の後辺(図1では下
辺)とに、開口拡張用切欠き26をそれぞれ設けたこと
によって、図2Bに示すように、積重ね可能な紙容器の
保形性などを低下させることなく、積重ね可能な紙容器
の上部開口を拡張できるものであって、後述する実施例
3・実施例4と同様に、収容物の取出しなどが容易な積
重ね可能な紙容器が得られた。
【0039】また加えて、本実施例の積重ね可能な紙容
器においては、カバーパネル10のそれぞれの繋止孔b
・c・dが、中央部が広幅の縦長の繋止孔b・c・dで
あることによって、前述した組立て時に、上斜後面板3
0と下斜後面板50と下斜前面板51と上斜前面板31
とのそれぞれの繋止孔cに、左右の側面板70・70の
それぞれの4隅を挿入し易いものであって、また後上面
板20と前上面板21とのそれぞれの繋止孔bに、さら
に蓋兼展示板80と展示用繋止板82とのそれぞれの繋
止孔bに、左右の側面板70・70のそれぞれの積重ね
繋止突起fを挿入し易いものであって、またさらに前述
した積重ね時に、カバーパネル10の底面板60のそれ
ぞれの繋止孔dに、下段の積重ね可能な紙容器の、左右
の側面板70・70のそれぞれの積重ね繋止突起fを挿
入し易いものであって、しかも左右の側面板70・70
のそれぞれの積重ね繋止突起fが、両縦部が膨出した逆
U字状の積重ね繋止突起fであることによって、一旦挿
入したそれぞれの積重ね繋止突起fが、それぞれの繋止
孔b・dに確実に繋止されるものであって、後述する実
施例3・実施例4と同様に、組立てと積重ねとが容易で
確実な積重ね可能な紙容器が得られた。
【0040】<実施例2>図3は、本発明の実施例2に
おける、積重ね可能な紙容器のブランクの平面図であ
る。また図4Aは、実施例2の積重ね可能な紙容器にお
ける、収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を設けた
状態を示す斜視図であって、図4Bは、展示効果が優れ
た蓋兼展示板80を設けた状態を示す斜視図及び断面図
である。
【0041】本実施例の積重ね可能な紙容器のブランク
は、図1に示すカバーパネル10と左右の側面板70・
70と蓋兼展示板80とを、一体に作製した構造、すな
わち、上斜後面板30と後面板40と下斜後面板50と
底面板60と下斜前面板51と前面板41と上斜前面板
31と開口拡張用切欠き26を設けた前上面板21と
を、それぞれ符号がない折り目線を介して順に連設し
て、上斜後面板30と下斜後面板50と下斜前面板51
と上斜前面板31と前上面板21との左右端部に、縦長
の繋止孔c・c・c・c・bをそれぞれ設けて、また底
面板60の左右端部の前後に、縦長の繋止孔d・dをそ
れぞれ設けたカバーパネル10と、上辺(図3では左辺
又は右辺)の前後に、逆U字状(図3では横U字状)の
積重ね繋止突起f・fをそれぞれ設けて、カバーパネル
10の底面板60の左右辺に、それぞれ折り目線e、折
り返し板64、折り目線pを介して連設した上辺の前後
に、積重ね繋止突起f・fをそれぞれ設けて、また下面
の前後に積重ね切欠きg・gをそれぞれ設け、中央に押
込み開口式の指掛け開口71をそれぞれ設けた左右の側
面板70・70と、前辺(図3では上辺)に、展示用繋
止板82を折り目線hを介して連設して、左右端部の後
方(図3では下方)と展示用繋止板82の左右端部と
に、縦長の繋止孔b・bをそれぞれ設けて、カバーパネ
ル10の上斜後面板30の上辺に、谷折り線jを介して
連設した、左右端に折り目線a・aを有する展示用切れ
目81で前後方向に2分割された蓋兼展示板80とから
成る、図3に示す工程などが簡単な1枚物の積重ね可能
な紙容器のブランクであって、通常の印刷をした400
g/m2 の、耐水性などを付与した裏クラフトボール紙
を用いて、実施例1と同様に、通常の打抜型を用いた打
抜工程で、新鮮な高級野菜・果物類などを収容する、収
容部の縦・横・深さが約175×245×85mmの、
実施例2の積重ね可能な紙容器のブランクを作製した。
【0042】次に、図3に示す積重ね可能な紙容器のブ
ランクの、全ての符号がない折り目線と折り目線e・e
とを山折りして、また折り目線pと谷折り線jを谷折り
して折り返し板64・64を底面板60の左右端に重
ね、実施例1と同様の組立て工程で、カバーパネル10
の上斜後面板30と下斜後面板50と下斜前面板51と
上斜前面板31とのそれぞれの繋止孔cに、左右の側面
板70・70のそれぞれの4隅を挿入し、カバーパネル
10で左右の側面板70・70のそれぞれの周辺を覆っ
て、前上面板21のそれぞれの繋止孔bに、左右の側面
板70・70のそれぞれ前方(図3では左右の下方)の
積重ね繋止突起fを挿入して繋止して、図4A・図4B
に示す左右の側面が8辺形トレー状の、実施例2の積重
ね可能な紙容器を作製した。
【0043】上記のように作製した、図4A・図4Bに
示す積重ね可能な紙容器において、新鮮な高級野菜・果
物類などを収容して、カバーパネル10の底面板60の
それぞれの繋止孔dに、下段の積重ね可能な紙容器の、
左右の側面板70・70のそれぞれの積重ね繋止突起f
を(前方は前上面板21のそれぞれの繋止孔bを介し
て、また後述する蓋兼展示板80と展示用繋止板82と
のそれぞれの繋止孔bを介して)挿入したところ、ずれ
ないように積重ねることができるものであって、また左
右の側面板70・70のそれぞれ前方の積重ね繋止突起
fを挿入して繋止した、前上面板21を前上方に強く引
剥がしたところ、それぞれの繋止孔bと積重ね繋止突起
fとの繋止が外れて、簡単に組立て前の平坦な状態に戻
して保管することができるものであって、実施例1の積
重ね可能な紙容器と同様に、ずれないように積重ねてト
ラック輸送や店頭展示・販売などができる、組立てと積
重ねとが容易な積重ね可能な紙容器であって、再び組立
てて収容物を収容して、何回でも再利用できる積重ね可
能な紙容器が得られた。
【0044】本実施例の積重ね可能な紙容器において、
多段に積重ねてのトラック輸送などの場合には、図4A
に示すように、蓋兼展示板80と展示用繋止板82との
それぞれの繋止孔bに、左右の側面板70・70のそれ
ぞれの積重ね繋止突起fを(前方は前上面板21のそれ
ぞれの繋止孔bを介して)挿入して繋止するだけで、簡
単に収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を、全ての
積重ね可能な紙容器に設けることができるものであっ
て、また多段に積重ねての店頭展示・販売などの場合に
は、前述したそれぞれの繋止孔bと積重ね繋止突起fと
の繋止を解除して、図4Aに示す蓋兼展示板80を開蓋
して、図4Bに示すように、蓋兼展示板80と展示用繋
止板82との折り目線a・a・hを山折りして、展示用
繋止板82のそれぞれの繋止孔bに、左右の側面板70
・70のそれぞれ後方の積重ね繋止突起fを、展示用繋
止板82の表面側から挿入して繋止するだけで、簡単に
展示効果が優れた蓋兼展示板80を、最上段の積重ね可
能な紙容器に設けることができるものである。
【0045】特に、本実施例の積重ね可能な紙容器にお
いては、図1に示すカバーパネル10と左右の側面板7
0・70と蓋兼展示板80とを、一体に作製した構造、
すなわち、カバーパネル10の底面板60の左右辺に、
押込み開口式の指掛け開口71をそれぞれ設けた左右の
側面板70・70を、それぞれ折り目線e、折り返し板
64、折り目線pを介して連設したことによって、前述
した実施例1に示すカバーパネル10の底面板60のそ
れぞれの貼着片61に、左右の側面板70・70のそれ
ぞれの下部を機械的に貼着する工程が省略できる(また
左右の側面板70・70のそれぞれの下部も強化され
る)ものであって、またカバーパネル10の上斜後面板
30の上辺に、前後方向を2分割する折り目線a・aに
左右端を接続した展示用切れ目81を設けた蓋兼展示板
80を、谷折り線jを介して連設したことによって、前
述した実施例1に示すカバーパネル10の後上面板20
のそれぞれの繋止切れ目24に、蓋兼展示板80のそれ
ぞれの繋止突起83を挿入して繋止する作業が省略でき
る(また蓋兼展示板80の繋止も強化される)ものであ
る。
【0046】すなわち、本実施例の積重ね可能な紙容器
においては、新鮮な高級野菜・果物類などを収容して、
実施例1の積重ね可能な紙容器と同様に、ずれないよう
に積重ねてトラック輸送や店頭展示・販売などができ
る、組立てが容易で再利用できる積重ね可能な紙容器で
あって、多段に積重ねてのトラック輸送などの場合に
は、簡単に収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を、
全ての積重ね可能な紙容器に設けることができる、また
多段に積重ねての店頭展示・販売などの場合には、簡単
に展示効果が優れた蓋兼展示板80を、最上段の積重ね
可能な紙容器に設けることができる、左右の側面が8辺
形トレー状の、カバーパネル10の底面板60のそれぞ
れの貼着片61に、左右の側面板70・70のそれぞれ
の下部を機械的に貼着する工程が省略できる、またカバ
ーパネル10の後上面板20のそれぞれの繋止切れ目2
4に、蓋兼展示板80のそれぞれの繋止突起83を挿入
して繋止する作業が省略できる、積重ね可能な紙容器を
作製する工程と蓋兼展示板80を設ける作業とが簡単な
積重ね可能な紙容器が得られた。
【0047】<実施例3>図5は、本発明の実施例3に
おける、積重ね可能な紙容器のブランクの平面図であ
る。また図6Aは、実施例3の積重ね可能な紙容器にお
ける、収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を設けた
状態を示す斜視図であって、図6Bは、展示効果が優れ
た蓋兼展示板80を設けた状態を示す斜視図及び断面図
である。
【0048】本実施例の積重ね可能な紙容器のブランク
は、図1に示すカバーパネル10の、上斜後面板30と
下斜後面板50と下斜前面板51とを取除いた構造、す
なわち、開口拡張用切欠き26を設けた後上面板20と
後面板40と底面板60と前面板41と上斜前面板31
と開口拡張用切欠き26を設けた前上面板21とを、そ
れぞれ符号がない折り目線を介して順に連設して、後上
面板20と上斜前面板31と前上面板21との左右端部
に、中央部が広幅の縦長の繋止孔b・c・bをそれぞれ
設けて、また底面板60の左右端部の前後に、押込み開
孔式の縦長の繋止孔d・dをそれぞれ設けて、さらに底
面板60の左右辺に、貼着片61・61をそれぞれ折り
目線eを介して連設して、さらに後上面板20の後端
(図5では下端)に、3個の繋止切れ目24・24・2
4を設けたカバーパネル10と、上辺(図5では左辺又
は右辺)の前後に、両縦部が膨出した逆U字状(図5で
は両横部が膨出した横U字状)の積重ね繋止突起f・f
をそれぞれ設けて、また下辺(図5では右辺又は左辺)
の前後に、逆U字状の積重ね切欠きg・gをそれぞれ設
けた左右の側面板70・70と、前辺(図5では上辺)
に、展示用繋止板82を折り目線hを介して連設して、
左右端部の後方(図5では下方)と展示用繋止板82の
左右端部とに、中央部が広幅の縦長の繋止孔b・bをそ
れぞれ設けて、また後辺(図5では下辺)に、3個の繋
止突起83・83・83をそれぞれ折り目線を介して連
設した、左右端に折り目線a・aを有する展示用切れ目
81で前後方向に2分割したを設けた蓋兼展示板80と
から成る、図5に示す無駄がない長方形状の積重ね可能
な紙容器のブランクであって、通常の印刷をした465
g/m2 の、耐水・耐油性などを付与した両面カード紙
を用いて、実施例1と同様に、通常の打抜型を用いた打
抜工程で、焼立ての菓子パンなどを収容する、収容部の
縦・横・深さが約33×46×10cmの、実施例3の
積重ね可能な紙容器のブランクを作製した。
【0049】次に、図5に示す積重ね可能な紙容器のブ
ランクの、カバーパネル10の底面板60のそれぞれの
貼着片61に、左右の側面板70・70のそれぞれの下
部(図5では右部又は左部)を機械的に貼着して、次い
でカバーパネル10の全ての符号がない折り目線と折り
目線e・eとを山折りして、実施例1と同様の組立て工
程で、上斜前面板31のそれぞれの繋止孔cに、左右の
側面板70・70のそれぞれの上前隅(図5では左下隅
又は右下隅)を挿入し、カバーパネル10で左右の側面
板70・70のそれぞれの周辺を覆って、後上面板20
と前上面板21とのそれぞれの繋止孔bに、左右の側面
板70・70のそれぞれの積重ね繋止突起fを挿入して
繋止して、図6A・図6Bに示す左右の側面が5辺形ト
レー状の、実施例3の積重ね可能な紙容器を作製した。
【0050】上記のように作製した、図6A・図6Bに
示す積重ね可能な紙容器において、焼立ての菓子パンな
どを収容して、前述した実施例1と同様に、カバーパネ
ル10の底面板60のそれぞれの繋止孔dに、下段の積
重ね可能な紙容器の、左右の側面板70・70のそれぞ
れの積重ね繋止突起fを挿入したところ、ずれないよう
に積重ねることができるものであって、また後上面板2
0を後上方に強く引剥がして、前上面板21を前上方に
強く引剥がしたところ、簡単に組立て前の平坦な状態に
戻して保管することができるものであって、実施例1の
積重ね可能な紙容器と同様に、ずれないように積重ねて
トラック輸送や店頭展示・販売などができる、組立てと
積重ねとが容易な積重ね可能な紙容器であって、再び組
立てて収容物を収容して、何回でも再利用できる積重ね
可能な紙容器が得られた。
【0051】本実施例の積重ね可能な紙容器において、
多段に積重ねてのトラック輸送などの場合には、前述し
た実施例1の積重ね可能な紙容器と同様に、簡単に収容
物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を、最上段の積重ね
可能な紙容器などに、必要に応じて設けることができる
ものであって、また多段に積重ねての店頭展示・販売な
どの場合には、前述した実施例1の積重ね可能な紙容器
と同様に、簡単に展示効果が優れた蓋兼展示板80を、
最上段の積重ね可能な紙容器に設けることができるもの
である。
【0052】特に、本実施例の積重ね可能な紙容器にお
いては、図1に示すカバーパネル10の、上斜後面板3
0と下斜後面板50と下斜前面板51とを取除いた(上
斜前面板31だけは、展示効果などを配慮して残した)
構造、すなわち、開口拡張用切欠き26を設けた後上面
板20と後面板40と底面板60と前面板41と上斜前
面板31と開口拡張用切欠き26を設けた前上面板21
とを、それぞれ符号がない折り目線を介して順に連設し
たカバーパネル10としたことによって、図6A・図6
Bに示すように、カバーパネル10で左右の側面板70
・70のそれぞれの周辺を覆って、後上面板20と前上
面板21とのそれぞれの繋止孔bに、左右の側面板70
・70のそれぞれの積重ね繋止突起fを挿入して繋止し
た時に、後上面板20と後面板40と底面板60と前面
板41と上斜前面板31と前上面板21と左右の側面板
70・70とで構成する収容部が、上方を開放したほゞ
直方体状を形成するために、焼立ての菓子パンなどを効
率良く収容できる(また収容物が移動せず破損し難い)
ものである。
【0053】すなわち、本実施例の積重ね可能な紙容器
においては、焼立ての菓子パンなどを収容して、実施例
1の積重ね可能な紙容器と同様に、ずれないように積重
ねてトラック輸送や店頭展示・販売などができる、組立
てが容易で再利用できる積重ね可能な紙容器であって、
多段に積重ねてのトラック輸送などの場合には、簡単に
収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を、最上段の積
重ね可能な紙容器などに、必要に応じて設けることがで
きる、また多段に積重ねての店頭展示・販売などの場合
には、簡単に展示効果が優れた蓋兼展示板80を、最上
段の積重ね可能な紙容器に設けることができる、左右の
側面が5辺形トレー状の、後上面板20と後面板40と
底面板60と前面板41と上斜前面板31と前上面板2
1と左右の側面板70・70とで構成する収容部が、上
方を開放したほゞ直方体状を形成するために、焼立ての
菓子パンなどを効率良く収容できる積重ね可能な紙容器
が得られた。
【0054】<実施例4>図7は、本発明の実施例4に
おける、積重ね可能な紙容器のブランクの平面図であ
る。また図8Aは、実施例4の積重ね可能な紙容器にお
ける、収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を設けた
状態を示す斜視図及び断面図であって、図8Bは、展示
効果が優れた蓋兼展示板80を設けた状態を示す斜視図
である。
【0055】本実施例の積重ね可能な紙容器のブランク
は、図5に示すカバーパネル10と左右の側面板70・
70と蓋兼展示板80とから成る、実施例3の積重ね可
能な紙容器のブランクにおいて、カバーパネル10の後
上面板20の前辺(図5・図7では上辺)に、開口拡張
用切欠き26を設けた後上面内板22と後面内板42と
後底面繋止板62とを、折り目線kと谷折り線n・oと
を介して順に連設して、この後上面内板22の後端(図
7では上端)に、3個の繋止切欠き25・25・25を
設けて、またカバーパネル10の前上面板21の後辺
(図5・図7では下辺)に、開口拡張用切欠き26を設
けた前上面内板23と上斜前面内板33と前面内板43
と前底面繋止板63とを、折り目線kと谷折り線m・n
・oとを介して順に連設して、後上面内板22と前上面
内板23と上斜前面内板33との左右端部に、中央部が
広幅の縦長の繋止孔b・b・cをそれぞれ設けて、さら
にカバーパネル10の底面板60の左右辺に、上端の前
後に両縦部が膨出した逆U字状(図7では両横部が膨出
した横U字状)の積重ね繋止突起f・fと下面の前後に
積重ね切欠きg・gをそれぞれ設けた左右の側面板70
・70を、それぞれ折り目線e、折り返し板64、折り
目線pを介して連設した、図7に示す積重ね可能な紙容
器のブランクであって、通常の印刷をした465g/m
2 の、耐水・耐油性などを付与した両面カード紙を用い
て、実施例3と同様に、通常の打抜型を用いた打抜工程
で、焼立ての菓子パンなどを収容する、収容部の縦・横
・深さが約33×46×10cmの、実施例4の積重ね
可能な紙容器のブランクを作製した。
【0056】次に、図7に示す積重ね可能な紙容器のブ
ランクの、カバーパネル10の全ての符号がない折り目
線と折り目線e・e・k・kとを山折りして、また折り
目線g・gと谷折り線m・n・n・o・oを谷折りして
折り返し板64・64を底面板60の左右端に重ね、簡
単な手作業で、後上面内板22と後面内板42と後底面
繋止板62とを折込んで、また前上面内板23と上斜前
面内板33と前面内板43と前底面繋止板63とを折込
んで、実施例3と同様の組立て工程で、上斜前面板31
と上斜前面内板33とのそれぞれの繋止孔cに、左右の
側面板70・70のそれぞれの上前隅(図7では左下隅
又は右下隅)を挿入し、カバーパネル10で左右の側面
板70・70のそれぞれの周辺を覆って、後上面板20
と後上面内板22と前上面板21と前上面内板23との
それぞれの繋止孔bに、左右の側面板70・70のそれ
ぞれの積重ね繋止突起fを挿入して繋止して、図8A・
図8Bに示す左右の側面が5辺形トレー状の、実施例4
の積重ね可能な紙容器を作製した。
【0057】上記のように作製した、図8A・図8Bに
示す積重ね可能な紙容器において、焼立ての菓子パンな
どを収容して、前述した実施例1・実施例3と同様に、
カバーパネル10の底面板60のそれぞれの繋止孔d
に、下段の積重ね可能な紙容器の、左右の側面板70・
70のそれぞれの積重ね繋止突起fを挿入したところ、
ずれないように積重ねることができるものであって、ま
た後上面板20と後上面内板22とを後上方に強く引剥
がして、前上面板21と前上面内板23とを前上方に強
く引剥がしたところ、簡単に組立て前の平坦な状態に戻
して保管することができるものであって、実施例3の積
重ね可能な紙容器と同様に、ずれないように積重ねてト
ラック輸送や店頭展示・販売などができる、組立てと積
重ねとが容易な積重ね可能な紙容器であって、再び組立
てて収容物を収容して、何回でも再利用できる積重ね可
能な紙容器が得られた。
【0058】本実施例の積重ね可能な紙容器において、
多段に積重ねてのトラック輸送などの場合には、前述し
た実施例1・実施例3の積重ね可能な紙容器と同様に、
簡単に収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を、最上
段の積重ね可能な紙容器などに、必要に応じて設けるこ
とができるものであって、また多段に積重ねての店頭展
示・販売などの場合には、前述した実施例1・実施例3
の積重ね可能な紙容器と同様に、簡単に展示効果が優れ
た蓋兼展示板80を、最上段の積重ね可能な紙容器に設
けることができるものである。
【0059】特に、本実施例の積重ね可能な紙容器にお
いては、実施例3の積重ね可能な紙容器のブランクにお
いて、カバーパネル10の後上面板20の前辺に、後上
面内板22と後面内板42と後底面繋止板62とを順に
連設して、またカバーパネル10の前上面板21の後辺
に、前上面内板23と上斜前面内板33と前面内板43
と前底面繋止板63とを順に連設したことによって、図
8Aに示すように、折り目線k・kを山折りして谷折り
線m・n・n・o・oを谷折りして、後上面内板22と
後面内板42と後底面繋止板62とを折込んだ時に、ま
た前上面内板23と上斜前面内板33と前面内板43と
前底面繋止板63とを折込んだ時に、左右の側面板70
・70の前後辺の下部に、後底面繋止板62と前底面繋
止板63とのそれぞれの左右端部が繋止して、後上面板
20と後面板40とが二重構造になって、また前上面板
21と上斜前面板31と前面板41とが二重構造になっ
て、図8A・図8Bに示す左右の側面が5辺形トレー状
の、積重ね可能な紙容器の保形性と耐荷重性とを向上さ
せるものである。
【0060】すなわち、本実施例の積重ね可能な紙容器
においては、焼立ての菓子パンなどを収容して、実施例
3の積重ね可能な紙容器と同様に、ずれないように積重
ねてトラック輸送や店頭展示・販売などができる、組立
てが容易で再利用できる積重ね可能な紙容器であって、
多段に積重ねてのトラック輸送などの場合には、簡単に
収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を、最上段の積
重ね可能な紙容器などに、必要に応じて設けることがで
きる、また多段に積重ねての店頭展示・販売などの場合
には、簡単に展示効果が優れた蓋兼展示板80を、最上
段の積重ね可能な紙容器に設けることができる、左右の
側面が5辺形トレー状の、後上面板20と後面板40と
が二重構造になって、また前上面板21と上斜前面板3
1と前面板41とが二重構造になって、保形性と耐荷重
性とを向上させた積重ね可能な紙容器が得られた。
【0061】また、本実施例の積重ね可能な紙容器にお
いては、カバーパネル10の底面板60の左右辺に、左
右の側面板70・70を、それぞれ折り目線e、折り返
し板64、折り目線pを介して連設したことによって、
前述した実施例1に示すカバーパネル10の底面板60
のそれぞれの貼着片61に、左右の側面板70・70の
それぞれの下部を機械的に貼着する工程が省略できるも
のであって、前述した実施例2と同様に、積重ね可能な
紙容器を作製する工程が簡単な積重ね可能な紙容器が得
られた。
【0062】なお、本実施例の積重ね可能な紙容器にお
いては、前述した後上面内板22の後端に、3個の繋止
切欠き25・25・25を設けたことによって、前述し
た実施例1に示すカバーパネル10の後上面板20のそ
れぞれの繋止切れ目24に、蓋兼展示板80のそれぞれ
の繋止突起83を挿入して繋止する時に、後上面内板2
2のそれぞれの繋止切欠き25が、蓋兼展示板80のそ
れぞれの繋止突起83の挿入を助けているものである。
【0063】
【発明の効果】以上、作用及び実施例に示すとおり、本
発明の積重ね可能な紙容器においては、野菜・果物類や
パン・菓子類などを収容して、カバーパネルの底面板の
それぞれの繋止孔に、下段の積重ね可能な紙容器の、左
右の側面板のそれぞれの積重ね繋止突起を挿入して、ず
れないように積重ねてトラック輸送や店頭展示・販売な
どができる、組立てが容易で再利用できる積重ね可能な
紙容器であって、多段に積重ねてのトラック輸送などの
場合には、簡単に収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板を
設けることができる、また多段に積重ねての店頭展示・
販売などの場合には、簡単に展示効果が優れた蓋兼展示
板を設けることができる、左右の側面が8辺形トレー状
又は5辺形トレー状の、積重ね可能な紙容器を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における、積重ね可能な紙容
器のブランクの平面図である。
【図2】実施例1の積重ね可能な紙容器における、図2
Aは、収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を設けた
状態を示す斜視図であって、図2Bは、展示効果が優れ
た蓋兼展示板80を設けた状態を示す斜視図及び断面図
である。
【図3】本発明の実施例2における、積重ね可能な紙容
器のブランクの平面図である。
【図4】実施例2の積重ね可能な紙容器における、図4
Aは、収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を設けた
状態を示す斜視図であって、図4Bは、展示効果が優れ
た蓋兼展示板80を設けた状態を示す斜視図及び断面図
である。
【図5】本発明の実施例3における、積重ね可能な紙容
器のブランクの平面図である。
【図6】実施例3の積重ね可能な紙容器における、図6
Aは、収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を設けた
状態を示す斜視図であって、図6Bは、展示効果が優れ
た蓋兼展示板80を設けた状態を示す斜視図及び断面図
である。
【図7】本発明の実施例4における、積重ね可能な紙容
器のブランクの平面図である。
【図8】実施例4の積重ね可能な紙容器における、図8
Aは、収容物の上方を遮蔽する蓋兼展示板80を設けた
状態を示す斜視図及び断面図であって、図8Bは、展示
効果が優れた蓋兼展示板80を設けた状態を示す斜視図
である。
【図9】従来の、積重ね可能な紙容器の斜視図である。
【図10】従来の、展示効果が優れた店頭展示・販売用
の紙箱の斜視図である。
【符号の説明】
10 …カバーパネル 20 …後上面板 21 …前上面板 22 …後上面内板 23 …前上面内板 24 …繋止切れ目 25 …繋止切欠き 26 …開口拡張用切欠き 30 …上斜後面板 31 …上斜前面板 33 …上斜前面内板 40 …後面板 41 …前面板 42 …後面内板 43 …前面内板 50 …下斜後面板 51 …下斜前面板 60 …底面板 61 …貼着片 62 …後底面繋止板 63 …前底面繋止板 64 …折り返し板 70 …左右の側面板 71 …指掛け開口 80 …蓋兼展示板 81 …展示用切れ目 82 …展示用繋止板 83 …繋止突起 a・e・h・k・p…折り目線 b・c・d …繋止孔 f …積重ね繋止突起 g …積重ね切欠き j・m・n・o …谷折り線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後上面板20と上斜後面板30と後面板4
    0と下斜後面板50と底面板60と下斜前面板51と前
    面板41と上斜前面板31と前上面板21とをそれぞれ
    折り目線を介して順に連設したカバーパネル10と、左
    右の側面板70・70と、左右端に折り目線a・aを有
    する展示用切れ目81により前後方向に2分割された蓋
    兼展示板80と、から成る積重ね可能な紙容器におい
    て、 カバーパネル10には、後上面板20と上斜後面板30
    と下斜後面板50と下斜前面板51と上斜前面板31と
    前上面板21との左右端部に繋止孔b・c・c・c・c
    ・bを、また底面板60の左右端部の前後に繋止孔d・
    dを、さらに底面板60の左右辺に貼着片61・61を
    折り目線eを介して、それぞれ連設し、前記左右の側面
    板70・70の上辺の前後には、積重ね繋止突起f・f
    を、また下辺の前後に積重ね切欠きg・gを、それぞれ
    設けて、前記カバーパネル10の底面板60の貼着片6
    1に左右の側面板70・70のそれぞれの下部を貼着
    し、上斜後面板30と下斜後面板50と下斜前面板51
    と上斜前面板31とのそれぞれの繋止孔cに、左右の側
    面板70・70のそれぞれの4隅を挿入し、カバーパネ
    ル10で左右の側面板70・70のそれぞれの周辺を覆
    い、後上面板20と前上面板21とのそれぞれの繋止孔
    bに左右の側面板70・70のそれぞれの積重ね繋止突
    起fを挿入して繋止した、左右の側面が8辺形トレー状
    の積重ね可能な紙容器であって、 蓋兼展示板80の前辺に、展示用繋止板82を折り目線
    hを介して連設して、この蓋兼展示板80の左右端部の
    後方と展示用繋止板82の左右端部とに縦長の繋止孔b
    ・bをそれぞれ設けて、また蓋兼展示板80の後辺に複
    数の繋止突起83・83・83をそれぞれ折り目線を介
    して連設して、さらにカバーパネル10の後上面板20
    の後端に該複数の繋止突起83・83・83を繋止する
    複数の繋止切れ目24・24・24を設けたことを特徴
    とする積重ね可能な紙容器。
  2. 【請求項2】上斜後面板30と後面板40と下斜後面板
    50と底面板60と下斜前面板51と前面板41と上斜
    前面板31と前上面板21とをそれぞれ折り目線を介し
    て順に連設したカバーパネル10と、カバーパネル10
    の底面板60の左右辺にそれぞれ折り目線e・pを介し
    て連設した、折り返し板64・64と左右の側面板70
    ・70と、カバーパネル10の上斜後面板30の上辺に
    谷折り線jを介して連設した左右端に折り目線a・aを
    有する展示用切れ目81により前後方向に2分割された
    蓋兼展示板80と、から成る積重ね可能な紙容器におい
    て、 カバーパネル10には、上斜後面板30と下斜後面板5
    0と下斜前面板51と上斜前面板31と前上面板21と
    の左右端部に繋止孔c・c・c・c・bを、また底面板
    60の左右端部の前後に繋止孔d・dを、左右の側面板
    70・70の上辺の前後に積重ね繋止突起f・fを、そ
    れぞれ設けて、前記カバーパネル10の上斜後面板30
    と下斜後面板50と下斜前面板51と上斜前面板31と
    のそれぞれの繋止孔cに左右の側面板70・70のそれ
    ぞれの4隅を挿入し、カバーパネル10で左右の側面板
    70・70のそれぞれの周辺を覆い、前上面板21のそ
    れぞれの繋止孔bに左右の側面板70・70のそれぞれ
    前方の積重ね繋止突起fを挿入し繋止した、左右の側面
    が8辺形トレー状の積重ね可能な紙容器であって、 蓋兼展示板80の前辺に、展示用繋止板82を折り目線
    hを介して連設して、この蓋兼展示板80の左右端部の
    後方と展示用繋止板82の左右端部とに、繋止孔b・b
    をそれぞれ設けたことを特徴とする積重ね可能な紙容
    器。
  3. 【請求項3】後上面板20と後面板40と底面板60と
    前面板41と上斜前面板31と前上面板21とをそれぞ
    れ折り目線を介して順に連設したカバーパネル10と、
    左右の側面板70・70と、左右端に折り目線a・aを
    有する展示用切れ目81により前後方向に2分割された
    蓋兼展示板80と、から成る積重ね可能な紙容器におい
    て、 カバーパネル10には、後上面板20と上斜前面板31
    と前上面板21との左右端部に繋止孔b・c・bを、ま
    た底面板60の左右端部の前後に繋止孔d・dを、それ
    ぞれ設けて、さらに底面板60の左右辺に貼着片61・
    61をそれぞれ折り目線eを介して連設して、左右の側
    面板70・70の上辺の前後に積重ね繋止突起f・f
    を、また下辺の前後に積重ね切欠きg・gを、それぞれ
    設けて、前記カバーパネル10の底面板60の貼着片6
    1に左右の側面板70・70のそれぞれの下部を貼着
    し、上斜前面板31のそれぞれの繋止孔cに左右の側面
    板70・70のそれぞれの上前隅を挿入し、カバーパネ
    ル10で左右の側面板70・70のそれぞれの周辺を覆
    い、後上面板20と前上面板21とのそれぞれの繋止孔
    bに左右の側面板70・70のそれぞれの積重ね繋止突
    起fを挿入して繋止した、左右の側面が5辺形トレー状
    の積重ね可能な紙容器であって、 蓋兼展示板80の前辺に、展示用繋止板82を折り目線
    hを介して連設して、この蓋兼展示板80の左右端部の
    後方と展示用繋止板82の左右端部とに縦長の繋止孔b
    ・bをそれぞれ設けて、また蓋兼展示板80の後辺に複
    数の繋止突起83・83・83をそれぞれ折り目線を介
    して連設して、さらにカバーパネル10の後上面板20
    の後端に該複数の繋止突起83・83・83を繋止する
    複数の繋止切れ目24・24・24を設けたことを特徴
    とする積重ね可能な紙容器。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の積重ね可能な紙容器にお
    いて、カバーパネル10の後上面板20の前辺に、後上
    面内板22と後面内板42と後底面繋止板62とを、折
    り目線kと谷折り線n・oとを介して順に連設して、こ
    の後上面内板22の後端に、複数の繋止突起83・83
    ・83を繋止する複数の繋止切欠き25・25・25を
    設けて、またカバーパネル10の前上面板21の後辺
    に、前上面内板23と上斜前面内板33と前面内板43
    と前底面繋止板63とを、折り目線kと谷折り線m・n
    ・oとを介して順に連設したことを特徴とする積重ね可
    能な紙容器。
  5. 【請求項5】後面板40と底面板60と前面板41と上
    斜前面板31と前上面板21とをそれぞれ折り目線を介
    して順に連設したカバーパネル10と、カバーパネル1
    0の底面板60の左右辺にそれぞれ折り目線e・pを介
    して連設した折り返し板64・64と左右の側面板70
    ・70と、カバーパネル10の後面板40の上辺に折り
    目線を介して連設した左右端に折り目線a・aを有する
    展示用切れ目81により前後方向に2分割された蓋兼展
    示板80と、から成る積重ね可能な紙容器において、 カバーパネル10には、上斜前面板31と前上面板21
    との左右端部に繋止孔c・bを、また底面板60の左右
    端部の前後に繋止孔d・dを、左右の側面板70・70
    の上辺の前後に積重ね繋止突起f・fを、それぞれ設け
    て、前記カバーパネル10の上斜前面板31のそれぞれ
    の繋止孔cに左右の側面板70・70のそれぞれの上前
    隅を挿入し、カバーパネル10で左右の側面板70・7
    0のそれぞれの周辺を覆い、前上面板21のそれぞれの
    繋止孔bに左右の側面板70・70のそれぞれ前方の積
    重ね繋止突起fを挿入して繋止した、左右の側面が5辺
    形トレー状の積重ね可能な紙容器であって、 蓋兼展示板80の前辺に、展示用繋止板82を折り目線
    hを介して連設して、この蓋兼展示板80の左右端部の
    後方と展示用繋止板82の左右端部とに、繋止孔b・b
    をそれぞれ設けたことを特徴とする積重ね可能な紙容
    器。
  6. 【請求項6】前記のカバーパネル10の、後上面板20
    の前辺と前上面板21の後辺との両方又は一方に、また
    後上面内板22の前辺と前上面内板23の後辺との両方
    又は一方に、開口拡張用切欠き26をそれぞれ設けたこ
    とを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載の積重ね可能な紙容器。
  7. 【請求項7】前記のカバーパネル10の、それぞれ繋止
    孔b・c・dが、中央部が広幅の縦長の繋止孔b・c・
    dであって、また前記の左右の側面板70・70の、そ
    れぞれ積重ね繋止突起fが、両縦部が膨出した逆U字状
    の積重ね繋止突起fであることを特徴とする、請求項1
    乃至請求項6のいずれかに記載の積重ね可能な紙容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003002319A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Dainippon Printing Co Ltd テーパーボックス
JP2015519268A (ja) * 2012-05-09 2015-07-09 オトールOtor 凸状の中央揃え要素を有する箱、及びこのような箱を製造するためのブランク

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