JPH107108A - ダンボール箱の製函装置 - Google Patents

ダンボール箱の製函装置

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JPH107108A
JPH107108A JP8179877A JP17987796A JPH107108A JP H107108 A JPH107108 A JP H107108A JP 8179877 A JP8179877 A JP 8179877A JP 17987796 A JP17987796 A JP 17987796A JP H107108 A JPH107108 A JP H107108A
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JP
Japan
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cardboard box
flat
flat tube
cardboard
box
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JP8179877A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Yamamoto
博久 山本
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Kawashima Packaging Machinery Ltd
Original Assignee
Kawashima Packaging Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダンボール箱用偏平筒を一枚ずつ確実に落下
供給できる簡素な構造にしたダンボール箱用偏平筒をダ
ンボール箱の製函装置。 【構成】 一番前のダンボール箱用偏平筒S1 は、下端
をストッパ板33aに当接停止されかつ上部両側縁を係
止爪36aに支えられて前側へ15°〜20°傾倒す
る。シリンダ装置34aが駆動すると、バキュームパッ
ド32は、揺動リンク38の一方側へ揺動に伴い一番前
のダンボール箱用偏平筒S1 に接近して吸引し復帰移動
して一番前のダンボール箱用偏平筒S1 を落下させる。
バキュームパッド32が吸引するために移動するとき
は、持ち上げ板33bが上昇して一番前のダンボール箱
用偏平筒S1 をストッパ板33aよる当接停止を解く。
バキュームパッド32が後退復帰するときは、レバー3
5が揺動してワンウエイクラッチベアリング31dが回
転を伝達して巻掛け装置31が二番目以降のダンボール
箱用偏平筒S2 ・・・Sn を前進させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンボール箱用偏
平筒をサンドイッチコンベアの上流側に落下供給して平
面方向に見て長方形の角筒状に開き前後の短尺下蓋片を
底折りしてからサンドイッチコンベアに挟入し、次い
で、両側の長尺下蓋片を底折りする,ダンボール箱の製
函装置に関し、特に、ダンボール箱用偏平筒の落下供給
手段をシリンダ装置で駆動できる簡素な構造にしてかつ
ダンボール箱用偏平筒を一枚ずつ確実に落下供給させる
ことができるように改良したダンボール箱の製函装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】特開平 8-72175号のダンボール箱の製函
方法は、ダンボール箱用偏平筒をサンドイッチコンベア
の上流側に供給して平面方向に見て長方形の角筒状に開
き前後の短尺下蓋片を底折りしてからサンドイッチコン
ベアに挟入し、次いで、両側の長尺下蓋片を底折りする
ものであり、ダンボール箱用偏平筒を角筒状に開く工程
は、コンベア挟入方向と直交する方向に走行するエンド
レスチェンベルト上にダンボール箱用偏平筒を立った状
態にかつダンボール箱用偏平筒の後面部分をコンベア挟
入方向前側に備えられるサンドイッチコンベアの挟入ス
ペースに対応するように落下供給する構成であり、ダン
ボール箱用偏平筒を角筒状に開く工程は、ダンボール箱
用偏平筒の後面部分をバキュームパッドで吸引保持しか
つダンボール箱用偏平筒を前側に若干傾倒させて前面部
分の短尺下蓋片を前記エンドレスチェンベルトに押し付
けてバキュームパッドをサンドイッチコンベアへの挟入
方向とは反対方向へ移動して該バキュームパッドで吸引
保持された後面部分を縦送り方向と反対方向へダンボー
ル箱の縦寸法だけ移動していくとともに、前面部分に前
記エンドレスチェンベルトの走行力を伝達させて該前面
部分にサンドイッチコンベアの挟入スペースに対応する
位置まで横方向への移動を生起させて次第に角筒状に開
いていき平面方向に見て長方形の角筒状に開いた時点で
エンドレスチェンベルトより若干浮き上がらせる構成で
あり、サンドイッチコンベアに挟入する工程は、バキュ
ームパッドをサンドイッチコンベアへの挟入方向へ移動
する構成である。そして、特開平 8-57990号及び特開平
8-58735号に示す製函装置におけるダンボールシートの
開函装置は、ダンボールシート受承壁とダンボールシー
ト後押し手段とでダンボールシートを挟持し供給コンベ
アを常に走行してダンボールシートの下端に摺接して搬
送力を与え一番前のダンボールシートを供給コンベアと
ダンボールシート受承壁との隙間に落ち込んだ状態に係
止し、該係止を解くと、下降装置によりダンボールシー
トをサンドイッチコンベアの上流側の際へ落下供給させ
る構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平 8-57990
号のダンボール箱の製函装置によれば、供給コンベア
を常に走行してダンボールシートの下端に摺接して搬送
力を与える構成であるから動力が無駄にかかっており、
また供給コンベアでダンボールシートが擦られて塵埃が
発生する原因となっている。供給コンベアを常に走行
するので、ダンボールシート後押し手段を取り外してダ
ンボールシートを供給コンベア上へ補給しようとする
と、ダンボールシートが後方へ倒れてしまう不具合があ
る。従って、ダンボールシートが倒れないように一方の
手で抑えながら他方の手でダンボールシートの供給を行
うといった煩わしさがあった。
【0004】上記の特開平 8-72175号のダンボール箱の
製函装置によれば、バキュームパッドをサンドイッチ
コンベアへの挟入方向とは反対方向へ移動して該バキュ
ームパッドで吸引保持されたダンボール箱用偏平筒の後
面部分を縦送り方向と反対方向へダンボール箱の縦寸法
だけ移動していく際に、ダンボール箱用偏平筒を前側に
若干傾倒させて前面部分の短尺下蓋片を走行するエンド
レスチェンベルトに押し付けることにより前面部分がサ
ンドイッチコンベアへの挟入方向とは反対方向へ移動し
ないようにしているので、該前面部分のサンドイッチコ
ンベアへの挟入方向とは反対方向への移動を不能とする
確保が十分でなく、その結果、前ダンボール紙が二枚重
ねで厚く角筒状に開くのに大きな力を必要とするダンボ
ール箱用偏平筒では角筒状に開くことができないエラー
が頻繁に生じる不具合がある、エンドレスチェンベル
トでダンボール箱用偏平筒の前面部分の短尺下蓋片を摩
擦摺動するので、数時間可動すると、機械内部の床面に
大量のチリが堆積する不具合がある、ダンボール箱用
偏平筒を角筒状に開いてから前後の短尺下蓋片を底折り
する際に、前後の短尺下蓋片が両側の長尺下蓋片に当た
る状態が発生すると前後の短尺下蓋片を底折りすること
ができず、前後の短尺下蓋片を幅中央部から谷折りし
て、元の偏平状態と90°異なる偏平状態に折り畳んでし
まう不具合が発生する。
【0005】本願発明は、ダンボール箱用偏平筒の落下
供給手段をシリンダ装置で駆動できる簡素な構造にして
かつダンボール箱用偏平筒を一枚ずつ確実に落下供給さ
せることができ、特開平 8-57990号の装置の問題点を解
消できるダンボール箱の製函装置を提供することを目的
としている。 上記の特開平 8-57990号のダンボール箱
の製函装置によれば、供給コンベアを常に走行してダ
ンボールシートの下端に摺接して搬送力を与える構成で
あるから動力が無駄にかかっており、また供給コンベア
でダンボールシートが擦られて塵埃が発生する原因とな
っている。供給コンベアを常に走行するので、ダンボ
ールシート後押し手段を取り外してダンボールシートを
供給コンベア上へ補給しようとすると、ダンボールシー
トが後方へ倒れてしまう不具合がある。従って、ダンボ
ールシートが倒れないように一方の手で抑えながら他方
の手でダンボールシートの供給を行うといった煩わしさ
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、ダンボール
箱用偏平筒をサンドイッチコンベアの上流側に立てて供
給して平面方向に見て長方形の角筒状に開きコンベア搬
送方向に対応する前後の短尺下蓋片を底折りしてからサ
ンドイッチコンベアに挟入し、次いで、両側の長尺下蓋
片を底折りする,ダンボール箱の製函装置において、前
記ダンボール箱用偏平筒の供給手段は、適宜の枚数のダ
ンボール箱用偏平筒を左右に平行するエンドレス巻掛け
体の上に立てて一列に重ねて載置しかつ一番前のダンボ
ール箱用偏平筒の上部両側縁を係止爪で支えることによ
り全てのダンボール箱用偏平筒を前側へ傾倒させて載置
し前進させ得る巻掛け装置が備えられ、揺動リンクに支
持されるバキュームパッドが、一番前のダンボール箱用
偏平筒に接近して吸引し復帰移動して一番前のダンボー
ル箱用偏平筒を二番目のダンボール箱用偏平筒から引き
離しかつ係止爪から離脱させた後吸引を解いて落下させ
るように一番前のダンボール箱用偏平筒の前方に備えら
れ、左右のエンドレス巻掛け体を巻掛けている前側の一
対のスプロケットを回転する駆動軸に外輪をレバーに固
定したワンウエイクラッチベアリングの内輪が被嵌さ
れ、前記巻掛け装置により前進される一番前のダンボー
ル箱用偏平筒の前面側下縁部をストッパ板で当接停止し
かつ一番前のダンボール箱用偏平筒が可動リンクに支持
される持ち上げ板の上に載るように、前記ストッパ板と
前記持ち上げ板とが一番前のダンボール箱用偏平筒の下
縁部の前側に備えられ、前記揺動リンクの揺動と前記レ
バーの揺動がシリンダ装置により行われるとともに前記
可動リンクの揺動が前記シリンダ装置または他のシリン
ダ装置により行われるようになっており、しかも、前記
バキュームパッドが一番前のダンボール箱用偏平筒を吸
引するために移動するときは、それに先立って持ち上げ
板が上昇して一番前のダンボール箱用偏平筒をストッパ
板よる当接停止を解くように持ち上げるとともに、前記
バキュームパッドが一番前のダンボール箱用偏平筒を吸
引して後退復帰するときは、前記ワンウエイクラッチベ
アリングが内輪の回転を外輪へ伝達して前記巻掛け装置
が二番目以降のダンボール箱用偏平筒を前進させるよう
に構成されていることを特徴とするダンボール箱の製函
装置を提供することにある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るダンボ
ール箱の製函装置を図1(a),(b) を参照して説明する。
このダンボール箱の製函装置は、ダンボール箱用偏平筒
Sをサンドイッチコンベア1の上流側に立てて供給して
平面方向に見て長方形の角筒状に開きコンベア搬送方向
に対応する前後の短尺下蓋片a,bを底折りしてからサ
ンドイッチコンベア1に挟入し、次いで、両側の長尺下
蓋片c,dを底折りする装置である。
【0008】このダンボール箱の製函装置は、ダンボー
ル紙が二枚重ねで厚く角筒状に開くのに大きな力を必要
とするダンボール箱用偏平筒でも確実に角筒状に開くこ
とができ、機械内部の床面に大量のチリが堆積すること
を回避するための改善が成されており、以下に説明す
る。図1(a),(b) に示すように、サンドイッチコンベア
1の上流側に床板2を備え、上方のダンボール箱用偏平
筒の供給装置3に集積された一番前のダンボール箱用偏
平筒Sを開函装置4のガイド兼押圧板4aとガイド5と
の間より落下させて前記床板2上に立った状態に供給
し、次いで、歯列方向がコンベア挟入方向と一致してい
る鋸歯状係止板6を床板2上に若干突出させてから、開
函装置4をサンドイッチコンベア1寄りに若干寸法移動
してダンボール箱用偏平筒Sの後面部分eを開函装置4
のバキュームパッド4bで吸引保持しガイド兼押圧板4
aをダンボール箱用偏平筒Sの後面部分の上部に押しつ
けてダンボール箱用偏平筒Sを前側に若干傾倒させて前
面部分の短尺下蓋片aを前記鋸歯状係止板6の鋸歯に押
し付け、次いで、開函装置4を後方へ移動することによ
り、バキュームパッド4bで吸引保持された後面部分e
を縦送り方向と反対方向へダンボール箱の縦寸法だけ移
動していき、これによって短尺下蓋片aが鋸歯状係止板
6の鋸歯に係止され該短尺下蓋片aに対応した前面部分
fをサンドイッチコンベア1の挟入スペースに対応する
位置まで横方向への移動を生起させ、もって平面方向に
見て菱形から角形となるように開いていき、開函装置4
の後方移動終了間際の時点より、エアシリンダ装置等に
より水平面内を揺動される旋回アーム11aの先端にコ
ロ状の押圧子11bを備えてなる開函補助用の押圧手段
11により長方形に近い平行四辺形に開函されたダンボ
ール箱Hの前面部分fの鋭角に開いたコーナーに近い側
面部を開函装置4の後方移動と同調して直角になるまで
押圧し、開函装置4はダンボール箱の縦寸法だけ移動し
た時点で移動を停止し、平面方向に見て長方形の角筒状
の開きを完了し、次いで、鋸歯状係止板6を下降させ開
函装置4の底折り板4cとサンドイッチコンベア1のベ
ルト間に備えられた底折り板8とを90°揺動すること
により前後の短尺下蓋片a,bを底折りし、次いで、開
函装置4を前進させることにより開函したダンボール箱
Hをサンドイッチコンベア1に挟入していき、その際
に、リブ状のレール9に前後の短尺下蓋片a,bが載っ
て摺動するようにしてかつ底折りガイド10,10によ
って両側の長尺下蓋片c,dの底折りを行い、しかる
後、底折り板4c、8が90°復帰揺動すると、再びダ
ンボール箱用偏平筒Sの落下供給を行うように構成され
ている。従って、ダンボール紙が厚く角筒状に開くのに
大きな力を必要とするダンボール箱用偏平筒でも、開函
開始時にダンボール箱の前側の短尺下蓋片を後方へ引か
れていかないように係止できるから開函のきっかけを確
保できしかも開函が進行中においてもダンボール箱の前
側の短尺下蓋片を後方へ引かれていくことを阻止しなが
ら横スライドすることを保障しさらに開函工程の後半よ
りダンボール箱の側面部分を押すので、平面方向に見て
長方形の角筒状となるように確実に開くことができる。
そして、ダンボール箱の前側の短尺下蓋片を鋸歯状係止
板で横スライド可能に係止するものであり短尺下蓋片と
鋸歯状係止板の歯列方向の相対移動を生じないようにし
ているから、短尺下蓋片が鋸歯状係止板で削り取られる
ことがなく、機械内部の床面に大量のチリが堆積するこ
とを回避できる。なお、サンドイッチコンベア1は、図
示しないサーボモータにより駆動する。開函装置4は、
リニアガイド4dによりガイドされるスライダー4eに
ブラケット4fが支持され、スライダー4eが図示しな
いサーボモータによって走行駆動される巻掛け装置のエ
ンドレス走行体(タイミングベルト或いはチェーン)と
結合されており、ブラケット4fにガイド兼押圧板4a
とバキュームパッド4bと底折り板4cが設けられてい
る。
【0009】続いて、ダンボール箱用偏平筒の供給装置
3について図2(a),(b) を参照して詳細に説明する。ダ
ンボール箱用偏平筒の供給装置3は、巻掛け装置31と
バキュームパッド32とストッパ板33aと持ち上げ板
33bとシリンダ装置34等からなる。巻掛け装置31
は、ダンボール箱用偏平筒Sを左右に平行するエンドレ
ス巻掛け体(タイミングベルト、ロープ、チェーン)3
1aの上に立てて一列に重ねた状態に載置して前進され
る役目を果たす。左右のエンドレス巻掛け体31aを巻
掛けている前側の左右一対のスプロケット31bを一体
に支持している駆動軸31cには、ワンウエイクラッチ
ベアリング31dを介してレバー35が取り付けられ、
レバー35が矢印Xの方向に揺動するときにワンウエイ
クラッチベアリング31dが内輪の回転を外輪へ伝達し
てスプロケット31bが回転されるようになっている。
ストッパ板33aと持ち上げ板33bは、一番前のダン
ボール箱用偏平筒S1の下縁部の前側に備えられてい
る。ストッパ板33aは、巻掛け装置31に載置される
一番前のダンボール箱用偏平筒S1 の前面下縁を当接停
止する。持ち上げ板33bは、図2(a)では、ストッ
パ板33aに対し下降した状態に重なっていてストッパ
板33aにより当接停止される一番前のダンボール箱用
偏平筒S1の下側に位置していて、図2(b)のよう
に、シリンダ装置34bが伸長すると、上昇されること
になり一番前のダンボール箱用偏平筒S1 を持ち上げる
ようになっている。そうして、一番前のダンボール箱用
偏平筒S1 は、ストッパ板33aに当接停止され持ち上
げ板33bの上に位置し上部両側縁を左右一対に設けら
れた係止爪36aに支えられて前側へ15°〜20°傾
倒する。エンドレス巻掛け体31の上に乗せられる押圧
具37は一番後のダンボール箱用偏平筒Sn のほぼ中央
部を押圧するように置かれる。シリンダ装置34aは、
駆動軸31cにワンウエイクラッチベアリング31dを
介して取り付けられたレバー35に接続され、さらにレ
バー35はバキュームパッド32を支持する平行リンク
機構よりなる揺動リンク38と一体に連結されている。
そして、シリンダ装置34aの伸縮作動により、バキュ
ームパッド32は、揺動リンク38の一方側へ揺動に伴
い一番前のダンボール箱用偏平筒S1 に接近して図示し
ない負圧発生装置の負圧作用により吸引しかつ揺動リン
ク38の他方側へ揺動に伴い復帰移動して一番前のダン
ボール箱用偏平筒S1 を二番目のダンボール箱用偏平筒
2 から引き離した後、前面上部を水平バー36bに当
接して垂直姿勢を確保してから吸引を解いて落下させる
ようになっているとともに、前記バキュームパッド32
が一番前のダンボール箱用偏平筒S1 を吸引するために
移動するときは、それに先立って持ち上げ板33bが上
昇して一番前のダンボール箱用偏平筒S1 をストッパ板
33aによる当接停止を解くように持ち上げ、かつ、前
記バキュームパッド32が一番前のダンボール箱用偏平
筒S1 を吸引して後退復帰するときは、レバー35が矢
印の方向に揺動してワンウエイクラッチベアリング31
dが内輪の回転を外輪へ伝達してスプロケット31bを
回転し巻掛け装置31が二番目以降のダンボール箱用偏
平筒S2 ・・・Sn 及び後押し具37を前進させるよう
に構成されている。
【0010】従って、ダンボール箱用偏平筒の供給は、
シリンダ装置34a、34bが伸縮作動を一回行う毎に
行う。詳述すると、図2(b)に示すように、シリンダ
装置34bが伸長作動すると、持ち上げ板33bが上昇
して一番前のダンボール箱用偏平筒S1 をストッパ板3
3aによる当接停止を解くとともに、シリンダ装置34
aが伸長作動して揺動リンク38が揺動しバキュームパ
ッド32が一番前のダンボール箱用偏平筒S1に接近し
て図示しない負圧発生装置の負圧作用により吸引する。
このとき、レバー35が矢印Xと反対の方向に揺動する
からスプロケット31bが回転されることはないから回
転し巻掛け装置31が二番目以降のダンボール箱用偏平
筒S2 ・・・Sn 及び後押し具37を前進させることは
ない。次いで、図2(a)に示すように、シリンダ装置
34aが縮小作動するときは、バキュームパッド32が
復帰移動し一番前のダンボール箱用偏平筒S1 を左右一
対の係止爪36aから離脱して二番目のダンボール箱用
偏平筒S2 から引き離し、水平バー36bに当接させる
ことにより該一番前のダンボール箱用偏平筒S1 を垂直
姿勢にし、その後、図示しない負圧発生装置の負圧作用
による吸引を解いて落下させる。バキュームパッド32
が復帰移動するとすぐにシリンダ装置34bが縮小作動
して持ち上げ板33bが下降し、レバー35が矢印Xの
方向に揺動するからスプロケット31bが回転し巻掛け
装置31が二番目以降のダンボール箱用偏平筒S2 ・・
・Sn 及び後押し具37を前進させるから、係止爪36
aに上部を支えられた二番目のダンボール箱用偏平筒S
2 がストッパ板33aに当接する。
【0011】次に、上記の実施の形態と対比して本発明
の技術的範囲に含まれる実施の形態を例示する。 持ち上げ板33bの上昇下降はシリンダ装置34bの
駆動によらないで、図示しないリンク機構を介してシリ
ンダ装置34aにより作動しても良い。 揺動リンク38は平行リンク機構であることに限定さ
れない。 底折り板8が設けられていなくて、その代わりに、レ
ール9の端部が傾斜下降した形状とされていて、底折り
板4cが後面側の短尺下蓋片bを底折りするときには前
面側の短尺下蓋片aを底折りすることはできないが、開
函装置4を前進させて開函したダンボール箱Hをサンド
イッチコンベア1に挟入していくときに、レール9の傾
斜下降した端部が前面側の短尺下蓋片aを底折りするよ
うにしても良い。 ダンボール箱Hの長尺下蓋片c,dの底折りは、底折
りガイド10,10によらないで、図1(a) に示すサン
ドイッチコンベア1に挟まれた位置で該サンドイッチコ
ンベア1を駆動停止してから一対の長尺下蓋片底折り装
置によって底折りしても良い。 ダンボール箱Hの底が閉じた状態の維持を、テープ貼
り、ホットメルト接着、ステッチャー針のいずれにより
達成するものであっても良い。
【0012】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願発明のダ
ンボール箱の製函装置によれば、ダンボール箱用偏平筒
の落下供給手段をシリンダ装置で駆動できる簡素な構造
であり製作コストを低減でき、かつダンボール箱用偏平
筒を一枚ずつ確実に落下供給させることができ、特開平
8-57990号の装置の問題点を解消できる。すなわち、動
力の無駄が省けるとともにダンボール箱用偏平筒の擦り
を実質的に解消できて塵埃の発生がなくなり、さらにダ
ンボール箱用偏平筒が前傾にしたので後方へ倒れなくな
り、ダンボールシートの補給作業がやりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のダンボール箱の製函装置
に係り、(a) は平面図、(b) は正面図。
【図2】本発明の実施の形態のダンボール箱の製函装置
の要部であるダンボール箱用偏平筒の供給装置に係り、
(a) はバキュームパッドが待機位置及び落下位置にある
時の正面図、(b) はバキュームパッドがダンボール箱用
偏平筒を吸引する状態を示す正面図。
【符号の説明】
S ・・・ダンボール箱用偏平筒 S1 ・・・一番前のダンボール箱用偏平筒 S2 ・・・二番前のダンボール箱用偏平筒 a,b ・・・ダンボール箱用偏平筒の前後の短尺下蓋
片 c,d ・・・ダンボール箱用偏平筒の左右の長尺下蓋
片 e ・・・ダンボール箱用偏平筒の後面部分 f ・・・ダンボール箱用偏平筒の前面部分 H ・・・開函されたダンボール箱 1 ・・・サンドイッチコンベア 2 ・・・床板 4b ・・・バキュームパッド 4c ・・・底折り板 6 ・・・鋸歯状係止板 7 ・・・蓋片喧嘩回避装置 11 ・・・押圧手段 3 ・・・ダンボール箱用偏平筒の供給装置 31 ・・・巻掛け装置 31a ・・・エンドレス巻掛け体 31b ・・・スプロケット 31c ・・・駆動軸 31d ・・・ワンウエイクラッチベアリング 32 ・・・バキュームパッド 33a ・・・ストッパ板 33b ・・・持ち上げ板 33a ・・・ストッパ板 33b ・・・持ち上げ板 34 ・・・シリンダ装置 35 ・・・レバー 36a ・・・係止爪 38 ・・・揺動リンク 39 ・・・可動リンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダンボール箱用偏平筒をサンドイッチコ
    ンベアの上流側に立てて供給して平面方向に見て長方形
    の角筒状に開きコンベア搬送方向に対応する前後の短尺
    下蓋片を底折りしてからサンドイッチコンベアに挟入
    し、次いで、両側の長尺下蓋片を底折りする,ダンボー
    ル箱の製函装置において、 前記ダンボール箱用偏平筒の供給手段は、 適宜の枚数のダンボール箱用偏平筒を左右に平行するエ
    ンドレス巻掛け体の上に立てて一列に重ねて載置しかつ
    一番前のダンボール箱用偏平筒の上部両側縁を係止爪で
    支えることにより全てのダンボール箱用偏平筒を前側へ
    傾倒させて載置し前進させ得る巻掛け装置が備えられ、 揺動リンクに支持されるバキュームパッドが、一番前の
    ダンボール箱用偏平筒に接近して吸引し復帰移動して一
    番前のダンボール箱用偏平筒を二番目のダンボール箱用
    偏平筒から引き離しかつ係止爪から離脱させた後吸引を
    解いて落下させるように一番前のダンボール箱用偏平筒
    の前方に備えられ、 左右のエンドレス巻掛け体を巻掛けている前側の一対の
    スプロケットを回転する駆動軸に外輪をレバーに固定し
    たワンウエイクラッチベアリングの内輪が被嵌され、 前記巻掛け装置により前進される一番前のダンボール箱
    用偏平筒の前面側下縁部をストッパ板で当接停止しかつ
    一番前のダンボール箱用偏平筒が可動リンクに支持され
    る持ち上げ板の上に載るように、前記ストッパ板と前記
    持ち上げ板とが一番前のダンボール箱用偏平筒の下縁部
    の前側に備えられ、 前記揺動リンクの揺動と前記レバーの揺動がシリンダ装
    置により行われるとともに前記可動リンクの揺動が前記
    シリンダ装置または他のシリンダ装置により行われるよ
    うになっており、しかも、前記バキュームパッドが一番
    前のダンボール箱用偏平筒を吸引するために移動すると
    きは、それに先立って持ち上げ板が上昇して一番前のダ
    ンボール箱用偏平筒をストッパ板よる当接停止を解くよ
    うに持ち上げるとともに、前記バキュームパッドが一番
    前のダンボール箱用偏平筒を吸引して後退復帰するとき
    は、前記ワンウエイクラッチベアリングが内輪の回転を
    外輪へ伝達して前記巻掛け装置が二番目以降のダンボー
    ル箱用偏平筒を前進させるように構成されていることを
    特徴とするダンボール箱の製函装置。
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CN113859683A (zh) * 2021-08-20 2021-12-31 刘玥 一种纸箱折叠包装设备

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