JPH1070793A - メガホン - Google Patents

メガホン

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JPH1070793A
JPH1070793A JP8262236A JP26223696A JPH1070793A JP H1070793 A JPH1070793 A JP H1070793A JP 8262236 A JP8262236 A JP 8262236A JP 26223696 A JP26223696 A JP 26223696A JP H1070793 A JPH1070793 A JP H1070793A
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NOBORU DENKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 要注意場所での使用を可能にするメガホンを
提供する。 【解決手段】 メガホンのアンプに電源を供給するメガ
ホン電源端子と、該メガホン電源端子より低電圧の制御
用電源端子を導出し、上記メガホン電源端子とアンプの
電源回路の接続を開閉する半導体スイッチを設け、該半
導体スイッチを上記制御用電源端子の電圧によって動作
する制御用トランジスタで制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メガホンの電気回
路に関し、特に要注意場所での使用を可能にするメガホ
ンの電気回路に関する。
【0002】
【従来の技術】1979年労働省産業安全研究所発行
「産業安全研究所技術指針」の「工場電気設備防爆指
針」(ガス蒸気防爆 1979)、又はJIS C09
30等において、「耐圧防爆構造」は、容器の内部で爆
発性ガスの爆発が起こった場合に、容器が爆発圧力に耐
え、かつ、外部の爆発性雰囲気への火災の伝播を防止す
るようにした防爆構造をいう、と定義されている。同
「内圧防爆構造」は、容器の内部に保護気体を送入又は
封入し、その圧力を容器外周の圧力より高く保持するこ
とによって、通電中に周囲の爆発性雰囲気が容器の内部
に侵入しないようにした防爆構造をいう、と定義されて
いる。同「安全増防爆構造」は、正常な使用状態では、
爆発性雰囲気の点火源となり得る電気火花、高温部を発
生しない電気機器について、これらが発生するおそれの
ないように電気的、機械的及び温度的に安全度を高めた
防爆構造をいう、と定義されている。同「本質安全防爆
構造」は、正常状態及び仮定した異常状態において、電
気回路に発生する電気火花が規定された試験条件で所定
の試験ガスに点火せず、かつ、高温により爆発性雰囲気
に点火するおそれのないようにした防爆構造をいう、と
定義されている。同「油入防爆構造」は、容器内におけ
る電気火花を発生する部分を油中に納め、油面上及び容
器の外部に存在する爆発性雰囲気に点火するおそれがな
いようにした防爆構造をいう、と定義されている。さら
に同「特殊防爆構造」は、「耐圧防爆構造」「内圧防爆
構造」「安全増防爆構造」「本質安全防爆構造」「油入
防爆構造」以外の方法によって爆発性雰囲気の点火を防
止できる防爆構造をいう、と定義されている。
【0003】更に1985年労働省産業安全研究所発行
「産業安全研究所技術指針」の「新・工場電気設備防爆
指針」(ガス蒸気防爆 1985)第5編電気機器の防
爆構造において、定格電圧1.2V、定格電流0.1
A、電気的エネルギー20μJ又は定格電力25mWを
越えることがない電気機器及び電気部品に対しては、電
気機器の防爆構造を適用しない、旨記載されている。
【0004】メガホンは電池を電源として作動し、プラ
ント、装置、機器などの運転や工事現場、事故現場及び
その周囲等の危険場所及び要注意場所で、命令、指示、
案内、放送等のためメガホンを使用する場合、大出力が
要求される一方、安全確保のため上記「耐圧防爆構造」
「内圧防爆構造」「安全増防爆構造」「本質安全防爆構
造」「油入防爆構造」「特殊防爆構造」を備え、また電
気機器の防爆構造の適用範囲の定格値以下であることが
望ましい。大出力メガホンを得るため、複数個の電池を
直列接続して高電圧でアンプを動作させており、電源ス
イッチはこの高電圧をON・OFFしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】大出力メガホンを得る
ため、高電圧でアンプを動作させており、電源スイッチ
はこの高電圧をON・OFFしなければならない。そし
て、アンプはコンデンサ、コイルのように過渡特性を有
する部品を使用しているので、電源スイッチのON・O
FF時に火花を発生する恐れがあり、爆発性雰囲気の点
火源となる恐れがあり、要注意場所で使用することがで
きなかった。
【0006】このような問題点を解決するため、メガホ
ンに「耐圧防爆構造」「内圧防爆構造」「安全増防爆構
造」「本質安全防爆構造」「油入防爆構造」「特殊防爆
構造」を備え、また電気機器の防爆構造の適用範囲の定
格値以下とするメガホンが考えられるが、このようなメ
ガホンは、構造が複雑であるとともに、大形で大重量と
なり、しかも高価となることが想像され、防爆メガホン
は商品化されていないし、提案もない。本発明は上記電
気機器の防爆構造の適用範囲の定格値以下とする電気回
路を構成し、要注意場所での使用を可能するものであ
る。
【0007】危険場所の区分は、1979年労働省産業
安全研究所発行「産業安全研究所技術指針」の「工場電
気設備防爆指針」(ガス蒸気防爆1979)において、
「0種場所」は、危険ふん囲気が通常の状態において、
連続して又は長時間持続して存在する場所をいう、「1
種場所」は、通常の状態において、危険ふん囲気を生成
するおそれがある場所をいう、「2種場所」は、異常な
状態において、危険ふん囲気を生成するおそれのある場
所をいう、と定義されている。そして、地震その他予想
を超えた事故で発生のひん度が極めて少なく、爆発性ガ
スの漏えいが大量で、電気設備の防爆対策の範囲を超え
る場合は、2種場所でいう異常な状態に含めないで、要
注意場所と呼ぶ、と定義されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、ア
ンプに電源を供給するメガホン電源端子と、該メガホン
電源端子より低電圧の制御用電源端子とを備え、上記メ
ガホン電源端子とアンプの電源回路との接続を開閉する
半導体スイッチとを設け、該半導体スイッチを上記制御
用電源端子の電圧によって動作する制御用トランジスタ
で制御することを特徴とし、それにより上記目的を達成
する。
【0009】本発明の請求項2は、上記メガホン電源端
子は、複数個の電池を直列接続したメガホン電池より導
出され、上記制御用電源端子は、上記メガホン電池の1
個目の電池より導出することを特徴とし、それにより上
記目的を達成する。
【0010】本発明の請求項3は、上記半導体スイッチ
は、パワーMOS−FETよりなり、ソースが上記メガ
ホン電源端子に接続され、ドレインがアンプの電源回路
に接続され、ゲートが上記制御用トランジスタのコレク
タに接続され、該制御用トランジスタのベースはメガホ
ンスイッチを介して上記制御用電源端子に接続されるこ
とを特徴とし、それにより上記目的を達成する。
【0011】本発明の請求項1は、アンプに電源を供給
するメガホン電源端子と、該メガホン電源端子より低電
圧の制御用電源端子とを備え、上記メガホン電源端子と
アンプの電源回路との接続を開閉する半導体スイッチを
設け、該半導体スイッチを上記制御用電源端子の電圧に
よって動作する制御用トランジスタで制御するから、ア
ンプの電源回路を半導体スイッチと制御用トランジスタ
のように半導体素子で構成することができ、機械的な接
点の開閉がなくなるので、火花の発生がなくなる。
【0012】また、請求項2の発明は、上記請求項1に
おいて、上記メガホン電源端子は、複数個の電池を直列
接続したメガホン電池より導出され、上記制御用電源端
子は、上記メガホン電池の1個目の電池より導出するこ
とにより、制御用トランジスタを電池1個分の電圧
(1.5V)で動作させているので、上記電気機器の防
爆構造の適用範囲の定格電圧(1.2V)に近くするこ
とができる。従って、「安全増防爆構造」又は「本質安
全防爆構造」とすることができる。
【0013】更に、請求項3の発明は、上記請求項1に
おいて、上記半導体スイッチは、パワーMOS−FET
よりなり、ソースが上記メガホン電源端子に接続され、
ドレインがアンプの電源回路に接続され、ゲートが上記
制御用トランジスタのコレクタに接続され、該制御用ト
ランジスタのベースはメガホンスイッチを介して上記制
御用電源端子に接続されるから、制御用トランジスタに
よって半導体スイッチを制御することができ、しかもこ
の制御用トランジスタは低電圧の制御用電源端子をスイ
ッチングするメガホンスイッチによって動作するので、
メガホンスイッチは低電圧のON・OFFでよく、上記
電気機器の防爆構造の適用範囲の定格電圧(1.2V)
に近くすることができる。従って、「安全増防爆構造」
又は「本質安全防爆構造」とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のメガホンは、図1(a)
に電池カバーを取り外した状態の側面図、図1(b)に
背面図を示すように、外観的にホーンマウス1と、ハン
ドル3が取り付けられたアンプケース2と、6個のメガ
ホン用乾電池を収納する電池カバー4と、マイクカバー
5の4部分に分離される。
【0015】ホーンマウス1は、図2に図1(b)のZ
−Z′断面図を示すように、内部にリング状永久磁石1
1、ヨーク12、プレート13よりなる磁気回路を収納
し、ヨーク12とプレート13との間に形成される磁気
ギャップにボイスコイルが挿入される。ボイスコイルの
上端はドーム状振動板14に結合され、ボイスコイルに
入力された音声信号が磁気回路とともに作用して振動板
14の振動に変換される。振動板14の前方にはイコラ
イザ15、スロート16、レフレクタ17、18が取り
付けられ、ホーンマウス1の先端開口部より音声が放出
される。レフレクタ18はホーンマウス1にネジ19に
よりネジ止めされるともに、ネジ19がアンプケース2
に締め込まれ、ホーンマウス1とアンプケース2を結合
している。このホーンマウス1とアンプケース2を結合
する際、磁気回路の後方外周をゴム、柔軟性樹脂よりな
る防水パッキング6で覆うように取り付け、ホーンマウ
ス1とアンプケース2の間隙を充填して気密及び防水構
造にしている。
【0016】アンプケース2の内部には、アンプ防水ケ
ース22とボリュウム・スイッチボックス25を収納す
る。アンプ防水ケース22は、アンプを構成するLS
I、IC、抵抗、コンデンサ等の電気部品(図示しな
い)を搭載するプリント配線基板21、その他を内蔵す
る。ボリュウム・スイッチボックス25は、ボリュウム
23、メガホンの電源スイッチ24(スイッチ24は防
浸型であることが望ましい。)を内蔵し、上記アンプ防
水ケース22にネジ止めされる。
【0017】電源スイッチ24は取付金具30の垂直部
分に取り付けられ、ボリュウム23は水平部分に回転軸
をボリュウム・スイッチ防水パッキング9の穴に通して
固定される。電源スイッチ24、ボリュウム23、パッ
キング9を取り付けた取付金具30はボリュウム・スイ
ッチボックス25の内部に収納され、パッキング9はボ
リュウム・スイッチボックス25と共締めによりアンプ
防水ケース22に取り付けられる。上記ボリュウム・ス
イッチ防水パッキング9は、アンプ防水ケース22とボ
リュウム・スイッチボックス25より火花が漏洩するの
を防止し、また防水を行う。このボリュウム・スイッチ
ボックス25には、ボリュウム23の回転軸27が突出
する穴が形成されており、回転軸27とボリュウム・ス
イッチボックス25の間に火花の漏洩防止及び防水のた
めOリング29が嵌められている。回転軸27に回転ツ
マミ28が取り付けられ、その一部がハンドル3の後方
側に臨出している。また上記電源スイッチ24のアクチ
ュエータ31に対向するボリュウム・スイッチ防水パッ
キング9の部分に突起9aが形成され、ハンドル3の前
方側にその一部が臨出しているスイッチノブ32の作動
板33に対向している。従って、ボリュウム23は回転
ツマミ28により操作することができ、電源スイッチ2
4はスイッチノブ32により操作することができる。
【0018】電池カバー4の後方に円形の後方開口部4
0を形成し、この後方開口部40に、マイクユニット5
1a、51bを収納するマイクカバー5を嵌め込む。マ
イクユニット51aがメインのコンデンサマイクであ
り、音声入力を受け付ける。マイクユニット51bがサ
ブのコンデンサマイクであり、メガホンの周囲音を受け
ノイズをキャンセルする。特にメガホンより発生した音
声信号によるハウリング防止に効果がある。後方開口部
40の内周囲には電池カバー4とマイクカバー5の間よ
り火花が漏洩するのを防止し、また防水のため、防水パ
ッキング39が挿入される。
【0019】防水パッキング39の詳細を、図3(a)
の組立前の断面図、図3(b)の組立後の断面図、図3
(c)の防水パッキング39の断面図を参照して、以下
に説明する。電池カバー4の後方開口部40の後側面に
防水パッキング39の肉厚分だけ面とりされ、段差部4
aが形成される。防水パッキング39の肉厚は電池カバ
ー4の肉厚の半分から1/3程度である。これにより電
池カバー4の後方面は防水パッキングと面一にされ、外
観がよくなる。防水パッキング39は上記後方開口部4
0の形状に合わせてリング状に形成され、その外周側は
後方開口部40の内径端縁の3面と密着するよう内側面
39a、外側面39b、外周面39cよりなるコ字形に
形成される。また内周側はマイクカバー5に密着するよ
う内側突部39d、外側突部39e、内周凹部39fが
形成される。内側突部39d、外側突部39eの間隔S
1は、内側面39aと外側面39bの間隔S2より大き
い方が望ましい。
【0020】図3(a)に示すように、組立前に防水パ
ッキング39を後方開口部40に嵌め、そして電池カバ
ー4をマイクカバー5に被せ、後方開口部40よりマイ
クカバー5を突出させ、外周突起58が当接し、防水パ
ッキング39がマイクカバー5の外周面に完全密着する
まで挿入する。防水パッキング39はその外周側の内側
面39a、外側面39b、外周面39cの3面が後方開
口部40の内径端縁と3面で密着し、また内周側の内側
突部39d、外側突部39eの2面がマイクカバー5の
外周面と2面で接触し、内周凹部39fがマイクカバー
5の外周面に吸着するから、電池カバー4、マイクカバ
ー5、防水パッキング39の寸法精度及び各部分の位置
合わせ精度を吸収して、面接触することができ、防水効
果が高い。
【0021】上記構造のマイクカバー5は、電池ケース
上41と電池ケース下42が6本のネジ43により固定
され一体化された電池ケースに、6本のネジ44により
組み合わせられ、マイクカバー5と電池カバー4が一体
化される。電池ケース上41と電池ケース下42を組み
合わせて構成される電池ケースは、電池ケース上41の
中心筒部Aと電池端子支持部Bとからなり、中心筒部A
の周囲に等間隔に放射状に6個の単二電池50を収納す
る。電池ケース下42は単二電池の負極に接触する負極
端子板45が貫通する穴を備え、この負極端子板45の
後部は電池用回路基板38上の配線ランド部にナット4
5aによりネジ止めされる。電池用回路基板38は第1
の電池の負極と第2の電池の正極を接続する回路配線が
形成されている。
【0022】また図4に示すように、電池ケース上41
には単二電池50の正極に接触する正極端子板46が電
池端子支持部Bに取り付けられる。電池端子板46は一
方の端部が電池端子支持部の側縁を巻き込むように断面
がコ字形に折り曲げられ、ネジ47aとビス47bによ
り取り付けられる。電池端子板46の他方の端部は中心
筒部Aまで延長され、この延長端部で中心筒部Aの内側
を通って第1の電池の正極と第2の電池の負極を接続す
るリード線に接続される。このリード線の他端が上記電
池用回路基板38の回路配線に接続され、6個の電池を
全部直列に接続する。電池用回路基板の回路配線を変え
れば適宜並列または直並列に接続することができる。
【0023】電池端子支持部Bは電池端子締付ネジ47
aを備え、この電池端子締付ネジ47aの締め付けによ
り図4(b)に示すように、正極端子板46が前進し、
また電池端子締付ネジ47aの巻き戻しにより図4
(a)に示すように、正極端子板46が後退する。した
がって、電池を取り外し、又は交換するときは、図4
(a)のようにネジ47aを巻き戻して正極端子板46
を後退させ、電池を取り外し、又は交換を行う。そし
て、挿入後は図4(b)のようにネジを締め付けて電池
端子板46を進出させ、電池50を電池ケース下42の
負極端子板45に押し付けて、メガホンの使用時にメガ
ホンが振動あるいは傾けられても電池50が電池端子板
46から離間しないようにし、火花が発生するのを防止
する。このようにしてマイクカバー5と電池ケース上4
1と一体化された電池ケース下42は、防水パッキング
8を間に挟んで、6本のネジ48によりアンプケース2
に固定される。防水パッキング8は、電池カバー4と電
池ケース下42の間より火花が漏洩するのを防止し、か
つ防水を行い、またアンプケース2と電池ケース下42
の間より火花が漏洩するのを防止し、かつ防水を行う。
【0024】最後に、電池カバー4が嵌め込まれ、電池
カバーの後方開口部40よりマイクカバー5を突出さ
せ、図3(b)に示すように、マイクカバー5の外周突
起58が当接し、防水パッキング39が完全に密着する
まで挿入し、電池カバー4の前方開口部に形成された内
ネジ49を電池ケース下42の外周ネジにネジ込む。
【0025】本発明のメガホンの回路は、図5に示すよ
うに、マイク回路110、マイクアンプ111、プリア
ンプ112、メインアンプ113、ホイッスル発振回路
115、メガホン用電源制御回路116、ホイッスル用
電源制御回路117、電池及びスイッチ回路118より
なる。マイク回路110は図2に示すメインマイク51
aと、サブマイク51bを接続して構成される。メイン
マイク51a、サブマイク51bの出力はボリュウム2
3により構成される音量調整用の可変抵抗器121を介
して、トランジスタ122、123よりなるマイクアン
プ111に音声信号が供給される。マイクアンプ111
で増幅された音声信号はトランジスタ124よりなるプ
リアンプ112を経て、結合トランス127を介してト
ランジスタ125、126よりなるメインアンプ113
に供給され、スピーカ114より放声される。
【0026】一方、ホイッスル回路は、ホイッスルスイ
ッチ131によりホイッスル用電源制御回路117を制
御する。ホイッスル用電源制御回路117がオンになる
と、ホイッスル発振回路115を構成するトランジスタ
134、135よりなる第1発振回路136と、トラン
ジスタ137、138よりなる第2発振回路139が動
作を開始し、ホイッスル信号を発生する。ホイッスル信
号はプリアンプ112に供給され、メインアンプ113
で増幅されて、スピーカ114より警報音が発生され
る。
【0027】本発明のメガホン用電源制御回路116
は、PチャンネルパワーMOS−FET141とPNP
型の制御用トランジスタ142を備え、図1のハンドル
30の部分に設けた引き金式のスイッチノブ32により
電源スイッチ24が操作されて、メガホンスイッチ14
3がON・OFFに切り換えられると、制御用トランジ
スタ142がオン又はオフ状態に変化し、これによって
パワーMOS−FET141がオン又はオフ状態に制御
される。ここでパワーMOS−FET141よりなる半
導体スイッチは複数個の電池(この実施例では6個)を
直列接続したメガホン電池より導出されたメガホン電源
端子(9V)とアンプの電源回路との接続を開閉し、制
御用トランジスタ142は上記メガホン電池の1個目の
電池より導出した制御用電源端子(1.5V)の電圧に
よってON・OFFが制御される。
【0028】即ち、6個の電池を直列接続したメガホン
電池の正電位をメガホン電源端子146としてパワーM
OS−FET141のソースに接続し、ドレインをアン
プ111、112、113の電源回路に接続する。ゲー
トは制御用トランジスタ142のコレクタに接続され、
エミッタは接地電位に接続される。ベースはメガホンス
イッチ143を介して上記メガホン電池の最下位電位で
ある制御用電源端子148に接続される。従って、メガ
ホンスイッチ143がオンに操作されると、制御用トラ
ンジスタ142にベース電流が流れ、制御用トランジス
タ142がオン状態となり、コレクタとメガホン電源端
子間の抵抗145を介してオン電流が流れる。このため
パワーMOS−FET141がオン状態となり、アンプ
111、112、113に電源電流を供給する。メガホ
ンスイッチ143がオフ状態に操作されると、制御用ト
ランジスタ142のベース電流がなくなってオフ状態と
なり、そのためパワーMOS−FET141がオフ状態
となり、アンプ111、112、113の電源回路をオ
フにする。
【0029】ホイッスル用電源制御回路117のPチャ
ンネルパワーMOS−FET133、制御用PNPトラ
ンジスタ132も上記メガホン用電源制御回路116と
同様に構成され、ホイッスルスイッチ131、131a
がオンに操作されると、上記メガホン用電源制御回路1
16と同様に動作する。
【0030】このように本発明のメガホンスイッチ14
3、及びホイッスルスイッチ131は、電池1個分の電
圧(1.5V)をスイッチするだけであるから、新・工
場電気設備防爆指針(ガス防爆1985)で定められた
定格値である、定格電圧1.2V、定格電流0.1A、
電気的エネルギー20μJ、又は定格電力25mWに近
づき、安全性が向上する。
【0031】
【発明の効果】本発明はメガホンのアンプの電源回路を
半導体素子で構成し、機械的な接点の開閉をなくしてい
るので、火花の発生がなくなる。また本発明は、メガホ
ン電源端子より低電圧の制御用電源端子を備え、該制御
用電源端子は電池1個分の電圧(1.5V)であるか
ら、電気機器の防爆構造の適用範囲の定格値(1.2
V)に近くすることができる。更に本発明は、パワーM
OS−FETと制御用トランジスタの接続により、制御
用トランジスタによってパワーMOS−FETを制御す
ることができ、制御用トランジスタは低電圧の制御用電
源端子をスイッチングするメガホンスイッチによって動
作するので、メガホンスイッチは低電圧の開閉でよく、
電気機器の防爆構造の適用範囲の定格電圧値(1.2
V)に近くすることができる。
【0032】本発明では、電池端子締付ネジによってメ
ガホン用電池を負極端子板に押し付けているので、メガ
ホンの使用によってメガホンが傾いたり、振動してもメ
ガホン用電池が傾いたり振動するのを防止することがで
き、従ってメガホン用電池の正極又は負極と電池端子板
の間に間隙が生じるのを防止し、火花の発生を防止する
ことができる。
【0033】以上の構造によって、本発明のメガホン
は、通常のメガホンと大きさ、重量を増加させることな
く、要注意場所での使用を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のメガホンにおいて電池カバー
を取り外した状態の側面図、(b)は背面図である。
【図2】図1(b)のZ−Z′の断面図である。
【図3】電池カバーとマイクカバーの部分の断面図であ
る。
【図4】電池と正極端子板部分の断面図である。
【図5】本発明のメガホンの電気回路図である。
【符号の説明】
1 ホーンマウス 2 アンプケース 3 ハンドル 4 電池カバー 5 マイクカバー 6 防水パッキング 7 圧力調整パッキング 8 防水パッキング 9 ボリュウム・スイッチ防水パッキング 22 アンプ防水ケース 25 ボリュウム・スイッチボックス 29 Oリング 37 流通孔 39 防水パッキング 41 電池ケース上 42 電池ケース下 45 負極端子板 46 正極端子板 47 電池端子板締付ネジ 50 メガホン用電池 A 中心筒部 B 電池端子支持板 111 マイクアンプ 112 プリアンプ 113 メインアンプ 115 ホイッスル発振器 116 メガホン用電源制御回路 117 ホイッスル用電源制御回路 118 電池及びスイッチ回路 141 パワーMOS−FET 142 制御用トランジスタ 143 メガホンスイッチ 145 抵抗 146 メガホン電源端子 148 制御用電源端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メガホンのアンプに電源を供給するメガ
    ホン電源端子と、該メガホン電源端子より低電圧の制御
    用電源端子を備え、上記メガホン電源端子とアンプの電
    源回路との接続を開閉する半導体スイッチを設け、該半
    導体スイッチを上記制御用電源端子の電圧によって動作
    する制御用トランジスタで制御することを特徴とするメ
    ガホン。
  2. 【請求項2】 上記メガホン電源端子は、複数個の電池
    を直列接続したメガホン電池より導出され、上記制御用
    電源端子は、上記メガホン電池の1個目の電池より導出
    されることを特徴とする請求項1記載のメガホン。
  3. 【請求項3】 上記半導体スイッチは、パワーMOS−
    FETよりなり、ソースが上記メガホン電源端子に接続
    され、ドレインがアンプの電源回路に接続され、ゲート
    が上記制御用トランジスタのコレクタに接続され、該制
    御用トランジスタのベースはメガホンスイッチを介して
    上記制御用電源端子に接続されることを特徴とする請求
    項1記載のメガホン。
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