JPH1069590A - 侵入者監視方式 - Google Patents

侵入者監視方式

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JPH1069590A
JPH1069590A JP26111396A JP26111396A JPH1069590A JP H1069590 A JPH1069590 A JP H1069590A JP 26111396 A JP26111396 A JP 26111396A JP 26111396 A JP26111396 A JP 26111396A JP H1069590 A JPH1069590 A JP H1069590A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 警戒モード、警戒解除モード等の監視モード
は、監視回線に接続したセンサーの出力情報にもとずい
て自動的に決定する。また、警戒解除モードにおいて
も、侵入異常は警報表示をする。 【構成】 センサーは人体の移動方向を識別する移動方
向識別センサーを備えており、監視装置はセンサーの出
力情報を特定する手段と前記特定した出力情報を処理し
て制御する手段と警報出力手段を備えている。また、監
視モードの切り替えに係わりのあるセンサーと監視モー
ドの切り替えに係わりのないセンサーは、それぞれ独立
した監視回線を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は侵入者監視方式に関する
ものであり、特に出入り口が比較的少ない個人住宅、集
合住宅、事務所等の警備に適する。
【0002】
【従来の技術】従来の侵入者監視方式は、個人住宅、集
合住宅、事務所、工場、倉庫等の物件の窓、扉、天井、
壁等にセンサーを設置し、センサーが異常を検出する
と、制御器の監視モードが警戒モードになっている場合
には、異常は電話回線等を通じて警備会社の管制センタ
ーへ通報され、逆に、制御器の監視モードが警戒解除モ
ードになっている場合には、侵入センサーが異常を検出
しても内部の人間によるものと判断され、何等の警報も
発しない。このため、個人住宅では在宅中でも居室から
離れたトイレ、風呂場等の非居室から侵入されても気が
付かなかったり、また、集合住宅ではバルコニーを乗り
越えて居室に侵入されても何ら警報を発しないため、一
人暮らしの場合は夜間バルコニー側のサッシ窓を開けっ
放しにするのは危険であった。また、個人住宅、集合住
宅、事務所、工場、倉庫等の物件の監視モードを、警戒
解除モードから警戒モードにするための基本要件は、物
件に設置したセンサーが異常を検出することができるよ
うに、物件に設置したすべてのセンサーを正常監視状態
にしなければならなかった。すなわち、扉、窓等はすべ
て閉鎖し、投光器、受光器等で構成される対向型のセン
サーにあっては、対向がとれるように対向間に障害物が
ある場合にはこれを取り除き、かつ物件全体を無人にす
ることが条件であった。このため、例えば、個人住宅に
おける場合では、近所でちょっと買い物をするなど、短
時間、家を留守にするだけで警戒モードにするのは手間
がかかるという煩わしさがあった。また、警備機器を提
供する側にとっても、個々の窓ごとに閉鎖確認用のセン
サー、例えば、マグネットセンサー等を設置するのは、
使用数は多くなり手間が掛かるばかりか美観を損なうの
でクレームの原因にもなっていた。また、物件に設置さ
れているセンサーは、常時モニターできるようにはなっ
ていないため、いざというとき本当に作動してくれるか
どうかという不安があった。また、物件の一部のみを警
戒解除モードにし、他を警戒モードにするには、部分警
戒解除モードまたは部分警戒モード等の操作をしなけれ
ばならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来監
視方式の問題点を解決するためになされたものであり、
その目的とするところは、近所でちょっと買い物をする
など、短時間外出する場合には煩わしい閉鎖確認は行わ
ず、単に玄関を通過するだけで警戒モードに切り替わる
ようにし、また、警戒解除モードでも、非居室から侵入
された場合は警報を発するようにすることを目的として
いる。したがって、部分警戒解除モード、部分警戒モー
ド等の操作は必ずしも必要としなくなる。また、マグネ
ットセンサーの設置数量は軽減できるようにし、設置し
たセンサーは常時顧客側でモニターできるようにするこ
とにより、センサーに対する不安感を解消させる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明は、監視回線に接続したセンサーの出
力情報を受信して異常の有無を監視する監視装置と、警
戒モード、警戒解除モード等の各監視モードにもとずい
て、前記センサーの出力情報を電話回線等を通して管制
センターへ移報する制御器とで構成した侵入者監視方式
において、センサーは、人体の移動方向を識別する移動
方向識別センサーを備えており、監視装置は、センサー
の出力情報を特定する手段と前記特定した情報を処理し
て制御する手段と警報出力する手段とで構成されてお
り、監視モードは前記特定したセンサーの出力情報をプ
ログラムにもとずいて処理して決定すると共に、前記決
定した監視モードにもとずいて警報出力を制御すること
を特徴とするものである。また、前記センサーを監視モ
ードの切り替えに係わりのあるセンサーと、監視モード
の切り替えに係わりのないセンサーとに分類し、それぞ
れ独立した監視回線で監視することを特徴とするもので
ある。図1は、本発明の侵入者監視方式の構成を示す一
実施例ブロック図である。1は監視回線で、監視回線1
aには監視モードの切り替えに係わりのあるセンサーS
1,S2及びS3が接続されており、前記センサーの中
には人体の移動方向を識別する移動方向識別センサーが
含まれている。監視回線1bには、監視モードの切り替
えに係わりのないセンサーM1,M2及びM3が接続さ
れている。2は監視装置で、この監視装置は上記監視回
線を通して送られてきた各センサーの出力情報を特定
し、前記特定した出力情報を所定のプログラムにもとず
いて処理して監視モードを決定し、前記決定した監視モ
ードにもとずいて警報出力を制御することを特徴として
いる。
【0005】
【作用】人体の移動方向を識別する移動方向識別センサ
ーと、監視回線からのセンサー情報を特定する手段とに
より、監視モードを決定するためのプログラムの作成が
可能となり、監視装置はセンサーの出力情報を処理して
監視モードを警戒モードに切り替えたり、警戒解除モー
ドに切り替えたりすることができるようになるので、こ
れまでの警戒モードへ切り替えるための操作は不要にな
る。また、警戒解除モードであっても、非居室からの侵
入者を検出して警報音等で威嚇したり、または内部にい
る人に報知させることができる。また、前記センサーを
監視モードの切り替えに係わりのあるセンサーと、監視
モードの切り替えに係わりのないセンサーとにグループ
分けして監視することにより、監視モードの切り替えに
係わりのあるセンサーの監視回線からのセンサー情報を
特定する手段は単純になり、前記センサー情報を特定す
るための検出精度は向上する。また、長期間物件を無人
にするなど戸締まりを完全にして、閉鎖確認をした上で
警戒モードにしたい場合は、手動操作で制御器を警戒モ
ードにすることが可能であり、有人無人を問わず短時間
外出する場合の警戒モード(有人)と、無人にして長期
間外出する場合の警戒モード(無人)とを区別すること
は容易になる。また、監視モードの切り替えに係わるセ
ンサーが作動したときは、顧客に対し警報音またはラン
プ表示等で確認させることが容易になる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例の図面を参照して動作
を説明する。図1は、本発明の侵入者監視方式の構成を
示す一実施例ブロック図で、この構成を集合住宅に適用
した例を図7に示す。1は監視回線で、監視回線1aに
は監視モードの切り替えに係わりのあるセンサーが接続
されており、S1及びS3は人体の移動方向を識別する
移動方向識別センサー、S2は人体の動きを検出する空
間センサーである。前記センサーが異常を検出していな
い正常監視状態では、監視回線1aは終端抵抗RTで閉
回路を形成している。監視回線1bには監視モードの切
り替えに係わりのないセンサーが接続されており、M
1,M2及びM3はマグネットセンサーである。前記セ
ンサーが異常を検出していない正常監視状態では、監視
回線1bは終端抵抗RTで閉回路を形成している。2は
監視装置でセンサー情報特定手段4、処理制御手段5及
び警報出力手段6とで構成されており、センサー情報特
定手段4は監視回線からのセンサー情報を特定するもの
であり、処理制御手段5は前記特定したセンサー情報を
プログラムにもとずいて処理して監視モードを決定する
と同時に、前記決定した監視モードにもとずいて警報出
力手段6及び制御器3を制御する。
【0007】センサー情報を特定する手段は種々提案さ
れているが、一例として、センサー情報を伝達する媒体
として種々の抵抗値を送出する場合について説明する。
図1の監視回線に接続したセンサーの記号と図7の集合
住宅に設置したセンサーの記号とは対応しているので、
図7の設置図面を参照しながら説明する。移動方向識別
センサーS1は玄関に設置し、前記センサーS1の出力
は、人体が内部から外部へ移動するときは抵抗R1を、
外部から内部へ移動するときは抵抗R2を出力する。移
動方向識別センサーS3はサッシ窓からの侵入が検出で
きるように和室に設置し、前記センサーS3の出力は、
人体が内部から外部へ向かって移動するときは抵抗R3
を、人体が外部から内部へ向かって移動するときは抵抗
R4を出力する。空間センサーS2は中央の居間に設置
し、人体の動きを検出すると抵抗R5を出力する。マグ
ネットセンサーM1は玄関の扉に設置し、扉を開くと抵
抗R1を出力する。また、マグネットセンサーM2、M
3はサッシ窓の左右に設置し、サッシ窓の開放時はそれ
ぞれ抵抗R2,R3を出力する。前記マグネットセンサ
ーM1,M2,M3の出力抵抗R1,R2,R3は前記
移動方向識別センサーS1,S3の出力抵抗と同じであ
るが、後述するように監視回線が異なっているのでセン
サーの切り分けは容易である。なお、マグネットセンサ
ーのように出力状態を継続するセンサーが、同一監視回
線上に同時に多数出力状態になると抵抗値の特定は不可
能になり、また、前記の状態ではどのマグネットセンサ
ーが作動しているかを特定しても意味は無いので、監視
モードの切り替えに係わりのあるセンサーとは独立させ
て監視する方が有利である。また、独立させることによ
り同一監視回線上で特定する抵抗値の種類を少なくする
ことができ、抵抗値間の幅をとることができるので、抵
抗値を特定するための検出精度を向上させることができ
る。上記のように、センサー情報の特定は監視回線の抵
抗値を特定することによっても得られ、図2に監視装置
のセンサー情報特定手段4の一例として、本出願人によ
る特願平7−306329号「監視システムに於ける作
動検知器の特定方法」を利用した場合について説明する
が、本センサー情報特定手段4は上記に限定されるもの
ではない。
【0008】図2に示すように、センサー情報特定手段
4の増幅回路はオペアンプAを備えており、このオペア
ンプAの反転入力端子とアースとの間には監視回線に直
列に挿入した検出抵抗値の抵抗RKを固定し、前記オペ
アンプAの出力端子と反転入力端子との間に接続する帰
還抵抗Rfは、帰還抵抗群41の抵抗の中から順次選択
するようにしてオペアンプAによる可変利得型増幅回路
を形成する。帰還抵抗群41は、終端抵抗RTとセンサ
ーS1、S2,S3及びセンサーM1、M2,M3の各
出力抵抗R1〜R5と同一の抵抗値による抵抗により構
成され、帰還抵抗Rfはスイッチング素子SW2(SW
21〜SW25)により選択される。監視回線の線路抵
抗が無視できない場合は線路抵抗を補正することになる
が、線路抵抗の補正は本説明の主旨ではないので、本実
施例では線路抵抗は無視できるものとする。センサー情
報特定手段4は、前記オペアンプAによる可変利得型増
幅回のほか、前記可変利得型増幅回路の出力電圧をデジ
タル信号に変換するA/D変換器42と、この結果を判
定する判定手段43と、監視回線を捕捉するスイッチン
グ素子SW1(SW11,SW12)と、前記スイッチ
ング素子SW1及びSW2を駆動する駆動回路45及び
駆動回路46と、前記駆動回路45及び46を順次選択
するアドレス/デコーダ44及び警報出力手段6により
構成される。前記構成において、スイッチング素子SW
2はアドレス/デコーダ44にしたがって切り替えられ
ることにより、前記オペアンプAによる可変利得型増幅
回路の帰還抵抗Rfは帰還抵抗群41の抵抗のすべてが
選択され、それぞれの増幅率によって定まる出力電圧が
得られる。監視回線の抵抗値と前記可変利得型増幅回路
の帰還抵抗Rfの抵抗値とが一致するとき、前記可変利
得型増幅回路の出力電圧は監視電圧VKと等しくなり、
このときのアドレスにより監視回線の抵抗値を特定する
ことができる。特定された情報は処理制御手段5のCP
U51のポートに入力し、CPU51の出力は警報出力
手段6及び制御器3に出力する。また、CPU51は監
視装置全体及び制御器3を制御しており、54はアドレ
スバス、RAM53は作業領域で判定手段6からの諸デ
ータや処理制御プログラムを一時的に記憶し、ROM5
2には図4〜図6及び図8に掲げた処理制御プログラム
が格納されており、これにもとずいて監視モードは決定
する。
【0009】図3は、アドレスと特定されるセンサー情
報の一例をまとめたものである。アドレス0000から
アドレス0111まではスイッチング素子SW1はSW
11が選択され、前記SW11が選択されている間にス
イッチング素子SW2はSW21からSW25までが順
次選択される。アドレス1000からアドレス1111
まではスイッチング素子SW1はSW12が選択され、
前記SW12が選択されている間にスイッチング素子S
W2はSW21からSW25までが順次選択される。図
3で、例えば、アドレス0000のとき前記オペアンプ
Aによる可変利得型増幅回路の出力が監視電圧VKと等
しくなった場合は、監視回線1aの抵抗値はRTと特定
され、これは監視回線1aのセンサーS1,S2及びS
3はすべて正常で異常は検出されていないことを示して
いる。アドレス0001のとき前記可変利得型増幅回路
の出力が監視電圧VKと等しくなった場合は、監視回線
1aの抵抗値はR1と特定され、これは移動方向識別セ
ンサーS1が抵抗R1を出力したことを示しており、玄
関で人体が内部から外部へ移動したことを示している。
なお、本実施例ではアドレス0110及び0111は特
定すべき抵抗値がないのでスイッチング素子は設けてい
ない。したがって、アドレス0110及び0111はア
ドレス0000と同様に終端抵抗RTを特定することに
なる。断線、短絡は、指定したアドレスまたは全アドレ
スに対して、前記可変利得型増幅回路の出力が監視回線
の断線を規定する電圧よりも低くなった場合は断線異
常、短絡を規定する電圧よりも高くなった場合は短絡異
常などとして検出される。次に、アドレス1000のと
き前記オペアンプAによる可変利得型増幅回路の出力が
監視電圧VKと等しくなった場合は、監視回線1bの抵
抗値はRTと特定され、監視回線1bのセンサーM1,
M2及びM3はすべて正常で異常は検出していないこと
を示している。アドレス1001のとき前記可変利得型
増幅回路の出力が監視電圧VKと等しくなった場合は、
監視回線1bの抵抗値はR1と特定され、これはマグネ
ットセンサーM1が動作したこと、すなわち、玄関の扉
が開いたことを示している。アドレス1100、110
1は、監視回線1bの抵抗値がR4またはR5になった
場合は特定されるが、本実施例では1b回線には出力抵
抗値がR4またはR5になるセンサーは使用されていな
いので特定できるものはない。以上、上記ではアドレス
は4ビットの例で説明したが、ビット数を多くすること
により監視回線数を増やすことができるので、出力抵抗
値が同じセンサーでも特定することができるようにな
り、警戒する部屋数が増えても十分に対応することがで
きるようになる。
【0010】図4は、図7の設置例でちょっと外出する
ときにCPU51が実行する動作フローチャートで、警
戒モードから警戒モードに切り替わる動作を説明する。
まず、初期モードは警戒解除モードとし(S101)、
人体が玄関の移動方向識別センサーS1を横切ると、セ
ンサーS1は人体が内→外へ移動したことを検出し(S
102)、タイマーを始動させる(S103)。同時に
ブザー、ランプ等で警報表示をするので(S105)、
顧客は前記センサーS1は正常に作動したことが確認で
きる。また、警戒解除モードで、前記センサーS1が人
体が外→内へ移動したことを検出したときは外来者が入
室した場合であり(S102)、異常警報(チャイム
等)で報知する(S104)。前記タイマーが時間切れ
になると(S106)、監視モードは警戒モード(有
人)に切り替わる(S108)。なお、タイマーが時間
切れになる以前に忘れ物等で部屋に引き返した場合は
(S107)、警戒解除モードに戻る(S101)。本
実施例によるちょっと外出の場合は必ずしも無人になる
とは限らないので、監視モードが警戒モードに切り替わ
った後(S108)、例えば、居間の空間センサーS2
が人体を検出すれば(S109)、監視装置は有人状態
で外出したと判断して警戒解除モードに戻す(S10
1)。上記の警戒モードへの切り替え動作はマグネット
センサーM1,M2及びM3を無視して行われたもので
あるが、前記警戒モード中に玄関またはベランダ等から
侵入があった場合は、玄関及びサッシ窓がすべて閉鎖さ
れていれば、玄関の場合は解除操作をしないで入室した
とき、サッシ窓の場合はサッシ窓を開けたときに、ま
た、前記いずれも閉鎖されていない場合は、移動方向識
別センサーS1またはS3が人体が外→内に移動したこ
とを検出したときに、電話回線等を通して警備会社の管
制センターへ異常通報されることになる。
【0011】図5は、図7の設置例で警戒解除モードで
顧客が和室からバルコニーに出て和室に戻った場合と、
侵入者がバルコニーから和室に侵入した場合にCPU5
1が実行する動作フローチャートで、侵入された場合は
警戒解除モードであっても異常警報を発する例である。
初期モードは警戒解除モードとし(S201)、顧客が
和室の移動方向識別センサーS3を横切ってバルコニー
に出ると、前記センサーS3は人体が内→外へ移動した
ことを検出し(S202)、タイマーを始動させる(S
203)。同時にブザー、ランプ等で警報表示をする
(S205)。また、タイマーが作動中にバルコニーか
ら部屋へ戻っても(S206)、異常警報(断続音等)
は発しない(S207)。再びバルコニーへ出れば(S
206)、タイマーは再始動する(S203)。しか
し、タイマーが切れた後(S208)、バルコニーから
和室へ入ると、前記センサーS3は人体が外→内へ移動
したことを検出し(S202)、警戒解除モードであっ
ても異常警報(断続音等)を発する(S204)。
【0012】図6は、図7の設置例で制御器3を手動で
警戒モードに切り替えるときに、CPU51が実行する
動作フローチャートである。磁気カード等の操作器で制
御器3を警戒モードへ切り替える操作をすると(S30
1)、センサー設置個所の戸締まりがチェックされる。
本実施例ではサッシ窓の閉鎖確認のため、マグネットセ
ンサーM2,M3が正常かどうかチェックされ(S30
2、S304)、正常でない場合はブザー、ランプ等で
警報表示される(S303,S305)。前記センサー
M2,M3がすべて正常であればタイマーは始動し(S
306),玄関扉が閉鎖されてマグネットセンサーM1
が正常になった後(S307)、タイマーが時間切れに
なると(S309)、警戒モード(無人)になる(S3
10)。玄関扉が開いていてマグネットセンサーM1が
正常でないときは(S307),ブザー、ランプ等で警
報表示される(S308)。ただし、忘れ物等でタイマ
ーが時間切になる以前に居間に戻った場合は、センサー
S1が人体が外→内へ移動したことを検出し(S31
1)、警戒解除モードに戻る。なお、前記警戒モード
(有人)と警戒モード(無人)の相違点は、前者は警戒
モード中に内部で有人を検出した場合は警戒解除モード
に戻すのに対して、後者は侵入異常として通報される。
【0013】図7では、基本構成で監視システムを構築
した場合について説明したが、本発明の侵入者監視方式
の最も単純な設置例を図9に、動作フローチャートを図
8に示す。図9に示したように使用するセンサーは、移
動方向識別センサーS1及びS3の2個で構成される。
図8は、図9の設置例でちょっと外出するとき、CPU
51が実行する動作フローチャートで、警戒解除モード
から警戒モードに切り替わる動作を説明したものであ
る。まず、初期モードは警戒解除モードとし(S40
1)、人体が玄関の移動方向識別センサーS1を横切る
と、センサーS1は人体が内→外へ移動したことを検出
し(S402)、タイマーが始動する(S404)。同
時に、ブザー、ランプ等で警報表示され(S405)、
タイマーの時間切れと同時に(S406)、警戒モード
(有人)に切り替わる(S408)。タイマーが時間切
れになる以前に忘れ物等でセンサーS1を横切って居間
に戻った場合は(S407)、警戒解除モードに戻る
(S401)。また、逆に、警戒解除モードでセンサー
S1が人体が外→内へ移動したことを検出した場合は
(S402),異常警報(チャイム等)で報知される
(S403)。また、上記のセンサー構成で警戒解除モ
ードで顧客がバルコニーに出て部屋に戻った場合や、侵
入者がバルコニーから侵入した場合の動作フローチャー
トは図5と同じであり、警戒解除モードであっても侵入
された場合は異常警報(断続音等)を発する。また、制
御器を磁気カード等の操作器で警戒モードにする場合
は、マグネットセンサーM1,M2,M3による閉鎖確
認が行われない相違点はあるが、侵入者を検出して通報
する機能は同等である。以上、集合住宅に適用した場合
を例にとり説明したが、個人住宅、事務所等で出入り口
が複数になったり、部屋数が多くなった場合でもアドレ
スのビット数を増やして対応することは可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0015】従来、侵入者と顧客との識別はできなかっ
たが、人体の移動方向と作動したセンサーを特定するこ
とにより識別ができるようになった。これにより、外出
時は煩わしい操作をしなくても、また、物件が有人無人
になるのを問わず気にせず外出することができ、自動的
に警戒モードに切り替えることができる。
【0016】前記物件が有人で警戒モードに切り替わっ
たあと、センサーが内部の有人を検出した場合は、自動
的に警戒解除モードに戻すので内部の人間による異常通
報は発生しない。
【0017】また、警戒解除モードであっても、玄関か
らの来訪者に対しては、チャイム等の警報音で来訪者が
あったことを報知させることができ、非居室からの侵入
者に対しては、断続音またはランプ表示等で侵入者を威
嚇したり、または侵入者があったことを報知させること
が可能になる。
【0018】また、長期間物件を無人にするため無人警
戒モードにしたい場合は、閉鎖確認と手動操作を要する
従来型の警戒モード操作をすることにより可能であり、
この場合は内部で有人を検出した場合は侵入者と判断さ
れ異常通報される。したがって、短時間外出する場合の
警戒モード(有人)と長期間外出する場合の警戒モード
(無人)との使い分けができるので非常に便利である。
【0019】また、監視モードに係わりのあるセンサー
が作動したときは、警報音またはランプ表示がされるの
で顧客は常時モニターすることができ、安心感、信頼感
が与えられる。また、装置提供者にとっても不具合はす
ぐ指摘されるので最良の状態で運用することができ、メ
ンテナンスは極めて容易になる。
【0020】また、マグネットセンサーを全く使用しな
い侵入者監視方式の構築が可能になり、顧客に低コスト
のセキュリティシステムを提供できるほか、美観上の面
で難点とされた問も解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】侵入者監視方式の構成を示す一実施例図
【図2】監視装置の構成とセンサー情報特定手段の一例
【図3】アドレスと特定されるセンサー情報の一例
【図4】CPU51が実行する動作フローチャート(警
戒モード(有人))
【図5】CPU51が実行する動作フローチャート(警
戒解除モードにおける侵入異常)
【図6】CPU51が実行する動作フローチャート(警
戒モード(無人))
【図7】センサー設置の一実施例
【図8】CPU51が実行する動作フローチャート(警
戒モード(有人))
【図9】センサー設置の最も単純な一実施例
【符号の説明】
1…監視回線 2…監視装置 3…制御器 4…センサー情報特定手段 5…処理制御手段 6…警報出力手段 S1〜S3…監視モードの切り替えに係わりのあるセン
サー M1〜M3…監視モードの切り替えに係わりのないセン
サー RT…終端抵抗 +VK…監視電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視回線に接続したセンサーの出力情報
    を受信して異常の有無を監視する監視装置と、警戒モー
    ド、警戒解除モード等の各監視モードにもとずいて、前
    記センサーの出力情報を電話回線等を通して管制センタ
    ーへ移報する制御器とで構成した侵入者監視方式におい
    て、センサーは、人体の移動方向を識別する移動方向識
    別センサーを備えており、監視装置は、センサーの出力
    情報を特定する手段と前記特定した情報を処理して制御
    する手段と警報出力する手段とで構成されており、監視
    モードは前記特定したセンサーの出力情報をプログラム
    にもとずいて処理して決定すると共に、前記決定した監
    視モードにもとずいて警報出力を制御することを特徴と
    する侵入者監視方式。
  2. 【請求項2】 前記センサーを監視モードの切り替えに
    係わりのあるセンサーと、監視モードの切り替えに係わ
    りのないセンサーとに分類し、それぞれ独立した監視回
    線で監視することを特徴とする請求項1記載の侵入者監
    視方式。
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