JPH1067655A - 喘息治療用エアゾール剤 - Google Patents

喘息治療用エアゾール剤

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JPH1067655A
JPH1067655A JP8222016A JP22201696A JPH1067655A JP H1067655 A JPH1067655 A JP H1067655A JP 8222016 A JP8222016 A JP 8222016A JP 22201696 A JP22201696 A JP 22201696A JP H1067655 A JPH1067655 A JP H1067655A
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spray
asthma
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JP8222016A
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Yuko Sasao
優子 笹生
Shuji Kondo
修二 近藤
Shinzo Kobayashi
晋三 小林
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Sanofi Aventis KK
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Nippon Hoechst Marion Roussel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有効成分としてフロセミドを含有する、患部
到達率が高く、安全性に優れた喘息治療用エアゾール剤
であって、噴射剤としてオゾン層を破壊する懸念のない
液化ガスを使用した製剤を提供することを目的とする。 【解決手段】 フロセミド粒子および液化1,1,1,2,
3,3,3−ヘプタフルオロプロパンからなる喘息治療用
エアゾール剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、喘息治療用エアゾ
ール剤に関する。さらに詳しくは本発明はフロセミドを
有効成分とし1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプ
ロパンを噴射剤とする喘息治療用定量噴霧式エアゾール
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】定量噴霧式エアゾールは、主に喘息治療
に適した投与方法として広く使用されてきた。定量噴霧
式エアゾールは高圧充填された液化ガスが噴射時に気化
し、微細な薬物粒子を発生させる携帯性に富んだ装置で
ある。しかし従来より噴射剤(液化ガス)として使用さ
れてきたクロロフルオロカーボン(Chlorofluorocarbo
n:CFC)はオゾン層の破壊の原因となることが懸念
され、モントリオール条約により近年全世界的にその使
用および製造が禁止されることとなった。これらの情勢
により医療用におけるCFCの使用も事実上難しくなっ
た。フロセミドを有効成分とする喘息治療用定量噴霧式
エアゾール剤においてもCFCが噴射剤として開発さ
れ、その剤形で治験を行ったが、将来にわたりCFCの
使用が望めない状況下で新しい製剤の考案を余儀なくさ
れた。
【0003】喘息治療用吸入方法には、主に定量噴霧式
エアゾール剤、ドライパウダースプレーおよびネブライ
ザーがあるが、いずれの方法を用いても有効成分の患部
への十分な到達には患者の訓練がかなり必要とされる。
現在喘息治療用吸入方法をおこなっている患者のなか
で、定量噴霧式エアゾール剤を用いている患者が一番多
いことから、慣れている定量噴霧式エアゾール剤とする
ことが最も患者への適用に伴う負担が軽いと考えられる
ため、CFCを含まない噴射剤を用いたフロセミドを有
効成分とする喘息治療用定量噴霧式エアゾール剤を開発
するに至った。
【0004】現在医療用吸入剤として期待されている噴
射剤は1,1,1,2−テトラフルオロエタン(1,1,1,
2−tetrafluoroethane:HFA134A)及び1,1,1,2,
3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(1,1,1,2,3,
3,3−heptafluoropropane:HFA227)の2種類があ
る。これらの噴射剤および添加剤を加えた製剤の特許出
願も多数存在する。例えば、特開平7−53353はフ
ロセミドなどの難溶性の微粒子化薬剤を両性界面活性剤
でコーティングし、HFA227に分散懸濁した製剤を
開示している。しかし、この製剤は微粒子コーティング
の工程の経済性と工業化が今後の課題である。特開平5
−279249には医薬、HFA227および医療用エ
アゾール剤として使用前例のある界面活性剤からなる医
薬エアゾール製剤が開示されている。しかし、これらの
界面活性剤を溶解するために多量のアルコール等の補助
溶剤を添加しなくてはならない等、安全性の面で危惧が
ある。さらに、保存安定性や容器のシーリングマテリア
ルに対する問題点も解決できない。シーリングマテリア
ルとは、缶とバルブの密閉性をよくするために用いられ
るゴム(天然ゴム)などのことである。特開平5−50
3523は新規な界面活性剤であるフッ素化界面活性剤
を使用するエアゾール剤の製造法を開示しているが、こ
こでもこれら添加物の安全性が確認されていない。特表
平6−511235はHFA227を用いた処方におい
て補助溶剤を使用せずに賦形剤を添加している例が記載
されているが、使用している賦形剤は、すべて医療用エ
アゾール剤の添加剤として使用前例のないものであり、
その安全性が危惧される。また、賦形剤を添加していな
いものについては、その噴霧均一性およびバルブの作動
性等、実用性の実証にかけるものである。
【0005】フロセミドは、化学名を4−クロロ−N−
フルフリル−5−スルファモイルアントラニル酸(4−
chloro−N−furfuryl−5−sulfamoylanthranilic aci
d)といい、ヘキスト社(ドイツ連邦共和国)で開発さ
れた塩類利尿薬であり、利尿剤または降圧剤として広く
臨床に用いられてきた。フロセミドの急性毒性(L
50、経口投与)はラットで3,000mg/kg、ウサギ
で800mg/kg、イヌで2,000mg/kgであり、安全
に使用される。
【0006】特公平7−20862ではイタリアのビア
ンコらにより、フロセミドを喘息患者に局所投与したと
きの運動誘発、蒸留水誘発、抗原誘発試験等における効
果が報告され、静脈注射投与におけるモルモット気道収
縮およびPCA反応の際の血管透過性亢進を抑制する等
の抗喘息、抗アレルギー作用を有することが確認されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
はフロセミドを有効成分として、CFCにとって代わる
噴射剤を用い、他の添加剤を用いないさらに効果のある
新たな喘息治療用エアゾール剤を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はフロセミド粒子
および液化HFA227からなる喘息治療用エアゾール
剤よりなる。本発明の製剤は、フロセミド粒子2〜4重
量%(以下同じ)、および液化HFA227を96〜9
8%含有する。フロセミド粒子の粒径は0.5〜7μm
の範囲が好ましい。
【0009】本発明の製剤は、粉砕および噴霧乾燥法に
より医療用吸入剤に適した粒径0.5〜7μmの範囲に
調製したフロセミド粒子に、噴射剤として液化HFA2
27を加え懸濁させることにより容易に製造される。
【0010】従来、CFCを噴射剤として用いた定量噴
霧式エアゾール剤は、1種類もしくは2種類以上の医療
吸入剤用の界面活性剤を添加して、その懸濁した薬物の
分散性及びバルブの作動性を補助していた。しかし、本
発明のエアゾール剤はこれらの界面活性剤を含有しな
い。これら界面活性剤をHFA227に溶解するには、
かなり多量のエタノール等の補助溶剤が必要となり、吸
入時の局所刺激性を助長する副作用をおこす場合があ
る。また、新規な界面活性剤および賦形剤は、使用前例
がないためいずれも安全性に疑問が残る。一方、本発明
のフロセミドを有効成分として用いた喘息治療用定量噴
霧式懸濁エアゾール剤は、その有効量を投与するために
薬物を固体状態で2〜4%含有する懸濁液とする必要が
ある。
【0011】本発明者らは種々検討の結果、フロセミド
はHFA227に対し“ぬれ”が良く、良好な分散性を
有することを知った。ここで、“ぬれ”とは噴射剤への
薬物のなじみやすさを意味する。そこで界面活性剤等の
添加剤を用いることなく、フロセミドに噴射剤としてH
FA227を加えた製剤を調製することができた。この
製剤を耐圧ガラス瓶に充填し、その分散性、沈降速度お
よび再分散性を測定した。対照として特表平6−511
235で実施例としてあげられているベクロメタゾンジ
プロピオネートとHFA227との懸濁液について、同
様の試験を行った。その結果は、対照製剤では薬物が浮
遊分離し、定量噴霧式エアゾール剤としては不適である
ことがわかった。一方、フロセミドとHFA227との
懸濁液は、驚くべきことに分散性および再分散性に良好
な結果を示すことがわかった。
【0012】従来、界面活性剤は定量バルブの潤滑剤と
して処方されてきた。本発明の喘息治療用エアゾール剤
はパウダー濃度の高い製剤であり、定量バルブを使用し
た場合、詰まるなどのバルブの作動性に懸念が生じた。
定量バルブとは、1回に一定量づつ噴射剤とフロセミド
の懸濁液を噴霧するエアゾール剤用のポンプのことであ
る。本発明の喘息治療用エアゾール剤は、とくに界面活
性剤を使用していないことからバルブの作動性に影響
し、良好な噴霧量均一性及び噴霧含量均一性が得られな
いことが予想された。そこで、本発明の喘息治療用エア
ゾール剤を調製し、噴霧量均一性及び噴霧含量均一性試
験をおこなった。その結果、驚くべきことに潤滑剤とし
ての界面活性剤を全く用いていないにも拘わらず、噴霧
精度および噴霧含量について、市販されているCFCを
用いたエアゾール剤と同等もしくはそれ以上の結果が得
られた。
【0013】さらに、実使用における懸濁状態の安定性
を見るため、Spraytechnology & Marketing for July 1
994(p.26〜29)により示されているHFA134Aを
用いた定量噴霧式懸濁エアゾール剤における懸濁状態の
安定性を確認する方法に従い、倒立放置による噴霧含量
の安定性を測定したところ、60秒までの安定した噴霧
含量を得た。これにより、さらに実使用時の懸濁安定性
を確認することができた。さらに、本製剤を40℃で7
ヶ月間保存後、上記と同様の試験を行った。その結果、
いずれも保存開始時と比べて差がなかった。
【0014】医療用吸入剤の最も重要な条件として噴霧
後の粒子径がある。すなわち、肺到達可能な粒子径0.
5〜7μmに制約されるからである。そこで、噴霧後の
粒子径をレーザー式粒度分布径および空力学的方法によ
り測定した結果、驚くべきことに肺到達可能な粒子が1
0%以上得られていることが確認され、現在市販されて
いる定量噴霧式懸濁エアゾール剤と同等もしくはそれ以
上の結果を得た。さらに、本製剤を保存条件40℃で7
ヶ月間保存後、レーザー式粒度分布計で粒度を測定し
た。その結果、保存開始時と比べて平均粒子計に差はな
かった。
【0015】HFA227は、すでにIPACT−II
(International Parmaceutical Aerosol Consortium f
or Toxicology Testing of HFA227)においてその安全
性が確認されている。しかし、本発明のフロセミドをH
FA227に分散懸濁した喘息治療用エアゾール剤に関
しては、全く新規であるため、その局所刺激性について
確認した。本発明の喘息治療用エアゾール剤をウサギの
口腔内に14日間連続噴霧投与した結果、口腔内の肉眼
的観察ならびに口腔粘膜、気管および肺の病理組織学的
検査において異常は認められなかった。
【0016】以上、本発明の喘息治療用エアゾール剤
は、粉砕および噴霧乾燥法により調製された粒径0.5
〜7μmの範囲のフロセミド粒子を有効成分とし、噴射
剤として液化HFA227を含有し、CFCを含まない
新規な製剤であり、その実用性および安全性が確認され
た。
【0017】
【実施例】以下、本発明を製剤例および実施例により更
に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0018】製剤例 喘息治療用定量噴霧式懸濁エアゾ
ール剤の調製 喘息治療用定量噴霧式懸濁エアゾール剤を下記の組成で
調製した。 フロセミド粒子(平均粒子径 2μm):0.5g HFA227:13.5g 上記組成を缶(プレスパート社製、C326:28ml容、
20mm)およびバルブ(シークィストバロワ社製 DF10
/100 ACT HFA227仕様)を用いて充填した。
【0019】実施例1 噴霧量均一性および噴霧含量均
一性の試験 上記製剤例により調製された喘息治療用定量噴霧式懸濁
エアゾール剤について、噴霧量均一性および噴霧含量均
一性試験を行った(以下、試験はいずれも室温で行っ
た)。噴霧量均一性試験として各1回ごとの噴霧量を秤
量し、その平均に対するバラツキを算出した。噴霧含量
均一性試験として本製剤を5秒間振盪した後、エアゾー
ル捕集瓶に1噴霧ずつ噴霧し、メタノールにて捕集瓶中
のフロセミドを溶解し、正確に50mlとし試料溶液とし
た。別に、標準溶液としてフロセミド20mgを採り、メ
タノールで正確に200mlとした。試料溶液および標準
溶液についてHPLC(Water社製)にて各噴霧中のフ
ロセミド含有量を測定した。HPLC条件は以下の通り
である。 移動相/0.05Mリン酸水素アンモニウム:アセトニトリ
ル(32:68) 検出法/UV254 流 速/1.0ml/min カラム/nucleosil 5C18:4.6×150mm 試験結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】これらの結果、潤滑剤として界面活性剤を
全く用いていないにも拘わらず、噴霧精度および噴霧含
量について、市販されているCFCを用いたエアゾール
剤と同等以上の結果が得られた。さらに、上記製剤例に
より調製された喘息治療用定量噴霧式懸濁エアゾール剤
について、40℃で7ヶ月間保存した後、噴霧量均一性
および噴霧含量均一性試験を上記と同様な方法で行っ
た。その結果、いずれも保存開始時と比べて差がなかっ
た。
【0022】実施例2 粒度分布の測定 製剤例により調製された喘息治療用定量噴霧式懸濁エア
ゾール剤の粒度分布の測定を下記の如く行った。 (1) レーザー式粒度分布測定:日本電子社HELOS乾
式粒度測定装置を用いて測定した。その 結果は平均粒
子計3μm以下であった。さらに、上記製剤を40℃で
7ヶ月間保存後に、同様の試験を行ったところ、保存開
始時と比べて差がなかった。 (2) カスケードインパクター:アンダーセン式装置を用
いて60l/mlの吸引速度で行った。その 結果は4.8
μm以下の粒子10%以上であった。 (3) Twin Impinger:British Pharmacopeia (1993)(Ap
paratus A)に従い、試験を行なった。その結果は肺到
達量に相当する粒子は10%以上であった。
【0023】実施例3 分散性および分離速度の比較試
験 上記製剤例により調製された喘息治療用定量噴霧式懸濁
エアゾール剤をエアゾール剤検討用耐圧ガラス容器に充
填した。別に特表平6−511235の実施例XXIIに記
載の通り、ベクロメタゾンジプロピオネート0.1%お
よびHFA227を99.9%の割合で同様の容器に充
填し、各々の分散性及び分離速度の比較試験を行った。
分散性試験は各々の製剤を30秒振盪分散させた後の分
散状態を肉眼にて観察した。分離速度試験は各々の製剤
を30秒振盪分散させた後、静置し、20秒後の薬物と
液の分離を測定した。試験結果を表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】以上の結果から、本発明の喘息治療用定量
噴霧式懸濁エアゾール剤は、他の製剤と比較しても、そ
の分散性および分離速度の点で優れていることが確認さ
れた。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、患部到達率が高く、治
療効果の優れた喘息治療用エアゾール剤が得られる。本
発明の喘息治療用エアゾール剤は、噴射剤として安全性
の高い液化HFA227を使用し、界面活性剤など他の
薬剤を使用する必要がないので安全性に優れている。さ
らに、噴射剤としてオゾン層の破壊の原因になることが
懸念されるCFCを使用しないので、地球環境を破壊す
る恐れがないという利点を有する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロセミド粒子および液化1,1,1,2,
    3,3,3−ヘプタフルオロプロパンからなる喘息治療用
    エアゾール剤。
  2. 【請求項2】 フロセミド粒子の粒径が0.5〜7μm
    の範囲である請求項1に記載の喘息治療用エアゾール
    剤。
  3. 【請求項3】 フロセミド粒子の含量が全重量の2〜4
    %である請求項1または請求項2に記載の喘息治療用エ
    アゾール剤。
  4. 【請求項4】 喘息治療用定量噴霧式懸濁エアゾール剤
    である請求項1ないし請求項3のいずれかの項に記載の
    喘息治療用エアゾール剤。
  5. 【請求項5】 他の添加剤を含まない請求項1ないし請
    求項4のいずれかの項に記載の喘息治療用エアゾール
    剤。
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PCT/JP1997/002907 WO1998007419A1 (fr) 1996-08-23 1997-08-21 Aerosol pour le traitement de l'asthme
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JPH0720862B2 (ja) * 1989-01-27 1995-03-08 ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト 吸入用喘息治療剤
JP2769925B2 (ja) * 1990-10-18 1998-06-25 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー ベクロメタゾン17,21ジプロピオネートを含んで成るエアロゾル製剤
DE4323636A1 (de) * 1993-07-15 1995-01-19 Hoechst Ag Arzneistoffzubereitungen aus umhüllten, schwerstwasserlöslichen Arzneistoffen für Inhalationsarzneiformen und Verfahren zu ihrer Herstellung

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AU3867597A (en) 1998-03-06
WO1998007419A1 (fr) 1998-02-26

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